JPH10258484A - フィルムおよびその製造方法 - Google Patents

フィルムおよびその製造方法

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JPH10258484A
JPH10258484A JP6622397A JP6622397A JPH10258484A JP H10258484 A JPH10258484 A JP H10258484A JP 6622397 A JP6622397 A JP 6622397A JP 6622397 A JP6622397 A JP 6622397A JP H10258484 A JPH10258484 A JP H10258484A
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JP
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resin
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JP6622397A
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Keiji Takeda
恵司 竹田
Tomoko Miyazaki
朋子 宮崎
Jiro Amano
慈朗 天野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高度な透湿性能を有するとともに、高い防水性
能を有したフィルムを得ること。 【解決手段】2種類の非多孔質樹脂層が積層してなり、
樹脂B層側の結露量に対する樹脂A層側の結露量の比が
2以上であり、かつ、樹脂A層の厚みが0.1〜10μ
m、樹脂B層の厚みが5〜50μmであることを特徴と
するフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透湿性フィルムに
関する。さらに詳しくは、高度な透湿性能を有するとと
もに、高い防水性能を具備したフィルムとその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被膜を利用した透湿防水素材にお
ける透湿性を向上させる手段として、被膜層の透湿性を
向上させる方法は有効な手段とされていた。
【0003】非多孔膜の場合、膜自身の親水化、ソフト
セグメント部分への立体ヘリックス構造間隙付与などに
よる高透湿化が行われていた。また、多孔膜の場合、気
孔率を高くすることによる高透湿化などが行なわれてい
た。
【0004】近年、快適性の観点から衣服内の結露によ
るベタツキ、ムレ感の抑制を目的にさらなる高透湿化が
目指されており、透湿防水膜層のさらなる高透湿化への
アプローチ方法として非多孔膜、多孔膜のいずれの膜形
態においても薄膜化は有効な手段として実施されてい
た。
【0005】しかし、薄膜化のみでは膜強度の低下から
耐揉み、耐摩擦性の低下を引き起こし、ひいては素材自
身の防水性能を犠牲にしてしまうといった問題点がある
ことから、適応用途範囲の広い透湿性フィルムが望まれ
ているのが現状であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した現
状を鑑み、透湿性、耐水性に優れたフィルムとその製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のフイルムは、前
記した課題を解決するため、次の構成を有する。
【0008】すなわち、2種類の非多孔質樹脂層が積層
してなり、樹脂B層側の結露量に対する樹脂A層側の結
露量の比が2以上であり、かつ、樹脂A層の厚みが0.
1〜10μm、樹脂B層の厚みが5〜50μmであるこ
とを特徴とするフィルムである。
【0009】また、本発明のフィルムの製造方法は、前
記課題を解決するため、以下の構成を有する。
【0010】すなわち、離型支持体上に被膜時の吸水膨
潤率が1%未満である樹脂Aと被膜時の吸水膨潤率が1
0%以上である樹脂Bを塗布し、前記樹脂に熱処理を施
して製膜後、離型支持体上から樹脂被膜を離型してフィ
ルムを形成することを特徴とするフィルムの製造方法で
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
を行なう。
【0012】本発明のフィルムは、2種類の非多孔質樹
脂層が積層してなり、樹脂B層側の結露量に対する樹脂
A層側の結露量の比が2以上であり、かつ、樹脂A層の
厚みが0.1〜10μm、樹脂B層の厚みが5〜50μ
mである。
【0013】本発明において、2種の非多孔質樹脂層が
積層されたとは、異なる樹脂膜が接着され重なりあって
いる状態のことをいう。
【0014】ここでいう非多孔質樹脂層の「非多孔」と
は走査電子顕微鏡(以下、SEMと略す)および透過電
子顕微鏡(以下、TEMと略す)で観察した場合、これ
らの分解能では「孔」が観察不可能な状態のことをい
い、一般的には20nm以上の「孔」が非膨潤状態で存
在しない状態をいう。
【0015】また、この場合の「孔」には製造工程など
で膜中に生じた場合の独立気泡、物理刺激により生じた
ピンホール、欠陥などは含まれない。
【0016】本発明においては、樹脂B層側の結露量に
対する樹脂A層側の結露量の比が2以上である。そして
本発明においては、結露量が大きい面側を樹脂A層側と
し、結露量が小さい面側を樹脂B層側とする。
【0017】本発明においては、樹脂A層は膜厚が0.
1〜10μmの連続層であり、樹脂A層に積層された樹
脂B層は膜厚が5〜50μmの連続層である。
【0018】本発明においては、樹脂A層側から、ある
いは樹脂B層側からの膜内部への水分の移動性に差を有
する。
【0019】具体的には、樹脂A層は水を液相では透過
させないが気相では透過させ得る樹脂層であり、樹脂B
層は水を液相でも気相でも透過させ得る樹脂層(吸水
膜)であるため水分の移動性に差を生じ得る。
【0020】樹脂B層側の結露量とは樹脂B層が水蒸気
層と接した場合、膜面への吸水量または吸湿量、樹脂B
層から樹脂A層を経て透過しうる透湿量である水蒸気排
出能力を越えた余剰水蒸気が樹脂B層面に水滴となった
量のことをいい、樹脂A層側の結露量とは樹脂A層が水
蒸気層と接した場合、膜面への吸水量または吸湿量、樹
脂A層から樹脂B層を経て透過しうる透湿量である水蒸
気排出能力を越えた余剰水蒸気が樹脂A層面に水滴とな
った量のことをいう。
【0021】本発明においては、樹脂B層側からの結露
量に対する樹脂A層側からの結露量が2以上である。そ
して、樹脂B層側からの結露量に対する樹脂A層側から
の結露量が2以上であるとは、いかなる場合においても
樹脂A層からの結露量が樹脂B層に対し2倍以上である
ことをいう。
【0022】本発明においては、樹脂A層の膜厚は0.
1〜10μmである。本発明において、膜厚が0.1μ
mより薄いと製膜の制御が困難である問題がある。ま
た、10μmを越えると透湿性が極端に低下する問題が
ある。
【0023】水を透過させない疎水性膜であり、かつ、
透湿性を損わない観点から、樹脂A層の膜厚は、0.3
〜8μmの範囲が好ましく、0.5〜5μmの範囲がよ
り好ましい。
【0024】また、本発明においては、樹脂B層の膜厚
は5〜50μmである。本発明において、樹脂B層の膜
厚が5μmより薄いとフィルムのハンドリング上の問題
がある。また、50μmを越えるとフィルムの透湿性が
低下するといった問題がある。樹脂A層の支持膜となる
必要性の観点から、樹脂B層の膜厚は10〜30μmの
範囲が好ましい。
【0025】本発明においては、積層フィルムのストレ
ッチ性を考慮して、膜厚の厚い被膜と積層した場合にお
いても、薄膜時の追随性が非常に優れているといった観
点から、樹脂A層がポリウレタン樹脂であることが好ま
しい。
【0026】本発明で用いるポリウレタン樹脂とは、ポ
リイソシアネートとポリオールを反応せしめて得られる
共重合体のことをいう。
【0027】イソシアネート成分としては、芳香族ジイ
ソシアネート、脂肪族ジイソシアネートおよび脂肪族ジ
イソシアネートの単独またはこれらの混合物を用い、例
えば、トリレン2,4−ジイソシアネート、4,4´ジ
フェニルメタンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチ
レンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソ
シアネートなどを用い、また、ポリオール成分として
は、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール
を用い、ポリエーテルポリオールはポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコールなどを用い、ポリエステルポリオールは、エ
チレングリコール、プロピレングリコールなどのジオー
ルとアジピン酸、セバチン酸などの2塩基酸との反応生
成物やカプロラクトンなどの開環重合物を用いることが
できる。その他、エーテル/エステル系、アミド系、カ
ーボネート系のものも適宜利用できる。
【0028】また、樹脂A層に用いるウレタン樹脂は、
これらの中でも水と接した場合において膨潤性の低いも
のが好ましい。
【0029】また、樹脂B層は水を液相でも気相でも透
過させ得る膜であるのが好ましく、吸水機能を有するエ
ラストマーが用いるのが好ましい。
【0030】本発明で使用するエラストマーとしては、
スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、
ウレタン系エラストマー、エステル系エラストマー、ポ
リアミド系エラストマーなどを使用できる。
【0031】具体的には、スチレン系エラストマーとし
ては、ポリブタジエンとポリスチレンとの共重合体やポ
リイソプレンとポリスチレンとの共重合体など、オレフ
ィン系エラストマーとしては、エチレン・プロピレン・
メチレンとポリプロピレンとの共重合体、ウレタン系エ
ラストマーとしては、短鎖グリコールが結合したジイソ
シアナートと長鎖ポリオールが結合したジイソシアナー
トとの共重合体、エステル系エラストマーとしては、ポ
リエチレンテレフタレートと高分子量ポリエチレンエー
テルグリコールとの共重合体やポリブチレンテレフタレ
ートと高分子量ポリアルキレンエーテルグリコールとの
共重合体など、ポリアミド系エラストマーとしてはナイ
ロン6とポリエーテルとの共重合体などの親水化された
ものを使用できる。
【0032】特に、ウレタン系エラストマー、エステル
系エラストマー、ポリアミド系エラストマーなどの水膨
潤性エラストマーを好ましく使用できる。
【0033】吸水膨潤による構造弛緩、強度低下を考慮
に入れると、吸水性のエラストマーが好ましく、その中
でもウレタン系エラストマーが特に好ましい。
【0034】本発明において、フィルムに結露した場合
の快適性と広い適応範囲の観点から、樹脂B面側からの
透湿性が30000g/m2・24hr以上であるのが
好ましい。
【0035】本発明における透湿性とは、JIS L 1
099 酢酸カリウム法での透湿性を評価したもののこ
とをいう。
【0036】この方法は特に発汗量が多く、衣服内が結
露した状態での透湿を想定したものである。
【0037】通常、汗は水蒸気の形で衣服内から樹脂層
を通して衣服外に排出されるため、衣服内で結露してい
ない状態では、従来素材でも十分に対応できる範囲にあ
る。
【0038】しかし、発汗量が多くなり、衣服内で結露
が生じるまでの状態になると液体水と接した系となり、
結露した汗をいかに衣服外へ排出するかが大きな問題と
なり、より多く透湿する必要が出てくる。
【0039】次に、本発明のフィルムの製造方法につい
て説明する。
【0040】本発明のフィルムの製造方法は離型支持体
上に被膜時の吸水膨潤率が1%未満である樹脂Aと被膜
時の吸水膨潤率が10%以上である樹脂Bを塗布し、熱
処理、製膜後、離型支持体上から樹脂被膜を離型するも
のである。
【0041】本発明で用いる離型支持体とは、タフタ織
物、フィルム、紙など、表面が平滑で、しかもその表面
が支持上に形成させる樹脂膜に対し、親和性が低いもの
のことをいう。通常は、シリコーン樹脂を塗布した離型
紙やフィルム、ポリプロピレンをラミネートした離型紙
などを好ましく利用できる。
【0042】本発明において、被膜時の吸水膨潤率が1
%未満である樹脂とは、膜厚30μmの樹脂単独被膜を
水に浸漬した際に、線膨潤率が1%未満であるもののこ
とをいい、樹脂自身の吸水性が非常に低いことを意味す
る。
【0043】また、被膜時の吸水膨潤率が10%以上で
ある樹脂とは、膜厚30μmの樹脂単独被膜を水に浸漬
した際に、線膨潤率が10%以上であるもののことをい
い、樹脂自身の吸水性が非常に高いことを意味する。離
型支持体上に樹脂A層と樹脂B層を塗布させるとは、離
型支持体上に樹脂Aを被膜化し、ついで積層する形で樹
脂B被膜を形成させること、または樹脂Bを被膜化し、
ついで積層する形で樹脂A層被膜を形成させることをい
う。
【0044】一般的には、樹脂溶液をナイフオーバーロ
ールコーティング、ダイレクトロールコーティング、リ
バースロールコーティング、グラビアコーティングなど
のコーティング処方を用い、所望の膜厚となるように塗
布量を適宜設定して塗布し、温度50℃〜150℃で、
0.5分〜10分間の条件で乾燥、被膜化せしめるのが
好ましい。
【0045】被膜化の際、耐溶剤性、膜強度を向上させ
る目的で適宜、樹脂溶液に架橋剤としてイソシアネート
化合物を併用することが好ましい。
【0046】イソシアネート化合物としては、2,4−
トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシ
アネート、イソフォロンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネートまたはこれらのジイソシアネート
類3モルと活性水素を含有する化合物、1モルとの付加
反応によって得られるトリイソシアネート類などを使用
できる。
【0047】これらのイソシアネート類は、イソシアネ
ート基が遊離した形のものであっても、あるいはフェノ
ール、メチルエチルケトオキシムなどを付加させること
により安定させ、その後の熱処理によりブロックを解離
させる形のものであってもよく、作業性や用途により適
宜使い分ければよい。
【0048】以上の方法により、フィルムを作製するこ
とができ、離型支持体から剥離させることでフィルム単
独での利用が可能となる。
【0049】かかる構成から本発明における作用は疎水
性被膜を薄膜化することにより高透湿性とし、薄膜化に
よる膜強度低下からの耐水圧低下を吸水性樹脂で補い、
吸水性樹脂の低耐水圧を疎水性被膜(耐水薄膜)で補う
相互補完機能により達成されると考えられる。
【0050】また、結露量の差によって表されるよう
に、フィルムの表裏からの吸水性または吸湿性、透湿性
に異方性を発現させること、結露時を想定した透湿性が
30000g/m2・24hr以上であることにより、
あらゆる条件下での快適性を得ることができる。
【0051】本発明は透湿防水用フィルムとして、ま
た、衣料素材に利用すればフィッシング、登山衣などの
アウトドアウェア、スキー関連ウェア、ウインドブレー
カー、アスレチックウェア、ゴルフウェアレインウェ
ア、カジュアルコートなどのほか、屋外作業着、手袋、
靴などにも用いることができる。
【0052】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細に
説明する。
【0053】なお、本発明における評価方法について以
下に示す。
【0054】[透湿性]JIS L 1099 酢酸カリ
ウム法に準じて測定した。
【0055】[膜面の結露量] 1.70℃を熱湯を500mlビーカーに満たし、水面と
膜面を一定間隔あけ、片面がビーカー側になるようにし
て、室温で3分放置する。
【0056】2.放置後、ビーカー側に面した膜面に生
じた液滴重量を測定した。A層側およびB層側からの結
露量を測定し、B層に対するA層の結露量比を算出し
た。
【0057】[膜厚測定]フィルム断面をSEM観察
し、膜−膜界面から各樹脂層表面までの長さの平均を各
樹脂層の膜厚とした。
【0058】[吸水膨潤率] 1.バットに満たした水(23℃)中に膜厚30μmの
樹脂単独膜を24Hr浸 漬した。
【0059】2.浸漬後、膜膨潤による直線方向の長さ
変化率(線膨潤率)を吸水膨潤率とした。
【0060】[実施例1]吸水膨潤率1%の疎水性ポリ
ウレタンエラストマーをDMF:MEK(重量比=1:
3)に溶解し、10重量%の樹脂溶液を調整した。樹脂
重量に対し、架橋剤である芳香族系ポリイソシアネート
を9部、反応促進剤であるアミン成分を2部添加し樹脂
A溶液とした。
【0061】また、吸水膨潤率17%の吸水性ポリウレ
タンエラストマー100部にメチルエチルケトン30部
を加え、樹脂B溶液を調整した。樹脂A溶液を離型フィ
ルム上に塗布し、120℃で5分間乾燥、150℃で5
分間硬化し、樹脂A層を形成した。
【0062】ついで、形成した樹脂A層上に樹脂B溶液
を塗布し、120℃で5分間乾燥することにより被膜を
作製した。
【0063】離型フィルムから剥離させることで本発明
のフィルムが得られた。樹脂A層の膜厚は2.8μm、
樹脂B層の膜厚は10.3μmであった。
【0064】表1に示すように透湿性は84、500g
/m2・24hrと透湿性に優れ、A層側からの結露量
に対するB層側からの結露量比が3.8と表裏差を有し
たフィルムであった。
【0065】
【表1】 [実施例2]樹脂B層の膜厚が20μmとなるよう塗布
する以外は実施例1と同じ方法でフィルムを製造した。
【0066】樹脂A層の膜厚は2.8μm、樹脂B層の
膜厚は20.1μmであった。
【0067】表1に示すように透湿性は56、000g
/m2・24hrと透湿性に優れ、A層側からの結露量
に対するB層側からの結露量比が5.3と表裏差を有し
たフィルムであった。
【0068】[実施例3]樹脂B層の膜厚が30μmと
なるよう塗布する以外は実施例1と同じ方法でフィルム
を製造した。
【0069】樹脂A層の膜厚は2.8μm、樹脂B層の
膜厚は31.0μmであった。
【0070】表1に示すように透湿性は38、000g
/m2・24hrと透湿性に優れ、A層側からの結露量
に対するB層側からの結露量比が6.0と表裏差を有し
たフィルムであった。
【0071】[実施例4]樹脂A層の膜厚が6μmとな
るよう塗布する以外は実施例1と同じ方法でフィルムを
製造した。
【0072】樹脂A層の膜厚は6.2μm、樹脂B層の
膜厚は10.1μmであった。
【0073】表1に示すように透湿性は50、100g
/m2・24hrと透湿性に優れ、A層側からの結露量
に対するB層側からの結露量比が7.6と表裏差を有し
たフィルムであった。 [比較例1]樹脂A層の膜厚0.08μmとする以外は
実施例1と同じ方法でフィルムを製造した。
【0074】樹脂A層の膜厚は欠点のため測定不能、樹
脂B層の膜厚は10.1μmであった。
【0075】表1に示すように透湿性に優れるが、A層
が薄く膜に欠陥が存在するためA層側からの結露量に対
するB層側からの結露量比が小さく、表裏差がほとんど
ないフィルムであった。
【0076】[比較例2]樹脂A層の膜厚12μmとす
る以外は実施例1と同じ方法でフィルムを製造した。
【0077】樹脂A層の膜厚は11.8μm、樹脂B層
の膜厚は10.3μmであった。
【0078】表1に示すように疎水性である樹脂A層が
厚いため透湿性が低く、A層側からの結露量に対するB
層側からの結露量比が大きい表裏差があるフィルムであ
った。
【0079】[比較例3]樹脂B層の膜厚3μmとする
以外は実施例1と同じ方法でフィルムを製造した。
【0080】樹脂A層の膜厚は2.8μm、樹脂B層の
膜厚は2.8μmであった。
【0081】表1に示すように透湿性に優れるが、B層
が薄いため、A層側からの結露量に対するB層側からの
結露量比が小さく、また、ハンドリング性の悪い表裏差
がほとんどないフィルムであった。
【0082】[比較例4]樹脂B層の膜厚60μmとす
る以外は実施例1と同じ方法でフィルムを製造した。
【0083】樹脂A層の膜厚は61.0μm、樹脂B層
の膜厚は2.8μmであった。
【0084】表2に示すようにで親水性ではあるが樹脂
A層が厚いため透湿性が低く、A層側からの結露量に対
するB層側からの結露量比が大きい表裏差があるフィル
ムであった。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、高度な透湿性能を有す
るとともに、高い防水性能を有したフィルムを得ること
ができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2種類の非多孔質樹脂層が積層してなり、
    樹脂B層側の結露量に対する樹脂A層側の結露量の比が
    2以上であり、かつ、樹脂A層の厚みが0.1〜10μ
    m、樹脂B層の厚みが5〜50μmであることを特徴と
    するフィルム。
  2. 【請求項2】樹脂A層がポリウレタン樹脂、樹脂B層が
    エラストマーから形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のフィルム。
  3. 【請求項3】樹脂B層側からの透湿性が30000g/
    2・24hr以上であることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のフィルム。
  4. 【請求項4】離型支持体上に被膜時の吸水膨潤率が1%
    未満である樹脂Aと被膜時の吸水膨潤率が10%以上で
    ある樹脂Bを塗布し、前記樹脂に熱処理を施して製膜
    後、離型支持体上から樹脂被膜を離型してフィルムを形
    成することを特徴とするフィルムの製造方法。
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