JPH1025878A - 金属製角型筒および建造物用下地構造 - Google Patents

金属製角型筒および建造物用下地構造

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JPH1025878A
JPH1025878A JP27936096A JP27936096A JPH1025878A JP H1025878 A JPH1025878 A JP H1025878A JP 27936096 A JP27936096 A JP 27936096A JP 27936096 A JP27936096 A JP 27936096A JP H1025878 A JPH1025878 A JP H1025878A
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metal plate
shaped bent
bent portion
metal
longitudinal direction
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JP27936096A
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Inventor
Takao Sato
隆夫 佐藤
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Sato Katakoh Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Sato Katakoh Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角型筒における接続部の外れを効果的に防止
することにより、下地材としての信頼性を確保できるよ
うにする。 【解決手段】 所定の幅に切断された金属板Pを四角筒
状に折曲して構成され且つその両端が一面において接す
るようにするとともに、前記金属板Pの一方の端部を内
側に折曲し、さらにその先端部を外側に向かって折曲し
てなるJ字状折曲部3と、前記金属板Pの他方の端部を
内側にU字状に折曲してなるU字状折曲部4とを連続し
て嵌合圧着せしめて長手方向に連続する接続部2を形成
し、該接続部2におけるU字状折曲部4の基端から内側
に向かってコの字状に突出し且つ前記J字状折曲部3に
側端面に接するリブ5を長手方向に連続して形成して、
該リブ5により角型筒の剛性を強化するとともに、前記
接続部2の外れを確実に防止し得るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、建築物の内装工事に
おいて金属製下地材として使用される金属製角型筒およ
びこれを用いた建造物用下地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の内装工事に使用される金属製下
地材として一般的に普及しているものは、日本工業規格
JISA6517建築用鋼製下地材(壁、天井、床)に
規定されており、壁材として規定されているスタッドと
しては、断面コの字状を呈しているものが知られてい
る。この壁材用スタッドは、三面は金属に囲まれている
が、残る一面は開放部分となっているため、開放部分の
対面する面に単独または複数個のフレ止め通し穴を設
け、フレ止め用のチャンネルをこれに通して下地材の補
強をしなくては使用できないという不具合があった。
【0003】この開放部分は、別の部材であるスペーサ
を嵌め込んではずれないようにするため、コの字形状の
端部が互いに内側に向くようにオーバーベンド形状にし
ている。
【0004】このオーバーベンド形状にされた面は、両
面とも当然ボード貼り面となるので、そのために開放部
分にオーバーベンドを矯正するスペーサが嵌め込まれる
が、スペーサが嵌め込まれる部分は点であり、それ以外
の部分ではオーバーベンドの状態のままになっている。
この場合、オーバーベンド状態のままとなっている部分
にボードとボードとの継ぎ目がくると、継ぎ目に段差が
できる目違いが生ずるという不具合もある。
【0005】また、従来から良く知られている金属製の
床下地材としては、日本工業規格JISA6519体育
館用鋼製床下地がある。
【0006】また、コンピュータルーム等のOAフロア
用として開発された特殊構造の床下地材も知られてい
る。
【0007】さらに、建築物(特に、一般住宅用)の床
下地構造として従来から良く知られているものには、例
えば床下スラブ上に木製の大引を配置し、該大引上に交
叉して木製の根太を配置し、その上に床材を配置するよ
うにしたものがあり、この場合、シロアリ対策として木
製の大引および根太にシロアリ駆除用の薬品を染み込ま
せて使用する場合が多い。
【0008】ところで、近年、建築物(特に、高層建築
物)における各階の高さを低くすることにより、有効階
層数を多くする試みがなされてきており、そのために
は、床下地構造の低床化が求められている。
【0009】ところが、上記した体育館用鋼製床下地材
を用いた床下地構造の場合、体育館用に限定されている
ため構造上から低床化が困難であるばかりでなく、汎用
性に欠けるとともに高コストであるため一般に普及しに
くいという問題がある。
【0010】また、OAフロア用のものは、床下スラブ
と床材との間に複雑な構造を有する多くの支持部材を介
設することとされており、各支持部材と床材との結合部
は、床材下面に特殊な加工を施して支持部材の上端を嵌
め込む構造とされるところから、構造の複雑化を余儀な
くされるとともに、部品点数および加工工数も多くな
り、コストアップをまぬがれないという問題がある。ま
た、各支持部材の高さ調整に多くの手間がかかるところ
から作業性も悪くなる。しかも、OAフロア専用である
ため汎用性に欠け、一般に普及しにくいという問題もあ
る。
【0011】さらに、木製の大引と根太との組み合わせ
による床下地構造を構成する場合、床下地構造の低床化
に限界があるとともに、構成自体が複雑となり、組立作
業も複雑とならざるを得ないという問題がある。しか
も、使用木材に薬品を染み込ませるだけでは、シロアリ
対策としては完全ではないという不具合も存する。さら
に、有限な木材資源の使用をできるだけ少なくする、所
謂省資源を図るべき時代に逆行するものといえる。
【0012】なお、一般住宅において、金属製の床下地
材が使用されていなかった大きな理由の一つに、構造お
よび施行方法等が複雑なため大工が使用を好まないこと
が挙げられる。
【0013】上記のような事情から、極めて構造が簡単
で、特別な技術を要することなく低コストで工事できる
金属製床下地材を用いた床下地構造への期待が高まって
いる。
【0014】そこで、近年図8に示すように、四角筒状
に形成された金属板P′の端部を四面のうちの一面にお
けるほぼ中央で互いに接続してなる鋼製角型筒1′が使
用されるようになってきている。
【0015】この従来型の鋼製角型筒1′においては、
金属板P′の一方の端部を内側に折曲し、さらにその先
端部を外側に向かって折曲してなるJ字状折曲部3′
と、前記金属板P′の他方の端部を内側にU字状に折曲
してなるU字状折曲部4′とを連続して嵌合圧着せしめ
て長手方向に連続する接続部2′が形成されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成の従来型の鋼製角型筒1′の場合、ボード貼
り面となる2面1a′,1b′(即ち、接続部2′を有
する面1c′と直交する面)の方向から一定の力X,Y
が加わった場合、あるいは継続した振動が加わった場合
には、J字状折曲部3′とU字状折曲部4′との嵌合圧
着部分が外れてしまい、下地材としての信頼性に欠ける
という不具合が存する。特に、床下等のように前記2面
1a′,1b′の方向から大きな力X,Yが作用する場
所には、採用しにくいという問題がある。
【0017】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、角型筒における接続部の外れを効果的に防止する
ことにより、下地材としての信頼性を確保できるように
することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願発明の金属製角型筒
では、上記課題を解決するための手段として、所定の幅
に切断された金属板Pを四角筒状に折曲して構成され且
つその両端が一面において接するようにするとともに、
前記金属板Pの一方の端部を内側に折曲し、さらにその
先端部を外側に向かって折曲してなるJ字状折曲部3
と、前記金属板Pの他方の端部を内側にU字状に折曲し
てなるU字状折曲部4とを連続して嵌合圧着せしめて長
手方向に連続する接続部2を形成し、該接続部2におけ
るU字状折曲部4の基端から内側に向かってコの字状に
突出し且つ前記J字状折曲部3に側端面に接するリブ5
を長手方向に連続して形成して、該リブ5により角型筒
の剛性を強化するとともに、前記接続部2の外れを確実
に防止し得るようにしている。
【0019】本願発明の第1の建造物用下地構造では、
上記課題を解決するための手段として、壁面を構成する
ボード12,12間に、所定の幅に切断された金属板P
を四角筒状に折曲して構成され且つその両端が一面にお
いて接するようにされており、前記金属板Pの一方の端
部を内側に折曲し、さらにその先端部を外側に向かって
折曲してなるJ字状折曲部3と、前記金属板Pの他方の
端部を内側にU字状に折曲してなるU字状折曲部4とを
連続して嵌合圧着せしめて長手方向に連続する接続部2
を形成してなり、該接続部2におけるU字状折曲部4の
基端から内側に向かってコ字状に突出し且つ前記J字状
折曲部3の側端面に接するリブ5が長手方向に連続して
形成された金属製角型筒1,1・・を前記接続部2が形
成されていない対向面1a,1bをボード貼付面とする
ように所定間隔で建て込んで、堅牢な下地構造が得られ
るようにしている。
【0020】本願発明の第2の建造物用下地構造では、
上記課題を解決するための手段として、床材6と床下ス
ラブ7との間に、所定の幅に切断された金属板Pを四角
筒状に折曲して構成され且つその両端が一面において接
するようにされており、前記金属板Pの一方の端部を内
側に折曲し、さらにその先端部を外側に向かって折曲し
てなるJ字状折曲部3と、前記金属板Pの他方の端部を
内側にU字状に折曲してなるU字状折曲部4とを連続し
て嵌合圧着せしめて長手方向に連続する接続部2を形成
してなり、該接続部2におけるU字状折曲部4の基端か
ら内側に向かってコ字状に突出し且つ前記J字状折曲部
3の側端面に接するリブ5が長手方向に連続して形成さ
れた金属製角型筒1,1・・を前記接続部2が形成され
ている面1cを縦向きとして所定間隔をおいて横置き平
行状態で介設するとともに、該各金属製角型筒1の上面
1aに、該各金属製角型筒1の両端開口10,10とと
もに作業用穴として利用される複数の切欠穴8,8・・
を長手方向に所定間隔をおいて形成し且つ前記各金属製
角型1における下面1bと前記床下スラブ7とを、前記
両端開口10,10の口縁部および前記各切欠穴8の下
方部において複数の固定ピン9,9を介して結合して、
極めて簡単な構成および作業により堅牢な床下地構造が
得られるようにしている。
【0021】本願発明の第2の建造物用下地構造におい
ては、前記金属製角型筒1の下面1bと前記床下スラブ
7との間に、前記固定ピン9,9によって共縫いされ且
つ互いにテーパ面13a,14aで相接する上下一対の
調整ピース13,14をスライド可能に介設した場合、
金属製角型筒1の水平調整を容易に行い得るとともに固
定ピン9,9による金属製角型筒1と床下スラブ7との
結合度をさらに強化し且つ緩衝作用による床軋みの防止
に寄与し得る点で好ましい。その場合において、前記調
整ピース13,14に、スライド方向に延び且つ互いに
スライド自在に嵌合し合う凸条17および凹溝18をそ
れぞれ形成すれば、調整ピース13,14のスライド方
向と直交する方向への位置ずれが防止できる点でより好
ましく、さらに、前記上部調整ピース13のスライド方
向先端部に、スライド方向と直交するように部分的に切
除してなるマーク基準端19,19と該マーク基準端1
9,19より突出し且つ前記両調整ピース13,14を
結合する位置決め用ネジ21の止着部となる位置決め用
突部20とを形成すれば、調整ピース13,14の位置
決めが容易に得られる点でより好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について説明する。
【0023】第1の実施の形態 図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる金属製角型筒およびこれを用いた建造物用下地構造
(即ち、壁下地構造)が示されている。
【0024】この金属製角型筒1は、図1に示すよう
に、所定の幅に切断された金属板Pをその両端が1面の
ほぼ中央部において接するように四角筒状に折曲して構
成されており、前記金属板Pの一方の端部を内側に折曲
し、さらにその先端部を外側に向かって折曲してなるJ
字状折曲部3と、前記金属板Pの他方の端部を内側にU
字状に折曲してなるU字状折曲部4とを連続して嵌合圧
着せしめて長手方向に連続する接続部2を有している。
【0025】そして、この金属製角型筒1には、前記型
接続部2におけるU字状折曲部4の基端から内側に向か
ってコの字状に突出し且つ前記J字状折曲部3の側端面
に接するリブ5が長手方向に連続して形成されている。
このように構成したことにより、金属製角型筒1におい
て前記接続部2が形成されている面(即ち、側面)1c
と直交する2面1a,1bの方向から大きな力X,Yが
加わった場合、あるいは継続した振動が金属製角型筒1
に作用した場合において、接続部2におけるJ字状折曲
部3とU字状折曲部4との嵌合圧着部が外れようとして
も、前記リブ5に規制されることとなる。従って、接続
部2の外れが確実に防止されることとなる。また、前記
リブ5は金属製角型筒1の剛性をも強化する。
【0026】次に、上記構成の金属製角型筒を壁面下地
材として使用する場合について具体的に説明する。
【0027】まず、図2に示すように、例えば天井スラ
ブ面と床面とにコの字状のランナー11,11をそれら
の開放側が対向するようにして配設する。
【0028】次に、上記構成の複数の金属製角型筒1,
1・・の上下端を上下のランナー11,11に嵌め込ん
でいき、金属製角型筒1,1・・をランナー11,11
の流れ方向(即ち、図2の矢印A,B方向)に所定間隔
で建て込む。この時、各金属製角型筒1において接続部
2が形成されている面1cと該面1cに対向する面(即
ち、側面)1dは同方向(即ち、ランナー11,11の
流れ方向)に向けられる。このようにすると、ランナー
11,11のスパン方向に平行して各金属製角型筒1に
おけるボード貼付面1a,1bが並ぶこととなる。
【0029】その後、ボード貼付面1a,1bのいずれ
かに対してドライウォールスクリュー(小ビス)を用い
て上貼り用のボード12が張設される。
【0030】上記のようにして得られた壁下地構造の場
合、金属製角型筒1に対してボード貼付面1a,1b方
向からの力が作用しても、接続部2を構成するJ字状折
曲部3とU字状折曲部4との係合がリブ5により外れ防
止されることとなるため、ボード貼付面1a,1b方向
からの力に強い極めて堅牢なものとなる。
【0031】第2の実施の形態 図3ないし図7には、本願発明の第2の実施の形態にか
かる建造物用下地構造が示されている。
【0032】この建造物用下地構造は、図3および図4
に示すように、床材6とコンクリート製の床下スラブ7
との間に金属製四角筒1,1・・を所定間隔をおいて横
置き平行状態で介設することにより構成される床下地構
造とされている。そして、この金属製角型筒1は、接続
部2が形成されている面1cを縦向きとして配置され、
上面1aが床材6の貼付面とされ、下面1bが後述する
調整ピース13,14を介して床下スラブ7との結合面
とされることとなっている。このように構成すると、薄
肉の金属板Pにより構成された金属製角型筒1を床下地
材として使用できるところから、軽量且つ堅牢で低コス
トな床下地構造が得られるとともに、金属製角型筒1と
床下スラブ7との結合時の衝撃により接続部2が外れる
ことがなくなる。
【0033】前記金属製角型筒1の上面1aには、複数
の切欠穴8が長手方向に所定間隔をおいて形成されてい
る。該切欠穴8は、金属製角型筒1と床下スラブ2との
結合時に固定ピン(本実施の形態の場合、コンクリート
ピン9)を打ち込むためのクギ打ち銃を挿入するための
作業用穴として利用されるものであり、クギ打ち銃が挿
入できる程度の開口面積があればよく、その形状は、図
示の矩形状の他、適宜なものを選択できる。なお、金属
製角型筒1の両端においては、当該部分での開口10,
10および切欠穴8が作業用穴として利用される。
【0034】前記金属製角型筒1における下面1bと前
記床下スラブ7とは、前記両端開口10,10の口縁部
および前記各切欠穴8の下方部において複数(本実施例
では、2本)のコンクリートピン9,9を介して結合さ
れるが、該各コンクリートピン9の頭部と金属製角型筒
1の下面1bとの間には、コンクリートピン9,9に共
用の金属製押さえ板15およびゴム等からなる弾性板1
6が介設されている。該金属板押さえ板15および弾性
板16は、金属製角型筒1の下面1bの横幅とほぼ同一
の横幅を有しており、コンクリートピン9の打ち込み時
において、コンクリートピン9の頭部を受け止める作用
と、金属製角型筒下面1bを押さえ付ける作用とをな
し、金属製角型筒1と床下スラブ2との結合度強化に寄
与するとともに、弾性板16の作用により床軋みが防止
される。
【0035】また、前記金属製角型筒1の下面1bと前
記床下スラブ7との間には、前記コンクリートピン9に
よって共縫いされ且つ互いにテーパ面13a,14aで
相接する上下一対の調整ピース13,14をスライド自
在に介設されている。該調整ピース13,14は、テー
パ面13a,14aで互いに接する楔形状を有してお
り、床下スラブ7側に位置する下部調整ピース14は、
床下スラブ7に対して予めノリ付けするのが好ましい。
また、調整ピース13,14の材質は、両者のテーパ面
13a,14aでの摺接抵抗を少なくし得る点から硬質
低発泡合成樹脂材とするのが望ましい。この調整ピース
13,14は、テーパ面13a,14aを互いに接した
状態での重合度により床下スラブ7と金属製角型筒1と
の隙間を埋めて金属製角型筒1の水平を出す作用をな
す。また、コンクリートピン9,9による結合時に一旦
圧縮された調整ピース13,14の反力によって金属製
角型筒1と床下スラブ7との結合度がさらに強化される
こととなる。
【0036】前記調整ピース13,14のスライド方向
両側端部には、図5に示すように、スライド方向に延び
且つ互いにスライド自在に嵌合し合う凸条17,17お
よび凹溝18,18がそれぞれ形成されている。さら
に、前記両調整ピース13,14のスライド方向長さは
同一とされており、前記上部調整ピース13のスライド
方向先端部には、スライド方向と直交するように部分的
に切除してなるマーク基準端19,19と該マーク基準
端19,19より突出する位置決め用突部20とが形成
されている。なお、前記各凸条17のスライド方向後端
部は、水平に切除してなる水平部17aとされており、
これにより、上部調整ピース13のスライド初期におい
て凸条17と床下スラブ7との接触が回避されることと
なっている。
【0037】前記マーク基準端19,19は、上下調整
ピース13,14による水平調整時において上下両調整
ピース13,14の位置合わせが完了した際に下部調整
ピース13上に位置決めマークを施す基準となるもので
ある。一方、前記位置決め用突部20は、両調整ピース
13,14の位置決め後に該位置決め用突部20から位
置決めネジ21をねじ込んで両調整ピース13,14を
結合するためのものである。
【0038】さらに、前記上部調整ピース13の裏面に
は、図6に示すように、外周部を残して中央部を矩形状
にくり抜いてなる凹部22が形成されている。なお、該
凹部22における位置決め用突部20側は開放されてい
る。
【0039】一方、前記下部調整ピース14の裏面に
は、図7に示すように、外周部を残して中央部を矩形状
にくり抜くことにより凹部23が形成されている。該凹
部23の存在により床下スラブ7の表面が平坦でない場
合にも下部調整ピース14と床下スラブ7との当接状態
を良好に確保できることとなっている。さらにまた、前
記下部調整ピース14におけるスライド方向両端の中央
部には、下部調整ピース14のセンターを出すためのセ
ンター位置決め24,25が設けられている。符号26
は前記凹部23からの空気を抜くための空気抜き溝であ
る。
【0040】上記のように構成したことにより、調整ピ
ース13,14を互いにスライドさせる際において、凸
条17,17と凹溝18,18との嵌合スライドにより
スライド方向と直交する方向への位置ずれが防止でき、
調整ピース13,14による金属製角型筒1の水平調整
が円滑且つ迅速に行えるとともに、前記マーク基準端1
9による位置決めおよび位置決め用突部20による調整
ピース13,14の位置決め結合により金属製角型筒1
の水平調整が極めて容易となる。また、前記両調整ピー
ス13,14の裏面に形成された凹部22,23により
肉厚の平均化が得られることとなり、コンクリートピン
9の打ち込み時のひび割れが防止できる。
【0041】
【発明の効果】本願発明の金属製角型筒によれば、所定
の幅に切断された金属板Pを四角筒状に折曲して構成さ
れ且つその両端が一面において接するようにするととも
に、前記金属板Pの一方の端部を内側に折曲し、さらに
その先端部を外側に向かって折曲してなるJ字状折曲部
3と、前記金属板Pの他方の端部を内側にU字状に折曲
してなるU字状折曲部4とを連続して嵌合圧着せしめて
長手方向に連続する接続部2を形成し、該接続部2にお
けるU字状折曲部4の基端から内側に向かってコの字状
に突出し且つ前記J字状折曲部3に側端面に接するリブ
5を長手方向に連続して形成しているので、該リブ5に
より角型筒の剛性が強化されるとともに、前記接続部2
の外れが確実に防止されることとなり、下地材として最
適なものとなるという優れた効果がある。
【0042】本願発明の第1の建造物用下地構造によれ
ば、壁面を構成するボード12,12間に、所定の幅に
切断された金属板Pを四角筒状に折曲して構成され且つ
その両端が一面において接するようにされており、前記
金属板Pの一方の端部を内側に折曲し、さらにその先端
部を外側に向かって折曲してなるJ字状折曲部3と、前
記金属板Pの他方の端部を内側にU字状に折曲してなる
U字状折曲部4とを連続して嵌合圧着せしめて長手方向
に連続する接続部2を形成してなり、該接続部2におけ
るU字状折曲部4の基端から内側に向かってコ字状に突
出し且つ前記J字状折曲部3の側端面に接するリブ5が
長手方向に連続して形成された金属製角型筒1,1・・
を前記接続部2が形成されていない対向面1a,1bを
ボード貼付面とするように所定間隔で建て込むようにし
ているので、極めて簡単な構成および作業により堅牢な
壁下地構造が得られることとなり、特殊な技術を有しな
い作業者(例えば、大工)でも簡単且つ低コストで工事
できるという優れた効果がある。
【0043】本願発明の第2の建造物用下地構造によれ
ば、床材6と床下スラブ7との間に、所定の幅に切断さ
れた金属板Pを四角筒状に折曲して構成され且つその両
端が一面において接するようにされており、前記金属板
Pの一方の端部を内側に折曲し、さらにその先端部を外
側に向かって折曲してなるJ字状折曲部3と、前記金属
板Pの他方の端部を内側にU字状に折曲してなるU字状
折曲部4とを連続して嵌合圧着せしめて長手方向に連続
する接続部2を形成してなり、該接続部2におけるU字
状折曲部4の基端から内側に向かってコ字状に突出し且
つ前記J字状折曲部3の側端面に接するリブ5が長手方
向に連続して形成された金属製角型筒1,1・・を前記
接続部2が形成されている面1cを縦向きとして所定間
隔をおいて横置き平行状態で介設するとともに、該各金
属製角型筒1の上面1aに、該各金属製角型筒1の両端
開口10,10とともに作業用穴として利用される複数
の切欠穴8,8・・を長手方向に所定間隔をおいて形成
し且つ前記各金属製角型筒1における下面1bと前記床
下スラブ7とを、前記両端開口10,10の口縁部およ
び前記各切欠穴8の下方部において複数の固定ピン9,
9を介して結合するようにしているので、極めて簡単な
構成および作業により堅牢な床下地構造が得られること
となり、特殊な技術を有しない作業者(例えば、大工)
でも簡単且つ低コストで工事できるとともに、低床化も
容易に達成できるという優れた効果がある。しかも、特
殊な床構造ものだけでなく、一般住宅用等にも採用可能
な汎用性を有しているという効果もある。
【0044】また、金属製角型筒1を床下地材として用
いているので、シロアリ対策としても極めて有用であ
る。
【0045】しかも、床下において金属製角型筒1,1
・・相互間に多くの空間が保持されることとなるため、
付随工事(例えば、断熱材の敷設、水道工事の配管、電
気工事の配線、床暖房の設置等)も極めて簡単に行える
という利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる建造物用
下地構造に用いられる金属製角型筒の部分斜視図であ
る。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる建造物用
下地構造を示す部分斜視図である。
【図3】本願発明の第2の実施の形態にかかる建造物用
下地構造の要部を示す断面図である。
【図4】本願発明の第2の実施の形態にかかる建造物用
下地構造の要部を示す斜視図である。
【図5】本願発明の第2の実施の形態にかかる建造物用
下地構造に用いられる調整ピースの拡大斜視図である。
【図6】本願発明の第2の実施の形態にかかる建造物用
下地構造に用いられる下部調整ピースの裏面図である。
【図7】本願発明の第2の実施の形態にかかる建造物用
下地構造に用いられる上部調整ピースの裏面図である。
【図8】従来の金属製角型筒の部分斜視図である。
【符号の説明】
1は金属製角型筒、1aは上面、1bは下面、1c,1
dは側面、2は接続部、3はJ字状折曲部、4はU字状
折曲部、5はリブ、6は床材、7は床下スラブ、8は切
欠穴、9は固定ピン(コンクリートピン)、9aは頭
部、10は開口、12はボード、13,14は調整ピー
ス、13a,14aはテーパ面、15は金属製押さえ
板、16は弾性板、17は凸条、18は凹溝、19はマ
ーク基準端、20は位置決め用突部、21は位置決め用
ネジ、Pは金属板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の幅に切断された金属板(P)を四
    角筒状に折曲して構成され且つその両端が一面において
    接するようにされており、前記金属板(P)の一方の端
    部を内側に折曲し、さらにその先端部を外側に向かって
    折曲してなるJ字状折曲部(3)と、前記金属板(P)
    の他方の端部を内側にU字状に折曲してなるU字状折曲
    部(4)とを連続して嵌合圧着せしめて長手方向に連続
    する接続部(2)を形成してなり、該接続部(2)にお
    けるU字状折曲部(4)の基端から内側に向かってコ字
    状に突出し且つ前記J字状折曲部(3)の側端面に接す
    るリブ(5)が長手方向に連続して形成されていること
    を特徴とする金属製角型筒。
  2. 【請求項2】 壁面を構成するボード(12),(1
    2)間には、所定の幅に切断された金属板(P)を四角
    筒状に折曲して構成され且つその両端が一面において接
    するようにされており、前記金属板(P)の一方の端部
    を内側に折曲し、さらにその先端部を外側に向かって折
    曲してなるJ字状折曲部(3)と、前記金属板(P)の
    他方の端部を内側にU字状に折曲してなるU字状折曲部
    (4)とを連続して嵌合圧着せしめて長手方向に連続す
    る接続部(2)を形成してなり、該接続部(2)におけ
    るU字状折曲部(4)の基端から内側に向かってコ字状
    に突出し且つ前記J字状折曲部(3)の側端面に接する
    リブ(5)が長手方向に連続して形成された金属製角型
    筒(1),(1)・・が前記接続部(2)が形成されて
    いない対向面(1a),(1b)をボード貼付面とする
    ように所定間隔で建て込まれていることを特徴とする建
    造物用下地構造。
  3. 【請求項3】 床材(6)と床下スラブ(7)との間に
    は、所定の幅に切断された金属板(P)を四角筒状に折
    曲して構成され且つその両端が一面において接するよう
    にされており、前記金属板(P)の一方の端部を内側に
    折曲し、さらにその先端部を外側に向かって折曲してな
    るJ字状折曲部(3)と、前記金属板(P)の他方の端
    部を内側にU字状に折曲してなるU字状折曲部(4)と
    を連続して嵌合圧着せしめて長手方向に連続する接続部
    (2)を形成してなり、該接続部(2)におけるU字状
    折曲部(4)の基端から内側に向かってコ字状に突出し
    且つ前記J字状折曲部(3)の側端面に接するリブ
    (5)が長手方向に連続して形成された金属製角型筒
    (1),(1)・・が前記接続部(2)が形成されてい
    る面(1c)を縦向きとして所定間隔をおいて横置き平
    行状態で介設されており、該各金属製角型筒(1)の上
    面(1a)には、該各金属製角型筒(1)の両端開口
    (10),(10)とともに作業用穴として利用される
    複数の切欠穴(8),(8)・・が長手方向に所定間隔
    をおいて形成されていて、前記各金属製角型筒(1)に
    おける下面(1b)と前記床下スラブ(7)とは、前記
    両端開口(10),(10)の口縁部および前記各切欠
    穴(8)の下方部において複数の固定ピン(9),
    (9)を介して結合されていることを特徴とする建造物
    用下地構造。
  4. 【請求項4】 前記金属製角型筒(1)の下面(1b)
    と前記床下スラブ(7)との間には、前記固定ピン
    (9),(9)によって共縫いされ且つ互いにテーパ面
    (13a),(14a)で相接する上下一対の調整ピー
    ス(13),(14)がスライド可能に介設されている
    ことを特徴とする前記請求項3記載の建造物用下地構
    造。
  5. 【請求項5】 前記調整ピース(13),(14)に
    は、スライド方向に延び且つ互いにスライド自在に嵌合
    し合う凸条(17)および凹溝(18)がそれぞれ形成
    されていることを特徴とする前記請求項4記載の建造物
    用下地構造。
  6. 【請求項6】 前記上部調整ピース(13)のスライド
    方向先端部には、スライド方向と直交するように部分的
    に切除してなるマーク基準端(19),(19)と該マ
    ーク基準端(19),(19)より突出し且つ前記両調
    整ピース(13),(14)を結合する位置決め用ネジ
    (21)の止着部となる位置決め用突部(20)とが形
    成されていることを特徴とする前記請求項5記載の建造
    物用下地構造。
JP27936096A 1996-05-10 1996-10-22 金属製角型筒および建造物用下地構造 Pending JPH1025878A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007107380A (ja) * 2006-12-01 2007-04-26 Tsuka Kanamono Kk 鋼製中空材およびその製造システム

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