JPH10259166A - ジアルキルカーボネートの製造方法 - Google Patents

ジアルキルカーボネートの製造方法

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JPH10259166A
JPH10259166A JP9063147A JP6314797A JPH10259166A JP H10259166 A JPH10259166 A JP H10259166A JP 9063147 A JP9063147 A JP 9063147A JP 6314797 A JP6314797 A JP 6314797A JP H10259166 A JPH10259166 A JP H10259166A
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urea
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alcohol
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temperature
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Masamichi Mizukami
政道 水上
Yoshihisa Arai
誉久 新井
Hidefumi Harada
英文 原田
Takuro Oshida
卓朗 大信田
Hiroaki Oki
宏明 大木
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 尿素または尿素誘導体とアルコールを触媒の
存在下に、効率よくジアルキルカーボネートを製造する
方法を提供する。 【解決手段】 尿素または尿素誘導体とアルコールと
を、沸点180℃以上の高沸点溶媒及び触媒の存在下
に、反応を行なうジアルキルカーボネートの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はジアルキルカーボネ
ートの製造方法に関する。更に詳細には、尿素または尿
素誘導体とアルコールとを反応させてジアルキルカーボ
ネートを製造する方法において、高沸点溶媒の存在下で
反応を行なう方法に関する。ジアルキルカーボネートは
ジアリールカーボネート、特にジフェニルカーボネート
の原料として有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】尿素または尿素誘導体とアルコールを反
応させてジアルキルカーボネートを製造する方法は、特
開昭55−102542号に記述がある。また、この反
応の触媒に関しては、特開昭57−175147および
WO9517369に記述がある。
【0003】従来知られている、尿素とアルコールとを
反応させてジアルキルカーボネートを製造する方法で
は、180℃以上の高い反応温度を必要とし、かつ8時
間以上の反応時間を必要とした。また、この方法で常圧
で製造可能なジアルキルカーボネートは2−エチルヘキ
サノールなどの高沸点アルコールに限られていた。即
ち、沸点が180℃以下のアルコールと尿素からジアル
キルカーボネートを製造する場合は、極めて長い時間反
応させるか、充分な反応温度を得るために加圧する必要
があった。
【0004】特開昭57−26645号には、ブチルカ
ーバメートとブタノールを原料とするジブチルカーボネ
ートを製造した例が記されている。この方法によれば、
9〜10バールの加圧条件で反応させているが、7時間
後のカーバメートの転化率は40%にとどまっている。
更に、イソブタノールを用いた場合は反応を完結させる
のに40時間を要しており、実用的な反応速度は得られ
ていない。そして、反応を加圧下で行なう場合は、圧力
を維持しつつ、生成するアンモニアを除去しなければな
らないため、装置が複雑かつ高価になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題点
に鑑み、低沸点のアルコールを用いた場合にも、高い反
応速度を得るとともに簡単な装置でジアルキルカーボネ
ートを得ることができる製造方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、反応を高
沸点の溶媒中で行なうことにより、低い圧力のまま反応
温度を上げることが可能となり、高い反応速度で反応が
進行することを見い出した。更に、驚くべきことには、
本発明の溶媒には反応を促進する効果があり、温度の上
昇の効果以上に反応速度が向上することも見い出した。
【0007】
【発明の実施の形態】即ち、本発明は、尿素または尿素
誘導体とアルコールとを、沸点180℃以上の高沸点溶
媒及び触媒の存在下に、反応を行なうジアルキルカーボ
ネートの製造方法である。
【0008】本発明において、尿素誘導体とは、下記一
般式(1)で表される化合物である。
【化1】 R1 2 N−CO−NR3 4 (1) (式中、R1,2,3,4 はそれぞれ独立に水素原子ま
たは炭素数1〜4のアルキル基である。特にR1,2,
3,4 が全て水素である場合を尿素という。)
【0009】このような尿素または尿素誘導体の例とし
ては、尿素、メチル尿素、エチル尿素、プロピル尿素、
ブチル尿素、N,N−ジメチル尿素、N,N−ジエチル
尿素、N,N−ジプロピル尿素、N,N−ジブチル尿
素、N,N’−ジメチル尿素、N,N’−ジエチル尿
素、N,N’−ジプロピル尿素、N,N’−ジブチル尿
素、テトラメチル尿素、テトラエチル尿素、テトラプロ
ピル尿素、テトラブチル尿素などが挙げられる(それぞ
れの例には各異性体も含まれる)。
【0010】本発明において、アルコールとは、脂肪族
アルコールであれば特に制限はないが、通常、炭素数1
〜10の脂肪族アルコールが使用される。これらのアル
コールの例としては、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、ブタノール、ペンタノール(アミルアルコー
ル)、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノ
ナノール、デカノールなどが挙げられる(それぞれの例
には各異性体も含まれる)。炭素数1〜8のアルコール
を用いた場合には反応速度向上の効果が著しいため好ま
しく、更に、炭素数3〜6のアルコールが特に好まし
い。
【0011】本発明に用いる溶媒は、沸点が180℃以
上の溶媒が好ましい。沸点を上昇させる効果が高いこと
から、沸点が195℃以上の溶媒がより好ましく、更に
好ましくは沸点が220℃以上である。
【0012】溶媒の種類は特に制限はないが、アンモニ
アと反応する溶媒(ケトン類、エステル類など)は好ま
しくない。また、アンモニアに対して安定であると考え
られるアミド系溶媒も使用可能であるが、極性が高いも
のはアンモニアの系外への排出を妨げるので、好ましく
ない。
【0013】好ましい溶媒種としては、炭化水素および
エーテルを挙げることができる。炭化水素は芳香族以外
の不飽和炭化水素でも構わないが、より安定度の高い飽
和炭化水素か、芳香族炭化水素が好ましい。エーテル
は、芳香族エーテル、脂肪族エーテル、芳香族脂肪族エ
ーテルのいずれも使用可能である。
【0014】好ましい炭化水素溶媒の例としては、以下
のものが挙げられる。ウンデカン、ドデカン、トリデカ
ン、テトラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカン、ヘプ
タデカン、オクタデカン、ノナデカン、エイコサン、テ
トラメチルペンタデカン、ジシクロヘキシル;ヘキシル
ベンゼン、シクロヘキシルベンゼン、ヘプチルベンゼ
ン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼ
ン、ウンデシルベンゼン、ジイソプロピルベンゼン、ト
リイソプロピルベンゼン、ペンタメチルベンゼン、メチ
ルナフタレン、ジフェニルメタン、エチルビフェニル、
ビベンジル(それぞれの例には各異性体も含まれる)。
【0015】好ましいエーテル溶媒の例としては、以下
のものが挙げられる。ジヘキシルエーテル、ジオクチル
エーテル、シクロドデシルメチルエーテル、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
ブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエー
テル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル;ブ
チルフェニルエーテル、ベンジルフェニルエーテル、ジ
ベンジルエーテル、ジフェニルエーテル、ジトリルエー
テル(それぞれの例には各異性体も含まれる)。
【0016】触媒は公知のものが使用可能である。この
反応の触媒としては、特開昭55−102542、特開
昭57−26645、特開昭57−175147等に既
に多くの触媒が記されているが、いずれの触媒も本発明
において使用することができる。その中でも特に、亜
鉛、マグネシウム、鉛、銅、すず、チタン、から選ばれ
た1種以上の金属の、酸化物、水酸化物、ハロゲン化
物、無機塩、有機酸塩、アルコキシド、アルキルオキシ
ド、アルキルアルコキシド、が好適に使用される。具体
的には、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酢酸鉛、酢酸
銅、ジブチルすずオキシド、ジオクチルすずオキシド、
ジブチルジブトキシすず、テトラブトキシチタン等を挙
げることができる。
【0017】反応は、尿素(または尿素誘導体)とアル
コールを、溶媒及び触媒の存在下、還流冷却器を付けた
反応器中で加熱することにより行なう。アルコールの量
は、尿素(または尿素誘導体)1モルに対して2〜10
モル程度が適当である。溶媒の量はアルコール1モルに
対して0.1〜20モルが適当である。低沸点のアルコ
ールを用いる場合は、溶媒のモル分率が高い方が反応液
の沸点が高くなる(即ち反応温度が高くなる)ので好ま
しいが、溶媒を増やせば反応器のサイズが大きくなって
くるため、最適な量はアルコールの種類により異なる。
触媒の量は尿素(または尿素誘導体)1モルに対して
0.001〜0.5モルが適当である。
【0018】反応は大気圧下で行なうのが好ましいが、
絶対圧で0.001〜0.5MPa程度の減圧もしくは
微加圧の状態で行なっても良い。大気圧以外の圧力で行
なう場合には還流冷却器の先に圧力調整装置が必要であ
る。反応中、アンモニア(尿素誘導体を用いた場合はア
ミン)が発生するのでこれを系外に出す必要がある。反
応時間は2〜10時間程度が適当である。尚、反応は連
続で行なうことも可能である。
【0019】反応温度は反応液が還流する温度とするの
が好ましい。還流の起こらない温度で反応を行なうこと
も可能であるが、その場合でも反応液の沸点に近い温度
で操作することが好ましい。アルコールの濃度は反応の
進行とともに低下していくので、低沸点アルコールを用
いた場合には反応が進行するにつれて反応液の沸点は上
昇して行く。従って、加熱のための外部熱源温度も徐々
に上げていくのが好ましい。具体的な反応温度は100
〜250℃程度である。
【0020】以上の操作によって得られたジアルキルカ
ーボネートは、反応液から蒸留等の公知の分離操作によ
って、容易に得ることができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例により説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
【0022】実施例1 リービッヒ冷却器を取り付けた200mlの四つ口フラ
スコに、尿素2.50g(41.7ミリモル)、1−ブ
タノール7.71g(104ミリモル)、n−テトラデ
カン82.7g(417ミリモル)、ジ−n−ブチルす
ずオキシド0.38g(1.53ミリモル)、および内
部標準としてビベンジル2.0gを入れ、冷却器に60
℃の温水を流しながら還流を行なった。反応温度は液が
還流する温度とし、加熱に用いたオイルバスの温度は、
常時液温より約20℃高い温度となるように調整した。
反応液は1時間ごとにサンプリングし、ガスクロマトグ
ラフで生成物の変化を追跡した。以下に反応の経時変化
を示すが、カーボネートの収率は尿素基準の値である
(以下の実施例も同様)。
【0023】 反応時間 液温 ジブチルカーボネート収率 1h 175℃ 6.4% 2 181 21.6 3 186 36.5 4 193 52.4 5 199 64.9 6 205 75.5 7 206 76.7
【0024】実施例2 攪拌機のついた容積3LのSUS316製オートクレー
ブに、内径34mm、長さ500mmの還流冷却器を付
け、反応器とした。還流冷却器の先には圧力調節弁を設
け、反応器内の圧力を一定に維持できる装置とした。こ
の反応器に尿素45.2g(0.753モル)、1−ブ
タノール139.5g(1.88モル)、n−テトラデ
カン747g(3.77モル)、ジ−n−ブチルすずオ
キシド6.93g(0.028モル)、及び内部標準と
してビベンジル24.0gを加えた。反応器内を窒素で
0.2MPaに加圧した後に加熱を開始し、反応液が還
流するように温度を調節した。尚、反応中、アンモニア
の発生により反応器内の圧力は上昇するが、圧力調節弁
を介してアンモニアを系外に出すことにより反応器内の
圧力をゲージ圧で約0.2MPaに維持した。結果を以
下に示す。
【0025】 反応時間 液温 ジブチルカーボネート収率 1h 191℃ 0.4% 2 207 17.6 3 218 37.6 4 223 51.6 5 227 67.9 6 230 72.3 7 230 73.9
【0026】比較例1 実施例2で用いた反応器と同一の反応器に、尿素94.
9g(1.58モル)、1−ブタノール1170g(1
5.8モル)、ジ−n−ブチルすずオキシド13.1g
(0.053モル)、内部標準としてビベンジル50g
を加え、反応器を窒素で0.9MPaに加圧した後に、
加熱を開始し、反応液が還流するように温度を調節し
た。尚、反応中、アンモニアの発生により反応器内の圧
力は上昇するが、圧力調節弁を介してアンモニアを系外
に出すことにより反応器内の圧力をゲージ圧で約0.9
MPaに維持した。結果を以下に示すが、溶媒がない場
合は反応速度が低下することがわかる。
【0027】 反応時間 液温 ジブチルカーボネート収率 1h 188℃ 0.3% 2 201 5.6 4 199 17.3 6 200 29.1 8 200 39.2 10 200 49.4 12 200 57.8 14 199 63.2 16 200 67.6 18 200 71.2 20 200 72.7
【0028】実施例3 溶媒としてテトラデカンの代わりに、2,6,10,1
4−テトラメチルペンタデカン82.7g(308ミリ
モル)を用い、内部標準をビベンジルからo−ターフェ
ニル2.0gに変更した以外は実施例1と同様の実験を
行なった。結果を以下に示す。
【0029】 反応時間 液温 ジブチルカーボネート収率 1h 173℃ 3.9% 2 184 17.7 3 191 37.2 4 202 54.9 5 213 67.0 6 220 81.2 7 224 83.6
【0030】実施例4 溶媒としてテトラデカンの代わりに、ビベンジル76.
0g(417ミリモル)を用い、内部標準をビベンジル
からo−ターフェニル2.0gに変更した以外は実施例
1と同様の実験を行なった。結果を以下に示す。
【0031】 反応時間 液温 ジブチルカーボネート収率 1h 182℃ 6.6% 2 188 21.8 3 195 38.3 4 201 53.0 5 207 66.3 6 210 73.2 7 219 81.4 8 224 84.6
【0032】実施例5 溶媒としてテトラデカンの代わりに、ジフェニルエーテ
ル71.0g(417ミリモル)を用い、内部標準をビ
ベンジルからo−ターフェニル2.0gに変更した以外
は実施例1と同様の実験を行なった。結果を以下に示
す。
【0033】 反応時間 液温 ジブチルカーボネート収率 1h 184℃ 10.5% 2 192 30.0 3 201 51.3 4 213 68.2 5 226 80.6 6 231 79.8
【0034】実施例6 溶媒としてテトラデカンの代わりに、テトラエチレング
リコールジメチルエーテル92.7g(417ミリモ
ル)を用い、内部標準をビベンジルからo−ターフェニ
ル2.0gに変更した以外は実施例1と同様の実験を行
なった。結果を以下に示す。
【0035】 反応時間 液温 ジブチルカーボネート収率 1h 198℃ 2.1% 2 203 8.6 3 209 19.9 4 213 30.6 5 217 39.9 6 219 49.5 7 220 53.5 8 220 55.0
【0036】実施例7 リービッヒ冷却器を取り付けた200mlの四つ口フラ
スコに、尿素2.07g(34.5ミリモル)、イソア
ミルアルコール7.30g(82.8ミリモル)、2,
6,10,14−テトラメチルペンタデカン78.1g
(291ミリモル)、ジ−n−ブチルすずオキシド0.
31g(1.25ミリモル)および内部標準としてo−
ターフェニル2.0gを入れ、冷却器に60℃の温水を
流しながら還流を行なった。反応温度は液が還流する温
度とし、加熱に用いたオイルバスの温度は、常時液温よ
り約20℃高い温度となるように調整した。反応液は1
時間ごとにサンプリングし、ガスクロマトグラフで生成
物の変化を追跡した。結果を以下に示す。
【0037】 反応時間 液温 ジアミルカーボネート収率 1h 203℃ 19.8% 2 218 58.3 3 220 68.2 4 220 69.6
【0038】実施例8 リービッヒ冷却器を取り付けた200mlの四つ口フラ
スコに、尿素2.51g(41.8ミリモル)、1−1
−ブタノール7.71g(104ミリモル)、ジフェニ
ルエーテル71.1g(418ミリモル)、酸化亜鉛
0.38g(4.7ミリモル)および内部標準としてo
−ターフェニル2.0gを入れ、冷却器に60℃の温水
を流しながら還流を行なった。反応温度は液が還流する
温度とし、加熱に用いたオイルバスの温度は、常時液温
より約20℃高い温度となるように調整した。反応液は
1時間ごとにサンプリングし、ガスクロマトグラフで生
成物の変化を追跡した。結果を以下に示す。
【0039】 反応時間 液温 ジブチルカーボネート収率 1h 179℃ 13.1% 2 181 18.3 3 184 23.8 4 186 27.3 5 188 33.6 6 191 37.4 7 192 44.9 8 194 49.6 9 195 55.1 10 197 60.3 11 199 65.3 12 200 66.3
【0040】実施例9 リービッヒ冷却器を取り付けた200mlの四つ口フラ
スコに、尿素2.50g(41.7ミリモル)、オクタ
ノール13.6g(104ミリモル)、ウンデカン6
5.2g(417ミリモル)、ジ−n−ブチルすずオキ
シド0.38g(1.53ミリモル)、および内部標準
としてビベンジル2.0gを入れ、冷却器に60℃の温
水を流しながら還流を行なった。反応温度は液が還流す
る温度とし、加熱に用いたオイルバスの温度は、常時液
温より約20℃高い温度となるように調整した。反応液
は1時間ごとにサンプリングし、ガスクロマトグラフで
生成物の変化を追跡した。結果を以下に示す。
【0041】 反応時間 液温 ジブチルカーボネート収率 1h 176℃ 3.0% 2 195 29.3 3 195 48.8 4 195 61.2 5 195 69.0 6 196 70.2
【0042】比較例2 実施例9と同様の反応器に尿素2.50g(41.7ミ
リモル)、オクタノール67.8g(521ミリモ
ル)、ジ−n−ブチルすずオキシド0.38g(1.5
3ミリモル)、および内部標準としてビベンジル2.0
gを入れて、実施例11と同様の実験を行なった。即
ち、実施例11で用いたウンデカンを全てオクタノール
に置き換えて反応を行なった。結果を以下に示す。尚、
オクタノール及びウンデカンの沸点はいずれも196℃
である。実施例11に比べ、オクタノールの量が増えた
にもかかわらず、明らかに反応速度は低下しており、溶
媒効果があることが明らかである。
【0043】 反応時間 液温 ジブチルカーボネート収率 1h 175℃ 1.5% 2 196 6.1 3 197 12.0 4 197 17.9 5 197 23.4 6 197 28.6 7 197 33.8 8 197 40.1
【0044】
【発明の効果】本発明の方法によれば、低沸点のアルコ
ールを用いた場合にも、常圧あるいは低圧で反応を行な
うことができ、更に、溶媒がアンモニアの系外への排出
を助けることにより反応速度が向上するため、簡単な装
置で容易にジアルキルカーボネートを得ることができ、
その工業的効果は大きい。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】実施例8 リービッヒ冷却器を取り付けた200mlの四つ口フラ
スコに、尿素2.51g(41.8ミリモル)、1−ブ
タノール7.71g(104ミリモル)、ジフェニルエ
ーテル71.1g(418ミリモル)、酸化亜鉛0.3
8g(4.7ミリモル)および内部標準としてo−ター
フェニル2.0gを入れ、冷却器に60℃の温水を流し
ながら還流を行なった。反応温度は液が還流する温度と
し、加熱に用いたオイルバスの温度は、常時液温より約
20℃高い温度となるように調整した。反応液は1時間
ごとにサンプリングし、ガスクロマトグラフで生成物の
変化を追跡した。結果を以下に示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】実施例9 リービッヒ冷却器を取り付けた200mlの四つ口フラ
スコに、尿素2.50g(41.7ミリモル)、1−オ
クタノール13.6g(104ミリモル)、ウンデカン
65.2g(417ミリモル)、ジ−n−ブチルすずオ
キシド0.38g(1.53ミリモル)、および内部標
準としてビベンジル2.0gを入れ、冷却器に60℃の
温水を流しながら還流を行なった。反応温度は液が還流
する温度とし、加熱に用いたオイルバスの温度は、常時
液温より約20℃高い温度となるように調整した。反応
液は1時間ごとにサンプリングし、ガスクロマトグラフ
で生成物の変化を追跡した。結果を以下に示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】 反応時間 液温 ジオクチルカーボネート収率 1h 176℃ 3.0% 2 195 29.3 3 195 48.8 4 195 61.2 5 195 69.0 6 196 70.2
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】比較例2 実施例9と同様の反応器に尿素2.50g(41.7ミ
リモル)、1−オクタノール67.8g(521ミリモ
ル)、ジ−n−ブチルすずオキシド0.38g(1.5
3ミリモル)、および内部標準としてビベンジル2.0
gを入れて、実施例9と同様の実験を行なった。即ち、
実施例9で用いたウンデカンを全て1−オクタノールに
置き換えて反応を行なった。結果を以下に示す。尚、1
−オクタノール及びウンデカンの沸点はいずれも196
℃である。実施例9に比べ、1−オクタノールの量が増
えたにもかかわらず、明らかに反応速度は低下してお
り、溶媒効果があることが明らかである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】 反応時間 液温 ジオクチルカーボネート収率 1h 175℃ 1.5% 2 196 6.1 3 197 12.0 4 197 17.9 5 197 23.4 6 197 28.6 7 197 33.8 8 197 40.1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大信田 卓朗 茨城県つくば市和台22番地 三菱瓦斯化学 株式会社総合研究所内 (72)発明者 大木 宏明 茨城県つくば市和台22番地 三菱瓦斯化学 株式会社総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尿素または尿素誘導体とアルコールと
    を、沸点180℃以上の高沸点溶媒及び触媒の存在下
    に、反応を行なうことを特徴とするジアルキルカーボネ
    ートの製造方法。
  2. 【請求項2】 高沸点溶媒が、沸点180℃以上の炭化
    水素、あるいはエーテルである請求項1記載のジアルキ
    ルカーボネートの製造方法。
  3. 【請求項3】 アルコールが、炭素数3〜6のアルコー
    ルである請求項1記載のジアルキルカーボネートの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 高沸点溶媒が、テトラデカン、ウンデカ
    ン、テトラメチルペンタデカン、ビベンジル、ジフェニ
    ルエーテルおよびテトラエチレングリコールジメチルエ
    ーテルから選ばれた少なくとも1種である請求項2記載
    のジアルキルカーボネートの製造方法。
  5. 【請求項5】 高沸点溶媒が、テトラメチルペンタデカ
    ン、テトラデカンおよびジフェニルエーテルから選ばれ
    た少なくとも1種である請求項2記載のジアルキルカー
    ボネートの製造方法。
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JP2007534674A (ja) * 2004-04-08 2007-11-29 キャタリティック・ディスティレイション・テクノロジーズ 炭酸ジアルキルの製造方法

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