JPH10259256A - コルク粉含有ポリオレフィン系樹脂組成物 - Google Patents
コルク粉含有ポリオレフィン系樹脂組成物Info
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- JPH10259256A JPH10259256A JP6619997A JP6619997A JPH10259256A JP H10259256 A JPH10259256 A JP H10259256A JP 6619997 A JP6619997 A JP 6619997A JP 6619997 A JP6619997 A JP 6619997A JP H10259256 A JPH10259256 A JP H10259256A
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- cork
- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 床材、壁材等の建築用部材に用いられる物性
・耐汚染性に優れ、かつ安価に製造が可能なコルク粉含
有ポリオレフィン系樹脂組成物、及びこれを用いた成形
品の提供。 【解決手段】 曲げ弾性率が2000〜10000kg
f/cm2のポリオレフィン系樹脂、及び該樹脂100
重量部あたり、平均粒径が200〜5000μmのコル
ク粉を15〜150重量部含有するコルク粉含有ポリオ
レフィン系樹脂組成物。
・耐汚染性に優れ、かつ安価に製造が可能なコルク粉含
有ポリオレフィン系樹脂組成物、及びこれを用いた成形
品の提供。 【解決手段】 曲げ弾性率が2000〜10000kg
f/cm2のポリオレフィン系樹脂、及び該樹脂100
重量部あたり、平均粒径が200〜5000μmのコル
ク粉を15〜150重量部含有するコルク粉含有ポリオ
レフィン系樹脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コルク粉を含有す
るポリオレフィン系樹脂組成物に関する。中でも、建築
物の内装用の床材、壁材、天井材や家具の部材等に好適
なポリオレフィン系樹脂組成物及びこれに基づく成形品
に関するものである。
るポリオレフィン系樹脂組成物に関する。中でも、建築
物の内装用の床材、壁材、天井材や家具の部材等に好適
なポリオレフィン系樹脂組成物及びこれに基づく成形品
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コルクは、コルク樫から得られる天然素
材であり、一般の木のような植物性繊維質ではなく、微
細な細胞の集合体と気孔とでできている。この細胞は隙
間無くきちんと並び、それぞれが空気を含んで独立して
いる。このような構造をもつコルクからなるコルクは、
木等に比べて軽量であり、断熱、防音、弾力、耐摩耗性
等に優れ、その特徴を生かして床材、壁材等の建材、あ
るいはコルク栓等の封用材、日用雑貨、装飾小物まで広
く用いられている。
材であり、一般の木のような植物性繊維質ではなく、微
細な細胞の集合体と気孔とでできている。この細胞は隙
間無くきちんと並び、それぞれが空気を含んで独立して
いる。このような構造をもつコルクからなるコルクは、
木等に比べて軽量であり、断熱、防音、弾力、耐摩耗性
等に優れ、その特徴を生かして床材、壁材等の建材、あ
るいはコルク栓等の封用材、日用雑貨、装飾小物まで広
く用いられている。
【0003】一般にコルク樫の樹皮としてのコルクは、
そのままでコルク栓に用いられる。一方、コルク栓の製
造過程で多量に出る削りくずを圧搾、粉砕し、得られた
コルク粒に接着剤を加え、熱と圧力でブロックをつく
り、必要な厚さにスライスしたものがコルクシートとし
て用いられるなど、資源の有効利用が種々工夫されてい
る。 しかしながら、上記方法により製造されるコルク
シートは、接着剤の硬化のために成形に長時間を要し、
またスライスされたシートの引っ張り強度は弱く、2次
加工等の段階で、シートの破損が生じ易いという問題点
があった。さらに、スライスされたコルクシートの表面
は汚れ易く、塗料の塗装や、熱可塑性樹脂フィルムの積
層により保護用の被膜を形成する必要があったが、シー
トの価格が高価となり、性能面を含めて決して満足でき
るものとは言い難かった。
そのままでコルク栓に用いられる。一方、コルク栓の製
造過程で多量に出る削りくずを圧搾、粉砕し、得られた
コルク粒に接着剤を加え、熱と圧力でブロックをつく
り、必要な厚さにスライスしたものがコルクシートとし
て用いられるなど、資源の有効利用が種々工夫されてい
る。 しかしながら、上記方法により製造されるコルク
シートは、接着剤の硬化のために成形に長時間を要し、
またスライスされたシートの引っ張り強度は弱く、2次
加工等の段階で、シートの破損が生じ易いという問題点
があった。さらに、スライスされたコルクシートの表面
は汚れ易く、塗料の塗装や、熱可塑性樹脂フィルムの積
層により保護用の被膜を形成する必要があったが、シー
トの価格が高価となり、性能面を含めて決して満足でき
るものとは言い難かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】床材、壁材等の建築用
部材に用いられる物性・耐汚染性に優れ、かつ安価に製
造が可能なコルク粉含有ポリオレフィン系樹脂組成物、
及びこれを用いた成形品の提供。
部材に用いられる物性・耐汚染性に優れ、かつ安価に製
造が可能なコルク粉含有ポリオレフィン系樹脂組成物、
及びこれを用いた成形品の提供。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、曲げ弾
性率が2000〜10000kgf/cm2のポリオレ
フィン系樹脂、及び該樹脂100重量部あたり、平均粒
径が200〜5000μmのコルク粉を15〜150重
量部含有するコルク粉含有ポリオレフィン系樹脂組成物
に存する。
性率が2000〜10000kgf/cm2のポリオレ
フィン系樹脂、及び該樹脂100重量部あたり、平均粒
径が200〜5000μmのコルク粉を15〜150重
量部含有するコルク粉含有ポリオレフィン系樹脂組成物
に存する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の組成物に用いるポリオレフィン系樹脂は曲げ弾
性率が2000〜10000kgf/cm2のものであ
る。この曲げ弾性率は、JIS K−7203に従って
測定された値を用いるものとする。
本発明の組成物に用いるポリオレフィン系樹脂は曲げ弾
性率が2000〜10000kgf/cm2のものであ
る。この曲げ弾性率は、JIS K−7203に従って
測定された値を用いるものとする。
【0007】曲げ弾性率が2000kgf/cm2未満
では成形品の剛性が不十分で、特に建材用の部材用途で
は、使用に耐えない場合が多くなる。一方、曲げ弾性率
が10000kgf/cm2を超えて大きくなると、成
形品の衝撃強度が低下する傾 向が顕著となり、好まし
くない。曲げ弾性率は、3000〜8000kgf/c
m2の範囲にあるのがより好ましい。
では成形品の剛性が不十分で、特に建材用の部材用途で
は、使用に耐えない場合が多くなる。一方、曲げ弾性率
が10000kgf/cm2を超えて大きくなると、成
形品の衝撃強度が低下する傾 向が顕著となり、好まし
くない。曲げ弾性率は、3000〜8000kgf/c
m2の範囲にあるのがより好ましい。
【0008】前述のポリオレフィン系樹脂としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等の単独重合体(ホモポリ
マー)や、エチレンやプロピレンを主成分とする共重合
体(コポリマー)、あるいは上記単独重合体と他の重合
体との混合物(ポリマーブレンド)等が例示できるが、
中でも、プロピレンを主体とする重合体であるポリプロ
ピレン系樹脂が好ましい。
リエチレン、ポリプロピレン等の単独重合体(ホモポリ
マー)や、エチレンやプロピレンを主成分とする共重合
体(コポリマー)、あるいは上記単独重合体と他の重合
体との混合物(ポリマーブレンド)等が例示できるが、
中でも、プロピレンを主体とする重合体であるポリプロ
ピレン系樹脂が好ましい。
【0009】ポリプロピレン系樹脂としては、前記のポ
リプロピレンの他に、プロピレンとエチレン又は他のα
−オレフィンとのランダム共重合体又はブロック共重合
体、あるいはポリオレフィン系の共重合体を幹ポリマー
としたプロピレンのグラフト重合体等が例示できる。こ
のプロピレンと共重合可能なα−オレフィンとしては、
炭素原子数が4〜12のものが好ましく、例えば、1−
ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、
1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン、1−デセン
等が挙げられ、その一種または二種以上の混合物が用い
られる。このα−オレフィンの混合割合はプロピレンに
対して5〜40重量%とするのが好ましい。
リプロピレンの他に、プロピレンとエチレン又は他のα
−オレフィンとのランダム共重合体又はブロック共重合
体、あるいはポリオレフィン系の共重合体を幹ポリマー
としたプロピレンのグラフト重合体等が例示できる。こ
のプロピレンと共重合可能なα−オレフィンとしては、
炭素原子数が4〜12のものが好ましく、例えば、1−
ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、
1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン、1−デセン
等が挙げられ、その一種または二種以上の混合物が用い
られる。このα−オレフィンの混合割合はプロピレンに
対して5〜40重量%とするのが好ましい。
【0010】また、前記のプロピレンとのグラフト共重
合体の幹ポリマー用のポリオレフィン系共重合体として
は、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−ブテンゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム等が例示でき
る。また、上記単独重合体と混合してポリマーブレンド
を与えることのできる重合体としては、例えば、スチレ
ン−ブタジエンゴム系やスチレン−イソプレンゴム系等
のスチレン系熱可塑性エラストマーが挙げられる。この
スチレン系熱可塑性エラストマーは水素添加されたもの
が好ましい。
合体の幹ポリマー用のポリオレフィン系共重合体として
は、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−ブテンゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム等が例示でき
る。また、上記単独重合体と混合してポリマーブレンド
を与えることのできる重合体としては、例えば、スチレ
ン−ブタジエンゴム系やスチレン−イソプレンゴム系等
のスチレン系熱可塑性エラストマーが挙げられる。この
スチレン系熱可塑性エラストマーは水素添加されたもの
が好ましい。
【0011】本発明の組成物は、上記のポリオレフィン
系樹脂と該樹脂100重量部あたり15〜150重量部
のコルク粉とからなっている。コルク粉としては平均粒
径が200〜5000μmのもの、好ましくは300〜
3000μmのものを使用する。コルク粉の平均粒径が
5000μmを越える場合には、成形時にコルク粉の摩
擦抵抗による発熱が大きくなり、コルク粉の分解による
ガスの発生に伴う発泡や、着色が起こったりする。ま
た、平均粒径が200μm未満の微細なコルク粉は、粉
砕に手間を要する上、組成物を製造する際の混合時に粉
立ちが起きやすくなり、周辺を汚染する恐れがある。
系樹脂と該樹脂100重量部あたり15〜150重量部
のコルク粉とからなっている。コルク粉としては平均粒
径が200〜5000μmのもの、好ましくは300〜
3000μmのものを使用する。コルク粉の平均粒径が
5000μmを越える場合には、成形時にコルク粉の摩
擦抵抗による発熱が大きくなり、コルク粉の分解による
ガスの発生に伴う発泡や、着色が起こったりする。ま
た、平均粒径が200μm未満の微細なコルク粉は、粉
砕に手間を要する上、組成物を製造する際の混合時に粉
立ちが起きやすくなり、周辺を汚染する恐れがある。
【0012】なお、コルク粉の平均粒径はJIS篩によ
って測定した各分画毎の重量の積算値が全体の50%と
なる点の粒径として表したものである。また、コルク粉
としては平均粒径が上記の特定の範囲内にあり、かつ全
体の70重量%以上、好ましくは80重量%以上のコル
ク粉が上記の範囲内にあるものが好適である。
って測定した各分画毎の重量の積算値が全体の50%と
なる点の粒径として表したものである。また、コルク粉
としては平均粒径が上記の特定の範囲内にあり、かつ全
体の70重量%以上、好ましくは80重量%以上のコル
ク粉が上記の範囲内にあるものが好適である。
【0013】添加するコルク粉の量が、ポリオレフィン
系樹脂100重量部に対して15重量部未満では、成形
品の軽量化ができず、クッション性が得られず、また、
意匠性についても劣る。一方、コルク粉の添加量が15
0重量部を超えて多くなると、成形品の表面の平滑性が
不足して外観の良くないものとなったり、機械的強度が
著しく低下する。
系樹脂100重量部に対して15重量部未満では、成形
品の軽量化ができず、クッション性が得られず、また、
意匠性についても劣る。一方、コルク粉の添加量が15
0重量部を超えて多くなると、成形品の表面の平滑性が
不足して外観の良くないものとなったり、機械的強度が
著しく低下する。
【0014】より好ましいコルク粉の添加量は、ポリオ
レフィン系樹脂100重量部あたり、25〜100重量
部である。コルク粉中に含まれる水分は、コルク粉が著
しく吸湿していない限り、特に問題とはならないが、例
えば10重量%を超えるような含水率のものでは、成形
時の発泡が激しくなるので、成形上の問題が出やすくな
る。このような場合は、例えばオーブンやホッパードラ
イヤー等により予め水分を低くしてから使用したり、樹
脂との混合に先立って、使用する混合機内でコルク粉だ
けを加熱しながら攪拌して乾燥処理をしてからポリオレ
フィン系樹脂を添加する、等の方法を用いればよい。
レフィン系樹脂100重量部あたり、25〜100重量
部である。コルク粉中に含まれる水分は、コルク粉が著
しく吸湿していない限り、特に問題とはならないが、例
えば10重量%を超えるような含水率のものでは、成形
時の発泡が激しくなるので、成形上の問題が出やすくな
る。このような場合は、例えばオーブンやホッパードラ
イヤー等により予め水分を低くしてから使用したり、樹
脂との混合に先立って、使用する混合機内でコルク粉だ
けを加熱しながら攪拌して乾燥処理をしてからポリオレ
フィン系樹脂を添加する、等の方法を用いればよい。
【0015】コルク粉の含水率は3重量%以下であるの
が好ましい。本発明に使用するコルク粉はコルク樫から
得られる樹皮であって、この樹皮を粉砕したものを用い
ればよい。この樹皮には、コルク層以外に内皮、外皮を
含んでもよい。また、コルクシートやコルクをブロック
状に成形してあるものを粉砕してコルク粒としてリサイ
クルしたものを用いてもよい。
が好ましい。本発明に使用するコルク粉はコルク樫から
得られる樹皮であって、この樹皮を粉砕したものを用い
ればよい。この樹皮には、コルク層以外に内皮、外皮を
含んでもよい。また、コルクシートやコルクをブロック
状に成形してあるものを粉砕してコルク粒としてリサイ
クルしたものを用いてもよい。
【0016】本発明のコルク粉含有ポリオレフィン系樹
脂組成物には、上記の成分以外に本発明の目的を損なわ
ない範囲で、安定剤、無機フィラー、滑剤、界面活性
剤、粘着防止剤、顔料、抗菌剤等を添加してもよい。こ
のコルク粉含有樹脂組成物は、例えばポリオレフィン系
樹脂のペレットと所定量の上記特定のコルク粉とをバン
バリーミキサーで混練することにより得ることができ
る。
脂組成物には、上記の成分以外に本発明の目的を損なわ
ない範囲で、安定剤、無機フィラー、滑剤、界面活性
剤、粘着防止剤、顔料、抗菌剤等を添加してもよい。こ
のコルク粉含有樹脂組成物は、例えばポリオレフィン系
樹脂のペレットと所定量の上記特定のコルク粉とをバン
バリーミキサーで混練することにより得ることができ
る。
【0017】また、このようにして得られた組成物は、
加熱ロールやカレンダーロールでシート状に成形するこ
とができる。あるいは、ホットカット装置を備えた二軸
押出混練機を用いて、上記樹脂とコルク粉とを混合・ペ
レット化しTダイ付の押出成形機にて成形を行ってもよ
い。成形温度は150〜200℃の範囲が好ましく、特
にコルク粉の熱による着色を防ぐためには、160〜1
80℃の範囲であるのがより好ましい。
加熱ロールやカレンダーロールでシート状に成形するこ
とができる。あるいは、ホットカット装置を備えた二軸
押出混練機を用いて、上記樹脂とコルク粉とを混合・ペ
レット化しTダイ付の押出成形機にて成形を行ってもよ
い。成形温度は150〜200℃の範囲が好ましく、特
にコルク粉の熱による着色を防ぐためには、160〜1
80℃の範囲であるのがより好ましい。
【0018】このようにして成形されたシートの厚さは
0.5〜10mmの範囲にあるのが好ましい。厚さが
0.5mm未満では、成形中のシート破断が起こりやす
く、一方10mmを超えるような厚さの場合は、成形速
度が低下し、シートの生産性が著しく低下したり、二次
加工の際の加工性も悪化する傾向となる。より好ましい
シートの厚さは1〜5mmである。
0.5〜10mmの範囲にあるのが好ましい。厚さが
0.5mm未満では、成形中のシート破断が起こりやす
く、一方10mmを超えるような厚さの場合は、成形速
度が低下し、シートの生産性が著しく低下したり、二次
加工の際の加工性も悪化する傾向となる。より好ましい
シートの厚さは1〜5mmである。
【0019】上記のようにして得られたシート状のコル
ク粉含有ポリオレフィン系樹脂成形品は、例えばそのま
まで内装用の壁装材とし使用しても、又は合板等の木質
系材料と接着剤層を介して積層した上で使用してもよ
い。
ク粉含有ポリオレフィン系樹脂成形品は、例えばそのま
まで内装用の壁装材とし使用しても、又は合板等の木質
系材料と接着剤層を介して積層した上で使用してもよ
い。
【0020】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例により限定されるものではない。 <ポリオレフィン系樹脂の曲げ弾性率の評価>JIS
K−7203に従って測定した。 <シートの評価> (1)成形性:試験シートを下記実施例に示す通り、押
出機により作成した際に、成形のしやすさを評価した。
評価基準は次の通り。
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例により限定されるものではない。 <ポリオレフィン系樹脂の曲げ弾性率の評価>JIS
K−7203に従って測定した。 <シートの評価> (1)成形性:試験シートを下記実施例に示す通り、押
出機により作成した際に、成形のしやすさを評価した。
評価基準は次の通り。
【0021】 ○・・・問題なく外観の良好なシートが作成できた。 △・・・シートは作成できたが、外観が劣っていた。 ×・・・シートが成形できなかった。 (2)釘打ちによる耐割れ性:3cm角の試験シートを
作成し、これを23℃の恒温室中で、厚さ15mmの合
板を台にして、長さ50mm、胴部直径2.75mmの
釘をシートの中央部より打ち込んだ時の、シートの割れ
の発生状況を目視にて評価した。評価基準は以下の通
り。
作成し、これを23℃の恒温室中で、厚さ15mmの合
板を台にして、長さ50mm、胴部直径2.75mmの
釘をシートの中央部より打ち込んだ時の、シートの割れ
の発生状況を目視にて評価した。評価基準は以下の通
り。
【0022】 ○・・・釘穴部分の割れもなく、シートに釘を打ち込む
ことが出来た △・・・釘穴部分に割れを生じた。 ×・・・釘の打ち込み時にシートが割れた。 (3)クッション性:床に設置した17mm厚の合板上
に試験片を置き、その上面より80cmの距離から、J
IS S 7005に規定されたラージサイズのゴルフ
ボールを自由落下させ、その時の反発したボールの最高
到達時の(試験片からの)高さを、測定時の目の位置が
ボールの位置と水平になるようにして目視で読みとっ
た。この時、ボールの最下部の値を読みとるようにし
た。この測定を10回行い、最低値及び最高値を除いた
8個の値の平均値を求めた。なお、得られた値(cm)
が小さいほどクッション性(衝撃吸収特性)が良いこと
になる。
ことが出来た △・・・釘穴部分に割れを生じた。 ×・・・釘の打ち込み時にシートが割れた。 (3)クッション性:床に設置した17mm厚の合板上
に試験片を置き、その上面より80cmの距離から、J
IS S 7005に規定されたラージサイズのゴルフ
ボールを自由落下させ、その時の反発したボールの最高
到達時の(試験片からの)高さを、測定時の目の位置が
ボールの位置と水平になるようにして目視で読みとっ
た。この時、ボールの最下部の値を読みとるようにし
た。この測定を10回行い、最低値及び最高値を除いた
8個の値の平均値を求めた。なお、得られた値(cm)
が小さいほどクッション性(衝撃吸収特性)が良いこと
になる。
【0023】
【表1】試験条件 試験片:縦30cm×横20cm×厚さ0.2cmの試
験シートを2枚重ねたもの 落下高さ:80cm 測定温度:23℃ (4)シート物性: 試験シートの引っ張り破断強度、
伸びをJIS K−7127に従って測定した。 (5)汚染性:JIS A−5707に従って測定し
た。 <実施例1>ポリプロピレン系樹脂(三菱化学(株)製
FY4)80重量部、スチレン系熱可塑性エラストマー
(日本合成ゴム(株)製ダイナロン1320P)20重
量部、及び表に示す平均粒径・添加量のコルク粉を、バ
ンバリー・ミキサーにて混練した上、ロールでシートを
作成し、ペレタイザーでペレットを作成した。得られた
ペレットを、三菱重工(株)製65mmφTダイ成形機
により、温度195℃、シート厚さ2mm、引き取り速
度0.5m/分の条件でシート化した。このシートにつ
いて、成形性、釘打ちによる耐割れ性等のシート性能を
測定した。
験シートを2枚重ねたもの 落下高さ:80cm 測定温度:23℃ (4)シート物性: 試験シートの引っ張り破断強度、
伸びをJIS K−7127に従って測定した。 (5)汚染性:JIS A−5707に従って測定し
た。 <実施例1>ポリプロピレン系樹脂(三菱化学(株)製
FY4)80重量部、スチレン系熱可塑性エラストマー
(日本合成ゴム(株)製ダイナロン1320P)20重
量部、及び表に示す平均粒径・添加量のコルク粉を、バ
ンバリー・ミキサーにて混練した上、ロールでシートを
作成し、ペレタイザーでペレットを作成した。得られた
ペレットを、三菱重工(株)製65mmφTダイ成形機
により、温度195℃、シート厚さ2mm、引き取り速
度0.5m/分の条件でシート化した。このシートにつ
いて、成形性、釘打ちによる耐割れ性等のシート性能を
測定した。
【0024】別途、コルク粉を含有しないことを除いて
は同じ組成の樹脂混合物を同条件にてシート化し、用い
た樹脂の曲げ弾性率を測定した。結果を(表)にまとめ
て示す。 <実施例2>樹脂混合物の組成比を(表)に記す通りに
変えたこと以外は上記実施例1と同様にしてシートを作
成し、評価を行った。結果を(表)に示す。 <比較例1>ポリオレフィン系樹脂として、三菱化学
(株)製FY4を単独で用いたこと以外は実施例1と同
様にしてシートの作成、評価を行った。結果を(表)に
示す。 <比較例2、3>コルク粉の平均粒径(比較例2)又は
添加量(比較例3)を(表)に示す通りに変更したこと
以外は実施例1と同様にしてシートの作成、評価を行っ
た。結果はそれぞれ(表)に示す。 <比較例4>市販品のコルクシート(厚さ2mm)を評
価した。
は同じ組成の樹脂混合物を同条件にてシート化し、用い
た樹脂の曲げ弾性率を測定した。結果を(表)にまとめ
て示す。 <実施例2>樹脂混合物の組成比を(表)に記す通りに
変えたこと以外は上記実施例1と同様にしてシートを作
成し、評価を行った。結果を(表)に示す。 <比較例1>ポリオレフィン系樹脂として、三菱化学
(株)製FY4を単独で用いたこと以外は実施例1と同
様にしてシートの作成、評価を行った。結果を(表)に
示す。 <比較例2、3>コルク粉の平均粒径(比較例2)又は
添加量(比較例3)を(表)に示す通りに変更したこと
以外は実施例1と同様にしてシートの作成、評価を行っ
た。結果はそれぞれ(表)に示す。 <比較例4>市販品のコルクシート(厚さ2mm)を評
価した。
【0025】
【発明の効果】本発明の、特定の曲げ弾性率のポリオレ
フィン系樹脂に、特定の平均粒径のコルク粉を特定量含
有するコルク粉含有ポリオレフィン系樹脂組成物は、シ
ート等への成形性が良好で、引っ張り強度及び耐衝撃強
度に優れて、かつ耐汚染性にも優れている。また、廃棄
物としての処理やリサイクルも容易であるので、内装用
の建材として特に好適である。
フィン系樹脂に、特定の平均粒径のコルク粉を特定量含
有するコルク粉含有ポリオレフィン系樹脂組成物は、シ
ート等への成形性が良好で、引っ張り強度及び耐衝撃強
度に優れて、かつ耐汚染性にも優れている。また、廃棄
物としての処理やリサイクルも容易であるので、内装用
の建材として特に好適である。
【0026】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 美幸 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化学エムケーブイ株式会社名古屋事業 所内
Claims (3)
- 【請求項1】 曲げ弾性率が2000〜10000kg
f/cm2のポリオレフィン系樹脂、及び該樹脂100
重量部あたり、平均粒径が200〜5000μmのコル
ク粉を15〜150重量部含有するコルク粉含有ポリオ
レフィン系樹脂組成物。 - 【請求項2】 ポリオレフィン系樹脂がポリプロピレン
系樹脂である請求項1に記載のコルク粉含有ポリオレフ
ィン系樹脂組成物。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の組成物を0.5
〜10mmの厚さのシート状に成形したコルク粉含有樹
脂成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6619997A JPH10259256A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | コルク粉含有ポリオレフィン系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6619997A JPH10259256A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | コルク粉含有ポリオレフィン系樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10259256A true JPH10259256A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13308948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6619997A Pending JPH10259256A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | コルク粉含有ポリオレフィン系樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10259256A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009526884A (ja) * | 2006-02-13 | 2009-07-23 | ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト | コルク粉粒からの成形部材製造方法 |
| JP2021533018A (ja) * | 2018-08-02 | 2021-12-02 | エッジ マーケティング コーポレイションEdge Marketing Corp. | 熱可塑性エラストマコルク複合材料 |
| EP4317272A1 (de) * | 2022-08-05 | 2024-02-07 | Benecke-Kaliko AG | Dekorative, tiefziehbare, recyclefähige, korkgefüllte thermoplastische folie |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP6619997A patent/JPH10259256A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009526884A (ja) * | 2006-02-13 | 2009-07-23 | ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト | コルク粉粒からの成形部材製造方法 |
| US8283394B2 (en) | 2006-02-13 | 2012-10-09 | Wacker Chemie Ag | Process for producing mouldings from cork particles |
| JP2021533018A (ja) * | 2018-08-02 | 2021-12-02 | エッジ マーケティング コーポレイションEdge Marketing Corp. | 熱可塑性エラストマコルク複合材料 |
| EP4317272A1 (de) * | 2022-08-05 | 2024-02-07 | Benecke-Kaliko AG | Dekorative, tiefziehbare, recyclefähige, korkgefüllte thermoplastische folie |
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