JPH10259799A - 遠心ポンプ - Google Patents

遠心ポンプ

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JPH10259799A
JPH10259799A JP6608297A JP6608297A JPH10259799A JP H10259799 A JPH10259799 A JP H10259799A JP 6608297 A JP6608297 A JP 6608297A JP 6608297 A JP6608297 A JP 6608297A JP H10259799 A JPH10259799 A JP H10259799A
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outer peripheral
impeller
inner peripheral
centrifugal pump
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Mitsuyoshi Kariya
光義 狩谷
Ryoji Okada
亮二 岡田
Taiji Hashimoto
泰司 橋本
Hiroyuki Katsura
裕之 桂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】羽根車とディフューザ、若しくはステ−ジとが
強く接触、摺動する場合でも、或いは取り扱い水中に硬
質粒子が存在する場合でも、信頼性に優れ、長寿命を発
揮できる遠心ポンプを提供すること。 【解決手段】流路内に羽根車4を嵌合した軸3を配置
し、前記羽根車4に固定された円筒部4aの外周面とこ
の外周面4aと対向するディフューザ5の内周面との間
にシ−ル面を形成し、及び羽根車4の外周面とこの外周
面と対向するステ−ジ6の内周面との間にシ−ル面を形
成した遠心ポンプにおいて、前記シ−ルを形成する内周
面、及び外周面を炭化物と金属とを含む皮膜で被覆す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠心ポンプに係り、
特に発電プラント、産業プラントなどで用いられる多段
の遠心ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】火力発電プラントに用いられるボイラ給
水ポンプ、原子力発電プラントに用いられる原子炉給水
ポンプ、産業プラントに用いられるデスケーリングポン
プなどは、流路内に複数枚の羽根車を嵌合した軸を配し
た構造であり、吸込んだ水を回転する羽根車によって昇
圧して外周に設けたデイフューザに吐き出し、次いで次
段の羽根車に導く昇圧行程を繰返して加圧する多段遠心
ポンプである。従って、これらの遠心ポンプでは昇圧の
進む羽根車間のシール、すなわちローターである羽根車
とステーターとの間のシールが漏れると性能が著しく低
下し、軸の支持剛性が低下するため軸振動が発生する。
通常、羽根車とステーターとの間は微小なすき間を介し
て対向する構造として、各羽根車間のシールをしてい
る。
【0003】通常の運転では、羽根車とステーターとの
間には水膜が形成され、両者は接触しない。しかし、ポ
ンプ運転の起動、停止時では両面は摺動し摩耗を生じ
る。摩耗によるシールすき間の増加は軸の支持剛性を著
しく低下させ、軸の振動を発生させる。その結果、シー
ル間の摩耗は一層促進され、シールすき間の増加がすす
み、著しい吐出圧低下を引き起こすため、両面には優れ
た耐摩耗性が求められる。
【0004】なお、ボイラ給水ポンプの高速流水面に、
耐エロージョン性に優れる皮膜を溶射法で被覆して、耐
食性と耐エロージョン性とを付与する方法として特開平
7−151097号公報に記載されるものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】定常運転時は羽根車と
ステーターとの間には水膜が存在し、両者の固体接触は
ない。従って定常運転だけであれば原理的には摩耗も生
じることはない。しかし上記したように、遠心ポンプの
起動、停止時には十分な水膜が形成されず、両者は固体
接触しており摺動、摩耗を生じる。
【0006】さらに起動、停止時以外でも、取り扱い水
中に酸化鉄等の硬質粒子が含まれる場合、特に硬質粒子
がシール面より硬い場合、シールすき間にかみ込まれて
シール面に摩耗を発生させる。若しくは、シール面付近
に衝突し、エロージョンを発生させる。
【0007】あるいは、取り扱い水の流入量、吐出量の
変動等によって軸が振動した場合、羽根車とステーター
とが強く固体接触し、摺動、摩耗が生じる。
【0008】従って、羽根車とステーター間のシール面
は、摩耗を抑制することが求められる。
【0009】上記、特開平7−151097号公報記載
の発明は耐食性と耐エロージョン性とについてのみ検討
されており、羽根車とステーターとの間の固体接触によ
る摩耗、硬質粒子のかじり込みによる摩耗については検
討されていない。
【0010】本発明の目的は、羽根車とステーターとが
強く接触、摺動する場合でも、或いは取り扱い水中に硬
質粒子が存在する場合でも耐摩耗性、耐食性に優れ、長
寿命を発揮できる遠心ポンプを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、流路内に羽
根車を嵌合した軸を配置し、前記羽根車に固定された円
筒部の外周面とこの外周面と対向するディフューザの内
周面との間にシ−ル面を形成し、及び羽根車の外周面と
この外周面と対向するステ−ジ内周面との間にシ−ル面
を形成した遠心ポンプにおいて、前記シ−ルを形成する
内周面、及び外周面を炭化物と金属とを含む皮膜で被覆
する、ことによって達成される。
【0012】好ましくは、皮膜のビッカース硬さを80
0以上とする。
【0013】さらに好ましくは、炭化物はWC、Cr3
C2のいずれか、若しくは両方を含み、金属としてN
i,Crのいずれか、若しくは両方を含むものとする。
【0014】また上記目的は、流路内に羽根車を嵌合し
た軸を配置し、前記羽根車の側板側に羽根車と一体に形
成された円筒部の外周面とこの外周面と対向するディフ
ューザの内周面との間に微小なすき間を形成し、及び羽
根車の心板側の外周面とこの外周面と対向するステ−ジ
内周面との間に微小なすき間を形成した遠心ポンプにお
いて、前記ディフューザ内周にステ−ジブッシュを嵌め
こみ、前記ステ−ジ内周にケ−シングリングを嵌めこ
み、前記円筒部の外周面、前記ステ−ジブッシュの内周
面、及び前記ケ−シングリングの内周面を炭化物と金属
とを含む皮膜で被覆する、ことによって達成される。
【0015】さらに上記目的は、流路内に羽根車を嵌合
した軸を配置し、前記羽根車の側板側に羽根車と一体に
形成された円筒部の外周面とこの外周面と対向するディ
フューザの内周面との間に微小なすき間を形成し、及び
羽根車の心板側の外周面とこの外周面と対向するステ−
ジ内周面との間に微小なすき間を形成した遠心ポンプに
おいて、前記ディフューザ内周にステ−ジブッシュを嵌
めこみ、前記ステ−ジ内周にケ−シングリングを嵌めこ
み、前記円筒部の外周面、前記ステ−ジブッシュの内周
面、及び前記ケ−シングリングの内周面を炭化物と金属
とを含む皮膜で被覆し、前記円筒部の外周面を被覆する
皮膜の硬さを、前記ケ−シングリングの内周面及び前記
ステ−ジブッシュの内周面を被覆する皮膜の硬さより軟
らかくする、ことによって達成される。
【0016】本発明は上記構成をし、次の作用によって
羽根車とステーターとの間の摩耗を抑制する。
【0017】羽根車の外周側に固定して配置される部
材、特に羽根車の吸い込み側に固定して配置されるステ
−ジに嵌めこまれるリング(以下、ケーシングリングと
いう)の内周面および吐き出し側に配置されるディフュ
ーザに嵌めこまれるリング(以下、ステージブッシュと
いう)の内周面と、羽根車の外周面とは微小なすき間を
介して対向し、シール面を形成する。このシール面に被
覆する炭化物と金属とを含む皮膜、特に炭化物としてW
C、Cr3C2のいずれか若しくは両方を含み、金属と
してNi,Crのいずれか若しくは両方を含む皮膜は、
極めて高硬度の炭化物粒子WC、Cr3C2が、耐食性
に優れるNi,Crに保持されて皮膜を形成するため、
皮膜硬さが高く優れた耐摩耗性を有する。また耐食性に
優れるため水中での使用に適している。従って、シール
面同士が固体接触した場合でも、凝着が生じがたく、優
れた耐摩耗性を発揮する。
【0018】また、横軸式の多段遠心ポンプの使用条件
では、取り扱い水中にFe3O4,Fe2O3等の酸化
鉄が含まれる。これらの粒子径は約5〜25μmであ
り、粒子硬さはビッカース硬さ(以後Hvと略記する)
は約Hv400〜600である。従って、サンドエロー
ジョンおよび粒子のかじり込みが生じた場合、シール面
の硬さがHv800以上であれば十分な耐摩耗性を発揮
できる。
【0019】羽根車と、ケーシングリング、ステージブ
ッシュを比較した場合、ケーシングリング、ステージブ
ッシュの方が交換、製作が羽根車よりも容易である。従
って、ケーシングリング、ステージブッシュの内周面
に、羽根車の外周面よりも硬さの低い皮膜を被覆するこ
とで、メンテナンスの作業が容易となる。しかしなが
ら、それでもFe3O4,Fe2O3等の酸化鉄による
摩耗は防がねば成らず、Hv800以上は必要である。
【0020】従って、組み合わせとして、ケーシングリ
ング、ステージブッシュ側がCr3C2、且つNi,C
rのいずれか、若しくは両方を含む皮膜、羽根車側がW
C、且つNi、Crいずれか、若しくは両方を含む皮膜
とすることで、耐摩耗性、耐食性を満足し、さらにケー
シングリング、ステージブッシュの内周面硬さを羽根車
の外周面硬さより低い状態にすることができる。
【0021】さらに、耐摩耗性を考慮すると、被覆する
皮膜の膜厚は厚い方が有利である。しかし、厚すぎると
皮膜形成時に発生する歪みによって、皮膜に亀裂が発生
する。あるいは皮膜の母材への密着力が低下する。その
ため、最大値として0.6mmまでが良好であり、耐摩
耗性のためには最小値として0.2mmが必要である。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1から図3
によって説明する。図1は本発明の一実施例である、産
業プラント等に用いられる横軸式の多段遠心ポンプの縦
断面図である。多段遠心ポンプ1は、吸込フランジ2a
より吸込まれた水が、軸3に固定され共に回転する羽根
車4によって昇圧され、羽根車4の外周に設けたデイフ
ューザ5に吐出され、デイフューザ5の外周に設けたス
テージ6に流入させ、ステージ6によって外向きの流れ
を内向きに変え、次段の羽根車4に導く昇圧行程を繰返
して加圧され、吐出フランジ2bから吐出する構造であ
る。軸3は軸受7によって両端で支持されている。
【0023】図2は羽根車、デイフューザ、ステージ部
分の拡大断面図、図3は羽根車、ステージブッシュ、ケ
ーシングリングの組立て関係図である。デイフューザ
5、ステージ6は羽根車4の外周側に配置されている。
より詳しくは、羽根車4の側板側に羽根車4と一体に形
成された円筒部4a(以下、羽根車4側板円筒部とい
う)の外周面に対向するデイフューザ5の内周には、ス
テージブッシュ51が嵌めこまれ、羽根車4の心板側の
外周面に対向するステ−ジ6の内周にはケーシングリン
グ61が嵌めこまれている(円筒部4aは羽根車4と別
部材で形成し固定手段で両者を固定してもよい)。円筒
部4aの外周面とステージブッシュ51の内周面、及び
羽根車4の心板側の外周面とステージブッシュ51の内
周面との間には微小なすき間が形成され、シールを形成
している。
【0024】羽根車4側板円筒部の外周面とステージブ
ッシュ51、ケーシングリング61の内周面にWC−2
7%NiCr皮膜を溶射法によって被覆する。若しくは
Cr3C2−20%NiCr皮膜を溶射法によって被覆
する。溶射法としては、高速フレーム溶射法を用いる。
【0025】両面、同一組成でよいが、好ましくは羽根
車4側を保護する意味で羽根車4側板円筒部の外周面に
高硬度のWC−27%NiCr溶射膜、ステージブッシ
ュ51、ケーシングリング61の内周面にCr3C2−
20%NiCr皮膜を溶射法によって被覆した。
【0026】本実施例では、WC−27%NiCrを高
速フレーム溶射法によって被覆し、皮膜の硬さはHv8
00以上であった。この皮膜の硬さは、取り扱い水中に
Fe3O4,Fe2O3等の酸化鉄が含まれる使用条件
でも、これらの粒子硬さHv400〜600に対して皮
膜の硬さはHv800以上のため、十分な耐摩耗性を発
揮できる。なお、皮膜の膜厚は、0.32mmであっ
た。
【0027】耐摩耗性を確認するため、図4に示す試験
機を使用して、13%Crステンレス鋳鋼の母材(固定
片A及び可動片A)、この母材の表面に高周波焼入を施
した固定片B及び可動片Bと、またこの母材に本実施例
を施した固定片C及び可動片Cを製作して、摩耗加速試
験を実施した。摩耗条件は、Fe3O4水溶液濃度80
00ppm、Fe3O4粒子の硬度Hv370〜60
0、粒子径5〜25μm、可動片の周速2.8m/s、
面圧0.15kg/cm2とした。なお、母材(固定片
A及び可動片Aの組み合わせ)の表面の硬さはHv20
4、母材の表面に高周波焼入を施した固定片B及び可動
片Bの組み合わせのものの表面の硬さはHv610、本
実施例を施した固定片C及び可動片Cの組み合わせのも
のの硬さはHv799であった。
【0028】摩耗加速試験の結果、固定片A及び可動片
Aのものは数分、固定片B及び可動片Bのものは2時間
で摩擦面にかじり付きが生じたが、固定片C及び可動片
Cのものは24時間後にもかじり付きを確認できなかっ
た。
【0029】この試験結果を、横軸に摺動距離(k
m)、縦軸に摩耗量(g)をとって両者の関係を図5に
示す。固定片A及び可動片Aのものを△印、固定片B及
び可動片Bのものを○印、固定片C及び可動片Cのもの
を●印の直線で示してあり、図より本実施例によるもの
の耐摩耗性は大幅に向上することは、明らかである。
【0030】さらに、比摩耗量でこの試験結果を比較し
たものを図6に示す。図は横軸に比摩耗量(g/kg・
m)をとり、ここで、比摩耗量とは、磨耗した重量を、
摩擦面に加わっている荷重とすべった距離で割った値で
ある。図から、本実施例による固定片C及び可動片Cの
ものの耐摩耗性は、他の固定片A及び可動片Aのもの、
若しくは固定片B及び可動片Bのものより大幅に向上す
ることは、明らかである。
【0031】次に、同じく図4の試験機を使用し、可動
片の周速を17m/sとして、固定片C及び可動片Cの
ものについて摩耗加速試験を実施した。48時間後にも
固定片C及び可動片Cのものは摩擦面にかじり付きを確
認できなかった。可動片の周速2.8m/s及び17m
/sの結果の摩耗距離と摩耗量の関係を図7に示す。図
7より本実施例の固定片C及び可動片Cのものの耐摩耗
性は長期間にわたり大幅に向上することは、明らかであ
る。
【0032】図8はシ−ル面の拡大断面図である。円筒
部4aの外周面、及びこの外周面4aと対向するディフ
ューザ51の内周面を平行平面に形成したものである。
【0033】図9はシ−ル面の他の実施例の拡大断面図
である。円筒部4aの外周面を平面に形成し、この外周
面4aと対向するディフューザ51の内周面にラビリン
ス溝加工を施したものである。
【0034】図10にラビリンス溝加工を施したシ−ル
面を加工する際の加工工程を示す。まず、ディフューザ
51の内周面を平面に加工した後にラビリンス溝加工を
行う。次に、ラビリンス溝加工を施した面に皮膜を形成
して最後にシ−ル部内面に研磨加工を施すものである。
【0035】なお、上記実施例はディフューザ内周にス
テ−ジブッシュを嵌めこみ、ステ−ジ内周にケ−シング
リングを嵌めこみ、ステ−ジブッシュ及びケ−シングリ
ングの内周面を皮膜で被覆しているが、ディフューザ内
周面及びステ−ジブッシュの内周面に直接、皮膜で被覆
してもよい。この場合、皮膜が摩耗した際の皮膜の再被
覆の作業性が若干劣る。
【0036】上述するように、取り扱い水中に酸化鉄等
の硬質粒子が含まれる場合、特に硬質粒子がシール面よ
り硬い場合、シールすき間にかみ込み、若しくはシール
付近に衝突し、且つシール面同士が固体接触した場合で
も、シール面の摩耗・エロージョンの発生を抑制・防止
でき、耐摩耗性の向上を図ることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、母材の材質を変更せず
に、羽根車とステ−ジ、ディフューザの耐摩耗性、耐食
性の向上を図ることができる。
【0038】特に、起動、停止時、あるいは取り扱い水
の流入量、吐出量の変動等によって軸振動が大きくな
り、羽根車とステーターが強く固体接触する場合でも、
耐摩耗性、耐食性が向上し、取り扱い水中に硬質粒子が
含まれる場合でも耐摩耗性、耐エロージョン性が向上す
ることで、遠心ポンプの信頼性が向上し、また長寿命化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の多段遠心ポンプの縦断面図
である。
【図2】図1の実施例の羽根車、ディフューザ、ステー
ジ部分の拡大断面図である。
【図3】図1の実施例の羽根車、ケーシングリング、ス
テージブッシュの組立て関係図である。
【図4】耐摩耗性を試験するための摩耗加速試験機の断
面図である。
【図5】図4の摩耗加速試験機による摩耗量の試験結果
を示す図である。
【図6】図4の摩耗加速試験機による比摩耗量の試験結
果を示す図である。
【図7】図4の摩耗加速試験機による摩耗量の試験結果
を示す図である。
【図8】シ−ル面の拡大断面図である。
【図9】シ−ル面の他の実施例の拡大断面図である。
【図10】ラビリンス溝加工を施したシ−ル面を加工す
る際の加工工程図である。
【符号の説明】
1・・・多段遠心ポンプ、 2a・・吸込フランジ、 2b・・吐出フランジ、 3・・・軸、 4・・・羽根車、 5・・・ディフューザ、 6・・・ステージ、 7・・・軸受、 51・・ステージブッシュ、 61・・ケーシングリング0。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桂 裕之 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社日 立製作所土浦工場内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流路内に羽根車を嵌合した軸を配置し、前
    記羽根車に固定された円筒部の外周面とこの外周面と対
    向するディフューザの内周面との間にシ−ル面を形成
    し、及び羽根車の外周面とこの外周面と対向するステ−
    ジ内周面との間にシ−ル面を形成した遠心ポンプにおい
    て、前記シ−ルを形成する内周面、及び外周面を炭化物
    と金属とを含む皮膜で被覆することを特徴とする遠心ポ
    ンプ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の遠心ポンプにおいて、皮
    膜はビッカース硬さが800以上であることを特徴とす
    る遠心ポンプ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の遠心ポンプにおいて、炭
    化物はWC、Cr3C2のいずれか、若しくは両方を含
    み、金属としてNi,Crのいずれか、若しくは両方を
    含むものであることを特徴とする遠心ポンプ。
  4. 【請求項4】流路内に羽根車を嵌合した軸を配置し、前
    記羽根車の側板側に羽根車と一体に形成された円筒部の
    外周面とこの外周面と対向するディフューザの内周面と
    の間に微小なすき間を形成し、及び羽根車の心板側の外
    周面とこの外周面と対向するステ−ジ内周面との間に微
    小なすき間を形成した遠心ポンプにおいて、 前記ディフューザ内周にステ−ジブッシュを嵌めこみ、
    前記ステ−ジ内周にケ−シングリングを嵌めこみ、前記
    円筒部の外周面、前記ステ−ジブッシュの内周面、及び
    前記ケ−シングリングの内周面を炭化物と金属とを含む
    皮膜で被覆することを特徴とする遠心ポンプ。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の遠心ポンプにおいて、皮
    膜はビッカース硬さが800以上であることを特徴とす
    る遠心ポンプ。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の遠心ポンプにおいて、炭
    化物はWC、Cr3C2のいずれか、若しくは両方を含
    み、金属としてNi,Crのいずれか、若しくは両方を
    含むものであることを特徴とする遠心ポンプ。
  7. 【請求項7】流路内に羽根車を嵌合した軸を配置し、前
    記羽根車の側板側に羽根車と一体に形成された円筒部の
    外周面とこの外周面と対向するディフューザの内周面と
    の間に微小なすき間を形成し、及び羽根車の心板側の外
    周面とこの外周面と対向するステ−ジ内周面との間に微
    小なすき間を形成した遠心ポンプにおいて、 前記ディフューザ内周にステ−ジブッシュを嵌めこみ、
    前記ステ−ジ内周にケ−シングリングを嵌めこみ、前記
    円筒部の外周面、前記ステ−ジブッシュの内周面、及び
    前記ケ−シングリングの内周面を炭化物と金属とを含む
    皮膜で被覆し、前記円筒部の外周面を被覆する皮膜の硬
    さを、前記ケ−シングリングの内周面及び前記ステ−ジ
    ブッシュの内周面を被覆する皮膜の硬さより軟らかくす
    ることを特徴とする遠心ポンプ。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の遠心ポンプにおいて、円
    筒部の外周面を被覆する皮膜は炭化物としてCr3C
    2、金属としてNi,Crのいずれか、若しくは両方を
    含み、ケ−シングリングの内周面及び前記ステ−ジブッ
    シュの内周面を被覆する皮膜は炭化物としてWC、金属
    としてNi、Crいずれか、若しくは両方を含むもので
    あることを特徴とする遠心ポンプ。
  9. 【請求項9】流路内に羽根車を嵌合した軸を配置し、前
    記羽根車の側板側に羽根車と一体に形成された円筒部の
    外周面とこの外周面と対向するディフューザの内周面と
    の間に微小なすき間を形成し、及び羽根車の心板側の外
    周面とこの外周面と対向するステ−ジ内周面との間に微
    小なすき間を形成した遠心ポンプにおいて、 前記ディフューザ内周にステ−ジブッシュを嵌めこみ、
    前記ステ−ジ内周にケ−シングリングを嵌めこみ、前記
    円筒部の外周面を炭化物としてCr3C2、金属として
    Ni,Crのいずれかを含む皮膜で被覆し、前記ステ−
    ジブッシュの内周面及び前記ケ−シングリングの内周面
    を炭化物としてWCを含み、金属としてNi,Crのい
    ずれかを含む皮膜で被覆し、これら皮膜の厚さを0.2
    mmから0.6mmの範囲とすることを特徴とする遠心ポン
    プ。
  10. 【請求項10】流路内に羽根車を嵌合した軸を配置し、
    前記羽根車の側板側に羽根車と一体に形成された円筒部
    の外周面とこの外周面と対向するディフューザの内周面
    との間に微小なすき間を形成し、及び羽根車の心板側の
    外周面とこの外周面と対向するステ−ジ内周面との間に
    微小なすき間を形成した遠心ポンプにおいて、 前記円筒部の外周面、及びこの外周面と対向するディフ
    ューザの内周面、及び羽根車の心板側の外周面と対向す
    るステ−ジ内周面を炭化物としてWC、Cr3C2のい
    ずれか、若しくは両方を含み、金属としてNi,Crの
    いずれか、若しくは両方を含み、厚さ0.2mmから0.
    6mmの範囲の皮膜で被覆することを特徴とする遠心ポン
    プ。
  11. 【請求項11】流路内に羽根車を嵌合した軸を配置し、
    前記羽根車の側板側に羽根車に固定された円筒部の外周
    面とこの外周面と対向するディフューザの内周面との間
    に微小なすき間を形成し、及び羽根車の心板側の外周面
    とこの外周面と対向するステ−ジ内周面との間に微小な
    すき間を形成した遠心ポンプにおいて、 前記円筒部の外周面、及びこの外周面と対向するディフ
    ューザの内周面、及び羽根車の心板側の外周面と対向す
    るステ−ジの内周面に炭化物と金属とを含む皮膜で被覆
    することを特徴とする遠心ポンプ。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の遠心ポンプにおい
    て、羽根車と円筒部とを一体に形成することを特徴とす
    る遠心ポンプ。
  13. 【請求項13】請求項11に記載の遠心ポンプにおい
    て、複数の羽根車を軸に嵌合して多段にすることを特徴
    とする遠心ポンプ。
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