JPH10260452A - カメラのセクタ開閉装置 - Google Patents
カメラのセクタ開閉装置Info
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- JPH10260452A JPH10260452A JP9890498A JP9890498A JPH10260452A JP H10260452 A JPH10260452 A JP H10260452A JP 9890498 A JP9890498 A JP 9890498A JP 9890498 A JP9890498 A JP 9890498A JP H10260452 A JPH10260452 A JP H10260452A
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Landscapes
- Diaphragms For Cameras (AREA)
- Shutters For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 形状記憶合金を利用した応答性のよいコンパ
クトなカメラ用シャッタを提供する。 【解決手段】 開口2を閉じる方向にセクタ4,5を付
勢するバネ17と、所定の長さを有し一端が台板1上に
固定され他端がセクタの作動部16に支持され電圧を印
加することにより長さが変化してセクタ4,5を開口2
を開く方向に作動させる形状記憶合金18とを備え、形
状記憶合金18への印加電圧を制御してセクタ4,5の
作動を制御する。
クトなカメラ用シャッタを提供する。 【解決手段】 開口2を閉じる方向にセクタ4,5を付
勢するバネ17と、所定の長さを有し一端が台板1上に
固定され他端がセクタの作動部16に支持され電圧を印
加することにより長さが変化してセクタ4,5を開口2
を開く方向に作動させる形状記憶合金18とを備え、形
状記憶合金18への印加電圧を制御してセクタ4,5の
作動を制御する。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、駆動力源として形状記憶
合金の収縮を利用したカメラのセクタ開閉装置に関す
る。
合金の収縮を利用したカメラのセクタ開閉装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電圧を印加することにより歪曲・偏倚
し、逆電圧を印加あるいは両端子間を短絡させることに
より元の形状に復帰する性質を有する、いわゆる電歪素
子を駆動力源としたカメラ用のセクタ開閉装置が従来よ
り種々提案されている。このようなカメラ用のセクタ開
閉装置としては、例えば図9に示すようなものがある
(実開昭64−34622号公報参照)。図面において
符号101は基板で、撮影用の光路である開口窓102
を有していて、長孔101a,101bが設けられてい
るとともに、軸103が植立されている。104は駆動
力源たる電歪素子で、高電圧(数10V〜数100V)
を印加すると歪曲し、これと逆電圧を印加あるいは両端
子間を短絡させることにより元の形状に復帰する性質を
有している。105は保持部で、前記電歪素子104の
先端部が自由に歪曲、偏倚可能としつつ、基幹部を基板
101に固定して保持する。106は係合腕で、前記電
歪素子104の先端部を挟持かつ係合し、該素子の偏倚
力を受ける。107は作用腕で、駆動ピン107a,1
07bが、基板101に開けられた長孔101a,10
1bを貫通するようにして植立されている。
し、逆電圧を印加あるいは両端子間を短絡させることに
より元の形状に復帰する性質を有する、いわゆる電歪素
子を駆動力源としたカメラ用のセクタ開閉装置が従来よ
り種々提案されている。このようなカメラ用のセクタ開
閉装置としては、例えば図9に示すようなものがある
(実開昭64−34622号公報参照)。図面において
符号101は基板で、撮影用の光路である開口窓102
を有していて、長孔101a,101bが設けられてい
るとともに、軸103が植立されている。104は駆動
力源たる電歪素子で、高電圧(数10V〜数100V)
を印加すると歪曲し、これと逆電圧を印加あるいは両端
子間を短絡させることにより元の形状に復帰する性質を
有している。105は保持部で、前記電歪素子104の
先端部が自由に歪曲、偏倚可能としつつ、基幹部を基板
101に固定して保持する。106は係合腕で、前記電
歪素子104の先端部を挟持かつ係合し、該素子の偏倚
力を受ける。107は作用腕で、駆動ピン107a,1
07bが、基板101に開けられた長孔101a,10
1bを貫通するようにして植立されている。
【0003】109、111は絞り羽根を兼用するシャ
ッタ羽根で、第1羽根109は軸103により回動可能
に軸支され、作用腕107の駆動ピン107aとは、被
駆動可能に長孔109aにより係合している。第2羽根
111は、軸103にて回動可能にして支持されてい
て、且つ作用腕107の駆動ピン107bとは長孔11
1aにより被駆動可能に係合されているとともに、前記
第1羽根109と協働して開口窓102を開放・遮閉す
る。連結ネジ108を締め込むことにより、以後係合腕
106と作用腕107は連結ネジ108を支点として、
一体に作動する。
ッタ羽根で、第1羽根109は軸103により回動可能
に軸支され、作用腕107の駆動ピン107aとは、被
駆動可能に長孔109aにより係合している。第2羽根
111は、軸103にて回動可能にして支持されてい
て、且つ作用腕107の駆動ピン107bとは長孔11
1aにより被駆動可能に係合されているとともに、前記
第1羽根109と協働して開口窓102を開放・遮閉す
る。連結ネジ108を締め込むことにより、以後係合腕
106と作用腕107は連結ネジ108を支点として、
一体に作動する。
【0004】シャッタをレリーズすると、図示しない制
御回路からの通電により電歪素子104に電圧が印加さ
れて該素子は歪曲する。この歪曲により、電歪素子10
4の先端部と係合する係合腕106はこの偏倚を受け、
係合腕106、作動腕107は連結ネジ108を回転支
軸として時計方向に回動する。作動レバーの作用腕10
7に植立された駆動ピン107a,107bは各々係合
している第1羽根109の長孔109aおよび第2羽根
111の長孔111aを介して、軸103を中心として
互いに離反する方向に作動し、開口窓102を開放す
る。第1羽根109の一部に穿設されている透孔109
bと検出素子110とにより、羽根の移動量(開角度)
を検知し、且つ通電時間との組合せにより所定の時間に
達すると図示しない制御回路からの指示により、電歪素
子104の両端子間が短絡され、瞬時に電歪素子104
は元の形状に復帰する。
御回路からの通電により電歪素子104に電圧が印加さ
れて該素子は歪曲する。この歪曲により、電歪素子10
4の先端部と係合する係合腕106はこの偏倚を受け、
係合腕106、作動腕107は連結ネジ108を回転支
軸として時計方向に回動する。作動レバーの作用腕10
7に植立された駆動ピン107a,107bは各々係合
している第1羽根109の長孔109aおよび第2羽根
111の長孔111aを介して、軸103を中心として
互いに離反する方向に作動し、開口窓102を開放す
る。第1羽根109の一部に穿設されている透孔109
bと検出素子110とにより、羽根の移動量(開角度)
を検知し、且つ通電時間との組合せにより所定の時間に
達すると図示しない制御回路からの指示により、電歪素
子104の両端子間が短絡され、瞬時に電歪素子104
は元の形状に復帰する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のセクタ開閉装置にあっては、シャッタ羽根1
09,111の開閉を行う場合に必要なストロークを得
ようとすると、部品精度の点で電歪素子104をあまり
小さくできないために、係合腕106、連結ネジ10
8、作動腕107といった拡大機構が必要であった。ま
た、電歪素子104は材質上平板状にしかできず、開口
窓102の周囲に曲折して配置させることができなかっ
た。したがって、この装置を一層コンパクト化すること
はできなかった。さらに、この装置を駆動するには、電
歪素子104に数10V〜数100Vの高電圧を印加さ
せねばならなかった。したがって、電気部品のコストが
上り、また高電圧にする感電対策を施さねばならず、こ
の装置全体としてコストが高くなっていた。加えて、電
歪素子104はヒステリシス(電圧印加して印加終了後
に残留歪が生じて元の状態に戻らない)の幅が大きいた
めに、この装置の駆動が複雑になり、応答性が低下して
いた。
うな従来のセクタ開閉装置にあっては、シャッタ羽根1
09,111の開閉を行う場合に必要なストロークを得
ようとすると、部品精度の点で電歪素子104をあまり
小さくできないために、係合腕106、連結ネジ10
8、作動腕107といった拡大機構が必要であった。ま
た、電歪素子104は材質上平板状にしかできず、開口
窓102の周囲に曲折して配置させることができなかっ
た。したがって、この装置を一層コンパクト化すること
はできなかった。さらに、この装置を駆動するには、電
歪素子104に数10V〜数100Vの高電圧を印加さ
せねばならなかった。したがって、電気部品のコストが
上り、また高電圧にする感電対策を施さねばならず、こ
の装置全体としてコストが高くなっていた。加えて、電
歪素子104はヒステリシス(電圧印加して印加終了後
に残留歪が生じて元の状態に戻らない)の幅が大きいた
めに、この装置の駆動が複雑になり、応答性が低下して
いた。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明にあっては、所定の長さを有し一端が
台板上に固定され他端がセクタの作動部に支持され電圧
を印加することにより長さが変化してセクタを開口を開
く方向に作動させる形状記憶合金を備え、この形状記憶
合金への印加電圧を制御してセクタの作動を制御してい
るので、従来のように拡大機構を必要とせず、また形状
記憶合金を台板の形状に応じて自由な形に構成すること
ができる。したがって、この装置を一層コンパクト化す
ることができる。さらに、形状記憶合金は低い電圧を印
加するだけで容易に収縮する。したがって、電気部品の
コストを低下させることができ、また従来のように感電
対策を施す必要がないので、この装置全体としてコスト
を低下させることができる。加えて、形状記憶合金は従
来の電歪素子に比べて、ヒステリシス幅が小さいため
に、この装置の駆動は単純になり、応答性が向上する。
るために、本発明にあっては、所定の長さを有し一端が
台板上に固定され他端がセクタの作動部に支持され電圧
を印加することにより長さが変化してセクタを開口を開
く方向に作動させる形状記憶合金を備え、この形状記憶
合金への印加電圧を制御してセクタの作動を制御してい
るので、従来のように拡大機構を必要とせず、また形状
記憶合金を台板の形状に応じて自由な形に構成すること
ができる。したがって、この装置を一層コンパクト化す
ることができる。さらに、形状記憶合金は低い電圧を印
加するだけで容易に収縮する。したがって、電気部品の
コストを低下させることができ、また従来のように感電
対策を施す必要がないので、この装置全体としてコスト
を低下させることができる。加えて、形状記憶合金は従
来の電歪素子に比べて、ヒステリシス幅が小さいため
に、この装置の駆動は単純になり、応答性が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】台板の開口を開閉するセクタとこ
のセクタを開閉駆動するセクタ駆動手段とを有している
カメラのセクタ開閉装置であって、開口を閉じる方向に
セクタを付勢するバネと、所定の長さを有し一端が台板
上に固定され他端がセクタの作動部に支持され電圧を印
加することにより長さが変化してセクタを開口を開く方
向に作動させる形状記憶合金とを含み、形状記憶合金へ
の印加電圧を制御してセクタの作動を制御するようにし
ている。
のセクタを開閉駆動するセクタ駆動手段とを有している
カメラのセクタ開閉装置であって、開口を閉じる方向に
セクタを付勢するバネと、所定の長さを有し一端が台板
上に固定され他端がセクタの作動部に支持され電圧を印
加することにより長さが変化してセクタを開口を開く方
向に作動させる形状記憶合金とを含み、形状記憶合金へ
の印加電圧を制御してセクタの作動を制御するようにし
ている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1および図2は本発明に係るセクタ開閉装置の
第1実施例を示す図である。まず、構成を説明する、図
1において、符号1は台板であり、この台板1の裏面側
にはシャッタ開口2を開閉するための一対のシャッタ羽
根4,5(セクタ)が配設されている。また、シャッタ
羽根4,5はその基端側が台板1に植設された固定軸
6,7に回動自在に支承されるとともに、この基板側に
はそれぞれ長孔8,9が形成され、また、画線部4a,
5aを有している。
する。図1および図2は本発明に係るセクタ開閉装置の
第1実施例を示す図である。まず、構成を説明する、図
1において、符号1は台板であり、この台板1の裏面側
にはシャッタ開口2を開閉するための一対のシャッタ羽
根4,5(セクタ)が配設されている。また、シャッタ
羽根4,5はその基端側が台板1に植設された固定軸
6,7に回動自在に支承されるとともに、この基板側に
はそれぞれ長孔8,9が形成され、また、画線部4a,
5aを有している。
【0009】一対のシャッタ羽根4,5の長孔8,9に
は、セクタピン10が嵌挿され、このセクタピン10は
回動軸11を介して回動自在に設けられた第1駆動レバ
ー12に固設されている。第1駆動レバー12には切り
込み溝12aが形成され、この切り込み溝12aには後
述する第2駆動レバーの裏面側に設けられた偏心した調
整ピン13が嵌挿されている。また、回動軸11は台板
1の表面側に位置している第2駆動レバー14を支承し
ている。第2駆動レバー14には度決め部14a,14
bが形成され、この度決め部14a,14b間には度決
めピン15が位置して台板1に固設されている。また、
第2駆動レバー14には第1ピン16が固設され、第1
ピン16には台板1に設けられたねじりコイルバネ17
の付勢力がかかっている。
は、セクタピン10が嵌挿され、このセクタピン10は
回動軸11を介して回動自在に設けられた第1駆動レバ
ー12に固設されている。第1駆動レバー12には切り
込み溝12aが形成され、この切り込み溝12aには後
述する第2駆動レバーの裏面側に設けられた偏心した調
整ピン13が嵌挿されている。また、回動軸11は台板
1の表面側に位置している第2駆動レバー14を支承し
ている。第2駆動レバー14には度決め部14a,14
bが形成され、この度決め部14a,14b間には度決
めピン15が位置して台板1に固設されている。また、
第2駆動レバー14には第1ピン16が固設され、第1
ピン16には台板1に設けられたねじりコイルバネ17
の付勢力がかかっている。
【0010】第1ピン16には形状記憶合金の一種のバ
イオメタル18(商品名)の一端が連結され、さらにこ
のバイオメタル18はシャッタ開口2を囲むようにして
円板状の台板1の周縁に設けられた複数の滑車19a,
19b,19c,19d,19eに巻きつけられながら
伸長されている。バイオメタル18の他端側の滑車19
d,19eには図2に示すように二段に巻き付けられ、
この他端は第2ピン20に連結されている。
イオメタル18(商品名)の一端が連結され、さらにこ
のバイオメタル18はシャッタ開口2を囲むようにして
円板状の台板1の周縁に設けられた複数の滑車19a,
19b,19c,19d,19eに巻きつけられながら
伸長されている。バイオメタル18の他端側の滑車19
d,19eには図2に示すように二段に巻き付けられ、
この他端は第2ピン20に連結されている。
【0011】第2ピン20はビス21を介して台板1に
設けられた調整板22上に植設されている。調整板22
をビス21を中心に左旋させると、第2駆動レバー14
は図1中右旋され(このとき、シャッタ羽根4,5はシ
ャッタ開口2を閉止している)、バイオメタル18を引
っ張って弛まないようにしている。なお本実施例では調
整ピン13を設け、この調整ピン13を回転することに
より、第1駆動レバー12と第2駆動レバー14の間の
位相を変え、シャッタ羽根4,5の互いの重なり量を変
えられるように構成してあるが、第1駆動レバー12と
第2駆動レバー14を一体構成とするとともに調整ピン
13を省略し、調整板22によってシャッタ羽根4,5
の重なり量を調整することも可能である。第1,第2ピ
ン16,20は絶縁されており、この間のバイオメタル
18に電圧(DCでもACでも可)を印加できる様にそ
れぞれリード線T1,T2が引き出されている。
設けられた調整板22上に植設されている。調整板22
をビス21を中心に左旋させると、第2駆動レバー14
は図1中右旋され(このとき、シャッタ羽根4,5はシ
ャッタ開口2を閉止している)、バイオメタル18を引
っ張って弛まないようにしている。なお本実施例では調
整ピン13を設け、この調整ピン13を回転することに
より、第1駆動レバー12と第2駆動レバー14の間の
位相を変え、シャッタ羽根4,5の互いの重なり量を変
えられるように構成してあるが、第1駆動レバー12と
第2駆動レバー14を一体構成とするとともに調整ピン
13を省略し、調整板22によってシャッタ羽根4,5
の重なり量を調整することも可能である。第1,第2ピ
ン16,20は絶縁されており、この間のバイオメタル
18に電圧(DCでもACでも可)を印加できる様にそ
れぞれリード線T1,T2が引き出されている。
【0012】ところで、一般的にバイオメタルは、ある
力を加えておいて(例えばバネ力)加熱する(電流を流
すことによる自己発熱でも可)と数パーセント長さが縮
む性質がある。ここで、温度によって縮み量は異なる
が、ある一定の温度以上では一定となる。したがって、
電圧印加後に電圧をOFFすればシャッタ羽根を開閉で
き、電圧(電流)を制御して縮み量を一定にしておけば
絞りが構成できることになる。また、小型のシャッタに
於てはシャッタ羽根を全開するには通常3〜5mm程度
の変化量が必要であり、逆算するとバイオメタルは全長
100mm程度必要である。そこで、バイオメタルはワ
イヤー状なので自由に方向を変えることができ、シャッ
タ(又は絞り)の台板形状に応じ自由な形に構成でき
る。さらに、バイオメタルは低い電圧でも駆動が可能で
ある。バイオメタルを駆動させる電気的エネルギはVA
値[W]であるので、バイオメタルの長さや線径を選択
することで低い電圧で使うことができる。例えば線径
0.15mm、長さ40mmのバイオメタルは1ボルト
以下の電圧で加熱駆動できる。
力を加えておいて(例えばバネ力)加熱する(電流を流
すことによる自己発熱でも可)と数パーセント長さが縮
む性質がある。ここで、温度によって縮み量は異なる
が、ある一定の温度以上では一定となる。したがって、
電圧印加後に電圧をOFFすればシャッタ羽根を開閉で
き、電圧(電流)を制御して縮み量を一定にしておけば
絞りが構成できることになる。また、小型のシャッタに
於てはシャッタ羽根を全開するには通常3〜5mm程度
の変化量が必要であり、逆算するとバイオメタルは全長
100mm程度必要である。そこで、バイオメタルはワ
イヤー状なので自由に方向を変えることができ、シャッ
タ(又は絞り)の台板形状に応じ自由な形に構成でき
る。さらに、バイオメタルは低い電圧でも駆動が可能で
ある。バイオメタルを駆動させる電気的エネルギはVA
値[W]であるので、バイオメタルの長さや線径を選択
することで低い電圧で使うことができる。例えば線径
0.15mm、長さ40mmのバイオメタルは1ボルト
以下の電圧で加熱駆動できる。
【0013】次に、作用を説明する。電圧をバイオメタ
ル18に印加しないときには、ねじりコイルバネ17に
よって第2駆動レバー14は図1中反時計方向へ付勢さ
れ、回転軸11を介して第1駆動レバー12も反時計方
向に付勢されている。第1駆動レバー12が反時計方向
に付勢されていると、セクタピン10、長孔8、9を介
してシャッタ羽根4、5はシャッタ開口2を閉止してい
る。第1,第2ピン16,20から引き出されているリ
ード線T1,T2からバイオメタル18に電圧を印加す
ると、バイオメタル18は発熱し、全体として縮む。バ
イオメタル18が縮むと、第1,第2駆動レバー12,
14は時計方向へ回動し、一対のシャッタ羽根4,5は
シャッタ開口2を開放し始める。
ル18に印加しないときには、ねじりコイルバネ17に
よって第2駆動レバー14は図1中反時計方向へ付勢さ
れ、回転軸11を介して第1駆動レバー12も反時計方
向に付勢されている。第1駆動レバー12が反時計方向
に付勢されていると、セクタピン10、長孔8、9を介
してシャッタ羽根4、5はシャッタ開口2を閉止してい
る。第1,第2ピン16,20から引き出されているリ
ード線T1,T2からバイオメタル18に電圧を印加す
ると、バイオメタル18は発熱し、全体として縮む。バ
イオメタル18が縮むと、第1,第2駆動レバー12,
14は時計方向へ回動し、一対のシャッタ羽根4,5は
シャッタ開口2を開放し始める。
【0014】適切な露光が得られた時点で電圧印加を止
めると、バイオメタル18は元の状態に戻り、ねじりコ
イルバネ17の付勢力も加わって伸びる。バイオメタル
18が伸びると、第1,第2駆動レバー12,14は反
時計方向へ回動し、シャッタ羽根4,5はシャッタ開口
2を再度閉止する。なお、シャッタ羽根4,5による絞
りの制御はバイオメタル18に印加する電圧量を変えて
行う。このように、バイオメタル18に電圧を印加し、
この縮み量を利用してシャッタ羽根4,5の開閉を行う
ようにしている。このバイオメタル18の縮み量は前記
したようにかなり大きいので、電歪素子を用いた従来例
に比べて拡大機構を必要としない。また、バイオメタル
18は前記したようにワイヤー状なので自由に方向を変
えることができるため、台板1の形状に応じて自由な形
に構成することができる。したがって、この装置を一層
コンパクト化することができる。
めると、バイオメタル18は元の状態に戻り、ねじりコ
イルバネ17の付勢力も加わって伸びる。バイオメタル
18が伸びると、第1,第2駆動レバー12,14は反
時計方向へ回動し、シャッタ羽根4,5はシャッタ開口
2を再度閉止する。なお、シャッタ羽根4,5による絞
りの制御はバイオメタル18に印加する電圧量を変えて
行う。このように、バイオメタル18に電圧を印加し、
この縮み量を利用してシャッタ羽根4,5の開閉を行う
ようにしている。このバイオメタル18の縮み量は前記
したようにかなり大きいので、電歪素子を用いた従来例
に比べて拡大機構を必要としない。また、バイオメタル
18は前記したようにワイヤー状なので自由に方向を変
えることができるため、台板1の形状に応じて自由な形
に構成することができる。したがって、この装置を一層
コンパクト化することができる。
【0015】さらに、この装置を駆動させるためには、
前記したようにバイオメタル18に低い電圧を印加する
だけで、このバイオメタル18は容易に収縮する。した
がって、電気部品のコストを低下させることができ、ま
た従来のように感電対策を施す必要がなく、この装置全
体としてコストを低下させることができる。加えて、バ
イオメタル18は従来の電歪素子に比べてヒステリシス
幅が小さいために、この装置の駆動は単純になり、応答
性が向上する。一方、例えば実開昭62−127530
号公報に記載されているセクタ開閉装置に比べて、ステ
ップモータを用いていないので、このステップモータや
輪列機構が不要となり、この装置全体としてコンパクト
化、低コスト化が可能となる。
前記したようにバイオメタル18に低い電圧を印加する
だけで、このバイオメタル18は容易に収縮する。した
がって、電気部品のコストを低下させることができ、ま
た従来のように感電対策を施す必要がなく、この装置全
体としてコストを低下させることができる。加えて、バ
イオメタル18は従来の電歪素子に比べてヒステリシス
幅が小さいために、この装置の駆動は単純になり、応答
性が向上する。一方、例えば実開昭62−127530
号公報に記載されているセクタ開閉装置に比べて、ステ
ップモータを用いていないので、このステップモータや
輪列機構が不要となり、この装置全体としてコンパクト
化、低コスト化が可能となる。
【0016】次に、本発明に係るセクタ開閉装置の第2
実施例を図3および図4に示す。この実施例および以下
の実施例において、前記実施例と同一部材には同一符号
を付してその説明は省略する。この第2実施例は、耐熱
性プラスチック等でつくられたガイド部材31を台板1
の周縁部にぐるりと囲む形で配設したものであり、この
ガイド部材31の溝部31aにはバイオメタル18が取
り付けられている。なお、バイオメタル18に大きな縮
み量を必要とするときには、このガイド部材31の両端
部を連結して複数回バイオメタル18を巻き付けてもよ
い。
実施例を図3および図4に示す。この実施例および以下
の実施例において、前記実施例と同一部材には同一符号
を付してその説明は省略する。この第2実施例は、耐熱
性プラスチック等でつくられたガイド部材31を台板1
の周縁部にぐるりと囲む形で配設したものであり、この
ガイド部材31の溝部31aにはバイオメタル18が取
り付けられている。なお、バイオメタル18に大きな縮
み量を必要とするときには、このガイド部材31の両端
部を連結して複数回バイオメタル18を巻き付けてもよ
い。
【0017】次に、本発明に係るセクタ開閉装置の第3
実施例を図5および図6(a)、(b)に示す。この第
3実施例では、台板1の周縁部に設けられたガイド部材
41には図6(a)に示すように3段の溝部41a,4
1b,41cが形成され、この溝部41a,41b,4
1cにはそれぞれ長さの異なるバイオメタル18a,1
8b,18cが取り付けられている。バイオメタル18
a,18b,18cを選択して電圧を印加すれば、シャ
ッタ羽根4,5による絞りの制御をより精密に行うこと
ができる。なお、ガイド部材41の溝部41a,41
b,41cにバイオメタル18a,18b,18cが外
れるのを防止するために、図6(b)に示すようにフッ
ク部42を形成してもよい。
実施例を図5および図6(a)、(b)に示す。この第
3実施例では、台板1の周縁部に設けられたガイド部材
41には図6(a)に示すように3段の溝部41a,4
1b,41cが形成され、この溝部41a,41b,4
1cにはそれぞれ長さの異なるバイオメタル18a,1
8b,18cが取り付けられている。バイオメタル18
a,18b,18cを選択して電圧を印加すれば、シャ
ッタ羽根4,5による絞りの制御をより精密に行うこと
ができる。なお、ガイド部材41の溝部41a,41
b,41cにバイオメタル18a,18b,18cが外
れるのを防止するために、図6(b)に示すようにフッ
ク部42を形成してもよい。
【0018】次に、本発明に係るセクタ開閉装置の第4
実施例を図7および図8に示す。この第4実施例は、台
板1の周縁部に設けたガイド部材51に取り付けられた
バイオメタル18の途中に複数の電気的結合部材52,
53を設けたものであり、それぞれの電気的結合部材5
2,53にはリード線T2,T3が引き出されており、
このバイオメタル18の途中から電圧を印加できるよう
にしたものである。なお、この実施例(および前記第3
実施例)ではバイオメタル18の長さが異なるので、印
加する電圧は長さが最大のバイオメタル18に印加する
電圧を最小のバイオメタル18に印加してもバイオメタ
ル18が破壊又は特性劣化しない様な設計の場合は電圧
値を変える必要はないが、破壊又は特性劣化するときに
は電圧値を変えるか、図8に示すように電流制限抵抗R
2,R3を入れる必要がある。
実施例を図7および図8に示す。この第4実施例は、台
板1の周縁部に設けたガイド部材51に取り付けられた
バイオメタル18の途中に複数の電気的結合部材52,
53を設けたものであり、それぞれの電気的結合部材5
2,53にはリード線T2,T3が引き出されており、
このバイオメタル18の途中から電圧を印加できるよう
にしたものである。なお、この実施例(および前記第3
実施例)ではバイオメタル18の長さが異なるので、印
加する電圧は長さが最大のバイオメタル18に印加する
電圧を最小のバイオメタル18に印加してもバイオメタ
ル18が破壊又は特性劣化しない様な設計の場合は電圧
値を変える必要はないが、破壊又は特性劣化するときに
は電圧値を変えるか、図8に示すように電流制限抵抗R
2,R3を入れる必要がある。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、開
口を閉じる方向にセクタを付勢するバネと、所定の長さ
を有し一端が台板上に固定され他端がセクタの作動部に
支持され電圧を印加することにより長さが変化してセク
タを開口を開く方向に作動させる形状記憶合金を備え、
この形状記憶合金への印加電圧を制御してセクタの作動
を制御しているので、従来のように拡大機構を必要とせ
ず、また形状記憶合金を台板の形状に応じて自由な形に
構成することができる。したがって、この装置を一層コ
ンパクト化することができる。
口を閉じる方向にセクタを付勢するバネと、所定の長さ
を有し一端が台板上に固定され他端がセクタの作動部に
支持され電圧を印加することにより長さが変化してセク
タを開口を開く方向に作動させる形状記憶合金を備え、
この形状記憶合金への印加電圧を制御してセクタの作動
を制御しているので、従来のように拡大機構を必要とせ
ず、また形状記憶合金を台板の形状に応じて自由な形に
構成することができる。したがって、この装置を一層コ
ンパクト化することができる。
【0020】さらに、形状記憶合金は低い電圧を印加す
るだけで容易に収縮する。したがって、電気部品のコス
トを低下させることができ、また従来のように感電対策
を施す必要がないので、この装置全体としてコストを低
下させることができる。
るだけで容易に収縮する。したがって、電気部品のコス
トを低下させることができ、また従来のように感電対策
を施す必要がないので、この装置全体としてコストを低
下させることができる。
【0021】加えて、形状記憶合金は従来の電歪素子に
比べてヒステリシス幅が小さいために、この装置の駆動
は単純になり、応答性が向上する。
比べてヒステリシス幅が小さいために、この装置の駆動
は単純になり、応答性が向上する。
【0022】一方、例えば実開昭62−127530号
公報に記載されているセクタ開閉装置に比べてステップ
モータを用いていないので、このステップモータや輪列
機構が不要となり、この装置全体としてコンパクト化、
低コスト化が可能となる。
公報に記載されているセクタ開閉装置に比べてステップ
モータを用いていないので、このステップモータや輪列
機構が不要となり、この装置全体としてコンパクト化、
低コスト化が可能となる。
【図1】本発明の第1実施例の平面図
【図2】本発明の第1実施例の滑車部分の側面図
【図3】本発明の第2実施例の平面図
【図4】図3におけるA−A線断面図
【図5】本発明の第3実施例の平面図
【図6】(a)は図5におけるB−B線断面図、(b)
はガイド部材の他の実施例の断面図
はガイド部材の他の実施例の断面図
【図7】本発明の第4実施例の平面図
【図8】第4実施例の回路図
【図9】従来のセクタ開閉装置の平面図
1 台板 2 開口 4,5 セクタ 17 バネ 18 形状記憶合金
Claims (1)
- 【請求項1】 台板の開口を開閉するセクタとこのセク
タを開閉駆動するセクタ駆動手段とを有するカメラのセ
クタ開閉装置において、 前記開口を閉じる方向に前記セクタを付勢するバネと、
所定の長さを有し一端が前記台板上に固定され他端が前
記セクタの作動部に支持され電圧を印加することにより
長さが変化して前記セクタを前記開口を開く方向に作動
させる形状記憶合金とを含み、前記形状記憶合金への前
記印加電圧を制御して前記セクタの作動を制御するよう
にしたことを特徴とするカメラのセクタ開閉装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10098904A JP3106357B2 (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | カメラのセクタ開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10098904A JP3106357B2 (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | カメラのセクタ開閉装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10260452A true JPH10260452A (ja) | 1998-09-29 |
| JP3106357B2 JP3106357B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=14232130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10098904A Expired - Fee Related JP3106357B2 (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | カメラのセクタ開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3106357B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005062646A (ja) * | 2003-08-19 | 2005-03-10 | Sony Corp | 切り換え機構および電子機器 |
| JP2010501886A (ja) * | 2006-08-22 | 2010-01-21 | ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー | カメラシャッタ |
-
1998
- 1998-04-10 JP JP10098904A patent/JP3106357B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005062646A (ja) * | 2003-08-19 | 2005-03-10 | Sony Corp | 切り換え機構および電子機器 |
| JP2010501886A (ja) * | 2006-08-22 | 2010-01-21 | ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー | カメラシャッタ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3106357B2 (ja) | 2000-11-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |