JPH1026046A - 筒内噴射エンジンの制御装置 - Google Patents
筒内噴射エンジンの制御装置Info
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- JPH1026046A JPH1026046A JP8180715A JP18071596A JPH1026046A JP H1026046 A JPH1026046 A JP H1026046A JP 8180715 A JP8180715 A JP 8180715A JP 18071596 A JP18071596 A JP 18071596A JP H1026046 A JPH1026046 A JP H1026046A
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- pressure
- fuel pressure
- control device
- injection
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 筒内噴射エンジンにおいて、燃料圧力や筒内
圧が変化する外乱のもとで、精密な燃料量制御(空燃比
制御)が可能なエンジン制御装置を提供する。 【解決手段】 筒内噴射エンジンの制御装置において、
前記インジェクタに印加される燃料圧力を検出する手段
と、該検出した燃料圧力と基準燃料圧力の比により燃料
噴射パルス幅を補正する手段と、シリンダ内の圧力を検
出する手段と、前記2つの圧力の差圧ΔPを一定とする
ように燃料圧力を制御する手段とを備えてなる。
圧が変化する外乱のもとで、精密な燃料量制御(空燃比
制御)が可能なエンジン制御装置を提供する。 【解決手段】 筒内噴射エンジンの制御装置において、
前記インジェクタに印加される燃料圧力を検出する手段
と、該検出した燃料圧力と基準燃料圧力の比により燃料
噴射パルス幅を補正する手段と、シリンダ内の圧力を検
出する手段と、前記2つの圧力の差圧ΔPを一定とする
ように燃料圧力を制御する手段とを備えてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒内噴射エンジン
のエンジン制御システムに係り、特に、燃料圧力や筒内
圧力が変化するという外乱のもとで、精密な燃料量制御
(つまり空燃比制御)を行うエンジン制御装置に関す
る。
のエンジン制御システムに係り、特に、燃料圧力や筒内
圧力が変化するという外乱のもとで、精密な燃料量制御
(つまり空燃比制御)を行うエンジン制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料噴射弁を燃焼室に配置し、該
燃焼室に直接燃料を噴射するエンジン、即ち、筒内噴射
エンジンにおいては、例えば、特開平5-79370号に記載
されているように、該燃料噴射弁の燃料噴射時期は、吸
気行程だけでなく、エンジンの負荷、及び、他のパラメ
ータの状態によっては、圧縮行程にも切り替えられるよ
うにしたものが提案されている。
燃焼室に直接燃料を噴射するエンジン、即ち、筒内噴射
エンジンにおいては、例えば、特開平5-79370号に記載
されているように、該燃料噴射弁の燃料噴射時期は、吸
気行程だけでなく、エンジンの負荷、及び、他のパラメ
ータの状態によっては、圧縮行程にも切り替えられるよ
うにしたものが提案されている。
【0003】また、前記の如き筒内噴射エンジンにおい
て、実開平5-1837号に記載されているように、筒内圧力
が変化する圧縮行程で燃料噴射弁から燃料を噴射する場
合に、該筒内圧の変化に応じて補正係数を定め、燃料噴
射のための噴射パルス幅に前記補正係数を乗算して補正
することによって噴射量を正確に定めて運転制御するよ
うにしたものも提案されている。
て、実開平5-1837号に記載されているように、筒内圧力
が変化する圧縮行程で燃料噴射弁から燃料を噴射する場
合に、該筒内圧の変化に応じて補正係数を定め、燃料噴
射のための噴射パルス幅に前記補正係数を乗算して補正
することによって噴射量を正確に定めて運転制御するよ
うにしたものも提案されている。
【0004】更に、特開平4-116243号に記載されている
ように、筒内噴射エンジンにおいて、エンジンの筒内圧
を検出する圧力検出器を備え、該圧力検出器により先行
圧縮行程の筒内圧を検出し、該筒内圧と噴射燃料圧との
差より燃料噴射量を算出し、算出された燃料噴射量の積
算値が目標燃料噴射量に達する時間を積算して、算出さ
れた時間だけ、後続圧縮行程において燃料噴射弁を開弁
させるものが提案されている。
ように、筒内噴射エンジンにおいて、エンジンの筒内圧
を検出する圧力検出器を備え、該圧力検出器により先行
圧縮行程の筒内圧を検出し、該筒内圧と噴射燃料圧との
差より燃料噴射量を算出し、算出された燃料噴射量の積
算値が目標燃料噴射量に達する時間を積算して、算出さ
れた時間だけ、後続圧縮行程において燃料噴射弁を開弁
させるものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
方式の内、特開平5-79370号に記載されている方式は、
燃料圧力(以下燃圧)が一定であれば吸気行程での燃料
噴射量は、正確に制御可能であるが、圧縮行程では、燃
圧が一定でも噴射時期によってシリンダ内の圧力(以下
筒内圧)が大きくなるため燃料噴射(インジェクタ)前
後での差圧が減少し、燃料噴射量を正確に制御できず、
空燃比がリーン側にずれるという問題がある。
方式の内、特開平5-79370号に記載されている方式は、
燃料圧力(以下燃圧)が一定であれば吸気行程での燃料
噴射量は、正確に制御可能であるが、圧縮行程では、燃
圧が一定でも噴射時期によってシリンダ内の圧力(以下
筒内圧)が大きくなるため燃料噴射(インジェクタ)前
後での差圧が減少し、燃料噴射量を正確に制御できず、
空燃比がリーン側にずれるという問題がある。
【0006】また、実開平5-1837号に記載されている方
式は、前記の問題を解決し、筒内圧が大きくなる圧縮行
程での噴射についても、燃料噴射パルス幅を長くなる方
向に補正して正確な燃料制御が可能となっている。しか
し、インジェクタ前後の差圧が低い状態で燃料噴射パル
ス幅を長くすると噴射する燃料量つまり空燃比は同じで
あっても、燃料の噴霧角度や噴射された燃料の速度が変
わってくるため、燃料の混合状態(濃い混合気の集まる
場所や濃度の分布)が変化し、特にリーン燃焼での安定
度、燃費が悪化するとの問題がある。
式は、前記の問題を解決し、筒内圧が大きくなる圧縮行
程での噴射についても、燃料噴射パルス幅を長くなる方
向に補正して正確な燃料制御が可能となっている。しか
し、インジェクタ前後の差圧が低い状態で燃料噴射パル
ス幅を長くすると噴射する燃料量つまり空燃比は同じで
あっても、燃料の噴霧角度や噴射された燃料の速度が変
わってくるため、燃料の混合状態(濃い混合気の集まる
場所や濃度の分布)が変化し、特にリーン燃焼での安定
度、燃費が悪化するとの問題がある。
【0007】更に、特開平4-116243号に記載されている
方式は、筒内圧と噴射燃料圧との差圧が少なくなると燃
料噴射時間が長くなる傾向があり、前記方式と同様な問
題が生じる。更にまた、筒内圧が変化しない吸気行程噴
射であっても、燃圧が安定する前の始動時の燃料噴射に
ついては、正確な燃料噴射ができず、始動時空燃比が薄
すぎて始動時間が長くなったり、逆に、始動時空燃比が
濃すぎて排出するHC濃度が高くなって排ガス性能を悪化
させるという問題が生じる。
方式は、筒内圧と噴射燃料圧との差圧が少なくなると燃
料噴射時間が長くなる傾向があり、前記方式と同様な問
題が生じる。更にまた、筒内圧が変化しない吸気行程噴
射であっても、燃圧が安定する前の始動時の燃料噴射に
ついては、正確な燃料噴射ができず、始動時空燃比が薄
すぎて始動時間が長くなったり、逆に、始動時空燃比が
濃すぎて排出するHC濃度が高くなって排ガス性能を悪化
させるという問題が生じる。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、燃圧や筒内圧が変化する
という外乱のもとで、精密な燃料量制御、つまり、空燃
比制御を行うと同時に、燃焼安定度、燃費、及び、排ガ
ス性能を確保することを可能とする筒内噴射エンジンの
制御装置を提供することである。
たものであって、その目的は、燃圧や筒内圧が変化する
という外乱のもとで、精密な燃料量制御、つまり、空燃
比制御を行うと同時に、燃焼安定度、燃費、及び、排ガ
ス性能を確保することを可能とする筒内噴射エンジンの
制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係るエンジン制御装置は、エンジンのシリンダ
に入る吸入空気量を測定する手段と、燃料の圧力を所定
値に制御する燃料の加圧および調圧手段と、目標空燃比
となるよう吸入空気量に係数をかけて燃料噴射量を計算
する手段と、該燃料噴射量を噴射するようインジェクタ
の通電時間を算出する手段と、通電されている間燃料を
シリンダ内に直接噴射するインジェクタと、所定の点火
時期に点火プラグで火花を発生させ混合気に着火する手
段から成り、前記インジェクタに印加される燃料圧力を
検出する手段と、検出した燃料圧力と基準燃料圧力の比
により燃料噴射パルス幅を補正する手段を設けたことを
特徴としている。
本発明に係るエンジン制御装置は、エンジンのシリンダ
に入る吸入空気量を測定する手段と、燃料の圧力を所定
値に制御する燃料の加圧および調圧手段と、目標空燃比
となるよう吸入空気量に係数をかけて燃料噴射量を計算
する手段と、該燃料噴射量を噴射するようインジェクタ
の通電時間を算出する手段と、通電されている間燃料を
シリンダ内に直接噴射するインジェクタと、所定の点火
時期に点火プラグで火花を発生させ混合気に着火する手
段から成り、前記インジェクタに印加される燃料圧力を
検出する手段と、検出した燃料圧力と基準燃料圧力の比
により燃料噴射パルス幅を補正する手段を設けたことを
特徴としている。
【0010】また、検出した燃料圧力と基準燃料圧力の
比により燃料噴射パルス幅を補正する手段は、圧力比を
軸とした補正係数のテーブルを有し、メモリ等の記憶手
段によって記憶されていることを特徴としている。そし
て、燃料噴射パルス幅を補正する手段が機能する条件
は、次の3つのいずれかとすることを特徴としている。
比により燃料噴射パルス幅を補正する手段は、圧力比を
軸とした補正係数のテーブルを有し、メモリ等の記憶手
段によって記憶されていることを特徴としている。そし
て、燃料噴射パルス幅を補正する手段が機能する条件
は、次の3つのいずれかとすることを特徴としている。
【0011】第1に、燃料圧力検出手段と噴射パルス幅
補正手段は、クランキング開始から完爆するまでの間に
機能する。そして前記インジェクタは、始動時に燃料圧
力が所定値に上昇するまで燃料を噴射せず、燃料圧力が
所定値を超えたら、噴射パルス幅補正手段で演算したパ
ルス幅の燃料を噴射する。第2に、燃料圧力検出手段と
噴射パルス幅補正手段は、エンジン始動終了後の完爆状
態で機能する。第3に、燃料圧力検出手段と噴射パルス
幅補正手段は、クランキング開始から完爆、さらに完爆
してからエンジンストップの間の全ての燃料噴射に対し
て機能する。
補正手段は、クランキング開始から完爆するまでの間に
機能する。そして前記インジェクタは、始動時に燃料圧
力が所定値に上昇するまで燃料を噴射せず、燃料圧力が
所定値を超えたら、噴射パルス幅補正手段で演算したパ
ルス幅の燃料を噴射する。第2に、燃料圧力検出手段と
噴射パルス幅補正手段は、エンジン始動終了後の完爆状
態で機能する。第3に、燃料圧力検出手段と噴射パルス
幅補正手段は、クランキング開始から完爆、さらに完爆
してからエンジンストップの間の全ての燃料噴射に対し
て機能する。
【0012】また、噴射パルス補正手段は、2通りの補
正テーブルを記憶しており、クランキング時には一方の
テーブルを用いて補正し、完爆後には他方のテーブルを
用いて補正することを特徴としている。更に、クランキ
ング時に用いる始動用の補正テーブルの補正値は、完爆
後に用いる補正値よりも大きい値であることを特徴とし
ている。
正テーブルを記憶しており、クランキング時には一方の
テーブルを用いて補正し、完爆後には他方のテーブルを
用いて補正することを特徴としている。更に、クランキ
ング時に用いる始動用の補正テーブルの補正値は、完爆
後に用いる補正値よりも大きい値であることを特徴とし
ている。
【0013】一方、燃料圧力センサのフィルタ処理にお
いては、クランキング時に用いるフィルタ時定数を完爆
後に用いるフィルタ時定数よりも小さくすることを特徴
としている。更にまた、本発明のエンジン制御装置は、
インジェクタに印加される燃料圧力を検出する手段と、
シリンダ内の圧力を検出する手段と、2つの圧力差ΔP
を一定とするように燃料圧力を制御する手段とを設けた
ことを特徴としている。
いては、クランキング時に用いるフィルタ時定数を完爆
後に用いるフィルタ時定数よりも小さくすることを特徴
としている。更にまた、本発明のエンジン制御装置は、
インジェクタに印加される燃料圧力を検出する手段と、
シリンダ内の圧力を検出する手段と、2つの圧力差ΔP
を一定とするように燃料圧力を制御する手段とを設けた
ことを特徴としている。
【0014】更に、シリンダ内の圧力を検出する手段で
の検出タイミングは、燃料噴射時期に同期させて1噴射
毎にサンプリングし、一方、燃料圧力を検出する手段で
の検出タイミングは、一定時間おきにサンプリングする
ことを特徴としている。また、燃料の圧力を所定値に制
御する燃料の調圧手段のアクチュエータは、電気信号に
よって燃料圧力を変化させることができる電制プレッシ
ャレギュレータであることを特徴としている。
の検出タイミングは、燃料噴射時期に同期させて1噴射
毎にサンプリングし、一方、燃料圧力を検出する手段で
の検出タイミングは、一定時間おきにサンプリングする
ことを特徴としている。また、燃料の圧力を所定値に制
御する燃料の調圧手段のアクチュエータは、電気信号に
よって燃料圧力を変化させることができる電制プレッシ
ャレギュレータであることを特徴としている。
【0015】また、燃料の圧力を所定値に制御する燃料
の調圧手段のコントロール部は、ソフトウエアによって
動作し、実燃料圧力を検出する手段と、目標燃料圧力と
実燃料圧力の差圧を計算する手段と、該差圧に応じて電
制プレッシャレギュレータへの電気信号を与える手段に
よって構成することを特徴としている。また、燃料の圧
力を所定値に制御する燃料の調圧手段のコントロール部
は、電子回路によって動作し、実燃料圧力を検出する手
段と、目標燃料圧力と実燃料圧力の差圧を計算する手段
と、該差圧に応じて電制プレッシャレギュレータへの電
気信号を与える手段によって構成することを特徴として
いる。
の調圧手段のコントロール部は、ソフトウエアによって
動作し、実燃料圧力を検出する手段と、目標燃料圧力と
実燃料圧力の差圧を計算する手段と、該差圧に応じて電
制プレッシャレギュレータへの電気信号を与える手段に
よって構成することを特徴としている。また、燃料の圧
力を所定値に制御する燃料の調圧手段のコントロール部
は、電子回路によって動作し、実燃料圧力を検出する手
段と、目標燃料圧力と実燃料圧力の差圧を計算する手段
と、該差圧に応じて電制プレッシャレギュレータへの電
気信号を与える手段によって構成することを特徴として
いる。
【0016】更にまた、燃料圧力を検出する手段は、圧
力センサからの信号を1倍およびN倍に増幅する手段を
備え、低圧側ではN倍信号から圧力変換を行い、高圧側
では1倍信号から圧力変換を行うことを特徴としてい
る。更に、圧力センサからの信号を1倍およびN倍に増
幅する手段を設けた燃料圧力検出手段においては、1倍
信号とN倍信号の切換え点で、N倍信号から圧力値に変
換するためのゲインを学習することを特徴としている。
力センサからの信号を1倍およびN倍に増幅する手段を
備え、低圧側ではN倍信号から圧力変換を行い、高圧側
では1倍信号から圧力変換を行うことを特徴としてい
る。更に、圧力センサからの信号を1倍およびN倍に増
幅する手段を設けた燃料圧力検出手段においては、1倍
信号とN倍信号の切換え点で、N倍信号から圧力値に変
換するためのゲインを学習することを特徴としている。
【0017】前記の如く構成された本発明に係る筒内噴
射エンジンの制御装置は、燃圧や筒内圧が変化するとい
う外乱のもとで、精密な燃料量制御つまり空燃比制御を
行うと同時に、燃費、排ガス性能を確保することが可能
である。即ち、燃圧上昇過渡時、あるいは、燃圧変動時
において、検出した燃圧をもとに燃料噴射パルスを補正
し、燃料噴射量を目標値通りに制御できるので、始動時
間を短く、かつ、排気ガス中の有害成分であるHC,COの
排出を低く抑えることができる。
射エンジンの制御装置は、燃圧や筒内圧が変化するとい
う外乱のもとで、精密な燃料量制御つまり空燃比制御を
行うと同時に、燃費、排ガス性能を確保することが可能
である。即ち、燃圧上昇過渡時、あるいは、燃圧変動時
において、検出した燃圧をもとに燃料噴射パルスを補正
し、燃料噴射量を目標値通りに制御できるので、始動時
間を短く、かつ、排気ガス中の有害成分であるHC,COの
排出を低く抑えることができる。
【0018】更に、筒内圧の変化する圧縮行程での燃料
噴射においても、燃圧と筒内圧の差圧を一定に制御する
機能を備えているために、燃焼安定性を確保することが
できる。
噴射においても、燃圧と筒内圧の差圧を一定に制御する
機能を備えているために、燃焼安定性を確保することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の筒内エ
ンジン制御装置の一実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態のエンジン制御装置を含むエンジン
システムの全体構成を示したもので、図1において、エ
ンジン7の各気筒には、ピストン7a、シリンダ7bで
構成される燃焼室7cが配置され、該燃焼室7cの上部
には、吸気管1と排気管19とが接続されている。エン
ジン7の各気筒に吸入する空気は、前記吸気管1に接続
されているエアクリーナ2の入口部2aから取り入れら
れ、空気流量計3及び吸気流量を制御するスロットル弁
5aが収容されたスロットルボディ5を通り、コレクタ
6に入る。該コレクタ6に導かれた吸気は、エンジン7
の各シリンダ7bに接続された各吸気管1に分配され、
シリンダ7b内に導かれる。
ンジン制御装置の一実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態のエンジン制御装置を含むエンジン
システムの全体構成を示したもので、図1において、エ
ンジン7の各気筒には、ピストン7a、シリンダ7bで
構成される燃焼室7cが配置され、該燃焼室7cの上部
には、吸気管1と排気管19とが接続されている。エン
ジン7の各気筒に吸入する空気は、前記吸気管1に接続
されているエアクリーナ2の入口部2aから取り入れら
れ、空気流量計3及び吸気流量を制御するスロットル弁
5aが収容されたスロットルボディ5を通り、コレクタ
6に入る。該コレクタ6に導かれた吸気は、エンジン7
の各シリンダ7bに接続された各吸気管1に分配され、
シリンダ7b内に導かれる。
【0020】また、ガソリン等の燃料は、燃料タンク1
4から燃料ポンプ10により1次加圧され、更に燃料ポ
ンプ11により2次加圧され、インジェクタ9が配管さ
れている燃料系に供給される。1次加圧された燃料は、
燃圧レギュレータ12により一定の圧力(例えば3kg/c
m2)に調圧され、より高い圧力に2次加圧された燃料
は、燃圧レギュレータ13により一定の圧力(例えば3
0kg/m2)に調圧され、それぞれのシリンダ7bに設け
られているインジェクタ9からシリンダ7bの中に噴射
される。ここで、燃圧レギュレータ13は、機械式の一
定圧力に制御するタイプ、または、外部からの電気信号
により制御圧力をリニアに変えられるタイプとする。
4から燃料ポンプ10により1次加圧され、更に燃料ポ
ンプ11により2次加圧され、インジェクタ9が配管さ
れている燃料系に供給される。1次加圧された燃料は、
燃圧レギュレータ12により一定の圧力(例えば3kg/c
m2)に調圧され、より高い圧力に2次加圧された燃料
は、燃圧レギュレータ13により一定の圧力(例えば3
0kg/m2)に調圧され、それぞれのシリンダ7bに設け
られているインジェクタ9からシリンダ7bの中に噴射
される。ここで、燃圧レギュレータ13は、機械式の一
定圧力に制御するタイプ、または、外部からの電気信号
により制御圧力をリニアに変えられるタイプとする。
【0021】そして、2次加圧された圧力は、燃圧セン
サ23で検出され、センサ出力は、コントロールユニッ
ト15に入力されるようになっている。前記空気流量計
3からは、吸気流量を表す信号が出力され、コントロー
ルユニット15に入力されるようになっている。更に、
スロットルボディ5には、スロットル弁5aの開度を検
出するスロットルセンサ4が取り付けてあり、その出力
もコントロールユニット15に入力されるようになって
いる。
サ23で検出され、センサ出力は、コントロールユニッ
ト15に入力されるようになっている。前記空気流量計
3からは、吸気流量を表す信号が出力され、コントロー
ルユニット15に入力されるようになっている。更に、
スロットルボディ5には、スロットル弁5aの開度を検
出するスロットルセンサ4が取り付けてあり、その出力
もコントロールユニット15に入力されるようになって
いる。
【0022】次に、前記エンジン7のカムシャフト軸
(図示省略)に取り付けられたクランク角センサ16
は、クランク軸の回転位置を表す基準角信号REFと回
転信号(回転数)検出用の角度信号POSとを出力し、
これらの信号もコントロールユニット15に入力される
ようになっている。ここで、クランク角センサ16は、
クランク軸の回転を直接検出する検出装置21のタイプ
でもよい。
(図示省略)に取り付けられたクランク角センサ16
は、クランク軸の回転位置を表す基準角信号REFと回
転信号(回転数)検出用の角度信号POSとを出力し、
これらの信号もコントロールユニット15に入力される
ようになっている。ここで、クランク角センサ16は、
クランク軸の回転を直接検出する検出装置21のタイプ
でもよい。
【0023】シリンダ7b内の混合気に着火するには、
コントロールユニット15から信号に基づいてコイル2
2を通電し、該通電を遮断したときに点火プラグ8に高
電圧がかかることで点火し、混合気に点火エネルギーを
与える。前記シリンダ7bに配置された筒内圧センサ2
4が、シリンダ7b内の圧力を検出し、電気信号に変え
てコントロールユニット15に入力される。
コントロールユニット15から信号に基づいてコイル2
2を通電し、該通電を遮断したときに点火プラグ8に高
電圧がかかることで点火し、混合気に点火エネルギーを
与える。前記シリンダ7bに配置された筒内圧センサ2
4が、シリンダ7b内の圧力を検出し、電気信号に変え
てコントロールユニット15に入力される。
【0024】前記排気管19には、A/Fセンサ18が
配置され、該A/Fセンサ18の出力信号もコントロー
ルユニット15に入力されるようになっている。更に、
排気管19には触媒20が取り付けられており、排気ガ
ス中の有害成分を除去する。コントロールユニット15
の主要部は、図2に示すように中央演算部MPU35、
ROM34、RAM36、及び、A/D変換器を含むI
/OLSI37等で構成されており、エンジン7の運転
状態を検出する各種のセンサ等からの信号を入力として
取り込み、所定の演算処理を実行し、この演算結果とし
て算定された各種の制御信号を出力し、前記インジェク
タ9、点火コイル22に所定の制御信号を供給し、燃料
供給量制御と点火時期制御とを実行する。
配置され、該A/Fセンサ18の出力信号もコントロー
ルユニット15に入力されるようになっている。更に、
排気管19には触媒20が取り付けられており、排気ガ
ス中の有害成分を除去する。コントロールユニット15
の主要部は、図2に示すように中央演算部MPU35、
ROM34、RAM36、及び、A/D変換器を含むI
/OLSI37等で構成されており、エンジン7の運転
状態を検出する各種のセンサ等からの信号を入力として
取り込み、所定の演算処理を実行し、この演算結果とし
て算定された各種の制御信号を出力し、前記インジェク
タ9、点火コイル22に所定の制御信号を供給し、燃料
供給量制御と点火時期制御とを実行する。
【0025】前記のような筒内噴射エンジン7におい
て、始動時の燃圧は、クランキング開始と同時に0から
立上るので、所定の燃圧(例えば30kg/cm2)になって
から噴射を開始するのでは始動時間が長く(例えば5
秒)なってしまう。そこで、始動時間を短く(例えば1
秒以内)するためには、燃圧が所定値になる前の過渡状
態で燃料の噴射を開始しなければならない。この場合、
理論的に求まる燃料量を噴射するためには、実燃圧の値
に応じてインジェクタ9からの噴射パルス幅を変える必
要がある。つまり、燃圧が低いほど噴射パルス幅を長く
する制御が必要となる。
て、始動時の燃圧は、クランキング開始と同時に0から
立上るので、所定の燃圧(例えば30kg/cm2)になって
から噴射を開始するのでは始動時間が長く(例えば5
秒)なってしまう。そこで、始動時間を短く(例えば1
秒以内)するためには、燃圧が所定値になる前の過渡状
態で燃料の噴射を開始しなければならない。この場合、
理論的に求まる燃料量を噴射するためには、実燃圧の値
に応じてインジェクタ9からの噴射パルス幅を変える必
要がある。つまり、燃圧が低いほど噴射パルス幅を長く
する制御が必要となる。
【0026】図3は、燃圧によって噴射パルス幅を補正
する制御のブロック図を示したものである。始動時基本
パルス幅テーブル31はエンジン冷却水温のテーブルと
なっており、水温を入力として始動時基本パルス幅Tis
を検索して出力するものである。水温と始動時基本パル
ス幅Tisの関係は、水温Twが低いほど始動時基本パルス
幅Tisは大きくなる。燃圧が通常回転中の所定値(例え
ば30kg/cm2)となっていれば始動時基本パルス幅Tis
に無効パルス幅Tsを加えて始動時パルス幅として燃料噴
射を行なえばよいが、燃圧上昇過渡時は燃圧補正係数を
始動時基本パルス幅Tisに乗じて補正する。
する制御のブロック図を示したものである。始動時基本
パルス幅テーブル31はエンジン冷却水温のテーブルと
なっており、水温を入力として始動時基本パルス幅Tis
を検索して出力するものである。水温と始動時基本パル
ス幅Tisの関係は、水温Twが低いほど始動時基本パルス
幅Tisは大きくなる。燃圧が通常回転中の所定値(例え
ば30kg/cm2)となっていれば始動時基本パルス幅Tis
に無効パルス幅Tsを加えて始動時パルス幅として燃料噴
射を行なえばよいが、燃圧上昇過渡時は燃圧補正係数を
始動時基本パルス幅Tisに乗じて補正する。
【0027】燃圧補正係数テーブル32は、燃圧Pfを基
準燃圧Pbで割った燃圧比Kpを入力として、燃圧補正係数
FPhosを検索して出力するテーブルである。ここで、燃
圧補正係数FPhosと燃圧比Kpの関係は、燃圧比Kpが1つ
まり燃圧Pfが基準燃圧Pbに等しいときは燃圧補正係数FP
hosは1であり補正なしに等しい。燃圧比Kpが1より小
さいときは、つまり、燃圧Pfが基準燃圧Pbより低いとき
は燃圧補正係数FPhosは1より大きくなり、噴射パルス
幅を長くするように働く。
準燃圧Pbで割った燃圧比Kpを入力として、燃圧補正係数
FPhosを検索して出力するテーブルである。ここで、燃
圧補正係数FPhosと燃圧比Kpの関係は、燃圧比Kpが1つ
まり燃圧Pfが基準燃圧Pbに等しいときは燃圧補正係数FP
hosは1であり補正なしに等しい。燃圧比Kpが1より小
さいときは、つまり、燃圧Pfが基準燃圧Pbより低いとき
は燃圧補正係数FPhosは1より大きくなり、噴射パルス
幅を長くするように働く。
【0028】次に、図5のフローチャートにより図3の
燃圧によって噴射パルス幅を補正する制御上の処理の流
れを説明する。図5に示した一連の処理は、一定時間
(例えば10ms)毎の割込み処理によって実行される。始
めに、ステップ51で燃圧Pfを読み込み、次いで、ステ
ップ52で水温Twを読み込む。ステップ57では燃圧Pf
がしきい値Pthを超えたかどうか判定し、しきい値を超
えない場合はステップ58の処理により燃料を噴射しな
い。これは燃圧が低すぎる場合、パルス幅を延ばして燃
料量を確保しても、噴射された燃料の粒径が大きくて着
火しにくく、また、燃圧の上昇を遅くしてしまうためで
ある。燃圧Pfがしきい値Pthを超えた場合はステップ5
4で始動時基本パルス幅のテーブル検索を行う。ステッ
プ55では、基準燃圧Pbと計測した燃圧Pfにより燃圧比
Kpを求めてステップ56に進む。該ステップ56では、
燃圧補正係数FPhosのテーブル検索を行い、最後に、ス
テップ57で、式(1)により噴射パルス幅Tiを求める。
燃圧によって噴射パルス幅を補正する制御上の処理の流
れを説明する。図5に示した一連の処理は、一定時間
(例えば10ms)毎の割込み処理によって実行される。始
めに、ステップ51で燃圧Pfを読み込み、次いで、ステ
ップ52で水温Twを読み込む。ステップ57では燃圧Pf
がしきい値Pthを超えたかどうか判定し、しきい値を超
えない場合はステップ58の処理により燃料を噴射しな
い。これは燃圧が低すぎる場合、パルス幅を延ばして燃
料量を確保しても、噴射された燃料の粒径が大きくて着
火しにくく、また、燃圧の上昇を遅くしてしまうためで
ある。燃圧Pfがしきい値Pthを超えた場合はステップ5
4で始動時基本パルス幅のテーブル検索を行う。ステッ
プ55では、基準燃圧Pbと計測した燃圧Pfにより燃圧比
Kpを求めてステップ56に進む。該ステップ56では、
燃圧補正係数FPhosのテーブル検索を行い、最後に、ス
テップ57で、式(1)により噴射パルス幅Tiを求める。
【0029】 Ti = Tis× FPhos+ Ts ・・・・・・式(1) 前記の如く、始動時の燃圧によるパルス幅補正を図3に
示したが、図4は、完爆してエンジン回転数が立上って
からのパルス幅補正をブロック図として示したものであ
る。完爆後は、空気流量計3で計測した吸入空気量Qaを
もとに燃料噴射量を決定するが、その過程で燃圧補正係
数を乗じる。完爆後に燃圧が変動する要因は急激なエン
ジン回転数Neの変化等で、燃料ポンプ11からの燃料吐
出量が急変して燃料レギュレータが追従できなかった時
に起こる。このとき、燃圧補正をかけないと、空燃比A/
Fが目標値から外れて燃焼安定性が悪くなる。
示したが、図4は、完爆してエンジン回転数が立上って
からのパルス幅補正をブロック図として示したものであ
る。完爆後は、空気流量計3で計測した吸入空気量Qaを
もとに燃料噴射量を決定するが、その過程で燃圧補正係
数を乗じる。完爆後に燃圧が変動する要因は急激なエン
ジン回転数Neの変化等で、燃料ポンプ11からの燃料吐
出量が急変して燃料レギュレータが追従できなかった時
に起こる。このとき、燃圧補正をかけないと、空燃比A/
Fが目標値から外れて燃焼安定性が悪くなる。
【0030】図4のブロック図について説明する。ま
ず、空気流量センサ3で計測した吸入空気量Qaをクラン
ク角センサ16で計測したエンジン回転数Neで割り、該
割った値に定数Kを乗じて基本パルス幅Tpを算出する。
基本パルス幅Tpは、空燃比A/FをA/F=14.7(ストイキ)
にする基本となるパルス幅であり、無効パルス幅Tsを加
えて算出した噴射量Tiをインジェクタ9から噴射する
と、実際の空燃比がストイキとなる。全ての運転領域が
ストイキでないエンジン、つまり、リーンバーンエンジ
ンでは、空燃比は目標A/Fマップ42により、エンジン
回転数Neと負荷を表わすTpにより規定される。
ず、空気流量センサ3で計測した吸入空気量Qaをクラン
ク角センサ16で計測したエンジン回転数Neで割り、該
割った値に定数Kを乗じて基本パルス幅Tpを算出する。
基本パルス幅Tpは、空燃比A/FをA/F=14.7(ストイキ)
にする基本となるパルス幅であり、無効パルス幅Tsを加
えて算出した噴射量Tiをインジェクタ9から噴射する
と、実際の空燃比がストイキとなる。全ての運転領域が
ストイキでないエンジン、つまり、リーンバーンエンジ
ンでは、空燃比は目標A/Fマップ42により、エンジン
回転数Neと負荷を表わすTpにより規定される。
【0031】目標A/Fマップ42は、エンジン回転数Ne
と基本パルス幅Tpを入力として目標A/Fを検索して出力
する。基本パルス幅Tpを目標A/Fで割って基準となるス
トイキのA/F14.7を乗ずると、仮の燃料噴射量Ti'が求ま
る。燃圧補正係数は、図3の実施例と同様に、燃圧Pfを
基準燃圧Pbで割った燃圧比Kpを燃圧補正テーブル43に
入力して検索する。求まった燃圧補正係数FPhosをTi'に
乗じた後、無効パルス幅Tsを加えて噴射パルス幅Tiを算
出する。
と基本パルス幅Tpを入力として目標A/Fを検索して出力
する。基本パルス幅Tpを目標A/Fで割って基準となるス
トイキのA/F14.7を乗ずると、仮の燃料噴射量Ti'が求ま
る。燃圧補正係数は、図3の実施例と同様に、燃圧Pfを
基準燃圧Pbで割った燃圧比Kpを燃圧補正テーブル43に
入力して検索する。求まった燃圧補正係数FPhosをTi'に
乗じた後、無効パルス幅Tsを加えて噴射パルス幅Tiを算
出する。
【0032】次に、図6のフローチャートにより、エン
ジン回転数が立上ってからのパルス幅補正の制御上の処
理の流れを説明する。図6に示した一連の処理は、一定
時間(例えば10ms)毎の割込み処理によって実行され
る。始めに、ステップ61で吸入空気量Qaを読み込み、
次いでステップ62でエンジン回転数Neを読み込み、更
に、ステップ63で燃圧Pfを読み込む。ステップ64で
は、式(2)により基本パルス幅Tpを計算する。
ジン回転数が立上ってからのパルス幅補正の制御上の処
理の流れを説明する。図6に示した一連の処理は、一定
時間(例えば10ms)毎の割込み処理によって実行され
る。始めに、ステップ61で吸入空気量Qaを読み込み、
次いでステップ62でエンジン回転数Neを読み込み、更
に、ステップ63で燃圧Pfを読み込む。ステップ64で
は、式(2)により基本パルス幅Tpを計算する。
【0033】 Tp = K×(Qa/ Ne) ・・・・・・式(2) ステップ65では、基本パルス幅Tpとエンジン回転数Ne
を入力として目標A/Fマップを検索し、目標となるA/Ft
を求めて出力する。ステップ66では、目標A/Fとする
ための仮のパルス幅Ti'を式(3)で計算する。 Ti' = Tp× (14.7/ A/Ft) ・・・・・・式(3) ステップ67では、実測の燃圧Pfと基準燃圧Pbの比であ
る燃圧比Kpを、式(4)で計算する。
を入力として目標A/Fマップを検索し、目標となるA/Ft
を求めて出力する。ステップ66では、目標A/Fとする
ための仮のパルス幅Ti'を式(3)で計算する。 Ti' = Tp× (14.7/ A/Ft) ・・・・・・式(3) ステップ67では、実測の燃圧Pfと基準燃圧Pbの比であ
る燃圧比Kpを、式(4)で計算する。
【0034】 Kp= Pf/Pb ・・・・・・式(4) ステップ68では、燃圧比Kpを入力として燃圧補正係数
FPhosを検索する。最後に、ステップ69で、燃圧補正
をかけた噴射パルス幅Tiを、式(5)で計算する。 Ti= Ti'× FPhos+ Ts ・・・・・・式(5) 以上の構成と処理により燃圧の上昇過渡および燃圧の変
動、つまり、燃圧の変化という外乱があっても、燃料噴
射パルス幅を補正することにより目標A/F通りに空燃比
制御を行うことが可能となる。
FPhosを検索する。最後に、ステップ69で、燃圧補正
をかけた噴射パルス幅Tiを、式(5)で計算する。 Ti= Ti'× FPhos+ Ts ・・・・・・式(5) 以上の構成と処理により燃圧の上昇過渡および燃圧の変
動、つまり、燃圧の変化という外乱があっても、燃料噴
射パルス幅を補正することにより目標A/F通りに空燃比
制御を行うことが可能となる。
【0035】図7は、始動時に、図5の処理を行ったと
きのタイムチャートを示している。燃料噴射は燃圧Pfが
しきい値Pthを超えてから開始するようになっている。
それぞれの噴射パルスの直前の燃圧Fpを測定し、該燃圧
Fpにより噴射パルス幅Tiを補正して燃料噴射を行うよう
なタイムチャートとなっている。また、始動時の燃圧挙
動は、図7に示すように、燃圧配管内の燃料の圧が小さ
いことから、噴射している間に燃圧低下を起こす。ここ
で、燃圧補正のための燃圧計測は、噴射前であるので、
補正しても、燃料量は目標値よりも少なくなってしま
う。そこで、始動時の補正テーブル32は、完爆時の補
正テーブル43の値よりも大きく設定する。
きのタイムチャートを示している。燃料噴射は燃圧Pfが
しきい値Pthを超えてから開始するようになっている。
それぞれの噴射パルスの直前の燃圧Fpを測定し、該燃圧
Fpにより噴射パルス幅Tiを補正して燃料噴射を行うよう
なタイムチャートとなっている。また、始動時の燃圧挙
動は、図7に示すように、燃圧配管内の燃料の圧が小さ
いことから、噴射している間に燃圧低下を起こす。ここ
で、燃圧補正のための燃圧計測は、噴射前であるので、
補正しても、燃料量は目標値よりも少なくなってしま
う。そこで、始動時の補正テーブル32は、完爆時の補
正テーブル43の値よりも大きく設定する。
【0036】次に、圧縮行程の噴射において、燃圧の変
化と筒内圧の変化という2つの外乱に対して、燃焼安定
性を損なうことなく、目標A/F通りに空燃比制御を行う
構成と処理について説明する。図8は、圧縮行程で噴射
を行なったときの筒内圧の変化と燃圧の関係について示
したものであり、1つの気筒の圧縮行程開始から爆発行
程終了までのクランクアングルを横軸にとって筒内圧の
変化を示したものである。
化と筒内圧の変化という2つの外乱に対して、燃焼安定
性を損なうことなく、目標A/F通りに空燃比制御を行う
構成と処理について説明する。図8は、圧縮行程で噴射
を行なったときの筒内圧の変化と燃圧の関係について示
したものであり、1つの気筒の圧縮行程開始から爆発行
程終了までのクランクアングルを横軸にとって筒内圧の
変化を示したものである。
【0037】爆発なしでエンジンをモータリングしてい
るときの筒内圧は、点線のようにクランクアングル18
0°つまりTDC(Top Dad Center)まで上昇して最大
圧力となり、その後BDC(Bottom Dead Center)まで
減少する。また、実線で示した筒内圧は、圧縮行程終了
付近で、点火プラグで点火してから燃焼圧力が高まり、
その後減少していくものである。
るときの筒内圧は、点線のようにクランクアングル18
0°つまりTDC(Top Dad Center)まで上昇して最大
圧力となり、その後BDC(Bottom Dead Center)まで
減少する。また、実線で示した筒内圧は、圧縮行程終了
付近で、点火プラグで点火してから燃焼圧力が高まり、
その後減少していくものである。
【0038】さて、燃料ポンプ11により2次加圧され
た燃料は、燃圧レギュレータ13により調圧されて、一
定の圧力(例えば20kg/cm2)となっている。ところが
筒内圧は、図8の曲線のように変化しているので、イン
ジェクタを境に高圧側(燃料側)と低圧側(シリンダ
側)の差圧は、図の線分BCまたはEDのようにクラン
クアングル180°に向かって、減少していく。つま
り、線分AFで示される時間(角度)燃料噴射しても、
吸気行程で同じ時間噴射するより燃料量は少なくなる。
定量的には、吸気行程での噴射量をACDFの面積とす
ると図8の圧縮行程では、BCDEの面積しか噴射でき
ない。この結果、空燃比が目標空燃比よりも薄くなって
しまうので、次のいずれかにより筒内圧に左右されない
噴射量を確保する必要がある。
た燃料は、燃圧レギュレータ13により調圧されて、一
定の圧力(例えば20kg/cm2)となっている。ところが
筒内圧は、図8の曲線のように変化しているので、イン
ジェクタを境に高圧側(燃料側)と低圧側(シリンダ
側)の差圧は、図の線分BCまたはEDのようにクラン
クアングル180°に向かって、減少していく。つま
り、線分AFで示される時間(角度)燃料噴射しても、
吸気行程で同じ時間噴射するより燃料量は少なくなる。
定量的には、吸気行程での噴射量をACDFの面積とす
ると図8の圧縮行程では、BCDEの面積しか噴射でき
ない。この結果、空燃比が目標空燃比よりも薄くなって
しまうので、次のいずれかにより筒内圧に左右されない
噴射量を確保する必要がある。
【0039】方法1、圧力差が小さくなった分、図4に
示したように燃圧補正係数を乗じて噴射パルス幅を長く
する。方法2、圧力差が小さくならないように燃圧を上
昇させる。前記2つの方法の内、吸気行程で燃料噴射を
行うストイキ燃焼では、筒内圧が上昇しないので方法2
を使う必要はなく、方法1で対応できる。
示したように燃圧補正係数を乗じて噴射パルス幅を長く
する。方法2、圧力差が小さくならないように燃圧を上
昇させる。前記2つの方法の内、吸気行程で燃料噴射を
行うストイキ燃焼では、筒内圧が上昇しないので方法2
を使う必要はなく、方法1で対応できる。
【0040】他方、圧縮行程での噴射を主に行うリーン
燃焼では方法1でも方法2でも目標空燃比とする燃料量
は確保できる。しかし、方法1では、パルス幅が長くな
るため噴射タイミング設定の自由度が小さくなるという
問題や、インジェクタ9の前後の差圧が低いので、燃料
の噴霧角度や噴射された燃料の速度が変わり、燃料の混
合状態(濃い混合気の集まる場所や濃度の分布)が変化
し、特に、リーン燃焼での安定度、燃費が悪化するとの
問題がある。
燃焼では方法1でも方法2でも目標空燃比とする燃料量
は確保できる。しかし、方法1では、パルス幅が長くな
るため噴射タイミング設定の自由度が小さくなるという
問題や、インジェクタ9の前後の差圧が低いので、燃料
の噴霧角度や噴射された燃料の速度が変わり、燃料の混
合状態(濃い混合気の集まる場所や濃度の分布)が変化
し、特に、リーン燃焼での安定度、燃費が悪化するとの
問題がある。
【0041】そこで、圧縮行程噴射時に有効な方法2に
ついて説明する。図9は、圧縮行程で噴射を行なったと
きの筒内圧の変化と燃圧の関係について示したものであ
る。図9も図8と同様に1つの気筒の圧縮行程開始から
爆発行程終了までのクランクアングルを横軸にとって筒
内圧の変化を示している。図9の燃圧を、図8の燃圧と
比較すると燃圧制御を行なっているため、線分CGで示
される分上昇している。ここで、線分CG=線分ABで
あるため、線分AFで示される時間(角度)燃料噴射し
たとき、吸気行程で同じ時間噴射するのと噴射量はほぼ
同じとなる。定量的には、吸気行程での噴射量をACD
Fの面積とすると、図9の圧縮行程では、BGHEの面
積で噴射するので面積はほぼ同じとなる。
ついて説明する。図9は、圧縮行程で噴射を行なったと
きの筒内圧の変化と燃圧の関係について示したものであ
る。図9も図8と同様に1つの気筒の圧縮行程開始から
爆発行程終了までのクランクアングルを横軸にとって筒
内圧の変化を示している。図9の燃圧を、図8の燃圧と
比較すると燃圧制御を行なっているため、線分CGで示
される分上昇している。ここで、線分CG=線分ABで
あるため、線分AFで示される時間(角度)燃料噴射し
たとき、吸気行程で同じ時間噴射するのと噴射量はほぼ
同じとなる。定量的には、吸気行程での噴射量をACD
Fの面積とすると、図9の圧縮行程では、BGHEの面
積で噴射するので面積はほぼ同じとなる。
【0042】以下、具体的に燃圧を制御するための構成
と制御および処理について説明する。図10は、電制燃
圧レギュレータ13を用いて、燃圧をアクティブに制御
するためのブロック図である。圧力センサ23で燃圧を
電圧変換してコントロールユニット15に入力する。圧
力信号変換手段84は、フイルタ85を介して燃圧セン
サ23から入力された電圧を圧力値として認識できるよ
うにデジタル信号に変換して実測燃圧Pfとする。ここ
で、燃圧の信号をサンプルするタイミングは、時間同期
でなく回転同期とし、クランク角センサ16により燃料
を噴射する直前のタイミングを検出してセンサ電圧をD/
A変換する。燃圧センサ23の信号は、フイルタ85で
ノイズ成分除去のためにフイルタ処理を行う。完爆時に
は、燃圧の脈動をキャンセルするように、フィルタ時定
数を大きくするか、始動時、急な燃圧の立ち上がりを計
測できるように、フィルタ時定数を小さくする。
と制御および処理について説明する。図10は、電制燃
圧レギュレータ13を用いて、燃圧をアクティブに制御
するためのブロック図である。圧力センサ23で燃圧を
電圧変換してコントロールユニット15に入力する。圧
力信号変換手段84は、フイルタ85を介して燃圧セン
サ23から入力された電圧を圧力値として認識できるよ
うにデジタル信号に変換して実測燃圧Pfとする。ここ
で、燃圧の信号をサンプルするタイミングは、時間同期
でなく回転同期とし、クランク角センサ16により燃料
を噴射する直前のタイミングを検出してセンサ電圧をD/
A変換する。燃圧センサ23の信号は、フイルタ85で
ノイズ成分除去のためにフイルタ処理を行う。完爆時に
は、燃圧の脈動をキャンセルするように、フィルタ時定
数を大きくするか、始動時、急な燃圧の立ち上がりを計
測できるように、フィルタ時定数を小さくする。
【0043】次に、前記実測燃圧Pfは、目標燃圧Ptと比
較され、圧力偏差ΔPfを算出する。圧力偏差ΔPfにゲイ
ンG(81)を乗じて、電流換算手段82によって電制
燃圧レギュレータ13への電流を決定する。次に、電流
制御手段83で比例電磁式制御弁への実電流を制御す
る。このように燃圧でのフィードバックをかけて実測燃
圧Pfを目標燃圧Ptになるように制御を行う。
較され、圧力偏差ΔPfを算出する。圧力偏差ΔPfにゲイ
ンG(81)を乗じて、電流換算手段82によって電制
燃圧レギュレータ13への電流を決定する。次に、電流
制御手段83で比例電磁式制御弁への実電流を制御す
る。このように燃圧でのフィードバックをかけて実測燃
圧Pfを目標燃圧Ptになるように制御を行う。
【0044】図11は、図10のブロック図の機能を実
行するための回路構成である。図10の圧力変換手段に
相当するのが、A/D変換器93とMPU35であり、燃圧セ
ンサ23の出力電圧をA/D変換し、MPU35の入力ポート
に入力する。MPU35では、燃料を噴射する直前のタイ
ミングで、センサ電圧をD/A変換するため、クランク角
センサ16の信号も入力している。
行するための回路構成である。図10の圧力変換手段に
相当するのが、A/D変換器93とMPU35であり、燃圧セ
ンサ23の出力電圧をA/D変換し、MPU35の入力ポート
に入力する。MPU35では、燃料を噴射する直前のタイ
ミングで、センサ電圧をD/A変換するため、クランク角
センサ16の信号も入力している。
【0045】更に、MPU35では、A/D変換器93から入
力ポートに与えられたHi/LOのビットパターンを2進数
として扱い、燃圧として認識する。一方電流制御手段
は、D/A変換器94とオペアンプ91とトランジスタ9
5と電流検出抵抗92で構成される。MPU35から出力
された目標電流値のビットパターンは、D/A変換器94
にて電圧に変換してオペアンプ91の端子に入力され
る。また、電流検出抵抗92によりアクチュエータであ
る電制燃圧レギュレータ13のソレノイドに流れる電流
を電圧変換し、変換された電圧は、オペアンプの別の入
力端子に入力される。オペアンプ91では、目標電流の
電圧変換値と検出電流の電圧変換値が一致するようにト
ランジスタ95への電流を制御して電制燃圧レギュレー
タの電流を増減する。
力ポートに与えられたHi/LOのビットパターンを2進数
として扱い、燃圧として認識する。一方電流制御手段
は、D/A変換器94とオペアンプ91とトランジスタ9
5と電流検出抵抗92で構成される。MPU35から出力
された目標電流値のビットパターンは、D/A変換器94
にて電圧に変換してオペアンプ91の端子に入力され
る。また、電流検出抵抗92によりアクチュエータであ
る電制燃圧レギュレータ13のソレノイドに流れる電流
を電圧変換し、変換された電圧は、オペアンプの別の入
力端子に入力される。オペアンプ91では、目標電流の
電圧変換値と検出電流の電圧変換値が一致するようにト
ランジスタ95への電流を制御して電制燃圧レギュレー
タの電流を増減する。
【0046】図12は、前記の動作を行なったときのMP
U35での処理内容を示している。図12に示した一連
の処理は、一定時間(例えば10ms)毎の割込み処理によ
って実行される。始めに、ステップ101で燃圧Pfを読
み込む。ここで、燃圧Pfは回転同期で予めセンシングさ
れた値であり、メモリに一時保存されていた値である。
次に、ステップ102で、式(6)により目標燃圧Ptと実
測燃圧Pfの差ΔPfを算出する。
U35での処理内容を示している。図12に示した一連
の処理は、一定時間(例えば10ms)毎の割込み処理によ
って実行される。始めに、ステップ101で燃圧Pfを読
み込む。ここで、燃圧Pfは回転同期で予めセンシングさ
れた値であり、メモリに一時保存されていた値である。
次に、ステップ102で、式(6)により目標燃圧Ptと実
測燃圧Pfの差ΔPfを算出する。
【0047】 ΔPf= Pt − Pf ・・・・・・式(6) ステップ103では、式(7)によって、式(6)で求められ
た差圧ΔPfにゲインGをかけて電制燃圧レギュレータの
操作量増減分Ifを算出する。 If= G×ΔP f ・・・・・・式(7) ステップ104では、式(8)にて電制燃圧レギュレータ
への新たな目標電流値Is(k)を決定する。
た差圧ΔPfにゲインGをかけて電制燃圧レギュレータの
操作量増減分Ifを算出する。 If= G×ΔP f ・・・・・・式(7) ステップ104では、式(8)にて電制燃圧レギュレータ
への新たな目標電流値Is(k)を決定する。
【0048】 Is(k) = Is(k-1)+ If × Ki ・・・・・・式(8) 次に、D/A変換器94が出力する電圧Vsが目標電流Isに
対応するよう、Vsを式(9)にて計算する。 Vs= Kv × Is(k) ・・・・・・式(9) ステップ106では、出力ポートにVsを2進数のパター
ンとしてセットする。最後にステップ107では、次回
の計算に使うために現在の目標電流値Is(k)の値をIs(k-
1)にシフトする。
対応するよう、Vsを式(9)にて計算する。 Vs= Kv × Is(k) ・・・・・・式(9) ステップ106では、出力ポートにVsを2進数のパター
ンとしてセットする。最後にステップ107では、次回
の計算に使うために現在の目標電流値Is(k)の値をIs(k-
1)にシフトする。
【0049】図10、図11に示したアクチュエータで
ある電制燃圧(プレッシャ)レギュレータ13を含む燃
料系のシステムは、図13のように構成される。燃料
は、燃料タンク14から低圧側の燃料ポンプ10により
1次加圧され、更に、高圧側の燃料ポンプ11により2
次加圧され、インジェクタ9が配管されている燃料系に
供給される。
ある電制燃圧(プレッシャ)レギュレータ13を含む燃
料系のシステムは、図13のように構成される。燃料
は、燃料タンク14から低圧側の燃料ポンプ10により
1次加圧され、更に、高圧側の燃料ポンプ11により2
次加圧され、インジェクタ9が配管されている燃料系に
供給される。
【0050】1次加圧された燃料は、燃圧レギュレータ
12により一定の圧力(例えば3kg/cm2)に調圧され、
より高い圧力に2次加圧された燃料は、コントロールユ
ニット15に制御された電制燃圧レギュレータ13によ
り目標燃圧に調圧され、それぞれのシリンダに設けられ
ているインジェクタ9からシリンダ7bの中に噴射され
る。また、2次加圧された圧力は、燃圧センサ23で検
出され、センサ出力は、コントロールユニット15に入
力されるようになっている。
12により一定の圧力(例えば3kg/cm2)に調圧され、
より高い圧力に2次加圧された燃料は、コントロールユ
ニット15に制御された電制燃圧レギュレータ13によ
り目標燃圧に調圧され、それぞれのシリンダに設けられ
ているインジェクタ9からシリンダ7bの中に噴射され
る。また、2次加圧された圧力は、燃圧センサ23で検
出され、センサ出力は、コントロールユニット15に入
力されるようになっている。
【0051】次に、電制燃圧レギュレータ13の構造の
一実施例を、図14に示す。図14の電制燃圧レギュレ
ータ13は、比例電磁式圧力制御弁のタイプであり、直
流ソレノイドと直動型のポペット弁とから構成される。
直流ソレノイド176に入力電流が与えられると、電流
に比例した吸引力が発生し、軸受175で軸支された可
動鉄心174が、ばね押し178を介してスプリング1
73を圧縮する方向に移動し、さらに、ばねを介してポ
ペット172をシート171に押し付けようとする。一
方、シート171から流入した燃料は、ポペット172
を押すようにして流出しており、この圧力と直流ソレノ
イドの吸引力がバランスして燃圧が定まる。すなわち、
入力電流に対して比例的に圧力が制御されることにな
り、その特性は図15のようになる。
一実施例を、図14に示す。図14の電制燃圧レギュレ
ータ13は、比例電磁式圧力制御弁のタイプであり、直
流ソレノイドと直動型のポペット弁とから構成される。
直流ソレノイド176に入力電流が与えられると、電流
に比例した吸引力が発生し、軸受175で軸支された可
動鉄心174が、ばね押し178を介してスプリング1
73を圧縮する方向に移動し、さらに、ばねを介してポ
ペット172をシート171に押し付けようとする。一
方、シート171から流入した燃料は、ポペット172
を押すようにして流出しており、この圧力と直流ソレノ
イドの吸引力がバランスして燃圧が定まる。すなわち、
入力電流に対して比例的に圧力が制御されることにな
り、その特性は図15のようになる。
【0052】次に、燃料系を構成する部品の1つである
燃圧センサ23の特性を、図16に示す。図16に示す
ように、燃圧センサ23は、燃圧と出力電圧が1:1に
対応しており、その出力は、コントロールユニット15
に入力される。図17は、燃圧センサ23とコントロー
ルユニット15の関係の一実施例を示したものである。
燃圧センサ23の出力電圧は、1倍AMP202及びN
倍AMP203を介してA/D変換器93に入力される。
1倍AMP及びN倍AMPは、コントロールユニット1
5に内蔵されていてもよいし、一点鎖線の範囲201で
示したように燃圧センサ23に内蔵されていてもよい。
燃圧センサ23の特性を、図16に示す。図16に示す
ように、燃圧センサ23は、燃圧と出力電圧が1:1に
対応しており、その出力は、コントロールユニット15
に入力される。図17は、燃圧センサ23とコントロー
ルユニット15の関係の一実施例を示したものである。
燃圧センサ23の出力電圧は、1倍AMP202及びN
倍AMP203を介してA/D変換器93に入力される。
1倍AMP及びN倍AMPは、コントロールユニット1
5に内蔵されていてもよいし、一点鎖線の範囲201で
示したように燃圧センサ23に内蔵されていてもよい。
【0053】A/D変換器93は、それぞれの電圧をデジ
タル変換し、MPU35に入力する。ここで、1倍および
N倍にAMPで増幅された信号の特性を図18に示す。
図18では、N=4のときの特性を示した。A/D変換器
の分解能、つまり、1BIT当たりの電圧は決まっている
(例えば5mV)ので、圧力の低い側では、N倍AMP信
号から変換したほうがより高い分解能で燃圧を計測でき
る。また、圧力の高い側は、1倍AMP信号から変換し
たほうが広い範囲の燃圧を計測できる。
タル変換し、MPU35に入力する。ここで、1倍および
N倍にAMPで増幅された信号の特性を図18に示す。
図18では、N=4のときの特性を示した。A/D変換器
の分解能、つまり、1BIT当たりの電圧は決まっている
(例えば5mV)ので、圧力の低い側では、N倍AMP信
号から変換したほうがより高い分解能で燃圧を計測でき
る。また、圧力の高い側は、1倍AMP信号から変換し
たほうが広い範囲の燃圧を計測できる。
【0054】MPU35では、図19に示すように、N倍
AMP信号の電圧Pfnに1/NのゲインGnを乗じてPfn'とし
て1倍信号と同じレベルにした後、圧力に変換する。し
かし、低圧側と高圧側の切換え点である図19の19A
部においては、低圧側の終端192と高圧側の終端19
3で段差ΔPfが生じる。これは、回路の温度特性等でN
倍AMPを正確にN倍とすることは難しく、N±α倍と
なっているからである。
AMP信号の電圧Pfnに1/NのゲインGnを乗じてPfn'とし
て1倍信号と同じレベルにした後、圧力に変換する。し
かし、低圧側と高圧側の切換え点である図19の19A
部においては、低圧側の終端192と高圧側の終端19
3で段差ΔPfが生じる。これは、回路の温度特性等でN
倍AMPを正確にN倍とすることは難しく、N±α倍と
なっているからである。
【0055】そこで、前記段差ΔPfをなくすための手段
が必要になる。図20は、前記段差をなくすためにゲイ
ンを学習するためのロジックを示したものである。ステ
ップ231でN倍AMP信号Pfnと1倍AMP信号Pf1を
読み込み、ステップ232で式(10)によってN倍AMP
信号Pfnを1倍AMP信号Pf1と同じレベルにする。
が必要になる。図20は、前記段差をなくすためにゲイ
ンを学習するためのロジックを示したものである。ステ
ップ231でN倍AMP信号Pfnと1倍AMP信号Pf1を
読み込み、ステップ232で式(10)によってN倍AMP
信号Pfnを1倍AMP信号Pf1と同じレベルにする。
【0056】 Pfn'= Pfn× Gn(k-1) ・・・・・・式(10) ステップ233では、1倍AMP信号Pf1が所定の範囲
にあるかどうかを判定する。所定範囲を1±ΔVとしたの
は、低圧側と高圧側の切換え点の電圧を1付近としたか
らである。1倍AMP信号Pf1が所定範囲内にあればゲ
イン学習をすることになり、ステップ234へと進む。
ステップ234では式(11)により段差ΔPfを計算する。
にあるかどうかを判定する。所定範囲を1±ΔVとしたの
は、低圧側と高圧側の切換え点の電圧を1付近としたか
らである。1倍AMP信号Pf1が所定範囲内にあればゲ
イン学習をすることになり、ステップ234へと進む。
ステップ234では式(11)により段差ΔPfを計算する。
【0057】 ΔPf= Pf1− Pfn' ・・・・・・式(11) ステップ235では、式(12)により修正したゲインを計
算する。 Gn(k) = Gn(k-1)+ΔPf/Gs ・・・・・・式(12) ここで、Gsは収束係数であり、値が大きいほど収束時間
は長く、ΔPfに異常値が入ったときに影響を受けにくい
という特性を持つ。
算する。 Gn(k) = Gn(k-1)+ΔPf/Gs ・・・・・・式(12) ここで、Gsは収束係数であり、値が大きいほど収束時間
は長く、ΔPfに異常値が入ったときに影響を受けにくい
という特性を持つ。
【0058】ステップ236では、次の演算を行うとき
のために現在のゲインGnをシフトする。ステップ237
では、式(12)により学習したゲインを用いてN倍アンプ
からの電圧を修正する。ステップ 238では、現在の
燃圧が低圧側か高圧側かを判定する。高圧側であればス
テップ239に進み、1倍アンプ信号の電圧Pf1を式(1
3)に代入して燃圧Pfを求める。
のために現在のゲインGnをシフトする。ステップ237
では、式(12)により学習したゲインを用いてN倍アンプ
からの電圧を修正する。ステップ 238では、現在の
燃圧が低圧側か高圧側かを判定する。高圧側であればス
テップ239に進み、1倍アンプ信号の電圧Pf1を式(1
3)に代入して燃圧Pfを求める。
【0059】 Pf= Pf1× Gf + OFST ・・・・・・式(13) また、低圧側であればステップ240に進み、学習した
ゲインで変換したN倍アンプ信号の電圧Pfn'を式(14)に
代入して燃圧Pfを求める。 Pf= Pfn' × Gf + OFST ・・・・・・式(14) このようにして、精度を要する低圧側で高い分解能を確
保できる燃圧測定が可能となる。
ゲインで変換したN倍アンプ信号の電圧Pfn'を式(14)に
代入して燃圧Pfを求める。 Pf= Pfn' × Gf + OFST ・・・・・・式(14) このようにして、精度を要する低圧側で高い分解能を確
保できる燃圧測定が可能となる。
【0060】本実施形態を適用するエンジン制御装置に
おいて、空燃比を理論空燃比(A/F=14.7)付近で変化さ
せた場合の空燃比と排気ガス中有害成分の関係を図21
に、同じく空燃比と三元触媒での浄化率の関係を図22
に示す。図21に示したように、理論空燃比付近での排
気ガスは、HC,NOxについてはリッチ(濃い)側に
ずれてもリーン(薄い)側にずれても大きな変化はない
が、COはリッチ側にずれると急激に濃くなる。
おいて、空燃比を理論空燃比(A/F=14.7)付近で変化さ
せた場合の空燃比と排気ガス中有害成分の関係を図21
に、同じく空燃比と三元触媒での浄化率の関係を図22
に示す。図21に示したように、理論空燃比付近での排
気ガスは、HC,NOxについてはリッチ(濃い)側に
ずれてもリーン(薄い)側にずれても大きな変化はない
が、COはリッチ側にずれると急激に濃くなる。
【0061】また、図22から理解されるように、C
O,HCについては、理論空燃比よりリッチ側にずれる
と浄化率が急激に下がり、逆に、NOxについては、理
論空燃比よりリーン側にずれると急激に浄化率が低下す
る。以上、図21、22の特性から判るように、触媒よ
り後に排出される有害成分を低く抑えるためには、エン
ジンの運転空燃比を理論空燃比を中心とした狭いバンド
の中に制御することが必要であるが、本実施形態では、
燃圧変化および/もしくは筒内圧変化という外乱が起こ
った時に、空燃比の変動を抑制できるので、排気ガス中
の有害成分を常に効率良く浄化できる。
O,HCについては、理論空燃比よりリッチ側にずれる
と浄化率が急激に下がり、逆に、NOxについては、理
論空燃比よりリーン側にずれると急激に浄化率が低下す
る。以上、図21、22の特性から判るように、触媒よ
り後に排出される有害成分を低く抑えるためには、エン
ジンの運転空燃比を理論空燃比を中心とした狭いバンド
の中に制御することが必要であるが、本実施形態では、
燃圧変化および/もしくは筒内圧変化という外乱が起こ
った時に、空燃比の変動を抑制できるので、排気ガス中
の有害成分を常に効率良く浄化できる。
【0062】本実施形態を適用するエンジン制御装置に
おいて、空燃比を理論空燃比より薄くリーン燃焼させた
場合、図23に示す特性となる。空燃比がリーンになる
と、燃焼温度が低下するので、図示のように、NOx排出
濃度は低下する。また、リーンになると、混合気の着火
性がわるくなるので、図示のように、トルク変動Δτの
大きさで表わされる燃焼安定度は、空燃比がリーンにな
るにつれ、或る空燃比まではゆるやかに悪化してゆく
が、それをこえると着火性が極端に低下するため、急激
に悪化する傾向がある。このような特性をもつリーン燃
焼エンジンでは、燃費向上とNOx低減を狙って、燃焼安
定度許容限界よりすこし濃い空燃比で運転するのがよ
い。図23の例では、A/F=24付近がベストであるが、空
燃比が変動し、リーン側にずれると燃焼安定度許容限界
を越えて運転性が悪化する。しかし、本実施形態を適用
した場合、燃圧変化および/もしくは筒内圧変化という
外乱が起こった時にも空燃比の変動を抑制できるので、
運転性は良好に保たれる。
おいて、空燃比を理論空燃比より薄くリーン燃焼させた
場合、図23に示す特性となる。空燃比がリーンになる
と、燃焼温度が低下するので、図示のように、NOx排出
濃度は低下する。また、リーンになると、混合気の着火
性がわるくなるので、図示のように、トルク変動Δτの
大きさで表わされる燃焼安定度は、空燃比がリーンにな
るにつれ、或る空燃比まではゆるやかに悪化してゆく
が、それをこえると着火性が極端に低下するため、急激
に悪化する傾向がある。このような特性をもつリーン燃
焼エンジンでは、燃費向上とNOx低減を狙って、燃焼安
定度許容限界よりすこし濃い空燃比で運転するのがよ
い。図23の例では、A/F=24付近がベストであるが、空
燃比が変動し、リーン側にずれると燃焼安定度許容限界
を越えて運転性が悪化する。しかし、本実施形態を適用
した場合、燃圧変化および/もしくは筒内圧変化という
外乱が起こった時にも空燃比の変動を抑制できるので、
運転性は良好に保たれる。
【0063】以上、本発明の一実施形態について詳述し
たが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱す
ることなく、設計において種々の変更ができるものであ
る。
たが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱す
ることなく、設計において種々の変更ができるものであ
る。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明の筒内エンジン制御装置は、燃圧上昇過渡時あるいは
燃圧変動時において、検出した燃圧をもとに燃料噴射パ
ルスを補正して燃料量を目標値通りに制御できるので、
始動時間を短く、かつ排気ガス中の有害成分であるHC,C
Oの排出を低く抑えることができる。
明の筒内エンジン制御装置は、燃圧上昇過渡時あるいは
燃圧変動時において、検出した燃圧をもとに燃料噴射パ
ルスを補正して燃料量を目標値通りに制御できるので、
始動時間を短く、かつ排気ガス中の有害成分であるHC,C
Oの排出を低く抑えることができる。
【0065】また、本発明のエンジン制御装置は、筒内
圧の変化する圧縮行程での燃料噴射においても、燃圧と
筒内圧の差圧を一定に制御する機能があるため、燃焼安
定性を確保し、かつ、排気ガス中の有害成分であるHC,C
O,NOxの排出を低く抑えることができる。
圧の変化する圧縮行程での燃料噴射においても、燃圧と
筒内圧の差圧を一定に制御する機能があるため、燃焼安
定性を確保し、かつ、排気ガス中の有害成分であるHC,C
O,NOxの排出を低く抑えることができる。
【図1】本発明の一実施形態のエンジン制御装置を備え
た筒内噴射エンジン構成図。
た筒内噴射エンジン構成図。
【図2】図1のエンジン制御装置のコントロールユニッ
トの構成概念図。
トの構成概念図。
【図3】図1のエンジン制御装置の始動時の燃圧補正の
ブロック図。
ブロック図。
【図4】図1のエンジン制御装置の完爆時の燃圧補正の
ブロック図。
ブロック図。
【図5】図1のエンジン制御装置の始動時の燃圧補正の
フローチャート。
フローチャート。
【図6】図1のエンジン制御装置の完爆時の燃圧補正の
フローチャート。
フローチャート。
【図7】図1のエンジン制御装置の始動時のタイムチャ
ート。
ート。
【図8】圧縮行程時における筒内圧の変動図(燃料圧力
一定)。
一定)。
【図9】圧縮行程時における筒内圧の変動図(燃料圧力
補正)。
補正)。
【図10】図1のエンジン制御装置の燃圧制御システム
のブロック図。
のブロック図。
【図11】図1のエンジン制御装置の燃圧制御システム
のハードウエア構成図。
のハードウエア構成図。
【図12】図1のエンジン制御装置の燃圧制御システム
のフローチャート。
のフローチャート。
【図13】図1のエンジン制御装置の燃料系システムの
構成図。
構成図。
【図14】図1のエンジン制御装置の電制燃圧レギュレ
ータの構造図。
ータの構造図。
【図15】図14の電制燃圧レギュレータの特性を示す
図。
図。
【図16】図1のエンジン制御装置の燃圧センサの特性
を示す図。
を示す図。
【図17】図1のエンジン制御装置の燃圧センサとコン
トロールユニットの関係図。
トロールユニットの関係図。
【図18】図1のエンジン制御装置の燃圧センサの特性
の1例を示す図。
の1例を示す図。
【図19】図1のエンジン制御装置の燃圧センサの特性
の計測段差の1例を示す図。
の計測段差の1例を示す図。
【図20】図19のエンジン制御装置の燃圧センサの特
性の計測段差を是正するゲイン学習のフローチャート。
性の計測段差を是正するゲイン学習のフローチャート。
【図21】空燃比に対する排気ガス成分の濃度の関係を
示す図。
示す図。
【図22】空燃比に対する触媒の浄化率の関係を示す
図。
図。
【図23】エンジンのリーン燃焼の特徴を表わす図。
3…空気流量センサ、7…エンジン、8…点火プラグ、
9…インジェクタ、11…燃料ポンプ、13…電制燃圧
レギュレータ、15…コントロールユニット、23…燃
圧センサ、24…筒内圧センサ、43…燃圧補正係数テ
ーブル、203…N倍アンプ
9…インジェクタ、11…燃料ポンプ、13…電制燃圧
レギュレータ、15…コントロールユニット、23…燃
圧センサ、24…筒内圧センサ、43…燃圧補正係数テ
ーブル、203…N倍アンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 69/00 340 F02M 69/00 340R
Claims (16)
- 【請求項1】 エンジンのシリンダに入る吸入空気量を
測定する手段と、燃料の圧力を所定値に制御する燃料の
加圧および調圧手段と、目標空燃比となるよう吸入空気
量に係数をかけて燃料噴射量を計算する手段と、該燃料
噴射量を噴射するインジェクタの通電時間を算出する手
段と、通電されている間燃料をシリンダ内に直接噴射す
るインジェクタと、所定の点火時期に点火プラグで火花
を発生させ混合気に着火する手段からなる筒内噴射エン
ジンの制御装置において、 前記インジェクタに印加される燃料圧力を検出する手段
と、該検出した燃料圧力と基準燃料圧力の比により燃料
噴射パルス幅を補正する手段とを備えたことを特徴とす
る筒内噴射エンジンの制御装置。 - 【請求項2】 前記燃料噴射パルス幅を補正する手段
は、前記圧力比を軸とした補正係数のテーブルであり、
メモリ等の記憶手段によって記憶されていることを特徴
とする請求項1に記載の筒内噴射エンジンの制御装置。 - 【請求項3】 前記燃料圧力検出手段と前記噴射パルス
幅補正手段とは、クランキング開始から完爆するまでの
間に機能することを特徴とする請求項1に記載の筒内噴
射エンジンの制御装置。 - 【請求項4】 前記インジェクタは、始動時に燃料圧力
が所定値に上昇するまで燃料を噴射せず、燃料圧力が所
定値を超えたら、噴射パルス幅補正手段で演算したパル
ス幅の燃料を噴射することを特徴とする請求項1に記載
の筒内噴射エンジンの制御装置。 - 【請求項5】 前記燃料圧力検出手段と前記噴射パルス
幅補正手段とは、エンジン始動終了後の完爆状態で機能
することを特徴とする請求項1に記載の筒内噴射エンジ
ンの制御装置。 - 【請求項6】 前記燃料圧力検出手段と前記噴射パルス
幅補正手段とは、クランキング開始から完爆、さらに完
爆してからエンジンストップの間の全ての燃料噴射に対
して機能することを特徴とする請求項1に記載の筒内噴
射エンジンの制御装置。 - 【請求項7】 前記噴射パルス補正手段は、2通りの補
正テーブルを記憶しており、クランキング時には一方の
テーブルを用いて補正し、完爆後には他方のテーブルを
用いて補正することを特徴とする請求項5に記載の筒内
噴射エンジンの制御装置。 - 【請求項8】 前記噴射パルス補正手段は、クランキン
グ時に用いる始動用の補正テーブルの補正値を完爆後に
用いる補正値よりも大きい値としたことを特徴とする請
求項7に記載の筒内噴射エンジンの制御装置。 - 【請求項9】 前記燃料圧力検出手段は、該手段の燃料
圧力センサのフィルタ処理において、クランキング時に
用いるフィルタ時定数を完爆後に用いるフィルタ時定数
よりも小さくしたことを特徴とする請求項7に記載の筒
内噴射エンジンの制御装置。 - 【請求項10】 エンジンのシリンダに入る吸入空気量
を測定する手段と、燃料の圧力を所定値に制御する燃料
の加圧および調圧手段と、目標空燃比となるよう吸入空
気量に係数をかけて燃料噴射量を計算する手段と、該燃
料噴射量を噴射するインジェクタの通電時間を算出する
手段と、通電されている間燃料をシリンダ内に直接噴射
するインジェクタと、所定の点火時期に点火プラグで火
花を発生させ混合気に着火する手段からなる筒内噴射エ
ンジンの制御装置において、 前記インジェクタに印加される燃料圧力を検出する手段
と、シリンダ内の圧力を検出する手段と、前記2つの圧
力の差圧ΔPを一定とするように燃料圧力を制御する手
段とを備えたことを特徴とする筒内噴射エンジンの制御
装置。 - 【請求項11】 シリンダ内の圧力を検出する手段は、
その検出タイミングを燃料噴射時期に同期させて1噴射
毎にサンプリングし、燃料圧力を検出する手段は、その
検出タイミングを一定時間置きにサンプリングすること
を特徴とする請求項10に記載の筒内噴射エンジンの制
御装置。 - 【請求項12】 前記燃料の圧力を所定値に制御する燃
料の調圧手段は、アクチュエータを有し、該アクチュエ
ータが電気信号によって燃料圧力を変化させることがで
きる電制プレッシャレギュレータであることを特徴とす
る請求項1又は10に記載の筒内噴射エンジンの制御装
置。 - 【請求項13】 前記燃料の圧力を所定値に制御する燃
料の調圧手段のコントロール部は、ソフトウエアによっ
て動作し、実燃料圧力を検出する手段と、目標燃料圧力
と実燃料圧力の差圧を計算する手段と、該差圧に応じて
電制プレッシャレギュレータへの電気信号を与える手段
とによって構成することを特徴とする請求項1又は10
に記載の筒内噴射エンジンの制御装置。 - 【請求項14】 前記燃料の圧力を所定値に制御する燃
料の調圧手段のコントロール部は、電子回路によって動
作し、実燃料圧力を検出する手段と、目標燃料圧力と実
燃料圧力の差圧を計算する手段と、該差圧に応じて電制
プレッシャレギュレータへの電気信号を与える手段によ
って構成することを特徴とする請求項1又は10に記載
の筒内噴射エンジンの制御装置。 - 【請求項15】 前記燃料圧力を検出する手段は、圧力
センサの電圧を1倍およびN倍に増幅する手段を備え、
低圧側ではN倍信号から圧力変換を行い、高圧側では1
倍信号から圧力変換を行うことを特徴とする請求項1又
は10に記載の筒内噴射エンジンの制御装置。 - 【請求項16】 前記圧力センサからの信号を1倍およ
びN倍に増幅する手段を備えた燃料圧力検出手段は、1
倍信号とN倍信号の切換え点でN倍信号から圧力値を変
換するためのゲインを学習することを特徴とする請求項
15に記載の筒内噴射エンジンの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8180715A JPH1026046A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 筒内噴射エンジンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8180715A JPH1026046A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 筒内噴射エンジンの制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1026046A true JPH1026046A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16088058
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8180715A Pending JPH1026046A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 筒内噴射エンジンの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1026046A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1026384B1 (en) * | 1999-02-01 | 2004-06-16 | Denso Corporation | Fuel injection system having a plurality of injectors |
| JP2012021434A (ja) * | 2010-07-13 | 2012-02-02 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP8180715A patent/JPH1026046A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1026384B1 (en) * | 1999-02-01 | 2004-06-16 | Denso Corporation | Fuel injection system having a plurality of injectors |
| JP2012021434A (ja) * | 2010-07-13 | 2012-02-02 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041220 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051115 |