JPH10261186A - 信号伝送装置 - Google Patents
信号伝送装置Info
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- JPH10261186A JPH10261186A JP6754497A JP6754497A JPH10261186A JP H10261186 A JPH10261186 A JP H10261186A JP 6754497 A JP6754497 A JP 6754497A JP 6754497 A JP6754497 A JP 6754497A JP H10261186 A JPH10261186 A JP H10261186A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スライドドアと車体本体部の間で信号の安定し
た伝送を確保できるとともに、一組の送受信素子で双方
向通信を行うことのできる信号伝送装置を提供する。 【解決手段】スライドドア部と車体本体部にそれぞれコ
イル素子201a、201bを、ドア部を閉じたとき互
いが近接するように取り付ける。制御信号を相手方へ伝
送するとき、送信側のコイル素子に制御信号に応じた電
流を流す磁束変化が生じて、受信側のコイル素子に起電
力が起きるので、受信側で制御信号を再生することがで
きる。またコイル素子に送信回路と受信回路のいずれを
接続するかを切り替えることで1つのコイル素子を送受
用と受信用に兼用する。電磁誘導現象は、コイル素子の
表面に付着した汚れの影響を受け難く、安定した通信を
確保できる。
た伝送を確保できるとともに、一組の送受信素子で双方
向通信を行うことのできる信号伝送装置を提供する。 【解決手段】スライドドア部と車体本体部にそれぞれコ
イル素子201a、201bを、ドア部を閉じたとき互
いが近接するように取り付ける。制御信号を相手方へ伝
送するとき、送信側のコイル素子に制御信号に応じた電
流を流す磁束変化が生じて、受信側のコイル素子に起電
力が起きるので、受信側で制御信号を再生することがで
きる。またコイル素子に送信回路と受信回路のいずれを
接続するかを切り替えることで1つのコイル素子を送受
用と受信用に兼用する。電磁誘導現象は、コイル素子の
表面に付着した汚れの影響を受け難く、安定した通信を
確保できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体本体部とスラ
イドドア部との間で制御信号の伝送を行う信号伝送装置
に関する。
イドドア部との間で制御信号の伝送を行う信号伝送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている自動車などスラ
イドドアを備えた車両では、車体本体部からスライドド
アへの給電やスライドドア内の電装部品に対する車体本
体部側からの操作を、図17に示すような接点同士が直
接接触するタイプの接続コネクタ501を介して行って
いた。
イドドアを備えた車両では、車体本体部からスライドド
アへの給電やスライドドア内の電装部品に対する車体本
体部側からの操作を、図17に示すような接点同士が直
接接触するタイプの接続コネクタ501を介して行って
いた。
【0003】車体本体側の接続コネクタ501aとスラ
イドドア側の接続コネクタ501bは、スライドドアが
完全に閉じきっていない半ドア状態のとき互いの接点同
士が接触するよう配置されており、半ドア状態のとき、
オートドアクロージャ502を駆動するための電源の供
給を車体本体部側から受けることができるようになって
いる。
イドドア側の接続コネクタ501bは、スライドドアが
完全に閉じきっていない半ドア状態のとき互いの接点同
士が接触するよう配置されており、半ドア状態のとき、
オートドアクロージャ502を駆動するための電源の供
給を車体本体部側から受けることができるようになって
いる。
【0004】スライドドア内には、オートドアクロージ
ャ502のほかパワーウィンドウ503や電磁ドアロッ
ク504などの電装部品が装備されている。接続コネク
タ501は、各電装部品ごとに個別の接点を備えてお
り、それぞれの電装部品に対応する接点を通じて車体本
体側からの操作や給電を個別に行うようになっている。
ャ502のほかパワーウィンドウ503や電磁ドアロッ
ク504などの電装部品が装備されている。接続コネク
タ501は、各電装部品ごとに個別の接点を備えてお
り、それぞれの電装部品に対応する接点を通じて車体本
体側からの操作や給電を個別に行うようになっている。
【0005】また、特開平2−14920号公報には、
スライドドアと車体本体側との間における各種制御信号
の伝送を赤外線を用いて行う信号伝送装置が開示されて
いる。
スライドドアと車体本体側との間における各種制御信号
の伝送を赤外線を用いて行う信号伝送装置が開示されて
いる。
【0006】この装置では、スライドドア側に赤外線の
発光素子を、車体本体部側に赤外線の受光素子をそれぞ
れ設けてあり、発光素子と受光素子の指向性範囲を互い
に調整することで、スライドドアを開いた状態であって
も赤外線による通信が可能になっている。
発光素子を、車体本体部側に赤外線の受光素子をそれぞ
れ設けてあり、発光素子と受光素子の指向性範囲を互い
に調整することで、スライドドアを開いた状態であって
も赤外線による通信が可能になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】車体本体側からの操作
や給電を電装部品ごとに設けた個別の接点を通じて行う
従来の信号伝送装置では、スライドドア内の電装部品の
増加に従って必要な接点数が増し、接続コネクタが大型
化するという問題があった。また、接点同士の位置ずれ
により、電気的接続が不安定になったり、接点に酸化皮
膜が発生し、特に、微少電流において電気的接続を確実
に行うことができない場合があった。
や給電を電装部品ごとに設けた個別の接点を通じて行う
従来の信号伝送装置では、スライドドア内の電装部品の
増加に従って必要な接点数が増し、接続コネクタが大型
化するという問題があった。また、接点同士の位置ずれ
により、電気的接続が不安定になったり、接点に酸化皮
膜が発生し、特に、微少電流において電気的接続を確実
に行うことができない場合があった。
【0008】一方、スライドドアと車体本体部との間に
おける制御信号の通信を赤外線を用いて行うものでは、
発光素子や受光素子の表面が汚れたとき、適切な通信を
確保することができないという問題があった。特に、人
が乗降する際などスライドドアが開いているときに受光
素子等の表面に汚れが付着し易く、安定した通信の確保
が難しいという問題があった。
おける制御信号の通信を赤外線を用いて行うものでは、
発光素子や受光素子の表面が汚れたとき、適切な通信を
確保することができないという問題があった。特に、人
が乗降する際などスライドドアが開いているときに受光
素子等の表面に汚れが付着し易く、安定した通信の確保
が難しいという問題があった。
【0009】また、スライドドアと車体本体部の間で双
方向通信を行う場合には、スライドドア側と車体本体側
にそれぞれ発光素子と受光素子を設けなければならず、
装置の価格が上昇するとともに、接続コネクタ部の大型
化を招き、かつ汚れの付着する可能性も増すので通信の
安定性がそれだけ損なわれるという問題があった。
方向通信を行う場合には、スライドドア側と車体本体側
にそれぞれ発光素子と受光素子を設けなければならず、
装置の価格が上昇するとともに、接続コネクタ部の大型
化を招き、かつ汚れの付着する可能性も増すので通信の
安定性がそれだけ損なわれるという問題があった。
【0010】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、スライドドア部と車
体本体部の間で制御信号の安定した伝送を確保できると
ともに、一組の送受信素子によって双方向通信を行うこ
とのできる信号伝送装置を提供することを目的としてい
る。
問題点に着目してなされたもので、スライドドア部と車
体本体部の間で制御信号の安定した伝送を確保できると
ともに、一組の送受信素子によって双方向通信を行うこ
とのできる信号伝送装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]車体本体部とスライドドア部との間で制御信号の
伝送を行う信号伝送装置(10)において、前記スライ
ドドア部を閉じたとき所定距離以下に互いが近接するよ
う前記車体本体部と前記スライドドア部とにコイル素子
(24、28、201)をそれぞれ設け、前記スライド
ドア部に設けたコイル素子(28、201b)と前記車
体本体部に設けたコイル素子(24、201a)との間
に生じる電磁誘導現象を用いてスライドドア部と車体本
体部との間で前記制御信号の伝送を行うことを特徴とす
る信号伝送装置(10)。
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]車体本体部とスライドドア部との間で制御信号の
伝送を行う信号伝送装置(10)において、前記スライ
ドドア部を閉じたとき所定距離以下に互いが近接するよ
う前記車体本体部と前記スライドドア部とにコイル素子
(24、28、201)をそれぞれ設け、前記スライド
ドア部に設けたコイル素子(28、201b)と前記車
体本体部に設けたコイル素子(24、201a)との間
に生じる電磁誘導現象を用いてスライドドア部と車体本
体部との間で前記制御信号の伝送を行うことを特徴とす
る信号伝送装置(10)。
【0012】[2]相手方に送信すべき制御信号をコイ
ル素子(201)に印加するための送信回路(214)
と、コイル素子(201)に生じた起電力を基にして相
手方の送出した制御信号を再生する受信回路(240)
と、前記送信回路(214)と前記受信回路(240)
のうちいずれの回路を前記コイル素子(201)に接続
するかを択一的に切り替える送受信切替回路(212、
216、244)とを設け、同一のコイル素子(20
1)を前記制御信号の送信用と受信用とに兼用し、前記
車体本体部とスライドドア部の間で双方通信を行うこと
を特徴とする[1]記載の信号伝送装置(10)。
ル素子(201)に印加するための送信回路(214)
と、コイル素子(201)に生じた起電力を基にして相
手方の送出した制御信号を再生する受信回路(240)
と、前記送信回路(214)と前記受信回路(240)
のうちいずれの回路を前記コイル素子(201)に接続
するかを択一的に切り替える送受信切替回路(212、
216、244)とを設け、同一のコイル素子(20
1)を前記制御信号の送信用と受信用とに兼用し、前記
車体本体部とスライドドア部の間で双方通信を行うこと
を特徴とする[1]記載の信号伝送装置(10)。
【0013】[3]前記コイル素子(201)を前記受
信回路(240)に接続した状態で、前記送信回路(2
14)の接地電位側の出力端子(201d)と非接地電
位側の出力端子(201c)との間に前記コイル素子
(201)とスイッチ素子(212)とを該スイッチ素
子(212)が前記非接地電位側の出力端子(201
c)寄りになるように配置して直列接続し、前記受信回
路(240)の出力信号の入力されるディジタル回路が
偽であると認識する所定電位のダミー信号と前記受信回
路(240)の出力信号のうちいずれの信号を前記ディ
ジタル回路へ入力するかを択一的に切り替える信号切替
手段(212、216、244)を設け、前記コイル素
子(201)を送信用に用いるとき、前記スイッチ素子
(212)をオン状態にして前記送信回路(214)の
非接地電位側の出力端子(201c)と前記コイル素子
(201)との間を導通させるとともに前記ディジタル
回路への入力信号として前記ダミー信号が選択されるよ
う前記信号切替手段(212、216、244)を設定
し、前記コイル素子(201)を受信用に用いるとき、
前記スイッチ素子(212)をオフ状態にして前記送信
回路(214)の非接地電位側の出力端子(201c)
と前記コイル素子(201)との間を開放するとともに
前記ディジタル回路へ入力信号として前記受信回路(2
46)の出力信号が選択されるよう前記信号切替手段
(244)を設定することを特徴とする[2]記載の信
号伝送装置(10)。
信回路(240)に接続した状態で、前記送信回路(2
14)の接地電位側の出力端子(201d)と非接地電
位側の出力端子(201c)との間に前記コイル素子
(201)とスイッチ素子(212)とを該スイッチ素
子(212)が前記非接地電位側の出力端子(201
c)寄りになるように配置して直列接続し、前記受信回
路(240)の出力信号の入力されるディジタル回路が
偽であると認識する所定電位のダミー信号と前記受信回
路(240)の出力信号のうちいずれの信号を前記ディ
ジタル回路へ入力するかを択一的に切り替える信号切替
手段(212、216、244)を設け、前記コイル素
子(201)を送信用に用いるとき、前記スイッチ素子
(212)をオン状態にして前記送信回路(214)の
非接地電位側の出力端子(201c)と前記コイル素子
(201)との間を導通させるとともに前記ディジタル
回路への入力信号として前記ダミー信号が選択されるよ
う前記信号切替手段(212、216、244)を設定
し、前記コイル素子(201)を受信用に用いるとき、
前記スイッチ素子(212)をオフ状態にして前記送信
回路(214)の非接地電位側の出力端子(201c)
と前記コイル素子(201)との間を開放するとともに
前記ディジタル回路へ入力信号として前記受信回路(2
46)の出力信号が選択されるよう前記信号切替手段
(244)を設定することを特徴とする[2]記載の信
号伝送装置(10)。
【0014】[4]前記制御信号は複数ビットから成る
ディジタル信号であり、車体本体部とスライドドア部と
の間で当該信号をシリアル伝送することを特徴とする
[1]、[2]または[3]記載の信号伝送装置(1
0)。
ディジタル信号であり、車体本体部とスライドドア部と
の間で当該信号をシリアル伝送することを特徴とする
[1]、[2]または[3]記載の信号伝送装置(1
0)。
【0015】[5]前記スライドドア部側のコイル素子
(24、28、201b)と前記車体本体部側のコイル
素子(24、28、201a)とは、前記スライドドア
部が完全に閉まりきっていない半ドア状態で前記制御信
号を電磁誘導現象によって伝送し得る距離に互いが近づ
くよう配置されていることを特徴とする[1]、
[2]、[3]または[4]記載の信号伝送装置(1
0)。
(24、28、201b)と前記車体本体部側のコイル
素子(24、28、201a)とは、前記スライドドア
部が完全に閉まりきっていない半ドア状態で前記制御信
号を電磁誘導現象によって伝送し得る距離に互いが近づ
くよう配置されていることを特徴とする[1]、
[2]、[3]または[4]記載の信号伝送装置(1
0)。
【0016】前記本発明は次のように作用する。スライ
ドドア部と車体本体部にそれぞれコイル素子(24、2
8、201)を設け、スライドドア部を閉じたときこれ
らコイル素子(24、28、201)同士が所定距離以
下に近接するように各コイル素子(24、28、20
1)を配置する。たとえば、スライドドア部側から車体
本体部側へ制御信号を伝送するとき、スライドドア側の
コイル素子(28a、201b)に制御信号に応じた電
流を流し、スライドドア側のコイル素子(28a、20
1b)周辺の磁束を変化させる。
ドドア部と車体本体部にそれぞれコイル素子(24、2
8、201)を設け、スライドドア部を閉じたときこれ
らコイル素子(24、28、201)同士が所定距離以
下に近接するように各コイル素子(24、28、20
1)を配置する。たとえば、スライドドア部側から車体
本体部側へ制御信号を伝送するとき、スライドドア側の
コイル素子(28a、201b)に制御信号に応じた電
流を流し、スライドドア側のコイル素子(28a、20
1b)周辺の磁束を変化させる。
【0017】車体本体部側のコイル素子(24b、20
1a)は、スライドドア部が閉じている状態ではスライ
ドドア部側のコイル素子(28a、201b)と近接し
ているので、スライドドア部のコイル素子(28a、2
01a)からの磁束の変化を受けて起電力が生じる。こ
の起電力を検出することで、スライドドア側から送信し
た制御信号を車体本体部側で再生する。
1a)は、スライドドア部が閉じている状態ではスライ
ドドア部側のコイル素子(28a、201b)と近接し
ているので、スライドドア部のコイル素子(28a、2
01a)からの磁束の変化を受けて起電力が生じる。こ
の起電力を検出することで、スライドドア側から送信し
た制御信号を車体本体部側で再生する。
【0018】電磁誘導現象は、コイル素子(24、2
8、201)の表面に付着した泥などの汚れによる影響
を受け難いので、スライドドア部と車体本体部の間な
ど、汚れの生じやすい場所であっても、安定した伝送状
態を確保することができる。
8、201)の表面に付着した泥などの汚れによる影響
を受け難いので、スライドドア部と車体本体部の間な
ど、汚れの生じやすい場所であっても、安定した伝送状
態を確保することができる。
【0019】また、相手方に送信すべき制御信号をコイ
ル素子(201)に印加するための送信回路(214)
と、コイル素子(201)に生じた起電力を基にして相
手方の送出した制御信号を再生する受信回路(240)
のうちいずれの回路をコイル素子(201)に接続する
かを送受信切替回路(212、216、244)によっ
て択一的に切り替える。
ル素子(201)に印加するための送信回路(214)
と、コイル素子(201)に生じた起電力を基にして相
手方の送出した制御信号を再生する受信回路(240)
のうちいずれの回路をコイル素子(201)に接続する
かを送受信切替回路(212、216、244)によっ
て択一的に切り替える。
【0020】これにより同一のコイル素子(201)を
制御信号の送信用と受信用に兼用でき、一組のコイル素
子(201a、201b)によって車体本体部とスライ
ドドア部の間における双方通信を実現することができ
る。
制御信号の送信用と受信用に兼用でき、一組のコイル素
子(201a、201b)によって車体本体部とスライ
ドドア部の間における双方通信を実現することができ
る。
【0021】コイル素子(201)の接続の切り替え
は、以下のようにして行うことができる。すなわち、受
信回路(240)にコイル素子(201)を常時接続し
た状態にし、かつ送信回路(214)の非接地電位側
(高電位側)の出力端子(201c)と接地電位側の出
力端子(201d)との間にコイル素子(201)とス
イッチ素子(212)とを該スイッチ素子(212)が
非接地電位側の出力端子(201c)寄りになるように
配置して直列接続する。
は、以下のようにして行うことができる。すなわち、受
信回路(240)にコイル素子(201)を常時接続し
た状態にし、かつ送信回路(214)の非接地電位側
(高電位側)の出力端子(201c)と接地電位側の出
力端子(201d)との間にコイル素子(201)とス
イッチ素子(212)とを該スイッチ素子(212)が
非接地電位側の出力端子(201c)寄りになるように
配置して直列接続する。
【0022】また 受信回路(246)の出力信号の入
力される後段のディジタル回路が偽であると認識する所
定電位のダミー信号と受信回路(240)の出力信号の
うちいずれの信号を該ディジタル回路へ入力するかを択
一的に切り替える信号切替手段(244)を設けてお
く。
力される後段のディジタル回路が偽であると認識する所
定電位のダミー信号と受信回路(240)の出力信号の
うちいずれの信号を該ディジタル回路へ入力するかを択
一的に切り替える信号切替手段(244)を設けてお
く。
【0023】コイル素子(201)を送信用に用いると
きは、スイッチ素子(212)をオン状態にして送信回
路(214)の非接地電位側出力端子(201c)とコ
イル素子(201)との間を導通させ、コイル素子(2
01)を送信回路と接続する。また、後段のディジタル
回路への入力信号がダミー信号となるよう信号切替手段
(244)を設定する。これにより、受信回路(24
0)にコイル素子(201)を接続したままの状態であ
っても、後段の回路に不要な信号の入力されることが防
止される。
きは、スイッチ素子(212)をオン状態にして送信回
路(214)の非接地電位側出力端子(201c)とコ
イル素子(201)との間を導通させ、コイル素子(2
01)を送信回路と接続する。また、後段のディジタル
回路への入力信号がダミー信号となるよう信号切替手段
(244)を設定する。これにより、受信回路(24
0)にコイル素子(201)を接続したままの状態であ
っても、後段の回路に不要な信号の入力されることが防
止される。
【0024】一方、コイル素子(201)を受信用に用
いるときは、スイッチ素子(212)をオフ状態にして
送信回路の非接地電位側出力端子(201c)とコイル
素子(201)との間を開放し、コイル素子(201)
に送信回路からの電圧が加わらない状態を形成する。そ
して、後段のディジタル回路への入力信号として受信回
路(246)の出力信号が選択されるよう信号切替手段
(244)を設定し、受信信号を有効な状態にする。こ
こで、スイッチ素子(212)をトランジスタにより構
成すれば、コイル素子(201)の接続状態を容易に切
り替えることができる。
いるときは、スイッチ素子(212)をオフ状態にして
送信回路の非接地電位側出力端子(201c)とコイル
素子(201)との間を開放し、コイル素子(201)
に送信回路からの電圧が加わらない状態を形成する。そ
して、後段のディジタル回路への入力信号として受信回
路(246)の出力信号が選択されるよう信号切替手段
(244)を設定し、受信信号を有効な状態にする。こ
こで、スイッチ素子(212)をトランジスタにより構
成すれば、コイル素子(201)の接続状態を容易に切
り替えることができる。
【0025】また制御信号を複数ビットから成るディジ
タル信号で構成し、当該信号を車体本体部とスライドド
ア部との間でシリアル伝送するようにする。これによ
り、複数ビットから成る制御情報を1組のコイル素子
(201a、201b)で伝送することができる。
タル信号で構成し、当該信号を車体本体部とスライドド
ア部との間でシリアル伝送するようにする。これによ
り、複数ビットから成る制御情報を1組のコイル素子
(201a、201b)で伝送することができる。
【0026】スライドドア部が完全に閉まりきっていな
い半ドア状態で、電磁誘導現象によって制御信号を伝送
し得る距離まで互いが近づくようにスライドドア部側の
コイル素子(28a、28b、201b)と車体本体部
側のコイル素子(24a、24b、201a)とを配置
する。これにより、いわゆる半ドア状態であっても制御
信号の授受を行うことが可能となる。たとえば、クロー
ジャーがハーフラッチを検出したことを車体本体部側に
伝送すれば、ドアスイッチで半ドア状態を検出する場合
よりも正確に車体本体部側で半ドア状態を認識すること
ができる。
い半ドア状態で、電磁誘導現象によって制御信号を伝送
し得る距離まで互いが近づくようにスライドドア部側の
コイル素子(28a、28b、201b)と車体本体部
側のコイル素子(24a、24b、201a)とを配置
する。これにより、いわゆる半ドア状態であっても制御
信号の授受を行うことが可能となる。たとえば、クロー
ジャーがハーフラッチを検出したことを車体本体部側に
伝送すれば、ドアスイッチで半ドア状態を検出する場合
よりも正確に車体本体部側で半ドア状態を認識すること
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の各種
の実施の形態を説明する。図2から図11は本発明の第
1の実施の形態を示している。図2に示すように、信号
伝送装置10は、自動車の車体本体部からスライドドア
部側へ給電するとともに、車体本体部とスライドドア部
との間で各種の制御信号の授受を行う装置である。
の実施の形態を説明する。図2から図11は本発明の第
1の実施の形態を示している。図2に示すように、信号
伝送装置10は、自動車の車体本体部からスライドドア
部側へ給電するとともに、車体本体部とスライドドア部
との間で各種の制御信号の授受を行う装置である。
【0028】車体本体部とスライドドア部の間における
給電および制御信号の授受は、接続コネクタ部20を介
して行われるようになっている。車体本体部には、車体
側接続コネクタ20aが、スライドドア部にはドア側接
続コネクタ20bがそれぞれ設けられている。車体側接
続コネクタ20aとドア側接続コネクタ20bとは、ス
ライドドア部を閉じたとき互いに向き合うよう配置され
ている。接続コネクタ部20は、直接接触することによ
り給電を行う給電用接点部と、非接触の近接した状態で
電磁誘導現象を利用して制御信号の授受を行うコイル素
子部とを備えている。
給電および制御信号の授受は、接続コネクタ部20を介
して行われるようになっている。車体本体部には、車体
側接続コネクタ20aが、スライドドア部にはドア側接
続コネクタ20bがそれぞれ設けられている。車体側接
続コネクタ20aとドア側接続コネクタ20bとは、ス
ライドドア部を閉じたとき互いに向き合うよう配置され
ている。接続コネクタ部20は、直接接触することによ
り給電を行う給電用接点部と、非接触の近接した状態で
電磁誘導現象を利用して制御信号の授受を行うコイル素
子部とを備えている。
【0029】車体側接続コネクタ20aの給電用接点2
2aには、スライドドア部へ給電するための電源が接続
され、給電用接点22bは接地されている。車体本体部
には、車体側でのスイッチ操作をコード情報に変換して
スライドドア部へ送信したり、スライドドア部からの各
種信号の受信等を行うボディ側コントローラ30が設け
られている。車体側接続コネクタ20aの送信用コイル
素子24a、受信用コイル素子24bはそれぞれボディ
側コントローラ30と接続されており、送信用コイル素
子24aは、車体本体部からスライドドア部へ制御信号
を送信するために、受信用コイル素子24bはスライド
ドア部から送られてくる制御信号を受信するために用い
られる。
2aには、スライドドア部へ給電するための電源が接続
され、給電用接点22bは接地されている。車体本体部
には、車体側でのスイッチ操作をコード情報に変換して
スライドドア部へ送信したり、スライドドア部からの各
種信号の受信等を行うボディ側コントローラ30が設け
られている。車体側接続コネクタ20aの送信用コイル
素子24a、受信用コイル素子24bはそれぞれボディ
側コントローラ30と接続されており、送信用コイル素
子24aは、車体本体部からスライドドア部へ制御信号
を送信するために、受信用コイル素子24bはスライド
ドア部から送られてくる制御信号を受信するために用い
られる。
【0030】ドア側接続コネクタ20bの給電用接点2
6a、26b、および受信用コイル素子28b、送信用
コイル素子28aは共に、スライドドア部内の各種電装
部品の動作を統括制御するドア側コントローラ40と接
続されている。スライドドア部には、ドア内の主たる電
装部品として、パワーウィンドウ51と、電磁ドアロッ
ク用のアクチュエータ53と、クロージャー55とが設
けられている。
6a、26b、および受信用コイル素子28b、送信用
コイル素子28aは共に、スライドドア部内の各種電装
部品の動作を統括制御するドア側コントローラ40と接
続されている。スライドドア部には、ドア内の主たる電
装部品として、パワーウィンドウ51と、電磁ドアロッ
ク用のアクチュエータ53と、クロージャー55とが設
けられている。
【0031】クロージャー55は、完全に閉まりきって
いない半ドア状態のスライドドア部を完全に閉まった状
態にまで閉め込む装置である。ハーフスイッチ57は、
スライドドア部が半ドア状態まで閉まったことを検知す
るスイッチであり、ハンドルスイッチ59は、ドア開閉
ハンドルの操作を検知するスイッチである。なお、各コ
イル素子は、耐候性のある非導電性樹脂で覆われてお
り、車体本体部側のコイル素子とスライドドア側のコイ
ル素子とが電気的直接接触することがないようになって
いる。
いない半ドア状態のスライドドア部を完全に閉まった状
態にまで閉め込む装置である。ハーフスイッチ57は、
スライドドア部が半ドア状態まで閉まったことを検知す
るスイッチであり、ハンドルスイッチ59は、ドア開閉
ハンドルの操作を検知するスイッチである。なお、各コ
イル素子は、耐候性のある非導電性樹脂で覆われてお
り、車体本体部側のコイル素子とスライドドア側のコイ
ル素子とが電気的直接接触することがないようになって
いる。
【0032】図3は、ボディ側コントローラ30の回路
構成を示したものである。ボディ側コントローラ30
は、ワンチップ型マイクロプロセッサ31とその周辺回
路とから構成されている。ワンチップ型マイクロプロセ
ッサ31は、CPU(中央処理装置)31a、ROM
(リード・オンリ・メモリ)31b、RAM(ランダム
・アクセス・メモリ)31cのほか、周辺回路とのイン
ターフェースを司る入力ポート31d、出力ポート31
eおよびA/D(アナログ・ディジタル)コンバータ3
1gを備えている。また、外部からイベントを取り込む
ための割込端子31fを有している。
構成を示したものである。ボディ側コントローラ30
は、ワンチップ型マイクロプロセッサ31とその周辺回
路とから構成されている。ワンチップ型マイクロプロセ
ッサ31は、CPU(中央処理装置)31a、ROM
(リード・オンリ・メモリ)31b、RAM(ランダム
・アクセス・メモリ)31cのほか、周辺回路とのイン
ターフェースを司る入力ポート31d、出力ポート31
eおよびA/D(アナログ・ディジタル)コンバータ3
1gを備えている。また、外部からイベントを取り込む
ための割込端子31fを有している。
【0033】ワンチップ型マイクロプロセッサ31に接
続される周辺回路には、送信用コイル素子24aを駆動
するための送信回路32、受信用コイル素子24bに生
じる起電力を基に相手側から送られてきた制御信号を再
生する受信回路33が接続されている。また、ドアのア
ンロックスイッチ、ロックスイッチ、パワーウィンドウ
のアップスイッチ、ダウンスイッチ等各種のスイッチが
プルアップ回路34を介して接続されている。
続される周辺回路には、送信用コイル素子24aを駆動
するための送信回路32、受信用コイル素子24bに生
じる起電力を基に相手側から送られてきた制御信号を再
生する受信回路33が接続されている。また、ドアのア
ンロックスイッチ、ロックスイッチ、パワーウィンドウ
のアップスイッチ、ダウンスイッチ等各種のスイッチが
プルアップ回路34を介して接続されている。
【0034】このほかワンチップ型マイクロプロセッサ
31には、その動作クロックを与えるシステムクロック
発振回路35、5ボルトの電源電圧を供給する5V電源
回路36、リセット回路37が接続されている。
31には、その動作クロックを与えるシステムクロック
発振回路35、5ボルトの電源電圧を供給する5V電源
回路36、リセット回路37が接続されている。
【0035】図4は、ドア側コントローラ40の回路構
成を示したものである。ドア側コントローラ40は、ボ
ディ側コントローラ30と同様のワンチップ型マイクロ
プロセッサ41とその周辺回路とから構成されている。
ワンチップ型マイクロプロセッサ41は、CPU41
a、ROM41b、RAM41c、入力ポート41d、
出力ポート41e、A/Dコンバータ41gおよび割込
端子41fとを有している。
成を示したものである。ドア側コントローラ40は、ボ
ディ側コントローラ30と同様のワンチップ型マイクロ
プロセッサ41とその周辺回路とから構成されている。
ワンチップ型マイクロプロセッサ41は、CPU41
a、ROM41b、RAM41c、入力ポート41d、
出力ポート41e、A/Dコンバータ41gおよび割込
端子41fとを有している。
【0036】ワンチップ型マイクロプロセッサ41に
は、送信用コイル素子28aを駆動するための送信回路
42と、受信用コイル素子28bの接続された受信回路
43とが接続されている。また、パワーウィンドウのア
ップスイッチ、ダウンスイッチ、ハーフラッチスイッ
チ、ハンドルスイッチ等各種のスイッチがプルアップ回
路44を介して接続されている。
は、送信用コイル素子28aを駆動するための送信回路
42と、受信用コイル素子28bの接続された受信回路
43とが接続されている。また、パワーウィンドウのア
ップスイッチ、ダウンスイッチ、ハーフラッチスイッ
チ、ハンドルスイッチ等各種のスイッチがプルアップ回
路44を介して接続されている。
【0037】リレー駆動回路50は、ドアのアンロック
およびロック用のアクチュエータ53を制御するための
リレー回路、パワーウィンドウ51の正転・逆転制御用
リレー回路、およびクロージャー55の正転・逆転制御
用リレー回路を駆動するための回路部分である。電流増
幅回路45は、パワーウィンドウ51やクロージャー5
5の動作状態を監視するための電流信号を増幅するため
の回路部分である。
およびロック用のアクチュエータ53を制御するための
リレー回路、パワーウィンドウ51の正転・逆転制御用
リレー回路、およびクロージャー55の正転・逆転制御
用リレー回路を駆動するための回路部分である。電流増
幅回路45は、パワーウィンドウ51やクロージャー5
5の動作状態を監視するための電流信号を増幅するため
の回路部分である。
【0038】このほかワンチップ型マイクロプロセッサ
41には、動作クロックを与えるシステムクロック発振
回路47、5ボルトの電源電圧を供給する5V電源回路
48、リセット回路46、および車体本体部から供給さ
れる電源の電圧を監視するための電源分圧回路49が接
続されている。
41には、動作クロックを与えるシステムクロック発振
回路47、5ボルトの電源電圧を供給する5V電源回路
48、リセット回路46、および車体本体部から供給さ
れる電源の電圧を監視するための電源分圧回路49が接
続されている。
【0039】図5は、送信回路32、42の回路構成を
示したものである。電源と接地電位との間にコイル素子
61とスイッチング用のトランジスタ62が直列に接続
されている。また、コイル素子61と並列に、ダイオー
ド63とコンデンサ64が接続されている。
示したものである。電源と接地電位との間にコイル素子
61とスイッチング用のトランジスタ62が直列に接続
されている。また、コイル素子61と並列に、ダイオー
ド63とコンデンサ64が接続されている。
【0040】送信回路の入力端65に加える電圧をハイ
レベルにするかローレベルにするかにより、トランジス
タ62のコレクタ−エミッタ間の導通、非導通を切り替
えてコイル素子61への電流を制御し、コイル素子61
で生じる磁界を変化させるようになっている。
レベルにするかローレベルにするかにより、トランジス
タ62のコレクタ−エミッタ間の導通、非導通を切り替
えてコイル素子61への電流を制御し、コイル素子61
で生じる磁界を変化させるようになっている。
【0041】図6は、受信回路33、43の回路構成を
示したものである。相手方のコイル素子からの磁束が変
化することにより受信回路のコイル素子71に起電力が
生じ、その電圧がコンパレータ72の非反転入力に加え
られている。コンパレータ72の反転入力には、電源電
圧を抵抗器73a、73bで分圧した電圧が印加されて
いる。
示したものである。相手方のコイル素子からの磁束が変
化することにより受信回路のコイル素子71に起電力が
生じ、その電圧がコンパレータ72の非反転入力に加え
られている。コンパレータ72の反転入力には、電源電
圧を抵抗器73a、73bで分圧した電圧が印加されて
いる。
【0042】コンパレータ72の出力信号は、非反転増
幅器として作用するオペアンプ74に入力され、オペア
ンプ74の出力はエミッタ接地されたトランジスタ75
のベースに加えられている。トランジスタ75のコレク
タは抵抗器を介して電源と接続されるとともに、トラン
ジスタ75のコレクタは受信回路の出力端76と接続さ
れている。したがって、トランジスタ75は反転回路と
して作用し、受信回路の出力端76には、オペアンプ7
4の出力を反転させた電圧波形(方形波)が現れるよう
になっている。
幅器として作用するオペアンプ74に入力され、オペア
ンプ74の出力はエミッタ接地されたトランジスタ75
のベースに加えられている。トランジスタ75のコレク
タは抵抗器を介して電源と接続されるとともに、トラン
ジスタ75のコレクタは受信回路の出力端76と接続さ
れている。したがって、トランジスタ75は反転回路と
して作用し、受信回路の出力端76には、オペアンプ7
4の出力を反転させた電圧波形(方形波)が現れるよう
になっている。
【0043】図7は、車体本体部とスライドドア部との
間でコイル素子を通じて伝送される制御信号のデータ構
成を示したものである。車体本体部からスライドドア
部、あるいはスライドドア部から車体本体部へ伝送する
1つの制御信号は、スタートオブメッセージ(81)、
8ビットのデータ(82)、パリティビット(83)お
よびエンドオブメッセージ(84)とから構成されてい
る。信号伝送装置10では、このようなデータ構成の制
御信号を車体本体部とスライドドア部の間でシリアル伝
送するようになっている。
間でコイル素子を通じて伝送される制御信号のデータ構
成を示したものである。車体本体部からスライドドア
部、あるいはスライドドア部から車体本体部へ伝送する
1つの制御信号は、スタートオブメッセージ(81)、
8ビットのデータ(82)、パリティビット(83)お
よびエンドオブメッセージ(84)とから構成されてい
る。信号伝送装置10では、このようなデータ構成の制
御信号を車体本体部とスライドドア部の間でシリアル伝
送するようになっている。
【0044】図8は、制御信号の各データに対応する波
形を示したものである。ここでは、PWM(パルス・ワ
イズ・モジュレーション)方式の変調方式によりデータ
の伝送を行っており、ハイレベルの保持される時間の相
違によりデータの値を区別するようになっている。
「0」を示す波形91のパルス幅が最も短く、「1」を
示す波形92のパルス幅は、「0」の約2倍になってい
る。スタートオブメッセージ(SOM)を示す波形93
は「0」の約3倍のパルス幅に、エンドオブメッセージ
(EOM)を示す波形94は「0」の約4倍のパルス幅
にそれぞれ設定されている。
形を示したものである。ここでは、PWM(パルス・ワ
イズ・モジュレーション)方式の変調方式によりデータ
の伝送を行っており、ハイレベルの保持される時間の相
違によりデータの値を区別するようになっている。
「0」を示す波形91のパルス幅が最も短く、「1」を
示す波形92のパルス幅は、「0」の約2倍になってい
る。スタートオブメッセージ(SOM)を示す波形93
は「0」の約3倍のパルス幅に、エンドオブメッセージ
(EOM)を示す波形94は「0」の約4倍のパルス幅
にそれぞれ設定されている。
【0045】図9は、車体本体部側からスライドドア部
側へ伝送される各種制御信号のビット構成等を示してい
る。図中、左側の欄101は、運転席に設けられた各種
操作スイッチの状態を、中央の欄102は、スイッチの
状態に対応した制御信号の通信内容を、右側の欄103
は、各制御信号のビット構成を示している。
側へ伝送される各種制御信号のビット構成等を示してい
る。図中、左側の欄101は、運転席に設けられた各種
操作スイッチの状態を、中央の欄102は、スイッチの
状態に対応した制御信号の通信内容を、右側の欄103
は、各制御信号のビット構成を示している。
【0046】パワーウィンドウのアップスイッチがオン
のとき(104)、02H(16進)のデータが送信さ
れる。パワーウィンドウのダウンスイッチがオンのとき
(105)は、03Hのデータが、ドアロックスイッチ
がオンのとき(106)は04Hのデータが、アンロッ
クスイッチがオンのとき(107)は05Hのデータが
それぞれ送信される。スイッチオフ(108)は、いず
れかのスイッチがオンになっている状態からすべてのス
イッチがオフの状態へ移行したことを示し、01Hのデ
ータが送られる。たとえば、パワーウィンドウのアップ
スイッチを押したとき、02Hのデータが伝送され、当
該スイッチを離したとき01Hのデータが伝送される。
のとき(104)、02H(16進)のデータが送信さ
れる。パワーウィンドウのダウンスイッチがオンのとき
(105)は、03Hのデータが、ドアロックスイッチ
がオンのとき(106)は04Hのデータが、アンロッ
クスイッチがオンのとき(107)は05Hのデータが
それぞれ送信される。スイッチオフ(108)は、いず
れかのスイッチがオンになっている状態からすべてのス
イッチがオフの状態へ移行したことを示し、01Hのデ
ータが送られる。たとえば、パワーウィンドウのアップ
スイッチを押したとき、02Hのデータが伝送され、当
該スイッチを離したとき01Hのデータが伝送される。
【0047】通信認識モード終了フラグ(109)を示
す制御信号を伝送する際には06Hが、ドア側の各スイ
ッチの操作受け付けを禁止する指示(110)を送ると
きは07Hが、また当該禁止を解除する指示(111)
を送るときは08Hのデータがそれぞれ伝送される。ク
ロージャーロック(112)は、クロージャー55によ
ってスライドドアが開かないよう施錠する指令で、クロ
ージャーロック解除(113)はクロージャー55によ
る施錠を解除し、ドアハンドルの操作によりスライドド
アを開き得る状態にする指令であり、それぞれ09H、
0AHのデータが伝送される。
す制御信号を伝送する際には06Hが、ドア側の各スイ
ッチの操作受け付けを禁止する指示(110)を送ると
きは07Hが、また当該禁止を解除する指示(111)
を送るときは08Hのデータがそれぞれ伝送される。ク
ロージャーロック(112)は、クロージャー55によ
ってスライドドアが開かないよう施錠する指令で、クロ
ージャーロック解除(113)はクロージャー55によ
る施錠を解除し、ドアハンドルの操作によりスライドド
アを開き得る状態にする指令であり、それぞれ09H、
0AHのデータが伝送される。
【0048】図10は、スライドドア部側から車体本体
部側へ伝送される各種制御信号のビット構成等を示して
いる。図中、左側の欄121は、ドア内の各種スイッチ
の状態を、中央の欄122は、スイッチの状態に対応し
た制御信号の通信内容を、右側の欄123は、各制御信
号のビット構成を示している。
部側へ伝送される各種制御信号のビット構成等を示して
いる。図中、左側の欄121は、ドア内の各種スイッチ
の状態を、中央の欄122は、スイッチの状態に対応し
た制御信号の通信内容を、右側の欄123は、各制御信
号のビット構成を示している。
【0049】ハーフラッチ(124)は、スライドドア
が半ドア状態になったことを示す情報で、01Hのデー
タを割り当ててある。クロージャー作動完了フラグ(1
25)は、クロージャー55の作動が完了しスライドド
ア部が完全に閉まりきったことを示す情報で、02Hの
制御信号を割り当ててある。
が半ドア状態になったことを示す情報で、01Hのデー
タを割り当ててある。クロージャー作動完了フラグ(1
25)は、クロージャー55の作動が完了しスライドド
ア部が完全に閉まりきったことを示す情報で、02Hの
制御信号を割り当ててある。
【0050】次に作用を説明する。車体本体部からスラ
イドドア部へ制御信号を伝送する場合と、スライドドア
部から車体本体部へ伝送する場合における各回路の動作
は同一であるので、ここでは、車体本体部からスライド
ドア部への制御信号を伝送する場合について説明する。
図3に示すように、パワーウィンドウのアップスイッチ
など、いずれかのスイッチが押下されるとプルアップ回
路34を通じてワンチップ型マイクロプロセッサ31の
対応する入力ポート31dがローレベルとなる。ワンチ
ップ型マイクロプロセッサ31のCPU31aは、入力
ポート31dを常時監視しており、スイッチの状態変化
に応じた制御信号を出力ポート31eを通じて送信回路
32へ出力する。たとえば、パワーウィンドウのアップ
スイッチがオンになった場合には、SOM+02H+パ
リティ「0」+EOMからなる制御信号がシリアルに送
出される。
イドドア部へ制御信号を伝送する場合と、スライドドア
部から車体本体部へ伝送する場合における各回路の動作
は同一であるので、ここでは、車体本体部からスライド
ドア部への制御信号を伝送する場合について説明する。
図3に示すように、パワーウィンドウのアップスイッチ
など、いずれかのスイッチが押下されるとプルアップ回
路34を通じてワンチップ型マイクロプロセッサ31の
対応する入力ポート31dがローレベルとなる。ワンチ
ップ型マイクロプロセッサ31のCPU31aは、入力
ポート31dを常時監視しており、スイッチの状態変化
に応じた制御信号を出力ポート31eを通じて送信回路
32へ出力する。たとえば、パワーウィンドウのアップ
スイッチがオンになった場合には、SOM+02H+パ
リティ「0」+EOMからなる制御信号がシリアルに送
出される。
【0051】図11は、アップスイッチがオンになった
とき送られる制御信号の波形を示している。図11
(a)は、図5に示す送信回路の入力端65に加えられ
る制御信号の波形を示している。当該信号がトランジス
タ62のベースに加えられると、制御信号がハイレベル
の間トランジスタ62がオン状態に、制御信号がローレ
ベルの間トランジスタ62がオフ状態になる。その結果
トランジスタ62のコレクタ電圧、すなわちコイル素子
61とコレクタとの接続点における電圧は同図(b)に
示すように変化する。したがって、制御信号に応じてコ
イル素子(車体側接続コネクタ20aの送信用コイル素
子24a)に流れる電流が変化し、対応する磁束が発生
する。
とき送られる制御信号の波形を示している。図11
(a)は、図5に示す送信回路の入力端65に加えられ
る制御信号の波形を示している。当該信号がトランジス
タ62のベースに加えられると、制御信号がハイレベル
の間トランジスタ62がオン状態に、制御信号がローレ
ベルの間トランジスタ62がオフ状態になる。その結果
トランジスタ62のコレクタ電圧、すなわちコイル素子
61とコレクタとの接続点における電圧は同図(b)に
示すように変化する。したがって、制御信号に応じてコ
イル素子(車体側接続コネクタ20aの送信用コイル素
子24a)に流れる電流が変化し、対応する磁束が発生
する。
【0052】かかる磁束の変化を受けてドア側接続コネ
クタ20bの受信用コイル素子28bに起電力が生じ
る。ドア側コントローラ40の受信回路43の動作を図
6を基に説明する。コイル素子71(受信用コイル素子
28b)の両端には、相手側のコイル素子からの磁束を
受けて図11(c)に示すような波形が発生する。コン
パレータ72は、電源電圧を抵抗器73a、73bで分
圧して得たしきい値電圧とコイル素子71に生じた電圧
とを比較して2値化を行い方形波に直す。その後オペア
ンプ74によって非反転増幅され、トランジスタ75で
振幅が電源電圧(5ボルト)であって位相反転された波
形(図11d)に変換され、当該信号が受信回路の出力
端76から出力される。
クタ20bの受信用コイル素子28bに起電力が生じ
る。ドア側コントローラ40の受信回路43の動作を図
6を基に説明する。コイル素子71(受信用コイル素子
28b)の両端には、相手側のコイル素子からの磁束を
受けて図11(c)に示すような波形が発生する。コン
パレータ72は、電源電圧を抵抗器73a、73bで分
圧して得たしきい値電圧とコイル素子71に生じた電圧
とを比較して2値化を行い方形波に直す。その後オペア
ンプ74によって非反転増幅され、トランジスタ75で
振幅が電源電圧(5ボルト)であって位相反転された波
形(図11d)に変換され、当該信号が受信回路の出力
端76から出力される。
【0053】受信回路の出力波形はドア側コントローラ
40の有するワンチップ型マイクロプロセッサ41の割
込端子41fに入力される。ワンチップ型マイクロプロ
セッサ41は、割込端子41fに加わる信号がローレベ
ルになっている期間の長さを送信側で送った制御信号が
ハイレベルになっていた期間であると判定し、制御信号
の内容を判別する。
40の有するワンチップ型マイクロプロセッサ41の割
込端子41fに入力される。ワンチップ型マイクロプロ
セッサ41は、割込端子41fに加わる信号がローレベ
ルになっている期間の長さを送信側で送った制御信号が
ハイレベルになっていた期間であると判定し、制御信号
の内容を判別する。
【0054】図11に示す例では、ワンチップ型マイク
ロプロセッサ41は、車体本体部側から02Hの制御信
号が送られてきたことを認識し、ドア内のパワーウィン
ドウをアップさせるようリレー回路をオン状態にする。
ロプロセッサ41は、車体本体部側から02Hの制御信
号が送られてきたことを認識し、ドア内のパワーウィン
ドウをアップさせるようリレー回路をオン状態にする。
【0055】このように電磁誘導現象を利用して車体本
体部とスライドドア部との間での制御信号の伝送を行う
ので、酸化皮膜や位置ずれ、さらにはコイル素子の表面
に付着した泥などの汚れによる影響を受け難いので、安
定した伝送状態を確保することができる。また各種の通
信内容を複数ビットから成るディジタル信号の制御信号
に符号化し、当該信号を車体本体部とスライドドア部と
の間でシリアル伝送するようにしたので、1組のコイル
素子を用いて各種の制御内容を伝送することができる。
体部とスライドドア部との間での制御信号の伝送を行う
ので、酸化皮膜や位置ずれ、さらにはコイル素子の表面
に付着した泥などの汚れによる影響を受け難いので、安
定した伝送状態を確保することができる。また各種の通
信内容を複数ビットから成るディジタル信号の制御信号
に符号化し、当該信号を車体本体部とスライドドア部と
の間でシリアル伝送するようにしたので、1組のコイル
素子を用いて各種の制御内容を伝送することができる。
【0056】さらに、スライドドア部内の伝送部品をド
ア側コントローラ40が一括して制御するので、ドア側
の電装部品が増えた場合にも、ドア側コントローラ40
あるいはその制御ソフトを交換するだけで対応すること
ができ、装備の拡張等に迅速かつ容易に対処することが
できる。
ア側コントローラ40が一括して制御するので、ドア側
の電装部品が増えた場合にも、ドア側コントローラ40
あるいはその制御ソフトを交換するだけで対応すること
ができ、装備の拡張等に迅速かつ容易に対処することが
できる。
【0057】次に第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、車体本体部側からスライドドア
部側へ制御信号を伝送するコイル素子の組と、スライド
ドア部側から車体本体部側へ制御信号を伝送するコイル
素子の組とを個別に設けたが、第2の実施の形態では、
各コイル素子を送信用と受信用とに兼用し、1組のコイ
ル素子で双方向通信を可能にしている。図1は、本発明
の第2の実施の形態を示している。接続コネクタの給電
用接点部の構成は、図2に示したものと同一である。コ
イル素子部は、送受兼用のため、車体側の通信用コイル
素子201aと、ドア側の通信用コイル素子201bの
一組だけが設けられている。ボディ側コントローラ20
3には、パワーウィンドウスイッチ205および集中ド
アロックスイッチ206が、ドア側コントローラ204
には、パワーウィンドウ51、クロージャー55等がそ
れぞれ接続されている。
第1の実施の形態では、車体本体部側からスライドドア
部側へ制御信号を伝送するコイル素子の組と、スライド
ドア部側から車体本体部側へ制御信号を伝送するコイル
素子の組とを個別に設けたが、第2の実施の形態では、
各コイル素子を送信用と受信用とに兼用し、1組のコイ
ル素子で双方向通信を可能にしている。図1は、本発明
の第2の実施の形態を示している。接続コネクタの給電
用接点部の構成は、図2に示したものと同一である。コ
イル素子部は、送受兼用のため、車体側の通信用コイル
素子201aと、ドア側の通信用コイル素子201bの
一組だけが設けられている。ボディ側コントローラ20
3には、パワーウィンドウスイッチ205および集中ド
アロックスイッチ206が、ドア側コントローラ204
には、パワーウィンドウ51、クロージャー55等がそ
れぞれ接続されている。
【0058】ボディ側コントローラ203、ドア側コン
トローラ204の回路構成は、図3、図4に示したもの
とほぼ同様であるが、1つの通信用コイル素子201を
送受信に兼用するため、送信回路32、42および受信
回路33、43の部分が相違する。すなわち、送信回路
と受信回路に代えて、これら回路とその切り替え回路と
を組み合わせた送受信回路を備えている。
トローラ204の回路構成は、図3、図4に示したもの
とほぼ同様であるが、1つの通信用コイル素子201を
送受信に兼用するため、送信回路32、42および受信
回路33、43の部分が相違する。すなわち、送信回路
と受信回路に代えて、これら回路とその切り替え回路と
を組み合わせた送受信回路を備えている。
【0059】図12は、ボディ側コントローラ203お
よびドア側コントローラ204における送受信回路の回
路構成を示したものである。送受信回路の送信部は、第
1のトランジスタ216、第2のトランジスタ212、
第3のトランジスタ214等から構成される。pnp型
の第2のトランジスタ212のエミッタは電源電圧側に
接続され、そのコレクタに通信用コイル素子201の一
端201cが接続されている。第2のトランジスタ21
2のコレクタとコイル素子201との接続点201cが
送信部の非接地電位側出力端になっている。
よびドア側コントローラ204における送受信回路の回
路構成を示したものである。送受信回路の送信部は、第
1のトランジスタ216、第2のトランジスタ212、
第3のトランジスタ214等から構成される。pnp型
の第2のトランジスタ212のエミッタは電源電圧側に
接続され、そのコレクタに通信用コイル素子201の一
端201cが接続されている。第2のトランジスタ21
2のコレクタとコイル素子201との接続点201cが
送信部の非接地電位側出力端になっている。
【0060】通信用コイル素子201の他端201d
は、npn型の第3のトランジスタ214のコレクタと
接続され、第2のトランジスタ212のエミッタは接地
されている。すなわち、第3のトランジスタ214のコ
レクタとの接続点201dが送信部の接地電位側出力端
になっている。
は、npn型の第3のトランジスタ214のコレクタと
接続され、第2のトランジスタ212のエミッタは接地
されている。すなわち、第3のトランジスタ214のコ
レクタとの接続点201dが送信部の接地電位側出力端
になっている。
【0061】npn型の第1のトランジスタ216のコ
レクタは、抵抗器218を介して電源電圧側と接続され
るとともに、当該コレクタは抵抗器220を介して第2
のトランジスタ212のベースと接続されている。また
第1のトランジスタ216のエミッタは接地され、第1
のトランジスタ216のベースには抵抗器222を介し
て送受信切替端子224が接続され、該端子を通じて送
受信切替信号が入力されるようになっている。
レクタは、抵抗器218を介して電源電圧側と接続され
るとともに、当該コレクタは抵抗器220を介して第2
のトランジスタ212のベースと接続されている。また
第1のトランジスタ216のエミッタは接地され、第1
のトランジスタ216のベースには抵抗器222を介し
て送受信切替端子224が接続され、該端子を通じて送
受信切替信号が入力されるようになっている。
【0062】第3のトランジスタ214のベースは、抵
抗器226を介してそのエミッタと接続されている。ま
た、第3のトランジスタ214のペースには抵抗228
を介して制御信号出力端子230が接続され、該端子を
介して相手方へ送信すべき制御信号が入力されるように
なっている。
抗器226を介してそのエミッタと接続されている。ま
た、第3のトランジスタ214のペースには抵抗228
を介して制御信号出力端子230が接続され、該端子を
介して相手方へ送信すべき制御信号が入力されるように
なっている。
【0063】送受信回路の受信部は、コンパレータ24
0、オペアンプ242、第4のトランジスタ244、第
5のトランジスタ246等から構成されている。通信用
コイル素子201のうち第2のトランジスタ212のコ
レクタと接続されている側の上端部201cは、コンパ
レータ240の非反転入力と接続されている。コンパレ
ータ240の反転入力には、電源電圧を抵抗器248
a、248bで分圧したしきい値電圧が加えられてい
る。なお、抵抗器249は、比較特性にヒステリシスを
持たせるためのものである。
0、オペアンプ242、第4のトランジスタ244、第
5のトランジスタ246等から構成されている。通信用
コイル素子201のうち第2のトランジスタ212のコ
レクタと接続されている側の上端部201cは、コンパ
レータ240の非反転入力と接続されている。コンパレ
ータ240の反転入力には、電源電圧を抵抗器248
a、248bで分圧したしきい値電圧が加えられてい
る。なお、抵抗器249は、比較特性にヒステリシスを
持たせるためのものである。
【0064】コンパレータ240の出力は、オペアンプ
242等によって構成される非反転増幅回路部で増幅さ
れ、オペアンプ242の出力は抵抗器250を介して第
5のトランジスタ246のベースと接続されている。第
5のトランジスタ246のコレクタは抵抗器252を介
して電源電圧側と接続されるとともに、第5のトランジ
スタ246のコレクタは受信部の出力信号を取り出すた
め受信端子254(ワンチップ型マイクロプロセッサ3
1、ワンチップ型マイクロプロセッサ41の割込端子)
と接続されている。第5のトランジスタ246の、エミ
ッタは接地され、またベース−エミッタ間は抵抗器25
6で接続されている。
242等によって構成される非反転増幅回路部で増幅さ
れ、オペアンプ242の出力は抵抗器250を介して第
5のトランジスタ246のベースと接続されている。第
5のトランジスタ246のコレクタは抵抗器252を介
して電源電圧側と接続されるとともに、第5のトランジ
スタ246のコレクタは受信部の出力信号を取り出すた
め受信端子254(ワンチップ型マイクロプロセッサ3
1、ワンチップ型マイクロプロセッサ41の割込端子)
と接続されている。第5のトランジスタ246の、エミ
ッタは接地され、またベース−エミッタ間は抵抗器25
6で接続されている。
【0065】第4のトランジスタ244のコレクタは、
抵抗器250を介して第5のトランジスタ246のベー
スと接続されている。第4のトランジスタ244のエミ
ッタは接地されるとともに抵抗器258を介して第4の
トランジスタ244のエミッタ−ベース間が接続されて
いる。第4のトランジスタ244のベースは抵抗器26
0を介して送受信切替端子224と接続されている。
抵抗器250を介して第5のトランジスタ246のベー
スと接続されている。第4のトランジスタ244のエミ
ッタは接地されるとともに抵抗器258を介して第4の
トランジスタ244のエミッタ−ベース間が接続されて
いる。第4のトランジスタ244のベースは抵抗器26
0を介して送受信切替端子224と接続されている。
【0066】次に、送受信回路の動作について説明す
る。図13は、通信用コイル素子201を送信用に用い
る際における各トランジスタの状態を模式的に示したも
のである。通信用コイル素子201を送信用として用い
る送信モードでは、送受信切替端子224にハイレベル
の切替信号が入力される。また制御信号出力端子230
には相手方へ送信すべき制御信号が入力される。送受信
切替端子224がハイレベルになると、第1のトランジ
スタ216がオン状態となり、第2のトランジスタ21
2のベースがローレベルになる。その結果、第2のトラ
ンジスタ212がオン状態となり、通信用コイル素子2
01の上端部201cは電源電圧側と接続された状態と
なる。
る。図13は、通信用コイル素子201を送信用に用い
る際における各トランジスタの状態を模式的に示したも
のである。通信用コイル素子201を送信用として用い
る送信モードでは、送受信切替端子224にハイレベル
の切替信号が入力される。また制御信号出力端子230
には相手方へ送信すべき制御信号が入力される。送受信
切替端子224がハイレベルになると、第1のトランジ
スタ216がオン状態となり、第2のトランジスタ21
2のベースがローレベルになる。その結果、第2のトラ
ンジスタ212がオン状態となり、通信用コイル素子2
01の上端部201cは電源電圧側と接続された状態と
なる。
【0067】この状態で、制御信号出力端子230から
入力される制御信号によって第3のトランジスタ214
がオン、オフされると、これに従って通信用コイル素子
201に電流が流れ、制御信号に対応して変化する磁束
が通信用コイル素子201から発生することになる。
入力される制御信号によって第3のトランジスタ214
がオン、オフされると、これに従って通信用コイル素子
201に電流が流れ、制御信号に対応して変化する磁束
が通信用コイル素子201から発生することになる。
【0068】また、送受信切替端子224から入力され
るハイレベルの切替信号は、第4のトランジスタ244
のベースにも印加されるので、送信モード中は、第4の
トランジスタ244がオン状態となる。その結果、第5
のトランジスタ246のベース電位がローレベルに保持
され、第5のトランジスタ246はオフの状態に固定さ
れる。したがって、送信モード中は、受信端子254に
常にハイレベルの信号が入力される。ワンチップ型マイ
クロプロセッサ31、ワンチップ型マイクロプロセッサ
41は受信端子254からの信号を反転させたものを相
手から受信した制御信号として認識するので、送信モー
ド中は、いずれの制御信号も受信していない状態として
認識される。
るハイレベルの切替信号は、第4のトランジスタ244
のベースにも印加されるので、送信モード中は、第4の
トランジスタ244がオン状態となる。その結果、第5
のトランジスタ246のベース電位がローレベルに保持
され、第5のトランジスタ246はオフの状態に固定さ
れる。したがって、送信モード中は、受信端子254に
常にハイレベルの信号が入力される。ワンチップ型マイ
クロプロセッサ31、ワンチップ型マイクロプロセッサ
41は受信端子254からの信号を反転させたものを相
手から受信した制御信号として認識するので、送信モー
ド中は、いずれの制御信号も受信していない状態として
認識される。
【0069】図14は、通信用コイル素子201を受信
用として使用する際における各トランジスタの状態を模
式的に表したものである。通信用コイル素子201を受
信用として用いる受信モードでは、送受信切替端子22
4にローレベルの切替信号が入力される。また制御信号
出力端子230には常時、ハイレベルの信号が入力され
る。送受信切替端子224がローレベルになると、第1
のトランジスタ216がオフ状態となり、第2のトラン
ジスタ212のベースがハイレベルになる。その結果、
第2のトランジスタ212がオフ状態となり、通信用コ
イル素子201の上端部201cが電源電圧側と切り離
された状態になる。
用として使用する際における各トランジスタの状態を模
式的に表したものである。通信用コイル素子201を受
信用として用いる受信モードでは、送受信切替端子22
4にローレベルの切替信号が入力される。また制御信号
出力端子230には常時、ハイレベルの信号が入力され
る。送受信切替端子224がローレベルになると、第1
のトランジスタ216がオフ状態となり、第2のトラン
ジスタ212のベースがハイレベルになる。その結果、
第2のトランジスタ212がオフ状態となり、通信用コ
イル素子201の上端部201cが電源電圧側と切り離
された状態になる。
【0070】また、制御信号出力端子230にはハイレ
ベルの信号が印加されているので、第3のトランジスタ
214がオン状態となり、通信用コイル素子201の下
端部201dは、ほぼ接地電位になる。これにより、通
信用コイル素子201は送信部から切り離された状態に
なり、電気的には受信部側のコンパレータ240のみに
接続された状態となる。
ベルの信号が印加されているので、第3のトランジスタ
214がオン状態となり、通信用コイル素子201の下
端部201dは、ほぼ接地電位になる。これにより、通
信用コイル素子201は送信部から切り離された状態に
なり、電気的には受信部側のコンパレータ240のみに
接続された状態となる。
【0071】また、送受信切替端子224からローレベ
ルの切替信号が入力されることにより、第4のトランジ
スタ244のベースがローレベルとなり、受信モード中
は、第4のトランジスタ244がオフ状態となる。その
結果、第5のトランジスタ246のベース電位は、オペ
アンプ242の出力レベルに従うことになり、第5のト
ランジスタ246がオペアンプ242の出力値に従って
オン、オフされる。したがって、オペアンプ242の出
力を振幅が5ボルトで位相反転させた波形が受信端子2
54から出力される。
ルの切替信号が入力されることにより、第4のトランジ
スタ244のベースがローレベルとなり、受信モード中
は、第4のトランジスタ244がオフ状態となる。その
結果、第5のトランジスタ246のベース電位は、オペ
アンプ242の出力レベルに従うことになり、第5のト
ランジスタ246がオペアンプ242の出力値に従って
オン、オフされる。したがって、オペアンプ242の出
力を振幅が5ボルトで位相反転させた波形が受信端子2
54から出力される。
【0072】このように1つの通信用コイル素子201
を送受信用に切り替えることで、1組の通信用コイル素
子201によって車体本体部側とスライドドア部側の間
で双方向通信を行うことができ、接続コネクタの小型
化、低価格化を図ることができる。
を送受信用に切り替えることで、1組の通信用コイル素
子201によって車体本体部側とスライドドア部側の間
で双方向通信を行うことができ、接続コネクタの小型
化、低価格化を図ることができる。
【0073】ところで、スライドドア部側から車体本体
部側への制御信号の伝送を利用して以下のような機能を
備えることができる。たとえば、クロージャー55によ
ってドアが完全に閉まりきった状態になったことをスラ
イドドア部から車体本体部へ送信し、車体本体部側で
は、ドアが開いてから当該制御信号を受信するまでの
間、スライドドア部の電装部品に対する各種のスイッチ
操作を禁止する。
部側への制御信号の伝送を利用して以下のような機能を
備えることができる。たとえば、クロージャー55によ
ってドアが完全に閉まりきった状態になったことをスラ
イドドア部から車体本体部へ送信し、車体本体部側で
は、ドアが開いてから当該制御信号を受信するまでの
間、スライドドア部の電装部品に対する各種のスイッチ
操作を禁止する。
【0074】これにより、半ドア状態での誤動作等を防
止することができる。また、ハーフラッチの情報をスラ
イドドア部から車体本体部へ伝送することにより、ドア
スイッチによって判定する場合に比べて半ドア状態を車
体本体部側でより確実に認識することが可能になる。
止することができる。また、ハーフラッチの情報をスラ
イドドア部から車体本体部へ伝送することにより、ドア
スイッチによって判定する場合に比べて半ドア状態を車
体本体部側でより確実に認識することが可能になる。
【0075】次に、コイル素子を送信用と受信用とに切
り替える際の動作を、スライドドアが閉じられた場合の
動作を例に説明する。
り替える際の動作を、スライドドアが閉じられた場合の
動作を例に説明する。
【0076】図15は、ドア側コントローラ204の動
作の流れを示したものであり、図16は、ボディ側コン
トローラ203の動作の流れを示したものである。スラ
イドドアは、開いている状態では、車体本体部からの給
電がないので、ドア側コントローラ204はその動作を
停止した状態にある。スライドドアが略半ドア状態にな
り給電用接点22a等が接触する状態になると、ドア側
コントローラ204はその動作を開始し、電源分圧回路
49からの電位を基にして車体本体部から電源が正常に
供給されていることを確認したのち図15に示す処理へ
移行する。
作の流れを示したものであり、図16は、ボディ側コン
トローラ203の動作の流れを示したものである。スラ
イドドアは、開いている状態では、車体本体部からの給
電がないので、ドア側コントローラ204はその動作を
停止した状態にある。スライドドアが略半ドア状態にな
り給電用接点22a等が接触する状態になると、ドア側
コントローラ204はその動作を開始し、電源分圧回路
49からの電位を基にして車体本体部から電源が正常に
供給されていることを確認したのち図15に示す処理へ
移行する。
【0077】ドア側コントローラ204は、まず、クロ
ージャー55の作動が既に終了しているか否かを調べる
(ステップS301)。通常は、スライドドアが半ドア
状態となり車体本体部側から電源の供給が開始された直
後は、クロージャー55が未動作の状態になっている。
このようにクロージャー55の動作が完了していないと
きは(ステップS301;N)、車体本体部との間の情
報系通信の受け付けを禁止し(ステップS302)、続
けてスイッチ系の通信の受け付けを禁止する。
ージャー55の作動が既に終了しているか否かを調べる
(ステップS301)。通常は、スライドドアが半ドア
状態となり車体本体部側から電源の供給が開始された直
後は、クロージャー55が未動作の状態になっている。
このようにクロージャー55の動作が完了していないと
きは(ステップS301;N)、車体本体部との間の情
報系通信の受け付けを禁止し(ステップS302)、続
けてスイッチ系の通信の受け付けを禁止する。
【0078】ここで情報系通信とは、スイッチ操作とか
かわりのない制御信号を指し、図9、図10に示した通
信認識モード終了フラグ109、ハーフラッチ124、
クロージャー作動完了フラグ125等が該当する。スイ
ッチ系通信とは、パワーウィンドウのアップスイッチな
ど各種のスイッチの操作に基づく制御信号をいい、図
9、図10のP/W−UP104、P/W−DOWN1
05等が該当する。
かわりのない制御信号を指し、図9、図10に示した通
信認識モード終了フラグ109、ハーフラッチ124、
クロージャー作動完了フラグ125等が該当する。スイ
ッチ系通信とは、パワーウィンドウのアップスイッチな
ど各種のスイッチの操作に基づく制御信号をいい、図
9、図10のP/W−UP104、P/W−DOWN1
05等が該当する。
【0079】次に、ドア側コントローラ204は車体本
体部との間の各種通信を受け付け禁止にした状態で、ク
ロージャー55を動作させ、スライドドアを半ドア状態
から完全に閉まりきった状態にまで閉め込むよう制御す
る(ステップS304)。
体部との間の各種通信を受け付け禁止にした状態で、ク
ロージャー55を動作させ、スライドドアを半ドア状態
から完全に閉まりきった状態にまで閉め込むよう制御す
る(ステップS304)。
【0080】クロージャー55の動作が完了すると、ド
ア側コントローラ204のCPU41aは、その旨を示
すフラグ情報をRAM41cの所定領域にセットする。
その後、情報系通信の受け付けを許可し(ステップS3
05)、クロージャー作動終了の制御信号を車体本体部
側へ未だ送信していないときは(ステップS306;
N)、送受信切替端子224にハイレベルを出力し(ス
テップS307)、コイル素子201bを送信用として
用いるように設定する。
ア側コントローラ204のCPU41aは、その旨を示
すフラグ情報をRAM41cの所定領域にセットする。
その後、情報系通信の受け付けを許可し(ステップS3
05)、クロージャー作動終了の制御信号を車体本体部
側へ未だ送信していないときは(ステップS306;
N)、送受信切替端子224にハイレベルを出力し(ス
テップS307)、コイル素子201bを送信用として
用いるように設定する。
【0081】ドア側の通信用コイル素子201bを送信
用に設定したのち、クロージャー作動完了を示す制御信
号125を車体本体部側へ向けて送信する(ステップS
308)。送信終了と同時にドア側コントローラ204
のCPU41aは、クロージャー作動完了の送信終了を
示すフラグをRAM41cの所定領域にセットする。
用に設定したのち、クロージャー作動完了を示す制御信
号125を車体本体部側へ向けて送信する(ステップS
308)。送信終了と同時にドア側コントローラ204
のCPU41aは、クロージャー作動完了の送信終了を
示すフラグをRAM41cの所定領域にセットする。
【0082】その後、送受信切替端子224をローレベ
ルにして(ステップS309)、ドア側の通信用コイル
素子201bを受信用として用いるように設定する。
ルにして(ステップS309)、ドア側の通信用コイル
素子201bを受信用として用いるように設定する。
【0083】ボディ側コントローラ203は、当初、そ
の送受信切替端子224をローレベルにして車体側の通
信用コイル素子201aを受信用に設定しておき、スラ
イドドア部側からクロージャー作動完了を示す制御信号
が送られてくるのを待機する(図16、ステップS40
1;N)。クロージャー作動完了の制御信号を受信する
と(ステップS401;Y)、ボディ側コントローラ2
03は、応答信号、すなわち、通信認識モード終了を示
す制御信号109を未だスライドドア部へ送信していな
いときは(ステップS402;N)、送受信切替端子2
24にハイレベルを出力し(ステップS403)、車体
側の通信用コイル素子201aを送信用に設定する。そ
して、通信認識モード終了を示す制御信号109をスラ
イドドア部側へ送信する(ステップS404)。
の送受信切替端子224をローレベルにして車体側の通
信用コイル素子201aを受信用に設定しておき、スラ
イドドア部側からクロージャー作動完了を示す制御信号
が送られてくるのを待機する(図16、ステップS40
1;N)。クロージャー作動完了の制御信号を受信する
と(ステップS401;Y)、ボディ側コントローラ2
03は、応答信号、すなわち、通信認識モード終了を示
す制御信号109を未だスライドドア部へ送信していな
いときは(ステップS402;N)、送受信切替端子2
24にハイレベルを出力し(ステップS403)、車体
側の通信用コイル素子201aを送信用に設定する。そ
して、通信認識モード終了を示す制御信号109をスラ
イドドア部側へ送信する(ステップS404)。
【0084】その後、ボディ側コントローラ203はそ
の送受信切替端子224を再びローレベルに設定し、車
体側の通信用コイル素子201aを受信用に設定する
(ステップS405)。
の送受信切替端子224を再びローレベルに設定し、車
体側の通信用コイル素子201aを受信用に設定する
(ステップS405)。
【0085】ドア側コントローラ204は、ボディ側コ
ントローラ203側から応答信号が送られてきたことを
確認すると(図15、ステップS310;Y)、車体本
体部側からのスイッチ系通信の受け付けを許可する(ス
テップS311)。
ントローラ203側から応答信号が送られてきたことを
確認すると(図15、ステップS310;Y)、車体本
体部側からのスイッチ系通信の受け付けを許可する(ス
テップS311)。
【0086】このように、ドア側コントローラ204
は、スライドドアが完全に閉まったときその旨を示す制
御信号を車体本体部側へ送り、これに対する応答信号を
車体本体部側から受けた以後、車体本体部から送られて
くるドア内の電装部品の動作を指示する制御信号の受け
付けを許可する。
は、スライドドアが完全に閉まったときその旨を示す制
御信号を車体本体部側へ送り、これに対する応答信号を
車体本体部側から受けた以後、車体本体部から送られて
くるドア内の電装部品の動作を指示する制御信号の受け
付けを許可する。
【0087】その後、車体本体部側からスイッチ系の制
御信号を受信すると(ステップS312;Y)、ドア側
コントローラ204は受信した制御信号に応じてドア内
の電装部品の動作を制御する(ステップS313)。た
とえば、ドアロックを指示する制御信号を受けた場合に
は、電磁ドアロックを動作させ施錠を行う。スイッチ系
の受け付けを許可した状態下において、スライドドア側
の操作スイッチが押下等されたときは(ステップS31
4;Y)、その操作に対応してドア内の電装部品の動作
を制御する(ステップS313)。
御信号を受信すると(ステップS312;Y)、ドア側
コントローラ204は受信した制御信号に応じてドア内
の電装部品の動作を制御する(ステップS313)。た
とえば、ドアロックを指示する制御信号を受けた場合に
は、電磁ドアロックを動作させ施錠を行う。スイッチ系
の受け付けを許可した状態下において、スライドドア側
の操作スイッチが押下等されたときは(ステップS31
4;Y)、その操作に対応してドア内の電装部品の動作
を制御する(ステップS313)。
【0088】一方、ボディ側コントローラ203は、応
答信号を送出し終えた後は、運転席等に操作スイッチが
押下されるか否か等を監視し(ステップS406)、い
ずれかのスイッチ操作が行われたとき(ステップS40
6;Y)、車体側の通信用コイル素子201aを一時的
に送信用に切り替えて(ステップS407)、スイッチ
操作の内容に対応する制御信号をスライドドア側へ送信
する(ステップS408)。そして、制御信号を送信し
た後、再び車体側の通信用コイル素子201aを受信用
に切り替える(ステップS409)。
答信号を送出し終えた後は、運転席等に操作スイッチが
押下されるか否か等を監視し(ステップS406)、い
ずれかのスイッチ操作が行われたとき(ステップS40
6;Y)、車体側の通信用コイル素子201aを一時的
に送信用に切り替えて(ステップS407)、スイッチ
操作の内容に対応する制御信号をスライドドア側へ送信
する(ステップS408)。そして、制御信号を送信し
た後、再び車体側の通信用コイル素子201aを受信用
に切り替える(ステップS409)。
【0089】このように、ボディ側コントローラ20
3、ドア側コントローラ204は、それぞれ相手方に制
御信号を送信する必要のあるときだけ一時的にをコイル
素子201を送信用に設定し、制御信号を送信しないと
きは、常にコイル素子201を受信用に切り替えるよう
になっている。
3、ドア側コントローラ204は、それぞれ相手方に制
御信号を送信する必要のあるときだけ一時的にをコイル
素子201を送信用に設定し、制御信号を送信しないと
きは、常にコイル素子201を受信用に切り替えるよう
になっている。
【0090】なお、互いの送信タイミングが衝突するこ
とも考えられるが、上記例では、ドア側から車体本体部
側への送信はスライドドアを閉じた直後に限られている
ので、実際上、制御信号の衝突は起きない。また、制御
信号の衝突を回避するには、制御信号を送出するごと
に、相手方からの応答を受け取るようにし、当該応答が
到来しないとき、衝突が起きたと判定し、その後ボディ
側コントローラ203とドア側コントローラ204とで
互いに異なる時間間隔を空けて、制御信号を再送信する
ようにすればよい。
とも考えられるが、上記例では、ドア側から車体本体部
側への送信はスライドドアを閉じた直後に限られている
ので、実際上、制御信号の衝突は起きない。また、制御
信号の衝突を回避するには、制御信号を送出するごと
に、相手方からの応答を受け取るようにし、当該応答が
到来しないとき、衝突が起きたと判定し、その後ボディ
側コントローラ203とドア側コントローラ204とで
互いに異なる時間間隔を空けて、制御信号を再送信する
ようにすればよい。
【0091】以上説明した実施の形態では、PWM変調
方式で制御信号を伝送したが、各ビットの転送レートを
予め定めておき、パルスの有無で「0」、「1」の情報
を伝送するようにしてもよい。また第2の実施の形態で
は、制御信号によってオンオフされる第3のトランジス
タ214を通信用コイル素子201よりも接地電位側に
設けたが、これはノイズ低減のためであり、通信用コイ
ル素子201よりも電源電圧側に設けるようにしてもよ
い。さらに第3のトランジスタ214を削除し、第2の
トランジスタ212に第3のトランジスタ214の果た
していた変調機能を兼用させるようにしてもよい。
方式で制御信号を伝送したが、各ビットの転送レートを
予め定めておき、パルスの有無で「0」、「1」の情報
を伝送するようにしてもよい。また第2の実施の形態で
は、制御信号によってオンオフされる第3のトランジス
タ214を通信用コイル素子201よりも接地電位側に
設けたが、これはノイズ低減のためであり、通信用コイ
ル素子201よりも電源電圧側に設けるようにしてもよ
い。さらに第3のトランジスタ214を削除し、第2の
トランジスタ212に第3のトランジスタ214の果た
していた変調機能を兼用させるようにしてもよい。
【0092】すなわち、送信モードのとき第2のトラン
ジスタ212にてPWM変調を行い、受信モードのとき
第2のトランジスタ212をオフ状態にし、通信用コイ
ル素子201を電源から切り離すようにしてもよい。ま
た、トランジスタによって通信用コイル素子201の接
続を切り替えるようにしたが、リレースイッチなどによ
って通信用コイル素子201を送信回路に接続するか、
受信回路に接続するかを切り替えるようにしてもよい。
ジスタ212にてPWM変調を行い、受信モードのとき
第2のトランジスタ212をオフ状態にし、通信用コイ
ル素子201を電源から切り離すようにしてもよい。ま
た、トランジスタによって通信用コイル素子201の接
続を切り替えるようにしたが、リレースイッチなどによ
って通信用コイル素子201を送信回路に接続するか、
受信回路に接続するかを切り替えるようにしてもよい。
【0093】また、実施の形態では、送信モードのと
き、受信回路の出力信号をハイレベルに保持するように
したが、このような機能を設けず、ワンチップ型マイク
ロプロセッサ41のソフト的処理により、送信モード
中、割込端子41fからの入力を無視するようにしても
よい。
き、受信回路の出力信号をハイレベルに保持するように
したが、このような機能を設けず、ワンチップ型マイク
ロプロセッサ41のソフト的処理により、送信モード
中、割込端子41fからの入力を無視するようにしても
よい。
【0094】
【発明の効果】本発明にかかる信号伝送装置によれば、
電磁誘導現象を利用して車体本体部とスライドドア部と
の間での制御信号の伝送を行うので、酸化皮膜や位置ず
れの影響およびコイル素子の表面に付着した汚れによる
影響等を受け難くなり、安定した伝送状態を確保するこ
とができる。またコイル素子を送受信用に切り替えて用
いるので、車体本体部側とスライドドア部側にそれぞれ
1つのコイル素子を設けるだけで双方向通信を行うこと
ができ、接続コネクタの小型化、低価格化を図ることが
できる。
電磁誘導現象を利用して車体本体部とスライドドア部と
の間での制御信号の伝送を行うので、酸化皮膜や位置ず
れの影響およびコイル素子の表面に付着した汚れによる
影響等を受け難くなり、安定した伝送状態を確保するこ
とができる。またコイル素子を送受信用に切り替えて用
いるので、車体本体部側とスライドドア部側にそれぞれ
1つのコイル素子を設けるだけで双方向通信を行うこと
ができ、接続コネクタの小型化、低価格化を図ることが
できる。
【図1】本発明の第2の実施の形態に係る信号伝送装置
の概略構成を示す説明図である。
の概略構成を示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る信号伝送装置
10の概略構成を示す説明図である。
10の概略構成を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る信号伝送装置
におけるボディ側の回路構成を示すブロック図である。
におけるボディ側の回路構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る信号伝送装置
におけるドア側の回路構成を示すブロック図である。
におけるドア側の回路構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る信号伝送装置
の送信回路を示す回路図である。
の送信回路を示す回路図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る信号伝送装置
の受信回路を示す回路図である。
の受信回路を示す回路図である。
【図7】車体本体部、スライドドア部間でコイル素子を
通じて伝送される制御信号のデータ構成を示した説明図
である。
通じて伝送される制御信号のデータ構成を示した説明図
である。
【図8】制御信号の各データに対応する波形を示した説
明図である。
明図である。
【図9】車体本体部側からスライドドア部側へ伝送され
る各種制御信号のビット構成等を示した説明図である。
る各種制御信号のビット構成等を示した説明図である。
【図10】スライドドア部側から車体本体部側へ伝送さ
れる各種制御信号のビット構成等を示した説明図であ
る。
れる各種制御信号のビット構成等を示した説明図であ
る。
【図11】パワーウィンドウのアップスイッチがオンに
なったとき伝送される制御信号の波形を示した説明図で
ある。
なったとき伝送される制御信号の波形を示した説明図で
ある。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る信号伝送装
置における送受信回路の回路構成を示した回路図であ
る。
置における送受信回路の回路構成を示した回路図であ
る。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る信号伝送装
置の送受信回路において通信用コイル素子を送信用に用
いる際における各トランジスタの状態を模式的に示した
説明図である。
置の送受信回路において通信用コイル素子を送信用に用
いる際における各トランジスタの状態を模式的に示した
説明図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る信号伝送装
置の送受信回路において通信用コイル素子を受信用に用
いる際における各トランジスタの状態を模式的に示した
説明図である。
置の送受信回路において通信用コイル素子を受信用に用
いる際における各トランジスタの状態を模式的に示した
説明図である。
【図15】ドア側コントローラがコイル素子を送信用と
受信用に切り替える際における動作の流れの一例を示す
流れ図である。
受信用に切り替える際における動作の流れの一例を示す
流れ図である。
【図16】ボディ側コントローラがコイル素子を送信用
と受信用に切り替える際における動作の流れの一例を示
す流れ図である。
と受信用に切り替える際における動作の流れの一例を示
す流れ図である。
【図17】従来から使用されている信号伝送装置を示す
説明図である。
説明図である。
10…信号伝送装置 20…接続コネクタ部 20a…車体側接続コネクタ 20b…ドア側接続コネクタ 22、26…給電用接点 24a、28a、61…送信用コイル素子 24b、28b、71…受信用コイル素子 30、203…ボディ側コントローラ 31、41…ワンチップ型マイクロプロセッサ 32、42…送信回路 33、43…受信回路 40、204…ドア側コントローラ 51…パワーウィンドウ 53…アクチュエータ 55…クロージャー 57…ハーフスイッチ 59…ハンドルスイッチ 62、75、212、214、216、244、246
…トランジスタ 72、240…コンパレータ 74、242…オペアンプ 201、201a、201b…通信用コイル素子 224…送受信切替端子
…トランジスタ 72、240…コンパレータ 74、242…オペアンプ 201、201a、201b…通信用コイル素子 224…送受信切替端子
Claims (5)
- 【請求項1】車体本体部とスライドドア部との間で制御
信号の伝送を行う信号伝送装置において、 前記スライドドア部を閉じたとき所定距離以下に互いが
近接するよう前記車体本体部と前記スライドドア部とに
コイル素子をそれぞれ設け、 前記スライドドア部に設けたコイル素子と前記車体本体
部に設けたコイル素子との間に生じる電磁誘導現象を用
いてスライドドア部と車体本体部との間で前記制御信号
の伝送を行うことを特徴とする信号伝送装置。 - 【請求項2】相手方に送信すべき制御信号をコイル素子
に印加するための送信回路と、コイル素子に生じた起電
力を基にして相手方の送出した制御信号を再生する受信
回路と、前記送信回路と前記受信回路のうちいずれの回
路を前記コイル素子に接続するかを択一的に切り替える
送受信切替回路とを設け、 同一のコイル素子を前記制御信号の送信用と受信用とに
兼用し、前記車体本体部とスライドドア部の間で双方通
信を行うことを特徴とする請求項1記載の信号伝送装
置。 - 【請求項3】前記コイル素子を前記受信回路に接続した
状態で、前記送信回路の接地電位側の出力端子と非接地
電位側の出力端子との間に前記コイル素子とスイッチ素
子とを該スイッチ素子が前記非接地電位側の出力端子寄
りになるように配置して直列接続し、 前記受信回路の出力信号の入力されるディジタル回路が
偽であると認識する所定電位のダミー信号と前記受信回
路の出力信号のうちいずれの信号を前記ディジタル回路
へ入力するかを択一的に切り替える信号切替手段を設
け、 前記コイル素子を送信用に用いるとき、前記スイッチ素
子をオン状態にして前記送信回路の非接地電位側の出力
端子と前記コイル素子との間を導通させるとともに前記
ディジタル回路への入力信号として前記ダミー信号が選
択されるよう前記信号切替手段を設定し、前記コイル素
子を受信用に用いるとき、前記スイッチ素子をオフ状態
にして前記送信回路の非接地電位側の出力端子と前記コ
イル素子との間を開放するとともに前記ディジタル回路
へ入力信号として前記受信回路の出力信号が選択される
よう前記信号切替手段を設定することを特徴とする請求
項2記載の信号伝送装置。 - 【請求項4】前記制御信号は複数ビットから成るディジ
タル信号であり、車体本体部とスライドドア部との間で
当該信号をシリアル伝送することを特徴とする請求項
1、2または3記載の信号伝送装置。 - 【請求項5】前記スライドドア部側のコイル素子と前記
車体本体部側のコイル素子とは、前記スライドドア部が
完全に閉まりきっていない半ドア状態で前記制御信号を
電磁誘導現象によって伝送し得る距離に互いが近づくよ
う配置されていることを特徴とする請求項1、2、3ま
たは4記載の信号伝送装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6754497A JP3429970B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 信号伝送装置 |
| DE19812349A DE19812349C2 (de) | 1997-03-21 | 1998-03-20 | Steuerungssystem für die Steuerung von elektrischen Vorrichtungen und Steuerungssystem für die Verwendung in einem Motorfahrzeug |
| US09/044,861 US6046510A (en) | 1997-03-21 | 1998-03-20 | Control system for electric devices installed in automotive slide door |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6754497A JP3429970B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 信号伝送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10261186A true JPH10261186A (ja) | 1998-09-29 |
| JP3429970B2 JP3429970B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=13348023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6754497A Expired - Fee Related JP3429970B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 信号伝送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3429970B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000260643A (ja) * | 1999-03-11 | 2000-09-22 | Nitto Kohki Co Ltd | 自動逆洗ブロワのデータ登録装置 |
| JP2002147115A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-22 | Yazaki Corp | 自動車用スライドドア給電装置及び自動車用スライドドアへの給電方法 |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP6754497A patent/JP3429970B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000260643A (ja) * | 1999-03-11 | 2000-09-22 | Nitto Kohki Co Ltd | 自動逆洗ブロワのデータ登録装置 |
| JP2002147115A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-22 | Yazaki Corp | 自動車用スライドドア給電装置及び自動車用スライドドアへの給電方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3429970B2 (ja) | 2003-07-28 |
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Legal Events
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516 Year of fee payment: 6 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |