JPH10261448A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH10261448A
JPH10261448A JP6145697A JP6145697A JPH10261448A JP H10261448 A JPH10261448 A JP H10261448A JP 6145697 A JP6145697 A JP 6145697A JP 6145697 A JP6145697 A JP 6145697A JP H10261448 A JPH10261448 A JP H10261448A
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retainer
connector housing
connector
locking
terminal
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Hideto Nakamura
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リテーナ側片とコネクタハウジング側面との
係合力を高めたコネクタを提供すること。 【解決手段】 リテーナ3の側片8とコネクタハウジン
グ2の側面との係合には、側片8に設けられた凹部14
と二種類の係止突部11,12との係合手段に加えて、
側片8の先端部分に形成された係止突起13と二種類の
係止溝15,16との係合手段が設けられている。これ
ら二つの係合手段は、係合方向を異にしているため、外
れ方向の外力が複数方向から作用した場合にもこれらに
抗することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタ、特に端
子金具を二重係止するためのリテーナが備えられたもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】図12〜図14には、従来のコネクタを
組付けるときの様子を示した。このようにリテーナ32
を備えたコネクタでは、コネクタハウジング31内に形
成された端子収容室33に端子金具を挿入すると、端子
金具は端子収容室33内に突設されたランスによって一
次係止され、さらに、リテーナ32が組み付けられる
と、リテーナ32の端子係合片38,39が端子金具を
係止する。こうして、端子金具に対して二重に係止する
ことによって端子金具の抜けを確実に防止している。と
ころで、図示のリテーナ32はコネクタハウジング31
の両側面を抱えるようにして組み付けられるものであ
り、このためにリテーナ32の両側部には一対の側片3
7が備えられている。一方、コネクタハウジング31に
おいては、この側片37と対向する面には、仮係止突部
34と本係止突部35が突設されており、これに対応し
て両側片37には長孔状の窓部36が開口している。リ
テーナ32をコネクタハウジング31に組付ける場合、
窓部36と仮係止突部34のみを係合させる仮係止位置
(図13を参照)と、リテーナ32をさらに深く押し込
んで窓部36内に仮係止突部34と本係止突部35との
二つを同時に係合させる本係止位置(図14を参照)と
の二つの位置で係止されるようになっている。
【0003】ここで、仮係止位置というのは、リテーナ
32がコネクタハウジング31と仮の状態で一体化され
てはいるが、端子金具の挿入・抜き取りが可能な状態に
ある位置をいい、本係止位置というのは、リテーナ32
とコネクタハウジング31とが本止めされた状態で、か
つ端子金具がリテーナ32によって二重に係止された状
態における位置をいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本係止位置では、リテ
ーナ32の両端部分に位置しない端子係合片39は、こ
の両脇に位置する端子係合片38,39と協働して端子
金具を抜止めしている。一方、両端部分に位置する端子
係合片38では、端子金具の係止力は、隣の端子係合片
39および、側片37とコネクタハウジング31の側面
との係止力に依っている。このため、両端部分に位置す
る端子係合片38の端子金具の係止力は、中央部分に位
置する端子係合片39の係止力よりも弱かった。本発明
は、上記事情に鑑みてなされたもので、その課題は、リ
テーナ側片とコネクタハウジング側面との係合力を高め
たコネクタを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明は、内部には端子金具を収容する端
子収容室が形成されたコネクタハウジングと、このコネ
クタハウジングの両側面を抱えるように組み付く一対の
側片を備え、前記端子金具に係合して抜止め状態に保持
するリテーナとからなるコネクタであって、前記リテー
ナが前記コネクタハウジングに組み付けられたときに、
前記側片と前記コネクタハウジングの側面との係合位置
には、リテーナの抜止めを行う係合手段が少なくとも二
カ所以上に設けられていることを特徴とする。請求項2
に記載の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前
記リテーナはその両側片を前記コネクタハウジングの側
面に沿って摺接しつつ正規の組み付け位置へ移動可能に
なっており、かつ前記係合手段のうちの一つは前記両側
片の厚み方向への撓み変形によって係合し合い、他の一
つは前記リテーナの移動方向に伴って係合し合うものと
なっていることを特徴とする。請求項3に記載の発明
は、請求項1又は2に記載のコネクタであって、前記端
子収容室は上下二列に設けられる一方、前記リテーナは
前記コネクタハウジングの上下から一対のものが取り付
けられるとともに、前記係合手段のうちの一カ所は前記
一対のリテーナの側片に設けられ両リテーナがコネクタ
ハウジングに組み付けられたときに相互に係合し合う凹
凸部よりなることを特徴とする。
【0006】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載のコネクタであって、前記リテ
ーナは前記端子金具の抜き差しを許容する仮係止位置と
端子金具を抜止め状態にする本係止位置との間で移動可
能となっているとともに、前記側片には前記仮係止位置
と前記本係止位置の何れの位置においても、コネクタハ
ウジングの側面に係合可能な係止部が形成されているこ
とを特徴とする。請求項5に記載の発明は、請求項1乃
至4に記載のコネクタであって、前記リテーナは、前記
コネクタハウジングの上面に形成されたリテーナ挿入孔
を覆う被覆面を有し、かつこの被覆面はその両側に形成
された前記側片より一部が迫り出すように形成されると
ともに、この迫り出し部分の先端側の端部に係止部が突
設され、かつこの係止部は前記リテーナが仮係止位置に
あるときに前記被覆面と前記コネクタハウジングの上面
との間の隙間を埋めるように垂下することで前記隙間内
への電線の噛み込みを規制可能となっていることを特徴
とする。
【0007】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、リ
テーナ側片とコネクタハウジングには二カ所以上の係合
手段が設けられているため、側片付近の係止力が増強さ
れている。このため、コネクタハウジングの両端部分に
取り付けられる端子金具の係止力が強化される。請求項
2の発明によれば、係合手段は係合方向を異にした複数
の方式が設定されているため、外れ方向の外力が複数方
向から作用した場合にもこれらに抗することができる。
請求項3の発明によれば、ハウジング側は両リテーナに
対して個別の係合受け部を形成する必要がなくなる。請
求項4の発明によれば、仮係止位置と本係止位置の二カ
所で係止可能とされている。このため、仮係止位置で
の、リテーナとコネクタハウジングとの係止が安定化す
るため、誤って本係止位置に至る事態をより防止でき
る。請求項5の発明によれば、係合手段として、被覆面
の先端部分には突部が設けられている。リテーナが仮係
止位置にあるときには、被覆面はハウジングの上面から
浮き上がって隙間が形成されている。しかし、被覆面の
先端側の端部に突部が垂下して、これがハウジングとの
間の隙間を埋めている。したがって、電線がこの隙間内
へ進入しようとしても突部によってこれが阻まれるた
め、電線の噛み込みが有効に規制される。
【0008】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>次に、本発明の第1実施形態につい
て、図1〜図5を参照しつつ説明する。本実施形態のコ
ネクタ1は、コネクタハウジング2と、このコネクタハ
ウジング2に上下から組み付けられる二つのリテーナ3
とから構成されている。コネクタハウジング2(雌側コ
ネクタハウジング)は、合成樹脂材で略直方体状に一体
に形成されており、内部には端子金具4を収容して、図
示しない相手側の雄コネクタハウジングと嵌合して端子
金具間の電気的な接続が図られるようになっている。す
なわち、コネクタハウジング2の内部には端子収容室5
が上下二段にかつそれぞれ適数室ずつ形成されており、
それぞれに端子金具4が収容可能になっている。各端子
収容室5は前後に開口しており、前側は小さく開口した
端子接続口5Aが形成されて、図示しない相手側の雄端
子金具が挿通される。一方、後側は大きく開口した端子
挿入口5Bとされ、端子金具4を挿入できるようになっ
ている。上下に設けられた端子収容室5を隔てる壁面6
からは、上下に向かってランス7が撓み変形可能に突設
されている。このランス7は、端子金具4が端子収容室
5に挿入されると、係合口20に係合して端子金具4を
端子収容室5に一次係止する。
【0009】また、コネクタハウジング2の上下面に
は、後述するリテーナ3が挿入されるリテーナ挿入孔5
1が端子収容室5の数に合わせて形成されている。この
リテーナ挿入孔51は端子収容室5まで貫通しており、
リテーナ3の組付けに伴って端子係合片19が進入して
くる。コネクタハウジング2の両側面には、リテーナ3
の側片8と適合可能な一対のリテーナ装着部9が、上下
対称の形状をなして凹み形成されており、その深さはリ
テーナ3の側片8の厚みとほぼ同等の深さに凹み形成さ
れている。このリテーナ装着部9の後方にある長い斜面
部分は、側片8側の対応する端面8Aのスライド動作を
案内するスライド面10とされている。リテーナ装着部
9には、リテーナ3を係合するための二種類の係止突部
11,12が突設されている。このうち、リテーナ3の
スライド方向に関して奥部に位置するものは、本係止突
部11となっている。この本係止突部11は、リテーナ
3の側片8の厚さとほぼ同じ高さに突設されており、そ
の輪郭は後述するリテーナ3側に設けられた凹部14の
端部(図2の左側の端部)の内周縁形状に適合する円弧
形状に形成されている。
【0010】本係止突部11の後方には、仮係止突部1
2が設けられており、本係止突部11と同様にリテーナ
3の側片8の厚さとほぼ同じ高さに突設されており、本
係止位置においては本係止突部11と共に凹部14内に
嵌合可能である。その場合には本係止突部11が凹部1
4の一端部に、また仮係止突部12が凹部14の他端部
に位置する(図3を参照)。また、仮係止突部12の両
端部は凹部14の両端部の形状に適合して円弧形状をな
しており、これらをつなぐ部分は凹部14の両長辺と密
着する。なお、仮係止突部12は、リテーナ3が仮係止
位置にあるときには凹部14の先端側に位置し、本係止
位置にあるときには凹部14の後端側に位置するように
なる(図2,3を参照)。なお、図示はしないが、二つ
の係止突部11,12の外周縁は先細りとなるようなテ
ーパー面が設定されており、リテーナ3の移動動作が円
滑になされるようにしてある。スライド面10のうち、
最深部と両仮係止突部12のほぼ真上あるいは真下位置
の二カ所には、三角形状の係止溝15,16が設けられ
ている。これらの係止溝15,16のうち、仮係止突部
12に近い仮係止溝16は、コネクタハウジング2とリ
テーナ3が仮係止位置にあるときに、後述するリテーナ
3側片8の先端部分に形成された係止突起13が係合す
る。一方、スライド面10の最深部に形成された本係止
溝15には、コネクタハウジング2とリテーナ3が本係
止位置において、係止突起13が係合するようにされて
いる。但し、いずれの係止溝15,16についても、ス
ライド面10からほぼ鉛直方向に切り落とされ、そこか
ら水平方向に切り欠かれた形状をなしており、係止突起
13はこれに適合した状態で係合するように形成されて
いる。
【0011】端子金具4(本実施形態では雌端子金具)
は、導電性金属板を折曲げて形成されている。端子金具
4の前部には相手側の雄端子との接続のための接続部1
7が設けられ、後部には電線Wを固定しておくバレル部
18が形成されている。また、端子金具4の中央部分に
は、上下に係合口20が開口しており、ランス7とリテ
ーナ3の端子係合片19の係止が可能となっている。な
お、端子金具4は上下のいずれの方向を向けても端子収
容室5内に装着可能となるよう、係合口20は上下対称
の位置に配されている。リテーナ3は、合成樹脂材によ
りコネクタハウジング2に組み付けられるように一体に
成形されており、コネクタハウジング2の上下から一対
に装着される。リテーナ3の左右両側には、一対の側片
8が拡開方向への撓み変形可能に形成されており、これ
らによってリテーナ3はコネクタハウジング2の両側面
を抱くようにして取り付け可能となる。そして、コネク
タハウジング2に対し、端子金具4が端子収容室5に抜
き差し可能な仮係止位置と、この仮係止位置よりも深い
位置で端子金具4を抜止め状態にする本係止位置との二
つの位置で係止可能とされている。
【0012】リテーナ3がコネクタハウジング2に組み
付けられる被覆面50側には、対応する端子金具4をそ
れぞれ係止する複数の端子係合片19が斜め前方へ向け
て突設されている。この端子係合片19は、リテーナ3
が仮係止位置にあるときには端子収容室5には進入して
いないため、端子金具4は端子収容室5に対して抜き差
しが可能とされている(図4を参照)。一方、リテーナ
3が本係止位置にあるときには、端子係合片19が端子
収容室5へ進入して端子金具4の係合口20に係合する
ため、端子金具4はランス7による係合と併せて二重に
係止される(二次係止)。リテーナ3の側片8には両端
部に円弧部が形成された長孔状の凹部14が開口してい
る。この凹部14内には、リテーナ3が仮係止位置にあ
るときには仮係止突部12が嵌まり込み、本係止位置に
あるときには仮係止突部12と本係止突部11が同時に
嵌まるようになっている。また、側片8の先端部分には
三角形状の係止突起13が形成されている。この係止突
起13は、コネクタハウジング2のスライド面10に凹
設されている仮係止溝16及び、本係止溝15のいずれ
にも係止可能とされている。係止突起13と係止溝1
5,16が係合する方向は、側片8に平行な位置で行わ
れる。この方向は、側片8の凹部14と係止突部11,
12が係合する方向(側片8に対して垂直方向)とは異
なっている。
【0013】次に、上記のように構成された、第1実施
形態の作用および効果について説明する。まず、コネク
タハウジング2にリテーナ3を取り付ける。一対のリテ
ーナ3の被覆面50側をコネクタハウジング2に対して
押し付けると、側片8が外方に撓みつつ、リテーナ3の
凹部14が仮係止突部12に嵌まり込む。すると、側片
8が復帰変形して、リテーナ3とコネクタハウジング2
が仮係止位置に組み付けられる(図2,4を参照)。こ
のとき、側片8の係止突起13は、スライド面10の仮
係止溝16に係合している。この仮係止位置では端子係
合片19はリテーナ挿入孔51の入り口付近にあり、端
子収容室5内に進入しておらず、端子金具4の抜き差し
は可能であるから、端子挿入口5B側から端子金具4を
端子収容室5に挿入する。端子金具4が所定の位置に至
るとランス7が端子金具4の係合口20に係合して、端
子金具4が端子収容室5内に一次係止される。次に、リ
テーナ3をさらにコネクタハウジング2に向かって押し
込む。このときには、リテーナ3側の端面8Aとコネク
タハウジング2側のスライド面10が当接しているた
め、リテーナ3はスライド面10案内されながら移動す
る。そして、側片8が本係止突起11を乗り越えるため
に、再度拡開方向に撓み変形する。さらにリテーナ3を
押し込むと、本係止突部11が凹部14の先端に係合す
るとともに、側片8が復帰変形して、リテーナ3とコネ
クタハウジング2が本係止位置に至る(図3を参照)。
【0014】この状態では、リテーナ3の側片8の係止
突起13は、スライド面10の本係止溝15に係合して
いる。また、コネクタハウジング2の内部では、リテー
ナ3の端子係合片19が端子金具4に係合しているた
め、端子金具4は端子収容室5内に二次係止される(図
5を参照)。このようにして、本実施形態のコネクタ1
の組付けが終了する。上記のように第1実施形態によれ
ば、リテーナ3の側片8とコネクタハウジング2には二
カ所の係合手段が設けられているため、側片8付近の係
止力が増強されている。このため、コネクタハウジング
2の両端部分に取り付けられる端子金具4の係止力が強
化される。また、コネクタハウジング2とリテーナ3を
係止しておく二カ所の係合手段(凹部14と係止突部1
1,12、および係止突起13と係止溝15,16)が
係止している方向は、各々異なっている。このため、例
えば側片8の厚み方向のみに二カ所の係合手段を設けた
場合に比べると、側片8とコネクタハウジング2との係
合がより強くされている。
【0015】ところで、リテーナ3を本係止位置と仮係
止位置との間で移動させるには、凹部14と係止突部1
1,12との係合力が必要以上に強くなりすぎないよう
に、係止突部11,12の外縁をテーパー面にせざるを
得ない。つまり、係合力を高めるべく、鉛直に切り立た
せるような外周縁を形成できない。こうしたことが、コ
ネクタハウジング2の端部に位置する端子金具4の係止
力向上を妨げる要因となっていた。このため、これ以外
の方式で係止手段を設定する必要があった。本実施形態
では、鉛直壁面に形成された係合手段(係止突起13と
係止溝15,16)によってリテーナ3の側片8部分の
係合力が向上させられ、もってコネクタハウジング2の
端部に位置する端子金具4の係止力が向上している。さ
らに、リテーナ3とコネクタハウジング2は、係止突起
13と係止溝15,16とにより、仮係止位置と本係止
位置の二カ所で係止可能とされている。このため、仮係
止位置でのリテーナ3とコネクタハウジング2との係止
が安定化するため、誤って本係止位置に至る事態をより
防止できる。
【0016】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態について、図6〜図8を参照しつつ説明する。な
お、本実施形態と第1実施形態とにおいて、同一の構成
には、同一符号を付して説明を省略する。本実施形態の
コネクタ24も、コネクタハウジング21と、これに対
して上下から組み付けられる一対のリテーナ22とから
構成される。コネクタハウジング21の両側面に形成さ
れるリテーナ装着部23は、本実施形態においては、コ
ネクタハウジング21の中央部分で連結されている。こ
のため、一対のリテーナ22を上下から組付けると、本
係止位置においてリテーナ22の側片25の先端同士は
当接するようになっている。リテーナ22の側片25
は、第1実施形態のものよりもやや大きく形成されてい
る。また、側片25には凹部14の他に、先端側に仮係
止凹部26が側片25の厚さ側に貫通して設けられてい
る。この仮係止凹部26は、コネクタハウジング21の
仮係止突部12と同様の形状に形成されており、リテー
ナ22とコネクタハウジング21が仮係止位置に至った
さいに、仮係止突部12と仮係止凹部26が係合するよ
うになっている。
【0017】また、リテーナ22の側片25の先端部分
には凸状体27(図5の上側のリテーナ22に形成され
ているもの)と、凹状体28(図5の下側のリテーナ2
2に形成されているもの)が係脱可能に形成されてい
る。なお、この凸状体27と凹状体28は、図5におい
て表現されている面とは反対側の面においては逆の関
係、すなわち上側のリテーナ22には凹状体28、下側
のリテーナ22には凸状体27とされている。つまり、
一つのリテーナ22には、一方の側片25には凸状体2
7が、他方の側片25には凹状体28が形成されている
わけである。この凸状体27と凹状体28は、一対のリ
テーナ22がコネクタハウジング21に対して本係止位
置に至ると、リテーナ装着部23の中央で係合する。こ
のように構成された第2実施形態においても、第1実施
形態と同様の作用効果を得ることができる。さらに、本
実施形態によれば、一対のリテーナ22同士が係合する
ため、コネクタハウジング21側には両リテーナ22に
対して個別の係合受け部を形成する必要がない。
【0018】<第3実施形態>次に、本発明の第3実施
形態について、図9〜11を参照しつつ説明する。な
お、本実施形態と第1実施形態とにおいて、同一の構成
には、同一符号を付して説明を省略する。本実施形態の
コネクタ40は、コネクタハウジング41と、これに対
して上下から組み付けられる一対のリテーナ42とから
構成される。コネクタハウジング41の両側面には前方
側に、上下及び左右一対の爪受け凹部45が凹み形成さ
れている。この爪受け凹部45は、リテーナ42の被覆
面50のうち側片43から前方へ迫り出す部分における
先端縁の両端位置に突出する係止爪片44と係合可能に
構成されている。係止爪片44の前端部分はテーパ状の
案内面44Aとされており、コネクタハウジング41と
の組付けを行いやすくなっている。係止爪片44は、リ
テーナ42がコネクタハウジング41に組み付けられる
際に、爪受け凹部45に係合して、リテーナ42とコネ
クタハウジング41とを係合する。
【0019】ところで、リテーナ42が仮係止位置にあ
るときには、図10に示すように、被覆面50はコネク
タハウジング41の上下面から浮き上がった状態となっ
ている。上記した係止爪片44は対応するコネクタハウ
ジング41の上下面に向けて突出することで、コネクタ
ハウジング41に接近し、これによってリテーナ42の
前方から電線Wが潜り込む事態を規制するようにしてい
る。図10では係止爪片44の先端とハウジング41の
上下面との間に隙間が開いた状態が示されているが、こ
の隙間はハウジング41から引き出される電線Wの外径
に比べて充分に小さい程度に設定してある。このように
構成された第3実施形態においては、第1実施形態と同
様の作用効果に加えて次のような作用効果がある。係止
爪片44は、リテーナ42が仮係止位置から本係止位置
に至るまでに、コネクタハウジング41と側片43との
隙間を埋めるようにされている。このため、コネクタハ
ウジング41とリテーナ42との間に電線Wが咬み込む
ことが緩和される。本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば次に記載するようなものも本発明
の技術的範囲に含まれる。
【0020】係合手段は二カ所に係わらず、これ以上
設けてもよい。 係合手段として、例えば、側片側に別の凹部を設け
て、ここに嵌まり込む突部をコネクタハウジング側に設
けてもよい。 側片の凹部は必ずしも貫通孔でなくともよく、内面に
凹み形成されたものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態においてコネクタを組付ける前の
斜視図
【図2】同実施形態において仮係止位置のコネクタを示
す側面図
【図3】同実施形態において本係止位置のコネクタを示
す側面図
【図4】同実施形態において仮係止位置のコネクタを示
す側断面図
【図5】同実施形態において本係止位置のコネクタを示
す側断面図
【図6】第2実施形態においてコネクタを組付ける前の
斜視図
【図7】同実施形態において仮係止位置のコネクタを示
す側面図
【図8】同実施形態において本係止位置のコネクタを示
す側面図
【図9】第3実施形態においてコネクタを組付ける前の
斜視図
【図10】同実施形態において仮係止位置のコネクタを
示す側面図
【図11】同実施形態において本係止位置のコネクタを
示す側面図
【図12】従来例においてコネクタを組付ける前の斜視
【図13】同例にいて仮係止位置のコネクタを示す側面
【図14】同例において本係止位置のコネクタを示す側
面図
【符号の説明】
1,24,40…コネクタ 2,21,41…コネクタハウジング 3,22,42…リテーナ 4…端子金具 5…端子収容室 8,25,43…側片 13…係止突起(係止部、係合手段) 14…凹部(係止部、係合手段) 15…本係止溝(係合手段) 16…仮係止溝(係合手段) 26…仮係止凹部(係止部、係合手段) 27…凸状体(凹凸部) 28…凹状体(凹凸部) 44…係止爪片(係止部、係合手段) 45…爪受け凹部(係止部、係合手段) 50…被覆面 51…リテーナ挿入孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部には端子金具を収容する端子収容室
    が形成されたコネクタハウジングと、 このコネクタハウジングの両側面を抱えるように組み付
    く一対の側片を備え、前記端子金具に係合して抜止め状
    態に保持するリテーナとからなるコネクタであって、 前記リテーナが前記コネクタハウジングに組み付けられ
    たときに、前記側片と前記コネクタハウジングの側面と
    の係合位置には、リテーナの抜止めを行う係合手段が少
    なくとも二カ所以上に設けられていることを特徴とする
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものであって、前記リテ
    ーナはその両側片を前記コネクタハウジングの側面に沿
    って摺接しつつ正規の組み付け位置へ移動可能になって
    おり、かつ前記係合手段のうちの一つは前記両側片の厚
    み方向への撓み変形によって係合し合い、他の一つは前
    記リテーナの移動方向に伴って係合し合うものとなって
    いることを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のものであって、
    前記端子収容室は上下二列に設けられる一方、前記リテ
    ーナは前記コネクタハウジングの上下から一対のものが
    取り付けられるとともに、前記係合手段のうちの一カ所
    は前記一対のリテーナの側片に設けられ両リテーナがコ
    ネクタハウジングに組み付けられたときに相互に係合し
    合う凹凸部よりなることを特徴とするコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のものであって、前記リテーナは前記端子金具の抜き差
    しを許容する仮係止位置と端子金具を抜止め状態にする
    本係止位置との間で移動可能となっているとともに、 前記側片には前記仮係止位置と前記本係止位置の何れの
    位置においても、前記コネクタハウジングの側面に係合
    可能な係止部が形成されていることを特徴とするコネク
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4に記載のものであって、
    前記リテーナは、前記コネクタハウジングの上面に形成
    されたリテーナ挿入孔を覆う被覆面を有し、かつこの被
    覆面はその両側に形成された前記側片より一部が迫り出
    すように形成されるとともに、この迫り出し部分の先端
    側の端部に係止部が突設され、かつこの係止部は前記リ
    テーナが仮係止位置にあるときに前記被覆面と前記コネ
    クタハウジングの上面との間の隙間を埋めるように垂下
    することで前記隙間内への電線の噛み込みを規制可能と
    なっていることを特徴とするコネクタ。
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