JPH10262302A - 交流電気車のブレーキ制御装置 - Google Patents
交流電気車のブレーキ制御装置Info
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- JPH10262302A JPH10262302A JP6310197A JP6310197A JPH10262302A JP H10262302 A JPH10262302 A JP H10262302A JP 6310197 A JP6310197 A JP 6310197A JP 6310197 A JP6310197 A JP 6310197A JP H10262302 A JPH10262302 A JP H10262302A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各台車毎の滑走防止弁を有効に利用して台車
単位の回生ブレーキ制御を行ことで、回生ブレーキを効
率的に動作させる。 【解決手段】 車両の各台車A,B毎に回生ブレーキ力
を演算し、これら回生ブレーキ力を各台車対応の主変換
部1A,1Bに出力し、主変換部1A,1Bによる回生
ブレーキ有効判定時に各台車A,Bを回生ブレーキ制御
し、回生ブレーキ無効判定時に前記各台車A,Bへ空気
ブレーキ指令を出力するブレーキ制御器4Aと、この空
気ブレーキ指令を各台車A,Bのキャリパ7に送る圧縮
空気に変換する電空変換弁5と、この圧縮空気をキャリ
パ7に送り込む各台車A,B対応の滑走防止弁6とを備
えている。
単位の回生ブレーキ制御を行ことで、回生ブレーキを効
率的に動作させる。 【解決手段】 車両の各台車A,B毎に回生ブレーキ力
を演算し、これら回生ブレーキ力を各台車対応の主変換
部1A,1Bに出力し、主変換部1A,1Bによる回生
ブレーキ有効判定時に各台車A,Bを回生ブレーキ制御
し、回生ブレーキ無効判定時に前記各台車A,Bへ空気
ブレーキ指令を出力するブレーキ制御器4Aと、この空
気ブレーキ指令を各台車A,Bのキャリパ7に送る圧縮
空気に変換する電空変換弁5と、この圧縮空気をキャリ
パ7に送り込む各台車A,B対応の滑走防止弁6とを備
えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電気車のブ
レーキ制御を台車単位で行うことを可能とした交流電気
車のブレーキ制御装置に関するものである。
レーキ制御を台車単位で行うことを可能とした交流電気
車のブレーキ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば特開平3−189260号
公報に開示された従来の電気車のブレーキ装置を示す構
成図である。図において、4は電気車の車輪9に結合さ
れた図示しない電動機を回生制御して車輪9を回生ブレ
ーキ制御および車輪9を空気ブレーキ制御及び滑走防止
制御するブレーキ制御器である。
公報に開示された従来の電気車のブレーキ装置を示す構
成図である。図において、4は電気車の車輪9に結合さ
れた図示しない電動機を回生制御して車輪9を回生ブレ
ーキ制御および車輪9を空気ブレーキ制御及び滑走防止
制御するブレーキ制御器である。
【0003】1A,1Bはそれぞれ台車A,B毎に設け
られた主変換部A,Bである。この主変換部A,Bはブ
レーキ制御器4より入力された回生電圧パターン2より
所望の回生ブレーキ力が得られるか否かを判断し、得ら
れると判断された場合に回生有効信号3をブレーキ制御
器3に出力する。
られた主変換部A,Bである。この主変換部A,Bはブ
レーキ制御器4より入力された回生電圧パターン2より
所望の回生ブレーキ力が得られるか否かを判断し、得ら
れると判断された場合に回生有効信号3をブレーキ制御
器3に出力する。
【0004】5は電空変換弁であり、この電空変換弁5
は車輪9の空気ブレーキ制御時にブレーキ制御器4より
出力された電気指令(信号)による空気ブレーキ制御指
令を、空気ブレーキ制御に必要な空気指令(ブレーキ動
作用の実圧縮空気)に変換して出力する。6は滑走防止
弁であり、この滑走防止弁6は空電変換弁5よりの空気
指令をキャリパ7へ通したり、キャリパ7への空気指令
量を調整する。
は車輪9の空気ブレーキ制御時にブレーキ制御器4より
出力された電気指令(信号)による空気ブレーキ制御指
令を、空気ブレーキ制御に必要な空気指令(ブレーキ動
作用の実圧縮空気)に変換して出力する。6は滑走防止
弁であり、この滑走防止弁6は空電変換弁5よりの空気
指令をキャリパ7へ通したり、キャリパ7への空気指令
量を調整する。
【0005】更に、滑走防止弁6は空気ブレーキ制御時
にブレーキ制御器4から車輪9の滑走防止のための電気
指令が入力されると、キャリパ7の空気指令量を調整す
る。8は車輪9の車軸に取り付けられて車輪速度の応じ
た電圧を発生してブレーキ制御器4に出力する速度発電
機である。
にブレーキ制御器4から車輪9の滑走防止のための電気
指令が入力されると、キャリパ7の空気指令量を調整す
る。8は車輪9の車軸に取り付けられて車輪速度の応じ
た電圧を発生してブレーキ制御器4に出力する速度発電
機である。
【0006】次に、従来装置の動作を1車両単位のブレ
ーキ制御を例にとって説明する。ブレーキ制御器4は、
常用ブレーキ時に、ノッチ情報、AS(空気バネ)圧に
よる荷重情報、速度発電機8からの速度情報に応じて必
要なブレーキ力の演算を行う。
ーキ制御を例にとって説明する。ブレーキ制御器4は、
常用ブレーキ時に、ノッチ情報、AS(空気バネ)圧に
よる荷重情報、速度発電機8からの速度情報に応じて必
要なブレーキ力の演算を行う。
【0007】ブレーキ力の演算後、ブレーキ制御器4は
ブレーキ力を回生ブレーキ力を得るための必要な電圧に
変換し、回生パターン電圧2として主変換部1A,1B
にそれぞれ出力する。主変換部1A,1Bは入力された
回生パターン電圧2より回生ブレーキ力が得られるか否
かを判断し、得られる場合は回生有効信号3をブレーキ
制御器4に出力する。
ブレーキ力を回生ブレーキ力を得るための必要な電圧に
変換し、回生パターン電圧2として主変換部1A,1B
にそれぞれ出力する。主変換部1A,1Bは入力された
回生パターン電圧2より回生ブレーキ力が得られるか否
かを判断し、得られる場合は回生有効信号3をブレーキ
制御器4に出力する。
【0008】交流電気車は、直流電気車とは異なり回生
ブレーキが有効時には空気ブレーキは働かず、回生失効
した場合には必要とするブレーキ力を全て空気ブレーキ
力で補足する。従って、ブレーキ制御器4は1車両単位
で必要な空気ブレーキ力を電気指令にて電空変換弁5へ
送る。
ブレーキが有効時には空気ブレーキは働かず、回生失効
した場合には必要とするブレーキ力を全て空気ブレーキ
力で補足する。従って、ブレーキ制御器4は1車両単位
で必要な空気ブレーキ力を電気指令にて電空変換弁5へ
送る。
【0009】電空変換弁5は、電気指令を必要な空気ブ
レーキ力を得るための空気指令、即ち圧縮空気に変換し
て滑走防止弁6を通して最終的にキャリパ7に送り込
む。キャリパ7では取り付けて入るライニングが空気圧
により車輪9を押さえ付けて車両の速度を減速させる。
レーキ力を得るための空気指令、即ち圧縮空気に変換し
て滑走防止弁6を通して最終的にキャリパ7に送り込
む。キャリパ7では取り付けて入るライニングが空気圧
により車輪9を押さえ付けて車両の速度を減速させる。
【0010】ブレーキ制御器4は、回生ブレーキ制御お
よび空気ブレーキ制御のみを行っているのではなく、空
気ブレーキの作動時に車輪9をライニングで押さえ続け
ていると、環境条件によっては車輪が滑走を起こすため
滑走防止のための滑走制御をも行う。
よび空気ブレーキ制御のみを行っているのではなく、空
気ブレーキの作動時に車輪9をライニングで押さえ続け
ていると、環境条件によっては車輪が滑走を起こすため
滑走防止のための滑走制御をも行う。
【0011】ブレーキ制御器4は車軸に取り付けてある
速度発電機8からの速度情報より4軸のうち1軸でも滑
走したことを認識すると、滑走防止弁6に弁開放信号と
なる電気信号を送る。その結果、滑走防止弁6は電空変
換弁5より供給されている圧縮空気を排気して空気ブレ
ーキ力を調整し、滑走を防止するのに適切な粘着力を車
輪とレールとの間に発生させる。
速度発電機8からの速度情報より4軸のうち1軸でも滑
走したことを認識すると、滑走防止弁6に弁開放信号と
なる電気信号を送る。その結果、滑走防止弁6は電空変
換弁5より供給されている圧縮空気を排気して空気ブレ
ーキ力を調整し、滑走を防止するのに適切な粘着力を車
輪とレールとの間に発生させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のブレーキ制御装
置は以上のように構成されているため、空気ブレーキ制
御はほとんど1車両単位で行われており、例えば1車両
中の2台車の内1台車が回生失効しブレーキ制御を空気
ブレーキ制御に切り換えた場合、回生ブレーキが有効な
台車を含め1車両分のブレーキ力が全て空気ブレーキ力
に変換されるため、回生ブレーキを有効に利用すること
ができないという問題点があった。
置は以上のように構成されているため、空気ブレーキ制
御はほとんど1車両単位で行われており、例えば1車両
中の2台車の内1台車が回生失効しブレーキ制御を空気
ブレーキ制御に切り換えた場合、回生ブレーキが有効な
台車を含め1車両分のブレーキ力が全て空気ブレーキ力
に変換されるため、回生ブレーキを有効に利用すること
ができないという問題点があった。
【0013】また、回生ブレーキが有効な台車において
は、車輪に加わるブレーキ力は回生ブレーキ力と空気ブ
レーキ力と通常の2倍のブレーキ力がライニングによっ
てかけられるため、ライニングの摩耗量が増加するとい
う問題点があった。
は、車輪に加わるブレーキ力は回生ブレーキ力と空気ブ
レーキ力と通常の2倍のブレーキ力がライニングによっ
てかけられるため、ライニングの摩耗量が増加するとい
う問題点があった。
【0014】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、各台車毎の滑走防止弁を有効に
利用して台車単位のブレーキ制御を行うことで回生ブレ
ーキを効率的に行うことができる交流電気車のブレーキ
制御装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、各台車毎の滑走防止弁を有効に
利用して台車単位のブレーキ制御を行うことで回生ブレ
ーキを効率的に行うことができる交流電気車のブレーキ
制御装置を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る交流電気
車のブレーキ制御装置は、車両の各台車毎に回生ブレー
キ力を演算し、これら回生ブレーキ力を各台車対応の回
生ブレーキ有効判定手段に出力し、この回生ブレーキ有
効判定手段による判定結果より回生ブレーキ有効判定時
に各台車を回生ブレーキ制御し、無効判定時に前記各台
車を空気ブレーキ制御するブレーキ制御手段を備えもの
である。
車のブレーキ制御装置は、車両の各台車毎に回生ブレー
キ力を演算し、これら回生ブレーキ力を各台車対応の回
生ブレーキ有効判定手段に出力し、この回生ブレーキ有
効判定手段による判定結果より回生ブレーキ有効判定時
に各台車を回生ブレーキ制御し、無効判定時に前記各台
車を空気ブレーキ制御するブレーキ制御手段を備えもの
である。
【0016】請求項2に係る交流電気車のブレーキ制御
装置は、車両の各台車毎に回生ブレーキ力を演算し、こ
れら回生ブレーキ力を各台車対応の回生ブレーキ有効判
定手段に出力し、この回生ブレーキ有効判定手段による
判定結果より回生ブレーキ有効判定時に各台車を回生ブ
レーキ制御し、無効判定時に前記各台車へ空気ブレーキ
指令を出力するブレーキ制御手段と、この空気ブレーキ
指令を各台車の空気ブレーキ機構に送る圧縮空気に変換
する変換手段と、この圧縮空気を前記空気ブレーキ機構
に送り込む各台車対応の空気バルブ機構とを備えたもの
である。
装置は、車両の各台車毎に回生ブレーキ力を演算し、こ
れら回生ブレーキ力を各台車対応の回生ブレーキ有効判
定手段に出力し、この回生ブレーキ有効判定手段による
判定結果より回生ブレーキ有効判定時に各台車を回生ブ
レーキ制御し、無効判定時に前記各台車へ空気ブレーキ
指令を出力するブレーキ制御手段と、この空気ブレーキ
指令を各台車の空気ブレーキ機構に送る圧縮空気に変換
する変換手段と、この圧縮空気を前記空気ブレーキ機構
に送り込む各台車対応の空気バルブ機構とを備えたもの
である。
【0017】請求項3に係る交流電気車のブレーキ制御
装置において、ブレーキ制御手段は、回生ブレーキ有効
判定手段による判定結果より何れか一台の台車が回生ブ
レーキ無効と判定された時に、変換手段より各台車対応
の空気バルブ機構を介して各台車の空気ブレーキ機構に
圧縮空気を送り込むように制御し、その後回生ブレーキ
有効の台車対応の空気バルブ機構を動作して空気ブレー
キを無効とするものである。
装置において、ブレーキ制御手段は、回生ブレーキ有効
判定手段による判定結果より何れか一台の台車が回生ブ
レーキ無効と判定された時に、変換手段より各台車対応
の空気バルブ機構を介して各台車の空気ブレーキ機構に
圧縮空気を送り込むように制御し、その後回生ブレーキ
有効の台車対応の空気バルブ機構を動作して空気ブレー
キを無効とするものである。
【0018】請求項4に係る交流電気車のブレーキ制御
装置において、ブレーキ制御手段は、回生ブレーキ制御
時に何れかの台車の滑走検出時に当該台車の回生ブレー
キ力を緩和するものである。
装置において、ブレーキ制御手段は、回生ブレーキ制御
時に何れかの台車の滑走検出時に当該台車の回生ブレー
キ力を緩和するものである。
【0019】請求項5に係る交流電気車のブレーキ制御
装置において、ブレーキ制御手段は、非常時において、
各台車の回生ブレーキ有効時以外は各台車に対するブレ
ーキ制御を回生ブレーキ制御と空気ブレーキ制御とを併
用して行うものである。
装置において、ブレーキ制御手段は、非常時において、
各台車の回生ブレーキ有効時以外は各台車に対するブレ
ーキ制御を回生ブレーキ制御と空気ブレーキ制御とを併
用して行うものである。
【0020】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1は本実施の形態に係る交流電気車の
ブレーキ制御装置の構成を示すブロック図である。尚、
図中、図3と同一符号は同一または相当部分を示す。図
において、4Aは本実施の形態に係るブレーキ制御器
(ブレーキ制御手段)である。このブレーキ制御器4A
は、ノッチ情報、速度発電機8による速度情報、台車単
位のAS圧により台車単位で必要なブレーキ力を演算す
る。
いて説明する。図1は本実施の形態に係る交流電気車の
ブレーキ制御装置の構成を示すブロック図である。尚、
図中、図3と同一符号は同一または相当部分を示す。図
において、4Aは本実施の形態に係るブレーキ制御器
(ブレーキ制御手段)である。このブレーキ制御器4A
は、ノッチ情報、速度発電機8による速度情報、台車単
位のAS圧により台車単位で必要なブレーキ力を演算す
る。
【0021】各ブレーキ力を演算した後、ブレーキ制御
器4Aは各ブレーキ力を回生ブレーキ力を得るために必
要な電圧に変換し、回生パターン電圧2A,2Bとして
主変換部(回生ブレーキ有効判定手段)1A,1Bに出
力する。このように1台車のAS圧情報から各回生パタ
ーン電圧2A,2Bを求めるため、回生パターン電圧の
精度は高くなる。尚、1車両毎のブレーキ制御時は2台
車のAS圧情報を平均し、1車両単位の回生パターン電
圧を求めていた。
器4Aは各ブレーキ力を回生ブレーキ力を得るために必
要な電圧に変換し、回生パターン電圧2A,2Bとして
主変換部(回生ブレーキ有効判定手段)1A,1Bに出
力する。このように1台車のAS圧情報から各回生パタ
ーン電圧2A,2Bを求めるため、回生パターン電圧の
精度は高くなる。尚、1車両毎のブレーキ制御時は2台
車のAS圧情報を平均し、1車両単位の回生パターン電
圧を求めていた。
【0022】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。主変換分1A,1Bはブレーキ制御器4Aから回生
パターン電圧2A,2Bが入力されると、各台車で演算
されたブレーキ力より回生ブレーキ力が得られるか否か
を判断し、得られると判断された場合はブレーキ制御器
4Aに回生有効信号3A,3Bを出力する。
る。主変換分1A,1Bはブレーキ制御器4Aから回生
パターン電圧2A,2Bが入力されると、各台車で演算
されたブレーキ力より回生ブレーキ力が得られるか否か
を判断し、得られると判断された場合はブレーキ制御器
4Aに回生有効信号3A,3Bを出力する。
【0023】ブレーキ制御器4Aは回生有効信号3A,
3Bが入力されると、車輪9に空気ブレーキの補足は行
わず回生ブレーキのみでブレーキ制御を行う。しかし、
2台車の内で1台車が回生失効した場合、一旦1車両単
位で必要な空気ブレーキ力を車輪9に与えるための電気
指令を変換手段としての電空変換弁5に出力する。
3Bが入力されると、車輪9に空気ブレーキの補足は行
わず回生ブレーキのみでブレーキ制御を行う。しかし、
2台車の内で1台車が回生失効した場合、一旦1車両単
位で必要な空気ブレーキ力を車輪9に与えるための電気
指令を変換手段としての電空変換弁5に出力する。
【0024】空電変換弁5は電気指令に応じて各台車の
車輪9に対する空気指令として圧縮空気を空気バルブ機
構としての滑走防止弁6を通して送り込む。この時、回
生失効したブレーキ開放台車における車輪9には空気ブ
レーキ力が補足される。一方、回生ブレーキが有効の健
全台車における車輪9には回生ブレーキ力と空気ブレー
キ力というように通常の2倍のブレーキ力が付与され
る。
車輪9に対する空気指令として圧縮空気を空気バルブ機
構としての滑走防止弁6を通して送り込む。この時、回
生失効したブレーキ開放台車における車輪9には空気ブ
レーキ力が補足される。一方、回生ブレーキが有効の健
全台車における車輪9には回生ブレーキ力と空気ブレー
キ力というように通常の2倍のブレーキ力が付与され
る。
【0025】しかし、2倍のブレーキ力が付与されると
健全台車のキャリパン(空気ブレーキ機構)7のライニ
ングの摩耗量を増やすことになる。そのため、ブレーキ
制御器4Aは健全台車に対応して設けられた主変換部1
より回生有効信号3を入力すると、健全台車に対応する
滑走防止弁6に電気指令を送り、弁を開放して健全台車
の圧縮空気を排気する。このようにすることで、1車両
単位で必要な回生ブレーキ力、空気ブレーキ力を得るこ
とができる。この結果、滑走防止弁6は空気ブレーキ操
作とライニングの摩耗防止の2つの目的に使用できる。
健全台車のキャリパン(空気ブレーキ機構)7のライニ
ングの摩耗量を増やすことになる。そのため、ブレーキ
制御器4Aは健全台車に対応して設けられた主変換部1
より回生有効信号3を入力すると、健全台車に対応する
滑走防止弁6に電気指令を送り、弁を開放して健全台車
の圧縮空気を排気する。このようにすることで、1車両
単位で必要な回生ブレーキ力、空気ブレーキ力を得るこ
とができる。この結果、滑走防止弁6は空気ブレーキ操
作とライニングの摩耗防止の2つの目的に使用できる。
【0026】また、従来は1車両単位で必要な回生ブレ
ーキ力を回生パタン電圧として主変換部1A,1Bに送
っているため、回生ブレーキ時に1台車に滑走が生じる
と1車両単位の回生パタン電圧を絞り込んで滑走台車の
回生ブレーキ力を緩和して滑走を解除した。そのため、
健全台車に対する回生ブレーキ力をも無駄に緩和するこ
とになる。
ーキ力を回生パタン電圧として主変換部1A,1Bに送
っているため、回生ブレーキ時に1台車に滑走が生じる
と1車両単位の回生パタン電圧を絞り込んで滑走台車の
回生ブレーキ力を緩和して滑走を解除した。そのため、
健全台車に対する回生ブレーキ力をも無駄に緩和するこ
とになる。
【0027】しかし、本実施の形態では、台車単位で回
生パタン電圧を絞り込むため、1台車が滑走すると滑走
台車の回生パタン電圧のみ絞り込んでブレーキ力を緩和
し、滑走していない滑走台車の回生パタン電圧は絞り込
まないため回生ブレーキ力を無駄に緩和することなく、
また、回生ブレーキを有効に利用できる。
生パタン電圧を絞り込むため、1台車が滑走すると滑走
台車の回生パタン電圧のみ絞り込んでブレーキ力を緩和
し、滑走していない滑走台車の回生パタン電圧は絞り込
まないため回生ブレーキ力を無駄に緩和することなく、
また、回生ブレーキを有効に利用できる。
【0028】実施の形態2.上記実施の形態1では、2
台車の内で1台車が回生ブレーキを開放して開放台車と
なり、他の1台車が回生有効の健全台車の場合、ブレー
キ制御器4Aは開放台車を空気ブレーキ制御に切り換え
る共に、健全台車はライニングの摩耗防止のために、送
り込まれてきた圧縮空気を滑走防止弁6により排気し回
生ブレーキを継続するように電気指令を出力した。
台車の内で1台車が回生ブレーキを開放して開放台車と
なり、他の1台車が回生有効の健全台車の場合、ブレー
キ制御器4Aは開放台車を空気ブレーキ制御に切り換え
る共に、健全台車はライニングの摩耗防止のために、送
り込まれてきた圧縮空気を滑走防止弁6により排気し回
生ブレーキを継続するように電気指令を出力した。
【0029】しかしながら、各台車を回生ブレーキ動作
により非常ブレーキ時に、1台車が回生開放して空気ブ
レーキに切り換えられた場合、一方の健全台車に対する
回生ブレーキを確実なものとしない限り車両のブレーキ
動作に不具合を与えることになる。
により非常ブレーキ時に、1台車が回生開放して空気ブ
レーキに切り換えられた場合、一方の健全台車に対する
回生ブレーキを確実なものとしない限り車両のブレーキ
動作に不具合を与えることになる。
【0030】従って、本実施の形態は、健全台車と見做
される台車の回生ブレーキ動作が正常に稼働せず車両の
ブレーキ動作に不具合を与えることを防止することを目
的とする。図3は本実施の形態に係る交流電気車のブレ
ーキ制御装置の構成である。尚、図中、図2と同一符号
は同一または相当部分を示す。図のおいて、4Bは本実
施の形態におけるブレーキ制御器である。
される台車の回生ブレーキ動作が正常に稼働せず車両の
ブレーキ動作に不具合を与えることを防止することを目
的とする。図3は本実施の形態に係る交流電気車のブレ
ーキ制御装置の構成である。尚、図中、図2と同一符号
は同一または相当部分を示す。図のおいて、4Bは本実
施の形態におけるブレーキ制御器である。
【0031】ブレーキ制御器4Bは、外部より非常信号
10が入力されて各台車A,Bを回生ブレーキ動作して
いる際に、例えば主変換部1Aより回生有効信号2Aが
入力され、主変換部1Bより回生有効信号2Bが入力さ
れなくなり台車Bを回生開放されても、非常信号10が
解除されるまで開放台車Bの空気ブレーキを作用させる
と同時に健全台車Aにおいても滑走防止弁6を動作させ
ずに空気ブレーキを作用させる。
10が入力されて各台車A,Bを回生ブレーキ動作して
いる際に、例えば主変換部1Aより回生有効信号2Aが
入力され、主変換部1Bより回生有効信号2Bが入力さ
れなくなり台車Bを回生開放されても、非常信号10が
解除されるまで開放台車Bの空気ブレーキを作用させる
と同時に健全台車Aにおいても滑走防止弁6を動作させ
ずに空気ブレーキを作用させる。
【0032】従って、本実施の形態によれば、回生ブレ
ーキ動作に、何れか一方の台車が回生開放した場合であ
ってもブレーキ機構の設置位置の関係からフェルセーフ
性を考慮して双方の台車の空気ブレーキを作用させるこ
とで、ブレーキ動作の信頼性および車両運転の安全性を
向上させることができる。
ーキ動作に、何れか一方の台車が回生開放した場合であ
ってもブレーキ機構の設置位置の関係からフェルセーフ
性を考慮して双方の台車の空気ブレーキを作用させるこ
とで、ブレーキ動作の信頼性および車両運転の安全性を
向上させることができる。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、車両の各台車毎に回
生ブレーキ力を演算し、これら回生ブレーキ力を各台車
対応の回生ブレーキ有効判定手段に出力し、この回生ブ
レーキ有効判定手段による判定結果より回生ブレーキ有
効判定時に各台車を回生ブレーキ制御し、無効判定時に
前記各台車を空気ブレーキ制御するブレーキ制御手段を
備えので、回生ブレーキを有効に利用できるという効果
がある。
生ブレーキ力を演算し、これら回生ブレーキ力を各台車
対応の回生ブレーキ有効判定手段に出力し、この回生ブ
レーキ有効判定手段による判定結果より回生ブレーキ有
効判定時に各台車を回生ブレーキ制御し、無効判定時に
前記各台車を空気ブレーキ制御するブレーキ制御手段を
備えので、回生ブレーキを有効に利用できるという効果
がある。
【0034】この発明によれば、車両の各台車毎に回生
ブレーキ力を演算し、これら回生ブレーキ力を各台車対
応の回生ブレーキ有効判定手段に出力し、この回生ブレ
ーキ有効判定手段による判定結果より回生ブレーキ有効
判定時に各台車を回生ブレーキ制御し、無効判定時に前
記各台車へ空気ブレーキ指令を出力するブレーキ制御手
段と、この空気ブレーキ指令を各台車の空気ブレーキ機
構に送る圧縮空気に変換する変換手段と、この圧縮空気
を前記空気ブレーキ機構に送り込む各台車対応の空気バ
ルブ機構とを備えたので、回生ブレーキを有効に利用で
きると共に、台車単位のブレーキ制御を可能にできると
いう効果がある。
ブレーキ力を演算し、これら回生ブレーキ力を各台車対
応の回生ブレーキ有効判定手段に出力し、この回生ブレ
ーキ有効判定手段による判定結果より回生ブレーキ有効
判定時に各台車を回生ブレーキ制御し、無効判定時に前
記各台車へ空気ブレーキ指令を出力するブレーキ制御手
段と、この空気ブレーキ指令を各台車の空気ブレーキ機
構に送る圧縮空気に変換する変換手段と、この圧縮空気
を前記空気ブレーキ機構に送り込む各台車対応の空気バ
ルブ機構とを備えたので、回生ブレーキを有効に利用で
きると共に、台車単位のブレーキ制御を可能にできると
いう効果がある。
【0035】この発明によれば、ブレーキ制御手段は、
回生ブレーキ有効判定手段による判定結果より何れか一
台の台車が回生ブレーキ無効判定時に、変換手段より各
台車対応の空気バルブ機構を介して各台車の空気ブレー
キ機構に圧縮空気を送り込むように制御し、その後回生
ブレーキ有効の台車対応の空気バルブ機構を動作して空
気ブレーキを無効とするようにしたので、ブレーキ動作
の信頼性が向上すると共に、ブレーキ機構の摩耗量を低
減できるという効果がある。
回生ブレーキ有効判定手段による判定結果より何れか一
台の台車が回生ブレーキ無効判定時に、変換手段より各
台車対応の空気バルブ機構を介して各台車の空気ブレー
キ機構に圧縮空気を送り込むように制御し、その後回生
ブレーキ有効の台車対応の空気バルブ機構を動作して空
気ブレーキを無効とするようにしたので、ブレーキ動作
の信頼性が向上すると共に、ブレーキ機構の摩耗量を低
減できるという効果がある。
【0036】この発明によれば、ブレーキ制御手段は、
回生ブレーキ制御時に何れかの台車の滑走検出時に当該
台車の回生ブレーキ力を緩和するようにしたので、台車
単位で回生ブレーキ制御を行うことができるという効果
がある。
回生ブレーキ制御時に何れかの台車の滑走検出時に当該
台車の回生ブレーキ力を緩和するようにしたので、台車
単位で回生ブレーキ制御を行うことができるという効果
がある。
【0037】この発明によれば、ブレーキ制御手段は、
非常時において、各台車の回生ブレーキ有効時以外は各
台車に対するブレーキ制御を回生ブレーキ制御と空気ブ
レーキ制御とを併用して行うようにしたので、非常時に
おけるブレーキ動作の信頼性が向上すると共に、車両運
転の安全性が向上するとい効果がある。
非常時において、各台車の回生ブレーキ有効時以外は各
台車に対するブレーキ制御を回生ブレーキ制御と空気ブ
レーキ制御とを併用して行うようにしたので、非常時に
おけるブレーキ動作の信頼性が向上すると共に、車両運
転の安全性が向上するとい効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1に係る交流電気車の
ブレーキ制御装置の構成図である。
ブレーキ制御装置の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る交流電気車の
ブレーキ制御装置の構成図である。
ブレーキ制御装置の構成図である。
【図3】 従来の電気車のブレーキ制御装置の構成図で
ある。
ある。
1A,1B 主変換部、2A,2B 回生パターン電
圧、3A,3B 回生有効信号、4A,4B ブレーキ
制御器、5 電空弁、6 滑走防止弁、7 キャリパ、
8 速度発電機、9 車輪。
圧、3A,3B 回生有効信号、4A,4B ブレーキ
制御器、5 電空弁、6 滑走防止弁、7 キャリパ、
8 速度発電機、9 車輪。
Claims (5)
- 【請求項1】 車両の各台車毎に回生ブレーキ力を演算
し、これら回生ブレーキ力を各台車対応の回生ブレーキ
有効判定手段に出力し、この回生ブレーキ有効判定手段
による判定結果より回生ブレーキ有効判定時に各台車を
回生ブレーキ制御し、無効判定時に前記各台車を空気ブ
レーキ制御するブレーキ制御手段を備えことを特徴とす
る交流電気車のブレーキ制御装置。 - 【請求項2】 車両の各台車毎に回生ブレーキ力を演算
し、これら回生ブレーキ力を各台車対応の回生ブレーキ
有効判定手段に出力し、この回生ブレーキ有効判定手段
による判定結果より回生ブレーキ有効判定時に各台車を
回生ブレーキ制御し、無効判定時に前記各台車へ空気ブ
レーキ指令を出力するブレーキ制御手段と、この空気ブ
レーキ指令を各台車の空気ブレーキ機構へ送る圧縮空気
に変換する変換手段と、この圧縮空気を前記空気ブレー
キ機構に送り込む各台車対応の空気バルブ機構とを備え
ことを特徴とする交流電気車のブレーキ制御装置。 - 【請求項3】 ブレーキ制御手段は、回生ブレーキ有効
判定手段による判定結果より何れか一台の台車が回生ブ
レーキ無効と判定された時に、変換手段より各台車対応
の空気バルブ機構を介して各台車の空気ブレーキ機構に
圧縮空気を送り込むように制御し、その後回生ブレーキ
有効の台車対応の空気バルブ機構を動作して空気ブレー
キを無効とすることを特徴とする請求項2に記載の交流
電気車のブレーキ制御装置。 - 【請求項4】 ブレーキ制御手段は、回生ブレーキ制御
時に何れかの台車の滑走検出時に当該台車の回生ブレー
キ力を緩和することを特徴とする請求項2に記載の交流
電気車のブレーキ制御装置。 - 【請求項5】 ブレーキ制御手段は、非常時において、
各台車の回生ブレーキ有効時以外は各台車に対するブレ
ーキ制御を回生ブレーキ制御と空気ブレーキ制御とを併
用して行うことを特徴とする請求項2に記載の交流電気
車のブレーキ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6310197A JPH10262302A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 交流電気車のブレーキ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6310197A JPH10262302A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 交流電気車のブレーキ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10262302A true JPH10262302A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13219576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6310197A Pending JPH10262302A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 交流電気車のブレーキ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10262302A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8010271B2 (en) | 2007-05-30 | 2011-08-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Brake control device for electric vehicle |
-
1997
- 1997-03-17 JP JP6310197A patent/JPH10262302A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8010271B2 (en) | 2007-05-30 | 2011-08-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Brake control device for electric vehicle |
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