JPH10263053A - 次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置 - Google Patents

次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置

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JPH10263053A
JPH10263053A JP9077761A JP7776197A JPH10263053A JP H10263053 A JPH10263053 A JP H10263053A JP 9077761 A JP9077761 A JP 9077761A JP 7776197 A JP7776197 A JP 7776197A JP H10263053 A JPH10263053 A JP H10263053A
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JP
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water
acidic water
saline solution
hypochlorous acid
diaphragm type
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JP9077761A
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Shigeru Ando
茂 安藤
Akemi Takeshita
朱美 竹下
Hiroshi Takamatsu
博 高松
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104—Devices therefor; Their operating or servicing
    • C02F1/4618—Devices therefor; Their operating or servicing for producing "ionised" acidic or basic water

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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 国際公開WO96/03881号で開示され
た装置よりも更に小型化された次亜塩素酸含有酸性水生
成装置を提供する。 【構成】 食塩水タンクと、水素置換型陽イオン交換樹
脂を内蔵する酸性水生成装置と、無隔膜型電解槽と、食
塩水を食塩水タンクから酸性水生成装置を経て無隔膜型
電解槽へ圧送する圧送手段と、直流電源装置と、制御装
置とを備え、無隔膜型電解槽は、隔膜を介することなく
互いに接近して平行に対峙する一対の平滑な壁面により
形成された通水流路と、前記一対の壁面の一方を形成す
る陽極板と、前記一対の壁面の他方を形成する陰極板
と、通水流路の上流端に連通する食塩水供給流路と、通
水流路の下流端に連通する電解水回収流路とを有し、食
塩水供給流路は酸性水生成装置を経て食塩水タンクに連
通し、電解水回収流路は酸性水出口に連通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は次亜塩素酸含有酸性
水生成吐出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願の出願人は、国際公開WO96/0
3881号において、無隔膜型電解槽と、食塩水タンク
と、捨て水回収タンクと、食塩水を食塩水タンクから無
隔膜型電解槽へ圧送する圧送手段と、直流電源装置と、
制御装置とを備え、無隔膜型電解槽は、隔膜を介するこ
となく互いに接近して平行に対峙する一対の平滑な壁面
により形成された通水流路と、前記一対の壁面の一方の
少なくとも一部を形成する陽極板と、前記一対の壁面の
他方の少なくとも一部を形成する陰極板と、通水流路の
下流域において陽極板が一部を形成する壁面に形成され
た開口を介して通水流路に連通する酸性水回収流路と、
通水流路の下流端に連通するアルカリ性水回収流路と、
通水流路の上流端に連通する食塩水供給流路とを有し、
食塩水供給流路は食塩水タンクに連通し、アルカリ性水
回収流路は捨て水回収タンクに連通し、酸性水回収流路
は酸性水出口に連通していることを特徴とする次亜塩素
酸含有酸性水生成吐出装置を開示した。上記装置は、小
型で持ち運びが容易であり、次亜塩素酸含有酸性殺菌水
を生成吐出することができ、アトピー性皮膚炎等の治療
装置として高い利便性を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記装置には、アルカ
リ性水を回収する捨て水回収タンクが必要であり、食塩
水タンクも、利用される酸性水の生成に必要な食塩水の
みならず捨てられるアルカリ性水の生成に必要な食塩水
をも貯留するのに十分な容量が必要であるために、小型
化を十分に達成できないという問題があった。本発明は
上記問題に鑑みて成されたものであり、国際公開WO9
6/03881号で開示した装置よりも更に小型化され
た次亜塩素酸含有酸性水生成装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、食塩水タンクと、水素置換型陽
イオン交換樹脂を内蔵する酸性水生成装置と、無隔膜型
電解槽と、食塩水を食塩水タンクから酸性水生成装置を
経て無隔膜型電解槽へ圧送する圧送手段と、直流電源装
置と、制御装置とを備え、無隔膜型電解槽は、隔膜を介
することなく互いに接近して平行に対峙する一対の平滑
な壁面により形成された通水流路と、前記一対の壁面の
一方を形成する陽極板と、前記一対の壁面の他方を形成
する陰極板と、通水流路の上流端に連通する食塩水供給
流路と、通水流路の下流端に連通する電解水回収流路と
を有し、食塩水供給流路は酸性水生成装置を経て食塩水
タンクに連通し、電解水回収流路は酸性水出口に連通し
ていることを特徴とする次亜塩素酸含有酸性水生成吐出
装置を提供する。
【0005】本発明に係る次亜塩素酸含有酸性水生成吐
出装置においては、食塩水タンクに蓄えられた食塩水
が、圧送手段により、酸性水生成装置ヘ送られる。酸性
水生成装置へ流入した食塩水は、酸性水生成装置内に配
設された水素置換型陽イオン交換樹脂により食塩水中の
硬度成分であるカルシウムイオンやマグネシウムイオン
が水素イオンに置換されて酸性の食塩水となる。酸性水
生成装置から流出した酸性の食塩水は無隔膜型電解槽の
食塩水供給流路へ流入し、更に通水流路へ流入する。通
水流路を形成する一対の壁面の一方を形成する陽極板と
通水流路を形成する一対の壁面の他方を形成する陰極板
との間に、直流電源装置によって直流電圧が印加され、
陽極板と陰極板との間の通水流路を流れる酸性の食塩水
の流水が電気分解される。陽極の近傍で生成され陽極板
が形成する通水流路の壁面に沿って流れる次亜塩素酸含
有酸性水と、陰極近傍で生成され陰極板が形成する通水
流路の壁面に沿って流れるアルカリ性水とが、通水流路
の下流端から電解水回収流路へ流入して混合する。両者
が混合することにより、電解によって惹起された酸性と
アルカリ性とが中和される。この結果、電解水回収流路
を流れる電解水は、電解される前のpHを有する次亜塩
素酸含有水、すなわち次亜塩素酸含有酸性水となる。電
解水回収流路を流れる次亜塩素酸含有酸性水は、酸性水
出口を介して吐出される。圧送手段と無隔膜型電解槽の
作動は制御装置により制御される。
【0006】本発明に係る次亜塩素酸含有酸性水生成吐
出装置においては、酸性水は酸性水生成装置によって生
成されるので、無隔膜型電解槽から流出する電解水を酸
性水とアルカリ性水とに分ける必要は無く、アルカリ性
水を回収する捨て水回収タンクは必要とされない。ま
た、食塩水タンクに貯留された食塩水の全量が、次亜塩
素酸含有酸性水となって利用されるので、本発明に係る
次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置が備える食塩水タン
クは、利用される酸性水の生成に必要な食塩水のみなら
ず捨てられるアルカリ性水の生成に必要な食塩水をも貯
留するのに十分な容量を有する国際公開WO96/03
881号の次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置が備える
食塩水タンクに比べて小型化が可能である。従って、本
発明に係る次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置は、国際
公開WO96/03881号の次亜塩素酸含有酸性水生
成吐出装置よりも更に小型化が可能である。酸性の次亜
塩素酸水溶液中には、殺菌力の強い次亜塩素酸(HCl
O)が主として存在するので、本発明に係る次亜塩素酸
含有酸性水生成吐出装置から吐出される次亜塩素酸含有
酸性水は十分な殺菌力を有する。
【0007】本発明の好ましい態様においては、水素置
換型陽イオン交換樹脂と無隔膜型電解槽との間に中空糸
フィルターが配設されている。水素置換型陽イオン交換
樹脂と無隔膜型電解槽との間に配設された中空糸フィル
ターにより、無隔膜型電解槽ヘ流入する食塩水から陽イ
オン交換樹脂に繁殖した細菌が除去される。この結果、
次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置から吐出される次亜
塩素酸含有酸性水の殺菌力が低下する事態の発生が防止
される。
【0008】本発明の好ましい態様においては、次亜塩
素酸含有酸性水生成吐出装置は、水素置換型陽イオン交
換樹脂と中空糸フィルターとが一体化されたカートリッ
ジを備える。水素置換型陽イオン交換樹脂と中空糸フィ
ルターとを一体化してカートリッジとすることにより、
水素置換型陽イオン交換樹脂の寿命が尽きた時の、水素
置換型陽イオン交換樹脂の交換が容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図に基づいて、本発明の
実施例を説明する。図1に示すように、本実施例に係る
次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置Aは無隔膜型電解槽
1と噴霧装置2と手元スイッチ3とを有する手の平サイ
ズの電解噴霧ユニット4と、食塩水タンク5とポンプ6
と酸性水生成装置7と乾電池又は充電式電池を電源とす
る直流電源装置8と制御装置9とを有する本体10と、
食塩水供給チューブ11と電解用電線13a、13b、
圧電素子用電線13c、13d、手元スイッチ用電線1
3e、13fとを有し本体10と電解噴霧ユニット4と
を連結するハーネス14とを備えている。酸性水生成装
置7は、水素置換型陽イオン交換樹脂を内蔵している。
制御装置9は、定電圧回路と高周波発生回路とを含む噴
霧装置駆動回路と、定電流回路含む電解槽駆動回路と、
定電圧回路を含むポンプ駆動回路と、CPUとを有して
いる。
【0010】図2、3に示すように、電解噴霧ユニット
4の無隔膜型電解槽1と噴霧装置2と手元スイッチ3と
は、直径×厚みが約90mm×約20mmの厚肉円板状
のケース15に収納されている。ケース15には、酸性
霧吹き出し口15aが形成されている。本体10の食塩
水タンク5とポンプ6と酸性水生成装置7と乾電池又は
充電式電池を電源とする直流電源装置8と制御装置9と
は、直径×高さが約90mm×約100mmの有底円筒
状のケース16に収納されている。図2、図3(a)、
(b)に示すように、電解噴霧ユニット4とハーネス1
4とを、本体10の開口部に格納し、本体10の開口部
から取り出すことが可能である。図3(b)、(c)に
示すように、ケース15に形成された溝15bと、ケー
ス16の開口部周囲に形成されたフランジ部16aとを
係合させることにより、電解噴霧ユニット4を立てた状
態で本体10に係止させることができる。
【0011】図4(a)、図5、図6に示すように、無
隔膜型電解槽1は、縦×横×厚みが約60mm×約50
mm×約5mmの樹脂製の耐圧ケース17、縦×横×厚
みが約60mm×約50mm×約7mmの樹脂性の耐圧
カバー18の凹部に、陽極板19、陰極板20の2枚の
電極板を2枚の樹脂製スペーサ21を挟んで配設し、ケ
ース17とカバー18とを水密にねじ結合することによ
り構成されている。陽極板19は、イリジウムを含有す
る白金メッキを施したチタン板から成り、縦×横(スペ
ーサ21との当接部を除く)の寸法は約25mm×約1
6mmである。陰極板20は、ステンレス板又は白金メ
ッキを施したチタン板から成り、縦×横(スペーサ21
との当接部を除く)の寸法は約25mm×約16mmで
ある。電極板19、20の寸法は、人体表面の比較的狭
い領域を占める患部に殺菌水を噴霧することを勘案して
決定される単位時間当たりの設定噴霧量から定まる単位
時間当たりの設定電解量と、塩素発生量を確保する必要
性から定まる電流密度の適正値とを勘案して定められて
いる。電極板19、20は図示しない端子とハーネス1
4の電解用電線13a、13bとを介して、制御装置9
の電解槽駆動回路に接続されている。ケース17には食
塩水入口22が形成され、カバー18には酸性水出口2
4が形成されている。
【0012】陽極板19と陰極板20との間に通水流路
25が形成されている。陽極板19と陰極板20との間
の距離は約0.2mm〜1.0mmに設定されている。
電極間距離は、単位時間当たりの設定電解量と電池駆動
のポンプ6の出力から定まる通水流路25の適正通水抵
抗、電池駆動による電解を実現するための電極間電圧の
低電圧化、噴霧開始時の初水量を低減させるための無隔
膜型電解槽内の滞留水の少量化、塩素ガスの高発生効率
化等を勘案して定められている。通水流路25の上流端
は食塩水供給流路26に連通している。食塩水供給流路
26はケース17とカバー18とによって形成されてお
り、電極板の横方向全長に亘って延在している。食塩水
供給流路26は食塩水入口22に連通している。食塩水
入口22はハーネス14の食塩水供給チューブ11と、
本体10の酸性水生成装置7とポンプ6とを介して、本
体10の食塩水タンク5に連通している。通水流路25
の下流端は、電解水回収流路28に連通している。電解
水回収流路28は、ケース17とカバー18とによって
形成されており、電極板の横方向全長に亘って延在して
いる。電解水回収流路28は、酸性水出口24に連通し
ている。
【0013】図4(a)(b)に示すように、噴霧装置
2は、縦×横×厚みが約50mm×約50mm×約3m
mの樹脂製のカバー29、耐圧カバー18の凹部に、縦
×横×厚みが約20mm×約17mm×約1mmの圧電
素子30を配設し、圧電素子30の一方の面をカバー2
9に固着し、圧電素子30の他方の面の一端に、縦×横
×厚みが約20mm×約17mm×約0.05mmの多
孔板31の一端を固着し、カバー29とカバー18とを
ねじ結合することにより構成されている。多孔板31
は、カバー18に形成された凹部である開放噴霧タンク
32を覆っている。開放噴霧タンク32は酸性水出口2
4を介して電解水回収流路28に連通している。圧電素
子30の前記一方の面と他方の面とには、図示しない銀
/パラジウム製の電極が取りつけられ、該電極は図示し
ない端子とハーネス14の圧電素子用電線13c、13
dとを介して、制御装置9の噴霧装置駆動回路に接続さ
れている。多孔板31は直径が約0.01〜0.02m
mの多数の孔が形成された白金、金、銀等の耐酸性の貴
金属板から成り、或いは直径が約0.01〜0.02m
mの多数の孔が形成されたニッケル板の孔の内面を含む
全表面を、白金、金、銀等の貴金属、窒化チタン、炭化
チタン等の物理蒸着、化学蒸着によってメッキし、或い
はテフロン樹脂等で被覆して、耐酸性を向上させたもの
から成る。圧電素子30と多孔板31との間の接合部は
樹脂等で被覆することにより、耐酸性を向上させてい
る。多孔板31と多孔板31に対峙する開放噴霧タンク
32の底壁との間の距離は約0.5mm乃至約1.5m
mである。前記距離は、該距離が短すぎると次亜塩素酸
含有酸性水の表面張力により多孔板が開放噴霧タンクの
底壁に吸着されて多孔板の振動が停止し、前記距離が長
すぎると付加水質量の増大により多孔板の振動が規制さ
れることを勘案して定められている。カバー29には多
孔板31に対峙して開口29aが形成されている。手元
スイッチ3はハーネス14のスイッチ用電線13e、1
3fを介して、制御装置9のCPUに接続されている。
【0014】上記構成を有する次亜塩素酸含有酸性水生
成吐出装置Aの作動を以下に説明する。使用者は、先
ず、図3(a)の状態で本体10に格納された電解噴霧
ユニット4を手で持ち、図3(b)に示すように本体1
0から取り外し、電解噴霧ユニット4をアトピー性皮膚
炎の炎症部、糖尿病等による壊疸部、或いは寝たきり老
人等の床ずれ部等に近づけ、酸性霧吹き出し口15aを
炎症部、壊疸部、床ずれ部等へ向け、次いで、電解噴霧
ユニット4を持った手の指で手元スイッチ3を押して、
制御装置9を始動させる。制御装置9のCPUが始動
し、ポンプ駆動回路を介してポンプ6を始動させ、電解
槽駆動回路とハーネス14とを介して無隔膜型電解槽1
に電解電力を供給し、噴霧装置駆動回路とハーネス14
とを介して噴霧装置2に高周波の圧電素子駆動電力を供
給する。図1で矢印で示すように、ポンプ6の作動によ
り、食塩水タンク5から、食塩水が、酸性水生成装置7
と、ハーネス14の食塩水供給チューブ11を通って、
無隔膜型電解槽1へ圧送される。食塩水が酸性水生成装
置7を通過する際に、酸性水生成装置内に配設された水
素置換型陽イオン交換樹脂により食塩水中の硬度成分で
あるカルシウムイオンやマグネシウムイオンが水素イオ
ンに置換され、食塩水は酸性の食塩水となる。
【0015】図6で矢印で示すように、無隔膜型電解槽
1の食塩水入口22へ流入した酸性食塩水は、食塩水供
給流路26に流入し、食塩水供給流路26流れつつ、通
水流路25へ流入する。陽極板19と陰極板20との間
に、制御ユニット9の電解槽駆動回路を介して直流電圧
が印加され、通水流路25を流れる酸性食塩水の流水が
電気分解される。陽極板19の近傍で次亜塩素酸含有酸
性水が生成され、陰極板20の近傍でアルカリ性水が生
成される。
【0016】図6で矢印で示すように、陽極板19の近
傍で生成され陽極板19に沿って流れる次亜塩素酸含有
酸性水と、陰極板20の近傍で生成され陰極板20に沿
って流れるアルカリ性水とは、通水流路25の下流端か
ら電解水回収流路28へ流入する。電解水回収流路28
へ流入した次亜塩素酸含有酸性水とアルカリ性水とは、
混合しつつ酸性水出口24を経て無隔膜型電解槽1から
流出する。電解水回収流路28内で次亜塩素酸含有酸性
水とアルカリ性水とが混合されることにより、電解によ
って惹起された酸性とアルカリ性とが中和される。この
結果、電解水回収流路28を流れる電解水は、電解され
る前のpHを有する次亜塩素酸含有水、すなわち次亜塩
素酸含有酸性水となる。
【0017】酸性水出口24を通って無隔膜型電解槽1
から流出した次亜塩素酸含有酸性水は、噴霧装置2の開
放噴霧タンク32へ流入し、開放噴霧タンク32を満た
す。開放噴霧タンク32を満たした次亜塩素酸含有酸性
水は、開放噴霧タンク32の開放端を覆う多孔板31の
一方の面を浸す。噴霧装置2の圧電素子30に噴霧装置
駆動回路を介して高周波電圧が印加され、圧電素子30
が高周波数で伸縮する。圧電素子30に固着された多孔
板31が高周波数で振動する。開放噴霧タンク32を満
たし、多孔板31の一方の面を浸した次亜塩素酸含有酸
性水が、多孔板31に形成された多数の微小孔を介して
霧化され、多孔板31の他方の面から、カバー29の開
口29aとケース15の酸性霧吹き出し口15aとを通
って噴霧される。噴霧された次亜塩素酸含有酸性水は、
アトピー性皮膚炎の炎症部、糖尿病等による壊疸部、或
いは寝たきり老人等の床ずれ部に、過不足無く塗布さ
れ、該部に繁殖したMRSAを殺菌して該部のかゆみや
化膿を防止する。
【0018】噴霧終了後使用者が手元スイッチ3を押し
て、制御装置の作動を停止すると、制御装置9のCPU
の作動が停止し、ポンプ6、無隔膜型電解槽1、噴霧装
置2の作動が停止する。ポンプ6の作動停止により、無
隔膜型電解槽1への酸性食塩水の供給が停止する。使用
者は、必要に応じて、本体10の食塩水タンク5に食塩
水を補給し、酸性水生成装置7内の水素置換型陽イオン
交換樹脂を取り替え、直流電源装置8の電池を取り替え
る。
【0019】本次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置Aに
おいては、無隔膜型電解槽1の陽極板19と陰極板20
とが隔膜を介することなく対峙しているので、従来の隔
膜型電解槽を用いる生成装置に比べて、電極間距離が狭
く、ひいては、電極間に存在する食塩水の電気抵抗が小
さい。従って、本装置Aにおいては、従来の隔膜型電解
槽を用いる生成装置に比べて、少ない電力で食塩水が電
気分解される。この結果、電極間距離の狭隘化による無
隔膜型電解槽1の小型化、低電力化による直流電源装置
8や制御装置9の小型化により、本装置Aは、装置全体
が小型化可搬化され、電解噴霧ユニット4が手の平サイ
ズ化されている。装置全体が小型化可搬化されたことに
より、使用者は本装置Aを手軽に任意の場所に運んで使
用することができる。電解噴霧ユニット4が手の平サイ
ズ化されたことにより、使用者はハースネ14を介して
本体10に連結された電解噴霧ユニット4を手に持っ
て、身体の任意の部位に次亜塩素酸含有酸性水を塗布す
ることができる。従って、本装置Aの使用性は高い。
【0020】本次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置Aに
おいては、無隔膜型電解槽1の陽極板19と陰極板20
との間の電極間距離を狭めることにより、電解電圧の低
電圧化、電解電力の低電力化を通じて、電解電源の電池
化が実現される。本次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置
Aにおいては、無隔膜型電解槽1の陽極板19と陰極板
20との間の距離を約0.2mm乃至約1.0mmとし
たことにより、電解電源の電池化のみならず、通水流路
25の通水抵抗の適正化を通じてポンプ駆動電源の電池
化が実現された。
【0021】本次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置Aに
おいては、噴霧装置2を、圧電素子30と一端が圧電素
子30に固着された多孔板31とによって構成したこと
により、噴霧装置2が小型化、低電力化された。低電力
化により、噴霧装置駆動電源の電池化が実現された。本
次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置Aにおいては、本体
10の開口部に電解噴霧ユニット4とハーネス14とを
格納したので、装置全体が一体化、小型化され、可搬化
された。
【0022】本次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置Aに
おいては、酸性水は酸性水生成装置7によって生成され
るので、無隔膜型電解槽1から流出する電解水を酸性水
とアルカリ性水とに分ける必要は無く、アルカリ性水を
回収する捨て水回収タンクは必要とされない。また、食
塩水タンク5に貯留された食塩水の全量が、次亜塩素酸
含有酸性水となって利用されるので、本次亜塩素酸含有
酸性水生成吐出装置Aが備える食塩水タンク5は、利用
される酸性水の生成に必要な食塩水のみならず捨てられ
るアルカリ性水の生成に必要な食塩水をも貯留するのに
十分な容量を有する国際公開WO96/03881号の
次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置が備える食塩水タン
クに比べて小型化が可能である。従って、本次亜塩素酸
含有酸性水生成吐出装置Aは、国際公開WO96/03
881号の次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置よりも更
に小型化が可能である。酸性の次亜塩素酸水溶液中に
は、殺菌力の強い次亜塩素酸(HClO)が主として存
在するので、本次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置Aか
ら吐出される次亜塩素酸含有酸性水は十分な殺菌力を有
する。
【0023】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。酸性水生成装置7内の水
素置換型陽イオン交換樹脂よりも下流の部位に、中空糸
フィルターを配設しても良い。中空糸フィルターによ
り、無隔膜型電解槽1ヘ流入する食塩水から陽イオン交
換樹脂に繁殖した細菌が除去される。この結果、次亜塩
素酸含有酸性水生成吐出装置Aから吐出される次亜塩素
酸含有酸性水の殺菌力が低下する事態の発生が防止され
る。
【0024】酸性水生成装置7を、水素置換型陽イオン
交換樹脂と中空糸フィルターとが一体化されたカートリ
ッジとして構成しても良い。酸性水生成装置7を、水素
置換型陽イオン交換樹脂と中空糸フィルターとが一体化
されたカートリッジとして構成することにより、水素置
換型陽イオン交換樹脂の寿命が尽きた時の、水素置換型
陽イオン交換樹脂の交換が容易になる。
【0025】噴霧装置2を除去し、酸性水出口24から
流出する次亜塩素酸含有酸性水を電解噴霧ユニット4の
酸性霧吹き出し口15aから吐出させても良い。
【0026】電解槽1に印加する電解電流を可変制御
し、次亜塩素酸濃度を用途に応じて調整しても良い。例
えば、次亜塩素酸濃度を0ppm乃至0.5ppm程度
に抑制し、ドライヤーと組み合わせることにより、髪を
清潔に且つしなやかにする「トリートメントドライヤ
ー」が得られる。次亜塩素酸濃度を0ppm乃至1pp
m程度に抑制し、加温された霧を噴霧するためのヒータ
と組み合わせることにより、肌を木目細かくする「美顔
器」が得られる。次亜塩素酸濃度を1ppm乃至5pp
m程度にすることにより、肌の手入れ用の化粧水を吐出
する「スキンクリーナー」が得られる。次亜塩素酸濃度
を5ppm乃至50ppm程度にすることにより、まな
板等を除菌する「キッチンスプレー」が得られる。次亜
塩素酸濃度を2ppm乃至10ppm程度にすることに
より、お尻の衛生を管理し痔を予防する「おしり噴霧消
毒器」が得られる。次亜塩素酸濃度を0ppm乃至2p
pm程度にし、冷蔵庫や食品ショーケース内に組み込む
ことにより、「鮮度保持機能付き冷蔵庫」が得られる。
次亜塩素酸濃度を0ppm乃至2ppm程度にし、浴室
内で加温しながら霧化させることにより、全身美容用の
「ミストサウナ装置」が得られる。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る次亜塩素酸含有酸性水生成
吐出装置においては、酸性水は酸性水生成装置によって
生成されるので、無隔膜型電解槽から流出する電解水を
酸性水とアルカリ性水とに分ける必要は無く、アルカリ
性水を回収する捨て水回収タンクは必要とされない。ま
た、食塩水タンクに貯留された食塩水の全量が、次亜塩
素酸含有酸性水となって利用されるので、本発明に係る
次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置が備える食塩水タン
クは、利用される酸性水の生成に必要な食塩水のみなら
ず捨てられるアルカリ性水の生成に必要な食塩水をも貯
留するのに十分な容量を有する国際公開WO96/03
881号の次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置が備える
食塩水タンクに比べて小型化が可能である。従って、本
発明に係る次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置は、国際
公開WO96/03881号の次亜塩素酸含有酸性水生
成吐出装置よりも更に小型化が可能である。水素置換型
陽イオン交換樹脂と無隔膜型電解槽との間に配設された
中空糸フィルターにより、無隔膜型電解槽ヘ流入する食
塩水から陽イオン交換樹脂に繁殖した細菌が除去され
る。この結果、次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置から
吐出される次亜塩素酸含有酸性水の殺菌力が低下する事
態の発生が防止される。水素置換型陽イオン交換樹脂と
中空糸フィルターとを一体化してカートリッジとするこ
とにより、水素置換型陽イオン交換樹脂の寿命が尽きた
時の、水素置換型陽イオン交換樹脂の交換が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る次亜塩素酸含有酸性水生
成吐出装置の機器構成図である。
【図2】本発明の実施例に係る次亜塩素酸含有酸性水生
成吐出装置の全体構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る次亜塩素酸含有酸性水生
成吐出装置の斜視図である。(a)は電解噴霧ユニット
を本体に格納した状態を示す図であり、(b)は電解噴
霧ユニットを本体から取り出した状態を示す図であり、
(c)は電解噴霧ユニットを本体に係止させた状態を示
す図である。
【図4】本発明の実施例に係る次亜塩素酸含有酸性水生
成吐出装置が備える電解噴霧ユニットの構造図である。
(a)は断面図であり、(b)は(a)のb−b矢視図
である。
【図5】図4の電解噴霧ユニットが有する電解槽の斜視
図であ。
【図6】図4の電解噴霧ユニットが有する電解槽を陽極
側と陰極側とに分割した斜視図であ。
【符号の説明】
A 次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置 1 電解槽 2 噴霧装置 3 手元スイッチ 4 電解噴霧ユニット 5 食塩水タンク 6 ポンプ 7 酸性水生成装置 8 直流電源装置 9 制御装置 10 本体 14 ハーネス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食塩水タンクと、水素置換型陽イオン交
    換樹脂を内蔵する酸性水生成装置と、無隔膜型電解槽
    と、食塩水を食塩水タンクから酸性水生成装置を経て無
    隔膜型電解槽へ圧送する圧送手段と、直流電源装置と、
    制御装置とを備え、無隔膜型電解槽は、隔膜を介するこ
    となく互いに接近して平行に対峙する一対の平滑な壁面
    により形成された通水流路と、前記一対の壁面の一方を
    形成する陽極板と、前記一対の壁面の他方を形成する陰
    極板と、通水流路の上流端に連通する食塩水供給流路
    と、通水流路の下流端に連通する電解水回収流路とを有
    し、食塩水供給流路は酸性水生成装置を経て食塩水タン
    クに連通し、電解水回収流路は酸性水出口に連通してい
    ることを特徴とする次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装
    置。
  2. 【請求項2】 水素置換型陽イオン交換樹脂と無隔膜型
    電解槽との間に中空糸フィルターが配設されていること
    を特徴とする次亜塩素酸含有酸性水生成吐出装置。
  3. 【請求項3】 水素置換型陽イオン交換樹脂と中空糸フ
    ィルターとが一体化されたカートリッジを備えることを
    特徴とする請求項2に記載の次亜塩素酸含有酸性水生成
    吐出装置。
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