JPH10264024A - 砥石アンバランス測定方法 - Google Patents

砥石アンバランス測定方法

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JPH10264024A
JPH10264024A JP21017097A JP21017097A JPH10264024A JP H10264024 A JPH10264024 A JP H10264024A JP 21017097 A JP21017097 A JP 21017097A JP 21017097 A JP21017097 A JP 21017097A JP H10264024 A JPH10264024 A JP H10264024A
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JP
Japan
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grinding wheel
grindstone
vibration
rigidity
grinding
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Application number
JP21017097A
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English (en)
Inventor
Shigemi Tsukamoto
茂美 塚本
Chuichi Sato
忠一 佐藤
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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  • Testing Of Balance (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性を向上させて高負荷の研削加工を行う研
削盤であっても、振動センサの検出感度を高めることな
く砥石のアンバランスによる振動を精度良く検出するこ
とができる砥石アンバランス測定方法を提供する。 【解決手段】 砥石アンバランス測定方法では、切換弁
25を作動させて油圧ポンプ28と静圧ポケット4a〜
4dとの間を連通する油路を高剛性時の油路6から低剛
性時の油路7に切り替えることにより砥石軸3を回転自
在に支持する静圧ラジアル軸受4の剛性を低くし、研削
加工時の回転数に設定した状態で、原点センサおよび振
動センサ21により原点マーク位置に基づく振動ピーク
位置を検出して砥石10のアンバランスを測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、砥石アンバランス
測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、研削作業では、砥石が取り付けら
れた砥石軸の回転バランスが優れていると、ワーク仕上
面の加工精度が向上することが知られている(特開昭5
9−155642号公報)。
【0003】このため、研削盤では砥石および砥石取付
部品のアンバランス除去が行われるが、消耗により砥石
を交換すると、再び砥石に内在するアンバランスおよび
交換時の取り付け誤差によるアンバランスが生じること
は避けられず、この状態で砥石軸を回転させると、これ
らのアンバランスによる振動が砥石軸に発生する。
【0004】このようなアンバランスが生じた場合、従
来では砥石軸に取り付けられた砥石をドレッシングした
後、そのまま研削盤上で砥石軸のバランス取りが行われ
ていた。
【0005】すなわち、従来の砥石アンバランス測定装
置は回転する砥石軸の原点を検出する原点センサ、砥石
軸の振動を検出する振動センサ、およびこれらのセンサ
出力信号に基づいて砥石軸の最大振動量およびその位相
を測定する測定部を有し、測定された最大振動量および
その位相から砥石のアンバランスを測定していた。
【0006】そして、測定されたアンバランス量を補正
するために、バランスピースを砥石軸に取り付けたり、
予め取り付けられているバランスウェイトの位置を移動
させたりしてバランス補正を行っていた。
【0007】また、近年ではワークの加工精度を向上さ
せるために研削盤の改良が行われている。具体的には、
研削盤の主要構成要素である砥石軸支持部や案内テーブ
ル支持部の剛性を向上させるための改良、位置決め精度
を向上させるための改良、あるいは砥石の高速化などに
よる研削加工能率や加工精度を向上させるための改良が
行われている。このような研削盤の改良においても、砥
石交換時に生ずるアンバランスを除去することの重要性
は変わらない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、研削盤
の剛性を向上させた結果、砥石のアンバランスにより生
ずる振動の測定感度が低下してしまうという新たな問題
が生じた。したがって、振動センサの検出感度を向上さ
せなければ、アンバランス量を正確に測定することがで
きないという現象が起きている。
【0009】そこで、本発明は、剛性を向上させて高負
荷の研削加工を行う研削盤であっても、振動センサの検
出感度を高めることなく砥石のアンバランスによる振動
を精度良く検出することができる砥石アンバランス測定
方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の砥石アンバランス測定方
法は、砥石軸台に設けられた軸受により回転自在に支持
される砥石軸の振動を振動センサにより検出し、該検出
された砥石軸の振動に基づき、前記砥石軸に取り付けら
れた砥石のアンバランスを測定する砥石アンバランス測
定方法において、測定時の前記砥石軸の回転数を検出
し、かつ前記砥石軸を支持する軸受あるいは前記砥石軸
台を支持する軸受の剛性を低減した状態で前記砥石軸の
振動を検出することを特徴とする。
【0011】また、測定時の砥石軸の回転数を研削加工
時と同一の回転数に設定することが好ましく、例えば砥
石軸の回転数を変えた場合、砥石軸を支持する静圧ラジ
アル軸受内に生ずる動圧効果により砥石軸の中心が変化
してしまうことを回避できる。
【0012】さらに、加振器により加振力が加えられる
砥石軸の振動を振動センサにより検出する際、加振力の
角速度を砥石軸の角速度と同じに設定することが好まし
い。
【0013】また、測定された砥石のアンバランスを、
一対のモータのそれぞれに軸支されたバランサで自動的
に補正することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の砥石アンバランス測定方
法の実施の形態について説明する。本実施形態における
砥石アンバランス測定方法は研削盤に適用される。図1
は研削盤の概略的構成を示す側面図である。
【0015】研削盤1はベッド18を有し、ベッド18
の上にはワーク9が取り付けられた主軸を回転駆動自在
に支持する主軸台8、および砥石10が取り付けられた
砥石軸3を回転駆動自在に支持する砥石軸台11が配置
されている。
【0016】砥石軸台11は切込スライド13に固定さ
れており、切込スライド13はトラバーススライド14
の上面に取り付けられたガイドにより主軸に対して垂直
な方向に摺動自在である。また、トラバーススライド1
4はベッド18の上面に取り付けられたガイド15に案
内され、軸方向に摺動自在である。したがって、砥石軸
台11は主軸に取り付けられたワーク9に対してトラバ
ース方向に移動することができる。
【0017】砥石軸台11には砥石軸3を回転自在に支
持する静圧ラジアル軸受4が設けられた軸受ハウジング
16、および砥石軸3の端部に取り付けられたプーリ3
aを介してベルト3bで連結されたモータ19が設けら
れている。
【0018】図2は砥石軸台11の構造を示す断面図で
ある。砥石軸3の端部にはテーパ部3cが形成されてお
り、テーパ部3cには砥石10が固定された締め付けフ
ランジ10aが装着されている。締め付けフランジ10
aに砥石10を固定する場合、締め付けフランジ10a
に砥石10を遊嵌し、砥石10を挟むようにフランジカ
バー31を締め付けフランジ10aに嵌合した後、ボル
ト32で固定する。テーパ部3cにはネジが刻まれてお
り、砥石10が固定された締め付けフランジ10aをテ
ーパ部3cに装着した後、ナット33で締め付けること
により締め付けフランジ10aをテーパ部3cに固定で
きる。したがって、消耗により砥石10を交換する場
合、ナット33およびボルト32を緩めて締め付けフラ
ンジ10aおよび砥石10を簡単に取り外すことができ
る。
【0019】また、軸受ハウジング16には砥石軸3を
回転自在に支持する静圧ラジアル軸受4が砥石軸3の軸
方向2箇所に、スラスト軸受12が砥石側の軸方向1箇
所に設けられている。図3は図2の矢印A−A線方向か
ら視た静圧ラジアル軸受4の構造を示す断面図である。
静圧ラジアル軸受4には軸径方向に4箇所の静圧ポケッ
ト4a、4b、4c、4dが形成されており、各静圧ポ
ケットには高剛性時に作動油が流れる油路6および低剛
性時に作動油が流れる油路7が配設されている。静圧ポ
ケット4a〜4dに近い油路6の途中には高剛性に適し
た絞り6a、6b、6c、6dが形成されており、油路
7の途中には低剛性に適した絞り7a、7b、7c、7
dが形成されている。
【0020】ここで、高剛性とは、研削盤に予め期待さ
れている高速精密研削や重研削などを適切に実施できる
ように静圧ラジアル軸受が高負荷能力を有する場合を指
し、低剛性とは、砥石のアンバランスを測定するために
だけ砥石軸の回転を実施できるように静圧ラジアル軸受
が低負荷能力を有する場合を指す。
【0021】図4は油路6、7を含む油圧回路の概略的
構成を示す図である。油圧回路は油圧ポンプ28と各静
圧ポケット4a〜4dにそれぞれ繋がる油路6、7との
間に切換弁25を有する。切換弁25を作動させ、油圧
ポンプ28と油路6とを絞り6a、6b、6c、6dを
介して連通することにより各静圧ポケット4a、4b、
4c、4dに高剛性に適した作動油を供給する。また、
油圧ポンプ28と油路7とを絞り7a〜7dを介して連
通することにより各静圧ポケット4a、4b、4c、4
dに低剛性に適した作動油を供給する。このように、切
換弁25で油圧ポンプ28に繋がる油路6および油路7
を切り替えることにより砥石軸3を回転自在に支持する
静圧ラジアル軸受4の剛性を簡単に変更可能である。し
たがって、砥石交換後にアンバランス測定を行うときだ
け砥石軸3を低剛性にすることができる。
【0022】また、砥石軸台11には砥石軸3の振動を
検出する振動センサ21(図7参照)及び砥石10の原
点マークを検出する原点センサが設けられている。さら
に、砥石のアンバランスを測定する際、それ等のセンサ
は砥石軸3の回転数に同期しており、砥石軸回転数は研
削加工時の回転数であることが望ましい。
【0023】ここで、原点マークとして砥石10に取り
付けられる反射板、原点センサとして反射板からの光を
受光する光電管や近接スイッチを用いることができる。
【0024】つぎに、砥石のアンバランス測定方法につ
いて考察する。切換弁25を作動させて砥石軸3の剛性
を変更した場合、砥石10のアンバランスによって発生
する振動の位相は砥石軸3を通じて振動測定点(振動セ
ンサ21の測定位置)に至る間で変化する。図5は加振
器によって砥石10に与えられた振動に対し振動センサ
21で測定された振動の波形を示すグラフである。振動
センサ21で測定される振動は静圧ラジアル軸受4で減
衰しており、その位相は加振器で与えられた振動の位相
に対して遅れる。砥石軸3の回転数に対して系の固有振
動数が高い場合、位相の遅れはあまり影響しないが、砥
石軸3の剛性を低くした場合、つまり砥石軸3の静圧ラ
ジアル軸受4で振動の減衰が大きい場合、位相遅れ量を
無視できなくなる。
【0025】図5で加振器の角速度を砥石軸の角速度と
同じω0に設定すると、振動センサの位相遅れ時間Δt0
に対応する位相遅れ角度θ0は数式(1)で示される。
【0026】θ0=ω0Δt0 …… (1) また、砥石軸3の静圧ラジアル軸受4の剛性を低くしか
つ砥石軸3の回転数を研削加工時と同一の回転数にして
砥石10のアンバランスを測定する場合、砥石10の任
意の位置に原点マークを取り付け、近接スイッチなどの
原点センサで原点マークを検出すると共に、振動センサ
で振動波形を測定する。図6は振動センサで測定された
振動波形を示すグラフである。図7は測定された振動波
形から真の振動ピークの位置を示す図である。
【0027】例えば振動センサ21の軸と平行なK軸を
砥石10の原点マークが通過してから信号レベルがピー
クを示すまでの遅れ時間をΔtmとすると、原点と信号
ピークとの間の角度ずれθmは数式(2)で示すように
なる。
【0028】θm=ω0Δtm …… (2) 砥石10のアンバランスによる真の振動ピーク位置θv
は、同図に示すように砥石10の原点マーク位置に対し
てθv=θm−θ0を演算することにより求められる。従
来では、砥石の原点マークに対する最大振動ピーク位置
と最大振動ピーク値を測定しているだけであるが、数式
(1)の位相遅れ角度θ0を角度ずれθmに加えて演算す
ることにより真の振動ピーク位置を測定することがで
き、アンバランス補正を正確に行うことができる。
【0029】このように、本実施形態の砥石アンバラン
ス測定装置では、切換弁25を作動させて油圧ポンプ2
8と静圧ポケット4a〜4dとの間を連通する油路を高
剛性時の油路6から低剛性時の油路7に切り替えること
により砥石軸3を回転自在に支持する静圧ラジアル軸受
4の剛性を低くし、かつ研削加工時の回転数に設定し
て、原点センサおよび振動センサで原点マーク位置およ
び振動ピーク位置を検出して砥石10のアンバランスを
測定することにより、高負荷の研削加工が行える研削盤
1であっても、砥石10のアンバランスによる微小振動
を精度良く検出することができる。
【0030】また、測定時の砥石軸3の回転数を研削加
工時と同一の回転数に設定することにより、砥石軸3の
回転数を変えた場合、静圧ラジアル軸受4内に生ずる動
圧効果により砥石軸3の中心が変化してしまう影響を回
避できる。
【0031】尚、上記実施形態の油圧回路では、各静圧
ポケット4a、4b、4c、4dに繋がる油路6、7が
高剛性用と低剛性用とで別々に形成されていたが、高剛
性時および低剛性時に共用可能な油路を形成することも
可能である。図8は他の実施形態における油圧回路の構
成を示す図である。共通に使用される油路41の途中に
は、高剛性用絞りセット46および低剛性用絞りセット
47が交換可能に設けられている。高剛性用絞りセット
46には高剛性用絞り6a〜6dが設けられ、低剛性絞
りセット47には低剛性用絞り7a〜7dが設けられて
いる。したがって、研削加工時には高剛性用絞りセット
46が油路41にセットされ、砥石のアンバランス測定
時には低剛性用絞りセット47が油路41にセットされ
る。このように、絞りを交換可能にすることで油路を簡
単に設けることができ、経済的である。しかも、安定し
た静圧を得ることができる。
【0032】また、油路を共通にするとともに絞りを1
種類だけにして作動油の圧力そのものを高剛性用および
低剛性用に切り替えることも可能である。
【0033】またさらに、砥石軸3の剛性を変更する代
わりに、ガイドに案内される切込スライド13あるいは
トラバーススライド14の静圧軸受に対し前述した作動
油の圧力を調節する油圧回路を設けるようにしてもよ
く、同様の効果を得ることができる。
【0034】図9は他の実施形態における砥石軸台の構
造を示す断面図である。前記実施形態では、砥石10が
固定された締め付けフランジ10aを砥石軸3のテーパ
部3cに装着していたが、本実施形態では砥石60が固
定される締め付けフランジ60aを砥石軸53の中央部
に保持し、その左右に静圧ラジアル軸受74を配設す
る。これにより砥石軸53の剛性を更に向上させて精密
研削加工を行うことが可能になる。尚、図9においては
静圧ラジアル軸受と対に用いられる静圧スラスト軸受は
省略されている。
【0035】図10は図9の矢印E−E線方向から視た
砥石軸台の構造を示す断面図である。この砥石軸台で
は、砥石軸53の左右に配された砥石軸ハウジング70
の一方を、砥石軸53の中心を通る水平面で2分割し、
上側の砥石軸ハウジング70である押さえ蓋70bを下
側の砥石軸ハウジング70から分離することができる。
押さえ蓋70bを取り外すことにより砥石60、締め付
けフランジ60a及び軸受ハウジング66は取り外し可
能になる。
【0036】尚、砥石、締め付けフランジの取り外しに
際し、砥石軸の中央部に装着された砥石および締め付け
フランジの内径を軸受ハウジングの外径より大きく形成
し、砥石軸ハウジングの一部もしくは全体を取外し可能
とすることにより、軸受ハウジングをそのままにして砥
石および締め付けフランジを軸方向に取り外せるように
してもよい。あるいは、砥石および締め付けフランジの
内径を軸受ハウジングの外径より大きく形成する代わり
に、片側の軸受ハウジングを砥石軸から軸方向に取り外
し、その後に砥石および締め付けフランジを取り外せる
ようにしてもよい。
【0037】押さえ蓋70bに形成されたボルト82が
挿通される穴には、ばね84に付勢される中筒83が収
納されており、中筒83の底面に形成された孔を通じて
ボルト82が砥石軸ハウジング70に刻まれためねじと
螺合することにより押さえ蓋70bを砥石軸ハウジング
70に固定することができる。
【0038】このようないわゆる両持ち砥石支持機構で
は、砥石60を交換した後、砥石軸ハウジング70から
分離された押さえ蓋70bを単にボルト締めして固定す
るだけでなく、予め設定されたばね84の実効範囲内で
ボルト82の位置を決めることにより、砥石軸支持機構
の剛性を低くすることが可能である。この結果、静圧ラ
ジアル軸受74の剛性を低下させた場合と同様の効果を
得ることができる。
【0039】さらに、上記実施形態では、静圧ラジアル
軸受により砥石軸を回転自在に支持したが、静圧ラジア
ル軸受の代わりに転がり軸受を使用し、転がり軸受に与
える予圧量を油圧などにより変更するようにした場合に
も本発明は適用可能である。
【0040】つぎに、上記実施形態における砥石アンバ
ランス測定方法により求めた原点マークに対する真の振
動ピーク位置θvに基づいて砥石のバランス取りを行う
方法について説明する。
【0041】図11は砥石のバランス取りを自動的に行
うことが可能な砥石軸の構造を示す断面図である。砥石
軸およびその近傍の構造を除き、研削盤は前記実施形態
と同様の構造を有する。
【0042】すなわち、軸受ハウジング116に回転自
在に支持される砥石軸103の端部にはテーパ部103
cが形成されており、テーパ部103cには砥石110
が固定された締め付けフランジ110aが装着されてい
る。締め付けフランジ110aに砥石110を固定する
場合、締め付けフランジ110aに砥石110を遊嵌
し、砥石110を挟むようにフランジカバー131を締
め付けフランジ110aに嵌合した後、ボルト132で
固定する。
【0043】テーパ部103cの先端部にはネジが刻ま
れており、砥石110が固定された締め付けフランジ1
10aをテーパ部103cに装着した後、ナット133
で締め付けることにより締め付けフランジ110aをテ
ーパ部103cに固定する。
【0044】砥石軸103のテーパ部103cにはその
中心から軸方向に空洞部141が形成されており、その
内部には一対の超音波モータ50A、50Bが軸方向に
向かい合う形で取り付けられている。超音波モータ50
A、50Bのロータ軸にはバランサ51A、51Bが対
向して設けられている。バランサ51A、51Bは円板
形状をしており、その周辺部の1ヶ所にそれぞれバラン
スウェイト51a、51bが取り付けられている。本実
施形態ではバランスウェイト51a、51bは同じ重さ
である。超音波モータ50A、50Bのロータ軸には位
置検出手段(例えばエンコーダや近接スイッチなど)5
2A、52Bが軸支されており、ロータ軸の回転角度を
検出する。超音波モータ50A、50Bから引き出され
たリード線53a、53bは後述するマイクロコンピュ
ータに接続されている。
【0045】また、本実施形態では超音波モータのロー
タ軸にバランサを外付けした場合を示したが、ケース内
部のロータにバランサを組み込んだ構造の超音波モータ
であってもよい。図12はケース内部のロータにバラン
サが組み込まれた超音波モータの構造を示す図である。
この超音波モータ150はケース154内側のステータ
151にロータ152がスプリング153で加圧された
構造を有する(同図(A))。バランサが組み込まれた
ロータ152は扇形にくり抜かれた円板に形成されてい
る(同図(B))。
【0046】図13はケース内部のロータにバランサが
組み込まれた他の超音波モータの構造を示す図である。
この超音波モータ250は図12と同様にケース255
内側のステータ251にロータ252がスプリング25
3で加圧された構造を有する(同図(A))。円板状に
形成されたロータ252の周囲1ヶ所にバランスウェイ
ト254が取り付けられている(同図(B))。このよ
うに、ロータにバランサを組み込むことで超音波モータ
およびバランサを密に形成することができ、取り付けが
容易になる。
【0047】また、砥石軸ハウジング116の側面には
振動センサ(振動計)121が取り付けられており、砥
石系に生じる振動は振動センサ121で検出される。
【0048】図14は砥石のアンバランス測定およびバ
ランス取りを行う制御装置の構成を示すブロック図であ
る。制御装置はマイクロコンピュータ(CPU)61を
中心に構成されており、マイクロコンピュータ61には
振動センサ121、原点センサ122、加振器54、切
換弁(ソレノイド)25、超音波モータ50A、50
B、位置検出手段52A、52Bおよび入力部63が接
続されている。加振器は研削盤の減衰特性を調べる時
(研削盤が完成した時)のみ接続すればよい。入力部6
3を介してマイクロコンピュータ61には後述するアン
バランス振幅の閾値が入力される。また、マイクロコン
ピュータ61はROM(図示せず)を内蔵しており、R
OMには後述する砥石のアンバランス測定およびバラン
ス取り処理プログラムが格納されている。以下に示す手
順に先だって、加振器により砥石軸を加振し、研削盤の
減衰特性を明確にしておく(θ0を求める。)。
【0049】図15はマイクロコンピュータ61によっ
て実行される砥石のアンバランス測定およびバランス取
り処理手順を示すフローチャートである。マイクロコン
ピュータ61は、前記実施形態と同様の手順で切換弁
(ソレノイド)25を作動させて油圧ポンプ28と静圧
ポケット4a〜4dとの間を連通する油路を高剛性時の
油路6から低剛性時の油路7に切り換え、砥石軸3を回
転自在に支持する静圧ラジアル軸受4の剛性を低くし
(ステップS1)、砥石軸103の回転数を研削加工時
の回転数に設定する(ステップS2)。尚、図11には
静圧ラジアル軸受4が図示されていない。
【0050】つづいて、原点センサ122および振動セ
ンサ121により原点マーク位置および振動ピーク位置
を検出し(ステップS3)、真の振動ピーク位置(アン
バランス角)θvを算出する(ステップS4)。そし
て、算出されたアンバランス角θvに基づき(図7参
照)、バランス取りを行う(ステップS5)。バランス
取りの詳細については後述する。再び、高剛性時の油路
6に切り換えて研削加工に備え(ステップS6)、処理
を終了する。
【0051】図16はバランス取りを行う際のベクトル
関係を示す図である。図において、砥石軸を始点とする
ベクトルRはアンバランスの方向および大きさを示し、
ベクトルA、Bはそれぞれバランサ51A、51Bのバ
ランスウェイトの方向および大きさを示す。前述したよ
うに、バランスウェイト51a、51bの重さは等しい
ので、ベクトルA、Bの大きさは等しく設定されてい
る。ベクトルAとベクトルBの合成ベクトルがベクトル
Rと反対方向で等しい大きさになると、バランス取りが
行われたことになる。
【0052】バランス取りの方法は種々考えられるが、
例えばつぎのような方法で行うことが可能である。図1
7はマイクロコンピュータ16によって実行されるバラ
ンス取りの処理手順を示すフローチャートである。ま
ず、超音波モータ50Bを停止させてバランサ51Bを
固定したまま、超音波モータ50Aを駆動してバランサ
51Aを砥石軸を中心に回転させつつ振動センサ121
により振動を検出してその振幅を測定する(ステップS
11)。すなわち、図16においてベクトルBを固定し
たままベクトルAを回転させる。
【0053】振動センサ121で測定される振動信号の
振幅(アンバランス振幅)が最小となる位置で(図5参
照)超音波モータ50Aを停止させてバランサ51Aを
固定する(ステップS12)。
【0054】つづいて、バランサ51Aを固定したま
ま、超音波モータ50Bを駆動してバランサ51Bを回
転させつつ振動センサ121により振動を検出してその
振幅を測定する(ステップS13)。すなわち、図16
においてベクトルAを固定したままバランスベクトルB
を回転させる。
【0055】振動センサ121で測定される振動信号の
振幅が最小となる位置で(図5参照)超音波モータ50
Bを停止させてバランサ51Bを固定する(ステップS
14)。
【0056】そして、振動センサ121で測定される振
動信号の振幅が入力部63からの入力により設定された
アンバランス振幅の閾値以下であるか否かを判別し(ス
テップS15)、閾値以下でない場合、ステップS11
の処理に戻ってバランス取りを繰り返す。このようなバ
ランス取りを繰り返すことにより、アンバランス振幅の
大きさは収れんする。そして、振動信号の振幅が閾値以
下になると、処理を終了してバランス取りを完了する。
【0057】図18はマイクロコンピュータ61によっ
て実行される他のバランス取りの処理手順を示すフロー
チャートである。前述したステップS4でアンバランス
角θvが算出されているので、まず、超音波モータ50
A、50Bを駆動してバランスウェイト51a、51b
をθv±180°の位置まで回転させる(ステップS2
1)。すなわち、図16において、ベクトルA、Bをベ
クトルRと反対方向になるまで回転させる。なお、この
手順による場合、ステップS4のθV算出に先立ち、バ
ランスウェイト51a、51bを砥石回転軸に対し、対
称位置となるように位置決めしておく。
【0058】そして、ベクトルRの直線とベクトルA、
Bとのなす角をθとすると、数式(3)で示す位置関係
になるまでバランサ51A、51Bを互いに反対周りに
同期を取りながら回転させる(ステップS22)。位置
検出手段52A、52Bにより検出されるバランスウェ
イト51a、51bの回転位置が数式(3)を満足する
位置に達すると(ステップS23)、超音波モータ50
A、50Bを停止させて(ステップS24)処理を終了
する。これにより、バランス取りを完了させる。
【0059】 A=B=1/2・R/cosθ …… (3) このバランス取りの方法では、振動信号の振幅をモニタ
することなく、しかもモータA、Bの駆動・停止を切り
換える回数を大幅に低減できるので、バランス取りを早
く行うことができる。
【0060】尚、数式(3)で算出される位置まで一気
にバランサ51A、51Bを回転させる代わりに、ステ
ップS22の処理で超音波モータ50A、50Bを同期
駆動させつつ振動センサ121からの振動信号をモニタ
し、その振動信号の振幅が最小となる位置で超音波モー
タ50A、50Bを停止させることによっても同様にバ
ランス取りを完了させることができる。
【0061】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の砥石アンバラ
ンス測定方法によれば、砥石軸台に設けられた軸受によ
り回転自在に支持される砥石軸の振動を振動センサによ
り検出し、該検出された砥石軸の振動に基づき、前記砥
石軸に取り付けられた砥石のアンバランスを測定する
際、測定時の前記砥石軸の回転数を検出し、かつ前記砥
石軸を支持する軸受あるいは前記砥石軸台を支持する軸
受の剛性を低減した状態で前記砥石軸の振動を検出する
ので、剛性を向上させて高負荷の研削加工を行う研削盤
であっても、振動センサの検出感度を高めることなく砥
石のアンバランスによる振動を精度良く検出することが
できる。
【0062】また、砥石のアンバランス測定を研削加工
時と同一の回転数の下で行うことにより、砥石軸の回転
数を変えた場合、軸受内に生ずる動圧効果により砥石軸
の中心が変化してしまう影響を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】研削盤の概略的構成を示す側面図である。
【図2】砥石軸台11の構造を示す断面図である。
【図3】図2の矢印A−A線方向から視た静圧ラジアル
軸受4の構造を示す断面図である。
【図4】油路6、7を含む油圧回路の概略的構成を示す
図である。
【図5】加振器によって砥石10に与えられた振動に対
し振動センサ21で測定された振動の波形を示すグラフ
である。
【図6】振動センサで測定された振動波形を示すグラフ
である。
【図7】測定された振動波形から真の振動ピークの位置
を示す図である。
【図8】他の実施形態における油圧回路の構成を示す図
である。
【図9】他の実施形態における砥石軸台の構造を示す断
面図である。
【図10】図9の矢印E−E線方向から視た砥石軸台の
構造を示す断面図である。
【図11】砥石のバランス取りを自動的に行うことが可
能な砥石軸の構造を示す断面図である。
【図12】ケース内部のロータにバランサが組み込まれ
た超音波モータの構造を示す図である。
【図13】ケース内部のロータにバランサが組み込まれ
た他の超音波モータの構造を示す図である。
【図14】砥石のアンバランス測定およびバランス取り
を行う制御装置の構成を示すブロック図である。
【図15】マイクロコンピュータ61によって実行され
る砥石のアンバランス測定およびバランス取り処理手順
を示すフローチャートである。
【図16】バランス取りを行う際のベクトル関係を示す
図である。
【図17】マイクロコンピュータ16によって実行され
るバランス取りの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図18】マイクロコンピュータ61によって実行され
る他のバランス取りの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 研削盤 3、103 砥石軸 4 静圧ラジアル軸受 6、7 油路 10、110 砥石 11 砥石軸台 19 モータ 25 切換弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石軸台に設けられた軸受により回転自
    在に支持される砥石軸の振動を振動センサにより検出
    し、 該検出された砥石軸の振動に基づき、前記砥石軸に取り
    付けられた砥石のアンバランスを測定する砥石アンバラ
    ンス測定方法において、 測定時の前記砥石軸の回転数を検出し、かつ前記砥石軸
    を支持する軸受あるいは前記砥石軸台を支持する軸受の
    剛性を低減した状態で前記砥石軸の振動を検出すること
    を特徴とする砥石アンバランス測定方法。
JP21017097A 1997-01-23 1997-07-22 砥石アンバランス測定方法 Pending JPH10264024A (ja)

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