JPH10264341A - 電気用積層板 - Google Patents

電気用積層板

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JPH10264341A
JPH10264341A JP7761697A JP7761697A JPH10264341A JP H10264341 A JPH10264341 A JP H10264341A JP 7761697 A JP7761697 A JP 7761697A JP 7761697 A JP7761697 A JP 7761697A JP H10264341 A JPH10264341 A JP H10264341A
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JP
Japan
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resin
epoxy resin
parts
formaldehyde
laminate
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JP7761697A
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English (en)
Inventor
Riyouko Shimooke
陵子 下桶
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0326Organic insulating material consisting of one material containing O

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 桐油等の乾性油で変性したレゾール型フェノ
ール樹脂を用いた積層板よりも、反り及び寸法安定性を
改善した電気用積層板を提供する。 【解決手段】 基材に樹脂組成物を含浸してなるプリプ
レグを積層し、加熱加圧成形してなる電気用積層板にお
いて、樹脂組成物が、桐油変性ノボラック型フェノール
ホルムアルデヒド樹脂を含んでなるホルムアルデヒド縮
合樹脂とジシクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹
脂を含んでなるエポキシ樹脂とを含むことを特徴とする
電気用積層板。また、上記ホルムアルデヒド縮合樹脂と
してメラミンホルムアルデヒド樹脂をも含んでいること
を特徴とする電気用積層板。さらに、桐油変性ノボラッ
ク型フェノールホルムアルデヒド樹脂とメラミンホルム
アルデヒド樹脂の固形分の合計100重量部に対し、メ
ラミンホルムアルデヒド樹脂の固形分が5〜20重量部
であることを特徴とする電気用積層板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器、電気機
器等に用いられる電気用積層板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子機器、電気機器用のプリ
ント配線板、電気絶縁基板等に用いられる電気用積層板
として、フェノール樹脂組成物をクラフト紙やリンター
紙等の基材に含浸してなるプリプレグを積層し加熱加圧
してなるフェノール樹脂積層板が使用されている。従来
のフェノール樹脂積層板では主にレゾール型フェノール
ホルムアルデヒド樹脂(以下レゾール型フェノール樹脂
と記す)を使用していたが、このものは反りが大きいと
いう欠点を有していた。これは、レゾール型フェノール
樹脂が、加熱加圧成形時に脱水縮合反応を起こすことに
起因するものと思われる。すなわち、レゾール型フェノ
ール樹脂の脱水縮合反応に伴って起こる樹脂の硬化収縮
が、積層板の反り増大と寸法安定性を低下させる要因に
なっているものと思われる。そこで、桐油等の乾性油で
変性したレゾール型フェノール樹脂を用いて積層板を可
塑化させる手法で、反りや寸法安定性を改善することが
行われているが、不十分であり、さらなる改善が望まれ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
事情に鑑みてなされたものであって、その目的とすると
ころは、桐油等の乾性油で変性したレゾール型フェノー
ル樹脂を用いた積層板よりも、反り及び寸法安定性を改
善した電気用積層板を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の電
気用積層板は、基材に樹脂組成物を含浸してなるプリプ
レグを積層し、加熱加圧成形してなる電気用積層板にお
いて、樹脂組成物が、桐油変性ノボラック型フェノール
ホルムアルデヒド樹脂を含んでなるホルムアルデヒド縮
合樹脂とジシクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹
脂を含んでなるエポキシ樹脂とを含むことを特徴とす
る。
【0005】請求項2に係る発明の電気用積層板は、請
求項1記載の電気用積層板において、ホルムアルデヒド
縮合樹脂としてメラミンホルムアルデヒド樹脂をも含ん
でいることを特徴とする。
【0006】請求項3に係る発明の電気用積層板は、請
求項2記載の電気用積層板において、桐油変性ノボラッ
ク型フェノールホルムアルデヒド樹脂とメラミンホルム
アルデヒド樹脂の固形分の合計100重量部に対し、メ
ラミンホルムアルデヒド樹脂の固形分が5〜20重量部
であることを特徴とする。
【0007】請求項4に係る発明の電気用積層板は、請
求項1から請求項3までの何れかに記載の電気用積層板
において、エポキシ樹脂としてノボラック型エポキシ樹
脂をも含むことを特徴とする。
【0008】請求項5に係る発明の電気用積層板は、請
求項4記載の電気用積層板において、エポキシ樹脂とし
てビスフェノールA型エポキシ樹脂をも含むことを特徴
とする。
【0009】請求項6に係る発明の電気用積層板は、請
求項5記載の電気用積層板において、エポキシ樹脂とし
てナフタレン型エポキシ樹脂をも含むことを特徴とす
る。
【0010】本発明で、基材に含浸する樹脂組成物が、
桐油変性ノボラック型フェノールホルムアルデヒド樹脂
を含んでなるホルムアルデヒド縮合樹脂とジシクロペン
タジエンフェノール型エポキシ樹脂を含んでなるエポキ
シ樹脂とを含むことは、主に桐油変性レゾール型フェノ
ール樹脂よりなる樹脂組成物に比べ、加熱加圧成形時の
脱水縮合反応を抑制でき、樹脂の硬化収縮が低減され
る。そのため、本発明の電気用積層板は、反り及び寸法
安定性が改善されたものとなる。また、ジシクロペンタ
ジエンフェノール型エポキシ樹脂を含んでいることで耐
水性等の良好な積層板となる。
【0011】なお、本発明における桐油変性ノボラック
型フェノールホルムアルデヒド樹脂とは、桐油とフェノ
ール類との反応物にホルムアルデヒドを加え酸性触媒下
でノボラック化させて得られる樹脂を表わしている。ま
た、ジシクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹脂と
は、下記化1に示す一般式で表わされる化合物を示して
いる。化1中のmは0又は正の整数を表わす。
【0012】
【化1】
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
本発明に係る電気用積層板は、基材に樹脂組成物を含浸
してなるプリプレグを積層し、加熱加圧成形してなる電
気用積層板である。上記基材としては、特に限定するも
のではないが、例えばセルロース系の紙基材が好まし
く、具体的にはクラフト紙、リンター紙、あるいはクラ
フト紙やリンター紙に無機物、有機物を混入させた紙基
材等を使用できる。そして、上記樹脂組成物は、桐油変
性ノボラック型フェノールホルムアルデヒド樹脂を含ん
でなるホルムアルデヒド縮合樹脂とジシクロペンタジエ
ンフェノール型エポキシ樹脂を含んでなるエポキシ樹脂
とを含んでいる。
【0014】上記の桐油変性ノボラック型フェノールホ
ルムアルデヒド樹脂は、桐油とフェノール類を反応させ
た樹脂をベースにしてホルムアルデヒドを加え酸触媒存
在下でノボラック化させて得られる樹脂である。ここ
で、上記フェノール類としては、フェノール、クレゾー
ル等のアルキルフェノール、ビスフェノール等が例示で
き、これらを単独又は複数種併用して使用する。また、
桐油とフェノール類を反応させた樹脂は、例えば酸触媒
の存在下等の条件で反応させることで得ることができ
る。
【0015】上記のホルムアルデヒド縮合樹脂に、メラ
ミンホルムアルデヒド樹脂をも含有させると、積層板の
絶縁抵抗や耐トラッキング性を向上させることができる
ので好ましい。この場合の含有割合は、桐油変性ノボラ
ック型フェノールホルムアルデヒド樹脂とメラミンホル
ムアルデヒド樹脂の固形分の合計100重量部に対し、
メラミンホルムアルデヒド樹脂の固形分が5〜20重量
部であることが望ましい。なぜならば、5重量部未満で
あると積層板の絶縁抵抗や耐トラッキング性の向上効果
が小さく、一方、20重量部を越えるとプリプレグ作製
時に基材含浸用の樹脂ワニスを調整するときに固形分が
溶媒に溶解し難くなり、場合によってはメラミンホルム
アルデヒド樹脂が沈殿して、樹脂ワニスの粘度調整やプ
リプレグの樹脂含有量のコントロールが困難になるとい
った不具合が生じるからである。
【0016】そして、エポキシ樹脂としてはジシクロペ
ンタジエンフェノール型エポキシ樹脂を必須成分として
含んでいる。ここでいうジシクロペンタジエンフェノー
ル型エポキシ樹脂は、前記化1に示す一般式で表わされ
る化合物を表わしている。このジシクロペンタジエンフ
ェノール型エポキシ樹脂を必須成分とすることにより、
加熱加圧成形時の脱水縮合反応を抑制でき、それに伴い
樹脂の硬化収縮が低減され、その結果、積層板の反り及
び寸法安定性が改善され、且つ、耐水性の良好な積層板
となる。エポキシ樹脂中のジシクロペンタジエンフェノ
ール型エポキシ樹脂の含有割合については、特に限定す
るものではないが、エポキシ樹脂の固形分の合計を10
0重量部としたとき、ジシクロペンタジエンフェノール
型エポキシ樹脂を30〜100重量部含有していること
が反り、寸法安定性及び耐水性を改善する点から望まし
い。また、エポキシ樹脂としてジシクロペンタジエンフ
ェノール型エポキシ樹脂以外にノボラック型エポキシ樹
脂を含むと、硬化した樹脂の架橋密度が向上することか
ら、半田耐熱性も向上するので好ましい。さらに、エポ
キシ樹脂として、ジシクロペンタジエンフェノール型エ
ポキシ樹脂及びノボラック型エポキシ樹脂と共にビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂を含むと、より反りが小さく
なる効果があり好ましい。そして、ビスフェノールA型
エポキシ樹脂がブロム化されたものである場合には、難
燃剤としても作用し、難燃性が向上するので好ましい。
そして、ブロム化ビスフェノールA型エポキシ樹脂を含
む場合には、テトラブロムビスフェノールA等の従来使
用していたブロム化化合物よりなる難燃剤の削減が可能
となり、それに伴い積層板の耐熱性をより向上できると
いう効果が達成できる。さらに、ジシクロペンタジエン
フェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂
及びビスフェノールA型エポキシ樹脂と共にナフタレン
型エポキシ樹脂を含むと、より耐水性が改善される効果
があり好ましい。
【0017】ホルムアルデヒド縮合樹脂とエポキシ樹脂
の混合比率については、ホルムアルデヒド縮合樹脂及び
エポキシ樹脂の固形分の合計100重量部に対し、ホル
ムアルデヒド縮合樹脂の固形分が30〜70重量部であ
ることが望ましい。ホルムアルデヒド縮合樹脂の固形分
が30重量部未満であると樹脂の硬化収縮を低減させる
作用が小さく、従って積層板の寸法安定性の向上効果が
小さくなり、また70重量部を越えた場合も、積層板の
反りや寸法安定性の改善効果が小さくなるからである。
そして、本発明ではホルムアルデヒド縮合樹脂とエポキ
シ樹脂とは混合もしくは反応(プレリアクト)させて樹
脂組成物とする。
【0018】上記の樹脂組成物を上記の基材に含浸して
プリプレグを製造するに当たっては、樹脂組成物に難燃
剤、硬化触媒、充填材等を添加することができる。難燃
剤としては、例えば、テトラブロモビスフェノールA等
のブロム化化合物や、トリフェニルホスフェート等のリ
ン含有化合物や、アンチモン等の無機物等を用いること
ができ、硬化触媒としては、例えば、イミダゾール類
や、トリエチルアミン等のアミン類等を用いることがで
きる。また、樹脂組成物に適当な溶媒を混合して樹脂ワ
ニスとして使用することが好ましい。この溶媒として
は、例えば、メチルエチルケトン、アセトン等のケトン
類、メタノール、エタノール等のアルコール類、水等を
単独又は混合して用いることができる。
【0019】そして、上記樹脂組成物を上記基材に含浸
してプリプレグを製造するに当たっては、予め基材を、
上記樹脂組成物とは異なる樹脂組成物であって基材への
含浸性の良好な樹脂組成物を用いて一次含浸しておき、
次いで上記樹脂組成物を用いて二次含浸してプリプレグ
を製造することが、電気特性の良い積層板を得るために
は好ましい。なぜならば、電気特性の良い積層板を得る
ためにはプリプレグ中の樹脂含有量を多くすることが有
効であるが、桐油変性ノボラック型フェノールホルムア
ルデヒド樹脂は桐油成分を含むために基材への含浸性が
不十分な場合があるため、一次含浸において含浸性の良
好な樹脂組成物を用いるようにすると、樹脂含有量が多
いプリプレグを容易に製造することが可能になるからで
ある。この一次含浸用の樹脂組成物としては、例えばレ
ゾール型又はノボラック型フェノール樹脂を含む樹脂組
成物を溶媒(水も含む)で希釈したものを用いることが
できる。
【0020】本発明の電気用積層板は上記で得られたプ
リプレグを複数枚積層し、さらに必要に応じて銅、アル
ミニウム、ニッケル等の金属箔を重ね合わせて、加熱加
圧成形して製造する。本発明では、基材に含浸する樹脂
組成物が、桐油変性ノボラック型フェノールホルムアル
デヒド樹脂を含んでなるホルムアルデヒド縮合樹脂とジ
シクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹脂を含んで
なるエポキシ樹脂とを含んでいるので、主に桐油変性レ
ゾール型フェノール樹脂よりなる樹脂組成物を用いた場
合に比べ、加熱加圧成形時の脱水縮合反応が抑制され、
そのため、樹脂の硬化収縮が低減される。従って本発明
の電気用積層板は反り及び寸法安定性が改善されている
電気用積層板となる。また、ジシクロペンタジエンフェ
ノール型エポキシ樹脂を含んでいることで耐水性の良好
な積層板となる。
【0021】また、エポキシ樹脂として、ジシクロペン
タジエンフェノール型エポキシ樹脂と共にノボラック型
エポキシ樹脂を含むと、硬化した樹脂の架橋密度が向上
することから、半田耐熱性の向上した電気用積層板とな
る。
【0022】また、エポキシ樹脂として、ジシクロペン
タジエンフェノール型エポキシ樹脂及びノボラック型エ
ポキシ樹脂と共にビスフェノールA型エポキシ樹脂を含
むと、より反りが小さい電気用積層板となる。
【0023】また、ブロム化ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂を含む場合には、テトラブロムビスフェノールA
等の従来使用していたブロム化化合物よりなる難燃剤の
削減が可能となり、それに伴って、より耐熱性の向上し
た電気用積層板を得ることが可能になる。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例及び比較例を示す。
【0025】(実施例1) 一次含浸用の樹脂組成物の調製 フェノール100重量部(以下単に部と記す)、37重
量%(以下単に%と記す)濃度のホルマリン70部を反
応させてレゾール型フェノール反応生成物Aを得た。一
方、メラミン100部、37%濃度のホルマリン100
部を反応させてメラミン反応生成物Bを得た。このレゾ
ール型フェノール反応生成物A50部とメラミン反応生
成物B50部の混合物を水とメタノールの混合液で希釈
し、固形分15%の一次含浸用の樹脂組成物を得た。
【0026】二次含浸用の樹脂組成物の調製 フェノール100部、桐油80部を反応させた桐油フェ
ノール反応物にホルムアルデヒドを添加し、酸触媒存在
下でノボラック化反応を行い、その後、減圧下で脱水を
行い、桐油変性ノボラック型フェノールホルムアルデヒ
ド樹脂を得た。得られた桐油変性ノボラック型フェノー
ルホルムアルデヒド樹脂を固形分で45部、前記化1で
表わされる化合物であるジシクロペンタジエンフェノー
ル型エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業社製、品番E
XA−3830、固形分80%のメチルエチルケトン溶
解品)を固形分で30部配合し、その他にテトラブロム
ビスフェノ−ルAを15部、トリフェニルホスフェート
を10部配合・混合し、さらに溶剤としてメチルエチル
ケトンを添加して二次含浸用の樹脂組成物を得た。
【0027】プリプレグの作製 基材として重量120g/m2 のクラフト紙を用い、こ
のクラフト紙に上記一次含浸用の樹脂組成物を一次含浸
した後に、135℃の乾燥機で30秒乾燥し、樹脂が半
硬化した状態である一次プリプレグAを得た。この一次
プリプレグAにおける一次含浸用の樹脂組成物の固形分
の含有率は15%であった。この一次プリプレグAに上
記二次含浸用の樹脂組成物を二次含浸し、155℃の乾
燥機で100秒乾燥し、樹脂が半硬化した状態であるプ
リプレグBを作製した。このプリプレグBにおける樹脂
組成物の固形分の含有率は54%であった。
【0028】積層成形 上記で得たプリプレグBを8枚重ね、最上層及び最下層
に厚さ0.035mmの銅箔を接着剤を介して配設し、
これを圧力100kg/cm2 、温度170℃で60分
間成形し、樹脂を硬化させて、厚さ1.6mmの両面銅
張積層板を得た。
【0029】(実施例2)実施例1の二次含浸用の樹脂
組成物の配合について、桐油変性ノボラック型フェノー
ルホルムアルデヒド樹脂の固形分の配合は45部のまま
とし、ジシクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹脂
の固形分の配合を30部から15部に変更し、新たにク
レゾールノボラック型エポキシ樹脂を固形分で15部配
合し、テトラブロムビスフェノールAとトリフェニルホ
スフェートの配合量は変えないようにした以外は実施例
1と同様にして厚さ1.6mmの両面銅張積層板を得
た。
【0030】(実施例3)実施例2の二次含浸用の樹脂
組成物の配合について、桐油変性ノボラック型フェノー
ルホルムアルデヒド樹脂の固形分の配合は45部のまま
とし、ジシクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹脂
の固形分の配合を15部から10部に変更し、クレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂の配合を15部から10部
に変更し、新たにテトラブロムビスフェノールA型エポ
キシ樹脂を固形分で10部配合し、テトラブロムビスフ
ェノールAとトリフェニルホスフェートの配合量は変え
ないようにした以外は実施例2と同様にして厚さ1.6
mmの両面銅張積層板を得た。
【0031】(実施例4)実施例3の二次含浸用の樹脂
組成物の配合について、桐油変性ノボラック型フェノー
ルホルムアルデヒド樹脂の固形分の配合(45部)、ジ
シクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹脂の固形分
の配合(10部)及びクレゾールノボラック型エポキシ
樹脂の配合(10部)はそのままとし、テトラブロムビ
スフェノールA型エポキシ樹脂の配合を10部から5部
に変更し、加えてナフタレン型エポキシ樹脂(大日本イ
ンキ化学工業社製、品番HP−4032)を固形分で5
部配合し、テトラブロムビスフェノールAとトリフェニ
ルホスフェートの配合量は変えないようにした以外は実
施例3と同様にして厚さ1.6mmの両面銅張積層板を
得た。なお、使用したナフタレン型エポキシ樹脂(品番
HP−4032)は下記化2で表わされる化合物を主成
分とするエポキシ樹脂である。
【0032】
【化2】
【0033】(実施例5)実施例1の二次含浸用の樹脂
組成物の配合について、桐油変性ノボラック型フェノー
ルホルムアルデヒド樹脂の固形分の配合を45部から5
0部に変更し、ジシクロペンタジエンフェノール型エポ
キシ樹脂の固形分の配合を30部から15部に変更し、
新たにブロム化フェノールノボラック型エポキシ樹脂
(大日本インキ化学工業社製、品番EXA−3817、
固形分80%のメチルエチルケトン溶解品)を固形分で
15部配合し、テトラブロムビスフェノールAの配合を
15部から10部に変更し、トリフェニルホスフェート
の配合量は変えないようにした以外は実施例1と同様に
して厚さ1.6mmの両面銅張積層板を得た。
【0034】(実施例6)実施例1の二次含浸用の樹脂
組成物の配合について、ホルムアルデヒド縮合樹脂とし
て桐油変性ノボラック型フェノールホルムアルデヒド樹
脂と前記のメラミン反応生成物B(メラミンホルムアル
デヒド樹脂)を混合したものを固形分で合計45部用い
るようにした以外は実施例1と同様にして厚さ1.6m
mの両面銅張積層板を得た。なお、メラミンホルムアル
デヒド樹脂の固形分の含有割合は、桐油変性ノボラック
型フェノールホルムアルデヒド樹脂とメラミンホルムア
ルデヒド樹脂の固形分の合計100重量部に対し、メラ
ミンホルムアルデヒド樹脂の固形分が10%となるよう
にした。
【0035】(実施例7)実施例6における、メラミン
ホルムアルデヒド樹脂の固形分の含有割合を、桐油変性
ノボラック型フェノールホルムアルデヒド樹脂とメラミ
ンホルムアルデヒド樹脂の固形分の合計100重量部に
対し、メラミンホルムアルデヒド樹脂の固形分が20%
となるようにした以外は、実施例6と同様にして厚さ
1.6mmの両面銅張積層板を得た。
【0036】(実施例8)実施例1の二次含浸用の樹脂
組成物の配合について、桐油変性ノボラック型フェノー
ルホルムアルデヒド樹脂の固形分の配合を45部から3
0部に変更し、ジシクロペンタジエンフェノール型エポ
キシ樹脂の固形分の配合を30部から45部に変更し、
テトラブロムビスフェノールAとトリフェニルホスフェ
ートの配合量は変えないようにした以外は実施例1と同
様にして厚さ1.6mmの両面銅張積層板を得た。
【0037】(比較例1)二次含浸用の樹脂組成物の調
製を次のようにして行った以外は実施例1と同様にして
厚さ1.6mmの両面銅張積層板を得た。フェノール1
00部、37%濃度のホルマリン80部、桐油80部を
反応させて桐油変性レゾール型フェノール樹脂を得、得
られた桐油変性レゾール型フェノール樹脂を固形分で4
5部、ジシクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹脂
(大日本インキ化学工業社製、品番EXA−3830、
固形分80%のメチルエチルケトン溶解品)を固形分で
30部、その他にテトラブロムビスフェノールAを15
部、トリフェニルホスフェート10部を混合し、さらに
溶剤としてメチルエチルケトンを添加して二次含浸用の
樹脂組成物を得た。
【0038】(比較例2)実施例2の二次含浸用の樹脂
組成物の配合について、桐油変性ノボラック型フェノー
ルホルムアルデヒド樹脂の固形分の配合は45部のまま
とし、ジシクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹脂
及びクレゾールノボラック型エポキシ樹脂に代えて、フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂を30部配合し、テ
トラブロムビスフェノールAとトリフェニルホスフェー
トの配合量は変えないようにした以外は実施例2と同様
にして厚さ1.6mmの両面銅張積層板を得た。
【0039】上記の実施例1〜実施例8及び比較例1〜
比較例2で得た銅張積層板の反り、寸法変化(寸法安定
性)、半田耐熱性、曲げ強度、絶縁抵抗、耐トラッキン
グ性及び吸水率(耐水性)を評価し、評価結果を表1及
び表2に示した。なお、二次含浸用の樹脂組成物を得る
ための各材料の配合量についても表1及び表2に示し
た。
【0040】反りの評価は大きさ230mm×230m
mの銅張積層板の両面にパターンを形成した後、150
℃で30分加熱を行い、4角の反り量を測定し、その平
均値を求め、これを反り量とした。
【0041】寸法変化の評価は銅箔を除去した試験片の
ヨコ方向について、30℃から150℃までの膨張率及
びその後30℃まで冷却したときの収縮率を測定して求
めた。なお、ここにいうヨコ方向とは、基材であるクラ
フト紙を連続して抄造する際の流れ方向をタテ方向と
し、それと直交する方向をヨコ方向としている。
【0042】半田耐熱性の評価はJIS−C6481に
基づき260℃の半田にフロートし、ふくれ発生までの
時間を測定した。絶縁抵抗の評価はJIS−C6481
に基づきD−2/100の処理後の絶縁抵抗を測定し
た。
【0043】耐トラッキング性は、銅箔をエッチングし
た表面から4mm離して電極を配置し、電圧を印加しな
がら、0.1%の塩化アンモニウム水溶液を30秒間隔
で滴下し、積層板が着火するまでの滴下数を印加電圧を
変化させて記録し、この結果から、50滴に対応する電
圧を求めて評価した。なお、電極は黄銅を用いた。
【0044】吸水率の測定はJIS−C6481に基づ
き、銅箔を除去して5cm角にカットした試験片を、先
ず前処理として50℃で24時間乾燥させて重量を測定
して基準重量とし、その後23℃の水に24時間浸漬し
た後、再度重量を測定して、吸水率を求めた。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】表1及び表2の結果から、下記のことが明
らかになった。実施例1〜8はここに掲げた全ての性能
において、桐油変性レゾール型フェノール樹脂を主成分
とする樹脂組成物を用いた比較例1より優れていた。ま
た、実施例1、8は比較例2と比べて反り、寸法変化、
半田耐熱性、吸水率が良好であり、実施例2〜5は比較
例2と比べて反り、半田耐熱性、吸水率が良好であり、
その他の特性についてもほぼ同等又は同等以上であっ
た。また、メラミンホルムアルデヒド樹脂を含有させて
いる実施例6、7は、絶縁抵抗及び耐トラッキング性が
実施例1に比べ同等以上であった。
【0048】
【発明の効果】請求項1〜請求項6に係る発明では、基
材に含浸する樹脂組成物が、桐油変性ノボラック型フェ
ノールホルムアルデヒド樹脂とジシクロペンタジエンフ
ェノール型エポキシ樹脂を含んでいるので、主に桐油変
性レゾール型フェノール樹脂よりなる樹脂組成物に比
べ、加熱加圧成形時の脱水縮合反応が抑制され、樹脂の
硬化収縮が低減される。従って、請求項1〜請求項6に
係る発明の電気用積層板は、主に桐油変性レゾール型フ
ェノール樹脂よりなる樹脂組成物を使用して得られる電
気用積層板に比べて、反り及び寸法安定性が良好な積層
板となる。また、ジシクロペンタジエンフェノール型エ
ポキシ樹脂を含んでいるので耐水性も良好な積層板とな
る。
【0049】請求項2係る発明の電気用積層板では、メ
ラミンホルムアルデヒド樹脂を含有する樹脂組成物を使
用するので、上記の効果に加えて、絶縁抵抗及び耐トラ
ッキング性も良好な積層板となる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材に樹脂組成物を含浸してなるプリプ
    レグを積層し、加熱加圧成形してなる電気用積層板にお
    いて、樹脂組成物が、桐油変性ノボラック型フェノール
    ホルムアルデヒド樹脂を含んでなるホルムアルデヒド縮
    合樹脂とジシクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹
    脂を含んでなるエポキシ樹脂とを含むことを特徴とする
    電気用積層板。
  2. 【請求項2】 ホルムアルデヒド縮合樹脂としてメラミ
    ンホルムアルデヒド樹脂をも含んでいることを特徴とす
    る請求項1記載の電気用積層板。
  3. 【請求項3】 桐油変性ノボラック型フェノールホルム
    アルデヒド樹脂とメラミンホルムアルデヒド樹脂の固形
    分の合計100重量部に対し、メラミンホルムアルデヒ
    ド樹脂の固形分が5〜20重量部であることを特徴とす
    る請求項2記載の電気用積層板。
  4. 【請求項4】 エポキシ樹脂としてノボラック型エポキ
    シ樹脂をも含むことを特徴とする請求項1から請求項3
    までの何れかに記載の電気用積層板。
  5. 【請求項5】 エポキシ樹脂としてビスフェノールA型
    エポキシ樹脂をも含むことを特徴とする請求項4記載の
    電気用積層板。
  6. 【請求項6】 エポキシ樹脂としてナフタレン型エポキ
    シ樹脂をも含むことを特徴とする請求項5記載の電気用
    積層板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010138400A (ja) * 2010-01-15 2010-06-24 Hitachi Chem Co Ltd 熱硬化性樹脂組成物及びそれを用いたプリプレグ、電気配線板用積層板

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