JPH10264798A - 車両の姿勢制御装置 - Google Patents
車両の姿勢制御装置Info
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- JPH10264798A JPH10264798A JP9075296A JP7529697A JPH10264798A JP H10264798 A JPH10264798 A JP H10264798A JP 9075296 A JP9075296 A JP 9075296A JP 7529697 A JP7529697 A JP 7529697A JP H10264798 A JPH10264798 A JP H10264798A
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- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
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- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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- B60Y2300/02—Control of vehicle driving stability
- B60Y2300/022—Stability in turns or during cornering
- B60Y2300/0223—Stability in turns or during cornering related to over-steering
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】車体姿勢の安定性を損なうことなく車両の姿勢
制御、特に、ドリフトアウトの抑制を行い得るようにす
る。 【解決手段】ドリフトアウト抑制制御(SE3)におい
て、旋回内方の前輪に制動力を付与することにより、車
体姿勢を旋回内方側に変更させるヨーモーメントを作用
させて車両のアンダステア傾向の緩和を図る。旋回内方
の前輪に付与する制動力量を、その前輪の車輪スリップ
率が最大スリップ率よりも所定量小値側に設定された
(SE5)設定上限値ρlim 以下になるように制限す
る。設定上限値を、スピン抑制制御の場合よりも小値側
に設定し(SE5)、ステアリング舵角θH やステアリ
ングの操舵速度θH ′が大きいほどより小値側に変更設
定する(SE6,SE7)ようにする。
制御、特に、ドリフトアウトの抑制を行い得るようにす
る。 【解決手段】ドリフトアウト抑制制御(SE3)におい
て、旋回内方の前輪に制動力を付与することにより、車
体姿勢を旋回内方側に変更させるヨーモーメントを作用
させて車両のアンダステア傾向の緩和を図る。旋回内方
の前輪に付与する制動力量を、その前輪の車輪スリップ
率が最大スリップ率よりも所定量小値側に設定された
(SE5)設定上限値ρlim 以下になるように制限す
る。設定上限値を、スピン抑制制御の場合よりも小値側
に設定し(SE5)、ステアリング舵角θH やステアリ
ングの操舵速度θH ′が大きいほどより小値側に変更設
定する(SE6,SE7)ようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の前後左右の
各車輪に対し独立して制動力を付与することにより、上
記車両の車体姿勢を目標走行方向に向かって収束するよ
うに制御する車両の姿勢制御装置に関する。
各車輪に対し独立して制動力を付与することにより、上
記車両の車体姿勢を目標走行方向に向かって収束するよ
うに制御する車両の姿勢制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の車両の姿勢制御装置
として、車両の前後左右の各車輪に個別に制動力を付与
可能に構成された制動手段と、この制動手段の作動を制
御することにより上記各車輪に対し独立して制動力を付
与することにより上記車両の姿勢制御を行う姿勢制御手
段とを備えたものは知られている(例えば、特開平7−
232629号公報参照)。このような車両の姿勢制御
装置は、一般に、走行方向に対する車体姿勢を表す車両
状態量を検出してこの検出された検出車両状態量に基づ
いて上記車両の車体姿勢を判定し、この判定結果に応じ
て上記制動手段の作動制御を行うことにより、上記各車
輪にそれぞれ付与する制動力量を変更制御して車両に所
要のヨーモーメントを作用させるようになっている。そ
して、そのヨーモーメントの作用により、車両のアンダ
ステア傾向やオーバステア傾向を緩和してそのドリフト
アウトやスピンを防止するようにしている。
として、車両の前後左右の各車輪に個別に制動力を付与
可能に構成された制動手段と、この制動手段の作動を制
御することにより上記各車輪に対し独立して制動力を付
与することにより上記車両の姿勢制御を行う姿勢制御手
段とを備えたものは知られている(例えば、特開平7−
232629号公報参照)。このような車両の姿勢制御
装置は、一般に、走行方向に対する車体姿勢を表す車両
状態量を検出してこの検出された検出車両状態量に基づ
いて上記車両の車体姿勢を判定し、この判定結果に応じ
て上記制動手段の作動制御を行うことにより、上記各車
輪にそれぞれ付与する制動力量を変更制御して車両に所
要のヨーモーメントを作用させるようになっている。そ
して、そのヨーモーメントの作用により、車両のアンダ
ステア傾向やオーバステア傾向を緩和してそのドリフト
アウトやスピンを防止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
車両の姿勢制御装置においては、車体姿勢の判定結果に
応じて上記各車輪にそれぞれ付与する制動力量を変更制
御するようにしているため、車体姿勢と目標走行方向と
のずれが大きい場合には上記各車輪に付与される制動力
量も大きくなることになり、この制動力量が上記各車輪
の発揮し得る最大グリップ力を越えてこの各車輪がロッ
ク状態になってしまい車体姿勢の安定性を損なうおそれ
がある。また、上記最大グリップ力は、上記各車輪が回
転する前後方向に発生する前後力とその前後方向に直交
する左右方向に慣性により発生する横力との合力に対し
て定まるものであるため、上記各車輪に付与される制動
力即ち前後力の量が最大グリップ力に近い大きな値にな
れば、上記各車輪が十分な横力を発揮することができな
くなって上記車両を十分に旋回させることができなくな
ってしまうという不都合がある。特に、車両のアンダス
テア傾向が強いときには前輪がロック状態になり易い
上、前輪がロック状態になった場合には車両はその車体
姿勢が不安定になるのみならず、旋回外方へドリフトア
ウトして旋回コースを大きく外れてしまうという不都合
がある。
車両の姿勢制御装置においては、車体姿勢の判定結果に
応じて上記各車輪にそれぞれ付与する制動力量を変更制
御するようにしているため、車体姿勢と目標走行方向と
のずれが大きい場合には上記各車輪に付与される制動力
量も大きくなることになり、この制動力量が上記各車輪
の発揮し得る最大グリップ力を越えてこの各車輪がロッ
ク状態になってしまい車体姿勢の安定性を損なうおそれ
がある。また、上記最大グリップ力は、上記各車輪が回
転する前後方向に発生する前後力とその前後方向に直交
する左右方向に慣性により発生する横力との合力に対し
て定まるものであるため、上記各車輪に付与される制動
力即ち前後力の量が最大グリップ力に近い大きな値にな
れば、上記各車輪が十分な横力を発揮することができな
くなって上記車両を十分に旋回させることができなくな
ってしまうという不都合がある。特に、車両のアンダス
テア傾向が強いときには前輪がロック状態になり易い
上、前輪がロック状態になった場合には車両はその車体
姿勢が不安定になるのみならず、旋回外方へドリフトア
ウトして旋回コースを大きく外れてしまうという不都合
がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、車体姿勢の安
定性を損なうことなく車両の姿勢制御、特に、ドリフト
アウトの抑制を行い得るようにすることにある。
たものであり、その目的とするところは、車体姿勢の安
定性を損なうことなく車両の姿勢制御、特に、ドリフト
アウトの抑制を行い得るようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車両の前後左右の各車輪に
対し個別に制動力を付与可能に構成された制動手段と、
この制動手段の作動を制御して上記各車輪に対し独立し
て制動力を付与することにより上記車両の車体姿勢を目
標走行方向に向かって収束するように制御する姿勢制御
手段とを備えた車両の姿勢制御装置を前提とする。この
ものにおいて、走行方向に対する車体姿勢を表す車両状
態量を検出する姿勢状態検出手段と、この姿勢状態検出
手段から出力される検出車両状態量が上記目標走行方向
に対応する目標車両状態量からアンダステア側に設定量
以上ずれて車両がアンダステア状態にあることを判定す
るアンダステア判定手段とを備える。そして、上記姿勢
制御手段として、上記各車輪の車輪スリップ率の上限値
をこの各車輪が回転する方向に最大の前後力を発揮する
車輪スリップ率よりも所定量小値側に設定する上限値設
定部と、上記アンダステア判定手段により車両がアンダ
ステア状態にあると判定されたとき、上記車両の旋回内
方の前輪に対し、その旋回内方の前輪の車輪スリップ率
が上記上限値設定部により設定された車輪スリップ率の
設定上限値以下の値になるよう、制動力を独立して付与
する第1ヨーモーメント制御部とを備ええるものとし、
上記上限値設定部として、上記車輪スリップ率の設定上
限値を、上記アンダステア判定手段により車両がアンダ
ステア状態にあると判定されたときにアンダステア状態
にあると判定されないときよりも小値側に設定する構成
とするものである。
に、請求項1記載の発明は、車両の前後左右の各車輪に
対し個別に制動力を付与可能に構成された制動手段と、
この制動手段の作動を制御して上記各車輪に対し独立し
て制動力を付与することにより上記車両の車体姿勢を目
標走行方向に向かって収束するように制御する姿勢制御
手段とを備えた車両の姿勢制御装置を前提とする。この
ものにおいて、走行方向に対する車体姿勢を表す車両状
態量を検出する姿勢状態検出手段と、この姿勢状態検出
手段から出力される検出車両状態量が上記目標走行方向
に対応する目標車両状態量からアンダステア側に設定量
以上ずれて車両がアンダステア状態にあることを判定す
るアンダステア判定手段とを備える。そして、上記姿勢
制御手段として、上記各車輪の車輪スリップ率の上限値
をこの各車輪が回転する方向に最大の前後力を発揮する
車輪スリップ率よりも所定量小値側に設定する上限値設
定部と、上記アンダステア判定手段により車両がアンダ
ステア状態にあると判定されたとき、上記車両の旋回内
方の前輪に対し、その旋回内方の前輪の車輪スリップ率
が上記上限値設定部により設定された車輪スリップ率の
設定上限値以下の値になるよう、制動力を独立して付与
する第1ヨーモーメント制御部とを備ええるものとし、
上記上限値設定部として、上記車輪スリップ率の設定上
限値を、上記アンダステア判定手段により車両がアンダ
ステア状態にあると判定されたときにアンダステア状態
にあると判定されないときよりも小値側に設定する構成
とするものである。
【0006】上記の構成の場合、車両がアンダステア状
態にあると判定されたとき、第1ヨーモーメント制御部
により上記車両の旋回内方の前輪に制動力が付与され、
上記車両に対し車体姿勢を旋回内方側に変更させるヨー
モーメントが作用することにより、上記車両のアンダス
テア傾向の緩和が図られる。この際、上記旋回内方の前
輪の車輪スリップ率の上限値が、その旋回内方の前輪が
最大前後力量を発揮する車輪スリップ率よりも所定量小
値側に設定されており、上記旋回内方の前輪に付与され
る制動力量が上記最大前後力量よりも所定量以上小さく
なるように制限されるため、その分、上記旋回内方の前
輪のグリップ力に余裕を持たせてこの旋回内方の前輪に
横力を発揮させ得るようにすることが可能になる。従っ
て、車両の旋回中で各車輪が横力を発揮している状態に
あっても、上記旋回内方の前輪が上記制動力の付与によ
ってロック状態になることを抑制することが可能にな
り、これにより、上記車両の車体姿勢の不安定化が抑制
される。特に、上記車両がアンダステア状態にあると判
定されたときには、上記車輪スリップ率の上限値を、ア
ンダステア状態にあると判定されないときよりも小値側
に設定するようにしているため、車両の旋回内方の前輪
のグリップ力に十分な余裕を持たせることが可能にな
り、これにより、上記旋回内方の前輪がロック状態にな
ることに起因する車両のドリフトアウトを防止すること
が可能になる。
態にあると判定されたとき、第1ヨーモーメント制御部
により上記車両の旋回内方の前輪に制動力が付与され、
上記車両に対し車体姿勢を旋回内方側に変更させるヨー
モーメントが作用することにより、上記車両のアンダス
テア傾向の緩和が図られる。この際、上記旋回内方の前
輪の車輪スリップ率の上限値が、その旋回内方の前輪が
最大前後力量を発揮する車輪スリップ率よりも所定量小
値側に設定されており、上記旋回内方の前輪に付与され
る制動力量が上記最大前後力量よりも所定量以上小さく
なるように制限されるため、その分、上記旋回内方の前
輪のグリップ力に余裕を持たせてこの旋回内方の前輪に
横力を発揮させ得るようにすることが可能になる。従っ
て、車両の旋回中で各車輪が横力を発揮している状態に
あっても、上記旋回内方の前輪が上記制動力の付与によ
ってロック状態になることを抑制することが可能にな
り、これにより、上記車両の車体姿勢の不安定化が抑制
される。特に、上記車両がアンダステア状態にあると判
定されたときには、上記車輪スリップ率の上限値を、ア
ンダステア状態にあると判定されないときよりも小値側
に設定するようにしているため、車両の旋回内方の前輪
のグリップ力に十分な余裕を持たせることが可能にな
り、これにより、上記旋回内方の前輪がロック状態にな
ることに起因する車両のドリフトアウトを防止すること
が可能になる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ステアリングの操舵量を検出する操舵量検
出手段と、上限値設定部により設定される車輪スリップ
率についての設定上限値を上記操舵量検出手段により検
出された操舵量が大きいほどより小値側に変更設定する
第1変更設定手段とを備える構成とするものである。
明において、ステアリングの操舵量を検出する操舵量検
出手段と、上限値設定部により設定される車輪スリップ
率についての設定上限値を上記操舵量検出手段により検
出された操舵量が大きいほどより小値側に変更設定する
第1変更設定手段とを備える構成とするものである。
【0008】一般に、車輪横滑り角が比較的大きい領域
では車輪が発揮し得る前後力及び横力が共に上記車輪横
滑り角の増大に伴い減少するから、ステアリングの操舵
量が大きいほど左右の前輪に付与し得る制動力量の上限
値が低下するところ、上記の構成の場合には請求項1記
載の発明による作用に加えて、上限値設定部により設定
される車輪スリップ率についての設定上限値を、ステア
リングの操舵量が大きいほどより小値側に変更設定する
ようにしている。このため、上記左右の前輪が発揮し得
る最大グリップ力の減少に対応してこれらの左右前輪の
内の何れか一方に付与する制動力量の上限値が減少され
るようになり、これにより、上記各車輪がロック状態に
なることをより強く抑制して車体姿勢の不安定化を防止
することが可能になる。
では車輪が発揮し得る前後力及び横力が共に上記車輪横
滑り角の増大に伴い減少するから、ステアリングの操舵
量が大きいほど左右の前輪に付与し得る制動力量の上限
値が低下するところ、上記の構成の場合には請求項1記
載の発明による作用に加えて、上限値設定部により設定
される車輪スリップ率についての設定上限値を、ステア
リングの操舵量が大きいほどより小値側に変更設定する
ようにしている。このため、上記左右の前輪が発揮し得
る最大グリップ力の減少に対応してこれらの左右前輪の
内の何れか一方に付与する制動力量の上限値が減少され
るようになり、これにより、上記各車輪がロック状態に
なることをより強く抑制して車体姿勢の不安定化を防止
することが可能になる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ステアリングの操舵量の変化率を検出する
操舵量変化率検出手段と、上限値設定部により設定され
る車輪スリップ率についての上限値を上記操舵量変化率
検出手段により検出された操舵量の変化率が大きいほど
より小値側に変更設定する第2変更設定手段を備える構
成とするものである。
明において、ステアリングの操舵量の変化率を検出する
操舵量変化率検出手段と、上限値設定部により設定され
る車輪スリップ率についての上限値を上記操舵量変化率
検出手段により検出された操舵量の変化率が大きいほど
より小値側に変更設定する第2変更設定手段を備える構
成とするものである。
【0010】一般に、ステアリングの操舵量の変化率が
大きいときには操舵輪が急速に転舵されているから、接
地面におけるトレッドゴムの捩れ変形によりこの操舵輪
のグリップ力が減少するところ、上記の構成の場合には
請求項1記載の発明による作用に加えて、上限値設定部
により設定される車輪スリップ率についての設定上限値
を、操舵量の変化率が大であるほどより小値側に変更設
定するようにしているため、操舵輪である左右の前輪の
グリップ力の減少に対応してこの左右の前輪の内の何れ
か一方に付与する制動力量の上限値が減少されるように
なり、これにより、上記操舵輪がロック状態になること
をより強く抑制して車体姿勢の不安定化を防止すること
が可能になる。
大きいときには操舵輪が急速に転舵されているから、接
地面におけるトレッドゴムの捩れ変形によりこの操舵輪
のグリップ力が減少するところ、上記の構成の場合には
請求項1記載の発明による作用に加えて、上限値設定部
により設定される車輪スリップ率についての設定上限値
を、操舵量の変化率が大であるほどより小値側に変更設
定するようにしているため、操舵輪である左右の前輪の
グリップ力の減少に対応してこの左右の前輪の内の何れ
か一方に付与する制動力量の上限値が減少されるように
なり、これにより、上記操舵輪がロック状態になること
をより強く抑制して車体姿勢の不安定化を防止すること
が可能になる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第1ヨーモーメント制御部による制御の実
行中に、姿勢状態検出手段から出力される検出車両状態
量の変化に基づいて車両のアンダステア傾向の緩和の度
合が設定度合よりも低いか否かを判定する緩和度合判定
手段を備え、姿勢制御手段を、第1ヨーモーメント制御
による上記車両のアンダステア傾向の緩和の度合が設定
度合よりも低いと上記緩和度合判定手段により判定され
たとき、旋回内方の後輪に対し旋回内方の前輪に付与さ
れた制動力量と比べて等しいか又は小さい量の制動力が
付与されるよう、制動手段の作動を制御する第2ヨーモ
ーメント制御部を備える構成とするものである。
明において、第1ヨーモーメント制御部による制御の実
行中に、姿勢状態検出手段から出力される検出車両状態
量の変化に基づいて車両のアンダステア傾向の緩和の度
合が設定度合よりも低いか否かを判定する緩和度合判定
手段を備え、姿勢制御手段を、第1ヨーモーメント制御
による上記車両のアンダステア傾向の緩和の度合が設定
度合よりも低いと上記緩和度合判定手段により判定され
たとき、旋回内方の後輪に対し旋回内方の前輪に付与さ
れた制動力量と比べて等しいか又は小さい量の制動力が
付与されるよう、制動手段の作動を制御する第2ヨーモ
ーメント制御部を備える構成とするものである。
【0012】上記の構成の場合、請求項1記載の発明に
よる作用に加えて、第1ヨーモーメント制御部による制
御の実行中に、車両のアンダステア傾向の緩和の度合が
設定度合よりも低いと判定されたき、第2ヨーモーメン
ト制御部により旋回内方の後輪に対しても制動力が付与
されて上記車両に対し車体姿勢を旋回内方側に変更する
ヨーモーメントが作用されることにより、上記車両のア
ンダステア傾向の緩和が図られる。この際、上記旋回内
方の後輪に付与される制動力量が、上記旋回内方の前輪
に付与された制動力量と比べて等しいか又は小さい量に
設定されているため、その旋回内方の後輪が上記制動力
の付与によってロック状態になることを抑制することが
可能になり、これにより、車体姿勢の不安定化を抑制す
ることが可能になる。
よる作用に加えて、第1ヨーモーメント制御部による制
御の実行中に、車両のアンダステア傾向の緩和の度合が
設定度合よりも低いと判定されたき、第2ヨーモーメン
ト制御部により旋回内方の後輪に対しても制動力が付与
されて上記車両に対し車体姿勢を旋回内方側に変更する
ヨーモーメントが作用されることにより、上記車両のア
ンダステア傾向の緩和が図られる。この際、上記旋回内
方の後輪に付与される制動力量が、上記旋回内方の前輪
に付与された制動力量と比べて等しいか又は小さい量に
設定されているため、その旋回内方の後輪が上記制動力
の付与によってロック状態になることを抑制することが
可能になり、これにより、車体姿勢の不安定化を抑制す
ることが可能になる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明における姿勢制御手段を、第2ヨーモーメント制御部
による制御の実行中に、車両のアンダステア傾向の緩和
の度合が設定度合よりも低いと緩和度合判定手段により
判定されたとき、旋回外方の前輪と旋回内方の後輪との
対角線上の2輪に対し、旋回内方の前輪に付与された制
動力と比べて等しいか又は小さい量の制動力が同時に付
与されるよう、制動手段の作動を制御する減速制御部を
備える構成とするものである。
明における姿勢制御手段を、第2ヨーモーメント制御部
による制御の実行中に、車両のアンダステア傾向の緩和
の度合が設定度合よりも低いと緩和度合判定手段により
判定されたとき、旋回外方の前輪と旋回内方の後輪との
対角線上の2輪に対し、旋回内方の前輪に付与された制
動力と比べて等しいか又は小さい量の制動力が同時に付
与されるよう、制動手段の作動を制御する減速制御部を
備える構成とするものである。
【0014】上記の構成の場合、請求項4記載の発明に
よる作用に加えて、第2ヨーモーメント制御部による制
御の実行中に、車両のアンダステア傾向の緩和の度合が
設定度合よりも低いと判定されたとき、旋回外方の前輪
と旋回内方の後輪との対角線上の2輪に対して制動力が
同時に付与され、この制動力の付与による車両の減速に
より車両に作用している遠心力を減少させてアンダステ
ア傾向を緩和することが可能になる。この際、上記対角
線上の2輪に付与される制動力量が上記旋回内方の前輪
に付与された制動力量と比べて等しいか又は小さい量に
設定されているため、それらの対角線上の2輪が上記制
動力の付与によってロック状態になることを抑制するこ
とが可能になり、これにより、車体姿勢の不安定化を抑
制することが可能になる。しかも、車両の左右両側に制
動力を付与することにより上記車両に余分なヨーモーメ
ントを作用させることなくこの車両を減速させることが
可能になり、これにより、車両にアンダステア傾向を緩
和させるようにヨーモーメントを作用させつつ、その車
両を減速させることが可能になる。
よる作用に加えて、第2ヨーモーメント制御部による制
御の実行中に、車両のアンダステア傾向の緩和の度合が
設定度合よりも低いと判定されたとき、旋回外方の前輪
と旋回内方の後輪との対角線上の2輪に対して制動力が
同時に付与され、この制動力の付与による車両の減速に
より車両に作用している遠心力を減少させてアンダステ
ア傾向を緩和することが可能になる。この際、上記対角
線上の2輪に付与される制動力量が上記旋回内方の前輪
に付与された制動力量と比べて等しいか又は小さい量に
設定されているため、それらの対角線上の2輪が上記制
動力の付与によってロック状態になることを抑制するこ
とが可能になり、これにより、車体姿勢の不安定化を抑
制することが可能になる。しかも、車両の左右両側に制
動力を付与することにより上記車両に余分なヨーモーメ
ントを作用させることなくこの車両を減速させることが
可能になり、これにより、車両にアンダステア傾向を緩
和させるようにヨーモーメントを作用させつつ、その車
両を減速させることが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
基いて説明する。
【0016】−全体構成− 図1は、本発明の実施形態に係る車両の姿勢制御装置
(Stability Control System:以下、単にSCSとい
う)を適用した車両1を示し、2,2,…は前後4輪の
車輪21FR,21FL,21RR,21RLに個別に配設され
た4組の液圧式のブレーキ、3はこれらの各ブレーキ2
に圧液を供給するための加圧ユニット、4はこの加圧ユ
ニット3から供給される圧液を上記各ブレーキ2に分配
供給するハイドロリック・ユニット(以下、単にHUと
いう)であり、これらのブレーキ2,2,…、加圧ユニ
ット3及びHU4により制動手段が構成されている。ま
た、5は上記加圧ユニット3及びHU4を介して上記各
ブレーキ2の作動制御を行う姿勢制御手段としてのSC
Sコントローラ、6,6,…は上記各車輪21の回転速
度を検出する車輪速センサ、7は上記車両1に作用して
いる左右方向の加速度を検出する横Gセンサ、8は上記
車両1に作用しているヨーレイトを検出するヨーレイト
センサ、9はステアリング舵角を検出する操舵量検出手
段としての舵角センサである。なお、10はマスタシリ
ンダ、11はエンジン、12はオートマチックトランス
ミッション、13は上記エンジン11の回転数や吸入空
気量等に応じて燃料の噴射量を調整するEGIコントロ
ーラである。
(Stability Control System:以下、単にSCSとい
う)を適用した車両1を示し、2,2,…は前後4輪の
車輪21FR,21FL,21RR,21RLに個別に配設され
た4組の液圧式のブレーキ、3はこれらの各ブレーキ2
に圧液を供給するための加圧ユニット、4はこの加圧ユ
ニット3から供給される圧液を上記各ブレーキ2に分配
供給するハイドロリック・ユニット(以下、単にHUと
いう)であり、これらのブレーキ2,2,…、加圧ユニ
ット3及びHU4により制動手段が構成されている。ま
た、5は上記加圧ユニット3及びHU4を介して上記各
ブレーキ2の作動制御を行う姿勢制御手段としてのSC
Sコントローラ、6,6,…は上記各車輪21の回転速
度を検出する車輪速センサ、7は上記車両1に作用して
いる左右方向の加速度を検出する横Gセンサ、8は上記
車両1に作用しているヨーレイトを検出するヨーレイト
センサ、9はステアリング舵角を検出する操舵量検出手
段としての舵角センサである。なお、10はマスタシリ
ンダ、11はエンジン、12はオートマチックトランス
ミッション、13は上記エンジン11の回転数や吸入空
気量等に応じて燃料の噴射量を調整するEGIコントロ
ーラである。
【0017】上記ブレーキ2,2,…は、図2に示すよ
うに、右側前輪21FRのブレーキ2と左側後輪21RLの
ブレーキ2とが第1液圧管路22aによりマスタシリン
ダ10に接続される一方、左側前輪21FLのブレーキ2
と右側後輪21RRのブレーキ2とが上記第1液圧管路2
2aとは異なる第2液圧管路22bにより上記マスタシ
リンダ10に接続されており、これにより、いわゆるX
配管タイプの互いに独立した2つのブレーキ系統が構成
されている。そして、ドライバによるブレーキペダル1
4の踏み操作に応じて上記車輪21FR,21FL,…に制
動力が付与されるようになっている。
うに、右側前輪21FRのブレーキ2と左側後輪21RLの
ブレーキ2とが第1液圧管路22aによりマスタシリン
ダ10に接続される一方、左側前輪21FLのブレーキ2
と右側後輪21RRのブレーキ2とが上記第1液圧管路2
2aとは異なる第2液圧管路22bにより上記マスタシ
リンダ10に接続されており、これにより、いわゆるX
配管タイプの互いに独立した2つのブレーキ系統が構成
されている。そして、ドライバによるブレーキペダル1
4の踏み操作に応じて上記車輪21FR,21FL,…に制
動力が付与されるようになっている。
【0018】上記加圧ユニット3は、上記第1及び第2
液圧管路22a,22bにそれぞれ接続された液圧ポン
プ31a,31bと、これらの液圧ポンプ31a,31
bと上記マスタシリンダ10とを断接可能なよう上記第
1及び第2液圧管路22a,22bにそれぞれ配設され
たカットバルブ32a,32bと、これらのカットバル
ブ32a,32bと上記マスタシリンダ10との間の液
圧を検出する液圧センサ33とを備えている。そして、
SCSコントローラ5からの指令に応じて上記カットバ
ルブ32a,32bが閉状態にされ、これにより、ドラ
イバによるブレーキ操作とは無関係に、上記液圧ポンプ
31a,31bから吐出される圧液がHU4を介してブ
レーキ2,2,…に供給されるように構成されている。
また、上記HU4は、図2に示すように、第1液圧管路
22a又は第2液圧管路22bを介して供給される圧液
により各ブレーキ2を加圧する加圧バルブ41,41…
と、上記各ブレーキ2をリザーバタンク42に接続して
減圧する減圧バルブ43,43…とを備えている。そし
て、SCSコントローラ5からの指令に応じて上記各加
圧バルブ41及び各減圧バルブ43の開度が増減変更調
整されることにより、上記各ブレーキ2に加わる液圧が
増減されて制動力が増減変更されるように構成されてい
る。
液圧管路22a,22bにそれぞれ接続された液圧ポン
プ31a,31bと、これらの液圧ポンプ31a,31
bと上記マスタシリンダ10とを断接可能なよう上記第
1及び第2液圧管路22a,22bにそれぞれ配設され
たカットバルブ32a,32bと、これらのカットバル
ブ32a,32bと上記マスタシリンダ10との間の液
圧を検出する液圧センサ33とを備えている。そして、
SCSコントローラ5からの指令に応じて上記カットバ
ルブ32a,32bが閉状態にされ、これにより、ドラ
イバによるブレーキ操作とは無関係に、上記液圧ポンプ
31a,31bから吐出される圧液がHU4を介してブ
レーキ2,2,…に供給されるように構成されている。
また、上記HU4は、図2に示すように、第1液圧管路
22a又は第2液圧管路22bを介して供給される圧液
により各ブレーキ2を加圧する加圧バルブ41,41…
と、上記各ブレーキ2をリザーバタンク42に接続して
減圧する減圧バルブ43,43…とを備えている。そし
て、SCSコントローラ5からの指令に応じて上記各加
圧バルブ41及び各減圧バルブ43の開度が増減変更調
整されることにより、上記各ブレーキ2に加わる液圧が
増減されて制動力が増減変更されるように構成されてい
る。
【0019】上記SCSコントローラ5は、図3にも示
すように、車輪速センサ6,6,…、横Gセンサ7、ヨ
ーレイトセンサ8及び舵角センサ9からの入力信号に基
づいて車両1の車体姿勢を判定し、この判定結果に応じ
て加圧ユニット3及びHU4の作動制御を行うように構
成され、この加圧ユニット3及びHU4の作動によって
前後左右の車輪21FR,21FL,…のそれぞれに対し独
立して制動力を付与するようになっている。また、上記
SCSコントローラ5は、液圧センサ33によって検出
されたブレーキ圧Pに基づいてドライバのブレーキ操作
量を検出し、このブレーキ操作量に応じて上記加圧ユニ
ット3及びHU4の作動制御を行うようになっている。
すように、車輪速センサ6,6,…、横Gセンサ7、ヨ
ーレイトセンサ8及び舵角センサ9からの入力信号に基
づいて車両1の車体姿勢を判定し、この判定結果に応じ
て加圧ユニット3及びHU4の作動制御を行うように構
成され、この加圧ユニット3及びHU4の作動によって
前後左右の車輪21FR,21FL,…のそれぞれに対し独
立して制動力を付与するようになっている。また、上記
SCSコントローラ5は、液圧センサ33によって検出
されたブレーキ圧Pに基づいてドライバのブレーキ操作
量を検出し、このブレーキ操作量に応じて上記加圧ユニ
ット3及びHU4の作動制御を行うようになっている。
【0020】すなわち、上記SCSコントローラ5は、
前後左右の車輪21FR,21FL,…のそれぞれに対し独
立して制動力を付与することにより、車両1のアンダス
テア傾向及びオーバステア傾向を緩和させてその車体姿
勢を目標走行方向に向かって収束させるSCS制御を行
うようになっており、具体的には、車両状態量演算部5
1と、目標状態量演算部52と、アンダステア判定手段
としての制御介入判定部53と、基本制御部54と、上
限値設定部55とを備えている。なお、上記車両状態量
演算部51と、車輪速センサ6,6,…、横Gセンサ
7、ヨーレイトセンサ8、舵角センサ9とにより姿勢状
態検出手段が構成されている。
前後左右の車輪21FR,21FL,…のそれぞれに対し独
立して制動力を付与することにより、車両1のアンダス
テア傾向及びオーバステア傾向を緩和させてその車体姿
勢を目標走行方向に向かって収束させるSCS制御を行
うようになっており、具体的には、車両状態量演算部5
1と、目標状態量演算部52と、アンダステア判定手段
としての制御介入判定部53と、基本制御部54と、上
限値設定部55とを備えている。なお、上記車両状態量
演算部51と、車輪速センサ6,6,…、横Gセンサ
7、ヨーレイトセンサ8、舵角センサ9とにより姿勢状
態検出手段が構成されている。
【0021】上記状態量演算部51は、上記車輪速セン
サ6,6,…、横Gセンサ7、ヨーレイトセンサ8及び
舵角センサ9からの入力信号値に基づき、走行方向に対
する車体姿勢を表す車両状態量を演算するように構成さ
れており、また、上記目標状態量演算部52は、同様
に、目標走行方向に対応する目標状態量を演算するよう
に構成されている。さらに、上記制御介入判定部53
は、上記車両状態量と目標状態量との間の状態量偏差に
基づき、上記車両1のアンダステア傾向又はオーバステ
ア傾向が強まってSCS制御の介入が必要になっている
か否かの制御介入判定を行うように構成されている。
サ6,6,…、横Gセンサ7、ヨーレイトセンサ8及び
舵角センサ9からの入力信号値に基づき、走行方向に対
する車体姿勢を表す車両状態量を演算するように構成さ
れており、また、上記目標状態量演算部52は、同様
に、目標走行方向に対応する目標状態量を演算するよう
に構成されている。さらに、上記制御介入判定部53
は、上記車両状態量と目標状態量との間の状態量偏差に
基づき、上記車両1のアンダステア傾向又はオーバステ
ア傾向が強まってSCS制御の介入が必要になっている
か否かの制御介入判定を行うように構成されている。
【0022】上記基本制御部54は、上記制御介入判定
部53による判定結果に応じて車輪21FR,21FL,…
のそれぞれに制動力を付与することにより、上記車両1
のアンダステア傾向又はオーバステア傾向を緩和するよ
うに構成されており、具体的には、左右何れか一側の前
輪21FR又は21FLに制動力を付与することにより車両
1にヨーモーメントを作用させる第1ヨーモーメント制
御を行う第1ヨーモーメント制御部54aと、上記左右
何れか一側の後輪21RR又は21RLに対し制動力を付与
することにより車両1にヨーモーメントを作用させる第
2ヨーモーメント制御を行う第2ヨーモーメント制御部
54bと、上記第1ヨーモーメント制御又は上記第2ヨ
ーモーメント制御によるアンダステア傾向又はオーバス
テア傾向の緩和の度合を判定する緩和度合判定手段とし
ての緩和度合判定部54cとを備え、また、後述のドリ
フトアウト抑制制御において旋回外方の前輪21FR又は
21FLと旋回内方の後輪21RL又は21RRとの対角線上
の2輪に対し制動力を同時に付与する減速制御を行う減
速制御部54dを備えている。
部53による判定結果に応じて車輪21FR,21FL,…
のそれぞれに制動力を付与することにより、上記車両1
のアンダステア傾向又はオーバステア傾向を緩和するよ
うに構成されており、具体的には、左右何れか一側の前
輪21FR又は21FLに制動力を付与することにより車両
1にヨーモーメントを作用させる第1ヨーモーメント制
御を行う第1ヨーモーメント制御部54aと、上記左右
何れか一側の後輪21RR又は21RLに対し制動力を付与
することにより車両1にヨーモーメントを作用させる第
2ヨーモーメント制御を行う第2ヨーモーメント制御部
54bと、上記第1ヨーモーメント制御又は上記第2ヨ
ーモーメント制御によるアンダステア傾向又はオーバス
テア傾向の緩和の度合を判定する緩和度合判定手段とし
ての緩和度合判定部54cとを備え、また、後述のドリ
フトアウト抑制制御において旋回外方の前輪21FR又は
21FLと旋回内方の後輪21RL又は21RRとの対角線上
の2輪に対し制動力を同時に付与する減速制御を行う減
速制御部54dを備えている。
【0023】上記上限値設定部55は、上記基本制御部
54による制御によって車輪21FR,21FL,…にそれ
ぞれ付与される制動力量を制限するために、上記車輪2
1FR,21FL,…のそれぞれの車輪スリップ率に上限設
定を行うように構成されている。また、上記上限値設定
部55は、舵角センサ9から入力された検出ステアリン
グ舵角θH を微分演算してステアリングの操舵速度θH
′を検出する操舵量変化率検出手段としての操舵速度
演算部55aと、上記検出ステアリング舵角θH及び操
舵速度θH ′とに基づいて上記車輪スリップ率の上限を
変更設定する第1変更設定手段及び第2変更設定手段と
しての変更設定部55bとを備えている。
54による制御によって車輪21FR,21FL,…にそれ
ぞれ付与される制動力量を制限するために、上記車輪2
1FR,21FL,…のそれぞれの車輪スリップ率に上限設
定を行うように構成されている。また、上記上限値設定
部55は、舵角センサ9から入力された検出ステアリン
グ舵角θH を微分演算してステアリングの操舵速度θH
′を検出する操舵量変化率検出手段としての操舵速度
演算部55aと、上記検出ステアリング舵角θH及び操
舵速度θH ′とに基づいて上記車輪スリップ率の上限を
変更設定する第1変更設定手段及び第2変更設定手段と
しての変更設定部55bとを備えている。
【0024】なお、上記SCSコントローラ5は、SC
Sの制御以外にも、従来周知のABS(Anti-Skid Brak
e System)制御及びTCS(Traction Control System
)制御を行うものであり、このABSは、車輪21F
R,21FL,…のブレーキロックを防止するためにこれ
らの車輪21FR,21FL,…に付与される制動力を制限
するシステムで、また、上記TCSは、左右の前輪21
FR,21FLを駆動する駆動トルクを制限してそれらの空
転を防止するシステムである。
Sの制御以外にも、従来周知のABS(Anti-Skid Brak
e System)制御及びTCS(Traction Control System
)制御を行うものであり、このABSは、車輪21F
R,21FL,…のブレーキロックを防止するためにこれ
らの車輪21FR,21FL,…に付与される制動力を制限
するシステムで、また、上記TCSは、左右の前輪21
FR,21FLを駆動する駆動トルクを制限してそれらの空
転を防止するシステムである。
【0025】−SCS制御の概要− 図4はSCSコントローラ5による基本制御の概要を示
し、この基本制御においては、まず、ドライバが車両に
乗り込んでイグニッションキーをオン状態にすると、ス
テップSA1でSCSコントローラ5やEGIコントロ
ーラ13の初期設定を行って前回の処理で記憶している
演算値等をクリアする。ステップSA2では、車輪速セ
ンサ6,6,…等の原点補正を行った後に、これらの各
センサから上記SCSコントローラ5に対する信号入力
を受け、これらの入力信号に基づき、ステップSA3に
おいて上記車両の車体速、車体減速度、各輪位置での車
体速等の共通車両状態量を演算する。
し、この基本制御においては、まず、ドライバが車両に
乗り込んでイグニッションキーをオン状態にすると、ス
テップSA1でSCSコントローラ5やEGIコントロ
ーラ13の初期設定を行って前回の処理で記憶している
演算値等をクリアする。ステップSA2では、車輪速セ
ンサ6,6,…等の原点補正を行った後に、これらの各
センサから上記SCSコントローラ5に対する信号入力
を受け、これらの入力信号に基づき、ステップSA3に
おいて上記車両の車体速、車体減速度、各輪位置での車
体速等の共通車両状態量を演算する。
【0026】続いて、ステップSA4でSCS制御の制
御演算を行う。すなわち、ステップSA41で、車両状
態量として、SCS用車体速Vscs 、車体横滑り角β、
各輪の車輪スリップ率ρ1 ,ρ2 ,…及び各輪の車輪ス
リップ角、各輪の垂直加重、各輪の車輪負荷率、路面摩
擦係数を演算し、ステップSA42では、目標状態量と
して、目標ヨーレイトψ′TR、目標横滑り角βTRを演算
する。そして、ステップSA43で上記演算結果に基づ
き後述のドリフトアウト抑制制御又はスピン抑制制御の
制御介入判定を行い、制御介入が必要と判定した場合に
はステップSA44に進む。このステップSA44で
は、後述の如く、上記ステップSA43における判定結
果に応じて制動力を付与する車輪21FR,21FL,…を
選択するとともに、その選択した車輪21FR,21FL,
…にそれぞれ付与する制動力量を演算する。そして、ス
テップSA45では、上記ステップSA44で選択され
た車輪21FR,21FL,…に対しそれぞれ演算された所
要の制動力を付与するための加圧ユニット3及びHU4
への制御出力量、すなわち、ブレーキ2,2,…の加圧
バルブ41,41,…及び減圧バルブ43,43,…の
それぞれのバルブ開度等を演算する。
御演算を行う。すなわち、ステップSA41で、車両状
態量として、SCS用車体速Vscs 、車体横滑り角β、
各輪の車輪スリップ率ρ1 ,ρ2 ,…及び各輪の車輪ス
リップ角、各輪の垂直加重、各輪の車輪負荷率、路面摩
擦係数を演算し、ステップSA42では、目標状態量と
して、目標ヨーレイトψ′TR、目標横滑り角βTRを演算
する。そして、ステップSA43で上記演算結果に基づ
き後述のドリフトアウト抑制制御又はスピン抑制制御の
制御介入判定を行い、制御介入が必要と判定した場合に
はステップSA44に進む。このステップSA44で
は、後述の如く、上記ステップSA43における判定結
果に応じて制動力を付与する車輪21FR,21FL,…を
選択するとともに、その選択した車輪21FR,21FL,
…にそれぞれ付与する制動力量を演算する。そして、ス
テップSA45では、上記ステップSA44で選択され
た車輪21FR,21FL,…に対しそれぞれ演算された所
要の制動力を付与するための加圧ユニット3及びHU4
への制御出力量、すなわち、ブレーキ2,2,…の加圧
バルブ41,41,…及び減圧バルブ43,43,…の
それぞれのバルブ開度等を演算する。
【0027】続いて、ステップSA5でABS制御に必
要な制御目標値や制御出力量の演算を行い、ステップS
A6でTCS制御に必要な制御目標値や制御出力量の演
算を行い、その後、ステップSA7で、このABS制
御、TCS制御及び上記SCS制御の各演算結果を所定
の方法により調停して上記加圧ユニット3及びHU4へ
の制御出力量を決定する。すなわち、SCS制御を行お
うとする際にABS制御が行われている場合には、その
ABS制御の制御量をSCS制御の制御量に基づいて補
正することにより、ABS制御を優先しつつSCS制御
を行うようにしており、また、SCS制御を行おうとす
る際にTCS制御が行われている場合には、そのTCS
制御のための加圧ユニット3及びHU4の作動を中止し
てSCS制御を行うようにしている。
要な制御目標値や制御出力量の演算を行い、ステップS
A6でTCS制御に必要な制御目標値や制御出力量の演
算を行い、その後、ステップSA7で、このABS制
御、TCS制御及び上記SCS制御の各演算結果を所定
の方法により調停して上記加圧ユニット3及びHU4へ
の制御出力量を決定する。すなわち、SCS制御を行お
うとする際にABS制御が行われている場合には、その
ABS制御の制御量をSCS制御の制御量に基づいて補
正することにより、ABS制御を優先しつつSCS制御
を行うようにしており、また、SCS制御を行おうとす
る際にTCS制御が行われている場合には、そのTCS
制御のための加圧ユニット3及びHU4の作動を中止し
てSCS制御を行うようにしている。
【0028】そして、ステップSA8では、上記ステッ
プSA7で演算された制御出力を上記加圧ユニット3及
びHU4に対し出力して各加圧バルブ41及び減圧バル
ブ43の開度を制御することにより、車輪21FR,21
FL…のそれぞれのブレーキ2,2,…に供給する液圧を
制御してそれらの車輪21FR,21FL…に所要の制動力
を付与するようにし、最後に、ステップSA9で加圧ユ
ニット3やHU4に故障が発生しているか否かの判定を
行い、故障と判定された場合にはSCS制御を中止して
リターンする。
プSA7で演算された制御出力を上記加圧ユニット3及
びHU4に対し出力して各加圧バルブ41及び減圧バル
ブ43の開度を制御することにより、車輪21FR,21
FL…のそれぞれのブレーキ2,2,…に供給する液圧を
制御してそれらの車輪21FR,21FL…に所要の制動力
を付与するようにし、最後に、ステップSA9で加圧ユ
ニット3やHU4に故障が発生しているか否かの判定を
行い、故障と判定された場合にはSCS制御を中止して
リターンする。
【0029】なお、上記フローチャートにおいてステッ
プSA41が状態量演算部51に、SA42が目標状態
量演算部52にそれぞれ対応しており、また、ステップ
SA43が制御介入判定部53に、ステップSA44が
基本制御部54にそれぞれ対応している。
プSA41が状態量演算部51に、SA42が目標状態
量演算部52にそれぞれ対応しており、また、ステップ
SA43が制御介入判定部53に、ステップSA44が
基本制御部54にそれぞれ対応している。
【0030】−車両状態量の演算、目標状態量の演算及
び制御介入判定− 図5は、図4のステップSA41及びステップSA42
における車両状態量の演算及び目標状態量の演算の流れ
を示す。すなわち、まず、車輪21FRの車輪速v1 ,車
輪21FLの車輪速v2 ,車輪21RRの車輪速v3 ,車輪
21RLの車輪速v4 と、車両1の横加速度Y″と、車両
1のヨーレイトψ′と、ステアリング舵角θH との入力
を受け、上記車輪速v1 ,v2 ,…に基づいて車体速V
scs を演算する(C1)。続いて、その車体速Vscs
と、上記車輪速v1 ,v2 ,…と、上記横加速度Y″
と、上記ヨーレイトψ′と、上記ステアリング舵角θH
とに基づいて車体横滑り角βを演算し(C2)、上記車
輪速v1 ,v2 ,…と、車体速Vscs と、車体横滑り角
βと、ヨーレイトψ′と、ステアリング舵角θH とに基
づき、上記車輪21FRの車輪スリップ率ρ1 ,車輪21
FLの車輪スリップ率ρ2,車輪21RRの車輪スリップ率
ρ3 ,車輪21RLの車輪スリップ率ρ4 と、これらの車
輪21FR,21FL,…のそれぞれの車輪スリップ角とを
演算する(C3)。また、上記車輪速v1 ,v2 ,…と
上記横加速度Y″に基づいて各輪位置における垂直加重
を演算し(C4)、この垂直加重と上記車輪スリップ率
ρ1 ,ρ2,…及び車輪スリップ角とに基づいて車輪2
1FR,21FL,…のそれぞれについての車輪負荷率を演
算し(C5)、さらに、この車輪負荷率と上記横加速度
Y″とに基づいて路面摩擦係数を演算する(C6)。そ
して、この路面摩擦係数と車体速Vscs と、ステアリン
グ舵角θH とに基づいて目標ヨーレイトψ′TRと目標横
滑り角βTRとを演算し(C7)、その後、図6のステッ
プSB1に進む。
び制御介入判定− 図5は、図4のステップSA41及びステップSA42
における車両状態量の演算及び目標状態量の演算の流れ
を示す。すなわち、まず、車輪21FRの車輪速v1 ,車
輪21FLの車輪速v2 ,車輪21RRの車輪速v3 ,車輪
21RLの車輪速v4 と、車両1の横加速度Y″と、車両
1のヨーレイトψ′と、ステアリング舵角θH との入力
を受け、上記車輪速v1 ,v2 ,…に基づいて車体速V
scs を演算する(C1)。続いて、その車体速Vscs
と、上記車輪速v1 ,v2 ,…と、上記横加速度Y″
と、上記ヨーレイトψ′と、上記ステアリング舵角θH
とに基づいて車体横滑り角βを演算し(C2)、上記車
輪速v1 ,v2 ,…と、車体速Vscs と、車体横滑り角
βと、ヨーレイトψ′と、ステアリング舵角θH とに基
づき、上記車輪21FRの車輪スリップ率ρ1 ,車輪21
FLの車輪スリップ率ρ2,車輪21RRの車輪スリップ率
ρ3 ,車輪21RLの車輪スリップ率ρ4 と、これらの車
輪21FR,21FL,…のそれぞれの車輪スリップ角とを
演算する(C3)。また、上記車輪速v1 ,v2 ,…と
上記横加速度Y″に基づいて各輪位置における垂直加重
を演算し(C4)、この垂直加重と上記車輪スリップ率
ρ1 ,ρ2,…及び車輪スリップ角とに基づいて車輪2
1FR,21FL,…のそれぞれについての車輪負荷率を演
算し(C5)、さらに、この車輪負荷率と上記横加速度
Y″とに基づいて路面摩擦係数を演算する(C6)。そ
して、この路面摩擦係数と車体速Vscs と、ステアリン
グ舵角θH とに基づいて目標ヨーレイトψ′TRと目標横
滑り角βTRとを演算し(C7)、その後、図6のステッ
プSB1に進む。
【0031】この図6に示すステップSB1において、
ヨーレイトψ′と目標ヨーレイトψ′TRとの間のヨーレ
イト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)、及び、車体横滑り角
βと目標横滑り角βTRとの間の横滑り角偏差量(|βTR
−β|)を、それぞれ、SCS制御の制御介入判定のた
めに予め設定された設定量としての介入判定しきい値K
1 及びK2 と比較する。そして、上記ヨーレイト偏差量
(|ψ′TR−ψ′|)が介入判定しきい値K1 以上であ
るか、又は、上記横滑り角偏差量(|βTR−β|)が介
入判定しきい値K2 以上である場合に、目標走行方向に
対する車体姿勢のずれが大きくなりつつあり制御介入が
必要であると判定してステップSB2に進む一方、上記
ヨーレイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)が介入判定しき
い値K1よりも小さい値であり、かつ、上記横滑り角偏
差量(|βTR−β|)が介入判定しきい値K2 よりも小
さい値である場合には、制御介入の必要なしと判定して
リターンする。ステップSB2では、横滑り角偏差量
(|βTR−β|)を、後述のスピン抑制制御への制御切
換判定のために予め設定された切換判定しきい値K3
(K3 >K2 )と比較する。そして、上記横滑り角偏差
量(|βTR−β|)が切換判定しきい値K3 よりも小さ
い場合、つまり、車体姿勢の目標走行方向からのずれが
比較的小さい場合には、車両1はアンダステア傾向を示
すと考えられるからステップSB3に進んでドリフトア
ウト抑制制御を行う。すなわち、車両1のヨーレイト
ψ′がドライバの運転操作に対応する目標ヨーレイト
ψ′TRに収束するよう、比較的小さいヨーモーメントを
作用させるようにすることにより、車体姿勢をドライバ
のステアリング操作に追従するよう旋回内方側に変更さ
せるようにして、上記車両1のアンダステア傾向を緩和
させるようにしている。このドリフトアウト抑制制御の
詳細については後述する。
ヨーレイトψ′と目標ヨーレイトψ′TRとの間のヨーレ
イト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)、及び、車体横滑り角
βと目標横滑り角βTRとの間の横滑り角偏差量(|βTR
−β|)を、それぞれ、SCS制御の制御介入判定のた
めに予め設定された設定量としての介入判定しきい値K
1 及びK2 と比較する。そして、上記ヨーレイト偏差量
(|ψ′TR−ψ′|)が介入判定しきい値K1 以上であ
るか、又は、上記横滑り角偏差量(|βTR−β|)が介
入判定しきい値K2 以上である場合に、目標走行方向に
対する車体姿勢のずれが大きくなりつつあり制御介入が
必要であると判定してステップSB2に進む一方、上記
ヨーレイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)が介入判定しき
い値K1よりも小さい値であり、かつ、上記横滑り角偏
差量(|βTR−β|)が介入判定しきい値K2 よりも小
さい値である場合には、制御介入の必要なしと判定して
リターンする。ステップSB2では、横滑り角偏差量
(|βTR−β|)を、後述のスピン抑制制御への制御切
換判定のために予め設定された切換判定しきい値K3
(K3 >K2 )と比較する。そして、上記横滑り角偏差
量(|βTR−β|)が切換判定しきい値K3 よりも小さ
い場合、つまり、車体姿勢の目標走行方向からのずれが
比較的小さい場合には、車両1はアンダステア傾向を示
すと考えられるからステップSB3に進んでドリフトア
ウト抑制制御を行う。すなわち、車両1のヨーレイト
ψ′がドライバの運転操作に対応する目標ヨーレイト
ψ′TRに収束するよう、比較的小さいヨーモーメントを
作用させるようにすることにより、車体姿勢をドライバ
のステアリング操作に追従するよう旋回内方側に変更さ
せるようにして、上記車両1のアンダステア傾向を緩和
させるようにしている。このドリフトアウト抑制制御の
詳細については後述する。
【0032】一方、上記車両1の横滑り角偏差量(|β
TR−β|)が切換判定しきい値K3以上であるとき(S
B2)には、車体姿勢が目標走行方向から比較的大きく
ずれて車両1がスピンしそうになっていると考えられる
から、ステップSB4に進んでスピン抑制制御を行う。
すなわち、車体横滑り角βが目標横滑り角βTRに収束す
るよう比較的大きなヨーモーメントを車両1に作用させ
るようにすることにより、その車両1の車体姿勢を旋回
外方側に迅速に修正するようにしている。このスピン抑
制制御の詳細については後述する。
TR−β|)が切換判定しきい値K3以上であるとき(S
B2)には、車体姿勢が目標走行方向から比較的大きく
ずれて車両1がスピンしそうになっていると考えられる
から、ステップSB4に進んでスピン抑制制御を行う。
すなわち、車体横滑り角βが目標横滑り角βTRに収束す
るよう比較的大きなヨーモーメントを車両1に作用させ
るようにすることにより、その車両1の車体姿勢を旋回
外方側に迅速に修正するようにしている。このスピン抑
制制御の詳細については後述する。
【0033】なお、上記フローチャートにおいて、ステ
ップSB1及びステップSB2が制御介入判定部53に
対応し、ステップSB3及びステップSB4が基本制御
部54に対応している。
ップSB1及びステップSB2が制御介入判定部53に
対応し、ステップSB3及びステップSB4が基本制御
部54に対応している。
【0034】−ドリフトアウト抑制制御− 以下に、図6のステップSB3におけるドリフトアウト
抑制制御の内容を、図7及び図8に基づいて詳細に説明
する。なお、説明を簡略化するために、ABS制御及び
TCS制御は行われないものとする。
抑制制御の内容を、図7及び図8に基づいて詳細に説明
する。なお、説明を簡略化するために、ABS制御及び
TCS制御は行われないものとする。
【0035】車両1のアンダステア傾向が強まってドリ
フトアウト抑制制御が必要であると判定された場合(図
8(a)参照)には、図7に示すように、まず、ステッ
プSC1でドライバがブレーキペダル14を踏んでいな
いことを条件としてカットバルブ32a,32bを閉状
態にした後、ステップSC2で、ヨーレイト偏差量(|
ψ′TR−ψ′|)を、車体姿勢の変更が可能か否かの判
定のために予め設定された限界判定しきい値Klim と比
較し、そのヨーレイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)が限
界判定しきい値Klim に等しいか又は大きい場合、つま
り、アンダステア傾向が強すぎて車体姿勢の変更が困難
と判定される場合には後述のステップSC13に進む一
方、上記ヨーレイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)が限界
判定しきい値Klim よりも小さい場合にはステップSC
3に進む。このステップSC3では、液圧センサ33に
よって検出されたブレーキ圧Pを大気圧P0 と比較し、
そのブレーキ圧Pが大気圧P0 に等しくないい場合、つ
まり、ドライバがブレーキを踏んでおり、ドライバ自身
の判断による減速要求があると考えられる場合には後述
のステップSC14に進む一方、上記ブレーキ圧Pが大
気圧P0 に等しい場合、つまり、ドライバがブレーキを
踏んでいない場合にはステップSC4に進む。そして、
ステップSC4では、車体速Vscs を予め設定された限
界車体速Vlim と比較し、その車体速Vscs が限界車体
速Vlim に等しいか又は大きい場合、つまり、車速が高
すぎるため車体姿勢の変更が困難であり減速が必要と判
定される場合には後述のステップSC12に進む一方、
上記車体速Vscs が限界車体速Vlim よりも小さい場合
にはステップSC5に進む。
フトアウト抑制制御が必要であると判定された場合(図
8(a)参照)には、図7に示すように、まず、ステッ
プSC1でドライバがブレーキペダル14を踏んでいな
いことを条件としてカットバルブ32a,32bを閉状
態にした後、ステップSC2で、ヨーレイト偏差量(|
ψ′TR−ψ′|)を、車体姿勢の変更が可能か否かの判
定のために予め設定された限界判定しきい値Klim と比
較し、そのヨーレイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)が限
界判定しきい値Klim に等しいか又は大きい場合、つま
り、アンダステア傾向が強すぎて車体姿勢の変更が困難
と判定される場合には後述のステップSC13に進む一
方、上記ヨーレイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)が限界
判定しきい値Klim よりも小さい場合にはステップSC
3に進む。このステップSC3では、液圧センサ33に
よって検出されたブレーキ圧Pを大気圧P0 と比較し、
そのブレーキ圧Pが大気圧P0 に等しくないい場合、つ
まり、ドライバがブレーキを踏んでおり、ドライバ自身
の判断による減速要求があると考えられる場合には後述
のステップSC14に進む一方、上記ブレーキ圧Pが大
気圧P0 に等しい場合、つまり、ドライバがブレーキを
踏んでいない場合にはステップSC4に進む。そして、
ステップSC4では、車体速Vscs を予め設定された限
界車体速Vlim と比較し、その車体速Vscs が限界車体
速Vlim に等しいか又は大きい場合、つまり、車速が高
すぎるため車体姿勢の変更が困難であり減速が必要と判
定される場合には後述のステップSC12に進む一方、
上記車体速Vscs が限界車体速Vlim よりも小さい場合
にはステップSC5に進む。
【0036】続いて、ステップSC5では、旋回内方の
前輪21FLに対し、その車輪スリップ率ρ2 が後述の第
1設定上限値ρlim1を越えない目標値になるよう、ヨー
レイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)に応じた所要の制動
力を付与する(図8(b)参照)。即ち、車両1の旋回
内方側に後ろ向きの力を作用させることにより、車体姿
勢を旋回内方側に向けるようヨーモーメントを作用させ
て車両1のアンダステア傾向を緩和させるようにしてお
り、この際、上記旋回内方の前輪21FLが横力を発揮し
得るようにそのグリップ力に余裕を持たせて、その旋回
内方の前輪21FLがロック状態になることを抑制するよ
うにしている。そして、ステップSC6では、上記旋回
内方の前輪21FLに対する制動力の付与による車両1の
アンダステア傾向の緩和の度合を判定する。すなわち、
ヨーレイトψ′の変化量Δψ′を予め設定された設定度
合としての設定変化量Δψ′0 と比較し、上記ヨーレイ
トψ′の変化量Δψ′が設定変化量Δψ′0 以上であれ
ば、上記旋回内方の前輪21FLに対する制動力の付与に
よってその車両1に十分なヨーモーメントが作用してお
り車両1のアンダステア傾向の緩和の度合が高いと判定
して後述のステップSC9に進む。一方、上記ステップ
SC6においてヨーレイトψ′の変化量Δψ′が設定変
化量Δψ′0 よりも小さければ、車両1に作用するヨー
モーメントが小さく車両1のアンダステア傾向の緩和の
度合が低いと判定してステップSC7に進む。このステ
ップC7では、旋回内方の後輪21RLに対し、その車輪
スリップ率ρ4 が上記旋回内方の前輪21FRの車輪スリ
ップ率ρ2 の90パーセントの値になるよう所要の制動
力を付与することにより、上記ステップSC5と同様、
旋回内方の後輪21RLがロック状態になることを抑制し
つつ車両1にヨーモーメントを作用させてアンダステア
傾向を緩和させるようにする。そして、ステップSC8
では、上記旋回内方の前輪21FLに対する制動力の付与
による車両1のアンダステア傾向の緩和の度合を判定す
る。すなわち、上記ステップSC6と同様、ヨーレイト
ψ′の変化量Δψ′を設定変化量Δψ′0 と比較するこ
とにより車両1のアンダステア傾向の緩和の度合を判定
し、そのアンダステア傾向の緩和の度合が高いと判定す
ればステップSC9に進む一方、上記車両1のアンダス
テア傾向の緩和の度合が低いと判定すれば後述のステッ
プSC12に進む。
前輪21FLに対し、その車輪スリップ率ρ2 が後述の第
1設定上限値ρlim1を越えない目標値になるよう、ヨー
レイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)に応じた所要の制動
力を付与する(図8(b)参照)。即ち、車両1の旋回
内方側に後ろ向きの力を作用させることにより、車体姿
勢を旋回内方側に向けるようヨーモーメントを作用させ
て車両1のアンダステア傾向を緩和させるようにしてお
り、この際、上記旋回内方の前輪21FLが横力を発揮し
得るようにそのグリップ力に余裕を持たせて、その旋回
内方の前輪21FLがロック状態になることを抑制するよ
うにしている。そして、ステップSC6では、上記旋回
内方の前輪21FLに対する制動力の付与による車両1の
アンダステア傾向の緩和の度合を判定する。すなわち、
ヨーレイトψ′の変化量Δψ′を予め設定された設定度
合としての設定変化量Δψ′0 と比較し、上記ヨーレイ
トψ′の変化量Δψ′が設定変化量Δψ′0 以上であれ
ば、上記旋回内方の前輪21FLに対する制動力の付与に
よってその車両1に十分なヨーモーメントが作用してお
り車両1のアンダステア傾向の緩和の度合が高いと判定
して後述のステップSC9に進む。一方、上記ステップ
SC6においてヨーレイトψ′の変化量Δψ′が設定変
化量Δψ′0 よりも小さければ、車両1に作用するヨー
モーメントが小さく車両1のアンダステア傾向の緩和の
度合が低いと判定してステップSC7に進む。このステ
ップC7では、旋回内方の後輪21RLに対し、その車輪
スリップ率ρ4 が上記旋回内方の前輪21FRの車輪スリ
ップ率ρ2 の90パーセントの値になるよう所要の制動
力を付与することにより、上記ステップSC5と同様、
旋回内方の後輪21RLがロック状態になることを抑制し
つつ車両1にヨーモーメントを作用させてアンダステア
傾向を緩和させるようにする。そして、ステップSC8
では、上記旋回内方の前輪21FLに対する制動力の付与
による車両1のアンダステア傾向の緩和の度合を判定す
る。すなわち、上記ステップSC6と同様、ヨーレイト
ψ′の変化量Δψ′を設定変化量Δψ′0 と比較するこ
とにより車両1のアンダステア傾向の緩和の度合を判定
し、そのアンダステア傾向の緩和の度合が高いと判定す
ればステップSC9に進む一方、上記車両1のアンダス
テア傾向の緩和の度合が低いと判定すれば後述のステッ
プSC12に進む。
【0037】そして、ステップSC9では、車両1の向
きが十分に旋回内方側に変わったことを判定するために
設定された第1判定変化量Δβ1 を、車体速Vscs 及び
ドライバによるステアリング舵角θH に応じて変更補正
した後、ステップSC10に進む。このステップSC9
における第1判定変化量Δβ1 の変更補正は、車体速V
scs とステアリング舵角θH との関係により予め定めた
マップから読み取ることにより行うものであり、このマ
ップにおいて、上記第1判定変化量Δβ1 は、上記車体
速Vscs の増大に応じて減少補正され、かつ、上記ステ
アリング舵角θH の増大に応じて増大補正されるように
なっている。そして、ステップSC10では、その変更
補正後の第1判定変化量Δβ1 と車体横滑り角βの変化
量Δβとを比較し、この変化量Δβが判定変化量Δβ1
よりも小さい場合、つまり、車体姿勢が十分に変わって
いないと判定された場合には上記ステップSC5に戻る
一方、上記車体横滑り角βの変化量Δβが第1判定変化
量Δβ1 に等しいか又は大きい場合、つまり、車体姿勢
が十分に変わったと判定される場合にはステップSC1
1に進む。
きが十分に旋回内方側に変わったことを判定するために
設定された第1判定変化量Δβ1 を、車体速Vscs 及び
ドライバによるステアリング舵角θH に応じて変更補正
した後、ステップSC10に進む。このステップSC9
における第1判定変化量Δβ1 の変更補正は、車体速V
scs とステアリング舵角θH との関係により予め定めた
マップから読み取ることにより行うものであり、このマ
ップにおいて、上記第1判定変化量Δβ1 は、上記車体
速Vscs の増大に応じて減少補正され、かつ、上記ステ
アリング舵角θH の増大に応じて増大補正されるように
なっている。そして、ステップSC10では、その変更
補正後の第1判定変化量Δβ1 と車体横滑り角βの変化
量Δβとを比較し、この変化量Δβが判定変化量Δβ1
よりも小さい場合、つまり、車体姿勢が十分に変わって
いないと判定された場合には上記ステップSC5に戻る
一方、上記車体横滑り角βの変化量Δβが第1判定変化
量Δβ1 に等しいか又は大きい場合、つまり、車体姿勢
が十分に変わったと判定される場合にはステップSC1
1に進む。
【0038】そして、ステップSC11では、ヨーレイ
ト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)が零であるか否かの判定
を行い、零であれば、車両1のヨーレイトψ′がドライ
バの運転操作に対応するものになったと判定してドリフ
トアウト抑制制御を終了する。一方、上記ステップSC
11でヨーレイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)が零でな
いと判定されればステップSC12に進み、このステッ
プSC12において、旋回外方の前輪21FRに対し、そ
の車輪スリップ率ρ1 が旋回内方の前輪21FLの車輪ス
リップ率ρ2 の90パーセントの値になるよう所要の制
動力を付与することにより、左右の前輪21FR,21FL
及び旋回内方の後輪21RLに対し上記ヨーレイト偏差量
(|ψ′TR−ψ′|)に対応した所要の制動力を付与す
るようにして(図8(c)参照)、アンダステア傾向を
抑制するヨーモーメントを作用させつつ車両1を減速さ
せ、その後ステップSC1にリターンする。つまり、上
記ステップSC2で車体姿勢の変更が困難ではないと判
定された場合には、まず、ステップSC6又はSC7に
おいて上記車両1の向きを旋回内方側に変更し、その
後、ステップSC12において減速させることにより、
この車両1のドリフトアウト(図8(d)参照)を確実
に防止するようにしている。
ト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)が零であるか否かの判定
を行い、零であれば、車両1のヨーレイトψ′がドライ
バの運転操作に対応するものになったと判定してドリフ
トアウト抑制制御を終了する。一方、上記ステップSC
11でヨーレイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)が零でな
いと判定されればステップSC12に進み、このステッ
プSC12において、旋回外方の前輪21FRに対し、そ
の車輪スリップ率ρ1 が旋回内方の前輪21FLの車輪ス
リップ率ρ2 の90パーセントの値になるよう所要の制
動力を付与することにより、左右の前輪21FR,21FL
及び旋回内方の後輪21RLに対し上記ヨーレイト偏差量
(|ψ′TR−ψ′|)に対応した所要の制動力を付与す
るようにして(図8(c)参照)、アンダステア傾向を
抑制するヨーモーメントを作用させつつ車両1を減速さ
せ、その後ステップSC1にリターンする。つまり、上
記ステップSC2で車体姿勢の変更が困難ではないと判
定された場合には、まず、ステップSC6又はSC7に
おいて上記車両1の向きを旋回内方側に変更し、その
後、ステップSC12において減速させることにより、
この車両1のドリフトアウト(図8(d)参照)を確実
に防止するようにしている。
【0039】また、上記ステップSC2で車体姿勢の変
更が困難と判定されてステップSC13に進んだ場合、
このステップSC13において、圧力センサ33によっ
て検出されたブレーキ圧Pを液圧ポンプ31a,31b
のポンプ圧Pp と比較し、ブレーキ圧Pがポンプ圧Pp
に等しいか又は大きければ、即ち、ドライバがブレーキ
ペダル14を思いきり踏み操作していると判定してステ
ップSC14に進む。これとは別に、上記ステップSC
3でドライバのブレーキ踏み操作が検知された場合にも
ステップSC14に進み、このステップSC14におい
て、旋回外方の前輪21FRに接続されているブレーキ系
統のカットバルブ32aを開状態にさせる。これによ
り、ドライバーによるブレーキペダル14の踏み操作に
応じてマスタシリンダ10から第1配管22aに対し圧
液が流通し、上記旋回外方の前輪21FR及び旋回内方の
後輪21RLにはドライバの踏み操作に応じた制動力が付
与されるようになる。そして、ステップSC15に進ん
で旋回内方の前輪21FLに対し、その車輪スリップ率ρ
2 が後述の第1設定上限値ρlim1を越えない目標値にな
るよう、ヨーレイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)及びブ
レーキ圧Pに応じた制動力を付与し、上記ステップSC
1にリターンする。つまり、上記ステップSC2で車体
姿勢の変更が困難と判定された場合であってドライバ自
身が十分なブレーキ操作をしていると判定される場合
(SC13)には、減速によるドリフトアウト防止を図
るために旋回外方の前輪21FR及び旋回内方の後輪21
RLをドライバ自身のブレーキ操作に委ねつつ(SC1
4)、旋回内方の前輪21FLに所要の制動力を付与する
(SC15)ようにしている。この際、上記ステップS
C5と同様に、旋回内方の前輪21FLに付与される制動
力量が制限されているため、この旋回内方の前輪21FL
がロック状態になることが抑制される。
更が困難と判定されてステップSC13に進んだ場合、
このステップSC13において、圧力センサ33によっ
て検出されたブレーキ圧Pを液圧ポンプ31a,31b
のポンプ圧Pp と比較し、ブレーキ圧Pがポンプ圧Pp
に等しいか又は大きければ、即ち、ドライバがブレーキ
ペダル14を思いきり踏み操作していると判定してステ
ップSC14に進む。これとは別に、上記ステップSC
3でドライバのブレーキ踏み操作が検知された場合にも
ステップSC14に進み、このステップSC14におい
て、旋回外方の前輪21FRに接続されているブレーキ系
統のカットバルブ32aを開状態にさせる。これによ
り、ドライバーによるブレーキペダル14の踏み操作に
応じてマスタシリンダ10から第1配管22aに対し圧
液が流通し、上記旋回外方の前輪21FR及び旋回内方の
後輪21RLにはドライバの踏み操作に応じた制動力が付
与されるようになる。そして、ステップSC15に進ん
で旋回内方の前輪21FLに対し、その車輪スリップ率ρ
2 が後述の第1設定上限値ρlim1を越えない目標値にな
るよう、ヨーレイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)及びブ
レーキ圧Pに応じた制動力を付与し、上記ステップSC
1にリターンする。つまり、上記ステップSC2で車体
姿勢の変更が困難と判定された場合であってドライバ自
身が十分なブレーキ操作をしていると判定される場合
(SC13)には、減速によるドリフトアウト防止を図
るために旋回外方の前輪21FR及び旋回内方の後輪21
RLをドライバ自身のブレーキ操作に委ねつつ(SC1
4)、旋回内方の前輪21FLに所要の制動力を付与する
(SC15)ようにしている。この際、上記ステップS
C5と同様に、旋回内方の前輪21FLに付与される制動
力量が制限されているため、この旋回内方の前輪21FL
がロック状態になることが抑制される。
【0040】さらに、上記ステップSC13においてブ
レーキ圧Pがポンプ圧Pp よりも小さい場合、即ち、ド
ライバがブレーキペダル14を少ししか踏み操作してい
ない場合にはステップSC12に進み、旋回内方の前輪
21FLに上記所要の制動力を付与して車両1に対しアン
ダステア傾向を抑制するヨーモーメントを作用させつ
つ、旋回外方の前輪21FRと旋回内方の後輪21RLとの
対角線上の2輪に対しても制動力を付与して車両1を減
速させる。つまり、上記ステップSC2において車体姿
勢の変更が困難と判定され減速が必要であるにもかかわ
らずドライバのブレーキ踏み操作が不十分であると判定
される場合(SC13)には、液圧ポンプ31a,31
bからの吐出圧により左右の前輪21FR,21FL及び旋
回内方の後輪21RLのブレーキ2,2,2を強制的に制
動作動させて上記車両1を減速させる(SC12)よう
にしている。
レーキ圧Pがポンプ圧Pp よりも小さい場合、即ち、ド
ライバがブレーキペダル14を少ししか踏み操作してい
ない場合にはステップSC12に進み、旋回内方の前輪
21FLに上記所要の制動力を付与して車両1に対しアン
ダステア傾向を抑制するヨーモーメントを作用させつ
つ、旋回外方の前輪21FRと旋回内方の後輪21RLとの
対角線上の2輪に対しても制動力を付与して車両1を減
速させる。つまり、上記ステップSC2において車体姿
勢の変更が困難と判定され減速が必要であるにもかかわ
らずドライバのブレーキ踏み操作が不十分であると判定
される場合(SC13)には、液圧ポンプ31a,31
bからの吐出圧により左右の前輪21FR,21FL及び旋
回内方の後輪21RLのブレーキ2,2,2を強制的に制
動作動させて上記車両1を減速させる(SC12)よう
にしている。
【0041】なお、上記フローチャートにおいて、ステ
ップSC5が第1ヨーモーメント制御部54aに、ステ
ップSC6及びステップSC8が緩和度合判定部54c
に、それぞれ対応しており、また、ステップSC7が第
2ヨーモーメント制御部54bに、ステップSC12が
減速制御部54dに、それぞれ対応している。
ップSC5が第1ヨーモーメント制御部54aに、ステ
ップSC6及びステップSC8が緩和度合判定部54c
に、それぞれ対応しており、また、ステップSC7が第
2ヨーモーメント制御部54bに、ステップSC12が
減速制御部54dに、それぞれ対応している。
【0042】−スピン抑制制御− 次に、図6のステップSB4におけるスピン抑制制御の
内容を、図9及び図10に基づいて詳細に説明する。
内容を、図9及び図10に基づいて詳細に説明する。
【0043】車両1のオーバステア傾向が強まってスピ
ン抑制制御が必要であると判定された場合(図10
(a)参照)には、まず、ステップSD1でカットバル
ブ32a,32bを閉状態にした後、ステップSD2
で、液圧センサ33によって検出されたブレーキ圧Pを
大気圧P0 と比較し、上記ブレーキ圧Pが大気圧P0 に
等しくないい場合、つまり、ドライバがブレーキを踏ん
でいる場合には後述のステップSD7に進む一方、上記
ブレーキ圧Pが大気圧P0 に等しい場合、つまり、ドラ
イバがブレーキを踏んでいない場合にはステップSD3
に進む。
ン抑制制御が必要であると判定された場合(図10
(a)参照)には、まず、ステップSD1でカットバル
ブ32a,32bを閉状態にした後、ステップSD2
で、液圧センサ33によって検出されたブレーキ圧Pを
大気圧P0 と比較し、上記ブレーキ圧Pが大気圧P0 に
等しくないい場合、つまり、ドライバがブレーキを踏ん
でいる場合には後述のステップSD7に進む一方、上記
ブレーキ圧Pが大気圧P0 に等しい場合、つまり、ドラ
イバがブレーキを踏んでいない場合にはステップSD3
に進む。
【0044】ステップSD3では、旋回外方の前輪21
FRに対し、その車輪スリップ率ρ1が後述の第2設定上
限値ρmax2を越えない目標値になるよう、横滑り角偏差
量(|βTR−β|)に応じた比較的大きな制動力を付与
する(図10(b)参照)。即ち、車両1の旋回外方側
に後ろ向きの力を作用させることにより、車体姿勢を旋
回外方側に向けるようヨーモーメントを作用させて車両
1のオーバステア傾向を緩和させるようにしており、こ
の際、上記旋回外方の前輪21FRが横力を発揮し得るよ
うにそのグリップ力に余裕を持たせて、その旋回外方の
前輪21FRがロック状態になることを抑制するようにし
ている。そして、ステップSD4では、上記旋回外方の
前輪21FRに対する制動力の付与による車両1のオーバ
ステア傾向の緩和の度合を判定する。すなわち、ヨーレ
イトψ′の変化量Δψ′を予め設定された設定変化量Δ
ψ′0 と比較し、上記ヨーレイトψ′の変化量Δψ′が
設定変化量Δψ′0 以上であれば、上記旋回外方の前輪
21FRに対する制動力の付与によってその車両1にヨー
モーメントが作用しているから車体姿勢を変更させ得る
と判定して後述のステップSD6に進む。
FRに対し、その車輪スリップ率ρ1が後述の第2設定上
限値ρmax2を越えない目標値になるよう、横滑り角偏差
量(|βTR−β|)に応じた比較的大きな制動力を付与
する(図10(b)参照)。即ち、車両1の旋回外方側
に後ろ向きの力を作用させることにより、車体姿勢を旋
回外方側に向けるようヨーモーメントを作用させて車両
1のオーバステア傾向を緩和させるようにしており、こ
の際、上記旋回外方の前輪21FRが横力を発揮し得るよ
うにそのグリップ力に余裕を持たせて、その旋回外方の
前輪21FRがロック状態になることを抑制するようにし
ている。そして、ステップSD4では、上記旋回外方の
前輪21FRに対する制動力の付与による車両1のオーバ
ステア傾向の緩和の度合を判定する。すなわち、ヨーレ
イトψ′の変化量Δψ′を予め設定された設定変化量Δ
ψ′0 と比較し、上記ヨーレイトψ′の変化量Δψ′が
設定変化量Δψ′0 以上であれば、上記旋回外方の前輪
21FRに対する制動力の付与によってその車両1にヨー
モーメントが作用しているから車体姿勢を変更させ得る
と判定して後述のステップSD6に進む。
【0045】一方、上記ステップSD4においてヨーレ
イトψ′の変化量Δψ′が設定変化量Δψ′0 よりも小
さければ、車両1に作用するヨーモーメントが小さく車
体姿勢を変更し得ないと判定してステップSD5に進
み、このステップSD5では旋回外方の後輪21RRに対
し極く小さな制動力を付与するようにする。つまり、車
両1を旋回外方側に向けるようにヨーモーメントを作用
させる(SD3,SD5)ことにより、車体姿勢を修正
して車両1のスピン(図10(d)参照)を防止するよ
うにしている。そして、ステップSD6では、横滑り角
偏差量(|βTR−β|)が零であるか否かの判定を行
い、零であれば車体姿勢が目標走行方向に収束したと判
定してスピン抑制制御を終了する(図10(c)参照)
一方、上記横滑り角偏差量(|βTR−β|)が零でない
と判定されれば、上記ステップSD1にリターンする。
イトψ′の変化量Δψ′が設定変化量Δψ′0 よりも小
さければ、車両1に作用するヨーモーメントが小さく車
体姿勢を変更し得ないと判定してステップSD5に進
み、このステップSD5では旋回外方の後輪21RRに対
し極く小さな制動力を付与するようにする。つまり、車
両1を旋回外方側に向けるようにヨーモーメントを作用
させる(SD3,SD5)ことにより、車体姿勢を修正
して車両1のスピン(図10(d)参照)を防止するよ
うにしている。そして、ステップSD6では、横滑り角
偏差量(|βTR−β|)が零であるか否かの判定を行
い、零であれば車体姿勢が目標走行方向に収束したと判
定してスピン抑制制御を終了する(図10(c)参照)
一方、上記横滑り角偏差量(|βTR−β|)が零でない
と判定されれば、上記ステップSD1にリターンする。
【0046】また、上記ステップSD2でドライバがブ
レーキを踏んでいると判定された場合はステップSD7
に進み、横滑り角偏差量(|βTR−β|)を、オーバス
テア傾向の度合を判定するために予め設定されたオーバ
ステア度合判定しきい値K4と比較し、上記車体横滑り
角偏差量(|βTR−β|)がオーバステア度合判定しき
い値K4 よりも小さい場合、つまり、オーバステア傾向
の度合が低いと判定される場合にはステップSD8に進
んで、旋回内方の前輪21FLに接続されているブレーキ
系統のカットバルブ32bを開状態にする。これによ
り、ドライバーによるブレーキペダル14の踏み操作に
応じてマスタシリンダ10から第2配管22bに対し圧
液が流通し、上記旋回内方の前輪21FL及び旋回外方の
後輪21RRに対しドライバの踏み操作に応じた制動力が
付与されるようになる。そして、ステップSD9に進
み、このステップSD9において、旋回外方の前輪21
FRに対し、その車輪スリップ率ρ1 が後述の第2設定上
限値ρlim2を越えない目標値になるよう、横滑り角偏差
量(|βTR−β|)及びブレーキ圧Pに対応した所要の
制動力を付与し、その後上記ステップSD1にリターン
する。つまり、ドライバによるブレーキ操作が検出され
た場合(SD2)であって、オーバステアの度合が低い
と判定される場合(SD7)には、一方の液圧配管22
a又は22bをマスタシリンダ10に連通させる(SD
8)ことにより、ドライバのブレーキ操作を可能にして
その操作フィーリングの確保を図るとともに、そのドラ
イバの踏み操作に応じて車両に制動力を付与するように
している。
レーキを踏んでいると判定された場合はステップSD7
に進み、横滑り角偏差量(|βTR−β|)を、オーバス
テア傾向の度合を判定するために予め設定されたオーバ
ステア度合判定しきい値K4と比較し、上記車体横滑り
角偏差量(|βTR−β|)がオーバステア度合判定しき
い値K4 よりも小さい場合、つまり、オーバステア傾向
の度合が低いと判定される場合にはステップSD8に進
んで、旋回内方の前輪21FLに接続されているブレーキ
系統のカットバルブ32bを開状態にする。これによ
り、ドライバーによるブレーキペダル14の踏み操作に
応じてマスタシリンダ10から第2配管22bに対し圧
液が流通し、上記旋回内方の前輪21FL及び旋回外方の
後輪21RRに対しドライバの踏み操作に応じた制動力が
付与されるようになる。そして、ステップSD9に進
み、このステップSD9において、旋回外方の前輪21
FRに対し、その車輪スリップ率ρ1 が後述の第2設定上
限値ρlim2を越えない目標値になるよう、横滑り角偏差
量(|βTR−β|)及びブレーキ圧Pに対応した所要の
制動力を付与し、その後上記ステップSD1にリターン
する。つまり、ドライバによるブレーキ操作が検出され
た場合(SD2)であって、オーバステアの度合が低い
と判定される場合(SD7)には、一方の液圧配管22
a又は22bをマスタシリンダ10に連通させる(SD
8)ことにより、ドライバのブレーキ操作を可能にして
その操作フィーリングの確保を図るとともに、そのドラ
イバの踏み操作に応じて車両に制動力を付与するように
している。
【0047】また、上記ステップSD7で、横滑り角偏
差量(|βTR−β|)がオーバステア度合判定しきい値
K4 に等しいか又は大きい場合、つまり、オーバステア
の度合が高いと判定された場合には、ステップSD10
に進み、液圧センサ33によって検出されたブレーキ圧
Pをポンプ圧Pp と比較する。そして、上記ブレーキ圧
Pがポンプ圧Pp に等しいか又は大きく、ドライバの減
速要求が極めて高いと考えられる場合には上記ステップ
SD8に進む。つまり、オーバステアの度合が高い場合
であってもドライバの減速要求が極めて高い場合には、
そのブレーキ操作に従い車両を減速させるようにしてい
る。一方、上記ブレーキ圧Pがポンプ圧Pp よりも低け
れば、ステップSD11に進んで旋回外方の前輪21FR
に対し、その車輪スリップ率ρ1 が後述の第2設定上限
値ρlim2を越えない目標値になるよう、横滑り角偏差量
(|βTR−β|)及びブレーキ圧Pに対応した所要の制
動力を付与し、これにより車体姿勢を旋回外方側にに変
更させた後にステップSD12に進んで、車体横滑り角
βの変化量Δβを、車両の向きが旋回外方側に十分に変
わったことを判定するために予め設定された第2判定変
化量Δβ2 と比較する。そして、上記車体横滑り角βの
変化量Δβが第2判定変化量Δβ2 よりも小さい時、つ
まり、車体姿勢が十分に変わっていない時には上記ステ
ップSD2に戻る一方、上記車体横滑り角βの変化量Δ
βが第2判定変化量Δβ2 よりも大きい時、即ち、車体
姿勢が十分に変わった時には、ステップSD13に進ん
で、横滑り角偏差量(|βTR−β|)及びブレーキ圧P
に対応した所要の制動力を、左右の前輪21FR,21FL
及び旋回外方の後輪21RL付与し、車両1に対しオーバ
ステアを抑制するヨーモーメントを作用させつつ車両を
減速させる。つまり、オーバステアの度合が高い場合
(SD7)であってドライバの減速要求がそれほど高く
ない場合(SD10)には、まず、車両の向きを変えて
(SD11)その姿勢を安定させてから減速させる(S
D12)ようにしている。
差量(|βTR−β|)がオーバステア度合判定しきい値
K4 に等しいか又は大きい場合、つまり、オーバステア
の度合が高いと判定された場合には、ステップSD10
に進み、液圧センサ33によって検出されたブレーキ圧
Pをポンプ圧Pp と比較する。そして、上記ブレーキ圧
Pがポンプ圧Pp に等しいか又は大きく、ドライバの減
速要求が極めて高いと考えられる場合には上記ステップ
SD8に進む。つまり、オーバステアの度合が高い場合
であってもドライバの減速要求が極めて高い場合には、
そのブレーキ操作に従い車両を減速させるようにしてい
る。一方、上記ブレーキ圧Pがポンプ圧Pp よりも低け
れば、ステップSD11に進んで旋回外方の前輪21FR
に対し、その車輪スリップ率ρ1 が後述の第2設定上限
値ρlim2を越えない目標値になるよう、横滑り角偏差量
(|βTR−β|)及びブレーキ圧Pに対応した所要の制
動力を付与し、これにより車体姿勢を旋回外方側にに変
更させた後にステップSD12に進んで、車体横滑り角
βの変化量Δβを、車両の向きが旋回外方側に十分に変
わったことを判定するために予め設定された第2判定変
化量Δβ2 と比較する。そして、上記車体横滑り角βの
変化量Δβが第2判定変化量Δβ2 よりも小さい時、つ
まり、車体姿勢が十分に変わっていない時には上記ステ
ップSD2に戻る一方、上記車体横滑り角βの変化量Δ
βが第2判定変化量Δβ2 よりも大きい時、即ち、車体
姿勢が十分に変わった時には、ステップSD13に進ん
で、横滑り角偏差量(|βTR−β|)及びブレーキ圧P
に対応した所要の制動力を、左右の前輪21FR,21FL
及び旋回外方の後輪21RL付与し、車両1に対しオーバ
ステアを抑制するヨーモーメントを作用させつつ車両を
減速させる。つまり、オーバステアの度合が高い場合
(SD7)であってドライバの減速要求がそれほど高く
ない場合(SD10)には、まず、車両の向きを変えて
(SD11)その姿勢を安定させてから減速させる(S
D12)ようにしている。
【0048】なお、上記フローチャートにおいて、ステ
ップSD3が第1ヨーモーメント制御部54aに、ステ
ップSD4が緩和度合判定部54cに、それぞれ対応し
ており、また、ステップSD5が第2ヨーモーメント制
御部54bに対応している。
ップSD3が第1ヨーモーメント制御部54aに、ステ
ップSD4が緩和度合判定部54cに、それぞれ対応し
ており、また、ステップSD5が第2ヨーモーメント制
御部54bに対応している。
【0049】−車輪スリップ率の上限設定− 次に、図7のステップSC5及び図9のステップSD3
における、旋回内方の前輪21FL又は旋回外方の前輪2
1FRに対する制動力の付与の際の車輪スリップ率ρ2 又
はρ1 の上限設定について、図11及び図12に基づい
て説明する。
における、旋回内方の前輪21FL又は旋回外方の前輪2
1FRに対する制動力の付与の際の車輪スリップ率ρ2 又
はρ1 の上限設定について、図11及び図12に基づい
て説明する。
【0050】上記車輪スリップ率の上限設定は、図11
に示すように、ドリフトアウト抑制制御及びスピン抑制
制御のそれぞれの場合について、上限値設定部55によ
り、車体速Vscs に対応づけて設定された車輪スリップ
率の基本上限値x1 ,x2 を、ステアリング舵角θH 及
び操舵速度θH ′に応じて増減変更して行うようにす
る。すなわち、まず、図6のステップSB1に対応する
ステップSE1において、ヨーレイト偏差量(|ψ′TR
−ψ′|)が介入判定しきい値K1 よりも小さく、か
つ、横滑り角偏差量(|βTR−β|)が介入判定しきい
値K2 よりも小さい場合にはSCS制御の制御介入が行
われないと判定してリターンする一方、上記ヨーレイト
偏差量(|ψ′TR−ψ′|)が介入判定しきい値K1 以
上であるか、又は、上記横滑り角偏差量(|βTR−β
|)が介入判定しきい値K2 以上である場合には、上記
制御介入が行われると判定してステップSE2に進む。
続いて、図6のステップSB2に対応する上記ステップ
SE2において、横滑り角偏差量(|βTR−β|)が切
換判定しきい値K3 よりも小さい場合には、ドリフトア
ウト抑制制御が行われると判定してステップSE3に進
み、そのドリフトアウト抑制制御に対応するよう比較的
小さめに設定された基本上限値x1 を採用する一方、上
記ステップSE2において横滑り角偏差量(|βTR−β
|)が切換判定しきい値K3 以上である場合には、スピ
ン抑制制御が行われると判定してステップSE4に進
み、そのスピン抑制制御に対応するよう比較的大きめに
設定された基本上限値x2 を採用する。
に示すように、ドリフトアウト抑制制御及びスピン抑制
制御のそれぞれの場合について、上限値設定部55によ
り、車体速Vscs に対応づけて設定された車輪スリップ
率の基本上限値x1 ,x2 を、ステアリング舵角θH 及
び操舵速度θH ′に応じて増減変更して行うようにす
る。すなわち、まず、図6のステップSB1に対応する
ステップSE1において、ヨーレイト偏差量(|ψ′TR
−ψ′|)が介入判定しきい値K1 よりも小さく、か
つ、横滑り角偏差量(|βTR−β|)が介入判定しきい
値K2 よりも小さい場合にはSCS制御の制御介入が行
われないと判定してリターンする一方、上記ヨーレイト
偏差量(|ψ′TR−ψ′|)が介入判定しきい値K1 以
上であるか、又は、上記横滑り角偏差量(|βTR−β
|)が介入判定しきい値K2 以上である場合には、上記
制御介入が行われると判定してステップSE2に進む。
続いて、図6のステップSB2に対応する上記ステップ
SE2において、横滑り角偏差量(|βTR−β|)が切
換判定しきい値K3 よりも小さい場合には、ドリフトア
ウト抑制制御が行われると判定してステップSE3に進
み、そのドリフトアウト抑制制御に対応するよう比較的
小さめに設定された基本上限値x1 を採用する一方、上
記ステップSE2において横滑り角偏差量(|βTR−β
|)が切換判定しきい値K3 以上である場合には、スピ
ン抑制制御が行われると判定してステップSE4に進
み、そのスピン抑制制御に対応するよう比較的大きめに
設定された基本上限値x2 を採用する。
【0051】続いて、ステップSE5では、車体速Vsc
s との関係により予め設定された基本マップから基本上
限値x1 又はx2 を読み取る。この基本マップにおい
て、上記ドリフトアウト抑制制御の場合の基本上限値x
1 は、車体速Vscs が比較的低い領域では一定の初期値
x01にされる一方、上記車体速Vscs が比較的高い領域
ではこの車体速Vscs が高いほど減少するように設定さ
れており、また、上記スピン抑制制御の場合の基本上限
値x2 は、上記基本上限値x1 よりも大値側の略一定値
に設定されている。ここで、上記初期値x01の値は、図
12に示すように、車輪の発揮し得る前後力及び横力が
共に十分大きな値となるよう、後述の最大スリップ率ρ
max (同図では約20パーセント)よりも所定量小値側
に(同図では約10パーセント)設定されている。
s との関係により予め設定された基本マップから基本上
限値x1 又はx2 を読み取る。この基本マップにおい
て、上記ドリフトアウト抑制制御の場合の基本上限値x
1 は、車体速Vscs が比較的低い領域では一定の初期値
x01にされる一方、上記車体速Vscs が比較的高い領域
ではこの車体速Vscs が高いほど減少するように設定さ
れており、また、上記スピン抑制制御の場合の基本上限
値x2 は、上記基本上限値x1 よりも大値側の略一定値
に設定されている。ここで、上記初期値x01の値は、図
12に示すように、車輪の発揮し得る前後力及び横力が
共に十分大きな値となるよう、後述の最大スリップ率ρ
max (同図では約20パーセント)よりも所定量小値側
に(同図では約10パーセント)設定されている。
【0052】上記図12は、車輪スリップ率ρと車輪の
前後力及び横力との間の一般的な相関関係を表したもの
であり、同図の如く、車輪の前後力は車輪スリップ率ρ
が零のときには零になり、その車輪スリップ率ρの増大
とともに急増してこの車輪スリップ率ρが所定の最大ス
リップ率ρmax であるときに最大値になった後、上記車
輪スリップ率ρのさらなる増大とともに緩やかに減少す
るようになっている。また、車輪の発揮し得る横力は、
同図の如く、車輪スリップ率ρが零のときに最大値にな
っており、その車輪スリップ率ρの増大とともに減少す
るようになっている。このため、車輪スリップ率ρが最
大スリップ率ρmax になって車輪が前後方向に最大前後
力を発揮する状態になっているときには、その車輪はそ
の発揮し得る最大横力が小さすぎてロック状態になり易
いと考えられ、従って、車輪の前後力と横力とをバラン
ス良く発揮させるためには、車輪スリップ率ρを上記基
本上限値の初期値x01程度の値に設定することが望まし
いと考えられる。
前後力及び横力との間の一般的な相関関係を表したもの
であり、同図の如く、車輪の前後力は車輪スリップ率ρ
が零のときには零になり、その車輪スリップ率ρの増大
とともに急増してこの車輪スリップ率ρが所定の最大ス
リップ率ρmax であるときに最大値になった後、上記車
輪スリップ率ρのさらなる増大とともに緩やかに減少す
るようになっている。また、車輪の発揮し得る横力は、
同図の如く、車輪スリップ率ρが零のときに最大値にな
っており、その車輪スリップ率ρの増大とともに減少す
るようになっている。このため、車輪スリップ率ρが最
大スリップ率ρmax になって車輪が前後方向に最大前後
力を発揮する状態になっているときには、その車輪はそ
の発揮し得る最大横力が小さすぎてロック状態になり易
いと考えられ、従って、車輪の前後力と横力とをバラン
ス良く発揮させるためには、車輪スリップ率ρを上記基
本上限値の初期値x01程度の値に設定することが望まし
いと考えられる。
【0053】そして、上記ステップSE5に続くステッ
プSE6では、ステアリング舵角θH との関係により予
め設定された第1変更設定マップから係数y1 又はy2
を読取るようにしている。この第1変更設定マップにお
いて、上記係数y1 (y1 ≦1.0)は、ステアリング
舵角θH が比較的小さい領域では一定値y1 (y1 =
1.0)とされる一方、ステアリング舵角θH が比較的
大きい領域ではこのステアリング舵角θH が大きいほど
減少するように設定されており、また、上記係数y2
(y2 ≦1.0)は略一定値(y2 =1.0)に設定さ
れている。そして、ステップSE7では、ステアリング
の操舵速度θH ′との関係により予め設定された第2変
更設定マップから係数z1 又はz2 を読取るようにして
いる。この第2変更設定マップにおいて、上記係数z1
(y1 ≦1.0)は、ステアリングの操舵速度θH ′が
極く小さい領域では一定値(z1 =1.0)とされる一
方、それ以外のほとんどの領域ではステアリングの操舵
速度θH ′が大きいほど減少するように設定されてお
り、また、上記係数z2 は一定値(z2 =1.0)に設
定されている。
プSE6では、ステアリング舵角θH との関係により予
め設定された第1変更設定マップから係数y1 又はy2
を読取るようにしている。この第1変更設定マップにお
いて、上記係数y1 (y1 ≦1.0)は、ステアリング
舵角θH が比較的小さい領域では一定値y1 (y1 =
1.0)とされる一方、ステアリング舵角θH が比較的
大きい領域ではこのステアリング舵角θH が大きいほど
減少するように設定されており、また、上記係数y2
(y2 ≦1.0)は略一定値(y2 =1.0)に設定さ
れている。そして、ステップSE7では、ステアリング
の操舵速度θH ′との関係により予め設定された第2変
更設定マップから係数z1 又はz2 を読取るようにして
いる。この第2変更設定マップにおいて、上記係数z1
(y1 ≦1.0)は、ステアリングの操舵速度θH ′が
極く小さい領域では一定値(z1 =1.0)とされる一
方、それ以外のほとんどの領域ではステアリングの操舵
速度θH ′が大きいほど減少するように設定されてお
り、また、上記係数z2 は一定値(z2 =1.0)に設
定されている。
【0054】最後に、ステップSE8において、上記基
本上限値x1 又はx2 に対し、上記係数y1 又はy2 と
係数z1 又はz2 とを乗算して設定上限値ρlim を演算
する。すなわち、ドリフトアウト抑制制御においては、
上記基本上限値x1 に対し、上記係数y1 と係数z1 と
を乗算して第1設定上限値ρlim1を演算するようにして
おり、このように演算された第1設定上限値ρlim1は、
車体速Vscs が高いほど、また、ステアリング舵角θH
が大きいほど、さらに、ステアリングの操舵速度θH ′
が大きいほどより小値側に変更設定されるようになって
いる。また、スピン抑制制御においては、上記基本上限
値x2 に対し、上記係数y2 と係数z2とを乗算して第
2設定上限値ρlim2を演算するようにしており、このよ
うに演算された第2設定上限値ρlim2は、上記第1設定
上限値ρlim1よりも大値側の略一定値に設定されるよう
になっている。つまり、ドリフトアウト抑制制御(SE
3)の場合には、旋回内方の前輪21FLの車輪スリップ
ρ2 の第1設定上限値ρlim1を、予め低めに設定する
(SE5)とともにステアリングの舵角θH 及び操舵速
度θH ′に応じてより小値側に変更設定する(SE6,
SE7)ようにしており、これにより、上記旋回内方の
前輪21FLに付与する制動力量を十分小さめに制限する
ようにしている。一方、スピン抑制制御(SE4)の場
合には、旋回外方の前輪21FRの車輪スリップ率ρ1 の
第2設定上限値ρlim2を高めに設定して、上記旋回外方
の前輪21FRに付与する制動力量が車輪の最大前後力に
近い大きな値になり得るようにしている。
本上限値x1 又はx2 に対し、上記係数y1 又はy2 と
係数z1 又はz2 とを乗算して設定上限値ρlim を演算
する。すなわち、ドリフトアウト抑制制御においては、
上記基本上限値x1 に対し、上記係数y1 と係数z1 と
を乗算して第1設定上限値ρlim1を演算するようにして
おり、このように演算された第1設定上限値ρlim1は、
車体速Vscs が高いほど、また、ステアリング舵角θH
が大きいほど、さらに、ステアリングの操舵速度θH ′
が大きいほどより小値側に変更設定されるようになって
いる。また、スピン抑制制御においては、上記基本上限
値x2 に対し、上記係数y2 と係数z2とを乗算して第
2設定上限値ρlim2を演算するようにしており、このよ
うに演算された第2設定上限値ρlim2は、上記第1設定
上限値ρlim1よりも大値側の略一定値に設定されるよう
になっている。つまり、ドリフトアウト抑制制御(SE
3)の場合には、旋回内方の前輪21FLの車輪スリップ
ρ2 の第1設定上限値ρlim1を、予め低めに設定する
(SE5)とともにステアリングの舵角θH 及び操舵速
度θH ′に応じてより小値側に変更設定する(SE6,
SE7)ようにしており、これにより、上記旋回内方の
前輪21FLに付与する制動力量を十分小さめに制限する
ようにしている。一方、スピン抑制制御(SE4)の場
合には、旋回外方の前輪21FRの車輪スリップ率ρ1 の
第2設定上限値ρlim2を高めに設定して、上記旋回外方
の前輪21FRに付与する制動力量が車輪の最大前後力に
近い大きな値になり得るようにしている。
【0055】なお、上記フローチャートにおいて、ステ
ップSE6及びステップSE7が変更設定部55bに対
応している。
ップSE6及びステップSE7が変更設定部55bに対
応している。
【0056】次に、上記実施形態に係る車両の姿勢制御
装置の作用・効果を説明する。
装置の作用・効果を説明する。
【0057】上記実施形態におけるドリフトアウト抑制
制御によれば、旋回内方の前輪21FLに制動力を付与す
る(SC5)ことにより、車両1に対しその車体姿勢を
旋回内方側に変更させるようにヨーモーメントを作用さ
せることができ、これにより、上記車両1のアンダステ
ア傾向の緩和が図られる。この際、上記旋回内方の前輪
21FLに付与される制動力量を、その旋回内方の前輪2
1FLの車輪スリップ率ρ2 が最大スリップ率ρmax より
も所定量小値側に設定された(SE5〜SE8)第1設
定上限値ρlim1以下になるよう制限するようにしている
ため、その分、上記旋回内方の前輪21FLのグリップ力
に余裕を持たせてこの旋回内方の前輪21FLに横力を発
揮させ得るようにすることができ、これにより、車両の
旋回中であって車輪21FR,21FL,…が横力を発揮し
ている状態にあっても、上記旋回内方の前輪21FLがロ
ック状態になることを抑制して車体姿勢の不安定化を抑
制することができる。また、上記第1設定上限値ρlim1
を、スピン抑制制御における第2設定上限値ρlim2より
も予め小値側に設定する(SE5)とともに、ステアリ
ング舵角θH 又は操舵速度θH ′が大きいほどより小値
側に変更設定する(SE6,SE7)ようにしているた
め、旋回内方の前輪21FLに付与する制動力量の上限値
を、車輪横滑り角の増大や急速な転舵に伴うグリップ力
の減少に対応するように減少させることができ、これに
より、上記旋回内方の前輪21FLがロック状態になるこ
とをより確実に抑制して車両1のドリフトアウトを防止
するようにすることができる。
制御によれば、旋回内方の前輪21FLに制動力を付与す
る(SC5)ことにより、車両1に対しその車体姿勢を
旋回内方側に変更させるようにヨーモーメントを作用さ
せることができ、これにより、上記車両1のアンダステ
ア傾向の緩和が図られる。この際、上記旋回内方の前輪
21FLに付与される制動力量を、その旋回内方の前輪2
1FLの車輪スリップ率ρ2 が最大スリップ率ρmax より
も所定量小値側に設定された(SE5〜SE8)第1設
定上限値ρlim1以下になるよう制限するようにしている
ため、その分、上記旋回内方の前輪21FLのグリップ力
に余裕を持たせてこの旋回内方の前輪21FLに横力を発
揮させ得るようにすることができ、これにより、車両の
旋回中であって車輪21FR,21FL,…が横力を発揮し
ている状態にあっても、上記旋回内方の前輪21FLがロ
ック状態になることを抑制して車体姿勢の不安定化を抑
制することができる。また、上記第1設定上限値ρlim1
を、スピン抑制制御における第2設定上限値ρlim2より
も予め小値側に設定する(SE5)とともに、ステアリ
ング舵角θH 又は操舵速度θH ′が大きいほどより小値
側に変更設定する(SE6,SE7)ようにしているた
め、旋回内方の前輪21FLに付与する制動力量の上限値
を、車輪横滑り角の増大や急速な転舵に伴うグリップ力
の減少に対応するように減少させることができ、これに
より、上記旋回内方の前輪21FLがロック状態になるこ
とをより確実に抑制して車両1のドリフトアウトを防止
するようにすることができる。
【0058】さらに、上記旋回内方の前輪21FLへの制
動力の付与(SC5)による車両のアンダステア傾向の
緩和の度合が低いと判定されたとき(SC6)には、旋
回内方の後輪21RLに対しても制動力を付与することに
より、上記車両1にヨーモーメントを作用させ(SC
7)てアンダステア傾向のさらなる緩和を図ることがで
きる。その上、上記旋回内方の前輪21FL及び旋回内方
の後輪21RLへの制動力の付与によっても、上記車両1
のアンダステア傾向の緩和の度合が低いと判定されたと
き(SC8)には、さらに旋回外方の前輪21FRに対し
ても上記旋回内方の後輪21RLと同様に制動力を付与す
る(SC12)ことにより、車両1の左右両側に制動力
を作用させて減速によるアンダステア傾向の緩和を図る
ことができる。しかも、上記旋回外方の前輪21FR及び
上記旋回内方の後輪21RLに付与する制動力量が上記旋
回内方の前輪21FLに付与された制動力量よりも低めに
制限されているため車体姿勢の不安定化が抑制される。
動力の付与(SC5)による車両のアンダステア傾向の
緩和の度合が低いと判定されたとき(SC6)には、旋
回内方の後輪21RLに対しても制動力を付与することに
より、上記車両1にヨーモーメントを作用させ(SC
7)てアンダステア傾向のさらなる緩和を図ることがで
きる。その上、上記旋回内方の前輪21FL及び旋回内方
の後輪21RLへの制動力の付与によっても、上記車両1
のアンダステア傾向の緩和の度合が低いと判定されたと
き(SC8)には、さらに旋回外方の前輪21FRに対し
ても上記旋回内方の後輪21RLと同様に制動力を付与す
る(SC12)ことにより、車両1の左右両側に制動力
を作用させて減速によるアンダステア傾向の緩和を図る
ことができる。しかも、上記旋回外方の前輪21FR及び
上記旋回内方の後輪21RLに付与する制動力量が上記旋
回内方の前輪21FLに付与された制動力量よりも低めに
制限されているため車体姿勢の不安定化が抑制される。
【0059】一方、上記実施形態におけるスピン抑制制
御によれば、旋回外方の前輪21FR又は後輪21に制動
力を付与する(SD4,SD5)ことにより、車両1対
しその車体姿勢を旋回外方側変更するヨーモーメントを
作用させてその車両1のスピンを抑制することができ
る。この際、上記旋回外方の前輪21FRに付与される制
動力量は、その旋回外方の前輪21FLの車輪スリップ率
ρ1 が第2設定上限値ρlim2(SE5〜SE8)以下に
なるように制限されているため、上記旋回内方の前輪2
1FLがロック状態になることによる車体姿勢の不安定化
を抑制することができる。また、上記第2設定上限値ρ
lim2が上記第1設定上限値ρlim1に比べて大きめに設定
されているため、上記旋回外方の前輪21FRに対し比較
的大きな制動力を付与することができ、これにより、上
記車両1に比較的大きなヨーモーメントを作用させてそ
の車体姿勢を迅速に修正するようにすることができる。
なお、上記第2設定上限値ρlim2が比較的大きめに設定
されていることから、例えば、路面状況の急変等により
上記旋回外方の前輪21FRがロック状態になることも考
えられるが、この場合には、車両1の前側に作用するコ
ーナリングフォースが減少することによって車両1のス
ピンが抑制されるため問題はないと考えられる。
御によれば、旋回外方の前輪21FR又は後輪21に制動
力を付与する(SD4,SD5)ことにより、車両1対
しその車体姿勢を旋回外方側変更するヨーモーメントを
作用させてその車両1のスピンを抑制することができ
る。この際、上記旋回外方の前輪21FRに付与される制
動力量は、その旋回外方の前輪21FLの車輪スリップ率
ρ1 が第2設定上限値ρlim2(SE5〜SE8)以下に
なるように制限されているため、上記旋回内方の前輪2
1FLがロック状態になることによる車体姿勢の不安定化
を抑制することができる。また、上記第2設定上限値ρ
lim2が上記第1設定上限値ρlim1に比べて大きめに設定
されているため、上記旋回外方の前輪21FRに対し比較
的大きな制動力を付与することができ、これにより、上
記車両1に比較的大きなヨーモーメントを作用させてそ
の車体姿勢を迅速に修正するようにすることができる。
なお、上記第2設定上限値ρlim2が比較的大きめに設定
されていることから、例えば、路面状況の急変等により
上記旋回外方の前輪21FRがロック状態になることも考
えられるが、この場合には、車両1の前側に作用するコ
ーナリングフォースが減少することによって車両1のス
ピンが抑制されるため問題はないと考えられる。
【0060】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
第1設定上限値ρlim1を、車体速Vscs 、ステアリング
舵角θH 及び操舵速度θH ′に対応付けて変更設定する
ようにしているが、これに限らず、例えば、上記ステア
リング舵角θH及び操舵速度θH ′のみに対応付けて変
更設定するようにしてもよく、また、最大スリップ率ρ
max よりも小値側に予め設定した固定値としてもよい。
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
第1設定上限値ρlim1を、車体速Vscs 、ステアリング
舵角θH 及び操舵速度θH ′に対応付けて変更設定する
ようにしているが、これに限らず、例えば、上記ステア
リング舵角θH及び操舵速度θH ′のみに対応付けて変
更設定するようにしてもよく、また、最大スリップ率ρ
max よりも小値側に予め設定した固定値としてもよい。
【0061】上記実施形態では、スピン抑制制御におい
て旋回外方の前輪21FRに付与する制動力量を、その旋
回外方の前輪21FRの車輪スリップ率が第2設定上限値
ρlim2以下になるよう制限するようにしているが、これ
に限らず、スピン抑制制御においては上記制動力量を制
限しなくてもよい。
て旋回外方の前輪21FRに付与する制動力量を、その旋
回外方の前輪21FRの車輪スリップ率が第2設定上限値
ρlim2以下になるよう制限するようにしているが、これ
に限らず、スピン抑制制御においては上記制動力量を制
限しなくてもよい。
【0062】上記実施形態では、ドリフトアウト抑制制
御をヨーレイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)に基づいて
行うようにしており、一方、スピン抑制制御を車体横滑
り角偏差量(|βTR−β|)に基づいて行うようにして
いるが、これに限らず、例えば、上記ドリフトアウト抑
制制御及びスピン抑制制御の両方を、上記ヨーレイト偏
差量(|ψ′TR−ψ′|)及び車体横滑り角偏差量(|
βTR−β|)の両方に基づいて行うようにしてもよい。
御をヨーレイト偏差量(|ψ′TR−ψ′|)に基づいて
行うようにしており、一方、スピン抑制制御を車体横滑
り角偏差量(|βTR−β|)に基づいて行うようにして
いるが、これに限らず、例えば、上記ドリフトアウト抑
制制御及びスピン抑制制御の両方を、上記ヨーレイト偏
差量(|ψ′TR−ψ′|)及び車体横滑り角偏差量(|
βTR−β|)の両方に基づいて行うようにしてもよい。
【0063】上記実施形態では、車両1のブレーキ系統
をいわゆるX配管タイプのものとしているが、これに限
らず、例えば、いわゆるH配管タイプのものであっても
よい。
をいわゆるX配管タイプのものとしているが、これに限
らず、例えば、いわゆるH配管タイプのものであっても
よい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における車両の姿勢制御装置によれば、車両がアンダ
ステア状態にあると判定されたとき、旋回内方の前輪に
対し制動力を付与するようにすることにより、上記車両
のアンダステア傾向の緩和を図ることができる。この
際、上記旋回内方の前輪の車輪スリップ率を、その旋回
内方の前輪が最大前後力を発揮する車輪スリップ率より
も所定量以上小さく、かつ、アンダステア状態にあると
判定されないときよりも小さいものに設定することによ
り、上記旋回内方の前輪に付与される制動力量を上記最
大前後力量よりも十分に小さくなるように制限して、そ
の分、上記旋回内方の前輪のグリップ力に十分な余裕を
持たせることができ、これにより、車体姿勢の不安定化
を抑制して車両のドリフトアウトを防止することができ
る。
明における車両の姿勢制御装置によれば、車両がアンダ
ステア状態にあると判定されたとき、旋回内方の前輪に
対し制動力を付与するようにすることにより、上記車両
のアンダステア傾向の緩和を図ることができる。この
際、上記旋回内方の前輪の車輪スリップ率を、その旋回
内方の前輪が最大前後力を発揮する車輪スリップ率より
も所定量以上小さく、かつ、アンダステア状態にあると
判定されないときよりも小さいものに設定することによ
り、上記旋回内方の前輪に付与される制動力量を上記最
大前後力量よりも十分に小さくなるように制限して、そ
の分、上記旋回内方の前輪のグリップ力に十分な余裕を
持たせることができ、これにより、車体姿勢の不安定化
を抑制して車両のドリフトアウトを防止することができ
る。
【0065】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、旋回内方の前輪に付
与する制動力量の上限値を、車輪横滑り角の増大に伴う
グリップ力の低下に対応するよう低めに設定することが
できる。
1記載の発明による効果に加えて、旋回内方の前輪に付
与する制動力量の上限値を、車輪横滑り角の増大に伴う
グリップ力の低下に対応するよう低めに設定することが
できる。
【0066】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、旋回内方の前輪に付
与する制動力量の上限値を、急速な転舵に伴うグリップ
力の低下に対応するよう低めに設定することができる。
1記載の発明による効果に加えて、旋回内方の前輪に付
与する制動力量の上限値を、急速な転舵に伴うグリップ
力の低下に対応するよう低めに設定することができる。
【0067】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、旋回内方の後輪に対
する制動力の付与により車両のアンダステア傾向をより
緩和させることができる上、上記旋回内方の後輪のロッ
クによる車体姿勢の不安定化を抑制することができる。
1記載の発明による効果に加えて、旋回内方の後輪に対
する制動力の付与により車両のアンダステア傾向をより
緩和させることができる上、上記旋回内方の後輪のロッ
クによる車体姿勢の不安定化を抑制することができる。
【0068】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
5記載の発明による効果に加えて、対角線上の2輪に対
する制動力の付与により車両の左右両側に制動力を作用
させてこの車両の減速によるアンダステア傾向の緩和を
図ることができ、これにより、車両にアンダステア傾向
を緩和させるようにヨーモーメントを作用させつつ、そ
の車両を減速させることができる。
5記載の発明による効果に加えて、対角線上の2輪に対
する制動力の付与により車両の左右両側に制動力を作用
させてこの車両の減速によるアンダステア傾向の緩和を
図ることができ、これにより、車両にアンダステア傾向
を緩和させるようにヨーモーメントを作用させつつ、そ
の車両を減速させることができる。
【図1】本発明の実施形態に係る車両の姿勢制御装置を
適用した車両を示す概略構成図である。
適用した車両を示す概略構成図である。
【図2】ブレーキの液圧系統を示す図である。
【図3】SCSコントローラの構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】状態量演算部及び目標状態量演算部における処
理の内容を示す図である。
理の内容を示す図である。
【図5】SCSコントローラによる基本制御の概要を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図6】制御介入判定部における処理の内容を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】ドリフトアウト抑制制御を示すフローチャート
である。
である。
【図8】車両のドリフトアウトの防止を示す概念図であ
る。
る。
【図9】スピン抑制制御を示すフローチャートである。
【図10】車両のスピンの防止を示す概念図である。
【図11】車輪スリップ率の上限設定を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図12】車輪スリップ率と車輪の前後力及び横力との
相関関係を示す図である。
相関関係を示す図である。
1 車両 2 ブレーキ(制動手段) 3 加圧ユニット(制動手段) 4 ハイドロリックユニット(制動手段) 5 SCSコントローラ(姿勢制御手段) 6 車輪速センサ(姿勢状態検出手段) 7 横Gセンサ(姿勢状態検出手段) 8 ヨーレイトセンサ(姿勢状態検出手
段) 9 舵角センサ(操舵量検出手段) 21FR,21FL,21RR,21RL 車輪 51 状態量演算部(姿勢状態検出手段) 53 制御介入判定部(アンダステア判定手
段) 54a 第1ヨーモーメント制御部 54b 第2ヨーモーメント制御部 54c 緩和度合判定部(緩和度合判定手段) 54d 減速制御部 55 上限値設定部 55a 操舵速度演算部(操舵量変化率検出手
段) 55b 変更設定部(第1変更設定手段、第2
変更設定手段) K1 ,K2 介入判定しきい値(設定量) β 車体横滑り角(車両状態量) ψ′ ヨーレイト(車両状態量) Δψ′0 設定変化量(設定度合) θH ステアリング舵角(検出操舵量) θH ′ ステアリングの操舵速度(操舵量の変
化率) ρ 車輪スリップ率 ρlim1,ρlim2 設定上限値
段) 9 舵角センサ(操舵量検出手段) 21FR,21FL,21RR,21RL 車輪 51 状態量演算部(姿勢状態検出手段) 53 制御介入判定部(アンダステア判定手
段) 54a 第1ヨーモーメント制御部 54b 第2ヨーモーメント制御部 54c 緩和度合判定部(緩和度合判定手段) 54d 減速制御部 55 上限値設定部 55a 操舵速度演算部(操舵量変化率検出手
段) 55b 変更設定部(第1変更設定手段、第2
変更設定手段) K1 ,K2 介入判定しきい値(設定量) β 車体横滑り角(車両状態量) ψ′ ヨーレイト(車両状態量) Δψ′0 設定変化量(設定度合) θH ステアリング舵角(検出操舵量) θH ′ ステアリングの操舵速度(操舵量の変
化率) ρ 車輪スリップ率 ρlim1,ρlim2 設定上限値
Claims (5)
- 【請求項1】 車両の前後左右の各車輪に対し個別に制
動力を付与可能に構成された制動手段と、この制動手段
の作動を制御して上記各車輪に対し独立して制動力を付
与することにより上記車両の車体姿勢を目標走行方向に
向かって収束するように制御する姿勢制御手段とを備え
た車両の姿勢制御装置において、 走行方向に対する車体姿勢を表す車両状態量を検出する
姿勢状態検出手段と、 上記姿勢状態検出手段から出力される検出車両状態量が
上記目標走行方向に対応する目標車両状態量からアンダ
ステア側に設定量以上ずれて車両がアンダステア状態に
あることを判定するアンダステア判定手段とを備え、 上記姿勢制御手段は、上記各車輪の車輪スリップ率の上
限値をこの各車輪が回転する方向に最大の前後力を発揮
する車輪スリップ率よりも所定量小値側に設定する上限
値設定部と、上記アンダステア判定手段により車両がア
ンダステア状態にあると判定されたとき、上記車両の旋
回内方の前輪に対し、その旋回内方の前輪の車輪スリッ
プ率が上記上限値設定部により設定された車輪スリップ
率の設定上限値以下の値になるよう、制動力を独立して
付与する第1ヨーモーメント制御部とを備えており、 上記上限値設定部は、上記車輪スリップ率の設定上限値
を、上記アンダステア判定手段により車両がアンダステ
ア状態にあると判定されたときにアンダステア状態にあ
ると判定されないときよりも小値側に設定するように構
成されていることを特徴とする車両の姿勢制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 ステアリングの操舵量を検出する操舵量検出手段と、 上限値設定部により設定される車輪スリップ率について
の設定上限値を、上記操舵量検出手段により検出された
操舵量が大きいほどより小値側に変更設定する第1変更
設定手段とを備えていることを特徴とする車両の姿勢制
御装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 ステアリングの操舵量の変化率を検出する操舵量変化率
検出手段と、 上限値設定部により設定される車輪スリップ率について
の設定上限値を、上記操舵量変化率検出手段により検出
された操舵量の変化率が大きいほどより小値側に変更設
定する第2変更設定手段を備えていることを特徴とする
車両の姿勢制御装置。 - 【請求項4】 請求項1において、 第1ヨーモーメント制御部による制御の実行中に、姿勢
状態検出手段から出力される検出車両状態量の変化に基
づいて車両のアンダステア傾向の緩和の度合が設定低度
合いよりも低いか否かを判定する緩和度合判定手段を備
え、 姿勢制御手段は、第1ヨーモーメント制御による上記車
両のアンダステア傾向の緩和の度合が設定度合よりも低
いと上記緩和度合判定手段により判定されたとき、旋回
内方の後輪に対し旋回内方の前輪に付与された制動力量
と比べて等しいか又は小さい量の制動力が付与されるよ
う、制動手段の作動を制御する第2ヨーモーメント制御
部を備えていることを特徴とする車両の姿勢制御装置。 - 【請求項5】 請求項4において、 姿勢制御手段は、第2ヨーモーメント制御部による制御
の実行中に、車両のアンダステア傾向の緩和の度合が設
定度合よりも低いと緩和度合判定手段により判定された
とき、旋回外方の前輪と旋回内方の後輪との対角線上の
2輪に対し、旋回内方の前輪に付与された制動力と比べ
て等しいか又は小さい量の制動力が同時に付与されるよ
う、制動手段の作動を制御する減速制御を行う減速制御
部を備えていることを特徴とする車両の姿勢制御装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9075296A JPH10264798A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 車両の姿勢制御装置 |
| KR1019980010631A KR19980080743A (ko) | 1997-03-27 | 1998-03-27 | 차량의 자세 제어장치 |
| US09/049,127 US6089680A (en) | 1997-03-27 | 1998-03-27 | Stability control system for vehicle |
| DE19813736A DE19813736A1 (de) | 1997-03-27 | 1998-03-27 | Stabilitätssteuersystem für Fahrzeuge |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9075296A JPH10264798A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 車両の姿勢制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10264798A true JPH10264798A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13572151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9075296A Withdrawn JPH10264798A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 車両の姿勢制御装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6089680A (ja) |
| JP (1) | JPH10264798A (ja) |
| KR (1) | KR19980080743A (ja) |
| DE (1) | DE19813736A1 (ja) |
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