JPH10265107A - ウェブの連続継ぎ合わせ装置 - Google Patents

ウェブの連続継ぎ合わせ装置

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JPH10265107A
JPH10265107A JP7296897A JP7296897A JPH10265107A JP H10265107 A JPH10265107 A JP H10265107A JP 7296897 A JP7296897 A JP 7296897A JP 7296897 A JP7296897 A JP 7296897A JP H10265107 A JPH10265107 A JP H10265107A
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web roll
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貴弘 有村
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晃央 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対のウェブロールの連続自動継ぎ合わせ時
に、ウェブの定常走行速度を低下させずに、継ぎ合わせ
作業を円滑に行うことのできるウェブの連続継ぎ合わせ
装置を提供すること。 【解決手段】 ウェブロール1からウェブWを繰り出さ
せるウェブロール駆動機構と、一方のウェブロール1の
ウェブ終端部等の継ぎ合わせ部に他方のウェブロール1
のウェブ始端部を継ぎ合わせるウェブ継ぎ合わせ機構
(13,14)とを備えたウェブの連続継ぎ合わせ装置
において、一対の上記ウェブロール駆動機構のそれぞれ
が、定常的に上記ウェブロール1を回転させて上記ウェ
ブWを繰り出させる主駆動機構(3,4,6,9,10)と、駆動
源10との間にワンウェイクラッチ5を介して配設さ
れ、上記ウェブロール1の回転駆動初期に該ウェブロー
ル1の回転を加速させる副駆動機構(2,5,7,8,10)とを
有していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブの連続継ぎ
合わせ装置、詳しくは、一対のウェブロールの連続自動
継ぎ合わせ時に、ウェブの定常走行速度を低下させず
に、継ぎ合わせ作業を円滑に行うことのできるウェブの
連続継ぎ合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一対のウェブロールからそれぞれウェブ
を繰り出させる一対のウェブロール駆動機構と、一方の
ウェブロールの終端部等の継ぎ合わせ部に他方のウェブ
ロールの先端部を継ぎ合わせるウェブ継ぎ合わせ機構と
を備えたウェブの連続継ぎ合わせ装置としては、本願出
願人による特公平3-64416 号公報に記載のもの等が知ら
れている。この装置は、定常的にウェブを繰り出してい
る一方のウェブロールのウェブが残り少なくなったとき
に、このウェブの終端に新しい他方のウェブロールの始
端を自動的に継ぎ合わせるものである。
【0003】この装置は、ウェブの残りが少ないウェブ
ロールに新しいウェブロールのウェブを継ぎ合わせる以
前に、予め新しいウェブロールのウェブを繰り出してダ
ンサーロールに掛け渡しておき、新旧ウェブが継ぎ合わ
された直後に、新しいウェブロールによるウェブの繰り
出し速度が定常走行速度に達するまでに不足する繰り出
し量を、上述したダンサーロールに掛け渡したウェブを
該ダンサーロールの移動により繰り出して補充すること
により、ウェブにかかる張力を低減させつつウェブの定
常走行速度(ライン速度)を低下させないようにするこ
とを目的としたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な装置であっても、回転駆動されるウェブロールに巻回
されたウェブの量を増やそうとした場合に、ウェブロー
ルの重量が重くなってしまうため、ウェブの繰り出し速
度が定常走行速度にまで加速される際の速度の立ち上が
り、即ち加速が鈍く、上述したダンサーロールで繰り出
しておいたウェブだけで不足分を補充するのが困難であ
る場合もあり、ウェブに加わる張力を十分に低下させに
くかったり、ウェブの定常走行速度の維持が困難となる
場合があった。また、この装置においては、ベルトをウ
ェブロール外周に接触させてウェブロールを回転駆動し
ており、ウェブロールの重量が重くなると、回転駆動初
期等にウェブロール表面とベルトとの間でスリップが発
生しやすくなり、このスリップによりウェブの表面を破
損させてしまうというおそれもあった。
【0005】一方、ウェブロールの外周側からではな
く、ウェブロールが取り付けられるウェブロールシャフ
トを駆動して、ウェブロール全体を回転駆動させてやる
ことも考えられるが、この場合であっても、ウェブロー
ルシャフト又はウェブロールの巻芯部と巻回されたウェ
ブとの間にスリップが発生してしまうため、やはり十分
な加速が得られず、ウェブロールの速度立ち上がりを遅
くせざるを得ないという問題や、ウェブに高い張力が作
用してしまうおそれがあるという問題を解消することは
できない。
【0006】本発明は、上述の装置において継ぎ合わさ
れたウェブロールの回転駆動初期の速度立ち上がり、即
ち、加速を向上させるための改良に関するものであり、
ウェブロールを定常的に回転駆動させる主駆動機構と、
ウェブロールの回転駆動初期にその回転を加速させるた
めの副駆動機構とを組み合わせることに特徴を有してお
り、本発明の目的は、一対のウェブロールの連続自動継
ぎ合わせ時に、ウェブの定常走行速度を低下させずに、
継ぎ合わせ作業を円滑に行うことのできるウェブの連続
継ぎ合わせ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一対のウェブロールからそれぞれウェブを繰り出さ
せる一対のウェブロール駆動機構と、一方のウェブロー
ルのウェブ終端部等の継ぎ合わせ部に他方のウェブロー
ルのウェブ始端部を継ぎ合わせるウェブ継ぎ合わせ機構
とを備えたウェブの連続継ぎ合わせ装置において、一対
の上記ウェブロール駆動機構のそれぞれが、定常的に上
記ウェブロールを回転させて上記ウェブを繰り出させる
主駆動機構と、駆動源との間にワンウェイクラッチを介
して配設され、上記ウェブロールの回転駆動初期に該ウ
ェブロールの回転を加速させる副駆動機構とを有してい
ることを特徴とするウェブの連続継ぎ合わせ装置を提供
することにより、上記目的を達成したものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記副駆動機構の動作時における、該
副駆動機構によるウェブの繰り出し設定速度が、ウェブ
の定常走行速度の50〜100%に設定されている、こ
とを特徴とするウェブの連続継ぎ合わせ装置を提供する
ものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、上記主駆動機構が、上記ウェブ
ロール外周に接触して該ウェブロールを回転駆動する無
端ベルトを有し、上記副駆動機構が、上記ウェブロール
が取り付けられたウェブロールシャフトを回転駆動す
る、ことを特徴とするウェブの連続継ぎ合わせ装置を提
供するものである。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、上記主駆動機構が、上記ウェブ
ロールが取り付けられるウェブロールシャフトを回転駆
動し、上記副駆動機構が、上記ウェブロール外周に接触
して該ウェブロールを回転駆動する無端ベルトを有して
いる、ことを特徴とするウェブの連続継ぎ合わせ装置を
提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のウェブの連続継ぎ
合わせ装置の一実施形態について図面を参照して説明す
る。図1は本実施形態を示す全体構成図であり、(a) が
平面図、(b)が側面図である。なお、図1には、右側の
ウェブロールから定常的にウェブが繰り出され、左側の
ウェブロールが次の継ぎ合わせに対して準備されている
状態が示されている。
【0012】本実施形態のウェブの連続継ぎ合わせ装置
は、ロール状のウェブ同士、特に、引っ張り強度の弱い
トイレットティッシュや使い捨ておむつのシート材等の
ウェブ同士を継ぎ合わせるのに好適なもので、図1に示
されるように、一対のウェブロール1,1からそれぞれ
ウェブW,Wを繰り出させる一対の『ウェブロール駆動
機構』と、一方のウェブロール1のウェブ終端部等の継
ぎ合わせ部に他方のウェブロール1のウェブ始端部を継
ぎ合わせる『ウェブ継ぎ合わせ機構』とを備えている。
これらの点に関しては従来のウェブの連続継ぎ合わせ装
置と何等変わるところはない。
【0013】而して、本実施形態のウェブの連続継ぎ合
わせ装置は、一対の上記『ウェブロール駆動機構』のそ
れぞれが、定常的に上記ウェブロール1を回転させて上
記ウェブWを繰り出させる「主駆動機構」と、駆動源で
あるモータ10との間にワンウェイクラッチ5を介して
配設され、上記ウェブロール1の回転駆動初期に該ウェ
ブロール1の回転を加速させる「副駆動機構」とを有し
ている。
【0014】また、本実施形態のウェブの連続継ぎ合わ
せ装置においては、上記「主駆動機構」が、上記ウェブ
ロール1外周に接触して該ウェブロール1を回転駆動す
る無端ベルト3を有し、上記「副駆動機構」が、上記ウ
ェブロール1が取り付けられたウェブロールシャフト2
を回転駆動するようになしてある。更に、上記「副駆動
機構」の動作時における、該「副駆動機構」によるウェ
ブWの繰り出し設定速度V”が、該ウェブWの定常走行
速度Vの50〜100%に設定されている。
【0015】本実施形態のウェブの連続継ぎ合わせ装置
について更に詳しく説明する。本実施形態のウェブの連
続継ぎ合わせ装置は、一対のウェブロール1,1が取付
可能とされており、各ウェブロール1に対して上記ウェ
ブロール駆動機構が1つずつ配設されている。以下に
は、一対のウェブロール駆動機構のうちの一方について
のみ説明するが、他方についても同様に構成されてお
り、図1中においては、同様の構成については同一の符
号を付して示してある。
【0016】上記ウェブロール駆動機構は、上述したよ
うに上記「主駆動機構」と上記「副駆動機構」とからな
っている。上記「主駆動機構」は、駆動源である上記モ
ーター10−変速機9−クラッチ6−駆動ベルトコンベ
アからなる。上記駆動ベルトコンベアは、上記クラッチ
6に結合されて駆動される駆動ロール4と、該駆動ロー
ルと一対に配されたフリーロール4’と、これらのロー
ル4,4’に取り付けられた無端ベルト3とからなり、
上記駆動ロール4の中心を軸に、上記フリーロール4’
側が図中A方向に移動可能とされている。なお、上記変
速機9からの出力は、2つに分岐されて一対のウェブロ
ール1,1側にそれぞれ振り分けられるようにしてあ
る。
【0017】上記「副駆動機構」は、上記モーター10
−変速機8−クラッチ7−ワンウェイクラッチ5−ウェ
ブロールシャフト2からなる。上記ワンウェイクラッチ
5は、一方向の回転のみを伝達するような構造を有する
クラッチで、本実施形態においては、上記ウェブロール
ー1から上記ウェブWを繰り出させる方向にのみ駆動力
を伝達するようにされている。
【0018】即ち、上記モーター10から上記クラッチ
7を介して伝達された駆動力が上記ウェブWを繰り出さ
せる方向とは反対方向に上記ウェブロール1を回転駆動
させるものである場合や、上記モーター10から上記ク
ラッチ7を介して伝達された駆動力の回転が既に回転駆
動されている上記ウェブロール1の回転よりも遅いよう
な場合には、上記ワンウェイクラッチ5が空回りをして
駆動力が伝達されないようにしてある。
【0019】上記ワンウェイクラッチ5としては、いわ
ゆるスプラグクラッチ等の公知のものが用いられる。そ
の他の上記クラッチ6,7は、その前後の回転差を吸収
しながら駆動力の接続及び切断を行うものである。な
お、上記変速機8からの出力も、上記変速機9からの出
力と同様に2つに分岐されて一対のウェブロール1,1
側にそれぞれ振り分けられるようにしてある。また、上
記変速機8,9は、その上流側に接続された上記モータ
ーからの駆動力の伝達・非伝達を切り替えると共に、こ
の駆動力を変速させて下流側のクラッチ6,7に伝達す
るものである。
【0020】そして、上記変速機9には、上記ウェブW
の張力を計測する測定ユニット16が接続されており、
該測定ユニット16には、張力を検出するためのダンサ
ーロール15が接続されている。上記ダンサーロール1
5は、後述するニップロール14,14等の上記ウェブ
継ぎ合わせ機構の下流側に配設されており、一対のガイ
ドロール12,12間の上記ウェブWが掛けられてお
り、その上下動から上記ウェブWに加わる張力を上記計
測ユニット16において検出するようにしてある。
【0021】上記ウェブ継ぎ合わせ機構は、進退動可能
なシリンダーアーム13,13と、その先端に対向して
取り付けられた上記ニップロール14,14を有してい
る。上記ウェブロールシャフト2に取り付けられた上記
ウェブロール1から繰り出された上記ウェブWは、ダン
サーロール11に掛けられた後、いくつかのガイドロー
ル12,12・・に掛けられて、上記ニップロール14
に掛けられる。
【0022】上記ダンサーロール11は、基端を上記ウ
ェブロールシャフト2部に結合されたアームの先端に回
転自在に取り付けられており、該アームがその基端部を
中心に移動されるのに伴って図1中B方向に移動される
ようにしてある。
【0023】上記ウェブWの定常走行時(図1中右側)
においては、上記ニップロール14は、走行している上
記ウェブWに対して特に何の作用も及ぼしていない。継
ぎ合わされるのを待機している上記ウェブW(図1中左
側)の始端部は、上記ニップロール14の表面に吸引さ
れて保持されている。そして、上記ウェブWの継ぎ合わ
せ時には、対向している一対の上記ニップロール14,
14が上記シリンダーアーム13,13により突き合わ
されて、一方の上記ウェブWの終端と他方の上記ウェブ
Wの始端とが継ぎ合わされる。
【0024】次に、上述した本実施形態の装置により、
ウェブを自動的に継ぎ合わせる際の工程について簡単に
説明する。図1に示されるように、通常は一方のウェブ
ロール1(図1右側)が定常的に回転駆動されており、
その繰り出し速度V’は定常走行速度Vに等しく安定的
にされている。このとき、複数のクラッチのうち、右側
の上記クラッチ6のみが上記モーター10の駆動力をそ
の下流側に伝達しており、右側の上記無端ベルト3が上
記ウェブロール1の外周に接触されて上記ウェブロール
1を回転駆動させている。
【0025】上記ウェブロール1に巻回された上記ウェ
ブWがなくなった場合に継ぎ合わされる新しい他方の上
記ウェブロール1(図1左側)が上記ウェブロールシャ
フト2に取り付けられ、その外側には左側の上記無端ベ
ルト3が接触されるとともに、上記ウェブロール1から
上記ウェブWが一部繰り出されて上記ダンサーロール1
1及び複数の上記ガイドロール12に掛けられた後に、
その先端が上記ニップロール14に掛けられ、該ニップ
ロール14において上記ウェブWの端部が吸引されて保
持されており、上記ダンサーロール11は、図1中右方
の上記ウェブWを繰り出させた位置に移動されている。
【0026】右方の上記ウェブロール1に巻回された上
記ウェブWの残量が残り少なくなったのをセンサー等に
より検知し、センサーからの信号を元にタイミングをは
かって上記シリンダーアーム13,13を突出させて上
記ニップロール14,14を突き合わせ、右方の上記ウ
ェブロール1の上記ウェブWの終端と左方の上記ウェブ
ロール1の始端とを結合させる。結合に際しては、左方
の上記ウェブロール1の始端に両面テープ等を貼着して
おけば、上記ニップロール14,14を突き合わせた際
に自動的に結合される。
【0027】継ぎ合わせがされると同時に、上述したセ
ンサーからの信号を元にタイミングをはかって右方の上
記クラッチ6が切られると共に、左方の上記クラッチ6
及び上記クラッチ7により上記モーター10の駆動力が
その下流側に伝達される。左方の上記ウェブロール1の
回転は、その外周側からは上記無端ベルト3との接触に
より駆動されると共に、その中心側からは上記ウェブロ
ールシャフト2を介して駆動され、良好な速度立ち上が
り即ち加速を発現させ、早期にその上記ウェブWの繰り
出し速度V’が定常走行速度Vにされる。
【0028】このとき、上記クラッチ7よりの駆動力は
上記ワンウェイクラッチ5を介して上記ウェブロールシ
ャフト2に伝達されており、この駆動力による上記ウェ
ブWの繰り出し設定速度V”は定常走行速度Vの50〜
100%の範囲に設定されており、上記ウェブロール1
からの繰り出し速度V’がこの繰り出し設定速度V”よ
りも速くなった時点で上記ワンウェイクラッチ5は空回
りを始め、上記ウェブロールシャフト2へは駆動力が伝
達されなくなり、それ以後は上記無端ベルト3によって
のみ駆動される。
【0029】上記ウェブWの定常走行時には、上記ダン
サーロール15の移動量により該ウェブWに加わる張力
を上記測定ユニット16により検出し、検出された値に
応じて上記変速機9を制御して、定常走行速度Vが一定
に保持されるように制御される。なお、本実施形態のよ
うに、定常的な駆動を上記無端ベルト3との接触により
行うようにすれば、該無端ベルト3を定速で駆動させて
おけば、上記ウェブロール1の半径が上記ウェブWの繰
り出しに伴って変化したとしても、繰り出し速度V’を
一定に保持させておくのが容易である。
【0030】なお、上記ウェブロール1からの上記ウェ
ブWの繰り出しが進むにつれて、該ウェブロール1の半
径は小さくなるが、上記フリーロール4’を図1中A方
向に移動させることにより、常に上記無端ベルト3を上
記ウェブロール1の外周に接触させておくことができ
る。
【0031】繰り出し速度V’が定常走行速度Vにまで
加速される間においても、上記ウェブWの次工程への送
出は定常走行速度Vを維持しなくてはならないため、継
ぎ合わせ直後にウェブ繰り出し速度V’が定常走行速度
Vにまで加速される間に不足する上記ウェブWの繰り出
しを上記ダンサーロール11を図中B方向に移動させる
ことにより補充して上記ウェブWの次工程への送出を定
常走行速度Vに維持する。
【0032】上記ダンサーロール11のB方向への移動
は、上記ウェブWに加わる張力を受けて受動的に移動す
るようなパッシブ制御方式としても良いが、上記ウェブ
Wにできるだけ余計な張力を与えないという観点から、
リニアサーボモータ等を用いて積極的に上記ダンサーロ
ール11をB方向に移動させるようにしたアクティブ制
御方式によるのが好ましい。
【0033】本実施形態においては、繰り出し速度V’
の立ち上がり、即ち加速が良好であるため、上記ダンサ
ーロール11により繰り出されている上記ウェブWを不
足分として繰り出している間に繰り出し速度V’を定常
走行速度Vにすることが容易に行え、補充すべき上記ウ
ェブWがなくなってしまうようなことはない。
【0034】ここで、上記副駆動機構による上記ウェブ
Wの繰り出し設定速度V”は、該ウェブWの定常走行速
度Vの50〜100%の範囲に設定されており、この繰
り出し設定速度V”が、定常走行速度Vの50%未満に
設定されると、上記副駆動機構による上記ウェブロール
1の回転を加速させる効果がほとんど得られなくなって
しまい、該ウェブロール1からの上記ウェブWの繰り出
し速度V’の立ち上がりを良くすることはできない。
【0035】また、上記副駆動機構による上記ウェブロ
ール1の回転駆動は、できるだけ速く該ウェブロール1
の上記ウェブWの繰り出し速度V’を定常走行速度Vに
することが目的であり、定常走行速度Vとなった後は上
記主駆動機構により駆動すれば良く、繰り出し設定速度
V”を定常走行速度Vの100%を超える範囲に設定す
ることは意義のあることではない。また、継ぎ動作後の
上記ウェブロール1の繰り出し速度V’をできるだけは
やく、効率良く定常走行速度Vに到達させるためには、
加速過程における上記副駆動機構のトルク付加時間はで
きるだけ長い程良く、この観点から、繰り出し設定速度
V”は上述の範囲の中でも特に80〜100%の範囲に
設定されることが好ましい。
【0036】なお、上記ウェブロール1の繰り出し速度
V’が定常走行速度Vとなった後にしばらくの間、繰り
出し速度V’を定常走行速度Vよりもやや速くし、この
間に上記ダンサーロール11を初期位置に戻すようにす
るようにすることができる。このようにして、一方のウ
ェブロール1に巻回された上記ウェブWの終端部に、他
方のウェブロール1に巻回された上記ウェブWの始端部
を円滑に継ぎ合わせることができる。
【0037】本実施形態のウェブの連続継ぎ合わせ装置
は上述の如く構成されており、本実施形態のウェブの連
続継ぎ合わせ装置によれば、上記ウェブロール1を停止
状態から回転駆動する際に、該ウェブロール1を定常的
に回転駆動させる主駆動機構に加えて、回転駆動初期の
加速を効率的に行うための副駆動装置をも有しているた
め、上記ウェブロール1の初期重量が重いような場合で
あっても、上記ウェブロール1からの上記ウェブWの繰
り出し速度V’の初期立ち上がりが良く、上記ウェブW
に過大な張力を作用させてしまうことなく且つの定常走
行速度(ライン速度)Vを低下させることなく、円滑に
継ぎ合わせを行うことができる。
【0038】また、本実施形態の場合、上記ウェブロー
ル1の回転駆動初期に、主駆動機構により該ウェブロー
ル1を外周側から駆動させると共に、副駆動機構により
該ウェブロール1を中心側から駆動させ、外周表面及び
中心軸においてスリップを発生させにくくしており、こ
の点からも上記ウェブWの継ぎ合わせを円滑が行えるよ
うになしてある。
【0039】更に、本実施形態のウェブの連続継ぎ合わ
せ装置は、上記副駆動機構による上記ウェブWの繰り出
し設定速度V”が、ウェブ定常走行速度Vの50〜10
0%の範囲に設定されているため、繰り出し速度V’の
立ち上がり、即ち加速を効率的に行え、その結果、繰り
出し速度V’が早期に定常走行速度Vにまで達し、上記
ウェブWに余計な張力を与えず、且つ継ぎ合わせも円滑
に行うことができる。
【0040】本発明のウェブの連続継ぎ合わせ装置は上
記実施形態に制限されるものではなく、例えば、本実施
形態においては、上記「主駆動機構」が、上記ウェブロ
ール外周に接触して該ウェブロールを回転駆動する無端
ベルトを有し、上記「副駆動機構」が、上記ウェブロー
ルが取り付けられたウェブロールシャフトを回転駆動す
るようになしてあったが、これとは逆に、上記「主駆動
機構」が、上記ウェブロールが取り付けられるウェブロ
ールシャフトを回転駆動し、上記「副駆動機構」が、上
記ウェブロール外周に接触して該ウェブロールを回転駆
動する無端ベルトを有しているようにしても良い。
【0041】この場合は、ウェブロールからのウェブの
繰り出しに伴って該ウェブロールの半径が変化するの
で、該半径の応じてウェブロールシャフトの角速度を変
化させてウェブの繰り出し速度を制御してやる必要があ
が、一方がウェブロールの外周側から駆動すると共に他
方が中心側から駆動するため、スリップが発生しにくく
好適にウェブロールを加速させることができるという上
述した実施形態と同様な利点がある。
【0042】また、上記ウェブロール1を外周側から駆
動するために上記無端ベルト3を用いたが、駆動ロール
を接触させて駆動させるような他の手段を用いても良
い。その他の点に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない
限り適宜変更可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明のウェブの連続継ぎ合わせ装置に
よれば、一対のウェブロールの連続自動継ぎ合わせ時
に、ウェブの定常走行速度を低下させずに、継ぎ合わせ
作業を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェブの連続継ぎ合わせ装置の一実施
形態を示す全体構成図であり、(a) が平面図、(b) が側
面図である。
【符号の説明】
1 ウェブロール 2 ウェブロールシャフト 3 無端ベルト 4 駆動ロール 4’フリーロール 5 ワンウェイクラッチ 6,7 クラッチ 8,9 変速機 10 モータ 11 ダンサーロール 12 ガイドロール 13 シリンダーアーム 14 ニップロール 15 ダンサーロール 16 測定ユニット V 定常走行速度 V’ 繰り出し速度 V” 繰り出し設定速度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のウェブロールからそれぞれウェブ
    を繰り出させる一対のウェブロール駆動機構と、一方の
    ウェブロールのウェブ終端部等の継ぎ合わせ部に他方の
    ウェブロールのウェブ始端部を継ぎ合わせるウェブ継ぎ
    合わせ機構とを備えたウェブの連続継ぎ合わせ装置にお
    いて、 一対の上記ウェブロール駆動機構のそれぞれが、定常的
    に上記ウェブロールを回転させて上記ウェブを繰り出さ
    せる主駆動機構と、駆動源との間にワンウェイクラッチ
    を介して配設され、上記ウェブロールの回転駆動初期に
    該ウェブロールの回転を加速させる副駆動機構とを有し
    ていることを特徴とするウェブの連続継ぎ合わせ装置。
  2. 【請求項2】 上記副駆動機構の動作時における、該副
    駆動機構によるウェブの繰り出し設定速度が、ウェブの
    定常走行速度の50〜100%に設定されている、請求
    項1に記載のウェブの連続継ぎ合わせ装置。
  3. 【請求項3】 上記主駆動機構が、上記ウェブロール外
    周に接触して該ウェブロールを回転駆動する無端ベルト
    を有し、上記副駆動機構が、上記ウェブロールが取り付
    けられたウェブロールシャフトを回転駆動する、請求項
    1又は2に記載のウェブの連続継ぎ合わせ装置。
  4. 【請求項4】 上記主駆動機構が、上記ウェブロールが
    取り付けられるウェブロールシャフトを回転駆動し、上
    記副駆動機構が、上記ウェブロール外周に接触して該ウ
    ェブロールを回転駆動する無端ベルトを有している、請
    求項1又は2に記載のウェブの連続継ぎ合わせ装置。
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