JPH10265215A - タルク及びそれを含有するプロピレン系重合体組成物 - Google Patents

タルク及びそれを含有するプロピレン系重合体組成物

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JPH10265215A
JPH10265215A JP7175997A JP7175997A JPH10265215A JP H10265215 A JPH10265215 A JP H10265215A JP 7175997 A JP7175997 A JP 7175997A JP 7175997 A JP7175997 A JP 7175997A JP H10265215 A JPH10265215 A JP H10265215A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オレフィン系重合体及びその組成物の機械的強
度を著しく向上できるタルク及びそのタルクを含有する
プロピレン系重合体組成物を提供する。 【解決手段】(I)下記の(1) 〜(4) を満足することを
特徴とするタルク。 (1) 平均粒径が3.0 μm以下である。(2) 粒径から算定
した粒径1.0 μm以下の粒子の体積の和が全粒子の総体
積の5%以上である。(3) 粒径から算定した粒径3.0 μ
m以上の粒子の体積の和が全粒子の総体積の10%以上で
ある。(4) 比表面積が80,000cm2/g以上である。 (II)プロピレン系重合体95〜70重量%、熱可塑性エラ
ストマー0〜25重量%及び下記の(1) 〜(3) を満足する
タルク5〜25重量%からなることを特徴とするタルクを
含有するプロピレン系重合体組成物。 (1) 平均粒径が3.0 μm以下である。(2) 粒径から算定
した粒径1.0 μm以下の粒子の体積の和が全粒子の総体
積の5%以上である。(3) 粒径から算定した粒径3.0 μ
m以上の粒子の体積の和が全粒子の総体積の和の10%以
上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタルク及びそれを含
有するオレフィン系重合体組成物に関するものである。
さらに詳しくは、特定の粒度分布を有するタルク及びそ
れを含有するプロピレン系重合体組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、タルクを含有するオレフィン重合
体組成物は、その機械的強度、耐熱性、成形加工性等を
生かして、自動車等の工業部品を中心に種々の用途に広
く使用されているが、最近の用途の拡がりに連れて、そ
の機械的強度に対する要求はさらに高まり、特に相反す
る性質である剛性と衝撃強度のバランスに対する要求は
極めてレベルの高いものとなっている。
【0003】そのため、タルクの微細化又は配合剤によ
る衝撃強度の向上の検討、金属塩やワックス等の分散剤
の添加による衝撃強度の向上等の検討がなされているが
(特開平5−39380号公報等)、単なるタルクの微
細化は粒子の二次凝集による衝撃強度の低下、ゴム成分
の配合はコストの上昇のみならず剛性の低下、分散剤の
添加は成形用金型の汚染になる等それぞれ問題を抱えて
いる。また、現状以上にタルクを微細化するのは、常用
の装置で簡単に行えるものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、オレフィン系重合体及びその組成物の機械的
強度を著しく向上できるタルク及びそのタルクを含有す
るプロピレン系重合体組成物等を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するために鋭意研究を重ねた結果、タルクを特定の
粒度分布とすることでそれを含有するオレフィン系重合
体及びその組成物の機械的強度を著しく向上できること
を見出し、またそのタルクを含有するプロピレン系重合
体組成物は、剛性及び衝撃強度を高いレべルでバランス
させることができることと脆化温度を低下できることを
見出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、以下に示すタルク及
びそれを配合したプロピレン系組成物を提供するもので
ある。 (1)下記の(1) 〜(4) を満足することを特徴とするタ
ルクを提供する。 (1) 平均粒径が3.0μm以下である (2) 粒径から算定した粒径1.0μm以下の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の5%以上である (3) 粒径から算定した粒径3.0μm以上の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の10%以上である (4) 比表面積が80,000cm2 /g以上である
【0007】(2)プロピレン系重合体95〜70重量
%、熱可塑性エラストマー0〜25重量%及び下記の
(1) 〜(3) を満足するタルク5〜25重量%からなるこ
とを特徴とするタルクを含有するプロピレン系重合体組
成物を提供する。 (1) 平均粒径が3.0μm以下である (2) 粒径から算定した粒径1.0μm以下の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の5%以上である (3) 粒径から算定した粒径3.0μm以上の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の10%以上である
【0008】(3)タルクが、下記の(5) 〜(7) を満足
するものである上記(2)に記載のタルクを含有するプ
ロピレン系重合体組成物を提供する。 (5) 平均粒径が2.5μm以下である (6) 粒径から算定した粒径1.0μm以下の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の10%以上である (7) 粒径から算定した粒径3.0μm以上の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の20%以上である (4)プロピレン系重合体の共重合部重量と熱可塑性エ
ラストマー重量との和が5〜50重量%である上記
(2)又は(3)に記載のタルクを含有するプロピレン
系重合体組成物を提供する。 (5)上記(2)〜(4)のいずれかに記載のタルクを
含有するプロピレン系重合体組成物を射出成形して得ら
れる成形体。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のタルクは、下記の(1) 〜
(4) を満足するものである。 (1) 平均粒径が3.0μm以下である (2) 粒径から算定した粒径1.0μm以下の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の5%以上である (3) 粒径から算定した粒径3.0μm以上の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の10%以上である (4) 比表面積が80,000cm2 /g以上である
【0010】好ましいタルクとしては、下記の(5) 〜
(8) を満足するものである。 (5) 平均粒径が2.5μm以下である (6) 粒径から算定した粒径1.0μm以下の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の10%以上である (7) 粒径から算定した粒径3.0μm以上の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の20%以上である (8) 比表面積が90,000cm2 /g以上である 上記の粒径及び粒度分布は、レーザー光回折散乱方式の
粒度分布計を用いて測定したものであり、その測定原理
は「粒子径計測技術(粉体工学会編、日刊工業新聞社、
平成6年11月1日発行)」に基づくものである。測定
機器としては、島津製作所製SALD−2000型を用
いた。なお、測定する際、タルクの屈折率は1.60−
0.10×iとした。
【0011】この測定で得られる本発明のタルクの粒度
分布は、例えば、第1図に示すような分布を示すもので
あり、横軸は粒子径を示し、縦軸は粒径から算定した所
定の粒径範囲の粒子の体積の和が全粒子の体積の総和に
対する割合を示す。密度が粒子径に依存しないとすれ
ば、所定の粒径範囲の粒子重量の総重量に対する割合を
示すものである。
【0012】本発明のタルクは上記の範囲のものである
が、その範囲を逸脱する平均粒径が3.0μmを越える
ものは衝撃強度の低下が起こり好ましくない。また、粒
径が1.0μm以下の相対粒子量(粒径から算定した所
定の粒径範囲の粒子の体積の和が全粒子の総体積に対す
る割合を示す。)が5%未満のものでは衝撃強度を高く
することが難しい。さらに、粒径が3.0μm以上の相
対粒子量が10%未満のものでは、嵩密度の低下や粒子
の凝縮等で取り扱いが難しくなる。また、上記のタルク
の比表面積が80,000cm2 /g未満では、上記の
平均粒径が大きいことにほぼ相当し、衝撃強度の低下が
起こり好ましくない。
【0013】本発明の主な特徴は、粒径が1.0μm以
下の相対粒子量が5%以上であり、かつ、粒径が3.0
μm以上の相対粒子量が10%以上であるところであ
る。つまり、粒度分布を広くし、超微粒子の核剤として
の効果を向上させ、一方ある程度の粒径を含有させるこ
とで分散不良を解消させるものと推測している。場合に
よっては、粒径1.0μm以下と粒径3.0μm以上に
粒度分布のピークを有するものであってもよい。また、
上記の比表面積は、BET法により測定したものであ
る。測定機器としては、柴田科学器械工業製のガス吸着
式ASA−2000を用いた。
【0014】本発明に用いるタルクは、化学組成でSi
2 及びMgOの成分がそれぞれ58〜63%、30〜
33%の範囲で、その他の成分が10%以下の高純度の
タルク原石を原料とするものが好ましく、またCuKα
線を用いた粉末X線回折像において2θが32±1度の
範囲内でのピーク強度がタルク(004)反射のピーク
強度の10%未満であるものが好ましい。
【0015】このタルクは、上記のタルク原石を衝撃式
粉砕機やミクロンミル型粉砕機で粉砕し、さらにジェッ
トミル型粉砕機で微粉砕後、「マイクロフルイタイザ
ー」で、またさらに微粉化して得ることができる。この
「マイクロフルイタイザー」は、湿式粉砕であるため、
微粉砕されたタルクを水及び/又は有機溶媒中に、必要
に応じて界面活性剤を添加し、乳化分散させてから微粉
化を行う。その後、スプレードライヤー、フラッシュド
ラム等を用いて水及び/又は有機溶媒を除去し、微粉化
タルクを回収する。
【0016】本発明のタルクを含有するプロピレン系重
合体組成物は、プロピレン系重合体95〜70重量%、
熱可塑性エラストマー0〜25重量%及び下記の(1) 〜
(3)を満足するタルク5〜25重量%からなるものであ
る。 (1) 平均粒径が3.0μm以下である (2) 粒径から算定した粒径1.0μm以下の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の5%以上である (3) 粒径から算定した粒径3.0μm以上の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の10%以上である
【0017】また、上記の組成物の好ましい態様として
は、プロピレン系重合体95〜70重量%、熱可塑性エ
ラストマー0〜25重量%及び下記の(5) 〜(7) を満足
するタルク5〜25重量%からなることを特徴とするも
のである。 (5) 平均粒径が2.5μm以下である (6) 粒径から算定した粒径1.0μm以下の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の10%以上である (7) 粒径から算定した粒径3.0μm以上の粒子の体積
の和が全粒子の総体積の20%以上である さらに、タルクの比表面積が80,000cm2 /g以
上であるものが好ましく、比表面積が90,000cm
2 /g以上のものが特に好ましい。
【0018】本発明に用いられるプロピレン系重合体と
しては、プロピレンの単独重合体、主重量割合のプロピ
レンと従重量割合の他のα−オレフィン(例えば、エチ
レン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−
メチル−1−ペンテン、1−オクテン等)、ビニルエス
テル(例えば、酢酸ビニル、酪酸ビニル等)、不飽和芳
香族化合物(例えば、スチレン、α−メチルスチレン
等)等とのブロック、ランダム、グラフト等の共重合体
が挙げられる。
【0019】好適な具体例としては、ポリプロピレン、
プロピレン−エチレンブロック又はランダム共重合体、
プロピレン−エチレン−ブテン共重合体等が挙げられ
る。これらの中でも、プロピレン−エチレンブロック共
重合体が好ましく、特に共重合部量が5〜40重量%の
プロピレン−エチレンブロック共重合体が好ましい。こ
れらの重合体のMFR(JIS−K7210、230
℃、2.16kg)は、1〜200g/10分のものが
好ましく、特に10〜100g/10分のものが好まし
い。
【0020】また、これらのプロピレン系重合体は、通
常チーグラー・ナッタ触媒にて製造される。これには、
金属マグネシウム又はマグネシウム化合物とハロゲン化
物からなる固体成分、塩化マグネシウム等の担体に四塩
化チタン等の触媒成分を担持させたもの、有機アルミニ
ウム化合物、必要に応じて電子供与体からなる触媒がよ
く用いられる。また、最近注目されているメタロセン系
触媒を用いて製造されたものでもよい。重合方法として
は、溶媒中で重合をするスラリー法、プロピレンモノマ
ーの液中で重合する液相法、また、気相重合法等のいず
れのプロセスを採用したものでもよい。
【0021】また、本発明に用いられる熱可塑性エラス
トマーとしては、エチレン−プロピレン共重合体ゴム
(以下、EPR)、エチレン−ブテン共重合体ゴム(以
下、EBR)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体
(以下、EPDM)、ポリエチレン−エチレンブテン−
ポリエチレン三元共重合体(以下、CEBC)、スチレ
ン系エラストマー又はその水素添加物(例えば、SB
S、SEBS、SEPS等(S:スチレン、B:ブテ
ン、E:エチレン、P:プロピレン))等が挙げられ
る。これらは、単独で用いても2種以上を併用してもよ
い。
【0022】上記の必須成分の他に、本発明の効果を著
しく損なわない範囲で、付加的成分を配合することがで
きる。例えば、有機系又は無機系の顔料、ヒンダードフ
ェノール系、イオウ系、リン系等の酸化防止剤、ヒンダ
ードアミン系、トリアゾール系、ベンゾフェノン系、ベ
ンゾエート系等の光安定剤、帯電防止剤、滑剤、有機系
又は無機系の核剤、金属不活性剤、防菌剤、必須成分以
外の充填剤等を配合することができる。なお、必須成分
以外の充填剤としては、マイカ、ガラス繊維、ナイロン
繊維、炭素繊維、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の無
機系又は有機系の充填剤等が挙げられる。
【0023】本発明の組成物は、通常の方法で製造する
ことができる。例えば、パウダー状又はペレット状のプ
ロピレン系重合体に、他の必須の成分、及び必要に応じ
て他の付加的成分を添加し、ヘンシェルミキサー等にて
ブレンド後、一軸又は二軸の混練押出機にて溶融混合し
て、冷却しながらカッテングし、ペレットとする。この
ペレットを射出成形、押出成形、プレス成形等にて、所
望の成形品に加工することができる。
【0024】本発明の組成物は、上記の成形法の中で
は、射出成形に好ましく用いることができ、本発明のタ
ルクを含有することから、その好ましい効果により、剛
性と衝撃強度が高いレベルでバランスし、脆化温度を低
下できる極めて有用な成形品を得ることができる。
【0025】
【実施例】次に本発明を実施例等によりさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。 〔実施例及び比較例〕以下のプロピレン−エチレンブロ
ック共重合体、オレフィン系エラストマー、及びタルク
を第1表に示すような割合でよく混合した後、二軸押出
機(神戸製鋼所製、2FCM)にて溶融混練し、造粒し
た。この造粒物について、密度をASTM D792に
準拠して測定した。
【0026】次いで、これらの組成物の造粒物を射出成
形機(住友重機製、ネオマットN515/200)にて
所定の試験片を作成した。この試験片について、曲げ弾
性率、熱変形温度、ロックウェル硬度、引張弾性率と引
張破断伸び、衝撃強度(ノッチ付き、23℃、−30
℃)、及び脆化温度、をそれぞれASTMのD790、
D648、D785、D638、D256、及びD74
6に準拠して測定した。これらの結果も第1表に示す。 <使用したプロピレン−エチレンブロック共重合体>M
I=52g/10分、共重合部量=8重量%のプロピレ
ン−エチレンブロック共重合体(出光石油化学製ポリプ
ロピレン、J5085H)を用いた。なお、MIはJI
S K−7210に準拠し、230℃、荷重2.16k
gの条件で測定した。
【0027】<使用したオレフィン系エラストマー> ・EPR ・・・JSP製 EP07P ・CEBC・・・JSP製 6200P ・SEBS・・・シェル化学製 G−1657X <使用したタルク>実施例に用いたタルクは、浅田製粉
製の平均粒径3.8μmのタルクをマイクロフルイディ
ックス製マイクロフルイタイザーにより1時間粉砕処理
して得られたもので、その平均粒径2.2μm、粒径か
ら算定した粒径1.0μm以下の体積の和が全粒子の総
体積(密度一定とすれば、粒径1.0μm以下の重量が
総重量)の14%、粒径3.0μm以上の体積の和が全
粒子の総体積(密度一定とすれば、粒径3.0μm以上
の重量が総重量)の38%、比表面積が98,000c
2 /gであった。この粒度分布は第1図に示す。
【0028】比較例に用いたタルクは、浅田製粉製の平
均粒径がそれぞれ3.7μmのFFR、6.1μmのJ
A−13R、9.9μmのJA−46R、16.6μm
のSW−Aである。また、粒径から算定した粒径1.0
μm以下の体積の和が全粒子の総体積(密度一定とすれ
ば、粒径1.0μm以下の重量の総重量)に対する割
合、粒径3.0μm以上の体積の和の全粒子の総体積
(密度一定とすれば、粒径3.0μm以上の重量の総重
量)に対する割合、及び比表面積は第2表に示す値であ
った。これらの粒度分布は第2図に示す。
【0029】実施例1〜8は、同じ組成割合の比較例に
比べて、特に剛性、常温衝撃強度及び脆化温度が優れて
いる。また、上記の組成物を焼成した後のタルクの性状
は第2表に示す値であった。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明の特定の粒度分布を有するタルク
はオレフィン系重合体及びその組成物の機械的強度を著
しく向上することができる。また、そのタルクを含有す
る本発明のプロピレン系重合体組成物は、極めて良好な
機械的強度、特に高いレベルでの剛性と衝撃強度のバラ
ンスし、脆化温度を低下できるものであり、自動車等の
工業部品を始めとする広い用途に使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明のタルクの粒度分布を示す。
【図2】第2図は、従来のタルクの粒度分布を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の(1) 〜(4) を満足することを特徴と
    するタルク。 (1) 平均粒径が3.0μm以下である (2) 粒径から算定した粒径1.0μm以下の粒子の体積
    の和が全粒子の総体積の5%以上である (3) 粒径から算定した粒径3.0μm以上の粒子の体積
    の和が全粒子の総体積の10%以上である (4) 比表面積が80,000cm2 /g以上である
  2. 【請求項2】プロピレン系重合体95〜70重量%、熱
    可塑性エラストマー0〜25重量%及び下記の(1) 〜
    (3) を満足するタルク5〜25重量%からなることを特
    徴とするタルクを含有するプロピレン系重合体組成物。 (1) 平均粒径が3.0μm以下である (2) 粒径から算定した粒径1.0μm以下の粒子の体積
    の和が全粒子の総体積の5%以上である (3) 粒径から算定した粒径3.0μm以上の粒子の体積
    の和が全粒子の総体積の10%以上である
  3. 【請求項3】タルクが、下記の(5) 〜(7) を満足するも
    のである請求項2に記載のタルクを含有するプロピレン
    系重合体組成物。 (5) 平均粒径が2.5μm以下である (6) 粒径から算定した粒径1.0μm以下の粒子の体積
    の和が全粒子の総体積の10%以上である (7) 粒径から算定した粒径3.0μm以上の粒子の体積
    の和が全粒子の総体積の20%以上である
  4. 【請求項4】プロピレン系重合体の共重合部重量と熱可
    塑性エラストマー重量との和が5〜50重量%である請
    求項2又は3に記載のタルクを含有するプロピレン系重
    合体組成物。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれかに記載のタルクを
    含有するプロピレン系重合体組成物を射出成形して得ら
    れる成形体。
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