JPH10265373A - 粘着剤組成物及びパップ剤 - Google Patents

粘着剤組成物及びパップ剤

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JPH10265373A
JPH10265373A JP7418097A JP7418097A JPH10265373A JP H10265373 A JPH10265373 A JP H10265373A JP 7418097 A JP7418097 A JP 7418097A JP 7418097 A JP7418097 A JP 7418097A JP H10265373 A JPH10265373 A JP H10265373A
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JP
Japan
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sensitive adhesive
adhesive composition
pressure
acid
same
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JP7418097A
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English (en)
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Tomomasa Koide
倫正 小出
Hideaki Ozeki
秀明 大関
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 練合終了時および支持材への展延終了時のゲ
ル強度が展延作業に最適な値となり、かつ架橋構造形成
後の弾性が適切で、皮膚に適度に粘着する粘着剤組成物
及び該組成物を備えたパップ剤の提供。 【解決手段】 本発明の粘着剤組成物は、水溶性高分子
物質を含有する水性粘着基剤に、該水溶性高分子物質の
架橋構造を形成する金属架橋剤と、アミノ酸及び/又は
金属架橋剤とアミノ酸との化合物を必須成分として含有
し、上記必須成分と、溶媒を含む他の成分との練合終了
時および支持材への展延終了時のゲル強度が2〜15m
mであり、かつ架橋構造形成後の弾性が50万〜400
万cpsであることを特徴としている。また本発明のパ
ップ剤は、上記粘着剤組成物を支持材上に展延してなる
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パップ剤などの皮
膚外用貼付剤に使用される粘着剤組成物に関し、更に詳
細には、練合終了時および支持材への展延終了時のゲル
強度が展延作業に最適な値となり、かつ架橋構造形成後
の弾性が適切で、皮膚に適度に粘着する粘着剤組成物及
び該組成物を備えたパップ剤に関する。
【0002】
【従来の技術】水性粘着基剤を用いたパップ剤は、打ち
身、捻挫等の発熱を伴なう局所の急性炎症に対し、吸熱
作用(湿布)によって炎症を抑制し、苦痛を和らげると
共に、含まれる水の作用によって薬効成分の皮膚浸透を
促進し、治療効果を高める有用な剤形である。このよう
なパップ剤としては、保水性に優れ、含水率が高く、か
つ固化、離水、裏じみ等が生じないこと、保形性に優
れ、だれ等が生じないこと、適度な粘着性を有し、適時
簡便に貼るだけですぐに使用できることなどの特性を有
している。
【0003】従来のパップ剤は、カオリン、ゼラチン、
グリセリンをベースとしてこれにポリアクリル酸ナトリ
ウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム等の他の
水溶性高分子物質、有効成分、水などを加えて練合し、
ペースト状或いは餅状とした膏体を布等の支持体に塗布
したもので、通常保水性を高めるためにグリセリン、プ
ロピレングリコール、ソルビトール等の多価アルコー
ル、尿素や、吸湿性、潮解性の高い塩化マグネシウム等
のアルカリ土類金属などを膏体に配合すると共に、保形
性を高めるために水溶性高分子物質を多価金属イオン、
アルデヒド類、エポキシ化合物等により架橋化すること
が行われている。しかしながら、保水性と保形性とは互
いに相反する性質のものであり保水性を高めると保形性
が低下し、逆に保形性を高めると保水性が低下して固
化、離水、裏じみが生じたり、保水性と保形性の両者を
バランス良く高めることは困難である。しかも、保形性
を高めるために水溶性高分子物質を多価金属塩で架橋す
る場合、一般に高分子物質(電解質)の金属イオンの反
応は無機反応に属し、その速度は極めて速く、金属塩
(特に可溶性塩類の場合)添加と同時に反応が生じるた
め、部分的に不均一な架橋ゲル化が生じて均一な膏体が
得られなかったり、膏体の支持体に対する塗布工程中で
粘度上昇が著しく、均一に塗布できない等の問題であ
る。
【0004】パップ剤における保水性、保形性の改善を
目的として、従来、特公平3−38244号公報に開示
された発明が提案されている。同公報記載の発明は、水
溶性高分子物質を含有する膏体にアミノ酸の多価金属誘
導体やアミノ酸の多価金属塩を配合してなるパップ剤が
提案されている。また、同じ組成のパップ剤として、特
開平6−279288号公報に記載されたものがある。
同公報記載の発明は、有効成分である(a)ピロキシカ
ム、(b)分子内にカルボキシル基を有する水溶性高分
子物質及び/又はその塩、(c)アミノ酸アルミニウム
錯体、(d)水、を含有するpH5.5〜8.0の親水
性膏体を有するパップ剤である。
【0005】ところでパップ剤は、皮膚表面から剥離す
ることなく、所定の時間皮膚に保持される必要があると
同時に、皮膚に密着することが必要とされ、これにより
違和感がなく、使用性に優れた製品とすることができ
る。従って粘着剤層にはある程度強力な粘着力が要求さ
れる。しかし、粘着剤層の粘着力が大き過ぎると、パッ
プ剤を剥がす際に毛がむしりとられて痛みを感じたり、
皮膚刺激性が高いために皮膚のかぶれなどが生じやす
い。さらに粘着力が大きい基剤は粘度が高く、製造性に
おいても問題がある。逆に、粘着剤層の粘着力を低下さ
せると、皮膚の毛がむしりとられることや皮膚への刺激
性は小さくなるが、このようなパップ剤は皮膚表面から
はがれやすく使用性が非常に悪い。さらに、パップ剤を
製造する際には、水性粘着基剤とアミノ酸アルミニウム
錯体などの金属架橋剤、それに水などの他の成分を混和
して得られた粘着剤組成物を不織布や綿布などの支持体
に均一に塗布する必要がある。そのため各成分を練合し
た後、支持体に塗布する操作に必要な時間は塗布作業に
好適な粘度を保ち、支持体に粘着剤組成物を塗布した後
は、皮膚に貼付した時に適度な粘着性が得られる粘着剤
組成物の提供が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、練合終了時および支持材への展延
終了時のゲル強度が展延作業に最適な値となり、かつ架
橋構造形成後の弾性が適切で、皮膚に適度に粘着する粘
着剤組成物及び該組成物を備えたパップ剤の提供を課題
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の粘着剤組成物
は、水溶性高分子物質を含有する水性粘着基剤に、該水
溶性高分子物質の架橋構造を形成する金属架橋剤と、ア
ミノ酸及び/又は金属架橋剤とアミノ酸との化合物を必
須成分として含有し、上記必須成分と、溶媒を含む他の
成分との練合終了時および支持材への展延終了時のゲル
強度が2〜15であり、かつ架橋構造形成後の弾性が5
0〜400g/cm2であることを特徴としている。ま
た本発明のパップ剤は、上記粘着剤組成物を支持材上に
展延してなるものである。
【0008】本発明の粘着剤組成物は、水溶性高分子物
質を含有する水性粘着基剤に、該水溶性高分子物質の架
橋構造を形成する金属架橋剤と、該水溶性高分子物質の
架橋構造の形成を遅延せしめるアミノ酸とを必須成分と
し、必須成分と、溶媒を含む他の成分との練合後、支持
体への塗布作業に好適なゲル強度となり、その後、弾性
が50〜400g/cm2の製品となるので、各成分を
練合した後、支持体に塗布する操作に必要な時間は塗布
作業に好適なゲル強度を保ち、支持体に粘着剤組成物を
塗布した後は、皮膚に貼付した時に適度な粘着性、密着
性が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の粘着剤組成物は、水溶性
高分子物質を含有する水性粘着基剤に、該水溶性高分子
物質の架橋構造を形成する多価金属の塩、水酸化物など
の金属架橋剤と、アミノ酸及び/又は金属架橋剤とアミ
ノ酸との化合物を含有している。
【0010】この粘着剤組成物に必須の成分として配合
される水性粘着基剤としては、ポリアクリル酸及び/又
はその塩、カルボキシメチルセルロース及び/又はその
塩、ゼラチンよりなる群から選択される少なくとも1種
の水性高分子物質を用いることが望ましい。これらの水
性高分子物質を含む水性粘着基剤は、架橋後の含水率が
高く、しかも、皮膚への粘着力に優れている。
【0011】ポリアクリル酸とポリアクリル酸塩との架
橋体からなる水性粘着基剤は、特に制限されることはな
く、公知のものを使用し得るが、例えば特開昭59−1
10614号、同59−110616号、同59−11
0617号、同60−99180号、同60−2605
12号、同60−260513号公報等に記載されたポ
リアクリル酸とポリアクリル酸塩との金属架橋体を含有
する水性粘着基剤が好ましい。
【0012】具体的には、本発明に用いる水性粘着基剤
のポリアクリル酸としてはいずれのものでも使用でき、
その分子量及び直鎖状、分岐鎖状等の形状には特に制限
はないが、分子量1万〜1000万のものを用いること
が好ましく、特に重量平均分子量が1万〜50万未満、
50万〜200万未満、200万〜400万の平均分子
量を有するポリアクリル酸を2種以上組み合わせると、
使用感が向上するので好適である。なお、通常のアクリ
ル酸を重合して得られた重合体のほか、カーボポール
(商品名:米国グッドリッチ社製)等のアクリル酸重合
体を一部架橋したものも好適に使用し得る。
【0013】また、ポリアクリル酸塩としてはポリアク
リル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウム等のポリア
クリル酸の一価金属塩、ポリアクリル酸モノエタノール
アミン、ポリアクリル酸ジエタノールアミン、ポリアク
リル酸トリエタノールアミン等のポリアクリル酸のアミ
ン塩、ポリアクリル酸のアンモニウム塩等の1種又は2
種以上が好適に使用し得る。
【0014】ここで、ポリアクリル酸とポリアクリル酸
塩との配合比(重量比)は1:0.1〜1:10、特に
1:1〜1:9とすることが好ましいが、ポリアクリル
酸又は塩を一部中和してポリアクリル酸塩が上記比率に
なるようにしたものを用いても差し支えない。また、ポ
リアクリル酸及びポリアクリル酸塩の合計配合量は組成
物全体の0.5〜20重量%(以下重量%は、単に%と
言う)、特に1〜15%とすることが好ましく、0.5
%未満では粘着力が不足する場合があり、20%を超え
ると粘度が高くなり、製造時の作業性に問題が生じるこ
とがある。
【0015】また、本発明の粘着剤組成物に必須の成分
として配合する金属架橋剤としては、上記水溶性高分子
物質を架橋し得る限り、その種類は特に制限されない
が、特に、多価金属化合物が好適に使用される。この場
合、多価金属化合物としてはマグネシウム化合物、カル
シウム化合物、亜鉛化合物、カドミウム化合物、アルミ
ニウム化合物、チタン化合物、錫化合物、鉄化合物、ク
ロム化合物、マンガン化合物、コバルト化合物、ニッケ
ル化合物等が使用し得るが、皮膚に対する安全性を考慮
するならば、アルミニウム化合物、マグネシウム化合
物、カルシウム化合物等を用いることが好ましい。
【0016】この場合、アルミニウム化合物、マグネシ
ウム化合物及びカルシウム化合物はいずれのものも好適
に使用し得、例えばカリウムミョウバン、アンモニウム
ミョウバン、鉄ミョウバン等のミョウバン類、水酸化ア
ルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウムアン
モニウム、硫酸アルミニウムカリウム、塩化アルミニウ
ム、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、酢酸
アルミニウム、酸化アルミニウム、合成ケイ酸アルミニ
ウム、メタケイ酸アルミニウム、水酸化カルシウム、炭
酸カルシウム、硫酸カルシウム、硝酸カルシウム、塩化
カルシウム、酢酸カルシウム、酸化カルシウム、リン酸
カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、
硫酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、ケイ酸マグネシ
ウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミナ・マグネシウ
ム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミ
ン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、これらの金
属を含む複塩等の水溶性化合物、水難溶性化合物のうち
の1種又は2種以上を使用し得る。
【0017】ここで、上記金属架橋剤の好適な配合量
は、その種類により種々異なるが、例えば上記多価金属
化合物を使用する場合、その配合量は組成物全体の0.
001〜10%、特に、0.01〜5%とすることが好
ましい。0.001%未満では組成物の凝集力が低下す
る場合があり、10%を超えると粘着力が低下する場合
がある。
【0018】さらに、本発明の粘着剤組成物に必須の成
分として配合するアミノ酸は、グリシン、アラニン、バ
リン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、ト
リプトファン、シスチン、システィン、メチオニン、プ
ロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタ
ミン酸、アルギニン、ヒスチジン、リジンおよびその誘
導体等を例示することができる。このアミノ酸の配合量
は、粘着剤組成物全体の0.001〜5%、好ましくは
0.001〜3%、最も好ましくは0.001〜1%で
ある。この配合量が0.001%より少ないと、練合時
に水性高分子物質の架橋構造の形成を遅延させる効果が
十分に得られず、練合によって得られる組成物のゲル強
度が直ぐに高くなり、粘着剤組成物を展延する工程が困
難となる。アミノ酸の配合量を5%より多くしても架橋
構造の弾性と粘着力が変わらない。
【0019】また、本発明の粘着剤組成物に必須の成分
として配合する金属架橋剤とアミノ酸の化合物は、アス
パラギン酸、グルタミン酸などの酸性アミノ酸と上記金
属架橋剤として例示した多価金属との塩、ジヒドロキシ
アルミニウムアミノアセテート(アルミニウムグリシネ
ート)などの錯体を用いることができ、特に好ましく
は、アルミニウムグリシネートである。この金属架橋剤
とアミノ酸の化合物の配合量は、粘着剤組成物全体の
0.001〜5%、好ましくは0.001〜3%、最も
好ましくは0.001〜1%である。0.001%未満
では組成物の凝集力が低下する場合があり、5%を超え
ると粘着力が低下する場合がある。
【0020】さらに、本発明のパップ剤に用いる粘着剤
組成物には、本発明の効果を妨げない範囲でセルロース
誘導体及び多価アルコールを添加し得る。この場合、セ
ルロース誘導体としてはいずれのものも使用し得、例え
ばカルボキシメチルセルロースのアルカリ金属塩、ヒド
ロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース
等の1種又は2種以上が使用し得るが、特にカルボキシ
メチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロ
ースカリウム等のカルボキシメチルセルロースのアルカ
リ金属塩が好適に使用し得る。なお、セルロース誘導体
を添加する場合、その配合量は組成物全体の15%以下
とすることが好ましい。15%を超えると粘度が高くな
り、製造時の作業性に問題が生じる場合がある。また、
多価アルコールとしては通常用いられるいずれのもので
も使用し得、例えばグリセリン、ソルビトール、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、マルチトール、キシリトール等の1種又は2
種以上を使用し得る。なお、多価アルコールを添加する
場合、その配合量は組成物全体の50%以下とすること
が好ましい。50%を超えると、水性粘着基剤の凝集力
が低下し、剥離時に水性粘着基剤が被着体に残る場合が
生じる。
【0021】また、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸
塩、セルロース誘導体の水溶性高分子物質として、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、
ペクチン、ビニルピロリドン・ビニルアセテート共重合
体、ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸ナトリ
ウム、キサンタンガム、トラガントなどを配合し得る。
これら水溶性高分子を配合する場合、その配合量は粘着
剤組成物全体の0〜10%とすることが好ましい。10
%より多いと膏体が硬くなるため、貼付剤として製造す
る場合には問題となる。
【0022】本発明の粘着剤組成物は、支持体表面に展
延し、湿布、温湿布、除熱用シートなどのパップ剤とし
て特に好適に使用される他、皮膚に貼付して用いる剤
形、例えば絆創膏、肌の潤い及び小じわ改善用の皮膚治
療用シート、化粧用シート、皮膚疾患治療用貼付剤、経
皮吸収製剤などとして適用が可能である。
【0023】本発明の粘着剤組成物中には、必須成分で
ある上記必須成分の他に、通常パップ剤などの皮膚貼付
剤に用いられる原料、例えば界面活性剤、油分、アルコ
ール類、保湿剤、酸化防止剤、キレート剤、pH調整
剤、紫外線吸収・散乱剤、温感付与剤、清涼化剤、薬理
活性物質、無機粉体、防腐剤、乳化剤、鉱物性粉末、香
料、色素、水等を剤形に応じて配合可能である。
【0024】油分としては、ヒマシ油、オリーブ油、カ
カオ油、パーム油、椿油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、
グレープシード油、アボガド油等の植物油脂類;ミンク
油、卵黄油等の動物油脂類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリ
ン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;流
動パラフィン、スクワラン、マイクロクリスタリンワッ
クス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリ
ン等の炭化水素類;ラウリン酸、ミリスチン酸、ステア
リン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等
の天然および合成脂肪酸類;セタノール、ステアリルア
ルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノー
ル、ラウリルアルコール等の天然および合成高級アルコ
ール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソ
プロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸
オクチルドデシル、コレステロールオレート等のエステ
ル類を例示することができる。
【0025】保湿剤としては、グリセリン、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトー
ル、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール等の多価アルコール類;アミノ酸、ピ
ロリドンカルボン酸ナトリウム等のNMF成分;ヒアル
ロン酸、コラーゲン、ムコ多糖類、コンドロイチン硫酸
等の水溶性高分子物質等を例示することができる。
【0026】酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシ
トルエン、ブチルヒドロキシアニソール、アスコルビン
酸とその塩類等を;キレート剤としては、エデト酸二ナ
トリウム、エチレンジアミン四酢酸とその塩類、ピロリ
ン酸とその塩類、ヘキサメタリン酸とその塩類、グルコ
ン酸とその塩類等を;pH調整剤としては、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、アン
モニア水、ホウ酸、ホウ砂、リン酸水素カリウム等をそ
れぞれ例示することができる。
【0027】紫外線吸収・散乱剤としては、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチル
パラアミノベンゾエート、エチルヘキシルパラメトキシ
サイナメート、酸化チタン、カオリン、タルク等を例示
することができる。
【0028】温感付与剤としては、カプサイシン及び/
又はノニル酸バニリルアミド等を例示することができ
る。この場合、ノニル酸バニリルアミドとしては合成品
が用いられるが、カプサイシンとしては合成品、生薬抽
出物を用いても、カプサイシンを含有する生薬末又は生
薬エキス又は生薬チンキを用いても良い。また、これら
の配合量はノニル酸バニリルアミドの場合、組成物全体
に対し0.001〜0.1%が好ましい。カプサイシン
の場合は、合成品、生薬抽出物では0.001〜0.1
%、カプサイシンを含有する生薬末では0.5〜10
%、生薬エキスでは0.01〜1.0%、生薬チンキで
は0.1〜10%が好ましい、この配合量以下の場合、
カプサイシン及び/又はノニル酸バニリルアミドによる
治療効果の改善が少なく、また、この配合量以上では、
皮膚の発赤、かゆみ等の皮膚刺激が発生するため好まし
くない。尚、温感付与剤と清涼化剤を組み合わせて配合
してもよい。清涼化剤としては、l−メントール、イソ
プレゴール、3,1−メントキシプロパン−1,2−ジ
オール、1−(2−ヒドロキシフェニル)−4−(3−
ニトロフェニル)−1,2,3,6−テトラヒドロキシ
ピリミジン−2−オン、エチルメンタンカルボキサミ
ド、p−メンタン−3,8−ジオール、3,8−ジヒド
ロキシ−p−メンタン−3,9−ジオール、トリアルキ
ル置換シクロヘキサンカルボキシアマイドなどが挙げら
れるが、特に、l−メントール、イソプレゴールが好ま
しい。尚、メントール類縁化合物の光学異性体は特に限
定されない。
【0029】本発明の粘着剤組成物に配合される薬理活
性物質としては、例えば、抗生物質、化学療法剤、静菌
・殺菌・消毒剤、非ステロイド系抗炎症剤、ステロイド
系抗炎症剤、制ガン剤、向精神薬、局所麻酔剤、抗パー
キンソン病剤、性ホルモン剤、抗発汗剤、サンスクリー
ン剤、抗アレルギー剤、抗不整脈剤、抗高血圧剤、血管
拡張剤、血管補強剤、筋弛緩剤、制吐剤、乾癬治療剤、
皮膚軟化剤、皮膚緩和剤、プロスタグランジン類、脂溶
性ビタミン類、酵素類、ペプチドホルモン類、糖尿病治
療剤、多糖類、植物抽出エキス及び精油類、診断薬、殺
虫剤、防虫剤、染色剤、農薬などが挙げられる。これら
の薬物の具体例は以下の通りである。
【0030】〔抗生物質〕ペニシリンG、ペニシリン
V、メチシリン、オキサシリン、クロキサシリン、アン
ピシリン、ヘタシリン、シクラシリン、アモキシシリ
ン、カルベニシリン、スルベニシリン等のペニシリン系
抗生物質。セファロリジン、セファロチン、セファゾリ
ン、セファログリシン、セファレキシン等のセファロス
ポリン系抗生物質。ストレプトマイシン、カナマイシ
ン、ジベカシン、ゲンタマイシン、フラジオマイシン等
のアミノグルコシド系抗生物質。オキシテトラサイクリ
ン、テトラサイクリン、ジメチルクロルテトラサイクリ
ン、ドキシサイクリン、ミノサイクリン等のテトラサイ
クリン系抗生物質。エリスロマイシン、ロイコマイシ
ン、ジョサマイシン等のマクロライド系抗生物質。リン
コマイシン、クリンダマイシン等のリンコマイシン系抗
生物質。クロラムフェニコール、ミカマイシン、グラミ
シジン、グラミシジンS、カプレオマイシン、サイクロ
セリン、エンビオマイシン、リファンピシン、ナイスタ
チン、トリコマイシン、アムホテリシンB、グリセオフ
ルビン、バリオチン、ピロールニトリン、シッカニン、
ニトロフラントイン、5−ヨード−2−デオキシウリジ
ン、セファメジン、フォスフォノマイシン、N−ホルム
イミドイルチェナマイシン1水和物などが挙げられる。 〔化学療法剤〕酢酸マフェニド、スルファジアジン、ス
ルファジアジン銀、スルファメトキサゾールナトリウ
ム、スルフィソミジン、スルフィソミジンナトリウム等
の外用サルファ剤などが挙げられる。 〔静菌・殺菌・消毒剤〕ヨウ素、ポンピドンヨード、ジヨ
ードヒドロキシプロパン、塩化ベンザルコニウム、塩化
ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン、ヘキサクロロ
フェン、クロルヘキシジン、ベンゾイルパーオキサイド
トルナフテートなどが挙げられる。 〔抗真菌剤〕ナフチオメート、クロトリマゾール、グリ
セオフルビン、シッカニン、トリコマイシン、ナイスタ
チン、ピロールニトリン、エキサラミド、塩酸クロコナ
ゾール、硝酸イソコナゾール、硝酸エコナゾール、硝酸
オキシコナゾール、硝酸スルコナゾール、ミコナゾー
ル、チオコナゾール、トルシクラート、バリオテン、ハ
ロプロジン、フェニルヨードウンデシレート、ビフォナ
ゾール、ナフティフィン、ケトコナゾール、オクトピロ
ックス、シクロピロックス、オラミンなどが挙げられ
る。 〔非ステロイド系抗炎症剤〕サリチル酸とその塩類、ア
スピリンなどのサリチル酸誘導体、アセトアミノフェ
ン、アミノピリン、アンチピリン、オキシフェンブタゾ
ン、スルピリン、インドメタシン、ジクロフェナックナ
トリウム、イブプロフェン、スリンダック、ナプロキセ
ン、ケトプロフェン、エトフェナメート、サリチルアミ
ド、トリエタノールアミンサリチレート、フルフェナム
酸とその塩類及びその誘導体、メクロフェナム酸とその
塩類及びその誘導体、コルヒチン、ブフェキサマック、
イブフェナック、ロキソプロフェン、フェンブフェン、
ジフルニサル、アルクロフェナック、フェニルブタゾ
ン、メフェナム酸とその塩類及びその誘導体、フェノプ
ロフェン、ベンダザック、ピロキシカム、フルルビプロ
フェン、ザルトプロフェン、エトドラクなどが挙げられ
る。 〔ステロイド系抗炎症剤〕アムシノイド、吉草酸プレド
ニゾロン、吉草酸ジフルコルトロン、吉草酸ベータメタ
ゾン、酢酸ベータメタゾン、酢酸デキサメタゾン、ジプ
ロピオン酸ベータメタゾン、デキサメタゾン、トリアム
シノロンアセトニド、リルシノニド、ヒドロコルチゾ
ン、ピバル酸フルメタゾン、フルオシノニド、フルオシ
ノロンアセトニド、フルオトメトロン、フルドロキシコ
ルチド、プレドニゾロン、プロピオン酸クロベタゾー
ル、プロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、メチ
ルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロンアセテート、
酪酸ヒドロコルチゾン等が挙げられる。 〔制ガン剤〕5−フルオロウラシル、6−メルカプトプ
リン、メトトレキサート、ブレオマイシン、マイトマイ
シンC、アドリアマイシン、カルボコン、アクチノマイ
シンC、ダウノルビシン、ネオカルチノスタチン、クロ
モマイシンA、L−アスパラギナーゼ、ピシバニール、
ビンプラスチン、ビンクリスチンなどが挙げられる。 〔向精神剤〕クロルプロマジン、レセルピン、クロルジ
アゼポキシドなどが挙げられる。 〔抗パーキンソン病剤〕L−ドーパ、クロルゾキサゾン
などが挙げられる。 〔性ホルモン剤〕エストロゲン、アンドロゲン、エスト
ラジオール、テストステロン、プロゲステロンなどが挙
げられる。 〔抗発汗剤〕プロパンテリンブロマイド、スコポラミ
ン、第四級アシロキシメチルアンモニウム塩などが挙げ
られる。 〔サンスクリーン剤〕p−アミノ安息香酸、p−ジメチ
ルアミノ安息香酸あるいはそれらのアルキルエステルな
どが挙げられる。 〔抗アレルギー剤〕ジプロヘプタジンハイドロクロライ
ド、クロモグリク酸ナトリウム、ケトチフェンなどが挙
げられる。 〔抗不整脈剤〕アセブトロール、アルプレノロール、イ
ンデノロール、カルテオロール、ブクモロール、ブフェ
トロール、ブプラノロール、プロプラノロール、ピンド
ロールなどが挙げられる。 〔抗高血圧剤〕レセルピン、レシナミンなどのラウロル
フィアアルカロイド類。クロニジン、プラゾシン、ナシ
ル酸ジヒドロエルゴトキシン、メチクラン、メチルドー
パ、グアネチジン、ベタニジンなどが挙げられる。 〔血管拡張剤〕エフロキサート、エタフェノン、オキシ
フェドリン、カルボクロメン、ジラゼプ、ジルチアゼ
ム、トリメタジジン、四硝酸ペンタエリスリトール、ジ
ピリダモール、硝酸イソソルビド、トラピジル、ニトロ
グリセリン、ニフェジピン、プレニラミン、モルシドミ
ン、リン酸トロールニトラート、イノシトールヘキサニ
コチネート、イソクスプリン、ナイリドリン、クエン酸
ニカメタート、シクランデレート、シンナリジン、ニコ
チニックアルコール、ヘプロニカートなどが挙げられ
る。 〔血管補強剤〕ルチンなどが挙げられる。 〔筋弛緩剤〕ジアゼパムなどが挙げられる。 〔制吐剤〕クロルプロマジンなどが挙げられる。 〔乾癬治療剤〕メトキサレンなどが挙げられる。 〔皮膚軟化剤あるいは皮膚緩和剤〕ヒドロキノン、尿
素、ヘパリン、コンドロイチン硫酸などが挙げられる。 〔プロスタグランジン類〕プロスタグランジンF2α、
プロスタサイクリン、プロスタグランジンE1、プロス
タグランジンE2、7−チアプロスタグランジンE1、1
6,17,18,19,20−ペンタノル−15−シク
ロペンチル−7−チアプロスタグランジンE 1、16,
16−ジメチル−7−チアプロスタグランジンE1、1
7,20−ジメチル−7−チアプロスタグランジン
1、16,17,18,19,20−ペンタノル−1
5−シクロヘキシル−Δ2−7−チアプロスタグランジ
ンE1、16,16−ジメチル−Δ2−7−チアプロスタ
グランジンE1、7−フルオロプロスタサイクリン、5
−フルオロプロスタサイクリン、16,17,18,1
9,20−ペンタノル−15−シクロヘキシルプロスタ
サイクリン、16,17,18,19,20−ペンタノ
ル−15−シクロペンチルプロスタサイクリンなどが挙
げられる。 〔ビタミン類〕1,25−ジヒドロキシビタミンD3
1α−ヒドロキシビタミンD3、1,24−ジヒドロキ
シビタミンD3、24,25−ジヒドロキシビタミン
3、1α,25−ジヒドロキシビタミンD3−26,2
3−ラクトン、25−ヒドロキシビタミンD3−26,
23−ラクトン、ビタミンA、ビタミンE、酢酸トコフ
ェロール、ビタミンK、ビタミンB群、ビタミンC、ビ
タミンF、ビタミンP、ビタミンU、カルニチン、フェ
ルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、オロット酸お
よびその誘導体などが挙げられる。 〔酵素製剤〕トリプシン、パパイン、プロテアーゼ、リ
ゾチーム、ストレプトキナーゼ、プラスミン、ウロキナ
ーゼ、ヒアルロニダーゼ、α−キモトリプシン、セラチ
オペプチダーゼ、ブロメライン、セミアルカリペプチダ
ーゼなどが挙げられる。 〔ペプチドホルモン〕インシュリン、アンジオテンシ
ン、バゾプレッシン、フェリプレシン、プロチレリン、
ゴナドトロピン放出ホルモン、コルチコトロピン、プロ
ラクチン、ソマトロピン、サイロトロピン、黄体形成ホ
ルモン、カルシトニン、カリクレイン、パラサイリン、
グルカゴン、オキシトシン、ガストリン、セクレチン、
血清性性腺刺激ホルモンなどが挙げられる。 〔糖尿病治療薬〕グリベンクラミド、グリクラジドなど
が挙げられる。 〔多糖類〕ヘパリン、コンドロイチン硫酸などが挙げら
れる。 〔生薬類〕カプサイシンや、更にはオオバク等の生薬末
や、トウガラシエキス等の生薬軟エキス、オオバク乾燥
エキス等の生薬乾燥エキス、センブリ流エキス等の生薬
流エキス、アルニカチンキ等の生薬チンキ、ハッカ油、
ケイ皮油等の精油などが挙げられる。上記薬効成分は1
種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用すること
ができ、その配合量は、適宜選定することができる
【0031】本発明の粘着剤組成物に上記薬理活性物質
を配合する場合、その物質が日本薬局方に収載されてい
るか、他の文献等によって使用適量が定められている場
合には、該使用適量に合わせて配合するのが好ましい。
その他の特に使用適量が定められていない物質の配合量
は、0.0001〜10%、好ましくは0.001〜5
%程度とするのが望ましい。0.0001%より低いと
薬理活性物質としての効果が認められず、10%以上を
配合しても効果は変わらない。
【0032】本発明の粘着剤組成物中には、パップ剤と
した場合にプラスチックフィルムの剥離性を改善するた
めに、シリコーンや流動パラフィンを配合することがで
きる。これらの配合量は粘着剤組成物全体の0.1〜2
0.0%であり、好ましくは0.3〜10.0%、より
好ましくは0.5〜5.0%である。配合量が0.1%
以下では、フィルムの剥離改善効果が見られず、20%
以下では、フィルムが粘着剤組成物上で滑って製品とし
ての価値がなくなる。この場合、シリコーンとしては、
シリコーン樹脂としてもシリコーンオイルとしても差し
支えなく使用可能である。例えば、シリコーン樹脂、メ
チルフェニルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、
オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシク
ロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキ
サン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルトリ
シロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ポリオキシ
エチレンメチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプ
ロピレンメチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシ
エチレンオキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重
合体、メチルハイドロジェンポリシロキサン、テトラヒ
ドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、ステアロキ
シメチルポリシロキサン、セトキシメチルポリシロキサ
ン、メチルポリシロキサンエマルジョン、高重合メチル
ポリシロキサン、トリメチルシクロキシケイ酸、架橋型
メチルポリシロキサンが好適に使用し得る。また、流動
パラフィンとしては、軽質流動パラフィン、重質流動パ
ラフィンが使用し得る。これらシリコーン及び/又は流
動パラフィンは、それぞれ単独で、若しくは2種以上併
用して配合して良い。これらシリコーン及び/又は流動
パラフィンは、他の油性成分と混合した状態で配合され
る。
【0033】防腐剤としては、アミノエチルスルホン
酸、安息香酸、安息香酸ナトリウム、安息香酸ベンジ
ル、アンソッコウ、液状フェノール、エタノール、エデ
ト酸ナトリウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザ
ルコニウム、塩化ベンゼトニウム、乾燥硫酸ナトリウ
ム、カンテン、dl−カンフル、強力サンプレザーN
(商品名:三栄源エフ.エフ.アイ.社製)、クエン
酸、クエン酸ナトリウム、クロロクレゾール、クロロブ
タノール、ゲンチジン酸エタノールアミド、サリチル
酸、サリチル酸ナトリウム、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、
セイセプト(商品名:成和化成社製)、ソルビン酸、ソ
ルビン酸カリウム、窒素、チモール、デヒドロ酢酸、デ
ヒドロ酢酸ナトリウム、2−ナフトール、ヒノキチオー
ル、白糖、ハチミツ、パラオキシ安息香酸イソブチル、
パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸
エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香
酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチル、パラホルムア
ルデヒド、フェニルエチルアルコール、フェノール、プ
ロキセルGXL(商品名:ゼネカ社製)、ベンジルアル
コール、ホウ酸、ホウ砂、d−ボルネオール、l−メン
トール、ユーカリ油、硫酸オキシキノリン、イソプロピ
ルメチルフェノール、ウンデシレン酸モノエタノールア
ミド、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ス
テアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリ
ルトリメチルアンモニウム、塩酸アルキルジアミノエチ
ルグリシン液、塩酸(グルコン酸)クロルヘキシジン、
オルトフェニルフェノール、クレゾール、クロラミン
T、クロルキシレノール、クロルフェネシン、臭化アル
キルイソキノリニウム液、臭化ドミフェン、チアントー
ル、トリクロロカルバニリド、パラクロルフェノール、
ハロカルバン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、ヘキサクロロフェン、レゾ
ルシン、フェノキシエタノールなどを添加し得る。
【0034】乳化剤としては、アクリル酸メチル・アク
リル酸−2−エチルヘキシル共重合樹脂エマルジョン、
N−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、アトモス3
00(商品名:花王社製)、アマコールCAB(商品
名:永広堂社製)、アリルグリシジルエーテル、エタノ
ール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エマミ
ンD500B(商品名:共栄社油脂化学工業社製)、エ
マレックスAC−10(商品名:日本エマルジョン社
製)、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウ
ム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液、オイムル
ギンC1000(商品名:ヘンケル白水社製)、オクチ
ルドデカノール、オレイルアルコール、カラギーナン、
カリ石ケン、カルボキシビニルポリマー、カルメロース
ナトリウム、還元ラノリン、グアーガム、クラウデーベ
ース25(商品名:高田香料社製)、グリセリン、高度
精製卵黄レシチン、サニマル234NS(商品名:日本
乳化剤社製)、サニマル235(同)、サニマル250
−C(同)、サニマル250C(75)(同)、サニマ
ル258B2(同)、サニマル258BA(同)、サニ
マル258BA2(同)、サニマル258N(同)、サ
ニマル265(同)、サニマル451−KT(同)、サ
ニマル55−HX(同)、サニマル55−LX(同)、
サニマルDVP(同)、サニマルK−51(同)、サニ
マルK−51(75)(同)、サニマルPCS(同)、
サニマルSN−155(同)、サニマルST−451
(同)、サラシミツロウ、ジイソプロパノールアミン、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジオクチル
ソジウムスルホサクシネート、自己乳化型モノステアリ
ン酸グリセリン、ジステアリン酸ポリエチレングリコー
ル、ジセチルリン酸、ジブナートナトリウム、ショ糖脂
肪酸エステル、親油型モノオレイン酸グリセリン、親油
型モノステアリン酸グリセリン、水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム、水素添加大豆リン脂質、水素添加ラノリ
ンアルコール、スクアレン、スクワラン、ステアリルア
ルコール、ステアリン酸、ステアリン酸カリウム、ステ
アリン酸ナトリウム、ステアリン酸ポリオキシル40、
精製大豆レシチン、精製ラノリン、精製卵黄レシチン、
セスキオレイン酸ソルビタン、セタノール、セチル硫酸
ナトリウム、セトステアリルアルコール、セトマクロゴ
ール1000、セバシン酸ジエチル、ゼラチン、D−ソ
ルビトール、ソルポール200(商品名:東邦化学工業
社製)、ソルポール2242(同)、ソルポール253
9A(同)、ソルポール2500A(同)、ソルポール
2540A(同)、ソルポール2676−S(同)、ソ
ルポール2720(同)、ソルポール2721(同)、
ソルポール2850A(同)、ソルポール2852
(同)、ソルポール2942−S(同)、ソルポール2
944−S(同)、ソルポール3006−K(同)、ソ
ルポール3006A(同)、ソルポール3006DB
(同)、ソルポール3008−K(同)、ソルポール3
008A(同)、ソルポール3080(同)、ソルポー
ル3269(同)、ソルポール50(同)、ソルポール
900A(同)、ソルポール900B(同)、ソルポー
ルAC−2357A(同)、ソルポールAC−2411
A(同)、ソルポールAC−2721A(同)、ソルポ
ールAE102(同)、ソルポールM2242(同)、
ソルポールSM−100P(同)、ソルポールSM−1
00S(同)、ソルポールSM−200(同)、ソルポ
ールTM2(同)、大豆レシチン、タルク、炭酸カルシ
ウム、中鎖脂肪酸トリグリセリド、中性無水硫酸ナトリ
ウム、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビッ
ト、デヒムルスE(商品名:ヘンケル白水社製)、灯
油、トキサノンV1D(商品名:三洋化成工業社製)、
トキサノンXK−30(同)、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセ
リル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセ
リン(3E.O.)、トリエタノールアミン、トリオレ
イン酸ソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20E.O.)、トリステアリン酸ソルビ
タン、ニッコールPBC−14(商品名:日光日光ケミ
カルズ社製)、ニッコールワックス220(同)、乳化
剤AC2338A(商品名:東邦化学工業社製)、ニュ
ーカルゲン1015(商品名:竹本油脂社製)、ニュー
カルゲン1015−P(同)、ニューカルゲン1066
K(同)、ニューカルゲン1070(同)、ニューカル
ゲン1071(同)、ニューカルゲン1500TE1
(同)、ニューカルゲン1585TE1(同)、ニュー
カルゲン1616−D1(同)、ニューカルゲン161
6−D6(同)、ニューカルゲン1616M(同)、ニ
ューカルゲン165(同)、ニューカルゲン185−K
4(同)、ニューカルゲン1880SB(同)、ニュー
カルゲン204(同)、ニューカルゲン2119−K
(同)、ニューカルゲンCP−120(同)、ニューカ
ルゲンEP3(同)、ニューカルゲンKH−13
(同)、ニューカルゲンKH−15(同)、ニューカル
ゲンKH−20M(同)、ニューカルゲンKH−25
(同)、ニューカルゲンKL−13(同)、ニューカル
ゲンKL−20M(同)、ニューカルゲンKL−26
(同)、ニューコールNN15(商品名:日本乳化剤社
製)、ニューポールLB−65(商品名:三洋化成工業
社製)、ハイマール212(商品名:松本油脂製薬社
製)、ハイマルCX−8C(商品名:松本油脂製薬社
製)、ハイマルPS−90A(同)、パラフィン、非イ
オン性自己乳化型ワックス、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、プロピレングリコール、プロピレングリコール脂
肪酸エステル、ペクチン、ホスタファットKW−340
(商品名:ヘキスト社製)、ポリオキシエチレン(2
0)ポリオキシプロピレン(4)セチルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
オクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸、ポリオ
キシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンセチ
ルエーテルリン酸ナトリウム(5E.O.)、ポリオキ
シエチレンソルビットミツロウ、ポリオキシエチレンソ
ルビットミツロウ(6E.O.)、ポリオキシエチレン
ヒマシ油、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリ
オキシエチレンベヘニルエーテル(20E.O.)、ポ
リオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(3
0)グリコール、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリソルベート4
0、ポリソルベート60、ポリソルベート65、ポリソ
ルベート80、マクロゴール20000、マクロゴール
300、マクロゴール400、ミリスチルアルコール、
ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデ
シル、メチルセルロース、メチルナフタレン、α−モノ
イソステアリルグリセリルエーテル、モノオレイン酸ソ
ルビタン、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モ
ノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(6E.
O.)、モノステアリン酸エチレングリコール、モノス
テアリン酸グリセリン、モノステアリン酸ソルビタン、
モノステアリン酸プロピレングリコール、モノステアリ
ン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリオ
キシエチレングリセリン、モノステアリン酸ポリオキシ
エチレンソルビタン(6E.O.)、モノパルミチン酸
ソルビタン、モノラウリン酸ポリエチレングリコール
(10E.O.)モノラウリン酸ポリオキシエチレンソ
ルビタン(20E.O.)、薬用石ケン、ヤシ脂肪酸、
ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、N−ラウロイル−L−
グルタミン酸ナトリウム、ラウロマクロゴール、ラウロ
マクロゴール(6E.O.)、ラウロマクロゴール(9
E.O.)、卵黄油、卵黄リン脂質、流動パラフィン、
デカグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトル脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキシエチ
レンラノリンアルコール・ミツロウ誘導体、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン・脂肪酸アミド、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アル
キル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、N−アシルアミノ酸とその塩、N−アシルメチルタ
ウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸
塩、アルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスル
ホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアル
キルエーテルリン酸塩、アルキルアンモニウム塩、アル
キルベンジルアンモニウム塩、酢酸ベタイン、イミダゾ
リウムベタイン、レシチン、脂肪酸エステル、多価アル
コール脂肪酸エステル、アルキルグリセリエーテルと脂
肪酸エステル、高級アルコール、炭化水素、天然動植物
油、ビタミン誘導体、グリチルリチン酸、グリチルレチ
ン酸とその誘導体などを添加し得る。
【0035】また、鉱物性粉末としては、その種類は特
に制限されず、従来より膏体に使用されているものを使
用することができ、このような鉱物性粉末として、例え
ばカオリン、ベントナイト、モンモリロナイト、酸化亜
鉛、酸化チタン、無水ケイ酸等が挙げられ、これらは1
種を単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用するこ
とができる。その配合量は、適宜選定することができる
が、通常、粘着剤組成物全体の1〜10%程度、更に好
ましくは4〜6%が好適である。多すぎると展延ができ
なくなる程粘着剤組成物の硬度が硬くなる場合がある。
又、少なすぎると膏体の保型性が悪くなり、裏ジミを生
ずる。
【0036】香料としては、その種類は特に限定され
ず、従来よりパップ剤などの香料として使用されている
ものを使用することができ、このような香料として、例
えばアニス、アンジェリカ、安息香、イモーテル、カモ
ミール、ガーリック、カルダモン、ガルバナム、キャラ
ウェイ、キャロットシード、グアアックウッド、グレー
プフルーツ、サイプレス、サンダルウッド、シダーウッ
ド、ジュニパー、スターアニス、セージ、ゼラニウム、
セロリ、タイム、タラゴン、テレビン、トウヒ、乳香、
バイオレット、パイン、パセリ、バーチ、パチュリー、
バラ、ヒソップ、フェンネル、ブラックペッパー、ボダ
イジュ花、没薬、ヤロウ、レモン、レモングラス、ロー
ズマリー、ローレル、シモツケギク、モモ、ヤグルマギ
ク、ユーカリ、ユズ、ラベンダー等のハーブ系精油類ま
たはエキス類、その他低級アルコール類、アルデヒド類
などが挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適
宜組み合わせて使用することができる。香料の配合量
は、適宜選定することができるが、通常、粘着剤組成物
全体に対して0.0001〜1%程度が好適である。配
合量が少なすぎると配合による効果が十分に得られず、
多すぎると皮膚刺激を発生するおそれがある。
【0037】色素としては、その種類は特に限定され
ず、従来より膏体に使用されているものを使用すること
ができ、このような色素として、例えば赤色2号、赤色
3号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤
色106号、赤色201号、赤色202号、赤色203
号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色
207号、赤色208号、赤色213号、赤色214
号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、赤色
220号、赤色221号、赤色223号、赤色225
号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色
230号の(1)、赤色230号の(2)、赤色231
号、赤色232号、赤色401号、赤色404号、赤色
405号、赤色501号、赤色502号、赤色503
号、赤色504号、赤色505号、赤色506号、黄色
4号、黄色5号、黄色201号、黄色202号の
(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、黄色2
04号、黄色205号、黄色401号、黄色402号、
黄色403号の(1)、黄色404号、黄色405号、
黄色406号、黄色407号、緑色3号、緑色201
号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、緑色
401号、緑色402号、青色1号、青色2号、青色2
01号、青色202号、青色203号、青色204号、
青色205号、青色403号、青色404号、橙色20
1号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、橙
色206号、橙色207号、橙色401号、橙色402
号、橙色403号、褐色201号、紫色201号、紫色
401号、黒色401号などが挙げられ、これらは1種
単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することが
できる。色素の配合量は、適宜選択することができる
が、通常、粘着剤組成物全体に対して0.00005〜
0.1%、特に0.0001〜0.01%程度が好適で
あり、粘着剤組成物に色彩を付与し、見た目の心地良さ
等の嗜好性を高めることができる。配合量が少なすぎる
と配合による効果が十分に得られず、多すぎると色調が
強くなりすぎる場合がある。なお、色素を添付剤組成物
に配合する場合、組成物を展延した際に色素の濃淡や斑
点が生じないように、色素を水、油脂、アルコール等に
溶かした後に、他成分と練合することが好ましい。
【0038】本発明の粘着剤組成物において、組成物中
の水の含有量は、30〜80%、好ましくは35〜75
%、最も好ましくは40〜70%とされる。水の含有率
が少なすぎると薬効成分の吸収性が劣り、使用感も低下
し、多すぎると粘着剤のダレや裏ジミが起こり易い。
【0039】本発明の粘着剤組成物は、水性粘着基剤
と、金属架橋剤と、アミノ酸及び/又は金属架橋剤とア
ミノ酸との化合物からなる必須成分と、溶媒を含む他の
成分との溶媒を含む他の成分との練合終了時および支持
材への展延終了時のゲル強度が2〜15であり、かつ架
橋構造形成後の弾性が50〜400g/cm2、好まし
くは80〜300g/cm2、より好ましくは90〜2
50g/cm2であることを特徴している。ここで、ゲ
ル強度とは、粘着剤組成物などの膏体約200gを内径
50mm、深さ100mmの瓶に空間の生じないように
詰め、直径10mmのアクリル製棒を荷重30g、伸入
速度20mm/分で伸入させ、アクリル棒が伸入した距
離x(mm)を測定し、下記の式より算出する。 ゲル強度=1÷x×100 また弾性は、0.55cm径の測定アダプターでフェイ
シングを除いたパップ剤面に、一定応力(336.7g
/cm2)を加えて放置し、5分後に緩和した時の応力
をレオメーターで測定し、パップ剤の弾性(g/c
2)と定義した。
【0040】練合終了時および支持材への展延終了時の
ゲル強度が2より小さいと、展延時に粘着剤組成物の裏
ジミが生じることになる。ゲル強度が15よりも大きい
と、部分的に不均一な架橋ゲル化が生じて均一に粘着剤
組成物を展延できなかったり、展延工程中で粘度上昇が
著しく、均一に展延できない等の問題を生じる。また架
橋構造形成後の弾性が50g/cm2よりも小さいと、
粘着剤組成物の裏ジミを生じる場合がある。弾性が40
0g/cm2よりも大きいと、粘着剤組成物に粘着性が
乏しくなり、皮膚に対して適度な密着性が得られなくな
る。
【0041】本発明によるパップ剤は、上記粘着剤組成
物を調製し、これを綿布、合成繊維の不織布またはプラ
スチックフィルムなどの適宜な支持体に塗布し、均一な
厚さに展延し、これにプラスチックフィルムまたは綿
布、合成繊維の不織布を貼着して作製される。ここで、
パップ剤の裁断形状や大きさは特に限定されず、例えば
矩形、帯状、或いは鼻や頬に貼着するのに好適な形状と
することができる。プラスチックフィルムを使用する場
合、フィルム素材としては、ポリエチレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリプロピレンが好ましい。また、
これらフィルムは、パップ剤の製造時や使用時に膏体の
剥離性を向上させる目的で、シリコーン等で表面処理し
たものを用いても良い。
【0042】(実施の形態)本発明の粘着剤組成物及び
パップ剤に好適な実施形態を次に記す。 (1)水性粘着基剤として、平均分子量が50〜200
万のポリアクリル酸及び/又はその塩と、平均分子量が
5万〜30万のポリアクリル酸及び/又はその塩とを併
用したものを用いたことを特徴とする請求項1記載の粘
着剤組成物。 (2)水性粘着基剤として、25℃における1重量%水
溶液の粘度が1000〜4000cpsであるセルロー
ス誘導体及び/又はその塩を含むことを特徴とする請求
項1記載の粘着剤組成物。 (3)水性粘着基剤として、ゼラチンを含む上記いずれ
かの粘着剤組成物。 (4)JIS Z 0237−1991に準拠して測定し
たボールナンバーで表される粘着力が、10以上、好ま
しくは11以上、更に好ましくは15以上、最も好まし
くは18以上である上記いずれかのパップ剤。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、適度な粘着力を有し、
皮膚への違和感がなく、使用性に優れ、皮膚刺激が少な
く、さらに必須成分と溶媒を含む他の成分との練合終了
時および支持材への展延終了時のゲル強度が展延作業に
最適な値となり、かつ架橋構造形成後の弾性が適切で、
皮膚に適度に粘着する粘着剤組成物及び該組成物を備え
たパップ剤を提供することができる。
【0044】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。 ・実験1:パップ剤の粘着力の評価 表1から表5に示した実施例1〜30および比較例1〜
5に記載したそれぞれの組成の粘着剤組成物を、30分
間練合し、これを展延機で不織布に一定の厚さに展延
し、表面をポリエチレンフィルムで覆い、一定の面積に
裁断してパップ剤を得た。それぞれのパップ剤につい
て、粘着力と作業性を調べた。粘着力は、JISZ 0
237−1991に準拠して測定した。すなわちJIS
Z 0237−1980で用いられている球転装置を
用い、傾斜角30度の条件で、JIS G4805で規
定された材質でかつJIS B 1501の”ボールの
呼び”の32倍の数値をもってボールナンバーとしたボ
ールを転がしたとき、測定部内で完全に停止するボール
のうち最大のボールナンバーで表わした。また作業性
は、展延時に粘着剤組成物が不織布あるいはフィルム上
に均一に展延できるものを○、均一に展延できないもの
を×として表した。その結果を表1〜5に示した。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0045】表1〜5に示した通り、本発明に従う実施
例1〜30のパップ剤は、ボールナンバーで表される粘
着力が17〜24と、比較例1〜5に比べて大幅に高く
なっている。また、実施例1〜30の作業性はいずれも
良好であった。
【0046】・実験2:粘着剤組成物のゲル強度および
弾性 表1中の実施例1に示した組成物と、表5中の比較例1
に示した組成物と、表1中の実施例2の組成においてグ
リシンを配合せず(精製水を増量)金属架橋剤のみとし
た組成物(比較例6)の3種を対象とし、それぞれの組
成の粘着剤組成物を、30分間練合し、その直後のゲル
強度(T1ゲル強度という)を測定した。練合後、実際
の展延と裁断が終了する時間(240分後)のゲル強度
(T2ゲル強度という)を測定した。さらに、パップ剤
の出荷時に相当する30日後の弾性(T3弾性という)
を測定した。なお、ゲル強度は、上述した通り、粘着剤
組成物などの膏体約200gを内径50mm、深さ10
0mmの瓶に空間の生じないように詰め、直径10mm
のアクリル製棒を荷重30g、伸入速度20mm/分で
伸入させ、アクリル棒が伸入した距離x(mm)を測定
し、下記の式より算出した。 ゲル強度(mm)=1÷x×100 また弾性は、0.55cm径の測定アダプターでフェイ
シングを除いたパップ剤面に、一定応力(336.7g
/cm2)を加えて放置し、5分後に緩和した時の応力
をレオメーターで測定し、パップ剤の弾性(g/c
2)と定義した。
【0047】
【0048】この結果から明らかなように、本発明に係
る実施例1の粘着剤組成物は、練合後(T1)、及び展
延、裁断後(T2)のゲル強度が2〜10と適度なゲル
強度を示し、30日後の弾性(T3)が150g/cm2
と適度な皮膚粘着性を示す弾性を示した。一方、金属架
橋剤とアミノ酸を含まない比較例1は、練合後、ゲル強
度が上がらず裏ジミが発生した。また、アミノ酸を含ま
ない比較例6は、部分的に不均一な架橋ゲル化が生じて
均一に粘着剤組成物を展延できなかったり、展延工程中
で粘度上昇が著しく、均一に展延できなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性高分子物質を含有する水性粘着基
    剤に、該水溶性高分子物質の架橋構造を形成する金属架
    橋剤と、アミノ酸及び/又は金属架橋剤とアミノ酸との
    化合物を必須成分として含有し、上記必須成分と、溶媒
    を含む他の成分との練合終了時および支持材への展延終
    了時のゲル強度が2〜15であり、かつ架橋構造形成後
    の弾性が50〜400g/cm2である粘着剤組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の粘着剤組成物を支持材上
    に展延してなるパップ剤。
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