JPH10265526A - 透明性樹脂およびこの樹脂を用いた感光性樹脂組成物並びにこの感光性樹脂組成物を用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

透明性樹脂およびこの樹脂を用いた感光性樹脂組成物並びにこの感光性樹脂組成物を用いた半導体装置の製造方法

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JPH10265526A
JPH10265526A JP9071961A JP7196197A JPH10265526A JP H10265526 A JPH10265526 A JP H10265526A JP 9071961 A JP9071961 A JP 9071961A JP 7196197 A JP7196197 A JP 7196197A JP H10265526 A JPH10265526 A JP H10265526A
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acid
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resin composition
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Application number
JP9071961A
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English (en)
Inventor
Atsushi Oshida
敦史 押田
Teruhiko Kumada
輝彦 熊田
Yasuhiro Yoshida
育弘 吉田
Atsuko Fujino
敦子 藤野
Hiroshi Adachi
廣士 足達
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ArFエキシマレーザ等の短波長領域に高い
透明性を示す樹脂および上記波長の光に高い感光性と十
分なドライエッチング耐性を有した感光性樹脂組成物並
びに微細加工が可能で高集積化した半導体装置の製造方
法を得る。 【解決手段】 感光性樹脂組成物は下記一般式(1)で
示される原子団、 【化1】 と酸により分解性を示す原子団を備えた樹脂と光の照射
により酸を発生する化合物とを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にArFエキシ
マレーザ等の短波長光に対して透明性の優れた透明性樹
脂および特にArFエキシマレーザ等の短波長光を露光
エネルギー源として用いたリソグラフィーに好適に用い
られる感光性樹脂組成物に関するものである。また、上
記感光性樹脂組成物をレジストとして用いて微細パター
ンを形成することにより超LSI等の高集積化された半
導体装置を得ることができる半導体装置の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの高集積化が求められて
いる中、微細加工技術の開発が進められている。この技
術を実現するために、いくつかの手法が検討されている
が、中でもリソグラフィー技術で使用する光源を短波長
化することが、最も有望視されている。現在のリソグラ
フィー技術では、i線(波長365nm)やKrFエキ
シマレーザ(波長248nm)が用いられているが、A
rFエキシマレーザ(波長193nm)やYAGレーザ
の5倍高調波(波長218nm)などを用いることが、
検討されている。
【0003】従来、光リソグラフィー用のレジストとし
てノボラック樹脂とナフトキノンジアジドからなるレジ
ストや、ターシャリーブトキシカルボニルオキシスチレ
ンと酸発生剤からなるレジストが用いられている。これ
らはいずれもベンゼン骨格を有する化合物を有してお
り、ベンゼン骨格を有する化合物がドライエッチング耐
性を発現することから、これらの化合物が使用されてい
る。
【0004】しかし、ベンゼン骨格を有する化合物では
上記波長の短いArFエキシマレーザやYAGレーザの
5倍高調波の波長付近に大きな吸収を有することから、
良好な形状のパターンを形成することができなかった。
【0005】この問題を解決する方法として特開平7―
181687号公報にはナフタレン化合物を含むレジス
ト材料が記載されている。即ち、ナフタレン化合物はド
ライエッチング耐性を発現すると同時に、ベンゼン骨格
を有する化合物に特有の200nm付近の吸収が長波長
側にシフトしているために、ArFエキシマレーザやY
AGレーザの5倍高調波の波長付近の吸光度を小さくす
ることができるのである。
【0006】また、特開平4―39665号公報、特開
平8―12626号公報および特開平8―82925号
公報には脂肪族系の化合物が記載され、上記波長領域の
光の透過率を十分に高くできることが示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ナ
フタレン化合物ではエッチング耐性は得られているが、
上記波長領域の光の透過率が十分ではないために、形成
されるパターンの形状劣化が避けられない。また、上記
脂肪族系の化合物は上記波長領域の光の透過率を十分高
くできるが、従来の芳香族系化合物に比べ耐ドライケッ
チング性に劣っており、嵩高い環構造を有する脂肪族系
化合物を用いることでその耐ドライケッチング性を向上
させているが、現在レジストとして多用されているノボ
ラック樹脂の耐ドライエッチング性を越える脂肪族系材
料は少なく、しかもこのような化合物は一般に疎水性が
強いため半導体基板上と樹脂との密着性低下につながっ
ている。また、現像液であるアルカリ水溶液への溶解が
困難であるため良好な微細パターンの形成が困難であ
る。そこで、上記公報に示されているように、ドライエ
ッチング耐性を持たない親水性の原子団を共重合などの
方法で混入させることでこの問題の解決を図っている
が、この方法ではドライエッチング耐性を発現する原子
団の含有率が低下するため、エッチング耐性の低下を招
いてしまう。以上のことから、上記従来の技術では光の
透過率とドライエッチング耐性を両立させることはでき
ていないという課題があった。
【0008】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、ArFエキシマレーザ等の短波長領域に
高い透明性を示す樹脂および上記波長の光に高い感光性
と十分なドライエッチング耐性を有した感光性樹脂組成
物並びに微細加工が可能で高集積化した半導体装置の製
造方法を得ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の透明
性樹脂は、下記一般式(1)で示される第1原子団、下
記一般式(2)で示される第2原子団、
【0010】
【化9】
【0011】下記一般式(3)で示される第3原子団、
下記一般式(4)で示される第4原子団、
【0012】
【化10】
【0013】下記一般式(5)で示される第5原子団、
【0014】
【化11】
【0015】または下記一般式(6)で示される第6原
子団
【0016】
【化12】
【0017】を備えたものである。
【0018】本発明に係る第2の透明性樹脂は、上記第
1の透明性樹脂酸が酸により分解性を示す第7原子団を
備えたものである。
【0019】本発明に係る第1の感光性樹脂組成物は、
下記一般式(1)で示される第1原子団、下記一般式
(2)で示される第2原子団、
【0020】
【化13】
【0021】下記一般式(3)で示される第3原子団、
下記一般式(4)で示される第4原子団、
【0022】
【化14】
【0023】下記一般式(5)で示される第5原子団、
【0024】
【化15】
【0025】または下記一般式(6)で示される第6原
子団
【0026】
【化16】
【0027】並びに酸により分解性を示す第7原子団を
備えた樹脂と、光の照射により酸を発生する化合物とを
含有するものである。
【0028】本発明に係る第1の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上に上記第1の感光性樹脂組成物の膜を
設ける工程、上記感光性樹脂組成物膜に短波長レーザを
パターン露光する工程および露光後の感光性樹脂組成物
膜を現像処理する工程を施す方法である。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の透明性樹脂は、上記第1
原子団、第2原子団、第3原子団、第4原子団、第5原
子団または第6原子団を備えたものである。
【0030】一般式(1)〜一般式(6)で示される第
1〜第6原子団は、芳香族化合物とは異なるためにAr
Fエキシマレーザ等の短波長領域での光吸収が小さい。
従って、上記第1、第2、第3、第4、第5または第6
原子団が分子中に存在すると、ArFエキシマレーザ光
の光吸収を低く抑えることができる。
【0031】本発明の透明性樹脂は、上記第1、第2、
第3、第4、第5または第6原子団を母剤となる樹脂や
下記化合物に結合させたり、または単に添加することに
より得ることができる。母剤となる樹脂としては例えば
ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリヒドロキシエ
チルアクリル酸、ポリヒドロキシエチルメタクリル酸、
ポリマレイン酸、ポリイタコン酸等があげられる。化合
物としては炭素数3から15のアルキルカルボン酸、3
から15のアルキルジカルボン酸等があげられるがこれ
に限定されない。
【0032】また、本発明の透明性樹脂は上記第1、第
2、第3、第4、第5または第6原子団並びに酸により
分解性を示す第7原子団を備えたものである。上記第7
原子団を備えることにより感光性樹脂組成物に好適に用
いられる。
【0033】酸により分解性を示す第7原子団として
は、例えばtert―ブチル基、tert―アミル基、
1―エトキシエチル基、1―プロピルオキシエチル基、
1―tertブトキシエチル基、テトラヒドロピラニル
基、テトラヒドロフラニル基、2―メチル―2―アダマ
ンチル基、1―メチル―4―テトラヒドロピラ―3―ノ
イル基、1―メチル―4―ペンタノイル基などがあげら
れるがこれらに限定されない。
【0034】また、上記透明性樹脂は下記理由により感
光性樹脂組成物に好適に用いられる。即ち、上記第1、
第2、第3、第4、第5および第6原子団は脂肪族系化
合物であるが、環構造を多く有するために耐ドライエッ
チング性を向上させることができる。また、上記第1、
第2、第3、第4、第5および第6原子団は芳香族化合
物とは異なるためにArFエキシマレーザ等の短波長付
近の光吸収が小さい。従って、透明性樹脂に上記第1、
第2、第3、第4、第5または第6原子団が存在する
と、ArFエキシマレーザ光の光吸収を抑えたまま、耐
ドライエッチング性を確保することができる。また、上
記第1、第2、第3および第4原子団は耐ドライエッチ
ング性を発現する基を有しながら、二つのカルボキシル
基を有し分子の親水性が向上しているので、透明性樹脂
に上記第1、第2、第3または第4原子団が存在する
と、耐エッチング性を有したまま半導体基板等との密着
性が向上する。さらに、上記第1、第2、第3および第
4原子団のカルボキシル基のいずれか一つまたは第5、
第6原子団の置換基が、カルボン酸または光の照射や光
の照射により発生する酸により発生する酸の作用により
カルボン酸に構造変化する置換基(ターシャルブチル
基、カルボキシル基、エトキシエチル基等)である場合
には、現像時のアルカリ溶解性が向上して形状の良いパ
ターンを得ることができる。従って、透明性樹脂に上記
第1、第2、第3または第4原子団や上記カルボキシル
基を有する第5、第6原子団が存在すると、解像度の高
いパターンを得ることが可能である。また、酸により分
解性を示す第7原子団が分子中に存在すると、酸により
分子構造が変化しアルカリ現像液に対する溶解性が変化
するので、光により酸を発生する化合物とともに用いる
ことにより感光性レジストとして用いられる。
【0035】上記透明性樹脂は、上記第1、第2、第
3、第4、第5または第6原子団並びに酸により分解性
を示す第7原子団を母剤となる樹脂や下記化合物に結合
させたり、または単に添加することにより得ることがで
きる。母剤となる樹脂としては例えばポリアクリル酸、
ポリメタクリル酸、ポリヒドロキシエチルアクリル酸、
ポリヒドロキシエチルメタクリル酸、ポリマレイン酸、
ポリイタコン酸等があげられる。化合物としては炭素数
3から15のアルキルカルボン酸、3から15のアルキ
ルジカルボン酸等があげられるがこれに限定されない。
【0036】本発明の感光性樹脂組成物は、上記透明性
樹脂と光により酸を発生する化合物を含有するものであ
る。上記光の照射を受けて酸を発生する化合物としては
トリフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネー
ト、トリフェニルスルホニウムトリフレイト、トリフェ
ニルスルホニウムトシレート、トリフェニルスルホニウ
ムメタンスルホネート、4―tertブチルフニルジフ
ェニルヘキサフロロアンチモネート、4―tertブチ
ルフニルジフェニルトリフレイト、4―tertブチル
フニルジフェニルトシレート、4―tertブチルフニ
ルジフェニルメタンスルホネート、トリス(4―メチル
フェニル)スルホニウムヘキサフロロアンチモネート、
トリス(4―メチルフェニル)スルホニウムトリフレイ
ト、トリス(4―メチルフェニル)スルホニウムトシレ
ート、トリス(4―メチルフェニル)スルホニウムメタ
ンスルホネート、トリス(4―メトキシフェニル)スル
ホニウムトヘキサフロロアンチモネート、トリス(4―
メトキシフェニル)スルホニウムトリフレイト、トリス
(4―メトキシフェニル)スルホニウムトシレート、ト
リス(4―メトキシフェニル)スルホニウムメタンスル
ホネート、ジフェニルヨードニウムヘキサフロロアンチ
モネート、ジフェニルヨードニウムトリフレイト、ジフ
ェニルヨードニウムトシレート、ジフェニルヨードニウ
メタンスルホネート、4、4’―ジtertブチルジフ
ェニルヨードニウムヘキサフロロアンチモネート、4、
4’―ジtertブチルジフェニルヨードニウムトリフ
レイト、4、4’―ジtertブチルジフェニルヨード
ニウムトシレート、4、4’―ジtertブチルジフェ
ニルヨードニウムメタンスルホネート、4、4’―ジメ
チルジフェニルヨードニウムヘキサフロロアンチモネー
ト、4、4’―ジメチルジフェニルヨードニウムトリフ
レイト、4、4’―ジメチルジフェニルヨードニウムト
シレート、4、4’―ジメチルジフェニルヨードニウム
メタンスルホネート、3、3’―ジニトロジフェニルヨ
ードニウムヘキサフロロアンチモネート、3、3’―ジ
ニトロジフェニルヨードニウムトリフレイト、3、3’
―ジニトロジフェニルヨードニウムトシレート、3、
3’―ジニトロジフェニルヨードニウムメタンスルホネ
ート、ナフチルカルボニルメチルテトラヒドロチオフェ
ニルヘキサフロロアンチモネート、ナフチルカルボニル
メチルテトラヒドロチオフェニルトリフレイト、ナフチ
ルカルボニルメチルテトラヒドロチオフェニルトシレー
ト、ナフチルカルボニルメチルテトラヒドロチオフェニ
ルメタンスルホネート、ジメチルヒドロキシナフチルヘ
キサフロロアンチモネート、ジメチルヒドロキシナフチ
ルトリフレイト、ジメチルヒドロキシナフチルトシレー
ト、ジメチルヒドロキシナフチルメタンスルホネート、
ヒドロキシこはく酸イミドのトリフロロメタンスルホン
酸エステル、ヒドロキシこはく酸イミドのトリメタンス
ルホン酸エステル、ヒドロキシこはく酸イミドのトルエ
ンスルホン酸エステル、ヒドロキシシクロヘキサンジカ
ルボン酸イミドのトリフロロメタンスルホン酸エステ
ル、ヒドロキシシクロヘキサンジカルボン酸イミドのト
リメタンスルホン酸エステル、ヒドロキシシクロヘキサ
ンジカルボン酸イミドのトルエンスルホン酸エステル、
ヒドロキシノルボルネンジカルボン酸イミドのトリフロ
ロメタンスルホン酸エステル、ヒドロキシノルボルネン
ジカルボン酸イミドのトリメタンスルホン酸エステル、
ヒドロキシノルボルネンジカルボン酸イミドのトルエン
スルホン酸エステルなどがあげられる。
【0037】本発明に用いる透明性樹脂と光の照射によ
り酸を発生する化合物の含有割合は、樹脂を90.0〜
99.9重量%、好ましくは95.0〜99.5重量
%、光の照射により酸を発生する化合物を0.1〜1
0.0重量%、好ましくは0.5〜5.0重量%の範囲
が適当である。樹脂が99.9重量%を越える場合パタ
ーニングが行いにくくなる傾向が生じ、90.0重量%
未満の場合には、均一な相溶性が得られにくくなるの
で、形成するパターンの不良が発生しやすくなる。また
光の照射により酸を発生する化合物が0.1重量%未満
の場合には良好なパターンを形成することができなくな
り、10重量%を越えた場合には均一な相溶性が得られ
にくくなるので、形成するパターンの不良が発生しやす
くなる。
【0038】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板上に上記感光性樹脂組成物の膜を設け、上記感光性
樹脂組成物の膜にArF等の短波長レーザをパターン露
光し、露光後の感光性樹脂組成物の膜を現像処理する方
法であり、上記感光性樹脂組成物がArFエキシマレー
ザ光の光吸収を低く抑えたまま、ドライエッチング耐性
を確保できるので微細加工が可能となる。
【0039】本発明の感光性樹脂組成物を、シリコンウ
ェハなどの基板上に塗布し、プリベイクを行い、ArF
エキシマレーザなどの光を照射した後、80〜170℃
程度の加熱を30秒〜10分行い、次いで現像を行って
パターン形成を行うことができる。また、上記透明性樹
脂の第1原子団、第2原子団、第3原子団、第4原子
団、第5原子団または第6原子団にアルカリ溶解性基が
あるか、上記第1原子団、第2原子団、第3原子団、第
4原子団、第5原子団または第6原子団を結合させたり
添加する母剤となる樹脂や化合物がアルカリ溶解性基を
有したものであると、レジストの現像液としてアルカリ
性水溶液を用いることができる。アルカリ性水溶液とし
ては例えばアンモニア、トリエチルアミン、ジメチルア
ミノメタノール、モノエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
コリン等の水溶液やこれら水溶液の混合物を用いること
ができる。
【0040】本発明の感光性樹脂組成物を基板に塗布す
るために用いる溶媒としては、混合する成分を速やかに
溶解し、かつそれらと反応しないものであるならば何で
も使用できるが、例えばジエチレングリコールジメチル
エーテル、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、メチ
ルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテー
ト、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、メトキシプロピオン酸メチル、メトキシプロピオン
酸エチル、エトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロ
ピオン酸エチル、酪酸エチル、2−ヘプタノン、ジグラ
イム、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、γ−ブチ
ロラクトン、酢酸イソアミル、クロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼンなどが一般的である。好ましくは沸点が10
0から220℃の範囲である溶媒が適当である。沸点が
これより低いものでは塗布したときにムラができやす
く、沸点がこれより高いものでは溶媒の乾燥が容易では
ない。
【0041】
【実施例】
実施例1.シクロヘキシルジカルボン酸無水物と2―ヒ
ドロキシエチルメタアクリレートのモノエステル化物、
およびtert―ブチルメタクリレートの共重合体(モ
ル組成比30:70)17重量部、トリフェニルスルホ
ニウムトリフレイト1重量部を82重量部のジエチレン
グリコールジメチルエーテルに溶解させ、0.2μmの
メンブランフィルターでろ過してパターン形成材料溶液
を作製した。この溶液をヘキサメチルジシラザンで密着
性強化したシリコンウエハ上に塗布して0.5μm厚の
パターン形成材料膜を得た。この膜に8mJ/cm2
ArFエキシマレーザ光を照射した後、100℃のホッ
トプレート上で90秒間加熱を行った。その後0.04
8重量%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶
液で60秒間現像を行った。その結果0.18μmのラ
インアンドスペースパターンが形状よく解像されてい
た。また、CF4ガスプラズマによるエッチング速度を
ノボラック樹脂と比較した結果、この感光性樹脂組成物
の膜のエッチング速度はノボラック樹脂の1.44倍で
あり、ドライエッチング耐性の低い母剤となるPMMA
樹脂のドライエッチング耐性が向上したことが示され
る。
【0042】比較例1.実施例1でシクロヘキシルジカ
ルボン酸無水物と2―ヒドロキシエチルメタアクリレー
トのモノエステル化物の代わりに、メタクリル酸メチル
を用いる他は実施例1と同様の操作方法でパターニング
を行ったが、パターンを得られなかった。
【0043】比較例2.実施例1でシクロヘキシルジカ
ルボン酸無水物と2―ヒドロキシエチルメタアクリレー
トのモノエステル化物の代わりに、メタクリル酸を用い
る他は実施例1と同様の操作方法でパターニングを行っ
た。パターン(0.3μm)は得られたが、耐ドライエ
ッチング性はノボラック樹脂の2.5倍程度であった。
【0044】実施例2〜7.表1または表2に示す一般
式(1)、(2)、(3)または(4)で表される原子
団を有する樹脂と光の照射により酸を発生する化合物
(トリフェニルスルホニウムトリフレイト)とを、実施
例1と同様にして調製してレジスト膜を作製しパターン
形成を行い、CF4ガスプラズマによるエッチング速度
をノボラック樹脂と比較し、結果を表1または表2に示
す。なお、表中、エッチング速度はノボラック樹脂のエ
ッチング速度を1として表している。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】その結果、表1または表2に示すようにい
ずれの場合でもArFエキシマレーザ露光で良好なパタ
ーンが得られ、耐ドライエッチング性が向上した。
【0048】実施例8〜10.表3に示す一般式
(1)、一般式(5)または一般式(6)で表される原
子団を有する樹脂と光の照射により酸を発生する化合物
(トリフェニルスルホニウムトリフレイト)とを、実施
例1と同様にして調製してレジスト膜を作製しパターン
形成を行い、CF4ガスプラズマによるエッチング速度
をノボラック樹脂と比較し、結果を表3に示す。なお、
表中、エッチング速度はノボラック樹脂のエッチング速
度を1として表している。
【0049】
【表3】
【0050】その結果、表3に示すようにいずれの場合
でもArFエキシマレーザ露光で良好なパターンが得ら
れ、良好な耐ドライエッチング性を示した。
【0051】実施例11〜13.表4に示す一般式
(1)または一般式(2)で表される原子団を有する樹
脂に一般式(5)または(6)で表される原子団を有す
る化合物を表4に示すように20wt%または30wt
%添加したものと、光の照射により酸を発生する化合物
(トリフェニルスルホニウムトリフレイト)とを、実施
例1と同様にして調製してレジスト膜を作製しパターン
形成を行い、CF4ガスプラズマによるエッチング速度
をノボラック樹脂と比較し、結果を表4に示す。なお、
表中、エッチング速度はノボラック樹脂のエッチング速
度を1として表している。
【0052】
【表4】
【0053】その結果、表4に示すようにいずれの場合
でもArFエキシマレーザ露光で良好なパターンが得ら
れ、良好な耐ドライエッチング性を示した。
【0054】
【発明の効果】本発明の第1の透明性樹脂によれば、上
記一般式(1)で示される第1原子団、上記一般式
(2)で示される第2原子団、上記一般式(3)で示さ
れる第3原子団、上記一般式(4)で示される第4原子
団、下記一般式(5)で示される第5原子団または下記
一般式(6)で示される第6原子団を備えたもので、A
rF等の短波長の光に対して透明性を有するという効果
がある。
【0055】本発明の第2の透明性樹脂によれば、第1
の透明性樹脂酸が酸により分解性を示す第7原子団を備
えたもので、感光性樹脂組成物に用いられるという効果
がある。
【0056】本発明の第1の感光性樹脂組成物によれ
ば、上記一般式(1)で示される第1原子団、上記一般
式(2)で示される第2原子団、上記一般式(3)で示
される第3原子団、上記一般式(4)で示される第4原
子団、上記一般式(5)で示される第5原子団または下
記一般式(6)で示される第6原子団並びに酸により分
解性を示す第7原子団を備えた樹脂と、光の照射により
酸を発生する化合物とを含有するので、ArF等の短波
長の光に対して透明性に優れ、さらにエッチング耐性が
優れるという効果がある。
【0057】本発明の第1の半導体装置の製造方法によ
れば、半導体基板上に上記第1の感光性樹脂組成物の膜
を設ける工程、上記感光性樹脂組成物膜に短波長レーザ
をパターン露光する工程および露光後の感光性樹脂組成
物膜を現像処理する工程を施すことにより、微細パター
ンが可能で高集積化された半導体装置を得ることができ
るという効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤野 敦子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 足達 廣士 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示される第1原子
    団、下記一般式(2)で示される第2原子団、 【化1】 下記一般式(3)で示される第3原子団、下記一般式
    (4)で示される第4原子団、 【化2】 下記一般式(5)で示される第5原子団、 【化3】 または下記一般式(6)で示される第6原子団 【化4】 を備えた透明性樹脂。
  2. 【請求項2】 酸により分解性を示す第7原子団を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の透明性樹脂。
  3. 【請求項3】 下記一般式(1)で示される第1原子
    団、下記一般式(2)で示される第2原子団、 【化5】 下記一般式(3)で示される第3原子団、下記一般式
    (4)で示される第4原子団、 【化6】 下記一般式(5)で示される第5原子団、 【化7】 または下記一般式(6)で示される第6原子団 【化8】 並びに酸により分解性を示す第7原子団を備えた樹脂
    と、光の照射により酸を発生する化合物とを含有する感
    光性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に請求項3に記載の感光性
    樹脂組成物の膜を設ける工程、上記感光性樹脂組成物膜
    に短波長レーザをパターン露光する工程および露光後の
    感光性樹脂組成物膜を現像処理する工程を施す半導体装
    置の製造方法。
JP9071961A 1997-03-25 1997-03-25 透明性樹脂およびこの樹脂を用いた感光性樹脂組成物並びにこの感光性樹脂組成物を用いた半導体装置の製造方法 Pending JPH10265526A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6515067B2 (en) * 2001-01-16 2003-02-04 Chevron Phillips Chemical Company Lp Oxygen scavenging polymer emulsion suitable as a coating, an adhesive, or a sealant
JP2011057604A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Hitachi Chem Co Ltd カルボキシル基含有(メタ)アクリル酸エステル及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6515067B2 (en) * 2001-01-16 2003-02-04 Chevron Phillips Chemical Company Lp Oxygen scavenging polymer emulsion suitable as a coating, an adhesive, or a sealant
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