JPH10265530A - 導光板用アクリル系樹脂及び樹脂組成物 - Google Patents
導光板用アクリル系樹脂及び樹脂組成物Info
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- JPH10265530A JPH10265530A JP9073594A JP7359497A JPH10265530A JP H10265530 A JPH10265530 A JP H10265530A JP 9073594 A JP9073594 A JP 9073594A JP 7359497 A JP7359497 A JP 7359497A JP H10265530 A JPH10265530 A JP H10265530A
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- acrylic resin
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 メチルメタクリレート単量体単位75〜90
重量%及び、アルキル基の炭素数が1〜8であるアルキ
ルアクリレート単量体単位10〜25重量%とからな
り、クロロホルム中、25℃で測定した還元粘度が30
〜70ml/g、熱分解指数αが3.0以下、微粒子カ
ウンターで測定した0.5〜25μの微小異物が10,
000個/g以下である事を特徴とする導光板用アクリ
ル系樹脂。 【効果】 本発明のアクリル系樹脂は、液晶表示装置の
バックライトに用いられる面照明装置の導光板、特に大
型薄肉の成形品の成形性、光学特性に優れた材料を提供
する。
重量%及び、アルキル基の炭素数が1〜8であるアルキ
ルアクリレート単量体単位10〜25重量%とからな
り、クロロホルム中、25℃で測定した還元粘度が30
〜70ml/g、熱分解指数αが3.0以下、微粒子カ
ウンターで測定した0.5〜25μの微小異物が10,
000個/g以下である事を特徴とする導光板用アクリ
ル系樹脂。 【効果】 本発明のアクリル系樹脂は、液晶表示装置の
バックライトに用いられる面照明装置の導光板、特に大
型薄肉の成形品の成形性、光学特性に優れた材料を提供
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明のアクリル樹脂組成物は、
液晶表示装置のバックライトに用いられる面照明装置用
の導光板、特に大型、薄肉の成形品の製造に好適な成形
材料を提供する。
液晶表示装置のバックライトに用いられる面照明装置用
の導光板、特に大型、薄肉の成形品の製造に好適な成形
材料を提供する。
【0002】
【従来の技術】メチルメタクリレート重合体またはメチ
ルメタクリレートを主成分とするアクリル系共重合体か
らなるアクリル樹脂は透明性、耐候性、表面硬度に優れ
るため、自動車外装部品、エクステリア用品等の屋外用
途に広く使用されている。また、アクリル樹脂はガラス
以上の可視光線透過率を有し、且つ低複屈折であり、光
学的特性が非常に優れた熱可塑性樹脂である。そのた
め、従来から種々の光学部品、例えば光学用レンズや光
学式ディスク、導光体、液晶ディスプレーバックライト
用導光板等の光学材料として広く使用されている。
ルメタクリレートを主成分とするアクリル系共重合体か
らなるアクリル樹脂は透明性、耐候性、表面硬度に優れ
るため、自動車外装部品、エクステリア用品等の屋外用
途に広く使用されている。また、アクリル樹脂はガラス
以上の可視光線透過率を有し、且つ低複屈折であり、光
学的特性が非常に優れた熱可塑性樹脂である。そのた
め、従来から種々の光学部品、例えば光学用レンズや光
学式ディスク、導光体、液晶ディスプレーバックライト
用導光板等の光学材料として広く使用されている。
【0003】最近、これら光学材料用途のうち液晶ディ
スプレーバックライト導光板用途が増加している。バッ
クライト導光板とはある方向から入射した光線を伝搬、
拡散させ、液晶ユニット面側で光らせるユニットを言
う。バックライトの方式としては導光体を光源と液晶ユ
ニットの間にはさんだ直下型方式と光源を導光体のエッ
ジに配置したエッジライト方式の2方式があるが、近
年、液晶ディスプレーの薄肉化が課題となり、エッジラ
イト方式が主流になっている。エッジライト方式では、
導光体中の光線透過距離が直下式に比較して長いので、
導光体中での光損失を防止するため、導光体に使用され
る材料としては高い光線透過率を有することが必須とな
る。また、エッジから入射した光線を導光体の液晶ユニ
ット側面全体に出射させる工夫が導光体の設計に必要と
なる。
スプレーバックライト導光板用途が増加している。バッ
クライト導光板とはある方向から入射した光線を伝搬、
拡散させ、液晶ユニット面側で光らせるユニットを言
う。バックライトの方式としては導光体を光源と液晶ユ
ニットの間にはさんだ直下型方式と光源を導光体のエッ
ジに配置したエッジライト方式の2方式があるが、近
年、液晶ディスプレーの薄肉化が課題となり、エッジラ
イト方式が主流になっている。エッジライト方式では、
導光体中の光線透過距離が直下式に比較して長いので、
導光体中での光損失を防止するため、導光体に使用され
る材料としては高い光線透過率を有することが必須とな
る。また、エッジから入射した光線を導光体の液晶ユニ
ット側面全体に出射させる工夫が導光体の設計に必要と
なる。
【0004】導光体のエッジから入射した光線を導光体
の面全体に均一に出射させる方法としては、片面にドッ
トグラデーション印刷を施す方法(特開平6−1945
26号公報、特開昭63−62104号公報)、片面に
光を拡散させるための凹凸を形成する方法(特開昭61
−127506号公報)、グラデーション付フィルムを
貼り付ける方法などがある。
の面全体に均一に出射させる方法としては、片面にドッ
トグラデーション印刷を施す方法(特開平6−1945
26号公報、特開昭63−62104号公報)、片面に
光を拡散させるための凹凸を形成する方法(特開昭61
−127506号公報)、グラデーション付フィルムを
貼り付ける方法などがある。
【0005】導光板は押出成形により成形される場合も
あるが、薄肉・精密な導光板を成形あるいは光を拡散さ
せるための凹凸形状を成形するためには、通常、射出成
形法が用いられる。薄肉、あるいは複雑な形状の成形品
を射出成形により成形するためには、成形温度において
充分な溶融流動性を得られるように重合体を設計する事
が必要である。即ち、成型品の機械的強度、耐熱変形温
度、及び環境信頼性などの材料強度が要求レベルを維持
できる範囲内において、メチルメタクリレートに共重合
されるアルキルアクリレート等の含有量及び重合体の分
子量の調節により要求される溶融流動性を得られるよう
に設計する事が必要である。
あるが、薄肉・精密な導光板を成形あるいは光を拡散さ
せるための凹凸形状を成形するためには、通常、射出成
形法が用いられる。薄肉、あるいは複雑な形状の成形品
を射出成形により成形するためには、成形温度において
充分な溶融流動性を得られるように重合体を設計する事
が必要である。即ち、成型品の機械的強度、耐熱変形温
度、及び環境信頼性などの材料強度が要求レベルを維持
できる範囲内において、メチルメタクリレートに共重合
されるアルキルアクリレート等の含有量及び重合体の分
子量の調節により要求される溶融流動性を得られるよう
に設計する事が必要である。
【0006】導光板に使用されるアクリル系重合体とし
ては、特開平8−253650号公報には、メチルメタ
クリレート単位90〜99.5およびアルキル基の炭素
数が1〜8であるアルキルアクリレート単位0.5〜1
0重量%からなり、還元粘度が30〜60ml/gであ
るアクリル系重合体を含むアクリル系樹脂組成物が開示
され、特開平9−31134号公報には、メタクリル酸
メチル90〜99重量%、アルキル基の炭素数が1〜8
である少なくとも1種のアクリル酸アルキルエステル1
〜10重量%からなり、MFRが3〜13/10分であ
るメタクリル樹脂が開示されている。
ては、特開平8−253650号公報には、メチルメタ
クリレート単位90〜99.5およびアルキル基の炭素
数が1〜8であるアルキルアクリレート単位0.5〜1
0重量%からなり、還元粘度が30〜60ml/gであ
るアクリル系重合体を含むアクリル系樹脂組成物が開示
され、特開平9−31134号公報には、メタクリル酸
メチル90〜99重量%、アルキル基の炭素数が1〜8
である少なくとも1種のアクリル酸アルキルエステル1
〜10重量%からなり、MFRが3〜13/10分であ
るメタクリル樹脂が開示されている。
【0007】また、特開平8−248416号公報に
は、改善された色調を有するバックライト用導光体に用
いられるメタクリル樹脂として、メタクリル酸メチル8
5〜99重量%、及び他の共重合性モノマー15〜1重
量%からなる混合物を重合して得られ、MFR2〜15
g/10分であり且つ特定の揮発成分が1000〜50
00ppm含まれる樹脂が開示され、用いるメタクリル
樹脂のMFRと揮発成分含有量および成形条件のコント
ロールにより変色のほとんど無い導光体が得られる事が
記載されている。
は、改善された色調を有するバックライト用導光体に用
いられるメタクリル樹脂として、メタクリル酸メチル8
5〜99重量%、及び他の共重合性モノマー15〜1重
量%からなる混合物を重合して得られ、MFR2〜15
g/10分であり且つ特定の揮発成分が1000〜50
00ppm含まれる樹脂が開示され、用いるメタクリル
樹脂のMFRと揮発成分含有量および成形条件のコント
ロールにより変色のほとんど無い導光体が得られる事が
記載されている。
【0008】これらに開示されている導光板の形状はそ
の実施例から読みとれるように、150mm×150m
m×2mm、対角線長10インチ、厚さ3〜1mm(楔
型)等であるのに対して、近年は液晶ディスプレーの大
型、薄肉化が進み、対角線長が12〜16インチ、かつ
最小厚さが1mm以下の大型薄肉の導光板に適するアク
リル樹脂が要求され、材料の成形性への要求レベルがよ
り高度化している。
の実施例から読みとれるように、150mm×150m
m×2mm、対角線長10インチ、厚さ3〜1mm(楔
型)等であるのに対して、近年は液晶ディスプレーの大
型、薄肉化が進み、対角線長が12〜16インチ、かつ
最小厚さが1mm以下の大型薄肉の導光板に適するアク
リル樹脂が要求され、材料の成形性への要求レベルがよ
り高度化している。
【0009】即ち、従来、開示されている範囲の重合体
は対角線長10インチサイズまでの導光板を製造する為
の成形材料としては優れるが、対角線長12インチ以上
の大型品でしかも、最小肉厚が1mm以下の薄肉品の製
造には、樹脂の成形性が十分でなく、成形条件の選択に
よっては成形歪みの増大の問題を生じたり、成形性を向
上させるために成形機のシリンダー温度設定を通常より
高くした場合に、製品の光学的特性を低下させる傾向が
見られる場合がある等、必ずしも充分なものでは無かっ
た。
は対角線長10インチサイズまでの導光板を製造する為
の成形材料としては優れるが、対角線長12インチ以上
の大型品でしかも、最小肉厚が1mm以下の薄肉品の製
造には、樹脂の成形性が十分でなく、成形条件の選択に
よっては成形歪みの増大の問題を生じたり、成形性を向
上させるために成形機のシリンダー温度設定を通常より
高くした場合に、製品の光学的特性を低下させる傾向が
見られる場合がある等、必ずしも充分なものでは無かっ
た。
【0010】近年、液晶ディスプレーの大型、薄肉化が
進み、対角線長が12〜16インチ、かつ最小厚さが1
mm以下の大型薄肉の導光板に適するアクリル樹脂が要
求され、材料の成形性への要求レベルが高度化してい
る。また、大型、薄肉品では成形時の離型性に対する要
求も高度化する。一般にアクリル樹脂は金属に対する密
着性が比較的強い為、射出成形において、金型からの離
型の際に成形品の割れ、ひび、あるいは表面の荒れとい
った不良が発生する傾向を示す場合がある。特に光学製
品の射出成形においては、樹脂の色調の悪化や異物の発
生を抑制するために可能な限り低温で成形する事が好ま
しいが、流動性を補い金型内でのひけを防止する為、射
出圧力を上げる場合、離型不良が生じる傾向が大きくな
る。特に導光板のような大型薄肉成形品の場合は割れが
生じる傾向があり、成形時の離型性に優れた材料が要求
される場合がある。
進み、対角線長が12〜16インチ、かつ最小厚さが1
mm以下の大型薄肉の導光板に適するアクリル樹脂が要
求され、材料の成形性への要求レベルが高度化してい
る。また、大型、薄肉品では成形時の離型性に対する要
求も高度化する。一般にアクリル樹脂は金属に対する密
着性が比較的強い為、射出成形において、金型からの離
型の際に成形品の割れ、ひび、あるいは表面の荒れとい
った不良が発生する傾向を示す場合がある。特に光学製
品の射出成形においては、樹脂の色調の悪化や異物の発
生を抑制するために可能な限り低温で成形する事が好ま
しいが、流動性を補い金型内でのひけを防止する為、射
出圧力を上げる場合、離型不良が生じる傾向が大きくな
る。特に導光板のような大型薄肉成形品の場合は割れが
生じる傾向があり、成形時の離型性に優れた材料が要求
される場合がある。
【0011】従来のアクリル樹脂の離型性を改良する技
術としては、例えば多価アルコ−ルと脂肪酸のエステ
ル、1価のアルキルアルコール、脂肪酸、脂肪酸アミ
ド、脂肪酸金属塩の内の少なくとも1種を添加する方法
(特開昭61−73754号公報)、グリセリン高級脂
肪酸エステルと飽和脂肪族アルコールを添加する方法
(特開平1−294763号公報)、ステアリン酸グリ
セライド、ベヘン酸グリセライド、脂肪酸アルキルエス
テルの内の少なくとも1種を添加する方法(特開平2−
115255号公報)、グリセリン高級脂肪酸エステル
のアルキル基の炭素数分布を特定の比率にする方法(特
開平4−53860号公報、特開平4−253752号
公報)、樹脂中のグリセリン高級脂肪酸モノエステルと
水分含有量を特定の範囲とする方法(特開平8−253
650号公報)等が知られているが、これらに開示され
ている樹脂組成物は大型薄肉導光板用樹脂組成物として
は、光学特性、成形性の点で改良の余地があり、より一
層優れた材料が要求されていた。
術としては、例えば多価アルコ−ルと脂肪酸のエステ
ル、1価のアルキルアルコール、脂肪酸、脂肪酸アミ
ド、脂肪酸金属塩の内の少なくとも1種を添加する方法
(特開昭61−73754号公報)、グリセリン高級脂
肪酸エステルと飽和脂肪族アルコールを添加する方法
(特開平1−294763号公報)、ステアリン酸グリ
セライド、ベヘン酸グリセライド、脂肪酸アルキルエス
テルの内の少なくとも1種を添加する方法(特開平2−
115255号公報)、グリセリン高級脂肪酸エステル
のアルキル基の炭素数分布を特定の比率にする方法(特
開平4−53860号公報、特開平4−253752号
公報)、樹脂中のグリセリン高級脂肪酸モノエステルと
水分含有量を特定の範囲とする方法(特開平8−253
650号公報)等が知られているが、これらに開示され
ている樹脂組成物は大型薄肉導光板用樹脂組成物として
は、光学特性、成形性の点で改良の余地があり、より一
層優れた材料が要求されていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、液晶ディス
プレー用導光板等の大型薄肉導光板の射出成形に必要と
される成形性と機械的強度、信頼性、高度の透明性を併
せ持つアクリル系樹脂材料を提供する事を課題とする。
プレー用導光板等の大型薄肉導光板の射出成形に必要と
される成形性と機械的強度、信頼性、高度の透明性を併
せ持つアクリル系樹脂材料を提供する事を課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、液晶ディ
スプレー用導光板等の大型薄肉導光板の射出成形に必要
とされる成形性と機械的強度、信頼性、高度の透明性を
併せ持つアクリル系樹脂材料を設計すべく鋭意検討を行
った結果、特定の組成、構造のアクリル系樹脂及び樹脂
組成物がこの目的に適合する事を見出し本発明を完成さ
せるに至った。
スプレー用導光板等の大型薄肉導光板の射出成形に必要
とされる成形性と機械的強度、信頼性、高度の透明性を
併せ持つアクリル系樹脂材料を設計すべく鋭意検討を行
った結果、特定の組成、構造のアクリル系樹脂及び樹脂
組成物がこの目的に適合する事を見出し本発明を完成さ
せるに至った。
【0014】即ち、本発明は 1.メチルメタクリレート単量体単位75〜90重量%
及びアルキル基の炭素数が1〜8であるアルキルアクリ
レート単量体単位10〜25重量%とからなり、クロロ
ホルム中25℃で測定した還元粘度が30〜70ml/
g、熱分解指数αが3.0以下、微粒子カウンターで測
定した0.5〜25μmの微小異物が10,000個/
g以下である事を特徴とする導光板用アクリル系樹脂。
及びアルキル基の炭素数が1〜8であるアルキルアクリ
レート単量体単位10〜25重量%とからなり、クロロ
ホルム中25℃で測定した還元粘度が30〜70ml/
g、熱分解指数αが3.0以下、微粒子カウンターで測
定した0.5〜25μmの微小異物が10,000個/
g以下である事を特徴とする導光板用アクリル系樹脂。
【0015】2.メチルメタクリレート単量体単位75
〜90重量%、アルキル基の炭素数が1〜8であるアル
キルアクリレート単量体単位9.5〜24.5重量%及
びこれらと共重合可能な他の単量体単位0.5〜15.
5重量%以下とからなり、クロロホルム中、25℃で測
定した還元粘度が30〜70ml/g、熱分解指数αが
3.0以下、微粒子カウンターで測定した0.5〜25
μの微小異物が10,000個/g以下である事を特徴
とする導光板用アクリル系樹脂。
〜90重量%、アルキル基の炭素数が1〜8であるアル
キルアクリレート単量体単位9.5〜24.5重量%及
びこれらと共重合可能な他の単量体単位0.5〜15.
5重量%以下とからなり、クロロホルム中、25℃で測
定した還元粘度が30〜70ml/g、熱分解指数αが
3.0以下、微粒子カウンターで測定した0.5〜25
μの微小異物が10,000個/g以下である事を特徴
とする導光板用アクリル系樹脂。
【0016】3.請求項1〜2に記載の導光板用アクリ
ル樹脂と下記一般式で表されるグリセリン高級脂肪酸モ
ノエステル200〜8,000ppm、水分1〜800
ppmとからなり、熱分解指数αが3.0以下、微粒子
カウンターで測定した0.5〜25μmの微小異物が1
0,000個/g以下である事を特徴とする導光板用ア
クリル系樹脂組成物。
ル樹脂と下記一般式で表されるグリセリン高級脂肪酸モ
ノエステル200〜8,000ppm、水分1〜800
ppmとからなり、熱分解指数αが3.0以下、微粒子
カウンターで測定した0.5〜25μmの微小異物が1
0,000個/g以下である事を特徴とする導光板用ア
クリル系樹脂組成物。
【0017】
【化2】
【0018】及び 4.第1〜3項記載の樹脂または樹脂組成物を成形して
なる導光板。に関する。以下、本発明を詳細に説明す
る。本発明におけるアクリル系共重合体は、メチルメタ
クリレート単量体単位75〜90重量%、好ましくは8
0〜90重量%含有する事が必要である。
なる導光板。に関する。以下、本発明を詳細に説明す
る。本発明におけるアクリル系共重合体は、メチルメタ
クリレート単量体単位75〜90重量%、好ましくは8
0〜90重量%含有する事が必要である。
【0019】メチルメタクリレート単量体単位の含有量
が75重量%未満であると、重合体の耐熱性が極端に低
下したり、アクリル樹脂特有の高度の透明性が損なわれ
たりする傾向があるため好ましく無く、一方、90重量
%を越えると、大型薄肉導光板をの成形に必要な溶融流
動性が低下する傾向があり好ましくない。本発明のアル
キル基の炭素数が1〜8であるアルキルアクリレート単
量体単位は、得られるアクリル系樹脂及び樹脂組成物の
成形性を向上させると同時に、熱分解性を低減し、成形
品の銀状痕等の不良を低減するために必要な成分であ
る。
が75重量%未満であると、重合体の耐熱性が極端に低
下したり、アクリル樹脂特有の高度の透明性が損なわれ
たりする傾向があるため好ましく無く、一方、90重量
%を越えると、大型薄肉導光板をの成形に必要な溶融流
動性が低下する傾向があり好ましくない。本発明のアル
キル基の炭素数が1〜8であるアルキルアクリレート単
量体単位は、得られるアクリル系樹脂及び樹脂組成物の
成形性を向上させると同時に、熱分解性を低減し、成形
品の銀状痕等の不良を低減するために必要な成分であ
る。
【0020】本発明において、アルキル基の炭素数が1
〜8であるアルキルアクリレート単位の例としては、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート、等のアルキルアクリレート類、エチルメタクリ
レート、ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタク
リレート、等を挙げる事ができる。また、アルキルアク
リレート単量体単位は、アクリル系樹脂及び樹脂組成物
の透明性、成形性を損なわない範囲において、その一部
をその他の共重合可能な単量体単位で置き換える事がで
きる。
〜8であるアルキルアクリレート単位の例としては、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート、等のアルキルアクリレート類、エチルメタクリ
レート、ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタク
リレート、等を挙げる事ができる。また、アルキルアク
リレート単量体単位は、アクリル系樹脂及び樹脂組成物
の透明性、成形性を損なわない範囲において、その一部
をその他の共重合可能な単量体単位で置き換える事がで
きる。
【0021】これら、メチルメタクリレート及びアルキ
ル基の炭素数が1〜8であるアルキルアクリレート単位
と共重合可能な他の単量体の例としては、アルキル基の
炭素数が2以上であるアルキルメタクリレート、例えば
エチルアクリレート、ブチルアクリレート、プロピルア
クリレート、ステアリルアクリレート等の他、スチレ
ン、ビニルトルエン、α-メチルスチレン、等の芳香族
ビニル化合物類、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル等のシアン化ビニル化合物類、N−フェニルマレイミ
ド、N−シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド類等
が挙げられる。これらの単量体は単独または、2種以上
を選んで共重合する事ができる。これらの単量体は、透
明性、耐光性等のアクリル系樹脂組成物としての特徴を
維持し、かつ良好な成形性を得る為には、共重合可能な
他の単量体単位の共重合体全体中での含有量を0.5〜
15.5重量%、好ましくは0.5〜12重量%であ
る。
ル基の炭素数が1〜8であるアルキルアクリレート単位
と共重合可能な他の単量体の例としては、アルキル基の
炭素数が2以上であるアルキルメタクリレート、例えば
エチルアクリレート、ブチルアクリレート、プロピルア
クリレート、ステアリルアクリレート等の他、スチレ
ン、ビニルトルエン、α-メチルスチレン、等の芳香族
ビニル化合物類、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル等のシアン化ビニル化合物類、N−フェニルマレイミ
ド、N−シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド類等
が挙げられる。これらの単量体は単独または、2種以上
を選んで共重合する事ができる。これらの単量体は、透
明性、耐光性等のアクリル系樹脂組成物としての特徴を
維持し、かつ良好な成形性を得る為には、共重合可能な
他の単量体単位の共重合体全体中での含有量を0.5〜
15.5重量%、好ましくは0.5〜12重量%であ
る。
【0022】含有量が15.5重量%を超えると、アク
リル樹脂としての優れた透明性が損なわれる傾向があ
り、好ましくなく、一方、0.5重量%に満たないと単
量体を共重合する効果が発現し難く好ましくない。以上
より、炭素数1〜8のアルキルアクリレート単量体単位
と共重合可能な他の単量体単位の含有量の和は9.5〜
24.5、好ましくは10〜20重量%である。
リル樹脂としての優れた透明性が損なわれる傾向があ
り、好ましくなく、一方、0.5重量%に満たないと単
量体を共重合する効果が発現し難く好ましくない。以上
より、炭素数1〜8のアルキルアクリレート単量体単位
と共重合可能な他の単量体単位の含有量の和は9.5〜
24.5、好ましくは10〜20重量%である。
【0023】アクリル系樹脂およびアクリル系樹脂組成
物の還元粘度は、樹脂の成形性および得られた導光板の
機械的強度の面からは30ml/g以上が好ましく、一
方高すぎると成形性が低下し、射出成形時の発熱が大き
くなる結果、銀状痕を発生する傾向が現れること、さら
にまた成形品の複屈折が大きくなるなどの欠点が発生す
るため、70ml/g以下が好ましく、より好ましくは
30〜54ml/gである。
物の還元粘度は、樹脂の成形性および得られた導光板の
機械的強度の面からは30ml/g以上が好ましく、一
方高すぎると成形性が低下し、射出成形時の発熱が大き
くなる結果、銀状痕を発生する傾向が現れること、さら
にまた成形品の複屈折が大きくなるなどの欠点が発生す
るため、70ml/g以下が好ましく、より好ましくは
30〜54ml/gである。
【0024】アクリル系樹脂および樹脂組成物の熱分解
性の指標として以下に定義する熱分解指数αの値が3.
0以下である事が必要である。すなわち、熱分解ガスク
ロマトグラフィーを用い、450℃でアクリル系樹脂ま
たはアクリル系樹脂組成物を窒素雰囲気下で分解させ、
60分間に分解する全分解ガスを検出積算、これをXと
し、270℃で30分間に分解発生するガスを積算、こ
れをYとし、下記式により熱分解性指数αを定義し、算
出した。
性の指標として以下に定義する熱分解指数αの値が3.
0以下である事が必要である。すなわち、熱分解ガスク
ロマトグラフィーを用い、450℃でアクリル系樹脂ま
たはアクリル系樹脂組成物を窒素雰囲気下で分解させ、
60分間に分解する全分解ガスを検出積算、これをXと
し、270℃で30分間に分解発生するガスを積算、こ
れをYとし、下記式により熱分解性指数αを定義し、算
出した。
【0025】
【数1】
【0026】αが3.0を超えると、製品の着色が認め
られたり、成形時に銀状痕を生じる傾向が見られ、好ま
しくない。また、本発明のアクリル系樹脂及び樹脂組成
物中の異物は、微粒子カウンターで測定した0.5〜2
5μmの微小異物が10,000個/g以下、好ましく
は5,000個/g以下である事が必要である。微小異
物が10,000個/gを超えると成形して得られる導
光板の黄変、銀状痕を生じる傾向が見られ好ましくな
い。
られたり、成形時に銀状痕を生じる傾向が見られ、好ま
しくない。また、本発明のアクリル系樹脂及び樹脂組成
物中の異物は、微粒子カウンターで測定した0.5〜2
5μmの微小異物が10,000個/g以下、好ましく
は5,000個/g以下である事が必要である。微小異
物が10,000個/gを超えると成形して得られる導
光板の黄変、銀状痕を生じる傾向が見られ好ましくな
い。
【0027】本発明のアクリル系樹脂の製造法について
は特に制限がなく、通常、工業的に行われているラジカ
ル重合法、すなわち懸濁重合法、乳化重合法、塊状重合
法、溶液重合法等によって製造することができるが、導
光板用原材料としては、微小な異物の混入はできるだけ
避けるのが好ましく、この観点からは懸濁剤や乳化剤に
よる影響のない塊状重合法や溶液重合法によるのが特に
好ましい。また、リビングラジカル重合、アニオン重
合、配位重合などにより製造する事もできる。本発明の
アクリル系樹脂の特性を実現するための製造方法のう
ち、塊状重合や溶液重合法樹脂による製造方法の具体例
としては特公平7−062721号公報に開示された方
法を用いる事ができる。即ち、特定組成の単量体及び必
要に応じて重合に不活性な溶媒を混合して得られた溶液
を不活性ガスを導入して該溶液中の溶存酸素を低減した
後、この溶液を0.5μm以下のフィルターでろ過し、
反応帯域に連続的に供給して、単量体の重合転化率が4
0〜70%の範囲で実質的に一定になるように、120
〜160℃の温度において重合を行い、次いで得られた
反応組成物を200〜290℃の温度に加熱して減圧帯
域に導入し、脱揮する事により製造する事ができる。
は特に制限がなく、通常、工業的に行われているラジカ
ル重合法、すなわち懸濁重合法、乳化重合法、塊状重合
法、溶液重合法等によって製造することができるが、導
光板用原材料としては、微小な異物の混入はできるだけ
避けるのが好ましく、この観点からは懸濁剤や乳化剤に
よる影響のない塊状重合法や溶液重合法によるのが特に
好ましい。また、リビングラジカル重合、アニオン重
合、配位重合などにより製造する事もできる。本発明の
アクリル系樹脂の特性を実現するための製造方法のう
ち、塊状重合や溶液重合法樹脂による製造方法の具体例
としては特公平7−062721号公報に開示された方
法を用いる事ができる。即ち、特定組成の単量体及び必
要に応じて重合に不活性な溶媒を混合して得られた溶液
を不活性ガスを導入して該溶液中の溶存酸素を低減した
後、この溶液を0.5μm以下のフィルターでろ過し、
反応帯域に連続的に供給して、単量体の重合転化率が4
0〜70%の範囲で実質的に一定になるように、120
〜160℃の温度において重合を行い、次いで得られた
反応組成物を200〜290℃の温度に加熱して減圧帯
域に導入し、脱揮する事により製造する事ができる。
【0028】本発明のアクリル系樹脂のラジカル重合に
よる製造に用いられる重合開始剤としては、一般にラジ
カル重合において用いられる任意の重合開始剤を使用す
ることができる。例えば、アゾビスイソブチロニトリル
等のアゾ化合物、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイ
ルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノエート等の過酸化物が用いられ、特に90℃以
上の高温下で塊状重合法や溶液重合法を行う場合には、
10時間半減期温度が80℃以上、かつ単量体混合物や
溶剤に可溶なアゾ化合物や過酸化物が好ましく、例え
ば、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5
−トリメチルシクロヘキサン、シクロヘキサノンパーオ
キサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイル
パーオキシ)ヘキサン、1,1−アゾビス(1−シクロ
ヘキサンカルボニトリル)、2−(カルバモイルアゾ)
イソブチロニトリル等を挙げることができる。これらの
開始剤は単量体混合物に対して0.005〜5重量%の
範囲で用いられる。
よる製造に用いられる重合開始剤としては、一般にラジ
カル重合において用いられる任意の重合開始剤を使用す
ることができる。例えば、アゾビスイソブチロニトリル
等のアゾ化合物、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイ
ルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノエート等の過酸化物が用いられ、特に90℃以
上の高温下で塊状重合法や溶液重合法を行う場合には、
10時間半減期温度が80℃以上、かつ単量体混合物や
溶剤に可溶なアゾ化合物や過酸化物が好ましく、例え
ば、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5
−トリメチルシクロヘキサン、シクロヘキサノンパーオ
キサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイル
パーオキシ)ヘキサン、1,1−アゾビス(1−シクロ
ヘキサンカルボニトリル)、2−(カルバモイルアゾ)
イソブチロニトリル等を挙げることができる。これらの
開始剤は単量体混合物に対して0.005〜5重量%の
範囲で用いられる。
【0029】本発明のアクリル系樹脂のラジカル重合法
による製造では、分子量を調節するために、ラジカル重
合で一般的に用いられる連鎖移動剤を使用できる。例え
ば、n−ブチルメルカプタン、n−オクチルメルカプタ
ン、n−ドデシルメルカプタン、2−エチルヘキシルチ
オグリコレート等のメルカプタン類が好ましい。本発明
の導光板用アクリル系樹脂に、下記一般式で表されるグ
リセリン高級脂肪酸モノエステル200〜8,000p
pm、かつ水分量が1〜800ppmを含有させること
により、離型性に特に優れた導光板用樹脂組成物を得る
事ができる。(尚、本発明において、ppmは特に断ら
ない限り、樹脂組成物全体中での重量濃度を表す。)
による製造では、分子量を調節するために、ラジカル重
合で一般的に用いられる連鎖移動剤を使用できる。例え
ば、n−ブチルメルカプタン、n−オクチルメルカプタ
ン、n−ドデシルメルカプタン、2−エチルヘキシルチ
オグリコレート等のメルカプタン類が好ましい。本発明
の導光板用アクリル系樹脂に、下記一般式で表されるグ
リセリン高級脂肪酸モノエステル200〜8,000p
pm、かつ水分量が1〜800ppmを含有させること
により、離型性に特に優れた導光板用樹脂組成物を得る
事ができる。(尚、本発明において、ppmは特に断ら
ない限り、樹脂組成物全体中での重量濃度を表す。)
【0030】
【化3】
【0031】本発明に用いる上記のグリセリン高級脂肪
酸モノエステルとしては、グリセリンモノラウレート、
グリセリンモノミリステ−ト、グリセリンモノパルミテ
ート、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノベ
ヘネ−ト等が挙げられ、これらは単独で、あるいは2種
以上の混合物として使用することができる。なお、工業
的に生産されているグリセリン高級脂肪酸モノエステル
には、ジエステルあるいはトリエステルが不純物として
数%含有されることがあるが、この程度の量であれば、
本発明の効果を損なうことは無い。これらの中でも、R
1 の炭素数が17であるグリセリンモノステアレートが
離型効果の点で特に有効であり、さらにまた成形品表面
曇りを勘案すれば、少なくも80重量%以上の純度を有
する事が好ましい。
酸モノエステルとしては、グリセリンモノラウレート、
グリセリンモノミリステ−ト、グリセリンモノパルミテ
ート、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノベ
ヘネ−ト等が挙げられ、これらは単独で、あるいは2種
以上の混合物として使用することができる。なお、工業
的に生産されているグリセリン高級脂肪酸モノエステル
には、ジエステルあるいはトリエステルが不純物として
数%含有されることがあるが、この程度の量であれば、
本発明の効果を損なうことは無い。これらの中でも、R
1 の炭素数が17であるグリセリンモノステアレートが
離型効果の点で特に有効であり、さらにまた成形品表面
曇りを勘案すれば、少なくも80重量%以上の純度を有
する事が好ましい。
【0032】本発明のアクリル系樹脂組成物中のグリセ
リン高級脂肪酸モノエステルが離型性改良効果を発現す
るためには、少なくも200ppm以上が必要である一
方、過剰に加えると組成物の黄色度が上昇、また耐熱性
が低下、さらには加工時にその一部が押出ダイのリップ
部分、あるいは金型表面に析出して成形品の表面不良の
原因となるので、多くとも8,000ppmが好まし
い。さらに好ましくは、300〜5,000ppmであ
り、より好ましくは500〜5,000ppmである。
リン高級脂肪酸モノエステルが離型性改良効果を発現す
るためには、少なくも200ppm以上が必要である一
方、過剰に加えると組成物の黄色度が上昇、また耐熱性
が低下、さらには加工時にその一部が押出ダイのリップ
部分、あるいは金型表面に析出して成形品の表面不良の
原因となるので、多くとも8,000ppmが好まし
い。さらに好ましくは、300〜5,000ppmであ
り、より好ましくは500〜5,000ppmである。
【0033】本発明のアクリル系樹脂組成物は射出成形
時にその含有する水分率が1〜800ppm、好ましく
は1〜600ppmである事が必要である。含有する水
分率が1,500ppmを超えると、組成物の成形時の
離型効果が低下し、成形時の離型不良率が増大し好まし
くない。また本組成物の水分率を1ppm未満にする事
は困難である為、効果が不明である。好ましい水分率は
1〜800ppmである。水分率を800ppm以下に
するためには、乾燥条件を厳しく管理する必要がある
が、乾燥の方法は樹脂の射出成形時の予備乾燥方法とし
て公知の方法が用いられる。
時にその含有する水分率が1〜800ppm、好ましく
は1〜600ppmである事が必要である。含有する水
分率が1,500ppmを超えると、組成物の成形時の
離型効果が低下し、成形時の離型不良率が増大し好まし
くない。また本組成物の水分率を1ppm未満にする事
は困難である為、効果が不明である。好ましい水分率は
1〜800ppmである。水分率を800ppm以下に
するためには、乾燥条件を厳しく管理する必要がある
が、乾燥の方法は樹脂の射出成形時の予備乾燥方法とし
て公知の方法が用いられる。
【0034】さらに、本発明のアクリル系樹脂及びアク
リル系樹脂組成物にはその特性を阻害しない範囲で、グ
リセリン高級脂肪酸モノエステル以外の通常の離型剤を
併用することはさしつかえない。例えば、ステアリルア
ルコール、ステアリン酸、炭素数10〜60のパラフィ
ンワックス、モンタンワックス等が挙げられるが、導光
板の濁り度、色調、耐熱性などに影響を与えやすいの
で、実施する際は注意を要する。
リル系樹脂組成物にはその特性を阻害しない範囲で、グ
リセリン高級脂肪酸モノエステル以外の通常の離型剤を
併用することはさしつかえない。例えば、ステアリルア
ルコール、ステアリン酸、炭素数10〜60のパラフィ
ンワックス、モンタンワックス等が挙げられるが、導光
板の濁り度、色調、耐熱性などに影響を与えやすいの
で、実施する際は注意を要する。
【0035】これらのグリセリン高級脂肪酸モノエステ
ル以外の通常の離型剤のなかでも特に樹脂組成物を成形
して得られた成形品の耐熱変形性、色度、離型性の点で
炭素数10〜30の飽和脂肪族一価アルコール類が好ま
しく、200〜4,000ppmが好ましい添加量であ
る。特にステアリルアルコールが、成形品の色調が特に
良好となる為、好ましい。
ル以外の通常の離型剤のなかでも特に樹脂組成物を成形
して得られた成形品の耐熱変形性、色度、離型性の点で
炭素数10〜30の飽和脂肪族一価アルコール類が好ま
しく、200〜4,000ppmが好ましい添加量であ
る。特にステアリルアルコールが、成形品の色調が特に
良好となる為、好ましい。
【0036】本発明の導光板用アクリル系樹脂組成物の
熱分解指数、及び微小異物含有量は前述のアクリル系樹
脂と同様の範囲内である事が必要である。本発明の導光
板用アクリル樹脂組成物を製造する方法は特に限定され
る事なく、公知の方法を採用する事ができる。例えば、
アクリル系共重合体の製造時に単量体混合物にあらかじ
めグリセリン高級脂肪酸モノエステルを溶解しておき、
重合する方法や、溶融状態、ビーズ状、あるいはペレッ
ト状のアクリル系樹脂にグリセリン高級脂肪酸モノエス
テルをミキサー等によって所望の割合で混合し、押出機
を用いて混練・ペレット化する方法等を挙げる事ができ
る。
熱分解指数、及び微小異物含有量は前述のアクリル系樹
脂と同様の範囲内である事が必要である。本発明の導光
板用アクリル樹脂組成物を製造する方法は特に限定され
る事なく、公知の方法を採用する事ができる。例えば、
アクリル系共重合体の製造時に単量体混合物にあらかじ
めグリセリン高級脂肪酸モノエステルを溶解しておき、
重合する方法や、溶融状態、ビーズ状、あるいはペレッ
ト状のアクリル系樹脂にグリセリン高級脂肪酸モノエス
テルをミキサー等によって所望の割合で混合し、押出機
を用いて混練・ペレット化する方法等を挙げる事ができ
る。
【0037】この際、グリセリン高級脂肪酸モノエステ
ルは微小異物の含有量の低減した高純度に生成されたも
のを用いるかまたは、溶融状態で樹脂にフィードする方
法ではフィードラインに設置したフィルターによって異
物を除去する等の方法が可能である。また、本発明のア
クリル系樹脂及びアクリル系樹脂組成物にはその特徴を
損なわない範囲で、必要に応じて紫外線吸収剤、酸化防
止剤、光拡散剤、染料、顔料等を添加する事も可能であ
る。
ルは微小異物の含有量の低減した高純度に生成されたも
のを用いるかまたは、溶融状態で樹脂にフィードする方
法ではフィードラインに設置したフィルターによって異
物を除去する等の方法が可能である。また、本発明のア
クリル系樹脂及びアクリル系樹脂組成物にはその特徴を
損なわない範囲で、必要に応じて紫外線吸収剤、酸化防
止剤、光拡散剤、染料、顔料等を添加する事も可能であ
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を更に詳
細に説明するが、本発明はこれにより何ら制限を受ける
ものではない。なお,実施例、比較例における測定は次
に記載する方法、もしくは測定機器を用いて行った。 (1)アクリル系樹脂の組成分析 樹脂のジクロロメタン溶液を白金製ボ−トに流延・乾燥
し、窒素気流中、熱分解炉(島津製PYR−2A)内で
450℃にて分解し、解重合により生成する単量体成分
をただちにガスクロマトグラフィー用カラムに導入、分
析した。結果は、塊状重合で得られた組成既知の樹脂分
析結果を標準として、定量計算により実施した。 (2)アクリル系樹脂の還元粘度 試料0.15gをクロロホルム50mlに溶解し、25
℃にてオストワルド粘度計にて測定した。 (3)微小異物 試料5.0gを秤量し、ジクロロエタン30mlに溶解
し、レーザー光の散乱を予め校正されたカウンターによ
り検知する事により、粒径0.5〜25μmの微粒子を
測定した。 (4)熱分解指数 熱分解ガスクロマトグラフィーを用い、450℃でアク
リル系樹脂または、アクリル系組成物を窒素雰囲気下で
分解させ、60分間に分解する全分解ガスを検出積算
し、これをXとし、270℃で30分間に分解発生する
ガスを積算しこれをYとする。
細に説明するが、本発明はこれにより何ら制限を受ける
ものではない。なお,実施例、比較例における測定は次
に記載する方法、もしくは測定機器を用いて行った。 (1)アクリル系樹脂の組成分析 樹脂のジクロロメタン溶液を白金製ボ−トに流延・乾燥
し、窒素気流中、熱分解炉(島津製PYR−2A)内で
450℃にて分解し、解重合により生成する単量体成分
をただちにガスクロマトグラフィー用カラムに導入、分
析した。結果は、塊状重合で得られた組成既知の樹脂分
析結果を標準として、定量計算により実施した。 (2)アクリル系樹脂の還元粘度 試料0.15gをクロロホルム50mlに溶解し、25
℃にてオストワルド粘度計にて測定した。 (3)微小異物 試料5.0gを秤量し、ジクロロエタン30mlに溶解
し、レーザー光の散乱を予め校正されたカウンターによ
り検知する事により、粒径0.5〜25μmの微粒子を
測定した。 (4)熱分解指数 熱分解ガスクロマトグラフィーを用い、450℃でアク
リル系樹脂または、アクリル系組成物を窒素雰囲気下で
分解させ、60分間に分解する全分解ガスを検出積算
し、これをXとし、270℃で30分間に分解発生する
ガスを積算しこれをYとする。
【0039】熱分解指数αを下記式により定義し、算出
した。
した。
【0040】
【数2】 (5)グリセリン高級脂肪酸モノエステルの定量 樹脂組成物の一定量を内部標準物質を含有するジクロロ
メタンに溶解し、BSA(ビストリメチルシリルアセト
アミド)で処理してグリセリン高級脂肪酸モノエステル
をシリル化した後、ガスクロマトグラフィー法で定量し
て分析した。 (6)水分率 カールフィッシャー水分計(京都電子製)により、水分
含有量調製後、成形直前のペレットの水分含有率を測定
した。 (7)導光板成形テスト 名機製作所製M−150A型を用い、各ヒーターゾーン
の温度設定をノズルからホッパー方向の順に250℃、
240℃、230℃、220℃とし、金型温度70℃、
の条件で図1に示す楔型導光板を成形した。キャビティ
ー面は鏡面であり、射出速度70mm/秒、計量位置を
90mm、補圧切り替え位置を50mm、成形サイクル
を30秒に固定し、完全な充填状態の成形品が得られる
臨界充填圧を測定した。更に臨界充填圧より25MPa
高い射出圧における成形を行い、異音発生率、成型品の
クラック発生率により、離型性を評価した。尚、離型性
の評価に際しては、射出成形条件を一定にするために2
0ショット捨て打ちした後、100ショットを成形し、
離型時の異音の発生、成形品のクラック発生の回数を記
録した。 (8)成形品曇り度の評価 離型性評価(上記(7))を実施した後の成型品つい
て、図2に示す光路方向の曇り度を目視で観察し、判定
した。
メタンに溶解し、BSA(ビストリメチルシリルアセト
アミド)で処理してグリセリン高級脂肪酸モノエステル
をシリル化した後、ガスクロマトグラフィー法で定量し
て分析した。 (6)水分率 カールフィッシャー水分計(京都電子製)により、水分
含有量調製後、成形直前のペレットの水分含有率を測定
した。 (7)導光板成形テスト 名機製作所製M−150A型を用い、各ヒーターゾーン
の温度設定をノズルからホッパー方向の順に250℃、
240℃、230℃、220℃とし、金型温度70℃、
の条件で図1に示す楔型導光板を成形した。キャビティ
ー面は鏡面であり、射出速度70mm/秒、計量位置を
90mm、補圧切り替え位置を50mm、成形サイクル
を30秒に固定し、完全な充填状態の成形品が得られる
臨界充填圧を測定した。更に臨界充填圧より25MPa
高い射出圧における成形を行い、異音発生率、成型品の
クラック発生率により、離型性を評価した。尚、離型性
の評価に際しては、射出成形条件を一定にするために2
0ショット捨て打ちした後、100ショットを成形し、
離型時の異音の発生、成形品のクラック発生の回数を記
録した。 (8)成形品曇り度の評価 離型性評価(上記(7))を実施した後の成型品つい
て、図2に示す光路方向の曇り度を目視で観察し、判定
した。
【0041】 ○:曇りが認められない。 ×:曇りが認められる。 (9)導光板の色調の評価 得られた導光板を4枚重ね合わせた状態で、図2に示す
破線方向を光路として、光路長230mmの黄色度を、
日本電色工業(株)製の色差計(TC−1500MC
型)を使用して測定し、空気を基準とした黄色度(ΔY
I)で評価した。
破線方向を光路として、光路長230mmの黄色度を、
日本電色工業(株)製の色差計(TC−1500MC
型)を使用して測定し、空気を基準とした黄色度(ΔY
I)で評価した。
【0042】また、実施例及び比較例において用いた略
号は、以下の化合物を示す。 MMA ;メチルメタクリレ−ト MA ;メチルアクリレ−ト EA ;エチルアクリレート BCM ;t−ブチルシクロヘキシルメタクリレート LPO ;ラウロイルパーオキサイド DBPMS;1,1−ジ−t−ブチルパ−オキシ−3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン nOM ;n−オクチルメルカプタン EB ;エチルベンゼン TOL ;トルエン STOH ;ステアリルアルコール
号は、以下の化合物を示す。 MMA ;メチルメタクリレ−ト MA ;メチルアクリレ−ト EA ;エチルアクリレート BCM ;t−ブチルシクロヘキシルメタクリレート LPO ;ラウロイルパーオキサイド DBPMS;1,1−ジ−t−ブチルパ−オキシ−3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン nOM ;n−オクチルメルカプタン EB ;エチルベンゼン TOL ;トルエン STOH ;ステアリルアルコール
【0043】
【実施例1〜5】MMA、アルキルアクリレート単量
体、EBおよびDBPMS、nOMを表1記載の重量%
になるよう添加し、均一に混合、溶液を調製した。この
溶液を窒素−フィード液向流接触塔(窒素−フィード比
=1/50重量%)に連続的に供給し、液中の酸素を低
減した後、さらにボール社製フィルター(0.5μm以
上の粒子数カット率85%)を使用し、フィード液中の
0.5〜25μmの微粒子を300個/mlとし、高純
度フィード液を得た。
体、EBおよびDBPMS、nOMを表1記載の重量%
になるよう添加し、均一に混合、溶液を調製した。この
溶液を窒素−フィード液向流接触塔(窒素−フィード比
=1/50重量%)に連続的に供給し、液中の酸素を低
減した後、さらにボール社製フィルター(0.5μm以
上の粒子数カット率85%)を使用し、フィード液中の
0.5〜25μmの微粒子を300個/mlとし、高純
度フィード液を得た。
【0044】得られた高純度フィード液を内容積10リ
ットルの密閉式耐圧反応器に連続的に供給し、攪拌下に
平均温度130℃、平均滞留時間2時間で重合した後、
反応器に接続された貯槽に連続的に送り出し、減圧下に
揮発分を除去、貯槽底部に接続された押出機により連続
的に押出し、ペレタイズした。この際実施例4、5で
は、押出機に接続した添加剤投入口からステアリルアル
コールを130℃で溶解した状態でボール社製フィルタ
ー(0.5μm以上の粒子数カット率85%)を通過さ
せた後、表1記載の含有率となるように定量的にフィー
ドして組成物を得た。
ットルの密閉式耐圧反応器に連続的に供給し、攪拌下に
平均温度130℃、平均滞留時間2時間で重合した後、
反応器に接続された貯槽に連続的に送り出し、減圧下に
揮発分を除去、貯槽底部に接続された押出機により連続
的に押出し、ペレタイズした。この際実施例4、5で
は、押出機に接続した添加剤投入口からステアリルアル
コールを130℃で溶解した状態でボール社製フィルタ
ー(0.5μm以上の粒子数カット率85%)を通過さ
せた後、表1記載の含有率となるように定量的にフィー
ドして組成物を得た。
【0045】得られた組成物ペレットから射出成形によ
り、導光板の成形テストを行い、成形性、離型性、成形
品の曇り度及び黄色度を評価した。結果を表1に示し
た。
り、導光板の成形テストを行い、成形性、離型性、成形
品の曇り度及び黄色度を評価した。結果を表1に示し
た。
【0046】
【比較例1】アクリル系共重合体の製造の際の組成を表
1記載の様に変更する以外は実施例1と同様に実施し
た。保圧を180MPaとしても、コーナー部分が充填
されず、成形ができなかった。結果を表1に示す。
1記載の様に変更する以外は実施例1と同様に実施し
た。保圧を180MPaとしても、コーナー部分が充填
されず、成形ができなかった。結果を表1に示す。
【0047】
【比較例2】フィード液を窒素−フィード液向流接触塔
に通す操作を行わない事以外は実施例1と同様に実施し
た。結果を表1に示す。
に通す操作を行わない事以外は実施例1と同様に実施し
た。結果を表1に示す。
【0048】
【比較例3】フィード液をフィルターでろ過しない以外
は実施例1と同様に実施した。結果を表1に示す。
は実施例1と同様に実施した。結果を表1に示す。
【0049】
【実施例6〜7】MMA、アルキルアクリレート単量
体、EBおよびDBPMS、nOMを表2記載の重量%
となるよう添加し、均一な混合溶液を得た。この溶液を
窒素−フィード液向流接触塔(窒素−フィード比=1/
50重量%)に連続的に供給し、液中の酸素を低減した
後、さらにボール社製フィルター(0.5μm以上の粒
子数カット率85%)を使用し、フィード液中の0.5
〜25μmの微粒子を300個/mlとし、高純度フィ
ード液を得た。
体、EBおよびDBPMS、nOMを表2記載の重量%
となるよう添加し、均一な混合溶液を得た。この溶液を
窒素−フィード液向流接触塔(窒素−フィード比=1/
50重量%)に連続的に供給し、液中の酸素を低減した
後、さらにボール社製フィルター(0.5μm以上の粒
子数カット率85%)を使用し、フィード液中の0.5
〜25μmの微粒子を300個/mlとし、高純度フィ
ード液を得た。
【0050】高純度フィード液を内容積10リットルの
密閉式耐圧反応器に連続的に供給し、攪拌下に平均温度
130℃、平均滞留時間2時間で重合した後、反応器に
接続された貯槽に連続的に送り出し、減圧下に揮発分を
除去、貯槽底部に接続された押出機により連続的に押出
し、ペレタイズした。この際、実施例7では押出機に接
続した添加剤投入口から、グリセリンモノステアレート
を85重量%含有するグリセリン高級脂肪酸モノエステ
ルを130℃で溶融した状態でフィルター(0.5μm
以上の粒子数カット率85%)を通過させた後、組成物
中の含有率が表2記載の通りとなるようにフィード速度
を調整して、アクリル系樹脂組成物をペレットの形で得
た。得られた樹脂および樹脂組成物ペレットトから射出
成形により導光板の成形テストを行い、成形性、離型
性、成形品の曇り度及び黄色度を評価した。結果を表2
に示した。
密閉式耐圧反応器に連続的に供給し、攪拌下に平均温度
130℃、平均滞留時間2時間で重合した後、反応器に
接続された貯槽に連続的に送り出し、減圧下に揮発分を
除去、貯槽底部に接続された押出機により連続的に押出
し、ペレタイズした。この際、実施例7では押出機に接
続した添加剤投入口から、グリセリンモノステアレート
を85重量%含有するグリセリン高級脂肪酸モノエステ
ルを130℃で溶融した状態でフィルター(0.5μm
以上の粒子数カット率85%)を通過させた後、組成物
中の含有率が表2記載の通りとなるようにフィード速度
を調整して、アクリル系樹脂組成物をペレットの形で得
た。得られた樹脂および樹脂組成物ペレットトから射出
成形により導光板の成形テストを行い、成形性、離型
性、成形品の曇り度及び黄色度を評価した。結果を表2
に示した。
【0051】
【実施例8〜10】MMA、アルキルアクリレート単量
体、EBおよびDBPMS、nOMを表2記載の重量%
からなるよう添加し、均一に混合溶液を得た。この溶液
を窒素−フィード液向流接触塔(窒素−フィード比=1
/50重量%)に連続的に供給し、液中の酸素を低減し
た後、さらにボール社製フィルター(0.5μm以上の
粒子数カット率85%)を使用し、フィード液中の0.
5〜25μmの微粒子を300個/mlとし、高純度フ
ィード液を得た。得られた高純度フィード液を内容積1
0リットルの密閉式耐圧反応器に連続的に供給し、攪拌
下に平均温度130℃、平均滞留時間2時間で重合した
後、反応器に接続された貯槽に連続的に送り出し、減圧
下に揮発分を除去し、さらに押出機に連続的に溶融状態
で移送した。ここで、押出機に接続した添加剤投入口か
らグリセリンモノステアレートを85%含有するグリセ
リン高級脂肪酸モノエステルを130℃で溶融した状態
でフィルター(0.5μm以上の粒子数カット率85
%)を通過させた後、表2記載の含有率となる様に定量
的にフィードして、アクリル系樹脂組成物をペレットの
形で得た。この組成物を熱風乾燥機にて80℃、12時
間乾燥し後、ペレットを射出成形し離型性、曇り度及び
黄色度の評価結果を行ない、結果を表2に示した。
体、EBおよびDBPMS、nOMを表2記載の重量%
からなるよう添加し、均一に混合溶液を得た。この溶液
を窒素−フィード液向流接触塔(窒素−フィード比=1
/50重量%)に連続的に供給し、液中の酸素を低減し
た後、さらにボール社製フィルター(0.5μm以上の
粒子数カット率85%)を使用し、フィード液中の0.
5〜25μmの微粒子を300個/mlとし、高純度フ
ィード液を得た。得られた高純度フィード液を内容積1
0リットルの密閉式耐圧反応器に連続的に供給し、攪拌
下に平均温度130℃、平均滞留時間2時間で重合した
後、反応器に接続された貯槽に連続的に送り出し、減圧
下に揮発分を除去し、さらに押出機に連続的に溶融状態
で移送した。ここで、押出機に接続した添加剤投入口か
らグリセリンモノステアレートを85%含有するグリセ
リン高級脂肪酸モノエステルを130℃で溶融した状態
でフィルター(0.5μm以上の粒子数カット率85
%)を通過させた後、表2記載の含有率となる様に定量
的にフィードして、アクリル系樹脂組成物をペレットの
形で得た。この組成物を熱風乾燥機にて80℃、12時
間乾燥し後、ペレットを射出成形し離型性、曇り度及び
黄色度の評価結果を行ない、結果を表2に示した。
【0052】
【比較例4】アクリル系樹脂組成物の調製時にグリセリ
ン高級モノエステルを表2の通りとする以外は実施例1
と同様に実施、評価した。結果を表2に示す。離型性、
黄色度は良好であったが成形品の曇りが認められた。
ン高級モノエステルを表2の通りとする以外は実施例1
と同様に実施、評価した。結果を表2に示す。離型性、
黄色度は良好であったが成形品の曇りが認められた。
【0053】
【比較例5】アクリル系樹脂の調製、組成物中水分率の
調整以外は実施例1の通りとした後、吸湿させその後の
乾燥時間を調製する事により組成物中水分率を1,30
0ppmとした。得られた樹脂組成物を成形、評価した
結果を表2中に示した。離型性評価において、異音およ
びクラック発生頻度が大きく、グリセリン高級脂肪酸モ
ノエステルの添加効果が現れなかった。
調整以外は実施例1の通りとした後、吸湿させその後の
乾燥時間を調製する事により組成物中水分率を1,30
0ppmとした。得られた樹脂組成物を成形、評価した
結果を表2中に示した。離型性評価において、異音およ
びクラック発生頻度が大きく、グリセリン高級脂肪酸モ
ノエステルの添加効果が現れなかった。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【発明の効果】本発明のアクリル系樹脂は、液晶表示装
置のバックライトに用いられる面照明装置の導光板、特
に大型薄肉の成形品の成形性、光学特性に優れた材料を
提供する。
置のバックライトに用いられる面照明装置の導光板、特
に大型薄肉の成形品の成形性、光学特性に優れた材料を
提供する。
【図1】 離型性評価のために成形される導光板の模式
図。
図。
【図2】 成形品の黄変度測定における光路の位置、方
向を示す模式図。
向を示す模式図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C08L 33/12 33:08)
Claims (4)
- 【請求項1】 メチルメタクリレート単量体単位75〜
90重量%及びアルキル基の炭素数が1〜8であるアル
キルアクリレート単量体単位10〜25重量%とからな
り、クロロホルム中、25℃で測定した還元粘度が30
〜70ml/g、熱分解指数αが3.0以下、微粒子カ
ウンターで測定した0.5〜25μmの微小異物が1
0,000個/g以下である事を特徴とする導光板用ア
クリル系樹脂。 - 【請求項2】 メチルメタクリレート単量体単位75〜
90重量%、アルキル基の炭素数が1〜8であるアルキ
ルアクリレート単量体単位9.5〜24.5重量%、及
びこれらと共重合可能な他の単量体単位0.5〜15.
5重量%とからなり、クロロホルム中、25℃で測定し
た還元粘度が30〜70ml/g、熱分解指数αが3.
0以下、微粒子カウンターで測定した0.5〜25μm
の微小異物が10,000個/g以下である事を特徴と
する導光板用アクリル系樹脂。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の導光板用アクリル
系樹脂と下記一般式で表されるグリセリン高級脂肪酸モ
ノエステル200〜8,000ppm、水分1〜800
ppmとからなり、熱分解指数αが3.0以下、微粒子
カウンターで測定した0.5〜25μmの微小異物が1
0,000個/g以下である事を特徴とする導光板用ア
クリル系樹脂組成物。 【化1】 - 【請求項4】 請求項1〜3記載のアクリル系樹脂また
はアクリル系樹脂組成物を成形してなる導光板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9073594A JPH10265530A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 導光板用アクリル系樹脂及び樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9073594A JPH10265530A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 導光板用アクリル系樹脂及び樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10265530A true JPH10265530A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13522812
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9073594A Pending JPH10265530A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 導光板用アクリル系樹脂及び樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10265530A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6605682B2 (en) | 2000-03-31 | 2003-08-12 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Resin molded article for optical product and light transmitting plate comprising the same |
| US6699409B2 (en) | 2001-01-15 | 2004-03-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for producing dot-printless light guide plate for liquid crystal display device using norbornene copolymer |
| KR100708900B1 (ko) * | 2004-03-31 | 2007-04-18 | 제일모직주식회사 | 광산란 도광판 및 이를 이용한 액정표시장치 |
| JP2010285482A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Sumitomo Chemical Co Ltd | メタクリル樹脂組成物 |
| JP2011140626A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-07-21 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 押出導光板用メタクリル樹脂組成物及びそれより構成される導光板 |
| WO2013161265A1 (ja) * | 2012-04-27 | 2013-10-31 | 株式会社クラレ | (メタ)アクリル樹脂組成物 |
| WO2014156032A1 (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-02 | 株式会社クラレ | (メタ)アクリル樹脂組成物及びアクリルシート |
| WO2015041311A1 (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-26 | 株式会社クラレ | 樹脂組成物およびその成形品 |
| JP2016015270A (ja) * | 2014-07-03 | 2016-01-28 | Jsr株式会社 | 蓄電デバイス用バインダー組成物およびその製造方法 |
| CN114920871A (zh) * | 2022-06-13 | 2022-08-19 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种光学级聚甲基丙烯酸甲酯树脂及其用途 |
-
1997
- 1997-03-26 JP JP9073594A patent/JPH10265530A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN105073881B (zh) * | 2013-03-26 | 2018-02-13 | 株式会社可乐丽 | (甲基)丙烯酸类树脂组合物以及丙烯酸类片材 |
| WO2015041311A1 (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-26 | 株式会社クラレ | 樹脂組成物およびその成形品 |
| JPWO2015041311A1 (ja) * | 2013-09-20 | 2017-03-02 | 株式会社クラレ | 樹脂組成物およびその成形品 |
| JP2016015270A (ja) * | 2014-07-03 | 2016-01-28 | Jsr株式会社 | 蓄電デバイス用バインダー組成物およびその製造方法 |
| CN114920871A (zh) * | 2022-06-13 | 2022-08-19 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种光学级聚甲基丙烯酸甲酯树脂及其用途 |
| CN114920871B (zh) * | 2022-06-13 | 2023-09-19 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种光学级聚甲基丙烯酸甲酯树脂及其用途 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030627 |