JPH10265700A - カーボンブラック集合体 - Google Patents
カーボンブラック集合体Info
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- JPH10265700A JPH10265700A JP7030297A JP7030297A JPH10265700A JP H10265700 A JPH10265700 A JP H10265700A JP 7030297 A JP7030297 A JP 7030297A JP 7030297 A JP7030297 A JP 7030297A JP H10265700 A JPH10265700 A JP H10265700A
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Landscapes
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】輸送、貯蔵時における粉化や欠け、あるいは使
用時の環境汚染が少なく且つビヒクルへの分散性が良好
な形態を有するカーボンブラックを提供する。 【解決手段】 表面の硬度が内部の硬度より大きいこと
を特徴とするカーボンブラック集合体。
用時の環境汚染が少なく且つビヒクルへの分散性が良好
な形態を有するカーボンブラックを提供する。 【解決手段】 表面の硬度が内部の硬度より大きいこと
を特徴とするカーボンブラック集合体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸送、貯蔵時にお
ける粉化や欠け、あるいは使用時の環境汚染が少なく且
つビヒクルへの分散性が良好な形態を有するカーボンブ
ラックに関するものである。
ける粉化や欠け、あるいは使用時の環境汚染が少なく且
つビヒクルへの分散性が良好な形態を有するカーボンブ
ラックに関するものである。
【0002】
【従来技術】カーボンブラックは、インク、塗料、樹脂
等を黒色にする顔料として、或いはタイヤを中心とした
ゴム用補強材料として工業的に広く使用されている。歴
史的には、中国の漢時代の書物に松煙から作ったすすに
始まり、1892年に米国のMc.Nuttによるチャ
ネルブラック法、1942年フィリップス社によるファ
ーネス法へと発展している。この間、カーボンブラック
の収率は飛躍的に向上し、また、粒子の大きさや粒子の
ストラクチャー長の制御技術は格段の進歩を見せてい
る。
等を黒色にする顔料として、或いはタイヤを中心とした
ゴム用補強材料として工業的に広く使用されている。歴
史的には、中国の漢時代の書物に松煙から作ったすすに
始まり、1892年に米国のMc.Nuttによるチャ
ネルブラック法、1942年フィリップス社によるファ
ーネス法へと発展している。この間、カーボンブラック
の収率は飛躍的に向上し、また、粒子の大きさや粒子の
ストラクチャー長の制御技術は格段の進歩を見せてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これに対してカーボン
ブラックの形態に関しては、充分な改良がおこなわれて
いない。工業的に使用されているカーボンブラックの形
態としては、粉状品、転動造粒品、フレーク品に留まっ
ている。これらの形態の問題点として、粉状品の場合、
粉立ちや環境汚染が激しい事。更に嵩密度が低く輸送コ
ストが高くなる事が有る。また、転動造粒品は粉立ちは
低減できているもののインクや塗料にしようした場合の
分散性が低下するという問題が有る。即ち、カーボンブ
ラック業界においては、環境汚染性の低減と分散性の向
上は二律背反の関係にあると考えられていた。
ブラックの形態に関しては、充分な改良がおこなわれて
いない。工業的に使用されているカーボンブラックの形
態としては、粉状品、転動造粒品、フレーク品に留まっ
ている。これらの形態の問題点として、粉状品の場合、
粉立ちや環境汚染が激しい事。更に嵩密度が低く輸送コ
ストが高くなる事が有る。また、転動造粒品は粉立ちは
低減できているもののインクや塗料にしようした場合の
分散性が低下するという問題が有る。即ち、カーボンブ
ラック業界においては、環境汚染性の低減と分散性の向
上は二律背反の関係にあると考えられていた。
【0004】粉状の顔料一般について、ビヒクルへの分
散性を向上しようとする試みは過去にいくつか存在して
いた。例えば、特開昭51−1530号公報や特開昭5
2−103422号公報では、顔料、樹脂、可塑剤等を
溶媒中に分散させ凍結乾燥して、分散性の良い顔料を調
整することが提案されている。また、特開昭57−49
664号公報では顔料に水溶性高分子を添加したスラリ
ーを作製し、このスラリーをスプレー乾燥する方法が提
案されている。しかし、これらの方法は処理費用が高価
であり、工業的に有効な大量の処理を実施することは困
難である。
散性を向上しようとする試みは過去にいくつか存在して
いた。例えば、特開昭51−1530号公報や特開昭5
2−103422号公報では、顔料、樹脂、可塑剤等を
溶媒中に分散させ凍結乾燥して、分散性の良い顔料を調
整することが提案されている。また、特開昭57−49
664号公報では顔料に水溶性高分子を添加したスラリ
ーを作製し、このスラリーをスプレー乾燥する方法が提
案されている。しかし、これらの方法は処理費用が高価
であり、工業的に有効な大量の処理を実施することは困
難である。
【0005】また、特開平2−142858号公報や特
開平3−193129号公報においてはローラーコンパ
クタにより圧縮造粒したカーボンブラックにより初期分
散度を改善したものがある。しかし、使用時の粉立ちは
充分に改善されていない。また、高嵩密度への改善も充
分では無い。特開平6−122111号公報ではカーボ
ンブラック粉体を密閉型成形容器に仕込み、減圧処理し
た後、当該容器内の圧力を常圧に復元することによりカ
ーボンブラックに一定形状を与えている。しかし、減圧
により加える事が可能な圧力は1気圧以下であり、カー
ボンブラック成形物は極めて柔らかく輸送や貯蔵時に成
型体の端が欠けたり、再び粉化してしまうことがあり、
工業的実施には十分ではなかった。
開平3−193129号公報においてはローラーコンパ
クタにより圧縮造粒したカーボンブラックにより初期分
散度を改善したものがある。しかし、使用時の粉立ちは
充分に改善されていない。また、高嵩密度への改善も充
分では無い。特開平6−122111号公報ではカーボ
ンブラック粉体を密閉型成形容器に仕込み、減圧処理し
た後、当該容器内の圧力を常圧に復元することによりカ
ーボンブラックに一定形状を与えている。しかし、減圧
により加える事が可能な圧力は1気圧以下であり、カー
ボンブラック成形物は極めて柔らかく輸送や貯蔵時に成
型体の端が欠けたり、再び粉化してしまうことがあり、
工業的実施には十分ではなかった。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明者らが上記課題に
鑑み鋭意検討した結果、カーボンブラックを、その内部
と表面との硬度が特定の関係にある集合体とすることに
より、粉化が抑えられる一方、意外にもビヒクルへの分
散性も却って向上しており使用に好適なものとすること
ができることを見いだし、本発明に到達した。すなわ
ち、本発明は、表面の硬度が内部の硬度より大きいこと
を特徴とするカーボンブラック集合体に存する。本発明
のカーボンブラック集合体が十分な硬度を有し粉立ちも
抑えられ取り扱いに適していると同時に、ビヒクルへの
分散性が優れている理由は明らかではないが、おそらく
カーボンブラック粒子間の気体が均一に脱気されてカー
ボンブラック粒子同士が実質的に密度ムラなく均一に集
合しているため、ビヒクルへの分散性も向上しているも
のと推測される。
鑑み鋭意検討した結果、カーボンブラックを、その内部
と表面との硬度が特定の関係にある集合体とすることに
より、粉化が抑えられる一方、意外にもビヒクルへの分
散性も却って向上しており使用に好適なものとすること
ができることを見いだし、本発明に到達した。すなわ
ち、本発明は、表面の硬度が内部の硬度より大きいこと
を特徴とするカーボンブラック集合体に存する。本発明
のカーボンブラック集合体が十分な硬度を有し粉立ちも
抑えられ取り扱いに適していると同時に、ビヒクルへの
分散性が優れている理由は明らかではないが、おそらく
カーボンブラック粒子間の気体が均一に脱気されてカー
ボンブラック粒子同士が実質的に密度ムラなく均一に集
合しているため、ビヒクルへの分散性も向上しているも
のと推測される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のカーボンブラック集合体は、表面の硬度が内部
の硬度より大きいものである。ここで硬度は、ASTM
D−2240に規定されるスプリング式硬度計(SH
ORE A)で測定した値をいう。表面の硬度とは、カ
ーボンブラック集合体の表面を、上記の方法により測定
した値をいう。内部の硬度とは、カーボンブラック集合
体の表面から5mm以上内部である部位をいう。内部の
硬度は、カーボンブラック集合体を切断し、その切断面
の硬度を、上記の方法で測定することにより求めること
ができる。
本発明のカーボンブラック集合体は、表面の硬度が内部
の硬度より大きいものである。ここで硬度は、ASTM
D−2240に規定されるスプリング式硬度計(SH
ORE A)で測定した値をいう。表面の硬度とは、カ
ーボンブラック集合体の表面を、上記の方法により測定
した値をいう。内部の硬度とは、カーボンブラック集合
体の表面から5mm以上内部である部位をいう。内部の
硬度は、カーボンブラック集合体を切断し、その切断面
の硬度を、上記の方法で測定することにより求めること
ができる。
【0008】硬度を測定する位置は特に制限されず、集
合体の平均的な情報を測定するのに妥当な位置において
測定を行えばよい。バラツキが大きい場合には複数個の
位置を測定し、その平均値を算出すればよい。例えば集
合体が直方体の場合には、6つの面の中央位置の値を各
々測定して、平均値を算出する。集合体が円柱状であれ
ば、上下2つの円形面の中央位置にて測定し、その平均
値を算出すればよい。本発明におけるカーボンブラック
集合体とはカーボンブラックの粒子が複数個集合し、A
STM D−2240により硬度を測定できる程度にま
で結合しているものをいう。本発明のカーボンブラック
集合体は、表面の硬度が内部の硬度に比べて、より大き
いものであればよいが、より好ましくは表面の硬度が内
部の硬度の1.05〜1.50倍であるものがよい。内
部の硬度にバラツキがある場合は表面から5mm内部の
位置の硬度を採用することとする。
合体の平均的な情報を測定するのに妥当な位置において
測定を行えばよい。バラツキが大きい場合には複数個の
位置を測定し、その平均値を算出すればよい。例えば集
合体が直方体の場合には、6つの面の中央位置の値を各
々測定して、平均値を算出する。集合体が円柱状であれ
ば、上下2つの円形面の中央位置にて測定し、その平均
値を算出すればよい。本発明におけるカーボンブラック
集合体とはカーボンブラックの粒子が複数個集合し、A
STM D−2240により硬度を測定できる程度にま
で結合しているものをいう。本発明のカーボンブラック
集合体は、表面の硬度が内部の硬度に比べて、より大き
いものであればよいが、より好ましくは表面の硬度が内
部の硬度の1.05〜1.50倍であるものがよい。内
部の硬度にバラツキがある場合は表面から5mm内部の
位置の硬度を採用することとする。
【0009】カーボンブラックとしては、特に限定され
ない。例えば、ランプブラック、アセチレンブラック、
ファーネスブラック等が使用できるが、現在汎用されて
いるファーネスブラックは特に小粒子径、小ストラクチ
ャーとすることができ、またその表面官能基等の特性に
起因すると考えられるものであるが各種の着色組成物と
した際の特性の発現が優れている一方、粉化・発塵の問
題が大きかった。このためファーネスブラックに本発明
を適用すれば工業的意義は大きい。カーボンブラック集
合体の作製方法は特に限定されないが、最適な硬度を持
つカーボンブラック集合体を得るためには、摺動可能な
型にカーボンブラックを入れ、加圧してカーボンブラッ
クを集合させる方法が好ましい。
ない。例えば、ランプブラック、アセチレンブラック、
ファーネスブラック等が使用できるが、現在汎用されて
いるファーネスブラックは特に小粒子径、小ストラクチ
ャーとすることができ、またその表面官能基等の特性に
起因すると考えられるものであるが各種の着色組成物と
した際の特性の発現が優れている一方、粉化・発塵の問
題が大きかった。このためファーネスブラックに本発明
を適用すれば工業的意義は大きい。カーボンブラック集
合体の作製方法は特に限定されないが、最適な硬度を持
つカーボンブラック集合体を得るためには、摺動可能な
型にカーボンブラックを入れ、加圧してカーボンブラッ
クを集合させる方法が好ましい。
【0010】カーボンブラック集合体の作製方法は集合
体の内部の硬度が低く、集合体の表面の硬度が高い集合
体を作製することができる方法であれば特に限定されな
いが、例えば以下の方法によれば容易に本発明の集合体
を得ることができる。カーボンブラックを摺動可能な型
に充填して、加圧速度を毎分0.1Kgf/cm2以
上、好ましくは毎分1〜500kgf/cm2で加圧し
てカーボンブラックを集合させれば、表面の硬度が高
く、内部の硬度が低くなり、容易に本発明のカーボンブ
ラック集合体を得ることができる。加圧に用いる装置と
しては油圧プレス機、エアーシリンダー式プレス機等、
各種の加圧成型機を用いることができる。
体の内部の硬度が低く、集合体の表面の硬度が高い集合
体を作製することができる方法であれば特に限定されな
いが、例えば以下の方法によれば容易に本発明の集合体
を得ることができる。カーボンブラックを摺動可能な型
に充填して、加圧速度を毎分0.1Kgf/cm2以
上、好ましくは毎分1〜500kgf/cm2で加圧し
てカーボンブラックを集合させれば、表面の硬度が高
く、内部の硬度が低くなり、容易に本発明のカーボンブ
ラック集合体を得ることができる。加圧に用いる装置と
しては油圧プレス機、エアーシリンダー式プレス機等、
各種の加圧成型機を用いることができる。
【0011】この際カーボンブラックを入れる摺動可能
な型の材料としては特に限定されず、各種の金属製、セ
ラミックス製、樹脂製等いずれも用いることができるな
お、カーボンブラックを集合させる圧力は固体である型
から直にかかるものとするのが望ましい。例えば特開平
6−122111号公報におけるごとくカーボンブラッ
クの周囲の気体がカーボンブラックを加圧するごとき態
様の場合、本発明におけるカーボンブラック集合体とし
て表面が内部に比べてより大きな硬度を有するものを形
成することが困難である。本発明のカーボンブラック集
合体の大きさは、特に限定されない。ASTMD−22
40に規定する方法で硬度を測定することができる程度
であればよく、特に好ましくは約1cc以上の体積を有
するカーボンブラックの塊である。集合体の体積が1c
cよりも小さいと、集合体が所定の硬度を有していても
集合体自身が飛散して環境汚染を引き起こすことも考え
られるためである。
な型の材料としては特に限定されず、各種の金属製、セ
ラミックス製、樹脂製等いずれも用いることができるな
お、カーボンブラックを集合させる圧力は固体である型
から直にかかるものとするのが望ましい。例えば特開平
6−122111号公報におけるごとくカーボンブラッ
クの周囲の気体がカーボンブラックを加圧するごとき態
様の場合、本発明におけるカーボンブラック集合体とし
て表面が内部に比べてより大きな硬度を有するものを形
成することが困難である。本発明のカーボンブラック集
合体の大きさは、特に限定されない。ASTMD−22
40に規定する方法で硬度を測定することができる程度
であればよく、特に好ましくは約1cc以上の体積を有
するカーボンブラックの塊である。集合体の体積が1c
cよりも小さいと、集合体が所定の硬度を有していても
集合体自身が飛散して環境汚染を引き起こすことも考え
られるためである。
【0012】集合体の形状は特に限定されず、目的及び
しようの態様に応じて直方体、立方体、円柱状、球状等
の形状とすればよい。なお、本発明のカーボンブラック
集合体中に、カーボンブラック以外に樹脂その他各種の
添加剤が添加されたものとすることもできる。この場
合、添加量としては、5重量%以下、好ましくは3重量
%以下が適当である。添加時期は特に制限されないが、
例えば上述の製造方法においてカーボンブラック粉末を
型に入れて加圧する際に、添加剤を入れたものを加圧す
れば、操作が容易である。
しようの態様に応じて直方体、立方体、円柱状、球状等
の形状とすればよい。なお、本発明のカーボンブラック
集合体中に、カーボンブラック以外に樹脂その他各種の
添加剤が添加されたものとすることもできる。この場
合、添加量としては、5重量%以下、好ましくは3重量
%以下が適当である。添加時期は特に制限されないが、
例えば上述の製造方法においてカーボンブラック粉末を
型に入れて加圧する際に、添加剤を入れたものを加圧す
れば、操作が容易である。
【0013】また、本発明のカーボンブラック集合体
を、更に各種の包装材で包装することにより、運搬、貯
蔵、使用時の粉立ち、粉塵による汚染防止を徹底するこ
ともできる。包装材は特に限定されず、各種のフィルム
での包装、コーティングによる包装等が挙げられる。好
ましくはカーボンブラックが投入されるビヒクルに混和
・溶解して問題のない各種の材質とすれば、包装材を取
り除くことなく集合体を用いることができ、非常に好適
である。以上説明した本発明のカーボンブラック集合体
は、カーボンブラックを用いることのできるあらゆる用
途に好適に使用することができるものである。
を、更に各種の包装材で包装することにより、運搬、貯
蔵、使用時の粉立ち、粉塵による汚染防止を徹底するこ
ともできる。包装材は特に限定されず、各種のフィルム
での包装、コーティングによる包装等が挙げられる。好
ましくはカーボンブラックが投入されるビヒクルに混和
・溶解して問題のない各種の材質とすれば、包装材を取
り除くことなく集合体を用いることができ、非常に好適
である。以上説明した本発明のカーボンブラック集合体
は、カーボンブラックを用いることのできるあらゆる用
途に好適に使用することができるものである。
【0014】この発明の効果を確認する為に、カーボン
ブラック集合体の粉化率を測定した。ここで言う粉化率
とは以下の測定方法に従って算出された値をいう。カー
ボンブラック集合体を25±0.01g(W)迄精秤
し、JIS Kー6221に準拠した直径200mm、
目開き1mmの篩いに入れる。この篩いに受け皿と蓋を
取り付け、JIS Kー6221に準拠した振とう機で
打撃を加えながら20秒間振とうする。振とう機から受
け皿を取り外し、受け皿中のカーボンブラック重量を
0.01g迄精秤し、これを振とう後の重量(WR)と
し、次式によって粉化率を算出した。
ブラック集合体の粉化率を測定した。ここで言う粉化率
とは以下の測定方法に従って算出された値をいう。カー
ボンブラック集合体を25±0.01g(W)迄精秤
し、JIS Kー6221に準拠した直径200mm、
目開き1mmの篩いに入れる。この篩いに受け皿と蓋を
取り付け、JIS Kー6221に準拠した振とう機で
打撃を加えながら20秒間振とうする。振とう機から受
け皿を取り外し、受け皿中のカーボンブラック重量を
0.01g迄精秤し、これを振とう後の重量(WR)と
し、次式によって粉化率を算出した。
【式1】粉化率(%) = (WR/W)×100
【0015】実施例1 試料の作製 炭素鋼金型(内法150mm×150mm、高さ360mm)
に三菱化学(株)製カーボンブラック「#45」を1K
g入れ、油研株式会社製油圧プレス機にセットした。圧
力2Kgf/cm2迄1分間で加圧して、カーボンブラック
を集合させて一定の形状を有するカーボンブラック集合
体とした。集合体の密度(質量を体積で割って求めた
値)は、0.565g/cm2であった。。得られたカ
ーボンブラック集合体を、電動糸のこぎりを使用して集
合体の加圧軸に沿って切断し、2等分した。
に三菱化学(株)製カーボンブラック「#45」を1K
g入れ、油研株式会社製油圧プレス機にセットした。圧
力2Kgf/cm2迄1分間で加圧して、カーボンブラック
を集合させて一定の形状を有するカーボンブラック集合
体とした。集合体の密度(質量を体積で割って求めた
値)は、0.565g/cm2であった。。得られたカ
ーボンブラック集合体を、電動糸のこぎりを使用して集
合体の加圧軸に沿って切断し、2等分した。
【0016】硬度の測定 この2等分した集合体の一方の表面と切断面(内部)の
硬度を測定した。硬度計は、(株)上島製作所製スプリ
ング式硬度計(HD−103N型)を用いた。集合体の
上面および側面を各3回測定しこの6点の平均値を表面
硬度とした。その結果、71gであった。切断面(内
部)の硬度を3回測定し、そのの平均値を内部硬度とし
た。61gであった。
硬度を測定した。硬度計は、(株)上島製作所製スプリ
ング式硬度計(HD−103N型)を用いた。集合体の
上面および側面を各3回測定しこの6点の平均値を表面
硬度とした。その結果、71gであった。切断面(内
部)の硬度を3回測定し、そのの平均値を内部硬度とし
た。61gであった。
【0017】粉化率の測定 また、この集合体を25g精秤し(Wとする。)、JI
S K−6221に準拠した直径200mm、目開き1
mmの篩いに入れた。この篩いに受け皿と蓋を取り付
け、JIS K−6221に準拠した振とう機で打撃を
加えながら20秒間振とうした。振とう機から受け皿を
取り外し、受け皿中のカーボンブラック重量を測定した
所、5.13gであった(WRとする。)。以下の計算
式により粉化率を求めた。
S K−6221に準拠した直径200mm、目開き1
mmの篩いに入れた。この篩いに受け皿と蓋を取り付
け、JIS K−6221に準拠した振とう機で打撃を
加えながら20秒間振とうした。振とう機から受け皿を
取り外し、受け皿中のカーボンブラック重量を測定した
所、5.13gであった(WRとする。)。以下の計算
式により粉化率を求めた。
【式1】粉化率(%) = (WR/W)×100 WR=1.13gであり、粉化率は4.5%となった。
また、カーボンブラック集合体の分散性を評価するため
に、以下の方法によりインク篩残率を測定した。
また、カーボンブラック集合体の分散性を評価するため
に、以下の方法によりインク篩残率を測定した。
【0018】約1.8リットルのステンレス容器(直径
11cm、高さ18.5cm)に480gのレダクタス
#220(共石製)と120gのカーボンブラック成型
体を加えた。TKオートホモミキサーSL10A(特殊
理化工業製)にセットした攪拌翼(4枚羽根、羽根の直
径4.5cm)をステンレス容器の底面より2cm上方
に挿入した。攪拌翼を5000r.p.m.で1時間攪拌し
た。この中から50gを分取し325メッシュ(目開
き;46μm)のステンレス製篩で濾過した。濾過後、
金網面に約200ccの軽油を振りかけて洗浄した。こ
の篩を150℃に設定した乾燥機に1時間入れ乾燥し
た。乾燥機から取り出し、冷却後、篩の重量を測定し
た。予め測定しておいた篩の重量を差し引いて篩上に残
ったカーボンブラックの重量(Ag)を測定し、次の式
よりインク篩残率を計算した。
11cm、高さ18.5cm)に480gのレダクタス
#220(共石製)と120gのカーボンブラック成型
体を加えた。TKオートホモミキサーSL10A(特殊
理化工業製)にセットした攪拌翼(4枚羽根、羽根の直
径4.5cm)をステンレス容器の底面より2cm上方
に挿入した。攪拌翼を5000r.p.m.で1時間攪拌し
た。この中から50gを分取し325メッシュ(目開
き;46μm)のステンレス製篩で濾過した。濾過後、
金網面に約200ccの軽油を振りかけて洗浄した。こ
の篩を150℃に設定した乾燥機に1時間入れ乾燥し
た。乾燥機から取り出し、冷却後、篩の重量を測定し
た。予め測定しておいた篩の重量を差し引いて篩上に残
ったカーボンブラックの重量(Ag)を測定し、次の式
よりインク篩残率を計算した。
【0019】
【式2】インク篩い残率(%)=(A×600/(50
×120))×100 インク篩残率は15.2wt%であった。
×120))×100 インク篩残率は15.2wt%であった。
【0020】実施例2 カーボンブラックを三菱化学(株)製カーボンブラック
MA7とした以外は、実施例1と全く同様の操作で、密
度0.453g/cm2のカーボンブラック集合体を作
製した。更に、実施例1と全く同様の操作で表面及び内
部の硬度と粉化率を測定した。 実施例3 カーボンブラックを三菱化学(株)製カーボンブラック
「#990」とした以外は、実施例1と全く同様の操作
で、密度0.241g/cm2のカーボンブラック集合
体を作製した。更に、実施例1と全く同様の操作で表面
及び内部の硬度と粉化率を測定した。
MA7とした以外は、実施例1と全く同様の操作で、密
度0.453g/cm2のカーボンブラック集合体を作
製した。更に、実施例1と全く同様の操作で表面及び内
部の硬度と粉化率を測定した。 実施例3 カーボンブラックを三菱化学(株)製カーボンブラック
「#990」とした以外は、実施例1と全く同様の操作
で、密度0.241g/cm2のカーボンブラック集合
体を作製した。更に、実施例1と全く同様の操作で表面
及び内部の硬度と粉化率を測定した。
【0021】比較例1 直径30cm、高さ35cmの円筒形の粉体収容部を有
し、上部に吸引口、復圧口及び圧力計を有する密閉型容
器に、三菱化学(株)製カーボンブラック「#45」を
0.5kg入れ上面を均一にならした(高さ11.5c
m)ステンレス製角型容器(縦15cm、横15cm、
高さ12cm)をセットした。次いで、粉体収容部を密
封とし吸引口から内部の空気を1分間吸引して内部圧力
1mmHg以下に減圧した後、引き続き、復圧口を開放
して外部から空気を導入することにより約0.5秒のう
ちに内部圧力を常圧に復圧した。こうして縦13.0c
m、横12.8cm、高さ約7cmのブロックとしてカ
ーボンブラック集合体が得られた。ブロックの上部は風
圧で吹き飛び凹凸が激しかった。このブロックを、実施
例1同様の方法により硬度及び粉化率を測定した。イン
ク篩残率12.5wt%であった。粉化率が高く、使用
には不適切であった。
し、上部に吸引口、復圧口及び圧力計を有する密閉型容
器に、三菱化学(株)製カーボンブラック「#45」を
0.5kg入れ上面を均一にならした(高さ11.5c
m)ステンレス製角型容器(縦15cm、横15cm、
高さ12cm)をセットした。次いで、粉体収容部を密
封とし吸引口から内部の空気を1分間吸引して内部圧力
1mmHg以下に減圧した後、引き続き、復圧口を開放
して外部から空気を導入することにより約0.5秒のう
ちに内部圧力を常圧に復圧した。こうして縦13.0c
m、横12.8cm、高さ約7cmのブロックとしてカ
ーボンブラック集合体が得られた。ブロックの上部は風
圧で吹き飛び凹凸が激しかった。このブロックを、実施
例1同様の方法により硬度及び粉化率を測定した。イン
ク篩残率12.5wt%であった。粉化率が高く、使用
には不適切であった。
【0022】比較例2 三菱化学製カーボンブラックMA7を用いた以外は比較
例1同様にして、密度0.321g/cm2のカーボン
ブラック集合体を作製した。実施例1に記載の方法で表
面及び内部の硬度と粉化率を測定した。その結果、表面
硬度は56g未満(測定下限以下)、内部硬度は103
g、粉化率43%であった。
例1同様にして、密度0.321g/cm2のカーボン
ブラック集合体を作製した。実施例1に記載の方法で表
面及び内部の硬度と粉化率を測定した。その結果、表面
硬度は56g未満(測定下限以下)、内部硬度は103
g、粉化率43%であった。
【0023】比較例3 三菱化学製カーボンブラック#990を、特開平6ー1
22111号に記載されている減圧、復圧装置に仕込
み、サンプルを作製した。実施例1に記載の方法で表面
及び内部の硬度と粉化率を測定した。以上の結果を表1
に示す。
22111号に記載されている減圧、復圧装置に仕込
み、サンプルを作製した。実施例1に記載の方法で表面
及び内部の硬度と粉化率を測定した。以上の結果を表1
に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明により、カーボンブラック集合体
の表面硬度を内部よりも高くする事で、輸送や貯蔵する
際に粉化或いは欠けの発生が極めて少ないカーボンブラ
ック集合体を提供できる。
の表面硬度を内部よりも高くする事で、輸送や貯蔵する
際に粉化或いは欠けの発生が極めて少ないカーボンブラ
ック集合体を提供できる。
Claims (5)
- 【請求項1】表面の硬度が内部の硬度より大きいことを
特徴とするカーボンブラック集合体。 - 【請求項2】表面の硬度が内部の硬度の1.05〜1.
50倍である請求項1記載のカーボンブラック集合体。 - 【請求項3】カーボンブラックがファーネス法で得られ
たものである請求項1又は2記載のカーボンブラック集
合体。 - 【請求項4】カーボンブラック集合体が、カーボンブラ
ックを摺動可能な型を用いて加圧することにより得られ
たものである請求項1〜3のいずれかに記載のカーボン
ブラック集合体。 - 【請求項5】摺動可能な型を用いてカーボンブラックを
加圧する際に、加圧速度が毎分0.1Kgf/cm2以
上である請求項4記載のカーボンブラック集合体。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7030297A JPH10265700A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | カーボンブラック集合体 |
| MYPI9705093 MY133570A (en) | 1996-10-31 | 1997-10-28 | Carbon black aggregate |
| US08/960,321 US6019829A (en) | 1996-10-31 | 1997-10-29 | Carbon black aggregate |
| CA002219635A CA2219635A1 (en) | 1996-10-31 | 1997-10-30 | Carbon black aggregate |
| EP97118978A EP0839875B1 (en) | 1996-10-31 | 1997-10-30 | Carbon black aggregate |
| DE69730397T DE69730397T2 (de) | 1996-10-31 | 1997-10-30 | Russaggregat |
| CN97121291A CN1103801C (zh) | 1996-10-31 | 1997-10-31 | 炭黑团聚物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7030297A JPH10265700A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | カーボンブラック集合体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10265700A true JPH10265700A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13427540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7030297A Pending JPH10265700A (ja) | 1996-10-31 | 1997-03-24 | カーボンブラック集合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10265700A (ja) |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP7030297A patent/JPH10265700A/ja active Pending
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