JPH10265698A - カーボンブラック集合体 - Google Patents
カーボンブラック集合体Info
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- JPH10265698A JPH10265698A JP9070299A JP7029997A JPH10265698A JP H10265698 A JPH10265698 A JP H10265698A JP 9070299 A JP9070299 A JP 9070299A JP 7029997 A JP7029997 A JP 7029997A JP H10265698 A JPH10265698 A JP H10265698A
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Landscapes
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】輸送、貯蔵時における粉化や欠け、あるいは使
用時の環境汚染が少なく且つビヒクルへの分散性が良好
な形態を有するカーボンブラックを提供する。 【解決手段】 硬度が100g以上のカーボンブラック
集合体。
用時の環境汚染が少なく且つビヒクルへの分散性が良好
な形態を有するカーボンブラックを提供する。 【解決手段】 硬度が100g以上のカーボンブラック
集合体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸送、貯蔵時にお
ける粉化や欠け、あるいは使用時の環境汚染が少なく且
つビヒクルへの分散性が良好な形態を有するカーボンブ
ラックに関するものである。
ける粉化や欠け、あるいは使用時の環境汚染が少なく且
つビヒクルへの分散性が良好な形態を有するカーボンブ
ラックに関するものである。
【0002】
【従来技術】カーボンブラックは、インク、塗料、樹脂
等を黒色にする顔料として、或いはタイヤを中心とした
ゴム用補強材料として工業的に広く使用されている。歴
史的には、漢代の書物に松煙から作ったすすに始まり、
1892年に米国のMc.Nuttによるチャネルブラ
ック法、1942年フィリップス社によるファーネス法
へと発展している。この間、カーボンブラックの収率は
飛躍的に向上し、また、粒子の大きさや粒子のストラク
チャー長の制御技術は格段の進歩を見せている。
等を黒色にする顔料として、或いはタイヤを中心とした
ゴム用補強材料として工業的に広く使用されている。歴
史的には、漢代の書物に松煙から作ったすすに始まり、
1892年に米国のMc.Nuttによるチャネルブラ
ック法、1942年フィリップス社によるファーネス法
へと発展している。この間、カーボンブラックの収率は
飛躍的に向上し、また、粒子の大きさや粒子のストラク
チャー長の制御技術は格段の進歩を見せている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、カーボンブラッ
クの形態に関しては未だ充分な改良がおこなわれていな
い。工業的に使用されているカーボンブラックの形態と
しては、粉状品、転動造粒品、フレーク品に留まってい
る。これらの形態の問題点として、粉状品の場合、粉立
ちや環境汚染が激しい事。更に嵩密度が低く輸送コスト
が高くなる事が有る。また、転動造粒品は粉立ちは低減
できているもののインクや塗料にしようした場合の分散
性が低下するという問題が有る。即ち、カーボンブラッ
ク業界においては、環境汚染性の低減と分散性の向上は
二律背反の関係にあると考えられていた。
クの形態に関しては未だ充分な改良がおこなわれていな
い。工業的に使用されているカーボンブラックの形態と
しては、粉状品、転動造粒品、フレーク品に留まってい
る。これらの形態の問題点として、粉状品の場合、粉立
ちや環境汚染が激しい事。更に嵩密度が低く輸送コスト
が高くなる事が有る。また、転動造粒品は粉立ちは低減
できているもののインクや塗料にしようした場合の分散
性が低下するという問題が有る。即ち、カーボンブラッ
ク業界においては、環境汚染性の低減と分散性の向上は
二律背反の関係にあると考えられていた。
【0004】粉状の顔料一般について、ビヒクルへの分
散性を向上しようとする試みは過去にいくつか存在して
いた。例えば、特開昭51−1530号公報や特開昭5
2−103422号公報では、顔料、樹脂、可塑剤等を
溶媒中に分散させ凍結乾燥して、分散性の良い顔料を調
整することが提案されている。また、特開昭57−49
664号公報では顔料に水溶性高分子を添加したスラリ
ーを作製し、このスラリーをスプレー乾燥する方法が提
案されている。しかし、これらの方法は処理費用が高価
であり、工業的に大量の処理を実施することは困難であ
る。また、飛散、粉立ち発生防止の効果も到底十分とは
言い難い。
散性を向上しようとする試みは過去にいくつか存在して
いた。例えば、特開昭51−1530号公報や特開昭5
2−103422号公報では、顔料、樹脂、可塑剤等を
溶媒中に分散させ凍結乾燥して、分散性の良い顔料を調
整することが提案されている。また、特開昭57−49
664号公報では顔料に水溶性高分子を添加したスラリ
ーを作製し、このスラリーをスプレー乾燥する方法が提
案されている。しかし、これらの方法は処理費用が高価
であり、工業的に大量の処理を実施することは困難であ
る。また、飛散、粉立ち発生防止の効果も到底十分とは
言い難い。
【0005】また、特開平2−142858号公報や特
開平3−193129号公報においてはローラーコンパ
クタにより圧縮造粒したカーボンブラックにより初期分
散度を改善したものがある。しかし、使用時の粉立ちは
充分に改善されていない。また、高嵩密度への改善も充
分では無い。特開平6−122111号公報ではカーボ
ンブラック粉体を密閉型成形容器に仕込み、容器内を減
圧した後、当該容器内の圧力を常圧に復元することによ
りカーボンブラックに一定形状を与えている。しかし、
減圧により加えることが可能な圧力は1気圧以下であ
り、カーボンブラック成形物は極めて柔らかく輸送や貯
蔵時に成型体の端が欠けたり、再び粉化してしまうこと
があり、工業的実施には十分ではなかった。
開平3−193129号公報においてはローラーコンパ
クタにより圧縮造粒したカーボンブラックにより初期分
散度を改善したものがある。しかし、使用時の粉立ちは
充分に改善されていない。また、高嵩密度への改善も充
分では無い。特開平6−122111号公報ではカーボ
ンブラック粉体を密閉型成形容器に仕込み、容器内を減
圧した後、当該容器内の圧力を常圧に復元することによ
りカーボンブラックに一定形状を与えている。しかし、
減圧により加えることが可能な圧力は1気圧以下であ
り、カーボンブラック成形物は極めて柔らかく輸送や貯
蔵時に成型体の端が欠けたり、再び粉化してしまうこと
があり、工業的実施には十分ではなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らが上記課題に
鑑み鋭意検討した結果、カーボンブラックを、特定の硬
度を有するカーボンブラック集合体とすることにより、
粉化が抑えられる一方、意外にもビヒクルへの分散性が
却って向上しており使用に好適なものとすることができ
ることを見いだし、本発明に到達した。すなわち、本発
明は、硬度100g以上のカーボンブラック集合体に存
する。本発明のカーボンブラック集合体が充分な硬度を
有し、粉立ちも抑えられ取扱いに適していると同時に、
ビヒクルへの分散性が優れている理由は明らかではない
が、おそらくカーボンブラック粒子間の気体が均一に脱
気されてカーボンブラック粒子同志が実質的に密度ムラ
なく均一に集合して存在するため、ビヒクルへの分散性
が向上しているものと推測される。
鑑み鋭意検討した結果、カーボンブラックを、特定の硬
度を有するカーボンブラック集合体とすることにより、
粉化が抑えられる一方、意外にもビヒクルへの分散性が
却って向上しており使用に好適なものとすることができ
ることを見いだし、本発明に到達した。すなわち、本発
明は、硬度100g以上のカーボンブラック集合体に存
する。本発明のカーボンブラック集合体が充分な硬度を
有し、粉立ちも抑えられ取扱いに適していると同時に、
ビヒクルへの分散性が優れている理由は明らかではない
が、おそらくカーボンブラック粒子間の気体が均一に脱
気されてカーボンブラック粒子同志が実質的に密度ムラ
なく均一に集合して存在するため、ビヒクルへの分散性
が向上しているものと推測される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のカーボンブラック集合体は、硬度が100g以
上のものである。ここで硬度は集合体の表面硬度をい
い、ASTM D−2240に規定されるスプリング式
硬度計で測定した値をいう。本発明におけるカーボンブ
ラック集合体とはカーボンブラックの粒子が複数個集合
し、ASTM D−2240により硬度を測定すること
ができる程度にまで結合しているものをいう。
本発明のカーボンブラック集合体は、硬度が100g以
上のものである。ここで硬度は集合体の表面硬度をい
い、ASTM D−2240に規定されるスプリング式
硬度計で測定した値をいう。本発明におけるカーボンブ
ラック集合体とはカーボンブラックの粒子が複数個集合
し、ASTM D−2240により硬度を測定すること
ができる程度にまで結合しているものをいう。
【0008】カーボンブラック集合体の硬度が100g
未満では、集合体の取り扱いに際して粉化や欠けの発生
が多く、持ち運びに際しても容易に崩れてしまうため、
使用に耐えない。カーボンブラック集合体の硬度は10
0g以上であれば特に限定されず、好ましくは100〜
2000g、より好ましくは200〜2000g、特に
好ましくは300〜800gである。この範囲で特にビ
ヒクルへの分散性が優れており、インクや塗料の顔料と
して用いた場合に容易にビヒクルへ分散する。なおゴム
組成物の調製に用いる場合にはバンバリーミキサー等に
より強力に混合されるので、分散性が問題となることは
少なく、より大きな硬度でも問題ない。このように用途
に応じて適宜硬度を選択すればよい。
未満では、集合体の取り扱いに際して粉化や欠けの発生
が多く、持ち運びに際しても容易に崩れてしまうため、
使用に耐えない。カーボンブラック集合体の硬度は10
0g以上であれば特に限定されず、好ましくは100〜
2000g、より好ましくは200〜2000g、特に
好ましくは300〜800gである。この範囲で特にビ
ヒクルへの分散性が優れており、インクや塗料の顔料と
して用いた場合に容易にビヒクルへ分散する。なおゴム
組成物の調製に用いる場合にはバンバリーミキサー等に
より強力に混合されるので、分散性が問題となることは
少なく、より大きな硬度でも問題ない。このように用途
に応じて適宜硬度を選択すればよい。
【0009】カーボンブラックとしては、特に限定され
ない。例えば、ランプブラック、アセチレンブラック、
ファーネスブラック等が使用できるが、現在汎用されて
いるファーネスブラックは特に小粒子径、小ストラクチ
ャーとすることができ、またその表面官能基等の特性に
起因するためと考えられるものであるが各種の着色組成
物とした際の特性の発現が優れている一方、粉化・発塵
の問題が大きかった。このためファーネスブラックに本
発明を適用すれば工業的意義は大きい。カーボンブラッ
ク集合体の作製方法は特に限定されないが、最適な硬度
を持つカーボンブラック集合体を得るためには、摺動可
能な型にカーボンブラックを入れ、加圧してカーボンブ
ラックを集合させる方法が好ましい。
ない。例えば、ランプブラック、アセチレンブラック、
ファーネスブラック等が使用できるが、現在汎用されて
いるファーネスブラックは特に小粒子径、小ストラクチ
ャーとすることができ、またその表面官能基等の特性に
起因するためと考えられるものであるが各種の着色組成
物とした際の特性の発現が優れている一方、粉化・発塵
の問題が大きかった。このためファーネスブラックに本
発明を適用すれば工業的意義は大きい。カーボンブラッ
ク集合体の作製方法は特に限定されないが、最適な硬度
を持つカーボンブラック集合体を得るためには、摺動可
能な型にカーボンブラックを入れ、加圧してカーボンブ
ラックを集合させる方法が好ましい。
【0010】加圧に用いる装置としては油圧プレス機、
エアーシリンダー式プレス機等、各種の加圧成型機を用
いることができる。この際カーボンブラックを入れる摺
動可能な型の材料としては特に限定されず、各種の金属
製、セラミックス製、樹脂製等いずれも用いることがで
きる。なお、カーボンブラックを集合させる圧力は固体
である型から直にかかるものとするのが望ましい。例え
ば特開平6−122111号公報におけるごとくカーボ
ンブラックの周囲の気体がカーボンブラックを加圧する
ごとき態様の場合、本発明におけるカーボンブラック集
合体として十分な硬度を有する表面を形成することが困
難となる。
エアーシリンダー式プレス機等、各種の加圧成型機を用
いることができる。この際カーボンブラックを入れる摺
動可能な型の材料としては特に限定されず、各種の金属
製、セラミックス製、樹脂製等いずれも用いることがで
きる。なお、カーボンブラックを集合させる圧力は固体
である型から直にかかるものとするのが望ましい。例え
ば特開平6−122111号公報におけるごとくカーボ
ンブラックの周囲の気体がカーボンブラックを加圧する
ごとき態様の場合、本発明におけるカーボンブラック集
合体として十分な硬度を有する表面を形成することが困
難となる。
【0011】本発明のカーボンブラック集合体の大きさ
は、特に限定されない。ASTMD−2240に規定す
る方法で硬度を測定することができる程度であればよ
く、特に好ましくは約1cc以上の体積を有する塊であ
る。集合体の体積が1ccよりも小さいと、集合体が所
定の硬度を有していても集合体自身が飛散して環境汚染
を引き起こすことも考えられるためである。集合体の形
状は特に限定されず、目的及び使用の態様に応じて直方
体、立方体、円柱状、球状等、所望の形状とすればよ
い。なお、本発明のカーボンブラック集合体中に、カー
ボンブラック以外に樹脂その他各種の添加剤が添加され
たものとすることもできる。この場合、添加量として
は、5重量%以下、好ましくは3重量%以下が適当であ
る。添加時期は特に制限されないが、例えば上述の製造
方法においてカーボンブラック粉末を型に入れて加圧す
る際に、添加剤を入れたものを加圧すれば、操作が容易
である。
は、特に限定されない。ASTMD−2240に規定す
る方法で硬度を測定することができる程度であればよ
く、特に好ましくは約1cc以上の体積を有する塊であ
る。集合体の体積が1ccよりも小さいと、集合体が所
定の硬度を有していても集合体自身が飛散して環境汚染
を引き起こすことも考えられるためである。集合体の形
状は特に限定されず、目的及び使用の態様に応じて直方
体、立方体、円柱状、球状等、所望の形状とすればよ
い。なお、本発明のカーボンブラック集合体中に、カー
ボンブラック以外に樹脂その他各種の添加剤が添加され
たものとすることもできる。この場合、添加量として
は、5重量%以下、好ましくは3重量%以下が適当であ
る。添加時期は特に制限されないが、例えば上述の製造
方法においてカーボンブラック粉末を型に入れて加圧す
る際に、添加剤を入れたものを加圧すれば、操作が容易
である。
【0012】また、本発明のカーボンブラック集合体
を、更に各種の包装材で包装することにより、運搬、貯
蔵、使用時の粉立ち、粉塵による汚染防止を徹底するこ
ともできる。包装材は特に限定されず、各種のフィルム
での包装、コーティングによる包装等が挙げられる。好
ましくはカーボンブラックが投入されるビヒクルに混和
・溶解して問題のない各種の材質とすれば、包装材を取
り除くことなく集合体を用いることができ、非常に好適
である。以上説明した本発明のカーボンブラック集合体
は、カーボンブラックを用いることのできるあらゆる用
途に好適に使用することができるものである。以下に、
発明を実施例により更に具体的に説明する。
を、更に各種の包装材で包装することにより、運搬、貯
蔵、使用時の粉立ち、粉塵による汚染防止を徹底するこ
ともできる。包装材は特に限定されず、各種のフィルム
での包装、コーティングによる包装等が挙げられる。好
ましくはカーボンブラックが投入されるビヒクルに混和
・溶解して問題のない各種の材質とすれば、包装材を取
り除くことなく集合体を用いることができ、非常に好適
である。以上説明した本発明のカーボンブラック集合体
は、カーボンブラックを用いることのできるあらゆる用
途に好適に使用することができるものである。以下に、
発明を実施例により更に具体的に説明する。
【0013】実施例1 油研株式会社製炭素鋼金型(内法150mm×150mm、
高さ360mm)に三菱化学(株)製カーボンブラック
「#45」を1Kg入れ、油研(株)製の油圧プレスに
セットした。圧力13.3kgf/cm2を印可して、
カーボンブラックを一定形状に成形してカーボンブラッ
ク集合体とした。得られた集合体の硬度を、(株)上島
製作所製スプリング式硬度計(HD−103N型)で測
定した。集合体の上面および側面を各3回測定しこの6
点の平均値を硬度とした。その結果、451gであっ
た。次に、このカーボンブラック集合体の粉化率を測定
した。粉化率の測定方法は、以下のとおりである。
高さ360mm)に三菱化学(株)製カーボンブラック
「#45」を1Kg入れ、油研(株)製の油圧プレスに
セットした。圧力13.3kgf/cm2を印可して、
カーボンブラックを一定形状に成形してカーボンブラッ
ク集合体とした。得られた集合体の硬度を、(株)上島
製作所製スプリング式硬度計(HD−103N型)で測
定した。集合体の上面および側面を各3回測定しこの6
点の平均値を硬度とした。その結果、451gであっ
た。次に、このカーボンブラック集合体の粉化率を測定
した。粉化率の測定方法は、以下のとおりである。
【0014】カーボンブラック集合体を25±0.01
g(W)迄精秤し、JIS K−6221に準拠した直
径200mm、目開き1mmの篩に入れる。この篩に受
け皿と蓋を取り付け、JIS Kー6221に準拠した
振とう機で打撃を加えながら20秒間振とうする。振と
う機から受け皿を取り外し、受け皿中のカーボンブラッ
ク重量を0.01g迄精秤し、これを振とう後の重量
(WR)とし、次式によって粉化率を算出した。
g(W)迄精秤し、JIS K−6221に準拠した直
径200mm、目開き1mmの篩に入れる。この篩に受
け皿と蓋を取り付け、JIS Kー6221に準拠した
振とう機で打撃を加えながら20秒間振とうする。振と
う機から受け皿を取り外し、受け皿中のカーボンブラッ
ク重量を0.01g迄精秤し、これを振とう後の重量
(WR)とし、次式によって粉化率を算出した。
【式1】粉化率(%) = (WR/W)×100 WR=1.13gであり、粉化率は4.5%となった。更
に、カーボンブラック集合体の分散性を評価するため
に、以下の方法によりインク篩残率を測定した。
に、カーボンブラック集合体の分散性を評価するため
に、以下の方法によりインク篩残率を測定した。
【0015】約1.8リットルのステンレス容器(直径
11cm、高さ18.5cm)に480gのレダクタス
#220(共石製)と120gのカーボンブラック集合
体を加えた。TKオートホモミキサーSL10A(特殊
理化工業製)にセットした攪拌翼(4枚羽根、羽根の直
径4.5cm)をステンレス容器の底面より2cm上方
に挿入した。攪拌翼を5000r.p.m.で1時間攪拌し
た。この中から50gを分取し325メッシュ(目開
き;46μm)のステンレス製篩で濾過した。濾過後、
金網面に約200ccの軽油を振りかけて洗浄した。こ
の篩を150℃に設定した乾燥機に1時間入れ乾燥し
た。乾燥機から取り出し、冷却後、篩の重量を測定し
た。予め測定しておいた篩の重量を差し引いて篩上に残
ったカーボンブラックの重量(Ag)を測定し、次の式
よりインク篩残率を計算した。
11cm、高さ18.5cm)に480gのレダクタス
#220(共石製)と120gのカーボンブラック集合
体を加えた。TKオートホモミキサーSL10A(特殊
理化工業製)にセットした攪拌翼(4枚羽根、羽根の直
径4.5cm)をステンレス容器の底面より2cm上方
に挿入した。攪拌翼を5000r.p.m.で1時間攪拌し
た。この中から50gを分取し325メッシュ(目開
き;46μm)のステンレス製篩で濾過した。濾過後、
金網面に約200ccの軽油を振りかけて洗浄した。こ
の篩を150℃に設定した乾燥機に1時間入れ乾燥し
た。乾燥機から取り出し、冷却後、篩の重量を測定し
た。予め測定しておいた篩の重量を差し引いて篩上に残
ったカーボンブラックの重量(Ag)を測定し、次の式
よりインク篩残率を計算した。
【式2】インク篩い残率(%)=(A×600/(50
×120))×100 A=1.52(g)であり、インク篩残率は15.2w
t%であった。
×120))×100 A=1.52(g)であり、インク篩残率は15.2w
t%であった。
【0016】実施例2 印可圧力を22.2kgf/cm2とした以外は、実施
例1と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度623g、粉化率1.2%、
インク篩残率18.1wt%であった。 実施例3 印可圧力を44.4kgf/cm2とした以外は、実施
例1と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度708g、粉化率0.3%、
インク篩残率30.4wt%であった。
例1と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度623g、粉化率1.2%、
インク篩残率18.1wt%であった。 実施例3 印可圧力を44.4kgf/cm2とした以外は、実施
例1と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度708g、粉化率0.3%、
インク篩残率30.4wt%であった。
【0017】実施例4 印可圧力を88.9kgf/cm2とした以外は、実施
例1と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度758g、粉化率0.2%、
インク篩残率48.2wt%であった。 実施例5 カーボンブラックとして三菱化学(株)製カーボンブラ
ック「MA7」を用いた以外は、実施例1と全く同様の
操作で集合体を作製した。更に、実施例1と全く同様の
操作で硬度と粉化率を測定した。その結果、硬度492
g、粉化率3.8%、インク篩残率5.7wt%であっ
た。
例1と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度758g、粉化率0.2%、
インク篩残率48.2wt%であった。 実施例5 カーボンブラックとして三菱化学(株)製カーボンブラ
ック「MA7」を用いた以外は、実施例1と全く同様の
操作で集合体を作製した。更に、実施例1と全く同様の
操作で硬度と粉化率を測定した。その結果、硬度492
g、粉化率3.8%、インク篩残率5.7wt%であっ
た。
【0018】実施例6 印可圧力を22.2kgf/cm2とした以外は、実施
例5と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度622g、粉化率1.2%、
インク篩残率12.3wt%であった。 実施例7 印可圧力を44.4kgf/cm2とした以外は、実施
例5と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度686g、粉化率0.4%、
インク篩残率20.6wt%であった。
例5と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度622g、粉化率1.2%、
インク篩残率12.3wt%であった。 実施例7 印可圧力を44.4kgf/cm2とした以外は、実施
例5と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度686g、粉化率0.4%、
インク篩残率20.6wt%であった。
【0019】実施例8 印可圧力を88.9kgf/cm2とした以外は、実施
例1と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度758g、粉化率0.2%、
インク篩残率35.2wt%であった。 実施例9 カーボンブラックとして三菱化学(株)製カーボンブラ
ック「#990」を用いた以外は、実施例1と全く同様
の操作で集合体を作製した。更に、実施例1と全く同様
の操作で硬度と粉化率を測定した。その結果、硬度45
7g、粉化率4.1%、インク篩残率8.1wt%であ
った。
例1と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度758g、粉化率0.2%、
インク篩残率35.2wt%であった。 実施例9 カーボンブラックとして三菱化学(株)製カーボンブラ
ック「#990」を用いた以外は、実施例1と全く同様
の操作で集合体を作製した。更に、実施例1と全く同様
の操作で硬度と粉化率を測定した。その結果、硬度45
7g、粉化率4.1%、インク篩残率8.1wt%であ
った。
【0020】実施例10 印可圧力を22.2kgf/cm2とした以外は、実施
例9と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度592g、粉化率1.1%、
インク篩残率12.2wt%であった。 実施例11 印可圧力を44.4kgf/cm2とした以外は、実施
例9と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度673g、粉化率0.2%、
インク篩残率30.4wt%であった。
例9と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度592g、粉化率1.1%、
インク篩残率12.2wt%であった。 実施例11 印可圧力を44.4kgf/cm2とした以外は、実施
例9と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度673g、粉化率0.2%、
インク篩残率30.4wt%であった。
【0021】実施例12 成型圧力を88.9kgf/cm2とした以外は、実施
例9と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度717g、粉化率0.1%、
インク篩残率42.2wt%であった。
例9と全く同様の操作で集合体を作製した。更に、実施
例1と全く同様の操作で硬度、粉化率、インク篩残率を
測定した。その結果、硬度717g、粉化率0.1%、
インク篩残率42.2wt%であった。
【0022】比較例1 直径30cm、高さ35cmの円筒形の粉体収容部を有
し、上部に吸引口、復圧口及び圧力計を有する密閉型容
器に、三菱化学(株)製カーボンブラック「#45」を
0.5kg入れ上面を均一にならした(高さ11.5c
m)ステンレス製角型容器(縦15cm、横15cm、
高さ12cm)をセットした。次いで、粉体収容部を密
封とし吸引口から内部の空気を1分間吸引して内部圧力
1mmHg以下に減圧した後、引き続き、復圧口を開放
して外部から空気を導入することにより約0.5秒のう
ちに内部圧力を常圧に復圧した。こうして縦13.0c
m、横12.8cm、高さ約7cmのブロックが得られ
た。ブロックの上部は風圧で吹き飛び凹凸が激しかっ
た。このブロックを、実施例1同様の方法により硬度、
粉化率、インク篩残率を測定した。その結果、硬度は5
6g未満(測定下限以下)、粉化率48.1wt%、イ
ンク篩残率12.5wt%であった。粉化率が高く、使
用には不適切であった。
し、上部に吸引口、復圧口及び圧力計を有する密閉型容
器に、三菱化学(株)製カーボンブラック「#45」を
0.5kg入れ上面を均一にならした(高さ11.5c
m)ステンレス製角型容器(縦15cm、横15cm、
高さ12cm)をセットした。次いで、粉体収容部を密
封とし吸引口から内部の空気を1分間吸引して内部圧力
1mmHg以下に減圧した後、引き続き、復圧口を開放
して外部から空気を導入することにより約0.5秒のう
ちに内部圧力を常圧に復圧した。こうして縦13.0c
m、横12.8cm、高さ約7cmのブロックが得られ
た。ブロックの上部は風圧で吹き飛び凹凸が激しかっ
た。このブロックを、実施例1同様の方法により硬度、
粉化率、インク篩残率を測定した。その結果、硬度は5
6g未満(測定下限以下)、粉化率48.1wt%、イ
ンク篩残率12.5wt%であった。粉化率が高く、使
用には不適切であった。
【0023】実施例13 三菱化学エンジニアリング株式会社製炭素鋼金型(内法
70mm×70mm、高さ70mm)に三菱化学(株)製カー
ボンブラック「#45」を0.1Kg入れ、油研株式会
社製油圧プレスにセットした。印可圧力408.2kg
f/cm2で加圧成型した。実施例1に記載の方法で硬
度を測定した。その結果、硬度はフルレンジを示した。
そこで、(株)上島製作所製スプリング式硬度計(HD
−102N型)で再度測定した所、1280gであっ
た。更に実施例1に示す方法で、粉化率及びインク篩残
率を測定した所、粉化率0.1wt%、インク篩残率8
8.9wt%であった。 比較例2 三菱化学製カーボンブラックMA7を用いた以外は、比
較例1と同様の操作を行った。実施例1に記載の方法で
硬度、粉化率、インク篩残率を測定した。その結果、硬
度は56g未満(測定下限以下)、粉化率37.1wt
%、インク篩残率0.3wt%であった。粉化率が高
く、使用には不適切であった。
70mm×70mm、高さ70mm)に三菱化学(株)製カー
ボンブラック「#45」を0.1Kg入れ、油研株式会
社製油圧プレスにセットした。印可圧力408.2kg
f/cm2で加圧成型した。実施例1に記載の方法で硬
度を測定した。その結果、硬度はフルレンジを示した。
そこで、(株)上島製作所製スプリング式硬度計(HD
−102N型)で再度測定した所、1280gであっ
た。更に実施例1に示す方法で、粉化率及びインク篩残
率を測定した所、粉化率0.1wt%、インク篩残率8
8.9wt%であった。 比較例2 三菱化学製カーボンブラックMA7を用いた以外は、比
較例1と同様の操作を行った。実施例1に記載の方法で
硬度、粉化率、インク篩残率を測定した。その結果、硬
度は56g未満(測定下限以下)、粉化率37.1wt
%、インク篩残率0.3wt%であった。粉化率が高
く、使用には不適切であった。
【0024】実施例14 三菱化学エンジニアリング株式会社製炭素鋼金型(内法
70mm×70mm、高さ70mm)に三菱化学(株)製カー
ボンブラック「MA7」を0.1Kg入れ、油研株式会
社製油圧プレスにセットした。実施例1に記載の方法で
硬度を測定した。印可圧力408.2kgf/cm2で
加圧成型した。その結果、硬度はフルレンジを示した。
そこで、(株)上島製作所製スプリング式硬度計(HD
−102N型)で再度測定した所、1270gであっ
た。更に実施例1に示す方法で、粉化率及びインク篩残
率を測定した所、粉化率0.2wt%、インク篩残率7
3.2wt%であった。
70mm×70mm、高さ70mm)に三菱化学(株)製カー
ボンブラック「MA7」を0.1Kg入れ、油研株式会
社製油圧プレスにセットした。実施例1に記載の方法で
硬度を測定した。印可圧力408.2kgf/cm2で
加圧成型した。その結果、硬度はフルレンジを示した。
そこで、(株)上島製作所製スプリング式硬度計(HD
−102N型)で再度測定した所、1270gであっ
た。更に実施例1に示す方法で、粉化率及びインク篩残
率を測定した所、粉化率0.2wt%、インク篩残率7
3.2wt%であった。
【0025】比較例3 三菱化学製カーボンブラック#990用いた以外は比較
例1と同様の操作を行った得られたサンプルを、実施例
1に記載の方法で硬度および粉化率を測定した。その結
果、硬度は60g、粉化率25.4%、インク篩残率
0.7%であった。粉化率が高く、使用には不適切であ
った。 実施例15 三菱化学エンジニアリング株式会社製炭素鋼金型(内法
70mm×70mm、高さ70mm)に三菱化学社製カーボン
ブラック#990を0.1Kg入れ、油研株式会社製油
圧プレスにセットした。印可圧力408.2kgf/c
m2で加圧成型した。実施例1に記載の方法で硬度およ
び粉化率を測定した。その結果、硬度はフルレンジを示
した。そこで、(株)上島製作所製スプリング式硬度計
(HD−102N型)で再度測定した所、1350gで
あった。更に実施例1に示す方法で、粉化率及びインク
篩残率を測定した所、粉化率0.1wt%、インク篩残
率76.3wt%であった。
例1と同様の操作を行った得られたサンプルを、実施例
1に記載の方法で硬度および粉化率を測定した。その結
果、硬度は60g、粉化率25.4%、インク篩残率
0.7%であった。粉化率が高く、使用には不適切であ
った。 実施例15 三菱化学エンジニアリング株式会社製炭素鋼金型(内法
70mm×70mm、高さ70mm)に三菱化学社製カーボン
ブラック#990を0.1Kg入れ、油研株式会社製油
圧プレスにセットした。印可圧力408.2kgf/c
m2で加圧成型した。実施例1に記載の方法で硬度およ
び粉化率を測定した。その結果、硬度はフルレンジを示
した。そこで、(株)上島製作所製スプリング式硬度計
(HD−102N型)で再度測定した所、1350gで
あった。更に実施例1に示す方法で、粉化率及びインク
篩残率を測定した所、粉化率0.1wt%、インク篩残
率76.3wt%であった。
【0026】
【発明の効果】カーボンブラックの硬度を適切な値にす
る事により、カーボンブラックを輸送や貯蔵する際に粉
化或いは欠けの発生が極めて少なく、インクや塗料に使
用する際の分散性に優れたカーボンブラック成型体を提
供できる。
る事により、カーボンブラックを輸送や貯蔵する際に粉
化或いは欠けの発生が極めて少なく、インクや塗料に使
用する際の分散性に優れたカーボンブラック成型体を提
供できる。
Claims (4)
- 【請求項1】硬度が100g以上のカーボンブラック集
合体。 - 【請求項2】硬度が300〜800g以下である請求項
1記載のカーボンブラック集合体。 - 【請求項3】カーボンブラックがファーネス法で得られ
たものである請求項1又は2記載のカーボンブラック集
合体。 - 【請求項4】カーボンブラック集合体が、摺動可能な型
を用いてカーボンブラックを加圧することにより得られ
たものである請求項1〜3のいずれかに記載のカーボン
ブラック集合体。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9070299A JPH10265698A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | カーボンブラック集合体 |
| US08/960,321 US6019829A (en) | 1996-10-31 | 1997-10-29 | Carbon black aggregate |
| TW86116063A TW510915B (en) | 1996-10-31 | 1997-10-29 | Carbon black aggregate |
| CA002219635A CA2219635A1 (en) | 1996-10-31 | 1997-10-30 | Carbon black aggregate |
| DE69730397T DE69730397T2 (de) | 1996-10-31 | 1997-10-30 | Russaggregat |
| EP97118978A EP0839875B1 (en) | 1996-10-31 | 1997-10-30 | Carbon black aggregate |
| CN97121291A CN1103801C (zh) | 1996-10-31 | 1997-10-31 | 炭黑团聚物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9070299A JPH10265698A (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | カーボンブラック集合体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10265698A true JPH10265698A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13427451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9070299A Pending JPH10265698A (ja) | 1996-10-31 | 1997-03-24 | カーボンブラック集合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10265698A (ja) |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP9070299A patent/JPH10265698A/ja active Pending
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