JPH102660A - 冷蔵庫の除霜制御装置 - Google Patents

冷蔵庫の除霜制御装置

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JPH102660A
JPH102660A JP15442496A JP15442496A JPH102660A JP H102660 A JPH102660 A JP H102660A JP 15442496 A JP15442496 A JP 15442496A JP 15442496 A JP15442496 A JP 15442496A JP H102660 A JPH102660 A JP H102660A
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JP
Japan
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time
defrosting
predetermined
cooling operation
cooling
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JP15442496A
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Kosaku Adachi
幸作 足立
Yasuzo Ishine
靖三 石根
Atsushi Kusunoki
敦 楠
Tsuneji Tsukuni
恒二 津国
Keimei Asakura
啓明 朝倉
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、着霜検知による除霜開始が異常の
場合でも、限界着霜量を超えるまでに最適なタイミング
で除霜を行うことを目的とする。 【解決手段】 冷却運転の実時間を計測するタイマ手段
20と、冷却運転の実時間が所定冷却時間に到達したと
きは冷却器の着霜を検知する着霜検知手段11の検知出
力とは無関係に除霜を開始するとともに最新の過去数回
分の冷却運転の実時間により前記所定冷却時間が最適値
となるように補正する除霜制御手段17とを有すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の除霜制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫の除霜制御装置としては、
例えば冷却器の前回の除霜が終了した時点から所定時間
以上になった時、又はこの終了した時点からコンプレッ
サの運転積算時間が所定時間以上になった時、再び除霜
を行うようにしたものがある。この装置の除霜制御方法
では、除霜周期は固定であり、そのため、除霜を行わな
い時間、即ち冷却時間の設定は、冷却性能の保持及び残
氷発生抑制のために、例えば庫内に水分蒸発量の多い食
品を大量に収納した場合等、通常より過酷な条件を想定
して設定する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、除霜周期を、
例えば庫内に水分蒸発量の多い食品を大量に収納した場
合等、通常より過酷な条件を想定して設定していたた
め、通常の使用状態においては、まだ除霜の必要がない
のにも関わらず、除霜が行われてしまい、除霜ヒータの
通電頻度が増して消費電力量が増加するという問題点が
あった。この問題を解決するために、例えば冷却器内に
温度センサを搭載してその検知温度の変化により着霜量
を検知し、着霜量に応じた除霜を行うようにしたデマン
ド除霜方式が考えられている。このデマンド除霜方式で
は無駄な除霜を行うことがなくなり、適切な除霜制御が
期待できる。しかし、このデマンド除霜方式において
も、なお以下のような問題点があった。即ち、冷却器へ
の霜の付き方が毎回同じであれば、温度センサ1個を最
も霜の付きやすい箇所に搭載し、その検知温度がある一
定の温度に到達したら除霜を開始するようにすればよい
のであるが、実際には、下記の要因により、霜の付き方
が毎回同じとなるわけではなく、また固体差によっても
異なり、その結果、温度センサの搭載位置から離れたフ
ィンの間から目詰まりが発生し始める場合がある。その
ため、霜の付き方により、冷却器内の温度センサの検知
温度変化が毎回同じになるとは限らず、場合によっては
許容値をかなり超えた着霜量で除霜を開始することがあ
り、残氷の発生する可能性があった。
【0004】次に、上記の霜の付き方に変化が生じる要
因を述べる。上から冷蔵室、冷凍室及び野菜室等で構成
されたミッドフリーザタイプ等の冷蔵庫において、冷却
器への冷凍室からのリターン空気の流路は、左右2つあ
るが、冷凍室への負荷の入れ方に左右で偏りが生じた場
合、左右の吸い込み風量に差が生じる。例えば、空気の
流れが右側に偏った場合、冷却器において、右側の冷凍
室リターン空気の風量と冷却器中央部への冷蔵室・野菜
室リターン空気の風量との差が大きくなる。冷凍室・野
菜室仕切りにおいて左右の冷凍室リターン空気の風量の
バランスがくずれると、冷蔵室・野菜室リターン空気と
冷凍室リターン空気との圧力差(静圧)が大きくなり、
最も風量の多い右側の冷凍室リターン空気が風量の少な
い中央の冷蔵室・野菜室リターン空気の流路に侵入す
る。その結果、冷蔵室・野菜室リターン空気の流路が左
側にずれて着霜の仕方が左側にずれ、霜の付き方のパタ
ーンに変化が生じて温度センサの検知温度に通常とは異
なる温度変化パターンが発生する。その結果、霜の付き
方のパターンに応じて限界着霜量時の温度センサの検知
温度も異なることになる。この場合、冷却器に温度セン
サを複数個取り付けて温度検知すれば、精度よく除霜を
開始できることが期待されるがコストアップになり、ま
た温度センサの全てが故障してしまうと問題解決にはな
らない。このため、いかにして温度センサ1個を追加す
るだけで精度よく着霜量を検知できるかが大きな問題と
なっていた。また、温度センサが故障の場合は、永久に
除霜に入らないおそれがあるという問題もあった。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
着霜検知による除霜開始が異常の場合でも、限界着霜量
を超えるまでにユーザの使用状況等に応じた最適なタイ
ミングで除霜を行うことができて過着霜による残氷の発
生を抑えることができる冷蔵庫の除霜制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、冷却器の着霜を検知する着
霜検知手段の検知結果を基に除霜を行う冷蔵庫の除霜制
御装置において、毎回の除霜終了時から次に除霜を開始
するまでの冷却運転の実時間を計測するタイマ手段と、
該タイマ手段で計測された冷却運転の実時間が所定冷却
時間に到達したか否かを判定し、前記冷却運転の実時間
が前記所定冷却時間に到達したときは前記着霜検知手段
の検知出力とは無関係に除霜を開始するとともに今回計
測した前記冷却運転の実時間と前回までに計測した前記
冷却運転の実時間により前記所定冷却時間が最適値とな
るように補正する除霜制御手段とを有することを要旨と
する。この構成により、冷却運転時間が所定冷却時間に
到達したときに強制除霜を行う保護機能を付加したこと
で、ユーザの使用状況等により通常の設定着霜量では着
霜検知による除霜開始が不確実になるような場合でも、
確実に除霜を開始させることが可能となる。また所定冷
却時間設定値を最新の過去数回分の冷却運転時間により
補正することで、ユーザの使用状況等に合わせて最適な
所定冷却時間が自動設定される。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の冷蔵庫の除霜制御装置において、前記除霜制御手段
は、最新の過去数回分の前記冷却運転の実時間、前記着
霜の検知で除霜に入った回数及び前記冷却運転の実時間
が所定冷却時間に到達したことで除霜に入った回数を記
憶手段に記憶させておき、前記着霜の検知で除霜に入っ
た回数が所定回数より多い場合は当該着霜の検知で除霜
に入った冷却運転実時間のうちの最大値により前記所定
冷却時間を更新し、前記冷却運転の実時間が所定冷却時
間に到達したことで除霜に入った回数が所定回数より多
い場合は前記所定冷却時間を一段階長く更新するように
構成してなることを要旨とする。この構成により、所定
冷却時間の補正は、具体的には、最新の過去数回分の除
霜開始判定条件、即ち着霜検知による除霜開始か又は冷
却運転の実時間終了による除霜開始かの判定条件と冷却
運転時間により行われる。これにより、ユーザの使用状
況等に合わせた、より最適な所定冷却時間が自動設定さ
れる。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の冷蔵庫の除霜制御装置において、除霜所要時間を計測
するタイマ手段を有し、前記除霜制御手段は、前記タイ
マ手段で計測した除霜所要時間が所定除霜時間より長い
ときは、前記所定冷却時間を一段階短く更新するように
構成してなることを要旨とする。この構成により、除霜
所要時間が所定除霜時間より長く異常が検出されたとき
には、所定冷却時間を一段階、例えば1時間短く補正す
ることで、着霜検知状況が設定着霜量を超えて判断され
る状況が継続するような場合でも、その状況に合わせた
所定冷却時間が自動設定される。これにより、除霜時間
が異常に長くなって庫内食品に影響を与えること等が防
止される。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の冷蔵庫の除霜制御装置において、前記着霜検知手段
は、前記冷却器内における冷蔵室からのリターン空気の
流路上の空気温度を検知する冷却器内空気温度センサで
あることを要旨とする。この構成により、冷却時間の経
過とともに冷却器内における冷蔵室からのリターン空気
部に着霜が進行し、風量が減少して温度が低下する。着
霜検知手段として、この部分の温度を検知する冷却器内
空気温度センサを用いることにより、冷却器の着霜が的
確に検知される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施の形態の冷蔵庫の除霜制御
装置は、冷却器内に取り付けた温度センサにより着霜を
検知して除霜を開始するというデマンド制御を行うもの
であり、毎回の除霜終了時からの冷却運転実時間を計測
するタイマを設け、計測された実時間が設定された所定
値(所定冷却時間)になった場合に強制的に除霜を開始
する保護機能を設けるとともに、毎サイクルの除霜を開
始するまでの冷却運転の実時間を計測し、除霜サイクル
毎にその計測値の平均値で上記の所定値が最適値となる
ように補正するものである。まず図2、図3を用いて、
冷蔵庫及びその冷却器(エバポレータ)周辺の構成から
説明する。図2に示すように、冷蔵庫はミッドフリーザ
タイプで大きく分けて4室に仕切られており、上から冷
蔵室1、第1冷凍室2a、第2冷凍室2b、野菜室3で
構成されている。以下、第1冷凍室2a、第2冷凍室2
bを含めて冷凍室2と云う。4,5は冷凍サイクルにお
けるコンプレッサ(圧縮器)と冷却器(エバポレー
タ)、6は冷却器5で冷やされた冷気を庫内に循環させ
るファン、7は冷蔵室1・野菜室3への冷気の流れを制
御するモータダンパである。庫内冷却はファン6により
庫内に冷気を巡回させ、その流路は、冷蔵室1・野菜室
3と冷凍室2とで別々に構成されて、冷却器5に戻って
くるようになっている。8は冷凍室2内の温度を検知す
る冷凍室温度センサ、9は冷蔵室1内の温度を検知する
冷蔵室温度センサである。冷凍室温度センサ8の検出値
が所定の設定値に達すると冷凍サイクルが働き、ファン
6もこれに連動して回転する。また冷蔵室温度センサ9
の検出値によりモータダンパ7の開閉が制御されるよう
になっている。
【0011】図3は、冷却器5周辺を示している。冷却
器5の中央部に冷蔵室1・野菜室3のリターン空気が流
れ、その左右を冷凍室2のリターン空気が流れるように
構成されており、冷蔵室1・野菜室3のリターン空気の
流れる部分のほぼ中央部には、着霜検知手段となる冷却
器内空気温度センサ11が1個取り付けられている。こ
の冷却器内空気温度センサ11は、センサ固定具13に
より、冷却器5とは熱的に絶縁されて取り付けられてお
り、冷却器5内を流れる冷蔵室1・野菜室3からのリタ
ーン空気の温度を検出するようにしてある。また、冷却
器5の左上には、冷却器5自体の温度を検知する除霜復
帰温度センサ12が取り付けられており、除霜時にはこ
の除霜復帰温度センサ12の検出値が所定の温度になっ
た場合に除霜ヒータの通電を終了する構成となってい
る。
【0012】次いで、図1のブロック図を用いて、除霜
制御装置の構成を説明する。冷凍室温度センサ8と冷蔵
室温度センサ9がコンプ・ダンパ制御部14に接続され
ている。コンプ・ダンパ制御部14は、冷凍室温度セン
サ8と冷蔵室温度センサ9の各検出値に基づいてモータ
ダンパ駆動部15及びコンプレッサ駆動部16に制御信
号を送出してコンプレッサ4とモータダンパ7のON/
OFFを制御し、またモータダンパ7の開閉信号を除霜
制御手段としての除霜制御部17に送るようになってい
る。除霜制御部17には冷却器内空気温度センサ11と
除霜復帰温度センサ12が接続されている。また除霜制
御部17には、それぞれタイマ手段となる第1のタイマ
18、第2のタイマ19及び第3のタイマ20が付設さ
れ、さらに後述する冷却運転の実時間等を記憶する記憶
手段としてのメモリ21が付設されている。コンプ・ダ
ンパ制御部14、除霜制御部17、第1、第2、第3の
タイマ18,19,20及びメモリ21等はマイコン2
3で構成されている。コンプ・ダンパ制御部14から除
霜制御部17にモータダンパ7の開信号が送られた場
合、即ち冷蔵室1・野菜室3の冷却開始時から第1のタ
イマ18で一定時間を計測する。除霜制御部17は、こ
の一定時間経過後から次にモータダンパ7が閉となるま
での間、冷却器内空気温度センサ11の検知温度を入力
する。第1のタイマ18による上記の一定時間の計測値
は、図4に示すように、コンプレッサON・モータダン
パを開してから、冷凍サイクルの過渡応答及び冷却器内
空気温度センサ11の熱追従性を考慮して設定し、冷凍
サイクル及び冷却器内空気温度センサ11の温度が安定
(平衡状態)状態に到達してから冷却器内空気温度セン
サ11の検知温度が入力できるように設定する。そして
冷却器内空気温度センサ11の検知温度が予め設定して
おいた所定値以下となった場合に除霜ヒータ駆動部22
に駆動信号を送出して除霜を開始する。第3のタイマ2
0は冷却運転の実時間を計測するタイマであって、毎回
の除霜終了時にリセットされてカウントを開始する。そ
して、このカウント値が設定された所定冷却時間に達し
た場合、除霜制御部17は、上記の冷却器内空気温度セ
ンサ11の検知温度とは無関係に除霜ヒータ駆動部22
に駆動信号を送出して除霜を開始するとともに第3のタ
イマ20の実時間カウント値をウエイトさせ、メモリ2
1にその実時間カウント値を記憶させるようになってい
る。なお、メモリ21への記憶のさせ方は、最新の過去
数回分の実時間データを記憶させるため、最も古いデー
タに最新のデータを上書きする方式をとっている。第2
のタイマ19は、除霜所要時間を計測するタイマであ
る。
【0013】図5は、着霜が進んだ場合の冷却器内部温
度(冷却器内空気温度センサ11の検知温度)の温度変
化を示している。このデータは、横軸に試験開始からの
運転時間をとり、モータダンパ7のON/OFFサイク
ル毎の検知温度をプロットしたものである。時間ととも
に冷却器中央部(冷蔵室・野菜室からの空気リターン
部)に着霜が進行し、冷却器内空気温度センサ11に当
たる風量が減少して検知温度が低下し、完全に詰まると
最終的には冷却器温度と同じ温度になる。前記の所定値
は、例えば−25℃に設定し、限界除霜量となるまでに
除霜に入るようにしている。
【0014】次に、図6のフローチャートを用いて、第
1の制御方法を説明する。電源投入時の初期設定では、
除霜制御部17は、第3のタイマ20に予め実験的に決
定した冷却運転実時間の初期値を設定し、第3のタイマ
20をスタートさせる。この初期設定実時間は例えば夏
場の一般的な使用状態での平均時間(48時間)に設定
しておく(ステップ101)。冷却運転時には、除霜制
御部17は着霜検知区間時に(ステップ102)、冷却
器内空気温度センサ11の検知温度が所定値より低下し
たか否か、即ち着霜したか否かを判断する(ステップ1
03)。冷却器内空気温度センサ11の検知温度により
着霜を検知していない場合には、そのまま冷却運転を続
け(ステップ104)、第3のタイマ20の実時間カウ
ント値が設定した所定冷却時間を超えたか否かを判断す
る(ステップ105)。所定冷却時間を超えていない場
合は(ステップ105のNo)、再び冷却器内空気温度
センサ11の検知温度による着霜検知判断へ戻る。そし
て、冷却器内検知温度により着霜を検知したか又は冷却
運転実時間が所定冷却時間を超えたと判断した場合は
(ステップ103のYes,105のYes)、第3の
タイマ20でカウントした実時間データを読み出してメ
モリ21へ保存し、また着霜検知で除霜開始を判断した
か又は実時間終了で除霜開始を判断したかもメモリ21
へ保存するとともに(ステップ106)、コンプレッサ
4及びファン6を停止し、除霜ヒータ駆動部22に駆動
信号を送出して除霜を開始する(ステップ107)。そ
して除霜終了を判断した時点で(ステップ108のYe
s)、メモリ21に保存しておいた最新の過去7回分の
実時間データを読み出す(ステップ109)。着霜検知
で除霜に入った回数が例えば6回以上あれば(ステップ
110のYes)、着霜検知で除霜に入った冷却運転実
時間データのうちMAX時間を選定してこれを所定冷却
時間設定値とし(ステップ111)、実時間で除霜に入
った回数が半数以上であれば(ステップ112のYe
s)、所定冷却時間設定値を前回の設定値に対し単位時
間分、例えば1時間づつ延長する(ステップ113)。
そして次回の実時間判定からは、その選定した所定冷却
時間設定値でもって実時間の判定を行う。なお冷却器内
空気温度センサ11の故障時には、MIN時間を記憶し
ておき、その値を設定することも可能である。
【0015】上述したように、本制御方法によれば、デ
マンド除霜制御に、冷却運転実時間が、設定した所定冷
却時間を超えた場合に強制除霜を行う保護機能を付け加
えたことにより、ユーザの使用状況により通常の設定着
霜量では除霜開始の着霜を正確に検出できない場合や冷
却器内空気温度センサ11の故障時等で着霜検出が不可
となった場合でも確実に除霜を開始できるとともに、こ
の所定冷却時間設定値を最新の過去数回分の除霜開始判
定条件と除霜開始までの冷却運転時間により補正してい
るため、所定冷却時間設定値がユーザの使用状況に合わ
せて最適な時間に自動設定できるので、着霜検知による
除霜開始が異常の場合でも適切な除霜時期を決定でき、
過着霜による残氷発生を防止することができる。
【0016】図7のフローチャート及び図8を用いて、
第2の制御方法を説明する。本制御方法は、前記第1の
制御方法に対し、除霜に要した時間を求め、この除霜所
要時間が予め設定した所定除霜時間を超えたか否かで、
前記の所定冷却時間設定値を可変するものである。図7
のフローチャートは、図6のフローチャートの(A)−
(B)間の入れ替え部分についてのみ示してある。冷却
器内検知温度により着霜を検知したか又は冷却運転実時
間が所定冷却時間を超えたと判断した場合に、n回目の
除霜開始判定条件及び冷却運転実時間測定データを保存
した後(ステップ201)、除霜を開始し(ステップ2
02)、除霜所要時間を計測する第2のタイマ19をス
タートさせる(ステップ203)。そして除霜終了を判
断した時点で(ステップ204のYes)、第2のタイ
マ19の除霜時間カウント値と予め設定した所定除霜時
間とを比較する(ステップ205)。この所定除霜時間
は着霜検知の設定着霜量に対応する除霜時間を予め求め
て定めておく。即ち、図8に示すように着霜量と除霜時
間は比例関係にあり、この関係を実験的に求めて所定除
霜時間を定める。ここでは、検知着霜量を限界着霜量で
ある450ccとし、そのときの除霜時間48分を所定
除霜時間としている。比較の結果、第2のタイマ19の
除霜時間カウント値が所定除霜時間より大きい場合(異
常検出時)は(ステップ205のYes)、この判定結
果をn回目の判定結果としてメモリ21に保存し(ステ
ップ206)、所定冷却時間設定値を前回の設定値に対
し単位時間分、例えば1時間短縮する(ステップ20
7)。一方、第2のタイマ19の除霜時間カウント値が
所定除霜時間より小さい場合(正常時)は(ステップ2
05のNo)、n回目の判定結果をメモリ21に保存し
た後(ステップ208)、メモリ21に保存しておいた
最新の過去7回分の実時間データを読み出し(ステップ
209)、全回数において除霜所要時間判定がOKとな
れば(ステップ210のYes)、前記第1の制御方法
と同様に、着霜検知で除霜に入った回数が例えば6回以
上あれば(ステップ211のYes)、着霜検知で除霜
に入った冷却運転実時間データのうちMAX時間を選定
して(ステップ212)、これを所定冷却時間設定値と
して(ステップ213)、実時間で除霜に入った回数が
半数以上であれば(ステップ214のYes)、所定冷
却時間設定値を前回の設定値に対し単位時間分、例えば
1時間づつ延長する(ステップ215)。一方、全回数
において除霜所要時間判定が1回でもNGであれば(ス
テップ210のNo)、上記の所定冷却時間設定値の更
新は行わずに冷却運転に戻る。
【0017】上述したように、本制御方法によれば、除
霜所要時間により前回の着霜検知状況及び保護用の所定
冷却時間設定値の良否を判断し、除霜所要時間が所定除
霜時間より大きく異常が検出されたときには、所定冷却
時間設定値を前回設定値よりも短くするようにしたた
め、着霜検知状況が設定着霜量を超えて判断する状況が
継続するような場合でも、その状況に合わせて所定冷却
時間を設定でき、異常に除霜が長くなって庫内食品に影
響を与えることがなくなり、また過着霜による残氷発生
も防止でき、あらゆる状況に応じて適切なタイミングで
除霜を開始することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、冷却器の着霜を検知する着霜検知手段の検
知結果を基に除霜を行う冷蔵庫の除霜制御装置におい
て、毎回の除霜終了時から次に除霜を開始するまでの冷
却運転の実時間を計測するタイマ手段と、該タイマ手段
で計測された冷却運転の実時間が所定冷却時間に到達し
たか否かを判定し、前記冷却運転の実時間が前記所定冷
却時間に到達したときは前記着霜検知手段の検知出力と
は無関係に除霜を開始するとともに今回計測した前記冷
却運転の実時間と前回までに計測した前記冷却運転の実
時間により前記所定冷却時間が最適値となるように補正
する除霜制御手段とを具備させたため、冷却運転時間が
所定冷却時間に到達したときに強制除霜を行う保護機能
を付加し、またその所定冷却時間設定値を最新の過去数
回分の冷却運転時間により補正することで、着霜検知に
よる除霜開始が異常の場合でも、確実、かつ最適なタイ
ミングで除霜を開始させることができて過着霜による残
氷の発生を抑えることができる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、前記除霜制
御手段は、最新の過去数回分の前記冷却運転の実時間、
前記着霜の検知で除霜に入った回数及び前記冷却運転の
実時間が所定冷却時間に到達したことで除霜に入った回
数を記憶手段に記憶させておき、前記着霜の検知で除霜
に入った回数が所定回数より多い場合は当該着霜の検知
で除霜に入った冷却運転実時間のうちの最大値により前
記所定冷却時間を更新し、前記冷却運転の実時間が所定
冷却時間に到達したことで除霜に入った回数が所定回数
より多い場合は前記所定冷却時間を一段階長く更新する
ように構成したため、所定冷却時間の補正を、具体的
に、最新の過去数回分の除霜開始判定条件、即ち着霜検
知による除霜開始か又は冷却運転の実時間終了による除
霜開始かの判定条件と冷却運転時間により行うことで、
ユーザの使用状況等に合わせた、より最適な所定冷却時
間を自動設定することができる。
【0020】請求項3記載の発明によれば、除霜所要時
間を計測するタイマ手段を有し、前記除霜制御手段は、
前記タイマ手段で計測した除霜所要時間が所定除霜時間
より長いときは、前記所定冷却時間を一段階短く更新す
るように構成したため、除霜所要時間が所定除霜時間よ
り長く異常が検出されたときには、所定冷却時間を一段
階短く補正することで、着霜検知状況が設定着霜量を超
えて判断される状況が継続するような場合でも、その状
況に合わせた所定冷却時間を自動設定することができ
る。したがって、除霜時間が異常に長くなって庫内食品
に影響を与えることがなくなり、またあらゆる状況に応
じた適切なタイミングで除霜を開始することができて過
着霜による残氷の発生を抑えることができる。
【0021】請求項4記載の発明によれば、前記着霜検
知手段は、前記冷却器内における冷蔵室からのリターン
空気の流路上の空気温度を検知する冷却器内空気温度セ
ンサとしたため、冷却器の着霜を容易、確実に検知する
ことができて、着霜検知による除霜開始を的確に行わせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷蔵庫の除霜制御装置の実施の形
態を示すブロック図である。
【図2】上記実施の形態に適用される冷蔵庫の内部構成
を示す断面図である。
【図3】上記冷蔵庫における冷却器周辺の構成を示す図
である。
【図4】上記実施の形態において除霜制御部への温度情
報の入力タイミングを説明するための図である。
【図5】上記実施の形態において着霜が進んだ場合の冷
却器内空気温度センサの検知温度の変化例を示す図であ
る。
【図6】上記実施の形態における第1の制御方法を説明
するための制御フローチャートである。
【図7】上記実施の形態における第2の制御方法を説明
するための制御フローチャートである。
【図8】上記実施の形態において着霜量と除霜所要時間
との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 冷蔵室 5 冷却器 11 着霜検知手段となる冷却器内空気温度センサ 17 除霜制御部(除霜制御手段) 19 除霜所要時間を計測する第2のタイマ(タイマ手
段) 20 冷却運転の実時間を計測する第3のタイマ(タイ
マ手段) 21 メモリ(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楠 敦 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内 (72)発明者 津国 恒二 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 朝倉 啓明 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却器の着霜を検知する着霜検知手段の
    検知結果を基に除霜を行う冷蔵庫の除霜制御装置におい
    て、毎回の除霜終了時から次に除霜を開始するまでの冷
    却運転の実時間を計測するタイマ手段と、該タイマ手段
    で計測された冷却運転の実時間が所定冷却時間に到達し
    たか否かを判定し、前記冷却運転の実時間が前記所定冷
    却時間に到達したときは前記着霜検知手段の検知出力と
    は無関係に除霜を開始するとともに今回計測した前記冷
    却運転の実時間と前回までに計測した前記冷却運転の実
    時間により前記所定冷却時間が最適値となるように補正
    する除霜制御手段とを有することを特徴とする冷蔵庫の
    除霜制御装置。
  2. 【請求項2】 前記除霜制御手段は、最新の過去数回分
    の前記冷却運転の実時間、前記着霜の検知で除霜に入っ
    た回数及び前記冷却運転の実時間が所定冷却時間に到達
    したことで除霜に入った回数を記憶手段に記憶させてお
    き、前記着霜の検知で除霜に入った回数が所定回数より
    多い場合は当該着霜の検知で除霜に入った冷却運転実時
    間のうちの最大値により前記所定冷却時間を更新し、前
    記冷却運転の実時間が所定冷却時間に到達したことで除
    霜に入った回数が所定回数より多い場合は前記所定冷却
    時間を一段階長く更新するように構成してなることを特
    徴とする請求項1記載の冷蔵庫の除霜制御装置。
  3. 【請求項3】 除霜所要時間を計測するタイマ手段を有
    し、前記除霜制御手段は、前記タイマ手段で計測した除
    霜所要時間が所定除霜時間より長いときは、前記所定冷
    却時間を一段階短く更新するように構成してなることを
    特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の除霜制御装置。
  4. 【請求項4】 前記着霜検知手段は、前記冷却器内にお
    ける冷蔵室からのリターン空気の流路上の空気温度を検
    知する冷却器内空気温度センサであることを特徴とする
    請求項1記載の冷蔵庫の除霜制御装置。
JP15442496A 1996-06-14 1996-06-14 冷蔵庫の除霜制御装置 Pending JPH102660A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017215108A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 シャープ株式会社 冷蔵庫

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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