JPH10266427A - パネル支持具とこれを用いた自立式パネル体 - Google Patents

パネル支持具とこれを用いた自立式パネル体

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JPH10266427A
JPH10266427A JP7631697A JP7631697A JPH10266427A JP H10266427 A JPH10266427 A JP H10266427A JP 7631697 A JP7631697 A JP 7631697A JP 7631697 A JP7631697 A JP 7631697A JP H10266427 A JPH10266427 A JP H10266427A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用する空間に応じた自由なデザインのパネル
を用いて間仕切等を容易に施工し得るパネル支持具と、
これを用いた自立式パネル体を提供する。 【解決手段】強化ガラスからなるパネル2に穿設した貫
通孔6に一側から進入するボルト12と、これと螺合し
てパネル2を挟持するボルト受け16からなる組を複数
組有し、これらの複数組を互いに平行且つ対称の位置に
おいてアーム18を介して結合する中央軸部20と、こ
の中央軸部20と水平方向に同軸状にスライド可能、及
び/又は断面方向に回転可能に嵌合する固定部32を有
する支持体30とから構成されるパネル支持具10。係
る支持具10によって中央付近を支持された複数のパネ
ル2からなる間仕切たる自立式パネル体1も含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば強化ガラ
ス、樹脂板、金属板等のパネルを建物内での床面、天井
面、又は壁面から、或いは屋外の基礎上等に支持するた
めのパネル支持具と、この支持具を用いた自立式パネル
体に関する。
【0002】
【従来の技術】建物内の空間を仕切る間仕切には、厚板
のパネルを用いた堅牢な構造のものの他に、透明又は半
透明のガラス板や樹脂板等を用いて圧迫感や閉塞感を和
らげるソフトタイプのものも使用されている。例えば、
図7(A)に示すように、略腰又は胸の高さ程度で室内を
仕切る間仕切200は、フロア201上に複数の角筒状
のポスト202を長手方向に沿って等間隔に立設し、ポ
スト202間のフロア201上に下レール204を、各
ポスト202の上端に跨って長尺な上レール203を配
設し、これらに囲まれた矩形の各空間内に強化ガラス等
からなるパネル208を装入している。具体的には、図
7(B)に示すように、断面チャンネル形状の上下の各レ
ール203,204の開口部内に、パネル208の周囲
に配置した縁材206を嵌合している。
【0003】また、図7(C)に示すように、室内をその
略全高さで仕切る間仕切210は、フロア211と天井
212間に複数の角筒状のポスト214を長手方向に沿
って等間隔に立設し、ポスト214間のフロア211上
に下レール215を、各ポスト214の上部間と上端間
において中レール217と上レール216を配設し、隣
接する一対のポスト214と下・中レール215,21
7に囲まれた矩形の空間内に、強化ガラス等からなるパ
ネル218を図示しない樹脂製の縁材を介して装入した
ものである。
【0004】また、図7(D)に示すように、衝立て状の
間仕切220は、左右一対のポスト224と、それらの
間の上下に配設される上・下レール226,227に囲
まれた矩形の空間内に、ガラス又は薄板等のパネル22
8を直接、又は図示しない縁材を介して装入し、且つ各
ポスト224の下端に設けたベース222を介してフロ
ア221上に自立させている。以上の間仕切のように、
ソフトな室内空間を得るため、透明、半透明、又は半透
明色のガラスや樹脂板をパネル208,218,228
に使用している。
【0005】
【発明が解決すべき課題】しかし、前記の各形態の間仕
切200等は、何れもパネル208等を直接、又は縁材
206等を介して、ポスト202等と上・下レール20
3,204等に囲まれた矩形の空間内に装入しているた
め、間仕切のデザインが制限されている。即ち、パネル
自体のアウトラインを露出できない為、四角なデザイン
にならざるを得ない。このため、室内デザインの自由度
が制限されるという問題がある。また、前記の各間仕切
200等は、何れもパネル208等を取付けるため、多
数の部材を必要とするため、施工する上で手間と工数が
嵩むという問題もある。本発明は、以上の従来の技術が
抱える問題点を解決し、仕切る空間に応じてパネル自体
のデザインの自由度を得ると共に、施工も容易にするパ
ネル支持具とこれを用いた自立式パネル体を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、空間を仕切るパネル自体を任意の位置で
直接フロア等に支持する支持具を用いることに着想して
成されたものである。即ち、本発明のパネル支持具は、
パネルに穿設した貫通孔に一側から進入するボルトと、
このボルトと螺合する雌ネジ孔を有し、上記パネルを上
記ボルトと共に挟持するボルト受けからなる組を複数組
有し、このボルトとボルト受けの各組を互いに略対称の
位置においてそれぞれアームを介して結合する中央軸部
と、この中央軸部と水平方向又は垂直方向にスライド可
能、及び/又は断面方向に回転可能に嵌合する固定部を
有する支持体とからなることを特徴とする。
【0007】係る支持具により、周縁を任意の形状にデ
ザインされたパネルを、その任意の位置においてフロア
上等に支持した例えば間仕切を得ることが可能となる。
また、前記ボルト受けの雌ネジ孔が前記中央軸部の中心
軸に対し、略平行か又は傾斜して結合されるパネル支持
具も含まれる。この傾斜には、水平方向と垂直方向の双
方が含まれる為、3次元方向に雌ネジ孔の向きを設定し
得る。これにより、パネルの面方向(厚さ方向と直角な
方向)に対して垂直に挟持すると共に、パネルの配置方
向性や断面形状に自由度を与えることが可能となる。
【0008】更に、前記ボルト受けが、その両端に一対
の雌ネジ孔を略同軸状に有しており、これらの各雌ネジ
孔に前記ボルトが前記パネルをそれぞれ挟持して螺入す
るパネル支持具も含まれる。これによって、一対のパネ
ル、又は互いに隣接し合う二組のパネル群を略平行にし
て支持することが可能になる。加えて、前記支持体が床
上等に載置又は固定されるベースを有すると共に、この
支持体における前記中央軸部と嵌合する固定部と上記ベ
ースとの間で伸縮可能に構成されているパネル支持具も
含まれる。これにより、パネルを設置する位置を一層自
由に設定することが可能となる。
【0009】また、本発明は、以上のパネル支持具を用
いた自立式パネル体であって、パネルに穿設した複数の
貫通孔の一側から前記ボルトを進入させ、前記ボルト受
けの雌ネジ孔に螺合させて上記パネルを挟持するか、互
いに略面方向に連続して隣接する複数のパネルの隣接部
において、各パネルに穿設した貫通孔の一側から前記ボ
ルトを進入させ、前記ボルト受けの雌ネジ孔に螺合させ
て上記複数のパネルを挟持することを特徴とする自立式
パネル体も提案する。これにより、単数のパネルを用い
た自立式パネル体は勿論、複数のパネルを少ない支持具
によって直線状に又は任意の形状に連続させて自在に設
置することが可能となる。
【0010】更に、前記パネルが平坦面、折曲稜、又は
湾曲面を有するか、或いは複数の隣接するパネル全体が
連続した平坦面、折曲面、又は湾曲面を形成する自立式
パネル体も含まれる。これらにより、パネル自体のデザ
イン形状の自由度は勿論、隣接し合う複数のパネルによ
っても各種のデザインを形成することができ、各種の空
間に応じて自由なデザインのパネル体を形成することが
可能となる。尚、上記自立式パネル体には、前記間仕切
の他に、同様にフロア上に設置する袖壁状の仕切り、案
内パネル、看板等や、天井から吊り下げる案内パネル、
看板、防煙垂れ幕等、或いは壁面から水平又は傾斜して
突出する棚板や案内表示板、ハンドレール等も含まれ
る。また、建物内の内装用に限らず、屋外の路上や基礎
上に設置する案内パネル、看板、住居や史跡表示板等も
含まれる。また、パネルには、強化ガラス、アクリル
板、鋼板、アルミニウム板等の単一板の他、比較的薄肉
の片面が平坦な裏打ち補強板や、一対の薄板間に芯材を
充填した各種のサンドイッチパネルも含まれる。
【0011】
【実施の形態】以下において、本発明の実施に好適な形
態を図面と共に説明する。図1(A)は、フロアF上に立
設された自立式パネル体である間仕切1を示す。この間
仕切1は、上辺4を中央部が上方に突出するよう緩く湾
曲させた半透明のパネルたる強化ガラス2を複数枚連続
させたものである。係る上辺4を連続させることで、緩
いサインカーブを間仕切1の上部に形成する。上記の各
強化ガラス2は、約8mmの厚さを有し、その中央のやや
下寄り位置に四個の貫通孔6を互いに対称に穿設してい
る。これらの貫通孔6を貫通するボルト12を含むパネ
ル支持具10によって、各強化ガラス2はフロアF上に
立設される。
【0012】この支持具10は、図1(B)及び図2(A)
に示すように、上記強化ガラス2の貫通孔6に一側から
進入するボルト12と、このボルト12と螺合する雌ネ
ジ孔14を中心に有するボルト受け16からなる組の四
組を平行且つ対称に有し、各ボルト受け16をそれらの
中心位置においてアーム18を介して結合する平行な中
央軸部20と、該中央軸部20と水平(同軸)方向にスラ
イド可能、及び断面方向に回転可能に嵌合する固定部3
2を有する支持体30とから構成されている。強化ガラ
ス2は、貫通孔6を貫通したボルト12のボルト頭13
と、反対側のボルト受け16のフランジ15とに挟まれ
て固定される。このボルト頭13及びフランジ15と強
化ガラス2との間には、薄肉の樹脂又はゴムからなるリ
ングパッキング(図示せず)等が介在する。尚、図2(B)
に示すように、ボルト12に替えて、平らなボルト頭1
3′を有するボルト12′を用いると強化ガラス2の片
面を平坦にすることができる。但し、予め前記貫通孔6
の一側の周縁を緩い円錐形に形成しておく必要がある。
【0013】また、図2(C)に示すように、支持具10
の中央軸部20の後端(図中右方)には、前記固定部32
を嵌合させる凹部22が形成され、図2(A)に示すよう
に、その外周面には四個の平坦面24と長円形の通し孔
26とが対称に形成されている。この各通し孔26を貫
通するネジ28は、上記凹部22に嵌合する上記固定部
32の一端側に明けた各雌ネジ孔34にそれぞれ螺合す
る。この螺合に先立ち、上記凹部22を活用して中央軸
部20と固定部32を同軸(水平)方向にスライドして水
平方向における固定すべき位置を調整する。また、上記
通し孔26と雌ネジ孔34が複数の位置にて連通するよ
うにすることで、中央軸部20と固定部32をそれぞれ
の断面方向に回転させて固定位置を調整することもでき
る。
【0014】そして、支持体30は、図1(B)に示すよ
うに、前記固定部32の他端に設けたスリーブ36を垂
直に貫通する上ポスト38と、フロアF上に載置される
ベース40の中央から立設する下ポスト42と、これら
上・下ポスト38,42を相対移動可能にして固定する
締付けリング46とからなる。細径の上ポスト38の下
部は、太径の下ポスト42の中空部(図示せず)内に挿入
され、下ポスト42の上端に垂直に複数のスリット47
を設け、その周面に刻設した雄ネジ(図示せず)に内周面
に雌ネジを有する締付けリング46を螺合することで、
上ポスト38、即ち固定部32、中央軸部20、及び各
ボルト受け16とボルト12からなる組の高さを所望の
位置に調整することができる。尚、ベース40は、広い
面積を有するか、複数の長い脚を有する場合は、そのま
まフロアF上に置くだけでも良いが、そうでない場合に
は、周囲に明けた複数の通し孔48を貫通するアンカー
ボルト49によって固定することもできる。何れの場合
でも、パネルたる強化ガラス2は、係る支持具10によ
ってフロアFに接するか、又は僅かの隙間を明けて支持
される。
【0015】尚、前記ボルト12,12′は、高力ボル
ト(JIS B1186-1979)、構造用鋼、ステンレス鋼製の他、
アルミニウム合金(JIS A6061-T6,A2024-T4)製、或いは
チタン合金製のものを用いることもできる。また、前記
各ボルト受け16、アーム18、及び中央軸部20は、
それぞれ別体の部材を溶接等によって結合しても良い
が、アルミニウム合金からなる断面略X形状の押出型材
を切削加工したものや、アルミニウム合金や亜鉛合金等
からなるダイキャスト材を用いることもできる。更に、
支持体30は、図2(D)に示すように、固定部32の他
端に直にベース40を直角に設けたものとしても良い。
この場合、ベース40に穿設した通し孔48を貫通する
図示しないボルトにより、別のポストや壁面等に取付け
られる。
【0016】図3は、異なる形態の自立式パネル体たる
間仕切に関する。尚、以下において前記の要素や部分と
同じか同様の要素等には、同じか同様の符号を用いる。
同図(A)に示す間仕切(パネル体)50は、矩形の強化ガ
ラス(パネル)52を復数枚直線状に配置し、各ガラス5
2同士の隣接部において前記支持具10を介してフロア
F上に支持したものである。即ち、各強化ガラス52の
両側縁には予め対称に2個ずつの貫通孔6が穿設してあ
る。そして、一つのパネル支持具10における左右の各
ボルト12を上記貫通孔6に進入させ、反対側のボルト
受け16に螺入させ挟持することにより、各ガラス52
は図示のように左右の支持具10によって支持されると
共に、互いに連続して間仕切50を構成する。係る間仕
切50は比較的長い室内空間を直線状に仕切る場合に有
効である。
【0017】また、図3(B)に示す間仕切(パネル体)5
4は、上下辺を中央部が緩く突出する湾曲形状とした強
化ガラス(パネル)56,56を直線状に配置し、ガラス
56毎にその下部中央付近でパネル支持具10に取付け
られ、フロアFとの間に隙間を明けてフロアF上に支持
されると共に、図中左方のガラス56の左側辺を側壁K
に線接触させた袖壁状のものである。この間仕切54に
よれば、建物内の空間をソフトな感覚によって仕切るこ
とができ、施工の手間も少なくて済む。更に、図3(C)
に示す間仕切(パネル体)58は、直角又は任意の角度を
持って矩形の強化ガラス(パネル)52,52を各側辺で
隣接させると共に、それぞれのガラス52の下部中央付
近でパネル支持具10に取付けられ、フロアとの間に隙
間を明けてフロア上に支持するものである。
【0018】係る間仕切58によれば、室内空間を平面
視にて直角又は任意の角度を持って仕切ることができ、
且つ複数の強化ガラス52を鈍角にて隣接させることに
より、長手方向に沿って緩いカーブを付して仕切ること
もできる。尚、各強化ガラス52,56は透明の他、半
透明や光透過可能なカラーを施したもの、或いは表面に
各種の模様を付したもの等を用いることもできる。ま
た、間仕切54,58において互いに隣接する各強化ガ
ラス52,56のフロアFからの高さを、支持具10の
前記支持体30を活用して僅かずつ異ならしめることも
可能であり、一層多様なデザインを提供することが可能
となる。
【0019】図4は異なる形態のパネル支持具に関す
る。即ち、同図(A)に示す前記支持具10のように、中
央軸部20の周囲にこれと平行で互いに対称な四個のボ
ルト受け16をアーム18を介して結合するものに限ら
ず、図4(B)に示す支持具60のように、中央軸部20
の左右と上方に三個のボルト受け16をアーム18を介
して結合するものにしても良い。また、図4(C)に示す
ように、中央軸部20の左右に二個のボルト受け16を
対称に配置した支持具62としたり、図4(D)に示すよ
うに、中央軸部20の周囲にこれと平行で且つ互いに対
称に六個のボルト受け16をアーム18を介して結合す
るパネル支持具64とすることもできる。
【0020】上記支持具62は最も簡素な構成とするこ
とができ、また、支持具64は比較的厚板の重いパネル
を支持する場合に好適である。尚、上記支持具62の各
ボルト受け16を中央軸部20に対して上下に対称に配
置することもできる。更に、図4(E)に示すように、支
持体30に上下二個の中央軸部20を平行に取付け、下
側の軸部20の左右に二個のボルト受け16を対称に配
置すると共に、上側の軸部20の斜め上方に二個のボル
ト受け16を対称に配置するパネル支持具66としても
良い。この支持具66により、各ボルト受け16同士の
間隔を広くすることもできる。
【0021】図4(F)は別異のパネル支持具68に関
し、その両側に一対の強化ガラス等のパネルを支持する
ものである。即ち、前記支持具10と同様に中央軸部2
0の周囲にこれと平行で且つ互いに対称に四個のボルト
受け16をアーム18を介して結合している。各ボルト
受け16の長手方向の両端に雌ネジ孔14,14をそれ
ぞれ同軸状に形成し、各々にボルト12′を螺合するも
のである。尚、中央軸部20は、支持体30上端の固定
部32と垂直方向にスライド可能に嵌合する。図4(G)
は該支持具68を用いた間仕切(パネル体)70の部分側
面図を示す。各ボルト受け16の両側には、一対のパネ
ルたる強化ガラス2(52,56)がボルト12′により取付
られ、且つ支持具68の支持体30はそのベース40と
共に一対の強化ガラス2,2間に納められる。係る間仕
切70によれば、支持具68がガラス2,2間から突出
せず、且つ平行なガラス2の配列により、一層ソフトな
感覚で室内を仕切ることができる。尚、間仕切70に
は、上記各支持具60,62,64,66を適用するこ
ともできる。また、これらの支持具60〜68を前記間
仕切50のように隣接するガラス2,2間に配置すると
こも可能である。
【0022】図5は異なる形態の自立式パネル体に関す
る。同図(A)は前記パネル支持具62を用いた防煙垂れ
幕(パネル体)72を示し、天井面Tに複数の支持具62
をその支持体30を介して固定し、それらの間に耐熱ガ
ラスや同様の樹脂からなる横長のパネル74を前記同様
にボルト12とボルト受け16とで挟持し、且つ複数の
パネル74を長手方向に沿って連続させたものである。
この防煙垂れ幕72は、支持具62のみを等間隔に天井
面Tに取付けるだけで、容易に各パネル74を支持し得
るので、従来の防煙垂れ幕のようにパネルの周囲に配置
する縁材を省略でき、施工の手間も要さず、明るい室内
空間を提供することもできる。
【0023】また、図5(B)は天井面Tから吊り下げた
案内パネル(パネル体)76を示し、丸い隅部を有する例
えばカラー樹脂板からなるパネル78を前記支持具10
によって支持するものである。この場合、前記ボルト1
2′を用いるとパネル78の表面に突出部がなくなり、
その表面を広く活用できる。また、前記支持具68を用
いることにより、一対のパネル78を平行に支持できる
ので、案内表示体としての機能を更に高めることも可能
になる。
【0024】更に、図5(C)は、フロアF上又は路上等
に前記支持具10を介して立設した看板(パネル体)80
を示す。係る看板80に用いるパネル82は、合板、樹
脂板、金属板、又は薄いサンドイッチパネルを用いる。
この看板80にも、前記ボルト12′を用いてパネル8
2の表示面積を広げたり、前記支持具68を用いて一対
のパネル82を平行に支持することも可能である。ま
た、一枚のパネル82に対し、支持具10等を左右に2
個用いても良い。更に、パネル82の表示内容によって
は、住居表示、史跡表示等にも適用することもできる。
【0025】また、図5(D)は、側壁Kに支持具10′
をその支持体30のベース40を介して固定し、この支
持具10にパネル86を水平に支持した棚板(パネル体)
84を示す。この場合、パネル86には前記ボルト1
2′用の貫通孔88のみを穿設するだけで、棚板84を
形成できる。この支持具10′は、固定部32の側面に
支持体30の水平片37を直角に固定したものである。
尚、支持具10′の中央軸部20をその支持体30に対
して傾斜させたり、或いは後述するように、中央軸部2
0に対して各ボルト受け16を所望の角度に傾斜させる
ことで、パネル86を側壁に対し斜めに支持でき、例え
ば施設内の案内板や、展示場の説明用パネルにも適用す
ることが可能である。
【0026】更に、図5(E)に示すように、側壁Kに中
央軸部20と各ボルト受け16を水平向きにした支持具
10″を固定し、これに幅の狭い長尺なパネル92を垂
直に支持させることにより、屋内用等のハンドレール
(パネル体)90を構成することもできる。上記支持具1
0″は、固定部32と支持体30の水平片37を同軸状
に固定したものである。この場合、前記支持具62を用
いたり、又は上記パネル92の上方に別の握り易い円形
断面等のレール(図示せず)を平行に取付けたり、更には
上記パネル92の上辺自体を長手方向に沿って握り易い
断面円形状にすることも可能である。
【0027】図6は、更に異なる形態のパネル用支持具
に関する。同図(A)は、垂直方向に折曲稜97を有する
折曲パネル96と、該パネル96を支持する支持具10
0の平面図を示す。この支持具100は、中央軸部11
0の左右側面に上下一対の円弧形フランジ112を突設
し、ボルト114と図示しないナットにより、左右のボ
ルト受け106をそれらの各アーム108と共に、水平
方向に回転可能にして所望の角度で固定するものであ
る。前記同様に各ボルト受け106の雌ネジ孔104内
には、パネル96の反対側からその貫通孔98を通るボ
ルト102が螺入して、パネル96の左右両面を直角方
向から挟持して支持する。上記中央軸部110の後端側
の凹部116には、これに前記同様に嵌合する固定部1
22と、その後端側の円形リング124と、これに挿入
して立設するポスト126と、その下端のベース128
からなる支持体120が取付けられている。上記ベース
128は、アンカーボルト129により、フロア上に固
定される。
【0028】係る支持具100は各ボルト受け106中
の雌ネジ孔104を中央軸部110の中心軸に対し、水
平方向に任意の角度に傾斜させボルト114等で固定で
きるので、図示のように途中に垂直方向の折曲稜97を
有するデザインの折曲パネル96であっても容易に支持
することが可能となる。また、支持具100の支持体1
20全体を90度下向き(図中の下方手前側)に回転する
と、水平な折曲稜97を有する折曲パネル96も容易に
支持することが可能となる。更に、係る支持具100と
折曲パネル96をフロア上に長手方向に複数連続して交
互に逆に隣接させることにより、長手方向に沿って平面
視で緩く連続した波形の折曲面を有するデザインの間仕
切等の自立式パネル体を形成することもできる。尚、上
記折曲稜97の位置で2枚のパネル99が互い傾斜して
それらの側辺を隣接させる場合にも、各パネル99間に
跨がる支持具100により支持することも容易である。
【0029】また、図6(B)は水平方向に緩くカーブす
る断面のパネル131と、これを支持する支持具130
の平面図を示す。この支持具130は、中央軸部140
の左右側面に左右一対の円弧形フランジ142を突設
し、これを貫くボルト144とナット146により、両
側の各アーム138の縦向きの基端部を垂直方向に回転
可能にして所望の角度で固定すると共に、各アーム13
8の水平な先端部は各ボルト受け136の側面に突設さ
れた上下一対の円弧形フランジ137間に、ボルト13
9と図示しないナットにより、左右のボルト受け136
を水平方向に回転可能にして固定するものである。尚、
中央軸部140の後端には、前記の固定部122を含む
同じ支持体120が取付けられている。
【0030】係る支持具130によれば、各アーム13
8の基端部を垂直方向に所望の角度で固定し、且つアー
ム138の先端部を水平方向に所望の角度で固定するこ
とにより、左右の各ボルト受け136の雌ネジ孔134
の方向を任意の傾斜(3次元)方向に設定することができ
る。即ち、図示のような水平方向にカーブしたパネル1
31は勿論、垂直方向にカーブするパネルや、緩い球面
状のパネルであっても確実に支持することが可能とな
る。従って、パネル自体の断面を任意のデザイン形状と
したのものであってもフロア上等に支持し得る。しか
も、係る各種デザインのパネルを支持具130と共にフ
ロア上の長手方向に沿って適宜の順序にて支持すること
により、全体としても多様で特徴的なデザインの自立式
パネル体を形成することも可能となる。尚、支持具10
0,130において、各支持体120のポスト126に
固定部122を上下に複数併設し、各固定部122に上
記の各中央軸部110,140を嵌合させることによ
り、ボルト受け106,136を上下方向に複数配置す
ることも可能である。
【0031】本発明は、以上において説明した各形態に
限定されるものではない。例えば、パネルには前記強化
ガラスの他、擦りガラス、フロートガラス、ミラー(熱
線反射)ガラス、ワイヤー入りガラス、フォトクロミッ
ク(光変色)ガラス等の板ガラスや曲面ガラス、或いは着
色や模様を一部や全面に施したガラスを用い得る。ま
た、アクリルの他、ポリプロピレンやポリカーボネート
等の各種の合成樹脂板、これらに平面模様や透かし模様
を施したもの、更には、板ガラスと樹脂板をクラッドし
た合わせ板や、板ガラスや樹脂板の表面に遮光性カラー
フィルム等を貼り付けたものも含まれる。また、ボルト
にはボルト受けの雌ネジ用孔内において、自ら雌ネジを
刻設するタッピングボルトを用いることもできる。尚、
各ボルトにおけるパネルの貫通孔と接触する部分には、
ゴムや樹脂製の緩衝用スリーブを覆っても良い。
【0032】更に、ボルト受けの雌ネジ孔も、該ボルト
受けと一体のものに限らず、ボルト受けに設けた凹部内
や貫通孔内に挿入されて固定される別のナットやナット
体を用いることも可能である。また、前記支持具10
0,130におけるアーム108,138等の傾斜角度
設定には、ボルト・ナットによる位置固定の他、楔の打
ち込み、接着、ロウ漬け等を用いることも可能てある。
更に、略面方向に連続する複数のパネルの間に隙間を置
いて支持しても良い。尚、パネル体の用途も前記の他、
例えば天井からパネル支持具を介してパネルを水平に支
持するケーブルラックに適用することも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上において説明した本発明のパネル支
持具によれば、縁材等を用いることなく、施工も容易
で、自由な形状や模様を有するパネルやパネル群を支持
することが可能となる。また、請求項2の支持具によれ
ば、折曲稜や湾曲面を有するパネルも確実に支持するこ
とが可能となる。更に、本発明の自立式パネル体によれ
ば、各種のパネルをフロア上等に一枚又は複数枚を所望
のデザインを与え、且つ縁材等を用いることなく、容易
に施工することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は間仕切(自立式パネル体)の正面図、(B)
は(A)中のB−B断面図である。
【図2】(A)はパネル支持具の分解斜視図、(B)と(D)
はその一部分の異なる形態を示す斜視図、(C)は(A)に
おける部分断面図である。
【図3】(A)乃至(C)は異なる形態の間仕切を示す正面
図又は斜視図である。
【図4】(A)乃至(F)は異なる形態のパネル支持具を示
す概略図、(G)は(F)のパネル支持具を用いた間仕切の
部分側面図である。
【図5】(A)乃至(E)は更に異なる形態の自立式パネル
体を示す概略図である。
【図6】(A)と(B)は異なる別のパネルとこれらに用い
る支持具を示す平面図である。
【図7】(A),(C),(D)は従来の間仕切を示す正面図、
(B)は(A)中のB−B断面図である。
【符号の説明】
1,50,54,58,70………………………間仕切
(自立式パネル体) 2,52,56,74,78,82,86,92,96,99,131……………パネル 6,88,98……………………………………………貫通孔 10,10′,10″,60,62,64,66,68,100,130………パネル
支持具 12,12′,102,132…………………………………ボルト 14,104,134………………………………………雌ネジ孔 16,106,136………………………………………ボルト受
け 18,108,138………………………………………アーム 20110,140…………………………………………中央軸
部 30,120……………………………………………支持体 32,122……………………………………………固定部 40,128……………………………………………ベース 72,76,80,84,90…………………防煙垂れ
幕等(自立式パネル体) 97…………………………………………………折曲稜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルに穿設した貫通孔に一側から進入す
    るボルトと、このボルトと螺合する雌ネジ孔を有し、上
    記パネルを上記ボルトと共に挟持するボルト受けからな
    る組を複数組有し、 このボルトとボルト受けの各組を互いに略対称の位置に
    おいてそれぞれアームを介して結合する中央軸部と、 この中央軸部と水平方向又は垂直方向にスライド可能、
    及び/又は断面方向に回転可能に嵌合する固定部を有す
    る支持体とからなることを特徴とするパネル支持具。
  2. 【請求項2】前記ボルト受けの雌ネジ孔が前記中央軸部
    の中心軸に対し、略平行か又は傾斜して結合されること
    を特徴とする請求項1に記載のパネル支持具。
  3. 【請求項3】前記ボルト受けが、その両端に一対の雌ネ
    ジ孔を略同軸状に有しており、これらの各雌ネジ孔に前
    記ボルトが前記パネルをそれぞれ挟持して螺入すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のパネル支持具。
  4. 【請求項4】前記支持体が床上等に載置又は固定される
    ベースを有し、この支持体における前記中央軸部と嵌合
    する固定部と上記ベースとの間で伸縮可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    パネル支持具。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れかに記載のパネル支
    持具を用いた自立式パネル体であって、 パネルに穿設した複数の貫通孔の一側から前記ボルトを
    進入させ、前記ボルト受けの雌ネジ孔に螺合させて上記
    パネルを挟持するか、 互いに略面方向に連続して隣接する複数のパネルの隣接
    部において、各パネルに穿設した貫通孔の一側から前記
    ボルトを進入させ、前記ボルト受けの雌ネジ孔に螺合さ
    せて上記複数のパネルを挟持することを特徴とする自立
    式パネル体。
  6. 【請求項6】前記パネルが平坦面、折曲稜、又は湾曲面
    を有するか、或いは複数の隣接するパネル全体が連続し
    た平坦面、折曲面、又は湾曲面を形成することを特徴と
    する請求項5に記載の自立式パネル体。
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