JPH10267143A - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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JPH10267143A
JPH10267143A JP7191897A JP7191897A JPH10267143A JP H10267143 A JPH10267143 A JP H10267143A JP 7191897 A JP7191897 A JP 7191897A JP 7191897 A JP7191897 A JP 7191897A JP H10267143 A JPH10267143 A JP H10267143A
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JP
Japan
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check valve
mounting member
valve
valve body
tubular body
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Application number
JP7191897A
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English (en)
Inventor
Minoru Kawasaki
実 川崎
Noriaki Imaeda
教招 今枝
Chiaki Yuzuriha
千秋 杠
Hiroshi Miyake
普 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】流れに対する抵抗が極めて少なく、しかも耐久
性に優れる逆止弁を提供する。 【解決手段】取付部材6と、吹流し状弁体8とを備え、
管状体3の内部に挿入固定される逆止弁1であって、取
付部材6が全体として筒状を呈し管状体3の内周面に密
着固定されるとともに、上記吹流し状弁体8が略筒状に
形成され、この吹流し状弁体8が上記取付部材6の下流
側端部に同軸状に取り付けられ、上記吹流し状弁体8
が、上記管状体3内の流体が逆流したときの圧力で折り
畳まれて上記筒状の取付部材6を閉塞するように構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管状体の内部に取
り付けられる逆止弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガソリンエンジン等が搭載さ
れる自動車等のフューエルラインとして、図19に示す
ものが採用されている。このフューエルラインは、フュ
ーエルタンク(燃料タンク)31に貯蔵されるガソリン
等の液体燃料30をフューエルポンプ32によりフィー
ドライン33に送り出し、フューエルダンパ(インジェ
クタ〔図示せず〕で発生する脈動圧を吸収する)35,
デリバリーパイプ36,プレッシャレギュレータ(フィ
ードライン33の燃圧を一定に保つ)37を通したの
ち、リターンパイプ38によりフューエルタンク31に
戻されるようになっている。このようなフューエルライ
ンでは、インジェクタから噴射されて消費される液体燃
料30の量は、フューエルポンプ32により送り出され
る量の10%程度であり、残りの90%程度はリターン
パイプ38からフューエルタンク31内に戻される。図
において、34は液体燃料30の水分,塵芥等を除去す
るフューエルフィルタであり、39はフューエルタンク
31内の圧力調整を行うバキュームカットバルブであ
る。また、40はフューエルタンク31内の気化燃料の
排出ラインである。
【0003】そして、最も一般的に用いられるフューエ
ルタンク31として、鞍型のフューエルタンクがある。
この鞍型フューエルタンク31aは、図20に示すよう
に、底部が左右に分かれており、ドライブシャフト41
に跨がるように配設されている。この鞍型フューエルタ
ンク31aでは、一方のタンク底部31bに残る液体燃
料30を他方のタンク底部31cに送り、タンク内の液
体燃料30の全量をフィードライン33から送りだせる
ようにする必要がある。このため、一方のタンク底部3
1bの液体燃料30を吸上パイプ43で吸い上げて他方
のタンク底部31cに送る目的で、リターンパイプ38
の先端部に、ジェットポンプ42を取り付けることが行
われる。したがって、リターンパイプ38のフューエル
タンク31内に突出する先端部には、液体燃料30の逆
流を防止するための逆止弁を設けることができなかった
のが実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
フューエルラインでは、自動車が走行中に転倒等した場
合に、リターンパイプ38から液体燃料30が逆流し、
転倒時の衝撃でリターンパイプ38に亀裂等が生じる
と、フューエルタンク31内の液体燃料30が上記亀裂
から漏れ出し、引火して火災が発生するおそれがあると
いう危険があった。そこで、このような危険を防止する
ため、リターンパイプ38の内部に内蔵することができ
る逆止弁の開発が望まれていた。
【0005】そして、内蔵型の逆止弁として、実公昭5
7−19491号に示すホース内蔵型逆止弁が提案され
ている。このものは、図21に示すように、全体として
筒状を呈する逆止弁本体45と、この逆止弁本体45に
内蔵される弁体46およびスプリング47を備えてい
る。上記逆止弁本体45は、それぞれ通路50を有する
一対の本体部分45a,45bが突き合わせられて構成
され、上記本体部分45aの一側には、弁体46の先端
が接面係合する弁座48が形成され、他方、本体部分4
5bの上記弁座48に対面する一側には、スプリング4
7を受ける段状のスプリング受け49が形成されてい
る。そして、上記弁体46の下流側にスプリング47が
配設され、上記弁体46を弁座48に押し付け付勢する
ようになっている。この逆止弁では、通常流体が上流側
から下流側(図示の右から左)に流れるときは、流体の
圧力でスプリング47の付勢力に抗して弁体46を移動
させて流れ、反対に流体が逆流しようとすると、スプリ
ング47の付勢力で弁体46が弁座48に接面係合され
て通路50が塞がれ、逆流が防止されるようになってい
る。
【0006】しかしながら、上記逆止弁は、流体が流れ
るときには、スプリング47の付勢力に逆らって弁体4
6を下流側に移動させる必要があるため、流れに対する
抵抗が非常に大きいという問題がある。このため、流体
を流すためにポンプ等の流体圧送装置が不可欠で、しか
も、比較的容量の大きなものを用いる必要がある。した
がって、装置が大型化し、コストアップの原因にもな
る。特に、上述したリターンパイプ38のように、通常
は流体が順方向にだけ流れ、極めて稀にしか逆流しない
ような場合には、上記のような装置の大型化やコストア
ップは非常に無駄である。さらに、流体は弁座48と弁
体46の間にできた狭い隙間を通るため、パイプ内蔵型
では、充分な流量が確保しにくくなる。また、流体が順
方向に流れている間は、常にスプリング47が流体に浸
された状態で圧縮され伸縮するため、長期間使用すると
スプリング47が劣化,損傷等しやすく、耐久性に劣る
という問題もある。さらに、流体の圧力変動によって弁
体46が振動すると、流体が通過する隙間が拡縮し、流
量が大きく変動し不安定になるという問題がある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、流れに対する抵抗が極めて少なく、しかも耐久
性に優れる逆止弁の提供をその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の逆止弁は、取付部材と、弁体とを備え、管
状体の内部に挿入固定される逆止弁であって、取付部材
が全体として筒状を呈し管状体の内周面に密着固定され
るとともに、上記弁体が略筒状に形成され、この弁体が
上記取付部材の下流側端部に同軸状に取り付けられ、上
記弁体が、上記管状体内の流体が逆流したときの圧力で
折り畳まれて上記筒状の取付部材を閉塞するように構成
されていることを要旨とする。
【0009】すなわち、本発明の逆止弁は、取付部材
と、弁体とを備え、管状体の内部に挿入固定される逆止
弁である。そして、取付部材が全体として筒状を呈し管
状体の内周面に密着固定されるとともに、上記弁体が略
筒状に形成され、この弁体が上記取付部材の下流側端部
に同軸状に取り付けられる。このため、通常時に流体が
流れるときは、上記全体として筒状の取付部材および略
筒状の弁体の内部を流体が流れ、従来のように、スプリ
ング47の付勢力に逆らって弁体46を移動させる必要
がないため、流れに対する抵抗が極めて少ない。したが
って、容量の小さなポンプを使用してもスムーズに流体
が流れ、装置の小形化や低コスト化に有利である。さら
に、取付部材および弁体の内部を流体が通るため、パイ
プ内蔵型であっても充分な流量を確保できる。そして、
上記弁体が、上記管状体内の流体が逆流したときの圧力
で折り畳まれて上記筒状の取付部材を閉塞するように構
成されているため、流体が逆流しようとすると、弁体が
折り畳まれて筒状の取付部材を閉塞して逆流が防止さ
れ、逆止弁として有効に作用する。また、流体が略筒状
の弁体内部を順方向に流れるときは、弁体の変形が極め
て少なく、弁体は、作動時だけ折り畳まれるため、耐久
性にも優れる。しかも、多少の流体圧力に変動があって
も、流体が通過する通路に拡縮はなく、流量変動がほと
んどなく安定している。
【0010】本発明において、弁体が、フィルム状部材
により略筒状に形成されたものであり、取付部材の下流
側の部分に、流体が逆流したとき折り畳まれた弁体を着
座させる弁座部が設けられている場合には、流体が逆流
しようとすると、弁体はその流れに沿って逆向きになび
くように変形を始めて折り畳まれ、弁座部に着座され
る。このように、取付部材の下流側折り畳まれた弁体に
よって筒状の取付部材が閉塞され、少しの逆流でも迅速
に逆流が防止される。
【0011】また、本発明において、弁体が、フィルム
状部材により略筒状に形成され、この弁体の内周面に、
軸方向に延び内側に折れ曲がり可能な折曲部材が複数設
けられ、上記管状体内の流体が逆流したときの圧力で、
上記折曲部材の下流側部分が内側に折れ曲がることによ
り上記筒状の取付部材を閉塞するようになっている場合
には、折曲部材が流体が流れる方向に沿って設けられて
いるため、流体の流れを遮るものが少なく、流れに対す
る抵抗が一層少ない。
【0012】また、本発明において、管状体が、燃料タ
ンクから送り出された液体燃料の一部を上記燃料タンク
に戻すリターンパイプであり、このリターンパイプの燃
料タンク内に突出した部分に取付けられている場合に
は、自動車が走行中に転倒等した場合でも、リターンパ
イプの先端部からの液体燃料の逆流が防止され、転倒時
の衝撃でリターンパイプに亀裂等が生じても、燃料タン
ク内の液体燃料が上記亀裂から漏れ出すことがなく、火
災が発生する危険がない。さらに、上記リターンパイプ
の場合は、通常は流体が順方向にだけ流れ、逆流するの
は転倒時であって極めて稀であるため、流れに対する抵
抗が極めて少なく、容量の小さなポンプが使用できると
いうメリットを最大限に活かすことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態を示す逆止弁
1である。このものは、取付部材6と、吹流し状弁体8
とを備え、管状体3の内部に挿入固定される逆止弁1で
ある。また、取付部材6が全体として筒状を呈し管状体
3の内周面に密着固定されるとともに、上記吹流し状弁
体8が略筒状に形成されている。そして、この吹流し状
弁体8が上記取付部材6の下流側端部に同軸状に取り付
けられ、上記吹流し状弁体8が、上記管状体3内の流体
が逆流したときの圧力で折り畳まれて上記筒状の取付部
材6を閉塞するように構成されている。
【0015】より詳しく説明すると、上記取付部材6
は、図2〜図5に示すように、合成樹脂製で全体として
筒状を呈し、その周壁に、上端縁から下端に向かって軸
方向に所定距離延びる4本のスリット9が並列状に形成
され、これら4本のスリット9に挟まれた部分が、それ
ぞれ内側に向かって弾性変形しうる弾性片10に形成さ
れている。そして、これら弾性片10の遊端部の外側面
に、頂部が周方向に延びる山形の突出部4が形成されて
いる。また、取付部材6の外周面の下端寄り部には、管
状体3の内部に挿入された状態で、管状体3の内周面に
圧接するシール部(圧接部)11が周設されている。こ
のシール部11は、下向きに広がったスカート状であ
り、先端部ほど厚みが薄くなっている。
【0016】さらに、上記取付部材6の下端(管状体3
内に挿入された状態で下流側に位置する)開口部には、
筒中心部から放射状に延びる3本の棒からなる弁座部1
2が設けられている。また、上記取付部材6の下端外周
部には、細径部13が形成され、この細径部13に、固
定リング7で吹流し状弁体8が取り付けられるようにな
っている。
【0017】上記吹流し状弁体8は、薄いフィルム状の
軟質樹脂により筒状に形成されている。このフィルム状
の軟質樹脂は、ガソリン等の液体燃料に浸漬されても容
易に劣化しない耐油性,耐ガソリン性を有するととも
に、液体燃料等の流体が逆流するときの圧力等小さな力
で容易に変形して折り畳まれる柔らかさを有している。
そして、この吹流し状弁体8の一端部が、上記取付部材
6の下端の細径部13に被せられるとともに、その状態
で、上記細径部13に固定リング7が外嵌されることに
より、吹流し状弁体8が細径部13と固定リング7の間
に挟み込まれて取付部材6に同軸状に取り付けられるよ
うになっている。
【0018】一方、上記管状体3は、フューエルライン
において、燃料タンクから送り出された液体燃料の一部
を上記燃料タンクに戻す金属製または樹脂製のリターン
パイプである。この管状体(リターンパイプ)3は、燃
料タンク(図示せず)内に突出した先端寄りの部分がバ
ルジ加工またはスプール加工(以下、単に「バルジ加
工」という)され、このバルジ加工で外側に膨らんだバ
ルジ加工部14の内側に環状凹部2が形成されている
(図1参照)。
【0019】上記逆止弁1を管状体3に取り付ける場合
には、つぎのようにして行われる。まず、逆止弁1の上
端部(取付部材6の弾性片10が設けられた側)を管状
体3の開口に位置決めする。ついで、逆止弁1を管状体
3の開口から押し込むようにして挿入する。このとき、
取付部材6の上端外周に形成された突出部4が管状体3
の内周面に押圧され、弾性片10が内側に向かって弾性
変形することにより、上記突出部4が外向き付勢され
る。また、上記突出部4が、頂部が周方向に延びる山形
に形成されていることから、挿入時の抵抗が少ない。さ
らに逆止弁1を押し込むと、シール部11が管状体3の
内周面に押圧されて変形しながら圧接する。このとき、
上記シール部11がスカート状で先端部ほど薄くなって
いるため、抵抗が少なく挿入が容易である。そして、シ
ール部11が管状体3内周面に圧接することにより、取
付部材6の外周面と管状体3の内周面の間がシールされ
る。
【0020】そして、さらに逆止弁1を管状体3の奥に
向かって押し込み、バルジ加工部14まで達すると、取
付部材6の外向き付勢された突出部4が、バルジ加工部
14の内側の環状凹部2にカチッと嵌入する。これによ
り、逆止弁1が管状体3の内部に密着固定されるように
なっている。
【0021】一方、逆止弁1を管状体3から取り外す場
合には、先端部に鉤が設けられた細長い棒等で逆止弁1
を引っかけ、引き出すことが行われる。これにより、上
述とは逆の順序で管状体3内から逆止弁1が取り出され
る。
【0022】上記逆止弁1は、つぎのようにして作動す
る。すなわち、通常は、液体燃料等の流体が、管状体3
内を順方向(上流側から下流側,図1に矢印で示す方
向)に向かって流れている。この状態では、筒状の取付
部材6および同じく筒状の吹流し状弁体8の内部を流体
が流れ、吹流し状弁体8は液体の流れに沿ってなびいて
いる。このとき、流体が逆流しようとすると、吹流し状
弁体8はその流れに沿って逆向きになびくように変形を
始める。そして、さらに液体が逆流を続けようとする
と、図6に示すように、上記吹流し状弁体8は、逆向き
にはならずにくしゃくしゃに折り畳まれ、取付部材6の
弁座部12に着座する。このように、取付部材6の下流
側で吹流し状弁体8が折り畳まれ、この折り畳まれた吹
流し状弁体8によって筒状の取付部材6が閉塞され、管
状体3内部の通路5が完全に塞がれた状態となり、小さ
い逆流でも迅速に逆流が防止されるのである。
【0023】このように、上記逆止弁1によれば、取付
部材6の外周部に、管状体3内に挿入された状態で外向
き付勢される突出部4が設けられ、この突出部4を上記
環状凹部2に嵌入させることにより、逆止弁1を管状体
3の内部に取り付けるようにしているため、リターンパ
イプのような金属製パイプであっても逆止弁1を内蔵す
ることができる。また、管状体3の環状凹部2に、取付
部材の突出部を嵌入させて取り付けることから、逆止弁
1は、管状体3内部に確実に固定され、位置ずれし難
く、高圧流体を流しても逆止弁1がずれ難い。そして、
自動車が走行中に転倒等し、転倒時の衝撃でリターンパ
イプに亀裂等が生じたとしても、逆止弁1によってガソ
リンの逆流が防止され、亀裂から漏れ出して火災が発生
するような危険がなくなる。
【0024】また、上記逆止弁1では、取付部材6の周
壁にスリット9を形成し、これらスリット9に挟まれた
部分に形成された弾性片10の外側面に突出部4を形成
させている。このため、取付部材6自体に簡単な加工を
施すだけで、管状体3内に取り付けられるようにするこ
とができる。したがって、構造が簡単で部品点数も少な
く、部品管理も容易になる等コスト面の利点が大きい。
また、取付部材6の外周面にシール部11が周設されて
いるため、取付部材6自体がシール部材として作用し、
Oリング等を使用する必要がない。また、管状体3は、
バルジ加工された金属または樹脂パイプであり、簡単な
加工で低コストに得ることができる。
【0025】図7および図8は、本発明の第2の実施の
形態を示す逆止弁である。このものでは、4本の弁座部
12aが、取付部材6の下端内周面から中心に向かって
所定距離延びる4本の棒からなっている。それ以外の部
分は、図1に示すものと同様であり、同じ部分には同じ
符号を付している。このものでも、図1に示すものと同
様の作用効果を奏する。
【0026】図9および図10は、本発明の第3の実施
の形態を示す逆止弁である。このものでは、弁座部が、
取付部材6の下端内周面に設けられたメッシュ15から
なっている。それ以外の部分は、図1に示すものと同様
であり、同じ部分には同じ符号を付している。このもの
でも、図1に示すものと同様の作用効果を奏する。
【0027】図11および図12は、本発明の第4の実
施の形態を示す逆止弁である。このものでは、取付部材
6の下端部に弁座部12が設けられておらず、吹流し状
弁体8aが、薄いフィルム状の軟質樹脂により略筒状に
形成されている。この吹流し状弁体8aの内周面の前後
左右に、軸方向に延び内側に折り曲がり可能な折曲部材
18が4本設けられている。そして、この折曲部材18
には、その中央部に、V字状の切り欠き19が設けら
れ、この切り欠き19の底部を屈曲点として内側に略9
0°前後折れ曲がって止まるようになっている。それ以
外の部分は、図1に示すものと同様であり、同じ部分に
は同じ符号を付している。
【0028】このものでは、図13に示すように、上記
管状体3内の流体が逆流したときの圧力で、上記折曲部
材18の下流側部分が内側に折れ曲がることにより、吹
流し状弁体8aの下流側部分も一緒に折り畳まれて筒状
の取付部材が閉塞され、管状体内の通路5が塞がれるよ
うになっている。このものは、取付部材6の下端部に弁
座部12が設けられていないうえ、折曲部材18は流体
が流れる方向に沿って設けられている。このため、流体
の流れを遮るものがほとんどなく、流れに対する抵抗が
一層少ない。それ以外は、図1に示すものと同様の作用
効果を奏する。
【0029】図14は、本発明の第5の実施の形態を示
す逆止弁である。このものでは、取付部材6aは、図1
5に示すように、その外周面に環状溝部16が形成され
ている。そして、図16に示すように、平面視C字状で
全体として環状を呈する合成樹脂製のリングバネ17を
備えている。そして、図17および図18に示すよう
に、上記環状溝部16にリングバネ17が嵌合してい
る。この状態で、上記リングバネ17の外径部が取付部
材6aの外周面よりもはみ出ている。そして、リングバ
ネ17の取付部材6a外周面よりもはみ出た部分が、管
状体3の環状凹部2に嵌入するようになっている(図1
4参照)。それ以外の部分は、図1に示すものと同様で
あり、同じ部分には同じ符号を付している。
【0030】このものでは、取付部材6aへの加工が少
なくてすみ、取付部材6aの強度が確保されるという利
点がある。それ以外は、図1に示すものと同様の作用効
果を奏する。なお、上記リングバネ17に代えて、Oリ
ング等を用いてもよい。このように、Oリングを使用し
た場合には、Oリングが環状凹部2内に嵌入して逆止弁
1の取り付けが行われるとともに、Oリングが取付部材
6a外周面と管状体3内周面との間をシールするシール
部材としても作用する。
【0031】上記各実施の形態において、取付部材6,
6aの材質としては、ポリアミド,ポリアセタール等の
樹脂が好適に用いられるが、これに限定するものではな
く、各種の材質が用いられる。また、吹流し状弁体8の
材質としては、ポリアミド,フッ素樹脂等の樹脂材料が
好適に用いられるが、これに限定するものではなく、耐
油性,耐ガソリン性を有していれば、各種の材料が用い
られる。すなわち、例えば、フッ素ゴム,フッ素化シリ
コーンゴム,ニトリルゴム,水素化ニトリルゴム等のゴ
ム材料も好適に用いることができる。また、上記吹流し
状弁体8の厚みとしては、液体が逆流するときの小さな
力で容易に折り畳まれる柔らかさを有するとともに、耐
久性を確保するという観点から、5〜500μm程度が
好適である。また、上記各実施の形態では、吹流し状弁
体8として、フィルム状の軟質樹脂を使用したが、これ
に限定するものではなく、布状部材を使用してもよい、
すなわち、本発明において、フィルム状部材とは、布状
のものを含む趣旨である。
【0032】また、上記各実施の形態においては、本発
明をリターンパイプ用として適用した例を示したが、こ
れに限定するものではなく、リターンパイプ以外の各種
の配管に使用してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の逆止弁によれ
ば、通常時に流体が流れるときは、上記全体として筒状
の取付部材および略筒状の弁体の内部を流体が流れ、従
来のように、スプリング47の付勢力に逆らって弁体4
6を移動させる必要がないため、流れに対する抵抗が極
めて少ない。したがって、容量の小さなポンプを使用し
てもスムーズに流体が流れ、装置の小形化や低コスト化
に有利である。さらに、取付部材および弁体の内部を流
体が通るため、パイプ内蔵型であっても充分な流量を確
保できる。そして、上記弁体が、上記管状体内の流体が
逆流したときの圧力で折り畳まれて上記筒状の取付部材
を閉塞するように構成されているため、流体が逆流しよ
うとすると、弁体が折り畳まれて筒状の取付部材を閉塞
して逆流が防止され、逆止弁として有効に作用する。ま
た、流体が略筒状の弁体内部を順方向に流れるときは、
弁体の変形が極めて少なく、弁体は、作動時だけ折り畳
まれるため、耐久性にも優れる。しかも、多少の流体圧
力に変動があっても、流体が通過する通路に拡縮はな
く、流量変動がほとんどなく安定している。
【0034】本発明において、弁体が、フィルム状部材
により略筒状に形成されたものであり、取付部材の下流
側の部分に、流体が逆流したとき折り畳まれた弁体を着
座させる弁座部が設けられている場合には、流体が逆流
しようとすると、弁体はその流れに沿って逆向きになび
くように変形を始めて折り畳まれ、弁座部に着座され
る。このように、取付部材の下流側折り畳まれた弁体に
よって筒状の取付部材が閉塞され、少しの逆流でも迅速
に逆流が防止される。
【0035】また、本発明において、弁体が、フィルム
状部材により略筒状に形成され、この弁体の内周面に、
軸方向に延び内側に折れ曲がり可能な折曲部材が複数設
けられ、上記管状体内の流体が逆流したときの圧力で、
上記折曲部材の下流側部分が内側に折れ曲がることによ
り上記筒状の取付部材を閉塞するようになっている場合
には、折曲部材が流体が流れる方向に沿って設けられて
いるため、流体の流れを遮るものが少なく、流れに対す
る抵抗が一層少ない。
【0036】また、本発明において、管状体が、燃料タ
ンクから送り出された液体燃料の一部を上記燃料タンク
に戻すリターンパイプであり、このリターンパイプの燃
料タンク内に突出した部分に取付けられている場合に
は、自動車が走行中に転倒等した場合でも、リターンパ
イプの先端部からの液体燃料の逆流が防止され、転倒時
の衝撃でリターンパイプに亀裂等が生じても、燃料タン
ク内の液体燃料が上記亀裂から漏れ出すことがなく、火
災が発生する危険がない。さらに、上記リターンパイプ
の場合は、通常は流体が順方向にだけ流れ、逆流するの
は転倒時であって極めて稀であるため、流れに対する抵
抗が極めて少なく、容量の小さなポンプが使用できると
いうメリットを最大限に活かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の逆止弁の作用を示す断
面図である。
【図2】上記逆止弁を示す正面図である。
【図3】上記逆止弁を示す平面図である。
【図4】上記逆止弁を示す底面図である。
【図5】上記逆止弁を示す断面図である。
【図6】上記逆止弁の作用を示す断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の逆止弁を示す平面
図である。
【図8】上記逆止弁を示す断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の逆止弁を示す平面
図である。
【図10】上記逆止弁を示す断面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態の逆止弁を示す底
面図である。
【図12】上記逆止弁を示す断面図である。
【図13】上記逆止弁の作用を示す断面図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態の逆止弁の作用を
示す断面図である。
【図15】上記逆止弁を分解した一部を示す正面図であ
る。
【図16】リングバネを示す平面図である。
【図17】上記逆止弁を示す正面図である。
【図18】上記逆止弁を示す平面図である。
【図19】フューエルラインを示す説明図である。
【図20】鞍型フューエルタンクを示す説明図である。
【図21】従来例の逆止弁を示す断面図である。
【符号の説明】
1 逆止弁 3 管状体 6 取付部材 8 吹流し状弁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 普 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部材と、弁体とを備え、管状体の内
    部に挿入固定される逆止弁であって、取付部材が全体と
    して筒状を呈し管状体の内周面に密着固定されるととも
    に、上記弁体が略筒状に形成され、この弁体が上記取付
    部材の下流側端部に同軸状に取り付けられ、上記弁体
    が、上記管状体内の流体が逆流したときの圧力で折り畳
    まれて上記筒状の取付部材を閉塞するように構成されて
    いることを特徴とする逆止弁。
  2. 【請求項2】 弁体が、フィルム状部材により略筒状に
    形成されたものであり、取付部材の下流側の部分に、流
    体が逆流したとき折り畳まれた弁体を着座させる弁座部
    が設けられている請求項1記載の逆止弁。
  3. 【請求項3】 弁体が、フィルム状部材により略筒状に
    形成され、この弁体の内周面に、軸方向に延び内側に折
    れ曲がり可能な折曲部材が複数設けられ、上記管状体内
    の流体が逆流したときの圧力で、上記折曲部材の下流側
    部分が内側に折れ曲がることにより上記筒状の取付部材
    を閉塞するようになっている請求項1記載の逆止弁。
  4. 【請求項4】 管状体が、燃料タンクから送り出された
    液体燃料の一部を上記燃料タンクに戻すリターンパイプ
    であり、このリターンパイプの燃料タンク内に突出した
    部分に取付けられている請求項1〜3のいずれか一項に
    記載の逆止弁。
JP7191897A 1997-03-25 1997-03-25 逆止弁 Pending JPH10267143A (ja)

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