JPH10267448A - 吸収式冷暖房装置 - Google Patents
吸収式冷暖房装置Info
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- JPH10267448A JPH10267448A JP9094812A JP9481297A JPH10267448A JP H10267448 A JPH10267448 A JP H10267448A JP 9094812 A JP9094812 A JP 9094812A JP 9481297 A JP9481297 A JP 9481297A JP H10267448 A JPH10267448 A JP H10267448A
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Abstract
換えが容易で、かつ直火加熱運転からヒートポンプ運転
への移行時に、蒸発器へ冷媒を迅速に給送してヒートポ
ンプ運転へ円滑に移行できるようにする。 【解決手段】 直火加熱運転では、還流路9aの開閉弁
17を開き、凝縮器9から再生器3へ冷媒を還流する。
循環冷媒取出口93はタンク90の底部から一定の高さ
に設けてあるので、直火加熱運転中も、凝縮器9内には
冷媒を確保しておくことができる。したがって、ヒート
ポンプ運転への移行時には、この確保された冷媒が蒸発
器1に迅速に給送される。還流路9aは冷媒が管路抵抗
に抗して再生器3に自然落下できるように取出口93と
再生器3側の出口との間に落差を設けてある。
Description
ポンプ暖房運転、および直火加熱暖房運転の3つのモー
ドで運転できる吸収式冷暖房装置に関し、特に、直火加
熱暖房運転からヒートポンプ暖房運転への切換え時の立
上がりを改善することができる吸収式冷暖房装置に関す
る。
み上げた熱を利用してヒートポンプ暖房運転を行えるよ
うにした吸収式冷暖房装置に対する需要が高まりつつあ
る。このヒートポンプ暖房には、外気温度が低くなるに
つれて外気からの熱の汲み上げ効率が低下していくとい
う特性がある。そこで、外気温度が低い場合に、ヒート
ポンプ暖房運転に代えて直火加熱暖房運転を行えるよう
にした装置が提案されている(特公平6−97127
号)。
房運転、および直火加熱暖房運転の3つのモードで運転
できる吸収式冷暖房装置では冷房運転とヒートポンプ暖
房運転との切換え時に、その構成上、冷媒ラインに吸収
剤溶液が混入するとか、3つの運転モードの切換えが複
雑であるという問題を有していた。
め、本出願人はすでに特願平9−13213号において
次のような吸収式冷暖房装置を提案している。すなわ
ち、ヒートポンプ暖房運転時に暖房能力の不足が生じた
場合は、再生器で加熱されて抽出された高温の冷媒蒸気
を凝縮器に送って冷却水管と接触させて凝縮させた後、
再び再生器に還流する冷媒の閉循環ループを構成した。
その結果、再生器で抽出された冷媒蒸気は凝縮器で全縮
される一方、凝縮された冷媒は凝縮器から蒸発器に戻さ
れなくなり、ヒートポンプ暖房運転が停止されて直火加
熱暖房運転に切換えられる。
冷暖房機では、直火加熱暖房運転からヒートポンプ暖房
運転に移行する際に、立上がりが遅れるという問題点が
あった。すなわち、上述のように、直火加熱暖房運転に
おいては、抽出された冷媒は再生器に還流されているた
め、凝縮器内の冷媒の量は少なくなっている。したがっ
て、ヒートポンプ暖房運転への切換え時に、必要な量の
冷媒を凝縮器から蒸発器へ給送することができないこと
から、凝縮器内に一定量の冷媒が確保されるまでヒート
ポンプ暖房運転は定常状態にならない。
させて再生器での熱効率を向上させるため、直火加熱暖
房運転のときに蒸発器から再生器に冷媒を給送する構成
をとる場合に、蒸発器内の冷媒量が不足がちとなる。
暖房運転からヒートポンプ暖房運転への移行時の冷媒の
量を確保してヒートポンプ暖房運転の立上がりを改善で
きる吸収式冷暖房装置を提供することを目的とする。
る蒸発器と、前記蒸発器で発生した冷媒蒸気を吸収する
吸収剤を含む溶液を収容する吸収器と、前記溶液の一部
を加熱して冷媒蒸気を抽出し、溶液中の吸収剤濃度を回
復させる再生器と、抽出された前記冷媒蒸気を凝縮させ
て前記蒸発器へ供給する凝縮器とを具備し、冷房運転、
ヒートポンプ暖房運転または直火加熱暖房運転が選択的
に可能な冷暖房装置において、前記凝縮器から再生器に
冷媒を還流させる還流路と、前記環流路を開いて冷媒の
閉循環ループを形成することにより、該循環冷媒で凝縮
器を通過する冷却水を加熱する直火加熱暖房運転に移行
させる切換手段とを具備するとともに、前記還流路を通
じて前記凝縮器から前記再生器へ冷媒を取出す循環冷媒
取出口を、前記凝縮器から蒸発器への冷媒取出口よりも
高位置にした点に第1の特徴がある。
移った後、再生器に還流される冷媒は、循環冷媒取出口
から取出されるので、凝縮器内には、該循環冷媒取出口
と凝縮器底部との間に貯留された一定量の冷媒が確保さ
れている。
媒蒸気からさらに吸収剤溶液を分離するため該再生器の
上部に設けられ、下段の回収段および上段の濃縮段から
なる精留器を具備し、前記再生器で発生した冷媒蒸気は
前記精留器を通じて前記凝縮器に給送されるように構成
するとともに、前記還流路は、前記循環冷媒取出口より
も低位置であって、少なくとも前記回収段よりも高位置
に開口している点に第2の特徴がある。また、本発明
は、前記蒸発器から冷媒の一部を前記精留器に給送する
ブリードラインを具備した点に第3の特徴がある。
よってさらに濃縮される。また、循環冷媒は凝縮器の循
環冷媒取出口と精留器側の開口との落差によって精留器
へ自然に流れ落ちる。また、第3の特徴によれば、ブリ
ードラインを通じて少量ずつの冷媒が再生器に給送さ
れ、常に冷媒の純度が高められている。
に、前記ブリードラインをほぼ全開にして前記蒸発器内
の冷媒を前記再生器へ給送し、前記再生器内の溶液中の
吸収剤濃度をヒートポンプ暖房運転時に比較して低下さ
せる手段を具備した点に第4の特徴がある。
には、前記蒸発器内の冷媒を再生器へ給送し、前記再生
器内の溶液中の吸収剤濃度をヒートポンプ暖房運転時に
比較して低下させる。この結果、再生器内の蒸気圧を暖
房に必要な所望値に保つのに必要な溶液温度を低下させ
ることができ、溶液の加熱に必要な入熱量を減少させ、
直火加熱暖房運転時における熱効率を改善して運転コス
トを低減することができる。
詳細に説明する。図2は本発明の一実施形態に係る吸収
式冷暖房装置の要部構成を示す系統ブロック図である。
蒸発器1には冷媒としてトリフルオロエタノール(TF
E)などのフッ化アルコールが、吸収器2には吸収剤を
含む溶液としてジメチルイミダゾリジノンなどのDMI
誘導体が収容されている。この場合、前記冷媒はフッ化
アルコールに限らず非凍結範囲が広くとれるものであれ
ばよく、溶液についてもDMI誘導体に限らず非結晶範
囲が広く取れるものであり、前記冷媒よりも高い常圧沸
点を有し、かつこれを吸収しうるものであればよい。例
えば、水と臭化リチウムの組み合わせは、外気温度が零
度近くになった状態での暖房運転時において、溶液の温
度低下によって冷媒である水が凍結するおそれがあるの
で、本実施形態の系統に好適とは言い難い。
路を介して互いに流体的に連結されており、これらの空
間を、例えば30mmHg程度の低圧環境下に保持すると
蒸発器1内の冷媒が蒸発し、図中に2重矢印で示したよ
うに、前記通路を介して吸収器2内に入る。この冷媒蒸
気を吸収器2内の吸収剤溶液が吸収することにより、吸
収冷凍動作が行われる。前記蒸発通路には冷却器(熱交
換器)18が配置されている。
て吸収器2内の溶液濃度が高められると(バーナおよび
再生器、ならびに溶液濃縮については後述する)、吸収
器2内の溶液が冷媒蒸気を吸収し、該冷媒の蒸発による
潜熱によって蒸発器1内が冷却される。蒸発器1内に
は、ポンプP4によって冷水が通過させられる管路1a
が設けられる。管路1aの一端(図では出口端)は第1
の四方弁V1の#1開口に、その他端(図では入口端)
は第2の四方弁V2の#1開口にそれぞれ連結される。
冷媒はポンプP1によって蒸発器1内に設けられた散布
手段1bに導かれ、前記冷水が通過している管路1a上
に散布される。前記冷媒が管路1a内の冷水から蒸発熱
を奪って冷媒蒸気となる一方、前記冷水の温度は降下す
る。冷媒蒸気は、蒸発通路に配置された冷却器18を通
って吸収器2に流入する。蒸発器1内の冷媒は、ポンプ
P1によって前記散布手段1bに導かれるほか、後で詳
述するように、その一部はフィルタ4を通して精留器6
にも給送される。蒸発器1とフィルタ4間のブリードラ
インとしての管路1cには流量調節弁V5が設けられて
いる。なお、管路1aを流れる冷水としてはエチレング
リコール又はプロピレングリコ−ル水溶液を使用するの
が好ましい。
収されると、吸収熱によって該溶液の温度は上昇する。
前記溶液の吸収能力は該溶液の温度が低いほど、また溶
液中の吸収剤濃度が高いほど大きい。そこで、該溶液の
温度上昇を抑制するため、吸収器2の内部には管路2a
が設けられ、該管路2aには冷却水が通される。管路2
aの一端(図では出口端)は凝縮器9内を通過した後、
ポンプP3を介して第1の四方弁V1の#2開口に、管
路2aの他端(図では入口端)は第2の四方弁V2の#
2開口にそれぞれ連結される。管路2aを通過する冷却
水として、前記冷水と同じ水溶液を使用する。
けられた散布手段2bに導かれ、管路2a上に散布され
る。その結果、管路2aを通っている冷却水によって溶
液が冷却される一方、冷却水の温度は上昇する。吸収器
2内の溶液が冷媒蒸気を吸収し、その吸収剤濃度が低下
すると吸収能力が低下する。そこで、再生器3および精
留器6により、吸収剤溶液から冷媒蒸気を分離発生さ
せ、溶液中の吸収剤濃度を高めて吸収能力を回復させ
る。このために、吸収器2で冷媒蒸気を吸収して希釈さ
れた溶液つまり希液は、前記ポンプP2によって、管路
7bおよび制御弁V3を通して精留器6に給送され、再
生器3へと流下させられる。再生器3は前記希液を加熱
するバーナ7を有している。該バーナ7はガスバーナを
使用しているが、どのような加熱手段であってもよい。
再生器3で加熱され、冷媒蒸気が抽出されて濃度が高め
られた溶液(濃液)は、管路7aおよび制御弁V4を通
して前記吸収器2に戻され、前記散布手段2bによって
管路2a上に散布される。
留器6内を上昇する際に精留器6内を流下する溶液と十
分に接触することによって、混入した微量の吸収剤溶液
成分が十分に分離された後、凝縮器9へ給送される。凝
縮器9で冷却されて液化された冷媒は、管路9bを通
り、冷却器18および減圧弁(流量制御バルブ)11を
経由して蒸発器1に戻され、散布手段1bで管路1a上
に散布される。前記冷却器18は、前記蒸気通路に配置
された1種の熱交換器であり、蒸発器1で発生した冷媒
蒸気中に混在する冷媒ミストを、凝縮器9から還流され
る暖かい冷媒で加熱してその気化を促進する一方、蒸発
器1へ還流される前記冷媒の温度を降下させる。
還流冷媒の純度は極めて高くなってはいるが、その中に
ごくわずかに混在する吸収剤成分が長時間の運転サイク
ルによって蓄積し、蒸発器1内の冷媒の純度が徐々に低
下することは避けられない。そこで、上述のように、蒸
発器1から冷媒のごく一部をフィルタ4を介して精留器
6に給送し、再生器3から生じる冷媒蒸気と共に再び純
度を上げるためのサイクルを経るように構成している。
なお、前記フィルタ4は、冷媒中に混入する塵埃や錆な
どが精留器6内の充填材管路に詰まって機能低下の原因
になるのを防止するのに役立つ。
7bの中間に設けられた熱交換器12により、再生器3
から出た管路7a中の高温濃液は吸収器2から出た管路
7中の希液と熱交換して冷却された後、吸収器2へ給送
されて散布される。一方、熱交換器12で予備的に加熱
された希液は精留器6へ給送される。こうして熱効率の
向上が図られているが、さらに、還流される前記濃液の
熱を吸収器2または凝縮器9から出た管路2a内の冷却
水に伝達するための熱交換器(図示せず)を設けること
により、吸収器2に還流される濃液の温度はより一層低
下させ、冷却水温度はさらに上げるように構成してもよ
い。
ための顕熱交換器14には管路4a、室内機15には管
路3aがそれぞれ設けられている。管路3a、4aの各
一端(図では入口端)は第1の四方弁V1の#3、4開
口に、その他端(図では出口端)は第2の四方弁V2の
#3、4開口にそれぞれ連結される。室内機15は冷暖
房を行なう室内に備えられ、冷風または温風の吹出し用
ファン10(両者は共通)と吹出し出口(図示せず)と
が設けられる。前記顕熱交換器14は室外に置かれ、フ
ァン19で強制的に外気との熱交換が行われる。なお図
中の添字付き符号Tは温度感知器、添字付き符号Lは液
面感知器、添字付き符号PSは圧力感知器をそれぞれ表
わしている。
および第2の四方弁V1、V2をそれぞれの#1および
#4開口が連通され、#2および#3開口が連通される
ような位置に切替え制御する。これにより、吸収器2お
よび凝縮器9内で暖められた管路2a内の冷却水が、ポ
ンプP3により、室内機15の管路3aへ導かれて室内
の暖房が行われる。
において、外気温度が極端に低くなると、外気からの熱
汲上げが難しくなり、暖房能力が低下する。このような
外気温度条件の時にはヒートポンプサイクル運転は停止
し、再生器3で発生した冷媒蒸気を凝縮器9との間で環
流させ、バーナ7による加熱熱量を、凝縮器9内で効率
よく管路2a内の冷却水に伝導する直火加熱暖房運転に
より、前記冷却水を昇温させて暖房能力を向上させるよ
うにする。
9と再生器3(または精留器6)との間をバイパスする
環流通路9aおよび開閉弁17を設けている。外気温度
が低くなって暖房能力が不足する時には、凝縮器9から
蒸発器1に至る冷媒の管路9bならびに、再生器3から
吸収器2に至る濃液の管路7aを遮断してヒートポンプ
サイクルを停止させる。さらに本実施形態では、蒸発器
1内の冷媒および吸収器2内の吸収剤溶液の少なくとも
一方を、ポンプP1、P2により管路1c、7bを介し
て再生器3へ給送し、再生器内の溶液の吸収剤濃度を低
下させる。その後、前記開閉弁17を開いて再生器3で
発生した蒸気を凝縮器9との間で環流させる。これによ
り、後述するように、管路2a内の冷却水を目的温度に
まで加熱するのに必要なバーナ7による加熱量を減らす
ことができる。
の切り替え時におけるポンプや弁の制御装置20の概略
を示すブロック図である。後述するような適宜の運転モ
ード判定手段または手動操作によって直火加熱暖房運転
が指示されると、直火加熱運転開始手段21が移送制御
手段22を起動する。移送制御手段22はポンプP1、
P2の少なくとも一方を付勢し、同時に対応する弁V
5、V3を全開にしてなるべく短時間で再生器3への冷
媒/吸収剤溶液の給送が完了するようにする。再生器3
への冷媒/吸収剤溶液の給送時間すなわち、ポンプP
1、P2の運転時間はタイマ24によって制御される。
タイマ24の作動時間を予め設定しておくことにより、
再生器3内での液面高さが、凝縮器9から再生器3また
は精留器6への環流冷媒放出口のレベルを越えないよう
に、給送する溶液の量すなわち液面高さを適正に制御す
る。この場合、液面計を再生器3や精留器6の適当な箇
所に設置しておき、液面高さを監視制御しても良い。
の吸収剤濃度を低下させることによって直火加熱暖房の
熱効率が改善できることについて説明する。吸収剤溶液
(DMI誘導体)の濃度と温度、ならびに冷媒(TF
E)の凝縮蒸気圧との関係を示すデューリング線図は図
4のようになる。この図から、凝縮器9内を所定圧力
(例えば、260mmHg)に保つためには、吸収剤溶液中
の吸収剤濃度が低いほど溶液の温度を低くできることが
分かる。したがって、直火加熱暖房運転時には、再生器
3内の溶液中の吸収剤濃度をできるだけ低下させ、これ
によって冷媒の蒸発量を維持するのに必要な再生器内の
溶液温度をなるべく低く抑え、これによって直火加熱暖
房運転の熱効率の改善を図るものである。溶液温度が低
くできれば、バーナ7に供給する燃料量の節減はもちろ
ん、排気温度も低くなり、再生器や溶液自体からの輻射
熱量や自然放熱量なども減少するので、全体としての熱
効率を向上することができる。
加熱暖房運転への切換え制御は、室内外の適当な箇所
(例えば顕熱交換器14の近傍)に温度感知器T14を
設け、感知された温度が予定値以下になったときに、前
記直火加熱運転開始手段21を起動することによって自
動制御することができる。外気温度が予定値以下に低下
したことは暖房負荷の大小によっても判定することがで
きる。暖房負荷の演算や直火加熱運転への切り替えにつ
いては、本出願人が先に出願した特願平8−94714
号「吸収式冷暖房装置」や特願平8−333056号
「吸収式冷暖房装置」、特願平8−354168号「吸
収式冷暖房装置」などに詳細に説明されているので、こ
れらの記載を援用し、本明細書に統合する。
媒を先に再生器へ給送し、吸収剤を補充的に給送した場
合のほうが、逆の場合に比べて再生器内の溶液温度を低
くできることが認められた。また以上では、冷媒および
吸収剤溶液の少なくとも一方を再生器へ給送した後に、
凝縮器から再生器へ冷媒を環流させて直火加熱暖房を開
始するものとしたが、冷媒および吸収剤溶液の再生器へ
の給送開始と同時に、冷媒を環流させて直火加熱暖房を
開始しても良いことは当然である。さらに凝縮器の代り
に他の形式の分縮器を用いることもできる。
転時には、図2において、第1および第2の四方弁V
1、V2をそれぞれの#1および#3開口が連通され、
#2および#4開口が連通されるような位置に切替え制
御する。これにより、蒸発器1内で冷却された管路1a
内の冷水が室内機15の管路3aへ導かれて室内の冷房
が行われる。すなわち、冷房運転時には蒸発器1の冷媒
で冷却された冷水が室内機15の管路3aに導かれ、前
記吹出し用ファン10により冷風が室内に吹出される。
9の構造を詳細に説明する。図1は溶液および冷媒の分
離、つまり再生のための要部構造を示す断面図であり、
図2と同符号は同一または同等部分を示す。再生器3の
上部に設けられた精留器6は、下段の回収段6Aおよび
上段の濃縮段6Bからなる2段構造を有する。回収段6
Aは吸収器2から給送されて管25から滴下する希液の
受皿26、および該受皿26の下方に設けられた接触網
(充填材)27を有する。同様に、濃縮段6Bは蒸発器
1から給送された管28から滴下する冷媒の受皿29、
および該受皿29の下方に設けられた接触網(充填材)
30を有する。
冷媒の滴下ノズル26a,29aと冷媒蒸気の上昇通路
つまり蒸気孔26b,29bとを有する。さらに、濃縮
段6Bの受皿29上には、凝縮器9から還流した冷媒が
該受皿29に滴下されるように凝縮器9と連結された還
流通路9aの先端が突出している。滴下ノズル26a,
29aから滴下した希液または冷媒は接触網27,30
と接触して吸収剤成分の分離が促進される。接触網2
7,30は、一例として金網状の充填材で構成される。
この構成により、前記回収段6Aで希液から分離された
冷媒蒸気は濃縮段でさらに高い精度で分離され、凝縮器
9に給送される。
器1に冷媒を取り出すための開口91が形成されてい
て、該開口91は開閉弁92を介して管路9bにつなが
っている。さらに、下部タンク90の側壁には還流通路
9aの開口(循環冷媒取出口)93が形成されている。
開口93と前記受皿29上に突出した還流通路9aの先
端との間には、凝縮器9からの冷媒が還流通路9aを通
じて受皿29上に自然に垂れ落ちることができるよう
に、管路抵抗を考慮した落差が設けられている。
は蒸発器1の冷媒は再生器3または精留器6に給送され
ているので、蒸発器1内に残留している冷媒量は極めて
少ない状態である。一方、凝縮器9および蒸発器1間の
管路9bに気泡が含まれていることがあったりして、そ
れが蒸発器1に送り込まれると、蒸発器1の内圧が上昇
して吸収冷凍サイクルの支障になる。これらの理由か
ら、管路9bには冷媒が満たされているのが望ましく、
かつ直火加熱暖房運転からヒートポンプ暖房運転移行時
には凝縮器9から速やかに冷媒を蒸発器1に給送して吸
収冷凍サイクルが速やかに開始されるようにするのが望
ましい。
の底部から開口93までの高さを、凝縮器9内に適当な
量の冷媒が常時確保されているように設定している。こ
うすることで、凝縮器9内には少なくとも前記開口93
の高さまでの冷媒量が確保され、直火加熱暖房運転から
ヒートポンプ暖房運転へ迅速に移行できる。すなわち、
直火加熱暖房運転からヒートポンプ暖房運転への移行時
には開閉弁92を開く一方で、開閉弁17を閉じて、凝
縮器9で得られた冷媒は蒸発器1に逐次給送される。ま
た、ヒートポンプ暖房運転から直火加熱暖房運転への移
行時には、開閉弁92を閉じる一方、開閉弁17を開い
て凝縮器9から精留器6に冷媒が還流される。
割合が高いと、ヒートポンプ暖房運転開始直後において
暖房能力が十分に発揮できない。しかし、本実施形態で
は凝縮器9に貯留されている純度の高い冷媒が蒸発器1
に給送されるので、ヒートポンプ暖房運転への切換え直
後から高い暖房能力を得ることができる。なお、本実施
形態では、凝縮器9から濃縮段6Bの受皿29に冷媒を
還流するようにしたが、冷媒を還流する位置は濃縮段6
Bに限らず、回収段6Aの受皿26上であってもよい。
火加熱暖房運転中も凝縮器内には一定量の高純度冷媒が
確保されるので、ヒートポンプ暖房運転への移行に際し
て蒸発器の冷媒量をすばやく回復でき、ヒートポンプ暖
房運転の定常状態へ迅速に到達させることができる。
ら再生器への冷媒の循環を、還流路を介した該冷媒の自
然落下によって行うことができると共に、直火加熱暖房
運転中において冷媒液中への吸収剤成分の混入率を少な
くすることができる。さらに、請求項3の発明によれ
ば、蒸発器内の冷媒の純度を極めて高い状態にできるの
で、直火加熱暖房運転からヒートポンプ暖房運転への切
換え後の吸収剤成分の混入率をすみやかに低下させるこ
とができ、定常状態へ、迅速に到達させることができ
る。
熱暖房運転中に、蒸発器の冷媒はほとんどが再生器に給
送されて熱効率の改善が図られる一方で、特に、ヒート
ポンプ暖房運転への移行に際して凝縮器から蒸発器への
冷媒のすばやい給送が可能である。
成を示す図である。
示す図である。
替える際におけるポンプや弁の制御装置の概略を示すブ
ロック図である。
剤濃度との関係を示す特性図である。
a…冷却水用管路 3…再生器、 4…フィルタ、 6
…精留器、 7…バーナ、 9…凝縮器、 9a…環流
路、 14…顕熱交換器、 15…室内機、 17…開
閉弁、 26,29…受皿、 90…タンク底部、 9
2…循環冷媒取出口
Claims (4)
- 【請求項1】 冷媒を収容する蒸発器と、前記蒸発器で
発生した冷媒蒸気を吸収する吸収剤を含む溶液を収容す
る吸収器と、前記溶液の一部を加熱して冷媒蒸気を抽出
し、溶液中の吸収剤濃度を回復させる再生器と、抽出さ
れた前記冷媒蒸気を凝縮させて前記蒸発器へ供給する凝
縮器とを具備し、冷房運転、ヒートポンプ暖房運転また
は直火加熱暖房運転が選択的に可能な冷暖房装置におい
て、 前記凝縮器から再生器に冷媒を還流させる還流路と、 前記環流路を開いて冷媒の閉循環ループを形成すること
により、該循環冷媒で凝縮器を通過する冷却水を加熱す
る直火加熱暖房運転に移行させる切換手段とを具備する
とともに、 前記還流路を通じて前記凝縮器から前記再生器へ冷媒を
取出す循環冷媒取出口を、前記凝縮器から蒸発器への冷
媒取出口よりも高位置にしたことを特徴とする吸収式冷
暖房装置。 - 【請求項2】 前記再生器で発生した冷媒蒸気からさら
に吸収剤溶液を分離するため該再生器の上部に設けら
れ、下段の回収段および上段の濃縮段からなる精留器を
具備し、 前記再生器で発生した冷媒蒸気は前記精留器を通じて前
記凝縮器に給送されるように構成するとともに、 前記還流路は、前記循環冷媒取出口よりも低位置であっ
て、少なくとも前記回収段よりも高位置に開口している
ことを特徴とする請求項1記載の吸収式冷暖房装置。 - 【請求項3】 前記蒸発器から冷媒の一部を前記精留器
に給送するブリードラインを具備したことを特徴とする
請求項1または2記載の吸収式冷暖房装置。 - 【請求項4】 直火加熱暖房運転時に、前記ブリードラ
インをほぼ全開にして前記蒸発器内の冷媒を前記再生器
へ給送し、前記再生器内の溶液中の吸収剤濃度をヒート
ポンプ暖房運転時に比較して低下させる手段を具備した
ことを特徴とする請求項3記載の吸収式冷暖房装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09481297A JP3363057B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 吸収式冷暖房装置 |
| US08/978,274 US5901567A (en) | 1996-12-18 | 1997-11-25 | Absorption refrigerating/heating apparatus |
| DE69729847T DE69729847T2 (de) | 1996-12-18 | 1997-12-09 | Kälte- oder Wärme-Gerät der Absorptionsart |
| EP97121660A EP0849548B1 (en) | 1996-12-18 | 1997-12-09 | Absorption refrigerating/heating apparatus |
| KR1019970069638A KR100337208B1 (ko) | 1996-12-18 | 1997-12-17 | 흡수식냉난방장치 |
| CNB971255377A CN1140742C (zh) | 1996-12-18 | 1997-12-17 | 吸收式冷、暖气装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09481297A JP3363057B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 吸収式冷暖房装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10267448A true JPH10267448A (ja) | 1998-10-09 |
| JP3363057B2 JP3363057B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=14120476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09481297A Expired - Lifetime JP3363057B2 (ja) | 1996-12-18 | 1997-03-28 | 吸収式冷暖房装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3363057B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1233240A2 (en) | 2001-02-14 | 2002-08-21 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Absorption type cooling and heating apparatus |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP09481297A patent/JP3363057B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1233240A2 (en) | 2001-02-14 | 2002-08-21 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Absorption type cooling and heating apparatus |
| US6598415B2 (en) | 2001-02-14 | 2003-07-29 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Absorption type cooling and heating apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3363057B2 (ja) | 2003-01-07 |
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