JPH10267651A - 傾斜測定方法及び傾斜測定装置 - Google Patents
傾斜測定方法及び傾斜測定装置Info
- Publication number
- JPH10267651A JPH10267651A JP7807797A JP7807797A JPH10267651A JP H10267651 A JPH10267651 A JP H10267651A JP 7807797 A JP7807797 A JP 7807797A JP 7807797 A JP7807797 A JP 7807797A JP H10267651 A JPH10267651 A JP H10267651A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- gravitational acceleration
- measurement
- absolute
- sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 18
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims abstract description 89
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 claims abstract description 35
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 79
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 53
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 claims 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
- NCGICGYLBXGBGN-UHFFFAOYSA-N 3-morpholin-4-yl-1-oxa-3-azonia-2-azanidacyclopent-3-en-5-imine;hydrochloride Chemical compound Cl.[N-]1OC(=N)C=[N+]1N1CCOCC1 NCGICGYLBXGBGN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
- 238000012800 visualization Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 センサの取付誤差を気にすることなく、どの
面からも配管の傾斜を測定することができる傾斜測定装
置を提供する。 【解決手段】 互いに直交する3本の軸上の重力加速度
を検出する3つの加速度センサ11x,11y,11z
と、各加速度センサ11x,11y,11zが検出した
重力加速度を他軸における重力加速度の感度に応じて補
正し、補正後の重力加速度に基づいて計測軸の絶対水平
面に対する傾斜量を決定する手段13、14,15とを
備え、3本の軸のいずれかである計測軸と平行に位置決
めされた計測対象物の傾斜方向の傾斜量を表示装置16
に表示させる。
面からも配管の傾斜を測定することができる傾斜測定装
置を提供する。 【解決手段】 互いに直交する3本の軸上の重力加速度
を検出する3つの加速度センサ11x,11y,11z
と、各加速度センサ11x,11y,11zが検出した
重力加速度を他軸における重力加速度の感度に応じて補
正し、補正後の重力加速度に基づいて計測軸の絶対水平
面に対する傾斜量を決定する手段13、14,15とを
備え、3本の軸のいずれかである計測軸と平行に位置決
めされた計測対象物の傾斜方向の傾斜量を表示装置16
に表示させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元軸上に取付
固定された複数の傾斜センサによって絶対水平面に対す
る計測対象物の傾斜量を測定する傾斜測定装置に関し、
特に、傾斜センサの取り付け誤差や重力加速度の他軸へ
の感度を考慮して高精度の傾斜量測定を可能にする技法
に関する。
固定された複数の傾斜センサによって絶対水平面に対す
る計測対象物の傾斜量を測定する傾斜測定装置に関し、
特に、傾斜センサの取り付け誤差や重力加速度の他軸へ
の感度を考慮して高精度の傾斜量測定を可能にする技法
に関する。
【0002】
【従来の技術】地球の重力に垂直な絶対水平面に対する
計測対象物の傾斜量を測定する場合、従来は、液面セン
サを計測対象物の上側面ないし下側面に置き、その液面
センサの水平面に対するセンサ本体のずれ量を検出し、
これを計測対象物の傾斜量としている。このような手法
は簡便且つ視覚的に傾斜量を把握できる反面、正確性に
欠ける。そこで、近年は、液面センサに代えて、傾斜に
応じた重力加速度を出力する加速度センサや傾斜計を傾
斜センサとして用い、排水管等の傾斜量を電子的に計測
することも行われている。
計測対象物の傾斜量を測定する場合、従来は、液面セン
サを計測対象物の上側面ないし下側面に置き、その液面
センサの水平面に対するセンサ本体のずれ量を検出し、
これを計測対象物の傾斜量としている。このような手法
は簡便且つ視覚的に傾斜量を把握できる反面、正確性に
欠ける。そこで、近年は、液面センサに代えて、傾斜に
応じた重力加速度を出力する加速度センサや傾斜計を傾
斜センサとして用い、排水管等の傾斜量を電子的に計測
することも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
傾斜センサでは計測可能箇所が著しく限定される。すな
わち、傾斜センサは、加速度センサや傾斜計を1つしか
使用していないため、感度軸以外の他の軸線方向の傾斜
の影響(他軸感度)から計測可能箇所が同一平面上の2
方向に限定されてしまうという欠点があった。また、傾
斜センサは、その取付の際の誤差がそのまま計測誤差に
つながるので、取付精度の高いものが要求される。しか
し、小型になるにつれてセンサ取付精度を高めることが
困難になるため、製造コストを低減させることができな
いという問題があった。
傾斜センサでは計測可能箇所が著しく限定される。すな
わち、傾斜センサは、加速度センサや傾斜計を1つしか
使用していないため、感度軸以外の他の軸線方向の傾斜
の影響(他軸感度)から計測可能箇所が同一平面上の2
方向に限定されてしまうという欠点があった。また、傾
斜センサは、その取付の際の誤差がそのまま計測誤差に
つながるので、取付精度の高いものが要求される。しか
し、小型になるにつれてセンサ取付精度を高めることが
困難になるため、製造コストを低減させることができな
いという問題があった。
【0004】そこで本発明の課題は、センサの取り付け
誤差を気にすることなく、どの面からも絶対水平面に対
する計測対象物の傾斜量を測定することができる、改良
された傾斜測定方法を提供することにある。本発明の他
の課題は、上記傾斜測定方法の実施に適する傾斜測定装
置を提供することにある。
誤差を気にすることなく、どの面からも絶対水平面に対
する計測対象物の傾斜量を測定することができる、改良
された傾斜測定方法を提供することにある。本発明の他
の課題は、上記傾斜測定方法の実施に適する傾斜測定装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の傾斜測定方法は、計測対象部位に対して平行
となる計測面を規定し、互いに略直交する複数の軸にそ
れぞれ自軸についての重力加速度を検出するセンサを取
付固定した後、前記計測面を一つの絶対平面とみなして
これを絶対三次元空間の複数の絶対平面に置いたときの
前記各センサの検出結果に基づいて各々の軸における重
力加速度の他軸に対する感度(影響度合い、以下同じ)
を算出する過程と、個々のセンサが検出した重力加速度
をそれぞれ当該重力加速度の前記他軸に対する感度に基
づいて補正し、補正後の重力加速度に基づいて前記計測
面の絶対水平面に対する傾斜量を決定する過程を含むこ
とを特徴とする。
明の第1の傾斜測定方法は、計測対象部位に対して平行
となる計測面を規定し、互いに略直交する複数の軸にそ
れぞれ自軸についての重力加速度を検出するセンサを取
付固定した後、前記計測面を一つの絶対平面とみなして
これを絶対三次元空間の複数の絶対平面に置いたときの
前記各センサの検出結果に基づいて各々の軸における重
力加速度の他軸に対する感度(影響度合い、以下同じ)
を算出する過程と、個々のセンサが検出した重力加速度
をそれぞれ当該重力加速度の前記他軸に対する感度に基
づいて補正し、補正後の重力加速度に基づいて前記計測
面の絶対水平面に対する傾斜量を決定する過程を含むこ
とを特徴とする。
【0006】ここで、絶対三次元空間とは、地球の重力
に垂直な絶対水平面内で互いに直交する第1及び第2軸
と、この第1及び第2軸に直交する第3軸とを含んで成
る空間であり、絶対平面とは、この絶対三次元空間の2
軸を含んで成る平面をいう。絶対三次元空間では、絶対
平面が6つ存在する。本発明では、センサを取付固定し
た後にこの絶対平面を用いて重力加速度の他軸への感度
を算出する。センサの取付誤差がある場合は、それがそ
のまま感度値に反映される。そこで、これを当該軸につ
いての補正係数として保持しておき、計測時にこの補正
係数を用いることにより、高精度の傾斜測定が可能にな
る。
に垂直な絶対水平面内で互いに直交する第1及び第2軸
と、この第1及び第2軸に直交する第3軸とを含んで成
る空間であり、絶対平面とは、この絶対三次元空間の2
軸を含んで成る平面をいう。絶対三次元空間では、絶対
平面が6つ存在する。本発明では、センサを取付固定し
た後にこの絶対平面を用いて重力加速度の他軸への感度
を算出する。センサの取付誤差がある場合は、それがそ
のまま感度値に反映される。そこで、これを当該軸につ
いての補正係数として保持しておき、計測時にこの補正
係数を用いることにより、高精度の傾斜測定が可能にな
る。
【0007】本発明の第2の傾斜測定方法は、軸を基準
として傾斜量を測定する。すなわち、互いに略直交する
複数の軸のいずれかを計測対象部位に対して平行となる
計測軸として規定し、これらの複数の軸の各々に自軸に
ついての重力加速度を検出するセンサを取付固定した
後、前記計測軸を含んで形成される計測面を一つの絶対
平面とみなして、前記計測面を絶対三次元空間の複数の
絶対平面に置いたときの前記各センサの検出結果に基づ
いて各々の軸における重力加速度の他軸に対する感度を
算出する過程と、個々のセンサが検出した重力加速度を
それぞれ当該重力加速度の前記他軸に対する感度に基づ
いて補正し、補正後の重力加速度に基づいて前記計測軸
の絶対水平面に対する傾斜量を決定する過程とを含むこ
とを特徴とする。なお、各方法において、前記傾斜量の
決定は、単位時間内に繰り返し実行される。
として傾斜量を測定する。すなわち、互いに略直交する
複数の軸のいずれかを計測対象部位に対して平行となる
計測軸として規定し、これらの複数の軸の各々に自軸に
ついての重力加速度を検出するセンサを取付固定した
後、前記計測軸を含んで形成される計測面を一つの絶対
平面とみなして、前記計測面を絶対三次元空間の複数の
絶対平面に置いたときの前記各センサの検出結果に基づ
いて各々の軸における重力加速度の他軸に対する感度を
算出する過程と、個々のセンサが検出した重力加速度を
それぞれ当該重力加速度の前記他軸に対する感度に基づ
いて補正し、補正後の重力加速度に基づいて前記計測軸
の絶対水平面に対する傾斜量を決定する過程とを含むこ
とを特徴とする。なお、各方法において、前記傾斜量の
決定は、単位時間内に繰り返し実行される。
【0008】上記他の課題を解決する本発明の第1の傾
斜測定装置は、主として上記補正係数を算出する場合に
用いられる。すなわち、互いに略直交する複数の軸上に
取付固定され、それぞれ自軸についての重力加速度を検
出する前記軸数と同数のセンサと、計測対象部位に対し
て平行となり前記センサの取付固定後に形成される計測
面と絶対三次元空間の複数の絶対平面とを合致させたと
きの前記各センサの出力信号に基づいて前記複数の軸に
おける重力加速度の他軸に対する感度を算出する手段
と、前記算出された他軸に対する感度を当該軸について
の重力加速度の補正係数として保持する補正係数保持手
段と、を含んで成る。
斜測定装置は、主として上記補正係数を算出する場合に
用いられる。すなわち、互いに略直交する複数の軸上に
取付固定され、それぞれ自軸についての重力加速度を検
出する前記軸数と同数のセンサと、計測対象部位に対し
て平行となり前記センサの取付固定後に形成される計測
面と絶対三次元空間の複数の絶対平面とを合致させたと
きの前記各センサの出力信号に基づいて前記複数の軸に
おける重力加速度の他軸に対する感度を算出する手段
と、前記算出された他軸に対する感度を当該軸について
の重力加速度の補正係数として保持する補正係数保持手
段と、を含んで成る。
【0009】本発明の第2の傾斜測定装置は、計測対象
部位に対して平行となる計測面を有する筐体と、前記筐
体内で互いに略直交する複数の軸上に取付固定され、そ
れぞれ自軸についての重力加速度を検出する前記軸数と
同数のセンサと、前記計測面と絶対三次元空間の複数の
絶対平面とを合致させたときの前記各センサの出力信号
に基づいて算出された各軸における重力加速度の他軸に
対する感度を当該軸についての重力加速度の補正係数と
して保持する補正係数保持手段と、個々のセンサが検出
した重力加速度をそれぞれ前記補正係数保持手段に保持
されている該当補正係数に基づいて補正する補正手段
と、補正後の重力加速度に基づいて前記計測面の絶対水
平面に対する傾斜量を決定する傾斜量決定手段と、を含
んで成る。
部位に対して平行となる計測面を有する筐体と、前記筐
体内で互いに略直交する複数の軸上に取付固定され、そ
れぞれ自軸についての重力加速度を検出する前記軸数と
同数のセンサと、前記計測面と絶対三次元空間の複数の
絶対平面とを合致させたときの前記各センサの出力信号
に基づいて算出された各軸における重力加速度の他軸に
対する感度を当該軸についての重力加速度の補正係数と
して保持する補正係数保持手段と、個々のセンサが検出
した重力加速度をそれぞれ前記補正係数保持手段に保持
されている該当補正係数に基づいて補正する補正手段
と、補正後の重力加速度に基づいて前記計測面の絶対水
平面に対する傾斜量を決定する傾斜量決定手段と、を含
んで成る。
【0010】本発明の第3の傾斜測定装置は、互いに略
直交する複数の軸のいずれかを計測対象部位に対して平
行となる計測軸として規定する筐体と、前記筐体内で規
定された複数の軸上に固定され、それぞれ自軸について
の重力加速度を検出する前記軸数と同数のセンサと、前
記計測軸を含んで形成される計測面と絶対三次元空間の
複数の絶対平面とを合致させたときの前記各センサの出
力信号に基づいて算出された各軸における重力加速度の
他軸に対する感度を当該軸についての重力加速度の補正
係数として保持する補正係数保持手段と、個々のセンサ
が検出した重力加速度をそれぞれ前記補正係数保持手段
に保持されている該当補正係数に基づいて補正する補正
手段と、補正後の重力加速度に基づいて前記計測軸の絶
対水平面に対する傾斜量を決定する傾斜量決定手段と、
を含んで成る。
直交する複数の軸のいずれかを計測対象部位に対して平
行となる計測軸として規定する筐体と、前記筐体内で規
定された複数の軸上に固定され、それぞれ自軸について
の重力加速度を検出する前記軸数と同数のセンサと、前
記計測軸を含んで形成される計測面と絶対三次元空間の
複数の絶対平面とを合致させたときの前記各センサの出
力信号に基づいて算出された各軸における重力加速度の
他軸に対する感度を当該軸についての重力加速度の補正
係数として保持する補正係数保持手段と、個々のセンサ
が検出した重力加速度をそれぞれ前記補正係数保持手段
に保持されている該当補正係数に基づいて補正する補正
手段と、補正後の重力加速度に基づいて前記計測軸の絶
対水平面に対する傾斜量を決定する傾斜量決定手段と、
を含んで成る。
【0011】上記各傾斜測定装置において、好ましく
は、前記決定された傾斜量を前記筐体の外表面において
可視化する可視化手段をさらに備え、また、前記筐体の
外表面に、前記計測面または計測軸を指標するための指
標体を形成しておく。
は、前記決定された傾斜量を前記筐体の外表面において
可視化する可視化手段をさらに備え、また、前記筐体の
外表面に、前記計測面または計測軸を指標するための指
標体を形成しておく。
【0012】なお、携帯性や操作性を重視する場合は、
前記補正係数保持手段、前記補正手段、前記傾斜量決定
手段、及び可視化手段が前記筐体内に一体に収容される
ように構成する。
前記補正係数保持手段、前記補正手段、前記傾斜量決定
手段、及び可視化手段が前記筐体内に一体に収容される
ように構成する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、センサとして、静
止状態でも重力加速度の検出が可能な加速度センサを用
いた場合の傾斜測定装置のハードウエア構成図である。
施の形態を詳細に説明する。図1は、センサとして、静
止状態でも重力加速度の検出が可能な加速度センサを用
いた場合の傾斜測定装置のハードウエア構成図である。
【0014】この傾斜測定装置1は、3つの加速度セン
サ11x,11y,11zの出力信号をそれぞれアナロ
グ/デジタル変換部(以下、A/Dコンバータ)12で
デジタル信号に変換し、このデジタル信号をCPU13
に入力する。CPU13は、ROM14から読み込んだ
所定のプログラムを実行することによって上記デジタル
信号の処理を行うための機能ブロックを形成し、これに
より処理された結果を表示装置16に表示させる。デジ
タル信号の処理に際しては、適宜EEPROM15から
本装置に固有の情報、例えば後述する補正係数等を読み
込む。また、計測モードとその他のモードとの切換選択
等を行うための操作スイッチ17の情報を取り込んで当
該操作スイッチ17の状態切り換えやリセット等をも行
う。なお、図示を省略してあるが、必要に応じてRAM
を設け、これをCPU13の作業エリアとして使用する
ようにしてもよい。電源部18は、上記CPU13等に
所要の電力を供給するものである。
サ11x,11y,11zの出力信号をそれぞれアナロ
グ/デジタル変換部(以下、A/Dコンバータ)12で
デジタル信号に変換し、このデジタル信号をCPU13
に入力する。CPU13は、ROM14から読み込んだ
所定のプログラムを実行することによって上記デジタル
信号の処理を行うための機能ブロックを形成し、これに
より処理された結果を表示装置16に表示させる。デジ
タル信号の処理に際しては、適宜EEPROM15から
本装置に固有の情報、例えば後述する補正係数等を読み
込む。また、計測モードとその他のモードとの切換選択
等を行うための操作スイッチ17の情報を取り込んで当
該操作スイッチ17の状態切り換えやリセット等をも行
う。なお、図示を省略してあるが、必要に応じてRAM
を設け、これをCPU13の作業エリアとして使用する
ようにしてもよい。電源部18は、上記CPU13等に
所要の電力を供給するものである。
【0015】図2は、上記CPU13により形成される
傾斜量測定に関する機能ブロック構成図である。本実施
形態では、A/Dコンバータ12でデジタル信号に変換
された各軸の重力加速度(センサデータ)を入力するセ
ンサデータ入力部131と、入力されたセンサデータを
補正係数テーブル137に格納されている補正係数を用
いて補正するデータ補正処理部132と、補正後のセン
サデータに基づいて傾斜量を演算する傾斜量演算部13
3と、演算された傾斜量を表示装置16に表示させるた
めの制御を行う表示制御部134とを形成する。タイマ
135は、例えば操作スイッチ17の状態切り換えやリ
セット等の初期処理を行う場合の時間監視に用いるもの
である。また、補正係数演算部136は、センサデータ
の補正に用いる補正係数(後述する)を算出して補正係
数テーブル137に更新自在に格納するものであり、主
制御部138は、各部の機能ブロックを統括的に制御す
るとともに補正係数テーブル137とEEPROM15
との間のデータ転送制御を行うものである。
傾斜量測定に関する機能ブロック構成図である。本実施
形態では、A/Dコンバータ12でデジタル信号に変換
された各軸の重力加速度(センサデータ)を入力するセ
ンサデータ入力部131と、入力されたセンサデータを
補正係数テーブル137に格納されている補正係数を用
いて補正するデータ補正処理部132と、補正後のセン
サデータに基づいて傾斜量を演算する傾斜量演算部13
3と、演算された傾斜量を表示装置16に表示させるた
めの制御を行う表示制御部134とを形成する。タイマ
135は、例えば操作スイッチ17の状態切り換えやリ
セット等の初期処理を行う場合の時間監視に用いるもの
である。また、補正係数演算部136は、センサデータ
の補正に用いる補正係数(後述する)を算出して補正係
数テーブル137に更新自在に格納するものであり、主
制御部138は、各部の機能ブロックを統括的に制御す
るとともに補正係数テーブル137とEEPROM15
との間のデータ転送制御を行うものである。
【0016】本実施形態では、各加速度センサ11x,
11y,11zを図3のように配置する。すなわち、互
いに直交する三次元軸(X軸、Y軸、Z軸)を規定し、
X軸上に第1加速度センサ11x,Y軸上に第2加速度
センサ11y、Z軸上に第3加速度センサ11zをそれ
ぞれ配置して、各配置軸方向に感度軸をもたせている。
以下の説明では、便宜上、X軸を計測軸とし、この計測
軸を含んで形成される平面を計測面とする。図示の「前
方」方向は計測方向である。なお、「左右方向」(Y
軸)及び「上下方向」(Z軸)とは、それぞれ計測軸に
対する左右方向、及び上下方向を指す。
11y,11zを図3のように配置する。すなわち、互
いに直交する三次元軸(X軸、Y軸、Z軸)を規定し、
X軸上に第1加速度センサ11x,Y軸上に第2加速度
センサ11y、Z軸上に第3加速度センサ11zをそれ
ぞれ配置して、各配置軸方向に感度軸をもたせている。
以下の説明では、便宜上、X軸を計測軸とし、この計測
軸を含んで形成される平面を計測面とする。図示の「前
方」方向は計測方向である。なお、「左右方向」(Y
軸)及び「上下方向」(Z軸)とは、それぞれ計測軸に
対する左右方向、及び上下方向を指す。
【0017】図4は、傾斜測定装置1の具体的な構造例
を示す透視斜視図である。図示のように、本実施形態の
傾斜測定装置1は、筐体10内に、第1〜第3加速度セ
ンサ11x,11y,11z、A/Dコンバータ12、
CPU13、ROM14、EEPROM15、表示装置
16、操作スイッチ17、及び電源部18を一体に収容
し、携帯性と操作性とを確保している。また、筐体10
の表示装置16の取り付け部位に、計測軸であるX軸方
向を指標するための矢印19を記し、傾斜測定時の便宜
を図っている。但し、常に図4のような構成にしなけれ
ばならないというものではなく、任意に設計変更が可能
である。
を示す透視斜視図である。図示のように、本実施形態の
傾斜測定装置1は、筐体10内に、第1〜第3加速度セ
ンサ11x,11y,11z、A/Dコンバータ12、
CPU13、ROM14、EEPROM15、表示装置
16、操作スイッチ17、及び電源部18を一体に収容
し、携帯性と操作性とを確保している。また、筐体10
の表示装置16の取り付け部位に、計測軸であるX軸方
向を指標するための矢印19を記し、傾斜測定時の便宜
を図っている。但し、常に図4のような構成にしなけれ
ばならないというものではなく、任意に設計変更が可能
である。
【0018】次に、上記のように構成される傾斜測定装
置1の動作原理を説明する。第1加速度センサ11xよ
り出力される重力加速度をAx、第2加速度センサ11
yより出力される重力加速度をAy、第3加速度センサ
11zより出力される重力加速度をAzとする。このと
き、各加速度センサ11x,11y,11zが互いに正
確に直交するように取り付けられ、且つそれぞれ他軸方
向に対する感度がないものとすると、物理学的には、以
下の関係式が成立する。
置1の動作原理を説明する。第1加速度センサ11xよ
り出力される重力加速度をAx、第2加速度センサ11
yより出力される重力加速度をAy、第3加速度センサ
11zより出力される重力加速度をAzとする。このと
き、各加速度センサ11x,11y,11zが互いに正
確に直交するように取り付けられ、且つそれぞれ他軸方
向に対する感度がないものとすると、物理学的には、以
下の関係式が成立する。
【0019】
【数1】 √(Ax2+Ay2+Az2)=1G(地球の重力) ・・・(1)
【0020】また、図5(a)に示すように、計測軸で
あるX軸が絶対水平面からY軸回りに角度θだけ傾斜し
ている場合(X軸はX’軸へ、Z軸はZ’軸へ変位す
る)、重力加速度Axと角度θとの間には、図5(b)
に示すように「Ax=sinθ」の関係式が成立する。
従って、角度θは「sin-1Ax」の計算式より求める
ことができる。一方、この状態で、図5(c)に示すよ
うに、Y軸が絶対水平面からX’軸回りに角度φだけ傾
斜している場合(Y軸はY''軸へ、Z’軸はZ''軸へ変
位する)、重力加速度Ayと、角度θ、φとの間には、
図5(d)に示すように、「Ay=cosθ・sin
φ」の関係式が成立する。従って、このときの角度φ
は、「sin-1(Ay/cosθ)」の計算式より求め
ることができる。同様に、重力加速度Azと、角度θ、
φとの間には、「Az=cosθ・cosφ」の関係式
が成立し、角度φは、「cos-1(Az/cosθ)」
の計算式より求めることができる。このように、X,
Y,Z軸が傾いたときの角度は、それぞれ三角関数によ
る演算によって求めることができる。
あるX軸が絶対水平面からY軸回りに角度θだけ傾斜し
ている場合(X軸はX’軸へ、Z軸はZ’軸へ変位す
る)、重力加速度Axと角度θとの間には、図5(b)
に示すように「Ax=sinθ」の関係式が成立する。
従って、角度θは「sin-1Ax」の計算式より求める
ことができる。一方、この状態で、図5(c)に示すよ
うに、Y軸が絶対水平面からX’軸回りに角度φだけ傾
斜している場合(Y軸はY''軸へ、Z’軸はZ''軸へ変
位する)、重力加速度Ayと、角度θ、φとの間には、
図5(d)に示すように、「Ay=cosθ・sin
φ」の関係式が成立する。従って、このときの角度φ
は、「sin-1(Ay/cosθ)」の計算式より求め
ることができる。同様に、重力加速度Azと、角度θ、
φとの間には、「Az=cosθ・cosφ」の関係式
が成立し、角度φは、「cos-1(Az/cosθ)」
の計算式より求めることができる。このように、X,
Y,Z軸が傾いたときの角度は、それぞれ三角関数によ
る演算によって求めることができる。
【0021】しかし、実際には、各加速度センサ11
x,11y,11zの取り付けに際しては取付誤差が生
じるのが通常であり、また、傾斜量測定の際には他軸の
重力加速度の感度が常に影響しあうため、正確な傾斜量
測定を行う場合は、各重力加速度Ax,Ay,Azを補
正する必要がある。そこで、本実施形態では、各軸の重
力加速度の他軸方向に対する感度を補正係数として用意
しておく。
x,11y,11zの取り付けに際しては取付誤差が生
じるのが通常であり、また、傾斜量測定の際には他軸の
重力加速度の感度が常に影響しあうため、正確な傾斜量
測定を行う場合は、各重力加速度Ax,Ay,Azを補
正する必要がある。そこで、本実施形態では、各軸の重
力加速度の他軸方向に対する感度を補正係数として用意
しておく。
【0022】以下、この補正係数の求め方の例を、図6
及び図7を参照して説明する。まず、図6に示すよう
に、絶対水平面30内で正確に直交するX,Y軸と、絶
対水平面30に対して正確に垂直となるZ軸とを含む絶
対三次元座標系を考える。そして、それぞれ90度毎に
回転したときに絶対水平面30に対して水平となるよう
に調整された平面部を有し、且つ各平面部がそれぞれ自
己の面部の4辺と接する他の4平面部と正確に直交する
ように造られた6面体20を有する校正装置を用意し、
この6面体20内に、上記絶対三次元座標系(X,Y,
Z軸)を規定する。
及び図7を参照して説明する。まず、図6に示すよう
に、絶対水平面30内で正確に直交するX,Y軸と、絶
対水平面30に対して正確に垂直となるZ軸とを含む絶
対三次元座標系を考える。そして、それぞれ90度毎に
回転したときに絶対水平面30に対して水平となるよう
に調整された平面部を有し、且つ各平面部がそれぞれ自
己の面部の4辺と接する他の4平面部と正確に直交する
ように造られた6面体20を有する校正装置を用意し、
この6面体20内に、上記絶対三次元座標系(X,Y,
Z軸)を規定する。
【0023】次に、図7に示すように、6面体20の絶
対三次元座標系(X,Y,Z軸)と上記傾斜測定装置1
に規定された三次元座標系(X,Y,Z軸)とを合致さ
せ、傾斜測定装置1の基準面、例えば計測軸を含んで形
成される計測面を、絶対水平面に対して平行となる面部
に固定する(ステップS101)。そして、そのときの
各加速度センサ11x,11y,11zの出力をA/D
コンバータ12に入力してデジタル信号に変換するとと
もに、このデジタル信号(センサデータ)をセンサデー
タ入力部131を介して取得し、これをRAM等の作業
エリアに格納する(ステップS102)。次に、傾斜測
定装置1を上記面部に固定したまま、図示しない校正装
置の駆動機構を用いて6面体20を正確に90度回転さ
せ(ステップS103:No、S104)、ステップS
102の処理に戻る。これを6面体20のそれぞれの面
部について繰り返し、全ての面部についてのセンサデー
タを格納した場合は(ステップS103:Yes)、作
業エリアに格納された全てのセンサデータをもとに各軸
についての重力加速度の他軸方向に対する感度を演算す
る(ステップS105)。そして演算結果を補正係数と
して補正係数テーブル137に格納する(ステップS1
06)。
対三次元座標系(X,Y,Z軸)と上記傾斜測定装置1
に規定された三次元座標系(X,Y,Z軸)とを合致さ
せ、傾斜測定装置1の基準面、例えば計測軸を含んで形
成される計測面を、絶対水平面に対して平行となる面部
に固定する(ステップS101)。そして、そのときの
各加速度センサ11x,11y,11zの出力をA/D
コンバータ12に入力してデジタル信号に変換するとと
もに、このデジタル信号(センサデータ)をセンサデー
タ入力部131を介して取得し、これをRAM等の作業
エリアに格納する(ステップS102)。次に、傾斜測
定装置1を上記面部に固定したまま、図示しない校正装
置の駆動機構を用いて6面体20を正確に90度回転さ
せ(ステップS103:No、S104)、ステップS
102の処理に戻る。これを6面体20のそれぞれの面
部について繰り返し、全ての面部についてのセンサデー
タを格納した場合は(ステップS103:Yes)、作
業エリアに格納された全てのセンサデータをもとに各軸
についての重力加速度の他軸方向に対する感度を演算す
る(ステップS105)。そして演算結果を補正係数と
して補正係数テーブル137に格納する(ステップS1
06)。
【0024】以上の一連の処理により、AxのY軸方向
に対する感度Cxy,AxのZ軸方向に対する感度Cx
z、AyのX軸方向に対する感度Cyx、AyのZ軸方
向に対する感度Cyz、AzのY軸方向に対する感度C
zy、AzのX軸方向に対する感度Czxがそれぞれ補
正係数テーブル137に格納される。これらの感度は、
各加速度センサ11x,11y,11zの取り付け誤差
と他軸への重力加速度の影響を考慮した数値となってい
る。そこで、データ補正処理部132は、上記各感度を
用いてX,Y,Z軸における重力加速度Ax,Ay,A
zを補正する。補正後の重力加速度をax,ay,az
は、下記(2)〜(4)式により算出することができる。
に対する感度Cxy,AxのZ軸方向に対する感度Cx
z、AyのX軸方向に対する感度Cyx、AyのZ軸方
向に対する感度Cyz、AzのY軸方向に対する感度C
zy、AzのX軸方向に対する感度Czxがそれぞれ補
正係数テーブル137に格納される。これらの感度は、
各加速度センサ11x,11y,11zの取り付け誤差
と他軸への重力加速度の影響を考慮した数値となってい
る。そこで、データ補正処理部132は、上記各感度を
用いてX,Y,Z軸における重力加速度Ax,Ay,A
zを補正する。補正後の重力加速度をax,ay,az
は、下記(2)〜(4)式により算出することができる。
【0025】
【数2】 ax=Ax+Cxy・Ay+Cxz・Az ・・・(2) ay=Ay+Cyx・Ax+Cyz・Az ・・・(3) az=Az+Czy・Ay+Czx・Ax ・・・(4)
【0026】傾斜量演算部133は、下記(5)式によ
り、計測軸(X軸)の絶対水平面に対する傾き角θを演
算する。
り、計測軸(X軸)の絶対水平面に対する傾き角θを演
算する。
【0027】
【数3】 θ=tan-1(ax/√(ay2+az2))・・・(5)
【0028】表示制御部134は、上記傾き角θを表示
装置16に表示させる。なお、傾斜量演算部133にお
いて、傾き角θを傾斜率(%)に換算し、この傾斜率
(%)をも表示制御部134を通じて表示装置16に表
示させるようにすることもできる。
装置16に表示させる。なお、傾斜量演算部133にお
いて、傾き角θを傾斜率(%)に換算し、この傾斜率
(%)をも表示制御部134を通じて表示装置16に表
示させるようにすることもできる。
【0029】次に、本実施形態の傾斜測定装置1を使用
して具体的に傾斜対象物の傾斜量を表示させるまでの手
順について説明する。まず、図8に示すように、傾斜測
定装置1の計測面を計測対象物と平行に置き、計測方向
と計測対象物の傾斜方向とを一致させる。この実施形態
では、X軸を計測軸と規定し、X軸とY軸とを含んで形
成される平面を計測面としているので、X軸を傾斜方向
に合わせる。このとき、計測軸と傾斜方向とが一致すれ
ばよいので、計測対象物の任意の箇所から計測すること
ができる。
して具体的に傾斜対象物の傾斜量を表示させるまでの手
順について説明する。まず、図8に示すように、傾斜測
定装置1の計測面を計測対象物と平行に置き、計測方向
と計測対象物の傾斜方向とを一致させる。この実施形態
では、X軸を計測軸と規定し、X軸とY軸とを含んで形
成される平面を計測面としているので、X軸を傾斜方向
に合わせる。このとき、計測軸と傾斜方向とが一致すれ
ばよいので、計測対象物の任意の箇所から計測すること
ができる。
【0030】このように傾斜測定装置1を配置した場
合、傾斜測定装置1は、図9の手順によって傾斜量を演
算する。すなわち、初期処理、具体的にはタイマ135
を駆動させて操作スイッチ17の状態を確認し、操作ス
イッチ17が計測モードになっていればタイムアップを
待ち、計測モードになっていなければ、現在のモードを
計測モードに切り替えてタイムアップを待つ(ステップ
S201)。初期処理が終了すると、センサデータ(デ
ジタル信号に変換された各軸についての重力加速度、以
下同じ)をA/Dコンバータ12より読み込む(ステッ
プS202)。該当する補正係数を補正係数テーブル1
37より読み込み(ステップS203)、データ補正、
つまり上記(2)〜(4)式の演算を行う(ステップS20
4)。その後、傾斜量演算、具体的には上記(5)式の演
算、ないし(5)式より得られる角度データの傾斜率
(%)への換算を行い(ステップS205)、演算結果
を表示制御部134に出力する(ステップS206)。
これを予め規定した回数、例えば1秒間に60回に達す
るまで繰り返す(ステップS207)。以上のような手
順によって傾斜量の演算結果が表示装置16に表示さ
れ、操作者が傾斜量を視覚的に把握できるようになる。
合、傾斜測定装置1は、図9の手順によって傾斜量を演
算する。すなわち、初期処理、具体的にはタイマ135
を駆動させて操作スイッチ17の状態を確認し、操作ス
イッチ17が計測モードになっていればタイムアップを
待ち、計測モードになっていなければ、現在のモードを
計測モードに切り替えてタイムアップを待つ(ステップ
S201)。初期処理が終了すると、センサデータ(デ
ジタル信号に変換された各軸についての重力加速度、以
下同じ)をA/Dコンバータ12より読み込む(ステッ
プS202)。該当する補正係数を補正係数テーブル1
37より読み込み(ステップS203)、データ補正、
つまり上記(2)〜(4)式の演算を行う(ステップS20
4)。その後、傾斜量演算、具体的には上記(5)式の演
算、ないし(5)式より得られる角度データの傾斜率
(%)への換算を行い(ステップS205)、演算結果
を表示制御部134に出力する(ステップS206)。
これを予め規定した回数、例えば1秒間に60回に達す
るまで繰り返す(ステップS207)。以上のような手
順によって傾斜量の演算結果が表示装置16に表示さ
れ、操作者が傾斜量を視覚的に把握できるようになる。
【0031】このように、本実施形態の傾斜測定装置1
は、各加速度センサ11x,11y,11zの取り付け
誤差と他軸への重力加速度の影響を考慮した補正係数を
用いて各軸における重力加速度Ax,Ay,Azを補正
し、補正後の重力加速度ax,ay,azに基づいて傾
斜量を算出するようにしているので、センサの取り付け
精度に影響されずに高精度の傾斜測定を行うことが可能
になる。そのため、センサ取付作業が極めて容易とな
り、製造コストを低減させることが可能になる。また、
計測対象物の傾斜方向と計測軸とを一致させるだけで傾
斜量が表示されるので、計測箇所にも拘束されない。こ
れにより、従来の問題点等が解消される。
は、各加速度センサ11x,11y,11zの取り付け
誤差と他軸への重力加速度の影響を考慮した補正係数を
用いて各軸における重力加速度Ax,Ay,Azを補正
し、補正後の重力加速度ax,ay,azに基づいて傾
斜量を算出するようにしているので、センサの取り付け
精度に影響されずに高精度の傾斜測定を行うことが可能
になる。そのため、センサ取付作業が極めて容易とな
り、製造コストを低減させることが可能になる。また、
計測対象物の傾斜方向と計測軸とを一致させるだけで傾
斜量が表示されるので、計測箇所にも拘束されない。こ
れにより、従来の問題点等が解消される。
【0032】なお、本実施形態の傾斜測定装置1は、計
測軸をX軸に規定し、X軸を含む平面を計測面とした場
合について説明したが、センサ取付後の特定の一軸を計
測軸として定め、この軸を基準として傾斜量の測定を行
うようにしてもよい。
測軸をX軸に規定し、X軸を含む平面を計測面とした場
合について説明したが、センサ取付後の特定の一軸を計
測軸として定め、この軸を基準として傾斜量の測定を行
うようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の傾斜測定技術によれば、センサの取り付け誤差や他軸
の重力加速度の影響を受けずに高精度の傾斜量測定が可
能になるという特有の効果がある。
の傾斜測定技術によれば、センサの取り付け誤差や他軸
の重力加速度の影響を受けずに高精度の傾斜量測定が可
能になるという特有の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る傾斜測定装置のハー
ドウエア構成図。
ドウエア構成図。
【図2】本実施形態により形成される傾斜測定用の機能
ブロックの構成図。
ブロックの構成図。
【図3】加速度センサの配置説明図。
【図4】本実施形態の傾斜測定装置の構造を示す透視斜
視図。
視図。
【図5】(a)〜(d)は傾斜角(傾斜量)を検出する
場合の原理説明図。
場合の原理説明図。
【図6】本実施形態により補正係数を算出する場合の位
置合わせ状態を示す説明図。
置合わせ状態を示す説明図。
【図7】本実施形態により補正係数を算出する場合の手
順説明図。
順説明図。
【図8】本実施形態の傾斜測定装置の使用態様を示す外
観斜視図。
観斜視図。
【図9】実際に傾斜量を計測する場合の傾斜測定装置の
処理手順説明図。
処理手順説明図。
1 傾斜測定装置 10 筐体 11x,11y,11z 加速度センサ 12 A/Dコンバータ 13 CPU 132 データ補正処理部 133 傾斜量演算部 134 表示制御部 136 補正係数演算部 137 補正係数テーブル 16 表示装置 19 計測方向を示す指標体
Claims (9)
- 【請求項1】 計測対象部位に対して平行となる計測面
を規定し、互いに略直交する複数の軸にそれぞれ自軸に
ついての重力加速度を検出するセンサを取付固定した
後、前記計測面を一つの絶対平面とみなしてこれを絶対
三次元空間の複数の絶対平面に置いたときの前記各セン
サの検出結果に基づいて各々の軸における重力加速度の
他軸に対する感度を算出する過程と、 個々のセンサが検出した重力加速度をそれぞれ当該重力
加速度の前記他軸に対する感度に基づいて補正し、補正
後の重力加速度に基づいて前記計測面の絶対水平面に対
する傾斜量を決定する過程とを含むことを特徴とする傾
斜測定方法。 - 【請求項2】 互いに略直交する複数の軸のいずれかを
計測対象部位に対して平行となる計測軸として規定し、
これらの複数の軸の各々に自軸についての重力加速度を
検出するセンサを取付固定した後、前記計測軸を含んで
形成される計測面を一つの絶対平面とみなして、前記計
測面を絶対三次元空間の複数の絶対平面に置いたときの
前記各センサの検出結果に基づいて各々の軸における重
力加速度の他軸に対する感度を算出する過程と、 個々のセンサが検出した重力加速度をそれぞれ当該重力
加速度の前記他軸に対する感度に基づいて補正し、補正
後の重力加速度に基づいて前記計測軸の絶対水平面に対
する傾斜量を決定する過程とを含むことを特徴とする傾
斜測定方法。 - 【請求項3】 前記傾斜量の決定を単位時間内に繰り返
し実行することを特徴とする請求項1または2記載の傾
斜測定方法。 - 【請求項4】 互いに略直交する複数の軸上に取付固定
され、それぞれ自軸についての重力加速度を検出する前
記軸数と同数のセンサと、 計測対象部位に対して平行となり前記センサの取付固定
後に形成される計測面と絶対三次元空間の複数の絶対平
面とを合致させたときの前記各センサの出力信号に基づ
いて前記複数の軸における重力加速度の他軸に対する感
度を算出する手段と、 前記算出された他軸に対する感度を当該軸についての重
力加速度の補正係数として保持する補正係数保持手段
と、を含んで成る傾斜測定装置。 - 【請求項5】 計測対象部位に対して平行となる計測面
を有する筐体と、 前記筐体内で互いに略直交する複数の軸上に取付固定さ
れ、それぞれ自軸についての重力加速度を検出する前記
軸数と同数のセンサと、 前記計測面と絶対三次元空間の複数の絶対平面とを合致
させたときの前記各センサの出力信号に基づいて算出さ
れた各軸における重力加速度の他軸に対する感度を当該
軸についての重力加速度の補正係数として保持する補正
係数保持手段と、 個々のセンサが検出した重力加速度をそれぞれ前記補正
係数保持手段に保持されている該当補正係数に基づいて
補正する補正手段と、 補正後の重力加速度に基づいて前記計測面の絶対水平面
に対する傾斜量を決定する傾斜量決定手段と、を含んで
成る傾斜測定装置。 - 【請求項6】 互いに略直交する複数の軸のいずれかを
計測対象部位に対して平行となる計測軸として規定する
筐体と、 前記筐体内で規定された複数の軸上に固定され、それぞ
れ自軸についての重力加速度を検出する前記軸数と同数
のセンサと、 前記計測軸を含んで形成される計測面と絶対三次元空間
の複数の絶対平面とを合致させたときの前記各センサの
出力信号に基づいて算出された各軸における重力加速度
の他軸に対する感度を当該軸についての重力加速度の補
正係数として保持する補正係数保持手段と、 個々のセンサが検出した重力加速度をそれぞれ前記補正
係数保持手段に保持されている該当補正係数に基づいて
補正する補正手段と、 補正後の重力加速度に基づいて前記計測軸の絶対水平面
に対する傾斜量を決定する傾斜量決定手段と、を含んで
成る傾斜測定装置。 - 【請求項7】 前記決定された傾斜量を前記筐体の外表
面において可視化する可視化手段をさらに備えることを
特徴とする請求項5または6記載の傾斜測定装置。 - 【請求項8】 前記筐体の外表面に、前記計測面または
計測軸を指標するための指標体が形成されていることを
特徴とする請求項7記載の傾斜測定装置。 - 【請求項9】 前記補正係数保持手段、前記補正手段、
前記傾斜量決定手段、及び可視化手段が前記筐体内に一
体に収容されていることを特徴とする請求項8記載の傾
斜測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7807797A JPH10267651A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 傾斜測定方法及び傾斜測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7807797A JPH10267651A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 傾斜測定方法及び傾斜測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10267651A true JPH10267651A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13651788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7807797A Withdrawn JPH10267651A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 傾斜測定方法及び傾斜測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10267651A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006226680A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 加速度センサの校正方法及び加速度測定装置 |
| WO2006107145A1 (en) * | 2005-03-09 | 2006-10-12 | Infinics, Inc. | Digital clinometer |
| JP2008082855A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Keihin Corp | 鞍乗り型の車両の転倒検出装置 |
| JP2008202226A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Kyowa Exeo Corp | 梯子の傾度報知器 |
| JP2008292175A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 管路位置計測装置におけるミスアライメント計測方法 |
| WO2010055871A1 (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-20 | エプソントヨコム株式会社 | 姿勢検出装置の補正パラメーター作成方法、姿勢検出装置の補正パラメーター作成用装置及び姿勢検出装置 |
| JP2010117371A (ja) * | 2010-02-24 | 2010-05-27 | Epson Toyocom Corp | 姿勢検出装置 |
| JP2012135451A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Rinnai Corp | ガス炊飯器 |
| JP2013205164A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Seiko Epson Corp | 加速度バイアス推定方法及び計測装置 |
| JP2014228472A (ja) * | 2013-05-24 | 2014-12-08 | 能美防災株式会社 | 構造物劣化診断システム |
| JP2015064348A (ja) * | 2013-08-26 | 2015-04-09 | 能美防災株式会社 | センサ取付ベース、およびセンサ取付ベースを用いた構造物劣化診断システム |
| US9273967B2 (en) | 2010-06-28 | 2016-03-01 | Seiko Epson Corporation | Bias estimating method, posture estimating method, bias estimating device, and posture estimating device |
| US10139428B2 (en) | 2014-11-17 | 2018-11-27 | Renesas Electronics Corporation | Phase correction device, action identification device, action identification system, microcontroller, phase correction method, and program |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP7807797A patent/JPH10267651A/ja not_active Withdrawn
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006226680A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 加速度センサの校正方法及び加速度測定装置 |
| WO2006107145A1 (en) * | 2005-03-09 | 2006-10-12 | Infinics, Inc. | Digital clinometer |
| KR100702055B1 (ko) | 2005-03-09 | 2007-04-02 | 인피닉스 주식회사 | 디지털 수평 측정기구 |
| JP2008533463A (ja) * | 2005-03-09 | 2008-08-21 | インフィニクス インコーポレイテッド | デジタル水平測定器具 |
| JP2008082855A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Keihin Corp | 鞍乗り型の車両の転倒検出装置 |
| JP2008202226A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Kyowa Exeo Corp | 梯子の傾度報知器 |
| JP2008292175A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 管路位置計測装置におけるミスアライメント計測方法 |
| JP2010117260A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Epson Toyocom Corp | 姿勢検出装置の補正パラメーター作成方法、姿勢検出装置の補正パラメーター作成用装置及び姿勢検出装置 |
| WO2010055871A1 (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-20 | エプソントヨコム株式会社 | 姿勢検出装置の補正パラメーター作成方法、姿勢検出装置の補正パラメーター作成用装置及び姿勢検出装置 |
| CN102216790A (zh) * | 2008-11-13 | 2011-10-12 | 爱普生拓优科梦株式会社 | 姿势检测装置的校正参数生成方法、用于生成姿势检测装置的校正参数的装置以及姿势检测装置 |
| CN103257251A (zh) * | 2008-11-13 | 2013-08-21 | 精工爱普生株式会社 | 姿势检测装置 |
| JP2010117371A (ja) * | 2010-02-24 | 2010-05-27 | Epson Toyocom Corp | 姿勢検出装置 |
| US9273967B2 (en) | 2010-06-28 | 2016-03-01 | Seiko Epson Corporation | Bias estimating method, posture estimating method, bias estimating device, and posture estimating device |
| JP2012135451A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Rinnai Corp | ガス炊飯器 |
| JP2013205164A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Seiko Epson Corp | 加速度バイアス推定方法及び計測装置 |
| JP2014228472A (ja) * | 2013-05-24 | 2014-12-08 | 能美防災株式会社 | 構造物劣化診断システム |
| JP2015064348A (ja) * | 2013-08-26 | 2015-04-09 | 能美防災株式会社 | センサ取付ベース、およびセンサ取付ベースを用いた構造物劣化診断システム |
| US10139428B2 (en) | 2014-11-17 | 2018-11-27 | Renesas Electronics Corporation | Phase correction device, action identification device, action identification system, microcontroller, phase correction method, and program |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3005681B1 (ja) | Cmm校正ゲージ及びcmmの校正方法 | |
| JPH10267651A (ja) | 傾斜測定方法及び傾斜測定装置 | |
| JP2006506654A (ja) | レベル、角度および距離計測装置 | |
| CN201116933Y (zh) | 激光测距仪 | |
| JP2007500350A (ja) | 3軸コンパスソリューションのための2軸磁気センサを使用するシステム | |
| CN105865292A (zh) | 检测指示器 | |
| JP2013200248A (ja) | デジタル式インジケータおよび多点測定装置 | |
| CN103162677A (zh) | 一种数字地质罗盘仪及地质体产状的测量方法 | |
| JP5445270B2 (ja) | 校正データ取得方法、加速度センサー出力補正方法及び校正データ取得システム | |
| JP2003049731A (ja) | 燃料計量方法 | |
| KR101161558B1 (ko) | 골프 어드레스 교정 장치 | |
| CN107390155A (zh) | 一种磁传感器校准装置和方法 | |
| JP6470248B2 (ja) | 教示操作盤およびそれを有するロボットシステム | |
| JPS59500112A (ja) | 面または線の勾配または傾斜の測定装置 | |
| US20050217127A1 (en) | Measurement device and method for determining the three-dimensional orientation of a body relative to two horizontal reference directions | |
| CN111238439B (zh) | 角度偏差测量系统 | |
| CN100425200C (zh) | 身体动作测定装置 | |
| CN101113891B (zh) | 光学式测量装置 | |
| JP6485195B2 (ja) | 傾斜度測定方法及び装置並びに電子機器及びプログラム | |
| JPH10267652A (ja) | 配管傾斜測定器 | |
| JP5070428B2 (ja) | 電子コンパス及び方位測定方法 | |
| CN106932023B (zh) | 冰体内应力形变检测系统及冰川移动评估系统 | |
| JP2016211907A (ja) | 傾斜度測定方法及び装置並びに電子機器及びプログラム | |
| JPH0875442A (ja) | 簡易型測長機 | |
| CN111678451B (zh) | 运载体的变形测量方法、装置以及存储介质 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |