JPH10267797A - 車両の転がり抵抗測定装置 - Google Patents

車両の転がり抵抗測定装置

Info

Publication number
JPH10267797A
JPH10267797A JP9074886A JP7488697A JPH10267797A JP H10267797 A JPH10267797 A JP H10267797A JP 9074886 A JP9074886 A JP 9074886A JP 7488697 A JP7488697 A JP 7488697A JP H10267797 A JPH10267797 A JP H10267797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
rolling resistance
wheel
measuring device
reaction force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9074886A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ohashi
勇志 大橋
Yoichi Funahashi
陽一 舟橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP9074886A priority Critical patent/JPH10267797A/ja
Publication of JPH10267797A publication Critical patent/JPH10267797A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両全体を対象とした高精度の転がり抵抗測
定ができなかった。 【解決手段】 車両12の車輪12aがシャシダイナモ
部18の駆動ドラム30によって所定速度で回転してい
ることが確認されたら、コントロールユニット28内の
吊り上げ制御部は車両拘束部14で車両12を吊り上
げ、前記駆動ドラム30に働くラジアル荷重を除荷し
て、駆動ドラム30に配置された反力変出センサ36に
よって、駆動ドラム30に働く反力の測定を行い転がり
抵抗の測定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の転がり抵抗
測定装置、特に、車両全体としての正確な転がり抵抗を
測定することのできる車両の転がり抵抗測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、自動車の高性能化が進む中で車両
の低燃費化が盛んに行われている。この低燃費化を実現
する上で重要な検討項目の一つとして車両の転がり抵抗
がある。ガソリン車ではエンジン、電気自動車ではモー
タが発生する駆動エネルギのロスを最小限に抑え車輪に
伝達して車両の走行を行うためには、前記転がり抵抗を
できるだけ小さくすることが望ましく、各駆動系のユニ
ットの転がり抵抗を低減するために設計変更等様々な対
策が行われている。
【0003】ところで、前記転がり抵抗の測定は、各ユ
ニット毎で行う場合、ある程度正確に行うことができ
る。また、車両完成状態における車両全体としての転が
り抵抗は、図5に示すようなシャシダイナモメータ10
0を利用した測定装置によって測定することができる。
車両全体としての転がり抵抗の値を測定する場合、測定
すべき車両102のトランスミッションをニュートラル
状態にした後、ダイナモ104にシャフト106を介し
て接続されたドラム108上に前記車両102の車輪1
02aを停車させる。この状態で、ダイナモ104を回
転駆動してドラム108を回転させる。そして、前記車
両102の車輪102aをドラム108の回転で共回り
させることによって、車両102を一定速度で走行させ
た時と同じ状態にしている。その時に、ダイナモ104
にかかる反力を転がり抵抗として測定している。
【0004】また、前述したシャシダイナモメータ10
0を利用した車両102の転がり抵抗値の測定は、車輪
102aとダイナモ104の間に存在するシャフト10
6や軸受け110等による伝達ロスがあるためドラム1
08に反力を検出するセンサを配置して転がり抵抗の測
定精度の向上を行っている転がり抵抗測定装置もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような車両全
体を対象にした転がり抵抗の測定において、ダイナモ1
04やドラム108に配置されたセンサによる測定値
は、図6に示すように、ドラム108に車両の重量によ
るラジアル荷重Nが働くため転がり抵抗fのみを検出す
ることができず、正確な測定結果を得ることができない
という問題がある。つまり、ドラム108と車輪102
aとが回転している場合、ラジアル荷重Nが働くと当該
ドラム108と車輪102aとの間に摩擦係数μとラジ
アル荷重Nに応じた摩擦力μNが発生してしまい、ダイ
ナモ104やドラム108に配置されたセンサが検出す
る値Fは、前記転がり抵抗fと摩擦力μNとの合力にな
る。従って、車両の評価に必要な転がり抵抗を高精度で
測定することができなかった。
【0006】また、車軸や車輪に働くラジアル荷重が車
両状態によって前後左右で変化する場合の転がり抵抗の
変化を測定するためには、ウエイトの調整等測定準備が
煩雑になり安定した測定結果を迅速に得ることが困難で
あるという問題があった。
【0007】本発明は、このような問題を解決すること
を課題としてなされたものであり、車両全体としての転
がり抵抗を高精度でかつ容易に測定することのできる車
両の転がり抵抗測定装置を提供することを目的とする。
【0008】また、車両の状態によりラジアル荷重が変
化する際の転がり抵抗の変化を容易に測定することので
きる転がり抵抗測定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の構成は、車両の車輪に接触可能か
つ回転自在な駆動ドラムによって、前記車輪を回転させ
た時の反力を検出して車両の転がり抵抗を測定する転が
り抵抗測定装置において、前記車両を鉛直方向に吊り上
げ自在に支持する車両拘束部と、前記車両拘束部の吊り
上げ力を調整し、前記駆動ドラムに働くラジアル荷重の
大きさを変更制御する吊り上げ制御部と、を含み、選択
したラジアル荷重付加状態で、反力の検出を行い車両の
転がり抵抗を測定することを特徴とする。
【0010】ここで、前記吊り上げ制御部は車両によっ
て駆動ドラムに働くラジアル荷重をゼロから任意の値ま
で、変化させることが可能である。なお、実際は、ラジ
アル荷重をゼロにすると駆動ドラムと車輪との間でスリ
ップが発生し、車輪の定速回転が維持できなくなるの
で、転がり抵抗を測定する場合ラジアル荷重は、スリッ
プが発生しない最小値とすることになる。
【0011】この構成によれば、駆動ドラムが車両から
受けるラジアル荷重の大きさを任意に増減することがで
きるので、吊り上げ部によってラジアル荷重を必要最小
量にすれば、車両全体の転がり抵抗を高精度で測定する
ことが可能になる。また、所望のラジアル荷重付加状態
にすれば、その状態における車両の転がり抵抗を容易に
測定することができる。
【0012】上記のような目的を達成するために、本発
明の構成は、前記吊り上げ制御部は、車両の車軸毎に吊
り上げ力を独立制御することを特徴とする。
【0013】この構成によれば、車両の前後のラジアル
荷重を任意に変更することができるので車両の状態によ
ってラジアル荷重が車軸毎に変化する場合、転がり抵抗
の変化にどのような影響を与えるかを容易に認識するこ
とができる。
【0014】上記のような目的を達成するために、本発
明の構成は、前記吊り上げ制御部は、車両の車輪毎に吊
り上げ力を独立制御することを特徴とする。
【0015】この構成によれば、車輪毎にラジアル荷重
を任意に変更することができるのでラジアル荷重のバラ
ンスの変化が転がり抵抗の変化にどのような影響を与え
るかを容易に認識することができる。
【0016】上記のような目的を達成するために、本発
明の構成は、前記吊り上げ制御部は、前記回転ドラムに
よる車輪の加速回転時には、当該回転ドラムに対して所
定量のラジアル荷重を付加し、定速回転時には、ラジア
ル荷重の軽減を行う制御を行うことを特徴とする。
【0017】この構成によれば、車輪の安定した回転状
態を迅速に得ることができるので、転がり抵抗の測定を
スムーズに行うことができる。
【0018】上記のような目的を達成するために、本発
明の構成は、前記駆動ドラムは、重量部材で形成される
内ホイールと、前記内ホイールより軽量部材で形成され
る外ホイールと、前記外ホイールより低剛性部材で形成
され前記内ホイールと外ホイールとを接続する複数のス
ポーク部材と、で構成され、各スポーク部材が反力検出
センサを有することを特徴とする。
【0019】ここで、前記内ホイールを形成する重量部
材とは、例えば鉄であり、外ホイールを形成する軽量部
材とは、例えばFRPである。また、スポーク部材は、
例えば、超ジェラルミンで形成され、前記反力検出セン
サとは、例えば、歪ゲージや圧電素子であり、曲げ応力
検出や剪断応力検出、圧縮応力検出等を行う。
【0020】この構成によれば、外ホールを軽量部材で
形成することによって慣性の影響を受けることなく車両
側で起こっている現象を反力検出センサに伝達すること
ができると共に、内ホイールを重量部材で形成すること
によって、安定した車輪の回転を実現し、安定した転が
り抵抗の測定を行うことができる。また、外ホイールよ
り低剛性の部材で形成したスポーク部材に反力検出セン
サを配置することによって正確な反力検出が可能にな
り、高精度の転がり抵抗を測定することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。図
1には、本実施形態の車両の転がり抵抗測定装置10の
構成図が示されてる。この転がり抵抗測定装置10は、
測定対象である車両12のボディの一部(例えば、ジャ
ッキアップポイント)に4本のフォーク状の爪を当接さ
せ、車両12を吊り上げ支持する車両拘束部14と、床
面16の下方に配置され、前記車両12の車輪12aが
接触可能に前記床面16から一部が露出したシャシダイ
ナモ部18とから構成されている。
【0022】本実施形態の特徴的事項は、車両拘束部1
4によって、車両12の支持状態の調整を行い、シャシ
ダイナモ部18に働くラジアル荷重の大きさを任意に調
節しながら転がり抵抗の測定を行うところである。ま
た、他の特徴的事項は、転がり抵抗を測定するための反
力検出センサをシャシダイナモ部18の駆動ドラムのス
ポーク部に配置しているところである。
【0023】図1(a),(b)に示すように、前記車
両拘束部14は、オーバヘッドレール20に摺動自在に
取り付けられた移動ブロック22を有し、圧電素子(例
えば、ロードセル)の荷重測定センサを有する圧力ゲー
ジブロック24を介して前記移動ブロック22に拘束ア
ーム26が接続されている。この拘束アーム26は、図
1(b)に示すように、略コの字形状を呈し、上部水平
部には車両12の車幅方向の伸縮を自在にするための開
閉用アクチュエータ26a(例えば、油圧シリンダ)を
有し、中間鉛直部には車両12の高さ方向に伸縮する荷
重調節用アクチュエータ26b(例えば、油圧シリン
ダ)を有している。また、下部水平部には前記車両12
のジャッキアップポイントと係合して当該車両12を拘
束支持するフォーク状の爪26cが形成されている。前
記移動ブロック22の停止位置や拘束アーム26の開閉
用アクチュエータ26aおよび荷重調節用アクチュエー
タ26bの駆動タイミングや駆動量は、コントロールユ
ニット28に含まれている吊り上げ制御部によって一括
制御され、前記シャシダイナモ部18に対する車両12
の正確な位置決めを行っている。
【0024】一方、シャシダイナモ部18は、車両12
の個々の車輪12aと接触可能な駆動ドラム30を有
し、シャフト32を介してダイナモ34の回転軸に接続
されている。図1の実施形態の場合、ダイナモ34は左
右に同一の回転軸を突出したツインシャフトタイプであ
り、前輪側2個の駆動ドラム30と、後輪側2個の駆動
ドラム30とがそれぞれ個別のダイナモ34に接続され
ている。そして、転がり抵抗の計測を行う場合、各ダイ
ナモ34がモータとして機能し、回転する駆動ドラム3
0に接触する車輪12aが共回りする時に発生する駆動
方向と逆方向に発生する反力を後述する反力検出センサ
で検出する。
【0025】また、前記シャフト32にはキー溝が形成
され、駆動ドラム30側にはキーが形成されている(キ
ー溝とキーの配置は逆でもよい)。従って、駆動ドラム
30は車両12の車幅方向に任意に移動可能であり、測
定する車両の車幅にあわせて、任意の位置で駆動ドラム
30を固定し、当該駆動ドラム30と車輪12aとの接
触を良好に行うことができる。なお、ホイールベースの
異なる車両に対しては、ダイナモ34の載置台34aに
移動機構等を設けることによって対応することが望まし
い。また、駆動ドラム30の移動調整は、前述したコン
トロールユニット28による油圧シリンダ等のアクチュ
エータ制御によって自動的に行うようにしてもよい。
【0026】さらに、前記駆動ドラム30は図1
(a),(b)に示すように、内ホイール30aと外ホ
イール30bとをスポーク部材30cで接続した形状を
呈している。前記内ホイール30aは、前述したように
キーが形成され、シャフト32上を摺動自在かつ固定可
能であり、質量の大きな重量部材、例えば鉄で構成され
ている。一方、外ホイール30bは、高剛性で質量の小
さな軽量部材、例えば繊維強化プラスチック(FRP)
やカーボンを含むCFRP等で構成されている。
【0027】また、前記スポーク部材30cは外ホイー
ル30bより剛性の低い材料、例えば超ジェラルミンで
形成され、その表面には歪ゲージや圧電素子等の反力検
出センサ36が配置されている。この反力検出センサ3
6は前述したように、駆動ドラム30が車輪12aを共
回りさせる時に発生する回転駆動方向とは逆の方向に発
生する反力を検出する。このように、外ホール30bを
軽量部材で形成することによって回転により発生する慣
性の影響を受けることなく車両12側で起こっている現
象(転がり抵抗)を反力検出センサ36に伝達すること
ができると共に、内ホイール30aを重量部材で形成す
ることによって、安定した車輪12aの回転を実現し、
安定した転がり抵抗の測定を行うことができる。また、
外ホイール30bより低剛性の部材で形成したスポーク
部材30cに反力検出センサ36を配置することによっ
て正確な反力検出が可能になり、高精度の転がり抵抗を
測定することができる。
【0028】図2には、前記スポーク部材30cに反力
検出センサ36を配置した例を示している。この反力検
出センサ36は検出する応力の種類によって配置方法や
センサの種類を選択することが望ましい。図2(a)
は、駆動ドラム30に働く曲げ応力に基づいて転がり抵
抗を測定する場合であり、歪ゲージ36aが駆動ドラム
30の半径方向に貼り付けられている。また、図2
(b)は、駆動ドラム30に働く剪断応力に基づいて転
がり抵抗を測定する場合であり、2つの歪ゲージ36a
がクロスして貼り付けられている。さらに、図2(c)
は、駆動ドラム30に働く圧縮応力に基づいて転がり抵
抗を測定する場合であり、反力検出センサ36として圧
電素子36bを使用し、当該圧電素子36bを内ホイー
ル30aに立設された爪30a1と外ホイール30bに
立設さてた爪30b1によって挟んでいる。いずれの場
合も、駆動ドラム30の回転駆動方向と逆方向に働く反
力による変形を電圧変化として検出して、図示しないテ
レメータまたはスリップリング等によって、計測演算部
に送信する。そして、計測演算部では、各反力検出セン
サ36からの検出結果の平均値を取る。この平均値は、
転がり抵抗の値と比例関係にあるため、前記平均値から
転がり抵抗を換算する。なお、本実施形態の場合、計測
演算部は図1に示すコントロールユニット28に併設さ
れているものとする。
【0029】反力検出センサ36によって、正確な反力
を検出するためには、駆動ドラム30に働く外力をでき
るだけ排除することが好ましい。そこで、図3に示すよ
うに、スポーク部材30を翼形状にすることによって、
駆動ドラム30の空力抵抗を減少させ、風損を低減する
ことができる。
【0030】また、図1(a),(b)の場合、風損を
最小限に抑えることを重視してスポーク部材30cを3
本使用した例を示したが、駆動ドラム30全体の強度や
スポーク部材30c間に働く反力の分布バランスの均一
化等を考慮すると、6本や8本で形成することが望まし
い。
【0031】次に、転がり抵抗測定装置10による車両
12の転がり抵抗の測定手順を説明する。測定準備とし
て、コントロールユニット28の吊り上げ制御部は車両
拘束部14の前輪側の爪26cと後輪側の爪26cとの
間隔を対象車両12のジャッキアップポイントの間隔に
合わせると共に、開閉用アクチュエータ26aを伸張駆
動し車両12の把持準備状態で待機させる。同時に、ダ
イナモ34の載置台34aの位置や駆動ドラム30の輪
間距離等を車両12の車輪12aの間隔に合わせる。こ
の状態で床面16から露出した駆動ドラム30頂点部分
に車両12の車輪12aが接触するように車両12を移
動させる。続いて、把持準備状態で待機している車両拘
束部14の開閉用アクチュエータ26aを圧縮駆動して
車両12の底面に各爪26cを潜り込ませる。続いて、
車両拘束部14の荷重調節用アクチュエータ26bを圧
縮駆動し車両12を吊り上げて圧力ゲージブロック24
の荷測定センサによって車両重量を測定し、諸元重量と
の差分を荷重調節用アクチュエータ26bによって除荷
して、駆動ドラム30に働くラジアル荷重条件を一定に
する。続いて、ダイナモ34をモータとして駆動し、駆
動ドラム30を回転駆動させて、車輪12aの回転速度
を所定値(例えば、80Km/h)まで上昇させて、車
両12が走行している時と同じ状態にして、測定準備を
完了する。
【0032】車輪12aが定速状態(例えば、80Km
/h)であることをコントロールユニット28の吊り上
げ制御部が確認できたら、荷重調節用アクチュエータ2
6bを圧縮駆動して徐々にラジアル荷重を除荷してい
く。この時、ラジアル荷重を「0」にしてしまうと、駆
動ドラム30と車輪12aとの間でスリップが発生し、
車輪12aの定速回転を維持することができないので、
予め両者のスリップ率と回転数とからスリップが発生し
ない最小のラジアル荷重の値を算出しておき、ラジアル
荷重の除荷は最小値までとする。この状態で、コントロ
ールユニット28は各反力検出センサ36の検出結果を
収集して、周知の方法により転がり抵抗を測定算出す
る。
【0033】このように、本実施形態に転がり抵抗測定
装置10によれば、転がり抵抗の測定時に、反力検出セ
ンサ36に働く不必要なラジアル荷重を排除することが
できるので、転がり抵抗を高精度かつ容易に測定するこ
とができる。また、車輪12aの加速状態では、適当な
ラジアル荷重を付加しているので、迅速な車輪12aの
加速が可能になり測定準備をスムーズに行うことができ
る。
【0034】なお、上述の説明では、前輪側の拘束アー
ム26と後輪側の拘束アーム26によって、前後の車軸
のラジアル荷重除荷状態を同じになるように制御して測
定を行ったが、前輪側の拘束アーム26と後輪側の拘束
アーム26を個別に制御して前後の車軸の除荷量を任意
に調整してもよい。このような制御を行うことによっ
て、車両搭乗(搭載)状態、例えば、運転席と助手席の
みに人が乗った場合や後部座席に人が乗った場合やトラ
ンクに荷物を乗せた場合等、車両12の前後の車軸に働
くラジアル荷重が変化した場合の転がり抵抗が容易に測
定可能になり、測定結果の比較を行うことによって車両
のラジアル荷重の変化が転がり抵抗にどのような影響を
与えるかを容易に認識することができる。
【0035】図4(a),(b)には、転がり抵抗測定
装置の他の構成が示されている。図4に示す転がり測定
装置38の基本的構成は図1に示す転がり測定装置10
と同じであるが、車両12の車輪毎にラジアル荷重の制
御を行い車輪毎に転がり抵抗の値を測定する点が異な
る。図4(a),(b)に示すように、車両拘束部14
の拘束アーム26の下部水平部には、4つの荷重調節用
アクチュエータ26bによって独立して上下に移動可能
な爪26c1〜26c4が形成されている。また、シャシ
ダイナモ部18も4つの独立制御可能なダイナモ34−
1〜34−4を有し、それぞれ駆動ドラム30−1〜3
0−4を駆動している。車輪毎にラジアル荷重の除荷制
御を行うこと以外、測定の準備および測定方法は、上述
した手順と同じである。
【0036】このように、車輪12a毎にラジアル荷重
の制御を行うことによって、個々の車輪に対する転がり
抵抗を高精度で測定することができる。また、個々のラ
ジアル荷重の除荷量を制御することにより、例えば、運
転席に50Kgの負荷、後部座席左側に80Kgの負荷
をかける等転がり抵抗の測定条件のバリエーションを種
々に変更することが可能になり、測定結果を比較するこ
とによって、車両搭乗(搭載)状態のバランスの変化が
転がり抵抗の変化にどのような影響を与えるかを容易に
認識することができる。もちろん、転がり抵抗測定装置
38の構成で転がり抵抗測定装置10と同様な測定を行
うことも可能である。
【0037】なお、上述した実施形態では、車両拘束部
14が車両把持準備状態で待機している所に車両12が
移動して把持する例を示したが、別の場所で車両12の
把持を行いオーバヘッドレール20に沿って移動ブロッ
ク22を移動させてシャシダイナモ部18の直上に移送
して測定準備を行うようにしてもよい。
【0038】また、測定時の車輪回転速度を変更する場
合、吊り上げ制御部はラジアル荷重の除荷を解除して、
駆動ドラムから車輪への駆動力伝達効率を高め所望の回
転速度にする。その後、再びラジアル荷重除荷制御を行
い所望の速度による転がり抵抗の測定を行う。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、転がり抵抗測定装置の
駆動ドラムが車両から受けるラジアル荷重の大きさを任
意に増減することができるので、吊り上げ部によってラ
ジアル荷重を必要最小量にすることによって、従来の測
定時に発生していたラジアル荷重による軸受損失(トル
クの増加)を最小量にすることができるので、車両全体
の転がり抵抗を高精度で測定することが可能になる。ま
た、転がり抵抗を測定する反力検出センサを測定装置の
駆動ドラム、すなわち測定対象である車両(タイヤ)に
配置したので高精度で反力を測定し転がり抵抗を得るこ
とができる。さらに、所望のラジアル荷重付加状態にす
れば、その状態における車両の転がり抵抗を容易に測定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る転がり抵抗測定装置
の構成を説明する構成図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る転がり抵抗測定装置
の反力検出センサの取り付け状態を説明する説明図であ
る。
【図3】 本発明の実施形態に係る転がり抵抗測定装置
のスポーク部材の形状を説明する説明図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る転がり抵抗測定装置
の他の構成を説明する構成図である。
【図5】 従来の転がり抵抗測定装置の構成を説明する
構成図である。
【図6】 転がり抵抗測定の概念を説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
10,38 転がり測定装置、12 車両、12a 車
輪、14 車両拘束部、18 シャシダイナモ部、26
拘束アーム、26a 開閉用アクチュエータ、26b
荷重調節用アクチュエータ、26c 爪、28 コン
トロールユニット、30 駆動ドラム、30a 内ホイ
ール、30b 外ホイール、30c スポーク部材、3
4 ダイナモ、36 反力検出センサ、36a 歪ゲー
ジ、36b 圧電素子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車輪に接触可能かつ回転自在な駆
    動ドラムによって、前記車輪を回転させた時の反力を検
    出して車両の転がり抵抗を測定する転がり抵抗測定装置
    において、 前記車両を鉛直方向に吊り上げ自在に支持する車両拘束
    部と、 前記車両拘束部の吊り上げ力を調整し、前記駆動ドラム
    に働くラジアル荷重の大きさを変更制御する吊り上げ制
    御部と、 を含み、 選択したラジアル荷重付加状態で、反力の検出を行い車
    両の転がり抵抗を測定することを特徴とする車両の転が
    り抵抗測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記吊り上げ制御部は、車両の車軸毎に吊り上げ力を独
    立制御することを特徴とする車両の転がり抵抗測定装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記吊り上げ制御部は、車両の車輪毎に吊り上げ力を独
    立制御することを特徴とする車両の転がり抵抗測定装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3いずれかに記載の装
    置において、 前記吊り上げ制御部は、前記回転ドラムによる車輪の加
    速回転時には、当該回転ドラムに対して所定量のラジア
    ル荷重を付加し、定速回転時には、ラジアル荷重の軽減
    を行う制御を行うことを特徴とする車両の転がり抵抗測
    定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4いずれかに記載の装
    置において、 前記駆動ドラムは、 重量部材で形成される内ホイールと、 前記内ホイールより軽量部材で形成される外ホイール
    と、 前記外ホイールより低剛性部材で形成され前記内ホイー
    ルと外ホイールとを接続する複数のスポーク部材と、 で構成され、 各スポーク部材が反力検出センサを有することを特徴と
    する車両の転がり抵抗測定装置。
JP9074886A 1997-03-27 1997-03-27 車両の転がり抵抗測定装置 Pending JPH10267797A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9074886A JPH10267797A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 車両の転がり抵抗測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9074886A JPH10267797A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 車両の転がり抵抗測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10267797A true JPH10267797A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13560307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9074886A Pending JPH10267797A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 車両の転がり抵抗測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10267797A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212153A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Ono Sokki Co Ltd シャシーダイナモメータの車両固定装置
JP2007212149A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Ono Sokki Co Ltd シャシダイナモメータの車両固定装置
JP2007212154A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Ono Sokki Co Ltd シャシーダイナモメータの車両固定装置
JP2007298359A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 A & D Co Ltd シャシーダイナモメータ
CN103471862A (zh) * 2013-09-20 2013-12-25 华东交通大学 单滚筒在整车状态下测量轮胎滚动阻力的方法
JP2016080636A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 公益財団法人日本自動車輸送技術協会 シャシダイナモメータにおける車両損失計測装置および車両損失計測方法
GB2554478A (en) * 2016-09-22 2018-04-04 Horiba Mira Ltd A brake system controller, a brake system, a vehicle, a method, and a computer readable medium

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212153A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Ono Sokki Co Ltd シャシーダイナモメータの車両固定装置
JP2007212149A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Ono Sokki Co Ltd シャシダイナモメータの車両固定装置
JP2007212154A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Ono Sokki Co Ltd シャシーダイナモメータの車両固定装置
JP2007298359A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 A & D Co Ltd シャシーダイナモメータ
US8037743B2 (en) 2006-04-28 2011-10-18 A & D Company, Limited Chassis dynamometer
CN103471862A (zh) * 2013-09-20 2013-12-25 华东交通大学 单滚筒在整车状态下测量轮胎滚动阻力的方法
JP2016080636A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 公益財団法人日本自動車輸送技術協会 シャシダイナモメータにおける車両損失計測装置および車両損失計測方法
GB2554478A (en) * 2016-09-22 2018-04-04 Horiba Mira Ltd A brake system controller, a brake system, a vehicle, a method, and a computer readable medium
GB2554478B (en) * 2016-09-22 2020-07-29 Horiba Mira Ltd A brake system controller, a brake system, a vehicle, a method, and a computer readable medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4817213B2 (ja) タイヤのころがり抵抗測定方法および装置
CN110720032B (zh) 用于机动车的测功机测试的方法和系统
JP3617231B2 (ja) 車両試験装置及び車両試験方法
US5154076A (en) Dynamometer for simulating the inertial and road load forces encountered by motor vehicles
KR101300363B1 (ko) 휠 림에서의 요구되는 하중을 얻는 방법 및 휠 림 테스트용 테스트 장치
WO2003093781A2 (en) Method of measuring a propensity of a vehicle to roll over
KR102049320B1 (ko) 3륜 전동 지게차의 조향 성능 시험장치 및, 그 방법
CN111656153B (zh) 用于机动车的测功机测试的方法和装置
WO2009152129A1 (en) Flat belt roadway simulator with steer and/or camber adjustment and method for ascertaining rolling loss
US10417930B1 (en) Vehicle driving simulator with pressure sensitive handlebar input sensor
JPS6357728B2 (ja)
CN220729650U (zh) 一种仿真路面汽车性能检测装置
CN108426673B (zh) 一种应急救援车辆质心位置测量及调整方法
JP5139168B2 (ja) シャシーダイナモメータの制御装置
US4584873A (en) Integrated tire conditioning system and method
CN117030287B (zh) 一种车辆行驶阻力和惯量的测量方法及底盘测功机系统
JPH0750002B2 (ja) すべり摩擦力測定装置
JP3333598B2 (ja) シャシダイナモメータの検証装置
JP5422403B2 (ja) タイヤの残留コーナリングフォースの測定方法
JPH02221840A (ja) 車輌サスペンション特性測定方法
CN119773938B (zh) 一种船舶分段对接小车调姿装置及其控制方法
JPH0245141B2 (ja)
WO2019151934A1 (en) Method and apparatus for dynamometer testing of a motor vehicle
JP2754783B2 (ja) ラジアルフォースバリエーション調整支援装置
Andreatta et al. Facility for Complete Characterization of Suspension Kinematic and Compliance Properties of Wheeled Military Vehicles