JPH1026786A - レンズ鏡筒及びそれを用いた光学機器 - Google Patents

レンズ鏡筒及びそれを用いた光学機器

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JPH1026786A
JPH1026786A JP20134496A JP20134496A JPH1026786A JP H1026786 A JPH1026786 A JP H1026786A JP 20134496 A JP20134496 A JP 20134496A JP 20134496 A JP20134496 A JP 20134496A JP H1026786 A JPH1026786 A JP H1026786A
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JP
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optical
locking
holding
lens barrel
holding means
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JP20134496A
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English (en)
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Koichi Washisu
晃一 鷲巣
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防振用の光学要素を保持した補正手段を光軸
と直交する面内で円滑で、且つ高精度に駆動させるよう
にしたレンズ鏡筒及びそれを用いた光学機器を得るこ
と。 【解決手段】 光学要素を保持して光軸と直交方向に駆
動する光学保持手段を鏡筒内に固定した支持手段に駆動
可能に装着し、該光学保持手段の駆動の係止と非係止を
係止部の回動操作の回動方向により選択して行う係止手
段と係止手段を該光学保持手段非係止位置に保持する保
持手段とを該支持手段に設けたレンズ鏡筒において、該
係止部の係止状態と非係止状態を該保持手段に一体的に
形成されたスイッチ手段で判別していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ鏡筒及びそれ
を用いた光学機器に関し、特に手振れ等の比較的低い周
波数(1Hz〜12Hz程度)の振動を受けたときに像
面上に生じる画像振れを光学系中の一部のレンズ(光学
要素)を保持する光学保持手段(補正手段)を光軸と直
交する方向に駆動させて補正するようにした35mmフ
ィルムカメラやビデオカメラ等の光学機器(カメラ)に
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】現在のカメラは露出決定やピント合わせ
等の撮影にとって重要な作業は全て自動化されている
為、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起こす可能性
は非常に少なくなっている。
【0003】又最近ではカメラに加わる手振れを防ぐシ
ステム(防振システム)も研究されており、撮影者の撮
影ミスを誘発する要因はほとんどなくなってきている。
ここで、手振れを防ぐシステムについて簡単に説明す
る。
【0004】撮影時のカメラの手振れは、周波数として
通常1Hz乃至12Hzの振動である。シャッターのレ
リーズ時点においてこのような手振れを起こしていても
像振れのない写真を撮影可能とする為の基本的な考えと
しては、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その
検出値に応じて補正レンズを変位させることである。
【0005】従ってカメラの振れが生じても像振れを生
じない写真を撮影する為には、第1にカメラの振動を正
確に検出し、第2に手振れによる光軸変化を補正するこ
とである。この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的に
いえば角加速度,角速度,角変位等を検出する振動検出
手段と、該振動検出手段からの出力信号を電気的或は機
械的に積分して角変位を出力するカメラ振れ検出手段と
をカメラに搭載することによって行っている。そしてこ
の検出情報に基づきレンズやプリズム等の光学要素を保
持した光学保持手段(補正手段)を光軸と直交する方向
に偏位させて像振れを防止している。
【0006】図15はカメラ等に用いられている従来の
振動検出手段を用いた防振システムの要部概略図であ
る。同図は矢印81方向(カメラ縦振れ81p,カメラ
横振れ81y)における像振れを抑制するシステムを示
している。
【0007】図中、82はレンズ鏡筒、83p,83y
は各々振動検出手段であり、カメラ縦振れ振動(振動方
向84p)、カメラ横振れ振動(振動方向84y)を検
出している。85は振動による像振れを補正する為の補
正手段であり、補正用光学素子(プリズムやレンズ等)
を保持している。86p,86yは各々コイルであり、
補正手段85に推力を与えている。87p,87yは各
々位置検出素子であり、補正手段85の位置を検出して
いる。補正手段85は位置制御ループを利用して振動検
出手段83p,83yからの出力信号を目標値として駆
動し、これにより振動における像振れを補正している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般の像振れ補正装置
では像振れを補正手段で補正するか否かを係止手段で補
正手段の動作を係止(防振をしない)又は非係止(防振
を行う)することによって制御している。このとき補正
手段の係止状態と非係止状態を判別する判別手段がない
と、 (イ-1) 防振を行なわないで撮影するときに、補正手段が
係止されていないと(何らかの衝撃で係止手段の係止が
外れてしまった場合)補正手段は重力方向に最大ストロ
ーク落下する。通常、防振時は補正光学が最大ストロー
クを使い切ることのないように駆動制御している。(最
大ストロークは部品寸法公差を考えた余裕を持たせてあ
る。)そしてこの範囲では補正手段が偏心しても光学性
能が良好に維持されるように設定している。しかしなが
ら上述のように補正手段が最大ストロークを使い切って
しまうとその偏心量が大きい為に光学性能が劣化してく
る場合がある。
【0009】(イ-2) 防振を行うときに補正手段が係止さ
れていると補正手段の駆動量が制限されてしまい十分な
防振ができない。 等の問題点が生じてくる。補正手段の係止状態と非係止
状態を判別する為の判別手段としてリーフスイッチ等を
補正手段の係止及び非係止を行う係止手段の一部に当接
して設け、該リーフスイッチによって判別する方法があ
る。
【0010】しかしながらリーフスイッチを用いる方法
は係止手段が係止又は非係止状態にあるか否かを判断し
ているだけであり、機構的な誤差より係止手段の動作に
よる補正手段が実際に係止又は非係止状態にあるか否か
を判別することができない場合があった。この為、撮影
者は防振機能が動作しているか否かを十分確認できずに
撮影してしまい、良好なる画像が得られないという問題
があった。
【0011】本発明は、レンズやプリズム等の光学素子
を保持した光学保持手段、例えば防振用の光学素子を保
持した光学保持手段(補正手段)を振動検出手段からの
信号に基づいて光軸と直交する平面内において精度良く
摺動させて振動に対する画像振れを補正する防振システ
ムに適するときに防振機能のロック(係止)とアンロッ
ク(非係止)との判別を適切に行い、撮影者が防振機能
の係止及び非係止を確実に判別して良好なる撮影をする
ことができるようにしたレンズ鏡筒及びそれを用いた光
学機器の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のレンズ鏡筒は、 (1-1) 光学要素を保持して光軸と直交方向に駆動する光
学保持手段を鏡筒内に固定した支持手段に駆動可能に装
着し、該光学保持手段の駆動の係止と非係止を係止部の
回動操作の回動方向により選択して行う係止手段と係止
手段を該光学保持手段非係止位置に保持する保持手段と
を該支持手段に設けたレンズ鏡筒において、該係止部の
係止状態と非係止状態を該保持手段に一体的に形成され
たスイッチ手段で判別していることを特徴としている。
【0013】特に、前記保持手段はヨークと、該ヨーク
をコアとする巻線コイルと該ヨークに吸着するアーマー
チュアで構成された電磁手段であり、該スイッチ手段は
該ヨークとアーマチュア間の抵抗値変化を判別する判別
手段であることを特徴としている。
【0014】(1-2) 光学要素を保持して光軸と直交方向
に駆動する光学保持手段を鏡筒内に固定した支持手段に
駆動可能に装着し、該光学保持手段の駆動の係止と非係
止を係止部の回動操作の回動方向により選択して行う係
止手段と係止手段を該光学保持手段非係止位置に保持す
る保持手段とを該支持手段に設けたレンズ鏡筒におい
て、該光学保持手段の係止状態と非係止状態を該光学保
持手段に設けた金属キャップと該係止手段に設けた金属
板との間の抵抗値変化より判別していることを特徴とし
ている。
【0015】(1-3) 光学要素を保持して光軸と直交方向
に駆動する光学保持手段を鏡筒内に固定した支持手段に
駆動可能に装着し、該光学保持手段の駆動の係止と非係
止を係止部の回動操作の回動方向により選択して行う係
止手段と係止手段を該光学保持手段非係止位置に保持す
る保持手段とを該支持手段に設けたレンズ鏡筒におい
て、該光学保持手段の係止状態と非係止状態を該係止部
を付勢する密着巻きコイルの両端間の抵抗値変化より判
別していることを特徴としている。
【0016】(1-4)光学要素を保持して光軸と直交方向
に駆動する光学保持手段を鏡筒内に固定した支持手段に
駆動可能に装着し、該光学保持手段の駆動の係止と非係
止を係止部の回動操作の回動方向により選択して行う係
止手段と係止手段を該光学保持手段非係止位置に保持す
る保持手段とを該支持手段に設けたレンズ鏡筒におい
て、該光学保持手段の係止状態と非係止状態を各々独立
に判別する判別手段を有していることを特徴としてい
る。
【0017】特に、 (1-4-1) 前記判別手段は前記係止手段を該光学保持手段
の非係止位置に保持する保持手段に一体的に形成された
スイッチ手段と該係止部を付勢する密着巻きコイルの両
端間の抵抗値変化を検出する抵抗値検出手段とを有して
いることを特徴としている。
【0018】(1-5) 光学要素を保持して光軸と直交方向
に駆動する光学保持手段を鏡筒内に固定した支持手段に
駆動可能に装着し、該光学保持手段の駆動の係止と非係
止を係止部の回動操作の回動方向により選択して行う係
止手段と係止手段を該光学保持手段非係止位置に保持す
る保持手段とを該支持手段に設けたレンズ鏡筒におい
て、該光学保持手段の係止状態と非係止状態を判別手段
で判別する際に、非係止状態が判別できないときには警
告手段で警告していることを特徴としている。
【0019】(1-6) 光学要素を保持して光軸と直交方向
に駆動する光学保持手段を鏡筒内に固定した支持手段に
駆動可能に装着し、該光学保持手段の駆動の係止と非係
止を係止部の回動操作の回動方向により選択して行う係
止手段と係止手段を該光学保持手段非係止位置に保持す
る保持手段とを該支持手段に設けたレンズ鏡筒におい
て、該係止手段の動作時において、該光学保持手段の係
止状態と非係止状態を判別手段が判別できないときは該
係止手段を再度駆動していることを特徴としている。
【0020】特に、 (1-6-1) 前記係止手段は前記光学保持手段の非係止状態
を保持する電磁手段を有し、前記判別手段で該光学保持
手段の非係止状態が判別できないときは該電磁手段の動
作を一時中断して該係止手段が非係止動作を再駆動して
いること。
【0021】(1-6-2) 前記係止手段は前記光学保持手段
の非係止状態を保持する電磁手段を有し、前記判別手段
で該光学保持手段の非係止状態が判別できないときは該
電磁手段の吸着力を強めて該係止手段を再駆動している
こと。
【0022】(1-6-3) 前記係止手段は前記光学保持手段
の非係止状態を保持する電磁手段を有し、前記判別手段
で該光学保持手段の非係止状態が判別できないときは該
係止部を回動操作する駆動力を増大させていること。等
を特徴としている。
【0023】本発明の光学機器は、 (2-1) 構成(1-1) 〜(1-6) のいずれか1項記載のレンズ
鏡筒を用いて記録手段に画像を記録する光学機器におい
て、該光学保持手段の係止状態と非係止状態を判別手段
で判別する際に、該判別手段が該光学保持手段の非係止
状態を判別できないときは該記録手段への画像記録中に
おいてのみ該光学保持手段を駆動させていることを特徴
としている。
【0024】(2-2) 構成(1-1) 〜(1-6) のいずれか1項
記載のレンズ鏡筒を用いて所定面上に画像を形成してい
ることを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の防振システムを用
いた光学機器のレンズ鏡筒の実施形態1の要部斜視図で
ある。同図において地板71の背面突出耳71a(同図
では3ヶ所設けているが、図では2ヶ所示している。)
は鏡筒(不図示)に嵌合し、公知の鏡筒コロ等が孔71
bにネジ止めされ、鏡筒に固定されている。
【0026】磁性体より成り、光沢メッキが施された第
2ヨーク(固定部)72は円周上に設けた孔72aを貫
通するネジで地板71の孔71cにネジ止めされてい
る。又第2ヨーク72にはネオジウムマグネット等の永
久磁石73(シフトマグネット)が磁気的に吸着されて
いる。尚、矢印73aは各永久磁石73の磁化方向であ
る。74は防振用の光学要素としてのレンズである。レ
ンズ74をCリング等で固定した支持枠75にはコイル
76p,76y(シフトコイル)がパッチン接着され、
又IRED等の投光素子77p,77yも支持枠75の背面
に接着されている。投光素子77p,77yからの光束
はスリット75ap,75ayを通して後述するPSD
等の位置検出素子78p,78yに入射する。
【0027】支持枠75の孔75b(3ヶ所)には図2
に示すようにPOM等の先端球状の支持球79a,79
b及びチャージバネ710が装入され、支持球79aが
支持枠75に熱カシメされ固定されている(支持球79
bはチャージバネ710のバネ力に逆らって孔75bの
延出方向に摺動可能となっている。)。
【0028】図2はレンズ鏡筒の組立後の横断面図を示
しており、支持枠75の孔75bに矢印79c方向に支
持球79b,チャージしたチャージバネ710,支持球
79a,の順に装入して、次いで(支持球79a,79
bは同形状部品)最後に孔75bの周端部75cを熱カ
シメして支持球79aの抜け止めを行っている。
【0029】図3は図2の孔75bと直交する要部断面
図、図4は図3の矢印79c方向から見たときの要部平
面図である。図4における各点A〜Dは図3(C)の各
点A〜Dに対応している。ここで支持球79aの羽根部
79aaの後端部は深さA面の範囲で受けられ規制され
ている。この為周端部75cを熱カシメすることにより
支持球79aを支持枠75に固定している(図2)。
【0030】支持球79bの羽根部79baの先端部は
深さB面の範囲で受けられている(図3)。この為に支
持球79bがチャージバネのチャージバネ力で孔75b
より矢印79cの方向に抜けてしまうことがないように
している。レンズ鏡筒の組立が終了すると支持球79b
は第2ヨーク72に受けられる。この為支持枠75より
抜け出ることは無くなるが、組立性を考慮して抜け止め
範囲にB面を設けている。
【0031】図2〜図4において支持枠75の孔75b
の形状は支持枠75を成形で作る場合においても複雑な
内径スライド型を必要とせず、矢印79cと反対側に型
を抜く単純な2分割型で成形可能としてその分、寸法精
度を厳しく設定できるようにしている。
【0032】又支持球79a,79bとも同部品である
為、組立ミスがなく部品管理上も有利となっている。図
1において支持枠75の軸受部75dには例えばフッ素
系のグリスを塗布し、L字形の軸711(非磁性のステ
ンレス材)を装入し、L字軸711の他端を地板71に
形成された軸受部71d(同様にグリス塗布)に装入
し、3ヶ所の支持球79bと共に第2ヨーク72に乗せ
て支持枠75を地板71内に収めている。
【0033】次に第1ヨーク712の位置決め孔712
a(3ヶ所)を地板71のピン71f(図5の3ヶ所)
に嵌合させ、受け面71e(5ヶ所)にて第1ヨーク7
12を受けて地板71に対し、磁気的に結合する(永久
磁石73の磁力方向73a)。これにより第1ヨーク7
12の背面が支持球79aと当接し、図2に示すように
支持枠75を第1ヨーク712と第2ヨーク72にて挟
持して、光軸方向の位置決めをしている。
【0034】支持球79a,79bと第1ヨーク712
と第2ヨーク72の互いの当接面にもフッ素系グリスが
塗布してあり、支持枠75は地板71に対して光軸と直
交する平面内にて自由に摺動可能となっている。L字軸
711は支持枠75が地板71に対し矢印713p,7
13y方向にのみ摺動可能となるように支持しており、
これにより支持枠75の地板71に対する光軸回りの相
対的回転(ローリング)を規制している。
【0035】尚、L字軸711と軸受部71d,75d
の嵌合ガタは光軸方向には大きく設定してあり、支持球
79a,79bと第1ヨーク712,第2ヨーク72の
挟持による光軸方向規制と重複嵌合してしまうことを防
いでいる。第1ヨーク712の表面には絶縁用シート7
14が被せられ、その上に複数のIC(位置検出素子7
8p,78y、出力増幅用IC、コイル(75p,76
y)駆動用IC等)を有するハード基板715が位置決
め孔715a(2ヶ所)を地板71のピン71h(図5
の2ヶ所)に嵌合され、孔715b,第1ヨーク712
の孔712bと共に地板71の孔71g(図5の2カ
所)にネジ結合されている。
【0036】ここでハード基板715には位置検出素子
78p,78yが工具にて位置決めされてハンダ付けし
て固定している。又信号伝達用のフレキシブル基板71
6も面716aがハード基板715の背面に破線で囲む
範囲715cに熱圧着している。フレキシブル基板71
6からは光軸と直交する平面方向に一対の腕716b
p,716byが延出しており、図6に示すように各々
支持枠75の引っ掛け部75ep,75eyに引っ掛け
られIRED77p,77yの端子及びコイル76p,76
yの端子がハンダ付けされている。
【0037】これによりIRED77p,77yとコイル7
6p,76yの駆動をハード基板715よりフレキシブ
ル基板716を介在して行っている。フレキシブル基板
716の腕部716bp,716byには各々屈曲部7
16cp,716cyが設けられており、この屈曲部7
16cp,716cyの弾性により支持枠75が光軸と
直交する平面内に動き回ることに対する腕部716b
p,716byの負荷を低減している。
【0038】第1ヨーク712はエンボスによる突出面
712cを有し、突出面712cは絶縁シート714の
孔714aを通りハード基板715と直接接触してい
る。この接触面のハード基板715側にはアース(GN
D;グランド)パターンが形成されており、ハード基板
715を地板71にネジ結合することで第1ヨーク71
2はアースされ、アンテナになってハード基板715に
ノイズを与えることが無くなるようにしている。
【0039】マスク717は地板71のピン71hに位
置決めされてハード基板715上に両面テープにて固定
されている。地板71には永久磁石用の貫通孔71iが
開けられており、ここから第2ヨーク72の背面が露出
している。この貫通孔71iには永久磁石718(ロッ
クマグネット)が組み込まれ、第2ヨーク72と磁気結
合している(図2)。
【0040】図7は組立終了後のレンズ鏡筒を図1の背
面方向から見たときの概略図である。ロックリング(係
止部)719の外径切り欠き部719c(図8の3ヶ
所)を地板71の内径突起71j(3ヶ所)に位相を合
わせてロックリング719を地板71に押し込み、その
後ロックリング719をアンロック方向(図示反時計回
り方向)に回して地板71に対しバヨネット結合してい
る。これによりロックリング719が地板71に対し光
軸方向に拘束し、光軸回りには回転可能となるようにし
ている。
【0041】そしてロックリング719が回転して再び
該ロックリング719の切り欠き部719cが突起71
jと同位相になり、バヨネット結合が外れてしまうこと
を防ぐ為に弾性部材としてロックゴム(制限部材)72
6を地板71に設けている。これによりロックリング7
19がロックゴム726により規制される駆動範囲(切
り欠き部719dの角度θ0 )しか回転できないように
回転規制している。
【0042】即ち、ロックゴム726を設けていないと
きはロックリング719は地板71に対して広い駆動範
囲を持つようになる。これによってもバヨネット結合、
バヨネット結合の解除が可能であるが、ロックゴム72
6を設け、駆動範囲を角度θ0 に規制することにより外
径切り欠き部719cが内径突起71jと同位相まで回
転できなくなり、これによりバヨネット抜け止めをして
いる。
【0043】ここでロックゴム726は地板71の孔
(不図示)に圧入して植設している。ロックゴム26の
倒れ方向に関しては地板71の背面突出耳71aとネジ
穴(セルフタップ穴)71L周辺の地板71に対する凸
形状部により、外周の略半周を囲むことにより規制して
いる。又ヨーク727を地板71にネジ結合して図11
(図7の周方向に沿った断面概略図)のようにロックゴ
ム726をヨーク727と第2ヨーク72との間に挟ん
でゴムの弾性を若干チャージして抜け止めしている。こ
れによりネジや接着剤の追加を行うこと無しでロックゴ
ム726を地板71に固定している。
【0044】次に図9,図10を用いてロックゴム72
6とロックリング719との当接位置関係及びロックリ
ング719の駆動範囲について説明する。図9,図10
は図7の平面部から要部のみ抜出した概略図であり、説
明を解りやすくする為に実際の組立状態とは若干、形
状,レイアウトを変化させている。
【0045】図9はロック状態を示す平面図である。図
中、ロックリング719はロックバネ728で時計回り
に付勢されているが、ロックゴム726がロックリング
719の辺719iと当接して回り止めしている。そし
てこのロックリング719の回り止めは地板71とは別
体のゴムの為、弾性的に行われ、ロック時の衝撃を吸収
し、大きな音を発生しないようにしている。又ロックゴ
ム726の当接辺719iはコイル720の近傍に設け
ている。コイル720近傍はロックリング719の中で
も質量が集中している部分であり、ロックリング719
の回転時に最も大きな慣性力を有する。
【0046】フック719eの部分で回り止めをすると
コイル720と離れている為にロックリング719が変
形し、この変形によりロック時の衝撃時の音質が悪く、
不快となる。この為本発明においてはコイル720近傍
でロックリング719を弾性的に回り止めして緩衝作用
があること、質量集中点で受けることによりロックリン
グ719のロック時の変形がなく、且つロック時の音が
小さく、且つ音質も良くなるようにしている。
【0047】又バヨネット結合はパッチン結合より強固
であり、且つロックリング719の変形がない為ロック
リング719が地板71から外れることがない。ロック
リング719はロック方向とアンロック方向に駆動され
るが、この駆動が規制され、止められる時の音も両方向
で発生する。
【0048】しかしアンロック方向の駆動終了直前で
は、まずはじめにアーマチュア724が吸着ヨーク72
9に弱い力で当接(アーマチュアバネ723の弾性力に
よる)し、そのとき小さな金属音がするが、その後アー
マチュアバネ723の弾性により駆動終了時の音は発生
しない。又上記金属音も撮影者のレリーズ操作(防振シ
ステムオン時)に同期して発生する為、撮影者にとって
不快感は少ない。以上のようにしてロック時の発生音を
小さくしている。
【0049】本実施形態では上述したようにロックゴム
726を設けてコイル720近傍でロックリング719
と当接するようにしている。このように本実施形態では
(A1)ロック方向に付勢バネを有するロックリング719
を(A2)地板71に対してロック方向(時計回り方向)に
回して装入し、(A3)次いでアンロック方向に回してバヨ
ネット結合し、ロックゴムで抜け止めする。
【0050】以上3つの構成を捕らえることにより、(B
1)簡易なバヨネット抜け止め構造でロックリングを地板
に対して安定的に結合でき、(B2)ロック時の発生音を小
さく抑えることができる(B3)更にロックゴムの配置をコ
イル近傍にすることでロックリングの変形を防ぎ、ロッ
ク時発生音質を悪化させることがない等の効果を得てい
る。
【0051】又本発明に係るロックゴム726はロック
リング719のアンロック時のストッパーにもなってい
ることを特徴としている。
【0052】図10はロックリング719がアンロック
方向に回転してアーマチュア724が吸着ヨーク729
に当接した瞬間の概略図である。この時ロックゴム72
6の外周とロックリングの辺719jのクリアランスを
θ2 、ロックリング耳部719aとアーマチュア724
のクリアランスをφ(アーマチュア724を吸着ヨーク
729にイコライズする駆動余裕量)としたとき θ2 <φ となっている。
【0053】即ち辺719jがないと図9の状態から図
10の状態(駆動余裕量を使い切った状態)迄のロック
リング719の駆動角をθ1 とすると θ1 −φ<θ0 <θ1 の関係になっている。
【0054】これにより図10の状態で更にロックリン
グ719がアンロック方向に駆動を続けてもロックゴム
726が辺719jと弾性的に当接する方がロックリン
グ耳部719aがアーマチュア724を押し付けるより
も早い為にアーマチュア724は吸着ヨーク729に確
実に吸着される。
【0055】以上のように両方向を回転を規制するスト
ッパとし、且つストッパを1つの弾性手段で形成するこ
と及びストッパは部材の部品間に挟まれるだけで固定さ
れていること、及びストッパはバヨネット抜け止めを兼
用させることで組立作業性が良く、作動時に不快な発生
音がなく、安定した機構且つ確実に作動する係止手段
(係止装置)を得ている。
【0056】図9において吸着ヨーク(電磁石)729
は接地されており、アーマチュア724が抵抗11を介
して一定電圧VINになっている。又支持枠75の突起7
5fの先端に金属キャップ12が付着しており、抵抗1
1を介して一定電圧になっており、対向するロックリン
グ719の内周壁719gにも金属板13が設けられ
(3ヶ所)接地されている。
【0057】図9に示すように補正手段75が係止状態
にある時には3ヶ所の金属キャップ12のうちいずれか
が金属板13と接触している為、金属キャップ12の電
位VOUT はほぼゼロである。
【0058】これに対して図10に示すように補正手段
75が係止解除状態(非係止状態)のときには3ヶ所の
金属キャップのいずれも金属板と接しない為、金属キャ
ップの電位はVINである。
【0059】同様に図9の係止状態ではアーマチュア7
24と吸着ヨーク730は離れている為アーマチュア7
24の電位はVOUT 、図10の係止解除状態ではアーマ
チュア724は吸着ヨーク729と接触している為、そ
の電位はほとんどゼロである。ここで吸着ヨーク729
とアーマチュア724はスイッチ手段の一要素を構成し
ている。
【0060】以上のように本実施形態では補正手段75
の係止状態と非係止状態を判別する為に各々の状態を判
別する専用のスイッチを設け、これによって係止状態と
非係止状態を正確に検出している。
【0061】又吸着ヨーク(電磁石)729と金属板
(アーマチュア)724の抵抗値変化や光学保持手段
(補正手段)75とロックリング(係止手段)の抵抗値
変化を利用することによって新たな弾性負荷となるスイ
ッチ手段(リーフスイッチ等)を使用せず、係止手段の
駆動時の負荷が増加することがないばかりでなく寸法も
大きくならないようにしている。
【0062】図14に示す係止手段914の係止状態及
び非係止状態を判別する判別手段(101〜103)の
動作について図16のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0063】図16のフローチャートは防振を行う時に
係止手段が補正手段を係止解除していない(非係止状
態,以下アンロック)様な事故を想定したフローチャー
トであり、この時には非係止状態の判別の為に図9のア
ーマチュア724の電位変化を利用している。
【0064】図16のフローチャートは防振切換手段9
12をオンにし、レリーズ手段911を半押し(SW1
信号発生)した点をスタートとしている。ステップ11
では論理積手段99からの信号が係止手段914に入力
し、係止手段914を補正手段を係止解除方向に駆動す
る(以下アンロック)。
【0065】ステップ12ではアンロック後、遅延して
遅延手段93からの信号が出力して目標値設定手段92
より目標値が補正駆動手段97に入力し、補正手段91
0がブレ補正駆動をはじめる。
【0066】ステップ13ではアンロック検出手段10
1としてのアーマチュア724の電位を観察し、殆どゼ
ロならば係止解除できたとしてステップ15に進み、ア
ーマチュア724の電位が殆ど電圧VINの時は係止解除
ができなかったとしてステップ14に進む。
【0067】ノイズ、その他で電位が振られる事、又一
瞬アーマチュアが吸着ヨークに接触した後、再び離れる
ことが起こり得る為にアーマチュア724の電位を判別
する時には一定時間、例えば20msec 、その電位が保
たれていることを確認する。
【0068】係止解除されている時にはステップ15で
レリーズ手段911の押し切りSW2信号を待ち、SW
2信号発生によりステップ16に進み、シャッタを開閉
してフィルムへの露光(画像記録)を行い、露光終了後
ステップ17に進む。ステップ17ではレリーズ手段9
11が離される(SW1オフ)迄待ち、レリーズボタン
から撮影者の指が離されるとステップ18に進む。
【0069】ステップ18では遅延手段93からの信号
が発生しなくなることにより目標値設定手段92からの
目標値がゼロになり、補正手段は中立位置に制御され
る。ステップ19では吸着コイル730への通電を切
り、ロックバネ728の力でロックリング719を回転
させ補正手段を係止(ロック)する。ステップ13でア
ーマチュア724の電位がVINで係止解除がされていな
いことが判別できた時にはステップ14でアンロック検
出手段101が警告手段103に入力して警告を発生さ
せている。尚、警告手段は圧電部材等を用いた公知の手
段である為説明を省く。
【0070】今迄このような状態になっても撮影者は係
止状態又は非係止状態が解らない為に防振が効くまで暫
く保持して時間を無駄にしてしまったり、逆に防振が既
に効いていると思い撮影してしまい振れた写真を撮って
しまう事があった。
【0071】これに対して本実施形態では警告手段10
3の警告発生により撮影者はカメラをしっかり構えて撮
る事で無駄な時間或は振れた写真になってしまう事を防
いでいる。ステップ14からはステップ15に移り、通
常のフローに戻る。以上の様にして係止手段に不具合が
生じ、係止解除ができない場合にも失敗写真となってし
まう事を防いでいる。
【0072】次に係止手段に不具合が生じ補正手段の係
止ができない場合についても本発明に係る係止手段にお
いては金属キャップ12の電位を判別する事で対策して
いる。
【0073】図17はこのときのフローチャートであ
る。図17のフローチャートは防振システムを有する本
発明のレンズ鏡筒がカメラに取り付けられた事で防振シ
ステムに電源が供給された時等の新たに電源が投入され
た時、或はカメラのメインスイッチを入れた時や、メイ
ンスイッチの投入後、暫くカメラが操作されない状態か
らカメラ又はレンズ鏡筒の何らかのスイッチが操作され
た時にスタートする(防振切換手段912のスイッチ状
態には関係なくスタートする。)。
【0074】ステップ110ではロック検出手段102
としての金属キャップ12の電位を見てその電位が殆ど
ゼロならば補正手段は係止(ロック)状態と判別してこ
のフローは終了し、電位がVINのときには非係止(アン
ロック状態と判別してステップ111)に進む。
【0075】ステップ111ではロック検出手段102
の信号102aが補正起動手段98に入力して補正手段
910を制御状態にする。即ち防振切換手段911のス
イッチ状態やレリーズ手段911の状態に依らずに補正
起動手段98のスイッチ98aを端子98bに接続す
る。このとき目標値設定手段92の目標値はゼロの為、
補正手段は中立位置(ロックリング719の中心)に安
定制御されている。
【0076】ステップ112ではロック検出手段102
の信号102bが係止手段914に入力してロックリン
グ719を係止方向に駆動して係止手段914を駆動す
る。この状態では未だ補正手段は制御中の為、ロックリ
ング719がロック状態になっても支持枠75とロック
リング719は接触していない為(前述した様にロック
ガタがある為)、金属キャップ12の電位は未だVIN
ある。
【0077】ステップ113でロック検出手段102か
らの基準目標値102cが補正駆動手段97に入力し、
補正手段を片寄制御する。これは補正手段への制御目標
値に一定の基準値を加える事で支持枠75をロックリン
グ719のロックガタ内で一定方向に片寄する。それに
より補正手段がロックされていれば金属キャップ12の
いずれかが金属板13と接触する。ステップ114では
再びロック状態をステップ110と同様に判別し、ロッ
クされていればステップ115に進む。
【0078】ステップ115では補正起動手段98のス
イッチ98aを端子98cに接続して補正手段への通電
を止め、次いでこのフローは終了となる。ステップ11
4でロック状態を判別できなかった時には異常と判断し
てステップ116に進みロック検出手段102からの信
号102dが警告手段103に入力し警告を発生する。
【0079】この警告は現状態で撮影すると写真の光学
性能が十分ではない事を撮影者に告知する為のものであ
り、信号102dはレリーズ手段911にも入力してス
テップ117でレリーズロックして写真を撮れなくして
いるが、光学性能をある程度割り切っても良い場合には
ステップ117は必要ない。ステップ118ではステッ
プ115と同様に補正手段の通電を切り、このフローは
終了する。
【0080】以上述べた様に本実施形態ではロック,ア
ンロックの判別を各々独立したスイッチで行い、これに
よってロック,アンロックの判別を確実に検出してい
る。それにより、撮影者に必要な措置を促す事ができ、
又無駄な時間を費やしてシャッターチャンスを逃してし
まう事が無くなる様にしている。
【0081】又アンロックの検知として電磁石の吸着、
非吸着の抵抗変化を見ている為にロックリングの駆動負
荷にはならず、かつ同様に駆動負荷にならないフォトイ
ンタラプタ等の非接触の検知手段と較べてもコンパクト
にできる様にしている。ロックの検知としても支持枠と
ロックリングの抵抗変化を用いる為に同様にリーフスイ
ッチを用いることにより駆動負荷にならず、コンパクト
となる。
【0082】以上のレンズ鏡筒における機構部は大別す
ると、レンズ74、支持枠75、コイル76p,76
y、IRED77p,77y、支持球79a,79b、チャ
ージバネ710、支持軸711は光軸を偏心させる光学
保持手段(補正手段)の一要素を構成し、地板71、第
2ヨーク72、永久磁石73、第1ヨーク712は補正
手段を支持する支持手段の一要素を構成し、永久磁石7
18、ロックリング719、コイルバネ720、アーマ
チュア軸721、アーマチュアゴム722、アーマチュ
アバネ723、アーマチュア724、ヨーク727、ロ
ックバネ728、吸着ヨーク729、吸着コイル730
は補正手段を係止する係止手段の一要素を構成してい
る。アーマチュア724、ヨーク729、コイル730
は保持部の一要素を構成している。アーマチュア軸72
1、アーマチュアゴム722、アーマチュアバネ723
はイコライズ手段の一要素を構成している。
【0083】次に図1に戻り、ハード基板715上のI
C731p,731yは各々位置検出素子78p,78
yの出力増幅用のICである。図12はその内部構成の
説明図である(IC731p,731yは同構成の為、
ここではIC731pのみ示す。)。
【0084】同図において、電流−電圧変換アンプ73
1ap,731bpは投光素子77pにより位置検出素
子78p(抵抗R1 ,R2 より成る)に生じる光電流7
i1p ,78i2p を電圧に変換している。差動アンプ7
31cpは各電流−電圧変換アンプ731ap,731
bpの差出力を求め増幅している。
【0085】投光素子77p,77yからの射出光は前
述したとおりスリット75ap,75ayを経由して位
置検出素子78p,78y上に入射する。支持枠75が
光軸と垂直な平面内で移動すると位置検出素子78p,
78yへの入射位置が変化する。位置検出素子78pは
矢印78ap方向に感度を持っており、又スリット75
apは矢印78apとは直交する方向(78ay方向)
に光束が拡がり、矢印78ap方向には光束が絞られる
形状をしている。
【0086】この為支持枠75が矢印713p方向に動
いたときのみ位置検出素子78pの光電流78i1p ,7
i2p のバランスは変化し、差動アンプ731cpは支
持枠75の矢印713p方向に応じた出力をする。位置
検出素子78yは矢印78ay方向に検出感度を持ち、
スリット75ayは矢印78ayとは直交する方向(7
8ap方向)に延出する形状の為に支持枠75が矢印7
13y方向に動いたときのみ位置検出素子78yは出力
を変化させる。
【0087】加算アンプ731dpは電流−電圧変換ア
ンプ731ap,731bpの出力の和(位置検出素子
78pの受光量総和)を求め、この信号を受ける駆動ア
ンプ731epはこれに従って投光素子77pを駆動す
る。
【0088】上記の投光素子77pは温度等に極めて不
安定にその投光量が変化する為、それに伴い位置検出素
子78p,78yの光電流78i1p ,78i2p の絶対量
78i1p +78i2p が変化する。その為支持枠75の位
置を示す78i1p −78i2pである差動アンプ731c
pの出力も変化してしまう。
【0089】この為、上記のように受光量総和一定とな
るように前述の駆動回路によって投光素子77pを制御
して差動アンプ731cpの出力変化がなくなるように
している。
【0090】図1のコイル76p,76yは永久磁石7
3、第1のヨーク712、第2のヨーク72で形成され
る閉磁路内に位置し、コイル76pに電流を流すことで
支持枠75は矢印713p方向に駆動し、(公知のフレ
ミングの左手の法則)コイル76yに電流を流すことで
支持枠75は矢印713y方向に駆動している。
【0091】一般に位置検出素子78p,78yの出力
をIC731p,731yで増幅し、その出力でコイル
76p,76yを駆動すると支持枠75が駆動されて位
置検出素子78p,78yの出力が変化する構成とな
る。ここでコイル76p,76yの駆動方向(極性)を
位置検出素子78p,78yの出力が小さくなる方向に
設定すると(負帰還)コイル76p,76yの駆動力に
より位置検出素子78p,78yの出力が略零になる位
置で支持枠75は安定する。
【0092】このように位置検出素子78p,78yか
らの出力を負帰還して駆動を行う手法(ここでは位置制
御手法という。)で、例えば外部から目標値(例えば手
振れ角度信号)をIC731p,731yに混合させる
と、支持枠75は目標値に従って極めて忠実に駆動す
る。
【0093】実際には差動アンプ731cp,731c
yの出力はフレキシブル基板716を経由して不図示の
メイン基板に送られ、そこでアナログ−デジタル変換
(A/D変換)が行われ、マイコンに取り込まれる。マ
イコン内では適宜目標値(手振れ角度信号)と比較増幅
され、デジタルフィルタ手法による位相進み補償(位置
制御をより安定させる為)が行われた後、再びフレキシ
ブル基板716を通りIC732(コイル76p,76
y駆動用)に入力する。
【0094】IC732は入力される信号を基にコイル
76p,76yをPWM(パルス幅変調)駆動を行い、
支持枠75を駆動する。支持枠75は矢印713p,7
13y方向に摺動可能であり、上述した位置制御手法に
より位置を安定させている。尚カメラ等の民生用光学機
器においては電源消耗防止の観点からも常に支持枠75
を制御している訳ではない。支持枠75は非制御状態時
には光軸と直交する平面内にて自由に動き回ることがで
きるようになる為、そのときのストローク端での衝突の
音発生や損傷に対して以下のように対策している。
【0095】図6乃至図10に示すように支持枠75の
背面には3ヶ所の放射状に突出した突起75fを設けて
あり、図7或いは図9に示すように突起75fの先端が
ロックリング719の内周面719gに嵌合している。
これにより支持枠75が地板71に対して総ての方向に
拘束されるようにしている。
【0096】図13はロックリング駆動のタイミングチ
ャートであり、矢印719iでコイル720に通電(7
20bに示すPWM駆動)すると同時に吸着マグネット
730にも通電(730a)する。その為吸着ヨーク7
29にアーマチュア724が当接し、イコライズされた
時点でアーマチュア724は吸着ヨークに吸着される。
【0097】次に720cに示す時点でコイル720へ
の通電を止めるとロックリング719はロックバネ72
8の力で時計回りに回転しようとするが、上述したよう
にアーマチュア724が吸着ヨーク729に吸着されて
いる為回転は規制される。このとき支持枠75の突起7
5fはカム719fと対向する位置にある(カム719
fが回転してくる)為、支持枠は突起75fとカム71
9fの間のクリアランス分だけ動けるようになる。
【0098】この為、重力Gの方向に支持枠75が落下
することになるが、図13の矢印719iの時点で支持
枠75も制御状態にする為、落下することはない。支持
枠75は非制御時はロックリング719の内周で拘束さ
れているが、実際には突起75fと内周壁719gの嵌
合ガタ分だけガタを有する。即ち、このガタ分だけ支持
枠75は重力方向下方に落ちており、支持枠75の中心
と地板71の中心がずれていることになる。その為矢印
719iの時点から、例えば1秒費やしてゆっくり地板
の中心(光軸の中心)に移動させる制御をしている。
【0099】これは急激に中心に移動させるとレンズ7
4を通して像の揺れを撮影者が感じて不快である為であ
り、この間に露光が行われても支持枠75の移動による
像劣化が生じないようにする為である(例えば1/8秒
で支持枠を5μm移動させる)。詳しくは矢印719i
時点での位置検出素子78p,78yの出力を記憶し、
その値を目標値として支持枠75の制御を始め、その後
1秒間費やして予め設定した光軸中心のときの目標値に
移動してゆく(75g)。ロックリング719が回転さ
れ(アンロック状態)た後、振動検出手段からの目標値
も基にして(前述した支持枠の中心位置移動動作に重な
って)支持枠75が駆動され防振が始まることになる。
【0100】ここで防振を終る為に矢印719jの時点
で防振オフにすると振動検出手段からの目標値が本装置
に入力されなくなり、支持枠75は中心位置に制御され
て止まる。このときに吸着コイル730への通電を止め
る(730b)。すると吸着ヨーク729のアーマチュ
ア724の吸着力が無くなり、ロックリング719はロ
ックバネ728により時計回りに回転され、図9の状態
に戻る。このときロックリング719はロックゴム72
6に当接して回転規制される。その後(例えば20msec
後)本装置への制御を断ち、図13のタイミングチャー
トは終了する。
【0101】図14は防振システムの概要を示すブロッ
ク図である。図14において、91は振動検出手段であ
り、振動ジャイロ等の角速度を検出する振れ検出センサ
と該振れ検出センサ出力のDC成分をカットした後に積
分して角変位を得るセンサ出力演算手段より構成され
る。
【0102】振動検出手段91からの角変位信号は、目
標値設定手段92に入力される。この目標値設定手段9
2は可変差動増幅器92aとサンプルホールド回路92
bより構成されており、サンプルホールド回路92bは
常にサンプル中の為に可変差動増幅器92aに入力され
る両信号は常に等しく、その出力はゼロである。しか
し、後述する遅延手段93からの出力で前記サンプルホ
ールド回路92bがホールド状態になると、可変差動増
幅器92aはその時点をゼロとして連続的に出力を始め
る。
【0103】可動差動増幅器92aの増幅率は、防振敏
感度設定手段94の出力により可変になっている。何故
ならば、目標値設定手段92の目標値信号は補正手段を
追従させる目標値(指令信号)であるが、補正手段の駆
動量に対する像面の補正量(防振敏感度)はズーム,フ
ォーカス等の焦点変化に基づく光学特性により変化する
為、その防振敏感度変化を補う為である。故に防振敏感
度設定手段94は、ズーム情報出力手段95からのズー
ム(焦点距離)情報と露光準備手段96の測距情報に基
づくフォーカス(距離)情報が入力され、その情報を基
に防振敏感度を演算あるいはその情報を基に予め設定し
た防振敏感度情報を引き出して、目標値設定手段92の
可変差動増幅器92aの増幅率を変更させる。
【0104】補正駆動手段97はハード基板715上に
実装されたIC731p,731y732等であり、目
標値設定手段92からの目標値が指令信号として入力さ
れる。補正起動手段98はハード基板715上のIC7
32とコイル76p,76yの接続を制御するスイッチ
であり、通常時はスイッチ98aを端子98cに接続さ
せておくことでコイル76p,76yの各々の両端を短
絡しておき、論理積手段99の信号が入力されると、ス
イッチ98aを端子98bに接続し、補正手段910を
制御状態(未だ振れ補正は行わないが、コイル76p,
76yに電力を供給し、位置検出素子78p,78yの
信号が略ゼロになる位置に補正手段910を安定させて
おく)にする。
【0105】又、このとき同時に論理積手段99の出力
信号は係止手段914にも入力し、これにより係止手段
は補正手段910を係止解除する。尚補正手段910は
その位置検出素子78p,78yの位置信号を補正駆動
手段97に入力し、前述したように位置制御を行ってい
る。論理積手段99は、レリーズ手段911のレリーズ
半押しSW1信号と防振切換手段912の出力信号の両
信号が入力されたときに、その構成要素であるアンドゲ
ート99aが信号を出力する。つまり、防振切換手段9
12の防振スイッチを撮影者が操作し、かつレリーズ手
段911でレリーズ半押しを行ったときに補正手段91
0は係止解除され、制御状態になる。
【0106】レリーズ手段911のSW1信号は露光準
備手段96に入力され、測光,測距,レンズ合焦駆動を
行うと共に、前述したように防振敏感度設定手段94に
フォーカス情報を出力する。遅延手段93は論理積手段
99の出力信号を受けて、例えば1秒後に出力して前述
したように目標値設定手段92より目標値信号を出力さ
せる。
【0107】図示していないが、レリーズ手段911の
SW1信号に同期して振動検出手段91も起動を始め
る。そして前述したように積分器等、大時定回路を含む
センサ出力演算は起動から出力が安定するまでに、ある
程度の時間を要する。遅延手段93は、振動検出手段9
1の出力が安定するまで待機した後に、補正手段910
へ目標値信号を出力する役割を演じ、振動検出手段91
の出力が安定してから防振を始める構成にしている。
【0108】露光手段913はレリーズ手段911のレ
リーズ押切りSW2信号入力によりミラーアップを行
い、露光準備手段96の測光値を元に求められたシャッ
タスピードでシャッタを開閉して露光を行い、ミラーダ
ウンして撮影を終了する。撮影終了後、撮影者がレリー
ズ手段911から手を離し、SW1信号をオフにすると
論理積手段99は出力を止め、目標値設定手段92のサ
ンプルホールド回路92bはサンプリング状態になり、
可変差動増幅器92aの出力はゼロになる。従って補正
手段910は補正駆動を止めた制御状態に戻る。
【0109】論理積手段99の出力がオフになったこと
により係止手段914は補正手段910を係止し、その
後に補正起動手段98のスイッチ98aは端子98cに
接続され、補正手段910は制御されなくなる。振動検
出手段91は不図示のタイマにより、レリーズ手段91
1の操作が停止された後も一定時間(例えば5秒)は動
作を継続し、その後に停止する。これは、撮影者がレリ
ーズ操作を停止した後に引き続きレリーズ操作を行うこ
とは頻繁にあるわけで、そのような時に毎回振動検出手
段91を起動するのを防ぎ、その出力安定までの待機時
間を短くする為であり、振動検出手段91が既に起動し
ているときには該振動検出手段91は起動既信号を遅延
手段93に送り、その遅延時間を短くしている。
【0110】以上のように本実施形態では係止手段の係
止部(ロックリング719)を地板部(支持手段)の地
板71とバヨネット結合させること及び係止部(ロック
リング719)を係止方向(ロック方向)に回して地板
71に装入し、係止解除方向(アンロック方向)に回転
してバヨネット結合し、弾性手段(ロックゴム726)
によりバヨネット抜け止めすることにより組立性が良
く、作動音が小さい安定した係止装置を得ている。
【0111】又係止部(ロックリング719)の質量が
集中しているところ(係止部駆動用の電磁駆動手段:コ
イル720)を制限部材(ロックゴム726)で受ける
ことにより作動時の発生音質の劣化を防ぐと共に係止部
(ロックリング719)の作動時変形を防ぎ、安定な係
止装置を得ている。又制限手段(ロックゴム726)が
固定部(支持手段:第2ヨーク72)と係止部駆動用の
電磁駆動手段(ヨーク727)に挟まれて固定される構
成にした為、組立作業性の良い係止装置を得ている。
【0112】又係止部(ロックリング719)の係止方
向(ロック方向)と非係止方向(アンロック方向)の両
方向の駆動範囲の制限を行うことで確実な係止及び係止
解除動作を実現させることができ、特に係止部(ロック
リング719)を非係止状態(アンロック状態)に保持
する保持部(アーマチュア724(鉄片),吸着ヨーク
729(電磁石),吸着コイル730,で構成)の鉄片
と電磁石の互いの当接位置を調整するイコライズ手段
(アーマチュア軸721,アーマチュアゴム722,ア
ーマチュアバネ723)を動作させる為の係止部(ロッ
クリング719)の駆動余裕量を少なくする方向に係止
部の駆動範囲を弾性部(ロックゴム726)で弾性的に
規制して良好なる係止装置を得ている。
【0113】又前述したレンズ鏡筒を含んだ光学機器を
用いて所定面(感光面)上に物体像(画像)を形成する
ようにしている。
【0114】図18,図19は本発明の実施形態2の一
部分の要部概略図,図20は本実施形態の動作のフロー
チャート,図21は本実施形態の動作のブロック図であ
る。本実施形態は図9,図10,図14に示す実施形態
1に比べてロック検知方法としてロックバネ728の両
端728a,728b間の抵抗変化を見ている点が異な
っている(アンロック検知は同様の為図示していない)
だけでその他の構成は同じである。
【0115】図18のロック状態においてはロックバネ
728は互いのコイルが密着状態になっている為殆どシ
ョート状態であり、両端728aと728b間の抵抗は
1であり、端子728bの電位VOUT は低電位であ
る。ところが図19のアンロック状態になるとロックバ
ネ728は引き延ばされている為に各コイル間の密着状
態が解除され、抵抗はR1 より大きくなる。従って端子
728bの電位は図18より高くなる。
【0116】本実施形態では以上の端子728bの電位
状態でロック状態を判別している。この状態判別方法も
ロックリングの駆動負荷とならず、図17のフローと同
様にロック不良の対策をとることができる。
【0117】尚本実施形態ではロックリングの回転その
ものでロック状態を判別している点が実施形態1と異な
り、その為図17のステップ113の補正手段片寄制御
を必要としない。
【0118】図20はアンロック検知のフローであり、
図16と同様態のステップは同部番で表し説明は省く。
図20と図16とで異なるのはアンロックできていない
時に警告(ステップ14)するのではなく、ステップ2
1でアンロック検出手段101から信号101bを係止
手段914に入力して再アンロック駆動を行っている点
である。これによってアンロックできていなかった時も
カメラが自動的に事故対策を行い防振できない状態にな
ってしまうことを防いでいる。
【0119】図22は本発明の実施形態3の動作のフロ
ーチャートである。本実施形態は図20の実施形態2の
フローチャートに比べてアンロック状態となった時に再
アンロック駆動を行い、再びアンロック検出を行うこと
でアンロック確度を向上させている点が異なっているだ
けであり、その他の構成は同じである。
【0120】図22において防振使用時にアンロックさ
れていないと判別するとステップ21で再アンロック駆
動する迄は図20と同様である。ステップ31では再度
アンロック検出手段101としてアーマチュア724の
電位を観察し、アンロックできているか否かを判別し、
アンロックしている時は通常フローに戻りステップ15
にいく。もしもアンロックできていない時にはステップ
115に進む。
【0121】以上の様に再度アンロックを行ってもアン
ロックできない時に警告を発生させる様にしている為に
アンロック不能時にも撮影者がカメラをしっかり構えて
撮影することや撮影SHスピードを速くすることで、あ
る程度手ブレの影響を防ぐことができる。
【0122】図23は本発明の実施形態4の動作のフロ
ーチャート、図24は本実施形態の動作ブロック図であ
る。先の実施形態2,3ではアンロックできていない時
には再アンロック駆動を行っていた。但し、アンロック
できなかったことがロックリング719の駆動力不足や
電磁石の吸着力不足の場合には再度アンロックを行って
もアンロックできない場合も出てくる。
【0123】そこで本実施形態ではこのような時に対処
しており、 ・一旦吸着コイルを切り、吸着ヨークに付着している磁
性粉等のゴミを落とす ・吸着コイルの吸着力を上げる ・ロックリングの駆動力を上げる ことによりアンロックの確実性を上げている。
【0124】図23,図24においてアンロック検出手
段101がアンロックできていないと検出するとステッ
プ41に進む。ステップ41ではアンロック検出手段1
01からの信号101cが係止手段再駆動手段401に
入力し、係止手段再駆動手段401は上記一連の動作
(フローチャートのステップ41〜45)を係止手段に
行わせる。
【0125】まず第1に吸着コイルへの通電を切ること
で吸着ヨークの吸着面に磁性粉が付着している場合には
これを落とす。ステップ42ではタイマーをスタートさ
せ、ステップ43ではタイマーのカウントtがTになる
まで待機し、ステップ44に進む。これは一定時間(例
えば0.3秒)吸着コイル通電オフ状態にすることで上
述磁性粉ゴミを十分落とす。
【0126】ステップ44では吸着コイルに再通電する
通電量を設定するが、この時吸着コイルに流す電流量を
通電時に比べて多くすることで吸着力を上げる。ステッ
プ45でコイル720への通電量を設定するが、この時
通電時より電流量を増やしてロックリングの駆動力を上
げる。そしてステップ21で信号101bか係止手段9
14に入力して再アンロック駆動を行うことで再アンロ
ックの確実性を向上させている。
【0127】図25は本発明の実施形態5の動作のフロ
ーチャート、図26は本実施形態に係るタイミングチャ
ート、図27は本実施形態の動作のフローチャート、図
28は本実施形態の動作ブロック図である。
【0128】先の実施形態4ではアンロック状態にでき
なかった時には防振不能になる。これに対して本実施形
態ではそのような時にも防振できるようにしている。前
述した様に補正手段は係止状態でも係止ガタがあり、そ
の範囲で補正手段は動くことができる。故に実施形態1
〜4でもフローチャートにおいてアンロックできていな
い時に防振システムをオフにしていない為にこのガタの
範囲内で防振することになるが実際の露光状態で防振を
行えていることは殆どない。
【0129】この事を図26を用いて説明する。図26
はカメラに加わる手振れを示す波形であり、補正手段は
この波形に殆ど相似な形で駆動されて防振を行う。図2
6は補正手段の動作を示す図であり、縦軸は補正時間駆
動量、横軸は時間であり、2点鎖線54はアンロック状
態の補正手段駆動範囲、1点鎖線55はロック状態の補
正手段ガタ範囲である。
【0130】図26において補正手段へ駆動目標値が入
力されてから補正手段は駆動をはじめ防振が行われてく
るのであるが、実際に望まれる駆動波形(破線56)に
対してアンロックできていない時には実線57に示す様
にロックガタ範囲内でしか動けない(ガタ最大ストロー
クで頭打ちになる)。
【0131】手振れには大振幅も含まれている為に図2
6に示される様に目標値入力からSW1オフ511迄の
時間の間で適正に防振が行われている時間というのは極
めて少なく、この間に露光(SW2オン58〜59の
間)が行われている確率は殆どない。
【0132】よって実施形態1〜4では防振ができなく
なってしまうのであるが、本実施形態ではこの問題を対
策し、露光中には防振を可能にしている。図25のフロ
ーでは再アンロックもできなかった時にはステップ11
5で警告を発生し、撮影者にカメラをしっかり構えて貰
い、ステップ51に進む。ステップ51では補正手段へ
の目標値をゼロにする事で補正手段の支持枠をロックリ
ングガタの中央に安定制御させる(防振は行わない)。
【0133】これは図28のアンロック検出手段101
の信号101aが切換手段501のスイッチ片501a
を端子501cに接続させる(通常は端子501bと接
続)とSW2信号がサンプルホールド回路92bとつな
がるが、SW2は未だ出力していない為にサンプルホー
ルド回路92bはサンプル状態になり目標値がゼロにな
ることによる。
【0134】ステップ52でSW2オンを判別する迄待
機する(切換手段501がSW2信号をサンプルホール
ド回路92bにつなげた為)(ステップ15と同様)。
そしてSW2が入力されるとステップ53に進む。ステ
ップ53では補正手段への目標値を入力し防振を始め
る。ここで今迄の動作は図26の様な補正手段の動きに
なっており、SW2オン58迄は補正手段は動いていな
いがSW2オン(58)から目標値がゼロより連続的に
入力されてくる為、図26の破線512の波形が補正駆
動中心より始まる。
【0135】その為ロックガタの範囲内で防振を行うこ
とができる。通常の露光は1/30以上と短く、この間
の手振れ量も大きくない為に図25の様に露光中のみ補
正手段をその駆動中心より駆動させる事で像劣化を防ぐ
事が可能になる。
【0136】尚、露光期間中の手振れが大きい時又は露
光時間が長い時には露光中に十分防振できない場合も生
じてくる(補正手段がロックガタを使い切る)。そのよ
うな時の対策の為に図27においては露光中はロックリ
ングを駆動させたままにしている。
【0137】アンロック状態にできない問題を大別する
と以下の2点となる。
【0138】(a1)アーマチュアが吸着ヨークに吸着でき
ない (a2)ロックリングの回転負荷が大きい この中でアンロック状態にできなくなる事故は(a1)の方
が多い。何故ならばゴミ等が吸着ヨークとアーマチュア
の間に入ってしまう事が考えられる為である。
【0139】そこで少なくとも(a1)による事故で写真が
適正にとれなくなる事をなくす為に露光中は常時ロック
リングをアンロック方向に付勢する様にコイル720に
通電を行う。
【0140】ここで露光中のみコイル720に通電する
のは撮影者がカメラを構え、SW1を押し被写体を狙っ
ている時間は露光時間に比べて極めて長く、又吸着コイ
ル730に比べてコイル720の電力消費量は多い為に
省電力を考えての事である。
【0141】図27と図25はステップ52でSW2待
機からSW2が入力されるとステップ513に進みステ
ップ513で係止手段再駆動手段401によりコイル7
20に通電してロックリングをアンロック方向に駆動す
る。この時のコイル720の駆動力はステップ45で設
定した大駆動力であるが、ロックリング駆動後(アンロ
ック状態)に駆動力をロックバネ力と釣り合う力まで弱
めて省電力を図っても良く、この駆動力を弱めるタイミ
ングを求める為にロックリング駆動開始からの時間やア
ーマチュアの電位を利用しても良い。
【0142】ステップ53の目標値が入力され防振が始
まりステップ514で露光を行った後にステップ515
に進みステップ515でコイル720への通電を断ちロ
ックリングはロックバネの力でロック方向に回転させら
れステップ17へ進みSW1オフまで待機する。
【0143】以上の構成にする事によってアンロック時
にはアンロック検出手段の出力により防振を始める前に
アンロック状態が判別される為にそれによる事故を未然
に防ぐことができる様にしている。
【0144】
【発明の効果】本発明によれば以上のように各要素を設
定することにより、レンズやプリズム等の光学素子を保
持した光学保持手段、例えば防振用の光学素子を保持し
た光学保持手段(補正手段)を振動検出手段からの信号
に基づいて光軸と直交する平面内において精度良く摺動
させて振動に対する画像振れを補正する防振システムに
適するときに防振機能のロック(係止)とアンロック
(非係止)の状態を判別する事により良好なる撮影を円
滑に行うことができるレンズ鏡筒及びそれを用いた光学
機器を達成することができる。
【0145】特にロック状態とアンロック状態を電磁石
の吸着状態を抵抗値変化、補正手段と係止手段の接触状
態、コイルバネの密着状態の抵抗値変化等を利用する事
によって係止手段の駆動負荷を増加させずに判別するこ
とができるという効果を得ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の一部分の要部斜視図
【図2】図1の一部分の要部断面図
【図3】図2の一部分の説明図
【図4】図3の矢印79c方向から見たときの要部平面
【図5】図1の一部分の要部斜視図
【図6】図1の一部分の要部斜視図
【図7】図1の一部分の要部平面図
【図8】図1の一部分の要部斜視図
【図9】図1の一部分の要部平面図
【図10】図1の一部分の要部平面図
【図11】図1の一部分の要部断面図
【図12】本発明の実施形態1の説明図
【図13】本発明の実施形態1の説明図
【図14】本発明の実施形態1の要部ブロック図
【図15】従来のレンズ鏡筒の要部斜視図
【図16】本発明の実施形態1の動作のフローチャート
【図17】本発明の実施形態1の動作のフローチャート
【図18】本発明の実施形態2の一部分の要部概略図
【図19】本発明の実施形態2の一部分の要部概略図
【図20】本発明の実施形態2の動作のフローチャート
【図21】本発明の実施形態2の動作のブロック図
【図22】本発明の実施形態3の動作のフローチャート
【図23】本発明の実施形態4の動作のフローチャート
【図24】本発明の実施形態4の動作のブロック図
【図25】本発明の実施形態5の動作のフローチャート
【図26】本発明の実施形態5の動作のタイミングチャ
ート
【図27】本発明の実施形態5の動作のフローチャート
【図28】本発明の実施形態5の動作のブロック図
【符号の説明】
71 地板(支持手段) 72 第2ヨーク 73,718 永久磁石 712 第1ヨーク 719 ロックリング(係止部) 727 ヨーク 75 支持枠(光学保持手段) 726 弾性手段(制限部材) 729 吸着ヨーク 730 吸着コイル 724 金属片(アーマチュア) 728 コイルバネ(ロックバネ)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学要素を保持して光軸と直交方向に駆
    動する光学保持手段を鏡筒内に固定した支持手段に駆動
    可能に装着し、該光学保持手段の駆動の係止と非係止を
    係止部の回動操作の回動方向により選択して行う係止手
    段と係止手段を該光学保持手段非係止位置に保持する保
    持手段とを該支持手段に設けたレンズ鏡筒において、該
    係止部の係止状態と非係止状態を該保持手段に一体的に
    形成されたスイッチ手段で判別していることを特徴とす
    るレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記保持手段はヨークと、該ヨークをコ
    アとする巻線コイルと該ヨークに吸着するアーマーチュ
    アで構成された電磁手段であり、該スイッチ手段は該ヨ
    ークとアーマチュア間の抵抗値変化を判別する判別手段
    であることを特徴とする請求項1のレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 光学要素を保持して光軸と直交方向に駆
    動する光学保持手段を鏡筒内に固定した支持手段に駆動
    可能に装着し、該光学保持手段の駆動の係止と非係止を
    係止部の回動操作の回動方向により選択して行う係止手
    段と係止手段を該光学保持手段非係止位置に保持する保
    持手段とを該支持手段に設けたレンズ鏡筒において、該
    光学保持手段の係止状態と非係止状態を該光学保持手段
    に設けた金属キャップと該係止手段に設けた金属板との
    間の抵抗値変化より判別していることを特徴とするレン
    ズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 光学要素を保持して光軸と直交方向に駆
    動する光学保持手段を鏡筒内に固定した支持手段に駆動
    可能に装着し、該光学保持手段の駆動の係止と非係止を
    係止部の回動操作の回動方向により選択して行う係止手
    段と係止手段を該光学保持手段非係止位置に保持する保
    持手段とを該支持手段に設けたレンズ鏡筒において、該
    光学保持手段の係止状態と非係止状態を該係止部を付勢
    する密着巻きコイルの両端間の抵抗値変化より判別して
    いることを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 光学要素を保持して光軸と直交方向に駆
    動する光学保持手段を鏡筒内に固定した支持手段に駆動
    可能に装着し、該光学保持手段の駆動の係止と非係止を
    係止部の回動操作の回動方向により選択して行う係止手
    段と係止手段を該光学保持手段非係止位置に保持する保
    持手段とを該支持手段に設けたレンズ鏡筒において、該
    光学保持手段の係止状態と非係止状態を各々独立に判別
    する判別手段を有していることを特徴とするレンズ鏡
    筒。
  6. 【請求項6】 前記判別手段は前記係止手段を該光学保
    持手段の非係止位置に保持する保持手段に一体的に形成
    されたスイッチ手段と該係止部を付勢する密着巻きコイ
    ルの両端間の抵抗値変化を検出する抵抗値検出手段とを
    有していることを特徴とする請求項5のレンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 光学要素を保持して光軸と直交方向に駆
    動する光学保持手段を鏡筒内に固定した支持手段に駆動
    可能に装着し、該光学保持手段の駆動の係止と非係止を
    係止部の回動操作の回動方向により選択して行う係止手
    段と係止手段を該光学保持手段非係止位置に保持する保
    持手段とを該支持手段に設けたレンズ鏡筒において、該
    光学保持手段の係止状態と非係止状態を判別手段で判別
    する際に、非係止状態が判別できないときには警告手段
    で警告していることを特徴とするレンズ鏡筒。
  8. 【請求項8】 光学要素を保持して光軸と直交方向に駆
    動する光学保持手段を鏡筒内に固定した支持手段に駆動
    可能に装着し、該光学保持手段の駆動の係止と非係止を
    係止部の回動操作の回動方向により選択して行う係止手
    段と係止手段を該光学保持手段非係止位置に保持する保
    持手段とを該支持手段に設けたレンズ鏡筒において、該
    係止手段の動作時において、該光学保持手段の係止状態
    と非係止状態を判別手段が判別できないときは該係止手
    段を再度駆動していることを特徴とするレンズ鏡筒。
  9. 【請求項9】 前記係止手段は前記光学保持手段の非係
    止状態を保持する電磁手段を有し、前記判別手段で該光
    学保持手段の非係止状態が判別できないときは該電磁手
    段の動作を一時中断して該係止手段が非係止動作を再駆
    動していることを特徴とする請求項8のレンズ鏡筒。
  10. 【請求項10】 前記係止手段は前記光学保持手段の非
    係止状態を保持する電磁手段を有し、前記判別手段で該
    光学保持手段の非係止状態が判別できないときは該電磁
    手段の吸着力を強めて該係止手段を再駆動していること
    を特徴とする請求項8のレンズ鏡筒。
  11. 【請求項11】 前記係止手段は前記光学保持手段の非
    係止状態を保持する電磁手段を有し、前記判別手段で該
    光学保持手段の非係止状態が判別できないときは該係止
    部を回動操作する駆動力を増大させていることを特徴と
    する請求項8のレンズ鏡筒。
  12. 【請求項12】 請求項1から11のいずれか1項記載
    のレンズ鏡筒を用いて記録手段に画像を記録する光学機
    器において、該光学保持手段の係止状態と非係止状態を
    判別手段で判別する際に、該判別手段が該光学保持手段
    の非係止状態を判別できないときは該記録手段への画像
    記録中においてのみ該光学保持手段を駆動させているこ
    とを特徴とする光学機器。
  13. 【請求項13】 請求項1から11のいずれか1項記載
    のレンズ鏡筒を用いて所定面上に画像を形成しているこ
    とを特徴とする光学機器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006191249A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Pentax Corp ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置
JP2014056031A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 位置検出装置
JP2014059403A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Ricoh Imaging Co Ltd 手ブレ補正装置
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