JPH10268146A - プラスチック光ファイバーおよびその製造方法 - Google Patents

プラスチック光ファイバーおよびその製造方法

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JPH10268146A
JPH10268146A JP9075510A JP7551097A JPH10268146A JP H10268146 A JPH10268146 A JP H10268146A JP 9075510 A JP9075510 A JP 9075510A JP 7551097 A JP7551097 A JP 7551097A JP H10268146 A JPH10268146 A JP H10268146A
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fiber
diameter
optical fiber
light transmitting
cross
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Withdrawn
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JP9075510A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Koike
康博 小池
Hajime Imai
元 今井
Koji Koganezawa
光司 小金澤
Takashi Tsukamoto
隆志 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源、受光部との接続において集光部品を
要せず光の漏れも防止可能なプラスチックファイバーと
その製法を提供すること。 【解決手段】 実質的にC−H結合を有しない非結晶
性の含フッ素重合体をマトリックスとする屈折率分布型
光ファイバーにおいて、該ファイバー端部の光透過部分
の径または断面形状がファイバー端部以外のファイバー
部分の光透過部分の径または断面形状と異なるプラスチ
ック光ファイバー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源や受光部と光
ファイバーの接続および光ファイバー同士の接続が容易
なプラスチック光ファイバーおよびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバー(以下、本発明では特に言
及しない限り光ファイバー素線を意味する。また、単に
ファイバーと略すことがある。)としては広い波長範囲
に渡って優れた光伝送性を有する無機ガラス系光ファイ
バーが知られているが、加工性が悪く、かつ曲げた時折
れやすいばかりでなく、高価であることから、プラスチ
ックを基材とする光ファイバーが開発され実用化されて
いる。このプラスチック光ファイバーは光の透過性の良
好なポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポ
リスチレンなどの重合体を基材とするコア層とこれより
屈折率が小さく、かつ実質的に透明な含フッ素ポリマー
等の重合体を基材とするクラッド層とを基本構成単位と
している。また特開平2−244007号公報にはコア
とクラッドに含フッ素樹脂を用いた提案もされている。
【0003】光ファイバーとしてコアとクラッドからな
る屈折率段階型光ファイバーとともに、屈折率分布型
(GI型)光ファイバーが知られている。屈折率分布型
光ファイバーの屈折率分布は、中心から半径方向に向か
って屈折率が放物線に近い曲線で低下している(詳細は
下記文献参照)ものをいう。屈折率分布型プラスチック
光ファイバーとしては、たとえば「化学と工業」第45
巻第7号(1992)1261−1264、特開平5−
173026号公報、WO94/04949、WO94
/15005などが知られている。
【0004】また、特開平8−5848号公報により、
実質的にC−H結合を有しない非結晶性の含フッ素重合
体をマトリックスとする屈折率分布型光ファイバーが知
られている。この光ファイバーは、広い伝送波長範囲で
低い光伝送損失と広い伝送帯域を有している。
【0005】これらの光ファイバーの製品形態として
は、(1)光ファイバー素線を被覆材で被覆した光ファ
イバーコード、(2)光ファイバーコードを兼ねたバン
ドルファイバー、(3)バンドルファイバーなどとテン
ションメンバーなどとを組み合わせた光ファイバーケー
ブルなどが挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにプラスチッ
ク光ファイバーは無機ガラス系光ファイバーにはない特
徴を有するが、プラスチックファイバー同士、あるいは
他の光学機器、光学素子などとの接続が容易なものが求
められていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、以下の(1)〜(3)の
発明である。
【0008】(1)プラスチック光ファイバーの少なく
とも一方の端部の光透過部分の径または断面形状が、フ
ァイバー端部以外のファイバー部分の光透過部分の径ま
たは断面形状と異なることを特徴とするプラスチック光
ファイバー。
【0009】(2)プラスチック光ファイバーを母材の
線引きにより得るに際し母材の移動と線引きの相対速度
を変化させることにより、もしくは、プラスチック光フ
ァイバーを押出と引取りにより得るに際しファイバーの
押出と引取りの相対速度を変化させることにより、ファ
イバーの光透過部分の径または断面形状が変化した部分
を形成し、この変化した部分を切断することにより、フ
ァイバー端部の光透過部分の径または断面形状がファイ
バー端部以外のファイバー部分の光透過部分の径または
断面形状と異なるファイバーを得ることを特徴とするプ
ラスチック光ファイバーの製造方法。
【0010】(3)プラスチック光ファイバー端部およ
び賦形治具の少なくとも一方が加熱された状態でファイ
バー端部と賦形治具を接触させファイバーの光透過部分
の径または断面形状を変化させることにより、ファイバ
ー端部の光透過部分の径または断面形状がファイバー端
部以外のファイバー部分の光透過部分の径または断面形
状と異なるファイバーを得ることを特徴とするプラスチ
ック光ファイバーの製造方法。
【0011】本発明のファイバーは、屈折率段階型光フ
ァイバーでも屈折率分布型光ファイバーでもよい。ま
た、光透過部分が非フッ素系プラスチック材料からなる
ものでも、フッ素系プラスチック材料からなるものでも
よく、非フッ素系プラスチック材料からなるコアとフッ
素系プラスチック材料からなるクラッドの組合わせのご
とく非フッ素系プラスチック材料とフッ素系プラスチッ
ク材料との組合せでもよい。
【0012】フッ素系プラスチック材料としては、ポリ
フルオロアルキルアクリレートやポリフルオロアルキル
メタクリレートなどの含フッ素モノマーの重合体やそれ
以外のフッ素系プラスチック材料がある。特に好ましい
フッ素系プラスチック材料は、実質的にC−H結合を有
しない非結晶性の含フッ素重合体である。より好ましく
は、C−H結合を実質的に有せず非結晶でかつ、主鎖に
環構造を有する含フッ素重合体である。
【0013】本発明のファイバーにおける端部とは、フ
ァイバー長さ方向の先端部分から光透過部分の径または
光透過部分の断面形状が、他のファイバー部分の光透過
部分に対して変化し始める部分までの領域を意味する。
また、光透過部分とは屈折率段階型光ファイバーにおけ
るコア部を、また屈折率分布型光ファイバーにおいてフ
ァイバーから出射したファイバー径方向の光の強度分布
における最大強度の5%以上が占める部分を意味する。
【0014】本発明のファイバーはファイバーの少なく
とも一方の端部の光透過部分の径または断面形状が、フ
ァイバー端部以外のファイバー部分の光透過部分の径ま
たは断面形状と異なる。
【0015】たとえば、ファイバーがファイバーの光透
過部分の径と同程度かそれより大きい径の光源に相対向
する場合、ファイバー端部の光透過部分の径をファイバ
ー端部以外のファイバー部分の光透過部分の径よりも拡
大し、ファイバー端部の光透過部分の径を光源の径より
も大きくすることが好ましい。これにより、集光部品を
用いることなく、光の漏れを防止しつつ光源とファイバ
ーとの接続ができる。また、ファイバーからの出射光を
径の小さな受光部で受ける場合、ファイバー端部の光透
過部分の径をファイバー端部以外のファイバー部分の光
透過部分の径よりも縮小することが好ましい。これによ
り、出射光を容易に絞り込んで芯出しでき、接続時の光
の漏れを防止できる。
【0016】また、光源または受光部に相対向するファ
イバー端部の断面形状を光源または受光部の断面形状と
同一か近似した形状とすることにより同様に接続時の光
の漏れを防止できる。
【0017】ファイバー先端部分へ向って光透過部分の
径を拡大させる場合には、ファイバー先端部分における
径がファイバー端部以外のファイバー部分の光透過部分
の径の1.5〜5倍となる拡大率が通常採用される。ま
たファイバー先端部分へ向って光透過部分の径を縮小さ
せる場合には、ファイバー先端部分における径がファイ
バー端部以外のファイバー部分の光透過部分の径の1/
5〜2/3倍となる縮小率が通常採用される。ファイバ
ー端部以外のファイバー部分の径は通常20〜500μ
mが採用される。
【0018】本発明におけるファイバー端部の長さは、
前述の拡大率、縮小率などにより変化するものであるが
通常は0.5〜50cm、好ましくは3〜30cmであ
る。また、本発明のファイバー全長は通常50〜200
mが採用される。より短いファイバーにおいては、ファ
イバー端部の長さは上記範囲でかつファイバー全長の1
/10以下が好ましい。
【0019】上述の屈折率分布型光ファイバーとして
は、屈折率差を有するマトリックス樹脂と拡散物質から
なり、マトリックス樹脂中に拡散物質が特定の方向に沿
って濃度勾配を有して分布しているものが好ましい。広
範囲の伝送領域帯で低い伝送損失と高い伝送帯域を有す
ることから、実質的にC−H結合を有しない含フッ素重
合体をマトリックス樹脂とし、低分子量の実質的にC−
H結合を有しないフッ素系化合物を拡散物質とするフッ
素系プラスチック材料からなる屈折率分布型光ファイバ
ーがより好ましい。
【0020】この場合、含フッ素重合体の数平均分子量
は、10,000〜5,000,000が好ましく、5
0,000〜1,000,000がより好ましい。低分
子量のフッ素系化合物の数平均分子量は、300〜1
0,000が好ましく、300〜5,000がより好ま
しい。このような屈折率分布型光ファイバーは、特開平
8−5848などにより知られている。
【0021】本発明のファイバーにおいて、ファイバー
端部の光透過部分の径または光透過部分の断面形状を、
他の部分の光透過部分の径または光透過部分の断面形状
と異なるものとする方法としては、異なる径または形状
のファイバー部分同士が接合によらずに形成させる方
法、および異なる径または形状のファイバー部分同士が
接合により形成させる方法が挙げられる。生産性が高い
などの理由から接合によらずに形成させる方法が好まし
い。
【0022】接合によらずに形成させる方法には、以下
の(1)〜(4)の方法が挙げられる。
【0023】(1)ファイバーを母材の線引きにより得
るに際し、母材の移動と線引きの相対速度を変化させる
ことによる方法。
【0024】(2)ファイバーを押出と引取りにより得
るに際し、ファイバーの押出と引取りの相対速度を変化
させることによる方法。
【0025】(3)ファイバー端部をあらかじめ加熱し
た後、ファイバー端部を賦型治具に接触させ光ファイバ
ーの光透過部分の径または光透過部分の断面形状を変化
させることによる方法。
【0026】(4)賦形治具をあらかじめ加熱した後、
光ファイバー端部を賦形治具に接触させ光ファイバーの
光透過部分の径または光透過部分の断面形状を変化させ
ることによる方法。
【0027】上記(1)の方法において、母材の移動速
度とは加熱炉内にて可塑化された母材が加熱炉外へ排出
される速度であり、線引きの速度とは加熱炉外へ排出さ
れたファイバーをテイクアップロールなどの引取り器に
て引張る速度である。
【0028】線引きの速度を母材の移動速度に対して減
少させることにより、ファイバーの直径を増加させるこ
とができる。また、線引きの速度を母材の移動速度に対
して増加させることにより、ファイバーの直径を減少さ
せることができる。
【0029】したがって、線引きの速度を母材の移動速
度に対して減少させ引き続き増加させることにより、連
続するファイバーの所定の長さのみ他のファイバー部分
より直径が増加したファイバーが得られる。この直径が
増加したファイバー部分を切断することによりファイバ
ー端部の光透過部分の径が他のファイバー部分の光透過
部分の径より大きなファイバーが得られる。
【0030】一方、線引きの速度を母材の移動速度に対
して増加させ引き続き減少させることにより、連続する
ファイバーの所定の長さのみ他のファイバー部分より直
径が減少したファイバーが得られる。この直径が減少し
たファイバー部分を切断することによりファイバー端部
の光透過部分の径が他のファイバー部分の光透過部分の
径より小さなファイバーが得られる。
【0031】上記(2)の方法において、ファイバーの
押出速度と引取り速度はそれぞれ(1)の方法におけ
る、母材の移動速度と線引きの速度に相当するものであ
り、ファイバーの押出と引取りの相対速度を変化させる
ことにより、(1)の方法と同様にしてファイバー端部
の光透過部分の径が他のファイバー部分の光透過部分の
径より異なるファイバーが得られる。
【0032】上記(3)および(4)の方法において、
賦形治具は加熱により可塑化したファイバー端部の形状
を変えるためのものである。通常は加熱により可塑化し
たファイバー端部を賦形治具に接触させることによりフ
ァイバー端部の形状を変えることができる。
【0033】賦形治具の好ましい例は、形状変更後のフ
ァイバー端部の形状と同一のキャビティーを形成できる
型(図8〜10参照)である。ファイバー端部の断面積
が他のファイバー部分の断面積より大きい場合、前記型
は割型を用いる。
【0034】賦形治具の他の好ましい例は、ファイバー
を押出成形または母材の線引きにより得る際、可塑化フ
ァイバーを圧着して円形断面から楕円形断面などにする
ための圧着ローラ(図5参照)、または成形後のファイ
バーを加熱して可塑化し、可塑化したファイバーを圧着
して円形断面から楕円形断面などにするための賦形ロー
ラ(図10参照)である。賦形治具の他の例は、可塑化
したファイバーを延伸するための把持具(図11参照)
である。
【0035】上記(3)と(4)の方法において、ファ
イバー端部の加熱と賦形治具の加熱の両方をあらかじめ
行ってもよい。また、あらかじめ加熱することなく、フ
ァイバー端部を賦形治具に接触させた後に加熱してもよ
い。
【0036】光ファイバー素線を前述の(1)〜(4)
などの方法で変形させた後、この素線に被覆層を設けて
もよいが、通常は光ファイバーコードを前述の(1)〜
(4)などの方法で変形させることにより、結果として
ファイバー端部の光透過部分の径または光透過部分の断
面形状を、他の部分の光透過部分の径または光透過部分
の断面形状と異なるものとすることができる。
【0037】本発明における実質的にC−H結合を有し
ない非結晶性の含フッ素重合体で、主鎖に環構造を有す
る含フッ素重合体としては、含フッ素脂肪族環構造、含
フッ素イミド環構造、含フッ素トリアジン環構造または
含フッ素芳香族環構造を有する含フッ素重合体が好まし
い。含フッ素脂肪族環構造を有する含フッ素重合体では
含フッ素脂肪族エーテル環構造を有するものがさらに好
ましい。
【0038】含フッ素脂肪族環構造を有する含フッ素重
合体は、含フッ素イミド環構造、含フッ素トリアジン環
構造または含フッ素芳香族環構造を有する含フッ素重合
体に比べ、後述の熱延伸または溶融紡糸によるファイバ
ー化に際してもポリマー分子が配向しにくく、その結果
光の散乱を起こすこともないなどの理由から、より好ま
しい重合体である。
【0039】含フッ素脂肪族環構造を有する重合体とし
ては、含フッ素環構造を有するモノマーを重合して得ら
れるものや、少なくとも2つの重合性二重結合を有する
含フッ素モノマーを環化重合して得られる主鎖に含フッ
素脂肪族環構造を有する重合体が好適である。
【0040】含フッ素脂肪族環構造を有するモノマーを
重合して得られる主鎖に含フッ素脂肪族環構造を有する
重合体は、特公昭63−18964号公報等により知ら
れている。即ち、パーフルオロ(2,2−ジメチル−
1,3−ジオキソール)等の含フッ素脂肪族環構造を有
するモノマーを単独重合することにより、またこのモノ
マーをテトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエ
チレン、パーフルオロ(メチルビニールエーテル)など
のラジカル重合性モノマーと共重合することにより主鎖
に含フッ素脂肪族環構造を有する重合体が得られる。
【0041】また、少なくとも2つの重合性二重結合を
有する含フッ素モノマーを環化重合して得られる主鎖に
含フッ素脂肪族環構造を有する重合体は、特開昭63−
238111号公報や特開昭63−238115号公報
等により知られている。即ち、パーフルオロ(アリルビ
ニルエーテル)やパーフルオロ(ブテニルビニルエーテ
ル)等のモノマーを環化重合することにより、またはこ
のようなモノマーをテトラフルオロエチレン、クロロト
リフルオロエチレン、パーフルオロ(メチルビニールエ
ーテル)などのラジカル重合性モノマーと共重合するこ
とにより主鎖に含フッ素脂肪族環構造を有する重合体が
得られる。
【0042】また、パーフルオロ(2,2−ジメチル−
1,3−ジオキソール)等の含フッ素脂肪族環構造を有
するモノマーとパーフルオロ(アリルビニルエーテル)
やパーフルオロ(ブテニルビニルエーテル)等の少なく
とも2つの重合性二重結合を有する含フッ素モノマーと
を共重合することによっても主鎖に含フッ素脂肪族環構
造を有する重合体が得られる。
【0043】上記の含フッ素脂肪族環構造を有する重合
体としては、具体的には以下の(I)〜(IV)式から
選ばれる繰り返し単位を有するものが例示される。な
お、これらの含フッ素脂肪族環構造を有する重合体中の
フッ素原子は、屈折率を高めるために一部塩素原子で置
換されていてもよい。
【0044】
【化1】
【0045】[上記(I)〜(IV)式において、pは
0〜5、qは0〜4、rは0〜1、p+q+rは1〜
6、s,t,uはそれぞれ0〜5、s+t+uは1〜
6、RはFまたはCF3、R1はFまたはCF3、R2はF
またはCF3、X1はFまたはCl、X2はFまたはCl
である。] 含フッ素脂肪族環構造を有する重合体は、主鎖に環構造
を有する重合体が好適であるが、環構造を有する重合単
位を20モル%以上、好ましくは40モル%以上含有す
るものが透明性、機械的特性等の面から好ましい。
【0046】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。図1〜12におけるファイバーはC−H結
合を有しない非晶質の含フッ素重合体とC−H結合を有
しない拡散物質を用いて得られた屈折率分布型光ファイ
バーの素線である。図2に従来の結合系での光源とファ
イバーのレイアウトを示した。光源1として、出射波長
が650nmのLED(ライトエミッションダイオー
ド)を使用した場合、LEDは幅約300μmで面発光
するため、コア径の小さいファイバー2へ光を漏れなく
入射させるためには、レンズ群3を介して光を集光する
必要があった。そのため、高価なレンズ群が必要で且つ
光源とファイバー間にスペースを確保する必要があり、
また、レンズ群を所定の位置に正確に保持させる機構が
必要であった。さらには、レンズにより集光された光の
入射角は光源の出射角度よりも大きくなり、ファイバー
内部から外部へと漏れる光の量が増加する。
【0047】図1に本発明による異断面ファイバー4を
用いた場合のレイアウトを示した。幅約300μmで面
発光するLEDに対して、ファイバー端部のコア径を1
25μmから400μmに拡大させることによって、レ
ンズ等の集光部品を介在させることなく、光源とファイ
バーを接続する事が可能になった。また、ファイバー内
部から外部へと光が漏れるのを押さえることができた。
【0048】図3は本発明による別の異断面ファイバー
5の実施例である。受光素子で光の受け幅が50μmの
狭いものへ光を導く場合、図2の実施例とは逆に、ファ
イバーのコア中心に正確に光を導く必要性が生じる場合
がある。その時にはファイバー端部のコア径を125μ
mから50μmに縮小させファイバー出射端近傍に受光
素子30を置くことによって、ファイバーの出射光を漏
れなく受光素子30に導く事が可能になった。
【0049】さらに放射形状が楕円形をしたLDに対し
て、出射光を漏れなく入射させるために、ファイバーの
端部の断面形状を同様な楕円形に加工した異断面ファイ
バー6の実施例を図4に示した。
【0050】次にファイバー端部を上記したような形状
に変化さるための方法について説明する。図5は本発明
のファイバーを製造する装置の一例である。屈折率分布
形状を持つ直径20ミリの母材7を加熱炉8内にて可塑
化させ、テイクアップロール9で毎分20mの速度で線
引きし、外径250μm,コア径125μmの屈折率分
布型ファイバーを得た。ファイバーの直径はレーザー式
測長機10で計測され、そのデータが演算処理機11へ
送られ、テイクアップロールの回転速度を精密に調節し
て、ファイバー直径を一定の寸法に管理できるようにな
っている。所定量線引きした後、1.0秒の範囲で線引
き速度を毎分20mから2mに直線的に減少させ、それ
に連続して1.0秒の範囲で線引き速度を毎分2mから
20mに直線的に増加させた。その結果ファイバー長さ
30cmの範囲でファイバーの直径が250μmから8
00μmに変化し、その後さらにファイバーの長さ30
cmの範囲でファイバーの直径が800μmから250
μmに変化したファイバーが得られた。図6に示すよう
に、このファイバーの異断面部は巻取ドラムの手前に設
けられたカッター12によってその中央部で切断され、
ファイバー端部が拡大されたファイバー13を製造し
た。
【0051】また、同上のファイバー製造装置を用い、
テイクアップロール9で毎分20mの速度で、外径25
0μm,コア径125μmの屈折率分布型ファイバーを
線引きし、所定量線引きした後テイクアップロール9の
下部に設けられた圧着ロール14を作動させ、0.5秒
間の範囲でファイバーをその間に挟み込んだ。その結果
ファイバーの長さ15cmの範囲で断面形状が楕円形を
した異断面ファイバーが得られた。図7に示すように、
このファイバーの異断面部は巻取ドラムの手前に設けら
れたカッター12によってその中央部で切断され、ファ
イバー端部が楕円形をしたファイバー15を製造した。
【0052】次に、ファイバー端部の異断面加工を別工
程で行う方法について説明する。図8は本発明によるフ
ァイバー端部を広げる方法の概略図である。直径300
μm、コア径150μmのファイバーを、内部ヒーター
により140℃に加熱された端部賦形治具16に挿入し
(a)、治具内部を減圧状態に保った状態で10秒間フ
ァイバーを押し付けた(b)。その後治具内部の減圧状
態を解除し、治具を二つ割りにしてファイバーを取り出
した(c)。その結果、端部の外径が600μm、コア
径が300μmに拡大されたファイバーが得られた。同
様の加工は図9に示すような治具17で保持されたファ
イバーを140℃に加熱されたプレート18に押し付け
ることでも可能であった。
【0053】図10はファイバー端部を円形から楕円形
に変える方法の概略図である。直径300μm、コア径
150μmのファイバーを140℃に予備加熱した後、
賦形ローラ19の間にファイバーを挟み込み、2kg/
cm2の圧力を作用させた。その結果端部の長尺外径が
500μm、短尺外径が200μmの楕円形をしたファ
イバーが得られた。
【0054】図11はファイバー端部を狭める方法の概
略図である。直径500μm、コア径250μmのファ
イバー端部の10mmをあらかじめ180℃に予備加熱
し(a)、延伸治具20で挟み込んで20mm延伸し
(b)、そのまま空冷し、その後カッター21で端部の
一部を切除した(c)。その結果端部の外径が125μ
m、コア径が62.5μmに縮小されたファイバーが得
られた。
【0055】次にファイバー端部の異断面加工を別工程
で別部品を取り付けて行う方法について説明する。図1
2に示すように、前述した線引き装置であらかじめつく
られた片方の口径が500μm、もう一方が250μm
の異断面チップ22の小口径側23のみをあらかじめ1
40℃に加熱し、ファイバー端部を5mmだけ200℃
に加熱し、異断面チップ22をファイバーに押し付けた
(a)。その結果、図12(b)に示すようにファイバ
ー端部が拡大された異断面ファイバーが得られた。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、光学機器などの光源や
受光部とファイバーとの接続に際して、それらの断面形
状に応じたファイバー端部の断面形状を選択してレンズ
などを介さずにファイバーと接続することを可能にし、
また、口径の小さな受光素子への光の導入に際しても容
易に芯出しをすることができ、光の漏れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異断面ファイバーを用いた光源との接
続レイアウト説明図。
【図2】従来の光源とファイバーの接続レイアウト説明
図。
【図3】本発明の異断面ファイバーの別の実施例と受光
素子との接続レイアウト説明図。
【図4】本発明の異断面ファイバーのさらに別の実施例
と光源との接続レイアウト説明図で、aはレイアウト、
bはaにおけるB−B線断面のLD光分布形状、cは同
B−B線断面の光ファイバー形状。
【図5】本発明のファイバーの製造装置の説明図。
【図6】同上装置により製造された拡大異断面のファイ
バー端部13の説明図。
【図7】同上縮小異断面のファイバー端部15の説明
図。
【図8】本発明のファイバー端部を拡大する方法の説明
図で、aは加熱された治具にファイバーを挿入する工
程、bは挿入後治具内部を減圧しながらファイバーを押
しつける工程、cは治具を開いてファイバーを取り出す
工程の説明図。
【図9】本発明のファイバー端部を拡大する別の方法の
説明図。
【図10】ファイバー端部の断面を円形から楕円形に変
える方法の説明図。
【図11】ファイバー端部の狭める方法の説明図で、a
はファイバー端部を予備加熱する工程、bは治具で挟み
込んで延伸する工程、cはカッターで端部の一部を切除
する工程の説明図。
【図12】別途形成した異断面端部をファイバー端部に
取り付ける方法の説明図で、aは加熱された異断面端部
を加熱されたファイバー端部に押し付ける工程、bはそ
れにより拡大異断面端部を形成する工程。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 元 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小金澤 光司 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 塚本 隆志 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック光ファイバーの少なくとも
    一方の端部の光透過部分の径または断面形状が、ファイ
    バー端部以外のファイバー部分の光透過部分の径または
    断面形状と異なることを特徴とするプラスチック光ファ
    イバー。
  2. 【請求項2】 ファイバー端部を成形してなる請求項1
    に記載のプラスチック光ファイバー。
  3. 【請求項3】 ファイバー端部となりうる部材とファイ
    バー先端部を接合してファイバー端部を形成してなる請
    求項1または2に記載のプラスチック光ファイバー。
  4. 【請求項4】 プラスチック光ファイバーが、実質的に
    C−H結合を有しない非結晶性の含フッ素重合体をマト
    リックスとする屈折率分布型光ファイバーである請求項
    1、2または3に記載のプラスチック光ファイバー。
  5. 【請求項5】 プラスチック光ファイバーを母材の線引
    きにより得るに際し母材の移動と線引きの相対速度を変
    化させることにより、もしくは、プラスチック光ファイ
    バーを押出と引取りにより得るに際しファイバーの押出
    と引取りの相対速度を変化させることにより、ファイバ
    ーの光透過部分の径または断面形状が変化した部分を形
    成し、この変化した部分を切断することにより、ファイ
    バー端部の光透過部分の径または断面形状がファイバー
    端部以外のファイバー部分の光透過部分の径または断面
    形状と異なるファイバーを得ることを特徴とするプラス
    チック光ファイバーの製造方法。
  6. 【請求項6】 プラスチック光ファイバー端部および賦
    形治具の少なくとも一方が加熱された状態でファイバー
    端部と賦形治具を接触させファイバーの光透過部分の径
    または断面形状を変化させることにより、ファイバー端
    部の光透過部分の径または断面形状がファイバー端部以
    外のファイバー部分の光透過部分の径または断面形状と
    異なるファイバーを得ることを特徴とするプラスチック
    光ファイバーの製造方法。
  7. 【請求項7】 光ファイバーが、実質的にC−H結合を
    有しない非結晶性の含フッ素重合体をマトリックスとす
    る屈折率分布型光ファイバーである請求項5または6に
    記載の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10259623A1 (de) * 2002-12-18 2004-07-08 Hella Kg Hueck & Co. Fahrzeugleuchte
US7459512B2 (en) 2004-01-06 2008-12-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Process for preparing perfluoroalkyl vinyl ether copolymer and copolymer

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