JPH10268466A - 乾燥終了位置の検出方法 - Google Patents
乾燥終了位置の検出方法Info
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- JPH10268466A JPH10268466A JP7744097A JP7744097A JPH10268466A JP H10268466 A JPH10268466 A JP H10268466A JP 7744097 A JP7744097 A JP 7744097A JP 7744097 A JP7744097 A JP 7744097A JP H10268466 A JPH10268466 A JP H10268466A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】連続する支持体上に塗布された塗液をドライヤ
ーで乾燥させる乾燥方法において、製品品質を安定させ
るためには乾燥終了位置を安定させる乾燥条件のフィー
ドバックが必要であり、それには乾燥終了位置を精度よ
く検出しうる方法が極めて重要である。 【解決手段】上記課題は連続する支持体上表面に塗布さ
れた塗液の乾燥において、ドライヤー内の複数カ所に水
分計を設置した各水分計の塗布膜内水分量が予め前記水
分計の設置場所と同じ温度、露点の環境下においた塗布
組成物を同一の水分計で測定した時の塗布膜内水分量と
が概ね一致した位置を乾燥終了位置とすることを特徴と
する、乾燥終了位置の検出方法により達成される。
ーで乾燥させる乾燥方法において、製品品質を安定させ
るためには乾燥終了位置を安定させる乾燥条件のフィー
ドバックが必要であり、それには乾燥終了位置を精度よ
く検出しうる方法が極めて重要である。 【解決手段】上記課題は連続する支持体上表面に塗布さ
れた塗液の乾燥において、ドライヤー内の複数カ所に水
分計を設置した各水分計の塗布膜内水分量が予め前記水
分計の設置場所と同じ温度、露点の環境下においた塗布
組成物を同一の水分計で測定した時の塗布膜内水分量と
が概ね一致した位置を乾燥終了位置とすることを特徴と
する、乾燥終了位置の検出方法により達成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は支持体に塗布した写
真感光材料の乾燥技術に関し、特に乾燥終了位置を正確
に検出し、乾燥を制御する技術に関する。
真感光材料の乾燥技術に関し、特に乾燥終了位置を正確
に検出し、乾燥を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】支持体に各種物質を塗布した製品、例え
ば感熱紙、記録材料、写真感光材料において、乾燥工程
は製品品質や生産効率に大きく影響する。特に乾燥条件
が異なると製品品質の劣化や塗布組成物の未乾燥状態に
よる設備の汚れを発生させる可能性がある。特に写真感
光材料での乾燥条件の変動は、塗布組成物の写真特性や
硬膜度合いが大きく変動する。乾燥条件の変動を確認す
る因子として乾燥終了位置があり、乾燥終了位置を安定
させるように乾燥条件をリアルタイムにフィードバック
させることにより安定な製品品質が得られる。したがっ
て、正確な乾燥終了位置の判断が極めて重要である。
ば感熱紙、記録材料、写真感光材料において、乾燥工程
は製品品質や生産効率に大きく影響する。特に乾燥条件
が異なると製品品質の劣化や塗布組成物の未乾燥状態に
よる設備の汚れを発生させる可能性がある。特に写真感
光材料での乾燥条件の変動は、塗布組成物の写真特性や
硬膜度合いが大きく変動する。乾燥条件の変動を確認す
る因子として乾燥終了位置があり、乾燥終了位置を安定
させるように乾燥条件をリアルタイムにフィードバック
させることにより安定な製品品質が得られる。したがっ
て、正確な乾燥終了位置の判断が極めて重要である。
【0003】従来より、連続する支持体に塗布した写真
感光材料を乾燥させるドライヤーとして、フェスツーン
式、エアーループ式、スパイラル式、フローティング
式、さらに赤外線加熱やその他の電磁波を応用した加熱
手段等と併用したハイブリッド式と称す方式などが用い
られており、送風気体(ここでは便宜上空気とする)の
風速、温度、露点温度を適宜設定することにより、湿潤
状態の塗布組成物が希望するドライヤー内の位置で乾燥
終了するように調節していた。乾燥終了位置を知る方法
としては、従来ドライヤー内の乾燥終了位置付近の塗布
組成物の塗布面を直接手で触る方法、また前記位置の塗
布組成物を切り取って膜重量を計測する方法などが採ら
れていたが、作業上の問題や精度的な問題があり、近年
は膜面の表面温度を測定する手段が用いられている。こ
れは、湿潤状態の皮膜内が乾燥していく過程中の所謂恒
率乾燥域では膜面の表面温度はおおむね送風空気の湿球
温度と等しく、乾燥末期の減率乾燥域では膜面の温度は
徐々に上昇し、水分が減少するにつれて送風空気の乾球
温度に漸近していく性質を利用したもので、表面温度測
定箇所としては前記の減率乾燥域の複数箇所に表面温度
検出器を設置して、その温度をサンプリングすることに
より乾燥終了位置を推定するという方法であった。
感光材料を乾燥させるドライヤーとして、フェスツーン
式、エアーループ式、スパイラル式、フローティング
式、さらに赤外線加熱やその他の電磁波を応用した加熱
手段等と併用したハイブリッド式と称す方式などが用い
られており、送風気体(ここでは便宜上空気とする)の
風速、温度、露点温度を適宜設定することにより、湿潤
状態の塗布組成物が希望するドライヤー内の位置で乾燥
終了するように調節していた。乾燥終了位置を知る方法
としては、従来ドライヤー内の乾燥終了位置付近の塗布
組成物の塗布面を直接手で触る方法、また前記位置の塗
布組成物を切り取って膜重量を計測する方法などが採ら
れていたが、作業上の問題や精度的な問題があり、近年
は膜面の表面温度を測定する手段が用いられている。こ
れは、湿潤状態の皮膜内が乾燥していく過程中の所謂恒
率乾燥域では膜面の表面温度はおおむね送風空気の湿球
温度と等しく、乾燥末期の減率乾燥域では膜面の温度は
徐々に上昇し、水分が減少するにつれて送風空気の乾球
温度に漸近していく性質を利用したもので、表面温度測
定箇所としては前記の減率乾燥域の複数箇所に表面温度
検出器を設置して、その温度をサンプリングすることに
より乾燥終了位置を推定するという方法であった。
【0004】表面温度計を用いる従来の方法では、減率
乾燥域での水分減少に伴なう表面温度の上昇において、
乾燥終了とする表面温度を正確に断定することは困難で
あり、実績によるデータの積み重ねが必要であった。し
たがって塗布量を変更したとき或いは、送風空気の温度
設定や露点設定を変更したときなどは、正確に乾燥終了
位置を把握することはできなかった。
乾燥域での水分減少に伴なう表面温度の上昇において、
乾燥終了とする表面温度を正確に断定することは困難で
あり、実績によるデータの積み重ねが必要であった。し
たがって塗布量を変更したとき或いは、送風空気の温度
設定や露点設定を変更したときなどは、正確に乾燥終了
位置を把握することはできなかった。
【0005】一方特開平6−301143に開示されて
いる乾燥させた塗布組成物の表面温度データを予め記憶
しておき、ウェット状態の塗布組成物が前記表面温度と
等しくなった位置を乾燥終了位置する方法では、乾燥終
了位置の検出精度はある程度向上したがまだ不十分であ
った。また表面温度を測定する方法では熱伝導性の異な
る支持体に同一の塗液を塗布する場合には、正確な乾燥
終了位置を検出することが困難であった。
いる乾燥させた塗布組成物の表面温度データを予め記憶
しておき、ウェット状態の塗布組成物が前記表面温度と
等しくなった位置を乾燥終了位置する方法では、乾燥終
了位置の検出精度はある程度向上したがまだ不十分であ
った。また表面温度を測定する方法では熱伝導性の異な
る支持体に同一の塗液を塗布する場合には、正確な乾燥
終了位置を検出することが困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記問
題に鑑み、乾燥終了位置を精度よく検出しうる方法を提
供することにある。
題に鑑み、乾燥終了位置を精度よく検出しうる方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
下記の方法よって達成された。 1)連続走行する支持体上に湿潤状態の塗布組成物を塗
布した後の乾燥工程における乾燥終了の位置検出方法で
あって、予め前記塗布組成物を乾燥済みの状態で前記同
一乾燥工程を搬送させ、該乾燥工程の複数ヶ所に設けら
れた水分計で前記乾燥済み塗布組成物の水分量を測定し
ておき、前記湿潤状態の塗布組成物の乾燥工程における
水分量と、前記予め測定された水分量とを比較して乾燥
終了位置を検出することを特徴とする乾燥終了位置の検
出方法。 2)連続走行する支持体上に湿潤状態の塗布組成物を塗
布した後の乾燥工程における乾燥終了の位置を乾燥工程
の複数ヶ所の設けられた水分計で塗布組成物の水分量を
測定して乾燥終了位置を検出する方法であって、予め前
記乾燥工程内の水分計設置場所と同一温度、露点を有す
る前記乾燥工程以外の環境下で前記塗布組成物の乾燥済
み状態の水分量を測定しておき、前記湿潤状態の塗布組
成物の乾燥工程における水分量と、前記予め測定された
水分量とを比較して乾燥終了位置を検出することを特徴
とする乾燥終了位置の検出方法。
下記の方法よって達成された。 1)連続走行する支持体上に湿潤状態の塗布組成物を塗
布した後の乾燥工程における乾燥終了の位置検出方法で
あって、予め前記塗布組成物を乾燥済みの状態で前記同
一乾燥工程を搬送させ、該乾燥工程の複数ヶ所に設けら
れた水分計で前記乾燥済み塗布組成物の水分量を測定し
ておき、前記湿潤状態の塗布組成物の乾燥工程における
水分量と、前記予め測定された水分量とを比較して乾燥
終了位置を検出することを特徴とする乾燥終了位置の検
出方法。 2)連続走行する支持体上に湿潤状態の塗布組成物を塗
布した後の乾燥工程における乾燥終了の位置を乾燥工程
の複数ヶ所の設けられた水分計で塗布組成物の水分量を
測定して乾燥終了位置を検出する方法であって、予め前
記乾燥工程内の水分計設置場所と同一温度、露点を有す
る前記乾燥工程以外の環境下で前記塗布組成物の乾燥済
み状態の水分量を測定しておき、前記湿潤状態の塗布組
成物の乾燥工程における水分量と、前記予め測定された
水分量とを比較して乾燥終了位置を検出することを特徴
とする乾燥終了位置の検出方法。
【0008】本発明者は、塗布組成物の水分を単に測定
するだけでは正確な乾燥終了位置を検出することができ
ないことを認識した。特に写真感光材料のようにゼラチ
ンを主成分とする塗布組成物(乾燥した塗布皮膜)は、
周囲の条件、特に相対湿度に敏感に反応し、短時間(数
秒間)で塗布皮膜中の水分が変化する。したがって、予
め乾燥させた塗布皮膜の乾燥工程内の各ゾーン(乾燥工
程は一般に温度、露点等が異なる複数のゾーンから構成
されている)、特に乾燥終了位置付近の条件下(相対湿
度)における水分量を測定し、基準値として用いること
が水分管理の上で不可欠であることを見出した。上記基
準となる水分量の測定方法として、その一つの方法が乾
燥した塗布皮膜を実際の乾燥条件と同一に設定した乾燥
工程で搬送し、予想される乾燥終了位置付近の皮膜水分
量を測定することである。もう一つの方法が乾燥工程内
の水分計設置場所と同一温度、露点を有する乾燥工程以
外の環境下で前記塗布組成物の乾燥済みの状態の水分量
を測定することである。
するだけでは正確な乾燥終了位置を検出することができ
ないことを認識した。特に写真感光材料のようにゼラチ
ンを主成分とする塗布組成物(乾燥した塗布皮膜)は、
周囲の条件、特に相対湿度に敏感に反応し、短時間(数
秒間)で塗布皮膜中の水分が変化する。したがって、予
め乾燥させた塗布皮膜の乾燥工程内の各ゾーン(乾燥工
程は一般に温度、露点等が異なる複数のゾーンから構成
されている)、特に乾燥終了位置付近の条件下(相対湿
度)における水分量を測定し、基準値として用いること
が水分管理の上で不可欠であることを見出した。上記基
準となる水分量の測定方法として、その一つの方法が乾
燥した塗布皮膜を実際の乾燥条件と同一に設定した乾燥
工程で搬送し、予想される乾燥終了位置付近の皮膜水分
量を測定することである。もう一つの方法が乾燥工程内
の水分計設置場所と同一温度、露点を有する乾燥工程以
外の環境下で前記塗布組成物の乾燥済みの状態の水分量
を測定することである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る正確な乾燥終
了位置を求める実施の形態について説明する。
了位置を求める実施の形態について説明する。
【0010】本発明は、オンラインで測定可能な水分計
をドライヤー内の複数ヶ所に設置し、塗布組成物の皮膜
内水分量を計測することにより正確な乾燥終了位置を得
ることができる。オンラインで測定可能な水分測定方式
として、電気抵抗式、誘電率式、赤外線吸収式、マイク
ロ波透過式などがあるが、特に非接触型の赤外線吸収式
やマイクロ波透過式が好ましい。また、塗布組成物の巾
方向で乾燥終了位置が変わる場合には、水分計を巾方向
にスキャニングさせるか、巾方向に複数台設置すること
により正確に測定できる。水分計の設置は、ドライヤー
の各ゾーンごとに配置するか、予想される乾燥終了付近
に集中的に配置すればより正確に検出することができ
る。
をドライヤー内の複数ヶ所に設置し、塗布組成物の皮膜
内水分量を計測することにより正確な乾燥終了位置を得
ることができる。オンラインで測定可能な水分測定方式
として、電気抵抗式、誘電率式、赤外線吸収式、マイク
ロ波透過式などがあるが、特に非接触型の赤外線吸収式
やマイクロ波透過式が好ましい。また、塗布組成物の巾
方向で乾燥終了位置が変わる場合には、水分計を巾方向
にスキャニングさせるか、巾方向に複数台設置すること
により正確に測定できる。水分計の設置は、ドライヤー
の各ゾーンごとに配置するか、予想される乾燥終了付近
に集中的に配置すればより正確に検出することができ
る。
【0011】本発明における乾燥終了位置の検出方法と
して、前記2つの方法がある。まず、第一の方法につい
て、詳細に説明する。規定量を塗布し乾燥した塗布組成
物を所定の搬送速度、乾燥条件で搬送した時の塗布組成
物の皮膜内水分量をドライヤー内に複数ヶ所設置した水
分計で測定し記憶する。次に前記湿潤状態の塗布組成物
を同一の乾燥工程、搬送速度、乾燥条件で搬送した時、
該乾燥工程の複数ヶ所に設けられた水分計で測定した塗
布皮膜内水分量が前記乾燥済み塗布組成物の水分量とを
比較し両者が一致する位置を乾燥終了位置と判断する方
法である。したがって、各水分計設置位置での塗布組成
物の乾燥終了状態の水分量データを、予め乾燥条件を制
御するコンピュータに入力し、塗布組成物を所定の搬送
速度、乾燥条件で搬送した時、希望する乾燥終了箇所の
水分量が前記既に測定された水分量と等しくなるよう
に、ドライヤーの乾燥条件にフィードバックすることに
より、乾燥終了位置を一定にすることが可能となる。こ
こで、連続走行する支持体の先端に乾燥状態の塗布組成
物を付け加えることにより2工程を1工程に短縮でき
る。第一の発明のメリットは、実ラインを使用するため
乾燥終了位置が正確に検出でき、同一設備で測定が可能
なため設備の改造コストが不要である。
して、前記2つの方法がある。まず、第一の方法につい
て、詳細に説明する。規定量を塗布し乾燥した塗布組成
物を所定の搬送速度、乾燥条件で搬送した時の塗布組成
物の皮膜内水分量をドライヤー内に複数ヶ所設置した水
分計で測定し記憶する。次に前記湿潤状態の塗布組成物
を同一の乾燥工程、搬送速度、乾燥条件で搬送した時、
該乾燥工程の複数ヶ所に設けられた水分計で測定した塗
布皮膜内水分量が前記乾燥済み塗布組成物の水分量とを
比較し両者が一致する位置を乾燥終了位置と判断する方
法である。したがって、各水分計設置位置での塗布組成
物の乾燥終了状態の水分量データを、予め乾燥条件を制
御するコンピュータに入力し、塗布組成物を所定の搬送
速度、乾燥条件で搬送した時、希望する乾燥終了箇所の
水分量が前記既に測定された水分量と等しくなるよう
に、ドライヤーの乾燥条件にフィードバックすることに
より、乾燥終了位置を一定にすることが可能となる。こ
こで、連続走行する支持体の先端に乾燥状態の塗布組成
物を付け加えることにより2工程を1工程に短縮でき
る。第一の発明のメリットは、実ラインを使用するため
乾燥終了位置が正確に検出でき、同一設備で測定が可能
なため設備の改造コストが不要である。
【0012】本発明の第二は、規定量を塗布した塗布組
成物をドライヤー設備以外の場所で所定の乾燥条件の環
境下を再現し、予め前記塗布組成物の皮膜内水分量を水
分計で測定する。次に前記湿潤状態の塗布組成物を同一
の乾燥工程、搬送速度、乾燥条件で搬送した時、該乾燥
工程の複数ヶ所に設けられた水分計で測定した塗布皮膜
内水分量が前記乾燥済み塗布組成物の水分量とを比較し
両者が一致する位置を乾燥終了位置と判断する方法であ
る。第二の発明は、テスト機レベルで乾燥済み塗布組成
物の水分量が測定可能なため、測定作業の軽減、時間の
短縮、乾燥済み塗布組成物の皮膜内水分量時のコスト減
少等のメリットがある。また、塗布組成物の作成は塗液
の成分と塗布量を同一条件とすれば、実ラインで塗布・
乾燥させなくてもよい。これらの方法を用い、乾燥終了
位置を正確に判断し、乾燥終了位置が一定になるようド
ライヤーの乾燥条件にフィードバックすることにより安
定な品質を得ることができる。
成物をドライヤー設備以外の場所で所定の乾燥条件の環
境下を再現し、予め前記塗布組成物の皮膜内水分量を水
分計で測定する。次に前記湿潤状態の塗布組成物を同一
の乾燥工程、搬送速度、乾燥条件で搬送した時、該乾燥
工程の複数ヶ所に設けられた水分計で測定した塗布皮膜
内水分量が前記乾燥済み塗布組成物の水分量とを比較し
両者が一致する位置を乾燥終了位置と判断する方法であ
る。第二の発明は、テスト機レベルで乾燥済み塗布組成
物の水分量が測定可能なため、測定作業の軽減、時間の
短縮、乾燥済み塗布組成物の皮膜内水分量時のコスト減
少等のメリットがある。また、塗布組成物の作成は塗液
の成分と塗布量を同一条件とすれば、実ラインで塗布・
乾燥させなくてもよい。これらの方法を用い、乾燥終了
位置を正確に判断し、乾燥終了位置が一定になるようド
ライヤーの乾燥条件にフィードバックすることにより安
定な品質を得ることができる。
【0013】
【実施例】表1は、ある写真感光材料の乾燥条件の一例
を示すものである。本発明の請求項2に記載の実施例に
ついて詳細に説明するにあたり、以下の諸元をもつドラ
イヤーを用いるが、表1の乾燥条件およびドライヤーの
形式は本発明に関し何ら限定されるものではない。
を示すものである。本発明の請求項2に記載の実施例に
ついて詳細に説明するにあたり、以下の諸元をもつドラ
イヤーを用いるが、表1の乾燥条件およびドライヤーの
形式は本発明に関し何ら限定されるものではない。
【0014】乾燥に用いたドライヤーは 塗布した前記
写真感光材料の塗布液をセットさせるゲル化ゾーンと、
それに連続する10室の乾燥ゾーン、さらに塗布皮膜に
対し適度な水分を付加する加湿ゾーンで構成され、それ
ぞれのゾーンには送風空気を加温または冷却する手段を
有し、表1に示す送風温度設定値として乾燥空気が供給
される。塗布条件は表2に示す。
写真感光材料の塗布液をセットさせるゲル化ゾーンと、
それに連続する10室の乾燥ゾーン、さらに塗布皮膜に
対し適度な水分を付加する加湿ゾーンで構成され、それ
ぞれのゾーンには送風空気を加温または冷却する手段を
有し、表1に示す送風温度設定値として乾燥空気が供給
される。塗布条件は表2に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】表1に示す乾燥7ゾーンと乾燥8ゾーンの
2mおきに水分計を設置し、塗布組成物の皮膜内の水分
量を測定する。なお乾燥ゾーンの全長は各ゾーンとも1
0mである。
2mおきに水分計を設置し、塗布組成物の皮膜内の水分
量を測定する。なお乾燥ゾーンの全長は各ゾーンとも1
0mである。
【0018】本発明は、予め支持体に塗布して乾燥させ
たものの乾燥条件での水分量を測定する必要があるの
で、表2の条件で実際に塗布・乾燥させ塗布組成物を作
成した後、恒温恒湿室で各ゾーンの温度、露点条件を再
現させ、塗布組成物の皮膜内の平衡含水量を水分計で測
定した。その結果を図1に示す。8ゾーン以降は、露点
が一定となり塗布組成物の皮膜内水分量も一定となる。
たものの乾燥条件での水分量を測定する必要があるの
で、表2の条件で実際に塗布・乾燥させ塗布組成物を作
成した後、恒温恒湿室で各ゾーンの温度、露点条件を再
現させ、塗布組成物の皮膜内の平衡含水量を水分計で測
定した。その結果を図1に示す。8ゾーン以降は、露点
が一定となり塗布組成物の皮膜内水分量も一定となる。
【0019】図2は、表1、2の条件で塗布・乾燥させ
た時の水分計における塗布組成物の皮膜内の実測水分量
変化を示すグラフで、横軸に示す乾燥7ゾーンと乾燥8
ゾーンにおける2mごとの水分量に対し、細線(○)が
湿潤状態の塗布組成物を乾燥させたときの水分量、太線
(●)が前記実験で測定した水分量である。細線(○)
について、7−4は7−3より水分減少の変化量が少な
いことから、所謂減率乾燥域の挙動を示しているといえ
る。前記細線(○)は次第に太線(●)に漸近し、最終
的には8−1の測定点にて太線(●)と一致している。
太線(●)はもともと塗布組成物の平衡含水量であるこ
とから、図2の細線(○)で示された写真感光材料の乾
燥終了位置を8−1としてよい。
た時の水分計における塗布組成物の皮膜内の実測水分量
変化を示すグラフで、横軸に示す乾燥7ゾーンと乾燥8
ゾーンにおける2mごとの水分量に対し、細線(○)が
湿潤状態の塗布組成物を乾燥させたときの水分量、太線
(●)が前記実験で測定した水分量である。細線(○)
について、7−4は7−3より水分減少の変化量が少な
いことから、所謂減率乾燥域の挙動を示しているといえ
る。前記細線(○)は次第に太線(●)に漸近し、最終
的には8−1の測定点にて太線(●)と一致している。
太線(●)はもともと塗布組成物の平衡含水量であるこ
とから、図2の細線(○)で示された写真感光材料の乾
燥終了位置を8−1としてよい。
【0020】図3は表1、2の条件にて、乾燥速度を5
0m/分としてドライヤーに搬送させた場合の水分量変
化の曲線である。図2の塗速より速い分細線(○)と太
線(●)が一致するのが遅く、この場合の乾燥終了位置
は8−3である。塗速、乾燥条件、ドライヤ設備が変わ
っても一度採取したデータを流用でき、また塗布組成物
の実際の皮膜内水分量を測定しているので、正確な乾燥
終了位置を知り得ることが本発明の特徴である。
0m/分としてドライヤーに搬送させた場合の水分量変
化の曲線である。図2の塗速より速い分細線(○)と太
線(●)が一致するのが遅く、この場合の乾燥終了位置
は8−3である。塗速、乾燥条件、ドライヤ設備が変わ
っても一度採取したデータを流用でき、また塗布組成物
の実際の皮膜内水分量を測定しているので、正確な乾燥
終了位置を知り得ることが本発明の特徴である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明の如く本発明により乾燥終了
位置を精度よく知ることが可能となった.これにより、
目的の位置で乾燥終了となるように前ゾーンの乾燥条件
にリアルタイムにフィードバック制御することが可能と
なり、特に微妙な乾燥制御を要求される写真感光材料の
乾燥工程の質向上による、製品品質の安定化を図ること
ができた。
位置を精度よく知ることが可能となった.これにより、
目的の位置で乾燥終了となるように前ゾーンの乾燥条件
にリアルタイムにフィードバック制御することが可能と
なり、特に微妙な乾燥制御を要求される写真感光材料の
乾燥工程の質向上による、製品品質の安定化を図ること
ができた。
【図1】絶対湿度と水分量の関係
【図2】水分量実測曲線
【図3】塗速を変更した場合の水分量実測曲線
Claims (3)
- 【請求項1】 連続走行する支持体上に湿潤状態の塗布
組成物を塗布した後の乾燥工程における乾燥終了の位置
検出方法であって、予め前記塗布組成物を乾燥済みの状
態で前記同一乾燥工程を搬送させ、該乾燥工程の複数ヶ
所に設けられた水分計で前記乾燥済み塗布組成物の水分
量を測定しておき、前記湿潤状態の塗布組成物の乾燥工
程における水分量と、前記予め測定された水分量とを比
較して乾燥終了位置を検出することを特徴とする乾燥終
了位置の検出方法。 - 【請求項2】 連続走行する支持体上に湿潤状態の塗布
組成物を塗布した後の乾燥工程における乾燥終了の位置
を乾燥工程の複数ヶ所の設けられた水分計で塗布組成物
の水分量を測定して乾燥終了位置を検出する方法であっ
て、予め前記乾燥工程内の水分計設置場所と同一温度、
露点を有する前記乾燥工程以外の環境下で前記塗布組成
物の乾燥済み状態の水分量を測定しておき、前記湿潤状
態の塗布組成物の乾燥工程における水分量と、前記予め
測定された水分量とを比較して乾燥終了位置を検出する
ことを特徴とする乾燥終了位置の検出方法。 - 【請求項3】 前記湿潤状態の塗布組成物が写真感光材
料を構成する塗液であることを特徴とする請求項1また
は2に記載の乾燥終了位置の検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7744097A JPH10268466A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 乾燥終了位置の検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7744097A JPH10268466A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 乾燥終了位置の検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10268466A true JPH10268466A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13634096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7744097A Pending JPH10268466A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 乾燥終了位置の検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10268466A (ja) |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP7744097A patent/JPH10268466A/ja active Pending
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