JPH06301143A - 可撓性ウエブに塗布した写真感光材料の乾燥方法 - Google Patents
可撓性ウエブに塗布した写真感光材料の乾燥方法Info
- Publication number
- JPH06301143A JPH06301143A JP8435493A JP8435493A JPH06301143A JP H06301143 A JPH06301143 A JP H06301143A JP 8435493 A JP8435493 A JP 8435493A JP 8435493 A JP8435493 A JP 8435493A JP H06301143 A JPH06301143 A JP H06301143A
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- Japan
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- drying
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- dryer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 写真感光材料の乾燥工程において、正確に乾
燥終了位置を知る方法を提供することにある。 【構成】 写真感光液を塗布し既に乾燥したウエブをド
ライヤーに搬入して測定した表面温度測定値と、ウエッ
ト状態のウエブをドライヤーに搬入して測定した表面温
度を比較して、両者の値が一致するところをもって乾燥
終了とすることを特徴とする。
燥終了位置を知る方法を提供することにある。 【構成】 写真感光液を塗布し既に乾燥したウエブをド
ライヤーに搬入して測定した表面温度測定値と、ウエッ
ト状態のウエブをドライヤーに搬入して測定した表面温
度を比較して、両者の値が一致するところをもって乾燥
終了とすることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続する可撓性ウエブに
塗布した写真感光材料の乾燥技術に関し、特に乾燥終了
位置を制御する技術に関する。
塗布した写真感光材料の乾燥技術に関し、特に乾燥終了
位置を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術および問題点】従来より、連続する可撓性
ウエブに塗布した写真感光材料を乾燥させるドライヤー
として、フェスツーン式、エアーループ式、スパイラル
式、フローティング式、さらに赤外線加熱やその他の電
磁波を応用した加熱手段等と併用したハイブリッド式と
称す方式などが用いられており、送風気体(ここでは便
宜上空気とする)の風速、温度、露点温度を適宜設定す
ることにより、ウエット状態の塗布膜が希望するドライ
ヤー内の位置で乾燥終了するように調節していた。乾燥
終了位置を知る方法としては、従来ドライヤー内の乾燥
終了位置付近のウエブを直接手で触る方法、また前記位
置のウエブを切り取って膜重量を計測する方法などが採
られていたが、作業上の問題や精度的な問題があり、近
年は膜面の表面温度を計測する手段が用いられている。
これは、ウエット状態の膜面が乾燥していく過程では所
謂恒率乾燥域では膜面の表面温度はおおむね送風空気の
湿球温度と等しく、乾燥末期の減率乾燥域では膜面の温
度は徐々に上昇し、水分が減少するにつれて送風空気の
乾球温度に漸近していく性質を利用したもので、表面温
度測定箇所としては前記の減率乾燥域の複数箇所に表面
温度検出器を設置して、その温度をサンプリングするこ
とにより乾燥終了位置を推定するという方法であった。
ウエブに塗布した写真感光材料を乾燥させるドライヤー
として、フェスツーン式、エアーループ式、スパイラル
式、フローティング式、さらに赤外線加熱やその他の電
磁波を応用した加熱手段等と併用したハイブリッド式と
称す方式などが用いられており、送風気体(ここでは便
宜上空気とする)の風速、温度、露点温度を適宜設定す
ることにより、ウエット状態の塗布膜が希望するドライ
ヤー内の位置で乾燥終了するように調節していた。乾燥
終了位置を知る方法としては、従来ドライヤー内の乾燥
終了位置付近のウエブを直接手で触る方法、また前記位
置のウエブを切り取って膜重量を計測する方法などが採
られていたが、作業上の問題や精度的な問題があり、近
年は膜面の表面温度を計測する手段が用いられている。
これは、ウエット状態の膜面が乾燥していく過程では所
謂恒率乾燥域では膜面の表面温度はおおむね送風空気の
湿球温度と等しく、乾燥末期の減率乾燥域では膜面の温
度は徐々に上昇し、水分が減少するにつれて送風空気の
乾球温度に漸近していく性質を利用したもので、表面温
度測定箇所としては前記の減率乾燥域の複数箇所に表面
温度検出器を設置して、その温度をサンプリングするこ
とにより乾燥終了位置を推定するという方法であった。
【0003】表面温度計を用いる従来の方法では、減率
乾燥域での水分減少に伴なう膜面温度の上昇において、
何℃になれば乾燥終了とするのかを正確に断定すること
は困難であり、経験を積むことが必要であった。したが
って塗布量を変更したときや、送風空気の温度設定や露
点設定を変更したときなどは、正確に乾燥終了位置を把
握することはできなかった。
乾燥域での水分減少に伴なう膜面温度の上昇において、
何℃になれば乾燥終了とするのかを正確に断定すること
は困難であり、経験を積むことが必要であった。したが
って塗布量を変更したときや、送風空気の温度設定や露
点設定を変更したときなどは、正確に乾燥終了位置を把
握することはできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記問
題に鑑み、乾燥終了位置を精度よく検出しうる方法を提
供することにある。
題に鑑み、乾燥終了位置を精度よく検出しうる方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は連続する可撓
性ウエブに塗布した写真感光材料をドライヤーで乾燥さ
せる乾燥方法において、前記ウエブの片面あるいは両面
に適量を塗布し既に乾燥させたウエブを所定の乾燥条件
となっているドライヤーに、所定の搬送速度で搬送し、
前記ウエブの膜面の表面温度を前記ドライヤー内の複数
箇所に設けた表面温度計で測定・記憶したあと、規定量
を塗布したウエット状態のウエブを少なくとも乾燥終了
となるゾーンの送風乾球温度が、前記既に乾燥させたウ
エブを搬送し表面温度を測定した場合と同じとしたドラ
イヤーに、前記と同じ搬送速度で搬送し、ドライヤー内
の前記と同じ複数箇所で測定した膜面の表面温度のう
ち、希望する箇所の表面温度が前記すでに乾燥したウエ
ブを搬送したときの同一箇所における表面温度と、等し
くなるようにドライヤーの乾燥条件にフィードバックす
ることを特徴とする、可撓性ウエブに塗布した写真感光
材料の乾燥方法により達成される。
性ウエブに塗布した写真感光材料をドライヤーで乾燥さ
せる乾燥方法において、前記ウエブの片面あるいは両面
に適量を塗布し既に乾燥させたウエブを所定の乾燥条件
となっているドライヤーに、所定の搬送速度で搬送し、
前記ウエブの膜面の表面温度を前記ドライヤー内の複数
箇所に設けた表面温度計で測定・記憶したあと、規定量
を塗布したウエット状態のウエブを少なくとも乾燥終了
となるゾーンの送風乾球温度が、前記既に乾燥させたウ
エブを搬送し表面温度を測定した場合と同じとしたドラ
イヤーに、前記と同じ搬送速度で搬送し、ドライヤー内
の前記と同じ複数箇所で測定した膜面の表面温度のう
ち、希望する箇所の表面温度が前記すでに乾燥したウエ
ブを搬送したときの同一箇所における表面温度と、等し
くなるようにドライヤーの乾燥条件にフィードバックす
ることを特徴とする、可撓性ウエブに塗布した写真感光
材料の乾燥方法により達成される。
【0006】
【実施例および作用】表1は、ある写真製版用感光材料
の乾燥条件の一例を示すものである。本発明の実施例お
よび作用について詳細に説明するにあたり、以下の諸元
をもつドライヤーを用いるが、表1の乾燥条件およびド
ライヤーの形式は、本発明に関し何ら限定されるもので
はない。
の乾燥条件の一例を示すものである。本発明の実施例お
よび作用について詳細に説明するにあたり、以下の諸元
をもつドライヤーを用いるが、表1の乾燥条件およびド
ライヤーの形式は、本発明に関し何ら限定されるもので
はない。
【0007】乾燥に用いたドライヤーは、塗布した前記
感光材料の乳剤をセットさせるゲル化ゾーンと、それに
継続する8室の乾燥ゾーン、さらに塗布膜に対し適度な
水分を付加する加湿ゾーンで構成され、それぞれのゾー
ンには送風空気を加温または冷却する手段を有し、表1
に示す送風温度設定値として乾燥空気が供給される。ま
た除湿機として、ゲル化ゾーンへの送風空気用と、乾燥
4ゾーンへの送風空気用の2基を有し、表1の露点温度
設定値で示される温度となるように、調節されドライヤ
ーへ供給する構成となっている。乾燥1ゾーンから乾燥
3ゾーンまでの間と、乾燥5ゾーンから乾燥8ゾーンま
での間についての送風空気の露点温度については、それ
ぞれゲル化ゾーンからの戻り空気と、乾燥4ゾーンから
の戻り空気を、すべて次の乾燥ゾーンへ供給するタイプ
のドライヤーのため表1に示すように、成り行きとな
る。塗布条件は表2に示す。
感光材料の乳剤をセットさせるゲル化ゾーンと、それに
継続する8室の乾燥ゾーン、さらに塗布膜に対し適度な
水分を付加する加湿ゾーンで構成され、それぞれのゾー
ンには送風空気を加温または冷却する手段を有し、表1
に示す送風温度設定値として乾燥空気が供給される。ま
た除湿機として、ゲル化ゾーンへの送風空気用と、乾燥
4ゾーンへの送風空気用の2基を有し、表1の露点温度
設定値で示される温度となるように、調節されドライヤ
ーへ供給する構成となっている。乾燥1ゾーンから乾燥
3ゾーンまでの間と、乾燥5ゾーンから乾燥8ゾーンま
での間についての送風空気の露点温度については、それ
ぞれゲル化ゾーンからの戻り空気と、乾燥4ゾーンから
の戻り空気を、すべて次の乾燥ゾーンへ供給するタイプ
のドライヤーのため表1に示すように、成り行きとな
る。塗布条件は表2に示す。
【0008】
【表1】
【0009】
【表2】
【0010】表1に示す乾燥7ゾーンと乾燥8ゾーンの
2mおきに表面温度計を設置し、ウエブ塗布膜面側の表
面温度を測定する。なお乾燥ゾーンの全長は各ゾーンと
も10mである。本発明を実施するにあたり、ウエブに
塗布して乾燥させたものを事前に準備する必要があるの
で、表1および表2に示す条件にて塗布して乾燥させた
ウエブを適宜長さ(表面温度計の応答速度とウエブ搬送
速度の関係より決定する。本実施例では20m程度で充
分)用意した。
2mおきに表面温度計を設置し、ウエブ塗布膜面側の表
面温度を測定する。なお乾燥ゾーンの全長は各ゾーンと
も10mである。本発明を実施するにあたり、ウエブに
塗布して乾燥させたものを事前に準備する必要があるの
で、表1および表2に示す条件にて塗布して乾燥させた
ウエブを適宜長さ(表面温度計の応答速度とウエブ搬送
速度の関係より決定する。本実施例では20m程度で充
分)用意した。
【0011】図1は、表面温度の実測値を示すグラフ
で、横軸に示す乾燥7ゾーンと乾燥8ゾーンにおける2
mごとの表面温度測定点に対し、太線がウェット状態の
写真感光材料を乾燥させたときの表面温度、細線が既に
乾燥したウエブ(表2の条件で塗布したもの)の表面温
度値である。太線については7−1より急激に表面温度
が上昇していることから、所謂減率乾燥域の挙動を示し
ているといえる。前記太線はしだいに細線のカーブに漸
近し、最終的には8−3の測定点にて細線と一致してい
る。細線のカーブはもともと既に乾燥したウエブの表面
温度であることから、図1の太線で示された写真感光材
料の乾燥終了位置を8−3としてよい。
で、横軸に示す乾燥7ゾーンと乾燥8ゾーンにおける2
mごとの表面温度測定点に対し、太線がウェット状態の
写真感光材料を乾燥させたときの表面温度、細線が既に
乾燥したウエブ(表2の条件で塗布したもの)の表面温
度値である。太線については7−1より急激に表面温度
が上昇していることから、所謂減率乾燥域の挙動を示し
ているといえる。前記太線はしだいに細線のカーブに漸
近し、最終的には8−3の測定点にて細線と一致してい
る。細線のカーブはもともと既に乾燥したウエブの表面
温度であることから、図1の太線で示された写真感光材
料の乾燥終了位置を8−3としてよい。
【0012】図2は表1の乾燥条件にて、塗布量を41
g/平方メートルとしてドライヤーに搬送させた場合の
表面温度曲線である。図1の塗布量より少ないぶん太線
と細線が一致するのが早く、このばあいの乾燥終了位置
は8−2である。図2の細線のカーブは図1のそれと同
一のものを使用しているが、実験の結果ウエット状態の
ものを乾燥させて乾燥終了位置を求めるときに塗布量
と、すでに乾燥させたものの表面温度値を採取するとき
に塗布しておく塗布量とは、必ずしも一致させなくても
精度的に充分であることを確認しており、塗布量が変わ
っても一度採取したデータを流用できることが本発明の
特徴でもある。ただし何も塗布しない場合の表面温度と
比較した場合は精度が悪くなり不適切である。また少な
くとも乾燥終了となる乾燥ゾーンの乾球温度について
は、一致させる必要がある。
g/平方メートルとしてドライヤーに搬送させた場合の
表面温度曲線である。図1の塗布量より少ないぶん太線
と細線が一致するのが早く、このばあいの乾燥終了位置
は8−2である。図2の細線のカーブは図1のそれと同
一のものを使用しているが、実験の結果ウエット状態の
ものを乾燥させて乾燥終了位置を求めるときに塗布量
と、すでに乾燥させたものの表面温度値を採取するとき
に塗布しておく塗布量とは、必ずしも一致させなくても
精度的に充分であることを確認しており、塗布量が変わ
っても一度採取したデータを流用できることが本発明の
特徴でもある。ただし何も塗布しない場合の表面温度と
比較した場合は精度が悪くなり不適切である。また少な
くとも乾燥終了となる乾燥ゾーンの乾球温度について
は、一致させる必要がある。
【0013】
【発明の効果】以上の説明の如く乾燥終了位置を精度よ
く知ることが可能となった。これにより、目的の位置で
乾燥終了となるように前ゾーンの乾燥条件に実時間フィ
ードバック制御することが可能となり、微妙な乾燥制御
を要求される写真感光材料の乾燥工程の質向上による、
製品品質の安定化を図ることができた。
く知ることが可能となった。これにより、目的の位置で
乾燥終了となるように前ゾーンの乾燥条件に実時間フィ
ードバック制御することが可能となり、微妙な乾燥制御
を要求される写真感光材料の乾燥工程の質向上による、
製品品質の安定化を図ることができた。
【図1】表面温度実測曲線
【図2】塗布量を変更した場合の表面温度実測曲線
1 ウエット状態のウエブをドライヤーに搬送したと
きの表面温度推移 2 既に乾燥したウエブをドライヤーに搬送したとき
の表面温度推移
きの表面温度推移 2 既に乾燥したウエブをドライヤーに搬送したとき
の表面温度推移
Claims (1)
- 【請求項1】連続する可撓性ウエブに塗布した写真感光
材料をドライヤーで乾燥させる乾燥方法において、前記
ウエブの片面あるいは両面に適量を塗布し既に乾燥させ
たウエブを所定の乾燥条件となっているドライヤーに、
所定の搬送速度で搬送し、前記ウエブの膜面の表面温度
を前記ドライヤー内の複数箇所に設けた表面温度計で測
定・記憶したあと、規定量を塗布したウエット状態のウ
エブを少なくとも乾燥終了となるゾーンの送風乾球温度
が、前記既に乾燥させたウエブを搬送し表面温度を測定
した場合と同じとしたドライヤーに、前記と同じ搬送速
度で搬送し、ドライヤー内の前記と同じ複数箇所で測定
した膜面の表面温度のうち、希望する箇所の表面温度が
前記すでに乾燥したウエブを搬送したときの同一箇所に
おける表面温度と、等しくなるようにドライヤーの乾燥
条件にフィードバックすることを特徴とする、可撓性ウ
エブに塗布した写真感光材料の乾燥方法 。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8435493A JPH06301143A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 可撓性ウエブに塗布した写真感光材料の乾燥方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8435493A JPH06301143A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 可撓性ウエブに塗布した写真感光材料の乾燥方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06301143A true JPH06301143A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13828185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8435493A Pending JPH06301143A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 可撓性ウエブに塗布した写真感光材料の乾燥方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06301143A (ja) |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP8435493A patent/JPH06301143A/ja active Pending
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