JPH10268496A - 写真感光材料用自動現像機及びプリンタープロセッサー - Google Patents

写真感光材料用自動現像機及びプリンタープロセッサー

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JPH10268496A
JPH10268496A JP9077281A JP7728197A JPH10268496A JP H10268496 A JPH10268496 A JP H10268496A JP 9077281 A JP9077281 A JP 9077281A JP 7728197 A JP7728197 A JP 7728197A JP H10268496 A JPH10268496 A JP H10268496A
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JP
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processing liquid
liquid
photographic
stabilizing
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JP9077281A
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English (en)
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Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
Nobuya Yamamoto
展也 山本
Hiroyuki Hashimoto
浩幸 橋本
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な構成で、処理効率を向上させ、処理の
迅速化や小型化を可能とする自動現像機を提供する。 【解決手段】 露光済の写真感光材料に処理液を供給し
て現像処理する写真感光材料用自動現像機において、少
なくとも1つの処理工程が、写真感光材料を上方向又は
下方向に、搬送路に沿って気中搬送する搬送手段と、未
使用の処理液である処理新液を供給する処理新液供給手
段50と、搬送路において、写真感光材料に供給された
処理液を回収し、再び写真感光材料に供給する、上下方
向に配設された複数の処理液再供給手段11とを有し、
複数の処理液再供給手段は、各々、搬送路において写真
感光材料に供給された処理液を回収する処理液回収部
と、処理液再供給手段の処理液回収部で回収しきれなか
った処理液が、搬送路において、処理液再供給手段の処
理液回収部の下方にある他の処理液再供給手段の処理液
回収部で、回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光済の写真感光
材料を処理液によって現像処理する写真感光材料用自動
現像機及びプリンタープロセッサーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料(以下、「写
真感材」と略称することもある)を搬送しながら、複数
の種類の処理工程で異なる種類の処理液を写真感材に供
給して、処理するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機としては、従来、多槽浸漬方式の自動現像機が一般的
である。
【0003】この多槽浸漬方式の自動現像機は、多槽の
異なる種類の処理液を収容する略直方体の処理液槽の処
理液に写真感材を浸漬させながら、順次搬送し、処理す
る自動現像機である。
【0004】また、処理槽に収容しておく処理液量を低
減させるため、処理槽をスリット状にしたスリット浸漬
方式の自動現像機も知られている。
【0005】また、かなり古くから、スプレー方式の自
動現像機が提案されている。このスプレー方式の自動現
像機は、多工程の異なる種類の処理液をスプレーで水平
方向に搬送される写真感材に噴霧して、写真感材に処理
液を供給しながら、写真感材を順次搬送し、処理する自
動現像機である。このスプレー方式の自動現像機は、写
真感材が大きく、搬送路が短い、感光性平版印刷板の処
理工程において、一般的に用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】多槽浸漬方式の自動現
像機は、処理液槽間で渡り部分(ある処理液槽から次の
処理液槽まで水平方向に搬送される部分)が必要とな
り、自動現像機全体として小型化に限界があり、また、
略直方体の処理液槽なので、タンク容量が大きくこの面
でも小型化に限界があり、さらに少量処理では補充量の
増加や定期的な全液の更新が必要となる。
【0007】また、スリット浸漬方式の自動現像機は、
タンク容量を小さくできるが、処理液槽間で渡り部分が
必要となることには変わりがなく、自動現像機としては
小型化に限界があり、処理速度は多槽浸漬方式の自動現
像機と変わらず、この面でも迅速化や小型化はできず、
補充量も低減されない。
【0008】また、スプレー方式の自動現像機は、濃縮
処理液の供給が可能で、各工程の迅速化や小型化が可能
であるが、処理工程間で渡り部分が必要となることには
変わりがなく、また、写真感材を水平方向に搬送するも
のであるので、自動現像機全体として小型化に限界があ
り、また、処理液を回収して循環させなければ、処理液
の消費量が極めて大きくなってしまう。一方、処理液を
回収して循環させるには、一の処理工程全体において液
循環を維持するために、ある程度の液量が必要となり、
補充量の低減にも限界がある。
【0009】本発明は以上のような状況を鑑みて成され
たものである。
【0010】本発明の目的は、処理工程間の渡り部分を
無くして、自動現像機全体としての小型の限界条件の1
つをクリアーすることにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、写真感材の1
日当たりの処理量が少ない場合にも、少量の処理液の補
充で処理可能であり、かつ、処理効率を向上させ、処理
の迅速化や小型化を可能とすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は以下に示
す特許請求の範囲の各請求項により達成される。
【0013】〔請求項1〕『露光済の写真感光材料に処
理液を供給して現像処理する写真感光材料用自動現像機
において、少なくとも1つの処理工程が、前記写真感光
材料を上方向又は下方向に搬送路に沿って気中搬送する
搬送手段と、未使用の処理液である処理新液を供給する
処理新液供給手段と、前記搬送路において、写真感光材
料に供給された処理液を回収し、再び写真感光材料に供
給する、複数の処理液再供給手段とを有し、前記複数の
処理液再供給手段は、各々、前記搬送路において前記写
真感光材料に供給された処理液を回収する処理液回収部
と、前記処理液回収部の上方に設けられており、前記処
理液回収部で回収された前記処理液を、写真感光材料に
供給する処理液供給部と、前記処理液回収部から前記処
理液供給部へと処理液を送液する送液部とを有し、前記
搬送路を上下方向に分割した複数の領域の各領域毎に、
各前記処理液再供給手段の前記処理液供給部と前記処理
液回収部とを設け、前記処理新液供給手段は、前記搬送
路において最上方に設けられた前記処理液供給部を有す
る前記処理液再供給手段、又は、前記搬送路にあって、
前記搬送路において最上方に設けられた前記処理液供給
部より上方にある写真感光材料に処理新液を供給するも
のであり、前記処理液再供給手段の前記処理液回収部で
回収しきれなかった処理液が、前記搬送路において、前
記処理液再供給手段の前記処理液回収部の下方にある他
の処理液再供給手段の処理液回収部で、回収されること
を特徴とする写真感光材料用自動現像機。』 本発明により、異なる処理工程を同一の上方向又は下方
向の搬送路に設けることも可能となるので、処理工程間
の渡り部分を無くして、自動現像機全体としての小型の
限界条件の1つをクリアーすることが可能となる。
【0014】また、処理液の循環を各処理液再供給手段
毎に行い、写真感材の処理量に応じた、処理新液の供給
が可能となるので、写真感材の1日当たりの処理量が少
ない場合に、少量の処理液の補充で処理可能である。
【0015】さらに、多段順流処理や、多段向流処理と
同様の効果を得ることができ、処理の効率、及び確実性
を向上させることができ、処理の迅速化を図ることが可
能となる。そして、多段順流処理や、多段向流処理と同
様の効果を得るための、処理液再供給手段間の処理液の
流通を、処理液を自然落下させるという、簡単な構成で
行うことができるので、簡単な構成で、多段順流処理
や、多段向流処理と同様の効果を得ることが可能とな
る。
【0016】〔請求項2〕『露光済の写真感光材料を処
理液によって現像処理する写真感光材料用自動現像機に
おいて、少なくとも1つの処理工程が、前記写真感光材
料を上方向若しくは下方向の搬送路、又は湾曲した搬送
路に沿って気中搬送する搬送手段と、未使用の処理液で
ある処理新液を供給する処理新液供給手段と、前記搬送
路において、写真感光材料に供給された処理液を回収
し、再び写真感光材料に供給する、複数の処理液再供給
手段とを有し、前記複数の処理液再供給手段は、各々、
前記搬送路において前記写真感光材料に供給された処理
液を回収する処理液回収部と、前記処理液回収部で回収
された前記処理液を、貯溜しておく処理液貯溜部と、前
記処理液回収部の上方に設けられており、前記処理液回
収部で回収され、前記処理液貯溜部に貯溜されている前
記処理液を、写真感光材料に供給する処理液供給部と、
前記処理液貯溜部から前記処理液供給部へと、処理液を
送液する送液部とを有し、前記処理液再供給手段の処理
液貯溜部から、前記処理工程の前記搬送路において、前
記処理液再供給手段の処理液供給部の1つ上流側の、他
の処理液供給部を有する処理液再供給手段の処理液貯溜
部へと、貯溜している処理液の1部を移動させ、前記処
理新液供給手段は、前記処理工程における搬送路の最も
下流側の前記処理液再供給手段へ処理新液を供給する
か、又は、最も下流側の前記処理液再供給手段の前記処
理液回収部で回収可能となるように写真感光材料に処理
新液を供給することを特徴とする写真感光材料用自動現
像機。』 本発明により、異なる処理工程を同一の上方向又は下方
向の搬送路に設けることも可能となるので、処理工程間
の渡り部分を無くして、自動現像機全体としての小型の
限界条件の1つをクリアーすることが可能となる。
【0017】また、処理液の循環を各処理液再供給手段
毎に行い、写真感材の処理量に応じた、処理新液の供給
が可能となるので、写真感材の1日当たりの処理量が少
ない場合に、少量の処理液の補充で処理可能である。
【0018】さらに、多段向流処理と同様の効果を得る
ことができ、処理の効率、及び確実性を向上させること
ができ、処理の迅速化を図ることが可能となる。
【0019】また、搬送路の湾曲が可能であるので、よ
り一層の装置の小型化を図ることが可能となる。
【0020】〔請求項3〕『露光済の写真感光材料を処
理液によって現像処理する写真感光材料用自動現像機に
おいて、少なくとも1つの処理工程が、前記写真感光材
料を上方向若しくは下方向の搬送路、又は湾曲した搬送
路に沿って気中搬送する搬送手段と、未使用の処理液で
ある処理新液を供給する処理新液供給手段と、前記搬送
路において、写真感光材料に供給された処理液を回収
し、再び写真感光材料に供給する、複数の処理液再供給
手段とを有し、前記複数の処理液再供給手段は、各々、
前記搬送路において前記写真感光材料に供給された処理
液を回収する処理液回収部と、前記処理液回収部で回収
された前記処理液を、貯溜しておく処理液貯溜部と、前
記処理液回収部の上方に設けられており、前記処理液回
収部で回収され、前記処理液貯溜部に貯溜されている前
記処理液を、写真感光材料に供給する処理液供給部と、
前記処理液貯溜部から前記処理液供給部へと、処理液を
送液する送液部とを有し、前記処理液再供給手段の処理
液貯溜部から、前記処理工程の前記搬送路において、前
記処理液再供給手段の処理液供給部の1つ下流側の、他
の処理液供給部を有する処理液再供給手段の処理液貯溜
部へと、貯溜している処理液の1部を移動させ、前記処
理新液供給手段は、前記処理工程における搬送路の最も
上流側の前記処理液再供給手段へ処理新液を供給する
か、又は、最も上流側の前記処理液再供給手段の前記処
理液回収部で回収可能となるように写真感光材料に処理
新液を供給することを特徴とする写真感光材料用自動現
像機。』 本発明により、異なる処理工程を同一の上方向又は下方
向の搬送路に設けることも可能となるので、処理工程間
の渡り部分を無くして、自動現像機全体としての小型の
限界条件の1つをクリアーすることが可能となる。
【0021】また、処理液の循環を各処理液再供給手段
毎に行い、写真感材の処理量に応じた、処理新液の供給
が可能となるので、写真感材の1日当たりの処理量が少
ない場合に、少量の処理液の補充で処理可能である。
【0022】さらに、多段順流処理と同様の効果を得る
ことができ、処理の効率、及び確実性を向上させること
ができ、処理の迅速化を図ることが可能となる。
【0023】また、搬送路の湾曲が可能であるので、よ
り一層の装置の小型化を図ることが可能となる。
【0024】〔請求項4〕『前記搬送手段は、複数の搬
送ローラを有し、前記写真感光材料を前記搬送ローラに
よって搬送するものであることを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1項に記載の写真感光材料用自動現像
機。』 搬送ローラが処理液で濡れた写真感材を圧着するので、
写真感光材料の搬送が確実に行え、写真感材と処理液の
反応が促進され、更なる処理の迅速化を図ることが可能
となる。
【0025】〔請求項5〕『前記搬送ローラは、前記処
理液回収部に存在する処理液に接触しないことを特徴と
する請求項1〜4のいずれか1項に記載の写真感光材料
用自動現像機。』 化学的に活性な処理液に搬送ローラを浸漬しないので、
搬送ローラ表面に汚れが着くことを防止できる。
【0026】〔請求項6〕『前記処理工程の前記搬送路
の長さが50cm以上であることを特徴とする請求項1
〜5のいずれか1項に記載の写真感光材料用自動現像
機。』 処理工程の搬送路が長くなることにより、多断向流処
理、多段順流処理の効果が大きくなり、また、装置の小
型化を可能にするという効果も顕著なものとなる。
【0027】〔請求項7〕『前記写真感光材料は、長尺
状写真フィルム、又は印画紙であることを特徴とする請
求項1〜6のいずれか1項に記載の写真感光材料用自動
現像機。』 処理工程の搬送路が、印刷感材の処理工程に比して長い
ので、多断向流処理、多段順流処理の効果が大きくな
り、また、装置の小型化を可能にするという効果も顕著
なものとなる。
【0028】さらに、処理時間が長いカラー写真感光材
料においては、特に迅速性の向上が顕著なものとなる。
【0029】〔請求項8〕『請求項1〜7のいずれか1
項に記載の写真感光材料用自動現像機を有することを特
徴とするプリンタープロセッサー。』 写真感材の処理量に応じた、処理新液の供給が可能とな
るので、少量の処理液の補充で処理可能であるので、ミ
ニラボのように、写真感材の処理量の少ない装置におい
て、補充処理液の少量化の効果が顕著となる。
【0030】〔用語の説明〕本発明でいう、「上方向又
は下方向」や、「上下方向」とは、完全な鉛直方向の上
下でなくてもよく、傾いていてもよい。しかしながら、
完全な鉛直方向の上下であることが好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明に関する実施の形態
の例を示すが、本発明はこれらに限定されない。また、
以下の実施形態は、本発明の好ましい例を示すもので、
本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではな
い。
【0032】(実施形態1)図1を用いて本発明にかか
る写真感光材料用自動現像機の実施形態の1例について
説明する。図1は、本発明にかかる写真感光材料用自動
現像機の実施形態の1例を示す全体概略図である。
【0033】本実施形態に係る写真感光材料用自動現像
機100は、搬送路9に沿って、ハロゲン化銀カラーペ
ーパー(以下「カラーペーパー」と略称することがあ
る。)を、搬送手段である複数の搬送ローラ7で搬送し
ながら、各種処理液によってカラーペーパーの各種処理
を行うローラトランスポート方式のものであり、処理工
程として、発色現像液でカラーペーパーの発色現像処理
を行う発色現像工程Aと、漂白定着液でカラーペーパー
の漂白定着処理を行う漂白定着処理工程Bと、安定化液
でカラーペーパーの安定化処理を行う安定化処理工程C
1と、各種処理液で処理を行ったカラーペーパーを乾燥
する乾燥処理工程Dとを有しており、その中の1つの処
理工程である安定化処理工程C1が本発明の特徴を有す
る処理工程である。
【0034】発色現像工程Aと、漂白定着処理工程Bと
は並置されており、安定化処理工程C1は漂白定着処理
工程Bの、斜め上方に配置されている。乾燥処理工程D
は安定化処理工程C1と並置されている。
【0035】発色現像工程A、漂白定着処理工程B及
び、乾燥処理工程Dにおいて、それぞれの処理工程は、
下方向への搬送路と、それに続く下から上へと搬送方向
を変えるためにカーブした搬送路と、続いて、上方向へ
の搬送路とを有する、U字型の搬送路を有している。一
方、安定化処理工程C1は上方への搬送路のみを搬送路
として有している。
【0036】露光済のカラーペーパーを写真感光材料用
自動現像機100に挿入すると、写真感光材料用自動現
像機100の入口に設けられたカラーペーパー検出セン
サ5によって、カラーペーパーの通過が検出される。そ
して、カラーペーパー検出センサ5により検出したカラ
ーペーパーの通過時刻から各処理工程でのカラーペーパ
ーの通過時刻が求められ、また、カラーペーパー検出セ
ンサ5により検出したカラーペーパーの通過枚数又は通
過時間の累計からカラーペーパーの処理量を算出する。
【0037】写真感光材料用自動現像機100に挿入さ
れたカラーペーパーは、まず、発色現像工程Aへと搬送
ローラ7によって搬送路9に沿って搬送される。
【0038】発色現像処理工程Aは、浸漬方式であり、
カラーペーパーを搬送路9に沿って、搬送ローラ7によ
って搬送しながら、発色現像処理槽に貯溜してある発色
現像処理液6にカラーペーパーを浸漬させ、発色現像処
理を行うものである。発色現像処理後、カラーペーパー
は発色現像処理工程Aの発色現像処理液外へ搬送され、
続いて渡りローラ8を介して、搬送路9に沿って、隣の
漂白定着処理工程Bへと搬送される。
【0039】漂白定着処理工程Bも、浸漬方式であり、
カラーペーパーを搬送路9に沿って、搬送ローラ7によ
って搬送しながら、漂白定着処理槽貯溜してある漂白定
着処理液4にカラーペーパーを浸漬させ、漂白定着処理
を行うものである。漂白定着処理後、カラーペーパーは
漂白定着処理工程Bの漂白定着処理液外へ搬送され、続
いて渡りローラ8を介して、搬送路9に沿って、漂白定
着処理工程Bの上斜めに配置されている安定化処理工程
C1へと搬送される。
【0040】安定化処理工程C1におけるカラーペーパ
ーの処理の詳細について、図2を用いて以下に説明す
る。図2は本写真感光材料用自動現像機の安定化処理工
程の全体概略図である。
【0041】本実施形態に係る安定化処理工程C1は、
搬送手段である多数の搬送ローラ7によって、写真感光
材料であるカラーペーパーを上方向に気中搬送する搬送
路9と、搬送路の上部において、処理液として未使用の
安定化液を供給する処理新液供給手段である、1つの安
定化新液供給手段50と、安定化新液供給手段50の下
方に配置され、カラーペーパーに供給した安定化液を回
収し、循環して、再び写真感光材料に供給する処理液再
供給手段である、5つの安定化液再供給手段11A〜E
と、古くなった安定化液を排出する1つの安定化液排出
手段51とを有している。
【0042】そして、各安定化液再供給手段11A〜E
は、搬送路のすぐ近くに設けられ、カラーペーパーに供
給された安定化液を回収する処理液回収部である安定化
液回収皿16A、Eと、安定化液回収皿16A、Eで回
収された安定化液を、再びカラーペーパーにスプレー方
式で拡散噴射して供給する処理液供給部である安定化液
供給ノズル12A、Eと、安定化液回収皿16A、Eか
ら安定化液供給ノズル12A、Eへと安定化液を循環さ
せる送液部である導液管17A、E及び送液ポンプ15
A、Eと、安定化液の温度を検出する温度計13A、E
と、温度計13A、Eの測定結果に基づいて、安定化液
供給ノズル12A、Eからカラーペーパーに供給する安
定化液を一定の温度に保つヒーター14A、Eとを有し
ている。
【0043】安定化処理工程C1の搬送路9の上部(つ
まり、安定化処理工程の下流部)において、安定化新液
供給手段50の安定化新液供給ノズル23によって新し
い安定化液がカラーペーパーに供給される。
【0044】尚、安定化新液供給手段50は、安定化新
液20を貯溜した安定化新液貯溜槽21と、安定化新液
の供給を制御する安定化新液用コック22と、送液ポン
プ42と、安定化液の温度を検出する温度計44と、温
度計44の測定結果に基づいて安定化液を一定の温度に
保つヒーター43と、安定化新液をカラーペーパーに供
給する安定化新液供給ノズル23とを有している。そし
て、カラーペーパーの処理量に応じて、手動又は自動に
より、安定化新液供給コック22を開けて、送液ポンプ
42によって、安定化新液貯溜槽21から安定化新液2
0を安定化新液供給ノズル23へと送液し、当該安定化
新液供給ノズル23から一定の温度の安定化新液を拡散
噴射してカラーペーパーへと供給するものである。
【0045】安定化新液供給手段50の安定化新液供給
ノズル23からカラーペーパーに気相を介して供給され
た安定化新液は、一部はカラーペーパーの処理に用いら
れ、一部は搬送路の下方へと落下する。
【0046】落下した安定化新液の大部分は、搬送路9
0おいて安定化新液供給手段50の安定化新液供給ノズ
ル23の下方にある第1の安定化液再供給手段11E
の、搬送路9のすぐ近くに設けられている安定化液回収
皿16Eに回収される。安定化液回収皿16Eには導液
管17Eが接続されており、安定化液回収皿16Eに回
収された安定化新液は、送液ポンプ15Eによって、導
液管17Eを通って、安定化液回収皿16Eの上方にあ
る安定化液供給ノズル12Eへと送液される。そして、
安定化液供給ノズル12Eから再び、安定化液がカラー
ペーパーへと供給される。尚、この安定化液は安定化液
供給ノズル12Eの手前で、ヒータ14Eによって一定
の温度に加温される。
【0047】第1の安定化液再供給手段11Eの安定化
液供給ノズル12Eからカラーペーパーに気相を介して
供給された安定化新液は、一部はカラーペーパーの処理
に用いられ、一部は搬送路の下方へと落下する。落下し
た安定化新液は、再び、第1の安定化液再供給手段11
Eの、安定化液回収皿16Eに回収され、前述と同じサ
イクルを繰り返す。
【0048】以上のようにして、第1の安定化液再供給
手段11Eによって、安定化液の再供給が繰り返し行わ
れる。しかしながら、安定化液は第1の安定化液再供給
手段11Eの上方の安定化新液供給手段50から新たに
供給されるものであり、また、第1の安定化液再供給手
段11Eの、安定化液回収皿16Eで落下してきた全て
の安定化液を回収しきれるものではない。したがって、
第1の安定化液再供給手段11Eの安定化液回収皿16
Eで回収しきれない安定化液は、更に搬送路の下方へと
落下する。
【0049】安定化液回収皿16Eで回収しきれず、更
に搬送路の下方へと落下した処理液は、第1の安定化液
再供給手段11Eの下方にある第2の安定化液再供給手
段11Dの安定化液回収皿16Dに回収され、第1の安
定化液再供給手段11Eと同様の機構によりカラーペー
パーに安定化液が再供給され、再び安定化液回収皿16
Dに回収されるというサイクルを繰り返す。
【0050】そして、第2の安定化液再供給手段11D
の安定化液回収皿16Dに回収しきれない安定化液は、
更に搬送路の下方へと落下し、以下同様に、第3の安定
化液再供給手段11C、第4の安定化液再供給手段11
B、第5の安定化液再供給手段11Aへと、安定化液は
各安定化液再供給手段で循環されながらも、少しずつ下
方へと順次落下していく。
【0051】以上のような機構により、本実施形態の安
定化処理工程C1において、安定化液の自然落下によっ
て、安定化処理工程の下流にある安定化液再供給手段か
ら、安定化処理工程の上流にある安定化液再供給手段へ
と安定化液を流通させることを可能とした。そして、こ
の安定化液再供給手段間の安定化液の流通により、搬送
路の上方の安定化液ほど、安定化液が新鮮であり、搬送
路の下方の処理液ほど、安定化処理に多く用いられた安
定化液であり、疲労度が高い安定化液となる。
【0052】尚、安定化処理工程C1の最下部には安定
化液排出手段51の安定化液廃液貯溜槽18が設けられ
ている。第5の安定化液再供給手段11Aの安定化液回
収皿16Aに回収しきれず落下した疲労度の高い液は、
この安定化液廃液貯溜槽18に貯溜される。安定化液廃
液貯溜槽18に貯溜された疲労した安定化液は、安定化
液廃液貯溜槽18の疲労した安定化液の貯溜量に応じ
て、手動又は自動により、安定化新液供給ノズル19を
開けて、排出ポンプ45によって、安定化新液貯溜槽1
8から排出管46を通じて、安定化処理工程C1外へ排
出される。
【0053】漂白定着処理工程Bから渡りローラ8Bを
介して搬送路9に沿って搬送されてきたカラーペーパー
は、安定化処理工程C1の搬送路9における最下部へと
搬送され、続いて、搬送ローラ7によって搬送経路9に
沿って上方へと搬送される。そして、最初に第5の安定
化液再供給手段11Aにおいて、疲労度の高い安定化液
がカラーペーパーに供給され、安定化処理が開始され
る。
【0054】尚、搬送手段は、搬送ローラ対によること
が好ましいが、千鳥状の搬送ローラや、ガイド又は搬送
ベルトに押圧するように対向して搬送ローラを設けるこ
とにより搬送するようにしてもよいし、細い2本の搬送
ベルトにより搬送するようにしてもよい。
【0055】そして、カラーペーパーは搬送路9にそっ
て上方に搬送されながら、続いて第4の安定化液再供給
手段11Bによって、第5の安定化液再供給手段11A
で供給された安定化液よりは疲労度の低い安定化液を供
給され、安定化処理が引き続き行われる。続いて、第
3、第2、第1の安定化液再供給手段11C、D、Eに
おいて、徐々に疲労度の低い、より新鮮な安定化液がカ
ラーペーパーが供給される。そして最後に、安定化新液
供給手段50によって新鮮な安定化液がカラーペーパー
に供給される。安定化新液供給手段50によって新鮮な
安定化液が供給されたカラーペーパーは、搬送路9に沿
って、渡りローラ8Cを介して、次の処理工程である乾
燥処理工程Dへと搬送される。
【0056】以上のような機構で安定化液がカラーペー
パーに供給されるため、搬送路の上部ほど、つまり、安
定化処理工程の下流である程、新鮮な安定化液がカラー
ペーパーに供給され、搬送路の下部ほど、つまり、安定
化処理工程の上流である程、疲労した安定化液がカラー
ペーパーに供給される。そして、各安定化液再供給手段
11が多段向流処理工程における各「段」の役割を果た
すので、安定化処理工程C1は、多段向流処理と同様の
効果を得ることができ、処理の効率が向上し、処理の迅
速化を図ることができる。
【0057】また、浸漬方式でないので、小型化を図る
ことも可能である。
【0058】図1において、乾燥処理工程Dへと搬送さ
れたカラーペーパーは、温風送風機10によって温風を
送風され乾燥処理を施されながら、搬送路9に沿って搬
送ローラ7によって搬送される。乾燥処理後、カラーペ
ーパーは写真感光材料用自動現像機100外へと搬出さ
れ、カラーペーパーの現像処理が完了する。
【0059】尚、本写真感光材料用自動現像機100を
プリンターに接続して、プリンタープロセッサーとして
用いることも勿論可能である。
【0060】また、下方から上方へ写真感光材料を搬送
する搬送路ではなく、上方から下方へ写真感光材料を搬
送する搬送路に複数の安定化液再供給手段を設けるよう
にしてもよい。この場合、多段順流処理と同じ効果が得
られ、処理の効率化を図ることができる。
【0061】尚、本発明を適用する処理工程(本実施形
態では、安定化処理工程)の搬送路の長さは50cm以
上であることが好ましく、80cm以上であることがよ
り好ましい。そして、搬送路長が1m以上であることが
さらに好ましい。
【0062】また、本実施形態では安定化処理工程のみ
に、本発明に係る機構を採用したが、それに限られず、
発色現像処理工程、現像処理工程、漂白定着処理工程、
漂白処理工程、定着処理工程、水洗処理工程等にも採用
することが可能である。また、1の上方向又は下方向の
搬送路に、これらの処理工程を複数設けるようにしても
よい。
【0063】(実施形態2)次に、図3を用いて本発明
に係る写真感光材料用自動現像機の実施形態の1例につ
いて説明する。図3は、本発明に係る写真感光材料用自
動現像機の実施形態の第2の例を示す全体概略図であ
る。
【0064】本実施形態に係る写真感光材料用自動現像
機101は、搬送路9に沿って、ハロゲン化銀カラーペ
ーパー(以下「カラーペーパー」と略称することがあ
る。)を、搬送手段である複数の搬送ローラ7で搬送し
ながら、各種処理液によってカラーペーパーの各種処理
を行うローラトランスポート方式のものであり、処理工
程として、発色現像液でカラーペーパーの発色現像処理
を行う発色現像工程Aと、漂白定着液でカラーペーパー
の漂白定着処理を行う漂白定着処理工程Bと、安定化液
でカラーペーパーの安定化処理を行う安定化処理工程C
2と、各種処理液で処理を行ったカラーペーパーを乾燥
する乾燥処理工程Dとを有しており、その中の1つの処
理工程である安定化処理工程C2が本発明の特徴を有す
る処理工程である。
【0065】本実施形態に係る写真感光材料用自動現像
機101は、発色現像工程A、漂白定着処理工程B、安
定化処理工程C2、乾燥処理工程Dの全てが並置されて
いる。
【0066】全ての処理工程において、下方向への搬送
路と、それに続く下から上へと搬送方向を変えるために
カーブした搬送路と、続いて、上方向への搬送路とを有
する、U字型の搬送路を有している。
【0067】露光済のカラーペーパーを写真感光材料用
自動現像機101に挿入すると、写真感光材料用自動現
像機101の入口に設けられたカラーペーパー検出セン
サ5によって、カラーペーパーの通過が検出される。そ
して、カラーペーパー検出センサ5により検出したカラ
ーペーパーの通過時刻から各処理工程でのカラーペーパ
ーの通過時刻が求められ、また、カラーペーパー検出セ
ンサ5により検出したカラーペーパーの通過枚数又は通
過時間の累計からカラーペーパーの処理量を算出する。
【0068】写真感光材料用自動現像機101に挿入さ
れたカラーペーパーは、まず、発色現像工程Aへと搬送
ローラ7によって搬送路9に沿って搬送される。
【0069】発色現像処理工程Aは、浸漬方式であり、
カラーペーパーを搬送路9に沿って、搬送ローラ7によ
って搬送しながら、貯溜してある発色現像処理液にカラ
ーペーパーを浸漬させ、発色現像処理を行うものであ
る。発色現像処理後、カラーペーパーは発色現像処理工
程Aの発色現像処理液外へ搬送され、続いて渡りローラ
8を介して、搬送路9に沿って、隣の漂白定着処理工程
Bへと搬送される。
【0070】漂白定着処理工程Bも、浸漬方式であり、
カラーペーパーを搬送路9に沿って、搬送ローラ7によ
って搬送しながら、貯溜してある漂白定着処理液にカラ
ーペーパーを浸漬させ、漂白定着処理を行うものであ
る。漂白定着処理後、カラーペーパーは漂白定着処理工
程Bの漂白定着処理液外へ搬送され、続いて渡りローラ
8を介して、搬送路9に沿って、隣の安定化処理工程C
2へと搬送される。
【0071】安定化処理工程C2におけるカラーペーパ
ーの処理の詳細について、図4を用いて以下に説明す
る。図4は本実施形態における写真感光材料用自動現像
機の安定化処理工程の全体概略図である。
【0072】本実施形態に係る安定化処理工程C2は、
搬送手段である多数の搬送ローラ7によって、写真感光
材料であるカラーペーパーを気中搬送するU字型の搬送
路9と、カラーペーパーに供給した安定化液を回収し、
循環して、再び写真感光材料に供給する処理液再供給手
段である、U字型の搬送路9に5つ配置された安定化液
再供給手段25A〜Eと、1つの安定化液再供給手段2
5Eに処理液として新しい安定化液を供給する処理新液
供給手段である、1つの安定化新液供給手段70と、古
くなった安定化液を排出する1つの安定化液排出手段6
0とを有している。
【0073】安定化液再供給手段25A〜Eは、下方へ
の搬送路に2つ配置され(25A、B)、搬送路のカー
ブ部に1つ配置され(25C)、上方への搬送路に2つ
配置(25D、E)されている。
【0074】そして、各安定化液再供給手段25A〜E
は、搬送路のすぐ近くに設けられ、カラーペーパーに供
給された安定化液を回収する処理液回収部である安定化
液回収皿28A〜Eと、安定化液回収皿28A〜Eで回
収された安定化液を一旦貯溜しておく処理液貯溜部であ
るカスケードタンク24A〜Eと、安定化液回収皿28
A〜Eで回収し、カスケードタンク24A〜Eに貯溜し
ておいた安定化液を再びカラーペーパーにスプレー方式
で拡散噴射して供給する処理液供給部である安定化液供
給ノズル26A〜Eと、カスケードタンク24A〜Eか
ら安定化液供給ノズル26A〜Eへと安定化液を送液す
る送液部である導液管27A〜E及び送液ポンプ29A
〜Eと、安定化液の温度を検出する温度計31A〜E
と、温度計31A〜Eの測定結果に基づいて安定化液を
一定の温度に保つヒーター30A〜Eとを有している。
【0075】各安定化液再供給手段の機構を説明するた
めに、1例として、安定化処理工程C2の最も下流側に
ある、第1の安定化液再供給手段25Eを取り上げて説
明する。まず、第1の安定化液再供給手段25Eにおい
て、安定化液供給ノズル26Eからカラーペーパーに気
相を介して安定化液が供給される。安定化液供給ノズル
26Eからカラーペーパーに気相を介して供給された安
定化液は、一部はカラーペーパーの処理に用いられ、一
部は搬送路9の下方へと落下する。
【0076】落下した安定化液は、安定化液供給ノズル
26Eの下方にある、第1の安定化液再供給手段25E
の、搬送路のすぐ近くに設けられている安定化液回収皿
28Eに回収される。安定化液回収皿28Eには導液管
27Eが接続されており、安定化液回収皿28Eに回収
された安定化液は、導液管27Eによって、カスケード
タンク24Eへと導かれ、カスケードタンク24Eにお
いて一旦貯溜される。
【0077】続いて、安定化液は、カスケードタンク2
4Eから、送液ポンプ29Eによって、導液管27Eを
通って、再び、安定化液回収皿28Eの上方にある安定
化液供給ノズル26Eへと送液される。そして、安定化
液供給ノズル26Eから再び、安定化液がカラーペーパ
ーへと供給される。尚、安定化液は安定化液供給ノズル
26Eの手前で、ヒータ30Eによって一定の温度に加
温される。
【0078】そして、第1の安定化液再供給手段25E
の安定化液供給ノズル26Eからカラーペーパーに気相
を介して、供給された安定化液の一部は、搬送路の下方
へと落下し、第1の安定化液再供給手段11Eの、安定
化液回収皿16Eに、再び回収され、前述と同じサイク
ルを繰り返す。
【0079】以上のようにして、第1の安定化液再供給
手段25Eによって、安定化液の供給が繰り返し行われ
る。
【0080】そして、第2〜第4の安定化液再供給手段
25D〜Aにおいても、第1の安定化液再供給手段25
Eと同様の機構で、安定化液の供給が繰り返し行われ
る。(第3の安定化液再供給手段25Cは形状が多少異
なっているが、機構は同様である。) 実施形態1では、第1〜第5の安定化液再供給手段間で
の、安定化液の流通は、搬送路において安定化液回収皿
が回収しきれない安定化液が自然落下し、下方の安定化
液再供給手段の安定化液回収皿がその安定化液を回収す
ることにより行われており、更に、安定化新液を最上部
に供給することによって、最も上部(安定化処理工程の
下流)にある第1の安定化液再供給手段が、最も新鮮な
安定化液をカラーペーパーに供給し、最も下部(安定化
処理工程の上流)にある第5の安定化液再供給手段が、
最も疲労した安定化液を供給するという機構となる。そ
して、当該機構により、実施形態1の安定化処理工程は
多段向流処理と同様の効果を得て、処理の効率化を図る
というものであった。
【0081】しかしながら、本実施形態の安定化処理工
程C2においては、搬送路9はU字型であり、安定化液
の自然落下のみによって、安定化処理工程の下流にある
安定化液再供給手段から、安定化処理工程の上流にある
安定化液再供給手段へと安定化液を流通させることは不
可能である。
【0082】そこで、本実施形態の安定化処理工程C2
においては、カスケードタンク24E〜Aによって、安
定化処理工程C2の下流にある安定化液再供給手段か
ら、安定化処理工程C2の上流にある安定化液再供給手
段へと安定化液を流通させることを可能としたものであ
る。
【0083】以下に詳細を説明する。第1から第5まで
の安定化液再供給手段のカスケードタンク24E〜A
は、第1から第5までの安定化液再供給手段の順番で、
横方向に並べて並置されている。そして、第2の安定化
液再供給手段のカスケードタンク24Dと接触している
側の第1の安定化液再供給手段のカスケードタンク24
Eの壁70Dは、その壁に対向するカスケードタンク2
4Eの壁70Eに比して高さが低くなっており、カスケ
ードタンク24Dも同様に、第3の安定化液再供給手段
のカスケードタンク24Cと接触している側のカスケー
ドタンク24Dの壁は、カスケードタンク24Dの壁7
0Dに比して高さが低くなっている。そして、他のカス
ケードタンクも同様に、第Xの安定化液再供給手段のカ
スケードタンクの、第(X+1)の安定化液再供給手段
のカスケードタンクと接触している側の壁の高さは、第
Xの安定化液再供給手段のカスケードタンクの、第(X
−1)の安定化液再供給手段のカスケードタンクと接触
している側の壁の高さに比して高さが低くなっている。
【0084】したがって、第1の安定化液再供給手段の
カスケードタンク24Eが安定化液で一杯になったとき
には、安定化液は、第2の安定化液再供給手段のカスケ
ードタンク24Dに流れ込み、カスケードタンク24D
が一杯になったときは、安定化液は、第3の安定化液再
供給手段のカスケードタンク24Cに流れ込む。このサ
イクルを繰り返して、安定化液はカスケードタンク24
E→24D→24C→24B→24Aへと順次流れてい
く。
【0085】従って、安定化処理工程C2の下流にある
安定化液再供給手段から、安定化処理工程C2の上流に
ある安定化液再供給手段へと安定化液を流通させること
が可能となる。
【0086】そして、第1の安定化液再供給手段25E
のカスケードタンク24Eには、安定化新液供給手段7
0によって新しい安定化液が供給され、第5の安定化液
再供給手段25Aのカスケードタンク24Aからは、安
定化液排出手段60によって古い安定化液が排出され
る。
【0087】尚、安定化新液供給手段70は、安定化新
液36を貯溜した安定化新液貯溜槽35と、安定化新液
の供給を制御する安定化新液用コック37と、安定化新
液を導く導液管38と、送液ポンプ39と、安定化液の
温度を検出する温度計41と、温度計41の測定結果に
基づいて安定化液を一定の温度に保つヒーター40とを
有している。そして、カラーペーパーの処理量に応じ
て、手動又は自動により、安定化新液用コック37を開
けて、送液ポンプ39によって、安定化新液貯溜槽35
から安定化新液36を導液管38を通じて、カスケード
タンク24Eへ一定の温度の安定化新液を供給するもの
である。
【0088】また、安定化液排出手段60は、安定化液
の排出を制御する安定化液排出用コック32と、安定化
液を排出する排出管34と、排出ポンプ33とを有して
いる。そして、カスケードタンク24Aの安定化液の貯
溜量に応じて、手動又は自動により、安定化液排出用コ
ック32を開けて、排出ポンプ33によって、カスケー
ドタンク24Aから排出管34を通じて、安定化処理工
程C2外へ安定化液を排出するものである。
【0089】したがって、安定化処理工程C2の搬送路
9の最も下流にある第1の安定化液再供給手段25Eに
新鮮な安定化液が供給され、当該第1の安定化液再供給
手段25Eの安定化液供給ノズル26Eから、カラーペ
ーパーにその新鮮な安定化液が供給される。
【0090】そして、カスケードタンク24Eからカス
ケードタンク24Dに安定化液が移ることで、第2の安
定化液再供給手段25Dに少し疲労した安定化液が供給
される。そして、当該第2の安定化液再供給手段25D
の安定化液供給ノズル26Dから、カラーペーパーにそ
の少し疲労した安定化液が供給される。
【0091】そして、カスケードタンクにおいて、第
3、第4、第5の安定化液再供給手段へと順次安定化液
が移っていき、次第に疲労とした安定化液となり、安定
化処理工程C2の最も上流にある第5の安定化液再供給
手段25Aでは、最も疲労した安定化液がカラーペーパ
ーに供給される。
【0092】漂白定着処理工程Bから渡りローラ8Xを
介して搬送路9に沿って搬送されてきたカラーペーパー
は、安定化処理工程C2のU字型の搬送路9へと搬送さ
れ、搬送路9に沿って下方へと搬送される。そして、最
初に第5の安定化液再供給手段25Aにおいて、疲労度
の高い安定化液を供給され、安定化処理が開始される。
【0093】尚、搬送手段は、搬送ローラ対によること
が好ましいが、千鳥状の搬送ローラや、ガイド又は搬送
ベルトに押圧するように対向して搬送ローラを設けるこ
とにより搬送するようにしてもよいし、細い2本の搬送
ベルトにより搬送するようにしてもよい。
【0094】そして、カラーペーパーは搬送路9にそっ
て下方に搬送されながら、続いて第4の安定化液再供給
手段25Bによって、第5の安定化液再供給手段25A
で供給された安定化液よりは疲労度の低い安定化液を供
給され、安定化処理が行われる。続いて、U字型の搬送
路9の最下部でカーブ部でもある部分に設けられた第3
の安定化液再供給手段25Cによって、カラーペーパー
に、第4の安定化液再供給手段25Bで供給された安定
化液より、さらに疲労度の低い安定化液を供給される。
続いて、U字型の搬送路9に沿って上方に搬送されなが
ら、第2の安定化液再供給手段25Dによって、さらに
疲労度の低い安定化液を供給される。そして最後に、第
1の安定化液再供給手段25Eによって、最も新鮮な安
定化液を供給され、安定化処理が行われる。
【0095】第1の安定化液再供給手段25Eによっ
て、新鮮な安定化液が供給されたカラーペーパーは、搬
送路9に沿って、渡りローラ8Yを介して、次の処理工
程である乾燥処理工程Dへと搬送される。
【0096】以上のような機構で安定化液がカラーペー
パーに供給されるため、安定化処理工程の下流である
程、新鮮な安定化液がカラーペーパーに供給され、安定
化処理工程の上流である程、疲労した安定化液がカラー
ペーパーに供給される。そして、各安定化液再供給手段
25A〜Eが多段向流処理における各「段」の役割を果
たすので、安定化処理工程C2は、多段向流処理と同様
の効果を得ることができ、処理の効率が向上し、処理の
迅速化を図ることができる。
【0097】また、浸漬方式でないので、小型化を図る
ことも可能である。
【0098】そして、図3において、乾燥処理工程Dへ
と搬送されたカラーペーパーは、温風送風機10によっ
て温風を送風され乾燥処理を施されながら、搬送路9に
沿って搬送ローラ7によって搬送される。乾燥処理後、
カラーペーパーは写真感光材料用自動現像機101外へ
と搬出され、カラーペーパーの現像処理が完了する。
【0099】尚、本写真感光材料用自動現像機100を
プリンターに接続して、プリンタープロセッサーとして
用いることも勿論可能である。
【0100】尚、実施形態を問わず、本発明に係る写真
感光材料用自動現像機を、フィルムを現像するフィルム
現像機に採用することももちろん可能である。
【0101】尚、本発明を適用する処理工程(本実施形
態では、安定化処理工程)の搬送路の長さは50cm以
上であることが好ましく、80cm以上であることがよ
り好ましい。そして、搬送路長が1m以上であることが
さらに好ましい。
【0102】また、本実施形態では安定化処理工程のみ
に、本発明に係る機構を採用したが、それに限られず、
発色現像処理工程、現像処理工程、漂白定着処理工程、
漂白処理工程、定着処理工程、水洗処理工程等にも採用
することが可能である。また、1の上方向又は下方向の
搬送路に、これらの処理工程を複数設けるようにしても
よい。
【0103】また、カスケードタンクにおいて処理液が
流通する方向を、搬送路において処理工程の上流の処理
液再供給手段のカスケードタンクから、下流の処理液再
供給手段のカスケードタンクへと流通するようにして、
最も上流の処理液再供給手段に処理新液を供給し、最も
下流の処理液再供給手段から処理液廃液を排出するよう
にして、多段順流処理と同様の効果を得るようにしても
よい。
【0104】
【発明の効果】本発明により、処理工程間の渡り部分を
無くして、自動現像機全体としての小型化を図ることが
可能となる。
【0105】また、本発明により、写真感材の1日当た
りの処理量が少ない場合にも、少量の処理液の補充で処
理可能であり、かつ、処理の迅速化や小型化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る写真感光材料用自動現像機の実施
形態の1例を示す全体概略図。
【図2】本発明に係る写真感光材料用自動現像機の安定
化処理工程の全体概略図。
【図3】本発明に係る写真感光材料用自動現像機の実施
形態の第2の例を示す全体概略図。
【図4】本発明に係る写真感光材料用自動現像機の安定
化処理工程の全体概略図。
【符号の説明】
A 発色現像処理工程 B 漂白定着処理工程 C1、C2 安定化処理工程 D 乾燥処理工程 7 搬送ローラ7 9 搬送路9 10 温風送風機10 11A、11B、11C、11D、11E 安定化液再
供給手段 12A、12E 安定化液供給ノズル 15A、15E 送液ポンプ 16A、16E 安定化液回収皿 18 安定化液廃液貯溜槽 24A、24B、24C、24D、24E カスケード
タンク 25A、25B、25C、25D、25E 安定化液再
供給手段 26A、26B、26C、26D、26E 安定化液供
給ノズル 28A、28B、28C、28D、28E 安定化液回
収皿 29A、29B、29C、29D、29E 送液ポンプ 50 安定化新液供給手段 51 安定化液排出手段 60 安定化液排出手段 70 安定化新液供給手段 100 写真感光材料用自動現像機 101 写真感光材料用自動現像機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光済の写真感光材料に処理液を供給し
    て現像処理する写真感光材料用自動現像機において、少
    なくとも1つの処理工程が、前記写真感光材料を上方向
    又は下方向に搬送路に沿って気中搬送する搬送手段と、
    未使用の処理液である処理新液を供給する処理新液供給
    手段と、前記搬送路において、写真感光材料に供給され
    た処理液を回収し、再び写真感光材料に供給する、複数
    の処理液再供給手段とを有し、前記複数の処理液再供給
    手段は、各々、前記搬送路において前記写真感光材料に
    供給された処理液を回収する処理液回収部と、前記処理
    液回収部の上方に設けられており、前記処理液回収部で
    回収された前記処理液を、写真感光材料に供給する処理
    液供給部と、前記処理液回収部から前記処理液供給部へ
    と処理液を送液する送液部とを有し、前記搬送路を上下
    方向に分割した複数の領域の各領域毎に、各前記処理液
    再供給手段の前記処理液供給部と前記処理液回収部とを
    設け、前記処理新液供給手段は、前記搬送路において最
    上方に設けられた前記処理液供給部を有する前記処理液
    再供給手段、又は、前記搬送路にあって、前記搬送路に
    おいて最上方に設けられた前記処理液供給部より上方に
    ある写真感光材料に処理新液を供給するものであり、前
    記処理液再供給手段の前記処理液回収部で回収しきれな
    かった処理液が、前記搬送路において、前記処理液再供
    給手段の前記処理液回収部の下方にある他の処理液再供
    給手段の処理液回収部で、回収されることを特徴とする
    写真感光材料用自動現像機。
  2. 【請求項2】 露光済の写真感光材料を処理液によって
    現像処理する写真感光材料用自動現像機において、少な
    くとも1つの処理工程が、前記写真感光材料を上方向若
    しくは下方向の搬送路、又は湾曲した搬送路に沿って気
    中搬送する搬送手段と、未使用の処理液である処理新液
    を供給する処理新液供給手段と、前記搬送路において、
    写真感光材料に供給された処理液を回収し、再び写真感
    光材料に供給する、複数の処理液再供給手段とを有し、
    前記複数の処理液再供給手段は、各々、前記搬送路にお
    いて前記写真感光材料に供給された処理液を回収する処
    理液回収部と、前記処理液回収部で回収された前記処理
    液を、貯溜しておく処理液貯溜部と、前記処理液回収部
    の上方に設けられており、前記処理液回収部で回収さ
    れ、前記処理液貯溜部に貯溜されている前記処理液を、
    写真感光材料に供給する処理液供給部と、前記処理液貯
    溜部から前記処理液供給部へと、処理液を送液する送液
    部とを有し、前記処理液再供給手段の処理液貯溜部か
    ら、前記処理工程の前記搬送路において、前記処理液再
    供給手段の処理液供給部の1つ上流側の、他の処理液供
    給部を有する処理液再供給手段の処理液貯溜部へと、貯
    溜している処理液の1部を移動させ、前記処理新液供給
    手段は、前記処理工程における搬送路の最も下流側の前
    記処理液再供給手段へ処理新液を供給するか、又は、最
    も下流側の前記処理液再供給手段の前記処理液回収部で
    回収可能となるように写真感光材料に処理新液を供給す
    ることを特徴とする写真感光材料用自動現像機。
  3. 【請求項3】 露光済の写真感光材料を処理液によって
    現像処理する写真感光材料用自動現像機において、少な
    くとも1つの処理工程が、前記写真感光材料を上方向若
    しくは下方向の搬送路、又は湾曲した搬送路に沿って気
    中搬送する搬送手段と、未使用の処理液である処理新液
    を供給する処理新液供給手段と、前記搬送路において、
    写真感光材料に供給された処理液を回収し、再び写真感
    光材料に供給する、複数の処理液再供給手段とを有し、
    前記複数の処理液再供給手段は、各々、前記搬送路にお
    いて前記写真感光材料に供給された処理液を回収する処
    理液回収部と、前記処理液回収部で回収された前記処理
    液を、貯溜しておく処理液貯溜部と、前記処理液回収部
    の上方に設けられており、前記処理液回収部で回収さ
    れ、前記処理液貯溜部に貯溜されている前記処理液を、
    写真感光材料に供給する処理液供給部と、前記処理液貯
    溜部から前記処理液供給部へと、処理液を送液する送液
    部とを有し、前記処理液再供給手段の処理液貯溜部か
    ら、前記処理工程の前記搬送路において、前記処理液再
    供給手段の処理液供給部の1つ下流側の、他の処理液供
    給部を有する処理液再供給手段の処理液貯溜部へと、貯
    溜している処理液の1部を移動させ、前記処理新液供給
    手段は、前記処理工程における搬送路の最も上流側の前
    記処理液再供給手段へ処理新液を供給するか、又は、最
    も上流側の前記処理液再供給手段の前記処理液回収部で
    回収可能となるように写真感光材料に処理新液を供給す
    ることを特徴とする写真感光材料用自動現像機。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段は、複数の搬送ローラを有
    し、前記写真感光材料を前記搬送ローラによって搬送す
    るものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の写真感光材料用自動現像機。
  5. 【請求項5】 前記搬送ローラは、前記処理液回収部に
    存在する処理液に接触しないことを特徴とする請求項4
    に記載の写真感光材料用自動現像機。
  6. 【請求項6】 前記処理工程の前記搬送路の長さが50
    cm以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の写真感光材料用自動現像機。
  7. 【請求項7】 前記写真感光材料は、長尺状写真フィル
    ム、又は印画紙であることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか1項に記載の写真感光材料用自動現像機。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の写
    真感光材料用自動現像機を有することを特徴とするプリ
    ンタープロセッサー。
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