JPH10268697A - 加熱定着装置 - Google Patents

加熱定着装置

Info

Publication number
JPH10268697A
JPH10268697A JP8866597A JP8866597A JPH10268697A JP H10268697 A JPH10268697 A JP H10268697A JP 8866597 A JP8866597 A JP 8866597A JP 8866597 A JP8866597 A JP 8866597A JP H10268697 A JPH10268697 A JP H10268697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heating
fixing device
heated
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8866597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumasa Otsuka
康正 大塚
Kenichi Ogawa
賢一 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8866597A priority Critical patent/JPH10268697A/ja
Publication of JPH10268697A publication Critical patent/JPH10268697A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源OFFで装置が冷えた状態からの一枚目
のプリントでも良好な定着性を実現できる加熱定着装置
を提供する。 【解決手段】 耐熱性のフィルムの一面側に加熱体を、
他面側には加圧ローラにより被加熱材を密着させ、温度
制御手段の制御に基づいて加熱体の熱エネルギをフィル
ムを介して被加熱材上の未定着トナー像に付与する加熱
定着装置において、温度制御手段は、加熱体の加熱開始
から被加熱材が加熱定着装置に入る前の間には、加熱体
の温度を定着制御温度以上の待機温度に制御し、被加熱
材が加熱定着装置に入った以降には、加熱体の温度を定
着制御温度になるように切り換えるものであって、加熱
開始時の加熱体の温度によって待機温度を変化させるよ
うに設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式や静
電記録方式によって形成されるトナー像を紙などの上に
永久固着させるための加熱定着装置であって、特にその
温度制御に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱定着装置として、従来、ローラ加熱
方式が多く用いられてきた。このローラ加熱方式の加熱
定着装置は、ローラに内蔵したハロゲンランプに通電す
ることでローラ内部から加熱し、ローラとトナー像を有
する紙(被加熱材)とを接触させて加熱し、トナー像を
溶融させた後に冷却して、固着させるものであった。し
かし、このローラ加熱方式は、熱容量が大きく、昇温し
にくいので、常時、ローラを高温に維持しておかなけれ
ば、即座に使用できない問題がある。また、定着可能な
温度にまで加熱するのに、多大なエネルギを消費するた
め、省エネルギを求める時代の趨勢に反するものであっ
た。
【0003】そこで、このローラ加熱方式の問題を解消
するものとして、熱容量の少ない樹脂製のフィルムを介
して、加熱体から紙へ熱を付与して加熱するフィルム加
熱方式が、提案され、特開昭63−313182号、特
開平6−149403号などに開示されている。このフ
ィルム加熱方式の加熱定着装置は、加熱体と、この加熱
体に密着するフィルムと、このフィルムを介して紙を加
熱体側に圧接させる加圧ローラとを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このフィル
ム加熱方式の加熱定着装置は、加圧ローラの大きな熱容
量の影響を受けるので、電源OFFで加圧ローラが冷え
きった状態から立ちあげた場合に、定着性を良好なもの
とすることが課題となっている。加圧ローラが冷えてい
ると、通常の定着制御では温度がたりず、定着不良が発
生することがあるからである。
【0005】また、フィルム加熱方式では、ホストコン
ピュータからプリントを開始する信号が入っても、画像
信号をメモリ内に記憶する処理に時間(画像処理時間)
を取られて、待機状態が続くことがある。この場合、加
圧ローラが昇温しているので、通常の定着制御温度で加
熱体を制御したのでは、紙とトナーとが必要以上に加熱
されてしまい、トナーが耐熱性フィルムや加圧ローラに
付着してしまう高温オフセットが発生してしまうといっ
た問題がある。
【0006】本発明は、このようなフィルム加熱方式の
加熱定着装置の課題を解決するために創案されたもので
ある。
【0007】本発明の第1の目的は、電源OFFで装置
が冷えた状態からの一枚目のプリントでも良好な定着性
を実現できる加熱定着装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、画像処理に
時間を取られて、加熱体の加熱開始時に加圧ローラがす
でに暖まっている場合であっても高温オフセットが発生
しない加熱定着装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記第1の目的は、耐熱性のフィルムの一面
側に加熱体を、他面側には被加熱材を密着させ、温度制
御手段の制御に基づいて加熱体の熱エネルギをフィルム
を介して被加熱材上の未定着のトナー像に付与する加熱
定着装置において、温度制御手段は、加熱体の加熱開始
から被加熱材が加熱定着装置に入る前の間には、加熱体
の温度を定着制御温度以上の待機温度に制御し、被加熱
材が加熱定着装置に入った以降には、加熱体の温度を定
着制御温度になるように切り換えるものであって、加熱
体の加熱開始時の加熱体の温度によって待機温度を変化
させるように設定されている。
【0010】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の目的は、耐熱性のフィルムの一面側に加熱体
を、他面側には被加熱材を密着させ、温度制御手段の制
御に基づいて加熱体の熱エネルギをフィルムを介して被
加熱材上の未定着のトナー像に付与する加熱定着装置に
おいて、温度制御手段は、加熱開始から被加熱材が加熱
定着装置に入る前には、加熱体の温度を定着制御温度以
上の待機温度に制御し、被加熱材が加熱定着装置に入っ
た以降には、加熱体の温度を定着制御温度になるように
切り換えるものであって、加熱開始時の加熱体の温度に
よって待機温度を維持する時間を変化させるように設定
されていることにより達成される。
【0011】また、本出願に係る第3の発明によれば、
上記第2の目的は、耐熱性のフィルムの一面側に加熱体
を、他面側には加圧ローラにより被加熱材を密着させ、
温度制御手段の制御に基づいて加熱体の熱エネルギをフ
ィルムを介して被加熱材上の未定着のトナー像に付与す
る加熱定着装置において、温度制御手段は、加熱体の加
熱開始から被加熱材が加熱定着装置に入る前には、加熱
体の温度を定着制御温度以上の待機温度に制御し、被加
熱材が加熱定着装置に入った以降には、加熱体の温度を
定着制御温度になるように切り換えるものであって、画
像処理のための待機時間の長さによって定着制御温度を
変化させるように設定されていることにより達成され
る。
【0012】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記第1およひ第2の目的は、耐熱性のフィルムの一面
側に加熱体を、他面側には被加熱材を密着させ、温度制
御手段の制御に基づいて加熱体の熱エネルギをフィルム
を介して被加熱材上の未定着のトナー像に付与する加熱
定着装置において、温度制御手段は、加熱体の加熱開始
から被加熱材が加熱定着装置に入る前には、加熱体の温
度を定着制御温度以上の待機温度に制御し、被加熱材が
加熱定着装置に入った以降には、加熱体の温度を定着制
御温度になるように切り換えるものであって、加熱開始
時の加熱体の温度によって待機温度と定着制御温度とを
変化させるように設定されていることにより達成され
る。
【0013】また、本出願に係る第5の発明によれば、
上記第1および第2の目的は、耐熱性のフィルムの一面
側に加熱体を、他面側には被加熱材を密着させ、温度制
御手段の制御に基づいて加熱体の熱エネルギをフィルム
を介して被加熱材上の未定着のトナー像に付与する加熱
定着装置において、温度制御手段は、加熱体の加熱開始
から被加熱材が加熱装置に入る前には、加熱体の温度を
定着制御温度以上の待機温度に制御し、被加熱材が加熱
装置に入った以降には、加熱体の温度を定着制始温度に
なるように切り換えるものであって、加熱開始時の加熱
体の温度によって待機温度を維持する時間と定着制御温
度とを変化させるように設定されていることにより達成
される。
【0014】すなわち、本出願に係る第1の発明にあっ
ては、加熱体の温度が低めの場合には、高めの待機温度
で加圧ローラを十分暖めた後に、被加熱材の先端が加熱
定着装置に入った以降、定着制御温度になるように制御
する。したがって、電源OFFで加圧ローラが冷えた状
態からの一枚目のプリントでも、定着可能な温度に達す
るものである。
【0015】また、本出願に係る第2の発明にあって
は、加熱体の温度が低めの場合には、待機温度を長く維
持し、加圧ローラを十分な時間、暖めた後に、被加熱材
の先端が加熱定着装置に入った以降、定着制御温度にな
るように制御する。したがって、電源OFFで加圧ロー
ラが冷えた状態からの一枚目のプリントでも、定着可能
な温度に達する。
【0016】また、本出願に係る第3の発明にあって
は、画像処理のための待機時間が長く、加圧ローラが十
分に暖まった場合には、低めの定着制御温度として、高
温オフセットを防止する。
【0017】また、本出願に係る第4の発明にあって
は、加熱体の温度が低めの場合には、高めの待機温度で
加圧ローラを十分暖めた後に、被加熱材の先端が加熱定
着装置に入った以降、高めの定着制御温度に制御する。
したがって、電源OFFで加圧ローラが冷えた状態から
の一枚目のプリントでも、定着可能な温度に達する。一
方、加熱体の温度が高めの場合には、低めの定着制御温
度とするので、高温オフセットを防止する。
【0018】また、本出願に係る第5の発明にあって
は、加熱体の温度が低めの場合には、待機温度Tで加圧
ローラを十分な時間、暖めた後に、被加熱材の先端が加
熱定着装置に入った以降、高めの定着制御温度になるよ
うに制御する。したがって、電源OFFで加圧ローラが
冷えた状態からの一枚目のプリントでも、定着可能な温
度に達する。一方、加熱体の温度が高めの場合には、低
めの定着制御温度とするので、高温オフセットを防止す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面を参照して説明する。
【0020】(第1実施形態)まず、本発明の第1の実
施形態を図1〜図3を参照して説明する。
【0021】図2には、本発明が適用されるフィルム加
熱方式の加熱定着装置の一例が示されている。
【0022】この加熱定着装置は、加熱体3と、この加
熱体3を支持する加熱体支持体1と、加熱体3と加熱体
支持体1とに外嵌されたエンドレスの耐熱性フィルム2
と、加熱体3との間で耐熱性のフィルム2を挟んでニッ
プNを形成する加圧ローラ4とを有している。
【0023】ここで、フィルム2は、内周長が加熱体3
および加熱体支持体1の外周に対して余裕をもってルー
ズに外嵌されている。したがって、フィルム2は、加熱
体3と加熱体支持体1とによってガイドされて回転する
ものとなっている。
【0024】また、フィルム2は、熱容量を小さくし
て、クイックスタート性(素早く温度が高まり、プリン
ト開始までの時間を短くする)を向上させるようになっ
ている。すなわち、フィルム2は、フィルム膜厚が10
0μm以下、好ましくは50μm以下20μm以上の耐
熱性のあるPTF、PFA、FEPの単層、あるいはポ
リイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PES、PP
Sなどの外周面にPTFE、PFA、FEPなどをコー
ティングした複合層フィルムを使用できる。本実施形態
は、ポリイミドフィルムの外周面にPTFEをコーティ
ングしたものを用いた。
【0025】また、加熱体3は、アルミナなどからなる
基板と、この基板の表面にスクリーン印刷などにより塗
工された例えばAg/Pd(銀パラジウム)などの電気
抵抗材料からなる厚み約10μm、幅1〜3mmの電気
抵抗層と、この電気抵抗層の上にコートされたガラスや
フッ素樹脂などからなる保護層とを有している。
【0026】また、加圧ローラ4は、紙をフィルムを介
して加熱体3に圧接させると共に、フィルムを駆動する
機能も有する。すなわち、加圧ローラ4は、芯金4a
と、この芯金4aの周囲に設けられたシリコーンゴムな
どの離型性のよい耐熱性ゴム4bとからなり、不図示の
駆動手段により回転駆動されるようになっている。
【0027】加熱体3は、表面に温度検知手段としての
サーミスタ5が配置されている。このサーミスタ5は、
図3に示すように、A/D変換器12を介して温度制御
手段としての例えばCPU10に接続されている。さら
に、CPU10は、トライアック11を介して加熱体3
への通電を制御するようになっている。この通電制御
は、例えばAC電圧を位相制御または波数制御すること
により行われる。すなわち、CPU10は、サーミスタ
5から出力されA/D変換器12でA/D変換された加
熱体3の温度情報信号を入力し、その温度情報信号をも
とにトライアック11により加熱体3への通電を制御す
るように設定されている。
【0028】本実施形態のCPU10は、加熱体3の加
熱開始から紙が加熱定着装置に入る前の間には、加熱体
3の温度を定着制御温度以上の待機温度に制御し、紙が
加熱定着装置に入った以降には、加熱体3の温度を定着
制御温度に切り換えるものであって、加熱開始時の加熱
体3の温度によって待機温度を変化させるように設定さ
れている。
【0029】すなわち、このCPU10によると、図1
のグラフに示すように、加熱体3の温度が制御される。
【0030】室温が低めTROOM1の場合(加熱体3の温
度が低めとなっている)には、高めの待機温度TPF1
加圧ローラ4を十分暖めた後に、紙の先端が加熱定着装
置に入った以降、定着制御温度TPRになるように制御す
る。
【0031】一方、加熱体3がTROOM2のようにすでに
暖まっていた場合には、低めの待機温度TPF2で制御
し、加圧ローラ4をあまり暖めずに紙を加熱定着装置に
進入させるようにした。
【0032】フィルム加熱方式では、フィルム2の熱容
量が小さいので、短時間で加熱体3の温度を変化させる
ことができる。そのため、加圧ローラ4を待機温度T
PF1 ,TPF2に暖めても、即座に定着制御温度TPRにま
で温度を下げることができ、もって定着時に紙を過剰に
加熱することがない。これに対して、ローラ加熱方式に
よると、ローラの熱容量が大きいので、温度を早く上げ
ることができないだけでなく、急速に下げることもでき
ない。すなわち、ローラ加熱方式による場合、破線RE
Fに示すように温度が緩慢に下がり、急速に下がること
ができない。
【0033】本実施形態によると、加熱体3の温度が低
めTROOM1の場合には、高めの待機温度TPF1で加圧ロー
ラ4を十分暖めた後に、紙の先端が加熱定着装置に入っ
た時点で、定着制御温度TPRに制御する。したがって、
電源OFFで加圧ローラ4が冷えた状態からの一枚目の
プリントでも、定着可能な温度に達しており、良好な定
着性となる。
【0034】また、加圧ローラ4を定着前に早く暖めて
おくことにより、加圧ローラ4の熱膨張による外径変化
を少なくするので、加圧ローラ4の長さ方向の紙搬送速
度の変化を小さく抑えることができ、画像の伸び率の変
化を極力小さくする利点がある。
【0035】さらに、定着時に、紙は、加熱体3と加圧
ローラ4との両方から加熱されるので、カールが少なく
なる利点がある。
【0036】(第2実施形態)次に、第2実施形態を図
4を参照して説明する。
【0037】上述した第1実施形態では待機温度を変化
させたが、この第2実施形態は、待機温度を維持する時
間を変化させるようにした。
【0038】室温が低めTROOM1の場合(加熱体3の温
度が低めとなっている)には、待機温度Tで加圧ローラ
4を十分な時間維持し、暖めた後に、紙先端が加熱定着
装置に入る時点で、定着制御温度TPRに制御する。
【0039】一方、加熱体3がTROOOM2のようにすでに
暖まっていた場合には、待機温度Tを短時間だけ制御
し、加圧ローラ4をあまり暖めずに紙を加熱定着装置に
進入させるようにした。
【0040】本実施形態によると、上述した第1実施形
態と同じ利点が得られる。
【0041】また特に、本実施形態によると、最高温度
を第1実施形態より低くても(本実施形態のTは第1実
施形態のTPF1より低い)、上述した第1実施形態と同
じ効果を得ることができるので、加熱体3を保持するた
めに使用する加熱体支持体1の樹脂材質を耐熱グレード
が低く、安価のものを使用できるようになる。また、温
度ヒューズなどの安全素子の設定温度を低くでき、もっ
て温度暴走時に素早く作動させることができるといった
利点が生じる。
【0042】(第3実施形態)次に、第3実施形態を図
5(a)(b)を参照して説明する。
【0043】上述した第1の実施形態では、加熱体3の
温度に応じて待機温度を変化させ、第2実施形態では待
機温度を維持する時間を変化させた。これに対して、こ
の第3の実施形態では、待機時間に応じて定着制御温度
を変化させるようにした。
【0044】図5(a)は、ホストコンピュータとの通
信に時間がかからず、画像処理時間t1も少なかった場
合を示している。この場合、画像処理時間t1の間、待
機温度TPFを維持し、その後、紙の先端が加熱定着装置
に入った以降、定着制御温度TPR1になるように切り換
える。
【0045】一方、図5(b)は、ホストコンピュータ
との通信に時間がかかり、画像処理時間がt2と長くか
かった場合を示している。この場合、画像処理時間t2
の間、待機温度TPFを維持を維持し、その後、紙の先端
が加熱定着装置に入った以降、定着制御温度をT
PR2(<TPR1 )になるように切り換える。
【0046】このように、本実施形態によると、画像処
理のために待機時間が長くかかり、加圧ローラ4が十分
に暖まった場合には、低めの定着制御温度TPR2を選択
することにより、紙の上のトナーが加圧ローラ4または
フィルム2に付着する高温オフセットを防止する。
【0047】(第4実施形態)次に、第4実施形態を図
6を参照して説明する。
【0048】この第4実施形態は、上述した第1実施形
態と同様に加熱開始時の加熱体3の温度により待機温度
を変化させ、それと同時に定着制御温度を変化させるよ
うにしたものである。
【0049】本実施形態では、図6に示すように、加熱
開始時に加熱体3の温度が低い場合のTROOM1には、待
機温度を高めTPF1に設定し、また定着制御温度もTPR1
と高めに設定するようにした。したがって、電源OFF
から立ちあげたときの定着性が良好となる。
【0050】一方、加熱開始時に加熱体3の温度が高い
場合TROOM2には、待機温度を低めTPF2に設定し、また
定着制御温度もTPR2と低く設定するようにした。した
がって、高温オフセットがより効果的に防止される。
【0051】(第5実施形態)次に、第5実施形態を図
7を参照して説明する。この第5実施形態は、上述した
第2実施形態と同様に加熱開始時の加熱体3の温度に応
じて待機温度の維持時間を変化させ、それと同時に定着
制御温度を変化させたものである。
【0052】本実施形態では、図7の実線で示すグラフ
のように、加熱開始時に加熱体3の温度が低い場合T
ROOM1には、待機温度Tを長めに維持し、また定着制御
温度をTPR1と高めに設定するようにした。したがっ
て、電源OFFから立ちあげたときの定着性が良好とな
る。
【0053】一方、図7の点線で示すグラフのように、
加熱開始時に加熱体3の温度が高い場合TROOM2には、
待機温度Tを短く維持するように設定し、また定着制御
温度もTPR2と低く設定するようにした。
【0054】この実施形態によっても、高温オフセット
がより効果的に防止される。
【0055】
【実施例】次に、本発明を実験例に基づいて、より具体
的に説明する。実施例1,2,3は、それぞれ上述した
第1,第2,第3実施形態に対応した実験に基づくもの
である。
【0056】(実施例1)この実施例1は、加熱開始時
の加熱体3の温度によって待機温度を変化させる第1の
実施形態の実験例である。
【0057】加熱体3として、幅7mm、厚み0.63
5mm、長さ270mmのセラミックヒータを用い、P
PS製の加熱体支持体1に固定した。この加熱体3と加
熱体支持体1とに、直径24mm、長さ226mmのフ
ィルム2を外嵌させた。このフィルム2は、厚さ40μ
mのポリイミドの基材の上に、プライマを4μm程度コ
ートし、さらにその上に約10μmのPFA層を設けて
なる。
【0058】加熱体3の温度が、0℃以上 10℃未満
のときには、待機温度として180℃ 10℃以上25℃未満のときには、待機温度として17
0℃ 25℃以上のときには、 待機温度として16
5℃に設定した。
【0059】そして、プリント時の定着温度を165℃
とした。
【0060】この結果、低温環境下でも、何ら問題な
く、定着させることができた。
【0061】(比較例1)実施例1と比較するため比較
例1として、装置構成を実施例1と同じくして、制御だ
け、待機温度を設定せず、165℃の定着温度制御だけ
とした場合には、10℃以下の環境では、温度不足とな
り、定着不良が発生した。
【0062】(実施例2)この実施例2は、加熱開始時
の加熱体3の温度によって待機温度を維持する時間を変
化させる第2の実施形態の実験例である。
【0063】装置構成が実施例1と同じであり、制御を
次のように設定した。
【0064】加熱体3が、0℃以上10℃未満のときに
は、待機温度170℃で、10秒間、空回転で待機す
る。
【0065】10℃以上25℃未満のときには、待機温
度170℃で15秒間、空回転で待機する。
【0066】25℃以上のときには、待機温度を持たず
に、つまり定着制御温度165℃をそのまま使い、紙の
先端が加熱定着装置に入った時点で、定着制御温度16
5℃に切り換えるようにした。
【0067】この結果、定着性に関しては、実施例1と
同じ結果が得られただけでなく、安全素子としての温度
ヒューズの定格を190℃から180℃に下げることが
できたので、温度暴走時の作動温度を30deg下げる
ことができ、より安全性が高まった。
【0068】(実施例3)この実施例3は、待機時間に
よって定着制御温度を変化させる第3の実施形態の実験
例である。
【0069】装置構成は、実施例1と同じであり、制御
を次のように設定した。
【0070】待機温度を180℃とし、画像処理による
待機時間が10秒未満の場合には、定着制御温度を16
5℃とした。
【0071】10秒以上30秒以下の場合には、定着制
御温度を155℃とした。
【0072】30秒以上場合には、一旦、加熱体3への
通電を停止するようにした。
【0073】この結果、高温オフセットの発生はなかっ
た。
【0074】(比較例2)実施例3と比較するため比較
例2として、実施例3と同じ装置構成で、待機温度を1
80℃とし、画像処理による待機時間によらず、定着制
御温度を165℃と一定とした。この結果、待機時間が
20秒をすぎると、高温オフセットが発生した。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、加熱体の温度が低めの場合には、高め
の待機温度で加圧ローラを十分暖めた後に、被加熱材の
先端が加熱定着装置に入った以降、定着制御温度になる
ように制御する。したがって、電源OFFで加圧ローラ
が冷えた状態からの一枚目のプリントでも、定着可能な
温度に達しており、良好な定着性を実現できる。
【0076】また、本出願に係る第2の発明によれば、
加熱体の温度が低めの場合には、待機温度Tで加圧ロー
ラを十分な時間、暖めた後に、被加熱材の先端が加熱定
着装置に入った以降、定着制御温度になるように制御す
る。したがって、電源OFFで加圧ローラが冷えた状態
からの一枚目のプリントでも、定着可能な温度に達して
おり、良好な定着性を実現できる。また、待機温度を変
化させる場合に比べて、最高温度を低く設定できるの
で、加熱体を保持するために使用する加熱体支持体の樹
脂材質を耐熱グレードが低く、安価のものを使用でき
る。また、温度ヒューズなどの安全素子の設定温度を低
くでき、もって温度暴走時に素早く作動させることがで
きる。
【0077】また、本出願に係る第3の発明によれば、
画像処理のための待機時間が長く、加圧ローラが十分に
暖まった場合には、低めの定着制御温度としたので、高
温オフセットを防止できる。
【0078】また、本出願に係る第4の発明によれば、
加熱体の温度が低めの場合には、高めの待機温度で加圧
ローラを十分暖めた後に、高めの定着制御温度になるよ
うに制御する。したがって、電源OFFで加圧ローラが
冷えた状態からの一枚目のプリントでも、定着可能な温
度に達しており、良好な定着性を実現できる。一方、加
熱体の温度が高めの場合には、低めの待機温度で加圧ロ
ーラを暖め、さらに低めの定着制御温度に制御するの
で、高温オフセットを防止できる。
【0079】また、本出願に係る第5の発明によれば、
加熱体の温度が低めの場合には、待機温度を長く維持す
ることにより加圧ローラを十分暖めた後に、高めの定着
制御温度になるように制御する。したがって、電源OF
Fで加圧ローラが冷えた状態からの一枚目のプリントで
も、定着可能な温度に達しており、良好な定着性を実現
できる。一方、加熱体の温度が高めの場合には、待機温
度Tで加圧ローラを短時間だけ暖め、さらに低めの定着
制御温度に制御するので、高温オフセットを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱定着装置の第1実施形態の動作を
示す加熱体の時間−温度関係を示すグラフである。
【図2】本発明の加熱定着装置の概略断面図である。
【図3】図2の加熱定着装置の温度制御系を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明の加熱定着装置の第2実施形態の動作を
示す加熱体の時間−温度関係を示すグラフである。
【図5】本発明の加熱定着装置の第3実施形態の動作を
示す加熱体の時間−温度関係を示すグラフであり、同図
(a)は待機時間が短い場合を示すグラフ、同図(b)
は待機時間が長い場合を示すグラフである。
【図6】本発明の加熱定着装置の第4実施形態の動作を
示す加熱体の時間−温度関係を示すグラフである。
【図7】本発明の加熱定着装置の第5実施形態の動作を
示す加熱体の時間−温度関係を示すグラフである。
【符号の説明】
2 フィルム 3 加熱体 4 加圧ローラ 10 CPU(温度制御手段) P 紙(被加熱材)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性のフィルムの一面側に加熱体を、
    他面側には加圧ローラにより被加熱材を密着させ、温度
    制御手段の制御に基づいて加熱体の熱エネルギをフィル
    ムを介して被加熱材上の未定着のトナー像に付与する加
    熱定着装置において、温度制御手段は、加熱体の加熱開
    始から被加熱材が加熱定着装置に入る前の間には、加熱
    体の温度を定着制御温度以上の待機温度に制御し、被加
    熱材が加熱定着装置に入った以降には、加熱体の温度を
    定着制御温度になるように切り換えるものであって、加
    熱開始時の加熱体の温度によって待機温度を変化させる
    ように設定されていることを特徴とする加熱定着装置。
  2. 【請求項2】 耐熱性のフィルムの一面側に加熱体を、
    他面側には加圧ローラにより被加熱材を密着させ、温度
    制御手段の制御に基づいて加熱体の熱エネルギをフィル
    ムを介して被加熱材上の未定着のトナー像に付与する加
    熱定着装置において、温度制御手段は、加熱体の加熱開
    始から被加熱材が加熱定着装置に入る前には、加熱体の
    温度を定着制御温度以上の待機温度に制御し、被加熱材
    が加熱定着装置に入った以降には、加熱体の温度を定着
    制御温度になるように切り換えるものであって、加熱開
    始時の加熱体の温度によって待機温度を維持する時間を
    変化させるように設定されていることを特徴とする加熱
    定着装置。
  3. 【請求項3】 耐熱性のフィルムの一面側に加熱体を、
    他面側には加圧ローラにより被加熱材を密着させ、温度
    制御手段の制御に基づいて加熱体の熱エネルギをフィル
    ムを介して被加熱材上の未定着のトナー像に付与する加
    熱定着装置において、温度制御手段は、加熱体の加熱開
    始から被加熱材が加熱定着装置に入る前には、加熱体の
    温度を定着制御温度以上の待機温度に制御し、被加熱材
    が加熱定着装置に入った以降には、加熱体の温度を定着
    制御温度になるように切り換えるものであって、画像処
    理のための待機時間の長さによって定着制御温度を変化
    させるように設定されていることを特徴とする加熱定着
    装置。
  4. 【請求項4】 耐熱性のフィルムの一面側に加熱体を、
    他面側には加圧ローラにより被加熱材を密着させ、温度
    制御手段の制御に基づいて加熱体の熱エネルギをフィル
    ムを介して被加熱材上の未定着のトナー像に付与する加
    熱定着装置において、温度制御手段は、加熱体の加熱開
    始から被加熱材が加熱定着装置に入る前には、加熱体の
    温度を定着制御温度以上の待機温度に制御し、被加熱材
    が加熱定着装置に入った以降には、加熱体の温度を定着
    制御温度になるように切り換えるものであって、加熱開
    始時の加熱体の温度によって待機温度と定着制御温度と
    を変化させるように設定されていることを特徴とする加
    熱定着装置。
  5. 【請求項5】 耐熱性のフィルムの一面側に加熱体
    を、他面側には加圧ローラにより被加熱材を密着させ、
    温度制御手段の制御に基づいて加熱体の熱エネルギをフ
    ィルムを介して被加熱材上の未定着のトナー像に付与す
    る加熱定着装置において、温度制御手段は、加熱体の加
    熱開始から被加熱材が加熱定着装置に入る前には、加熱
    体の温度を定着制御温度以上の待機温度に制御し、被加
    熱材が加熱定着装置に入った以降には、加熱体の温度を
    定着制御温度になるように切り換えるものであって、加
    熱開始時の加熱体の温度によって待機温度を維持する時
    間と定着制御温度とを変化させるように設定されている
    ことを特徴とする加熱定着装置。
JP8866597A 1997-03-25 1997-03-25 加熱定着装置 Pending JPH10268697A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8866597A JPH10268697A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 加熱定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8866597A JPH10268697A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 加熱定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10268697A true JPH10268697A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13949127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8866597A Pending JPH10268697A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 加熱定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10268697A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6847793B2 (en) * 2002-01-08 2005-01-25 Canon Kabushiki Kaisha Temperature control for an image heating apparatus
WO2006085622A1 (ja) * 2005-02-14 2006-08-17 Sharp Kabushiki Kaisha 定着装置、それを用いた画像形成装置、及び定着装置の加熱方法、並びに定着装置の加熱制御プログラム及び記録媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6847793B2 (en) * 2002-01-08 2005-01-25 Canon Kabushiki Kaisha Temperature control for an image heating apparatus
WO2006085622A1 (ja) * 2005-02-14 2006-08-17 Sharp Kabushiki Kaisha 定着装置、それを用いた画像形成装置、及び定着装置の加熱方法、並びに定着装置の加熱制御プログラム及び記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1998014837A1 (fr) Dispositif de fixation a bande
JPH1173055A (ja) 加熱定着装置を備える画像形成装置の制御方法
JPH06314008A (ja) 定着装置
JP2002082570A (ja) 定着装置及びその定着装置を有する画像形成装置
JP2776101B2 (ja) 加熱装置
JPH09197863A (ja) 定着装置
JPS6131463B2 (ja)
WO2007013659A1 (ja) 像加熱装置
JP3094890B2 (ja) 定着装置
JPH06308854A (ja) 加熱装置
JP2925386B2 (ja) 像加熱装置
JP3599353B2 (ja) 加熱定着装置
JPH11231713A (ja) 加熱定着装置
JP2746921B2 (ja) 画像形成装置の熱定着装置
JP2001236126A (ja) 加熱装置の加熱体昇温時間予測方法及び画像形成装置
JPH08106234A (ja) 加熱装置
JPH10301434A (ja) 定着装置
JPH11133799A (ja) 画像形成装置
JPH06250565A (ja) 加熱装置
JP3363797B2 (ja) 定着装置
JP2006030623A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JPH11327358A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JPH1039678A (ja) 定着装置
JPH11249488A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2001290389A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041008

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041029

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20050218

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050308