JPH1173055A - 加熱定着装置を備える画像形成装置の制御方法 - Google Patents

加熱定着装置を備える画像形成装置の制御方法

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JPH1173055A
JPH1173055A JP9245908A JP24590897A JPH1173055A JP H1173055 A JPH1173055 A JP H1173055A JP 9245908 A JP9245908 A JP 9245908A JP 24590897 A JP24590897 A JP 24590897A JP H1173055 A JPH1173055 A JP H1173055A
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fixing
fixing device
forming apparatus
image forming
small
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Daizo Fukuzawa
大三 福沢
Atsushi Iwasaki
岩崎  敦志
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、封筒に代表されるサイズの小さい
転写材の定着処理後に生じる通紙領域内での温度差に起
因する高温オフセットを防止可能とする加熱定着装置を
備える画像形成装置の制御方法の提供を目的とする。 【解決手段】B5サイズ以上の転写材の複数枚に亘る連
続定着処理後には、2.25秒間に亘り駆動機構が加圧
ローラ17を後多回転せしめ、一方、封筒に代表される
サイズの小さい転写材への複数枚に亘る連続定着処理後
には、10秒間に亘り駆動機構が加圧ローラ17を後多
回転せしめることにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着像を担持し
たシート状の転写材への熱伝導のための外周面を有する
回転体状の回転自在な定着体と、上記転写材を介して定
着体に圧接される回転体状の回転自在な加圧体と、少な
くとも定着体を加熱する加熱手段と、加圧体を回転駆動
せしめる駆動機構とが設けられている加熱定着装置を備
える画像形成装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来にあっては、複写機或いはプリンタ
等に代表される画像形成装置に活用せる加熱定着装置と
して、定着体たる円筒状の回転自在な定着ローラと、加
圧体たる円筒状若しくは円柱状の回転自在な加圧ローラ
とを備え、定着ローラの中空部に加熱手段たるヒータが
設けられているローラ型定着装置が主として知られてお
り、実用に供されている。
【0003】すなわち、かかるローラ型定着装置は、定
着ローラと加圧ローラとの間の定着ニップ部に未定着像
を担持した転写材が通紙される間、この転写材に熱供給
及び圧力付与を行うことにより未定着像を軟化し溶融せ
しめることにより、上記転写材に定着処理を施すよう設
定されている。
【0004】しかしながら、かかるローラ型定着装置に
あっては、定着ローラはその形状等に起因して熱容量の
低減化に限界があることから、通電を受けたヒータが定
着ローラの加熱を開始してから定着ローラの表面温度が
規定温度に昇温するまでには、ある程度の時間を要して
しまうという問題がある。
【0005】又、かかるローラ型定着装置にあっては、
定着ローラの熱容量が大きいことなどから、定着時或い
は定着待機時に迅速に転写材への定着処理が行われるよ
うにするためには、定着ローラの表面温度が規定温度に
維持されるべくヒータへの通電を行う必要がある。
【0006】故に、かかるローラ型定着装置にあって
は、ヒータによる定着ローラの加熱等に起因する消費エ
ネルギーが大きくなってしまうという問題があり、特
に、定着待機中にあっては、ローラ型定着装置の周辺装
置等への放熱量が、定着ローラから転写材への熱伝導が
生じている定着時に対して比較的に多くなることから、
画像形成装置の機内の過度な昇温が生じてしまうという
問題があった。
【0007】そこで、近年にあっては、上述した問題に
鑑み加熱定着装置として、定着体たるフィルム状の定着
フィルムと、加圧体たる円筒状若しくは円柱状の回転自
在な加圧ローラと、発熱面を有する加熱手段とを備え、
定着フィルムは発熱面に摺接自在に支持されているフィ
ルム型定着装置が提案されており、実用に供されてい
る。
【0008】すなわち、かかるフィルム型定着装置は、
定着フィルムが低熱容量であることから、加熱手段によ
る熱供給に対して定着フィルムと加圧ローラとの間の定
着ニップ部が短時間にて昇温可能であるため、未定着像
を担持した転写材の定着ニップ部への突入時若しくはほ
ぼ突入時に加熱手段に通電するよう設定されており、以
て、加熱手段等の消費エネルギー節約及び画像形成装置
の機内の過昇温の防止を図っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】さて、かかるフィルム
型定着装置を活用せる画像形成装置にあっては、画像形
成装置本体の駆動と加圧ローラの回転駆動とを共通の駆
動機構にて行うよう構成等することにより、以て、複数
枚の転写材への連続した定着処理が施されるときには、
最終枚目の転写材への定着処理後に加圧ローラの表面温
度分布を規定状態に復帰せしめるべく規定時間に亘り加
圧ローラを一方向に複数回転せしめたのち、次なる転写
材を定着ニップ部へ突入せしめるよう設定されているの
が一般的である。
【0010】しかしながら、かかるフィルム型定着装置
における加圧ローラの複数回転の設定にあっては、加圧
ローラが複数回転する時間はB5サイズ以上の転写材
(以下、通常サイズ紙と称する。)に応じて設定される
ことが多いことから、封筒に代表される、通常サイズ紙
と比較してサイズの小さい転写材(以下、小サイズ紙と
称する。)を用いたときには、定着ニップ部の通紙領域
のうちの小サイズ紙が通紙された領域(以下、第一領域
と称する。)の定着後の温度値は、通紙領域から小サイ
ズ紙が通紙された領域を除いた領域(以下、第二領域と
称する。)の定着後の温度値に比較して低くなってしま
う。
【0011】故に、かかるフィルム型定着装置にあって
は、複数枚の小サイズ紙への連続定着処理後に通常サイ
ズ紙に定着処理を施すときには、加圧ローラの複数回転
が加圧ローラの表面温度分布の規定状態への復帰に十分
ではないことから、通常サイズ紙の定着ニップ部突入時
には通紙領域のうちの第一領域と第二領域との間に温度
差が生じたままである。
【0012】よって、かかるフィルム型定着装置にあっ
ては、通常サイズ紙に担持されていた未定着像が、通紙
領域のうちの第二領域による過剰な熱供給を受けて、通
常サイズ紙の面上から定着フィルムの外周面上へと転移
する現象、所謂、高温オフセットが生じることがあり、
特に、用いられる通常サイズ紙のサイズが大きくなる、
或いは、通常紙への定着処理前における小サイズ紙の定
着処理数が多くなるにつれて、高温オフセットの発生が
増加して、与えられた画像情報に応じた画像提供を妨げ
るという問題があった。
【0013】そこで、本発明は、封筒に代表されるサイ
ズの小さい転写材の定着処理後に生じる通紙領域内での
温度差に起因する高温オフセットを防止可能とする加熱
定着装置を備える画像形成装置の制御方法の提供を目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、未定着像を担持したシート状の転写材への熱伝導
のための外周面を有する回転体状の回転自在な定着体
と、上記転写材を介して定着体に圧接される回転体状の
回転自在な加圧体と、少なくとも定着体を加熱する加熱
手段と、加圧体を回転駆動せしめる駆動機構とが設けら
れている加熱定着装置を備える画像形成装置の制御方法
であって、複数枚の転写材への連続した定着処理後に、
第一の規定時間に亘り駆動機構が加圧体を一方向に複数
回転せしめることとする加熱定着装置を備える画像形成
装置の制御方法において、B5サイズの転写材よりもサ
イズの小さい転写材たる小サイズ紙への複数枚に亘る連
続定着処理後には、第一の規定時間よりも長い第二の規
定時間に亘り駆動機構が加圧体を一方向に複数回転せし
めるという第一の発明により達成される。
【0015】又、上記目的は、上記第一の発明におい
て、第二の規定時間の長さは、小サイズ紙への連続定着
処理枚数に応じて変更可能であるという第二の発明によ
っても達成される。
【0016】更に、上記目的は、上記第一の発明又は上
記第二の発明において、加熱手段は、少なくとも第二の
規定時間に亘る加圧体の複数回転中に加熱動作を停止す
るよう設定されているという第三の発明によっても達成
される。
【0017】又、上記目的は、上記第一の発明ないし上
記第三の発明のいずれかにおいて、第二の規定時間に亘
る加圧体の周速度値は第一の規定時間に亘る加圧体の周
速度値よりも大きく設定されているという第四の発明に
よっても達成される。
【0018】更に、上記目的は、未定着像を担持したシ
ート状の転写材への熱伝導のための外周面を有する回転
体状の回転自在な定着体と、上記転写材を介して定着体
に圧接される回転体状の回転自在な加圧体と、少なくと
も定着体を加熱する加熱手段と、加圧体を回転駆動せし
める駆動機構とが設けられている加熱定着装置を備える
画像形成装置の制御方法であって、複数枚の転写材への
連続した定着処理後に、規定時間に亘り駆動機構が加圧
体を一方向に複数回転せしめることとする加熱定着装置
を備える画像形成装置の制御方法において、B5サイズ
の転写材よりもサイズの小さい転写材たる小サイズ紙へ
の複数枚に亘る連続定着処理後には、最終枚目の小サイ
ズ紙の排紙から所定時間に亘り強制的に定着待機を行う
という第五の発明によっても達成される。
【0019】又、上記目的は、上記第五の発明におい
て、最終枚目の小サイズ紙の排紙から強制的に定着待機
が行われる所定時間の長さは、小サイズ紙への連続定着
処理枚数に応じて変更可能であるという第六の発明によ
っても達成される。
【0020】すなわち、上記第一の発明にあっては、B
5サイズ以上の転写材たる通常サイズ紙の複数枚に亘る
連続定着処理後には、第一の規定時間に亘り駆動機構が
加圧体を一方向に複数回転せしめ、一方、小サイズ紙へ
の複数枚に亘る連続定着処理後には、第二の規定時間に
亘り駆動機構が加圧体を一方向に複数回転せしめる。
【0021】又、上記第二の発明にあっては、小サイズ
紙への複数枚に亘る連続定着処理後には、小サイズ紙へ
の連続定着処理枚数に応じて第二の規定時間の長さが決
定されたのち、決定された第二の規定時間に亘り駆動機
構が加圧体を一方向に複数回転せしめる。
【0022】更に、上記第三の発明にあっては、加熱手
段は、少なくとも第二の規定時間に亘る加圧体の複数回
転中に加熱動作を停止する。
【0023】又、上記第四の発明にあっては、駆動機構
は、第二の規定時間に亘り第一の周速度値よりも大きい
第二の周速度値により加圧体を複数回転せしめる。
【0024】更に、上記第五の発明にあっては、B5サ
イズ以上の転写材たる通常サイズ紙の複数枚に亘る連続
定着処理後には、規定時間に亘り駆動機構が加圧体を一
方向に複数回転せしめ、一方、小サイズ紙への複数枚に
亘る連続定着処理後には、規定時間に亘り駆動機構が加
圧体を一方向に複数回転せしめられると共に、最終枚目
の小サイズ紙の排紙から所定時間に亘り強制的に定着待
機が行われる。
【0025】又、上記第六の発明にあっては、小サイズ
紙への複数枚に亘る連続定着処理後には、小サイズ紙へ
の連続定着処理枚数に応じて最終枚目の小サイズ紙の排
紙から強制的に定着待機が行われる所定時間の長さが決
定されたのち、決定された所定時間に亘り最終枚目の小
サイズ紙の排紙から強制的に定着待機が行われる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下の添付図面に基づき本発明に
おける実施の形態に関して説明する。
【0027】(第一の実施形態)先ず、本発明に係る第
一の実施形態における加熱定着装置を備える画像形成装
置の制御方法が採用される加熱定着装置として好適な一
例たるフィルム型定着装置に関して図1に基づき説明す
る。尚、図1は、本実施形態のフィルム型定着装置の概
略構成を示す模式図である。
【0028】本実施形態におけるフィルム型定着装置
は、図1に示すように、加熱手段たる略直方体状のセラ
ミックヒータ10(以下、ヒータ10と略称する。)
と、ヒータ10を固定するためのホルダ16と、ホルダ
16に外嵌された定着体たるフィルム状の定着フィルム
15(以下、フィルム15と略称する。)と、加圧体た
る円柱状の回転自在な加圧ローラ17とが設けられてい
る。
【0029】かかるフィルム型定着装置に設けられたヒ
ータ10は、平板状若しくは略平板状のヒータ基板12
と、通電を受けることにより発熱する発熱抵抗体13
a,13bと、ヒータ10の表面保護のための表面保護
層11と、ヒータ10の温度検知をするためのサーミス
タ感温検知センサ14(以下、サーミスタ14と略称す
る。)とを有している。
【0030】上記ヒータ10の有するヒータ基板12
は、未定着像Tを担持したシート状の転写材たる記録紙
Pの搬送方向に平行な方向(以下、この方向をA方向と
称する。)が長手方向に採られ、本実施形態にあって
は、ヒータ基板12の長手方向に沿った長さを270m
mに、又、ヒータ基板12のA方向に沿った長さを7.
78mmに、更に、ヒータ基板12の紙面上下方向に沿
った厚さを0.635mmに設定されている。
【0031】又、上記ヒータ基板12の材質は、特に限
定されるものではないが、急激な昇温等に鑑みて、例え
ばアルミナ等に代表される耐熱性、電気絶縁性及び低熱
容量のセラミックスが望ましい。
【0032】上記ヒータ10の有する発熱抵抗体13
a,13bは、各々、銀バラジウム(Ag/Pb)・T
a2N等に代表される電気抵抗ペースト(抵抗ペース
ト)をヒータ基板12の一方の面上にヒータ基板12の
長手方向に平行若しくはほぼ平行にスクリーン印刷等に
て塗工したのち焼成することにより形成されており、本
実施形態にあっては、発熱抵抗体13a,13bの双方
のヒータ基板12の長手方向に垂直な方向に対する幅を
1mmに、又、発熱抵抗体13a,13bの双方の紙面
上下方向に対する厚さを10μmに設定されている。
【0033】又、上記発熱抵抗体13a,13bは、双
方、本実施形態のフィルム型定着装置を備える画像形成
装置に設けられた給電回路(図示せず)からの通電を受
けて発熱するようになっており、以て、発熱抵抗体13
a,13bの各々の発熱によりヒータ10は、フィルム
15と加圧ローラ17との間の定着ニップ部Nの加熱を
行うこととなる。
【0034】上記ヒータ10の有するサーミスタ14
は、本実施形態のフィルム型定着装置を備える画像形成
装置に設けられた温度制御回路(図示せず)と電気的に
接続されており、以て、本実施形態にあっては、サーミ
スタ14の検知温度が温度制御回路へとフイードバック
されたのち、ヒータ10の温度が所定温度に維持される
よう、給電回路が温度制御回路のフイードバック制御に
応じてヒータ10への通電量が決定される。
【0035】さて、かかるフィルム型定着装置に設けら
れたフィルム15は、ヒータ10を構成する表面保護層
11の面に摺接自在であるよう支持されており、本実施
形態にあっては、急激な昇温等に鑑みて、耐熱性を有す
るポリイミド樹脂を主成分として厚さ30μm〜100
μm程度のフィルム状に形成することにより得られてい
る。
【0036】尚、本実施形態にあっては、上記フィルム
15の主成分をポリイミド樹脂としているが、これに限
定されるものではなく、耐熱性を有する素材であれば足
りるものである。
【0037】一方、かかるフィルム型定着装置に設けら
れた加圧ローラ17は、シリコーンゴム等の離型性の良
いゴム弾性層(図示せず)を有し、記録紙Pを介してフ
ィルム15の外周面に圧接自在であると共に回転自在に
支持されており、フィルム型定着装置を備える画像形成
装置に設けられた駆動機構により、時計回りに規定周速
度にて回転駆動されるよう設定されている。
【0038】故に、上記フィルム15は、駆動機構によ
り回転駆動されている加圧ローラ17の回転に従動する
ことにより、ヒータ10を構成する表面保護層11に摺
接し、定着時には、発熱抵抗体13a,13bからの発
熱が表面保護層11を介してフィルム15に熱伝導せし
められたのち、定着ニップ部Nを通紙中の記録紙Pへと
フィルム15から熱が伝導され、以て、未定着像Tが熱
供給及び圧力付与により軟化し溶融して、記録紙Pに定
着せしめられ、定着処理を施された記録紙Pは加圧ロー
ラ17の外周面から曲率分離せしめられることとなる。
【0039】さて、従来におけるフィルム型定着装置に
設けられた加圧体たる加圧ローラの複数回転の設定にあ
っては、加圧ローラが複数回転する時間はB5サイズ以
上の転写材(以下、通常サイズ紙と称する。)に応じて
設定されることが多いことから、封筒に代表される、通
常サイズ紙と比較してサイズの小さい転写材(以下、小
サイズ紙と称する。)を用いたときには、定着ニップ部
の通紙領域のうちの封筒が通紙された領域(以下、第一
領域と称する。)の定着後の温度値は、通紙領域から小
サイズ紙が通紙された領域を除いた領域(以下、第二領
域と称する。)の定着後の温度値に比較して低くなって
しまう。
【0040】故に、従来におけるフィルム型定着装置に
あっては、複数枚の小サイズ紙への連続定着処理後に通
常サイズ紙に定着処理を施すときには、加圧ローラの複
数回転が加圧ローラの表面温度分布の規定状態への復帰
に十分ではないことから、通常サイズ紙の定着ニップ部
突入時には通紙領域のうちの第一領域と第二領域との間
に温度差が生じたままである。
【0041】よって、従来におけるフィルム型定着装置
にあっては、通常サイズ紙に担持されていた未定着像
が、通紙領域のうちの第二領域による過剰な熱供給を受
けて、通常サイズ紙の面上から定着フィルムの外周面上
へと転移する現象、所謂、高温オフセットが生じること
があり、特に、用いられる通常サイズ紙のサイズが大き
くなる、或いは、通常紙への定着処理前における小サイ
ズ紙の定着処理数が多くなるにつれて、高温オフセット
の発生が増加して、与えられた画像情報に応じた画像提
供を妨げるという問題があった。
【0042】そこで、本実施形態にあっては、上記加圧
ローラ17を回転駆動せしめるための駆動機構が、複数
枚の転写材に対する連続定着処理後に、加圧ローラ17
を反時計回りに複数回転(以下、後多回転と称する。)
せしめるよう設定することとし、加圧ローラ17が後多
回転する時間の長さは、通常サイズ紙の複数枚に亘る連
続定着処理後にあっては2.25秒(第一の規定時間)
とし、一方、小サイズ紙の5枚以上の複数枚に亘る連続
定着処理後にあっては、10秒(第二の規定時間)に採
ることとした。
【0043】ここで、本実施形態における加熱定着装置
を備える画像形成装置の制御方法に関して図2に基づき
説明する。尚、図2は、本実施形態の制御方法による制
御過程を示すフローチャート図である。
【0044】先ず、複数枚の記録紙Pへの連続定着処理
の開始により、少なくとも第一枚目の記録紙Pの定着ニ
ップ部Nへの突入に至るまでに、給電回路からの通電を
受けた発熱抵抗体13a,13bの発熱により、定着ニ
ップ部Nが所定温度に昇温され維持される(ステップS
100)。
【0045】次に、第一枚目記録紙Pへの定着処理前後
のいずれかにおいて、連続定着処理を施されている記録
紙Pが通常サイズ紙及び小サイズ紙のいずれであるかを
識別する(ステップS101)。
【0046】故に、連続定着処理を施されている記録紙
Pが通常サイズ紙であると識別されたときには、最終枚
目の通常サイズ紙への定着処理後に、駆動機構が加圧ロ
ーラ17を2.25秒間(第一の規定時間)後多回転せ
しめ(ステップS102)、以て、複数枚の通常サイズ
紙に対する連続定着処理過程を終了とし(ステップS1
03)、次なる記録紙Pへの定着処理に備える。
【0047】一方、連続定着処理を施されている記録紙
Pが小サイズ紙であると識別されたときには、次に、連
続定着処理を施される小サイズ紙の枚数が5枚以上であ
るか否かを確認し(ステップS104)、連続定着処理
を施される小サイズ紙の枚数が4枚以下である際には、
4枚目の小サイズ紙への定着処理後に駆動機構が加圧ロ
ーラ17を2.25秒間(第一の規定時間)後多回転せ
しめ(ステップS102)、一方、連続定着処理を施さ
れる小サイズ紙の枚数が5枚以上である際には、最終枚
目の小サイズ紙への定着処理後に駆動機構が加圧ローラ
17を10秒間(第二の規定時間)後多回転せしめ(ス
テップS105)、以て、複数枚の小サイズ紙に対する
連続定着処理過程を終了とし(ステップS103)、次
なる記録紙Pへの定着処理に備える。
【0048】次に、本実施形態における加熱定着装置を
備える画像形成装置の制御方法により得られる定着ニッ
プ部Nの温度変遷、及び、この制御方法を行わないとき
に得られる定着ニップ部Nの温度変遷に関して図3及び
図4に基づき説明する。尚、図3は、上記制御方法によ
り得られる定着ニップ部Nの温度変遷を示すグラフであ
り、一方、図4は、上記制御方法を行わないときに得ら
れる定着ニップ部Nの温度変遷を示すグラフである。
【0049】図3に示すグラフにあっては、複数枚の小
サイズ紙への連続定着処理中に、通紙領域のうちの小サ
イズ紙が通紙される領域たる第一領域部は、記録紙Pに
よる吸熱とヒータ10からの熱供給との釣り合いにて熱
平衡状態に保たれ、一方、通紙領域のうちの第一領域を
除いた領域たる第二領域はヒータ10からの熱供給によ
る過剰な熱が、ヒータ10、フィルム15、加圧ローラ
17、或いは、ホルダ16を昇温させ、以て、最終枚目
の小サイズ紙への定着処理後における第一領域と第二領
域とは50度の温度差が生じる。
【0050】しかしながら、図3に示すグラフにあって
は、最終枚目の小サイズ紙への定着処理後に加圧ローラ
17が後多回転する時間が、第一の規定時間たる2.2
5秒よりも十分に長く採られた第二の規定時間たる10
秒に設定されていることから、最終枚目の小サイズ紙へ
の定着処理後から第二の規定時間を経たときには、第一
領域と第二領域との温度差が緩和されるという結果が得
られている。
【0051】一方、図4に示すグラフにあっては、最終
枚目の小サイズ紙への定着処理後における第一領域と第
二領域との温度差が最大50度に達しているにも係わら
ず、最終枚目の小サイズ紙への定着処理後に加圧ローラ
17が後多回転する時間が、第一の規定時間たる2.2
5秒に設定されていることから、最終枚目の小サイズ紙
への定着処理後から第一の規定時間を経たときには、第
一領域と第二領域との温度差が著しく残ったままである
という結果が得られている。
【0052】よって、本実施形態にあっては、複数枚の
通常サイズ紙への連続定着処理後には、駆動機構が加圧
ローラ17を2.25秒間後多回転せしめ、一方、複数
枚の小サイズ紙への連続定着処理後には、駆動機構が加
圧ローラ17を10秒間後多回転せしめるので、複数枚
の小サイズ紙への連続定着処理後にあっても、通常サイ
ズ紙の定着ニップ部Nへの突入時までに、通紙領域のう
ちの小サイズ紙が通過した領域たる第一領域と、通紙領
域のうちの第一領域を除いた領域たる第二領域との温度
差を加圧ローラ17の軸線方向に対する熱伝導により緩
和することができ、以て、あらゆるサイズの記録紙Pに
対応して高温オフセットの抑制を図ることができる。
【0053】(第二の実施形態)次に、本発明における
第二の実施形態の加熱定着装置を備える画像形成装置の
制御方法に関して図4に基づき説明する。尚、図4は、
本実施形態の制御方法による制御過程を示すフローチャ
ート図である。
【0054】本実施形態における加熱定着装置を備える
画像形成装置の制御方法にあっては、連続定着処理を施
される小サイズ紙の枚数に応じて、最終枚目の小サイズ
紙の定着処理後に駆動機構が加圧ローラ17を後多回転
せしめる時間(第二の規定時間)を以下に示す表1の如
く変更する過程を導入することとした。尚、本実施形態
の制御方法を採用される加熱定着装置は、第一の実施形
態にて説明されたフィルム型定着装置と同構成若しくは
ほぼ同構成であることから、図1に代えて説明を省略す
る。
【0055】
【表1】
【0056】そこで、本実施形態における加熱定着装置
を備える画像形成装置の制御方法による制御過程を図5
に基づき説明する。尚、図2に示すフローチャート図と
の共通箇所に関しては同符号を付与することにより説明
を省略する。
【0057】すなわち、本実施形態における加熱定着装
置を備える画像形成装置の制御方法にあっては、第一枚
目記録紙Pへの定着処理前後のいずれかにおいて、連続
定着処理を施されている記録紙Pが通常サイズ紙及び小
サイズ紙のいずれであるかを識別したのち(ステップS
101)、連続定着処理を施されている記録紙Pが小サ
イズ紙であると識別されたときには、連続定着処理を施
される小サイズ紙の枚数を確認し(ステップS20
0)、次に、確認された枚数と表1に示す分類との比較
に基づき、最終枚目の小サイズ紙への定着処理後に駆動
機構が加圧ローラ17を後多回転せしめる時間(第二の
規定時間)を設定する(ステップS201)過程を導入
することとした。尚、図5は、上記制御方法による制御
過程を示すフローチャート図である。
【0058】よって、本実施形態にあっては、小サイズ
紙への複数枚に亘る連続定着処理後には、小サイズ紙へ
の連続定着処理枚数に応じて第二の規定時間の長さが決
定されたのち、決定された第二の規定時間に亘り駆動機
構が加圧ローラ17を後多回転せしめるので、複数枚の
小サイズ紙への連続定着処理後にあっても、通常サイズ
紙の定着ニップ部への突入時までに、通紙領域のうちの
小サイズ紙が通過した領域たる第一領域と、通紙領域の
うちの第一領域を除いた領域たる第二領域との温度差を
加圧体の軸線方向に対する熱伝導により一層緩和するこ
とができ、以て、あらゆるサイズの記録紙Pに対応して
高温オフセットの防止を図ることができる。
【0059】(第三の実施形態)次に、本発明における
第三の実施形態の加熱定着装置を備える画像形成装置の
制御方法に関して説明する。尚、本実施形態の制御方法
が採用される加熱定着装置は、第一の実施形態にて説明
されたフィルム型定着装置と同構成若しくはほぼ同構成
であることから、図1に代えて説明を省略する。
【0060】本実施形態における加熱定着装置を備える
画像形成装置の制御方法にあっては、図2に示すフロー
チャート図或いは図5に示すフローチャート図とほぼ同
様の制御過程であるが、複数枚の小サイズ紙への連続定
着処理後にあって、駆動機構により加圧ローラ17が後
多回転せしめられている間は、ヒータ10を構成する発
熱抵抗体13a,13bへの通電を停止する過程を導入
することとした。
【0061】そこで、本実施形態における加熱定着装置
を備える画像形成装置の制御方法により得られる定着ニ
ップ部Nの温度変遷に関して図6に基づき説明する。
尚、図6は、上記制御方法により得られる定着ニップ部
Nの温度変遷を示すグラフである。
【0062】故に、図6に示すグラフから、最終枚目の
小サイズ紙への定着処理後に加圧ローラ17が後多回転
せしめられる間に亘って、ヒータ10を構成する発熱抵
抗体13a,13bへの通電が停止されるので、通紙領
域のうちの小サイズ紙が通紙される領域たる第一領域、
及び、通紙領域のうちの第一領域を除いた第二領域の温
度が、第一の実施形態の加熱定着装置を備える画像形成
装置の制御方法或いは第二の実施形態の加熱定着装置の
制御方法よりも迅速に降下し、以て、最終枚目の小サイ
ズ紙への定着処理後から第二の規定時間を経たときに
は、第一領域と第二領域との温度差が一層緩和されると
いう結果が得られている。
【0063】よって、本実施形態にあっては、ヒータ1
0は、少なくとも第二の規定時間に亘る加圧ローラ17
の後多回転中に加熱動作を停止するので、複数枚の小サ
イズ紙への連続定着処理後にあっても、通常サイズ紙の
定着ニップ部Nへの突入時までに、通紙領域のうちの小
サイズ紙が通過した領域たる第一領域と、通紙領域のう
ちの第一領域を除いた領域たる第二領域との温度差を加
圧ローラ17の軸線方向に対する熱伝導により迅速に緩
和することができ、以て、あらゆるサイズの転写材に対
応して高温オフセットの防止を図ることができる。
【0064】(第四の実施形態)次に、本発明における
第四の実施形態の加熱定着装置を備える画像形成装置の
制御方法に関して説明する。尚、本実施形態の制御方法
が採用される加熱定着装置は、第一の実施形態にて説明
されたフィルム型定着装置と同構成若しくはほぼ同構成
であることから、図1に代えて説明を省略する。
【0065】本実施形態における加熱定着装置を備える
画像形成装置の制御方法にあっては、第一の実施形態な
いし第三の実施形態のいずれかの加熱定着装置を備える
画像形成装置の制御方法による制御過程とほぼ同様の制
御過程であるが、第二の規定時間に亘る後多回転中にあ
っては、加圧ローラ17を第一の規定時間に亘る加圧ロ
ーラ17の周速度54rpm(第一の周速度)よりも速
い周速度70rpm(第二の周速度)に切り換える過程
を導入することとした。
【0066】尚、本実施形態における加熱定着装置を備
える画像形成装置の制御方法は、加圧ローラ17の回転
駆動と、画像形成装置に備えられた諸装置等(ただし、
加圧ローラ17を除く。)の駆動とが、各々、異なる駆
動機構により行われる形態の画像形成装置に対してより
有効である。
【0067】そこで、本実施形態における加熱定着装置
を備える画像形成装置の制御方法により得られる定着ニ
ップ部Nの温度変遷に関して図7に基づき説明する。
尚、図7は、上記制御方法により得られる定着ニップ部
Nの温度変遷を示すグラフである。
【0068】故に、図7に示すグラフから、最終枚目の
小サイズ紙への定着処理後に加圧ローラ17の周速度が
54rpmから70rpmに切り換えたのち、駆動機構
が加圧ローラ17を後多回転せしめるので、ヒータ10
からフィルム15及び加圧ローラ17への熱伝導性が向
上し、過剰な熱が定着ニップ部N等の周辺に放熱され、
以て、最終枚目の小サイズ紙への定着処理後から第二の
規定時間を経たときには、通紙領域のうちの小サイズ紙
が通紙される領域たる第一領域と、通紙領域のうちの第
一領域を除いた第二領域との温度差が一層緩和されると
いう結果が得られている。
【0069】よって、本実施形態にあっては、駆動機構
は、第二の規定時間に亘り周速度70rpmにて加圧ロ
ーラ17を後多回転せしめるので、複数枚の小サイズ紙
への連続定着処理後にあっても、第二の規定時間に亘る
加圧ローラ17のフィルム15への総接触面積を第一の
規定時間に亘る加圧ローラ17の定着フィルム15への
総接触面積より増加せしめることにより、通常サイズ紙
の定着ニップ部Nへの突入時までに、通紙領域のうちの
小サイズ紙が通過した領域たる第一領域と、通紙領域の
うちの第一領域を除いた領域たる第二領域との温度差を
加圧ローラ17の軸線方向に対する熱伝導により迅速に
緩和することができ、以て、あらゆるサイズの転写材に
対応して高温オフセットの防止を図ることができる。
【0070】(第五の実施形態)次に、本発明における
第後の実施形態の加熱定着装置を備える画像形成装置の
制御方法に関して図8に基づき説明する。尚、図8は、
上記制御方法による制御過程を示すフローチャート図で
ある。
【0071】本実施形態における加熱定着装置を備える
画像形成装置の制御方法にあっては、複数枚の記録紙P
への連続定着処理後に、駆動機構が加圧ローラ17を
2.25秒間(規定時間)に亘り後多回転せしめ、特
に、複数枚の小サイズ紙への連続定着処理後にあって
は、駆動機構が加圧ローラ17を2.25秒間(規定時
間)に亘り後多回転せしめたのち、加熱定着装置を15
秒間に亘り強制的に定着待機せしめる過程を導入するこ
ととした。尚、本実施形態の制御方法を採用される加熱
定着装置は、第一の実施形態にて説明されたフィルム型
定着装置と同構成若しくはほぼ同構成であることから、
図1に代えて説明を省略する。
【0072】そこで、本実施形態における加熱定着装置
を備える画像形成装置の制御方法による制御過程を図8
に基づき説明する。尚、図2に示すフローチャート図と
の共通箇所に関しては同符号を付与することにより説明
を省略する。
【0073】すなわち、本実施形態における加熱定着装
置を備える画像形成装置の制御方法にあっては、第一枚
目記録紙Pへの定着処理前後のいずれかにおいて、連続
定着処理を施されている記録紙Pが通常サイズ紙及び小
サイズ紙のいずれであるか識別し(ステップS10
1)、連続定着処理を施されている記録紙Pが小サイズ
紙であると識別されたときには、次に、連続定着処理を
施される小サイズ紙の枚数が5枚以上であるか否かを確
認したのち(ステップS104)、連続定着処理の施さ
れている記録紙Pのサイズに係わらず、最終枚目の通常
サイズ紙への定着処理後に、駆動機構が加圧ローラ17
を2.25秒間(規定時間)後多回転せしめ(ステップ
S102)、以て、複数枚の通常サイズ紙に対する連続
定着処理過程を終了とし(ステップS103)、次なる
記録紙Pへの定着処理に備え、特に、5枚以上の小サイ
ズ紙への連続定着処理後にあっては、駆動機構が加圧ロ
ーラ17を2.25秒間(規定時間)後多回転せしめ
(ステップS102)たのち、加熱定着装置を15秒間
に亘り強制的に定着待機せしめ(ステップS300)、
以て、複数枚の小サイズ紙に対する連続定着処理過程を
終了とし(ステップS103)、次なる記録紙Pへの定
着処理に備えるという過程を導入することとした。尚、
図8は、上記制御方法による制御過程を示すフローチャ
ート図である。
【0074】次に、本実施形態における加熱定着装置を
備える画像形成装置の制御方法により得られる定着ニッ
プ部Nの温度変遷に関して図9に基づき説明する。尚、
図9は、上記制御方法により得られる定着ニップ部Nの
温度変遷を示すグラフである。
【0075】図9に示すグラフにあっては、複数枚の小
サイズ紙への連続定着処理中に、通紙領域のうちの小サ
イズ紙が通紙される領域たる第一領域は、小サイズ紙に
よる吸熱とヒータ10からの熱供給との釣り合いにて熱
平衡状態に保たれ、一方、通紙領域のうちの第一領域を
除いた領域たる第二領域はヒータ10からの熱供給によ
る過剰な熱が、ヒータ10、フィルム15、加圧ローラ
17、或いは、ホルダ16を昇温させ、以て、複数枚の
小サイズ紙への連続定着処理後における2.25秒間の
加圧ローラ17の後多回転終了時にあっても、第一領域
と第二領域とはある程度の温度が生じたままである。
【0076】しかしながら、図9に示すグラフにあって
は、複数枚の小サイズ紙への連続定着処理が行われたと
きには、2.25秒間に亘る加圧ローラ17の後多回転
ののち、15秒間に亘り加熱定着装置を強制的に定着待
機せしめることから、次なる定着処理開始時までには第
一領域と第二領域との温度差が緩和されるという結果が
得られている。
【0077】よって、本実施形態にあっては、小サイズ
紙への複数枚に亘る連続定着処理後には、2.25秒に
亘り駆動機構が加圧ローラ17を後多回転せしめられた
のち、15秒間に亘り加熱定着装置を強制的に定着待機
せしめるので、複数枚の小サイズ紙への連続定着処理後
にあっても、15秒間の強制定着待機に亘る加圧ローラ
17の軸線方向に対する熱伝導により、通常サイズ紙の
定着ニップ部Nへの突入時には、通紙領域のうちの小サ
イズ紙が通過した領域たる第一領域と、通紙領域のうち
の第一領域を除いた領域たる第二領域との温度差を緩和
することができ、以て、あらゆるサイズの転写材に対応
して高温オフセットの抑制を図ることができる。
【0078】(第六の実施形態)次に、本発明における
第六の実施形態の加熱定着装置を備える画像形成装置の
制御方法に関して図10に基づき説明する。尚、図10
は、本実施形態の制御方法による制御過程を示すフロー
チャート図である。
【0079】本実施形態における加熱定着装置を備える
画像形成装置の制御方法にあっては、連続定着処理を施
される小サイズ紙の枚数に応じて、加圧ローラ17の後
多回転終了後における加熱定着装置の強制待機時間を以
下に示す表2の如く変更する過程を導入することとし
た。尚、本実施形態の制御方法を採用される加熱定着装
置は、第一の実施形態にて説明されたフィルム型定着装
置と同構成若しくはほぼ同構成であることから、図1に
代えて説明を省略する。
【0080】
【表2】
【0081】そこで、本実施形態における加熱定着装置
を備える画像形成装置の制御方法による制御過程を図1
0に基づき説明する。尚、図5或いは図8に示すフロー
チャート図との共通箇所に関しては同符号を付与するこ
とにより説明を省略する。
【0082】すなわち、本実施形態における加熱定着装
置を備える画像形成装置の制御方法にあっては、第一枚
目記録紙Pへの定着処理前後のいずれかにおいて、連続
定着処理を施されている記録紙Pが通常サイズ紙及び小
サイズ紙のいずれであるか識別したのち(ステップS1
01)、連続定着処理を施されている記録紙Pが小サイ
ズ紙であると識別されたときには、連続定着処理を施さ
れる小サイズ紙の枚数を確認し(ステップS200)、
次に、駆動機構が加圧ローラ17を2.25秒間後多回
転せしめたのち(ステップS102)、以て、複数枚の
通常サイズ紙に対する連続定着処理過程を終了とし(ス
テップS103)、次なる記録紙Pへの定着処理に備
え、特に、5枚以上の小サイズ紙への連続定着処理後に
あっては、駆動機構が加圧ローラ17を2.25秒間後
多回転せしめたのち(ステップS102)、確認された
枚数と表2に示す分類との比較に基づき、加熱定着装置
が強制的に定着待機される定着待機時間が設定され、設
定された定着待機時間に亘り加熱定着装置が強制的に定
着待機され(ステップS400)、以て、複数枚の小サ
イズ紙に対する連続定着処理過程を終了とし(ステップ
S103)、次なる記録紙Pへの定着処理に備えという
過程を導入することとした。尚、図8は、上記制御方法
による制御過程を示すフローチャート図である。
【0083】よって、本実施形態にあっては、小サイズ
紙への複数枚に亘る連続定着処理後には、小サイズ紙へ
の連続定着処理枚数に応じて加熱定着装置の強制的な定
着待機の長さが決定されたのち、決定された定着待機時
間に亘り加熱定着装置が強制的に定着待機せしめられる
ので、連続定着処理を施された小サイズ紙の枚数に応じ
た定着待機時間に亘る加圧ローラ17の軸線方向に対す
る熱伝導により、通常サイズ紙の定着ニップ部Nへの突
入時には、通紙領域のうちの小サイズ紙が通過した領域
たる第一領域と、通紙領域のうちの第一領域を除いた領
域たる第二領域との温度差を一層緩和することができ、
以て、あらゆるサイズの転写材に対応して高温オフセッ
トの防止を図ることができる。
【0084】
【発明の効果】以上にて説明してきたように、本出願に
係る第一の発明によれば、B5サイズ以上の転写材たる
通常サイズ紙の複数枚に亘る連続定着処理後には、第一
の規定時間に亘り駆動機構が加圧体を一方向に複数回転
せしめ、一方、小サイズ紙への複数枚に亘る連続定着処
理後には、第二の規定時間に亘り駆動機構が加圧体を一
方向に複数回転せしめるので、複数枚の小サイズ紙への
連続定着処理後にあっても、通常サイズ紙の定着ニップ
部への突入時までに、通紙領域のうちの小サイズ紙が通
過した領域たる第一領域と、通紙領域のうちの第一領域
を除いた領域たる第二領域との温度差を加圧体の軸線方
向に対する熱伝導により緩和することができ、以て、あ
らゆるサイズの転写材に対応して高温オフセットの抑制
を図ることができる。
【0085】又、本出願に係る第二の発明によれば、小
サイズ紙への複数枚に亘る連続定着処理後には、小サイ
ズ紙への連続定着処理枚数に応じて第二の規定時間の長
さが決定されたのち、決定された第二の規定時間に亘り
駆動機構が加圧体を一方向に複数回転せしめるので、複
数枚の小サイズ紙への連続定着処理後にあっても、通常
サイズ紙の定着ニップ部への突入時までに、通紙領域の
うちの小サイズ紙が通過した領域たる第一領域と、通紙
領域のうちの第一領域を除いた領域たる第二領域との温
度差を加圧体の軸線方向に対する熱伝導により一層緩和
することができ、以て、あらゆるサイズの転写材に対応
して高温オフセットの防止を図ることができる。
【0086】更に、本出願に係る第三の発明によれば、
加熱手段は、少なくとも第二の規定時間に亘る加圧体の
複数回転中に加熱動作を停止するので、複数枚の小サイ
ズ紙への連続定着処理後にあっても、通常サイズ紙の定
着ニップ部への突入時までに、通紙領域のうちの小サイ
ズ紙が通過した領域たる第一領域と、通紙領域のうちの
第一領域を除いた領域たる第二領域との温度差を加圧体
の軸線方向に対する熱伝導により迅速に緩和することが
でき、以て、あらゆるサイズの転写材に対応して高温オ
フセットの防止を図ることができる。
【0087】又、本出願に係る第四の発明によれば、駆
動機構は、第二の規定時間に亘り第一の周速度値よりも
大きい第二の周速度値にて加圧体を複数回転せしめるの
で、複数枚の小サイズ紙への連続定着処理後にあって
も、第二の規定時間に亘る加圧体の定着体への総接触面
積を第一の規定時間に亘る加圧体の定着体への総接触面
積より増加せしめることにより、通常サイズ紙の定着ニ
ップ部への突入時までに、通紙領域のうちの小サイズ紙
が通過した領域たる第一領域と、通紙領域のうちの第一
領域を除いた領域たる第二領域との温度差を加圧体の軸
線方向に対する熱伝導により迅速に緩和することがで
き、以て、あらゆるサイズの転写材に対応して高温オフ
セットの防止を図ることができる。
【0088】更に、本出願に係る第五の発明によれば、
B5サイズ以上の転写材たる通常サイズ紙の複数枚に亘
る連続定着処理後には、規定時間に亘り駆動機構が加圧
体を一方向に複数回転せしめ、一方、小サイズ紙への複
数枚に亘る連続定着処理後には、規定時間に亘り駆動機
構が加圧体を一方向に複数回転せしめられると共に、最
終枚目の小サイズ紙の排紙から所定時間に亘り強制的に
定着待機が行われるので、複数枚の小サイズ紙への連続
定着処理後にあっても、最終枚目の小サイズ紙の排紙か
ら所定時間に亘る加圧体の軸線方向に対する熱伝導によ
り、通常サイズ紙の定着ニップ部への突入時には、通紙
領域のうちの小サイズ紙が通過した領域たる第一領域
と、通紙領域のうちの第一領域を除いた領域たる第二領
域との温度差を緩和することができ、以て、あらゆるサ
イズの転写材に対応して高温オフセットの抑制を図るこ
とができる。
【0089】又、本出願に係る第六の発明によれば、小
サイズ紙への複数枚に亘る連続定着処理後には、小サイ
ズ紙への連続定着処理枚数に応じて最終枚目の小サイズ
紙の排紙から強制的に定着待機が行われる所定時間の長
さが決定されたのち、決定された所定時間に亘り最終枚
目の小サイズ紙の排紙から強制的に定着待機が行われる
ので、最終枚目の小サイズ紙の排紙から所定時間に亘る
加圧体の軸線方向に対する熱伝導により、通常サイズ紙
の定着ニップ部への突入時には、通紙領域のうちの小サ
イズ紙が通過した領域たる第一領域と、通紙領域のうち
の第一領域を除いた領域たる第二領域との温度差を一層
緩和することができ、以て、あらゆるサイズの転写材に
対応して高温オフセットの防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願に係る第一の実施形態の加熱定着装置を
備える画像形成装置の制御方法が採用される加熱定着装
置の概略構成を示す模式図である。
【図2】本出願に係る第一の実施形態の加熱定着装置を
備える画像形成装置の制御方法による制御過程を示すフ
ローチャート図である。
【図3】図2に示す制御方法により得られる定着ニップ
部の温度変遷を示すグラフである。
【図4】図2に示す制御方法を行わないときに得られる
定着ニップ部の温度変遷を示すグラフである。
【図5】本出願に係る第二の実施形態の加熱定着装置を
備える画像形成装置の制御方法による制御過程を示すフ
ローチャート図である。
【図6】本出願に係る第三の実施形態の加熱定着装置を
備える画像形成装置の制御方法により得られる定着ニッ
プ部の温度変遷を示すグラフである。
【図7】本出願に係る第四の実施形態の加熱定着装置を
備える画像形成装置の制御方法により得られる定着ニッ
プ部の温度変遷を示すグラフである。
【図8】本出願に係る第五の実施形態の加熱定着装置を
備える画像形成装置の制御方法による制御過程を示すフ
ローチャート図である。
【図9】本出願に係る第六の実施形態の加熱定着装置を
備える画像形成装置の制御方法による制御過程を示すフ
ローチャート図である。
【図10】図9に示す制御方法により得られる定着ニッ
プ部の温度変遷を示すグラフである。
【符号の説明】
10 セラミックヒータ(加熱手段) 15 定着フィルム(定着体) 17 加圧ローラ(加圧体) N 定着ニップ部 P 記録紙(シート状の転写材) T 未定着像

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着像を担持したシート状の転写材へ
    の熱伝導のための外周面を有する回転体状の回転自在な
    定着体と、上記転写材を介して定着体に圧接される回転
    体状の回転自在な加圧体と、少なくとも定着体を加熱す
    る加熱手段と、加圧体を回転駆動せしめる駆動機構とが
    設けられている加熱定着装置を備える画像形成装置の制
    御方法であって、複数枚の転写材への連続した定着処理
    後に、第一の規定時間に亘り駆動機構が加圧体を一方向
    に複数回転せしめることとする加熱定着装置を備える画
    像形成装置の制御方法において、B5サイズの転写材よ
    りもサイズの小さい転写材たる小サイズ紙への複数枚に
    亘る連続定着処理後には、第一の規定時間よりも長い第
    二の規定時間に亘り駆動機構が加圧体を一方向に複数回
    転せしめることを特徴とする加熱定着装置を備える画像
    形成装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 第二の規定時間の長さは、小サイズ紙へ
    の連続定着処理枚数に応じて変更可能であることとする
    請求項1に記載の加熱定着装置を備える画像形成装置の
    制御方法。
  3. 【請求項3】 加熱手段は、少なくとも第二の規定時間
    に亘る加圧体の複数回転中に加熱動作を停止するよう設
    定されていることとする請求項1又は請求項2に記載の
    加熱定着装置を備える画像形成装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 第二の規定時間に亘る加圧体の周速度値
    は第一の規定時間に亘る加圧体の周速度値よりも大きく
    設定されていることとする請求項1ないし請求項3のう
    ちのいずれか一項に記載の加熱定着装置を備える画像形
    成装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 未定着像を担持したシート状の転写材へ
    の熱伝導のための外周面を有する回転体状の回転自在な
    定着体と、上記転写材を介して定着体に圧接される回転
    体状の回転自在な加圧体と、少なくとも定着体を加熱す
    る加熱手段と、加圧体を回転駆動せしめる駆動機構とが
    設けられている加熱定着装置を備える画像形成装置の制
    御方法であって、複数枚の転写材への連続した定着処理
    後に、規定時間に亘り駆動機構が加圧体を一方向に複数
    回転せしめることとする加熱定着装置を備える画像形成
    装置の制御方法において、B5サイズの転写材よりもサ
    イズの小さい転写材たる小サイズ紙への複数枚に亘る連
    続定着処理後には、最終枚目の小サイズ紙の排紙から所
    定時間に亘り強制的に定着待機を行うことを特徴とする
    加熱定着装置を備える画像形成装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 最終枚目の小サイズ紙の排紙から強制的
    に定着待機が行われる所定時間の長さは、小サイズ紙へ
    の連続定着処理枚数に応じて変更可能であることとする
    請求項5に記載の加熱定着装置を備える画像形成装置の
    制御方法。
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