JPH10269648A - 情報再生装置および再生方法 - Google Patents
情報再生装置および再生方法Info
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- JPH10269648A JPH10269648A JP7397197A JP7397197A JPH10269648A JP H10269648 A JPH10269648 A JP H10269648A JP 7397197 A JP7397197 A JP 7397197A JP 7397197 A JP7397197 A JP 7397197A JP H10269648 A JPH10269648 A JP H10269648A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 並列処理のビタビ復号方法において、最尤な
状態遷移を表現する状態データを生成し、状態データに
基づいて位相誤差を検出する。 【解決手段】 並列処理を行うビタビ復号器130中の
ACS133によって2リードクロック毎に選択される
最尤な状態遷移に対応して、SMU134によって状態
そのものを表現する状態データ値の系列としての状態デ
ータを生成する。かかる状態データから、状態遷移図を
参照して再生RF信号の立ち上がり、立ち下がりを認識
することによって、位相誤差を検出するためのサンプリ
ングのタイミングを得る。このタイミングに従って取込
まれる再生信号値(A/D変換器12によるサンプリン
グ値)に基づいて、位相誤差信号PEを生成し、位相誤
差信号PEをVCO140の発振に用いる。位相誤差信
号PEは、PEC137によって生成される。
状態遷移を表現する状態データを生成し、状態データに
基づいて位相誤差を検出する。 【解決手段】 並列処理を行うビタビ復号器130中の
ACS133によって2リードクロック毎に選択される
最尤な状態遷移に対応して、SMU134によって状態
そのものを表現する状態データ値の系列としての状態デ
ータを生成する。かかる状態データから、状態遷移図を
参照して再生RF信号の立ち上がり、立ち下がりを認識
することによって、位相誤差を検出するためのサンプリ
ングのタイミングを得る。このタイミングに従って取込
まれる再生信号値(A/D変換器12によるサンプリン
グ値)に基づいて、位相誤差信号PEを生成し、位相誤
差信号PEをVCO140の発振に用いる。位相誤差信
号PEは、PEC137によって生成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば光磁気デ
ィスク装置等の情報再生装置および再生方法に関する。
ィスク装置等の情報再生装置および再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク装置等の情報再生装置に
おいて、記録媒体から再生される再生信号を復号する方
法として、ビタビ復号方法が汎用されている。最近、記
録媒体の高記録密度化および情報再生装置に対するデー
タ転送レートの向上が要求されている。
おいて、記録媒体から再生される再生信号を復号する方
法として、ビタビ復号方法が汎用されている。最近、記
録媒体の高記録密度化および情報再生装置に対するデー
タ転送レートの向上が要求されている。
【0003】ビタビ復号器では、一般にACSがクリテ
ィカルパスとなる。すなわち、ACSによる計算処理に
要する時間によって、ビタビ復号器全体の処理時間の短
縮が妨げられる。そこで、ビタビ復号器の動作速度を向
上させる手段として、ビタビ復号器の動作タイミングを
制御するシステムクロックを、リードクロックの2分の
1の周波数のクロックとし、再生RF信号からサンプリ
ングされる2リードクロック分の再生信号値を並列に計
算処理するビタビ復号器が従来から用いられている。
ィカルパスとなる。すなわち、ACSによる計算処理に
要する時間によって、ビタビ復号器全体の処理時間の短
縮が妨げられる。そこで、ビタビ復号器の動作速度を向
上させる手段として、ビタビ復号器の動作タイミングを
制御するシステムクロックを、リードクロックの2分の
1の周波数のクロックとし、再生RF信号からサンプリ
ングされる2リードクロック分の再生信号値を並列に計
算処理するビタビ復号器が従来から用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の並列
処理のビタビ復号器においては、並列な計算処理の結果
に基づいて、状態遷移に対応する'1' または'0' の復号
データ値の系列が生成される。従って、状態遷移そのも
のを表現する状態データは生成されない。
処理のビタビ復号器においては、並列な計算処理の結果
に基づいて、状態遷移に対応する'1' または'0' の復号
データ値の系列が生成される。従って、状態遷移そのも
のを表現する状態データは生成されない。
【0005】このため、状態データに基づいて位相情
報、すなわちビタビ復号器の前段となるA/D変換器に
おいてサンプリングクロックとして用いられるリードク
ロックの位相誤差を検出することはできない。
報、すなわちビタビ復号器の前段となるA/D変換器に
おいてサンプリングクロックとして用いられるリードク
ロックの位相誤差を検出することはできない。
【0006】従って、この発明の目的は、ビタビ復号方
法において、再生信号値に基づく計算を並列処理によっ
て行う場合に、並列処理の結果に基づいて選択される最
尤な状態遷移を表現する状態データを生成し、生成した
状態データに基づいて、復号データを生成すると共に、
位相誤差を検出することが可能な情報再生装置および再
生方法を提供することにある。
法において、再生信号値に基づく計算を並列処理によっ
て行う場合に、並列処理の結果に基づいて選択される最
尤な状態遷移を表現する状態データを生成し、生成した
状態データに基づいて、復号データを生成すると共に、
位相誤差を検出することが可能な情報再生装置および再
生方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、記録
媒体に記録されている情報信号を再生するようにした情
報再生装置であって、記録媒体から再生される再生信号
を復号する復号手段として、ビタビ復号方法を用いる情
報再生装置において、クロックと、クロックの2分の1
の周波数で発振するハ−フクロックを発生させる手段
と、クロックに従ってサンプリングされる再生信号値に
基づいて、連続する2個の再生信号値を単位として、ハ
−フクロックに従うタイミングの下での並列処理を行っ
て、最尤な状態遷移そのものを表現するハ−フクロック
毎の状態データを生成する状態データ生成手段と、状態
データに基づいて、復号データを出力する復号データ出
力手段とからなるビタビ復号器を有することを特徴とす
る情報再生装置である。
媒体に記録されている情報信号を再生するようにした情
報再生装置であって、記録媒体から再生される再生信号
を復号する復号手段として、ビタビ復号方法を用いる情
報再生装置において、クロックと、クロックの2分の1
の周波数で発振するハ−フクロックを発生させる手段
と、クロックに従ってサンプリングされる再生信号値に
基づいて、連続する2個の再生信号値を単位として、ハ
−フクロックに従うタイミングの下での並列処理を行っ
て、最尤な状態遷移そのものを表現するハ−フクロック
毎の状態データを生成する状態データ生成手段と、状態
データに基づいて、復号データを出力する復号データ出
力手段とからなるビタビ復号器を有することを特徴とす
る情報再生装置である。
【0008】請求項5の発明は、記録媒体に記録されて
いる情報信号を再生するようにした情報再生方法であっ
て、記録媒体から再生される再生信号を復号する復号手
段として、ビタビ復号方法を用いる情報再生方法におい
て、クロックと、クロックの2分の1の周波数で発振す
るハ−フクロックを発生させるステップと、クロックに
従ってサンプリングされる再生信号値に基づいて、連続
する2個の再生信号値を処理単位として、ハ−フクロッ
クに従うタイミングの下での並列処理を行って、最尤な
状態遷移そのものを表現するハ−フクロック毎の状態デ
ータを生成するステップと、状態データに基づいて、復
号データを出力するステップとからなるビタビ復号方法
を行うことを特徴とする情報再生方法である。
いる情報信号を再生するようにした情報再生方法であっ
て、記録媒体から再生される再生信号を復号する復号手
段として、ビタビ復号方法を用いる情報再生方法におい
て、クロックと、クロックの2分の1の周波数で発振す
るハ−フクロックを発生させるステップと、クロックに
従ってサンプリングされる再生信号値に基づいて、連続
する2個の再生信号値を処理単位として、ハ−フクロッ
クに従うタイミングの下での並列処理を行って、最尤な
状態遷移そのものを表現するハ−フクロック毎の状態デ
ータを生成するステップと、状態データに基づいて、復
号データを出力するステップとからなるビタビ復号方法
を行うことを特徴とする情報再生方法である。
【0009】以上のような発明によれば、並列処理によ
って選択される最尤な状態遷移を表現する状態データを
生成することができる。
って選択される最尤な状態遷移を表現する状態データを
生成することができる。
【0010】このようにして生成される状態データから
復号データを生成することができる。また、かかる状態
データに基づいて、位相誤差検出のタイミングを得るこ
とができる。このような位相誤差検出のタイミングに基
づいて、位相誤差を検出することができる。
復号データを生成することができる。また、かかる状態
データに基づいて、位相誤差検出のタイミングを得るこ
とができる。このような位相誤差検出のタイミングに基
づいて、位相誤差を検出することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の理解を容易と
するために、ビタビ復号方法を行う再生系を有する記録
/再生装置の一例について、装置の全体構成、記録媒体
のセクタフォーマット、4値4状態ビタビ復号方法の概
要、4値4状態ビタビ復号方法を実現するビタビ復号器
の構成および動作、および4値4状態ビタビ復号方法以
外のビタビ復号方法の順に説明する。
するために、ビタビ復号方法を行う再生系を有する記録
/再生装置の一例について、装置の全体構成、記録媒体
のセクタフォーマット、4値4状態ビタビ復号方法の概
要、4値4状態ビタビ復号方法を実現するビタビ復号器
の構成および動作、および4値4状態ビタビ復号方法以
外のビタビ復号方法の順に説明する。
【0012】〔ディスク記録再生装置の概要〕以下、ビ
タビ復号方法を行う再生系を有する記録/再生装置の一
例について説明する。図1は、ビタビ復号方法を行う再
生系を有する光磁気ディスク装置の一例の全体構成を示
すブロック図である。記録時に、コントローラ2は、ホ
ストコンピュータ1の指令に従って、記録すべきユーザ
データを受取る。そして、コントローラ2は、ユーザデ
ータをエンコーダ3に供給する。コントローラ2は、こ
のような処理の他に、後述する復号化処理、および記
録、再生、消去等の各モードの制御、並びにホストコン
ピュータ1との交信等の動作を行う。エンコーダ3は、
供給されたデータにブロック符号化等の符号化を施し、
符号語を生成する。この符号語が記録データとしてレー
ザパワーコントロール部(以下、LPCと表記する)4
に供給される。
タビ復号方法を行う再生系を有する記録/再生装置の一
例について説明する。図1は、ビタビ復号方法を行う再
生系を有する光磁気ディスク装置の一例の全体構成を示
すブロック図である。記録時に、コントローラ2は、ホ
ストコンピュータ1の指令に従って、記録すべきユーザ
データを受取る。そして、コントローラ2は、ユーザデ
ータをエンコーダ3に供給する。コントローラ2は、こ
のような処理の他に、後述する復号化処理、および記
録、再生、消去等の各モードの制御、並びにホストコン
ピュータ1との交信等の動作を行う。エンコーダ3は、
供給されたデータにブロック符号化等の符号化を施し、
符号語を生成する。この符号語が記録データとしてレー
ザパワーコントロール部(以下、LPCと表記する)4
に供給される。
【0013】LPC4は、供給された記録データに対応
して、光ピックアップ7のレーザパワーを制御して光磁
気ディスク6上に磁気極性を有するピット列を形成する
ことにより、記録を行う。この記録の際に、磁気ヘッド
5が光磁気ディスク6にバイアス磁界を付与する。実際
には、記録データに基づいて後述するように生成される
プリコード出力に従って、後述するようなマークエッジ
記録が行われる。
して、光ピックアップ7のレーザパワーを制御して光磁
気ディスク6上に磁気極性を有するピット列を形成する
ことにより、記録を行う。この記録の際に、磁気ヘッド
5が光磁気ディスク6にバイアス磁界を付与する。実際
には、記録データに基づいて後述するように生成される
プリコード出力に従って、後述するようなマークエッジ
記録が行われる。
【0014】後述するように、記録位置すなわちピット
の形成位置の制御は、磁気ヘッド5および光ピックアッ
プ7等の位置決めを行う、図示しない手段によってなさ
れる。このため、記録動作時においても、光ピックアッ
プ7がアドレス部等を通過する際には、後述するような
再生時の動作と同様な動作が行われる。
の形成位置の制御は、磁気ヘッド5および光ピックアッ
プ7等の位置決めを行う、図示しない手段によってなさ
れる。このため、記録動作時においても、光ピックアッ
プ7がアドレス部等を通過する際には、後述するような
再生時の動作と同様な動作が行われる。
【0015】上述したようにして形成される各ピット
を、記録データに基づいて後述するようにして生成され
るプリコード出力中の各ビットに対応させる方法につい
て、図2を参照して説明する。プリコード出力中の、例
えば'1' に対してピットを形成し、'0' に対してピット
を形成しない記録方法をマーク位置記録方法と称する。
一方、各ピットのエッジによって表現される、プリコー
ド出力中の各ビットの境界における極性の反転を、例え
ば'1' に対応させる記録方法をマークエッジ記録方法と
称する。再生時には、再生信号中の各ビットの境界は、
後述するようにして生成されるリードクロックDCKに
従って認識される。
を、記録データに基づいて後述するようにして生成され
るプリコード出力中の各ビットに対応させる方法につい
て、図2を参照して説明する。プリコード出力中の、例
えば'1' に対してピットを形成し、'0' に対してピット
を形成しない記録方法をマーク位置記録方法と称する。
一方、各ピットのエッジによって表現される、プリコー
ド出力中の各ビットの境界における極性の反転を、例え
ば'1' に対応させる記録方法をマークエッジ記録方法と
称する。再生時には、再生信号中の各ビットの境界は、
後述するようにして生成されるリードクロックDCKに
従って認識される。
【0016】次に、再生系の構成および動作について説
明する。光ピックアップ7は、光磁気ディスク6にレー
ザ光を照射し、それによって生じる反射光を受光して、
再生信号を生成する。再生信号は、和信号R+ 、差信号
R- および図示しないフォーカスエラー信号ならびにト
ラッキングエラー信号の4種類の信号からなる。和信号
R+ は、アンプ8によってゲイン調整等がなされた後に
切替えスイッチ10に供給される。また、差信号R
- は、アンプ9によってゲイン調整等がなされた後に切
替えスイッチ10に供給される。さらに、フォーカスエ
ラー信号は、フォーカスエラーを解消する手段(図示せ
ず)に供給される。一方、トラッキングエラー信号は、
図示しないサーボ系等に供給され、それらの動作におい
て用いられる。
明する。光ピックアップ7は、光磁気ディスク6にレー
ザ光を照射し、それによって生じる反射光を受光して、
再生信号を生成する。再生信号は、和信号R+ 、差信号
R- および図示しないフォーカスエラー信号ならびにト
ラッキングエラー信号の4種類の信号からなる。和信号
R+ は、アンプ8によってゲイン調整等がなされた後に
切替えスイッチ10に供給される。また、差信号R
- は、アンプ9によってゲイン調整等がなされた後に切
替えスイッチ10に供給される。さらに、フォーカスエ
ラー信号は、フォーカスエラーを解消する手段(図示せ
ず)に供給される。一方、トラッキングエラー信号は、
図示しないサーボ系等に供給され、それらの動作におい
て用いられる。
【0017】切替えスイッチ10には、後述するような
切替え信号Sが供給される。切替えスイッチ10は、こ
の切替え信号Sに従って、以下のように、和信号R+ ま
たは差信号R- を波形等化器11に供給する。すなわ
ち、後述するような光磁気ディスク6のセクタフォーマ
ットにおいて、エンボス加工によって形成される部分か
ら再生される再生信号が切替えスイッチ10に供給され
る期間には、和信号R+を波形等化器11に供給する。
また、光磁気的に記録される部分から再生される再生信
号が切替えスイッチ10に供給される期間には、差信号
R- を波形等化器11に供給する。
切替え信号Sが供給される。切替えスイッチ10は、こ
の切替え信号Sに従って、以下のように、和信号R+ ま
たは差信号R- を波形等化器11に供給する。すなわ
ち、後述するような光磁気ディスク6のセクタフォーマ
ットにおいて、エンボス加工によって形成される部分か
ら再生される再生信号が切替えスイッチ10に供給され
る期間には、和信号R+を波形等化器11に供給する。
また、光磁気的に記録される部分から再生される再生信
号が切替えスイッチ10に供給される期間には、差信号
R- を波形等化器11に供給する。
【0018】切替え信号Sは、例えば次のようにして生
成される。すなわち、まず、再生信号から、セクタフォ
ーマットに規定される所定のパターンから再生される信
号を検出する。このような所定のパターンとしては、例
えば後述するセクターマークSM等が用いられる。そし
て、かかる検出がなされた時点を基準として、後述する
リードクロックを数える等の方法によって、切替え信号
Sが生成される。
成される。すなわち、まず、再生信号から、セクタフォ
ーマットに規定される所定のパターンから再生される信
号を検出する。このような所定のパターンとしては、例
えば後述するセクターマークSM等が用いられる。そし
て、かかる検出がなされた時点を基準として、後述する
リードクロックを数える等の方法によって、切替え信号
Sが生成される。
【0019】波形等化器11は、供給された再生信号に
波形等化処理(フィルタリング)を行う。後述するよう
に、この波形等化処理において用いられる波形等化特性
は、ビタビ復号器13が行うビタビ復号方法に適合する
ものとされる。ビタビ復号器13は、供給された信号か
らビタビ復号方法によって復号データを生成する。かか
る復号データは、上述したようにして記録される記録デ
ータに対する最尤復号系列である。従って、復号エラー
が無い場合には、復号データは、記録データと一致す
る。
波形等化処理(フィルタリング)を行う。後述するよう
に、この波形等化処理において用いられる波形等化特性
は、ビタビ復号器13が行うビタビ復号方法に適合する
ものとされる。ビタビ復号器13は、供給された信号か
らビタビ復号方法によって復号データを生成する。かか
る復号データは、上述したようにして記録される記録デ
ータに対する最尤復号系列である。従って、復号エラー
が無い場合には、復号データは、記録データと一致す
る。
【0020】復号データは、コントローラ2に供給され
る。上述したように、記録データは、ユーザデータから
チャンネル符号化等の符号化によって生成された符号語
である。従って、復号エラーレートが充分低ければ、復
号データは、符号語としての記録データとみなすことが
できる。コントローラ2は、復号データに、上述のチャ
ンネル符号化等の符号化に対応する復号化処理を施すこ
とにより、ユーザデータを再生する。
る。上述したように、記録データは、ユーザデータから
チャンネル符号化等の符号化によって生成された符号語
である。従って、復号エラーレートが充分低ければ、復
号データは、符号語としての記録データとみなすことが
できる。コントローラ2は、復号データに、上述のチャ
ンネル符号化等の符号化に対応する復号化処理を施すこ
とにより、ユーザデータを再生する。
【0021】また、波形等化器11の出力は、PLL部
14にも供給される。PLL部14は、供給された信号
に基づいて、リードクロックDCKを生成する。リード
クロックDCKは、コントローラ2、A/D変換器1
2、ビタビ復号器13等に供給される。コントローラ
2、A/D変換器12、ビタビ復号器13の動作は、リ
ードクロックDCKに従うタイミングでなされる。さら
に、リードクロックDCKは、図示しないタイミングジ
ェネレータに供給される。タイミングジェネレータは、
例えば、記録/再生動作の切替え等の装置の動作タイミ
ングを制御する信号を生成する。
14にも供給される。PLL部14は、供給された信号
に基づいて、リードクロックDCKを生成する。リード
クロックDCKは、コントローラ2、A/D変換器1
2、ビタビ復号器13等に供給される。コントローラ
2、A/D変換器12、ビタビ復号器13の動作は、リ
ードクロックDCKに従うタイミングでなされる。さら
に、リードクロックDCKは、図示しないタイミングジ
ェネレータに供給される。タイミングジェネレータは、
例えば、記録/再生動作の切替え等の装置の動作タイミ
ングを制御する信号を生成する。
【0022】上述したような再生動作において、光磁気
ディスク6から再生される再生信号に基いて、より正し
い再生データを得るために、再生系の各構成要素の動作
を再生信号の品質に応じて適正化することが行われる。
このような操作をキャリブレーションと称する。キャリ
ブレーションは、再生信号の品質等が例えば加工精度等
の記録媒体の特性、および例えば周囲温度等の記録/再
生時の条件等によって変化する可能性があることに対応
するためのものである。キャリブレーションの内容は、
例えば光ピックアップ7のレーザ光パワーの調整、アン
プ8および9のゲインの調整、波形等化器11の波形等
化特性の調整、およびビタビ復号器13の動作において
用いられる振幅基準値の調整等である。このようなキャ
リブレーションは、電源投入直後または記録媒体の交換
時等に、図1中には図示しない構成によって行われる。
ディスク6から再生される再生信号に基いて、より正し
い再生データを得るために、再生系の各構成要素の動作
を再生信号の品質に応じて適正化することが行われる。
このような操作をキャリブレーションと称する。キャリ
ブレーションは、再生信号の品質等が例えば加工精度等
の記録媒体の特性、および例えば周囲温度等の記録/再
生時の条件等によって変化する可能性があることに対応
するためのものである。キャリブレーションの内容は、
例えば光ピックアップ7のレーザ光パワーの調整、アン
プ8および9のゲインの調整、波形等化器11の波形等
化特性の調整、およびビタビ復号器13の動作において
用いられる振幅基準値の調整等である。このようなキャ
リブレーションは、電源投入直後または記録媒体の交換
時等に、図1中には図示しない構成によって行われる。
【0023】〔記録媒体のセクタフォーマットの概要〕
光磁気ディスク6には、セクタを記録/再生の単位とし
てユーザデータが記録される。図3を参照して、光磁気
ディスク6において用いられるセクタフォーマットの一
例について説明する。図3Aに示すように、1セクタ
は、記録/再生の順に従って、ヘッダ、ALPC,ギャ
ップ、VFO3 、シンク、データフィールド、バッファ
の各エリアに区分されている。図3中に付した数字は、
バイト数を表す。光磁気ディスク6上には、ブロック符
号化等の符号化がなされたデータが記録される。例えば
8ビットが12チャンネルビットに変換されて記録され
る。
光磁気ディスク6には、セクタを記録/再生の単位とし
てユーザデータが記録される。図3を参照して、光磁気
ディスク6において用いられるセクタフォーマットの一
例について説明する。図3Aに示すように、1セクタ
は、記録/再生の順に従って、ヘッダ、ALPC,ギャ
ップ、VFO3 、シンク、データフィールド、バッファ
の各エリアに区分されている。図3中に付した数字は、
バイト数を表す。光磁気ディスク6上には、ブロック符
号化等の符号化がなされたデータが記録される。例えば
8ビットが12チャンネルビットに変換されて記録され
る。
【0024】このセクタフォーマットの一例において
は、ユーザデータ量が1024バイトのフォーマット
と、ユーザデータ量が512バイトのフォーマットとが
用意されている。ユーザデータ量が1024バイトのフ
ォーマットでは、データフィールドのバイト数が670
バイトとされる。また、ユーザデータ量が512バイト
のフォーマットでは、データフィールドのバイト数が1
278バイトとされる。これら2つのセクタフォーマッ
トにおいて、63バイトのプリフォーマットされたヘッ
ダと、ALPC,ギャップエリアの18バイトは、同一
とされている。
は、ユーザデータ量が1024バイトのフォーマット
と、ユーザデータ量が512バイトのフォーマットとが
用意されている。ユーザデータ量が1024バイトのフ
ォーマットでは、データフィールドのバイト数が670
バイトとされる。また、ユーザデータ量が512バイト
のフォーマットでは、データフィールドのバイト数が1
278バイトとされる。これら2つのセクタフォーマッ
トにおいて、63バイトのプリフォーマットされたヘッ
ダと、ALPC,ギャップエリアの18バイトは、同一
とされている。
【0025】図3Bは、63バイトのヘッダを拡大して
示す。ヘッダは、セクタマークSM(8バイト)、VF
OフィールドのVFO1 (26バイト)、アドレスマー
クAM(1バイト)、IDフィールドのID1 (5バイ
ト)、VFOフィールドのVFO2 (16バイト)、ア
ドレスマークAM(1バイト)、IDフィールドのID
2 (5バイト)、およびポストアンブルPA(1バイ
ト)が順に配列された構成とされている。
示す。ヘッダは、セクタマークSM(8バイト)、VF
OフィールドのVFO1 (26バイト)、アドレスマー
クAM(1バイト)、IDフィールドのID1 (5バイ
ト)、VFOフィールドのVFO2 (16バイト)、ア
ドレスマークAM(1バイト)、IDフィールドのID
2 (5バイト)、およびポストアンブルPA(1バイ
ト)が順に配列された構成とされている。
【0026】図3Cは、18バイトのALPC,ギャッ
プエリアを拡大して示す。18バイトは、ギャップフィ
ールド(5バイト)、フラグフィールド(5バイト)、
ギャップフィールド(2バイト)、ALPC(6バイ
ト)からなる。
プエリアを拡大して示す。18バイトは、ギャップフィ
ールド(5バイト)、フラグフィールド(5バイト)、
ギャップフィールド(2バイト)、ALPC(6バイ
ト)からなる。
【0027】次に、これらのフィールドについて説明す
る。セクタマークSMは、セクタの開始を識別するため
のマークであり、RLL(1,7)符号において生じな
いエンボス加工によって形成されたパターンを有する。
VFOフィールドは、上述のPLL部18中のVFO(V
ariable Frequency Oscillator) を同期させるためのも
ので、VFO1 、VFO2 およびVFO3 からなる。V
FO1 およびVFO2は、エンボス加工によって形成さ
れている。また、VFO3 は、そのセクタに対して記録
動作が行われる際に光磁気的に書かれる。VFO1 、V
FO2 およびVFO3 は、それぞれチャンネルビット
の'0' と'1' が交互に現れるパターン(2Tパターン)
を有する。従って、1チャンネルビットの時間長に対応
する時間をTとすると、VFOフィールドを再生した時
に、2T毎にレベルが反転する再生信号が得られる。
る。セクタマークSMは、セクタの開始を識別するため
のマークであり、RLL(1,7)符号において生じな
いエンボス加工によって形成されたパターンを有する。
VFOフィールドは、上述のPLL部18中のVFO(V
ariable Frequency Oscillator) を同期させるためのも
ので、VFO1 、VFO2 およびVFO3 からなる。V
FO1 およびVFO2は、エンボス加工によって形成さ
れている。また、VFO3 は、そのセクタに対して記録
動作が行われる際に光磁気的に書かれる。VFO1 、V
FO2 およびVFO3 は、それぞれチャンネルビット
の'0' と'1' が交互に現れるパターン(2Tパターン)
を有する。従って、1チャンネルビットの時間長に対応
する時間をTとすると、VFOフィールドを再生した時
に、2T毎にレベルが反転する再生信号が得られる。
【0028】アドレスマークAMは、後続のIDフィー
ルドのためのバイト同期を装置に対して与えるために使
用され、RLL(1,7)符号において生じないエンボ
スされたパターンを有する。IDフィールドは、セクタ
のアドレス、すなわち、トラック番号およびセクタ番号
の情報と、これらの情報に対するエラー検出用のCRC
バイトを有する。IDフィールドは、5バイトからな
る。ID1 およびID2によって、同一のアドレス情報
が二重に記録される。ポストアンブルPAは、チャンネ
ルビットの'0' と'1' とが交互に現れるパターン(2T
パターン)を有する。ID1 、ID2 およびポストアン
ブルPAも、エンボス加工によって形成されている。こ
のように、ヘッダの領域は、エンボス加工によりピット
が形成されたプリフォーマットされた領域である。
ルドのためのバイト同期を装置に対して与えるために使
用され、RLL(1,7)符号において生じないエンボ
スされたパターンを有する。IDフィールドは、セクタ
のアドレス、すなわち、トラック番号およびセクタ番号
の情報と、これらの情報に対するエラー検出用のCRC
バイトを有する。IDフィールドは、5バイトからな
る。ID1 およびID2によって、同一のアドレス情報
が二重に記録される。ポストアンブルPAは、チャンネ
ルビットの'0' と'1' とが交互に現れるパターン(2T
パターン)を有する。ID1 、ID2 およびポストアン
ブルPAも、エンボス加工によって形成されている。こ
のように、ヘッダの領域は、エンボス加工によりピット
が形成されたプリフォーマットされた領域である。
【0029】図3Cは、ALPC,ギャップエリアを拡
大して示す。ギャップには、ピットが形成されない。最
初のギャップフィールド(5バイト)は、プリフォーマ
ットされたヘッダの後の最初のフィールドであり、これ
によって、ヘッダの読取りを完了した後の処理に装置が
要する時間が確保される。2番目のギャップフィールド
(2バイト)は、後のVFO3 の位置のずれを許容する
ためのものである。
大して示す。ギャップには、ピットが形成されない。最
初のギャップフィールド(5バイト)は、プリフォーマ
ットされたヘッダの後の最初のフィールドであり、これ
によって、ヘッダの読取りを完了した後の処理に装置が
要する時間が確保される。2番目のギャップフィールド
(2バイト)は、後のVFO3 の位置のずれを許容する
ためのものである。
【0030】ALPC,ギャップエリアには、5バイト
のフラグフィールドが記録される。フラグフィールド
は、セクタのデータが記録される時に、連続した2Tパ
ターンが記録される。ALPC(Auto Laser Power Cont
rol)フィールドは、記録時のレーザパワーをテストする
ために設けられている。シンクフィールド(4バイト)
は、続くデータフィールドのためのバイト同期を装置が
得るために設けられており、所定のビットパターンを有
する。
のフラグフィールドが記録される。フラグフィールド
は、セクタのデータが記録される時に、連続した2Tパ
ターンが記録される。ALPC(Auto Laser Power Cont
rol)フィールドは、記録時のレーザパワーをテストする
ために設けられている。シンクフィールド(4バイト)
は、続くデータフィールドのためのバイト同期を装置が
得るために設けられており、所定のビットパターンを有
する。
【0031】データフィールドは、ユーザデータを記録
するために設けられる。上述した670バイトのデータ
フィールドには、512バイトのユーザデータと、14
4バイトのエラー検出、訂正用のパリティ等と、12バ
イトのセクタ書込みフラグと、2バイト(FF)とから
なる。また、1278バイトのデータフィールドの場合
には、1024バイトのユーザデータと、242バイト
のエラー検出、訂正用のパリティ等と、12バイトのセ
クタ書込みフラグとからなる。セクタの最後のバッファ
フィールドは、電気的、あるいは機械的な誤差に対する
許容範囲として使用される。
するために設けられる。上述した670バイトのデータ
フィールドには、512バイトのユーザデータと、14
4バイトのエラー検出、訂正用のパリティ等と、12バ
イトのセクタ書込みフラグと、2バイト(FF)とから
なる。また、1278バイトのデータフィールドの場合
には、1024バイトのユーザデータと、242バイト
のエラー検出、訂正用のパリティ等と、12バイトのセ
クタ書込みフラグとからなる。セクタの最後のバッファ
フィールドは、電気的、あるいは機械的な誤差に対する
許容範囲として使用される。
【0032】上述したセクタフォーマットの例におい
て、ヘッダは、エンボス加工によりピットが形成された
エリアである。また、ALPC,ギャップエリアは、再
生時には、使用されないエリアである。さらに、VFO
3 、シンクフィールドおよびデータフィールドは、光磁
気記録されたデータのエリアである。
て、ヘッダは、エンボス加工によりピットが形成された
エリアである。また、ALPC,ギャップエリアは、再
生時には、使用されないエリアである。さらに、VFO
3 、シンクフィールドおよびデータフィールドは、光磁
気記録されたデータのエリアである。
【0033】〔4値4状態ビタビ復号方法の概要〕以
下、ビタビ復号器13によって行われるビタビ復号方法
について説明する。上述したように、ユーザデータは、
様々な符号化方法によって記録データとしての符号語に
変換される。符号化方法は、記録媒体の性質および記録
/再生方法等に応じて適切なものが採用される。光磁気
ディスク装置においては、ブロック符号化において、Ru
n Lengthすなわち'1' と'1' の間の'0' の数を制限する
RLL(Run Length Limited)符号化方法が用いられる
ことが多い。従来から幾つかのRLL符号化方法が用い
られている。一般に、'1' と'1' の間の'0' の数を最小
でd個、最大でk個とするm/nブロック符号をRLL
(d,k;m,n)符号と称する。
下、ビタビ復号器13によって行われるビタビ復号方法
について説明する。上述したように、ユーザデータは、
様々な符号化方法によって記録データとしての符号語に
変換される。符号化方法は、記録媒体の性質および記録
/再生方法等に応じて適切なものが採用される。光磁気
ディスク装置においては、ブロック符号化において、Ru
n Lengthすなわち'1' と'1' の間の'0' の数を制限する
RLL(Run Length Limited)符号化方法が用いられる
ことが多い。従来から幾つかのRLL符号化方法が用い
られている。一般に、'1' と'1' の間の'0' の数を最小
でd個、最大でk個とするm/nブロック符号をRLL
(d,k;m,n)符号と称する。
【0034】例えば、2/3ブロック符号において、'
1' と'1' の間の'0' の数を最小で1個、最大で7個と
するブロック符号化方法は、RLL(1,7;2,3)
符号である。一般にRLL(1,7;2,3)符号をR
LL(1,7)符号と称することが多いので、以下の説
明においても単にRLL(1,7)符号と表記した場合
には、RLL(1,7;2,3)符号を指すことにす
る。
1' と'1' の間の'0' の数を最小で1個、最大で7個と
するブロック符号化方法は、RLL(1,7;2,3)
符号である。一般にRLL(1,7;2,3)符号をR
LL(1,7)符号と称することが多いので、以下の説
明においても単にRLL(1,7)符号と表記した場合
には、RLL(1,7;2,3)符号を指すことにす
る。
【0035】このようなRLL符号化方法と、上述した
マークエッジ記録方法との組合わせによって記録された
データから、再生される再生信号を復号してリードデー
タを得るために、ビタビ復号方法を用いることができ
る。
マークエッジ記録方法との組合わせによって記録された
データから、再生される再生信号を復号してリードデー
タを得るために、ビタビ復号方法を用いることができ
る。
【0036】このようなRLL符号化方法は、記録密度
の向上、および再生動作の安定性の確保という2つの観
点から、符号化方法に要求される条件に対応できるもの
である。まず、上述したように、マークエッジ記録方法
は、記録データに基づいて後述するように生成されるプ
リコード出力における'1' を各ピットのエッジによって
表現される極性の反転に対応させるものなので、'1'
と'1' の間の'0' の数を多くする程、各ピット1個当た
りに記録されるビット数を大きくすることができる。従
って、記録密度を大きくすることができる。
の向上、および再生動作の安定性の確保という2つの観
点から、符号化方法に要求される条件に対応できるもの
である。まず、上述したように、マークエッジ記録方法
は、記録データに基づいて後述するように生成されるプ
リコード出力における'1' を各ピットのエッジによって
表現される極性の反転に対応させるものなので、'1'
と'1' の間の'0' の数を多くする程、各ピット1個当た
りに記録されるビット数を大きくすることができる。従
って、記録密度を大きくすることができる。
【0037】一方、再生系の動作タイミングを合わせる
ために必要なリードクロックDCKは、上述したよう
に、再生信号に基づいてPLL部14によって生成され
る。このため、記録データにおいて'1' と'1' の間の'
0' の数を多くすると、再生動作の際にPLL部の動作
が不安定となるので、再生動作全体が不安定なものとな
る。
ために必要なリードクロックDCKは、上述したよう
に、再生信号に基づいてPLL部14によって生成され
る。このため、記録データにおいて'1' と'1' の間の'
0' の数を多くすると、再生動作の際にPLL部の動作
が不安定となるので、再生動作全体が不安定なものとな
る。
【0038】これら2つの条件を考慮すると、'1' と'
1' の間の'0' の数は、多過ぎたり、少な過ぎたりしな
い、適切な範囲内に設定される必要がある。このよう
な、記録データ中の'0' の数の設定に関して、RLL符
号化方法が有効となる。
1' の間の'0' の数は、多過ぎたり、少な過ぎたりしな
い、適切な範囲内に設定される必要がある。このよう
な、記録データ中の'0' の数の設定に関して、RLL符
号化方法が有効となる。
【0039】ところで、図4に示すように、上述したR
LL(1,7)符号化方法とマークエッジ記録方法の組
み合わせにおいては、記録データ(但し、後述するよう
なプリコードが行われる場合にはプリコード出力)中
の'1' と'1' の間に最低1個の'0' が含まれるので、最
小反転幅が2となる。このような、最小反転幅が2とな
る符号化方法が用いられる場合に、符号間干渉およびノ
イズ等の影響を受けている再生信号から記録データを正
しく復号するために、後述するように、4値4状態ビタ
ビ復号方法を適用することができる。
LL(1,7)符号化方法とマークエッジ記録方法の組
み合わせにおいては、記録データ(但し、後述するよう
なプリコードが行われる場合にはプリコード出力)中
の'1' と'1' の間に最低1個の'0' が含まれるので、最
小反転幅が2となる。このような、最小反転幅が2とな
る符号化方法が用いられる場合に、符号間干渉およびノ
イズ等の影響を受けている再生信号から記録データを正
しく復号するために、後述するように、4値4状態ビタ
ビ復号方法を適用することができる。
【0040】上述したように、再生信号には、波形等化
器11によって波形等化処理がなされる。ビタビ復号方
法の前段としてなされるこのような波形等化処理には、
符号間干渉を積極的に利用するパーシャルレスポンス方
法が用いられる。この際に用いられる波形等化特性は、
一般に(1+D)n で表されるパーシャルレスポンス特
性の内から、記録/再生系の線記録密度およびMTF
(Modulation TransferFunction)を考慮して決められ
る。上述したRLL(1,7)符号化方法とマークエッ
ジ記録方法の組み合わせによって記録されたデータに対
して、PR(1,2,1)を用いる波形等化処理は、4
値4状態ビタビ復号方法の前段となる。
器11によって波形等化処理がなされる。ビタビ復号方
法の前段としてなされるこのような波形等化処理には、
符号間干渉を積極的に利用するパーシャルレスポンス方
法が用いられる。この際に用いられる波形等化特性は、
一般に(1+D)n で表されるパーシャルレスポンス特
性の内から、記録/再生系の線記録密度およびMTF
(Modulation TransferFunction)を考慮して決められ
る。上述したRLL(1,7)符号化方法とマークエッ
ジ記録方法の組み合わせによって記録されたデータに対
して、PR(1,2,1)を用いる波形等化処理は、4
値4状態ビタビ復号方法の前段となる。
【0041】一方、マークエッジ記録方法においては、
光磁気ディスク媒体等に対する実際の記録に先立って、
上述のRLL符号化等によって符号化された記録データ
に基づくプリコードが行われる。各時点kにおける記録
データ列をa〔k〕、これに基づくプリコード出力をb
〔k〕とすると、プリコードは、以下のように行われ
る。
光磁気ディスク媒体等に対する実際の記録に先立って、
上述のRLL符号化等によって符号化された記録データ
に基づくプリコードが行われる。各時点kにおける記録
データ列をa〔k〕、これに基づくプリコード出力をb
〔k〕とすると、プリコードは、以下のように行われ
る。
【0042】 b〔k〕=mod2{a〔k〕+b〔k−1〕} (1) このようなプリコード出力b〔k〕が実際に光磁気ディ
スク媒体等に記録される。一方、等化特性PR(1,
2,1)の下で、波形等化器11によってなされる波形
等化処理について説明する。但し、以下の説明において
は、信号の振幅を規格化せずに、等化特性をPR(B,
2A,B)とする。また、ノイズを考慮しない場合の再
生信号の値をc〔k〕と表記する。さらに、ノイズを含
む実際の再生信号(すなわち、記録媒体から再生された
再生信号)をz〔k〕と表記する。
スク媒体等に記録される。一方、等化特性PR(1,
2,1)の下で、波形等化器11によってなされる波形
等化処理について説明する。但し、以下の説明において
は、信号の振幅を規格化せずに、等化特性をPR(B,
2A,B)とする。また、ノイズを考慮しない場合の再
生信号の値をc〔k〕と表記する。さらに、ノイズを含
む実際の再生信号(すなわち、記録媒体から再生された
再生信号)をz〔k〕と表記する。
【0043】PR(B,2A,B)は、ある時点kにお
ける再生信号の値に対して、時点kにおける振幅の寄与
が振幅値の2A倍とされ、さらに前後の時点k−1およ
びk+1における振幅の寄与が各々の時点での信号の振
幅のB倍とされるものである。従って、再生信号の値の
最大値は、時点k−1、k、k+1において何れもパル
スが検出される場合である。このような場合には、再生
信号の値の最大値は、以下のようになる。
ける再生信号の値に対して、時点kにおける振幅の寄与
が振幅値の2A倍とされ、さらに前後の時点k−1およ
びk+1における振幅の寄与が各々の時点での信号の振
幅のB倍とされるものである。従って、再生信号の値の
最大値は、時点k−1、k、k+1において何れもパル
スが検出される場合である。このような場合には、再生
信号の値の最大値は、以下のようになる。
【0044】B+2A+B=2A+2B また、再生信号の値の最小値は0となる。但し、実際の
取り扱いにおいては、c〔k〕として、DC成分のA+
Bを差し引いた以下のようなものが用いられる。
取り扱いにおいては、c〔k〕として、DC成分のA+
Bを差し引いた以下のようなものが用いられる。
【0045】 c〔k〕=B×b〔k−2〕+2A×b〔k−1〕+B×b〔k〕 −A−B (2) 従って、ノイズを考慮しない場合の再生信号c〔k〕
は、A+B,A,−A,−A−Bの内の何れかの値をと
ることになる。一般に、再生信号の性質を示す方法の1
つとして、例えば5個の時点を単位として、再生信号を
多数重ね合わせたものをアイパターンと称する。この発
明を適用することができる光磁気ディスク装置におい
て、PR(B,2A,B)の下で波形等化処理された実
際の再生信号z〔k〕についてのアイパターンの一例を
図5に示す。図5から各時点における再生信号z〔k〕
の値は、ノイズによるばらつきを有するが、ほぼ、A+
B,A,−A,−A−Bの内の何れかになることが確認
できる。後述するように、A+B,A,−A,−A−B
の値は、振幅基準値として用いられる。
は、A+B,A,−A,−A−Bの内の何れかの値をと
ることになる。一般に、再生信号の性質を示す方法の1
つとして、例えば5個の時点を単位として、再生信号を
多数重ね合わせたものをアイパターンと称する。この発
明を適用することができる光磁気ディスク装置におい
て、PR(B,2A,B)の下で波形等化処理された実
際の再生信号z〔k〕についてのアイパターンの一例を
図5に示す。図5から各時点における再生信号z〔k〕
の値は、ノイズによるばらつきを有するが、ほぼ、A+
B,A,−A,−A−Bの内の何れかになることが確認
できる。後述するように、A+B,A,−A,−A−B
の値は、振幅基準値として用いられる。
【0046】上述したような波形等化処理がなされた再
生信号を復号する、ビタビ復号方法の概略は、次のよう
なものである。ステップ符号化方法および記録媒体に
対する記録方法に基づいて、生じ得る全ての状態を特定
する。ステップある時点における各状態を起点とし
て、次の時点において生じ得る全ての状態遷移と、各状
態遷移が生じる時の記録データa〔k〕および再生信号
の値c〔k〕を特定する。ステップおよびの結果と
して特定された全ての状態および状態遷移と、各状態遷
移が生じる時の〔記録データの値a〔k〕/再生信号の
値c〔k〕〕を図の形式で表現したものを状態遷移図と
称する。後述するように、4値4状態ビタビ復号方法に
おける状態遷移図は、図7に示すようなものである。そ
して、この状態遷移図に基づく復号動作を行うように、
ビタビ復号器13が構成される。
生信号を復号する、ビタビ復号方法の概略は、次のよう
なものである。ステップ符号化方法および記録媒体に
対する記録方法に基づいて、生じ得る全ての状態を特定
する。ステップある時点における各状態を起点とし
て、次の時点において生じ得る全ての状態遷移と、各状
態遷移が生じる時の記録データa〔k〕および再生信号
の値c〔k〕を特定する。ステップおよびの結果と
して特定された全ての状態および状態遷移と、各状態遷
移が生じる時の〔記録データの値a〔k〕/再生信号の
値c〔k〕〕を図の形式で表現したものを状態遷移図と
称する。後述するように、4値4状態ビタビ復号方法に
おける状態遷移図は、図7に示すようなものである。そ
して、この状態遷移図に基づく復号動作を行うように、
ビタビ復号器13が構成される。
【0047】さらに、ステップ上述したように、状態
遷移図を前提として、記録媒体から各時点kにおいて再
生される再生信号z〔k〕に基づく最尤な状態遷移が選
択される。但し、上述したように、z〔k〕は、ビタビ
復号器13に供給される前段において波形等化されたも
のである。このような最尤な状態遷移の選択がなされる
毎に、選択された状態遷移に対応して、状態遷移図に記
載された記録データa〔k〕の値を復号値とすることに
よって、記録データに対する最尤復号値系列としての復
号データa' 〔k〕を得ることができる。但し、各時点
kにおける復号データ値から、最尤復号値系列とするた
めの構成は、後述するビタビ復号器13中のPMU23
である。従って、上述したように、復号データ列a'
〔k〕は、復号エラーが無い場合には、記録データ列a
〔k〕と一致する。上述のステップ〜ステップにつ
いて、以下に詳細に説明する。
遷移図を前提として、記録媒体から各時点kにおいて再
生される再生信号z〔k〕に基づく最尤な状態遷移が選
択される。但し、上述したように、z〔k〕は、ビタビ
復号器13に供給される前段において波形等化されたも
のである。このような最尤な状態遷移の選択がなされる
毎に、選択された状態遷移に対応して、状態遷移図に記
載された記録データa〔k〕の値を復号値とすることに
よって、記録データに対する最尤復号値系列としての復
号データa' 〔k〕を得ることができる。但し、各時点
kにおける復号データ値から、最尤復号値系列とするた
めの構成は、後述するビタビ復号器13中のPMU23
である。従って、上述したように、復号データ列a'
〔k〕は、復号エラーが無い場合には、記録データ列a
〔k〕と一致する。上述のステップ〜ステップにつ
いて、以下に詳細に説明する。
【0048】上述のステップについて説明する。ま
ず、ここで用いられる状態として、ある時点kにおける
状態を、時点kおよびそれ以前のプリコード出力を用い
て次のように定義する。すなわち、n=b〔k〕、m=
b〔k−1〕、l=b〔k−2〕の時の状態をSnml と
定義する。このような定義によって、23 =8個の状態
があると考えられるが、上述したように、実際に生じ得
る状態は、符号化方法等に基づいて制限される。RLL
(1,7)符号として符号化された記録データ列a
〔k〕においては、'1' と'1' の間に最低1個の'0' が
含まれるので、2個以上の'1' が連続することが無い。
記録データ列a〔k〕に課されるこのような条件に基づ
いてプリコード出力b〔k〕について一定の条件が課さ
れ、その結果として生じ得る状態に制限が加えられる。
ず、ここで用いられる状態として、ある時点kにおける
状態を、時点kおよびそれ以前のプリコード出力を用い
て次のように定義する。すなわち、n=b〔k〕、m=
b〔k−1〕、l=b〔k−2〕の時の状態をSnml と
定義する。このような定義によって、23 =8個の状態
があると考えられるが、上述したように、実際に生じ得
る状態は、符号化方法等に基づいて制限される。RLL
(1,7)符号として符号化された記録データ列a
〔k〕においては、'1' と'1' の間に最低1個の'0' が
含まれるので、2個以上の'1' が連続することが無い。
記録データ列a〔k〕に課されるこのような条件に基づ
いてプリコード出力b〔k〕について一定の条件が課さ
れ、その結果として生じ得る状態に制限が加えられる。
【0049】このような制限について具体的に説明す
る。上述したようにRLL(1,7)符号化によって生
成される記録データ列中に、2個以上の'1' が連続する
もの、すなわち以下のものはあり得ない。
る。上述したようにRLL(1,7)符号化によって生
成される記録データ列中に、2個以上の'1' が連続する
もの、すなわち以下のものはあり得ない。
【0050】 a〔k〕=1,a〔k−1〕=1,a〔k−2〕=1 (3) a〔k〕=1,a〔k−1〕=1,a〔k−2〕=0 (4) a〔k〕=0,a〔k−1〕=1,a〔k−2〕=1 (5) 記録データ列に課されるこのような条件に基づいて、上
述の(1)式に従ってb〔k〕について課される条件に
ついて検討すると、S010およびS101の2個の状
態は生じ得ないことがわかる。従って、生じ得る状態
は、23 −2=6個である。
述の(1)式に従ってb〔k〕について課される条件に
ついて検討すると、S010およびS101の2個の状
態は生じ得ないことがわかる。従って、生じ得る状態
は、23 −2=6個である。
【0051】次に、ステップについて説明する。ある
時点jにおける状態を起点として、次の時点j+1にお
いて生じ得る状態を求めるためには、時点j+1におけ
る記録データの値a〔j+1〕が1となる場合、および
0となる場合に分けて調べる必要がある。
時点jにおける状態を起点として、次の時点j+1にお
いて生じ得る状態を求めるためには、時点j+1におけ
る記録データの値a〔j+1〕が1となる場合、および
0となる場合に分けて調べる必要がある。
【0052】ここでは、状態S000を例として説明す
る。上述の(1)式に従って、S000すなわちn=b
〔j〕=0,l=b〔j−1〕=0,m=b〔j−2〕
=0とプリコードされる記録データとしては、以下の2
個が考えられる。
る。上述の(1)式に従って、S000すなわちn=b
〔j〕=0,l=b〔j−1〕=0,m=b〔j−2〕
=0とプリコードされる記録データとしては、以下の2
個が考えられる。
【0053】 a〔j〕=0、a〔j−1〕=0、a〔j−2〕=1 (6) a〔j〕=0、a〔j−1〕=0、a〔j−2〕=0 (7) 〔a〔j+1〕=1の時〕この時、(1)式に従って、
b〔j+1〕は、以下のように計算される。
b〔j+1〕は、以下のように計算される。
【0054】 b〔j+1〕=mod2{a〔j+1〕+b〔j〕} =mod2{ 1 + 0 } =1 (8) 従って、再生信号c〔j〕の値は、上述の(2)式に従
って、次のように計算される。
って、次のように計算される。
【0055】 c〔j+1〕={B×b〔j+1〕+2A×b〔j〕+B×b〔j−1〕} −A−B ={B×1+2A×0+B×0}−A−B =−A (9) また、次の時点j+1での状態Snlm については、n=
b〔j+1〕,l=b〔j〕,m=b〔j−1〕であ
る。そして、上述したようにb〔j+1〕=1,b
〔j〕=0,b〔j−1〕=0となるので、次の時点j
+1における状態は、S100である。従って、a〔j
+1〕=1の場合には、S000→S100という遷移
が生じることが特定できる。
b〔j+1〕,l=b〔j〕,m=b〔j−1〕であ
る。そして、上述したようにb〔j+1〕=1,b
〔j〕=0,b〔j−1〕=0となるので、次の時点j
+1における状態は、S100である。従って、a〔j
+1〕=1の場合には、S000→S100という遷移
が生じることが特定できる。
【0056】〔a〔j+1〕=0の時〕 この時、(1)式に従って、b〔j+1〕は、以下のよ
うに計算される。
うに計算される。
【0057】 b〔j+1〕=mod2{a〔j+1〕+b〔j〕} =mod2{ 0 + 0} =0 (10) 従って、再生信号c〔j+1〕の値は、上述の(2)式
に従って、次のように計算される。
に従って、次のように計算される。
【0058】 c〔j+1〕={B×b〔j+1〕+2A×b〔j〕+B×b〔j−1〕} −A−B ={B×0+2A×0+B×0}−A−B =−A−B (11) また、次の時点j+1における状態Snlm については、
n=b〔j+1〕,l=b〔j〕,m=b〔j−1〕で
ある。そして、上述したようにb〔j+1〕=0,b
〔j〕=0,b〔j−1〕=0となるので、次の時点に
おける状態は、S000である。従って、a〔j+1〕
=0の場合には、S000→S000という遷移が生じ
ることが特定できる。
n=b〔j+1〕,l=b〔j〕,m=b〔j−1〕で
ある。そして、上述したようにb〔j+1〕=0,b
〔j〕=0,b〔j−1〕=0となるので、次の時点に
おける状態は、S000である。従って、a〔j+1〕
=0の場合には、S000→S000という遷移が生じ
ることが特定できる。
【0059】このようにして、時点jにおけるS000
以外の各状態についても、それらを起点として次の時点
j+1において生じ得る状態遷移と、そのような各状態
遷移が生じる時の記録データ値a〔j+1〕および再生
信号値c〔j+1〕との対応を求めることができる。
以外の各状態についても、それらを起点として次の時点
j+1において生じ得る状態遷移と、そのような各状態
遷移が生じる時の記録データ値a〔j+1〕および再生
信号値c〔j+1〕との対応を求めることができる。
【0060】上述したようにして、各状態について、そ
れらを起点として生じ得る状態遷移と、各状態遷移が生
じる時の記録データの値および再生信号の値との対応を
求め、図の形式に表したものが図6である。上述の時点
jおよびj+1は、特別の時点ではない。従って、上述
したようにして求まる、生じ得る状態遷移とそれらに伴
う記録データの値および再生信号の値との対応は、任意
の時点において適用することができる。このため、図6
においては、任意の時点kにおいて生じる状態遷移に伴
う記録データの値をa〔k〕と表記し、再生信号の値を
c〔k〕と表記する。
れらを起点として生じ得る状態遷移と、各状態遷移が生
じる時の記録データの値および再生信号の値との対応を
求め、図の形式に表したものが図6である。上述の時点
jおよびj+1は、特別の時点ではない。従って、上述
したようにして求まる、生じ得る状態遷移とそれらに伴
う記録データの値および再生信号の値との対応は、任意
の時点において適用することができる。このため、図6
においては、任意の時点kにおいて生じる状態遷移に伴
う記録データの値をa〔k〕と表記し、再生信号の値を
c〔k〕と表記する。
【0061】図6において、状態遷移は、矢印によって
表される。また、各矢印に付した符号が〔記録データ値
a〔k〕/再生信号値c〔k〕〕を示している。状態S
000,S001,S111およびS110を起点とす
る状態遷移は、2通り有るのに対して、状態S011お
よびS100を起点として生じ得る遷移は1通りのみで
ある。
表される。また、各矢印に付した符号が〔記録データ値
a〔k〕/再生信号値c〔k〕〕を示している。状態S
000,S001,S111およびS110を起点とす
る状態遷移は、2通り有るのに対して、状態S011お
よびS100を起点として生じ得る遷移は1通りのみで
ある。
【0062】さらに、図6においてS000とS001
は、何れもa〔k〕=1に対しては、c〔k〕=−Aと
いう値を取り、S100に遷移している。一方、a
〔k〕=0に対しては、c〔k〕=−A−Bという値を
取り、S000に遷移している。また、S111とS1
10も同様に、同じa〔k+1〕の値について同じc
〔k+1〕の値を取り、且つ、同じ状態に遷移してい
る。従って、S000とS001をまとめてS0と表現
し、S111とS110をまとめてS2と表現すること
ができる。さらに、S011をS3とし、S100をS
1と表現することにして、整理したものが図7である。
は、何れもa〔k〕=1に対しては、c〔k〕=−Aと
いう値を取り、S100に遷移している。一方、a
〔k〕=0に対しては、c〔k〕=−A−Bという値を
取り、S000に遷移している。また、S111とS1
10も同様に、同じa〔k+1〕の値について同じc
〔k+1〕の値を取り、且つ、同じ状態に遷移してい
る。従って、S000とS001をまとめてS0と表現
し、S111とS110をまとめてS2と表現すること
ができる。さらに、S011をS3とし、S100をS
1と表現することにして、整理したものが図7である。
【0063】上述したように、図7が4値4状態ビタビ
復号方法に用いられる状態遷移図である。図7中には、
S0〜S3の4個の状態、および再生信号c〔k+1〕
の値としての−A−B,−A,A,A+Bの4個の値が
示されている。状態S0およびS2を起点とする状態遷
移は、2通り有るのに対して、状態S1およびS3を起
点とする状態遷移は、1通りのみである。
復号方法に用いられる状態遷移図である。図7中には、
S0〜S3の4個の状態、および再生信号c〔k+1〕
の値としての−A−B,−A,A,A+Bの4個の値が
示されている。状態S0およびS2を起点とする状態遷
移は、2通り有るのに対して、状態S1およびS3を起
点とする状態遷移は、1通りのみである。
【0064】一方、状態遷移を時間に沿って表現する形
式として、図8に示すようなトレリス線図が用いられ
る。図8では、2個の時点間の遷移を示しているが、さ
らに多数の時点間の遷移を示すこともできる。時間経過
に伴い、順次右の時点に遷移していく様子が表現され
る。従って、水平な矢印は、例えばS0→S0等の同じ
状態への遷移を表し、斜めの矢印は、例えばS1→S2
等の異なる状態への遷移を表すことになる。
式として、図8に示すようなトレリス線図が用いられ
る。図8では、2個の時点間の遷移を示しているが、さ
らに多数の時点間の遷移を示すこともできる。時間経過
に伴い、順次右の時点に遷移していく様子が表現され
る。従って、水平な矢印は、例えばS0→S0等の同じ
状態への遷移を表し、斜めの矢印は、例えばS1→S2
等の異なる状態への遷移を表すことになる。
【0065】上述したビタビ復号方法のステップ、す
なわち図7に示した状態遷移図を前提として、ノイズを
含む実際の再生信号z〔k〕から最尤な状態遷移を選択
する方法について以下に説明する。
なわち図7に示した状態遷移図を前提として、ノイズを
含む実際の再生信号z〔k〕から最尤な状態遷移を選択
する方法について以下に説明する。
【0066】最尤な状態遷移を選択するためには、ま
ず、ある時点kにおける状態について、その状態に至る
過程において経由してきた複数時点間の状態遷移の尤度
の和を計算し、さらに、計算された尤度の和を比較し
て、最尤の復号系列を選択することが必要である。この
ような尤度の和をパスメトリックと称する。
ず、ある時点kにおける状態について、その状態に至る
過程において経由してきた複数時点間の状態遷移の尤度
の和を計算し、さらに、計算された尤度の和を比較し
て、最尤の復号系列を選択することが必要である。この
ような尤度の和をパスメトリックと称する。
【0067】パスメトリックを計算するためには、ま
ず、隣接する時点間の状態遷移の尤度を計算することが
必要となる。このような尤度の計算は、上述の状態遷移
図を参照して、再生信号z〔k〕の値に基づいて以下の
ようになされる。まず、一般的な説明として、時点k−
1において、状態Saである場合について考える。この
時、ビタビ復号器31に再生信号z〔k〕が入力された
場合に、状態Sbへの状態遷移が生じる尤度が次式に従
って計算される。但し、状態Saおよび状態Sbは、図
7の状態遷移図に記載されている4個の状態の何れかと
する。
ず、隣接する時点間の状態遷移の尤度を計算することが
必要となる。このような尤度の計算は、上述の状態遷移
図を参照して、再生信号z〔k〕の値に基づいて以下の
ようになされる。まず、一般的な説明として、時点k−
1において、状態Saである場合について考える。この
時、ビタビ復号器31に再生信号z〔k〕が入力された
場合に、状態Sbへの状態遷移が生じる尤度が次式に従
って計算される。但し、状態Saおよび状態Sbは、図
7の状態遷移図に記載されている4個の状態の何れかと
する。
【0068】 (z〔k〕−c(Sa,Sb))2 (12) 上式において、c(Sa,Sb)は、状態Saから状態
Sbへの状態遷移について、図7の状態遷移図に記載さ
れている再生信号の値である。すなわち、上述の図7に
おいて、例えば状態遷移S0→S1について、−Aと算
出されている値である。従って、式(12)は、ノイズ
を含む実際の再生信号z〔k〕の値と、ノイズを考慮せ
ずに計算された再生信号c(Sa,Sb)の値の間のユ
ークリッド距離となる。ある時点におけるパスメトリッ
クは、その時点に至るまでのこのような隣接時点間の状
態遷移の尤度の総和として定義される。
Sbへの状態遷移について、図7の状態遷移図に記載さ
れている再生信号の値である。すなわち、上述の図7に
おいて、例えば状態遷移S0→S1について、−Aと算
出されている値である。従って、式(12)は、ノイズ
を含む実際の再生信号z〔k〕の値と、ノイズを考慮せ
ずに計算された再生信号c(Sa,Sb)の値の間のユ
ークリッド距離となる。ある時点におけるパスメトリッ
クは、その時点に至るまでのこのような隣接時点間の状
態遷移の尤度の総和として定義される。
【0069】ところで、時点kにおいて状態Saである
場合を考える。この場合に、時点k−1において状態S
aに遷移し得る状態をSpとすれば、パスメトリックL
(Sa,k)は、時点k−1におけるパスメトリックを
用いて次式のように計算される。
場合を考える。この場合に、時点k−1において状態S
aに遷移し得る状態をSpとすれば、パスメトリックL
(Sa,k)は、時点k−1におけるパスメトリックを
用いて次式のように計算される。
【0070】 L(Sa,k) =L(Sp,k−1)+(z〔k〕−c(Sp,Sa))2 (13) すなわち、時点k−1において状態Spに至った場合の
パスメトリックL(Sp,k−1)と、時点k−1と時
点kの間で生じるSp→Saなる状態遷移の尤度(z
〔k〕−c(Sp,Sa))2 とを加算することによっ
て、パスメトリックL(Sa,k)が計算される。この
(z〔k〕−c(Sp,Sa))2 のような、最新の状
態遷移の尤度は、ブランチメトリックと称される。但
し、後述するように、ビタビ復号器13中のブランチメ
トリック計算回路(BMC)20によって計算されるブ
ランチメトリック、すなわち、規格化メトリックに対応
するブランチメトリックとは、別のものであることに注
意が必要である。
パスメトリックL(Sp,k−1)と、時点k−1と時
点kの間で生じるSp→Saなる状態遷移の尤度(z
〔k〕−c(Sp,Sa))2 とを加算することによっ
て、パスメトリックL(Sa,k)が計算される。この
(z〔k〕−c(Sp,Sa))2 のような、最新の状
態遷移の尤度は、ブランチメトリックと称される。但
し、後述するように、ビタビ復号器13中のブランチメ
トリック計算回路(BMC)20によって計算されるブ
ランチメトリック、すなわち、規格化メトリックに対応
するブランチメトリックとは、別のものであることに注
意が必要である。
【0071】また、時点kにおいて状態Saである場合
に、時点k−1において状態Saに遷移し得る状態が複
数個存在することがある。図7においては、状態S0お
よびS2がこのような場合である。すなわち時点kにお
いて状態S0である場合に、時点k−1において状態S
0に遷移し得る状態は、S0とS3の2個である。ま
た、時点kにおいて状態S2である場合に、時点k−1
において状態S2に遷移し得る状態は、S1とS2の2
個である。一般的な説明として、時点kにおいて状態S
aであり、且つ、時点k−1において状態Saに遷移し
得る状態がSpおよびSqの2個である場合に、パスメ
トリックL(Sa,k)は、次式のように計算される。
に、時点k−1において状態Saに遷移し得る状態が複
数個存在することがある。図7においては、状態S0お
よびS2がこのような場合である。すなわち時点kにお
いて状態S0である場合に、時点k−1において状態S
0に遷移し得る状態は、S0とS3の2個である。ま
た、時点kにおいて状態S2である場合に、時点k−1
において状態S2に遷移し得る状態は、S1とS2の2
個である。一般的な説明として、時点kにおいて状態S
aであり、且つ、時点k−1において状態Saに遷移し
得る状態がSpおよびSqの2個である場合に、パスメ
トリックL(Sa,k)は、次式のように計算される。
【0072】 L(Sa,k) =min{L(Sp,k−1)+(z〔k〕−c(Sp,Sa))2 , L(Sq,k−1)+(z〔k〕−c(Sq,Sa))2 }(14) すなわち、時点k−1において状態Spであり、Sp→
Saなる状態遷移によって状態Saに至った場合と、時
点k−1において状態Sqであり、Sq→Saなる状態
遷移によって状態Saに至った場合の各々について、尤
度の和を計算する。そして、各々の計算値を比較し、よ
り小さい値を時点kにおける状態Saに関するパスメト
リックL(Sa,k)とする。
Saなる状態遷移によって状態Saに至った場合と、時
点k−1において状態Sqであり、Sq→Saなる状態
遷移によって状態Saに至った場合の各々について、尤
度の和を計算する。そして、各々の計算値を比較し、よ
り小さい値を時点kにおける状態Saに関するパスメト
リックL(Sa,k)とする。
【0073】このようなパスメトリックの計算を、図7
を用いて上述した4値4状態について具体的に適用する
と、時点kにおける各状態S0,S1,S2およびS3
についてのパスメトリックL(0,k),L(1,
k),L(2,k)およびL(3,k)は、時点k−1
における各状態S0〜S3についてのパスメトリックL
(0,k−1)〜L(3,k−1)を用いて以下のよう
に計算できる。
を用いて上述した4値4状態について具体的に適用する
と、時点kにおける各状態S0,S1,S2およびS3
についてのパスメトリックL(0,k),L(1,
k),L(2,k)およびL(3,k)は、時点k−1
における各状態S0〜S3についてのパスメトリックL
(0,k−1)〜L(3,k−1)を用いて以下のよう
に計算できる。
【0074】 L(0,k)=min{L(0,k−1)+(z〔k〕+A+B)2 , L(3,k−1)+(z〔k〕+A)2 } (15) L(1,k)=L(0,k−1)+(z〔k〕+A)2 (16) L(2,k)=min{L(2,k−1)+(z〔k〕−A−B)2 L(1,k−1)+(z〔k〕−A)2 } (17) L(3,k)=L(2,k−1)+(z〔k〕−A)2 (18) 上述したように、このようにして計算されるパスメトリ
ックの値を比較して、最尤な状態遷移が選択されれば良
い。ところで、最尤な状態遷移を選択するためには、パ
スメトリックの値そのものを計算しなくても、パスメト
リックの値の比較ができれば良い。そこで、実際の4値
4状態ビタビ復号方法においては、パスメトリックの代
わりに以下に定義するような規格化パスメトリックを用
いることにより、各時点kにおけるz〔k〕に基づく計
算を容易なものとするようになされる。
ックの値を比較して、最尤な状態遷移が選択されれば良
い。ところで、最尤な状態遷移を選択するためには、パ
スメトリックの値そのものを計算しなくても、パスメト
リックの値の比較ができれば良い。そこで、実際の4値
4状態ビタビ復号方法においては、パスメトリックの代
わりに以下に定義するような規格化パスメトリックを用
いることにより、各時点kにおけるz〔k〕に基づく計
算を容易なものとするようになされる。
【0075】 m(i,k) =〔L(i,k)−z〔k〕2 −(A+B)2 〕/2/(A+B)(19) 式(19)をS0〜S3の各状態に適用すると、具体的
な規格化パスメトリックは、以下のように2乗計算を含
まないものとなる。このため、後述する、加算、比較、
選択回路(ACS)21における計算を容易なものとす
ることができる。
な規格化パスメトリックは、以下のように2乗計算を含
まないものとなる。このため、後述する、加算、比較、
選択回路(ACS)21における計算を容易なものとす
ることができる。
【0076】 m(0,k)=min{m(0,k−1)+z〔k〕, m(3,k−1)+α×z〔k〕−β} (20) m(1,k)=m(0,k−1)+α×z〔k〕−β (21) m(2,k)=min{m(2,k−1)−z〔k〕, m(1,k−1)−α×z〔k〕−β} (22) m(3,k)=m(2,k−1)+α×z〔k〕−β (23) 但し、式(20)〜(23)中のαおよびβは、以下の
ようなものである。
ようなものである。
【0077】α=A/(A+B) (24) β=B×(B+2×A)/2/(A+B) (25) このような規格化パスメトリックに基づく4値4状態ビ
タビ復号方法における状態遷移の条件について図9に示
す。上述の4個の規格化パスメトリックの内に、2個か
ら1個を選択する式が2つあるので、2×2=4通りの
条件がある。
タビ復号方法における状態遷移の条件について図9に示
す。上述の4個の規格化パスメトリックの内に、2個か
ら1個を選択する式が2つあるので、2×2=4通りの
条件がある。
【0078】〔4値4状態ビタビ復号器の概要〕上述し
た4値4状態ビタビ復号方法を実現するビタビ復号器1
3について以下に説明する。図10にビタビ復号器13
の全体構成を示す。ビタビ復号器13は、ブランチメト
リック計算回路(以下、BMCと表記する)20、加
算、比較および選択回路(以下、ACSと表記する)2
1、圧縮およびラッチ回路22およびパスメモリユニッ
ト(以下、PMUと表記する)23から構成される。こ
れらの各構成要素に対して上述のリードクロックDCK
(以下の説明においては、単にクロックと表記する)が
供給されることにより、ビタビ復号器13全体の動作タ
イミングが合わされる。以下、各構成要素について説明
する。
た4値4状態ビタビ復号方法を実現するビタビ復号器1
3について以下に説明する。図10にビタビ復号器13
の全体構成を示す。ビタビ復号器13は、ブランチメト
リック計算回路(以下、BMCと表記する)20、加
算、比較および選択回路(以下、ACSと表記する)2
1、圧縮およびラッチ回路22およびパスメモリユニッ
ト(以下、PMUと表記する)23から構成される。こ
れらの各構成要素に対して上述のリードクロックDCK
(以下の説明においては、単にクロックと表記する)が
供給されることにより、ビタビ復号器13全体の動作タ
イミングが合わされる。以下、各構成要素について説明
する。
【0079】BMC20は、入力される再生信号z
〔k〕に基づいて、規格化パスメトリックに対応するブ
ランチメトリックの値BM0,BM1,BM2およびB
M3を計算する。BM0〜BM3は、上述の式(20)
〜(23)の規格化パスメトリックを計算するために必
要とされる、以下のようなものである。
〔k〕に基づいて、規格化パスメトリックに対応するブ
ランチメトリックの値BM0,BM1,BM2およびB
M3を計算する。BM0〜BM3は、上述の式(20)
〜(23)の規格化パスメトリックを計算するために必
要とされる、以下のようなものである。
【0080】 BM0=z(k) (26) BM1=α×z〔k〕−β (27) BM2=−z(k) (28) BM3=−α×z〔k〕−β (29) この計算に必要なαおよびβは、上述の式(23)およ
び(24)に示した意味を持つ基準値である。αおよび
βの値は、再生信号z〔k〕に基づいて、所定の手段に
よって算出され、BMC20に供給される。算出方法の
一例として、再生信号z〔k〕から、エンベロープ検出
等の方法でA,Bの値を求めて、式(23)および(2
4)に従ってαおよびβの値を算出する等がある。
び(24)に示した意味を持つ基準値である。αおよび
βの値は、再生信号z〔k〕に基づいて、所定の手段に
よって算出され、BMC20に供給される。算出方法の
一例として、再生信号z〔k〕から、エンベロープ検出
等の方法でA,Bの値を求めて、式(23)および(2
4)に従ってαおよびβの値を算出する等がある。
【0081】BM0〜BM3の値は、ACS21に供給
される。一方、ACS21は、後述するような圧縮およ
びラッチ回路22から、1クロック前の規格化パスメト
リックの値(但し、後述するように圧縮のなされたも
の)M0,M1,M2およびM3を供給される。そし
て、M0〜M3と、BM0〜BM3とを加算して、後述
するようにして、最新の規格化パスメトリックの値L
0,L1,L2およびL3を計算する。M0〜M3が圧
縮のなされたものであるため、L0〜L3を計算する際
のオーバーフローを避けることができる。
される。一方、ACS21は、後述するような圧縮およ
びラッチ回路22から、1クロック前の規格化パスメト
リックの値(但し、後述するように圧縮のなされたも
の)M0,M1,M2およびM3を供給される。そし
て、M0〜M3と、BM0〜BM3とを加算して、後述
するようにして、最新の規格化パスメトリックの値L
0,L1,L2およびL3を計算する。M0〜M3が圧
縮のなされたものであるため、L0〜L3を計算する際
のオーバーフローを避けることができる。
【0082】さらに、ACS21は、最新の規格化パス
メトリックの値L0〜L3に基づいて、後述するよう
に、最尤な状態遷移を選択し、また、選択結果に対応し
て、パスメモリ23に供給される選択信号SEL0およ
びSEL2を'High'または'Low' とする。
メトリックの値L0〜L3に基づいて、後述するよう
に、最尤な状態遷移を選択し、また、選択結果に対応し
て、パスメモリ23に供給される選択信号SEL0およ
びSEL2を'High'または'Low' とする。
【0083】また、ACS21は、L0〜L3を圧縮お
よびラッチ回路22に供給する。圧縮およびラッチ回路
22は、供給されるL0〜L3を圧縮した後にラッチす
る。その後、1クロック前の規格化パスメトリックM0
〜M3としてACS21に供給する。
よびラッチ回路22に供給する。圧縮およびラッチ回路
22は、供給されるL0〜L3を圧縮した後にラッチす
る。その後、1クロック前の規格化パスメトリックM0
〜M3としてACS21に供給する。
【0084】この際の圧縮の方法としては、例えば以下
に示すように、最新の規格化パスメトリックL0〜L3
から、そのうちの1個、例えばL0を一律に差し引く等
の方法が用いられる。
に示すように、最新の規格化パスメトリックL0〜L3
から、そのうちの1個、例えばL0を一律に差し引く等
の方法が用いられる。
【0085】M0=L0−L0 (30) M1=L1−L0 (31) M2=L2−L0 (32) M3=L3−L0 (33) この結果として、M0が常に0の値をとることになる
が、以下の説明においては、一般性を損なわないため
に、このままM0と表記する。式(30)〜(33)に
よって計算されるM0〜M3の値の差は、L0〜L3の
値の差と等しいものとなる。上述したように、最尤な状
態遷移の選択においては、規格化パスメトリック間の値
の差のみが問題となる。従って、このような圧縮方法
は、最尤な状態遷移の選択結果に影響せずに規格化パス
メトリックの値を圧縮し、オーバーフローを防止する方
法として有効である。このように、ACS21と圧縮お
よびラッチ回路22は、規格化パスメトリックの計算に
関するループを構成する。
が、以下の説明においては、一般性を損なわないため
に、このままM0と表記する。式(30)〜(33)に
よって計算されるM0〜M3の値の差は、L0〜L3の
値の差と等しいものとなる。上述したように、最尤な状
態遷移の選択においては、規格化パスメトリック間の値
の差のみが問題となる。従って、このような圧縮方法
は、最尤な状態遷移の選択結果に影響せずに規格化パス
メトリックの値を圧縮し、オーバーフローを防止する方
法として有効である。このように、ACS21と圧縮お
よびラッチ回路22は、規格化パスメトリックの計算に
関するループを構成する。
【0086】上述のACS21について、図11を参照
してより詳細に説明する。ACS21は、6個の加算器
51、52、53、54、56、58および2個の比較
器55、57から構成される。一方、上述したようにA
CS21には、1クロック前の圧縮された規格化パスメ
トリックの値M0〜M3および規格化パスメトリックに
対応するブランチメトリックの値BM0〜BM3が供給
される。
してより詳細に説明する。ACS21は、6個の加算器
51、52、53、54、56、58および2個の比較
器55、57から構成される。一方、上述したようにA
CS21には、1クロック前の圧縮された規格化パスメ
トリックの値M0〜M3および規格化パスメトリックに
対応するブランチメトリックの値BM0〜BM3が供給
される。
【0087】加算器51には、M0およびBM0が供給
される。加算器51は、これらを加算して以下のような
L00を算出する。
される。加算器51は、これらを加算して以下のような
L00を算出する。
【0088】L00=M0+BM0 (34) 上述したように、M0は、時点k−1において状態S0
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
0は、時点kにおいて入力される再生信号z〔k〕に基
づいて上述の(26)式に従って計算されるもの、すな
わちz〔k〕の値そのものである。従って、式(34)
の値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式
(20)中のm(0,k−1)+z〔k〕の値を計算し
たものとなる。すなわち、時点k−1において状態S0
であり、時点kにおける状態遷移S0→S0によって最
終的に状態遷移S0に至った場合に対応する計算値であ
る。
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
0は、時点kにおいて入力される再生信号z〔k〕に基
づいて上述の(26)式に従って計算されるもの、すな
わちz〔k〕の値そのものである。従って、式(34)
の値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式
(20)中のm(0,k−1)+z〔k〕の値を計算し
たものとなる。すなわち、時点k−1において状態S0
であり、時点kにおける状態遷移S0→S0によって最
終的に状態遷移S0に至った場合に対応する計算値であ
る。
【0089】一方、加算器52には、M3およびBM1
が供給される。加算器51は、これらを加算して以下の
ようなL30を算出する。
が供給される。加算器51は、これらを加算して以下の
ようなL30を算出する。
【0090】L30=M3+BM1 (35) 上述したように、M3は、時点k−1において状態S3
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る、圧縮された規格化パスメトリックである。また、B
M1は、時点kにおいて入力される再生信号z〔k〕に
基づいて上述の(27)式に従って計算されるもの、す
なわちα×z〔k〕−βである。従って、式(35)の
値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
0)中のm(3,k−1)+α×z〔k〕−βの値を計
算したものとなる。すなわち、時点k−1において状態
S3であり、時点kにおける状態遷移S3→S0によっ
て最終的に状態遷移S0に至った場合に対応する計算値
である。
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る、圧縮された規格化パスメトリックである。また、B
M1は、時点kにおいて入力される再生信号z〔k〕に
基づいて上述の(27)式に従って計算されるもの、す
なわちα×z〔k〕−βである。従って、式(35)の
値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
0)中のm(3,k−1)+α×z〔k〕−βの値を計
算したものとなる。すなわち、時点k−1において状態
S3であり、時点kにおける状態遷移S3→S0によっ
て最終的に状態遷移S0に至った場合に対応する計算値
である。
【0091】上述のL00およびL30は、比較器55
に供給される。比較器55は、L00およびL30の値
を比較し、小さい方を最新の規格化パスメトリックL0
とすると供に、選択結果に応じて、上述したように選択
信号SEL0の極性を切替える。このような構成は、式
(20)において、最小値が選択されることに対応する
ものである。すなわち、L00<L30の場合(この時
は、S0→S0が選択される)に、L00をL0として
出力し、且つ、SEL0を例えば、'Low' とする。ま
た、L30<L00の場合(この時は、S3→S0が選
択される)には、L30をL0として出力し、且つ、S
EL0を例えば'High'とする。SEL0は、後述するよ
うに、状態S0に対応するA型パスメモリ24に供給さ
れる。
に供給される。比較器55は、L00およびL30の値
を比較し、小さい方を最新の規格化パスメトリックL0
とすると供に、選択結果に応じて、上述したように選択
信号SEL0の極性を切替える。このような構成は、式
(20)において、最小値が選択されることに対応する
ものである。すなわち、L00<L30の場合(この時
は、S0→S0が選択される)に、L00をL0として
出力し、且つ、SEL0を例えば、'Low' とする。ま
た、L30<L00の場合(この時は、S3→S0が選
択される)には、L30をL0として出力し、且つ、S
EL0を例えば'High'とする。SEL0は、後述するよ
うに、状態S0に対応するA型パスメモリ24に供給さ
れる。
【0092】このように、加算器51、52および比較
器55は、上述の式(20)に対応して、S0→S0と
S3→S0の内から、時点kにおける状態遷移として最
尤なものを選択する動作を行う。そして、選択結果に応
じて、最新の規格化パスメトリックL0および選択信号
SEL0を出力する。
器55は、上述の式(20)に対応して、S0→S0と
S3→S0の内から、時点kにおける状態遷移として最
尤なものを選択する動作を行う。そして、選択結果に応
じて、最新の規格化パスメトリックL0および選択信号
SEL0を出力する。
【0093】また、加算器56には、M0およびBM1
が供給される。加算器51は、これらを加算して以下の
ようなL1を算出する。
が供給される。加算器51は、これらを加算して以下の
ようなL1を算出する。
【0094】L1=M0+BM1 (36) 上述したように、M0は、時点k−1において状態S0
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
1は、時点kにおいて入力される再生信号z〔k〕に基
づいて上述の(27)式に従って計算されるもの、すな
わちα×z〔k〕−βである。従って、式(36)の値
は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
1)の右辺m(0,k−1)+α×z〔k〕−βの値を
計算したものとなる。すなわち、時点k−1において状
態S0であり、時点kにおける状態遷移S0→S1によ
って最終的に状態遷移S1に至った場合に対応する計算
値である。式(21)が値の選択を行わないことに対応
して、加算器56の出力がそのまま最新の規格化パスメ
トリックL1とされる。
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
1は、時点kにおいて入力される再生信号z〔k〕に基
づいて上述の(27)式に従って計算されるもの、すな
わちα×z〔k〕−βである。従って、式(36)の値
は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
1)の右辺m(0,k−1)+α×z〔k〕−βの値を
計算したものとなる。すなわち、時点k−1において状
態S0であり、時点kにおける状態遷移S0→S1によ
って最終的に状態遷移S1に至った場合に対応する計算
値である。式(21)が値の選択を行わないことに対応
して、加算器56の出力がそのまま最新の規格化パスメ
トリックL1とされる。
【0095】加算器53には、M2およびBM2が供給
される。加算器53は、これらを加算して以下のような
L22を算出する。
される。加算器53は、これらを加算して以下のような
L22を算出する。
【0096】L22=M2+BM2 (37) 上述したように、M2は、時点k−1において状態S2
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
0は、時点kにおいて入力される再生信号z〔k〕に基
づいて上述の(28)式に従って計算されるもの、すな
わち−z〔k〕である。従って、式(37)の値は、上
述したような圧縮の作用の下に、上述の式(22)中の
m(2,k−1)−z〔k〕の値を計算したものとな
る。すなわち、時点k−1において状態S2であり、時
点kにおける状態遷移S2→S2によって最終的に状態
遷移S2に至った場合に対応する計算値である。
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
0は、時点kにおいて入力される再生信号z〔k〕に基
づいて上述の(28)式に従って計算されるもの、すな
わち−z〔k〕である。従って、式(37)の値は、上
述したような圧縮の作用の下に、上述の式(22)中の
m(2,k−1)−z〔k〕の値を計算したものとな
る。すなわち、時点k−1において状態S2であり、時
点kにおける状態遷移S2→S2によって最終的に状態
遷移S2に至った場合に対応する計算値である。
【0097】一方、加算器54には、M1およびBM3
が供給される。加算器53は、これらを加算して以下の
ようなL12を算出する。
が供給される。加算器53は、これらを加算して以下の
ようなL12を算出する。
【0098】L12=M1+BM3 (38) 上述したように、M1は、時点k−1において状態S1
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
3は、時点kにおいて入力される再生信号z〔k〕に基
づいて上述の(29)式に従って計算されるもの、すな
わち−α×z〔k〕−β である。従って、式(38)
の値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式
(22)中のm(1,k−1)−α×z〔k〕−βの値
を計算したものとなる。すなわち、時点k−1において
状態S1であり、時点kにおける状態遷移S1→S2に
よって最終的に状態遷移S2に至った場合に対応する計
算値である。
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
3は、時点kにおいて入力される再生信号z〔k〕に基
づいて上述の(29)式に従って計算されるもの、すな
わち−α×z〔k〕−β である。従って、式(38)
の値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式
(22)中のm(1,k−1)−α×z〔k〕−βの値
を計算したものとなる。すなわち、時点k−1において
状態S1であり、時点kにおける状態遷移S1→S2に
よって最終的に状態遷移S2に至った場合に対応する計
算値である。
【0099】上述のL22およびL12は、比較器57
に供給される。比較器57は、L22およびL12の値
を比較し、小さい方を最新の規格化パスメトリックL2
とすると共に、選択結果に応じて、上述したように選択
信号SEL2の極性を切替える。このような構成は、式
(22)において、最小値が選択されることに対応する
ものである。すなわち、L22<L12の場合(この時
は、S2→S2が選択される)に、L22をL2として
出力し、且つ、SEL2を例えば、'Low' とする。ま
た、L12<L22の場合(この時は、S1→S2が選
択される)には、L12をL2として出力し、且つ、S
EL2を例えば'High'とする。SEL2は、後述するよ
うに、状態S2に対応するA型パスメモリ26に供給さ
れる。
に供給される。比較器57は、L22およびL12の値
を比較し、小さい方を最新の規格化パスメトリックL2
とすると共に、選択結果に応じて、上述したように選択
信号SEL2の極性を切替える。このような構成は、式
(22)において、最小値が選択されることに対応する
ものである。すなわち、L22<L12の場合(この時
は、S2→S2が選択される)に、L22をL2として
出力し、且つ、SEL2を例えば、'Low' とする。ま
た、L12<L22の場合(この時は、S1→S2が選
択される)には、L12をL2として出力し、且つ、S
EL2を例えば'High'とする。SEL2は、後述するよ
うに、状態S2に対応するA型パスメモリ26に供給さ
れる。
【0100】このように、加算器53、54および比較
器57は、上述の式(22)に対応して、S1→S2と
S2→S2の内から、時点kにおける状態遷移として最
尤なものを選択しする。そして、選択結果に応じて、最
新の規格化パスメトリックL2および選択信号SEL2
を出力する。
器57は、上述の式(22)に対応して、S1→S2と
S2→S2の内から、時点kにおける状態遷移として最
尤なものを選択しする。そして、選択結果に応じて、最
新の規格化パスメトリックL2および選択信号SEL2
を出力する。
【0101】また、加算器58には、M2およびBM3
が供給される。加算器58は、これらを加算して以下の
ようなL3を算出する。
が供給される。加算器58は、これらを加算して以下の
ようなL3を算出する。
【0102】L3=M2+BM3 (39) 上述したように、M2は、時点k−1において状態S2
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
3は、時点kにおいて入力される再生信号z〔k〕に基
づいて上述の(29)式に従って計算されるもの、すな
わち−α×z〔k〕−βである。従って、式(39)の
値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
3)の右辺m(2,k−1)+α×z〔k〕−βの値を
計算したものとなる。すなわち、時点k−1において状
態S0であり、時点kにおける状態遷移S2→S3によ
って最終的に状態遷移S3に至った場合に対応する計算
値である。式(23)が値の選択を行わないことに対応
して、加算器58の出力がそのまま最新の規格化パスメ
トリックL3とされる。
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
3は、時点kにおいて入力される再生信号z〔k〕に基
づいて上述の(29)式に従って計算されるもの、すな
わち−α×z〔k〕−βである。従って、式(39)の
値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
3)の右辺m(2,k−1)+α×z〔k〕−βの値を
計算したものとなる。すなわち、時点k−1において状
態S0であり、時点kにおける状態遷移S2→S3によ
って最終的に状態遷移S3に至った場合に対応する計算
値である。式(23)が値の選択を行わないことに対応
して、加算器58の出力がそのまま最新の規格化パスメ
トリックL3とされる。
【0103】上述したようにして, ACS21が出力す
るSEL0およびSEL2に従って、パスメモリユニッ
ト(以下、PMUと表記する)23が動作することによ
って、記録データa〔k〕に対する最尤復号系列として
の復号データa’〔k〕が生成される。PMU23は、
図7に示した4個の状態間の状態遷移に対応するため
に、2個のA型パスメモリおよび2個のB型パスメモリ
から構成される。
るSEL0およびSEL2に従って、パスメモリユニッ
ト(以下、PMUと表記する)23が動作することによ
って、記録データa〔k〕に対する最尤復号系列として
の復号データa’〔k〕が生成される。PMU23は、
図7に示した4個の状態間の状態遷移に対応するため
に、2個のA型パスメモリおよび2個のB型パスメモリ
から構成される。
【0104】A型パスメモリは、その状態に至る遷移と
して2つの遷移(すなわち、自分自身からの遷移と、他
の1個の状態からの遷移)を有し、且つ、その状態を起
点とする2つの遷移(すなわち、自分自身に至る遷移と
他の1個の状態に至る遷移)を有する状態に対応するた
めの構成とされる。従って、A型パスメモリは、図7に
示した4個の状態の内、S0およびS2に対応するもの
である。
して2つの遷移(すなわち、自分自身からの遷移と、他
の1個の状態からの遷移)を有し、且つ、その状態を起
点とする2つの遷移(すなわち、自分自身に至る遷移と
他の1個の状態に至る遷移)を有する状態に対応するた
めの構成とされる。従って、A型パスメモリは、図7に
示した4個の状態の内、S0およびS2に対応するもの
である。
【0105】一方、B型パスメモリは、その状態に至る
遷移が1つのみであり、且つ、その状態を起点とする遷
移が1つのみである状態に対応するための構成とされ
る。従って、B型パスメモリは、図7に示した4個の状
態の内、S1およびS3に対応するものである。
遷移が1つのみであり、且つ、その状態を起点とする遷
移が1つのみである状態に対応するための構成とされ
る。従って、B型パスメモリは、図7に示した4個の状
態の内、S1およびS3に対応するものである。
【0106】これら2個のA型パスメモリおよび2個の
B型パスメモリが図7に示した状態遷移図に従う動作を
行うために、PMU23において、図10に示すような
復号データの受渡しがなされるように構成される。すな
わち、A型パスメモリ24がS0に対応し、A型パスメ
モリ26がS2に対応する。また、B型パスメモリ25
がS1に対応し、また、B型パスメモリ27がS3に対
応する。このように構成すれば、S0を起点として生じ
得る状態遷移がS0→S0およびS0→S1であり、S
2を起点として生じ得る状態遷移がS2→S2およびS
2→S3であることに合致する。また、S1を起点とし
て生じ得る状態遷移がS1→S2のみであり、S3を起
点として生じ得る状態遷移がS3→S0のみであること
にも合致する。
B型パスメモリが図7に示した状態遷移図に従う動作を
行うために、PMU23において、図10に示すような
復号データの受渡しがなされるように構成される。すな
わち、A型パスメモリ24がS0に対応し、A型パスメ
モリ26がS2に対応する。また、B型パスメモリ25
がS1に対応し、また、B型パスメモリ27がS3に対
応する。このように構成すれば、S0を起点として生じ
得る状態遷移がS0→S0およびS0→S1であり、S
2を起点として生じ得る状態遷移がS2→S2およびS
2→S3であることに合致する。また、S1を起点とし
て生じ得る状態遷移がS1→S2のみであり、S3を起
点として生じ得る状態遷移がS3→S0のみであること
にも合致する。
【0107】A型パスメモリ24について、その詳細な
構成を図12に示す。A型パスメモリ24は、パスメモ
リ長に対応する個数のフリップフロップとセレクタを、
交互に接続したものである。図12には、14ビットの
デコードデータ長に対応する構成を示した。すなわち、
14個のセレクタ311 〜3114および15個のフリッ
プフロップ300 〜3014を有するものである。セレク
タ311 〜3114は、何れも2個のデータを受取り、そ
の内の1個を選択的に後段に供給するものである。ま
た、フリップフロップ300 〜3014にクロックが供給
されることにより、A型パスメモリ24全体の動作タイ
ミングが合わされる。
構成を図12に示す。A型パスメモリ24は、パスメモ
リ長に対応する個数のフリップフロップとセレクタを、
交互に接続したものである。図12には、14ビットの
デコードデータ長に対応する構成を示した。すなわち、
14個のセレクタ311 〜3114および15個のフリッ
プフロップ300 〜3014を有するものである。セレク
タ311 〜3114は、何れも2個のデータを受取り、そ
の内の1個を選択的に後段に供給するものである。ま
た、フリップフロップ300 〜3014にクロックが供給
されることにより、A型パスメモリ24全体の動作タイ
ミングが合わされる。
【0108】図7を用いて上述したように、状態S0に
至る遷移は、S0→S0すなわち自分自身から継承する
遷移、およびS3→S0である。このような状況に対応
する構成として、各セレクタは、前段のフリップフロッ
プから供給されるデータすなわちS0→S0に対応する
復号データと、状態S3に対応するB型パスメモリ27
から供給されるデータすなわちS3→S0に対応する復
号データPM3とを受取る。さらに、各セレクタは、A
CS21からSEL0を供給される。そして、SEL0
の極性に応じて、供給される2個の復号データの内の一
方を後段のフリップフロップに供給する。また、このよ
うにして後段のフリップフロップに供給される復号デー
タは、状態S1に対応するB型パスメモリ25にもPM
0として供給される。
至る遷移は、S0→S0すなわち自分自身から継承する
遷移、およびS3→S0である。このような状況に対応
する構成として、各セレクタは、前段のフリップフロッ
プから供給されるデータすなわちS0→S0に対応する
復号データと、状態S3に対応するB型パスメモリ27
から供給されるデータすなわちS3→S0に対応する復
号データPM3とを受取る。さらに、各セレクタは、A
CS21からSEL0を供給される。そして、SEL0
の極性に応じて、供給される2個の復号データの内の一
方を後段のフリップフロップに供給する。また、このよ
うにして後段のフリップフロップに供給される復号デー
タは、状態S1に対応するB型パスメモリ25にもPM
0として供給される。
【0109】すなわち、例えばセレクタ3114は、前段
のフリップフロップ3013から供給されるデータと、B
型パスメモリ27から供給される14ビットからなるP
M3の14番目のビット位置のデータとを受取る。そし
て、これら2個のデータの内から以下のようにして選択
したデータを、後段のフリップフロップ3014に供給す
る。上述したようにSEL0は、選択結果に応じて、'L
ow' または'High'とされる。SEL0が例えば'Low' の
時は、前段のフリップフロップ3013からのデータが選
択されるようになされる。また、SEL0が例えば'Hig
h'の時は、PM3の14番目のビット位置のデータが選
択されるようになされる。選択されたデータは、後段の
フリップフロップ3014に供給され、また、PM0の1
4番目のビット位置のデータとして、状態S1に対応す
るB型パスメモリ25に供給される。
のフリップフロップ3013から供給されるデータと、B
型パスメモリ27から供給される14ビットからなるP
M3の14番目のビット位置のデータとを受取る。そし
て、これら2個のデータの内から以下のようにして選択
したデータを、後段のフリップフロップ3014に供給す
る。上述したようにSEL0は、選択結果に応じて、'L
ow' または'High'とされる。SEL0が例えば'Low' の
時は、前段のフリップフロップ3013からのデータが選
択されるようになされる。また、SEL0が例えば'Hig
h'の時は、PM3の14番目のビット位置のデータが選
択されるようになされる。選択されたデータは、後段の
フリップフロップ3014に供給され、また、PM0の1
4番目のビット位置のデータとして、状態S1に対応す
るB型パスメモリ25に供給される。
【0110】A型パスメモリ24中の他のセレクタ31
1 〜3113においても、SEL0の極性に応じて、同様
な動作が行われる。従って、A型パスメモリ24全体と
しては、SEL0が例えば'Low' の時は、A型パスメモ
リ24中で、各々のフリップフロップがその前段に位置
するフリップフロップのデータを継承するシリアルシフ
トを行う。また、SEL0が例えば'High'の時は、B型
パスメモリ27から供給される14ビットからなる復号
データPM3を継承するパラレルロードを行う。何れの
場合にも、継承される復号データは、B型パスメモリ2
5に14ビットの復号データPM0として供給される。
1 〜3113においても、SEL0の極性に応じて、同様
な動作が行われる。従って、A型パスメモリ24全体と
しては、SEL0が例えば'Low' の時は、A型パスメモ
リ24中で、各々のフリップフロップがその前段に位置
するフリップフロップのデータを継承するシリアルシフ
トを行う。また、SEL0が例えば'High'の時は、B型
パスメモリ27から供給される14ビットからなる復号
データPM3を継承するパラレルロードを行う。何れの
場合にも、継承される復号データは、B型パスメモリ2
5に14ビットの復号データPM0として供給される。
【0111】また、最初の処理段となるフリップフロッ
プ300 には、クロックに同期して常に'0' が入力され
る。かかる動作は、S0に至る状態遷移S0→S0とS
2→S0の何れにおいても、図7に示すように、復号デ
ータが'0' なので、最新の復号データは、常に'0' とな
ることに対応している。
プ300 には、クロックに同期して常に'0' が入力され
る。かかる動作は、S0に至る状態遷移S0→S0とS
2→S0の何れにおいても、図7に示すように、復号デ
ータが'0' なので、最新の復号データは、常に'0' とな
ることに対応している。
【0112】上述したように、S2に対応するA型パス
メモリ26についても、構成自体は、A型パスメモリ2
4と全く同様である。但し、ACS21から入力される
選択信号は、SEL2である。また、図7に示すように
状態S2に至る遷移としては、S2→S2すなわち自分
自身から継承する遷移と、S1→S2とがある。このた
め、状態S1に対応するB型パスメモリ25からPM1
を供給される。さらに、状態S2を起点として生じ得る
状態がS2すなわち自分自身と、S3であることに対応
して、状態S3に対応するB型パスメモリ27にPM2
を供給する。また、S2に対応するA型パスメモリ26
においても、最初の処理段となるフリップフロップに
は、クロックに同期して常に'0' が入力される。かかる
動作は、S2に至る状態遷移S2→S2とS1→S0の
何れにおいても、図7に示すように、復号データが'0'
なので、最新の復号データは、常に'0' となることに対
応している。
メモリ26についても、構成自体は、A型パスメモリ2
4と全く同様である。但し、ACS21から入力される
選択信号は、SEL2である。また、図7に示すように
状態S2に至る遷移としては、S2→S2すなわち自分
自身から継承する遷移と、S1→S2とがある。このた
め、状態S1に対応するB型パスメモリ25からPM1
を供給される。さらに、状態S2を起点として生じ得る
状態がS2すなわち自分自身と、S3であることに対応
して、状態S3に対応するB型パスメモリ27にPM2
を供給する。また、S2に対応するA型パスメモリ26
においても、最初の処理段となるフリップフロップに
は、クロックに同期して常に'0' が入力される。かかる
動作は、S2に至る状態遷移S2→S2とS1→S0の
何れにおいても、図7に示すように、復号データが'0'
なので、最新の復号データは、常に'0' となることに対
応している。
【0113】他方、B型パスメモリ25について、その
詳細な構成を図13に示す。B型パスメモリ25は、パ
スメモリ長に対応する個数のフリップフロップを接続し
たものである。図13には、14ビットのデコードデー
タ長に対応する構成を示した。すなわち、15個のフリ
ップフロップ320 〜3214を有するものである。フリ
ップフロップ320 〜3214にクロックが供給されるこ
とにより、B型パスメモリ25全体の動作タイミングが
合わされる。
詳細な構成を図13に示す。B型パスメモリ25は、パ
スメモリ長に対応する個数のフリップフロップを接続し
たものである。図13には、14ビットのデコードデー
タ長に対応する構成を示した。すなわち、15個のフリ
ップフロップ320 〜3214を有するものである。フリ
ップフロップ320 〜3214にクロックが供給されるこ
とにより、B型パスメモリ25全体の動作タイミングが
合わされる。
【0114】各フリップフロップ321 〜3214には、
状態S0に対応するA型パスメモリ24から、14ビッ
トの復号データがPM0として供給される。例えば、フ
リップフロップ321 には、PM0の1ビット目が供給
される。各フリップフロップ321 〜3214は、供給さ
れた値を1クロックの間保持する。そして、状態S2に
対応するA型パスメモリ26に、14ビットの復号デー
タPM1として出力する。例えば、フリップフロップ3
21 は、PM1の2ビット目を出力する。
状態S0に対応するA型パスメモリ24から、14ビッ
トの復号データがPM0として供給される。例えば、フ
リップフロップ321 には、PM0の1ビット目が供給
される。各フリップフロップ321 〜3214は、供給さ
れた値を1クロックの間保持する。そして、状態S2に
対応するA型パスメモリ26に、14ビットの復号デー
タPM1として出力する。例えば、フリップフロップ3
21 は、PM1の2ビット目を出力する。
【0115】B型パスメモリ25中の他のセレクタ32
1 〜3213においても、同様な動作が行われる。従っ
て、B型パスメモリ25全体としては、A型パスメモリ
24から供給される14ビットからなる復号データPM
0を受取り、またA型パスメモリ26に14ビットから
なる復号データPM1を供給する。
1 〜3213においても、同様な動作が行われる。従っ
て、B型パスメモリ25全体としては、A型パスメモリ
24から供給される14ビットからなる復号データPM
0を受取り、またA型パスメモリ26に14ビットから
なる復号データPM1を供給する。
【0116】また、フリップフロップ320 には、クロ
ックに同期して常に'1' が入力される。かかる動作は、
図7に示したように、最新の状態遷移がS0→S1であ
る場合に復号データが'1' であることに対応している。
ックに同期して常に'1' が入力される。かかる動作は、
図7に示したように、最新の状態遷移がS0→S1であ
る場合に復号データが'1' であることに対応している。
【0117】また、上述のように、状態S3に対応する
B型パスメモリ27についても、B型パスメモリ25と
全く同様な構成とされる。但し、図7に示すように状態
S3に至る遷移は、S2→S3なので、状態S2に対応
するA型パスメモリ26からPM2を供給される。さら
に、状態S3を起点として生じ得る状態がS0であるこ
とに対応して、状態S0に対応するA型パスメモリ24
にPM3を供給するようになされる。B型パスメモリ2
7においても、最初の処理段となるフリップフロップに
は、クロックに同期して常に'1' が入力される。かかる
動作は、図7に示したように、最新の状態遷移がS2→
S3である場合に復号データが'1' であることに対応し
ている。
B型パスメモリ27についても、B型パスメモリ25と
全く同様な構成とされる。但し、図7に示すように状態
S3に至る遷移は、S2→S3なので、状態S2に対応
するA型パスメモリ26からPM2を供給される。さら
に、状態S3を起点として生じ得る状態がS0であるこ
とに対応して、状態S0に対応するA型パスメモリ24
にPM3を供給するようになされる。B型パスメモリ2
7においても、最初の処理段となるフリップフロップに
は、クロックに同期して常に'1' が入力される。かかる
動作は、図7に示したように、最新の状態遷移がS2→
S3である場合に復号データが'1' であることに対応し
ている。
【0118】上述したようにして、PMU23中の4個
のパスメモリは、各々復号データを生成する。このよう
にして生成される4個の復号データは、常に正確なビタ
ビ復号動作がなされる場合には、互いに一致することに
なる。ところで、実際のビタビ復号動作においては、4
個のビタビ復号データに不一致が生じることも起こり得
る。このような不一致は、再生信号に含まれるノイズの
影響等により、上述の基準値αおよびβの値の検出にお
いて、誤差が生じる等の要因によって生じる。かかる場
合に、4個の復号データから、例えば多数決等の方法に
よって、より的確なものを選択するような、図示しない
構成がPMU23中の4個のパスメモリの後段に設けら
れる。
のパスメモリは、各々復号データを生成する。このよう
にして生成される4個の復号データは、常に正確なビタ
ビ復号動作がなされる場合には、互いに一致することに
なる。ところで、実際のビタビ復号動作においては、4
個のビタビ復号データに不一致が生じることも起こり得
る。このような不一致は、再生信号に含まれるノイズの
影響等により、上述の基準値αおよびβの値の検出にお
いて、誤差が生じる等の要因によって生じる。かかる場
合に、4個の復号データから、例えば多数決等の方法に
よって、より的確なものを選択するような、図示しない
構成がPMU23中の4個のパスメモリの後段に設けら
れる。
【0119】〔4値4状態ビタビ復号方法以外のビタビ
復号方法〕上述した4値4状態ビタビ復号方法は、波形
等化器11において用いられる波形等化特性がPR
(1,2,1)であり、且つ、記録データとしてRLL
(1,7)符号が採用される場合に用いられる。例え
ば、記録線密度0.40μm,レーザ波長685nm,
NA=0.55の場合には、波形等化特性をPR(1,
2,1)とし、4値4状態ビタビ復号方法を用いること
が最適となる。他方、波形等化特性または記録データを
生成するための符号化方法に応じて、他の種類のビタビ
復号方法が用いられることもある。
復号方法〕上述した4値4状態ビタビ復号方法は、波形
等化器11において用いられる波形等化特性がPR
(1,2,1)であり、且つ、記録データとしてRLL
(1,7)符号が採用される場合に用いられる。例え
ば、記録線密度0.40μm,レーザ波長685nm,
NA=0.55の場合には、波形等化特性をPR(1,
2,1)とし、4値4状態ビタビ復号方法を用いること
が最適となる。他方、波形等化特性または記録データを
生成するための符号化方法に応じて、他の種類のビタビ
復号方法が用いられることもある。
【0120】例えば、波形等化特性がPR(1,1)で
あり、且つ、記録データとしてRLL(1,7)符号が
用いられる場合には、3値4状態ビタビ復号方法が用い
られる。また、波形等化特性がPR(1,3,3,1)
であり、且つ、記録データとしてRLL(1,7)符号
が用いられる場合には、7値6状態ビタビ復号方法が用
いられる。このようなビタビ復号方法の内、何れを用い
るかを選択するための要素の1つとなる波形等化特性
は、再生信号上の符号間干渉に適合する程度が良いもの
が採用される。従って、上述したように、線記録密度お
よびMTFを考慮して最適なものとされる。
あり、且つ、記録データとしてRLL(1,7)符号が
用いられる場合には、3値4状態ビタビ復号方法が用い
られる。また、波形等化特性がPR(1,3,3,1)
であり、且つ、記録データとしてRLL(1,7)符号
が用いられる場合には、7値6状態ビタビ復号方法が用
いられる。このようなビタビ復号方法の内、何れを用い
るかを選択するための要素の1つとなる波形等化特性
は、再生信号上の符号間干渉に適合する程度が良いもの
が採用される。従って、上述したように、線記録密度お
よびMTFを考慮して最適なものとされる。
【0121】一方、上述したビタビ復号方法において、
2リードクロックの間にサンプリングされる連続する2
個の再生信号値を並列に取扱い、2リードクロックの間
に生じる状態遷移を表現する状態遷移図(後述の図18
参照)に従う処理を行うことにより、復号データ値を2
個毎に出力するように構成したものが従来の並列処理の
ビタビ復号器である。このため、上述した一般のビタビ
復号器に比べて、BMC,ACSおよびPMU等の構成
が後述するように異なるが、状態遷移そのものを認識し
ない点は同様である。
2リードクロックの間にサンプリングされる連続する2
個の再生信号値を並列に取扱い、2リードクロックの間
に生じる状態遷移を表現する状態遷移図(後述の図18
参照)に従う処理を行うことにより、復号データ値を2
個毎に出力するように構成したものが従来の並列処理の
ビタビ復号器である。このため、上述した一般のビタビ
復号器に比べて、BMC,ACSおよびPMU等の構成
が後述するように異なるが、状態遷移そのものを認識し
ない点は同様である。
【0122】一方、復号データ値の代わりに状態そのも
のを表現する状態データ値を用いることによって、状態
遷移そのものを表現する状態データを生成する方法も可
能である。例えば4値4状態ビタビ復号方法において
は、4個の状態を2ビットで表現できるので、このよう
な2ビットのデータを状態データとして用いることがで
きる。そこで、図7中のS0,S1,S2,S3を、そ
れぞれ2ビットの状態データ値、00,01,11,1
0を用いて表現することができる。そこで、以下の説明
においては、図7中のS0,S1,S2,S3をそれぞ
れS00,S01,S11,S10と表記することに
し、4値4状態ビタビ復号方法の状態遷移図として、図
7の代わりに図14を用いる。
のを表現する状態データ値を用いることによって、状態
遷移そのものを表現する状態データを生成する方法も可
能である。例えば4値4状態ビタビ復号方法において
は、4個の状態を2ビットで表現できるので、このよう
な2ビットのデータを状態データとして用いることがで
きる。そこで、図7中のS0,S1,S2,S3を、そ
れぞれ2ビットの状態データ値、00,01,11,1
0を用いて表現することができる。そこで、以下の説明
においては、図7中のS0,S1,S2,S3をそれぞ
れS00,S01,S11,S10と表記することに
し、4値4状態ビタビ復号方法の状態遷移図として、図
7の代わりに図14を用いる。
【0123】また、以下の説明においては、波形等化特
性として、上述のPR(B,2A,B)の代わりに、規
格化されたものすなわちPR(1,2,1)を前提とす
る。このため、振幅基準値すなわちノイズを考慮しない
計算によって求まる再生信号値c〔k〕は、図7中の−
A−B,−A,A,A+Bの代わりにそれぞれ0、1、
3、4と表現される。
性として、上述のPR(B,2A,B)の代わりに、規
格化されたものすなわちPR(1,2,1)を前提とす
る。このため、振幅基準値すなわちノイズを考慮しない
計算によって求まる再生信号値c〔k〕は、図7中の−
A−B,−A,A,A+Bの代わりにそれぞれ0、1、
3、4と表現される。
【0124】〔並列処理の概要〕以下、この発明の一実
施例の説明に先立って、並列処理のビタビ復号方法につ
いて、並列処理による4値4状態ビタビ復号方法を例と
して説明する。
施例の説明に先立って、並列処理のビタビ復号方法につ
いて、並列処理による4値4状態ビタビ復号方法を例と
して説明する。
【0125】最初に、ブランチメトリックの表記方法に
ついて説明する。図15に示すトレリス線図において、
1リードクロックの間に生じる(すなわち時点k−1か
ら時点kの間に生じる)4値4状態のビタビ復号方法状
態遷移を示す各矢印の上に、各状態遷移に伴うブランチ
メトリックを表記する符号を付した。かかる表記方法
は、以下のようなものである。
ついて説明する。図15に示すトレリス線図において、
1リードクロックの間に生じる(すなわち時点k−1か
ら時点kの間に生じる)4値4状態のビタビ復号方法状
態遷移を示す各矢印の上に、各状態遷移に伴うブランチ
メトリックを表記する符号を付した。かかる表記方法
は、以下のようなものである。
【0126】まず、遷移前の状態と遷移後の状態を書き
並べて4個の数字の列とする。次に、中央寄りの2個の
(すなわち2番目と3番目の)数字を1個の数字とする
ことによって、3個の数字の列として、1リードクロッ
クの間に生じる各ブランチメトリックを表記する。この
ようにして、例えばS11→S10なる状態遷移に伴う
ブランチメトリックは、bm110と表記される。
並べて4個の数字の列とする。次に、中央寄りの2個の
(すなわち2番目と3番目の)数字を1個の数字とする
ことによって、3個の数字の列として、1リードクロッ
クの間に生じる各ブランチメトリックを表記する。この
ようにして、例えばS11→S10なる状態遷移に伴う
ブランチメトリックは、bm110と表記される。
【0127】さらに、並列処理においては、2リードク
ロックの間に生じる状態遷移に伴うブランチメトリック
の値が計算される。このようなブランチメトリックを表
記する方法について説明する。図16に示すように、2
リードクロックの間に生じる状態遷移は、1リードクロ
ックの間に生じる2個の状態遷移の結合となる。図16
によれば、2リードクロックの間に生じ得る遷移は、1
0種類であることがわかる。そして、これら10種類の
状態遷移に伴うブランチメトリックは、1リードクロッ
クの間に生じる状態遷移に伴うブランチメトリックの表
記に基づいて、以下のようにして表記できる。
ロックの間に生じる状態遷移に伴うブランチメトリック
の値が計算される。このようなブランチメトリックを表
記する方法について説明する。図16に示すように、2
リードクロックの間に生じる状態遷移は、1リードクロ
ックの間に生じる2個の状態遷移の結合となる。図16
によれば、2リードクロックの間に生じ得る遷移は、1
0種類であることがわかる。そして、これら10種類の
状態遷移に伴うブランチメトリックは、1リードクロッ
クの間に生じる状態遷移に伴うブランチメトリックの表
記に基づいて、以下のようにして表記できる。
【0128】すなわち、前半の(すなわち時点k−2か
ら時点k−1における)状態遷移に伴うブランチメトリ
ックを上述したように表記する3個の数字の列と、後半
の(すなわち時点k−1から時点kにおける)状態遷移
に伴うブランチメトリックとを上述したように表記する
3個の数字の列を書き並べて、6個の数字の列とする。
そして、中央寄りの2個の(すなわち3番目と4番目
の)数字を省略することによって、4個の数字の列とし
て、2クロックの間に生じる状態遷移に伴う各ブランチ
メトリックを表記する。このようにして、例えば時点k
−2から時点kに至る間に生じるS01→S11→S1
0なる状態遷移に伴うブランチメトリックは、bm11
10と表記されることがわかる。このような表記方法に
より、2リードクロックの間に生じ得る遷移10種類の
状態遷移に伴うブランチメトリックは、図17に示すよ
うに表記される。
ら時点k−1における)状態遷移に伴うブランチメトリ
ックを上述したように表記する3個の数字の列と、後半
の(すなわち時点k−1から時点kにおける)状態遷移
に伴うブランチメトリックとを上述したように表記する
3個の数字の列を書き並べて、6個の数字の列とする。
そして、中央寄りの2個の(すなわち3番目と4番目
の)数字を省略することによって、4個の数字の列とし
て、2クロックの間に生じる状態遷移に伴う各ブランチ
メトリックを表記する。このようにして、例えば時点k
−2から時点kに至る間に生じるS01→S11→S1
0なる状態遷移に伴うブランチメトリックは、bm11
10と表記されることがわかる。このような表記方法に
より、2リードクロックの間に生じ得る遷移10種類の
状態遷移に伴うブランチメトリックは、図17に示すよ
うに表記される。
【0129】また、2リードクロックの間に生じる状態
遷移を示す状態遷移図を図18に示す。図18には、上
述した10個の状態遷移が示されている。各状態遷移を
示す矢印に付した符号は、次のような意味を持つ。但
し、上述したように、この符号における再生信号の値c
〔k〕等は、ノイズを考慮しない計算値である。
遷移を示す状態遷移図を図18に示す。図18には、上
述した10個の状態遷移が示されている。各状態遷移を
示す矢印に付した符号は、次のような意味を持つ。但
し、上述したように、この符号における再生信号の値c
〔k〕等は、ノイズを考慮しない計算値である。
【0130】〔時点k−1における復号値'a[k-1]'+時
点kにおける復号値'a[k]'/時点k−1における再生信
号の値c[k-1]+時点kにおける再生信号の値c[k]〕この
ように表記される10個のブランチメトリックは、図1
6に示したように、1リードクロックの間に生じる2個
の状態遷移の結合であることから、以下のように計算さ
れる。
点kにおける復号値'a[k]'/時点k−1における再生信
号の値c[k-1]+時点kにおける再生信号の値c[k]〕この
ように表記される10個のブランチメトリックは、図1
6に示したように、1リードクロックの間に生じる2個
の状態遷移の結合であることから、以下のように計算さ
れる。
【0131】 bm0000=(z〔k−1〕−0)2 +(z〔k〕−0)2 (50) bm0001=(z〔k−1〕−0)2 +(z〔k〕−1)2 (51) bm0011=(z〔k−1〕−1)2 +(z〔k〕−3)2 (52) bm0111=(z〔k−1〕−3)2 +(z〔k〕−4)2 (53) bm1111=(z〔k−1〕−4)2 +(z〔k〕−4)2 (54) bm0110=(z〔k−1〕−3)2 +(z〔k〕−3)2 (55) bm1110=(z〔k−1〕−4)2 +(z〔k〕−3)2 (56) bm1100=(z〔k−1〕−3)2 +(z〔k〕−1)2 (57) bm1000=(z〔k−1〕−1)2 +(z〔k〕−0)2 (58) bm1001=(z〔k−1〕−1)2 +(z〔k〕−1)2 (59) 以下の説明においては、上述の各式に従って計算され
る、2リードクロックの間に生じ得る状態遷移に伴うブ
ランチメトリックを、単にブランチメトリックと表記す
る。このようなブランチメトリックに基づいて、パスメ
トリックの値が以下の式に従って2リードクロック毎に
更新される。
る、2リードクロックの間に生じ得る状態遷移に伴うブ
ランチメトリックを、単にブランチメトリックと表記す
る。このようなブランチメトリックに基づいて、パスメ
トリックの値が以下の式に従って2リードクロック毎に
更新される。
【0132】 m00[k]=min{m00[k-2]+bm0000,m11[k-2]+bm1100,m10[k-2]+bm1000 }(60) m01[k]=min{m10[k-2]+bm1001,m00[k-2]+bm0001 }(61) m11[k]=min{m11[k-2]+bm1111,m00[k-2]+bm0011,m01[k-2]+bm0111 }(62) m10[k]=min{m01[k-2]+bm0110,m11[k-2]+bm1100 }(63) 式(60)について説明する。図16および図17に示
したように、2クロック分の時間内すなわち、時点k−
2から時点k−1を経て時点kに至る時間内に、状態S
00に至る状態遷移は、S00→S00→S00,
S11→S10→S00およびS10→S00→S0
0の3個ある。そして、これら3個の状態遷移に伴うブ
ランチメトリックは、それぞれbm0000,bm
1000,bm1100である。一方、これら3個の
状態遷移の起点にそれぞれ対応するパスメトリックは、
m00〔k−2〕、m11〔k−2〕およびm1
0〔k−2〕である。
したように、2クロック分の時間内すなわち、時点k−
2から時点k−1を経て時点kに至る時間内に、状態S
00に至る状態遷移は、S00→S00→S00,
S11→S10→S00およびS10→S00→S0
0の3個ある。そして、これら3個の状態遷移に伴うブ
ランチメトリックは、それぞれbm0000,bm
1000,bm1100である。一方、これら3個の
状態遷移の起点にそれぞれ対応するパスメトリックは、
m00〔k−2〕、m11〔k−2〕およびm1
0〔k−2〕である。
【0133】このため、式(60)においては、このよ
うな3個の状態遷移にそれぞれ対応するブランチメトリ
ックと、パスメトリックとを加算することによって得ら
れる3個の計算値の内で、最も小さい値となる(すなわ
ち最も尤度が大きい)ものを最新のパスメトリックとす
る。他の式についても同様である。但し、式(61)、
(62)および(63)は、それぞれ、時点kにおいて
S01,S11およびS10に至った場合について、パ
スメトリックを計算する式である。
うな3個の状態遷移にそれぞれ対応するブランチメトリ
ックと、パスメトリックとを加算することによって得ら
れる3個の計算値の内で、最も小さい値となる(すなわ
ち最も尤度が大きい)ものを最新のパスメトリックとす
る。他の式についても同様である。但し、式(61)、
(62)および(63)は、それぞれ、時点kにおいて
S01,S11およびS10に至った場合について、パ
スメトリックを計算する式である。
【0134】実際のBMC,ACSにおいては、計算を
簡単にするために、規格化パスメトリックおよび規格化
パスメトリックの値を計算するためのブランチメトリッ
クが用いられる。また、計算値のオーバーフローを防ぐ
ために計算値を圧縮するための構成が設けられる。但
し、以下の説明においては、記載が煩雑になることを避
けるため、規格化パスメトリックおよび規格化パスメト
リックの値を計算するためのブランチメトリックについ
ても、全てパスメトリックおよびブランチメトリックと
表記する。
簡単にするために、規格化パスメトリックおよび規格化
パスメトリックの値を計算するためのブランチメトリッ
クが用いられる。また、計算値のオーバーフローを防ぐ
ために計算値を圧縮するための構成が設けられる。但
し、以下の説明においては、記載が煩雑になることを避
けるため、規格化パスメトリックおよび規格化パスメト
リックの値を計算するためのブランチメトリックについ
ても、全てパスメトリックおよびブランチメトリックと
表記する。
【0135】この発明は、上述したような並列な計算処
理によって選択される状態遷移に対応して、復号データ
ではなく、状態遷移そのものを表現する状態データを生
成することにより、以下のような動作を可能とするもの
である。まず、かかる状態データに基づいて復号データ
を生成する。また、かかる状態データに基づいて位相誤
差を検出する。
理によって選択される状態遷移に対応して、復号データ
ではなく、状態遷移そのものを表現する状態データを生
成することにより、以下のような動作を可能とするもの
である。まず、かかる状態データに基づいて復号データ
を生成する。また、かかる状態データに基づいて位相誤
差を検出する。
【0136】図19は、この発明の一実施例の全体構成
を示すブロック図である。この発明の一実施例は、光磁
気ディスク装置に対してこの発明を適用したものであ
る。図1を参照して上述した光磁気ディスク装置の一例
と同様の構成要素には、同一の符号を付した。記録系お
よび図示しないサーボ系等については、上述した光磁気
ディスク装置の一例と同様である。
を示すブロック図である。この発明の一実施例は、光磁
気ディスク装置に対してこの発明を適用したものであ
る。図1を参照して上述した光磁気ディスク装置の一例
と同様の構成要素には、同一の符号を付した。記録系お
よび図示しないサーボ系等については、上述した光磁気
ディスク装置の一例と同様である。
【0137】再生系の構成および動作について説明す
る。光ピックアップ7、アンプ8および9、切替えスイ
ッチ10および波形等化器11については、図1を用い
て上述した光磁気ディスク装置の一例と同様である。
る。光ピックアップ7、アンプ8および9、切替えスイ
ッチ10および波形等化器11については、図1を用い
て上述した光磁気ディスク装置の一例と同様である。
【0138】波形等化器11の後段のA/D変換器12
には、後述するように、VCO140からリードクロッ
クDCKが供給される。A/D変換器12は、リードク
ロックDCKに従って、波形等化器11から供給される
波形等化された再生信号からサンプリングを行う。そし
て、サンプリングした値を再生信号値として後段のビタ
ビ復号器130に供給する。
には、後述するように、VCO140からリードクロッ
クDCKが供給される。A/D変換器12は、リードク
ロックDCKに従って、波形等化器11から供給される
波形等化された再生信号からサンプリングを行う。そし
て、サンプリングした値を再生信号値として後段のビタ
ビ復号器130に供給する。
【0139】ビタビ復号器130は、供給される再生信
号値に基づいて、後述するように復号データを生成し、
コントローラ2に供給する。図1を用いて上述した光磁
気ディスク装置の一例と同様に、コントローラ2は、供
給される復号データに基づく復号化処理を行い、ユーザ
データおよびアドレスデータ等を再生する。
号値に基づいて、後述するように復号データを生成し、
コントローラ2に供給する。図1を用いて上述した光磁
気ディスク装置の一例と同様に、コントローラ2は、供
給される復号データに基づく復号化処理を行い、ユーザ
データおよびアドレスデータ等を再生する。
【0140】ビタビ復号器130は、再生信号値を並列
化する並列化スイッチ131、BMC132,ACS1
33,ステータスメモリユニット(以下、SMUと表記
する)134およびマージブロック135から構成され
る。そして、これらの各構成要素には、後述するよう
に、VCO140からハ−フクロックすなわちリードク
ロックDCKの半分の周波数のクロックが供給され、動
作タイミングが合わされる。並列化スイッチ131に
は、上述したように、リードクロックDCKに従ってA
/D変換器12によってサンプリングされる再生信号値
が供給される。並列化スイッチ131は、このような再
生信号値を、後段のBMC132の2個の入力位置に交
互に供給する。このようにして、リードクロックDCK
に従ってサンプリングされる、連続する2個の再生信号
値z〔k−1〕およびz〔k〕がBMC132に並列に
入力される。
化する並列化スイッチ131、BMC132,ACS1
33,ステータスメモリユニット(以下、SMUと表記
する)134およびマージブロック135から構成され
る。そして、これらの各構成要素には、後述するよう
に、VCO140からハ−フクロックすなわちリードク
ロックDCKの半分の周波数のクロックが供給され、動
作タイミングが合わされる。並列化スイッチ131に
は、上述したように、リードクロックDCKに従ってA
/D変換器12によってサンプリングされる再生信号値
が供給される。並列化スイッチ131は、このような再
生信号値を、後段のBMC132の2個の入力位置に交
互に供給する。このようにして、リードクロックDCK
に従ってサンプリングされる、連続する2個の再生信号
値z〔k−1〕およびz〔k〕がBMC132に並列に
入力される。
【0141】また、このような2個の再生信号値z〔k
−1〕およびz〔k〕は、後述するようなビタビ判定モ
ードによる位相誤差検出を行うために、シフトレジスタ
136に供給される。
−1〕およびz〔k〕は、後述するようなビタビ判定モ
ードによる位相誤差検出を行うために、シフトレジスタ
136に供給される。
【0142】BMC132は、上述したようにして並列
に入力されるz〔k−1〕とz〔k〕に基づいて、上述
の式(50)〜(59)に従って10個のブランチメト
リックbm0000〜bm1001を計算する。そし
て、計算した10個のブランチメトリックの値をACS
133に供給する。ACS133は、供給される10個
のブランチメトリックの値と、所定の手段によってラッ
チされている1ハーフクロック前のパスメトリックの値
とに基づいて、上述の式(60)〜(63)に従って最
尤な状態遷移を選択する。そして、2個の再生信号値z
〔k−1〕およびz〔k〕が供給される毎にパスメトリ
ックの値を更新すると共に、選択信号SEL00,SE
L01,SEL10,SEL11を生成し、SMU13
4に供給する。
に入力されるz〔k−1〕とz〔k〕に基づいて、上述
の式(50)〜(59)に従って10個のブランチメト
リックbm0000〜bm1001を計算する。そし
て、計算した10個のブランチメトリックの値をACS
133に供給する。ACS133は、供給される10個
のブランチメトリックの値と、所定の手段によってラッ
チされている1ハーフクロック前のパスメトリックの値
とに基づいて、上述の式(60)〜(63)に従って最
尤な状態遷移を選択する。そして、2個の再生信号値z
〔k−1〕およびz〔k〕が供給される毎にパスメトリ
ックの値を更新すると共に、選択信号SEL00,SE
L01,SEL10,SEL11を生成し、SMU13
4に供給する。
【0143】SMU134は、供給される選択信号SE
L00〜SEL11に基づいて、後述するようにして、
選択される状態遷移そのものを表現する状態データを生
成し、マージブロック135に供給する。マージブロッ
ク135は、供給される状態データに基づいて、後述す
るようにして復号データを生成する。
L00〜SEL11に基づいて、後述するようにして、
選択される状態遷移そのものを表現する状態データを生
成し、マージブロック135に供給する。マージブロッ
ク135は、供給される状態データに基づいて、後述す
るようにして復号データを生成する。
【0144】一方、ビタビ判定モードを行うための構成
について説明する。ビタビ判定モードは、後述するよう
に、SMU134の出力から再生RF信号の立ち上がり
または立ち下がりのタイミングを得ることによって位相
誤差検出のタイミングを得る方法である。上述したよう
に、並列化スイッチ131から供給される2個の再生信
号値z〔k−1〕およびz〔k〕は、シフトレジスタ1
36に供給される。シフトレジスタ136は、供給され
るz〔k−1〕およびz〔k〕を遅延させて、位相誤差
検出部(以下、PECと表記する)137に供給する。
この遅延の時間は、SMU134の出力までに要する遅
延時間を参照して決められる。
について説明する。ビタビ判定モードは、後述するよう
に、SMU134の出力から再生RF信号の立ち上がり
または立ち下がりのタイミングを得ることによって位相
誤差検出のタイミングを得る方法である。上述したよう
に、並列化スイッチ131から供給される2個の再生信
号値z〔k−1〕およびz〔k〕は、シフトレジスタ1
36に供給される。シフトレジスタ136は、供給され
るz〔k−1〕およびz〔k〕を遅延させて、位相誤差
検出部(以下、PECと表記する)137に供給する。
この遅延の時間は、SMU134の出力までに要する遅
延時間を参照して決められる。
【0145】また、PEC137には、SMU134の
出力である状態データが供給される。後述するように、
PEC137は、かかる状態データを参照して、シフト
レジスタ136から供給される遅延させられた再生信号
値z〔k−1〕およびz〔k〕に基づいて位相誤差検出
を行う。そして、位相誤差信号PEを生成する。
出力である状態データが供給される。後述するように、
PEC137は、かかる状態データを参照して、シフト
レジスタ136から供給される遅延させられた再生信号
値z〔k−1〕およびz〔k〕に基づいて位相誤差検出
を行う。そして、位相誤差信号PEを生成する。
【0146】生成される位相誤差信号PEは、D/A変
換器138によってD/A変換された後に、ループフィ
ルタ139を通過してVCO140に供給される。VC
O140は、このようにして供給される位相誤差信号に
基づいて発振し、リードクロックDCKおよびハ−フク
ロックを生成する。
換器138によってD/A変換された後に、ループフィ
ルタ139を通過してVCO140に供給される。VC
O140は、このようにして供給される位相誤差信号に
基づいて発振し、リードクロックDCKおよびハ−フク
ロックを生成する。
【0147】以下、SMU134についてより詳細に説
明する。上述の選択信号SEL00〜SEL11は、式
(60)〜(63)に従って行われる選択の結果を後段
のSMU134に伝達する信号である。式(61)およ
び(63)において、状態S01およびS10に至る状
態遷移が2個の候補から選択されるので、SEL01お
よびSEL10は、1ビットの信号とされる。また、式
(60)および(62)においては、状態S01および
S11に至る状態遷移が3個の候補から選択されるの
で、SEL00およびSEL11は、2ビットの信号と
される。
明する。上述の選択信号SEL00〜SEL11は、式
(60)〜(63)に従って行われる選択の結果を後段
のSMU134に伝達する信号である。式(61)およ
び(63)において、状態S01およびS10に至る状
態遷移が2個の候補から選択されるので、SEL01お
よびSEL10は、1ビットの信号とされる。また、式
(60)および(62)においては、状態S01および
S11に至る状態遷移が3個の候補から選択されるの
で、SEL00およびSEL11は、2ビットの信号と
される。
【0148】図20に示すように、SMU134は、2
個のA型サブブロック150および153、並びに2個
のB型サブブロック151および152を有している。
さらにセレクト信号SEL00〜SEL11、ハ−フク
ロックおよび他のサブブロックとの状態データの受渡し
等のための信号線を接続されて構成される。A型サブブ
ロック150と153は、それぞれ、状態S00とS1
1に対応する。また、B型サブブロック151と152
は、それぞれ状態S10とS01に対応する。これら4
個のサブブロック相互の接続は、図18の状態遷移図に
従うものとされる。
個のA型サブブロック150および153、並びに2個
のB型サブブロック151および152を有している。
さらにセレクト信号SEL00〜SEL11、ハ−フク
ロックおよび他のサブブロックとの状態データの受渡し
等のための信号線を接続されて構成される。A型サブブ
ロック150と153は、それぞれ、状態S00とS1
1に対応する。また、B型サブブロック151と152
は、それぞれ状態S10とS01に対応する。これら4
個のサブブロック相互の接続は、図18の状態遷移図に
従うものとされる。
【0149】図21を参照して、状態S00に対応する
A型サブブロック150についてより詳細に説明する。
A型サブブロック150は、n個の処理段を有する。す
なわち、n個のセレクタ2010 ,2011 ・・・20
1n と、n個のレジスタ2020 ,2021 ・・・20
2n とが交互に接続されている。各セレクタ2010〜
201n には、セレクト信号SEL00が供給される。
さらに、2段目以降の各セレクタ2011 〜201n に
は、上述したように、S11に対応するA型サブブロッ
ク153から継承する状態データがSMin0
A型サブブロック150についてより詳細に説明する。
A型サブブロック150は、n個の処理段を有する。す
なわち、n個のセレクタ2010 ,2011 ・・・20
1n と、n個のレジスタ2020 ,2021 ・・・20
2n とが交互に接続されている。各セレクタ2010〜
201n には、セレクト信号SEL00が供給される。
さらに、2段目以降の各セレクタ2011 〜201n に
は、上述したように、S11に対応するA型サブブロッ
ク153から継承する状態データがSMin0
〔0〕,
SMin0〔1〕・・・SMin0〔n−1〕として供
給される。また、S10に対応するB型サブブロック1
51から継承する状態データがSMin1
SMin0〔1〕・・・SMin0〔n−1〕として供
給される。また、S10に対応するB型サブブロック1
51から継承する状態データがSMin1
〔0〕,SM
in1〔1〕・・・SMin1〔n−1〕として供給さ
れる。さらに、各レジスタ2020 〜202n には、ハ
−フクロックが供給される。
in1〔1〕・・・SMin1〔n−1〕として供給さ
れる。さらに、各レジスタ2020 〜202n には、ハ
−フクロックが供給される。
【0150】次に、各セレクタの動作について説明す
る。図18に示すように、S00に遷移し得る1ハ−フ
クロック前の状態がS00,S10およびS11の3個
なので、1段目のセレクタ2010 には、00、10、
11が入力される。セレクタ2010 は、上述のSEL
00に従って、かかる3個の状態データ値の内の1個を
後段のレジスタ2020 に供給する。
る。図18に示すように、S00に遷移し得る1ハ−フ
クロック前の状態がS00,S10およびS11の3個
なので、1段目のセレクタ2010 には、00、10、
11が入力される。セレクタ2010 は、上述のSEL
00に従って、かかる3個の状態データ値の内の1個を
後段のレジスタ2020 に供給する。
【0151】また、2段目以降の各セレクタ2011 〜
201n は、3個のデータすなわち、パラレルロードと
して供給される2個の状態データ値と、シリアルシフト
として、前段のレジスタから供給される1個の状態デー
タ値を受取る。そして、かかる3個の状態データの内か
ら、選択信号SEL00に従って、最尤なものと判断さ
れた状態データ値を後段のレジスタに供給する。セレク
タ2010 〜201nが全て同一の選択信号SEL00
に従うので、ACS133が選択する最尤な状態データ
値の系列としての状態データが継承される。
201n は、3個のデータすなわち、パラレルロードと
して供給される2個の状態データ値と、シリアルシフト
として、前段のレジスタから供給される1個の状態デー
タ値を受取る。そして、かかる3個の状態データの内か
ら、選択信号SEL00に従って、最尤なものと判断さ
れた状態データ値を後段のレジスタに供給する。セレク
タ2010 〜201nが全て同一の選択信号SEL00
に従うので、ACS133が選択する最尤な状態データ
値の系列としての状態データが継承される。
【0152】さらに、各レジスタ2020 〜202
n は、上述したように供給される状態データ値をハ−フ
クロックに従って取込むことによって、保持している状
態データ値を更新する。上述したように、各レジスタの
出力は、1ハ−フクロック後に遷移し得る状態に対応す
るサブブロックに供給される。すなわち、S00自身に
遷移し得るので、シリアルシフトとして後段のセレクタ
に供給される。さらに、パラレルロードとして、S01
に対応するB型サブブロック152、およびS11に対
応するA型サブブロック153に対して供給される。
n は、上述したように供給される状態データ値をハ−フ
クロックに従って取込むことによって、保持している状
態データ値を更新する。上述したように、各レジスタの
出力は、1ハ−フクロック後に遷移し得る状態に対応す
るサブブロックに供給される。すなわち、S00自身に
遷移し得るので、シリアルシフトとして後段のセレクタ
に供給される。さらに、パラレルロードとして、S01
に対応するB型サブブロック152、およびS11に対
応するA型サブブロック153に対して供給される。
【0153】一方、図22を参照して、B型サブブロッ
ク151についてより詳細に説明する。B型サブブロッ
ク151は、n個の処理段を有する。すなわち、n個の
セレクタ2110 ,2111 ,・・・211n と、n個
のレジスタ2120 ,2121 ,・・・212n とが交
互に配置されている。B型サブブロックは、図18にお
いて自身を継承しない状態に対応するものなので、シリ
アルシフトを行わない。このため、各レジスタ2120
から212n は、レジスタ2120 〜212nに対する
出力を行わない。各セレクタ2010 〜201n には、
セレクト信号SEL10が供給される。
ク151についてより詳細に説明する。B型サブブロッ
ク151は、n個の処理段を有する。すなわち、n個の
セレクタ2110 ,2111 ,・・・211n と、n個
のレジスタ2120 ,2121 ,・・・212n とが交
互に配置されている。B型サブブロックは、図18にお
いて自身を継承しない状態に対応するものなので、シリ
アルシフトを行わない。このため、各レジスタ2120
から212n は、レジスタ2120 〜212nに対する
出力を行わない。各セレクタ2010 〜201n には、
セレクト信号SEL10が供給される。
【0154】さらに、2段目以降の各セレクタ2111
〜211n には、上述したように、S01に対応するB
型サブブロック152から継承する状態データがSMi
n0
〜211n には、上述したように、S01に対応するB
型サブブロック152から継承する状態データがSMi
n0
〔0〕,SMin0〔1〕・・・SMin0〔n−
1〕として供給される。また、S11に対応するB型サ
ブブロック153から継承する状態データがSMin1
1〕として供給される。また、S11に対応するB型サ
ブブロック153から継承する状態データがSMin1
〔0〕,SMin1〔1〕・・・SMin1〔n−1〕
として供給される。さらに、各レジスタ2120 〜21
2n には、ハ−フクロックが供給される。
として供給される。さらに、各レジスタ2120 〜21
2n には、ハ−フクロックが供給される。
【0155】次に、各セレクタの動作について説明す
る。図18に示すように、S10に遷移し得る1ハ−フ
クロック前の状態がS01,S11の2個なので、1段
目のセレクタ2010 には、01、11が入力される。
セレクタ2110 は、SEL10に従って、かかる2個
の状態データ値の内の1個を後段のレジスタ2120 に
供給する。
る。図18に示すように、S10に遷移し得る1ハ−フ
クロック前の状態がS01,S11の2個なので、1段
目のセレクタ2010 には、01、11が入力される。
セレクタ2110 は、SEL10に従って、かかる2個
の状態データ値の内の1個を後段のレジスタ2120 に
供給する。
【0156】また、2段目以降の各セレクタ2011 〜
201n は、上述したようにパラレルロードとして供給
される2個の状態データを受取る。そして、かかる2個
の状態データの内から、選択信号SEL10に従って、
最尤なものと判断された状態データを後段のレジスタに
供給する。セレクタ2110 〜211n が全て同一の選
択信号SEL00に従うので、ACS133が選択する
最尤な状態データ値の系列としての状態データが継承さ
れる。
201n は、上述したようにパラレルロードとして供給
される2個の状態データを受取る。そして、かかる2個
の状態データの内から、選択信号SEL10に従って、
最尤なものと判断された状態データを後段のレジスタに
供給する。セレクタ2110 〜211n が全て同一の選
択信号SEL00に従うので、ACS133が選択する
最尤な状態データ値の系列としての状態データが継承さ
れる。
【0157】さらに、各レジスタ2120 〜212
n は、上述したように供給される状態データ値をハ−フ
クロックに従って取込むことによって、保持している状
態データを更新する。上述したように、各レジスタの出
力は、1ハ−フクロック後に遷移し得る状態に対応する
サブブロックに供給される。すなわち、S00に対応す
るA型サブブロック150、およびS01に対応するB
型サブブロック152に対するパラレルロードとして供
給される。
n は、上述したように供給される状態データ値をハ−フ
クロックに従って取込むことによって、保持している状
態データを更新する。上述したように、各レジスタの出
力は、1ハ−フクロック後に遷移し得る状態に対応する
サブブロックに供給される。すなわち、S00に対応す
るA型サブブロック150、およびS01に対応するB
型サブブロック152に対するパラレルロードとして供
給される。
【0158】SMU134中の4個のサブブロックが有
するレジスタの段数nが充分に大きい場合、4個のサブ
ブロック中のn段目のレジスタの値が全て一致する。こ
のような場合には、4個のサブブロックの内の何れが生
成する状態データに基づいて復号データが生成されるよ
うにしてもよい。他方、nが大きくなる程ビタビ復号方
法を行うことによって生じる遅延時間が大きくなる。そ
こで、レジスタの段数nは、ビタビ復号器130に入力
される再生信号のC/Nおよび周波数特性等に応じて適
切に設定される必要がある。
するレジスタの段数nが充分に大きい場合、4個のサブ
ブロック中のn段目のレジスタの値が全て一致する。こ
のような場合には、4個のサブブロックの内の何れが生
成する状態データに基づいて復号データが生成されるよ
うにしてもよい。他方、nが大きくなる程ビタビ復号方
法を行うことによって生じる遅延時間が大きくなる。そ
こで、レジスタの段数nは、ビタビ復号器130に入力
される再生信号のC/Nおよび周波数特性等に応じて適
切に設定される必要がある。
【0159】上述したように、SMU134によって1
ハーフクロック毎に生成される状態データに基づく復号
データの生成は、マージブロック135によってなされ
る。1ハーフクロックは、リードクロックDCKの2個
分に相当する。このため、マージブロック135は、供
給される状態データに、図18の状態遷移図に記載され
る2ビット毎の復号データを対応させるものとされる。
ハーフクロック毎に生成される状態データに基づく復号
データの生成は、マージブロック135によってなされ
る。1ハーフクロックは、リードクロックDCKの2個
分に相当する。このため、マージブロック135は、供
給される状態データに、図18の状態遷移図に記載され
る2ビット毎の復号データを対応させるものとされる。
【0160】このような対応の一例として、ハ−フクロ
ックによって表示する時点k+n−1における状態デー
タ値がsm〔k+n−1〕=00で、次の時点k+nに
おける状態データ値がsm〔k+n〕=11である場合
について考える。ここで、nは、SMU134の出力が
得られるまでの遅延時間を示す。図18から、かかる場
合の復号データ値は、時間的に古い順に'1','0' とな
る。このようにして、図18の状態遷移図に従う、状態
データ値と復号データ値の対応を図23に示す。図23
において、時間的に古い方の復号データをvd0として
示し、新しい方のデータをvd1として示した。
ックによって表示する時点k+n−1における状態デー
タ値がsm〔k+n−1〕=00で、次の時点k+nに
おける状態データ値がsm〔k+n〕=11である場合
について考える。ここで、nは、SMU134の出力が
得られるまでの遅延時間を示す。図18から、かかる場
合の復号データ値は、時間的に古い順に'1','0' とな
る。このようにして、図18の状態遷移図に従う、状態
データ値と復号データ値の対応を図23に示す。図23
において、時間的に古い方の復号データをvd0として
示し、新しい方のデータをvd1として示した。
【0161】一方、ビタビ判定モードによる位相誤差検
出についてより詳細に説明する。状態データに基づい
て、以下のようにして再生RF信号の立ち上がりおよび
立ち下がりのタイミングを得ることができる。このた
め、上述したような構成により、このようなタイミング
に基づく位相誤差検出を行うことができる。
出についてより詳細に説明する。状態データに基づい
て、以下のようにして再生RF信号の立ち上がりおよび
立ち下がりのタイミングを得ることができる。このた
め、上述したような構成により、このようなタイミング
に基づく位相誤差検出を行うことができる。
【0162】リードクロックDCK毎の状態遷移は、図
14に示した状態遷移図に従って生じる。図14におい
て、時点jにおいて状態S00から状態S11への遷移
が生じた場合には、次の時点j+1において必ず状態S
11に遷移することがわかる。このような遷移に伴う再
生信号の値は、ノイズによる誤差の範囲内でz〔j〕=
1,z〔j+1〕=3となる。このため、状態データに
基づいて、このような時点jを再生RF信号の立ち上が
り時点と認識することができる。このことについて図2
4を参照して具体的に説明する。
14に示した状態遷移図に従って生じる。図14におい
て、時点jにおいて状態S00から状態S11への遷移
が生じた場合には、次の時点j+1において必ず状態S
11に遷移することがわかる。このような遷移に伴う再
生信号の値は、ノイズによる誤差の範囲内でz〔j〕=
1,z〔j+1〕=3となる。このため、状態データに
基づいて、このような時点jを再生RF信号の立ち上が
り時点と認識することができる。このことについて図2
4を参照して具体的に説明する。
【0163】図24は、A/D変換器12に供給される
再生RF信号の一例について、リードクロックDCKに
従うサンプリング点に黒丸を付して示すものである。再
生RF信号の下方に、各時点において選択される状態を
示す。図24Aは、位相誤差が無い場合について示して
いる。また、図24BがリードクロックDCKの位相が
進んでいる場合について示しており、図24Cがリード
クロックDCKの位相が遅れている場合について示して
いる。また、位相誤差を見易くするために1リードクロ
ックおきに(すなわち2リードクロック間隔で)破線を
付記した。
再生RF信号の一例について、リードクロックDCKに
従うサンプリング点に黒丸を付して示すものである。再
生RF信号の下方に、各時点において選択される状態を
示す。図24Aは、位相誤差が無い場合について示して
いる。また、図24BがリードクロックDCKの位相が
進んでいる場合について示しており、図24Cがリード
クロックDCKの位相が遅れている場合について示して
いる。また、位相誤差を見易くするために1リードクロ
ックおきに(すなわち2リードクロック間隔で)破線を
付記した。
【0164】図24A〜Cにおいて、Pが上述したよう
な立ち上がり時の再生信号値とされるサンプリング値で
ある。すなわち、S00の1リードクロック後の再生信
号値Pがノイズによる誤差の範囲内で1なので、状態S
01への遷移が生じている。そして、かかる状態S01
の1リードクロック後の再生信号値とされるサンプリン
グ値Qがノイズによる誤差の範囲内で3なので、状態S
11への遷移が生じている。従って、PおよびQがサン
プリングされる期間において再生RF信号が立ち上がっ
ていることが確認できる。
な立ち上がり時の再生信号値とされるサンプリング値で
ある。すなわち、S00の1リードクロック後の再生信
号値Pがノイズによる誤差の範囲内で1なので、状態S
01への遷移が生じている。そして、かかる状態S01
の1リードクロック後の再生信号値とされるサンプリン
グ値Qがノイズによる誤差の範囲内で3なので、状態S
11への遷移が生じている。従って、PおよびQがサン
プリングされる期間において再生RF信号が立ち上がっ
ていることが確認できる。
【0165】他方、図14において、リードクロックD
CKによって表示するある時点jにおいて状態S11か
ら状態S10への遷移が生じた場合には、次の時点j+
1において必ず状態S00に遷移することがわかる。こ
の場合の再生信号の値は、ノイズによる誤差の範囲内で
z〔j〕=3,z〔j+1〕=1となる。従って、状態
データに基づいて、このような時点jを再生RF信号の
立ち下がり時点と認識することができる。このことにつ
いて図24を参照して具体的に説明する。
CKによって表示するある時点jにおいて状態S11か
ら状態S10への遷移が生じた場合には、次の時点j+
1において必ず状態S00に遷移することがわかる。こ
の場合の再生信号の値は、ノイズによる誤差の範囲内で
z〔j〕=3,z〔j+1〕=1となる。従って、状態
データに基づいて、このような時点jを再生RF信号の
立ち下がり時点と認識することができる。このことにつ
いて図24を参照して具体的に説明する。
【0166】図24A〜Cにおいて、Rが上述したよう
な立ち下がり時の再生信号値とされるサンプリング値で
ある。すなわち、S11の1リードクロック後の再生信
号値Rがノイズによる誤差の範囲内で3なので、状態S
10への遷移が生じている。そして、かかる状態S10
の1リードクロック後の再生信号値とされるサンプリン
グ値Qがノイズによる誤差の範囲内で1なので、状態S
00への遷移が生じている。従って、RおよびSがサン
プリングされる期間において再生RF信号が立ち下がっ
ていることが確認できる。以上のようなP,Q,R,S
と状態遷移の関係は、以下のようになる。
な立ち下がり時の再生信号値とされるサンプリング値で
ある。すなわち、S11の1リードクロック後の再生信
号値Rがノイズによる誤差の範囲内で3なので、状態S
10への遷移が生じている。そして、かかる状態S10
の1リードクロック後の再生信号値とされるサンプリン
グ値Qがノイズによる誤差の範囲内で1なので、状態S
00への遷移が生じている。従って、RおよびSがサン
プリングされる期間において再生RF信号が立ち下がっ
ていることが確認できる。以上のようなP,Q,R,S
と状態遷移の関係は、以下のようになる。
【0167】P:立ち上がり時点(状態S01→S1
1)の再生信号値 Q:立ち上がり時点の1リードクロック後(状態S11
→S10)の再生信号値 R:立ち下がり時点(状態S11→S10)の再生信号
値 S:立ち下がり時点の1リードクロック後(状態S10
→S00)の再生信号値 図24Aに示すように、リードクロックDCKの位相が
再生信号の位相に正確に合っている場合には、図14か
ら、PとSが何れもノイズによる誤差の範囲内で識別点
の値1に等しい。また、Qの値とRの値は、何れも図7
から、ノイズによる誤差の範囲内で識別点の値3に等し
い。従って、P=S且つQ=Rとなる。
1)の再生信号値 Q:立ち上がり時点の1リードクロック後(状態S11
→S10)の再生信号値 R:立ち下がり時点(状態S11→S10)の再生信号
値 S:立ち下がり時点の1リードクロック後(状態S10
→S00)の再生信号値 図24Aに示すように、リードクロックDCKの位相が
再生信号の位相に正確に合っている場合には、図14か
ら、PとSが何れもノイズによる誤差の範囲内で識別点
の値1に等しい。また、Qの値とRの値は、何れも図7
から、ノイズによる誤差の範囲内で識別点の値3に等し
い。従って、P=S且つQ=Rとなる。
【0168】一方、図24Bに示すように、リードクロ
ックDCKの位相が再生信号の位相よりも進んでいる場
合には、図24Aの場合よりもサンプリングのタイミン
グが早くなる。このため、PおよびQについては、図2
4Aの場合よりも小さい値がサンプリングされ、Rおよ
びSについては、図24Aの場合よりも大きい値がサン
プリングされる。従って、P<S且つQ<Rとなるの
で、P−S<0、且つ、Q−R<0となる。
ックDCKの位相が再生信号の位相よりも進んでいる場
合には、図24Aの場合よりもサンプリングのタイミン
グが早くなる。このため、PおよびQについては、図2
4Aの場合よりも小さい値がサンプリングされ、Rおよ
びSについては、図24Aの場合よりも大きい値がサン
プリングされる。従って、P<S且つQ<Rとなるの
で、P−S<0、且つ、Q−R<0となる。
【0169】他方、図24Cに示すように、リードクロ
ックDCKの位相が再生信号の位相よりも遅れている場
合には、図24Aの場合よりもサンプリングのタイミン
グが遅くなる。このため、PおよびQについては、図2
4Aの場合よりも大きい値がサンプリングされ、Rおよ
びSについては、図24Aの場合よりも小さい値がサン
プリングされる。従って、P>S且つQ>Rとなるの
で、P−S>0、且つ、Q−R>0となる。
ックDCKの位相が再生信号の位相よりも遅れている場
合には、図24Aの場合よりもサンプリングのタイミン
グが遅くなる。このため、PおよびQについては、図2
4Aの場合よりも大きい値がサンプリングされ、Rおよ
びSについては、図24Aの場合よりも小さい値がサン
プリングされる。従って、P>S且つQ>Rとなるの
で、P−S>0、且つ、Q−R>0となる。
【0170】従って、〔(P−S)+(Q−R)〕の値
を位相誤差として用いることができる。すなわち、上述
の位相誤差信号PEの値は、次のようなものである。
を位相誤差として用いることができる。すなわち、上述
の位相誤差信号PEの値は、次のようなものである。
【0171】 PE=(P−S)+(Q−R) (64) リードクロックDCKの位相が再生信号の位相よりも進
んでいる時には、PE<0となる。また、リードクロッ
クDCKの位相が再生信号の位相よりも遅れている時に
は、PE>0となる。上述したように、このようなPE
の値が位相誤差信号としてVCO140に供給され、V
CO140の発振に用いられる。
んでいる時には、PE<0となる。また、リードクロッ
クDCKの位相が再生信号の位相よりも遅れている時に
は、PE>0となる。上述したように、このようなPE
の値が位相誤差信号としてVCO140に供給され、V
CO140の発振に用いられる。
【0172】このような位相誤差信号PEを生成するP
EC137について説明する。図26に示すように、P
EC137は、4個のレジスタ301、302、30
3、304と、その前段にそれぞれ設けられる再生信号
値切替えスイッチ311〜314、レジスタ301〜3
04から供給される値に基づいて減算および加算を行う
演算部305、およびSMU134の出力に基づいてレ
ジスタ301〜304による取込みを制御する信号を生
成する手段(図示せず)から構成される。PEC137
には、上述のシフトレジスタ136の出力、すなわち遅
延させられた2個の並列な再生信号値が供給される。
EC137について説明する。図26に示すように、P
EC137は、4個のレジスタ301、302、30
3、304と、その前段にそれぞれ設けられる再生信号
値切替えスイッチ311〜314、レジスタ301〜3
04から供給される値に基づいて減算および加算を行う
演算部305、およびSMU134の出力に基づいてレ
ジスタ301〜304による取込みを制御する信号を生
成する手段(図示せず)から構成される。PEC137
には、上述のシフトレジスタ136の出力、すなわち遅
延させられた2個の並列な再生信号値が供給される。
【0173】以下の説明においては、かかる2個の再生
信号値の内、古い方をz0,新しい方をz1とする。各
レジスタには、z0,z1の内から、後述するようにし
て選択されるものが供給される。さらに、各レジスタ3
01、302、303、304には、それぞれP,Q,
R,Sの取込みタイミングを指令する信号GP , GQ,
GR , GS を供給される。このようなz0,z1の内か
らの選択と、信号GP , GQ , GR , GS の指令とによ
って、各レジスタ301、302、303、304に
は、それぞれP,Q,R,Sの値が適切にラッチされる
ことになる。
信号値の内、古い方をz0,新しい方をz1とする。各
レジスタには、z0,z1の内から、後述するようにし
て選択されるものが供給される。さらに、各レジスタ3
01、302、303、304には、それぞれP,Q,
R,Sの取込みタイミングを指令する信号GP , GQ,
GR , GS を供給される。このようなz0,z1の内か
らの選択と、信号GP , GQ , GR , GS の指令とによ
って、各レジスタ301、302、303、304に
は、それぞれP,Q,R,Sの値が適切にラッチされる
ことになる。
【0174】このようなz0,z1からの選択と、信号
GP , GQ , GR , GS の指令とは、上述したようにし
てPEC137に供給されるSMU134の出力に基づ
いて、次のようにして生成される。まず、ある時点にお
いてPEC13に供給されるSMU134の出力とその
1ハ−フクロック前の出力の組合わせとして可能な全て
の場合(すなわち図18の状態遷移図に示されている全
ての遷移)について、1リードクロック毎の状態遷移を
図14の状態遷移図に従って特定する。そして、かかる
1リードクロック毎の状態遷移の内で、位相誤差検出タ
イミングすなわちP,Q,R,Sの値を取込むタイミン
グに該当するものを見つければ良い。この際に、位相誤
差検出タイミングは、SMU134の出力値1個に対し
て最大で2個の割合で得ることができる。
GP , GQ , GR , GS の指令とは、上述したようにし
てPEC137に供給されるSMU134の出力に基づ
いて、次のようにして生成される。まず、ある時点にお
いてPEC13に供給されるSMU134の出力とその
1ハ−フクロック前の出力の組合わせとして可能な全て
の場合(すなわち図18の状態遷移図に示されている全
ての遷移)について、1リードクロック毎の状態遷移を
図14の状態遷移図に従って特定する。そして、かかる
1リードクロック毎の状態遷移の内で、位相誤差検出タ
イミングすなわちP,Q,R,Sの値を取込むタイミン
グに該当するものを見つければ良い。この際に、位相誤
差検出タイミングは、SMU134の出力値1個に対し
て最大で2個の割合で得ることができる。
【0175】例えば、図18から、ハ−フクロックによ
って表示する時点k、k−1における状態データ値とし
て、sm〔k〕=11、sm〔k−1〕=00が生じ得
ることがわかる。この時には、図14の状態遷移図か
ら、1リードクロック毎の状態遷移は、S00→S01
→S11であることがわかる。上述のP,Q,R,Sの
決め方に従って、このような遷移は、前半(S00→S
01)が立ち上がり点(すなわちPの値を取込むタイミ
ング)に相当し、後半(S01→S11)が立ち上がり
点Pの1リードクロック後の点(すなわちQの値を取込
むタイミング)に相当することがわかる。従って、この
時には、z0の値がPの値としてレジスタ301に供給
され、また、z1の値がQの値としてレジスタ302に
供給されれば良い。
って表示する時点k、k−1における状態データ値とし
て、sm〔k〕=11、sm〔k−1〕=00が生じ得
ることがわかる。この時には、図14の状態遷移図か
ら、1リードクロック毎の状態遷移は、S00→S01
→S11であることがわかる。上述のP,Q,R,Sの
決め方に従って、このような遷移は、前半(S00→S
01)が立ち上がり点(すなわちPの値を取込むタイミ
ング)に相当し、後半(S01→S11)が立ち上がり
点Pの1リードクロック後の点(すなわちQの値を取込
むタイミング)に相当することがわかる。従って、この
時には、z0の値がPの値としてレジスタ301に供給
され、また、z1の値がQの値としてレジスタ302に
供給されれば良い。
【0176】このようにして、図25に示すように、s
m〔k+n〕とその1ハ−フクロック前のSMUの出力
sm〔k+n−1〕の組合わせに対して、最大で2個の
位相誤差検出タイミングが得られることがわかる。ここ
でnは、SMU134の出力が生成されるまでの遅延時
間を示す。
m〔k+n〕とその1ハ−フクロック前のSMUの出力
sm〔k+n−1〕の組合わせに対して、最大で2個の
位相誤差検出タイミングが得られることがわかる。ここ
でnは、SMU134の出力が生成されるまでの遅延時
間を示す。
【0177】従って、図26に示す構成において、例え
ばsm〔k+n〕=11、且つ、sm〔k+n−1〕=
00である場合には、上述したようにz0をレジスタ3
01に取込み、また、z1をレジスタ302に取込むた
めに、以下のような動作が行われる。すなわち、GP ,
GQ が例えば'High'とされて取込みを指令するものとさ
れ、また、再生信号値切替えスイッチ311がTP の指
令に従ってz0を選択し、さらに再生信号値切替えスイ
ッチ312がTQ の指令に従ってz1を選択する。ま
た、この時には、GR , GS は、例えば'low' とされ
て、レジスタ303および304が取込みしないように
指令される。
ばsm〔k+n〕=11、且つ、sm〔k+n−1〕=
00である場合には、上述したようにz0をレジスタ3
01に取込み、また、z1をレジスタ302に取込むた
めに、以下のような動作が行われる。すなわち、GP ,
GQ が例えば'High'とされて取込みを指令するものとさ
れ、また、再生信号値切替えスイッチ311がTP の指
令に従ってz0を選択し、さらに再生信号値切替えスイ
ッチ312がTQ の指令に従ってz1を選択する。ま
た、この時には、GR , GS は、例えば'low' とされ
て、レジスタ303および304が取込みしないように
指令される。
【0178】このような取込みを指令する信号GP 〜G
S および切換えを指令する信号TP〜TS は、上述した
ように、PEC137内に設けられた、図25に従って
動作するように構成された例えばアンド回路等の図示し
ない手段によって、SMU134の出力に基づいて生成
される。このようにして、位相誤差検出タイミングに従
ってP,Q,R,Rの値を各々に対応するレジスタ30
1〜304に正しく取込むことができる。そして、レジ
スタ301〜304の値は、取込みが行われる度に更新
される。
S および切換えを指令する信号TP〜TS は、上述した
ように、PEC137内に設けられた、図25に従って
動作するように構成された例えばアンド回路等の図示し
ない手段によって、SMU134の出力に基づいて生成
される。このようにして、位相誤差検出タイミングに従
ってP,Q,R,Rの値を各々に対応するレジスタ30
1〜304に正しく取込むことができる。そして、レジ
スタ301〜304の値は、取込みが行われる度に更新
される。
【0179】このようなP,Q,R,Sの値に基づい
て、減算および加算を行う演算部305が上述の式(6
4)に従って位相誤差信号PEの値を計算する。上述し
たように、D/A変換器138およびループフィルタ1
39を介して、位相誤差信号PEがVCO140に供給
され、VCO140の発振に用いられることにより、P
LLがロックされる。また、演算部305は、再生RF
信号が得られる期間には常にPEの値を計算している。
て、減算および加算を行う演算部305が上述の式(6
4)に従って位相誤差信号PEの値を計算する。上述し
たように、D/A変換器138およびループフィルタ1
39を介して、位相誤差信号PEがVCO140に供給
され、VCO140の発振に用いられることにより、P
LLがロックされる。また、演算部305は、再生RF
信号が得られる期間には常にPEの値を計算している。
【0180】ところで、この発明を適用することによっ
て生成される状態データに基づいて、振幅基準値の適応
化を行うような構成を付加しても良い。このような場合
には、BMC132において再生RF信号の品質に適応
する振幅基準値が用いられることによって、より的確な
状態データを得ることができる。
て生成される状態データに基づいて、振幅基準値の適応
化を行うような構成を付加しても良い。このような場合
には、BMC132において再生RF信号の品質に適応
する振幅基準値が用いられることによって、より的確な
状態データを得ることができる。
【0181】上述したこの発明の一実施例は、4値4状
態ビタビ復号方法を行う光磁気ディスク装置にこの発明
を適用したものである。これに対し、上述したような3
値4状態ビタビ復号方法および7値6状態ビタビ復号方
法等の他の種類のビタビ復号方法を行う光磁気ディスク
装置にも、この発明を適用することができる。また、こ
の発明は、記録媒体に記録されたデータから再生される
再生信号から、リードデータを復号するためにビタビ復
号方法を用いることができる情報再生装置に適用するこ
とができる。すなわち、光磁気ディスク(MO)以外に
も、例えば相変化型ディスクPD、CD−E(CD-Erasa
ble )等の書き換え可能ディスク、CD−R等の追記型
ディスク、CD−ROM等の読み出し専用ディスク等の
光ディスク装置に適用することが可能である。また、こ
の発明は、この実施例に限定されることなく、この発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々の応用および変形が考え
られる。
態ビタビ復号方法を行う光磁気ディスク装置にこの発明
を適用したものである。これに対し、上述したような3
値4状態ビタビ復号方法および7値6状態ビタビ復号方
法等の他の種類のビタビ復号方法を行う光磁気ディスク
装置にも、この発明を適用することができる。また、こ
の発明は、記録媒体に記録されたデータから再生される
再生信号から、リードデータを復号するためにビタビ復
号方法を用いることができる情報再生装置に適用するこ
とができる。すなわち、光磁気ディスク(MO)以外に
も、例えば相変化型ディスクPD、CD−E(CD-Erasa
ble )等の書き換え可能ディスク、CD−R等の追記型
ディスク、CD−ROM等の読み出し専用ディスク等の
光ディスク装置に適用することが可能である。また、こ
の発明は、この実施例に限定されることなく、この発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々の応用および変形が考え
られる。
【0182】
【発明の効果】上述したように、この発明は、ビタビ復
号方法において、再生信号値に基づく計算を並列処理に
よって行い、並列処理の結果に基づいて選択される生き
残り状態、すなわち最尤な状態遷移を表現する状態デー
タを生成することによって、以下のような処理を可能と
するものである。
号方法において、再生信号値に基づく計算を並列処理に
よって行い、並列処理の結果に基づいて選択される生き
残り状態、すなわち最尤な状態遷移を表現する状態デー
タを生成することによって、以下のような処理を可能と
するものである。
【0183】まず、このような生き残り状態を表現する
状態データに基づいて、2ビット毎に復号データを生成
することができる。
状態データに基づいて、2ビット毎に復号データを生成
することができる。
【0184】さらに、このような生き残り状態を表現す
る状態データに基づいて、位相誤差検出タイミングを得
ることができる。この位相誤差検出タイミングに従って
位相誤差信号を生成し、位相誤差信号に基づいてPLL
をロックさせることができるので、適正なリードクロッ
クおよびハ−フクロックを生成することができる。
る状態データに基づいて、位相誤差検出タイミングを得
ることができる。この位相誤差検出タイミングに従って
位相誤差信号を生成し、位相誤差信号に基づいてPLL
をロックさせることができるので、適正なリードクロッ
クおよびハ−フクロックを生成することができる。
【0185】また、この発明を適用することによって生
成される状態データに基づいて、振幅基準値の適応化を
行うようにしても良い。このような場合には、BMCに
おいて再生RF信号の品質に適応する振幅基準値が用い
られるので、例えば再生RF信号の振幅変動等の要因に
よって再生RF信号の品質が一定でない時にも的確な状
態データを得ることができる。従って、復号データおよ
び位相誤差検出タイミングをより的確に生成することが
可能となる。
成される状態データに基づいて、振幅基準値の適応化を
行うようにしても良い。このような場合には、BMCに
おいて再生RF信号の品質に適応する振幅基準値が用い
られるので、例えば再生RF信号の振幅変動等の要因に
よって再生RF信号の品質が一定でない時にも的確な状
態データを得ることができる。従って、復号データおよ
び位相誤差検出タイミングをより的確に生成することが
可能となる。
【図1】4値4状態ビタビ復号方法を行う光磁気ディス
ク装置の一例の全体構成を示すブロック図である。
ク装置の一例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】マーク位置記録方法およびマークエッジ記録方
法について説明するための略線図である。
法について説明するための略線図である。
【図3】光磁気ディスクのセクタフォーマットの一例に
ついて説明するための略線図である。
ついて説明するための略線図である。
【図4】RLL(1,7)符号化方法において、最小磁
化反転幅が2であることを示す略線図である。
化反転幅が2であることを示す略線図である。
【図5】RLL(1,7)符号とマークエッジ記録方法
の組合わせによって記録されたデータから再生される再
生信号を、パーシャルレスポンス特性PR(1,2,
1)の下で波形等化した時のアイ・パターンについて説
明するための略線図である。
の組合わせによって記録されたデータから再生される再
生信号を、パーシャルレスポンス特性PR(1,2,
1)の下で波形等化した時のアイ・パターンについて説
明するための略線図である。
【図6】4値4状態ビタビ復号方法の状態遷移図を作成
する過程について説明するための略線図である。
する過程について説明するための略線図である。
【図7】4値4状態ビタビ復号方法の状態遷移図の一例
を示す略線図である。
を示す略線図である。
【図8】4値4状態ビタビ復号方法におけるトレリス線
図の一例を示す略線図である。
図の一例を示す略線図である。
【図9】4値4状態ビタビ復号方法において、規格化メ
トリックに基づく状態遷移の条件を示す略線図である。
トリックに基づく状態遷移の条件を示す略線図である。
【図10】4値4状態ビタビ復号を行うビタビ復号器の
全体構成を示すブロック図である。
全体構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示したビタビ復号器の一部分の構成
を詳細に示すブロック図である。
を詳細に示すブロック図である。
【図12】図10に示したビタビ復号器の他の一部分の
構成を詳細に示すブロック図である。
構成を詳細に示すブロック図である。
【図13】図10に示したビタビ復号器のさらに他の一
部分の構成を詳細に示すブロック図である。
部分の構成を詳細に示すブロック図である。
【図14】図7とは異なる表記方法による、4値4状態
ビタビ復号方法の状態遷移図の一例を示す略線図であ
る。
ビタビ復号方法の状態遷移図の一例を示す略線図であ
る。
【図15】1リードクロックの間に生じ得るブランチメ
トリックの表記方法について説明するための略線図であ
る。
トリックの表記方法について説明するための略線図であ
る。
【図16】2リードクロックの間に生じ得るブランチメ
トリックを、1リードクロックの間に生じ得るブランチ
メトリックの結合として説明するための略線図である。
トリックを、1リードクロックの間に生じ得るブランチ
メトリックの結合として説明するための略線図である。
【図17】2リードクロックの間に生じ得るブランチメ
トリックの表記について説明するための略線図である。
トリックの表記について説明するための略線図である。
【図18】2リードクロック毎の状態遷移を表現する状
態遷移図の一例を示す略線図である。
態遷移図の一例を示す略線図である。
【図19】この発明の一実施例の全体構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図20】この発明の一実施例中のステータスメモリユ
ニット134の構成を詳細に説明するためのブロック図
である。
ニット134の構成を詳細に説明するためのブロック図
である。
【図21】図20に示したステータスメモリユニット1
34中の一部の構成について、詳細に説明するためのブ
ロック図である。
34中の一部の構成について、詳細に説明するためのブ
ロック図である。
【図22】図20に示したステータスメモリユニット1
34中の他の一部の構成について、詳細に説明するため
のブロック図である。
34中の他の一部の構成について、詳細に説明するため
のブロック図である。
【図23】状態データ値と、復号データ値との対応につ
いて説明するための略線図である。
いて説明するための略線図である。
【図24】位相誤差を検出するためのサンプリングにつ
いて説明するための略線図である。
いて説明するための略線図である。
【図25】状態データ値と、位相誤差を検出するための
サンプリングのタイミングとの対応について説明するた
めの略線図である。
サンプリングのタイミングとの対応について説明するた
めの略線図である。
【図26】この発明の一実施例中の位相誤差検出部13
7の構成を詳細に説明するためのブロック図である。
7の構成を詳細に説明するためのブロック図である。
2・・・コントローラ、3・・・エンコーダ、4・・・
レーザパワーコントロール部(LPC)、5・・・磁気
ヘッド、6・・・光磁気ディスク、7・・・光ピックア
ップ、10・・・切替えスイッチ、11・・・波形等化
器、12・・・A/D変換器、13・・・ビタビ復号
器、14・・・PLL部、20・・・ブランチメトリッ
ク計算回路(BMC)、21・・・加算、比較および選
択回路(ACS)、22・・・圧縮およびラッチ回路、
23・・・パスメモリユニット(PMU)、24・・・
A型パスメモリ、25・・・B型パスメモリ、26・・
・A型パスメモリ、27・・・B型パスメモリ、51・
・・加算器、52・・・加算器、53・・・加算器、5
4・・・加算器、55・・・比較器、56・・・加算
器、57・・・比較器、58・・・加算器、300 〜3
014・・・フリップフロップ、311 〜3114・・・セ
レクタ、320 〜3214・・・フリップフロップ、13
1・・・並列化スイッチ、132・・・ブランチメトリ
ック計算回路(BMC)、133・・・加算、比較およ
び選択回路(ACS)、134・・・ステ−タスメモリ
ユニット、135・・・マ−ジブロック、136・・・
シフトレジスタ、137・・・位相誤差検出部、140
・・・VCO、150・・・A型サブブロック、151
・・・B型サブブロック、152・・・A型サブブロッ
ク、153・・・B型サブブロック、2010 〜201
n-1 ・・・セレクタ、2020 〜202n-1 ・・・レジ
スタ、2110 〜211n-1 ・・・セレクタ、2120
〜212n-1 ・・・レジスタ、301〜304・・・レ
ジスタ、305・・・演算部、311〜314・・・再
生信号値切替えスイッチ
レーザパワーコントロール部(LPC)、5・・・磁気
ヘッド、6・・・光磁気ディスク、7・・・光ピックア
ップ、10・・・切替えスイッチ、11・・・波形等化
器、12・・・A/D変換器、13・・・ビタビ復号
器、14・・・PLL部、20・・・ブランチメトリッ
ク計算回路(BMC)、21・・・加算、比較および選
択回路(ACS)、22・・・圧縮およびラッチ回路、
23・・・パスメモリユニット(PMU)、24・・・
A型パスメモリ、25・・・B型パスメモリ、26・・
・A型パスメモリ、27・・・B型パスメモリ、51・
・・加算器、52・・・加算器、53・・・加算器、5
4・・・加算器、55・・・比較器、56・・・加算
器、57・・・比較器、58・・・加算器、300 〜3
014・・・フリップフロップ、311 〜3114・・・セ
レクタ、320 〜3214・・・フリップフロップ、13
1・・・並列化スイッチ、132・・・ブランチメトリ
ック計算回路(BMC)、133・・・加算、比較およ
び選択回路(ACS)、134・・・ステ−タスメモリ
ユニット、135・・・マ−ジブロック、136・・・
シフトレジスタ、137・・・位相誤差検出部、140
・・・VCO、150・・・A型サブブロック、151
・・・B型サブブロック、152・・・A型サブブロッ
ク、153・・・B型サブブロック、2010 〜201
n-1 ・・・セレクタ、2020 〜202n-1 ・・・レジ
スタ、2110 〜211n-1 ・・・セレクタ、2120
〜212n-1 ・・・レジスタ、301〜304・・・レ
ジスタ、305・・・演算部、311〜314・・・再
生信号値切替えスイッチ
Claims (5)
- 【請求項1】 記録媒体に記録されている情報信号を再
生するようにした情報再生装置であって、 記録媒体から再生される再生信号を復号する復号手段と
して、ビタビ復号方法を用いる情報再生装置において、 クロックと、上記クロックの2分の1の周波数のハ−フ
クロックを発生させる手段と、 上記クロックに従ってサンプリングされる再生信号値に
基づいて、連続する2個の再生信号値を単位として、上
記ハ−フクロックに従うタイミングの下での並列処理を
行って、最尤な状態遷移そのものを表現する上記ハ−フ
クロック毎の状態データを生成する状態データ生成手段
と、 上記状態データに基づいて、復号データを出力する復号
データ出力手段とからなるビタビ復号器を有することを
特徴とする情報再生装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記状態データ生成手段は、 上記連続する2個の再生信号値を単位として、並列計算
処理を行う並列計算処理手段と、 上記並列計算処理手段の出力結果に基づいて、上記ハ−
フクロック毎に最尤な状態遷移を選択する選択手段と、 上記選択手段によって選択される最尤な状態遷移そのも
のを表現する状態データを生成する状態データ生成手段
とからなることを特徴とする情報再生装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 上記状態データ生成手段が生成する状態データに基づい
て、PLLの位相誤差を示す位相誤差信号を生成する、
位相誤差検出手段を有することを特徴とする情報再生装
置。 - 【請求項4】 請求項3において、 上記位相誤差検出手段は、 上記状態データに基づいて、PLLの位相誤差を検出す
る位相誤差検出タイミングを生成する手段と、 上記位相誤差検出タイミングに従って、上記再生信号値
の内、位相誤差検出に用いられるものをラッチするラッ
チ手段と、 上記連続する2個の再生信号値を、上記状態データ生成
手段の出力に要する遅延時間分を補償して、上記ラッチ
手段に供給する手段と、 上記ラッチ手段によってラッチされる値に基づいて、位
相誤差を表現する値を算出する手段からなることを特徴
とする情報再生装置。 - 【請求項5】 記録媒体に記録されている情報信号を再
生するようにした情報再生方法であって、 記録媒体から再生される再生信号を復号する復号手段と
して、ビタビ復号方法を用いる情報再生方法において、 クロックと、上記クロックの2分の1の周波数のハ−フ
クロックを発生させるステップと、 上記クロックに従ってサンプリングされる再生信号値に
基づいて、連続する2個の再生信号値を処理単位とし
て、上記ハ−フクロックに従うタイミングの下での並列
処理を行って、最尤な状態遷移そのものを表現する上記
ハ−フクロック毎の状態データを生成するステップと、 上記状態データに基づいて、復号データを出力するステ
ップとからなるビタビ復号方法を行うことを特徴とする
情報再生方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7397197A JPH10269648A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 情報再生装置および再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7397197A JPH10269648A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 情報再生装置および再生方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10269648A true JPH10269648A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13533491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7397197A Pending JPH10269648A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | 情報再生装置および再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10269648A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6963528B2 (en) | 2001-07-26 | 2005-11-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Digital data reproduction apparatus |
-
1997
- 1997-03-26 JP JP7397197A patent/JPH10269648A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6963528B2 (en) | 2001-07-26 | 2005-11-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Digital data reproduction apparatus |
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