JPH1026965A - ビット間引きされた画素の復元フィルタ - Google Patents

ビット間引きされた画素の復元フィルタ

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JPH1026965A
JPH1026965A JP8351768A JP35176896A JPH1026965A JP H1026965 A JPH1026965 A JP H1026965A JP 8351768 A JP8351768 A JP 8351768A JP 35176896 A JP35176896 A JP 35176896A JP H1026965 A JPH1026965 A JP H1026965A
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JP8351768A
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Carroll Philip Gossett
カロル・フィリップ・ゴセット
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Graphics Properties Holdings Inc
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Nintendo Co Ltd
Silicon Graphics Inc
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    • G06COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素の原ビットが切り捨てられている(間引
きされている)場合に、表示に先立って画素のビットを
復元するシステムおよび方法。 【解決手段】 本発明では、各画素をその隣接画素と比
較して、その隣接画素と比較した結果により、各画素の
相対値を決定する。まず、切り捨て処理後の画素をシフ
トさせる。すなわち、画素の残りのビットを左にシフト
させ、最も重要性の少ないビット位置に付加ビットを付
け加える。次に、この画素をその隣接画素と比較して、
それらの相対値を決定する。当該画素よりも大きな隣接
画素のそれぞれについて、切捨シフト画素を1つ増大さ
せる。同様に、当該画素よりも小さな隣接画素のそれぞ
れについて、切捨シフト画素を1つ減少させる。画素が
その隣接画素に対して一度評価されれば、復元画素の決
定が完了する。その後、この復元画素を表示することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くコンピュータ
・グラフィックス・システムに関し、より特定的には、
画素の原ビットが切り捨てられている(間引きされてい
る)場合に、表示に先立って画素のビットを復元するシ
ステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】表示画面上に像を描画するためにグラフ
ィックス・プロセッサを用いるコンピュータ・グラフィ
ックス・システムは、現在の電子市場の多方面において
広く受け入れられている。これは、ミッドレンジおよび
ローエンド向けの製品だけでなく、ハイエンドのコンピ
ュータ・グラフィックス・ワークステーションについて
も言える事である。そのようなシステムにおいては、グ
ラフィックス・プロセッサは、表示する各画素の属性情
報を生成することによって画像を描画し、もしくはレン
ダリングする。表示する各画素は、複数のビットで表さ
れる。表示特性およびグラフィックス・システムの複雑
さにより、これらのビットは、色(例えば、赤、緑、青
ビットもしくはグレイスケール)、透明度もしくは不透
明度、奥行き等の画素の属性を表すことができる。
【0003】営利目的および非営利目的市場向けの多く
の製品の場合がそうであるように、コンピュータ・グラ
フィックス・システムを特定する場合に、必ず行わなけ
ればならない多くのコストと利益の二律背反性が存在す
る。そのようなコストと利益の二律背反性の1つは、メ
モリのコストとフレーム・バッファ内に与えられるプレ
ーンの数(すなわち、各画素に割り当てられるビット
数)との間に存在する。一般に、プレーンの多い(すな
わち、画素当たりのビットがより多い)システムは、プ
レーンの少ないシステムよりも、さらに現実的な画像を
与えることができる。これは、プレーンの増加によりカ
ラー・パレットを増やしたり、あるいはテクスチュア、
奥行き等の特徴をさらに付加することができるようにな
るからである。
【0004】このグラフィックス・システムのコスト要
素を最小にするためには、用いられる画素当たりのビッ
トを可能な限り少なくすることが望ましい。用いられる
画素当たりのビット数を減少させる1つの方法は、ビッ
トを切り捨てる(間引く)ことである。すなわち、完全
なビットの補数を備えた画素を生成させ、フレーム・バ
ッファに保存する前に下位のビットを切り捨てる。これ
により、より少ない画素当たりのビットで画像をレンダ
リングし、フレーム・バッファのサイズを減少させるこ
とができる。例として、画素当たり8ビットのシステム
を考えると、コストを追求する上では、5ビットシステ
ムであることが望ましい。この場合、重要性の低い3ビ
ットが切り捨てられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、切り捨
て処理の不利な点の1つは、少ないビットを用いる結
果、量子化(しばしば“マッハ・バンディング”として
知られる)および低画像品質のような受け容れ難いアー
チファクトを生じる可能性があることである。これを補
うために、しばしばディザリングがアーチファクトの規
則性を壊すために用いられ、それによってマッハ・バン
ディングの効果が和らげられている。しかしながら、デ
ィザリングは、眼でノイズとして知覚され、特に画素あ
たりのビットの低品質において、それ自体不愉快なもの
となりうる。
【0006】そこで、切り捨ておよびディザリングに付
随する望ましくない悪影響を持つことなく、フレーム・
バッファのサイズを減少させることが可能な技術が求め
られている。
【0007】
【実施形態の詳細な説明】
[発明の要約]本発明は、画素の原ビットが切り捨てら
れた場合に、表示に先立って画素のビットを復元するシ
ステムおよび方法に向けられている。本発明によると、
切り捨てられた画素を表示する前に、切り捨ての間に消
去したビットが復元される。この復元プロセスは、各画
素をその隣接画素と比較して各画素の隣接画素との相対
値を決定することによって達成される。この比較の結果
として、各画素の復元値が決定される。この復元値は、
表示に先立って、切り捨てられた画素に付加される。
【0008】1つの実施例においては、復元プロセス
は、以下のように各画素について行われる。まず、画素
をシフトさせる。すなわち、画素の残っているビットを
左にシフトさせ、付加ビットを最も重要性の低いビット
位置に付け加える。これらの付加ビットは、画素の復元
オフセットとも呼ばれる。好ましくは、これらの付加ビ
ットはゼロである。切り捨てられシフトされた部分と付
加ビットとを含む全画素は、復元画素と呼ばれる。
【0009】次に、画素を各隣接画素と比較して、それ
らの相対値を決定する。当該画素よりも大きな隣接画素
のそれぞれについて、復元オフセットを1つ増大させ
る。同様に、当該画素よりも小さな隣接画素のそれぞれ
について、復元オフセットを1つ減少させる。好ましい
実施例においては、この増大/減少操作の結果、生じる
復元オフセットのオーバーフローは、画素の切り捨てら
れシフトされた部分に繰り込まれる。言い換えると、好
ましい実施例においては、比較される隣接画素のそれぞ
れに対して増大もしくは減少されるのは、実際には切り
捨てられシフトされた画素である。
【0010】一度各隣接画素が画素に対して評価される
と、復元画素が決定される。その後、この復元画素を、
本来の切り捨てられシフトされた部分と決定された復元
オフセットとを、含めて表示することができる。1つの
実施例においては、このビット数は、その数だけ切り捨
て処理後の部分をシフトさせ、それ故に、このビット数
を復元オフセットに用いたものであるので、切り捨て時
に画素から除去されたビット数と同じである。
【0011】同様の結果を生じる、本発明を実施するた
めの他の技術は、初期値(ゼロなど)から開始して、表
示される画素よりも大きな隣接画素のそれぞれについて
復元オフセット値を増大させ、かつ表示される画素より
も小さな隣接画素のそれぞれについて復元オフセット値
を減少させることにより、単純に復元オフセット値を算
出することに注意せねばならない。その後、この復元オ
フセット値は、表示に先立って、画素の切り捨て処理後
の部分に付加される。しかしながら、復元値がオーバー
フローまたはアンダーフローすることに対する処理に注
意する必要がある。これに対して、切り捨て処理後の部
分をシフトさせ、切り捨て処理後の部分自体を比較結果
に基づいて増大/減少させる実施例においては、この状
態は自動的に処理される。
【0012】本発明の利点の1つは、切り捨ておよびデ
ィザリングによって生じる可視的な悪影響を最小限にし
つつ、画像データを切り捨てられたフォーマットで保存
することを可能にすることである。
【0013】本発明のさらなる特徴および利点は、本発
明の様々な実施例の構造および操作と同じく、添付の図
面を参照して、以下に詳細に記述される。
【0014】[発明の概要および考察]本発明は、コン
ピュータ・グラフィックス・システムにおけるディザリ
ングの望まざる悪影響を排除する逆フィルタ処理のシス
テム、および方法に向けられている。本発明によると、
画素は、ディザリングされ、切り捨てられるが、表示さ
れる前に、逆フィルタ処理される。この逆フィルタ処理
は、各画素をその周囲の隣接画素と比較し、この比較プ
ロセスの結果に基づいて、画素の復元オフセットを決定
するプロセスである。
【0015】特に、一つの実施例によると、切り捨てら
れた画素のそれぞれを、復元されるビット数だけ左にシ
フトさせる。これは、画素に一連のゼロを付加する効果
を持つ。この一連の付加されたビットは、画素の復元オ
フセットと呼ばれる。その結果、得られる切り捨て処理
後の部分とこの復元オフセットとを含む画素は、切り捨
てられシフトされた画素あるいは復元画素と呼ばれる。
【0016】当該画素よりも大きな値を有する隣接画素
のそれぞれについて、切り捨てられシフトされた画素を
1つ増大させる。同様に、当該画素よりも小さな値を有
する隣接画素のそれぞれについて、切り捨てられシフト
された画素を1つ減少させる。この増大/減少操作の最
終結果は、復元画素の復元値が算出され、復元画素を表
示することが可能となることである。
【0017】[例示環境]発明を詳細に説明する前に、
例示グラフィックス・システムを簡潔に説明することが
有用である。図1は、基本グラフィックス・システム1
00を示すブロック図である。この基本グラフィックス
・システム100には、グラフィックス・プロセッサ1
04と、フレーム・バッファ108と、ビデオ・インタ
フェイス112と、表示装置116とが含まれる。この
基本グラフィックス・システム100によると、グラフ
ィックス・プロセッサ104が、画像の各画素を生成す
ることによって、表示される画像をレンダリングする。
各画素は、その画素の属性、例えば色もしくはグレイ・
スケール、透明度、不透明度、反射率等を表す複数のビ
ットから構成される。グラフィックス・プロセッサ10
4によって生成された画素は、それらが生成された通り
にフレーム・バッファ108に保存される。全てのフレ
ームが生成されると、画像は、ビデオ・インタフェイス
112を介してフレーム・バッファ108から表示装置
116に転送される。ビデオ・インタフェイス112
は、表示装置116に画像を表示するために必要な同期
およびタイミング信号を供給する。
【0018】本発明を、この例示環境に沿って説明す
る。これらに沿った説明は、単に便宜上のものである。
本発明を、この例示環境における適用に限定することを
意図するものでない。実際、以下の説明を読んだ後に
は、関連技術の熟練者には、異なるアーキテクチャと複
雑さのレベルとを有する他のグラフィックス・システム
を用いて、如何にして本発明が実施されるかが明らかに
なるであろう。Hannahの米国特許4,951,2
32号、およびHannahの米国特許5,038,2
97号を含めて、他のより複雑なグラフィックス・シス
テムの例を、多くの参考文献に見出すことができる。上
述の両特許は、シリコン・グラフィックス社に譲渡され
たものであり、参照することによって、いずれも本発明
に組み込まれる。加えて、本発明の適用は、コンピュー
タ・グラフィックス環境に限定されるものではない。本
発明からの便益を享受するであろう他の環境には、ビデ
オ・システムのような画像を保存して画素の形態で表示
する他のグラフィックス・システムが含まれる。
【0019】[ディザリング]グラフィックス・システ
ム100において、写実性の許容し得るレベルを維持す
るためには、ビデオ・システムが要求するフレーム・レ
ートを満足させるに十分な速さで、画像をレンダリング
することが重要である。これを達成するため、高速メモ
リが、フレーム・バッファ108を実行するために用い
られる。しかしながら、そのような高速メモリは、非常
に高価である。このため、グラフィックス・システム1
00のコストを減少させる方法の1つは、フレーム・バ
ッファ108のサイズを小さくすることである。画素数
が固定されている場合には、各画素を表現するために用
いられるビット数を減少させることによって、フレーム
・バッファ108のサイズを小さくすることができる。
【0020】例として、高さ1024画素および幅12
80画素のディスプレイを考える。このディスプレイ上
に画像をレンダリングするために必要な画素の総数は、
約130万である。画素当たり8ビットの解像度を有す
るシステムでは、必要とされるビット総数は、約104
0万である。画素当たりのビット数をより少ない数、例
えば、5ビットに減少させることができれば、必要とさ
れるビット総数は、約650万となり、全体で約4メガ
ビットの節約が実現される。
【0021】そのような画素当たりのビットの減少は、
しばしば、単純な切り捨てによって果たされる。すなわ
ち、フレーム・バッファ108のサイズを小さくする方
法の1つは、各画素の最も重要性の少ないビットの1つ
もしくはそれ以上を除去することによって、各画素を切
り捨てることである。しかしながら、そのような切り捨
ては、見る者にとって受け容れ難い望まざるアーチファ
クト画像を、生じさせる結果となる。
【0022】画素の切り捨ての結果、生じる望まざるア
ーチファクトを排除するため、ディザリングとして知ら
れる技術が用いられる。ディザリングは、画素の算出輝
度にディザ・ノイズを加える。各画素に加えられるディ
ザの量は、ランダムプロセスや擬似ランダムプロセス、
あるいは画素の座標位置に基づいて算出することで、決
定することができる。画素にディザ値を加えることで、
対象物の輪郭が弱まる傾向となり、レンダリングされた
画面の全体的な外観が向上する。
【0023】しばしば組織的ディザリングと呼ばれる、
算出が画素の座標位置に基づくディザリング、による取
り組みの例として、2×2画素グリッドが用いられる場
合を考える。この場合、ディザマトリクスは、マトリク
スの各位置に割り当てられた0から3の整数で定義され
る。この場合の例示ディザマトリクスは、以下のような
ものである。
【数1】
【0024】通常知られているディザマトリクスのいか
なる数字をも、このディザリング操作に用いることがで
きる。そのようなマトリクスの1つが、周知のベイヤ型
組織的ディザマトリクスである。8ビットが5ビットに
切り捨てられる例においては、切り捨てる前に3ビット
のディザが付加される必要がある。この場合、(シフト
ダウンして最も重要性の少ないビットを落とすことによ
り)3ビットに切り捨てられた4ビット値を持つ、4×
4ディザマトリクスが用いられる。切り捨てられたベイ
ヤマトリクスは、以下の通りである。
【数2】
【0025】本発明の復元フィルタに特に良く適合する
のは、改良された「魔方陣」組織的ディザマトリクスで
ある。このマトリクスは、以下の通りである。
【数3】 この魔方陣マトリクスにおいては、全ての行および列を
加えると同じ値になることに留意されたい。
【0026】ほとんどの場合、ディザリングは2つに分
けて行われる。まず、ディザ・パターンを生成し、切り
捨てる前に完全なビットの補数に付加する。これは、画
像がフレーム・バッファ108に保存される直前の、レ
ンダリング時のレンダリングパイプラインの最後に行う
ことができる。従来のシステムにおいては、この保存さ
れた画像は、切り捨てられたフォーマットを用いて処理
され、表示される。
【0027】[復元フィルタ]本発明による復元フィル
タは、切り捨ての間に除去された本来の画像のビットを
復元するために用いられる。この操作は、画像が表示さ
れる際に行われ、かつ好ましくはビデオ・インタフェイ
ス112によって行われる。この復元フィルタは、画素
をすぐ隣の画素と比較することによって、各画素につい
て切り捨てられたビットを復元するために用いられる。
本特許書類のこの節では、画素当たり5ビットに切り捨
てられており、かつ表示に先立って画素当たり8ビット
の完全な補数に復元される、画素当たり8ビットの本来
の補数を有する例示グラフィックス・システムに沿っ
て、復元フィルタが説明される。この説明を読んだ後に
は、関連技術における熟練者には、他のビット補数およ
び他のレベルの切り捨てを有するグラフィックス・シス
テムで、如何にしてこの復元フィルタを実施するかが明
らかになるであろう。
【0028】本発明を説明するために選択された実施例
においては、復元オフセットにおけるビット数が3であ
り、8つの隣接画素があることに留意されたい。この実
施例において、復元オフセットの増大または減少に用い
られる値は、1である。画素当たりのビット数および切
り捨てられ、シフトされ、かつ復元されるビット数に関
わらず、他の実施例を実施することが可能である。例え
ば、近隣画素サイズがより大きい、もしくはより小さい
場合、別の実施例を実施することが可能である。加え
て、増大および/または減少値が1以外の量である実施
例も含まれる。さらに、別の実施例には、これら2つの
変形(すなわち、異なる近隣画素サイズおよび異なる増
大および/または減少値)の組み合わせが包含される。
そのような変形は、上記開示を読んだ後、当業者には明
らかになるであろう。
【0029】図2は、画素200の3×3ブロックを示
す。復元される画素である中心画素204は、その隣接
画素208のそれぞれと比較される。図3は、2つの部
分を有する、サンプル画素についての復元された8ビッ
トの補数を示す。第1の部分は、切り捨て処理後の部分
304であり、これは実施例の記述では5ビット部分で
ある。第2の部分は、復元オフセット部分308であ
る。考察のため、切り捨て処理後の部分304の最も重
要性の少ないビット(LSB)をLSB312と呼び、
復元オフセット部分308の最も重要性の少ないビット
をサブLSB316と呼ぶ。
【0030】本発明による復元は、隣接画素208と中
心画素204とが、同じ色もしくは類似の8ビット成分
の色であるという仮定に基づいている。これが当てはま
らない場合には、よりコントラストの高い現実の勾配の
ために、切り捨てのエラーはおそらく目立たない。
【0031】この仮定に従って、復元フィルタは、8つ
の隣接画素208を中心画素204と単純に比較する。
これを遂行する方法を、図4に示される操作流れ図を参
照して説明する。ここで、図2、3および4を参照し
て、まず第1ステップは、当該画素の8つの隣接画素2
08を識別する(すなわち、中心画素204の隣接画素
を識別する)ことである。これは、図4において、ボッ
クス404で示されている。当該画素が隅の画素または
境界上の画素である場合には、それが8つの隣接画素2
08の完全な補数を持たない可能性があることに留意さ
れたい。
【0032】復元フィルタによって行われる次の操作
は、中心画素204を3ビットシフトアップし、3つの
最も重要性の少ないビットに全てゼロを挿入することで
ある。言い換えると、このステップにおいては、全てゼ
ロの復元部分308を付加することによって、中心画素
204の5ビットの切り捨て処理後の部分304は、増
加される。このシフトステップは、図4において、操作
ボックス408で示されている。この結果、切り捨てら
れシフトされた画素が生じる。
【0033】この操作は、中心画素204を隣接画素2
08と比較して、隣接画素の切り捨てられた5ビット値
が、中心画素204の切り捨て処理後の部分304の値
よりも、大きいかあるいは小さいかを決定することによ
り継続される。中心画素204の相対値を決定するため
に隣接画素208と比較するこのステップは、判断ボッ
クス412で示されている。
【0034】比較される隣接画素208の切り捨て処理
後の部分304の値が、中心画素204の切り捨て処理
後の部分304の値よりも大きい場合には、切り捨てら
れシフトされた中心画素204を、1つ増大させる。こ
れは、操作ボックス416で示されている。
【0035】一方、隣接画素208の切り捨て処理後の
部分304の値が、中心画素204の切り捨て処理後の
部分304の値よりも小さい場合には、切り捨てられシ
フトされた中心画素204を、1つ減少させる。この操
作は、操作ボックス420で示されている。
【0036】好ましい実施例においては、この比較と増
大もしくは減少のステップは、判断ボックス424およ
び流れ線462で示されるように、それぞれの隣接画素
208に対して繰り返される。全ての隣接画素208が
比較され、復元された部分308が更新されたとき、こ
の操作は、終了ブロック426で示されるように完了す
る。それぞれの隣接画素に対する比較、増大および減少
の操作は、並行して行うことができることに留意された
い。
【0037】本発明による復元フィルタは、フレーム・
バッファ108に保存される以前の切り捨て時に除去さ
れ失われたビットを、効率的に再構築する。この復元に
よって導かれる最大のエラーは、復元された部分308
に限定される。上述の8ビットの実施例の場合において
は、最大エラーは3ビット、すなわち256のうちの8
レベルである。この結果として生じるのは、急勾配にお
けるわずかなエラーであり、これは許容されるものであ
る。
【0038】上述の復元フィルタの実施例においては、
中心画素204を隣接画素と比較し、その比較の結果に
基づいて、その復元された部分308を増大もしくは減
少させた。復元された部分308の再構築に、他のアル
ゴリズムが用いられる他の実施例も期待できる。
【0039】上記復元フィルタは、いかなる組織的ディ
ザ・パターン、擬似ランダムディザ・パターンに対して
も、およびディザリングが用いられないシステムに対し
ても機能するが、この再構築フィルタに適合するように
注意深く選択されたマトリクスを用いてディザリングが
行われる場合に、最も機能する。ディザリングの際に、
標準ベイヤマトリクスを用いて達成される結果は、基準
を満たすものであるが、復元フィルタが適用された後
に、視認し得る高周波パターンを生じる結果となる。上
記「魔方陣」マトリクスは、エラー・エネルギーを、よ
り振幅が小さくより低周波のパターンによって効率的に
拡散させる。このようなパターンは、それが良く見える
のはある程度は画像内容のせいであるとしても、しばし
ば視覚的な不愉快さが少ないものである。
【0040】本発明の様々な実施例を上に記述したが、
それらは例としてのみ提示されたものであり、限定では
ないことは理解されるべきである。したがって、本発明
の広がりおよび範囲は、上述のいかなる例示の実施例に
よっても限定されるべきではなく、前述したクレームお
よびそれらと等価のものに従ってのみ、定義されるべき
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の例示環境を形成する簡素化されたグラ
フィックス・システムを示すブロック図である。
【図2】中心画素および8つの隣接画素を含む画素の隣
接状態を示す図である。
【図3】切り捨て処理後の部分および復元された部分を
含む復元画素を示す図である。
【図4】本発明の一実施例による復元フィルタの操作を
示す操作流れ図である。
【符号の説明】
100…グラフィックス・システム 200…画素の3×3ブロック 300…画素の復元された8ビットの補数
フロントページの続き (71)出願人 596016535 2011 North Shoreline Boulevard Mountain View,California 94039 U.S.A. (72)発明者 カロル・フィリップ・ゴセット アメリカ合衆国 カリフォルニア州94043, マウンテン・ビュー,バーゴイン,1169番

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示される画素を算出するグラフィック
    ス・プロセッサ、および当該表示される画素の切り捨て
    処理後の部分を保存するフレーム・バッファを有するコ
    ンピュータ・グラフィックス・システムにおいて、表示
    に先立ち当該表示される画素を復元する方法であって、 前記表示される画素の前記切り捨て処理後の部分を、左
    に1ビットもしくはそれ以上シフトさせ、それによって
    切捨シフト画素を生成するステップと、 前記表示される画素の前記切り捨て処理後の部分を、前
    記表示される画素に隣接する画素の1つと比較するステ
    ップと、 前記隣接画素の値が、前記表示される画素の値よりも大
    きい場合に、前記切捨シフト画素を増大させるステップ
    と、 前記隣接画素の値が、前記表示される画素の値よりも小
    さい場合に、前記切捨シフト画素を減少させるステップ
    とを備えた方法。
  2. 【請求項2】 比較、増大および減少の前記ステップ
    を、前記表示される画素の隣接画素のそれぞれについて
    行う、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 表示される画素に対するビット補数を算
    出するグラフィックス・プロセッサ、およびビット補数
    の切り捨て処理後の部分を保存するフレーム・バッファ
    を有するコンピュータ・グラフィックス・システムにお
    いて、表示に先立って画素をその完全なビットの補数に
    復元する方法であって、 前記表示される画素の前記切り捨て処理後の部分を、隣
    接画素の1つと比較するステップと、 前記比較するステップの結果に基づいて、前記表示され
    る画素の復元オフセット部分の値を決定するステップ
    と、 前記復元オフセット部分を前記表示される画素の前記切
    り捨て処理後の部分に付加して、前記表示される画素を
    復元するステップとを備えた方法。
  4. 【請求項4】 比較するステップおよび復元される前記
    画素に隣接する画素のそれぞれについて決定するステッ
    プを繰返すステップをさらに備えた、請求項3に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 前記表示される画素の復元オフセット部
    分の値を決定する前記ステップは、 前記表示される画素よりも大きな値を有する比較された
    隣接画素のそれぞれについて、前記表示される画素の前
    記復元オフセット部分の前記値を増大させるステップ
    と、 前記表示される画素よりも小さな値を有する比較された
    隣接画素のそれぞれについて、前記表示される画素の前
    記復元オフセット部分の前記値を減少させるステップと
    を備える、請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 それぞれがビット補数で表現される表示
    される画素を生成するプロセッサを備え、かつ当該プロ
    セッサによって生成された画素を保存するフレーム・バ
    ッファを備えるコンピュータ・グラフィックス・システ
    ムにおいて、画像の質を維持しつつ当該フレーム・バッ
    ファへの保存に必要なビット数を減少させる方法であっ
    て、 表示される画素のビットの前記補数を切り捨て、前記表
    示される画素のビットの前記補数のサブセットを除去
    し、前記表示される画素の切り捨て処理後の部分を残す
    ステップと、 前記表示される画素の前記切り捨て処理後の部分を、フ
    レーム・バッファに保存するステップと、 表示に先立って前記表示される画素を復元するステップ
    とを備える方法。
  7. 【請求項7】 表示に先立って前記表示される画素を復
    元する前記ステップは、 前記表示される画素の前記切り捨て処理後の部分を、左
    に1ビットもしくはそれ以上シフトさせ、それによって
    切捨シフト画素を生成するステップと、 前記表示される画素の前記切り捨て処理後の部分を、前
    記表示される画素に隣接する画素の1つと比較するステ
    ップと、 前記隣接画素が、前記表示される画素の前記切り捨て処
    理後の部分よりも大きい場合に、前記切捨シフト画素を
    増大させるステップと、 前記隣接画素が、前記表示される画素の前記切り捨て処
    理後の部分よりも小さい場合に、前記切捨シフト画素を
    減少させるステップとを備える、請求項6に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 切り捨て、保存、シフト、比較、増大お
    よび減少の前記ステップを、表示される画素のそれぞれ
    について繰り返すステップをさらに備える、請求項7に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 復元される画素の比較、増大および減少
    の前記ステップを、前記表示される画素に隣接する画素
    のそれぞれについて行う、請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 表示に先立って前記表示される画素を
    復元する前記ステップであって、 前記表示される画素の前記切り捨て処理後の部分を、前
    記表示される画素に隣接する画素の1つもしくはそれ以
    上と比較するステップと、 前記比較ステップの結果に基づいて、前記表示される画
    素の復元オフセット部分の値を決定するステップと、 前記表示される画素の前記復元オフセット部分を、前記
    表示される画素の前記切り捨て処理後の部分に付加し
    て、表示される画素を復元するステップとからなる、請
    求項6に記載の方法。
  11. 【請求項11】 切り捨て、保存、比較、決定および付
    加の前記ステップを、表示される画素のそれぞれについ
    て繰り返すステップをさらに備える、請求項10に記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 切り捨てに先立ってビットの前記補数
    をディザリングするステップをさらに備える、請求項7
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】 それぞれがビットの補数で表現される
    画素を用いて画像を表示し、当該画素を保存するための
    メモリを有するシステムにおける、画像の質を維持しつ
    つそれぞれの画素についてメモリへの保存に必要なビッ
    ト数を減少させる方法であって、 表示される1つもしくはそれ以上の前記画素のビットの
    補数を切り捨て、切り捨てられたそれぞれの画素の前記
    ビットの補数のサブセットを除去し、切り捨てられたそ
    れぞれの画素の切り捨て処理後の部分を残すステップ
    と、 切り捨てられたそれぞれの画素の前記切り捨て処理後の
    部分を、メモリに保存するステップと、 表示に先立って前記切り捨てられた画素を復元するステ
    ップとからなる方法。
  14. 【請求項14】 表示に先立って前記切り捨てられた画
    素を復元する前記ステップであって、 前記切り捨てられた画素の前記切り捨て処理後の部分
    を、左に1ビットもしくはそれ以上シフトさせ、それに
    よって切捨シフト画素を生成するステップと、 前記切り捨てられた画素の前記切り捨て処理後の部分
    を、前記切り捨てられた画素に隣接する画素の1つと比
    較するステップと、 前記隣接画素が、前記切り捨てられた画素の前記切り捨
    て処理後の部分よりも大きい場合に、前記切捨シフト画
    素を増大させるステップと、 前記隣接画素が、前記切り捨てられた画素の前記切り捨
    て処理後の部分よりも小さい場合に、前記切捨シフト画
    素を減少させるステップとからなる、請求項13に記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 シフト、比較、増大および減少の前記
    ステップを、復元される画素のそれぞれについて繰り返
    すステップをさらに備える、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 復元される画素に対する比較、増大お
    よび減少の前記ステップを、前記切り捨てられた画素に
    隣接する画素のそれぞれについて行う、請求項14に記
    載の方法。
  17. 【請求項17】 表示に先立って前記切り捨てられた画
    素を復元する前記ステップであって、 前記切り捨てられた画素の前記切り捨て処理後の部分
    を、前記切り捨てられた画素に隣接する画素の1つと比
    較するステップと、 前記比較ステップの結果に基づいて、前記切り捨てられ
    た画素の復元された部分の値を決定するステップと、 前記切り捨てられた画素の前記復元された部分を、前記
    切り捨てられた画素の前記切り捨て処理後の部分に付加
    して、前記切り捨てられた画素を復元するステップとか
    らなる、請求項13に記載の方法。
  18. 【請求項18】 比較、決定および付加の前記ステップ
    を、復元される画素のそれぞれについて繰り返すステッ
    プをさらに備える、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 切り捨てに先立って前記ビットの補数
    をディザリングするステップをさらに備える、請求項1
    3に記載の方法。
JP8351768A 1995-11-21 1996-11-20 ビット間引きされた画素の復元フィルタ Pending JPH1026965A (ja)

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