JPH0589237A - 画像縮小装置と画像表示装置 - Google Patents

画像縮小装置と画像表示装置

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JPH0589237A
JPH0589237A JP3123483A JP12348391A JPH0589237A JP H0589237 A JPH0589237 A JP H0589237A JP 3123483 A JP3123483 A JP 3123483A JP 12348391 A JP12348391 A JP 12348391A JP H0589237 A JPH0589237 A JP H0589237A
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勝美 山村
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秀行 花岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細線の鮮明な縮小処理および新たな4階調表
示方式を得る。 【構成】 2値原画像上の縮小対象領域の黒画素数と縮
小対象領域およびこの周囲領域の画素の配置と所定の画
素パターンに基づき縮小画素の階調を定める。。またこ
の階調の決まったデータを所定の基準により2つのフレ
ームメモリに格納し、このフレームデータを所定の順で
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像が白または黒の2
値レベルで表現された原画像の縮小画像を表示する画像
縮小装置および画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2値原画像より解像度の低い縮小画像を
作成する画像縮小の方式としては、予め定められた間隔
で選択した原画像上の画素だけを有効な画素として用い
他の画素を捨てる単純間引き法と、原画像上の局所領域
内の黒画素の多数決によって縮小画素のレベルを白また
は黒に決定する多数決法とが一般的である。
【0003】図30は、原画像上の2×2の4画素領域を
単位にした多数決法による画像縮小の説明図であり、原
画像上の4画素領域と縮小画素とを左右に並べて示して
いる。なお、斜線が施された画素は黒画素で、無地の画
素は白画素である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多数決法によ
れば、原画像上の細かい黒点や細い黒線が抜けることに
よる画質の劣化が生じやすい。例えば原画像上の1画素
幅の斜め線の場合、2×2の4画素領域を単位として多
数決法によって縮小すると、4画素領域が図29に示すよ
うなパターンとなったときに縮小画素は白画素とされる
ため、縮小画像上では斜め線の切れが生じる。このよう
な細かい黒点や細い黒線の抜けは、単純間引き法ではさ
らに起こりやすい。
【0005】また、多数決法によって得られる縮小画像
は原画像に比べて黒画素の密度が増加する傾向があり、
原画像の微細部のつぶれが生じやすい。これに対して
は、2×2画素領域に3個以上の黒画素があったときに
縮小画素を黒とするように変更して縮小画像上の増加を
抑える方法も考えられるが、逆に本来の黒部分が欠落す
る危険が増加するため、効果的とは言い難い。
【0006】また、図17(a)に示すような幅が2画素
の連続した細線のパターン等を縦横それぞれ1/2に縮
小する場合、2×2画素領域の抽出の位置により、図17
(b)に示すような白黒の連続した細線のパターンにな
る場合と、図17(c)に示すような全体が中間調レベル
になる場合がある。
【0007】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、細かい黒点あるいは細い黒線等の抜けや、黒画
素が密集した部分でのつぶれの発生を減らすことが可能
な画像縮小装置を提供することを目的とする。
【0008】また本発明は、CRTディスプレイや液晶
ディスプレイのような階調表現が可能な表示装置あるい
は階調表現が可能な印刷装置によって、見易い縮小画像
を出力させることが可能な画像縮小装置を提供すること
を目的とする。
【0009】また、本発明は2フレームのメモリを用い
て4階調を表現することのできる画像表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、画素が白または黒の2値レベルで表現された原画像
上のN×M画素領域(ただしN,Mは2以上の整数)内
の黒画素の個数を計数する黒画素計数手段と、前記N×
M画素領域及びその周辺領域を含めた画素パターンと予
め決められたパターンとの比較判定を行うパターン比較
判定手段と、前記原画像上のN×M画素領域に対応した
縮小画像上の画素のレベルを、前記黒画素計数手段によ
る計数値及び前記パターン比較判定手段による比較判定
結果に応じて白のレベルまたは非白のレベルに決定する
レベル決定手段とを有するものである。
【0011】また、前記レベル決定手段が前記黒画素の
計数値に応じて、この黒画素の計数値のみによる場合
と、この黒画素の計数値と前記パターン比較判定部の判
定結果による場合とに区分して前記レベルの決定を行う
ものである。
【0012】また、前記N×M画素領域が2×2画素領
域からなり、前記黒画素の計数値が0,3,4の場合は
この計数値によって前記レベルを決定し、1,2の場合
はこの計数値と前記パターン判定部の判定結果によって
前記レベルを決定するようにしたものである。
【0013】また、前記2×2画素の左上の画素を1と
し残り3画素を時計まわりに4まで付番し、前記2×2
画素に隣接する12個の周囲画素に対して前記画素1の直
上画素を5とし残り11画素を時計まわりに16まで付番し
た付番パターンを設定し、前記パターンとして、画素
1,2を白、画素3,4,9,10,11を黒とする第1パ
ターンと、画素1,4を白、画素2,3,9,10,11を
黒とする第2パターンと、画素2,3,9,10,11を
白、画素1,4,14,15を黒とする第3パターンと、画
素3,4,9,10,11を白、画素1,2,5,6を黒と
する第4パターンを用いたものである。
【0014】また、前記パターンとして、さらに、画素
2,3,4を白、画素1,15を黒とする第5パターン
と、画素2,3,4を白、画素1,5を黒とする第6パ
ターンと、画素1,2,3を白、画素4,14を黒とする
第7パターンと、画素1,3,4を白、画素2,6を黒
とする第8パターンを用いたものである。
【0015】また、非白のレベルとして黒のレベルを含
め2以上のレベルを設定し、前記レベル決定手段は、前
記黒画素計数手段による計数値が0の場合には白のレベ
ルに決定し、前記計数値が所定値以上である場合には、
前記計数値に対応した非白のレベルに決定し、前記計数
値が1以上かつ前記所定値未満である場合には、パター
ン比較判定手段による比較判定結果が不一致のとき白の
レベルに決定し、また前記比較判定結果が一致のときに
前記計数値に対応した非白のレベルに決定するようにし
たものである。
【0016】また、画素が白または黒の2値レベルで表
現された原画像上のN×M(N,Mは2以上の整数)画
素領域内の白または黒画素の個数を計数する画素計数手
段と、前記N×M画素領域およびその隣接画素領域内の
黒画素の結合方向を抽出する結合方向抽出手段と、この
結合方向抽出手段により抽出された前記N×M画素領域
の結合方向成分および前記隣接画素領域の結合方向成分
の結合性を判定する黒画素結合判定手段と、前記原画像
上のN×M画素領域に対応した縮小画像上の画素レベル
を、前記黒画素結合判定手段による判定結果に応じて白
のレベルまたは非白レベルに決定するレベル決定手段と
を有するものである。
【0017】また、非白のレベルとして黒のレベルを含
め2以上のレベルを設定し、レベル決定手段は、黒画素
計数手段による計数値が予め決められた白レベル以下の
場合は白レベルに決定し、前記計数値が予め決められた
非白レベル以上である場合には前記計数値に対応した非
白のレベルに決定し、前記計数値が前記白レベルより大
きく且つ前記非白レベル未満である場合には前記黒画素
結合判定手段による判定結果が非結合であるときに白レ
ベルに決定し、また前記判定結果が結合であるときに前
記計数値に対応した非白レベルに決定するものである。
【0018】また、同一の画素配置をした第1フレーム
と第2フレームの同一位置の画素につき第1フレームの
画素を第1画素、第2フレームの画素を第2画素とし、
第1フレーム、第1フレーム、第2フレームの順に所定
間隔で画像表示するものとし、前記同一位置の画素を表
示画面で白に表示するときは、前記第1画素と前記第2
画素を白とし、淡灰に表示するときは、前記第1画素を
白、前記第2画素を黒とし、濃灰に表示するときは前記
第1画素を黒、前記第2画素を白とし、黒に表示すると
きは前記第1画素と前記第2画素を黒とするものであ
る。
【0019】また、白黒2値レベル表示した画素よりな
る原画像を格納する原画像メモリと、前記原画像から縮
小対象領域およびその周辺領域を抽出する領域抽出手段
と、前記縮小対象領域の濃淡レベルを判定する画素パタ
ーンおよび判定基準を格納するレベル判定基準格納部
と、前記縮小対象領域の黒画素数およびこの縮小対象領
域およびその周辺領域と前記画素パターンとの比較結果
を前記判定基準を参照して縮小領域の濃淡レベルを決定
する縮小画素レベル決定部と、表示画面に対応し、同一
の画素配置を有する第1フレームと第2フレームを設
け、この第1フレームを記憶する第1フレームバッファ
と、前記第2フレームを記憶する第2フレームバッファ
と、前記第1フレームと前記第2フレームの同一位置の
画素につき、前記第1フレームの画素を第1画素、前記
第2フレームの画素を第2画素とし、前記縮小画素レベ
ル決定部が決定した縮小画面の濃淡レベルに基づき、前
記同一位置の画素を表示する表示画面で白に表示すると
きは前記第1画素と前記第2画素を白とし、淡灰に表示
するときは前記第1画素を白、前記第2画素を黒とし、
濃灰に表示するときは前記第1画素を黒、前記第2画素
を白とし、黒に表示するときは前記第1画素および前記
第2画素を黒とするようにする階調データ書込部と、前
記第1フレームバッファに格納された第1フレームと前
記第2フレームバッファに格納された第2フレームを読
み出し、所定間隔で前記第1フレーム、前記第1フレー
ム、前記第2フレームを出力するよう制御する表示コン
トローラと、この表示コントローラの出力を表示する表
示部とを備えたものである。
【0020】
【作用】上記構成により、N×M画素領域の黒画素数を
縮小画像上の画素のレベル決定の基準とするが、これの
みで決定した場合、原画像上で白から黒に変化する部
分、また黒から白に変化する部分で中間調となりやす
く、このためにぼけが生じ、細かい文字などの原稿では
全体にぼけた感じの縮小画像となる。そこで白から黒お
よび黒から白に変化すると考えられるところでは画素パ
ターンを用い画素のレベルを決定することによりぼけの
少ない縮小画像が得られる。
【0021】しかし、N×M画素領域の黒画素数のみで
決定してもぼけの少ない縮小画像が得られる場合も多い
ので、黒画素の計数値に応じて黒画素数で決める場合
と、ぼけを生じる恐れのあるところではこれに画素パタ
ーンとの比較結果を考慮して決定するようにする場合に
区分して縮小画素の画素レベルを決定することにより、
迅速な決定が行える。
【0022】N×M画素領域を2×2画素とした場合、
この領域の黒画素数が0の場合は白レベル、3の場合は
濃灰レベル、4の場合は黒レベルとしてもぼけは生じな
い。しかし、1,2の場合、2×2の領域およびこれに
隣接する周囲領域の合計16個の画素領域における黒画素
の配置によっては、濃灰レベルにする場合と淡灰レベル
にする場合と白レベルにする場合との区分けが難しい場
合があるので、この難しい配置となる画素パターンを設
け、これも考慮してレベルを決定する。
【0023】第1パターンは、幅(高さ方向)が2画素
よりなる横方向の線がある場合、2×2画素が丁度この
幅の中に入れば黒画素数は4となり黒レベルとなるが、
画素1,2が白で画素3,4が黒となる、つまり、この
線の上側の境界が2×2画素の中心となるような場合、
これを中間調(淡灰、濃灰)とする。次にこの1画素分
下となる2×2画素をとると、画素1,2が黒、3,4
が白となり(つまり、この線の下側の境界が2×2画素
の中心となる)、この領域も中間調とすると、幅2画素
の黒線が上側と下側に2分割され、いずれも中間調に変
換され、ぼけた縮小画像となる。
【0024】このような場合、第1パターンはこの上側
の領域を濃灰レベルとし、第4パターンがこの下側の領
域を白レベルにすることによってこの線を強調し、ぼけ
を防止する。
【0025】また、第2パターンと第3パターンは幅
(横方向)が2画素よりなる縦方向の線がある場合、こ
の線を強調するもので働きは第1パターンと第4パター
ンの場合と同じである。
【0026】2×2画素領域を縮小対象領域とした場
合、黒画素が1個のときは淡灰とするとよい場合が多
い。しかし第1〜第4パターンを用いて処理したときな
ど、線の端が黒画素1個となるときがあり、これを淡灰
とすると縮小画面がぼけてしまう。そこでこのような場
合第5パターンから第8パターンを用い、これに合致し
たところは白に変換することにより第1パターンから第
4パターンでは認識できない細線の線端のぼやけを抑制
することができる。
【0027】また、N=M=2とし、所定値=2とした
場合、図30の(a)に示した2×2画素領域に対応した
縮小画素は白のレベルに決定され、同図の(c)、
(d)及び(e)に示した2×2画素領域に対する縮小
画素は非白のレベルに決定される。これは従来の多数決
法による縮小結果と同様である。
【0028】しかし、図30の(b)に示した2×2画素
領域や図29に示した細い斜線の部分の2×2画素領域に
対する縮小画素は、従来の多数決法によれば常に白のレ
ベルに決定されるのに対し、本発明によれば、図29に示
したような画素パターンをパターン比較判定によって認
識し、縮小画素を非白のレベルに決定することができ
る。
【0029】このようにすれば、従来の多数決法あるい
は単純間引き法に比べて、細い斜線等を保存した縮小画
像を得ることができる。しかし、細い斜線等を保存する
結果として縮小画素の非白レベルになる確率は多数決法
に比べ高くなるため、2値表現では縮小画像が全体とし
て、つぶれの多い画像となる可能性があることは否めな
い。
【0030】しかし、上述の方法によれば、非白のレベ
ルとして黒のレベルを含めて2以上のレベルを設定し、
非白の縮小画素は原画像上の対応領域内の黒画素の個数
に対応したレベルに決定し、非白の縮小画素に階調性を
持たせることによって、縮小画像を階調表現可能な表示
装置や印刷装置で出力した場合に、非白画素が増加した
縮小画像であっても、視覚的にはつぶれのない見易い画
像となるので、実質的につぶれの問題を解決できる。
【0031】また、前記構成により、原画像領域、白レ
ベル決定値、非白レベル決定値をそれぞれ所定の値に設
定する。そして、前記原画像領域内の黒画素の個数をそ
れぞれの決定値と比較し、白または非白レベルに決定す
る。そして、黒画素の個数が前記両決定値の間に入って
いる場合は、前記原画像領域内の黒画素の結合方向成分
により画素領域の結合判定を行ない、縮小画像を非白の
レベルに決定する。この方法により2値画素縮小を行な
うと、一般的に細い黒線等を保存した縮小画像が得ら
れ、縮小画像の非白レベルになる確率は従来よりも高く
なる。
【0032】また、図11の1フレーム目と2フレーム目
は同じ表示メモリを示し、3フレーム目はこれらと異な
る表示メモリを示す。表示装置のフレーム信号に同期さ
せて、1フレーム目と2フレーム目の表示メモリをI,
3フレーム目をIIとすると、(I,I,II),
(I,I,II)と所定時間間隔で切り換えることによ
り視覚レベルではI,IIの両方が黒画素であれば黒、
Iのみ黒画素であれば濃灰、IIのみ黒画素であれば淡
灰、I,IIの両方が白画素であれば白というように4
階調の表示を行うことができる。
【0033】また、原画像を縮小処理しその結果を表示
する装置全体の動作は次のように行なわれる。黒白2値
レベルで表示された原画像を原画像メモリより縮小対象
領域であるN×M画素領域と、この周辺領域を領域抽出
部が取り出し、縮小画素レベル決定部は縮小対象領域の
黒画素を計算すると共にレベル判定基準格納部の判定基
準より、画素パターンが必要な場合には縮小対象領域お
よびその周辺領域の画素パターンを取り出してこの画素
パターンと対象とする領域の画素配置が一致しているか
を調べ、その結果を前記判定基準に基づき、縮小対象領
域の縮小画像の階調を決定する。
【0034】階調データ書込部は、図11で説明したよう
に表示するフレームを2面作成し、各フレームの画素を
表示する階調レベルに従って黒または白に決め、第1フ
レームバッファと第2フレームバッファに格納する。表
示コントローラは第1フレームバッファ,第2フレーム
バッファより図で説明した順でフレームを読み出し表示
装置に表示する。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0036】図1は本発明の第1実施の画像縮小装置お
よび画像表示装置のブロック図である。同図において、
1はイメージスキャナ等によって入力された白黒2値の
原画像の情報を蓄積する原画像メモリ、2は縮小画素の
レベルを決定する判定基準や画素パターンを格納するレ
ベル判定基準格納部、3は縮小画素レベル決定ブロック
で、N×M画素領域およびその周辺領域を抽出する領域
抽出部31とこのN×M画素領域の縮小画素の階調レベル
をN×M画素領域内の黒画素の数に基づき、レベル判定
基準格納部2の判定基準および画素パターンにより決定
する縮小画素レベル決定部32とからなる。
【0037】4は縮小画像表示処理ブロックで、縮小画
素レベル決定部32で決定したレベルの情報により図11で
説明した2つのフレームの画素データを生成する階調デ
ータ書込部41と、この2つのフレームの一方を格納する
第1フレームバッファ42と、他方のフレームを格納する
第2フレームバッファ43と、この第1フレームバッファ
42,第2フレームバッファ43をフレーム信号に同期させ
て切り換えて表示データを読み出す表示コントローラ44
と、この表示コントローラ44の読み出した表示データを
表示する表示部45よりなる。
【0038】図2は縮小画素レベル決定ブロック3の詳
細構成図である。なお、第1実施例ではN×M=2×2
とする。図中符号300 より308 までが領域抽出部31に相
当し、縮小画素レベルデコーダが縮小画素レベル決定部
32に相当する。300 はパラレル・シリアル変換回路で原
画像メモリから例えば8ビットずつ読み出したバラレル
データをシリアルデータに変換する。301 より303 はラ
インバッファで、原画像メモリ1の原画像1ライン分の
画素データ(例えばA4原稿であれば1728ビット分)を
格納する。
【0039】304 はタイミング発生回路で、本装置全体
のシステム・クロックを発生する。305 はデータシフト
回路で、パラレル・シリアル変換回路300 から入力する
シリアルデータおよびラインバッファ301 ,302 ,303
から出力するシリアルデータを4ビットのパラレルデー
タとして出力すると共に、パラレル・シリアル変換回路
300 のデータをラインバッファ301 へ、ラインバッファ
301 のデータをラインバッファ302 へ、ラインバッファ
302 のデータをラインバッファ303 へと、1ラインずつ
データをずらすシフト操作を行う。306 より308 はフリ
ップ・フロップ回路で4ビットのパラレルデータをクロ
ック信号によりシフトする。
【0040】図3はデータシフト回路305 とその周辺回
路の詳細構造を示す図である。図4は画像データの状態
を説明する図で、(a)は原画像メモリに格納されてい
る画像データを模式的に示したものであり、(b)はラ
インバッファ301 〜303 に(a)に示す1ライン分が格
納される状態を示している。(c)は2×2個の縮小対
象画素領域とその周辺の隣接画素12個を示している。
【0041】図3においてデータシフト回路305 は、ト
ライステートバッファ309 とフリップ・フロップ310 よ
りなり、タイミング発生回路304 のクロックに同期して
動作する。
【0042】図5は図3に示す各回路のタイミングチャ
ートを示し、図6はデータシフト回路の動作を示す。ラ
インバッファ301 〜303 への書き込みは、図5に示すよ
うにバッファアドレスが出力されクロックによりWEが負
となったとき行なわれ、読み出しは同様にバッファアド
レスが出力されクロックによりOEが負となったとき行な
われる。
【0043】図6はこの動作を示し、ラインバッファ30
1 には、パラレル・シリアル変換回路(P/S)300 よ
り出力されたd1が書き込まれ、ラインバッファ302 には
ラインバッファ301 より出力されたc1が書き込まれ、ラ
インバッファ303 にはラインバッファ302 より出力され
たb1が書き込まれる。
【0044】図7はラインバッファへの書き込み状態を
示す図である。(a)は図6におけるクロック(これを
1つ目とする)によって書き込まれた状態を示し、
(b)はこの次のクロックで書き込まれた状態、(c)
は3つ目のクロックで書き込まれた状態を示す。これに
よりライン・バッファ301 〜303に入っていたc1〜cn,b
1〜cn,a1〜anがd1〜dn,c1〜cn,b1〜bnとなり、順に
1ラインづつ下ってゆく。
【0045】読み出しは、P/S300 からd1,ラインバ
ッファ301 からc1,ラインバッファ302 からb1,ライン
バッファ303 からa1が読み出され、図3に示すようにデ
ータシフト回路305 からa1,b1,c1,d1がパラレルに出
力される。
【0046】図8は図2に示した縮小画素レベル決定ブ
ロックの動作を示す図で、(a)はデータシフト回路30
5 ,フリップフロップ306 〜308 から出力される状態を
示し、(b)は縮小画素レベルデコーダ311 に入力され
るデータを示す。
【0047】図9は縮小画素レベルデコーダ311 でデー
タを処理する単位を示した図で、図8(b)に示すよう
に4×4ビットのデータによってレベル判断を行うが、
隣接画素を含めた4×4ビットは、次の処理単位の隣接
画素を含めた4×4ビットと2列の重複があるので、実
際は図9に示すように4ビット×2列入るごと処理して
いゆく。
【0048】図10は縮小画像表示処理ブロックの詳細構
成を示す。図1に対してマルチプレクサ46,47およびバ
ッファ切換回路48が加わっている。階調データ書込回路
41は図11に示す1フレーム目のデータをフレームバッフ
ァ42へ、3フレーム目のデータをフレームバッファ43に
書き込む。この場合表示コントローラ44によってマルチ
プレクサ42と43を制御してアドレスを指示し、このアド
レスのデータをフレームバッファ42,43に書き込む。表
示部45への表示は表示コントローラ44によりバッファ切
換回路48を制御して、フレームバッファ42より1フレー
ム目,2フレーム目,フレームバッファ43より3フレー
ム目をそれぞれ所定時間間隔で出力する。この所定時間
間隔は表示部45の特性により異なるが、表示のチラツキ
を防止するために100Hz(10msec)以上とすることが一
般に望ましいと言われている。
【0049】次に縮小画素レベル決定部32の動作につい
て説明する。図12は縮小画素レベル決定部32で処理する
4×4画素の付番を示す。2×2領域の左上の画素を1
として時計回りに4まで付番し、画素1の真上の画素を
5とし時計回りに16まで付番する。
【0050】図13はレベル判定基準格納部2に格納され
ている判定基準である。左端列の0〜4は2×2領域の
黒画素を示す。入力欄の1〜4は2×2領域の各画素の
付番をし、Lは白,Hは黒を示す。出力欄のC1,C2は縮
小画素のレベルを示しC1,C2=LLは白,C1,C2=LH
は淡灰、C1,C2=HLは濃灰、C1,C2=HHは黒を表わ
す。又6の上線付きは画素6の階調を反転することを示
し、黒(H)ならば白(L),白(L)ならば黒(H)
を示す。5+15の上線付きは画素5と画素15の論理和を
反転することを示し、5=L,15=HならばLとなるこ
とを示す。また9・10・11は画素9,10,11の論理積を
示し9=H,10=L,11=LならLを示す。9・10・11
の上線付きは9・10・11の階調反転を示し、9=H,10
=L,11=LならHを示す。5,6,9の反転,10の反
転,11の反転の論理積の反転は、5=H,6=H,9=
L,10=L,11=Lの場合、Lとなる。
【0051】図14は第1パターン、第2パターンを示
し、図15は第3パターン、第4パターンを示す。
【0052】図16は第5パターン、第6パターン、第7
パターン、第8パターンを示す。第1パターンは横細線
を強調し、第4パターンは第1パターンによって強調さ
れた細線のぼやけを抑制する。第2パターンは縦細線を
強調し、第3パターンは第2パターンによって強調され
た細線のぼやけを抑制する。第5パターンと第7パター
ンは、横細線の端部に生じるぼやけを抑制し、第6パタ
ーンと第8パターンは縦細線の端部に生じるぼやけを抑
制する。
【0053】図13に示す判定基準は縮小画素のレベルを
次のように規定している。 黒画素が0 白 黒画素が1 第5パターン,第6パターン,第7パターン,第8パタ
ーンと一致すれば白,それ以外は淡灰 黒画素が2 第1パターン,第2パターンと一致すれば濃灰、第3パ
ターン、第4パターンと一致すれば白、その他の場合は
淡灰 黒画素が3 濃灰 黒画素が4 黒
【0054】図17は横細線を縮小するとき、第1パター
ン,第4パターンを用いない場合を示す。(a)は横細
線が幅(高さ方向)2画素で構成されており、高さ方向
2白画素おいて次の横細線がある場合を示す。(b)は
2×2画素として黒画素のみまたは白画素のみとった場
合で、このときは鮮明な縮小画像が得られる。(c)は
2×2画素とし、上2つを白,下2つを黒または上2つ
を黒,下2つを白とした場合で、黒画素2の場合淡灰と
したときの状態を示す。このように全面淡灰になり細線
は消えてしまう。
【0055】図18は第1 パターン, 第4 パターンを用い
て細線処理した場合を示す。(a)は黒画素数2に第1
パターンを用いて濃灰とし、(b)は黒画素数2に第4
パターンを用いて白と判定した場合を示す。(c)はこ
の両判定の結果、細線が濃灰として縮小処理された状態
を示す。
【0056】図19は細線端部の判定の第1の例を示す。
(a)は第1パターン〜第4パターンに該当しないので
判定基準により淡灰となることを示し、(b)は第4
パターンにより白となることを示す。(c)は(a),
(b)の判定結果により細線端部は淡灰となることを示
す。
【0057】図20は細線端部の判定の第2の例を示す。
本図は、端部にくる2×2画素に黒画素が1個含まれ、
第5パターン〜第8パターンを使用しないため不都合が
生じた様子を示す。黒画素数が1の場合淡灰とすると、
(a),(b)の場合淡灰となり、この結果(c)に示
すように端部に余分な部分が表われ、原画像は異った形
状に縮小されてしまう。
【0058】図21は第5パターン〜第8パターンを用い
て端部に生じる不都合な部分を除去した場合を示す。
(a)は第7パターンにより白となる場合を示し、
(b)は第5パターンにより白となる場合を示す。
(c)は(a),(b)より細線端部が白となり、結果
的に鮮明になるが細線長さが少し短かくなって縮小され
た場合を示す。しかし図20の場合と比較して鮮明な縮小
画像が得られる。
【0059】図22は従来の方式と本実施例の方式を比較
した結果を示す。(a)が原画像データを示し、(b)
は従来の黒画素の数のみで階調を定めた場合を示し、
(c)は本実施例を用いた場合を示す。
【0060】次に、本実施例の効果を後述する第2実施
例、第3実施例と比較して説明する。第2,第3実施例
は従来の単純間引き法や多数決法と比較すればかなり改
善されているが、ディザ画像等に多く含まれる孤立点を
消去させたり、細線等のぼけの発生を十分に抑制したり
することが出来ない。第1実施例はこれらの問題を解決
しており、これは第1実施例の効果を示す図22と第2実
施例の効果を示す図27を比較すれば明らかである。
【0061】なお、本実施例はハードウェア回路によっ
て構成した場合を示したが、汎用コンピュータ上でソフ
トウェアによって同様の構成を実現することもできる。
【0062】次に第2実施例を説明する。図23は第2実
施例による画像縮小装置のブロック図であって、1はイ
メージスキャナー等によって入力された白黒2値の原画
像の情報を蓄積する原画像メモリ、50は原画像メモリ1
から縮小単位となるN×M画素領域の画素情報を読み出
す領域画素抽出回路である。なお、本実施例において
は、原画像を縦横にそれぞれ1/2に縮小するため、N
=M=2である。
【0063】51は領域画素抽出回路50によって読み出さ
れた4画素領域内の黒画素の個数を計算する黒画素計数
回路である。52は計数値判定回路であって、黒画素計数
回路51の計数値を後段の縮小画素レベル決定回路55へ送
るとともに、その計数値が1であるか否かを判定し、1
のときに隣接画素抽出回路53を動作させる。
【0064】本実施例では、原画像上の図29に示したよ
うな細い斜線のパターンを認識する。この認識は、基本
的には4画素領域と周辺領域を含めた領域の画素情報に
よって行うが、パターン比較判定のアルゴリズムを簡略
にするため、本実施例では4画素領域内の唯一の黒画素
の位置によって決まる特定の4個の隣接画素の情報を、
隣接画素抽出回路53によって原画像メモリ1より抽出
し、この隣接画素のパターンと予め用意された斜線の基
本パターンとをパターン比較判定回路54で比較判定する
方式としている。
【0065】抽出される隣接画素について図24によって
説明する。この図において、A,B,C,Dを4画素領
域内の画素、#1から#8を同領域の周辺画素とする
と、4画素領域内の唯一の黒画素の位置に対応して、図
25に示す4個の周辺画素を隣接画素N1,…,N4とし
て選択し、その情報を隣接画素抽出回路53により抽出し
てパターン比較判定回路54に与える。
【0066】パターン比較判定回路54の入力と出力の関
係を図26に示す。出力が0のときはパターンが不一致で
白のレベルとすることを意味し、1のときはパターンが
一致し非白のレベルとすることを意味する。55は黒画素
計数回路51の計数値及びパターン比較判定回路54の出力
に基づいて、縮小画素のレベルを決定する縮小画素レベ
ル決定回路である。本実施例では、白のレベルと、非白
のレベルとしてグレー・レベルと黒レベルの合計3レベ
ルを設定している。そして、縮小画素レベル決定回路55
は、黒画素の計数値が0の場合には白レベルに、黒画素
の計数値が1の場合には、パターン比較判定回路54の出
力が0であれば白レベルに、同出力が1であればグレー
・レベルに、黒画素の計数値が2の場合にはグレー・レ
ベルに、黒画素の計数値が3または4の場合には黒レベ
ルに、それぞれ縮小画素レベルを決定する。
【0067】56は縮小画素レベル決定回路55によって決
定されたレベルの情報を、縮小画像メモリ57の縮小画素
対応アドレスに書き込む縮小画素書込回路、58は縮小画
像メモリ57より縮小画素の情報を読み出し、それを階調
表現可能な表示装置(あるいは印刷装置)59にパルス幅
変調方式あるいはフレーム間引き法等によって階調出力
させる出力制御部である。
【0068】以上のように構成された画像縮小装置につ
いて、以下その全体的動作を説明する。原画像情報が原
画像メモリ1に入力されると、原画像の2×2の4画素
領域の画素情報が領域画素抽出回路50によって順次抽出
され、各4画素領域内の黒画素の個数が黒画素計数回路
51によって計数されて計数値判定回路52を介して縮小画
素レベル決定回路55に送られ、同時に黒画素計数値が1
の場合は計数値判定回路52によって隣接画素抽出回路53
が起動され、図25に示された特定の隣接画素の情報が原
画像メモリ1より読み出されてパターン比較判定回路54
に与えられ、パターン比較判定回路54で図26に示したパ
ターン比較判定が行われる。
【0069】このパターン比較判定の結果と黒画素計数
値に基づき、縮小画素レベル決定回路55で上述のように
縮小画素が白、グレーまたは黒のいずれかのレベルに決
定され、このレベルの情報が縮小画素書込回路56によっ
て縮小画像メモリ57に書き込まれる。ここに書き込まれ
た縮小画像の情報は表示制御回路58の制御によって表示
装置(または印刷装置)59に階調表示(または階調印
刷)される。
【0070】ここで、図29に示したような細い斜線に対
応した4画素領域では、多数決法によれば縮小画素が白
レベルとされるので、細い斜線の切れが生じたが、本実
施例によれば、当該縮小画素はグレー・レベルとされる
ため、そのような切れは生じにくい。
【0071】また、図30の(c)、(d)及び(e)に
示した4画素領域の縮小画素は、多数決法によればすべ
て黒レベルとされたが、本実施例によれば、(c)の場
合はグレー・レベルとされるため、非白画素が増加した
としても、全体として視覚的には見易い、実質的につぶ
れが目立たない縮小画像を出力できる。
【0072】図27及び図28に、多数決法による縮小画像
と本実施例による縮小画像とを対比して示す。(a)は
原画像、(b)は多数決法による縮小画像、(c)は本
実施例による縮小画像である。
【0073】なお、図23に示す本実施例の縮小画素書込
回路56、縮小画素メモリ57、表示制御部58および表示装
置59を、図1に示す第1実施例の縮小画像表示処理ブロ
ック4に置換することもできる。また、本実施例はハー
ドウェア回路によって構成されていたが、汎用コンピュ
ータ上でソフトウェアによって同様の構成を実現するこ
とも可能である。
【0074】次に第3実施例を説明する。図31は第3実
施例による2値画像縮小装置の一実施例を示すブロック
図である。この図において、符号1はイメージスキャナ
等によって入力された白黒2値の原画像情報を蓄積する
原画像メモリ、60は前記原画像メモリ1から縮小単位と
なるN×M画素領域の画素情報を読み出すための領域画
素抽出回路である。なお、本実施例においては、原画像
を縦横にそれぞれ1/3に縮小するためにN=M=3に
選択する。符号61は前記領域画素抽出回路60によって読
み出された9画素領域内の黒画素の個数を計数する黒画
素計数回路、62は計数値判定回路、63は結合方向抽出回
路である。64は隣接領域画素抽出回路、65は黒画素結合
判定回路、66は前記黒画素計数回路61の計数値及び黒画
素結合判定回路65の出力に基づいて縮小画素のレベルを
決定する縮小画素レベル決定回路である。
【0075】計数値判定回路62は、前記黒画素計数回路
61による計数値を縮小画素レベル決定回路66へ送るとと
もに、その計数値を判定し2或いは3であったときに結
合方向抽出回路63を動作させる。本実施例では9画素内
に上、下、左、右、右上、右下、左上、左下の8つの方
向に黒画素の結合が見られるか否かを判定し、これら8
つの方向成分が結合方向抽出回路63により抽出される。
この結合方向成分の抽出について図32により説明する。
この図において、D1−D9は9画素領域内の画素であ
り、それぞれ黒画素のとき1、白画素のとき0の値を持
つ、また、8つの方向成分をそれぞれ上=Dir1,下=Di
r2,左=Dir3,右=Dir4,右上=Dir5,右下=Dir6,左
上=Dir7,左下=Dir8,とし、各方向成分を以下のよう
に各画素の論理積の論理和として求める。そさぞれが1
のときその方向成分を持ち、0のときにはその方向成分
を持たないものとする。
【0076】 Dir1=(D1・D4)+(D2・D5)+(D3・D6) Dir2=(D4・D7)+(D5・D8)+(D6・D9) Dir3=(D1・D2)+(D4・D5)+(D7・D8) Dir4=(D2・D3)+(D5・D6)+(D8・D9) Dir5=(D2・D4)+(D3・D5)+(D6・D8) Dir6=(D2・D6)+(D5・D9)+(D4・D8) Dir7=(D1・D5)+(D2・D6)+(D4・D8) Dir8=(D2・D4)+(D5・D7)+(D6・D8)
【0077】このようにして、結合方向抽出回路63によ
り抽出された方向成分の和が1以上となった場合に、1
となった方向成分と同方向の隣接領域画素が隣接領域画
素抽出回路64により抽出され、これら2組の方向成分が
黒画素結合判定回路65に入力される。この黒画素結合判
定回路65は図33に示す対応方向成分が1の場合に2つの
画素領域が結合されていると判断し、結合していないと
きは出力を0に、結合しているときは出力を1としてい
る。
【0078】縮小画素のレベル決定について、本実施例
では、白レベルと、非白のレベルとしてグレー・レベル
及び黒レベルの合計3レベルを設定している。縮小画素
レベル決定回路66は、黒画素の計数値が0および1の場
合には白レベルに、黒画素の計数値が2或いは3の場合
には、レベルには黒画素結合判定回路65の出力を参照し
て決定する。すなわち、黒画素結合判定回路65の出力が
0であれば、白レベルに、同出力が1であればグレー・
レベルにする。黒画素の計数値が4,5のときはグレー
・レベルに6以上の場合には黒レベルに、それぞれ縮小
画素レベルを決定する。
【0079】また、符号67は前記縮小画素レベル決定回
路66によって決定されたレベルの情報を書き込む縮小画
素書き込み回路、68は前記縮小画素が書き込まれる縮小
画像メモリで、前記縮小画素はこの縮小画像メモリ68の
縮小画素対応アドレスに書き込まれる。符号69は縮小画
像メモリ68より縮小画素の情報を読み出し、それぞれパ
ルス幅変調方式或いはフレーム間引き法等によって階調
出力させる出力制御部、70は出力制御部69から出力され
た縮小画素の情報を階調表現する表示装置である。表示
装置70の代わりにハードコピー出力を行なう階調印刷可
能なプリンタ等の印刷装置が接続されてもよい。
【0080】かかる構成を有する2値画像縮小装置の動
作について以下説明する。まず、原画像情報が原画像メ
モリ1に入力されると、原画像の3×3の9画素領域の
画素情報が領域画素抽出回路60によって順次抽出され
る。これら9画素領域内の黒画素の個数が黒画素計数回
路61によって計数され計数値判定回路62を介して縮小画
素レベル決定回路66に送られる。これと同時に黒画素計
数値が2或いは3の場合には計数値判定回路62によって
結合方向抽出回路63が起動され、領域画素抽出回路60に
よって抽出された9画素領域の黒画素が上、下、左、
右、右上、右下、左上、左下のどの方向の成分をもつか
の情報が抽出される。この情報は黒画素結合判定回路65
に送られると共に、この方向成分と同方向の隣接領域画
素が隣接領域画素抽出回路64によって抽出される。この
隣接領域画素内の黒画素の結合方向成分も同様に結合方
向抽出回路63によって抽出され、これら2組の方向成分
が黒画素結合判定回路65にて図33に示した対応方向成分
による結合判定が行なわれる。この黒画素結合判定の結
果と黒画素計数値に基づき、縮小画素が白、グレーまた
は黒のいずれかのレベルに決定される。このレベルの情
報は縮小画素書き込み回路67によって縮小画像メモリ68
に書き込まれる。ここで書き込まれた縮小画像の情報は
出力制御部69の制御によって表示装置70に階調表示され
る。
【0081】図34に、従来の多数決法による縮小画像と
本実施例による画像とを比較して示す。この図におい
て、(a)は原画像、(b)は多数決法による縮小画
像、(c)は本実施例による縮小画像である。なお、図
31に示す本実施例の縮小画素書込回路67、縮小画像メモ
リ68、出力制御部69および表示装置70を図1に示す第1
実施例の縮小画像表示処理ブロック4に置換することも
できる。また、本実施例はハードウェア回路によって構
成されているが、汎用コンピュータ上でソフトウェアに
よって同様の構成を実現することも可能てある。
【0082】以上のように、本実施例は、2値原画像上
のN×M画素領域内の黒画素の個数と、N×M画素領域
及びその隣接画素領域の黒画素結合成分による領域画素
の結合判定の結果とに応じて、縮小画素を白レベルまた
は非白レベルに決定するため、従来の多数決法や間引き
法に比べて、細い黒線を保存した縮小画像を得ることが
できる。また非白レベルとして黒のレベルを含め2以上
レベルを設定し、非白の縮小画素に階調性をもたせるこ
とにより、視覚的にはつぶれのない見易い縮小画像を得
ることができる等種々の効果を有する。
【0083】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、原画像上の縮小対象領域の黒画素数と、縮小対象領
域およびその周囲隣接領域の画素パターンとの比較によ
り縮小画素の階調を決定するため、良好な縮小画像を決
定することができる。またこの縮小画像を所定の方式に
より2つのフレームに記憶し、所定の順序で表示するこ
とにより4階調を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図
【図2】縮小画素レベル決定ブロック図
【図3】データシフト回路およびその周辺回路図
【図4】画像データの状態を説明する図
【図5】図3に示す各回路のタイミングチャート
【図6】図3に示す各回路の読み出し書き込みを示す図
【図7】ラインバッファへの書き込み状態を示す図
【図8】縮小画素レベル決定ブロックの動作を説明する
【図9】縮小画素レベルデコーダのデータ処理単位を説
明する図
【図10】縮小画像表示処理ブロックの詳細構成を示す
【図11】2つのフレームメモリにより4階調を表示す
る説明図
【図12】縮小対象領域およびその周囲隣接領域の付番
説明図
【図13】レベル判定基準を表わす図
【図14】第1パターン、第2パターンを示す図
【図15】第3パターン、第4パターンを示す図
【図16】第5パターン〜第8パターンを示す図
【図17】横細線を従来方法で縮小した場合の説明図
【図18】横細線を第1パターン、第4パターンを用い
て縮小処理する場合の説明図
【図19】横細線の端部を縮小処理した場合を示す図
【図20】横細線の端部を第5パターン〜第8パターン
を用いないで処理した場合の説明図
【図21】横細線の端部を第5パターン,第7パターン
を用いて処理した場合の説明図
【図22】第1実施例を用いた場合と用いない場合の比
較を示す図
【図23】第2実施例の構成を示すブロック図
【図24】2×2領域およびその周囲領域の符号説明図
【図25】2×2画素領域の画素配置を説明する図
【図26】2×2画素領域の黒画素の配置に基づく階調
レベル決定基準を示す図
【図27】第2実施例を用いた場合と従来方式を用いた
場合の縮小画像の比較を示す図
【図28】第2実施例を用いた場合と従来方式を用いた
場合の縮小画像を比較した別の例を示す図
【図29】細い斜線の部分の画素パターン図
【図30】2×2画素領域の画素パターンと多数決法に
よる縮小画素との対応図
【図31】第3実施例の構成を示すブロック図
【図32】黒画素の結合方向抽出の処理動作説明図
【図33】縮小領域画素の方向成分と隣接領域画素の方
向成分の対応図
【図34】第3実施例を用いた場合と多数決法を用いた
場合の縮小画像を示す図
【符号の説明】
1 原画像メモリ 2 レベル判定基準格納部 31 領域抽出部 32 縮小画素レベル決定部 41 階調データ書込部 42 第1フレームバッファ 43 第2フレームバッファ 44 表示コントローラ 45 表示部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素が白または黒の2値レベルで表現さ
    れた原画像上のN×M画素領域(ただしN,Mは2以上
    の整数)内の黒画素の個数を計数する黒画素計数手段
    と、前記N×M画素領域及びその周辺領域を含めた画素
    パターンと予め決められたパターンとの比較判定を行う
    パターン比較判定手段と、前記原画像上のN×M画素領
    域に対応した縮小画像上の画素のレベルを、前記黒画素
    計数手段による計数値及び前記パターン比較判定手段に
    よる比較判定結果に応じて白のレベルまたは非白のレベ
    ルに決定するレベル決定手段とを有することを特徴とす
    る画像縮小装置。
  2. 【請求項2】 前記レベル決定手段が前記黒画素の計数
    値に応じて、この黒画素の計数値のみによる場合と、こ
    の黒画素の計数値と前記パターン比較判定部の判定結果
    による場合とに区分して前記レベルの決定を行うことを
    特徴とする請求項1記載の画像縮小装置。
  3. 【請求項3】 前記N×M画素領域が2×2画素領域か
    らなり、前記黒画素の計数値が0,3,4の場合はこの
    計数値によって前記レベルを決定し、1,2の場合はこ
    の計数値と前記パターン判定部の判定結果によって前記
    レベルを決定することを特徴とする請求項2記載の画素
    縮小装置。
  4. 【請求項4】 前記2×2画素の左上の画素を1とし残
    り3画素を時計まわりに4まで付番し、前記2×2画素
    に隣接する12個の周囲画素に対して前記画素1の直上画
    素を5とし残り11画素を時計まわりに16まで付番した付
    番パターンを設定し、前記パターンとして、画素1,2
    を白、画素3,4,9,10,11を黒とする第1パターン
    と、画素1,4を白、画素2,3,9,10,11を黒とす
    る第2パターンと、画素2,3,9,10,11を白、画素
    1,4,14,15を黒とする第3パターンと、画素3,
    4,9,10,11を白、画素1,2,5,6を黒とする第
    4パターンを用いたことを特徴とする請求項3記載の画
    像縮小装置。
  5. 【請求項5】 前記パターンとして、さらに、画素2,
    3,4を白、画素1,15を黒とする第5パターンと、画
    素2,3,4を白、画素1,5を黒とする第6パターン
    と、画素1,2,3を白、画素4,14を黒とする第7パ
    ターンと、画素1,3,4を白、画素2,6を黒とする
    第8パターンを用いたことを特徴とする請求項4記載の
    画像縮小装置。
  6. 【請求項6】 非白のレベルとして黒のレベルを含め2
    以上のレベルを設定し、前記レベル決定手段は、前記黒
    画素計数手段による計数値が0の場合には白のレベルに
    決定し、前記計数値が所定値以上である場合には、前記
    計数値に対応した非白のレベルに決定し、前記計数値が
    1以上かつ前記所定値未満である場合には、パターン比
    較判定手段による比較判定結果が不一致のときに白のレ
    ベルに決定し、また前記比較判定結果が一致のときに前
    記計数値に対応した非白のレベルに決定することを特徴
    とする請求項(1)記載の画像縮小装置。
  7. 【請求項7】 画素が白または黒の2値レベルで表現さ
    れた原画像上のN×M(N,Mは2以上の整数)画素領
    域内の白または黒画素の個数を計数する画素計数手段
    と、前記N×M画素領域およびその隣接画素領域内の黒
    画素の結合方向を抽出する結合方向抽出手段と、この結
    合方向抽出手段により抽出された前記N×M画素領域の
    結合方向成分および前記隣接画素領域の結合方向成分の
    結合性を判定する黒画素結合判定手段と、前記原画像上
    のN×M画素領域に対応した縮小画像上の画素レベル
    を、前記黒画素結合判定手段による判定結果に応じて白
    のレベルまたは非白レベルに決定するレベル決定手段と
    を有することを特徴とする画像縮小装置。
  8. 【請求項8】 非白のレベルとして黒のレベルを含め2
    以上のレベルを設定し、レベル決定手段は、黒画素計数
    手段による計数値が予め決められた白レベル以下の場合
    は白レベルに決定し、前記計数値が予め決められた非白
    レベル以上である場合には前記計数値に対応した非白の
    レベルに決定し、前記計数値が前記白レベルより大きく
    且つ前記非白レベル未満である場合には前記黒画素結合
    判定手段による判定結果が非結合であるときに白レベル
    に決定し、また前記判定結果が結合であるときに前記計
    数値に対応した非白レベルに決定することを特徴とする
    請求項7記載の画像縮小装置。
  9. 【請求項9】 同一の画素配置をした第1フレームと第
    2フレームの同一位置の画素につき第1フレームの画素
    を第1画素、第2フレームの画素を第2画素とし、第1
    フレーム、第1フレーム、第2フレームの順に所定間隔
    で画像表示するものとし、前記同一位置の画素を表示画
    面で白に表示するときは、前記第1画素と前記第2画素
    を白とし、淡灰に表示するときは、前記第1画素を白、
    前記第2画素を黒とし、濃灰に表示するときは前記第1
    画素を黒、前記第2画素を白とし、黒に表示するときは
    前記第1画素と前記第2画素を黒とすることを特徴とす
    る画像表示装置。
  10. 【請求項10】 白黒2値レベル表示した画素よりなる
    原画像を格納する原画像メモリと、前記原画像から縮小
    対象領域およびその周辺領域を抽出する領域抽出手段
    と、前記縮小対象領域の濃淡レベルを判定する画素パタ
    ーンおよび判定基準を格納するレベル判定基準格納部
    と、前記縮小対象領域の黒画素数およびこの縮小対象領
    域およびその周辺領域と前記画素パターンとの比較結果
    を前記判定基準を参照して縮小領域の濃淡レベルを決定
    する縮小画素レベル決定部と、表示画面に対応し、同一
    の画素配置を有する第1フレームと第2フレームを設
    け、この第1フレームを記憶する第1フレームバッファ
    と、前記第2フレームを記憶する第2フレームバッファ
    と、前記第1フレームと前記第2フレームの同一位置の
    画素につき、前記第1フレームの画素を第1画素、前記
    第2フレームの画素を第2画素とし、前記縮小画素レベ
    ル決定部が決定した縮小画面の濃淡レベルに基づき、前
    記同一位置の画素を表示する表示画面で白に表示すると
    きは前記第1画素と前記第2画素を白とし、淡灰に表示
    するときは前記第1画素を白、前記第2画素を黒とし、
    濃灰に表示するときは前記第1画素を黒、前記第2画素
    を白とし、黒に表示するときは前記第1画素および前記
    第2画素を黒とするようにする階調データ書込部と、前
    記第1フレームバッファに格納された第1フレームと前
    記第2フレームバッファに格納された第2フレームを読
    み出し、所定間隔で前記第1フレーム、前記第1フレー
    ム、前記第2フレームを出力するよう制御する表示コン
    トローラと、この表示コントローラの出力を表示する表
    示部とを備えたことを特徴とする画像縮小処理装置。
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