JPH10270145A - 放電ギャップ素子およびサージ防護デバイス - Google Patents

放電ギャップ素子およびサージ防護デバイス

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JPH10270145A
JPH10270145A JP7674897A JP7674897A JPH10270145A JP H10270145 A JPH10270145 A JP H10270145A JP 7674897 A JP7674897 A JP 7674897A JP 7674897 A JP7674897 A JP 7674897A JP H10270145 A JPH10270145 A JP H10270145A
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JP
Japan
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discharge gap
insulator
gap element
protection device
discharge
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Withdrawn
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JP7674897A
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English (en)
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Shuichi Onabeda
周一 女部田
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電開始電圧のバラツキが小さい放電ギャッ
プ素子、およびそれを内蔵したサージ防護デバイスを得
ることを目的とする。 【解決手段】 絶縁体と内部電極を積層し、それを切断
した断面の電極間をギャップとして放電ギャップ素子を
得る。また、この放電ギャップ素子を不活性ガスで封止
することによりサージ防護デバイスを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に侵入し
て機器の破壊あるいは誤動作の原因となる異常電圧を吸
収するサージ防護デバイスに関する。さらに詳しくは、
電源回路、通信あるいは信号線等の外部と接続される入
出力部に使用されるサージ防護デバイスにおいて、放電
により異常電圧を吸収するギャップ素子の構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、急速に電子機器のインテリジェン
ト化が進行し、半導体部品が多数使用されるようにな
り、サージ電圧による誤動作や破壊が多くなってきてい
る。これは、半導体部品の過電圧に対する余裕が少ない
ためである。特に雷サージは、ある確率で商用電源の配
電線や電話線等から侵入するため、サージ防護デバイス
を使用してサージ電圧を吸収する必要性が高くなってき
ている。
【0003】サージ防護デバイスには、大別して放電ギ
ャップ素子、シリコン半導体素子、および酸化亜鉛バリ
スタの3種類があり、また、それらを組み合わせた複合
型のものもある。
【0004】シリコン半導体素子、および酸化亜鉛バリ
スタは放電開始電圧のバラツキが小さく、機器の保護電
圧レベルの設計が容易であるが、サージ耐量が小さいた
め素子の適用範囲が限定されていた。
【0005】これに対し放電ギャップ素子は、静電容量
が小さく、サージ電流耐量も大きくできるが、サージ応
答性が悪いという欠点があった。それを改善したものが
マイクロギャップ式放電ギャップ素子(特開昭55−1
28283)である。このマイクロギャップ式放電ギャ
ップ素子は、図5に示すように絶縁体表面に形成された
導電性セラミックス被膜に、レーザー光線を使用して幅
の狭い線条を均一に設けることにより形成されている。
マイクロギャップ式の放電は、数10μm間隔のギャッ
プ電極間に印加される高電界により電子放出されること
によって開始する。このため、ギャップ間隔を狭くする
ほど安定して高速にサージを吸収できるようになる。こ
の改善により、従来の利点はそのままで、サージ応答性
の優れたサージ防護デバイスが得られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように従来のマイクロギャップ式放電ギャップ素子は
絶縁体表面に形成された導電性薄膜を切断することによ
りマイクロギャップを得ているが、この切断時のバラツ
キが大きくなってしまうため、放電開始電圧を安定させ
ることが難かしかった。また、放電開始電圧のバラツキ
は、製造コストの上昇の要因ともなっていた。
【0007】本発明はこのような事情に顧みてなされた
ものであり、放電開始電圧のバラツキが小さい放電ギャ
ップ素子およびそれを内蔵したサージ防護デバイスを得
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下(1)〜
(7)の本発明により達成される。
【0009】(1) 絶縁体と内部電極を積層し、それ
を切断した断面の電極間をギャップとした放電ギャップ
素子。
【0010】(2) 絶縁体と内部電極を積層し、一体
焼成することを特徴とする(1)の放電ギャップ素子。
【0011】(3) ギャップ間隔が7〜100μmの
範囲にあることを特徴とする(1)または(2)の放電
ギャップ素子。
【0012】(4) 絶縁体がアルミナ系セラミックで
あることを特徴とする(1)の放電ギャップ素子。
【0013】(5) 内部電極が珪化モリブデンまたは
珪化モリブデンとアルミナ系セラミックとの混合物であ
ることを特徴とする(1)または(2)に記載の放電ギ
ャップ素子。
【0014】(6) (1)〜(5)の放電ギャップ素
子を内蔵したことを特徴とするサージ防護デバイス。
【0015】(7) 放電ギャップ素子を不活性ガスで
封止することを特徴とする(6)のサージ防護デバイ
ス。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のマイクロギャップ式放電
ギャップ素子は、絶縁体と内部電極を積層し、切断した
断面の電極間をマイクロギャップとするものである。こ
の構成によれば、絶縁体のシート厚によりマイクロギャ
ップ間隔が決まるため、電極間隔の精度が従来に比べて
格段に向上する。また、従来の薄膜切断による方法では
得られなかった幅の狭いギャップを得ることも可能にな
る。
【0017】本発明においては、絶縁体と内部電極とが
積層された構造であればよく、その製造には種々の方法
が採用される。たとえば樹脂、ガラス等の絶縁体と金属
箔とを積層しながら接着する方法や、熱硬化性樹脂と金
属ペーストとを積層し、熱処理を行って樹脂を硬化させ
る方法により製造される。またはセラミック絶縁体と内
部電極とを積層し、一体焼成する方法であってもよい。
なお、一体焼成により耐久性の優れた素子が得られるの
でこの方法により製造することが好ましい。いずれの場
合も最後に所定の大きさに切断し、端子電極を焼付等に
より形成しマイクロギャップ式放電ギャップ素子とされ
る。断面を切断することにより、表面状態の安定した電
極が得られる。このことにより、放電開始電圧のバラツ
キが小さなマイクロギャップ式放電ギャップ素子が得ら
れる。
【0018】絶縁体シート厚を変えることにより目的に
応じたマイクロギャップを得ることができるが、絶縁体
シート厚は通常7〜100μmとする。この理由は以下
の通りである。厚さが100μmを越えると放電バラツ
キが大きくなるからであり、好ましくは50μm以下で
ある。また7μ未満であると電極間隔が狭くなりすぎ、
短絡破壊を起こしやすくなる。なお、積層時の作業性を
考慮すると厚さは10μm以上とすることが好ましい。
【0019】上記したように、セラミック絶縁体と内部
電極とを積層、一体焼成して製造することにより、耐久
性の優れた放電ギャップ素子が得られる。このとき、絶
縁体としてはアルミナ系セラミックが使用される。ま
た、内部電極としては金属導体または導電性セラミック
のいずれを用いてもかまわない。
【0020】しかしながら、内部電極として金属導体を
用いた場合、素子を使用していくうちに金属のマイグレ
ーションが起こり、短絡破壊を起こすことがある。この
ため、導電性セラミックを用いることが好ましい。導電
性セラミックとしては珪化モリブデンまたは珪化モリブ
デンとアルミナ系セラミックとの混合物が使用される。
このような導電性セラミック内部電極を使用することに
より、耐久性が高く、短絡破壊しないサージ防護デバイ
スが得られる。さらに、従来のマイクロギャップ式放電
ギャップ素子を構成する絶縁体表面の導電性薄膜に比
べ、膜厚の厚い電極を使用することも容易であり、さら
に耐久性を向上させることが可能である。
【0021】また、セラミック絶縁層と内部電極層を複
数積層することにより、有効電極長を長くでき、さらに
耐久性を向上させることができる。
【0022】本発明のマイクロギャップ素子は、セラミ
ックパッケージにガラス封止することによりサージ防護
デバイスとされる。このとき、Ar、Ne、N2等の不
活性ガスで封止することにより放電開始電圧を下げるこ
ともできる。
【0023】
【実施例】以下、実施例を説明する。
【0024】絶縁体としてアルミナを、内部電極として
珪化モリブデンおよびアルミナの混合物(体積比:Mo
Si2/Ai23=80/20)を使用した。それぞれ
についてバインダとしてメタアクリル系バインダを、溶
剤としてトルエンを加え、ボールミルで24時間混合し
てスラリーを作製した。これらを用いてドクターブレー
ド法によりシートを作製し、図1の層構造になるように
金型中に積層した。なお、シート厚みは、ベース絶縁体
11:200μm(焼成後約170μm)、内部電極1
2:40μm(焼成後約35μm)、絶縁体13:40
μm(焼成後約35μm)、内部電極14:40μm
(焼成後約35μm)、カバー絶縁体15:200μm
(焼成後約170μm)とした。
【0025】このようにして得られた成形体を、窒素ガ
ス雰囲気中で昇温速度1℃/分で350℃まで昇温し、
この温度で5時間保持し、この後昇温速度5℃/分で9
00℃まで昇温し、この温度で2時間保持した後、5℃
/分で冷却し、脱バインダ処理を行った。この脱バイン
ダ処理した成形体を、真空中で昇温速度5℃/分で16
50℃まで昇温し、この温度で1時間保持し、その後3
00℃/分の速度で冷却して焼成を行った。ただし、8
00℃以下は自然炉冷却した。焼成後に切断して、内部
電極間で形成するギャップを得た。図2にその斜視図を
示す。切断後の寸法は、長さ10mm、幅1mmとし
た。なお、切断ではなくブレイクによりギャップを得る
こともできる。切断後、端子電極を銀ペーストを塗布し
800℃で焼き付け、放電ギャップ素子を得た。
【0026】さらに上記のようにして得られた放電ギャ
ップ素子を、セラミックパッケージに乾燥空気でガラス
封止することによりサンプルを得た。
【0027】次に、比較例として従来の構造の放電ギャ
ップ素子を作製した(図3)。絶縁体21として、長さ
10mm、直径2mmのアルミナ円柱を用いた。導電性
被膜22として、酸化錫をスパッタリングで2μmの厚
さに形成した。これをレーザーで切削加工し、25μm
程度のギャップ23を形成した。最後にキャップ電極2
4およびリード線25を取り付け、放電ギャップ素子を
得た。
【0028】放電開始電圧の測定は、プログラマブル電
源を測定試料に接続し、出力電圧を0Vから、100V
/秒の立ち上がり速度で上昇させ、放電が始まり、電流
が流れ出した時点の電圧を読み取った。本発明および比
較例の放電ギャップ素子の放電開始電圧のバラツキを図
4に示す。
【0029】また、耐久性の評価は、8/20μse
c.のインパルス電流波形を測定試料に印加して、印加
前後の放電開始電圧の変化で評価した。本発明および比
較例の放電ギャップ素子の耐久性を図5に示す。
【0030】図4および図5から、本発明の放電ギャッ
プ素子は、放電開始電圧のバラツキが小さく、また耐久
性が向上していることがわかる。
【0031】
【発明の効果】本発明のマイクロギャップ式放電ギャッ
プ素子およびサージ防護デバイスは、従来のマイクロギ
ャップ式放電ギャップ素子の利点を失うことなく、放電
開始電圧のバラツキが大きいという欠点を改善すること
ができる。また、耐久性の高い素子を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電ギャップ素子の一例を示す側面図
である。
【図2】本発明の放電ギャップ素子の一例を示す斜視図
である。
【図3】従来の放電ギャップ素子を示す図である。
【図4】本発明および比較例の放電ギャップ素子の放電
開始電圧のバラツキを示す図である。
【図5】本発明および比較例の放電ギャップ素子の耐久
性を示す図である。
【符号の説明】
1 放電ギャップ素子 11 ベース絶縁体 12、14 内部電極 13 絶縁体 15 カバー絶縁体 16 端子電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体と内部電極を積層し、それを切断
    した断面の電極間をギャップとした放電ギャップ素子。
  2. 【請求項2】 絶縁体と内部電極を積層し、一体焼成す
    ることを特徴とする請求項1の放電ギャップ素子。
  3. 【請求項3】 ギャップ間隔が7〜100μmの範囲に
    あることを特徴とする請求項1または2の放電ギャップ
    素子。
  4. 【請求項4】 絶縁体がアルミナ系セラミックであるこ
    とを特徴とする請求項1の放電ギャップ素子。
  5. 【請求項5】 内部電極が珪化モリブデンまたは珪化モ
    リブデンとアルミナ系セラミックとの混合物であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の放電ギャップ素
    子。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の放電ギャップ素子を内蔵
    したことを特徴とするサージ防護デバイス。
  7. 【請求項7】 放電ギャップ素子を不活性ガスで封止す
    ることを特徴とする請求項6のサージ防護デバイス。
JP7674897A 1997-03-28 1997-03-28 放電ギャップ素子およびサージ防護デバイス Withdrawn JPH10270145A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010041661A1 (ja) * 2008-10-10 2010-04-15 昭和電工株式会社 静電放電保護体
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