JPH10271772A - バリ無し積層薄板並びにその製造方法及び装置 - Google Patents
バリ無し積層薄板並びにその製造方法及び装置Info
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- JPH10271772A JPH10271772A JP9113336A JP11333697A JPH10271772A JP H10271772 A JPH10271772 A JP H10271772A JP 9113336 A JP9113336 A JP 9113336A JP 11333697 A JP11333697 A JP 11333697A JP H10271772 A JPH10271772 A JP H10271772A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 積層薄板の外形内要部に外向きのバリが生じ
ないようにすること。バリで巻線が傷付かないようにす
ること。コスト増を来さないようにすること。 【解決手段】 長尺の帯状薄板からN枚構成(N≧2)
のバリ無し積層薄板を製造する際、第1枚目から第L枚
目までのL枚の薄板素子(L≧1)については、外形内
スペース部分(例えばスロット部分)を帯状薄板の下方
から打ち抜き、第(L+1)枚目から第(L+M=N)
枚目までのM枚の薄板素子(M≧1)については、対応
する外形内スペース部分を帯状薄板の上方から打ち抜
き、然る後、それらN枚の薄板素子について、外形抜き
を行う。N枚の薄板素子の結合一体化は、抜き落した薄
板素子をその都度直下の薄板素子にカシメ手段でカシメ
結合するか、抜き落し終了後に一括して締付手段で締め
付けるか、の何れかに依る。
ないようにすること。バリで巻線が傷付かないようにす
ること。コスト増を来さないようにすること。 【解決手段】 長尺の帯状薄板からN枚構成(N≧2)
のバリ無し積層薄板を製造する際、第1枚目から第L枚
目までのL枚の薄板素子(L≧1)については、外形内
スペース部分(例えばスロット部分)を帯状薄板の下方
から打ち抜き、第(L+1)枚目から第(L+M=N)
枚目までのM枚の薄板素子(M≧1)については、対応
する外形内スペース部分を帯状薄板の上方から打ち抜
き、然る後、それらN枚の薄板素子について、外形抜き
を行う。N枚の薄板素子の結合一体化は、抜き落した薄
板素子をその都度直下の薄板素子にカシメ手段でカシメ
結合するか、抜き落し終了後に一括して締付手段で締め
付けるか、の何れかに依る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、積層薄板製品
並びにその製造方法及び製造装置に関する。特に、要部
にバリ(burr)の無い積層薄板部品(例えば積層コ
ア)、並びにかかる積層薄板部品を低コストで製造する
ことの出来る、型内積層複合加工方法、及び順送り複合
金型を使用した積層薄板部品製造装置に関する。
並びにその製造方法及び製造装置に関する。特に、要部
にバリ(burr)の無い積層薄板部品(例えば積層コ
ア)、並びにかかる積層薄板部品を低コストで製造する
ことの出来る、型内積層複合加工方法、及び順送り複合
金型を使用した積層薄板部品製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】積層薄板部品の製造に際しては、複合金
型が賞用される。この種の複合金型内では、プレス工程
と、プレス後の組立工程とが、順次的乃至同時的に処理
される。それによって、多数の単機能設備が不要化さ
れ、それらに要した設置スペースや人員が削減され、作
業能率が飛躍的に改善され、更には製品精度と製品寿命
が大幅に向上する。積層薄板部品の代表的なものは、積
層コアである。積層コアの製造には、それ専用の複合金
型が使用される。この種の複合金型を使用した積層コア
製造装置の一つとして、「技術雑誌プレス技術第21巻
第10号」(第38〜43頁)の、「積層コア自動カシ
メ回転金型」なる記事によって紹介されたものがある。
型が賞用される。この種の複合金型内では、プレス工程
と、プレス後の組立工程とが、順次的乃至同時的に処理
される。それによって、多数の単機能設備が不要化さ
れ、それらに要した設置スペースや人員が削減され、作
業能率が飛躍的に改善され、更には製品精度と製品寿命
が大幅に向上する。積層薄板部品の代表的なものは、積
層コアである。積層コアの製造には、それ専用の複合金
型が使用される。この種の複合金型を使用した積層コア
製造装置の一つとして、「技術雑誌プレス技術第21巻
第10号」(第38〜43頁)の、「積層コア自動カシ
メ回転金型」なる記事によって紹介されたものがある。
【0003】かかる積層コア製造装置によって製造され
た積層ロータコアの平面図形は、図2と同様である。そ
して、同積層ロータコアの巻線部wの横断面は、図6に
示す通りである。図6において、20は薄形の積層ロー
タコアであって、先ず、3枚のロータコア素子5,5,
5が、順次積層され、加圧・カシメられて成るものであ
る。カシメられた状態は、下側のロータコア素子5のカ
シメ穴45(又は計量孔h)と、上側のロータコア素子
5の切り起し(突起)pの凸部との間に発生する、静摩
擦力によって維持される。3枚のロータコア素子5,
5,5は、当業者に良く知られている様に、長尺の帯状
鋼板(ストリップ)の別々の箇所から、外形抜きパンチ
とダイを用いて、別々に打ち抜かれて成るものである。
た積層ロータコアの平面図形は、図2と同様である。そ
して、同積層ロータコアの巻線部wの横断面は、図6に
示す通りである。図6において、20は薄形の積層ロー
タコアであって、先ず、3枚のロータコア素子5,5,
5が、順次積層され、加圧・カシメられて成るものであ
る。カシメられた状態は、下側のロータコア素子5のカ
シメ穴45(又は計量孔h)と、上側のロータコア素子
5の切り起し(突起)pの凸部との間に発生する、静摩
擦力によって維持される。3枚のロータコア素子5,
5,5は、当業者に良く知られている様に、長尺の帯状
鋼板(ストリップ)の別々の箇所から、外形抜きパンチ
とダイを用いて、別々に打ち抜かれて成るものである。
【0004】又、各ロータコア素子5の巻線部wは、外
形の打ち抜きに先行して、その左右両側がスロット抜き
パンチで下方に打ち抜かれて成るものである。10は、
それによって生じた切り口であり、11は同切り口10
の上端部に発生したダレ面、12は同切り口10の下端
部(稜線)に発生したバリである。図9は、従来の他の
積層ロータコアの巻線部の平面図である。図9の積層ロ
ータコア20は、2枚のロータコア素子のみから成る。
そして、wは切り起しのない巻線部、13は同巻線部w
に施された巻線である。巻線wには、周知の通り、絶縁
被覆が施されている。図10は、図9の積層ロータコア
の巻線部の横断面図である。この横断面は、図9の線A
−Aで切断して成るものである。図10において、5,
5はロータコア素子、12,12はバリ、13は被覆巻
線である。(打ち抜きで生じる切り口は、一般に、「だ
れ」、「剪断(せん)面」、「破断面」、及び「バリ」
(burr)から成る。バリとは、刃物による切り口周
辺のかえり(反り)である。そして、その発生は一般に
は避けることの出来ないものである。かかる意味合いに
おいては、バリも又製品構造の一部である。)以上の通
り、各個のロータコア素子5には、不可避的にバリ12
が発生する。そして、従来の金型内複合加工方法によれ
ば、積層ロータコア20の各巻線部の切り口の下端部に
は、図6の如く、バリ12,12が残存することにな
る。
形の打ち抜きに先行して、その左右両側がスロット抜き
パンチで下方に打ち抜かれて成るものである。10は、
それによって生じた切り口であり、11は同切り口10
の上端部に発生したダレ面、12は同切り口10の下端
部(稜線)に発生したバリである。図9は、従来の他の
積層ロータコアの巻線部の平面図である。図9の積層ロ
ータコア20は、2枚のロータコア素子のみから成る。
そして、wは切り起しのない巻線部、13は同巻線部w
に施された巻線である。巻線wには、周知の通り、絶縁
被覆が施されている。図10は、図9の積層ロータコア
の巻線部の横断面図である。この横断面は、図9の線A
−Aで切断して成るものである。図10において、5,
5はロータコア素子、12,12はバリ、13は被覆巻
線である。(打ち抜きで生じる切り口は、一般に、「だ
れ」、「剪断(せん)面」、「破断面」、及び「バリ」
(burr)から成る。バリとは、刃物による切り口周
辺のかえり(反り)である。そして、その発生は一般に
は避けることの出来ないものである。かかる意味合いに
おいては、バリも又製品構造の一部である。)以上の通
り、各個のロータコア素子5には、不可避的にバリ12
が発生する。そして、従来の金型内複合加工方法によれ
ば、積層ロータコア20の各巻線部の切り口の下端部に
は、図6の如く、バリ12,12が残存することにな
る。
【0005】従来の積層コア製造装置にあっては、各種
のパンチは悉く上型、対応する各種のダイは悉く下型の
関係に配置される。即ち、金型配置は順配置型とされ
る。その理由は、重力に逆らわない様にするためであ
る。図7は、従来の積層コア製造装置における、順送り
複合金型のストリップレイアウト(工程設定)図であ
る。図7において、1は帯状鋼板(ストリップ)、38
はその上面、phはパイロット孔(底の突き抜けたあ
な)である。多数のパイロット孔ph,…は、長手方向
には等間隔をなして、又、短手方向には対をなして、穿
設される。そして、各2対(4個)のパイロット孔(p
h,ph),(ph,ph)の間が何れも被加工区域と
なる。説明の便のため、最右方の被加工区域を「第1番
目の被加工区域」といい、以下、右方から左方への順
で、「第2番目の被加工区域」、「第3番目の被加工区
域」、…、「第N番目の被加工区域」、「第N+1番目
の被加工区域」、…という。各被加工区域の内方からは
ロータコア素子を、同外方からはステータコア素子を、
切り出すことが出来る。なお、図7の黒塗り部は打ち抜
き部分を示し、太線部は切断部位を示す。
のパンチは悉く上型、対応する各種のダイは悉く下型の
関係に配置される。即ち、金型配置は順配置型とされ
る。その理由は、重力に逆らわない様にするためであ
る。図7は、従来の積層コア製造装置における、順送り
複合金型のストリップレイアウト(工程設定)図であ
る。図7において、1は帯状鋼板(ストリップ)、38
はその上面、phはパイロット孔(底の突き抜けたあ
な)である。多数のパイロット孔ph,…は、長手方向
には等間隔をなして、又、短手方向には対をなして、穿
設される。そして、各2対(4個)のパイロット孔(p
h,ph),(ph,ph)の間が何れも被加工区域と
なる。説明の便のため、最右方の被加工区域を「第1番
目の被加工区域」といい、以下、右方から左方への順
で、「第2番目の被加工区域」、「第3番目の被加工区
域」、…、「第N番目の被加工区域」、「第N+1番目
の被加工区域」、…という。各被加工区域の内方からは
ロータコア素子を、同外方からはステータコア素子を、
切り出すことが出来る。なお、図7の黒塗り部は打ち抜
き部分を示し、太線部は切断部位を示す。
【0006】帯状鋼板1の加工時における各被加工区域
の位置は、パイロット孔phに、先の尖ったパイロット
(ピン)を挿入することによって、矯正することが出来
る。(パイロット(ピン)の先端形状は、好ましくは弾
丸形乃至円錐形である。)プレスマシン内の被加工区域
は、プレスマシンの1ストローク毎に、複合金型によっ
て、加工されると共に、順送り機構によって、左方から
右方に(矢印方向に)、順送りされる。図7に示された
帯状鋼板1の被加工状態は、加工開始後10ストローク
以上進行した後の、被加工状態である。帯状鋼板1を加
工する一連の金型はそれぞれ、当該帯状鋼板1の通路の
上側と下側に、配設される。図7において、等間隔に配
列された符号a〜jの位置関係は、プレスマシンの内部
における、金型相互の位置関係を象徴的に表す。別言す
れば、プレスマシン内の位置a〜jには、相異なる金型
A〜Jが配置されている。なお、金型Aの前段には、パ
イロット孔を打ち抜くための、パンチとダイ(図示しな
い)が配置されている。
の位置は、パイロット孔phに、先の尖ったパイロット
(ピン)を挿入することによって、矯正することが出来
る。(パイロット(ピン)の先端形状は、好ましくは弾
丸形乃至円錐形である。)プレスマシン内の被加工区域
は、プレスマシンの1ストローク毎に、複合金型によっ
て、加工されると共に、順送り機構によって、左方から
右方に(矢印方向に)、順送りされる。図7に示された
帯状鋼板1の被加工状態は、加工開始後10ストローク
以上進行した後の、被加工状態である。帯状鋼板1を加
工する一連の金型はそれぞれ、当該帯状鋼板1の通路の
上側と下側に、配設される。図7において、等間隔に配
列された符号a〜jの位置関係は、プレスマシンの内部
における、金型相互の位置関係を象徴的に表す。別言す
れば、プレスマシン内の位置a〜jには、相異なる金型
A〜Jが配置されている。なお、金型Aの前段には、パ
イロット孔を打ち抜くための、パンチとダイ(図示しな
い)が配置されている。
【0007】[第1番目の被加工区域についての加
工]、図7の位置aに、帯状鋼板1の第1番目の被加工
区域が到着すると、プレスマシンの第1行程が遂行され
る。即ち、同被加工区域内の所望のロータコア素子のス
ロット(図2の44参照)部分が全て、ロータ用スロッ
ト抜きパンチ(図示しない。以下同様)によって完全に
打ち抜かれる。図7のaでは、全体の代表として、3個
のロータスロットのみが示される。第1行程で加工され
た第1番目の被加工区域は次に、位置bに向けて順送り
される。位置bに、上記第1番目の被加工区域が到着す
ると、プレスマシンの第1工程が遂行される。即ち、所
望のステータコア素子5のスロット部分(図示しない。
以下同様)が全て、ステータ用スロット抜きパンチによ
って完全に打ち抜かれる。図7のbでは、全体の代表と
して、6個のステータスロットのみが示される。第2行
程で加工された第1番目の被加工区域は次に、位置Cに
向けて順送りされる。
工]、図7の位置aに、帯状鋼板1の第1番目の被加工
区域が到着すると、プレスマシンの第1行程が遂行され
る。即ち、同被加工区域内の所望のロータコア素子のス
ロット(図2の44参照)部分が全て、ロータ用スロッ
ト抜きパンチ(図示しない。以下同様)によって完全に
打ち抜かれる。図7のaでは、全体の代表として、3個
のロータスロットのみが示される。第1行程で加工され
た第1番目の被加工区域は次に、位置bに向けて順送り
される。位置bに、上記第1番目の被加工区域が到着す
ると、プレスマシンの第1工程が遂行される。即ち、所
望のステータコア素子5のスロット部分(図示しない。
以下同様)が全て、ステータ用スロット抜きパンチによ
って完全に打ち抜かれる。図7のbでは、全体の代表と
して、6個のステータスロットのみが示される。第2行
程で加工された第1番目の被加工区域は次に、位置Cに
向けて順送りされる。
【0008】位置cに、上記第1番目の被加工区域が到
着すると、プレスマシンの第3行程が遂行される。即
ち、ロータコア素子用計量パンチ(図示しない)が飛び
出して、他のパンチ面と同じ高さになり、それによっ
て、所望のロータコア素子5のカシメ予定位置が、完全
に打ち抜かれ、そこに計量孔hが形成される(カシメ予
定位置は例えば3個である)。凸部のない計量孔hを設
けると、直下のロータコア素子5とは結合せず、分離さ
れる。(第2番目〜第N番目の被加工区域(Nは所定の
積層枚数)については、ロータコア素子用計量パンチの
押し出しはなされず、従って、穿孔はなされない。)第
3行程で加工された第1番目の被加工区域は次に、位置
dに向けて順送りされる。
着すると、プレスマシンの第3行程が遂行される。即
ち、ロータコア素子用計量パンチ(図示しない)が飛び
出して、他のパンチ面と同じ高さになり、それによっ
て、所望のロータコア素子5のカシメ予定位置が、完全
に打ち抜かれ、そこに計量孔hが形成される(カシメ予
定位置は例えば3個である)。凸部のない計量孔hを設
けると、直下のロータコア素子5とは結合せず、分離さ
れる。(第2番目〜第N番目の被加工区域(Nは所定の
積層枚数)については、ロータコア素子用計量パンチの
押し出しはなされず、従って、穿孔はなされない。)第
3行程で加工された第1番目の被加工区域は次に、位置
dに向けて順送りされる。
【0009】位置dに、上記第1番目の被加工区域が到
着すると、プレスマシンの第4行程が遂行される。即
ち、所望のロータコア素子5の内形(内側領域)部分
が、ロータコア素子用内形抜きパンチによって完全に打
ち抜かれる。しかし、ロータコア素子用切り起し形成パ
ンチの、所定位置への押し出しはなされず、従ってそれ
による穿孔はなされない。(但し、第2番目から第N番
目までの(N−1)個の被加工区域については、この限
りでない。)第4行程で加工された第1番目の被加工区
域は次に、位置eに向けて順送りされる。
着すると、プレスマシンの第4行程が遂行される。即
ち、所望のロータコア素子5の内形(内側領域)部分
が、ロータコア素子用内形抜きパンチによって完全に打
ち抜かれる。しかし、ロータコア素子用切り起し形成パ
ンチの、所定位置への押し出しはなされず、従ってそれ
による穿孔はなされない。(但し、第2番目から第N番
目までの(N−1)個の被加工区域については、この限
りでない。)第4行程で加工された第1番目の被加工区
域は次に、位置eに向けて順送りされる。
【0010】位置eに、上記第1番目の被加工区域が到
着すると、プレスマシンの第5行程が遂行される。即
ち、所望のロータコア素子5の外形(外側輪郭)部分
が、ロータコア素子用外形パンチによって切断され、第
1枚目のロータコア素子5が切り落される。切り落され
た1枚目のロータコア素子5は、図8の如く、下型内に
保持される。(ついでながら、切り落されたロータコア
素子5は、プレスマシンの1ストローク毎に、或は小さ
く或は大きく、回転させて置きたい場合が多い。例え
ば、ロータの回転改善、板厚偏差の除去、内外形のフレ
の最小化を図りたい様な場合である。その様な場合に
は、例えば、図8の円筒回転体(スクイズリング)53
と共に、下型を回転させてやれば良い。)その結果、第
1番目の被加工区域には、ステータコア素子製造用の区
域だけが残存することになる。第5行程で加工された第
1番目の被加工区域(残余の被加工区域)は次に、位置
fに向けて順送りされる。
着すると、プレスマシンの第5行程が遂行される。即
ち、所望のロータコア素子5の外形(外側輪郭)部分
が、ロータコア素子用外形パンチによって切断され、第
1枚目のロータコア素子5が切り落される。切り落され
た1枚目のロータコア素子5は、図8の如く、下型内に
保持される。(ついでながら、切り落されたロータコア
素子5は、プレスマシンの1ストローク毎に、或は小さ
く或は大きく、回転させて置きたい場合が多い。例え
ば、ロータの回転改善、板厚偏差の除去、内外形のフレ
の最小化を図りたい様な場合である。その様な場合に
は、例えば、図8の円筒回転体(スクイズリング)53
と共に、下型を回転させてやれば良い。)その結果、第
1番目の被加工区域には、ステータコア素子製造用の区
域だけが残存することになる。第5行程で加工された第
1番目の被加工区域(残余の被加工区域)は次に、位置
fに向けて順送りされる。
【0011】位置fに、上記第1番目の被加工区域が到
着すると、プレスマシンの第6行程が遂行される。即
ち、所望のステータコア素子の内形(内側領域)部分
が、ステータコア素子用内形抜きパンチによって、完全
に打ち抜かれる。第6行程で加工された第1番目の被加
工区域は次に、位置gに向けて順送りされる。位置g
に、上記第1番目の被加工区域が到着すると、プレスマ
シンの第7行程が遂行される。即ち、同区域内のステー
タコア素子用カシメ予定位置が、ステータコア素子用計
量パンチによって、完全に打ち抜かれ、計量孔hが形成
される。(第2番目から第N番目までの(N−1)個の
被加工区域については、この限りでない。)第7行程で
加工された第1番目の被加工区域は次に、位置hに向け
て順送りされる。
着すると、プレスマシンの第6行程が遂行される。即
ち、所望のステータコア素子の内形(内側領域)部分
が、ステータコア素子用内形抜きパンチによって、完全
に打ち抜かれる。第6行程で加工された第1番目の被加
工区域は次に、位置gに向けて順送りされる。位置g
に、上記第1番目の被加工区域が到着すると、プレスマ
シンの第7行程が遂行される。即ち、同区域内のステー
タコア素子用カシメ予定位置が、ステータコア素子用計
量パンチによって、完全に打ち抜かれ、計量孔hが形成
される。(第2番目から第N番目までの(N−1)個の
被加工区域については、この限りでない。)第7行程で
加工された第1番目の被加工区域は次に、位置hに向け
て順送りされる。
【0012】位置hに、上記第1番目の被加工区域が到
着すると、プレスマシンの第8行程が進行する。このと
きは、ステータコア素子用・切り起し形成パンチの、所
定位置への押し出しはなされず、従って、それによる切
り起しは形成されない。(但し、第2番目番目から第N
番目までの(N−1)個の被加工区域については、この
限りでない。)第8行程で加工された第1番目の被加工
区域は次に、位置iに向けて順送りされる。
着すると、プレスマシンの第8行程が進行する。このと
きは、ステータコア素子用・切り起し形成パンチの、所
定位置への押し出しはなされず、従って、それによる切
り起しは形成されない。(但し、第2番目番目から第N
番目までの(N−1)個の被加工区域については、この
限りでない。)第8行程で加工された第1番目の被加工
区域は次に、位置iに向けて順送りされる。
【0013】位置iに、上記第1番目の被加工区域が到
着すると、プレスマシンの第9行程が進行する。ここで
は、格別の加工はなされない。第1番目の被加工区域は
次に、位置jに向けて順送りされる。位置jに、上記第
1番目の被加工区域が到着すると、プレスマシンの第1
0行程が遂行される。即ち、同被加工区域内の所望のス
テータコア素子の外形(外部輪郭)部分が、ステータコ
ア素子用外形パンチによって切断され、同被加工区域の
内部から1枚目のステータコア素子が切り落される。切
り落されたステータコア素子は、図8の如く、ステータ
コア素子用外形ダイ(下型)内に保持される。(ついで
ながら、切り落されたステータコア素子6も、プレスマ
シンの1ストローク毎に、小さく或は大きく、回転させ
て置きたい場合が多い。その様な場合は、例えば図8の
用な円筒回転体(スクイズリング)53を回転させるこ
とによって、下型を回転させれば良い。)
着すると、プレスマシンの第9行程が進行する。ここで
は、格別の加工はなされない。第1番目の被加工区域は
次に、位置jに向けて順送りされる。位置jに、上記第
1番目の被加工区域が到着すると、プレスマシンの第1
0行程が遂行される。即ち、同被加工区域内の所望のス
テータコア素子の外形(外部輪郭)部分が、ステータコ
ア素子用外形パンチによって切断され、同被加工区域の
内部から1枚目のステータコア素子が切り落される。切
り落されたステータコア素子は、図8の如く、ステータ
コア素子用外形ダイ(下型)内に保持される。(ついで
ながら、切り落されたステータコア素子6も、プレスマ
シンの1ストローク毎に、小さく或は大きく、回転させ
て置きたい場合が多い。その様な場合は、例えば図8の
用な円筒回転体(スクイズリング)53を回転させるこ
とによって、下型を回転させれば良い。)
【0014】[第2番目〜第N番目の被加工区域につい
ての加工]、帯状鋼板1上の第2番目から第L番目まで
のL個の被加工区域は、位置aにおいては、第1番目の
被加工区域と同様に、所望のロータコア素子5のスロッ
ト(44)部分が全てロータコア素子用スロット抜きパ
ンチによって完全に打ち抜かれ、位置bにおいては、第
1番目の被加工区域と同様に、所望のステータコア素子
6のスロットに相当する部分が全てステータコア素子用
スロット抜きパンチによって完全に打ち抜かれ、位置c
においては、加工されず、
ての加工]、帯状鋼板1上の第2番目から第L番目まで
のL個の被加工区域は、位置aにおいては、第1番目の
被加工区域と同様に、所望のロータコア素子5のスロッ
ト(44)部分が全てロータコア素子用スロット抜きパ
ンチによって完全に打ち抜かれ、位置bにおいては、第
1番目の被加工区域と同様に、所望のステータコア素子
6のスロットに相当する部分が全てステータコア素子用
スロット抜きパンチによって完全に打ち抜かれ、位置c
においては、加工されず、
【0015】位置dにおいては、第1番目の被加工区域
と同様に、所望のロータコア素子5の内形(内側領域)
部分が、ロータコア素子用内形抜きパンチによって、完
全に打ち抜かれる一方、第1番目の被加工区域とは異な
って、同素子5の内径と外形(外側輪郭)との間の各カ
シメ予定位置に下向きの切り起しを形成し、それらの上
面側には各カシメ孔を、下面側には各カシメ凸部を現出
させ、位置eにおいては、第1番目の被加工区域と同様
に、所望のロータコア素子5の外形(外側輪郭)部分
が、ロータコア素子用外形抜きパンチによって切断され
て、内部のロータコア素子5が切り落され、図8の如く
ロータコア素子用外形抜きダイ(下型)内に積み重ねら
れる一方、第1番目の被加工区域とは異なって、抜き落
されたばかりのロータコア素子5の上面側の各カシメ穴
が圧入ピン(図示しない)によって下方に押圧され、そ
れらの下面側の下向きの凸部が、直下のロータコア素子
5の各計量孔(分離兼カシメ孔)又は各カシメ穴に圧入
され、それらの切り口面の摩擦力によって上下のロータ
コア素子5,5が密着・結合せしめられ(即ちカシメら
れ)、位置fにおいて、第1番目の被加工区域と同様
に、所望のステータコア素子6の内形(内側領域)部分
が、ステータコア素子用内形抜きパンチによって、完全
に打ち抜かれ、
と同様に、所望のロータコア素子5の内形(内側領域)
部分が、ロータコア素子用内形抜きパンチによって、完
全に打ち抜かれる一方、第1番目の被加工区域とは異な
って、同素子5の内径と外形(外側輪郭)との間の各カ
シメ予定位置に下向きの切り起しを形成し、それらの上
面側には各カシメ孔を、下面側には各カシメ凸部を現出
させ、位置eにおいては、第1番目の被加工区域と同様
に、所望のロータコア素子5の外形(外側輪郭)部分
が、ロータコア素子用外形抜きパンチによって切断され
て、内部のロータコア素子5が切り落され、図8の如く
ロータコア素子用外形抜きダイ(下型)内に積み重ねら
れる一方、第1番目の被加工区域とは異なって、抜き落
されたばかりのロータコア素子5の上面側の各カシメ穴
が圧入ピン(図示しない)によって下方に押圧され、そ
れらの下面側の下向きの凸部が、直下のロータコア素子
5の各計量孔(分離兼カシメ孔)又は各カシメ穴に圧入
され、それらの切り口面の摩擦力によって上下のロータ
コア素子5,5が密着・結合せしめられ(即ちカシメら
れ)、位置fにおいて、第1番目の被加工区域と同様
に、所望のステータコア素子6の内形(内側領域)部分
が、ステータコア素子用内形抜きパンチによって、完全
に打ち抜かれ、
【0016】位置gにおいては、加工されず、位置hに
おいては、第1番目の被加工区域とは異なって、所望の
各ステータコア素子内の各カシメ予定位置に、ステータ
コア素子用切り起し形成パンチによって、例えば8個の
切り起しが形成され、それらの上面側にはカシメ穴が、
下面側には下向きの凸部が現出され、位置jにおいて
は、第1番目の被加工区域と同様に、所望のステータコ
ア素子の外形(外部輪郭)部分が、ステータコア素子用
外形抜きパンチによって切断され、内部のステータコア
素子が切り落され、図8の如く、ステータコア素子用外
形抜きダイ(下型)内に積み重ねられる一方、第1番目
の被加工区域とは異なって、上側のステータコア素子6
の各カシメ穴(切り起しの上側の凹部)が、各押し込み
ピン(図示しない)によって上方から押圧され、各切り
起しの凸部が、下側のステータコア素子6の各カシメ穴
に押し込まれる(即ちカシメられる)。カシメられた状
態は、下側のステータコア素子6の各カシメ穴(又は計
量孔)と、上側のステータコア素子6の各切り起し(突
起)との接合部に発生する、摩擦力によって維持され
る。
おいては、第1番目の被加工区域とは異なって、所望の
各ステータコア素子内の各カシメ予定位置に、ステータ
コア素子用切り起し形成パンチによって、例えば8個の
切り起しが形成され、それらの上面側にはカシメ穴が、
下面側には下向きの凸部が現出され、位置jにおいて
は、第1番目の被加工区域と同様に、所望のステータコ
ア素子の外形(外部輪郭)部分が、ステータコア素子用
外形抜きパンチによって切断され、内部のステータコア
素子が切り落され、図8の如く、ステータコア素子用外
形抜きダイ(下型)内に積み重ねられる一方、第1番目
の被加工区域とは異なって、上側のステータコア素子6
の各カシメ穴(切り起しの上側の凹部)が、各押し込み
ピン(図示しない)によって上方から押圧され、各切り
起しの凸部が、下側のステータコア素子6の各カシメ穴
に押し込まれる(即ちカシメられる)。カシメられた状
態は、下側のステータコア素子6の各カシメ穴(又は計
量孔)と、上側のステータコア素子6の各切り起し(突
起)との接合部に発生する、摩擦力によって維持され
る。
【0017】〔第(N+1)番目の被加工区域について
の加工]、帯状鋼板1の第(N+1)番目の被加工区域
に対しては、位置a〜jにおいて、同第1番目の被加工
区域と同様な加工が行われる。位置eにおいては、帯状
鋼板1から切り落された第(N+1)枚目のロータコア
素子5が、先に切り落された第N枚目のロータコア素子
5の上に重ねられるが、両者は結合されない。第(N+
1)枚目のロータコア素子は、既に位置cにおいて、切
り起し予定箇所が完全に打ち抜かれ、従ってカシメ・結
合用の切り起し(突起)pを有していないからである。
位置jにおいては、帯状鋼板1から切り落された第(N
+1)枚目のステータコア素子6が、先に切り落された
第N枚目のステータコア素子6の上に重ねられるが、両
者は結合されない。第(N+1)枚目のロータコア素子
6は、既に位置gにおいて、切り起し予定箇所が完全に
打ち抜かれ、従ってカシメ・結合用の切り起し(突起)
pを有していないからである。
の加工]、帯状鋼板1の第(N+1)番目の被加工区域
に対しては、位置a〜jにおいて、同第1番目の被加工
区域と同様な加工が行われる。位置eにおいては、帯状
鋼板1から切り落された第(N+1)枚目のロータコア
素子5が、先に切り落された第N枚目のロータコア素子
5の上に重ねられるが、両者は結合されない。第(N+
1)枚目のロータコア素子は、既に位置cにおいて、切
り起し予定箇所が完全に打ち抜かれ、従ってカシメ・結
合用の切り起し(突起)pを有していないからである。
位置jにおいては、帯状鋼板1から切り落された第(N
+1)枚目のステータコア素子6が、先に切り落された
第N枚目のステータコア素子6の上に重ねられるが、両
者は結合されない。第(N+1)枚目のロータコア素子
6は、既に位置gにおいて、切り起し予定箇所が完全に
打ち抜かれ、従ってカシメ・結合用の切り起し(突起)
pを有していないからである。
【0018】[帯状鋼板1の第(N+2)〜第2N番目
の被加工区域への加工]、帯状鋼板1の第(N+2)〜
第2N番目の被加工区域への加工は、同鋼板1の第2〜
第N番目の被加工区域への加工と同様である。かくし
て、N枚のロータコア素子から成る積層ロータコアが、
位置eの下型から、プレスマシンの第14ストローク以
後、10ストローク毎に生成される。生成された多数の
積層ロータコアは、相互に結合されることなく、分離さ
れた状態で、下型から取り出される。下型から取り出さ
れ積層ロータコアは、再加圧を行う必要はない。又、同
じくN枚のステータコア素子から成る積層ステータコア
が、位置jの下型から、同じくプレスマシンの第19ス
トローク以後、10ストローク毎に生成される。生成さ
れた多数の積層ステータコアは、相互に結合されること
なく、分離された状態で、下型から取り出される。下型
から取り出され積層ロータコアは、同じく、再加圧を行
う必要はない。
の被加工区域への加工]、帯状鋼板1の第(N+2)〜
第2N番目の被加工区域への加工は、同鋼板1の第2〜
第N番目の被加工区域への加工と同様である。かくし
て、N枚のロータコア素子から成る積層ロータコアが、
位置eの下型から、プレスマシンの第14ストローク以
後、10ストローク毎に生成される。生成された多数の
積層ロータコアは、相互に結合されることなく、分離さ
れた状態で、下型から取り出される。下型から取り出さ
れ積層ロータコアは、再加圧を行う必要はない。又、同
じくN枚のステータコア素子から成る積層ステータコア
が、位置jの下型から、同じくプレスマシンの第19ス
トローク以後、10ストローク毎に生成される。生成さ
れた多数の積層ステータコアは、相互に結合されること
なく、分離された状態で、下型から取り出される。下型
から取り出され積層ロータコアは、同じく、再加圧を行
う必要はない。
【0019】
【従来技術の問題点】従来の積層コア製造装置にあって
は、前述の如く、各種のパンチが悉く上型ホルダに配設
され、対応する各種のダイが悉く下型ホルダに配設され
ているから、被加工薄板に対するパンチの動作方向は、
常に上方から下方へ、ということになる。そのため、パ
ンチの打ち抜き動作によって生じる薄板のバリは、ダイ
上に残された一方の薄板部分では、常にその切り口の下
端部(下側稜線)に発生し、ダイ内に落された他方の薄
板部分では、常にその切り口の上端部(上側稜線)に発
生することとなる。しかも、この様なバリ発生現象は、
打ち抜き回数が増すに従って顕著になり、終(つい)に
は、切り口の全周に亙って成長する様になるのである。
は、前述の如く、各種のパンチが悉く上型ホルダに配設
され、対応する各種のダイが悉く下型ホルダに配設され
ているから、被加工薄板に対するパンチの動作方向は、
常に上方から下方へ、ということになる。そのため、パ
ンチの打ち抜き動作によって生じる薄板のバリは、ダイ
上に残された一方の薄板部分では、常にその切り口の下
端部(下側稜線)に発生し、ダイ内に落された他方の薄
板部分では、常にその切り口の上端部(上側稜線)に発
生することとなる。しかも、この様なバリ発生現象は、
打ち抜き回数が増すに従って顕著になり、終(つい)に
は、切り口の全周に亙って成長する様になるのである。
【0020】従来の型内積層複合加工によって成るロー
タコア素子5の巻線部wは全て、その左右両側のスロッ
ト予定区域(カス部分)44(図2参照)が下方に向か
って打ち抜かれて成るものであるから、それによって生
じた巻線部wのバリ12は悉く、図6又は図10に示す
如く、切り口の下端部に存在することとなる。従来の積
層ロータコア20は、前述の如く、N枚(N≧2)のロ
ータコア素子5がそのまま(即ち上面下面を反転される
こと無く)積層され、加圧・カシメられて、製造された
ものであるから、その巻線部wの下側稜線部(角部)に
は、第1枚目のロータコア素子5の巻線部wの左右両側
の切り口の下端部に発生したバリ12がそのまま残存
し、下方に突出することが、不可避となる。積層ロータ
コア20の巻線部wの下側稜線部(角部)に残存し、且
つそこから突出するところの、この様なバリ12は、同
巻線部wに施された巻線13の絶縁被覆を傷付け、バリ
自身を介する電気的短絡事故を起させ、延いては、発火
の原因ともなる虞がある。即ち、モータの性能、耐久性
及び安全性を損なう虞がある。
タコア素子5の巻線部wは全て、その左右両側のスロッ
ト予定区域(カス部分)44(図2参照)が下方に向か
って打ち抜かれて成るものであるから、それによって生
じた巻線部wのバリ12は悉く、図6又は図10に示す
如く、切り口の下端部に存在することとなる。従来の積
層ロータコア20は、前述の如く、N枚(N≧2)のロ
ータコア素子5がそのまま(即ち上面下面を反転される
こと無く)積層され、加圧・カシメられて、製造された
ものであるから、その巻線部wの下側稜線部(角部)に
は、第1枚目のロータコア素子5の巻線部wの左右両側
の切り口の下端部に発生したバリ12がそのまま残存
し、下方に突出することが、不可避となる。積層ロータ
コア20の巻線部wの下側稜線部(角部)に残存し、且
つそこから突出するところの、この様なバリ12は、同
巻線部wに施された巻線13の絶縁被覆を傷付け、バリ
自身を介する電気的短絡事故を起させ、延いては、発火
の原因ともなる虞がある。即ち、モータの性能、耐久性
及び安全性を損なう虞がある。
【0021】かかる虞を回避するには、残存するバリ1
2を埋め尽す程の、殊更に部厚な塗装をしなければなら
ない。その場合には、片面で0.2〜0.3mm厚程度
の塗装皮膜を形成しなければならない。しかし、このよ
うな対策を施してもなお、不安定電気耐圧試験時や、納
品後客先にて、短絡したり、火災発生の原因となったり
する虞を、完全に払拭することが出来ない。第一、塗装
皮膜を分厚にすることは、それだけコストの増大を招来
する結果となる。それ故、従来の積層コア製造装置は、
前述の如く数々の利益をもたらす反面、それによって製
造された積層コア20については、上記の如き、隠れた
問題点があったのである。(因みに、第2〜N枚目のロ
ータコア素子5,5,…に発生したバリ12について
は、それらの先端部が、第1〜(N−1)枚目のロータ
コア素子5,5,…のダレ面に対して略当接状態となる
ので、格別の問題はない。)
2を埋め尽す程の、殊更に部厚な塗装をしなければなら
ない。その場合には、片面で0.2〜0.3mm厚程度
の塗装皮膜を形成しなければならない。しかし、このよ
うな対策を施してもなお、不安定電気耐圧試験時や、納
品後客先にて、短絡したり、火災発生の原因となったり
する虞を、完全に払拭することが出来ない。第一、塗装
皮膜を分厚にすることは、それだけコストの増大を招来
する結果となる。それ故、従来の積層コア製造装置は、
前述の如く数々の利益をもたらす反面、それによって製
造された積層コア20については、上記の如き、隠れた
問題点があったのである。(因みに、第2〜N枚目のロ
ータコア素子5,5,…に発生したバリ12について
は、それらの先端部が、第1〜(N−1)枚目のロータ
コア素子5,5,…のダレ面に対して略当接状態となる
ので、格別の問題はない。)
【0022】
【発明の目的】それ故、この出願の発明の第1の目的
は、要部にバリの無い積層薄板製品を、しかも低コスト
で、製造することが出来る、新規なる型内積層複合加工
方法を提供することにある。この出願の発明の第2の目
的は、要部にバリの無い積層薄板製品を、しかも低コス
トで製造することの出来る、新規なる順送り複合金型を
使用した積層コア製造装置を提供することにある。この
出願の発明の第3の目的は、要部にバリが無く、しかも
低コストの、積層薄板製品を提供することにある。この
出願の発明の第4の目的は、要部にバリの無い積層薄板
製品を実現することによって、後続の塗装工程を簡単且
つ容易化することにある。この出願の発明の第5の目的
は、要部にバリの無い積層薄板製品を実現することによ
って、これを使用したモータの性能、耐久性及び安全性
を、一段と向上させることにある。
は、要部にバリの無い積層薄板製品を、しかも低コスト
で、製造することが出来る、新規なる型内積層複合加工
方法を提供することにある。この出願の発明の第2の目
的は、要部にバリの無い積層薄板製品を、しかも低コス
トで製造することの出来る、新規なる順送り複合金型を
使用した積層コア製造装置を提供することにある。この
出願の発明の第3の目的は、要部にバリが無く、しかも
低コストの、積層薄板製品を提供することにある。この
出願の発明の第4の目的は、要部にバリの無い積層薄板
製品を実現することによって、後続の塗装工程を簡単且
つ容易化することにある。この出願の発明の第5の目的
は、要部にバリの無い積層薄板製品を実現することによ
って、これを使用したモータの性能、耐久性及び安全性
を、一段と向上させることにある。
【0023】
【目的を達成するための手段】前記の問題点を解決し、
前記の目的を達成するために、この出願の発明のN枚構
成(N≧2)のバリ無し積層薄板の製造方法は、長尺の
帯状薄板1上の、第1番目から第L番目までのL個の被
加工区域(N>L≧1)の各内部を、所定パターン46
の上向き孔明けパンチ29によって、下方から上方に完
全に打ち抜いて、当該L個の被加工区域の各内部に、所
定パターン46のスペース44を形成する、L回の上向
き打抜き工程と、上記帯状薄板1上の、第(L+1)番
目から第N番目までのM個の被加工区域(M=N−L,
M≧1)の各内部を、所定パターン46の下向き孔明け
パンチ30によって、上方から下方に向けて完全に打ち
抜いて、当該M個の被加工区域の各内部に、所定パター
ン46のスペース44を形成する、M回の下向き打抜き
工程と、上記第1番目の被加工区域内の1又は複数個の
カシメ予定位置を、積層枚数決定パンチによって、上方
から下方に向けて完全に打ち抜いて、1又は複数個の分
離兼カシメ孔hを形成する、分離兼カシメ孔打抜き工程
と、上記第2番目から第N番目までの(N−1)個の被
加工区域内の各1又は複数個のカシメ予定位置に、切り
起し形成パンチによってカシメ用切り起しを形成して、
それらの上面側にはカシメ穴45を、下面側にはカシメ
凸部pを現出せしめる、(N−1)回の切り起し形成工
程と、上記N個の被加工区域の各内部のスペース44を
囲繞(いじょう又はいにょう)する所定形状の輪郭48
を、それと同じ形状の外形パンチ41によって、順次、
完全に切断して、同輪郭48内の薄板素子を抜き落し、
上面下面を反転させることなくそのまま積み重ねる、N
回の外形抜き工程と、上記薄板素子を抜き落し積み重ね
る度毎に、当該薄板素子の上面側の各カシメ穴45を、
圧入ピンによって上方から下方に加圧して、それらの下
面側の凸部pを、直下の薄板素子内の分離兼カシメ孔h
若しくはカシメ穴45に圧入し、以って両者を密着・接
合・一体化せしめる、(N−1)回のカシメ工程と、を
含有するものである。
前記の目的を達成するために、この出願の発明のN枚構
成(N≧2)のバリ無し積層薄板の製造方法は、長尺の
帯状薄板1上の、第1番目から第L番目までのL個の被
加工区域(N>L≧1)の各内部を、所定パターン46
の上向き孔明けパンチ29によって、下方から上方に完
全に打ち抜いて、当該L個の被加工区域の各内部に、所
定パターン46のスペース44を形成する、L回の上向
き打抜き工程と、上記帯状薄板1上の、第(L+1)番
目から第N番目までのM個の被加工区域(M=N−L,
M≧1)の各内部を、所定パターン46の下向き孔明け
パンチ30によって、上方から下方に向けて完全に打ち
抜いて、当該M個の被加工区域の各内部に、所定パター
ン46のスペース44を形成する、M回の下向き打抜き
工程と、上記第1番目の被加工区域内の1又は複数個の
カシメ予定位置を、積層枚数決定パンチによって、上方
から下方に向けて完全に打ち抜いて、1又は複数個の分
離兼カシメ孔hを形成する、分離兼カシメ孔打抜き工程
と、上記第2番目から第N番目までの(N−1)個の被
加工区域内の各1又は複数個のカシメ予定位置に、切り
起し形成パンチによってカシメ用切り起しを形成して、
それらの上面側にはカシメ穴45を、下面側にはカシメ
凸部pを現出せしめる、(N−1)回の切り起し形成工
程と、上記N個の被加工区域の各内部のスペース44を
囲繞(いじょう又はいにょう)する所定形状の輪郭48
を、それと同じ形状の外形パンチ41によって、順次、
完全に切断して、同輪郭48内の薄板素子を抜き落し、
上面下面を反転させることなくそのまま積み重ねる、N
回の外形抜き工程と、上記薄板素子を抜き落し積み重ね
る度毎に、当該薄板素子の上面側の各カシメ穴45を、
圧入ピンによって上方から下方に加圧して、それらの下
面側の凸部pを、直下の薄板素子内の分離兼カシメ孔h
若しくはカシメ穴45に圧入し、以って両者を密着・接
合・一体化せしめる、(N−1)回のカシメ工程と、を
含有するものである。
【0024】この出願の発明のN枚構成(N≧2)のバ
リ無し積層薄板の製造装置は、長尺の帯状薄板1を順送
りする、順送り機構と、上記帯状薄板1上の第1番目か
ら第L番目までのL個の被加工区域(N>L≧1)の各
内部を、下方から上方へ打ち抜いて、当該L個の被加工
区域の各内部に、所定パターン46のスペース44を形
成する、所定パターン46の上向き孔明けパンチ29
と、上記上向き孔明けパンチ29の下面に接続され、同
パンチ29の先端部を、垂直方向所定の高さまで押し出
したり、引っ込めたりすることが出来る、上向き孔明け
パンチ出入手段と、上記上向き孔明けパンチ29並びに
上記帯状薄板1の通過領域の上方にあって、当該帯状薄
板1と協働する、所定ネガティブパターンの下向き孔明
けダイ32と、上記下向き孔明けダイ32の内部に打ち
落された抜きカスを除去する、抜きカス除去手段と、上
記下向き孔明けダイ32よりも後段にあって、上記帯状
薄板1上の第(L+1)番目から第N番目までのM個の
被加工区域(M=N−L,M≧1)の各内部を、上方か
ら下方に向けて完全に打ち抜いて、当該M個の被加工区
域の各内部に、所定パターン46のスペース44を形成
する、所定パターン46の下向き孔明けパンチ30と、
上記下向き孔明けパンチ30の上面に接続され、同パン
チ30の先端部を、垂直方向所定の高さまで押し出した
り、引っ込めたりすることが出来る、下向き孔明けパン
チ出入手段と、上記下向きの孔明けパンチ30並びに上
記帯状薄板1の通過領域の下方にあって、当該孔明けパ
ンチ30と協働する、所定ネガティブパターンの上向き
孔明けダイ31と、上記第1番目の被加工区域内の1又
は複数個のカシメ予定位置を、上方から下方に向けて完
全に打ち抜いて、1又は複数個の分離兼カシメ孔hを形
成する、積層枚数決定パンチと、上記積層枚数決定パン
チの先端部を、垂直方向所定の高さまで押し出したり、
引っ込めたりすることが出来る、積層枚数決定パンチ出
入手段と、上記積層枚数決定パンチ並びに上記帯状薄板
1の通過領域の下方にあって、当該積層枚数決定パンチ
と協働する、積層枚数決定ダイと、上記第2番目から第
N番目までの(N−1)個の被加工区域の各内部の1又
は複数個のカシメ予定位置に、カシメ用切り起しを下向
きに形成して、それらの上面側にはカシメ穴45を、下
面側にはカシメ凸部pを現出せしめる、切り起し形成パ
ンチと、上記切り起し形成パンチ並びに上記帯状薄板1
の通過領域の下方にあって、当該切り起し形成パンチと
協働する、切り起し形成ダイと、最終段にあって、上記
各被加工区域内の所定スペース44を囲繞する所定形状
の予定輪郭48を、順次、完全に切断して、同輪郭48
内の薄板素子を抜き落し、上面下面を反転させることな
くそのまま積み重ねる、所定形状の外形パンチ41と、
上記外形パンチ41並びに上記帯状薄板1の通過領域の
下方にあって当該外形パンチ41と協働する外形ダイ4
2と、上記外形パンチ41の内側にあり、同外形パンチ
41の下端面よりも若干下方に突出しておって、第2枚
目から第N枚目までの(N−1)個の各被加工領域の内
部から、順次薄板素子が上記外形ダイ42内に切り落さ
れ、積み重ねられる度毎に、当該薄板素子内に形成され
ている各切り起しの上面側のカシメ穴45を上方から加
圧して、それらの下面側の各凸部pを、直下の薄板素子
内の各分離兼カシメ孔h若しくはカシメ穴45に圧入
し、以って、両者間を密着・接合・一体化せしめる、圧
入ピンと、上記上向き孔明けパンチ29、上記上向き孔
明けパンチ出入手段、上記上向き孔明けダイ31、上記
積層枚数決定ダイ、上記切り起し形成ダイ、及び上記外
形ダイ42を保持する、下型ホルダ28と、上記下向き
孔明けダイ32、上記抜きカス除去手段、上記下向き孔
明けパンチ30、上記下向き孔明けパンチ出入手段、上
記積層枚数決定パンチ、上記積層枚数決定パンチ出入手
段、上記切り起し形成パンチ、及び上記外形パンチ4
1、並びに上記圧入ピンを保持する上型ホルダ27と、
上記上型ホルダ27に連結され、該ホルダ27を下向き
に駆動する、上型ホルダ駆動機構と、上記順送り機構、
上記上型ホルダ駆動機構、上記上向き孔明けパンチ出入
手段、上記下向き孔明けパンチ出入手段、及び上記積層
枚数決定パンチ出入手段に対してそれぞれ、動作タイミ
ングを与える制御装置と、を含有するものである。
リ無し積層薄板の製造装置は、長尺の帯状薄板1を順送
りする、順送り機構と、上記帯状薄板1上の第1番目か
ら第L番目までのL個の被加工区域(N>L≧1)の各
内部を、下方から上方へ打ち抜いて、当該L個の被加工
区域の各内部に、所定パターン46のスペース44を形
成する、所定パターン46の上向き孔明けパンチ29
と、上記上向き孔明けパンチ29の下面に接続され、同
パンチ29の先端部を、垂直方向所定の高さまで押し出
したり、引っ込めたりすることが出来る、上向き孔明け
パンチ出入手段と、上記上向き孔明けパンチ29並びに
上記帯状薄板1の通過領域の上方にあって、当該帯状薄
板1と協働する、所定ネガティブパターンの下向き孔明
けダイ32と、上記下向き孔明けダイ32の内部に打ち
落された抜きカスを除去する、抜きカス除去手段と、上
記下向き孔明けダイ32よりも後段にあって、上記帯状
薄板1上の第(L+1)番目から第N番目までのM個の
被加工区域(M=N−L,M≧1)の各内部を、上方か
ら下方に向けて完全に打ち抜いて、当該M個の被加工区
域の各内部に、所定パターン46のスペース44を形成
する、所定パターン46の下向き孔明けパンチ30と、
上記下向き孔明けパンチ30の上面に接続され、同パン
チ30の先端部を、垂直方向所定の高さまで押し出した
り、引っ込めたりすることが出来る、下向き孔明けパン
チ出入手段と、上記下向きの孔明けパンチ30並びに上
記帯状薄板1の通過領域の下方にあって、当該孔明けパ
ンチ30と協働する、所定ネガティブパターンの上向き
孔明けダイ31と、上記第1番目の被加工区域内の1又
は複数個のカシメ予定位置を、上方から下方に向けて完
全に打ち抜いて、1又は複数個の分離兼カシメ孔hを形
成する、積層枚数決定パンチと、上記積層枚数決定パン
チの先端部を、垂直方向所定の高さまで押し出したり、
引っ込めたりすることが出来る、積層枚数決定パンチ出
入手段と、上記積層枚数決定パンチ並びに上記帯状薄板
1の通過領域の下方にあって、当該積層枚数決定パンチ
と協働する、積層枚数決定ダイと、上記第2番目から第
N番目までの(N−1)個の被加工区域の各内部の1又
は複数個のカシメ予定位置に、カシメ用切り起しを下向
きに形成して、それらの上面側にはカシメ穴45を、下
面側にはカシメ凸部pを現出せしめる、切り起し形成パ
ンチと、上記切り起し形成パンチ並びに上記帯状薄板1
の通過領域の下方にあって、当該切り起し形成パンチと
協働する、切り起し形成ダイと、最終段にあって、上記
各被加工区域内の所定スペース44を囲繞する所定形状
の予定輪郭48を、順次、完全に切断して、同輪郭48
内の薄板素子を抜き落し、上面下面を反転させることな
くそのまま積み重ねる、所定形状の外形パンチ41と、
上記外形パンチ41並びに上記帯状薄板1の通過領域の
下方にあって当該外形パンチ41と協働する外形ダイ4
2と、上記外形パンチ41の内側にあり、同外形パンチ
41の下端面よりも若干下方に突出しておって、第2枚
目から第N枚目までの(N−1)個の各被加工領域の内
部から、順次薄板素子が上記外形ダイ42内に切り落さ
れ、積み重ねられる度毎に、当該薄板素子内に形成され
ている各切り起しの上面側のカシメ穴45を上方から加
圧して、それらの下面側の各凸部pを、直下の薄板素子
内の各分離兼カシメ孔h若しくはカシメ穴45に圧入
し、以って、両者間を密着・接合・一体化せしめる、圧
入ピンと、上記上向き孔明けパンチ29、上記上向き孔
明けパンチ出入手段、上記上向き孔明けダイ31、上記
積層枚数決定ダイ、上記切り起し形成ダイ、及び上記外
形ダイ42を保持する、下型ホルダ28と、上記下向き
孔明けダイ32、上記抜きカス除去手段、上記下向き孔
明けパンチ30、上記下向き孔明けパンチ出入手段、上
記積層枚数決定パンチ、上記積層枚数決定パンチ出入手
段、上記切り起し形成パンチ、及び上記外形パンチ4
1、並びに上記圧入ピンを保持する上型ホルダ27と、
上記上型ホルダ27に連結され、該ホルダ27を下向き
に駆動する、上型ホルダ駆動機構と、上記順送り機構、
上記上型ホルダ駆動機構、上記上向き孔明けパンチ出入
手段、上記下向き孔明けパンチ出入手段、及び上記積層
枚数決定パンチ出入手段に対してそれぞれ、動作タイミ
ングを与える制御装置と、を含有するものである。
【0025】この出願の発明のN枚構成(N≧2)のバ
リ無し積層薄板は、長尺の帯状薄板上の、第1番目から
第L番目までのL個の被加工区域(N>L≧1)の各内
部を、所定パターン46の上向き孔明けパンチによっ
て、下方から上方に向けて完全に打ち抜いて、当該L個
の被加工区域の各内部に、所定パターン46のスペース
44を形成し、又、第1番目の被加工区域については、
内部の1又は複数個のカシメ予定位置にそれぞれ分離兼
カシメ孔hを形成し、第2番目から第L番目までの(L
−1)個の各被加工区域については、各内部の1又は複
数個のカシメ予定位置に各下向きのカシメ用切り起しを
形成して、それらの上面側にはカシメ穴45を、下面側
にはカシメ凸部pを現出せしめ、然る後、それらの被加
工区域の各内部のスペース44を囲繞する所定形状の予
定輪郭48を、それと同じ形状の外形パンチによって、
順次、完全に切断して、同輪郭48内の薄板素子を抜き
落し、上面下面を反転することなくそのまま積み重ね
た、L枚の薄板素子と、上記帯状薄板上の、第(L+
1)番目から第N番目までのM個の被加工区域(M=N
−L,M≧1)の各内部を、所定パターン46の下向き
孔明けパンチによって、上方から下方に向けて完全に打
ち抜いて、当該M個の被加工区域の各内部に、所定パタ
ーン46のスペース44を形成し、又、これらの被加工
区域の各内部の1又は複数個のカシメ予定位置に各下向
きのカシメ用切り起しを形成して、それらの上面側には
カシメ穴45を、下面側にはカシメ凸部pを現出せし
め、然る後、上記スペース44を囲繞する所定形状の予
定輪郭48を、それと同じ形状の外形パンチによって、
順次、完全に切断して、同輪郭48内の薄板素子を抜き
落し、上面下面を反転させることなくそのまま、上記L
枚の薄板素子の上方に積み重ねた、M枚の薄板素子と、
から成り、第1枚目の薄板素子と上記第2枚目の薄板素
子とは、第2枚目の薄板素子の上面側の各カシメ穴45
が上方から加圧され、それらの下面側の各カシメ凸部p
が、直下の第1枚目の薄板素子の各分離兼カシメ孔hに
圧入されることによって、互いに密着・接合せしめら
れ、第i枚目の薄板素子(i=2,3,…,N−1)と
第(i+1)枚目の薄板素子とは、第(i+1)枚目の
薄板素子の上面側の各カシメ穴45が上方から加圧さ
れ、それらの下面側の各カシメ凸部pが、直下の第i枚
目の薄板素子の上面側の各カシメ穴45に圧入されるこ
とによって、互いに密着・接合せしめられ、以って、N
枚の薄板素子が全体として密着・接合・一体化せしめら
れているものである。
リ無し積層薄板は、長尺の帯状薄板上の、第1番目から
第L番目までのL個の被加工区域(N>L≧1)の各内
部を、所定パターン46の上向き孔明けパンチによっ
て、下方から上方に向けて完全に打ち抜いて、当該L個
の被加工区域の各内部に、所定パターン46のスペース
44を形成し、又、第1番目の被加工区域については、
内部の1又は複数個のカシメ予定位置にそれぞれ分離兼
カシメ孔hを形成し、第2番目から第L番目までの(L
−1)個の各被加工区域については、各内部の1又は複
数個のカシメ予定位置に各下向きのカシメ用切り起しを
形成して、それらの上面側にはカシメ穴45を、下面側
にはカシメ凸部pを現出せしめ、然る後、それらの被加
工区域の各内部のスペース44を囲繞する所定形状の予
定輪郭48を、それと同じ形状の外形パンチによって、
順次、完全に切断して、同輪郭48内の薄板素子を抜き
落し、上面下面を反転することなくそのまま積み重ね
た、L枚の薄板素子と、上記帯状薄板上の、第(L+
1)番目から第N番目までのM個の被加工区域(M=N
−L,M≧1)の各内部を、所定パターン46の下向き
孔明けパンチによって、上方から下方に向けて完全に打
ち抜いて、当該M個の被加工区域の各内部に、所定パタ
ーン46のスペース44を形成し、又、これらの被加工
区域の各内部の1又は複数個のカシメ予定位置に各下向
きのカシメ用切り起しを形成して、それらの上面側には
カシメ穴45を、下面側にはカシメ凸部pを現出せし
め、然る後、上記スペース44を囲繞する所定形状の予
定輪郭48を、それと同じ形状の外形パンチによって、
順次、完全に切断して、同輪郭48内の薄板素子を抜き
落し、上面下面を反転させることなくそのまま、上記L
枚の薄板素子の上方に積み重ねた、M枚の薄板素子と、
から成り、第1枚目の薄板素子と上記第2枚目の薄板素
子とは、第2枚目の薄板素子の上面側の各カシメ穴45
が上方から加圧され、それらの下面側の各カシメ凸部p
が、直下の第1枚目の薄板素子の各分離兼カシメ孔hに
圧入されることによって、互いに密着・接合せしめら
れ、第i枚目の薄板素子(i=2,3,…,N−1)と
第(i+1)枚目の薄板素子とは、第(i+1)枚目の
薄板素子の上面側の各カシメ穴45が上方から加圧さ
れ、それらの下面側の各カシメ凸部pが、直下の第i枚
目の薄板素子の上面側の各カシメ穴45に圧入されるこ
とによって、互いに密着・接合せしめられ、以って、N
枚の薄板素子が全体として密着・接合・一体化せしめら
れているものである。
【0026】
[発明の実施の形態の要点]、一般に、積層薄板は、N
枚の薄板素子を積層して成るものである。ここに、N
は、2以上の任意の整数である。この出願の発明の積層
薄板の特徴は、外形内に形成されたスペース乃至スロッ
トに関する限り、外方に突出したバリ(burr)の類
が全く存在しない、ということである。この出願の発明
の積層薄板製造方法は、かかるバリ無し積層薄板を、し
かも低コストで産出するために、凡そ下記の特徴を有す
る、(1)各薄板素子の外形内に形成すべきスペース乃
至スロットの打ち抜きに際して、常法に反する下型抜き
工程を導入して、初めのL枚については下型抜き工程、
その後のM枚については上型抜き工程を実行する、
(2)各薄板素子の外形内のスペース乃至スロットに係
る下型抜き工程及び上型抜き工程の後段に、外形抜き工
程を配置する、(3)外形を抜き落して成る(L+M=
N)枚の薄板素子を、この順で、しかも上下を反転する
こと無くそのまま、積層し、且つ一体化する。この出願
の発明の積層薄板製造も又、当然、上記の特徴を有す
る。
枚の薄板素子を積層して成るものである。ここに、N
は、2以上の任意の整数である。この出願の発明の積層
薄板の特徴は、外形内に形成されたスペース乃至スロッ
トに関する限り、外方に突出したバリ(burr)の類
が全く存在しない、ということである。この出願の発明
の積層薄板製造方法は、かかるバリ無し積層薄板を、し
かも低コストで産出するために、凡そ下記の特徴を有す
る、(1)各薄板素子の外形内に形成すべきスペース乃
至スロットの打ち抜きに際して、常法に反する下型抜き
工程を導入して、初めのL枚については下型抜き工程、
その後のM枚については上型抜き工程を実行する、
(2)各薄板素子の外形内のスペース乃至スロットに係
る下型抜き工程及び上型抜き工程の後段に、外形抜き工
程を配置する、(3)外形を抜き落して成る(L+M=
N)枚の薄板素子を、この順で、しかも上下を反転する
こと無くそのまま、積層し、且つ一体化する。この出願
の発明の積層薄板製造も又、当然、上記の特徴を有す
る。
【0027】〔バリ無し積層薄板の第1の実施の形
態〕、この出願の発明の積層薄板(例えば積層ロータコ
ア)の第1の実施の形態について説明する。図2は、こ
の出願の発明による積層ロータコアの平面図である。同
図において、20は積層ロータコア、sはスロット、4
4はスロット打抜き部位乃至打抜きカス、47は内形、
48は外形である。積層ロータコア20は、一般にN枚
(ここでは3枚)のロータコア素子を積層して成るもの
である。45は、最上位のロータコア素子上に形成され
た所定数のカシメ穴(底のあるあな)である。カシメ穴
45の平面形状は、図示はしないが、ここでは長方形を
成し、その長辺方向は、ロータの半径方向と一致してい
る。(別の箇所では、長方形の長辺方向を、コアの円周
方向と合致する様に設計することが出来る。更には、平
面形状を、扇形乃至円弧形とすることが出来る。)図1
は、この出願の発明による積層ロータコアの部分断面図
であって、図2に示した切断線(B−B)による切断面
を示す。同図において、20は積層ロータコア、wはそ
の巻線部、37はその下面、38はその上面である。第
1の実施の形態の積層ロータコア20は、1枚の下型抜
きロータコア素子15、及び2枚の上型抜きロータコア
素子16,17から成る。
態〕、この出願の発明の積層薄板(例えば積層ロータコ
ア)の第1の実施の形態について説明する。図2は、こ
の出願の発明による積層ロータコアの平面図である。同
図において、20は積層ロータコア、sはスロット、4
4はスロット打抜き部位乃至打抜きカス、47は内形、
48は外形である。積層ロータコア20は、一般にN枚
(ここでは3枚)のロータコア素子を積層して成るもの
である。45は、最上位のロータコア素子上に形成され
た所定数のカシメ穴(底のあるあな)である。カシメ穴
45の平面形状は、図示はしないが、ここでは長方形を
成し、その長辺方向は、ロータの半径方向と一致してい
る。(別の箇所では、長方形の長辺方向を、コアの円周
方向と合致する様に設計することが出来る。更には、平
面形状を、扇形乃至円弧形とすることが出来る。)図1
は、この出願の発明による積層ロータコアの部分断面図
であって、図2に示した切断線(B−B)による切断面
を示す。同図において、20は積層ロータコア、wはそ
の巻線部、37はその下面、38はその上面である。第
1の実施の形態の積層ロータコア20は、1枚の下型抜
きロータコア素子15、及び2枚の上型抜きロータコア
素子16,17から成る。
【0028】図1において、hは最下位のロータコア素
子15の所定の巻線部Wに形成した分離兼カシメ孔(底
のない突き抜けたあな)、45はその他のロータコア素
子16,17の巻線部上面に形成したカシメ穴(底のあ
るあな)、pはそれらの下面に形成した凸部である。以
下、カシメ穴45と凸部pとからなる全体を「切り起
し」という。10は巻線部wの左側面及び右側面に生じ
た垂直な切り口、101は分離兼カシメ孔hの長辺(ロ
ータの半径方向)に即して生じた垂直な切り口、103
はカシメ穴45の長辺に即して生じた垂直な壁面であ
る。短辺方向に沿って生じる壁面は、垂直面であること
を要せず、斜面であっても差し支えない。更に言えば、
カシメ穴45の長辺に即して生じる垂直な壁面10
3は、場合によっては、切り口と化しても差し支えな
い。最下位の下型抜きロータコア素子15の各分離兼カ
シメ孔hには、直近上位のロータコア素子16の各下向
き凸部(符号図示省略)が圧入・カシメられ、当該ロー
タコア素子16の各カシメ穴(符号図示省略)には、最
上位の上型抜きロータコア素子17の各下向き凸部pが
圧入・カシメられ、かくして、3枚のロータコア素子1
5,16,17が一体化される。相接する二つのロータ
コア素子15と16の間の結合状態は、素子15の各分
離兼カシメ孔hの垂直な切り口101と、素子16の各
凸部の垂直な側面(無符号)との圧接部に発生する、静
摩擦力によって保持され、同じく二つのロータコア素子
16と17との間の結合状態は、素子16のカシメ穴4
5の垂直な壁面(無符号)と、素子17の下向きの凸部
pの垂直な側面との圧接部に発生する、同様な静摩擦力
によって保持される。
子15の所定の巻線部Wに形成した分離兼カシメ孔(底
のない突き抜けたあな)、45はその他のロータコア素
子16,17の巻線部上面に形成したカシメ穴(底のあ
るあな)、pはそれらの下面に形成した凸部である。以
下、カシメ穴45と凸部pとからなる全体を「切り起
し」という。10は巻線部wの左側面及び右側面に生じ
た垂直な切り口、101は分離兼カシメ孔hの長辺(ロ
ータの半径方向)に即して生じた垂直な切り口、103
はカシメ穴45の長辺に即して生じた垂直な壁面であ
る。短辺方向に沿って生じる壁面は、垂直面であること
を要せず、斜面であっても差し支えない。更に言えば、
カシメ穴45の長辺に即して生じる垂直な壁面10
3は、場合によっては、切り口と化しても差し支えな
い。最下位の下型抜きロータコア素子15の各分離兼カ
シメ孔hには、直近上位のロータコア素子16の各下向
き凸部(符号図示省略)が圧入・カシメられ、当該ロー
タコア素子16の各カシメ穴(符号図示省略)には、最
上位の上型抜きロータコア素子17の各下向き凸部pが
圧入・カシメられ、かくして、3枚のロータコア素子1
5,16,17が一体化される。相接する二つのロータ
コア素子15と16の間の結合状態は、素子15の各分
離兼カシメ孔hの垂直な切り口101と、素子16の各
凸部の垂直な側面(無符号)との圧接部に発生する、静
摩擦力によって保持され、同じく二つのロータコア素子
16と17との間の結合状態は、素子16のカシメ穴4
5の垂直な壁面(無符号)と、素子17の下向きの凸部
pの垂直な側面との圧接部に発生する、同様な静摩擦力
によって保持される。
【0029】図1の積層ロータコア20は、前述の如
く、3枚のロータコア素子を含有するが、3枚中最下位
に位置する1枚のロータコア素子15は、下型抜きのロ
ータコア素子である、その他の2枚のロータコア素子1
6、17は何れも、上型抜きのロータコア素子である。
下型抜きのロータコア素子15は、下面側にはダレ面4
0を有し、上面側にはバリ(burr)35を有する。
上型抜きのロータコア素子16,17はそれぞれ、上面
側にダレ面39,39を有し、下面側にバリ36,36
を有する。一般に、積層薄板はN枚のロータコア素子を
含有するが、この出願の発明の積層薄板は、N枚中の下
方のL(L≧1)枚は下型抜きの薄板素子、それらの上
方にある残余のM(M≧1)枚は上型抜きの薄板素子で
ある。
く、3枚のロータコア素子を含有するが、3枚中最下位
に位置する1枚のロータコア素子15は、下型抜きのロ
ータコア素子である、その他の2枚のロータコア素子1
6、17は何れも、上型抜きのロータコア素子である。
下型抜きのロータコア素子15は、下面側にはダレ面4
0を有し、上面側にはバリ(burr)35を有する。
上型抜きのロータコア素子16,17はそれぞれ、上面
側にダレ面39,39を有し、下面側にバリ36,36
を有する。一般に、積層薄板はN枚のロータコア素子を
含有するが、この出願の発明の積層薄板は、N枚中の下
方のL(L≧1)枚は下型抜きの薄板素子、それらの上
方にある残余のM(M≧1)枚は上型抜きの薄板素子で
ある。
【0030】下型抜きのロータコア素子15の上面側に
生じた上向きのバリ35と、上型抜きのロータコア素子
16の下面側に生じた下向きのバリ36とは、向き合っ
た状態で、相互に圧入され、一体化されるから、当該バ
リ35,36は、巻線部の外方には突出しない。又、最
上位の上型抜きロータコア素子17の下面側のバリ36
は、直下の上型抜きロータコア素子16の上面側のダレ
面に当接・密着せしめられるから、当該バリ36は、巻
線部の外方(切り口10の法線方向)には突出しない。
かくして、積層ロータコア20の巻線部wの下面37及
び上面38には、全くバリがなく、左右両側面にも、バ
リが無くなる。それ故、スロットsの下型抜き加工によ
って成るロータコア素子15の上向きのバリ35、及び
スロットsの上型抜き加工によって成るロータコア素子
16,17の下向きのバリ36,36が、巻線部wに施
された巻線13の絶縁被覆を傷付ける虞は、全く無くな
る。なお、上記積層ロータコア20の基本的な効果は、
素子の枚数、素子の外形、内径若しくはスロットの形
状、又は材料の種類が変わっても、変わることなく、保
存され得る。故に、上記積層ロータコア20の基本的な
構成は、積層ステータコアにも、更には積層薄板一般に
も、適用することが出来るのである。
生じた上向きのバリ35と、上型抜きのロータコア素子
16の下面側に生じた下向きのバリ36とは、向き合っ
た状態で、相互に圧入され、一体化されるから、当該バ
リ35,36は、巻線部の外方には突出しない。又、最
上位の上型抜きロータコア素子17の下面側のバリ36
は、直下の上型抜きロータコア素子16の上面側のダレ
面に当接・密着せしめられるから、当該バリ36は、巻
線部の外方(切り口10の法線方向)には突出しない。
かくして、積層ロータコア20の巻線部wの下面37及
び上面38には、全くバリがなく、左右両側面にも、バ
リが無くなる。それ故、スロットsの下型抜き加工によ
って成るロータコア素子15の上向きのバリ35、及び
スロットsの上型抜き加工によって成るロータコア素子
16,17の下向きのバリ36,36が、巻線部wに施
された巻線13の絶縁被覆を傷付ける虞は、全く無くな
る。なお、上記積層ロータコア20の基本的な効果は、
素子の枚数、素子の外形、内径若しくはスロットの形
状、又は材料の種類が変わっても、変わることなく、保
存され得る。故に、上記積層ロータコア20の基本的な
構成は、積層ステータコアにも、更には積層薄板一般に
も、適用することが出来るのである。
【0031】〔バリ無し積層薄板製造方法の第1の実施
の形態〕、この出願の発明の積層薄板製造方法の第1の
実施の形態について説明する。図3は、同第1の実施の
形態の説明図である。同図において、1は長尺の帯状鋼
板(仕掛かり状態)、38はその上面、phは多数のパ
イロット孔(底の突き抜けたあな)である。各パイロッ
ト孔phは、長手方向には等間隔をなす様に、短手方向
には対をなす様に、穿設される。最左端部の3対(6
個)のパイロット孔については、長手方向に即したそれ
らの間隔が、紙面の都合で狭く描かれているが、実際に
は、その他のパイロット孔の長手方向間隔と同一であ
る。その結果、各2対(4個)のパイロット孔phの内
側が各被加工区域となる。そして、各被加工区域の左右
両側が「縁(へり)さん」(bridge)、各被加工
区域の間が「送りさん」となる。パイロット孔phの役
割は、その中に先の尖ったパイロット(ピン)を進入さ
せることによって、上記の被加工区域の位置を矯正する
ことにある。パイロット(ピン)の先端形状は、弾丸形
乃至円錐形とするのが望ましい。帯状鋼板1の最右端
(最先端)から数えて、例えば、第1〜3番目の被加工
区域からは第1台目の積層ロータコアが産出され、第4
〜6番目の被加工区域からは第2台目の積層ロータコア
が産出される。以下同様である。一般に、第1番目から
第N番目までの被加工区域(Nは積層枚数)からは、第
1台目用の積層ロータコアが得られ、第(N+1)番目
から第2N番目までの被加工区域からは、第2台目用の
積層ロータコアが産出され、以下同様にして、第{(j
−1)N+1}番目から第jN番目までの被加工区域
(j=3,4,…)からは、第j台目用の積層ロータコ
アが産出される。
の形態〕、この出願の発明の積層薄板製造方法の第1の
実施の形態について説明する。図3は、同第1の実施の
形態の説明図である。同図において、1は長尺の帯状鋼
板(仕掛かり状態)、38はその上面、phは多数のパ
イロット孔(底の突き抜けたあな)である。各パイロッ
ト孔phは、長手方向には等間隔をなす様に、短手方向
には対をなす様に、穿設される。最左端部の3対(6
個)のパイロット孔については、長手方向に即したそれ
らの間隔が、紙面の都合で狭く描かれているが、実際に
は、その他のパイロット孔の長手方向間隔と同一であ
る。その結果、各2対(4個)のパイロット孔phの内
側が各被加工区域となる。そして、各被加工区域の左右
両側が「縁(へり)さん」(bridge)、各被加工
区域の間が「送りさん」となる。パイロット孔phの役
割は、その中に先の尖ったパイロット(ピン)を進入さ
せることによって、上記の被加工区域の位置を矯正する
ことにある。パイロット(ピン)の先端形状は、弾丸形
乃至円錐形とするのが望ましい。帯状鋼板1の最右端
(最先端)から数えて、例えば、第1〜3番目の被加工
区域からは第1台目の積層ロータコアが産出され、第4
〜6番目の被加工区域からは第2台目の積層ロータコア
が産出される。以下同様である。一般に、第1番目から
第N番目までの被加工区域(Nは積層枚数)からは、第
1台目用の積層ロータコアが得られ、第(N+1)番目
から第2N番目までの被加工区域からは、第2台目用の
積層ロータコアが産出され、以下同様にして、第{(j
−1)N+1}番目から第jN番目までの被加工区域
(j=3,4,…)からは、第j台目用の積層ロータコ
アが産出される。
【0032】帯状鋼板1の各被加工区域は、プレスマシ
ンの1ストローク毎に、一連のパンチとダイによって加
工されると共に、順送り機構によって、左方から右方
に、順送りされる。それ故、左方から右方に順送りされ
る、任意の一個同一の被加工区域に着目すれば、それに
ついての型内積層複合加工工程は、下記の通り、第1工
程から第11工程までの、11個の工程から成ることが
解る。即ち、第1工程はパイロット孔抜き工程(工程番
号図示省略)、第2工程はスロットの下型抜き工程、第
4工程は拡大パイロット孔抜き工程(工程番号図示省
略)、第5工程は合マーク抜き工程(工程番号図示省
略)、第7工程はスロットの上型抜き工程、第8工程は
内形抜き工程、第9工程は積層枚数決定工程(工程番号
図示省略)、第10工程は切り起し形成工程、第11工
程は外形抜き工程及びカシメ工程、である。第3工程、
第6工程は、アイドル工程である(抜き工程は行われな
い)。
ンの1ストローク毎に、一連のパンチとダイによって加
工されると共に、順送り機構によって、左方から右方
に、順送りされる。それ故、左方から右方に順送りされ
る、任意の一個同一の被加工区域に着目すれば、それに
ついての型内積層複合加工工程は、下記の通り、第1工
程から第11工程までの、11個の工程から成ることが
解る。即ち、第1工程はパイロット孔抜き工程(工程番
号図示省略)、第2工程はスロットの下型抜き工程、第
4工程は拡大パイロット孔抜き工程(工程番号図示省
略)、第5工程は合マーク抜き工程(工程番号図示省
略)、第7工程はスロットの上型抜き工程、第8工程は
内形抜き工程、第9工程は積層枚数決定工程(工程番号
図示省略)、第10工程は切り起し形成工程、第11工
程は外形抜き工程及びカシメ工程、である。第3工程、
第6工程は、アイドル工程である(抜き工程は行われな
い)。
【0033】先ず、3枚のロータコア素子から成る、図
1〜2図図示の積層ロータコア20を製造するための、
主要な工程について説明する。残余の工程、並びに各工
程の細部については、後述する。第1工程(パイロット
孔抜き工程)では、帯状鋼板1の全ての被加工区域につ
いて、短手方向直線上に位置すべき1対のパイロット孔
ph,phを打ち抜く。ここでは、帯状鋼板1の左端寄
りに位置する一対のパイロットパンチとパイロットダ
イ、並びに同右端寄りに位置する一対のパイロットパン
チとパイロットダイ(図示しない。以下同様)とが、協
働することとなる。第2工程(スロットの下型抜き工
程)22では、第1番目の被加工区域についてのみ、所
定のスロットパターン46の下型抜きを行う。この工程
では、所定のスロットパターン46を有する上向き孔明
けパンチ(下型)と、所定のネガティブ・スロットパタ
ーンを有する下向き孔明けダイ(上型)とが、使用され
る。第7工程(スロットの上型抜き工程)では、第2番
目から第2番目までの2個の被加工区域についてのみ、
所定スロットパターン46の上型抜きを行う。ここで
は、所定のスロットパターン46を有する下向き孔明け
パンチ(上型)と、所定のネガティブ・スロットパター
ンを有する上向き孔明けダイ(下型)とが、協働するこ
ととなる。
1〜2図図示の積層ロータコア20を製造するための、
主要な工程について説明する。残余の工程、並びに各工
程の細部については、後述する。第1工程(パイロット
孔抜き工程)では、帯状鋼板1の全ての被加工区域につ
いて、短手方向直線上に位置すべき1対のパイロット孔
ph,phを打ち抜く。ここでは、帯状鋼板1の左端寄
りに位置する一対のパイロットパンチとパイロットダ
イ、並びに同右端寄りに位置する一対のパイロットパン
チとパイロットダイ(図示しない。以下同様)とが、協
働することとなる。第2工程(スロットの下型抜き工
程)22では、第1番目の被加工区域についてのみ、所
定のスロットパターン46の下型抜きを行う。この工程
では、所定のスロットパターン46を有する上向き孔明
けパンチ(下型)と、所定のネガティブ・スロットパタ
ーンを有する下向き孔明けダイ(上型)とが、使用され
る。第7工程(スロットの上型抜き工程)では、第2番
目から第2番目までの2個の被加工区域についてのみ、
所定スロットパターン46の上型抜きを行う。ここで
は、所定のスロットパターン46を有する下向き孔明け
パンチ(上型)と、所定のネガティブ・スロットパター
ンを有する上向き孔明けダイ(下型)とが、協働するこ
ととなる。
【0034】第9工程(積層枚数決定工程)では、第1
番目、第4番目、第(4+3i)番目(i=1,2,
…)の被加工区域についてのみ、カシメ予定位置を、上
方から下方に向けて完全に打ち抜いて、分離兼カシメ孔
hを形成する。ここでは、積層枚数決定パンチと積層枚
数決定ダイとが、協働することとなる。第10工程(切
り起し形成工程)では、第2番目から第3番目までの2
個の被加工区域についてのみ、カシメ予定位置に、カシ
メ用切り起しを形成する。カシメ用切り起しの上面側は
カシメ穴45と成り、下面側はカシメ凸部pと成る。こ
こでは、下向きの切り起し形成パンチと切り起し形成ダ
イとが、協働することとなる。第11工程(外形抜き工
程及びカシメ工程)では、帯状鋼板1の全ての被加工区
域について、上記スロット群を囲繞する外形を、下向き
に完全に切断し、ロータコア素子を抜き落し、積み重ね
る。そして、ロータコア素子を抜き落し、積み重ねる度
毎に、当該ロータコア素子上の各カシメ穴45に対して
上方から加圧して、それらの各下面側の凸部pを、直下
のロータコア素子内の分離兼カシメ孔h若しくはカシメ
穴45に圧入して、両者間を密着・接合させる。この工
程では、外形パンチと外形ダイ、並びに圧入ピンが使用
される。
番目、第4番目、第(4+3i)番目(i=1,2,
…)の被加工区域についてのみ、カシメ予定位置を、上
方から下方に向けて完全に打ち抜いて、分離兼カシメ孔
hを形成する。ここでは、積層枚数決定パンチと積層枚
数決定ダイとが、協働することとなる。第10工程(切
り起し形成工程)では、第2番目から第3番目までの2
個の被加工区域についてのみ、カシメ予定位置に、カシ
メ用切り起しを形成する。カシメ用切り起しの上面側は
カシメ穴45と成り、下面側はカシメ凸部pと成る。こ
こでは、下向きの切り起し形成パンチと切り起し形成ダ
イとが、協働することとなる。第11工程(外形抜き工
程及びカシメ工程)では、帯状鋼板1の全ての被加工区
域について、上記スロット群を囲繞する外形を、下向き
に完全に切断し、ロータコア素子を抜き落し、積み重ね
る。そして、ロータコア素子を抜き落し、積み重ねる度
毎に、当該ロータコア素子上の各カシメ穴45に対して
上方から加圧して、それらの各下面側の凸部pを、直下
のロータコア素子内の分離兼カシメ孔h若しくはカシメ
穴45に圧入して、両者間を密着・接合させる。この工
程では、外形パンチと外形ダイ、並びに圧入ピンが使用
される。
【0035】〔バリ無し積層薄板製造方法の第2の実施
の形態]、3枚構成のバリ無し積層ロータコアのため
の、上記の製造方法は、2枚以上の任意の枚数から成る
バリ無し積層薄板の製造方法に拡張することが出来る。
よって次に、N枚構成のバリ無し積層薄板(Nは2以上
の任意の整数)を製造するための、主要な工程について
説明する。残余の工程、並びに各工程の細部について
は、同じく後述する。第1工程は、前記3枚構成のとき
と同一である。第2工程(スペースの下型抜き工程)で
は、第1番目から第L番目までのL個の被加工区域(L
は、条件L≧1を満たす任意の整数)についてのみ、所
定スペースパターンの下型抜きを行う。この工程では、
所定スペースパターンの上向き孔明けパンチと、所定ネ
ガティブ・スペースパターンの下向き孔明けダイとが、
使用される。第7工程(スペースの上型抜き工程)で
は、第(L+1)番目から第(L+M)番目までのM個
の被加工区域(Mは、条件M=N−L且つM≧1を満た
す任意の整数)についてのみ、所定パターンの上型抜き
を行う。この工程では、所定パターンの下向き孔明けパ
ンチと、所定ネガティブ・パターンの上向き孔明けダイ
とが、使用される。
の形態]、3枚構成のバリ無し積層ロータコアのため
の、上記の製造方法は、2枚以上の任意の枚数から成る
バリ無し積層薄板の製造方法に拡張することが出来る。
よって次に、N枚構成のバリ無し積層薄板(Nは2以上
の任意の整数)を製造するための、主要な工程について
説明する。残余の工程、並びに各工程の細部について
は、同じく後述する。第1工程は、前記3枚構成のとき
と同一である。第2工程(スペースの下型抜き工程)で
は、第1番目から第L番目までのL個の被加工区域(L
は、条件L≧1を満たす任意の整数)についてのみ、所
定スペースパターンの下型抜きを行う。この工程では、
所定スペースパターンの上向き孔明けパンチと、所定ネ
ガティブ・スペースパターンの下向き孔明けダイとが、
使用される。第7工程(スペースの上型抜き工程)で
は、第(L+1)番目から第(L+M)番目までのM個
の被加工区域(Mは、条件M=N−L且つM≧1を満た
す任意の整数)についてのみ、所定パターンの上型抜き
を行う。この工程では、所定パターンの下向き孔明けパ
ンチと、所定ネガティブ・パターンの上向き孔明けダイ
とが、使用される。
【0036】第9工程(積層枚数決定工程)では、第1
番目、第(1+N)番目、第(1++N+iN)番目
(i=1,2,…)の被加工区域についてのみ、カシメ
予定位置を、上方から下方に向けて完全に打ち抜いて、
分離兼カシメ孔hを形成する。ここでは、積層枚数決定
パンチと積層枚数決定ダイとが使用される。第10工程
(切り起し形成工程)では、第2番目から第N番目まで
の(N−1)個の被加工区域についてのみ、カシメ予定
箇所に、カシメ用切り起しを形成する。カシメ用切り起
しの上面側はカシメ穴45と成り、下面側はカシメ凸部
pと成る。ここでは、下向きの切り起しパンチと切り起
しダイとが使用される。第11工程(外形抜き工程及び
カシメ工程)では、帯状鋼板1の全ての被加工区域につ
いて、上記所定パターンのスペースを囲繞する所定形状
の素子輪郭を、下向きに完全に切断して、内部の薄板素
子を抜き落し、上面下面を反転させることなく、そのま
ま積み重ねる。そして、その都度、当該薄板素子上の各
カシメ穴45に対して上方から加圧して、それらの各下
面側の凸部pを、直下の薄板素子内の分離兼カシメ孔h
若しくはカシメ穴45に圧入して、両者間を密着・接合
させる。ここでは、外形パンチと外形ダイ、並びに圧入
ピンが、協働又は協同することとなる。
番目、第(1+N)番目、第(1++N+iN)番目
(i=1,2,…)の被加工区域についてのみ、カシメ
予定位置を、上方から下方に向けて完全に打ち抜いて、
分離兼カシメ孔hを形成する。ここでは、積層枚数決定
パンチと積層枚数決定ダイとが使用される。第10工程
(切り起し形成工程)では、第2番目から第N番目まで
の(N−1)個の被加工区域についてのみ、カシメ予定
箇所に、カシメ用切り起しを形成する。カシメ用切り起
しの上面側はカシメ穴45と成り、下面側はカシメ凸部
pと成る。ここでは、下向きの切り起しパンチと切り起
しダイとが使用される。第11工程(外形抜き工程及び
カシメ工程)では、帯状鋼板1の全ての被加工区域につ
いて、上記所定パターンのスペースを囲繞する所定形状
の素子輪郭を、下向きに完全に切断して、内部の薄板素
子を抜き落し、上面下面を反転させることなく、そのま
ま積み重ねる。そして、その都度、当該薄板素子上の各
カシメ穴45に対して上方から加圧して、それらの各下
面側の凸部pを、直下の薄板素子内の分離兼カシメ孔h
若しくはカシメ穴45に圧入して、両者間を密着・接合
させる。ここでは、外形パンチと外形ダイ、並びに圧入
ピンが、協働又は協同することとなる。
【0037】〔バリ無し積層薄板製造方法の第3の実施
の形態]、この出願の発明のバリ無し積層薄板製造方法
の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形
態においては、前記第9工程(積層枚数決定工程)、前
記第10工程(切り起し形成工程)、及び第11工程中
のカシメ工程を省略することが出来る。その代り、第1
1工程(外形抜き工程)で積み重ねられたN枚の薄板素
子を互いに密着し、一体化せしめる締付工程が、同工程
の後段に、配置されなければならない。バリ無し積層薄
板製造方法の第3の実施の形態におけるその余の事項
は、第2の実施の形態と同様である。
の形態]、この出願の発明のバリ無し積層薄板製造方法
の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形
態においては、前記第9工程(積層枚数決定工程)、前
記第10工程(切り起し形成工程)、及び第11工程中
のカシメ工程を省略することが出来る。その代り、第1
1工程(外形抜き工程)で積み重ねられたN枚の薄板素
子を互いに密着し、一体化せしめる締付工程が、同工程
の後段に、配置されなければならない。バリ無し積層薄
板製造方法の第3の実施の形態におけるその余の事項
は、第2の実施の形態と同様である。
【0038】〔積層薄板製造装置の第1の実施の形
態〕、この出願の発明の積層薄板製造装置の第1の実施
の形態について説明する。図4は、この出願の発明の第
1の実施の形態による積層コア製造装置の左半部の縦断
面図であり、図5は、同積層コア製造装置の右半部の縦
断面図である。図4〜5において、50は下型組立体、
26はダイプレート群、28は下型ホルダである。29
は所定のスロットパターン46(図3参照)を有する上
向き孔明けパンチ、292は上向き可動ストリッパプレ
ートである。上向き孔明けパンチ29は、複数個(例え
ば24個)のパンチ本体と、上向きパンチプレート29
1とから成る。49は上型組立体であり、27は上型ホ
ルダ、271は下向き可動ストリッパである。32は、
所定のネガティブパターンを有する下向き孔明けダイで
あって、上向き孔明けパンチ29と対抗し、且つ協働す
る。上向き孔明けパンチ29の下面(即ち上向きパンチ
プレート291の下面)には、上向き孔明けパンチ出入
手段が接続される。該孔明けパンチ出入手段は、例えば
エアシリンダとカムから成り、上向き孔明けパンチ29
の先端面を、帯状鋼板1の下面近傍まで(即ちダイプレ
ート群26の先端面と同じ位置まで)、押し出したり、
引っ込めたりすることが出来る。そして、その動作タイ
ミングは、プレスマシンのNストロークにL回(1≦L
<N)の割合で、制御装置(図示しない)によって与え
られる。下向き孔明けダイ32には、同ダイ32の内部
に切り落されたスロット抜きカスを除去するために、ス
ロット抜きカス除去手段(図示しない)が組み合わされ
る。スロット抜きカス除去手段は、機械式(例えばノッ
クアウトピン)、空圧式(例えばエアブロウ)、又はそ
れらの組合せによって、構成される。
態〕、この出願の発明の積層薄板製造装置の第1の実施
の形態について説明する。図4は、この出願の発明の第
1の実施の形態による積層コア製造装置の左半部の縦断
面図であり、図5は、同積層コア製造装置の右半部の縦
断面図である。図4〜5において、50は下型組立体、
26はダイプレート群、28は下型ホルダである。29
は所定のスロットパターン46(図3参照)を有する上
向き孔明けパンチ、292は上向き可動ストリッパプレ
ートである。上向き孔明けパンチ29は、複数個(例え
ば24個)のパンチ本体と、上向きパンチプレート29
1とから成る。49は上型組立体であり、27は上型ホ
ルダ、271は下向き可動ストリッパである。32は、
所定のネガティブパターンを有する下向き孔明けダイで
あって、上向き孔明けパンチ29と対抗し、且つ協働す
る。上向き孔明けパンチ29の下面(即ち上向きパンチ
プレート291の下面)には、上向き孔明けパンチ出入
手段が接続される。該孔明けパンチ出入手段は、例えば
エアシリンダとカムから成り、上向き孔明けパンチ29
の先端面を、帯状鋼板1の下面近傍まで(即ちダイプレ
ート群26の先端面と同じ位置まで)、押し出したり、
引っ込めたりすることが出来る。そして、その動作タイ
ミングは、プレスマシンのNストロークにL回(1≦L
<N)の割合で、制御装置(図示しない)によって与え
られる。下向き孔明けダイ32には、同ダイ32の内部
に切り落されたスロット抜きカスを除去するために、ス
ロット抜きカス除去手段(図示しない)が組み合わされ
る。スロット抜きカス除去手段は、機械式(例えばノッ
クアウトピン)、空圧式(例えばエアブロウ)、又はそ
れらの組合せによって、構成される。
【0039】30は、所定のスロットパターン46を有
する下向き孔明けパンチであって、複数個のパンチ本体
(例えば24個)と、下向きパンチプレート301とか
ら成る。下向き孔明けパンチ30の上面(即ち下向きパ
ンチプレート301の上面)には、下向き孔明けパンチ
出入手段が接続される。該孔明けパンチ出入手段は、例
えばエアシリンダとカムから成り、下向き孔明けパンチ
30の先端面を、所定の位置まで(即ち他のパンチの先
端面と同じ位置まで)、押し出したり、引っ込めたりす
ることが出来る。そして、その動作タイミングは、プレ
スマシンのNストロークにM回(M=N−L)の割合
で、制御装置(図示しない)によって与えられる。31
は、これと対抗し協働する所定のネガティブパターンを
有する上向きの孔明けダイである。
する下向き孔明けパンチであって、複数個のパンチ本体
(例えば24個)と、下向きパンチプレート301とか
ら成る。下向き孔明けパンチ30の上面(即ち下向きパ
ンチプレート301の上面)には、下向き孔明けパンチ
出入手段が接続される。該孔明けパンチ出入手段は、例
えばエアシリンダとカムから成り、下向き孔明けパンチ
30の先端面を、所定の位置まで(即ち他のパンチの先
端面と同じ位置まで)、押し出したり、引っ込めたりす
ることが出来る。そして、その動作タイミングは、プレ
スマシンのNストロークにM回(M=N−L)の割合
で、制御装置(図示しない)によって与えられる。31
は、これと対抗し協働する所定のネガティブパターンを
有する上向きの孔明けダイである。
【0040】51は下向きの内形抜きパンチ、52はこ
れと対抗し協働する上向きの内形抜きダイ、41は中空
筒状の下向きの外形パンチ、42はこれと対抗し且つ協
働する上向きの外形ダイである。上記の上向き孔明けパ
ンチ29、可動上向きストリッパプレート292、上向
きの孔明けダイ31、内形抜きダイ52、並びに外形ダ
イ42は何れも、下型ホルダ28によって保持される。
所定のスロットパターン46(図3参照)を有する上向
き孔明けパンチ29の前段には、1対のパイロット孔抜
きダイが配置され、上向き孔明けパンチ29と、上向き
孔明けダイ31との間には、拡大パイロット孔抜きダイ
と、合マーク抜きダイとが、配置され、内形抜きダイ5
2と外形ダイ42との間には、積層枚数決定ダイと切り
起し形成ダイとが配置され、それらの下型も全て下型ホ
ルダ28によって支持される。下型ホルダ28には、各
抜きダイ下にカス落し穴が設けられる。
れと対抗し協働する上向きの内形抜きダイ、41は中空
筒状の下向きの外形パンチ、42はこれと対抗し且つ協
働する上向きの外形ダイである。上記の上向き孔明けパ
ンチ29、可動上向きストリッパプレート292、上向
きの孔明けダイ31、内形抜きダイ52、並びに外形ダ
イ42は何れも、下型ホルダ28によって保持される。
所定のスロットパターン46(図3参照)を有する上向
き孔明けパンチ29の前段には、1対のパイロット孔抜
きダイが配置され、上向き孔明けパンチ29と、上向き
孔明けダイ31との間には、拡大パイロット孔抜きダイ
と、合マーク抜きダイとが、配置され、内形抜きダイ5
2と外形ダイ42との間には、積層枚数決定ダイと切り
起し形成ダイとが配置され、それらの下型も全て下型ホ
ルダ28によって支持される。下型ホルダ28には、各
抜きダイ下にカス落し穴が設けられる。
【0041】下向き孔明けダイ32、スロット抜きカス
除去手段(の全部又は一部)、下向き孔明けパンチ3
0、内形抜きパンチ51、並びに外形パンチ41は何れ
も、上型ホルダ27によって支持される。上記下向き孔
明けダイ32の前段には、1対のパイロット孔抜きパン
チが配置され、上記下向き孔明けダイ32と、上記所定
のスロットパターン46を有する下向き孔明けパンチ3
0との間には、拡大パイロット孔抜きパンチと、合マー
ク形成パンチとが、配置され、上記内形抜きパンチ51
と上記外形パンチ41との間には、積層枚数決定パンチ
と切り起し形成パンチとが配置される。積層枚数決定パ
ンチには、同パンチの先端面を、他の孔明けパンチの先
端面と同じ位置まで押し出したり、引っ込めたりするこ
との出来る、積層枚数決定パンチ出入手段が、組み合わ
される。同出入手段は、例えばエアシリンダとカムとで
構成される。そして、その動作タイミングは、プレスマ
シンのNストロークに1回の割合で、制御装置(図示し
ない)によって与えられる。以上の上型も全て上型ホル
ダ27によって支持される。
除去手段(の全部又は一部)、下向き孔明けパンチ3
0、内形抜きパンチ51、並びに外形パンチ41は何れ
も、上型ホルダ27によって支持される。上記下向き孔
明けダイ32の前段には、1対のパイロット孔抜きパン
チが配置され、上記下向き孔明けダイ32と、上記所定
のスロットパターン46を有する下向き孔明けパンチ3
0との間には、拡大パイロット孔抜きパンチと、合マー
ク形成パンチとが、配置され、上記内形抜きパンチ51
と上記外形パンチ41との間には、積層枚数決定パンチ
と切り起し形成パンチとが配置される。積層枚数決定パ
ンチには、同パンチの先端面を、他の孔明けパンチの先
端面と同じ位置まで押し出したり、引っ込めたりするこ
との出来る、積層枚数決定パンチ出入手段が、組み合わ
される。同出入手段は、例えばエアシリンダとカムとで
構成される。そして、その動作タイミングは、プレスマ
シンのNストロークに1回の割合で、制御装置(図示し
ない)によって与えられる。以上の上型も全て上型ホル
ダ27によって支持される。
【0042】上型ホルダ27は、プレスマシン中のスラ
イド又はラム(何れも図示しない)に取り付けられる。
スライドは、スライド駆動機構に連結される。スライド
駆動機構は、ここでは、機械式であるが、液圧式や空圧
式とすることも出来る。上向き孔明けパンチ出入手段、
スライド駆動機構及び順送り機構、積層枚数決定パン
チ、スロット抜きカス除去手段等の動作タイミングは、
制御装置(図示しない)によって、与えられる。帯状鋼
板1は、上型と下型の間を通して、左方から右方へ順送
りされる。
イド又はラム(何れも図示しない)に取り付けられる。
スライドは、スライド駆動機構に連結される。スライド
駆動機構は、ここでは、機械式であるが、液圧式や空圧
式とすることも出来る。上向き孔明けパンチ出入手段、
スライド駆動機構及び順送り機構、積層枚数決定パン
チ、スロット抜きカス除去手段等の動作タイミングは、
制御装置(図示しない)によって、与えられる。帯状鋼
板1は、上型と下型の間を通して、左方から右方へ順送
りされる。
【0043】〔型内積層複合加工工程の細部〕、この出
願の発明による型内積層複合加工工程の細部について説
明する。第1工程においては、長尺の帯状鋼板1上の全
での被加工区域について、パイロット孔ph,phが打
ち抜かれる。裏を返せば、1対のパイロット孔ph,p
hを形成すると、1個の被加工区域が決まるのである。
図3の左端に示す3対(6個)のパイロット孔について
は、それらの長手方向間隔が、作図の都合で、狭く描か
れているが、実際には、その他のパイロット孔の長手方
向間隔と同一である。第2工程22においては、帯状鋼
板1上の第1,4,…,(3j+1)番目の被加工区域
(j≧2)が到着する前後のタイミングで、上向き孔明
けパンチ29の先端面が、上向き孔明けパンチによっ
て、ダイプレート群26の上面と同様な位置まで突き出
される。そして、下向きの孔明けダイ32が降下する
と、上向き孔明けパンチ29によって、下方から上方へ
打ち抜かれ、図2の如く24個のスロットが形成され
る。
願の発明による型内積層複合加工工程の細部について説
明する。第1工程においては、長尺の帯状鋼板1上の全
での被加工区域について、パイロット孔ph,phが打
ち抜かれる。裏を返せば、1対のパイロット孔ph,p
hを形成すると、1個の被加工区域が決まるのである。
図3の左端に示す3対(6個)のパイロット孔について
は、それらの長手方向間隔が、作図の都合で、狭く描か
れているが、実際には、その他のパイロット孔の長手方
向間隔と同一である。第2工程22においては、帯状鋼
板1上の第1,4,…,(3j+1)番目の被加工区域
(j≧2)が到着する前後のタイミングで、上向き孔明
けパンチ29の先端面が、上向き孔明けパンチによっ
て、ダイプレート群26の上面と同様な位置まで突き出
される。そして、下向きの孔明けダイ32が降下する
と、上向き孔明けパンチ29によって、下方から上方へ
打ち抜かれ、図2の如く24個のスロットが形成され
る。
【0044】一般には、帯状鋼板1上の第(1〜L),
(N+1〜N+L),…,(Nj+1〜Nj+L)番目
の被加工区域(j≧2)が、スロットパターン46の上
向き孔明けパンチ29によって、下方から上方へ打ち抜
かれ、スロット抜きカスが孔明けダイ32の孔の中に残
る。孔明けダイ32の孔の中に残ったスロット抜きカス
は、例えばロックアウトピンによって、孔の外に排除さ
れ、続いて、エアブロウ等の手段によって金型外に排出
される。第4工程においては、パイロット孔phの直径
が拡大される。第5工程においては、3個の合マークが
形成される。合マークは、ロータコア素子間の位置合
せ、角度合せに利用される。
(N+1〜N+L),…,(Nj+1〜Nj+L)番目
の被加工区域(j≧2)が、スロットパターン46の上
向き孔明けパンチ29によって、下方から上方へ打ち抜
かれ、スロット抜きカスが孔明けダイ32の孔の中に残
る。孔明けダイ32の孔の中に残ったスロット抜きカス
は、例えばロックアウトピンによって、孔の外に排除さ
れ、続いて、エアブロウ等の手段によって金型外に排出
される。第4工程においては、パイロット孔phの直径
が拡大される。第5工程においては、3個の合マークが
形成される。合マークは、ロータコア素子間の位置合
せ、角度合せに利用される。
【0045】第7工程においては、第2行程22では加
工しなかった、帯状鋼板1上の第(2,3),(5,
6),…,{(3j+2),(3j+3)}番目の被加
工区域(j≧2)が、スロットパターン46の下向き孔
明けパンチ30によって、下方から上方へ打ち抜かれ、
図示の如く24個のスロットが形成される。一般には、
帯状鋼板1上の第(L+1〜N),(N+L+1〜2
N),…,{(Nj+L+1)〜(N+1)j}番目の
被加工区域(j≧2)が、スロットパターン46の下向
き孔明けパンチ30によって、上方から下方へ打ち抜か
れることになる。第8工程43においては、各ロータコ
ア素子10の予定領域から、内形抜きパンチ51によっ
て、内形(輪郭)47が打ち抜かれる。第9工程におい
ては、帯状鋼板1上の第1,4,…,(3j+1)番目
の被加工領域の切り起し予定箇所が、積層枚数決定パン
チによって、打ち抜かれる。第10工程24において
は、切り起しパンチによって、帯状鋼板1上の第(2,
3),(5,6),…,{(3j+2),(3j+
3)}番目の被加工区域に、切り起しpが形成される。
工しなかった、帯状鋼板1上の第(2,3),(5,
6),…,{(3j+2),(3j+3)}番目の被加
工区域(j≧2)が、スロットパターン46の下向き孔
明けパンチ30によって、下方から上方へ打ち抜かれ、
図示の如く24個のスロットが形成される。一般には、
帯状鋼板1上の第(L+1〜N),(N+L+1〜2
N),…,{(Nj+L+1)〜(N+1)j}番目の
被加工区域(j≧2)が、スロットパターン46の下向
き孔明けパンチ30によって、上方から下方へ打ち抜か
れることになる。第8工程43においては、各ロータコ
ア素子10の予定領域から、内形抜きパンチ51によっ
て、内形(輪郭)47が打ち抜かれる。第9工程におい
ては、帯状鋼板1上の第1,4,…,(3j+1)番目
の被加工領域の切り起し予定箇所が、積層枚数決定パン
チによって、打ち抜かれる。第10工程24において
は、切り起しパンチによって、帯状鋼板1上の第(2,
3),(5,6),…,{(3j+2),(3j+
3)}番目の被加工区域に、切り起しpが形成される。
【0046】第11工程25においては、帯状鋼板1上
の各被加工区域におけるロータコア素子予定領域の外形
(輪郭)が、外形パンチ41によって剪断され、当該被
加工区域からロータコア素子15が切り落とされる。切
り落されたロータコア素子15は、図8の如く、外形ダ
イ(下型)42内に積み重ねられると共に、そのカシメ
穴45(切り起しpの凹面側)が下向きの圧入ピンで押
圧され、それによって、上側のロータコア素子(例えば
16)の切り起しpの下向きの凸部が、下側のロータコ
ア素子(例えば15)のカシメ穴45に圧入され、両者
は密着・結合せしめられる。即ち、カシメられる。カシ
メられた状態は、前述の如く、分離兼カシメ孔h又はカ
シメ穴45の切り口101と、切り起しpの側面(又は
切り口)との間に発生する、静摩擦力によって保持され
る。第1の実施の形態にあっては、前述の如く、ロータ
コア素子が3枚ずつ一体化される。即ち、第1〜3枚
目、4〜6枚目、…、{(3j+1)〜(3j+3)}
枚目のロータコア素子(j≧2)がそれぞれ一体化され
る。裏を返せば、ロータコア素子の第3枚目と第4枚目
の間、第6枚目と第7枚目間、…、第3j枚目と第(3
j+1)枚目の間は、結合されない。何となれば、第4
枚目、第7枚目、第(3j+1)枚目のロータコア素子
は何れも、前述の如く、切り起しpを有せず、従って、
ロータコア素子の(3j)枚目と(3j+1)枚目との
間は、単なる面接触の域を出ないからである。
の各被加工区域におけるロータコア素子予定領域の外形
(輪郭)が、外形パンチ41によって剪断され、当該被
加工区域からロータコア素子15が切り落とされる。切
り落されたロータコア素子15は、図8の如く、外形ダ
イ(下型)42内に積み重ねられると共に、そのカシメ
穴45(切り起しpの凹面側)が下向きの圧入ピンで押
圧され、それによって、上側のロータコア素子(例えば
16)の切り起しpの下向きの凸部が、下側のロータコ
ア素子(例えば15)のカシメ穴45に圧入され、両者
は密着・結合せしめられる。即ち、カシメられる。カシ
メられた状態は、前述の如く、分離兼カシメ孔h又はカ
シメ穴45の切り口101と、切り起しpの側面(又は
切り口)との間に発生する、静摩擦力によって保持され
る。第1の実施の形態にあっては、前述の如く、ロータ
コア素子が3枚ずつ一体化される。即ち、第1〜3枚
目、4〜6枚目、…、{(3j+1)〜(3j+3)}
枚目のロータコア素子(j≧2)がそれぞれ一体化され
る。裏を返せば、ロータコア素子の第3枚目と第4枚目
の間、第6枚目と第7枚目間、…、第3j枚目と第(3
j+1)枚目の間は、結合されない。何となれば、第4
枚目、第7枚目、第(3j+1)枚目のロータコア素子
は何れも、前述の如く、切り起しpを有せず、従って、
ロータコア素子の(3j)枚目と(3j+1)枚目との
間は、単なる面接触の域を出ないからである。
【0047】〔バリ無し積層薄板製造装置の第2の実施
の形態〕、この出願の発明のバリ無し積層薄板製造装置
の第2の実施の形態について説明する。同第2の実施の
形態は、第1の実施の形態に使用される複合金型を2又
はそれ以上、並列に配置する。そして、並立するシート
(素材)の順送り機構を、合一したものである。この場
合の複合金型は、同種でも異種でも差し支えはない。各
個の金型は、相互に同期して動作するように、電子的制
御装置によって統一的に制御される。この出願の発明の
バリ無し積層薄板製造装置の第2の実施の形態のその余
の構成は、第1の実施の形態のそれと同様である。第2
の実施の形態によれば、長尺の一つの帯状鋼板につい
て、複数列の抜き加工を、同時・並行的に行なうことが
出来る。従って、生産性を向上させることが出来る。
の形態〕、この出願の発明のバリ無し積層薄板製造装置
の第2の実施の形態について説明する。同第2の実施の
形態は、第1の実施の形態に使用される複合金型を2又
はそれ以上、並列に配置する。そして、並立するシート
(素材)の順送り機構を、合一したものである。この場
合の複合金型は、同種でも異種でも差し支えはない。各
個の金型は、相互に同期して動作するように、電子的制
御装置によって統一的に制御される。この出願の発明の
バリ無し積層薄板製造装置の第2の実施の形態のその余
の構成は、第1の実施の形態のそれと同様である。第2
の実施の形態によれば、長尺の一つの帯状鋼板につい
て、複数列の抜き加工を、同時・並行的に行なうことが
出来る。従って、生産性を向上させることが出来る。
【0048】〔バリ無し積層薄板製造装置の第3の実施
の形態〕、この出願の発明のバリ無し積層薄板製造装置
の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形
態は、第1の実施の形態に使用される複合金型を2又は
それ以上、直列に配置する。そして、最始端及び最終端
のシート(素材)順送り機構を残し、中間の順送り機構
は省略する。この場合の複合金型は、異種同士であるこ
とが望ましい。各個の金型は、相互に同期して動作する
ように、電子的制御装置によって統一的に制御される。
第3の実施の形態のその余の構成は、第1の実施の形態
と同様である。バリ無し積層薄板製造装置の第3の実施
の形態によれば、長尺の一つの帯状薄板から、2種又は
それ以上の積層薄板製品を、同時・並行的に製造するこ
とが出来る。
の形態〕、この出願の発明のバリ無し積層薄板製造装置
の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形
態は、第1の実施の形態に使用される複合金型を2又は
それ以上、直列に配置する。そして、最始端及び最終端
のシート(素材)順送り機構を残し、中間の順送り機構
は省略する。この場合の複合金型は、異種同士であるこ
とが望ましい。各個の金型は、相互に同期して動作する
ように、電子的制御装置によって統一的に制御される。
第3の実施の形態のその余の構成は、第1の実施の形態
と同様である。バリ無し積層薄板製造装置の第3の実施
の形態によれば、長尺の一つの帯状薄板から、2種又は
それ以上の積層薄板製品を、同時・並行的に製造するこ
とが出来る。
【0049】〔バリ無し積層薄板製造装置の第4の実施
の形態〕、この出願の発明のバリ無し積層薄板製造装置
の第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形
態は、第3の実施の形態における各個の金型の内、同一
の被加工領域に対して同時・並行的な加工をなし得る金
型同士をそれぞれ、可及的に何れかの加工点に纏めたも
のである。第4の実施の形態のその余の構成は、第3の
実施の形態と同様である。バリ無し積層薄板製造装置の
第4の実施の形態によれば、長尺の一つの帯状薄板か
ら、2種又はそれ以上のバリ無し積層薄板製品を、同時
・並行的に製造することに加えて、工程数減少及びスペ
ース節約が可能となる。その上、上記2種類のバリ無し
積層薄板製品が入れこ関係をなす場合(例えばロータコ
アとステータコア)には、それらを同一の被加工領域か
ら切り出すことが出来るので、薄板材料を節約すること
が可能となる。
の形態〕、この出願の発明のバリ無し積層薄板製造装置
の第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形
態は、第3の実施の形態における各個の金型の内、同一
の被加工領域に対して同時・並行的な加工をなし得る金
型同士をそれぞれ、可及的に何れかの加工点に纏めたも
のである。第4の実施の形態のその余の構成は、第3の
実施の形態と同様である。バリ無し積層薄板製造装置の
第4の実施の形態によれば、長尺の一つの帯状薄板か
ら、2種又はそれ以上のバリ無し積層薄板製品を、同時
・並行的に製造することに加えて、工程数減少及びスペ
ース節約が可能となる。その上、上記2種類のバリ無し
積層薄板製品が入れこ関係をなす場合(例えばロータコ
アとステータコア)には、それらを同一の被加工領域か
ら切り出すことが出来るので、薄板材料を節約すること
が可能となる。
【0050】
【発明の効果】この出願の発明は、以上のように構成し
たから、下記の通り、顕著な効果を奏することが出来
る。 (1)この出願の発明による積層コアは、巻線部にバリ
がないから、そこに施される絶縁被覆巻線に損傷を与え
る虞が無くなる。従って、バリを介する電気的短絡の虞
を無くし、延いては、モータの性能、耐久性、及び安全
性を、向上させることが出来る。 (2)この出願の発明による積層コア製造装置は、構造
が簡単、且つ取扱が簡便で、低コストである。 (3)この出願の発明による積層コア製造装置は、巻線
部にバリの無い積層コアを、低コストで製造することが
出来る。 (4)同じく、要部にバリが無く、しかも低コストの、
積層薄板製品を製造することが出来る。 (5)要部にバリの無い積層薄板製品を製造することに
よって、後続の塗装工程の簡単化に寄与することが出来
る。 (6)この出願の発明によれば、バリ無し積層薄板の生
産性が向上する。
たから、下記の通り、顕著な効果を奏することが出来
る。 (1)この出願の発明による積層コアは、巻線部にバリ
がないから、そこに施される絶縁被覆巻線に損傷を与え
る虞が無くなる。従って、バリを介する電気的短絡の虞
を無くし、延いては、モータの性能、耐久性、及び安全
性を、向上させることが出来る。 (2)この出願の発明による積層コア製造装置は、構造
が簡単、且つ取扱が簡便で、低コストである。 (3)この出願の発明による積層コア製造装置は、巻線
部にバリの無い積層コアを、低コストで製造することが
出来る。 (4)同じく、要部にバリが無く、しかも低コストの、
積層薄板製品を製造することが出来る。 (5)要部にバリの無い積層薄板製品を製造することに
よって、後続の塗装工程の簡単化に寄与することが出来
る。 (6)この出願の発明によれば、バリ無し積層薄板の生
産性が向上する。
【図1】この出願の発明の積層ロータコアの第1の実施
の形態の部分断面図である。
の形態の部分断面図である。
【図2】この出願の発明の積層ロータコアの第1の実施
の形態の平面図である。
の形態の平面図である。
【図3】この出願の発明の積層ロータコア製造方法の第
1の実施の形態についての説明図である。
1の実施の形態についての説明図である。
【図4】この出願の発明の積層コア製造装置の第1の実
施の形態の左半部の縦断面図である。
施の形態の左半部の縦断面図である。
【図5】この出願の発明の積層コア製造装置の第1の実
施の形態の右半部の縦断面図である。
施の形態の右半部の縦断面図である。
【図6】従来の積層ロータコアの部分断面図である。
【図7】従来の積層コア製造装置の順送り複合金型のス
トリップレイアウト図である。
トリップレイアウト図である。
【図8】積層ロータコア等の積層・カシメ工程の説明図
である。
である。
【図9】従来の他の積層ロータコアの巻線部の平面図で
ある。
ある。
【図10】従来の他の積層ロータコアの巻線部の断面図
である。
である。
1 帯状鋼板(帯状金属薄板) 5 従来のロータコア 6 従来のステータコア 10 スロットの切り口 101カシメ穴45の壁面 103分離兼カシメ孔hの切り口 11 ダレ面 12 バリ 13 ロータ巻線 15 下型抜きロータコア素子 16 上型抜きロータコア素子 17 上型抜きロータコア素子 20 積層ロータコア 22 第2工程 23 第7工程 24 第10工程 25 第11工程 26 ダイプレート群 27 上型ホルダ 271下向き可動ストリッパ 28 下型ホルダ 29 上向き孔明けパンチ(下型) 291上向きパンチプレート 292上向き可動ストリッパプレート 30 下向き孔明けパンチ(上型) 31 上向き孔明けダイ(下型) 32 下向き孔明けダイ(上型) 35 上向きバリ 36 下向きバリ 37 帯状鋼板の下面 38 帯状鋼板の上面 39 上側ダレ面 40 下側ダレ面 41 外形パンチ 42 外形ダイ 43 第8工程 44 スロット抜き部位乃至抜きカス 45 カシメ穴 46 スロットパターン(スペースパターン) 47 内形 48 外形 49 上型組立体 50 下型組立体 51 内形抜きパンチ 52 内形抜きダイ 53 円筒回転体(スクイズリング) h 分離兼カシメ孔 p カシメ凸部 s スロット(スペース) ph パイロット孔
Claims (7)
- 【請求項1】 N枚構成(Nは整数、且つN≧2)のバ
リ無し積層薄板の製造方法であって、 長尺の帯状薄板(1)上の第1番目から第L番目までの
L個の被加工区域(Lは整数、且つN>L≧1)の各内
部を、所定パターン(46)の上向き孔明けパンチ(2
9)によって、下方から上方に完全に打ち抜いて、当該
L個の被加工区域の各内部に、所定パターン(46)の
スペース(s)を形成する、L回の上向き打抜き工程
と、 上記帯状薄板(1)上の第(L+1)番目から第N番目
までのM個の被加工区域(M=N−L,M≧1)の各内
部を、所定パターン(46)の下向き孔明けパンチ(3
0)によって、上方から下方に向けて完全に打ち抜い
て、当該M個の被加工区域の各内部に、所定パターン
(46)のスペース(s)を形成する、M回の下向き打
抜き工程と、 上記第1番目の被加工区域内の1又は複数個のカシメ予
定位置を、積層枚数決定パンチによって、上方から下方
に向けて完全に打ち抜いて、1又は複数個の分離兼カシ
メ孔(h)を形成する、分離兼カシメ孔打抜き工程と、 上記第2番目から第N番目までの(N−1)個の被加工
区域内の各1又は複数個のカシメ予定位置に、切り起し
形成パンチによってカシメ用切り起しを形成して、それ
らの上面側にはカシメ穴(45)を、下面側にはカシメ
凸部(p)を現出せしめる、(N−1)回の切り起し形
成工程と、 上記N個の被加工区域の各内部のスペース(s)を囲繞
する所定形状の輪郭(48)を、それと同じ形状の外形
パンチ(41)によって、順次、完全に切断して、同輪
郭(48)内の薄板素子を抜き落し、上面下面を反転さ
せることなくそのまま積み重ねる、N回の外形抜き工程
と、 上記薄板素子を抜き落し積み重ねる度毎に、当該薄板素
子の上面側の各カシメ穴(45)を、圧入ピンによって
上方から下方に加圧して、それらの下面側の凸部(p)
を、直下の薄板素子内の分離兼カシメ孔(h)若しくは
カシメ穴(45)に圧入し、以って両者を密着・接合・
一体化せしめる、(N−1)回のカシメ工程と、 を含有する、 バリ無し積層薄板の製造方法。 - 【請求項2】 N枚構成(Nは整数、且つN≧2)のバ
リ無し積層薄板の製造方法であって、 長尺の帯状薄板(1)上の第1番目から第L番目までの
L個の被加工区域(Lは整数、且つN>L≧1)の各内
部を、所定パターン(46)の上向き孔明けパンチ(2
9)によって、下方から上方へ完全に打ち抜いて、当該
L個の被加工区域の各内部に、所定パターン(46)の
スペース(s)を形成する、L回の上向き打抜き工程
と、 上記帯状薄板(1)上の第(L+1)番目から第N番目
までのM個の被加工区域(M=N−L,M≧1)の各内
部を、所定パターン(46)の下向き孔明けパンチ(3
0)によって、上方から下方に向けて完全に打ち抜い
て、当該M個の被加工区域の各内部に、所定パターン
(46)のスペース(s)を形成する、M回の下向き打
抜き工程と、 上記N個の被加工区域の各内部のスペース(s)を囲繞
する所定形状の予定輪郭(48)を、それと同じ形状の
外形パンチ(41)によって、順次、完全に切断して、
同輪郭(48)内の薄板素子を抜き落し、上面下面を反
転させることなく、そのまま積み重ねる、N回の外形抜
き工程と、 積み重ねたN枚の薄板素子を互いに密着一体化せしめ
る、締付工程と、 を含有する、 バリ無し積層薄板の製造方法。 - 【請求項3】 N枚構成(Nは整数、且つN≧2)のバ
リ無し積層薄板の製造装置であって、 長尺の帯状薄板(1)を順送りする、順送り機構と、 上記帯状薄板(1)上の第1番目から第L番目までのL
個の被加工区域(Lは整数、且つN>L≧1)の各内部
を、下方から上方へ打ち抜いて、当該L個の被加工区域
の各内部に、所定パターン(46)のスペース(s)を
形成する、所定パターン(46)の上向き孔明けパンチ
(29)と、 上記上向き孔明けパンチ(29)の下面に接続され、同
パンチ(29)の先端部を、垂直方向所定の高さまで押
し出したり、引っ込めたりすることが出来る、上向き孔
明けパンチ出入手段と、 上記上向き孔明けパンチ(29)並びに上記帯状薄板
(1)の通過領域の上方にあって、当該帯状薄板(1)
と協働する、所定ネガティブパターンの下向き孔明けダ
イ(32)と、 上記下向き孔明けダイ(32)の内部に打ち落された抜
きカスを除去する、抜きカス除去手段と、 上記下向き孔明けダイ(32)よりも後段にあって、上
記帯状薄板(1)上の第(L+1)番目から第N番目ま
でのM個の被加工区域(M=N−L,M≧1)の各内部
を、上方から下方に向けて完全に打ち抜いて、当該M個
の被加工区域の各内部に、所定パターン(46)のスペ
ース(s)を形成する、所定パターン(46)の下向き
孔明けパンチ(30)と、 上記下向き孔明けパンチ(30)の上面に接続され、同
パンチ(30)の先端部を、垂直方向所定の高さまで押
し出したり、引っ込めたりすることが出来る、下向き孔
明けパンチ出入手段と、 上記下向きの孔明けパンチ(30)並びに上記帯状薄板
(1)の通過領域の下方にあって、当該孔明けパンチ
(30)と協働する、所定ネガティブパターンの上向き
孔明けダイ(31)と、 上記第1番目の被加工区域内の1又は複数個のカシメ予
定位置を、上方から下方に向けて完全に打ち抜いて、1
又は複数個の分離兼カシメ孔(h)を形成する、積層枚
数決定パンチと、 上記積層枚数決定パンチの先端部を、垂直方向所定の高
さまで押し出したり、引っ込めたりすることが出来る、
積層枚数決定パンチ出入手段と、 上記積層枚数決定パンチ並びに上記帯状薄板(1)の通
過領域の下方にあって、当該積層枚数決定パンチと協働
する、積層枚数決定ダイと、 上記第2番目から第N番目までの(N−1)個の被加工
区域の各内部の1又は複数個のカシメ予定位置に、カシ
メ用切り起しを下向きに形成して、それらの上面側には
カシメ穴(45)を、下面側にはカシメ凸部(p)を現
出せしめる、切り起し形成パンチと、 上記切り起し形成パンチ並びに上記帯状薄板(1)の通
過領域の下方にあって、当該切り起し形成パンチと協働
する、切り起し形成ダイと、 最終段にあって、上記各被加工区域内の所定スペース
(s)を囲繞する所定形状の予定輪郭(48)を、順
次、完全に切断して、同輪郭(48)内の薄板素子を抜
き落し、上面下面を反転させることなくそのまま積み重
ねる、所定形状の外形パンチ(41)と、 上記外形パンチ(41)並びに上記帯状薄板(1)の通
過領域の下方にあって当該外形パンチ(41)と協働す
る外形ダイ(42)と、 上記外形パンチ(41)の内側にあり、同外形パンチ
(41)の下端面よりも若干下方に突出しておって、第
2枚目から第N枚目までの(L+1)個の各被加工領域
の内部から、順次薄板素子が上記外形ダイ(42)内に
切り落され、積み重ねられる度毎に、当該薄板素子内に
形成されている各切り起しの上面側のカシメ穴(45)
を上方から加圧して、それらの下面側の各凸部(p)
を、直下の薄板素子内の各分離兼カシメ孔(h)若しく
はカシメ穴(45)に圧入し、以って、両者間を密着・
接合・一体化せしめる、圧入ピンと、 上記上向き孔明けパンチ(29)、上記上向き孔明けパ
ンチ出入手段、上記上向き孔明けダイ(31)、上記積
層枚数決定ダイ、上記切り起し形成ダイ、及び上記外形
ダイ(42)を保持する、下型ホルダ(28)と、 上記下向き孔明けダイ(32)、上記抜きカス除去手
段、上記下向き孔明けパンチ(30)、上記下向き孔明
けパンチ出入手段、上記積層枚数決定パンチ、上記積層
枚数決定パンチ出入手段、上記切り起し形成パンチ、及
び上記外形パンチ(41)、並びに上記圧入ピンを保持
する上型ホルダ(27)と、 上記上型ホルダ(27)に連結され、該ホルダ(27)
を下向きに駆動する、上型ホルダ駆動機構と、 上記順送り機構、上記上型ホルダ駆動機構、上記上向き
孔明けパンチ出入手段、上記下向き孔明けパンチ出入手
段、及び上記積層枚数決定パンチ出入手段に対してそれ
ぞれ、動作タイミングを与える制御装置と、 を含有する、 バリ無し積層薄板の製造装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のバリ無し積層薄板の製造
装置において、 前記切り起しパンチの先端部を、垂直方向所定の高さま
で押し出したり、引っ込めたりすることが出来る、切り
起しパンチ出入手段をも含有し、 前記下型ホルダ(27)は、上記切り起しパンチ出入手
段をも保持し、 前記制御装置は、上記切り起しパンチ出入手段に対して
も動作タイミングを与える、 バリ無し積層薄板の製造装置。 - 【請求項5】 N枚構成(Nは整数、且つN≧2)のバ
リ無し積層薄板の製造装置であって、 長尺の帯状薄板(1)を順送りする、順送り機構と、 上記帯状薄板(1)上の第1番目から第L番目までのL
個の被加工区域(Lは整数、且つN>L≧1)の各内部
を、下方から上方へ打ち抜いて、当該L個の被加工区域
の各内部に、所定パターン(46)のスペース(s)を
形成する、所定パターン(46)の上向き孔明けパンチ
(29)と、 上記上向き孔明けパンチ(29)の下面に接続され、同
パンチ(29)の先端部を、垂直方向所定の高さまで押
し出したり、引っ込めたりすることが出来る、上向き孔
明けパンチ出入手段と、 上記上向き孔明けパンチ(29)並びに上記帯状薄板
(1)の通過領域の上方にあって、当該帯状薄板(1)
と協働する、所定ネガティブパターンの下向き孔明けダ
イ(32)と、 上記下向き孔明けダイ(32)の内部に打ち落された抜
きカスを除去する、抜きカス除去手段と、 上記下向き孔明けダイ(32)よりも後段にあって、上
記帯状薄板(1)上の第(L+1)番目から第N番目ま
でのM個の被加工区域(M=N−L,M≧1)の各内部
を、上方から下方に向けて完全に打ち抜いて、当該M個
の被加工区域の各内部に、所定パターン(46)のスペ
ース(s)を形成する、所定パターン(46)の下向き
孔明けパンチ(30)と、 上記下向き孔明けパンチ(30)の上面に接続され、同
パンチ(30)の先端部を、垂直方向所定の高さまで押
し出したり、引っ込めたりすることが出来る、下向き孔
明けパンチ出入手段と、 上記下向きの孔明けパンチ(30)並びに上記帯状薄板
(1)の通過領域の下方にあって、当該孔明けパンチ
(30)と協働する、所定ネガティブパターンの上向き
孔明けダイ(31)と、 最終段にあって、上記各被加工区域内の所定スペース
(s)を囲繞する所定形状の予定輪郭(48)を、順
次、完全に切断して、同輪郭(48)内の薄板素子を抜
き落し、上面下面を反転させることなく、そのまま積み
重ねる、所定形状の外形パンチ(41)と、 上記外形パンチ(41)並びに上記帯状薄板(1)の通
過領域の下方にあって当該外形パンチ(41)と協働す
る外形ダイ(42)と、 上記上向き孔明けパンチ(29)、上記上向き孔明けパ
ンチ出入手段、上記上向き孔明けダイ(31)、及び上
記外形ダイ(42)を保持する、下型ホルダ(28)
と、 上記下向き孔明けダイ(32)、上記抜きカス除去手
段、上記下向き孔明けパンチ(30)及び上記外形パン
チ(41)を保持する上型ホルダ(27)と、上記上型
ホルダ(27)に連結され、同ホルダ(27)を下向き
に駆動する、上型ホルダ駆動機構と、 上記順送り機構、上記上型ホルダ駆動機構、上記上向き
孔明けパンチ出入手段及び上記下向き孔明けパンチ出入
手段に対してそれぞれ、動作タイミングを与える制御装
置と、 を含有する、 バリ無し積層薄板の製造装置。 - 【請求項6】 N枚構成(Nは整数、N≧2)のバリ無
し積層薄板であって、 長尺の帯状薄板上の、第1番目から第L番目までのL個
の被加工区域(Lは整数、N>L≧1)の各内部を、所
定パターン(46)の上向き孔明けパンチによって、下
方から上方に向けて完全に打ち抜いて、当該L個の被加
工区域の各内部に、所定パターン(46)のスペース
(s)を形成し、又、第1番目の被加工区域について
は、内部の1又は複数個のカシメ予定位置にそれぞれ分
離兼カシメ孔(h)を形成し、第2番目から第L番目ま
での(L−1)個の各被加工区域については、各内部の
1又は複数個のカシメ予定位置に各下向きのカシメ用切
り起しを形成して、それらの上面側にはカシメ穴(4
5)を、下面側にはカシメ凸部(p)を現出せしめ、然
る後、それらの被加工区域の各内部のスペース(s)を
囲繞する所定形状の予定輪郭(48)を、それと同じ形
状の外形パンチによって、順次、完全に切断して、同輪
郭(48)内の薄板素子を抜き落し、上面下面を反転す
ることなくそのまま積み重ねた、L枚の薄板素子と、 上記帯状薄板上の、第(L+1)番目から第N番目まで
のM個の被加工区域(M=N−L,M≧1)の各内部
を、所定パターン(46)の下向き孔明けパンチによっ
て、上方から下方に向けて完全に打ち抜いて、当該M個
の被加工区域の各内部に、所定パターン(46)のスペ
ース(s)を形成し、又、これらの被加工区域の各内部
の1又は複数個のカシメ予定位置に各下向きのカシメ用
切り起しを形成して、それらの上面側にはカシメ穴(4
5)を、下面側にはカシメ凸部(p)を現出せしめ、然
る後、上記スペース(s)を囲繞する所定形状の予定輪
郭(48)を、それと同じ形状の外形パンチによって、
順次、完全に切断して、同輪郭(48)内の薄板素子を
抜き落し、上面下面を反転させることなくそのまま、上
記L枚の薄板素子の上方に積み重ねた、M枚の薄板素子
と、 から成り、 第1枚目の薄板素子と上記第2枚目の薄板素子とは、第
2枚目の薄板素子の上面側の各カシメ穴(45)が上方
から加圧され、それらの下面側の各カシメ凸部(p)
が、直下の第1枚目の薄板素子の各分離兼カシメ孔
(h)に圧入されることによって、互いに密着・接合せ
しめられ、 第i枚目の薄板素子(i=2,3,…,N−1)と第
(i+1)枚目の薄板素子とは、第(i+1)枚目の薄
板素子の上面側の各カシメ穴(45)が上方から加圧さ
れ、それらの下面側の各カシメ凸部(p)が、直下の第
i枚目の薄板素子の上面側の各カシメ穴(45)に圧入
されることによって、互いに密着・接合せしめられ、 以って、N枚の薄板素子が全体として密着・接合・一体
化せしめられている、バリ無し積層薄板。 - 【請求項7】 N枚構成(Nは整数、N≧2)のバリ無
し積層薄板であって、長尺の帯状薄板上の、第1番目か
ら第L番目までのL個の被加工区域(Lは整数、N>L
≧1)の各内部を、所定パターン(46)の上向き孔明
けパンチによって、下方から上方に向けて完全に打ち抜
いて、当該L個の被加工区域の各内部に、所定パターン
(46)のスペース(s)を形成し、然る後、当該スペ
ース(s)を囲繞する所定形状の予定輪郭(48)を、
それと同じ形状の外形パンチによって、順次、完全に切
断して、同輪郭(48)内の薄板素子を抜き落し、上面
下面を反転させることなくそのまま積み重ねた、L枚の
薄板素子と、 上記帯状薄板上の、第(L+1)番目から第N番目まで
のM個の被加工区域(M=N−L,M≧1)の各内部
を、所定パターン(46)の下向き孔明けパンチによっ
て、上方から下方に向けて完全に打ち抜いて、当該M個
の被加工区域の各内部に、所定パターン(46)のスペ
ース(s)を形成し、然る後、当該スペース(s)を囲
繞する所定形状の予定輪郭(48)を、それと同じ形状
の外形パンチによって、順次、完全に切断して、同輪郭
(48)内の薄板素子を抜き落し、上面下面を反転させ
ることなくそのまま、上記L枚の薄板素子の上方に積み
重ねた、M枚の薄板素子と、 から成り、 上記N枚の薄板素子は、締付手段によって互いに密着・
一体化されている、 バリ無し積層薄板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9113336A JPH10271772A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | バリ無し積層薄板並びにその製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9113336A JPH10271772A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | バリ無し積層薄板並びにその製造方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10271772A true JPH10271772A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=14609671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9113336A Pending JPH10271772A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | バリ無し積層薄板並びにその製造方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10271772A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005216975A (ja) * | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Nakamura Mfg Co Ltd | 放熱器およびその製造方法 |
| JP2007209110A (ja) * | 2006-02-01 | 2007-08-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 積層体の製造方法および積層体 |
| KR101325774B1 (ko) * | 2012-08-16 | 2013-11-04 | 주식회사 포스코티엠씨 | 라미나 부재를 소정 매수씩 적층된 상태로 배출하는 블랭킹 유니트 |
| KR101368977B1 (ko) * | 2012-05-03 | 2014-02-28 | 주식회사 포스코티엠씨 | 라미나 부재 사이의 억지끼움 결합이 분리되는 것을 방지하는 스퀴즈 링 및, 이를 구비하는 블랭킹 유니트 |
| JP2018007530A (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | トヨタ自動車株式会社 | ロータコアの製造方法 |
| US20180041102A1 (en) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | Teco Electric & Machinery Co., Ltd. | Method for manufacturing rotors |
| CN113226586A (zh) * | 2018-12-24 | 2021-08-06 | 罗伯特·博世有限公司 | 包括多层冲裁工艺步骤的制造堆叠金属部件的叠层的方法 |
-
1997
- 1997-03-25 JP JP9113336A patent/JPH10271772A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005216975A (ja) * | 2004-01-28 | 2005-08-11 | Nakamura Mfg Co Ltd | 放熱器およびその製造方法 |
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| US10236755B2 (en) * | 2016-08-04 | 2019-03-19 | Teco Electric & Machinery Co., Ltd. | Method for manufacturing rotors |
| CN113226586A (zh) * | 2018-12-24 | 2021-08-06 | 罗伯特·博世有限公司 | 包括多层冲裁工艺步骤的制造堆叠金属部件的叠层的方法 |
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