JPH10271974A - だしの製造方法及びつゆ並びにつゆの製造方法 - Google Patents

だしの製造方法及びつゆ並びにつゆの製造方法

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JPH10271974A
JPH10271974A JP9324366A JP32436697A JPH10271974A JP H10271974 A JPH10271974 A JP H10271974A JP 9324366 A JP9324366 A JP 9324366A JP 32436697 A JP32436697 A JP 32436697A JP H10271974 A JPH10271974 A JP H10271974A
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JP
Japan
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soup
bonito
mackerel
soda
mixed
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JP9324366A
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Kanako Komata
華奈子 小俣
Mieko Yoshida
美恵子 吉田
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Nisshin Seifun Group Inc
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Nisshin Seifun Group Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚節微粉末による浮上リングが形成されるこ
とがなく、しかも生臭味もなく透明感ある風味良好なつ
ゆの提供。 【解決手段】 本鰹節、宗田鰹節、鯖節及びあじ節の
中、1種又は2種以上をだし原料として熱水抽出処理
し、次いで得られた抽出液を40〜160メッシュのフ
ィルターを通してろ過するだしの製造方法;該方法によ
り得られただしを含有するつゆ;前記抽出液をろ過する
ことなくだしとし、調味液添加後に40〜160メッシ
ュのフィルターを通してろ過するつゆの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は麺つゆや天つゆ等の
つゆ用だしの製造方法及びつゆ並びにつゆの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、つゆは、一般に魚節等のだし原料
を煮て旨味成分を抽出してだしをとり、次いでこれに醤
油、砂糖、みりん、食塩、グルタミン酸ソーダ等から成
る調味液を添加混合して製造されていた。
【0003】然しながら、斯かる製法により得られたつ
ゆは、だし中に魚節粉末が含まれているため、該粉末が
つゆの上部に浮いて所謂浮上リングが形成される結果、
つゆをガラスやプラスチック製の透明容器に詰めて流通
する場合、商品価値を著しく減殺すると云う問題があっ
た。そこで、従来は通常前記だしあるいは該だしに調味
液を添加した後にセライトろ過して魚節粉末を完全に除
去していたのが実状であった。然るところ、魚節粉末を
セライトろ過により完全に除去してしまうと、リングの
発生は防止し得るものの、今度は風味のないつゆしか得
られないと云う問題が生じ、その改善は当業者の等しく
切望するところであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は斯かる従来の
問題に鑑みてなされたものであり、魚節粉末による浮上
リングが生じることなく、しかも風味の良好なだし及び
つゆを提供することを目的とする。
【0005】而して、本発明者は当該目的を達成すべく
種々研究を重ねた結果、特定の魚節をだし原料として使
用すると共に、だし中に含まれる魚節粉末を40〜16
0メッシュを通過するものとすれば、魚節粉末による浮
上リングが形成されることなく舌触りも異和感がなく、
しかも生臭味のない風味良好なだし及びつゆが得られる
ことを見い出し、本発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は本鰹
節、宗田鰹節、鯖節及びあじ節の中、1種又は2種以上
をだし原料として熱水抽出処理し、次いで得られた抽出
液を40〜160メッシュのフィルターを通してろ過す
ることを特徴とするだしの製造方法;該方法により得ら
れただしを含有するつゆ及び本鰹節、宗田鰹節、鯖節及
びあじ節の中、1種又は2種以上をだし原料として熱水
抽出処理してだしを得、次いで得られただしに調味液を
添加混合した後、該混合液を40〜160メッシュのフ
ィルターを通してろ過することを特徴とするつゆの製造
方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に於ては、だし原料として
本鰹節、宗田鰹節、鯖節及びあじ節の中、1種又は2種
以上を使用するものであるが、好ましくは本鰹節と宗田
鰹節の中、少なくとも1種及び鯖節とあじ節の中、少な
くとも1種の併用が挙げられ、更に好適には前記3種又
は4種の魚節の併用が一層風味のあるだし及びつゆを得
る上で特に有利である。これら魚節を併用するときの配
合割合としては、混合魚節全量中、本鰹節又は/及び宗
田鰹節を10〜90重量%、鯖節又は/及びあじ節を9
0〜10重量%とするのが特に良い結果が得られる。因
に、鯖節又は/及びあじ節が10重量%未満の場合には
強いだし味が得られにくく、他方90重量%を超えると
油っぽい風味となり易い。
【0008】本発明に於ける熱水抽出処理は、通常の煮
だしとりと同様の処理でよく、例えば前記原料魚節の削
り節を沸騰水中に入れ、95〜100℃で5〜20分間
加熱処理することによって行なわれる。
【0009】本発明のだしの製造方法は、斯かる熱水抽
出によって得られた抽出液を40〜160メッシュのフ
ィルターを通してろ過することによって実施される。換
言すれば、該ろ液には40〜160メッシュを通過する
魚節粉末が残存含有せしめられている。因に、後記試験
例2から明らかな如く、40メッシュより粗い目のフィ
ルターでろ過すると40メッシュを通過しない魚節粉末
までもが残存するため浮上リングが発生し、他方160
メッシュより細かい目のフィルターでろ過すると微粉末
まで除去され、160メッシュを通過する魚節粉末すら
残存しない結果となるため風味がなくなり、本発明の目
的を達成し得ない。
【0010】本発明のつゆは、前記の方法で得られただ
しを含有するつゆであり、例えば当該だしに、醤油、砂
糖、みりん、食塩、その他必要によりグルタミン酸ソー
ダ等から成る調味液を適宜添加し、加熱混合後、冷却し
た上、適宜の水を加えることによって製造することがで
きる。
【0011】また、本発明のつゆの製造方法は、前記と
同様のだし原料を用い、前記と同様の熱水抽出処理によ
って得られた抽出液を、ろ過せずにそのままだしとし
て、これに醤油、砂糖、みりん、食塩、その他必要によ
りグルタミン酸ソーダ等から成る調味液を適宜添加し、
加熱混合後冷却した後、該混合液を前記と同様40〜1
60メッシュのフィルターを通してろ過することによっ
ても実施される。
【0012】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を更に説明する。
【0013】実施例1 何れも鳥羽式かつお削り節機械で削った市販の本鰹節の
削り節1.6kg、宗田鰹節の削り節1.6kg、鯖節の削
り節0.4kg、あじ節の削り節0.4kgの混合削り節計
4.0kgをだし原料として用い、これを沸騰水50リッ
トルに入れ、95〜100℃で15分間煮出して抽出液
を得た。次に得られた抽出液を40メッシュのフィルタ
ーを通してろ過し、だしを得た。
【0014】実施例2 実施例1で得られただし47リットルに、濃口醤油3
2.0リットル、砂糖10.0kg、みりん10.0リッ
トル、食塩0.8kgを添加し、水を加えて100リット
ルに調整し、達温85℃まで加熱混合して2倍濃縮タイ
プのつゆを得た。得られたつゆを400ml透明ビンに充
填して7日間静置したが浮上リングの形成は見られず、
しかもだし味が強く、コクがあって良好な風味を呈する
ものであった。
【0015】実施例3 実施例1で得られた抽出液47リットルに濃口醤油3
2.0リットル、砂糖10.0kg、みりん10.0リッ
トル、食塩0.8kgを添加し、達温80℃まで加熱混合
した。次いで室温まで冷却した後40メッシュのフィル
ターを通してろ過し、これに水を加えて100リットル
に調整して2倍濃縮タイプのつゆを得た。得られたつゆ
は浮上リングの形成が見られず、しかも味が強く、コク
があって良好な風味を呈した。
【0016】試験例1 本鰹節、宗田鰹節、鯖節及びあじ節の配合量を表1記載
のものに代えた以外は実施例2と同様にしてつゆを得
た。得られた各つゆをビンに充填し、24時間静置後に
12名のパネルにより外観及び風味を表2記載の評価基
準に基づき評価判定した。その結果を平均値で表1に示
す。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】試験例2 抽出液をろ過するフィルターのメッシュサイズを表3記
載のもの(ろ過しない場合を含む)に代えた以外は実施
例2と同様にしてつゆを得た。また、当該得られたつゆ
(200メッシュのフィルターを通しただし使用)を更
にセライトろ過して魚節粉末を除去したつゆを得、対照
品とした。得られた各つゆ及び対照品につき試験例1と
同様に外観及び風味を評価判定した。その結果を平均値
で表3に示す。
【0020】
【表3】
【0021】実施例4 本鰹節の削り節0.8kg、宗田鰹節の削り節0.8kg、
鯖節の削り節0.2kg、あじ節の削り節0.2kgを用い
ると共に、100メッシュのフィルターを通した以外は
実施例1と同様にしてだしを得、次いで実施例2と同様
にしてつゆを得た。
【0022】比較例1 200メッシュのフィルターを通しただしを用いた以外
は実施例4と同様にしてつゆを得、次いで更にセライト
ろ過して微粉末を除去したつゆを得た。
【0023】試験例3 実施例4及び比較例1で得られた各つゆにつき、8名の
パネルにより外観、だしの強さ及び生臭みの強さを表5
記載の評価基準に基づき評価判定した。その結果を平均
値で表4に示す。
【0024】
【表4】
【0025】
【表5】
【0026】実施例5 本鰹節の削り節1.1kg、宗田鰹節の削り節1.0kg、
鯖節の削り節0.2kg、あじ節の削り節0.2kgを、沸
騰水70リットルに入れ、95〜100℃で5分間煮出
して抽出液を得た。得られた抽出液をろ過せずにそのま
まだしとし、該だし68リットルに、濃口醤油18.0
リットル、砂糖5.0kg、みりん5.0リットル、食塩
0.3kg、グルタミン酸ソーダ0.2kgを添加し、達温
85℃まで加熱混合した。次いで、室温まで冷却した
後、50メッシュのフィルターを通して得たろ液に水を
加え、100リットルに調整してストレートタイプのつ
ゆを得た。
【0027】試験例4 ろ過するフィルターのメッシュサイズを表6記載のもの
(ろ過しない場合を含む)に代えた以外は実施例5と同
様にしてつゆを得た。また200メッシュのフィルター
を通して得たつゆを更にセライトろ過して微粉末を除去
したつゆを得、対照品とした。得られた各つゆ及び対照
品につき試験例1と同様に外観及び風味を評価判定し
た。その結果を平均値で表6に示す。
【0028】
【表6】
【0029】実施例6 鳥羽式かつお削り節機械で削った市販の本鰹節4.0kg
をだし原料として用い、これを沸騰水50リットルに入
れ95〜100℃で15分間煮出して抽出液を得た。次
に得られた抽出液を50メッシュのフィルターを通して
ろ過し、だしを得た。
【0030】実施例7 実施例6で得られただし47リットルに、濃口醤油3
2.0リットル、砂糖10.0kg、みりん10.0リッ
トル、食塩0.8kgを添加し、達温85℃まで加熱混合
した。次に室温まで冷却した後、水を加えて100リッ
トルに調整して2倍濃縮タイプのつゆを得た。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、魚節粉末による浮上リ
ングが形成されることがなく、しかも生臭味もなく透明
感ある風味良好なつゆを得ることができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本鰹節、宗田鰹節、鯖節及びあじ節の
    中、1種又は2種以上をだし原料として熱水抽出処理
    し、次いで得られた抽出液を40〜160メッシュのフ
    ィルターを通してろ過することを特徴とするだしの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 だし原料として本鰹節と宗田鰹節の中、
    少なくとも1種及び鯖節とあじ節の中、少なくとも1種
    から成る混合魚節を用いることを特徴とする請求項1記
    載のだしの製造方法。
  3. 【請求項3】 だし原料として本鰹節又は/及び宗田鰹
    節を10〜90重量%、鯖節又は/及びあじ節を90〜
    10重量%配合した混合魚節を用いることを特徴とする
    請求項1又は2記載のだしの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項で得られただ
    しを含有することを特徴とするつゆ。
  5. 【請求項5】 本鰹節、宗田鰹節、鯖節及びあじ節の
    中、1種又は2種以上をだし原料として熱水抽出処理し
    てだしを得、次いで得られただしに調味液を添加混合し
    た後、該混合液を40〜160メッシュのフィルターを
    通してろ過することを特徴とするつゆの製造方法。
  6. 【請求項6】 だし原料として本鰹節と宗田鰹節の中、
    少なくとも1種及び鯖節とあじ節の中、少なくとも1種
    から成る混合魚節を用いることを特徴とする請求項5記
    載のつゆの製造方法。
  7. 【請求項7】 だし原料として本鰹節又は/及び宗田鰹
    節を10〜90重量%、鯖節又は/及びあじ節を90〜
    10重量%配合した混合魚節を用いることを特徴とする
    請求項5又は6記載のつゆの製造方法。
  8. 【請求項8】 調味液が醤油、砂糖、みりん及び食塩か
    ら成るものである請求項5〜7の何れか1項記載のつゆ
    の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003274898A (ja) * 2002-03-20 2003-09-30 Nisshin Foods Kk だし類
EP1733631A4 (en) * 2004-03-12 2008-10-08 Ajinomoto Kk FOOD COMPOSITION WITH ANTISTRESS EFFECT
JP2017184684A (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 イチビキ株式会社 調味料の製造方法

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