JPH10272648A - インジェクション成形用材料、木質様成形品の製造方法および木質様成形品 - Google Patents

インジェクション成形用材料、木質様成形品の製造方法および木質様成形品

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JPH10272648A
JPH10272648A JP8124197A JP8124197A JPH10272648A JP H10272648 A JPH10272648 A JP H10272648A JP 8124197 A JP8124197 A JP 8124197A JP 8124197 A JP8124197 A JP 8124197A JP H10272648 A JPH10272648 A JP H10272648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection molding
pigment
fixed
pellets
grains
Prior art date
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Pending
Application number
JP8124197A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Katou
まさみ 加藤
Takeshi Niwa
武 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Cubic Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Cubic Co Ltd
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Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd, Cubic Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP8124197A priority Critical patent/JPH10272648A/ja
Publication of JPH10272648A publication Critical patent/JPH10272648A/ja
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インジェクション成形においても安定して所
望する表面模様の木質様成形品を得られる技術を提供す
ることにある。 【構成】 セルロース材を粉砕して得た粉砕粉の外周面
に、該粉砕粉よりも小径で、かつ硬い表面粒を固定させ
て固定粒とする。この固定粒に熱可塑性樹脂、発泡剤お
よび顔料を混合して成形材料を形成する。その成形材料
を溶融させ、その後または溶融と同時にインジェクショ
ン成形により所望形状に成形する。顔料には、例えばパ
ール顔料を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えば住宅にお
ける家具等の各種部品、さらには車両の内装部材など各
種の製品等のように木質様を有した製品の製造方法及び
その製品に関するものである。
【0002】
【先行技術】本願発明に関連のある技術として、PCT
JP94/00351号(国際公開番号;WO94/
20280号)に記載された「セルロース系微粉粒、木
質様成形品の製造方法および木質様成形品」の技術につ
いて簡単に説明する。原料としてのセルロース材を粉砕
して得た粉砕粉を磨砕処理して嵩比重を高めた粉粒と
し、この粉粒の外周面に、該粉粒よりも小径でかつ硬い
表面粒を固定させて固定粒とし、この固定粒に樹脂及び
顔料を混合し、かつ溶融させ、その後または溶融と同時
に押出成形または射出成形により所望形状に成形する。
すると、天然の木の木目に極めて近い模様を表面に有
し、しかも手触り感等の風合いも天然の木に近い木質様
成形品の製造方法及び木質様成形品を提供することがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した技術
では、以下のような問題点があった。押出成形において
は、比較的安定して所望する表面模様の木質様成形品を
得られるのに対して、射出成形(インジェクション成
形)にあっては、材料、成形機の温度、金型の形状や大
小など、押出成形においては問題にならないような条件
差異によって表面模様が大きく変わってしまい、所望す
る表面模様の木質様成形品を得るための歩留まりが悪か
った。
【0004】本発明が解決すべき課題は、「セルロース
系微粉粒を用いた木質様成形品の製造方法および木質様
成形品」にて、インジェクション成形においても安定し
て所望する表面模様の木質様成形品を得られる技術を提
供することにある。ここで、請求項1ないし請求項5記
載の発明の目的は、インジェクション成形においても安
定して所望する表面模様の木質様成形品を得ることがで
きるインジェクション成形用の材料を提供することであ
る。
【0005】請求項6ないし請求項10記載の発明の目
的は、インジェクション成形においても安定して所望す
る表面模様の木質様成形品を得ることができるインジェ
クション成形方法を提供することである。請求項11お
よび請求項12記載の発明の目的は、安定して所望する
表面模様の木質様成形品を得ることができるインジェク
ション成形品を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1ないし請求項5
記載の発明はインジェクション成形用の材料であり、請
求項6ないし請求項10記載はインジェクション成形の
方法であり、請求項11および請求項12記載はインジ
ェクション成形品である。 (請求項1)請求項1記載の発明は、セルロース材を粉
砕して得た粉砕粉の外周面に、該粉砕粉よりも小径で、
かつ硬い表面粒を固定させて固定粒とし、熱可塑性樹脂
に固定粒、発泡剤および顔料を混合して形成したことを
特徴とするインジェクション成形用材料である。
【0007】(用語定義)ここにいう「セルロース材」
は、天然木材のほか、おがくず、稲藁、バカスなどを含
む。粉砕粉に対しては、嵩比重を高めるための摩砕処理
を施してもよい。粒形状をなさず、その多くが繊維がひ
げ状に突出した状態となっている粉砕粉から、余分なひ
げ状の繊維部分をなくすための処理であり、余分なひげ
状の繊維部分をなくすことができるものであればどのよ
うな種類の加工機械を用いることもできる。例えば、粉
砕用ボールを用いたボールミルによって加工すると、大
きさの均一化が図れるだけでなく、ひげ状の繊維部分を
なくすことができ、更にはボールミルの中に表面粒を添
加することによって、表面粒の固定をも同時に行うこと
ができる。
【0008】なお、ミキサーに粉砕粉と表面粒とを入れ
て高速攪拌するという手段によっても、固定粒は製造で
きる。「熱可塑性樹脂」としては、射出成形可能な樹脂
であれば全てが対象となるが、スチレン系重合体(ポリ
スチレン、ABS樹脂)、オレフィン系重合体(ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体)、ビニル系重合体(ポリ塩化ビニル等)が代表的な
ものである。
【0009】「表面粒」とは、無機質材、金属材または
プラスチック材のうちの1または複数の材料である。例
えば、酸化チタン、炭酸カルシウム、フェライト、アル
ミニウム、ニッケル、銀、またはセラミック等の非金属
材料との混合物でもよい。「顔料」有色顔料であり、例
えば酸化鉄、カドミウムイエロー、カーボンブラックな
どの無機顔料または有機顔料である。一種類でもよい
が、好ましくは二種類以上を混合する。
【0010】「インジェクション成形用材料」は、請求
項2などで特定する場合のように一部または全体がペレ
ット状に形成してあってもよいが、一部または全体が粉
末、流動体、半流動体など形態は何でもよい。「発泡
剤」は、セルロース系材料に含まれる水分をも含む趣旨
であるが、安定した表面模様を得るためには、成形時の
発泡を目的とする程度で一定にする必要がある。本願発
明では、インジェクション成形用材料のセルロース系材
料に含まれる水分による発泡効果を利用できるが、セル
ロース系材料中の水分のばらつきを抑えるため、成形前
に予備加熱してセルロース系材料中の水分を乾燥させ、
別に発泡剤を加える。その時の発泡剤は、使用する樹
脂、最終成形品の性状などによって異なるが、必要に応
じて発泡補助材をも用いることがある。また、後記する
第一の実施の形態にて示すように、予め発泡剤を含んだ
樹脂を混合して成形してもよい。
【0011】(作用)請求項1記載の発明に係るインジ
ェクション成形用材料を用いてインジェクション成形を
行った場合、安定して所望する表面模様の木質様成形品
を得ることができる。 (請求項2)請求項2記載の発明は、セルロース材を粉
砕して得た粉砕粉の外周面に、該粉砕粉よりも小径で、
かつ硬い表面粒を固定させて固定粒とし、この固定粒を
用いて形成したインジェクション成形用のペレットを備
えたインジェクション成形用材料であって、発泡剤と二
種類以上のペレットとを備えてなり、一のペレットは、
熱可塑性樹脂に固定粒および顔料を混合して形成した木
質様形成ペレットであり、他のペレットは、熱可塑性樹
脂に対し、前記木質様形成ペレットに混合した顔料と異
なる顔料を含ませて形成した補助ペレットであることを
特徴とする。
【0012】発泡剤はペレットと別に用意することも、
ペレット中に混合することも可能である。請求項3、請
求項4でも同様である。 (作用)請求項2記載の発明に係るインジェクション成
形用材料を用いてインジェクション成形を行う場合、ペ
レット状に形成されているので、成形前の輸送や保管に
おいて、他の形態、例えば粉末のものよりも吸湿が起こ
りにくい、飛散しにくいなどの点で扱いやすい。
【0013】また、二種類のペレットに含まれている顔
料の種類が異なるので、成形前のペレット溶融時、成形
時に二種類の顔料が流れて混じり合い、木目に近い模様
を醸し出す。 (請求項3)請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明に係るインジェクション成形用材料を限定したもので
あって、補助ペレットには固定粒を含ませたことを特徴
とする。
【0014】(作用)請求項3記載の発明に係るインジ
ェクション成形用材料を用いてインジェクション成形を
行う場合、請求項2記載の発明に係るインジェクション
成形用材料の場合と異なるのは、木質感を出すための根
本物質である固定粒がいずれのペレットにも含まれてい
るので、成形品全体に木質感を出すために必要である固
定粒の均一な分布が早く行える点である。 (請求項4)請求項4記載の発明は、セルロース材を粉
砕して得た粉砕粉の外周面に、該粉砕粉よりも小径で、
かつ硬い表面粒を固定させて固定粒とし、この固定粒を
用いて形成したインジェクション成形用のペレットを備
えたインジェクション成形用材料であって、発泡剤と二
種類以上のペレットとを備えてなり、一のペレットは、
熱可塑性樹脂に対し、固定粒を混合して形成した木質様
形成ペレットであり、他のペレットは、熱可塑性樹脂に
対し、発泡剤と顔料とを含んで形成した補助ペレットで
あることを特徴とする。
【0015】なお、木質様形成ペレットに顔料を含ませ
てもよい。 (作用)請求項4記載の発明の作用が、請求項1ないし
請求項3記載の発明の作用と異なる点は、製造工程が複
雑な固定粒は木質様形成ペレットにのみ含ませることと
したので、補助ペレットを固定粒とは無関係に製造でき
るので、製造管理等の点で便利である。 (請求項5)請求項5記載の発明は、請求項1ないし請
求項4記載のインジェクション成形用材料に係る発明を
技術的に限定したものであり、顔料は、光輝性顔料を含
んだことを特徴とする。
【0016】(用語定義)「光輝性顔料」とは、いわゆ
るパール顔料など、光輝かせるための顔料をいう。この
光輝性顔料を含ませたインジェクション成形用材料によ
って成形される成形品は、輝くような光沢のある木目を
有する成形品となる。また、「光輝性顔料を含んだ」と
しているのは、顔料がすべて光輝性顔料であるというこ
とではなく、インジェクション成形用材料に用いられる
顔料には、光輝性顔料以外の顔料が含まれていることを
意図している。
【0017】(作用)請求項5記載の発明に係るインジ
ェクション成形用材料を用いてインジェクション成形を
行った場合、光輝く部分を表面模様に備えた高級感のあ
る木質様成形品を得ることができる。 (請求項6)請求項6記載の発明は、セルロース材を粉
砕して得た粉砕粉の外周面に、該粉砕粉よりも小径で、
かつ硬い表面粒を固定させて固定粒とし、この固定粒を
用いた木質様成形品の成形方法であって、前記固定粒に
熱可塑性樹脂、発泡剤および顔料を混合し、かつ溶融さ
せ、その後または溶融と同時にインジェクション成形に
より所望形状に成形したことを特徴とする。
【0018】(用語定義)熱可塑性樹脂に対し、固定
粒、発泡剤および顔料を混合し、請求項1ないし請求項
5で特定するようなインジェクション成形用材料を予め
用意していてもよい。混合する顔料は一種類でもよい
が、好ましくは二種類以上である。
【0019】(作用)請求項6記載の発明に係る木質様
成形品の成形方法にてインジェクション成形を行った場
合、安定して所望する表面模様の木質様成形品を得るこ
とができる。 (請求項7)請求項7記載の木質様成形品の製造方法
は、請求項6の木質様成形品の製造方法に係る発明を限
定したものであり、インジェクション成形は、単数のピ
ンポイントゲートから金型に対して射出することを特徴
とする。
【0020】(作用)請求項7記載の発明に係る木質様
成形品の成形方法にてインジェクション成形を行った場
合、ピンポイントゲートを発端とする波紋のように広が
るような流れ模様が成形品の表面に現れる。 (請求項8)請求項8記載の木質様成形品の製造方法
は、請求項6の木質様成形品の製造方法に係る発明を限
定したものであり、インジェクション成形は、複数のピ
ンポイントゲートから金型に対して射出することを特徴
とする。
【0021】(作用)請求項8記載の発明に係る木質様
成形品の成形方法にてインジェクション成形を行った場
合、それぞれのピンポイントゲートを発端とする波紋の
ように広がり、それぞれの流れが合流して接する境では
柄の方向が急に異なることとなるため、その境が木目調
の模様として成形品の表面に現れる。 (請求項9)請求項9記載の木質様成形品の製造方法
は、請求項6の木質様成形品の製造方法に係る発明を限
定したものでありインジェクション成形は、射出方向に
対して直角方向に広がるフィルム状ゲートから金型に対
して射出することを特徴とする。
【0022】ここにいうフィルム状ゲートは通常は単数
であるが、複数設けてもよい。 (作用)請求項9記載の発明に係る木質様成形品の成形
方法にてインジェクション成形を行った場合、フィルム
状ゲートから波が流れるような模様が成形品の表面に現
れる。 (請求項10)請求項10記載の発明は、請求項6、請
求項7、請求項8または請求項9記載の木質様成形品の
製造方法を限定したものであり、成形材料を射出するゲ
ートは、金型において所望する成形品の表面近くに位置
させたことを特徴とする。
【0023】ここにいうゲートの位置たる「金型におい
て所望する成形品の表面近く」とは、成形品において、
木目調の模様にて装飾したい装飾面と装飾が不要な非装
飾面がある場合には装飾面に近い位置という趣旨であ
り、例えば、成形品において表裏面が存在する場合には
表面側に寄った位置である。また、表裏両面を装飾した
い場合には、二つのゲートを両面に近づけて位置させ
る。
【0024】(作用)請求項9記載の発明に係る木質様
成形品の成形方法にてインジェクション成形を行った場
合、ゲートが成形品の表面近くにあるので、流れ模様が
成形品の表面にてはっきり現れやすい。 (請求項11)請求項11記載の発明は、セルロース材
を粉砕して得た粉砕粉の外周面に、該粉砕粉よりも小径
で、かつ硬い表面粒を固定させて固定粒とし、この固定
粒を用いた木質様成形品であって、前記固定粒に熱可塑
性樹脂、発泡剤および顔料を混合し、かつ溶融させ、そ
の後または溶融と同時にインジェクション成形により所
望形状に成形したことを特徴とする。
【0025】(作用)請求項11記載の発明によれば、
安定して所望する表面模様の木質様成形品を得ることが
できる。 (請求項12)請求項12記載の発明は、請求項11記
載の木質様成形品に係るを技術的に限定したものであ
り、顔料は、光輝性顔料を含んだことを特徴とする。
【0026】(作用)請求項12記載の発明によれば、
加えて、光輝く部分を表面模様に備えた高級感のある木
質様成形品を得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態及び図
面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図
面は、図1乃至図5である。図1および図2は、第一の
実施の形態を示すための斜視図である。図3は、第二の
実施の形態を示すための概念図である。図4は、第三の
実施の形態を示すための概念図である。図5は、第四の
実施の形態を示すための概念図である。
【0028】実施の形態に係る成形品を製造するに際
し、製造工程は大きく分けて三段階ある。第一段階とし
て固定粒の製造、第二段階として成形材料の製造、第三
段階としてインジェクション成形である。第一ないし第
四の実施の形態の相違点は、第三段階の相違である。 (第一の実施の形態)第一の実施の形態は、ピンポイン
トゲートを用いたインジェクション成形によって製造さ
れる円盤状の吊り下げ具10である。
【0029】このような吊り下げ具10の第一段階であ
るが、セルロース材を粉砕して得た粉砕粉の外周面に、
該粉砕粉よりも小径で、かつ硬い表面粒を固定させて固
定粒を形成するのである。「セルロース材」としては天
然木の加工時に得られるおが屑を採用する。固定粒を形
成するには、ミキサーに粉砕粉と表面粒とを入れて高速
攪拌するという手段による。「表面粒」としては炭酸カ
ルシウムを採用する。「顔料」としては二種類以上の顔
料を用いる。
【0030】次に第二段階であるが、熱可塑性樹脂を基
材とし、固定粒、発泡剤および顔料を混合して成形用ペ
レットたるインジェクション成形用材料とするのであ
る。更に詳しく説明すると、基材に固定粒を混合して製
造したペレットを木質様製造用ペレットとする。また、
木質様製造用ペレットを含め、顔料の種類を異ならせた
複数種類のペレットを製造しておく。こうすることによ
って色調の異なるペレットが製造でき、所望する成形品
の色柄に近いものとなるように、二種類以上を選択し、
適切な割合で混合する。
【0031】なお、固定粒を含まないペレットを用意し
ておいてもよい。また、発泡剤を予めペレットに含有さ
せたものを製造してもよいし、ペレットとは別に発泡剤
を用意しておいてもよい。必要に応じて発泡補助材も用
いる。また、顔料としていわゆるパール顔料など、光輝
かせるための顔料を、成形材料に含まれる顔料全体の数
%混合することもある。
【0032】次に第三段階たるインジェクション成形で
あるが、第一の実施の形態においてはふたつのピンポイ
ントゲートを用いたインジェクション成形によって成形
した。最終的に成形される成形品たる吊り下げ具10に
は、装飾面11とその裏側たる非装飾面12とを有して
おり、装飾面11に近い位置にピンポイントゲートを位
置させて成形している。そのピンポイントゲートに対応
した成形品の位置がゲート跡14である。この吊り下げ
具10の2つのピンポイントゲートから流れた樹脂が合
流する時、図中A部分を境にして接した部分では、柄の
方向性が異なるので木目調の模様ができ上がる。なお、
吊り下げ具10には装飾面11と非装飾面12とを貫く
小孔13,13があり、この小孔13,13によって成
形用金型内における流動樹脂の流れは分断され、再度合
流して接する図中B部分にもA部分と同様な木目調も用
ができ上がる。通常の成形でのウェルドラインとA,B
との発生部位は同じであるが、A,Bの模様は、合流す
る樹脂の先端部の温度が低いために十分溶け合わずヘア
ライン状の凹みとなるウェルドラインと異なり、異なる
柄流れ方向の境としての模様である。 (第二の実施の形態)第一および第二段階についての説
明は省略する。第二の実施の形態におけるインジェクシ
ョン成形は、金型20に対し、単一のピンポイントゲー
ト30を用いて成形する。すると、成形品40において
はゲート跡41を発端とする波紋のように広がるような
流れ模様が成形品の表面に現れる。 (第三の実施の形態)第一および第二段階についての説
明は省略する。第三の実施の形態におけるインジェクシ
ョン成形は、金型20に対し、4本のピンポイントゲー
ト31,31,31,31を用いて成形する。すると、
成形品40においてはそれぞれのゲート跡41,41,
41,41を発端とする波紋のように広がり、互いに干
渉しているような流れ模様が成形品の表面に現れる。 (第四の実施の形態)第一および第二段階についての説
明は省略する。第四の実施の形態におけるインジェクシ
ョン成形は、金型20に対し、射出方向に対して直角方
向に広がるひとつのフィルムゲート32を用いて成形す
る。すると、成形品40においてはゲート跡41から波
が流れるような模様が成形品の表面に現れる。
【0033】
【発明の効果】請求項1ないし請求項5記載の発明によ
れば、インジェクション成形においても安定して所望す
る表面模様の木質様成形品を得ることができるインジェ
クション成形用の材料を提供することができた。請求項
6ないし請求項10記載の発明によれば、インジェクシ
ョン成形においても安定して所望する表面模様の木質様
成形品を得ることができるインジェクション成形方法を
提供することができた。
【0034】請求項11および請求項12記載の発明に
よれば、安定して所望する表面模様の木質様成形品を得
ることができるインジェクション成形品を提供すること
ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態を示すための斜視図である。
【図2】第一の実施の形態を示すための斜視図である。
【図3】第二の実施の形態を示すための概念図である。
【図4】第三の実施の形態を示すための概念図である。
【図5】第四の実施の形態を示すための概念図である。
【符号の説明】
10 吊り下げ具 11 装飾
面 12 非装飾面 13 小孔 14 ゲート跡 20 金型 30 ピンポイントゲート 31 ピン
ポイントゲート 32 フィルムゲート 40 成形品 41 ゲー
ト跡

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルロース材を粉砕して得た粉砕粉の外周
    面に、該粉砕粉よりも小径で、かつ硬い表面粒を固定さ
    せて固定粒とし、熱可塑性樹脂に固定粒、発泡剤および
    顔料を混合して形成したことを特徴とするインジェクシ
    ョン成形用材料。
  2. 【請求項2】セルロース材を粉砕して得た粉砕粉の外周
    面に、該粉砕粉よりも小径で、かつ硬い表面粒を固定さ
    せて固定粒とし、この固定粒を用いて形成したインジェ
    クション成形用のペレットを備えたインジェクション成
    形用材料であって、発泡剤と二種類以上のペレットとを
    備えてなり、一のペレットは、熱可塑性樹脂に固定粒お
    よび顔料を混合して形成した木質様形成ペレットであ
    り、他のペレットは、熱可塑性樹脂に対し、前記木質様
    形成ペレットに混合した顔料と異なる顔料を含ませて形
    成した補助ペレットであることを特徴とするインジェク
    ション成形用材料。
  3. 【請求項3】補助ペレットには固定粒を含ませたことを
    特徴とする請求項2記載のインジェクション成形用材
    料。
  4. 【請求項4】セルロース材を粉砕して得た粉砕粉の外周
    面に、該粉砕粉よりも小径で、かつ硬い表面粒を固定さ
    せて固定粒とし、この固定粒を用いて形成したインジェ
    クション成形用のペレットを備えたインジェクション成
    形用材料であって、発泡剤と二種類以上のペレットとを
    備えてなり、一のペレットは、熱可塑性樹脂に対し、固
    定粒を混合して形成した木質様形成ペレットであり、他
    のペレットは、熱可塑性樹脂に対し、発泡剤と顔料とを
    含んで形成した補助ペレットであることを特徴とするイ
    ンジェクション成形用材料。
  5. 【請求項5】顔料は、光輝性顔料を含んだことを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載
    のインジェクション成形用材料。
  6. 【請求項6】セルロース材を粉砕して得た粉砕粉の外周
    面に、該粉砕粉よりも小径で、かつ硬い表面粒を固定さ
    せて固定粒とし、この固定粒を用いた木質様成形品の成
    形方法であって、前記固定粒に熱可塑性樹脂、発泡剤お
    よび顔料を混合し、かつ溶融させ、その後または溶融と
    同時にインジェクション成形により所望形状に成形した
    ことを特徴とする木質様成形品の製造方法。
  7. 【請求項7】インジェクション成形は、単数のピンポイ
    ントゲートから金型に対して射出することを特徴とする
    請求項6の木質様成形品の製造方法。
  8. 【請求項8】インジェクション成形は、複数のピンポイ
    ントゲートから金型に対して射出することを特徴とする
    請求項6の木質様成形品の製造方法。
  9. 【請求項9】インジェクション成形は、射出方向に対し
    て直角方向に広がるフィルム状ゲートから金型に対して
    射出することを特徴とする請求項6の木質様成形品の製
    造方法。
  10. 【請求項10】成形材料を射出するゲートは、金型にお
    いて所望する成形品の表面近くに位置させたことを特徴
    とする請求項6、請求項7、請求項8または請求項9記
    載の木質様成形品の製造方法。
  11. 【請求項11】セルロース材を粉砕して得た粉砕粉の外
    周面に、該粉砕粉よりも小径で、かつ硬い表面粒を固定
    させて固定粒とし、この固定粒を用いた木質様成形品で
    あって、前記固定粒に熱可塑性樹脂、発泡剤および顔料
    を混合し、かつ溶融させ、その後または溶融と同時にイ
    ンジェクション成形により所望形状に成形したことを特
    徴とする木質様成形品。
  12. 【請求項12】顔料は、光輝性顔料を含んだことを特徴
    とする請求項11記載の木質様成形品。
JP8124197A 1997-03-31 1997-03-31 インジェクション成形用材料、木質様成形品の製造方法および木質様成形品 Pending JPH10272648A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1108517A4 (en) * 1998-06-03 2003-03-19 Naka Kogyo Co Ltd GRAINED INJECTION MOLDING OBJECT AND METHOD AND DEVICE FOR PRODUCING A GRAINED INJECTION MOLDING OBJECT
WO2003024690A1 (en) * 2001-09-18 2003-03-27 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Resin product with flow pattern and method of manufacturing the resin product

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