JPH10273488A - 医薬組成物 - Google Patents

医薬組成物

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JPH10273488A
JPH10273488A JP1676398A JP1676398A JPH10273488A JP H10273488 A JPH10273488 A JP H10273488A JP 1676398 A JP1676398 A JP 1676398A JP 1676398 A JP1676398 A JP 1676398A JP H10273488 A JPH10273488 A JP H10273488A
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camptothecin
ethyl
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Kenji Tsujihara
健二 辻原
Takayuki Kawaguchi
隆行 川口
Satoru Okuno
哲 奥野
Toshiro Yano
敏朗 矢野
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Tanabe Pharma Corp
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Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副作用が少なくかつ著しく増強された抗腫瘍
作用を有するカンプトテシン誘導体を有効成分としてな
る医薬組成物を提供する。 【解決手段】 7−置換カンプトテシンに特定のアミノ
アルコキシ基またはヒドロキシアルコキシ基を導入し、
該化合物をアミノ酸またはペプチドを介してカルボキシ
ル基を含有する多糖類と結合させてなるカンプトテシン
誘導体を有効成分としてなる医薬組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カンプトテシンは植物アルカロイドの一
種であって、下記の化学構造式:
【0003】
【化2】
【0004】を有し、抗白血病作用および抗腫瘍作用を
有することが知られており、その誘導体であるイリノテ
カン(CPT−11)はすでに市販にも供されている。
しかしながら、この化合物は、臨床において強い抗腫瘍
活性を示す反面、他の抗腫瘍剤等と同様に副作用が強
く、その使用に制限を受けている[癌と化学療法、21
巻、709頁(1994年)]。
【0005】一方、この種の副作用の強い薬物について
抗腫瘍活性を増大させると共にその副作用をできるだけ
抑えるために、近年、薬物を必要な組織に必要な量だけ
送達する、いわゆるドラッグ・デリバリー・システム
(Drug DeliverySystem)の技術が
研究されている。特に、癌化学療法においては、腫瘍細
胞と正常細胞との間で抗癌剤感受性に十分な差異が得ら
れないことが問題であり、抗癌剤を癌病巣へ選択的に送
達するターゲッティング型ドラッグ・デリバリー・シス
テムの研究が盛んに行われており、例えば、ドキソルビ
シン−多糖類複合体(WO 94/19376号)、ド
キソルビシン封入リポソーム[抗癌剤の効果増強とター
ゲッティング療法(サイエンス・フォーラム株式会社発
行)、227頁(1987年)]、デキストラン結合マ
イトマイシン[抗癌剤の効果増強とターゲッティング療
法(サイエンス・フォーラム株式会社発行)、278頁
(1987年)]等が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】カンプトテシン類化合
物は、上述の如く、優れた抗腫瘍作用を有し、医薬とし
て極めて有用である反面、その強い副作用のためにその
使用が著しく制限されるという問題がある。
【0007】本発明は、その優れた薬物活性を保持しつ
つ、好ましくない副作用の発現を抑えた新しいカンプト
テシン誘導体を有効成分としてなる医薬組成物を提供す
るものである。また、本発明は、当該新規カンプトテシ
ン誘導体を有効成分としてなる抗腫瘍薬を提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々検討
を重ねた結果、反応性基を有する新規カンプトテシン化
合物およびそれにアミノ酸またはペプチドが結合した化
合物が、それ自体優れた抗腫瘍作用を有するとともに、
それとカルボキシル基を有する多糖類とを結合させた最
終物であるカンプトテシン誘導体が、著しく強い抗腫瘍
作用を有すると共に毒性が低いことを見出し、本発明を
完成した。
【0009】すなわち、本発明は、下記の一般式
【0010】
【化3】
【0011】[式中、R1は置換または非置換低級アル
キル基、X1は式:−NHR2(R2は水素原子または低
級アルキル基を表す)または−OHで示される基、Al
kは酸素原子が介在していることもある直鎖または分枝
鎖アルキレン基を表す]で示されるカンプトテシン化合
物とカルボキシル基を有する多糖類とがアミノ酸または
ペプチドを介して結合してなるカンプトテシン誘導体を
有効成分としてなる医薬組成物である。
【0012】また、本発明は、上記カンプトテシン誘導
体を有効成分としてなる抗腫瘍薬である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の有効成分であるカンプト
テシン誘導体としては、カンプトテシン化合物[I]と
カルボキシル基を有する多糖類とがアミノ酸またはペプ
チドを介して結合してなるものをあげることができる。
【0014】その具体例としては、化合物[I]のX1
とカルボキシル基を有する多糖類とがアミノ酸またはペ
プチドを介して結合してなるカンプトテシン誘導体をあ
げることができる。
【0015】また、多糖類のカルボキシル基の一部また
は全部とアミノ酸またはペプチドのアミノ基が酸アミド
結合し、そのアミノ酸またはペプチドにおけるカルボキ
シル基の全部または一部と化合物[I]のX1とが酸ア
ミド結合またはエステル結合しているカンプトテシン誘
導体をあげることができる。
【0016】より具体的には、多糖類のカルボキシル基
の一部または全部とアミノ酸またはペプチドのN末端ア
ミノ基が酸アミド結合し、そのアミノ酸またはペプチド
のC末端カルボキシル基と化合物[I]のX1とが酸ア
ミド結合またはエステル結合しているカンプトテシン誘
導体等をあげることができる。
【0017】本発明の有効成分である式[I]で示され
る化合物における各置換基はつぎの基を含む。
【0018】R1における低級アルキル基およびX1
式:−NHR2である場合のR2における低級アルキル基
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基
等の炭素数1〜4個のアルキル基が挙げられれ、なかで
も、エチル基が好ましい。
【0019】R1における低級アルキル基の置換基とし
ては、保護されていてもよい水酸基、保護されていても
よいメルカプト基、保護されていてもよいアミノ基等
(保護基としては、例えば、アルキル基またはアシル
基)を挙げることができる。
【0020】Alkとしての「酸素原子が介在している
こともある直鎖または分枝鎖アルキレン基」としては、
メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、プロピレン
基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチ
レン基、1−メチルエチレン基、1−メチルプロピレン
基、2−メチルプロピレン基等の炭素数1〜6個の直鎖
または分枝鎖アルキレン基、および−CH2CH2−O−
CH2CH2−,−CH2CH2CH2−O−CH2CH
2−,−CH2CH(CH3)−O−CH2CH2−,−C
2CH2−O−CH2CH2−O−CH2CH2−等の一個
またはそれ以上の酸素原子が介在している炭素数2〜6
個の直鎖または分枝鎖アルキレン基が挙げられる。
【0021】このうち、Alkとしては、酸素原子が介
在していない直鎖または分枝鎖アルキレン基がこのまし
く、なかでも、酸素原子が介在していない直鎖アルキレ
ン基、とりわけ、トリメチレン基、テトラメチレン基ま
たはペンタメチレン基が好ましい。
【0022】また、本発明の有効成分である化合物
[I]のうち、X1−Alk−O−がカンプトテシン骨
格10位に結合している化合物が、好ましい。
【0023】本発明の有効成分である化合物[I]のう
ち、X1が式:−NHR2である下記の式[I−a]
【0024】
【化4】
【0025】[式中、R1、R2およびAlkは前記と同
じ]で示されるカンプトテシン化合物が好ましい。
【0026】また、上記化合物[I−a]のうち、R1
が非置換低級アルキル基、R2が水素原子、Alkが直
鎖または分岐鎖アルキレン基(酸素原子が介在していな
い)である化合物、なかでも、Alkが炭素数2〜4個
の直鎖アルキレン基である化合物がより好ましい。
【0027】本発明の有効成分である化合物[I]のう
ち、R1がエチル基、X1−Alk−O−が3−アミノプ
ロピルオキシ基であって、カンプトテシン骨格10位に
結合している化合物がとりわけ好ましい。
【0028】本発明における、カンプトテシン化合物
[I]とアミノ酸またはペプチドを介して結合される
「カルボキシル基を有する多糖類」とは、前記WO 9
4/19376号に開示されている物質と同じものを含
み、本来的にその構造中にカルボキシル基を有する多糖
類(例えば、ヒアルロン酸、ペクチン酸、アルギン酸、
コンドロイチン、ヘパリンなど)と、本来的にカルボキ
シル基を有さない多糖類(例えば、プルラン、デキスト
ラン、マンナン、キチン、マンノグルカン、キトサンな
ど)にカルボキシル基を導入したものを含む。
【0029】このうち、多糖類としてはデキストランが
特に好ましく、その平均分子量は20,000〜40
0,000、とりわけ50,000〜150,000
[ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法、新生化学
実験講座第20巻第7頁]の範囲であるのが好ましい。
【0030】本来的にカルボキシル基を有さない多糖類
にカルボキシル基を導入したものとは、そのカルボキシ
ル基を有さない多糖類の、一部もしくは全部の水酸基の
水素原子がカルボキシ−C1-4アルキル基で置換されて
いるものを意味する。
【0031】また、本発明において、「カルボキシル基
を有する多糖類」には、本来的にカルボキシル基を有さ
ない多糖類をいったん還元剤で処理後、一部または全部
の水酸基の水素原子をカルボキシ−C1-4アルキル基で
置換したものも含まれる。
【0032】上記多糖類の水酸基の水素原子と置換され
るカルボキシ−C1-4アルキル基のアルキル部分は直鎖
または分枝鎖のいずれであってもよい。
【0033】カルボキシ−C1-4アルキル基の好ましい
例としては、カルボキシメチル基、1−カルボキシエチ
ル基、3−カルボキシプロピル基、1−メチル−3−カ
ルボキシプロピル基、2−メチル−3−カルボキシプロ
ピル基、4−カルボキシブチル基などが挙げられ、特に
カルボキシメチル基、1−カルボキシエチル基が好まし
い。
【0034】本発明においては、カルボキシル基を有す
る多糖類がカルボキシメチル化されたデキストランまた
はプルランであるものがとくに好ましい。
【0035】なお、上記のカルボキシアルキル基を導入
する場合、その導入の程度は、糖残基一つあたりのカル
ボキシアルキル基の数(ペプチド鎖がさらにこれらに導
入された基も含む)として定義される「置換度」によっ
て表すことができる。すなわち、
【0036】
【数1】
【0037】と表すことができる。なお、以下この置換
度を、カルボキシアルキル基がカルボキシメチル基であ
る場合には「カルボキシメチル(CM)化度」というこ
とがある。
【0038】多糖類がプルラン、デキストランまたはマ
ンノグルカンの場合、全ての水酸基が置換された場合に
は置換度は3であり、0.3以上0.8以下が好まし
い。
【0039】多糖類がキチンである場合、全ての水酸基
が置換された場合には置換度は2であり、0.3以上
0.8以下が好ましい。
【0040】なお、多糖類が元来カルボキシル基を有す
るものである場合を除き、多糖類分子中に少なくとも1
つのカルボキシアルキル基が存在していることが必要で
ある。従って、この意味で置換度が0である化合物は本
発明の多糖類から除かれる。
【0041】これらのカルボキシル基を有する多糖類
は、WO 94/19376号に記載の方法によって製
造されうる。
【0042】カンプトテシン化合物[I]とカルボキシ
ル基を有する多糖類との結合に際して介在させるべきア
ミノ酸としては、天然アミノ酸および合成アミノ酸(D
−アミノ酸、L−アミノ酸、これらの混合物を含む)の
いずれも含み、また中性アミノ酸、塩基性アミノ酸およ
び酸性アミノ酸のいずれであってもよい。さらにα−ア
ミノ酸に限らず、β−アミノ酸、γ−アミノ酸、ε−ア
ミノ酸等も含まれる。
【0043】具体例としては、グリシン、α−アラニ
ン、β−アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、
セリン、スレオニン、システイン、メチオニン、アスパ
ラギン酸、グルタミン酸、リシン、アルギニン、フェニ
ルアラニン、チロシン、ヒスチジン、トリプトファン、
プロリン、オキシプロリン、γ−アミノ酪酸、ε−アミ
ノカプロン酸等が挙げられる。
【0044】またペプチドとしては、上記アミノ酸から
導かれるペプチドのほか、鎖中の一部にアミノ酸以外の
化合物を含む場合も包含する。例えば、コハク酸のよう
なジカルボン酸、エチレンジアミンの様なジアミンある
いはエチレングリコールの様なジオールがペプチド鎖の
中にまたは末端に存在していてもよい。
【0045】また、ペプチド鎖の結合方向は、多糖類の
カルボキシル基にN末端から酸アミド結合によって結合
しているのが通常であるが、ペプチド鎖中に塩基性アミ
ノ酸(例えば、リジン)が存在する場合にはそのε−ア
ミノ基を多糖類のカルボキシル基と結合させ、α−アミ
ノ基をペプチド鎖のC末端と結合させることによってペ
プチド鎖の結合方向を逆転させてもよい。
【0046】このようなペプチドは2以上のアミノ酸が
ペプチド結合したもの、すなわちペプチド鎖2以上のも
のであって、好ましくは、ペプチド鎖2〜5のものであ
る。
【0047】その具体的なペプチドの例としては、例え
ば、グリシル−グリシル−LもしくはD−フェニルアラ
ニル−グリシン、グリシル−グリシン、グリシル−グリ
シル−グリシン、グリシル−グリシル−グリシル−グリ
シン、グリシル−グリシル−グリシル−グリシル−グリ
シン、LもしくはD−フェニルアラニル−グリシン、L
もしくはD−チロシル−グリシンまたはLもしくはD−
ロイシル−グリシンおよび鎖中にこの配列を含むペプチ
ド鎖が挙げられる(ここで、これらペプチドおよびこれ
ら配列を含むペプチド鎖のN末端側が多糖類のカルボキ
シル基に導入される)。
【0048】これらのペプチドのうち、グリシル−グリ
シル−LもしくはD−フェニルアラニル−グリシン、グ
リシル−グリシン、グリシル−グリシル−グリシン、グ
リシル−グリシル−グリシル−グリシン、グリシル−グ
リシル−グリシル−グリシル−グリシンまたはLもしく
はD−フェニルアラニル−グリシンがより好ましい。
【0049】また、これらのうち、グリシル−グリシル
−LもしくはD−フェニルアラニル−グリシン、グリシ
ル−グリシン、グリシル−グリシル−グリシン、グリシ
ル−グリシル−グリシル−グリシンまたはLもしくはD
−フェニルアラニル−グリシンがとりわけ好ましい。
【0050】本発明の有効成分としては、前述の化合物
[I−a]とカルボキシメチル化されたデキストランま
たはプルランがペプチドを介して結合してなるカンプト
テシン誘導体が好ましい。
【0051】該カンプトテシン誘導体のうち、化合物
[I−a]中、R1が非置換低級アルキル基、R2が水素
原子、Alkが直鎖または分岐鎖アルキレン基(酸素原
子が介在していない)である化合物、なかでも、Alk
が炭素数2〜4個の直鎖アルキレン基である化合物と、
カルボキシメチル化されたデキストランまたはプルラン
とが、ペプチドを介して結合してなる誘導体がより好ま
しい。
【0052】このうち、ペプチドがグリシル−グリシル
−LもしくはD−フェニルアラニル−グリシン、グリシ
ル−グリシン、グリシル−グリシル−グリシン、グリシ
ル−グリシル−グリシル−グリシン、グリシル−グリシ
ル−グリシル−グリシル−グリシンまたはLもしくはD
−フェニルアラニル−グリシンである誘導体がとりわけ
好ましい。
【0053】また、本発明の有効成分としては、化合物
[I]のうち、R1がエチル基、X1−Alk−O−がア
ミノプロピルオキシ基、アミノブチルオキシ基またはア
ミノペンチルオキシ基である化合物と、カルボキシメチ
ル化されたデキストランまたはプルラン等の多糖類と
が、グリシル−グリシル−LもしくはD−フェニルアラ
ニル−グリシン、グリシル−グリシン、グリシル−グリ
シル−グリシン、グリシル−グリシル−グリシル−グリ
シン、グリシル−グリシル−グリシル−グリシル−グリ
シンまたはLもしくはD−フェニルアラニル−グリシン
等のペプチドを介して結合してなるカンプトテシン誘導
体がさらに好ましい。
【0054】該誘導体のうち、X1−Alk−O−が3
−アミノプロピルオキシ基、4−アミノブチルオキシ基
または5−アミノペンチルオキシ基であって、カンプト
テシン骨格10位に結合しているものが、とりわけ好ま
しい。
【0055】さらに、本発明の有効成分としては、化合
物[I]のうち、R1がエチル基、X1−Alk−O−が
3−アミノプロピルオキシ基であって、カンプトテシン
骨格10位に結合している化合物と、カルボキシメチル
化されたデキストランまたはプルラン等の多糖類とが、
グリシル−グリシル−L−フェニルアラニル−グリシ
ン、グリシル−グリシン、グリシル−グリシル−グリシ
ン、グリシル−グリシル−グリシル−グリシンまたはL
もしくはD−フェニルアラニル−グリシン等のペプチド
を介して結合してなるカンプトテシン誘導体がとくに好
ましい。
【0056】本発明の有効成分であるカンプトテシン誘
導体は、所望により、その薬理学的に許容される塩に導
くことができる。そのような塩としては、ナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩のようなアルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属の塩、アルギニン塩、リジン塩の
ようなアミノ酸塩などが挙げられる。
【0057】本発明の有効成分であるカンプトテシン誘
導体またはその薬理的に許容しうる塩は、その分子内
塩、付加塩、溶媒和物あるいは水和物などをいずれも含
む。
【0058】本発明の有効成分であるカンプトテシン誘
導体またはその薬理的に許容しうる塩は、非経口的(例
えば、静脈注射)に投与するのが好ましく、通常、液剤
(例えば、溶液、懸濁液、エマルジョン)として用いら
れる。
【0059】本発明の医薬組成物の剤形は、例えば、注
射用蒸留水、生理的食塩水、ブドウ糖水溶液を用いて注
射剤や点滴注射剤とするのが好ましい。
【0060】本発明の有効成分であるカンプトテシン誘
導体またはその薬理的に許容しうる塩の投与量は、投与
方法、患者の年令、体重、状態等によっても異なるが、
通常、1回あたり、カンプトテシン化合物[I][X1
が式:−NHR2である場合には、塩酸塩]に換算し
て、0.02〜50mg/kg、とりわけ0.1〜10
mg/kgとなるような範囲で投与するのが好ましい。
【0061】本発明の医薬組成物は、とりわけ抗腫瘍薬
として好適に用いることができる。すなわち、本発明の
有効成分であるカンプトテシン誘導体またはその薬理的
に許容しうる塩は、優れた抗腫瘍活性を有する。
【0062】例えば、本発明の有効成分であるカンプト
テシン誘導体またはその薬理的に許容しうる塩は、ヒト
乳癌MX−1細胞又はヒト肺癌LX−1細胞を皮下移植
したヌードマウスにおいて優れた抗腫瘍作用を奏する。
【0063】また、本発明の有効成分であるカンプトテ
シン誘導体またはその薬理的に許容しうる塩は、毒性が
低く、例えば、下記式
【0064】
【化5】
【0065】で表されるカンプトテシン誘導体をBAL
B/Cマウスに1日1回3日間静脈内投与(カンプトテ
シン化合物の塩酸塩に換算して80mg/kg/da
y)し、49日間観察したが、死亡例は認められなかっ
た。
【0066】このため、本発明の医薬組成物は、固形腫
瘍[例えば、肺癌、子宮癌、卵巣癌、乳癌、消化器癌
(大腸癌、胃癌、すい癌等)、肝癌、腎癌、前立腺癌、
頭けい部癌、悪性リンパ腫等]、液性腫瘍(例えば、白
血病等)の治療薬に適用することができる。
【0067】本発明の有効成分であるカンプトテシン誘
導体を製造するには、通常、式[I]で示される化合物
にアミノ酸またはペプチドを結合させ、ついでこれにカ
ルボキシル基を有する多糖類を反応させて結合させる方
法が採用される。
【0068】化合物[I]とアミノ酸またはペプチドと
の反応により、式[I]中、X1が式:−NHR2のとき
はアミノ酸またはペプチドのC末端カルボキシル基との
間で酸アミド結合され、また、X1が−OHのときはエ
ステル結合される。
【0069】この際、該酸アミド結合またはエステル結
合にあずからないアミノ酸またはペプチド中の他の官能
基、例えば、N末端アミノ基また他のカルボキシル基等
は常法により保護しておくのが好ましい。
【0070】そのような保護基は、一般にアミノ酸の保
護に用いられているものであればとくに制限されない
が、例えばアミノ基の保護基としてはt−ブトキシカル
ボニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基な
どが、またカルボキシル基の保護基としては低級アルキ
ル基(例えばt−ブチル基)、ベンジル基などを挙げる
ことができる。
【0071】上記酸アミド結合およびエステル結合の形
成は、常法に従って行うことができ、例えば、適当な溶
媒(例えば、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル
等)中、縮合剤(例えば、ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド等)の存在下で行うことができる。
【0072】上記のようにして得られるアミノ酸または
ペプチドが結合したカンプトテシン化合物を、アミノ基
またはカルボキシル基が保護されている場合は必要に応
じてその保護基を常法により除去したのち、カルボキシ
ル基を有する多糖類を反応させることによりカンプトテ
シン誘導体が製造される。この反応により、多糖類のカ
ルボキシル基の一部または全部と、上記カンプトテシン
化合物[I]に結合したアミノ酸またはペプチドのN末
端アミノ基とが酸アミド結合する。
【0073】カンプトテシン化合物[I]にアミノ酸ま
たはペプチドが結合したものとカルボキシル基を有する
多糖類との反応は、常法に従って行うことができ、例え
ば、適当な溶媒(例えば、水、エタノール等)中、縮合
剤(例えば、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3
−エチルカルボジイミド塩酸塩等)の存在下で行うこと
ができる。
【0074】本発明の有効成分であるカンプトテシン誘
導体において、多糖類と薬効成分たるカンプトテシン化
合物[I]との結合割合は多糖類の種類によって適宜選
択されるが、一般的にカンプトテシン化合物[I]の含
有率は以下の割合とするのが好ましい。
【0075】多糖類がプルラン、デキストラン、キチ
ン、マンノグルカンおよびN−アセチル−脱N−硫酸化
ヘパリンの場合には0.1〜20重量%が好ましく、2
〜10重量%が特に好ましい。
【0076】本発明の有効成分であるカンプトテシン誘
導体の平均分子量(GPC法で測定)は、多糖類がデキ
ストランである場合、30,000〜500,000が
好ましく、とりわけ60,000〜200,000が好
ましい。
【0077】本発明の有効成分であるカンプトテシン化
合物[I]は下記反応式1で示す方法で製造される。
【0078】
【化6】
【0079】[式中、X2は保護基−N(R2)−または
保護基−O−を表し、R1、R2、X1およびAlkは前
記に同じ] すなわち、アミノカルボニル化合物(1)を公知物質の
ピラノインドリジン(2)(EP−0220601−A
を参照)とフリードランダー縮合反応として知られてい
る方法(オルガニック・リアクションズ(Organi
c Reactions)28,pp37〜202,J
ohn Wiley & Sons.Inc.New
York(1982)を参照)によって縮合させ、つい
で保護基を除去することにより目的とするカンプトテシ
ン化合物[I]を得る。
【0080】なお、上記の製法において、R1で示され
る基は該フリードランダー縮合反応後に導入することも
できる。すなわち、出発化合物(1)の代わりに、該化
合物(1)においてR1で示される基の代わりに水素を
有する化合物を用い、それを化合物(2)とフリードラ
ンダー縮合反応に付し、ついで得られた縮合生成物に、
式:R1−CO−X(Xは水素または反応性基)で示さ
れる誘導体を、例えば、Chem.Pharm.Bul
l.39,2574−2580(1991)に記載のラ
ジカル反応に付し、ついで保護基を除去することにより
化合物[I]を得る。
【0081】また、上記反応式1において、アミノカル
ボニル化合物(1)のかわりに、一般式[II]:
【0082】
【化7】
【0083】[式中、X3はR3−N(R2)−またはR3
−O−を表し、R3はアミノ基の保護されたアミノ酸ま
たはペプチドからカルボキシル基の水酸基を除いた基を
表し、R1、R2およびAlkは前記に同じ]で示される
化合物を用いれば、カンプトテシン化合物[I]にアミ
ノ酸またはペプチドが結合した化合物を直接得ることも
できる。
【0084】上記の方法において用いられる出発化合物
のアミノカルボニル化合物(1)は、基X2が保護基−
N(R2)−である場合は、例えば下記反応式2で示さ
れる方法で製造される。
【0085】
【化8】
【0086】[式中、R1、R2およびAlkは前記に同
じ、R3は置換もしくは非置換低級アルケニル基または
アルキル基、R4は保護されたアミノアルキル基、Pr
otは保護基、Tはトシル基またはメシル基を意味す
る] すなわち、アミノアルカノールに保護基を導入して保護
されたアミノアルカノール(a)を得、これをトシル化
またはメシル化して水酸基を活性化した化合物(b)を
得る。一方、水酸基置換o−ニトロベンズアルデヒドに
グリニヤール試薬(R3MgBr)を作用させ、得られ
る化合物(c)に、先に調製した活性化した保護アミノ
アルカノール(b)を反応させてフェノール性水酸基を
アルキル化した化合物(d)を得、これを酸化剤、例え
ば活性二酸化マンガンで処理してケトン(e)とし、つ
いでこれを適当な接触還元用触媒、例えばPd−Cの存
在下に接触還元することにより化合物(11)を得る。
なお、この化合物(11)は単離できるが、単離精製す
ることなく、そのまま化合物(2)との縮合反応に使用
することもできる。
【0087】また上記反応式1におけるアミノカルボニ
ル化合物(1)のうち、X2が保護基−O−である化合
物は、例えば下記反応式3で示される方法によって製造
される。
【0088】
【化9】
【0089】[式中、Alk、R1およびR3は前記に同
じ、R5は低級アルキル基、X3はハロゲン原子、R6は
ヒドロキシアルキル基、R7は保護されたヒドロキシア
ルキル基を意味する] すなわち、水酸基置換o−ニトロベンズアルデヒド ジ
アルキルアセタールにヒドロキシアルキルハライドを作
用させてフェノール性水酸基をヒドロキシアルキル化
し、そのヒドロキシアルキル基の水酸基を例えば、t−
ブチルジメチルシリル基等で保護した後、得られたアセ
タールを加水分解してアルコキシ置換o−ニトロベンズ
アルデヒド誘導体を得、ついでこれに前記反応式2の方
法と同様にグリニヤール試薬を反応させ、得られる化合
物(d1)を上記反応式2と同様に酸化して化合物(e
1)を得、さらに接触還元して化合物(l11)を得る。
【0090】また、上記反応式2において、ケトン
(e)のR4におけるアミノ基の保護基を常法により除
去したのち、化合物[I]の場合と同様に、アミノ基の
保護されたアミノ酸またはペプチドと反応させて、ペプ
チド結合させ、生成物をケトン(e)と同様に接触還元
するか、または、上記反応式3において、化合物(e
1)の水酸基の保護基を常法により除去した後、化合物
[I]の場合と同様に、アミノ基の保護されたアミノ酸
またはペプチドと反応させて、エステル結合させ、生成
物をケトン体(e1)と同様に接触還元すれば、化合物
[II]を得ることもできる。
【0091】
【実験例】
実験例1〔ヒト乳癌MX−1細胞に対する作用〕 (1)継代MX−1担癌ヌードマウスから腫瘍を摘出後
細切し、約3mm角の腫瘍組織片を作製し、8週齢雄性
ヌードマウスの腹側部皮下に移植する。
【0092】(2)腫瘍の長径及び短径を計測し、下式
(1)に従って求めた推定腫瘍体積が100−300m
m3の範囲に増殖した時点で一群5匹とし、治療開始す
る。
【0093】ここで、投与検体は、対応するカンプトテ
シン化合物[I][X1が式:−NHR2である場合に
は、塩酸塩]に換算して、0.75mg/mlの濃度と
なる様に生理食塩水で希釈し、単回で7.5mg/kg
静脈内投与する。
【0094】(3)検体投与後28日又は31日まで腫
瘍の長径及び短径を測定し、下式(1)に従い、マウス
1匹毎に推定腫瘍体積を計算する。
【0095】
【数2】
【0096】(4)マウス1匹毎に各計測日の相対腫瘍
体積比(投与開始日の腫瘍体積に対する各計測日の腫瘍
体積比)を計算し、各群の平均相対腫瘍体積比を求め、
実験期間中の腫瘍の増殖抑制率を下式(2)に従い、算
出する。
【0097】
【数3】
【0098】(5)各投与検体の最大増殖抑制率(%)
(実験期間中に算出した該増殖抑制率のうち各投与検体
において最大となったもの)は、下記第1表記載の通り
である。
【0099】
【表1】
【0100】実験例2〔ヒト肺癌LX−1細胞に対する
作用〕 (1)継代LX−1担癌ヌードマウスから腫瘍を摘出後
細切し、約3mm角の腫瘍組織片を作製し、8週齢雄性
ヌードマウスの腹側部皮下に移植する。
【0101】(2)腫瘍の長径及び短径を計測し、前記
実験例1の式(1)に従って求めた推定腫瘍体積が10
0−300mm3の範囲に増殖した時点で一群5匹と
し、治療開始する。
【0102】ここで、投与検体は、対応するカンプトテ
シン化合物[I][X1が式:−NHR2である場合に
は、塩酸塩]に換算して、4mg/mlの濃度となる様
に生理食塩水で希釈し、単回で60mg/kg静脈内投
与する。
【0103】(3)検体投与後26日まで腫瘍の長径及
び短径を測定し、前記実験例1の式(1)に従い、マウ
ス1匹毎に推定腫瘍体積を計算する。
【0104】(4)マウス1匹毎に各計測日の相対腫瘍
体積比(投与開始日の腫瘍体積に対する各計測日の腫瘍
体積比)を計算し、各群の平均相対腫瘍体積比を求め、
実験期間中の腫瘍の増殖抑制率を前記実験例1の式
(2)に従い、算出する。
【0105】(5)各投与検体の最大増殖抑制率(%)
(実験期間中に算出した該増殖抑制率のうち各投与検体
において最大となったもの)は、下記第2表記載の通り
である。
【0106】
【表2】
【0107】
【製造例】本発明の有効成分である化合物およびその製
法を以下の製造例によってさらに具体的に説明するが、
本発明の有効成分はこれらに限定されない。
【0108】製造例1 10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 (1)3−t−ブトキシカルボニルアミノプロパノール
の合成 3−アミノプロパノール6.0gを塩化メチレン50m
lに溶解し氷冷撹拌下にてジ−t−ブチルジカルボネー
ト18.3gを滴下する。室温2時間撹拌後反応液を濃
縮、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し
て無色油状の3−t−ブトキシカルボニルアミノプロパ
ノール13.98gを得る。
【0109】収率:99.9% IR(Neat):νmax cm-1=3380,1790 Mass:m/z=176(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.45
(9H,s),1.62−1.72(2H,m),3.
0(1H,brs),3.29(2H,dd,J=12
Hzおよび6Hz),3.66(2H,dd,J=12
Hzおよび6Hz),4.80(1H,brs)。
【0110】(2)3−t−ブトキシカルボニルアミノ
プロピル トシレートの合成 3−t−ブトキシカルボニルアミノプロパノール10.
0gを塩化メチレン100mlに溶解し氷冷撹拌下にて
トリエチルアミン8.66g並びにトシルクロリド1
6.3gを加え、室温一夜撹拌する。反応液を濃縮し、
残渣を水−酢酸エチルに溶解後、有機層を分離、飽和食
塩水洗、硫酸ナトリウム乾燥後溶媒留去、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより精製して淡黄色油状の3
−t−ブトキシカルボニルアミノプロピル トシレート
15.37gを得る。
【0111】収率:82% IR(Neat):νmax cm-1=3400,3340,
1700,1600 Mass:m/z=352(M+Na+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.42
(9H,s),1.78−1.90(2H,m),2.
45(3H,s),3.11−3.22(2H,m),
4.09(2H,t,J=6Hz),4.5−4.65
(1H,m),7.36(2H,d,J=8Hz),
7.77−7.83(2H,m)。
【0112】(3)1−(5’−ヒドロキシ−2’−ニ
トロフェニル)−2−プロペン−1−オールの合成 5−ヒドロキシ−2−ニトロベンズアルデヒド6.0g
を乾燥テトラヒドロフラン90mlに溶解し、−78℃
で撹拌下、2.3当量のビニルマグネシウムブロミドを
滴下する。徐々に昇温して反応終了後、1N−塩酸を加
え、酢酸エチル抽出、有機層を分離、飽和食塩水洗、硫
酸ナトリウム乾燥後溶媒留去、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製して黄褐色粉末状の1−(5’
−ヒドロキシ−2’−ニトロフェニル)−2−プロペン
−1−オール5.09gを得る。
【0113】収率:73% 融点:126−130℃ IR(Nujol):νmax cm-1=3440,1600 Mass:m/z=195(M+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=2.4
(1H,br),5.19(1H,dd,J=10.5
Hzおよび1.5Hz),5.38(1H,dd,J=
17Hzおよび1.5Hz),5.89(1H,m),
6.08(1H,ddd,J=17Hz,10.5Hz
および5Hz),6.80(1H,dd,J=9Hzお
よび3Hz),7.22(1H,d,J=3Hz),
7.97(1H,d,J=9Hz),9.90(1H,
brs)。
【0114】(4)1−[5’−(3”−t−ブトキシ
カルボニルアミノプロピルオキシ)−2’−ニトロフェ
ニル]−2−プロペン−1−オールの合成 1−(5’−ヒドロキシ−2’−ニトロフェニル)−2
−プロペン−1−オール2.0gを乾燥DMF100m
lに溶解し、ヨウ化ナトリウム1当量及び炭酸カリウム
並びに3−t−ブトキシカルボニルアミノプロピル ト
シレート1.5当量を加える。50℃にて6時間撹拌
後、酢酸エチルを加え、飽和食塩水洗、硫酸ナトリウム
乾燥する。シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製して淡褐色カラメル状の1−[5’−(3”−t−
ブトキシカルボニルアミノプロピルオキシ)−2’−ニ
トロフェニル]−2−プロペン−1−オール3.53g
を得る。
【0115】収率:98% IR(Neat):νmax cm-1=3400,1690,
1680 Mass:m/z=375(M+Na+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.44
(9H,s),1.96−2.06(2H,m),2.
80(1H,brs),3.33(2H,q,J=6.
5Hz),4.11(2H,t,J=6Hz),4.8
(1H,brs),5.24(1H,dd,J=10.
5Hzおよび1.5Hz),5.42(1H,dd,J
=17Hzおよび1.5Hz),5.92(1H,d,
J=5Hz),6.08(1H,ddd,J=17H
z,10.5Hzおよび5Hz),6.86(1H,d
d,J=9Hzおよび3Hz),7.25(1H,d,
J=3Hz),8.04(1H,d,J=9Hz)。
【0116】(5)1−[5’−(3”−t−ブトキシ
カルボニルアミノプロピルオキシ)−2’−ニトロフェ
ニル]−2−プロペン−1−オンの合成 1−(5’−(3”−t−ブトキシカルボニルアミノプ
ロピルオキシ)−2’−ニトロフェニル)−2−プロペ
ン−1−オール9.66gをクロロホルム300mlに
溶解し、活性二酸化マンガン72gを加えて加熱環流す
る。反応終了後、無機物をセライト濾過して除き、濾液
を濃縮、50℃にて6時間撹拌後、酢酸エチルを加え、
飽和食塩水洗、硫酸ナトリウム乾燥する。シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより精製して黄色の1−
[5’−(3”−t−ブトキシカルボニルアミノプロピ
ルオキシ)−2’−ニトロフェニル]−2−プロペン−
1−オン6.01gを得る。
【0117】融点:65−71℃ 収率:63% IR(Neat):νmax cm-1=3350,1700 Mass:m/z=351(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.44
(9H,s),1.98−2.18(2H,m),3.
28−3.37(2H,q,J=6.5Hz),4.0
8−4.16(2H,m),4.67(1H,br
s),5.85(1H,d,J=17.5Hz),6.
02(1H,d,J=10.5Hz),6.62(1
H,dd,J=17.5Hzおよび10.5Hz),
6.82(1H,d,J=3Hz),7.03(1H,
dd,J=9Hzおよび3Hz),8.17(1H,
d,J=9Hz)。
【0118】(6)1−[5’−(3”−t−ブトキシ
カルボニルアミノプロピルオキシ)−2’−アミノフェ
ニル]−プロパン−1−オンの合成 1−[5’−(3”−t−ブトキシカルボニルアミノプ
ロピルオキシ)−2’−ニトロフェニル]−2−プロペ
ン−1−オン325mgをエタノール15mlに溶解
し、10%パラジウム炭素40mgを加えた後、水素気
流下1.5時間撹拌する。触媒を濾過して除き、濾液を
濃縮、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製
して黄色粉末状の1−[5’−(3”−t−ブトキシカ
ルボニルアミノプロピルオキシ)−2’−アミノフェニ
ル]−プロパン−1−オン248mgを得る。
【0119】融点:112−115℃ 収率:83% IR(Nujol):νmax cm-1=3450,340
0,3340,1700,1650 Mass:m/z=323(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.21
(3H,t,J=7Hz),1.45(9H,s),
1.90−2.01(2H,m),2.95(2H,
q,J=7.5Hz),3.33(2H,q,J=6.
5Hz),3.97(2H,t,J=6.5Hz),
4.48(1H,brs),5.96(2H,br
s),6.62(1H,d,J=9Hz),6.95
(1H,dd,J=9Hzおよび3Hz),7.24
(1H,d,J=3Hz)。
【0120】(7−1)10−(3’−t−ブトキシカ
ルボニルアミノプロピルオキシ)−7−エチル−(20
S)−カンプトテシンの合成 1−[5’−(3”−t−ブトキシカルボニルアミノプ
ロピルオキシ)−2’−アミノフェニル]−プロパン−
1−オン4.54gをエタノール200mlに溶解し、
(4S)−7,8−ジヒドロ−4−エチル−4−ヒドロ
キシ−1H−ピラノ[3,4−f]インドリジン−3,
6,10(4H)−トリオン1.85gおよびp−トル
エンスルホン酸134mgを加え、加熱環流する。反応
終了後溶媒留去、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
により分離精製して淡黄色粉末状の10−(3’−t−
ブトキシカルボニルアミノプロピルオキシ)−7−エチ
ル−(20S)−カンプトテシン2.47gを得る。
【0121】融点:196−201℃(分解) 収率:64% IR(Nujol):νmax cm-1=3450,338
5,1740,1715,1685,1665,162
0 Mass:m/z=550(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.03
(3H,t,J=7.5Hz),1.39(3H,t,
J=7.5Hz),1.46(9H,s),1.82−
1.98(2H,m),2.04−2.16(2H,
m),3.12(2H,q,J=7.5Hz),3.4
1(2H,q,J=6Hz),3.93(1H,s),
4.20(2H,t,J=6Hz),4.84(1H,
brs),5.21(2H,s),5.29(1H,
d,J=16Hz),5.74(1H,d,J=16H
z),7.28(1H,d,J=3Hz),7.43
(1H,dd,J=9Hzおよび3Hz),7.60
(1H,s),8.12(1H,d,J=9Hz)。
【0122】(7−2)10−(3’−アセチルアミノ
プロピルオキシ)−7−エチル−(20S)−カンプト
テシンの合成 対応原料化合物から上記(1)〜(7−1)と同様にし
て、10−(3’−アセチルアミノプロピルオキシ)−
7−エチル−(20S)−カンプトテシンを得る。
【0123】融点:240−245℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3405,333
0,1730,1680,1655 Mass:m/z=492(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.82(3H,s),1.8
0−2.0(4H,m),3.1−3.2(2H,
m),3.26(2H,dt,J=13Hzおよび6H
z),4.21(2H,t,J=6Hz),5.26
(2H,s),5.42(2H,s),6.51(1
H,s),7.25(1H,s),7.45(1H,
d,J=3Hz),7.49(1H,dd,J=9Hz
および3Hz),7.98(1H,t,J=5Hz),
8.05(1H,d,J=9Hz)。
【0124】(8−1)10−(3’−アミノプロピル
オキシ)−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩の合成 10−(3’−t−ブトキシカルボニルアミノプロピル
オキシ)−7−エチル−(20S)−カンプトテシン6
41mgをジオキサン10mlに溶解し、氷浴上撹拌し
ながら18%塩酸−ジオキサン11mlを滴下する。室
温撹拌、反応終了後イソプロピルエーテル15mlを加
え撹拌、析出した粉末を濾取、エーテル洗後、減圧乾燥
して、得られた粉末を水に溶解後、凍結乾燥して黄色粉
末状の10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−エ
チル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩563mgを
得る。
【0125】融点:218℃以上(分解) 収率:99% IR(Nujol):νmax cm-1=3370,174
5,1655 Mass:m/z=450[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.32(3H,t,
J=8Hz),1.78−1.95(2H,m),2.
08−2.19(2H,m),3.0−3.1(2H,
m),3.13−3.25(2H,m),4.32(2
H,t,J=6Hz),5.32(2H,s),5.4
3(2H,s),7.28(1H,s),7.5−7.
56(2H,m),7.99(3H,brs),8.1
1(1H,d,J=10Hz)。
【0126】(8−2)10−(3’−アミノプロピル
オキシ)−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩の合成 (7−2)の生成物を塩酸−メタノールで処理すること
により、10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−
エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩を得る。本
品の物理化学定数は上記(8−1)の生成物と一致す
る。
【0127】製造例2 10−(2’−アミノエチルオキシ)−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例1と同様にして、黄色粉末の10−(2’−アミ
ノエチルオキシ)−7−エチル−(20S)−カンプト
テシン塩酸塩を得る。
【0128】融点:249℃以上(分解) 収率:97% IR(Nujol):νmax cm-1=3400,174
5,1655,1620Mass:m/z=436
[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.32(3H,
t,J=7.5Hz),1.80−1.94(2H,
m),3.21(2H,q,J=7Hz),3.27−
3.37(2H,m),4.45(2H,t,J=5H
z),5.31(2H,s),5.43(2H,s),
7.28(1H,s),7.54−7.58(2H,
m),8.13(1H,d,J=10Hz),8.31
(3H,brs)。
【0129】製造例3 10−(5’−アミノペンチルオキシ)−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例1と同様にして、黄色粉末状の10−(5’−ア
ミノペンチルオキシ)−7−エチル−(20S)−カン
プトテシン塩酸塩を得る。
【0130】融点:179℃以上(分解) 収率:98% IR(KBr):νmax cm-1=3420,1745,1
660,1615 Mass:m/z=478[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.49−1.59(2H,
m),1.63−1.73(2H,m),1.80−
1.91(4H,m),2.77−2.88(2H,
m),3.19(2H,q,J=8Hz),4.21
(2H,t,J=6Hz),5.29(2H,s),
5.43(2H,s),7.28(1H,s),7.4
8−7.53(2H,m),7.98(3H,br
s),8.08(1H,d,J=9Hz)。
【0131】製造例4 9−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例1と同様にして、9−(3’−アミノプロピルオ
キシ)−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸
塩を得る。
【0132】製造例5 11−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例1と同様にして、11−(3’−アミノプロピル
オキシ)−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩を得る。
【0133】製造例6 10−[2’−(2”−アミノエチルオキシ)エチルオ
キシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸
塩の合成 製造例1と同様にして、黄色粉末状の10−[2’−
(2”−アミノエチルオキシ)エチルオキシ]−7−エ
チル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩を得る。
【0134】融点:135℃以上(徐々に分解) IR(KBr):νmax cm-1=3405,1745,1
655,1615 Mass:m/z=480[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.32(3H,
t,J=7.5Hz),1.80−1.94(2H,
m),2.97−3.06(2H,m),3.20(2
H,q,J=7.5Hz),3.75(2H,t,J=
5.5Hz),3.89−3.92(2H,m),4.
38−4.40(2H,m),5.30(2H,s),
5.43(2H,s),7.29(1H,s),7.5
2−7.56(2H,m),8.10(1H,d,J=
9.5Hz),8.04−8.23(3H,brs)。
【0135】製造例7 10−(3’−メチルアミノプロピルオキシ)−7−エ
チル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例1と同様にして、黄色粉末状の10−(3’−メ
チルアミノプロピルオキシ)−7−エチル−(20S)
−カンプトテシン塩酸塩を得る。
【0136】融点:180℃以上(分解) 収率:97% IR(KBr):νmax cm-1=3410,1745,1
660,1615 Mass:m/z=464[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.32(3H,
t,J=7.5Hz),1.80−1.94(2H,
m),2.15−2.24(2H,m),2.57−
2.61(3H,m),3.17−3.24(4H,
m),4.33(2H,t,J=6Hz),5.31
(2H,s),5.43(2H,s),7.28(1
H,s),7.52−7.55(2H,m),8.10
(1H,d,J=10Hz),9.00(2H,br
s)。
【0137】製造例8 10−[3’−(L−チロシルアミノ)プロピルオキ
シ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩
の合成 (1)10−[3’−(t−ブトキシカルボニル−L−
チロシルアミノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(2
0S)−カンプトテシンの合成 10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩200mgを乾燥D
MF10mlに溶解し、氷冷下撹拌しながらt−ブトキ
シカルボニル−L−チロシン139mg、トリエチルア
ミン44mg、N−ヒドロキシコハク酸イミド85m
g、および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−
エチルカルボジイミド塩酸塩95mgを順次加える。触
媒量の4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)を加え
た後室温撹拌し、反応終了後溶媒留去、クロロホルム抽
出、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精
製して淡黄色粉末状の10−[3’−(t−ブトキシカ
ルボニル−L−チロシルアミノ)プロピルオキシ]−7
−エチル−(20S)−カンプトテシン181mgを得
る。
【0138】収率:62% IR(Nujol):νmax cm-1=3280,175
0,1710 Mass:m/z=735(M+Na+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=0.92
(3H,t,J=7Hz),1.31(3H,t,J=
7.5Hz),1.41(9H,s),1.75−2.
02(4H,m),2.86−3.10(4H,m),
3.3−3.6(2H,m),3.8−4.0(2H,
m),4.24−4.38(1H,m),4.78(1
H,brs),5.00(2H,s),5.21(1
H,d,J=16.5Hz),5.26−5.37(1
H,m),5.64(1H,d,J=16.5Hz),
6.56(1H,br),6.81(2H,d,J=
8.5Hz),7.06(2H,d,J=8.5H
z),7.12(1H,d,J=2.5Hz),7.2
2−7.31(1H,m),7.60(1H,s),
8.16(1H,d,J=9Hz)。
【0139】(2)10−[3’−(L−チロシルアミ
ノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カン
プトテシン塩酸塩の合成 10−[3’−(t−ブトキシカルボニル−L−チロシ
ルアミノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)
−カンプトテシン157mgをジオキサン5mlに溶解
し、氷浴上撹拌しながら18%塩酸−ジオキサン2ml
を滴下する。室温撹拌、反応終了後イソプロピルエーテ
ル20mlを加え撹拌、析出した粉末を濾取、エーテル
洗後、減圧乾燥し、水に溶解後凍結乾燥して、黄色粉末
状の10−[3’−(L−チロシルアミノ)プロピルオ
キシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸
塩120mgを得る。
【0140】融点:190℃以上(分解) 収率:84% IR(Nujol):νmax cm-1=3375,324
0,1740 Mass:m/z=613[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.32(3H,t,
J=8Hz),1.75−1.98(4H,m),2.
93(2H,d,J=7Hz),3.14−3.43
(4H,m),3.87(1H,t,J=7Hz),
4.05−4.23(2H,m),5.30(2H,
s),5.43(2H,s),6.71(2H,d,J
=8.5Hz),7.03(2H,d,J=8.5H
z),7.28(1H,s),7.43−7.54(2
H,m),8.09(1H,d,J=9Hz),8.3
(3H,m),8.66(1H,t,J=5Hz)。
【0141】製造例9 10−[3’−(グリシルアミノ)プロピルオキシ]−
7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例8と同様にして、黄色粉末状の10−[3’−
(グリシルアミノ)プロピルオキシ]−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩を得る。
【0142】融点:190℃以上(分解) 収率:93% IR(Nujol):νmax cm-1=3355,322
5,1745,1655Mass:m/z=507
[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
85(3H,t,J=7.5Hz),1.32(3H,
t,J=8Hz),1.79−1.94(2H,m),
1.94−2.06(2H,m),3.20(2H,
q),3.37(2H,q),3.52−3.60(2
H,m),4.28(2H,t,J=6Hz),5.2
9(2H,s),5.43(2H,s),7.29(1
H,s),7.47−7.56(1H,m),7.51
(1H,s),8.09(1H,d,J=9Hz),
8.20(3H,m),8.71(1H,t,J=5.
5Hz)。
【0143】製造例10 10−[3’−(L−セリルアミノ)プロピルオキシ]
−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合
成 (1)10−[3’−(t−ブトキシカルボニル−L−
セリルアミノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20
S)−カンプトテシンの合成 10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩320mgを用い
て、前記製造例8−(1)と同様に処理し、淡黄色粉末
状の10−[3’−(t−ブトキシカルボニル−L−セ
リルアミノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20
S)−カンプトテシン351mgを得る。
【0144】融点:123−129℃ 収率:84% IR(Nujol):νmax cm-1=3305,175
0,1705 Mass:m/z=637(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.00
(3H,t,J=7Hz),1.35(3H,t,J=
8Hz),1.45(9H,s),1.7−1.95
(2H,m),2.08−2.20(2H,m),2.
94−3.15(2H,m),3.53−3.64(2
H,m),3.66−3.77(2H,m),4.12
(1H,d,J=4Hz),4.18(2H,t,J=
6Hz),4.2−4.3(1H,m),5.05(2
H,s),5.26(1H,d,J=16Hz),5.
70(1H,d,J=16Hz),5.74(1H,
d,J=8.5Hz),7.13−7.24(1H,
m),7.40(1H,dd,J=9Hzおよび3H
z),7.56(1H,s),8.02(1H,d,J
=9Hz)。
【0145】(2)10−[3’−(L−セリルアミ
ノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カン
プトテシン塩酸塩の合成 前記製造例8−(2)と同様にして、黄色粉末状の10
−[3’−(L−セリルアミノ)プロピルオキシ]−7
−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩262m
gを得る。
【0146】融点:173−177℃(分解) 収率:88% IR(Nujol):νmax cm-1=3350,324
0,1745 Mass:m/z=537[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
86(3H,t,J=7Hz),1.32(3H,t,
J=8Hz),1.77−1.95(2H,m),1.
95−2.07(2H,m),3.13−3.26(2
H,m),3.32−3.45(2H,m),3.68
−3.78(2H,m),3.78−3.86(1H,
m),4.27(2H,t,J=6Hz),5.30
(2H,s),5.43(2H,s),7.29(1
H,s),7.48−7.56(1H,m),7.51
(1H,brs),8.09(1H,d,J=9H
z),8.17−8.28(3H,m),8.72(1
H,t,J=5Hz)。
【0147】製造例11 10−[3’−(L−フェニルアラニル−グリシルアミ
ノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カン
プトテシン塩酸塩の合成 (1)10−[3’−(t−ブトキシカルボニル−L−
フェニルアラニル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]
−7−エチル−(20S)−カンプトテシンの合成 10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩200mgを乾燥D
MF20mlに溶解し、氷冷下撹拌しながらt−ブトキ
シカルボニル−L−フェニルアラニルグリシン199m
g、トリエチルアミン44mg、N−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール28mgおよび1−(3−ジメチルアミノ
プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩118m
gを順次加える。触媒量の4−ジメチルアミノピリジン
を加えた後室温撹拌し、反応終了後溶媒留去、クロロホ
ルム抽出、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
分離精製して淡黄色粉末状の10−[3’−(t−ブト
キシカルボニル−L−フェニルアラニル−グリシルアミ
ノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カン
プトテシン228mgを得る。
【0148】収率:73% IR(Nujol):νmax cm-1=3300,175
0,1655,1625 Mass:m/z=754(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.02
(3H,t,J=7Hz),1.37(3H,t,J=
7Hz),1.38(9H,s),1.81−1.97
(2H,m),2.06−2.17(2H,m),2.
95(1H,dd,J=14Hzおよび8Hz),3.
01−3.16(2H,m),3.12(1H,dd,
J=14Hzおよび6Hz),3.39−3.62(2
H,m),3.93(2H,m),4.12−4.27
(3H,m),5.03(1H,d,J=6.5H
z),5.13(2H,s),5.26(1H,d,J
=16.5Hz),5.71(1H,d,J=16.5
Hz),6.7(1H,br),6.9(1H,b
r),7.09−7.17(1H,m),7.18−
7.33(5H,m),7.35−7.43(1H,
m),7.55(1H,s),8.04(1H,d,J
=9Hz)。
【0149】(2)10−[3’−(L−フェニルアラ
ニル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−7−エチル
−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 10−[3’−(t−ブトキシカルボニル−L−フェニ
ルアラニル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−7−
エチル−(20S)−カンプトテシン197mgをジオ
キサン5mlに溶解し、氷浴上撹拌しながら18%塩酸
−ジオキサン2.5mlを滴下する。室温撹拌、反応終
了後イソプロピルエーテル30mlを加え撹拌、析出し
た粉末を濾取、エーテル洗後、減圧乾燥し、得られた粉
末を水に溶解後凍結乾燥することにより、黄色粉末状の
10−[3’−(L−フェニルアラニルグリシルアミ
ノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カン
プトテシン塩酸塩152mgを得る。
【0150】融点:190℃以上(分解) 収率:84% IR(Nujol):νmax cm-1=3230,1745 Mass:m/z=654[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.31(3H,t,
J=7Hz),1.78−1.93(2H,m),1.
93−2.06(2H,m),2.98(1H,dd,
J=13.5Hzおよび7.5Hz),3.11(1
H,dd,J=13.5Hzおよび6Hz),3.1−
3.25(2H,m),3.25−3.38(2H,
m),3.6−3.71(1H,m),3.75−3.
9(1H,m),4.09(1H,m),4.25(2
H,t,J=6Hz),5.29(2H,s),5.4
3(2H,s),7.2−7.35(6H,m),7.
50(1H,s),7.47−7.55(1H,m),
8.08(1H,d,J=9Hz),8.20(1H,
m),8.4(3H,brs),8.92(1H,
m)。
【0151】上記製造例11と同様にして下記製造例1
2〜15の化合物を得る。
【0152】製造例12 10−[2’−(L−フェニルアラニル−グリシルアミ
ノ)エチルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプ
トテシン塩酸塩。
【0153】製造例13 9−[3’−(L−フェニルアラニル−グリシルアミ
ノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カン
プトテシン塩酸塩。
【0154】製造例14 11−[3’−(L−フェニルアラニル−グリシルアミ
ノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カン
プトテシン塩酸塩。
【0155】製造例15 10−[3’−(L−チロシル−グリシルアミノ)プロ
ピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシ
ン塩酸塩。
【0156】製造例16 10−[3’−(グリシル−グリシル−L−フェニルア
ラニル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−7−エチ
ル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成(1)1
0−[3’−(t−ブトキシカルボニル−グリシル−グ
リシル−L−フェニルアラニル−グリシルアミノ)プロ
ピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシ
ンの合成 10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩650mgを用いて
製造例11−(1)と同様に合成し、淡黄色粉末状の1
0−[3’−(t−ブトキシカルボニル−グリシル−グ
リシル−L−フェニルアラニル−グリシルアミノ)プロ
ピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシ
ン714mgを得る。
【0157】収率:62% IR(Nujol):νmax cm-1=3290,175
0,1655,1625 Mass:m/z=890(M+Na+) NMR(300MHz,CDCl3−d6DMSO):δ
TMS=1.02(3H,t,J=7.5Hz),1.3
6(3H,t,J=7.5Hz),1.43(9H,
s),1.82−1.98(2H,m),2.12(2
H,m),3.00(1H,dd,J=14.5Hzお
よび10Hz),3.05−3.15(2H,m),
3.19−3.29(1H,dd,J=14.5Hzお
よび6Hz),3.49(2H,m),3.65−3.
85(4H,m),3.90(2H,m),4.18
(2H,t,J=6Hz),4.43−4.54(1
H,m),4.80(1H,brs),5.15(2
H,s),5.28(1H,d,J=16.5Hz),
5.70(1H,d,J=16.5Hz),5.85−
5.95(1H,m),7.08−7.3(6H,
m),7.28(1H,d,J=3Hz),7.42
(1H,dd,J=9Hzおよび3Hz),7.50
(1H,d,J=7Hz),7.56(1H,s),
7.61(1H,m),7.66−7.78(1H,
m),8.04(1H,d,J=9Hz)。
【0158】(2)10−[3’−(グリシル−グリシ
ル−L−フェニルアラニル−グリシルアミノ)プロピル
オキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩の合成 10−[3’−(t−ブトキシカルボニル−グリシル−
グリシル−L−フェニルアラニル−グリシルアミノ)プ
ロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテ
シン680mgを用いて製造例8−(2)と同様に脱保
護し、黄色粉末状の10−[3’−(グリシル−グリシ
ル−L−フェニルアラニル−グリシルアミノ)プロピル
オキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩556mgを得る。
【0159】融点:185℃以上(分解) 収率:88% IR(Nujol):νmax cm-1=3240,1745 Mass:m/z=768[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.31(3H,t,
J=8Hz),1.79−1.93(2H,m),1.
93−2.05(2H,m),2.83(1H,dd,
J=14Hzおよび10Hz),3.05(1H,d
d,J=14Hzおよび4Hz),3.1−3.25
(2H,m),3.25−3.4(2H,m),3.5
3−3.61(2H,m),3.64(1H,m),
3.69(1H,m),3.76(1H,dd,J=1
6Hzおよび6Hz),3.85(1H,dd,J=1
6Hzおよび6Hz),4.25(2H,t,J=6H
z),4.52(1H,m),5.28(2H,s),
5.43(2H,s),7.12−7.19(1H,
m),7.19−7.27(5H,m),7.30(1
H,s),7.48−7.57(2H,m),7.91
(1H,t,J=6Hz),8.09(1H,d,J=
9Hz),8.17(3H,br),8.36(1H,
t,J=6Hz),8.43(1H,d,J=8.5H
z),8.65(1H,t,J=5Hz)。
【0160】製造例17 10−[5’−(グリシル−グリシル−L−フェニルア
ラニル−グリシルアミノ)ペンチルオキシ]−7−エチ
ル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例11−(1)および製造例8−(2)と同様にし
て、黄色粉末状の10−[5’−(グリシル−グリシル
−L−フェニルアラニル−グリシルアミノ)ペンチルオ
キシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸
塩を得る。
【0161】融点:185℃以上(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3250,174
0,1660 Mass:m/z=796[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.56−1.60(4H,
m),1.77−1.94(4H,m),2.79−
2.89(1H,m),3.02−3.23(5H,
m),3.58−3.90(6H,m),4.20(2
H,t,J=6Hz),4.49−4.60(1H,
m),5.29(2H,s),5.43(2H,s),
7.14−7.27(5H,m),7.30(1H,
s),7.47−7.54(2H,m),7.85(1
H,t,J=6Hz),8.08(1H,d,J=9H
z),8.04−8.20(3H,br),8.33
(1H,t,J=6Hz),8.42(1H,d,J=
8Hz),8.64(1H,t,J=6Hz)。
【0162】製造例18 10−[3’−(N−(グリシル−グリシル−L−フェ
ニルアラニル−グリシル)−N−メチルアミノ)プロピ
ルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン
塩酸塩 製造例11−(1)および製造例8−(2)と同様にし
て、黄色粉末状の10−[3’−(N−(グリシル−グ
リシル−L−フェニルアラニル−グリシル)−N−メチ
ルアミノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)
−カンプトテシン塩酸塩を得る。
【0163】融点:190℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3230,174
5,1655 Mass:m/z=782[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.29−1.3
4(3H,m),1.80−1.94(2H,m),
2.00−2.15(2H,m),2.65−2.84
(1H,dd,J=14Hzおよび10Hz),3.0
1(3H,s),3.06(1H,dd,J=14Hz
および4Hz),3.14−3.25(2H,m),
3.82−4.40(8H,m),4.20−4.30
(2H,m),4.53−4.64(1H,m),5.
28(2H,s),5.30(2H,s),7.13−
7.27(5H,m),7.30(1H,s),7.4
9−7.57(2H,m),8.08(1H,dd,J
=9Hzおよび3.5Hz),8.10−8.18(3
H,m),8.31−8.39(1H,m),8.47
(1H,t,J=5.5Hz),8.53−8.60
(1H,m)。
【0164】製造例19 10−[2’−(グリシル−グリシル−L−フェニルア
ラニル−グリシルアミノ)エチルオキシ]−7−エチル
−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例11−(1)および製造例8−(2)と同様にし
て、黄色粉末状の10−[2’−(グリシル−グリシル
−L−フェニルアラニル−グリシルアミノ)エチルオキ
シ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩
を得る。
【0165】融点:189℃以上(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3210,174
5,1655,1615Mass:m/z=754
[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.26−1.3
3(3H,m),1.80−1.93(2H,m),
2.81(1H,dd,J=14Hzおよび10H
z),3.06(1H,dd,J=14Hzおよび5H
z),3.21(2H,q,J=7.5Hz),3.5
4−3.90(8H,m),4.26(2H,t,J=
5.5Hz),4.52−4.60(1H,m),5.
30(2H,s),5.43(2H,s),7.17−
7.25(5H,m),7.29(1H,s),7.5
0−7.56(2H,m),8.09(1H,d,J=
9Hz),8.12(3H,br),8.21(1H,
t,J=6Hz),8.39(1H,d,J=5.5H
z),8.40(1H,t,J=5.5Hz),8.6
0(1H,t,J=5.5Hz)。
【0166】製造例20 10−[3’−(γ−アミノブチロイルアミノ)プロピ
ルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン
塩酸塩の合成 製造例8と同様にして、黄色粉末状の10−[3’−
(γ−アミノブチロイルアミノ)プロピルオキシ]−7
−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩を得る。
【0167】融点:>152℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3255,174
5,1655,1615 Mass:m/z=535[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.32(3H,t,
J=7Hz),1.75−1.99(6H,m),2.
23(2H,t,J=7Hz),2.74−2.81
(2H,m),3.18−3.40(4H,m),4.
25(2H,t,J=6Hz),5.30(2H,
s),5.43(2H,s),7.29(1H,s),
7.50−7.54(2H,m),8.02(3H,b
r),8.09(1H,d,J=9Hz),8.18
(1H,t,J=6Hz)。
【0168】製造例21 10−[3’−{(N−(γ−アミノブチロイル)−γ
−アミノブチロイル)アミノ}プロピルオキシ]−7−
エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例11と同様にして、黄色粉末状の10−[3’−
{(N−(γ−アミノブチロイル)−γ−アミノブチロ
イル)アミノ}プロピルオキシ]−7−エチル−(20
S)−カンプトテシン塩酸塩を得る。
【0169】融点:>134℃(分解) IR(KBr):νmax cm-1=1745,1655 Mass:m/z=620[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.32(3H,
t,J=7.5Hz),1.58−1.70(2H,
m),1.70−1.82(2H,m),1.82−
2.02(4H,m),2.11(2H,t,J=7.
5Hz),2.18(2H,t,J=7.5Hz),
2.70−2.81(2H,m),2.99−3.08
(2H,q),3.15−3.33(4H,m),4.
24(2H,t,J=6Hz),5.31(2H,
s),5.43(2H,s),7.30(1H,s),
7.49−7.55(2H,m),7.86−8.10
(5H,m),8.09(1H,d,J=9Hz)。
【0170】製造例22 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0171】
【化10】
【0172】[CM・Dextran・Naはカルボキ
シメチルデキストラン・ナトリウム塩を表す] CM−デキストラン・ナトリウム塩1.5g(CM化度
=0.4)を水150mlに溶解し、10℃以下にて撹
拌しながら製造例16−(2)で得た10−[3’−
(グリシル−グリシル−L−フェニルアラニル−グリシ
ルアミノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)
−カンプトテシン塩酸塩75mgを加える。1−(3−
ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド
塩酸塩(EDC)3gを含む水溶液約4mlを加え、そ
の間反応液のpHを7.0〜6.5に保つ(0.1規定
塩酸を使用)。10℃以下にて撹拌しながら2時間反応
後、pHを9に調整し(0.1N−水酸化ナトリウムを
使用)、フィルター濾過後、濾液にエタノール750m
lを加え、生成した沈殿を遠心分離して集め、水50m
lに溶解後、イオン交換樹脂AGMP−50(Na t
ype、BioRad社製)に付し、目的物を含むフラ
クションをフィルター濾過し、エタノールを加え生成し
た沈殿を遠心分離して集め、溶媒洗浄した後、減圧乾燥
して所望のカンプトテシン誘導体1.17gを得る。3
80nmにおける吸収により10−(3’−アミノプロ
ピルオキシ)−7−エチル−(20S)−カンプトテシ
ン塩酸塩(製造例1−(8−1)の化合物)として求め
た含量は1.4%である。ゲル浸透カラムクロマトグラ
フィー(GPC)による分析の結果、求められる平均分
子量は137,000、多分散度Mw/Mnは2.3で
ある。
【0173】*:GPC分析条件:G4000PWX
L、0.2Mリン酸緩衝液(pH7.0):アセトニト
リル=80:20、またはG4000SWXL(東ソー
社製)、0.2Mりん酸緩衝液(pH7.0)。
【0174】製造例23 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0175】
【化11】
【0176】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.4)1.0gを水100mlに溶解し、10
℃以下にて撹拌しながら製造例16−(2)で得た10
−[3’−(グリシル−グリシル−L−フェニルアラニ
ル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩120mgを加え
る。EDC 3gを含む水溶液約10mlを加え、その
間反応液のpHを7.0−6.5に保つ(0.1N塩酸
を使用)。以下製造例22と同様にして所望のカンプト
テシン誘導体1.03gを得る。380nmにおける吸
収により10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−
エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩(製造例1
−(8−1)の化合物)として求めた含量は4.6%で
ある。GPC分析による分析の結果、求められる平均分
子量は132,000、多分散度Mw/Mnは2.3で
ある。
【0177】製造例24 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0178】
【化12】
【0179】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.4)1.2gと10−[3’−(L−フェニ
ルアラニル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−7−
エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩(製造例1
1の化合物)130mgより、製造例23と同様にして
所望のカンプトテシン誘導体1.24gを得る。380
nmにおける吸収により10−(3’−アミノプロピル
オキシ)−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩(製造例1−(8−1)の化合物)として求めた含
量は5.7%である。GPC分析による分析の結果、求
められる平均分子量は139,000、多分散度Mw/
Mnは2.2である。
【0180】製造例25 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0181】
【化13】
【0182】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.5)500mgと10−[2’−(グリシル
−グリシル−L−フェニルアラニル−グリシルアミノ)
エチルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテ
シン塩酸塩(製造例19の化合物)50mgより、製造
例23と同様にして所望のカンプトテシン誘導体345
mgを得る。380nmにおける吸収により10−
(2’−アミノエチルオキシ)−7−エチル−(20
S)−カンプトテシン塩酸塩(製造例2の化合物)とし
て求めた含量は4.1%である。GPC分析による分析
の結果、求められる平均分子量は169,000、多分
散度Mw/Mnは1.4である。
【0183】製造例26 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0184】
【化14】
【0185】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.6)1.0gと10−[3’−(N−(グリ
シル−グリシル−L−フェニルアラニル−グリシル)−
N−メチルアミノ)プロピルオキシ]−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩(製造例18の化合
物)100mgより、製造例23と同様にして所望のカ
ンプトテシン誘導体943mgを得る。375nmにお
ける吸収により10−(3’−メチルアミノプロピルオ
キシ)−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸
塩(製造例7の化合物)として求めた含量は3.3%で
ある。GPC分析による分析の結果、求められる平均分
子量は129,000、多分散度Mw/Mnは2.4で
ある。
【0186】製造例27 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0187】
【化15】
【0188】製造例22と同様にしてCM−デキストラ
ン・ナトリウム塩(CM化度=0.5)1.2gと後記
製造例43で得る10−(3’−(グリシル−グリシル
−グリシル−グリシルアミノ)プロピルオキシ)−7−
エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩160mg
より所望のカンプトテシン誘導体1125mgを淡黄色
粉末状複合体として得る。380nmにおける吸収によ
り10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−エチル
−(20S)−カンプトテシン塩酸塩として求めた含量
は5.3%である。GPC分析による分析の結果、求め
られる平均分子量は155,000、多分散度Mw/M
nは1.46である。
【0189】製造例28 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0190】
【化16】
【0191】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.45)1154mgと製造例20で得た10
−[3’−(γ−アミノブチロイルアミノ)プロピルオ
キシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸
塩150mgを製造例23と同様に処理して淡黄色粉末
状の所望のカンプトテシン誘導体1100mgを得る。
380nmにおける吸収により10−(3’−アミノプ
ロピルオキシ)−7−エチル−(20S)−カンプトテ
シン塩酸塩(製造例1−(8−1)の化合物)として求
めた含量は2.9%である。GPC分析による分析の結
果、求められる平均分子量は149,000、多分散度
Mw/Mnは1.53である。
【0192】製造例29 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0193】
【化17】
【0194】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.45)1359mgを水80mlに撹拌溶解
し、氷冷下にて製造例21で得た10−[3’−{(N
−(γ−アミノブチロイル)−γ−アミノブチロイル)
アミノ}プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−
カンプトテシン塩酸塩135mgを加える。DMF45
ml、EEDQ(2−エトキシ−1−エトキシカルボニ
ル−1,2−ジヒドロキノリン)2755mgを順次加
える。室温にて16時間撹拌後、エタノール600ml
中に注ぎ、3M食塩水3mlを加えて、沈殿生成する。
生じた沈殿を遠心分離して集め、水150mlに溶解
後、陽イオン交換カラム(Bio−RadAGMP−5
0、Naタイプ)に賦し、主分画を集め、フィルター濾
過(0.22μm)し、4倍量のエタノールと3M食塩
水を沈殿剤として沈殿精製する。さらに、水に溶解後、
フィルター濾過、エタノールより沈殿精製する操作を繰
り返し、得られた沈殿を90%エタノール、99.5%
エタノール、アセトン、エーテルにて順次洗浄し、減圧
乾燥して淡黄色粉末状の所望のカンプトテシン誘導体1
254mgを得る。380nmにおける吸収により10
−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−エチル−(2
0S)−カンプトテシン塩酸塩(製造例1−(8−1)
の化合物)として求めた含量は4.9%である。GPC
分析による分析の結果、求められる平均分子量は14
7,000、多分散度Mw/Mnは1.63である。
【0195】製造例30 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0196】
【化18】
【0197】[CM・Pullulan・Naはカルボ
キシメチルプルラン・ナトリウム塩を表す] CM−プルラン・ナトリウム塩(CM化度=0.5)6
16mgと製造例11で得た10−[3’−(L−フェ
ニルアラニル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−7
−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩63mg
を製造例23と同様に処理して淡黄色粉末状の所望のカ
ンプトテシン誘導体543mgを得る。380nmにお
ける吸収により10−(3’−アミノプロピルオキシ)
−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩(製
造例1−(8−1)の化合物)として求めた含量は4.
7%である。GPC分析による分析の結果、求められる
平均分子量は190,000、多分散度Mw/Mnは
1.8である。
【0198】製造例31 10−(3’−ヒドロキシプロピルオキシ)−7−エチ
ル−(20S)−カンプトテシンの合成 (1)5−[3’−(tert−ブチルジメチルシリル
オキシ)プロピルオキシ]−2−ニトロベンズアルデヒ
ドの合成 5−ヒドロキシ−2−ニトロベンズアルデヒド ジメチ
ルアセタール5.33gを乾燥DMF50mlに溶解
し、炭酸カリウム6.91g、ヨウ化ナトリウム7.5
g、並びに3−クロロプロパノール4.73gを加え7
0℃にて22時間撹拌する。酢酸エチルを加えた後不溶
物を濾過して除き、濾液を減圧濃縮、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより分離して淡黄色油状の5−
(3’−ヒドロキシプロピルオキシ)−2−ニトロベン
ズアルデヒド ジメチルアセタール6.39gを得る。
【0199】収率:93% NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.60
(1H,t,J=5Hz),2.08(2H,quin
tet,J=6Hz),3.44(6H,s),3.8
7(2H,q,J=6Hz),4.22(2H,t,J
=6Hz),6.01(1H,s),6.91(1H,
dd,J=9Hzおよび3Hz),7.31(1H,
d,J=3Hz),7.97(1H,dd,J=9H
z) 5−(3’−ヒドロキシプロピルオキシ)−2−ニトロ
ベンズアルデヒド ジメチルアセタール6.35gを7
0%酢酸に加え60℃にて1.5時間撹拌する。減圧濃
縮した残渣を飽和重層水、飽和食塩水で洗浄後、乾燥し
減圧濃縮する。残渣を乾燥DMF50mlに溶解し、t
−ブチルジメチルシリルクロリド4.55gとイミダゾ
ール3.42gを加え室温にて2時間撹拌する。溶媒濃
縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製
して淡黄色油状の5−[3’−(t−ブチルジメチルシ
リルオキシ)プロピルオキシ]−2−ニトロベンズアル
デヒド5.82gを得る。
【0200】収率:73% IR(Neat):νmax cm-1=1700 Mass:m/z=340(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=0.04
(6H,s),0.88(9H,s),2.03(2
H,quintet,J=6Hz),3.80(2H,
t,J=6Hz),4.22(2H,t,J=6H
z),7.14(1H,dd,J=9Hzおよび3H
z),7.33(1H,d,J=3Hz),8.16
(1H,d,J=9Hz),10.49(1H,s)。
【0201】(2)1−{5’−[3”−(t−ブチル
ジメチルシリルオキシ)プロピルオキシ]−2’−ニト
ロフェニル}−2−プロペン−1−オンの合成 5−[3’−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)プロ
ピルオキシ]−2−ニトロベンズアルデヒド5.80g
を乾燥THF35mlに溶解し、ドライアイス−アセト
ン浴上撹拌しながら1.7当量のビニルマグネシウムブ
ロミド−THF溶液を加える。2時間撹拌後5%塩酸3
0mlを加え、室温撹拌、酢酸エチル抽出、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製することにより1−
{5’−[3”−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)
プロピルオキシ]−2’−ニトロフェニル}−2−プロ
ペン−1−オール5.02gを得る。
【0202】収率:80% IR(Nujol):νmax cm-1=3420 Mass:m/z=390(M+Na+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=0.04
(6H,s),0.88(9H,s),2.00(2
H,quintet,J=6Hz),2.67(1H,
brs),3.80(2H,t,J=6Hz),4.1
6(2H,t,J=6Hz),5.24(1H,dd,
J=10.5Hzおよび1.5Hz),5.41(1
H,dd,J=17Hzおよび1.5Hz),5.90
(1H,d,J=5Hz),6.08(1H,ddd,
J=17Hz,10.5Hzおよび1.5Hz),6.
87(1H,dd,J=9Hzおよび3Hz),7.2
4(1H,d,J=3Hz),8.04(1H,d,J
=9Hz)。
【0203】1−{5’−[3”−(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)プロピルオキシ]−2’−ニトロフェ
ニル}−2−プロペン−1−オール4.98gをクロロ
ホルム140mlに溶解し、活性二酸化マンガン36g
を加え、6時間加熱撹拌する。不溶物を濾過後、濾液を
濃縮、シリカゲルカラムクロマトグラフィー精製して1
−{5’−[3”−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)プロピルオキシ]−2’−ニトロフェニル}−2−
プロペン−1−オン2.87gを得る。
【0204】収率:58% IR(Nujol):νmax cm-1=1680 Mass:m/z=364(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
01(6H,s),0.84(9H,s),1.93
(2H,quintet,J=6Hz),3.75(2
H,t,J=6Hz),4.22(2H,t,J=6H
z),5.85(1H,d,J=17.5Hz),6.
15(1H,d,J=10.5Hz),6.65(1
H,dd,J=17.5Hzおよび10.5Hz),
7.04(1H,d,J=3Hz),7.25(1H,
dd,J=9Hzおよび3Hz),8.22(1H,
d,J=9Hz)。
【0205】(3)10−(3’−ヒドロキシプロピル
オキシ)−7−エチル−(20S)−カンプトテシンの
合成 1−{5’−[3”−(tert−ブチルジメチルシリ
ルオキシ)プロピルオキシ]−2’−ニトロフェニル}
−2−プロペン−1−オン765mgをエタノール10
mlに溶解し、10%パラジウム炭素156mgを加え
て室温常圧にて水素気流下撹拌する。触媒を濾過して除
き溶媒を濃縮する。残渣をエタノール20mlに溶解
し、(4S)−7,8−ジヒドロ−4−エチル−4−ヒ
ドロキシ−1H−ピラノ[3,4−f]インドリジン−
3,6,10(4H)−トリオン220mg並びにp−
トルエンスルホン酸32mgを加え、加熱環流する。反
応終了後溶媒留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより分離精製して淡黄色粉末状の7−エチル−1
0−(3’−ヒドロキシプロピルオキシ)−(20S)
−カンプトテシン343mgを得る。
【0206】融点:233.5−234.5℃ 収率:91% IR(Nujol):νmax cm-1=3380,175
0,1645 Mass:m/z=451(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
89(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.76−1.95(2H,
m),1.97(1H,quintet,J=6.5H
z),3.17(2H,q,J=7.5Hz),3.6
3(2H,dt,J=6.5Hzおよび5Hz),4.
26(2H,t,J=6.5Hz),4.62(1H,
t,J=5Hz),5.25(2H,s),5.42
(2H,s),6.49(1H,s),7.26(1
H,s),7.45−7.51(2H,m),8.05
(1H,d,J=9.5Hz。) 製造例32 10−(2’−ヒドロキシエチルオキシ)−7−エチル
−(20S)−カンプトテシンの合成 (1)1−{5’−[2”−(tert−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)エチルオキシ]−2’−ニトロフェニ
ル}−2−プロペン−1−オンの合成 前記製造例31−(1)および(2)と同様にして1−
{5’−[2”−(tert−ブチルジメチルシリルオ
キシ)エチルオキシ]−2’−ニトロフェニル}−2−
プロペン−1−オンを合成する。
【0207】IR(Nujol):νmax cm-1=168
0 Mass:m/z=352(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=0.09
(6H,s),0.90(9H,s),3.99(2
H,t,J=5Hz),4.16(2H,t,J=5H
z),5.84(1H,d,J=17.5Hz),6.
01(1H,d,J=11Hz),6.62(1H,d
d,J=17.5Hzおよび11Hz),6.84(1
H,d,J=3Hz),7.06(1H,dd,J=1
0Hzおよび3Hz),8.17(1H,d,J=9H
z)。
【0208】(2)10−(2’−ヒドロキシエチルオ
キシ)−7−エチル−(20S)−カンプトテシンの合
成 前記製造例31−(3)と同様にして、10−(2’−
ヒドロキシエチルオキシ)−7−エチル−(20S)−
カンプトテシンを合成する。
【0209】融点:251−254℃ IR(Nujol):νmax cm-1=3470,173
0,1655 Mass:m/z=436(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.80−1.93(2H,
m),3.17(2H,q,J=7.5Hz),3.8
3(2H,q,J=5Hz),4.23(2H,t,J
=5Hz),4.96(1H,t,J=5.5Hz),
5.27(2H,s),5.42(2H,s),6.4
9(1H,s),7.26(1H,s),7.49−
7.51(2H,m),8.06(1H,d,J=9H
z)。
【0210】製造例33 10−[2’−(2”−ヒドロキシエチルオキシ)エチ
ルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン
の合成 (1)1−{5’−[2”−(2”’−(tert−ブ
チルジメチルシリルオキシ)エチルオキシ)エチルオキ
シ]−2’−ニトロフェニル}−2−プロペン−1−オ
ンの合成 製造例31−(1)および(2)と同様にして1−
{5’−(2”−(2”’−(tert−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)エチルオキシ)エチルオキシ]−2’
−ニトロフェニル}−2−プロペン−1−オンを合成す
る。
【0211】IR(Nujol):νmax cm-1=168
0 Mass:m/z=396(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=0.06
(6H,s),0.89(9H,s),3.62(2
H,t,J=6Hz),3.75(2H,t,J=6H
z),3.87−3.92(2H,m),4.20−
4.25(2H,m),5.83(1H,d,J=1
7.5Hz),6.01(1H,d,J=10.5H
z),6.62(1H,dd,J=17.5Hzおよび
10.5Hz),6.84(1H,d,J=3Hz),
7.05(1H,dd,J=9Hzおよび3Hz),
8.17(1H,d,J=9Hz)。
【0212】(2)10−[2’−(2”−ヒドロキシ
エチルオキシ)エチルオキシ]−7−エチル−(20
S)−カンプトテシンの合成 前記製造例31−(3)と同様にして、1−{5’−
[2”−(2”’−(tert−ブチルジメチルシリル
オキシ)エチルオキシ)エチルオキシ]−2’−ニトロ
フェニル}−2−プロペン−1−オンより10−[2’
−(2”−ヒドロキシエチルオキシ)エチルオキシ]−
7−エチル−(20S)−カンプトテシンを合成する。
【0213】融点:230−231.5℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=1735,1655 Mass:m/z=481(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.79−1.94(2H,
m),3.18(2H,q,J=7.5Hz),3.5
5(4H,m),3.86(2H,m),4.34(2
H,m),4.63(1H,brs),5.27(2
H,s),5.42(2H,s),6.48(1H,
s),7.26(1H,s),7.48−7.54(2
H,m),8.06(1H,d,J=10Hz)。
【0214】製造例34 10−[3’−(L−アラニルオキシ)プロピルオキ
シ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩
の合成 (1)1−[5’−(3”−ヒドロキシプロピルオキ
シ)−2’−ニトロフェニル]−2−プロペン−1−オ
ンの合成 1−{5’−[3”−(tert−ブチルジメチルシリ
ルオキシ)プロピルオキシ]−2’−ニトロフェニル}
−2−プロペン−1−オン(製造例31−(2)の化合
物)1.84gをTHF20mlならびに50%酢酸水
30mlと混じ、室温一夜撹拌反応させる。反応液を減
圧濃縮、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製して1−[5’−(3”−ヒドロキシプロピルオキ
シ)−2’−ニトロフェニル]−2−プロペン−1−オ
ン1.26gを得る。
【0215】収率:95% IR(Neat):νmax cm-1=3420,1675 Mass:m/z=251(M+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=2.08
(3H,m),3.86(2H,t,J=6Hz),
4.23(2H,t,J=6Hz),5.89(1H,
d,J=17.5Hz),6.02(1H,d,J=1
0.5Hz),6.62(1H,dd,J=17.5H
zおよび10.5Hz),6.84(1H,d,J=3
Hz),7.04(1H,dd,J=9Hzおよび3H
z),8.17(1H,d,J=9Hz)。
【0216】(2)1−[5’−(3”−t−ブトキシ
カルボニル−L−アラニルオキシ−プロピルオキシ)−
2’−ニトロフェニル]−2−プロペン−1−オンの合
成 1−[5’−(3”−ヒドロキシプロピルオキシ)−
2’−ニトロフェニル]−2−プロペン−1−オン1.
22gとt−ブトキシカルボニル−L−アラニン2.7
6gをTHF50mlに溶解し、氷冷下撹拌しながらD
CC3.01gを加える。室温反応後反応液を濾過、減
圧濃縮、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製して1−[5’−(3”−t−ブトキシカルボニル−
L−アラニルオキシ−プロピルオキシ)−2’−ニトロ
フェニル]−2−プロペン−1−オン1.19gを得
る。
【0217】収率:58% IR(Neat):νmax cm-1=3370,1740,
1715 Mass:m/z=423(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.38
(3H,d,J=7Hz),1.43(9H,s),
2.19(2H,quintet,J=6Hz),4.
16(2H,t,J=6Hz),4.27−4.42
(3H,m),4.98(1H,m),5.85(1
H,d,J=17.5Hz),6.02(1H,d,J
=11Hz),6.62(1H,dd,J=17.5H
zおよび11Hz),6.82(1H,d,J=3H
z),7.04(1H,dd,J=9Hzおよび3H
z),8.17(1H,d,J=9Hz)。
【0218】(3)10−[3’−(t−ブトキシカル
ボニル−L−アラニルオキシ)プロピルオキシ]−7−
エチル−(20S)−カンプトテシンの合成 1−[5’−(3”−t−ブトキシカルボニル−L−ア
ラニルオキシ−プロピルオキシ)−2’−ニトロフェニ
ル]−2−プロペン−1−オン1.17gをエタノール
30mlに溶解し、10%パラジウム炭素206mgを
加えて室温常圧にて水素気流下撹拌する。触媒を濾過し
て除き溶媒濃縮する。残渣をエタノール30mlに溶解
し、(4S)−7,8−ジヒドロ−4−エチル−4−ヒ
ドロキシ−1H−ピラノ[3,4−f]−インドリジン
−3,6,10(4H)−トリオン290mg並びにp
−トルエンスルホン酸10mgを加え、加熱還流する。
反応終了後溶媒留去、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより分離精製して淡黄色粉末状の10−[3’−
(t−ブトキシカルボニル−L−アラニルオキシ)プロ
ピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシ
ン257mgを得る。
【0219】融点:180℃以上(分解) 収率:38% IR(Nujol):νmax cm-1=3280,176
0,1715,1660 Mass:m/z=622(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.25(3H,
t,J=7.5Hz),1.32(3H,t,J=7.
5Hz),1.35(9H,s),1.78−1.95
(2H,m),2.08−2.20(2H,m),3.
19(2H,q,J=7.5Hz),3.28−3.3
4(2H,m),4.20−4.37(3H,m),
5.30(2H,s),5.43(2H,s),6.5
0(1H,s),7.27(1H,s),7.30(1
H,d,J=7.5Hz),7.48−7.54(2
H,m),8.08(1H,d,J=9.5Hz)。
【0220】(4)10−[3’−(L−アラニルオキ
シ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カン
プトテシン塩酸塩の合成 10−[3’−(t−ブトキシカルボニル−L−アラニ
ルオキシ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)
−カンプトテシン240mgをジオキサン2mlに溶解
し、氷冷下撹拌しながら塩酸−ジオキサン4mlを加え
て反応し、反応終了後ジイソプロピルエーテル30ml
を加える。生じた沈殿を濾取し、淡黄色粉末状の10−
[3’−(L−アラニルオキシ)プロピルオキシ]−7
−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩183m
gを得る。
【0221】収率:87% IR(Nujol):νmax cm-1=3375,175
0,1660 Mass:m/z=522[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.32(3H,
t,J=7.5Hz),1.44(3H,t,J=7H
z),1.76−1.94(2H,m),2.20(1
H,quintet,J=6Hz),3.20(2H,
q,J=7.5Hz),4.05−4.20(1H,
m),4.34(2H,t,J=6Hz),4.40
(2H,t,J=6Hz),5.29(2H,s),
5.43(2H,s),7.28(1H,s),7.4
9−7.55(2H,m),8.08(1H,d,J=
10Hz),8.52−8.73(3H,m)。
【0222】製造例35 10−[2’−(L−アラニルオキシ)エチルオキシ]
−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合
成 (1)1−{5’−[2”−(t−ブトキシカルボニル
−L−アラニルオキシ)エチルオキシ]−2’−ニトロ
フェニル}−2−プロペン−1−オンの合成 前記製造例34−(1)および(2)と同様にして1−
{5’−[2”−(t−ブトキシカルボニル−L−アラ
ニルオキシ)エチルオキシ]−2’−ニトロフェニル}
−2−プロペン−1−オンを合成する。
【0223】IR(Nujol):νmax cm-1=337
0,1750,1715 Mass:m/z=409(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.39
(3H,d,J=7.5Hz),1.43(9H,
s),4.29−4.35(3H,m),4.53(2
H,brt),5.00(1H,br),5.85(1
H,d,J=17Hz),6.03(1H,d,J=1
0.5Hz),6.63(1H,dd,J=17.5H
zおよび10.5Hz),6.84(1H,d,J=3
Hz),7.06(1H,dd,J=9Hzおよび3H
z),8.18(1H,d,J=9Hz)。
【0224】(2)10−[2’−(t−ブトキシカル
ボニル−L−アラニルオキシ)エチルオキシ]−7−エ
チル−(20S)−カンプトテシンの合成 前記製造例34−(3)と同様にして10−[2’−
(t−ブトキシカルボニル−L−アラニルオキシ)エチ
ルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン
を合成する。
【0225】融点:114−120℃ IR(Nujol):νmax cm-1=3320,175
0,1710,1660 Mass:m/z=608(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.26(3H,
d,J=7.5Hz),1.31(3H,t,J=7.
5Hz),1.35(9H,s),1.80−1.94
(2H,m),3.19(2H,q,J=7.5H
z),3.99−4.10(1H,m),4.43−
4.56(4H,m),5.29(2H,s),5.4
3(2H,s),6.49(1H,s),7.27(1
H,s),7.32(1H,d,J=7Hz),7.4
9−7.53(2H,m),8.08(1H,d,J=
10Hz)。
【0226】(3)10−[2’−(L−アラニルオキ
シ)エチルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプ
トテシン塩酸塩の合成 前記製造例34−(4)と同様にして10−[2’−
(L−アラニルオキシ)エチルオキシ]−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩を合成する。
【0227】融点:180℃以上(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3680,175
0,1655 Mass:m/z=508[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.32(3H,
t,J=7.5Hz),1.45(3H,d,J=7H
z),1.80−1.94(2H,m),3.21(2
H,q,J=7.5Hz),4.10−4.19(1
H,m),4.50(2H,m),4.60−4.65
(2H,m),5.30(2H,s),5.43(2
H,s),7.29(1H,s),7.51−7.55
(2H,m),8.10(1H,d,J=9.5H
z),8.56−8.68(3H,m)。
【0228】製造例36 10−{2’−[2”−(L−アラニルオキシ)エチル
オキシ]エチルオキシ}−7−エチル−(20S)−カ
ンプトテシン塩酸塩の合成 (1)10−{5’−[2”−(2”’−(t−ブトキ
シカルボニル−L−アラニルオキシ)エチルオキシ)エ
チルオキシ]−2’−ニトロフェニル}−2−プロペン
−1−オンの合成 前記製造例34−(1)および(2)と同様にして、1
0−{5’−[2”−(2”’−(t−ブトキシカルボ
ニル−L−アラニルオキシ)エチルオキシ)エチルオキ
シ]−2’−ニトロフェニル}−2−プロペン−1−オ
ンを合成する。
【0229】IR(Nujol):νmax cm-1=338
5,1755,1690 Mass:m/z=453(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.38
(3H,d,J=7Hz),1.44(9H,s),
3.74−3.79(2H,m),3.85−3.90
(2H,m),4.21−4.25(2H,m),4.
29−4.35(3H,m),5.03(1H,b
r),5.84(1H,d,J=17Hz),6.02
(1H,d,J=11Hz),6.62(1H,dd,
J=17.5Hzおよび11Hz),6.85(1H,
d,J=3Hz),7.07(1H,dd,J=9Hz
および3Hz),8.17(1H,d,J=9Hz)。
【0230】(2)10−{2’−[2”−(t−ブト
キシカルボニル−L−アラニルオキシ)エチルオキシ]
エチルオキシ}−7−エチル−(20S)−カンプトテ
シンの合成 前記製造例34−(3)と同様にして10−{2’−
[2”−(t−ブトキシカルボニル−L−アラニルオキ
シ)エチルオキシ]エチルオキシ}−7−エチル−(2
0S)−カンプトテシンを合成する。
【0231】融点:164℃以上(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3380,175
0,1705,1655 Mass:m/z=652(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.22(3H,
t,J=7.5Hz),1.31(3H,t,J=7.
5Hz),1.37(9H,s),1.75−1.94
(2H,m),3.18(2H,q,J=7.5H
z),3.73(2H,t,J=7Hz),3.87
(2H,t,J=7Hz),3.94−4.05(1
H,m),4.10−4.35(4H,m),5.29
(2H,s),5.42(2H,s),6.48(1
H,s),7.27(1H,s),7.27(1H,
d,J=6Hz),7.47−7.54(2H,m),
8.07(1H,d,J=10Hz)。
【0232】(3)10−{2’−[2”−(L−アラ
ニルオキシ)エチルオキシ]エチルオキシ}−7−エチ
ル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩 前記製造例34−(4)と同様にして10−{2’−
[2”−(L−アラニルオキシ)エチルオキシ]エチル
オキシ}−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩を合成する。
【0233】融点:180℃以上(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3380,176
0,1740,1660 Mass:m/z=552[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.41(3H,d,J=7H
z),1.79−1.94(2H,m),3.19(2
H,q,J=7.5Hz),3.78(2H,t,J=
7Hz),3.89(2H,t,J=7Hz),4.0
0−4.15(1H,m),4.26−4.44(4
H,m),5.29(2H,s),5.43(2H,
s),7.28(1H,s),7.49−7.55(2
H,m),8.08(1H,d,J=10Hz),8.
52−8.70(3H,m)。
【0234】製造例37 10−[3’−(L−プロリルオキシ)プロピルオキ
シ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩
の合成 (1)1−{5’−[3”−(t−ブトキシカルボニル
−L−プロリルオキシ)プロピルオキシ]−2’−ニト
ロフェニル}−2−プロペン−1−オンの合成前記製造
例34−(1)および(2)と同様にして1−{5’−
[3”−(t−ブトキシカルボニル−L−プロリルオキ
シ)プロピルオキシ]−2’−ニトロフェニル}−2−
プロペン−1−オンを得る。
【0235】IR(Neat):νmax cm-1=175
0,1700 Mass:m/z=471(M+Na+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.44
(9H,s),1.81−2.30(6H,m),3.
37−3.54(2H,m),4.13−4.37(5
H,m),5.85(1H,d,J=17.5Hz),
6.01(1H,d,J=10.5Hz),6.62
(1H,dd,J=17.5Hzおよび10.5H
z),6.82(1H,d,J=3Hz),7.05
(1H,dd,J=9Hzおよび3Hz),8.17
(1H,d,J=9Hz)。
【0236】(2)10−[3’−(t−ブトキシカル
ボニル−L−プロリルオキシ)プロピルオキシ]−7−
エチル−(20S)−カンプトテシンの合成 1−{5’−[3”−(t−ブトキシカルボニル−L−
プロリルオキシ)プロピルオキシ]−2’−ニトロフェ
ニル}−2−プロペン−1−オンを用い、前記製造例3
4−(3)と同様の方法により淡黄色粉末の10−
[3’−(t−ブトキシカルボニル−L−プロリルオキ
シ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カン
プトテシンを得る。
【0237】融点:136−139℃ IR(Nujol):νmax cm-1=3280,175
5,1700,1660Mass:m/z=648(M
+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.36(9H,s),1.7
4−1.94(6H,m),2.10−2.28(2
H,m),3.18(2H,q,J=7.5Hz),
3.27−3.40(2H,m),4.15−4.22
(1H,m),4.24−4.37(4H,m),5.
28(2H,s),5.42(2H,s),6.48
(1H,s),7.27(1H,s),7.48−7.
53(2H,m),8.07(1H,d,J=9H
z)。
【0238】(3)10−[3’−(L−プロリルオキ
シ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カン
プトテシン塩酸塩の合成 10−[3’−(t−ブトキシカルボニル−L−プロリ
ルオキシ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)
−カンプトテシンから、前記製造例34−(4)と同様
の方法により淡黄色粉末状の10−[3’−(L−プロ
リルオキシ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20
S)−カンプトテシン塩酸塩を得る。
【0239】IR(Nujol):νmax cm-1=368
0,1750,1660,1620Mass:m/z=
548[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.32(3H,t,
J=7.5Hz),1.81−2.06(6H,m),
2.19−2.34(2H,m),3.17−3.24
(4H,m),4.05−4.20(1H,m),4.
34(2H,t,J=6Hz),4.42(2H,t,
J=6Hz),5.29(2H,s),5.43(2
H,s),7.28(1H,s),7.50−7.55
(2H,m),8.09(1H,d,J=10Hz),
9.00−9.20(1H,m)。
【0240】製造例38 10−[2’−(L−プロリルオキシ)エチルオキシ]
−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合
成 (1)1−{5’−[2”−(t−ブトキシカルボニル
−L−プロリルオキシ)エチルオキシ]−2’−ニトロ
フェニル}−2−プロペン−1−オンの合成 前記製造例34−(1)および(2)と同様にして1−
{5’−[2”−(t−ブトキシカルボニル−L−プロ
リルオキシ)エチルオキシ]−2’−ニトロフェニル}
−2−プロペン−1−オンを合成する。
【0241】IR(Neat):νmax cm-1=175
0,1700 Mass:m/z=435(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.44
(9H,s),1.86−2.29(4H,m),3.
37−3.57(2H,m),4.25−4.35(3
H,m),4.48−4.53(2H,m),5.85
(1H,d,J=17.5Hz),6.02(1H,
d,J=10.5Hz),6.63(1H,dd,J=
17.5Hzおよび10.5Hz),6.83(1H,
d,J=3.5Hz),7.04(1H,dd,J=9
Hzおよび3Hz),8.18(1H,d,J=9H
z)。
【0242】(2)10−[2’−(t−ブトキシカル
ボニル−L−プロリルオキシ)エチルオキシ]−7−エ
チル−(20S)−カンプトテシンの合成 前記製造例34−(3)と同様にして10−[2’−
(t−ブトキシカルボニル−L−プロリルオキシ)エチ
ルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン
を合成する。
【0243】融点:203−205℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=1755,173
5,1685,1670,1610 Mass:m/z=634(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.37(9H,s),1.7
9−1.94および2.16−2.26(6H,m),
3.19(2H,q,J=7.5Hz),3.28−
3.40(2H,m),4.20−4.24(1H,
m),4.45−4.56(4H,m),5.29(2
H,s),5.43(2H,s),6.48(1H,
s),7.27(1H,s),7.46−7.53(2
H,m),8.08(1H,d,J=9.5Hz)。
【0244】(3)10−[2’−(L−プロリルオキ
シ)エチルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプ
トテシン塩酸塩の合成 前記製造例34−(4)と同様にして10−[2’−
(L−プロリルオキシ)エチルオキシ]−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩を合成する。
【0245】融点:170℃以上(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3680,175
0,1655 Mass:m/z=534[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.32(3H,
t,J=7.5Hz),1.80−2.09および2.
23−2.35(6H,m),3.17−3.29(4
H,m),4.40−4.47(1H,m),4.52
(2H,m),4.62−4.69(2H,m),5.
30(2H,s),5.43(2H,s),7.29
(1H,s),7.51−7.55(2H,m),8.
10(1H,d,J=9.5Hz),9.03−9.2
3および10.23−10.43(2H,m)。
【0246】製造例39 10−{2’−[2”−(L−プロリルオキシ)エチル
オキシ]エチルオキシ}−7−エチル−(20S)−カ
ンプトテシン塩酸塩の合成 (1)1−{5’−[2”−(2”’−(t−ブトキシ
カルボニル−L−プロリルオキシ)エチルオキシ)エチ
ルオキシ]−2’−ニトロフェニル}−2−プロペン−
1−オンの合成 前記製造例34−(1)および(2)と同様にして1−
{5’−[2”−(2”’−(t−ブトキシカルボニル
−L−プロリルオキシ)エチルオキシ)エチルオキシ]
−2’−ニトロフェニル}−2−プロペン−1−オンを
合成する。
【0247】IR(Neat):νmax cm-1=175
0,1700 Mass:m/z=479(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.45
(9H,s),1.79−2.30(4H,m),3.
33−3.59(2H,m),3.77(2H,t,J
=5Hz),3.87(2H,t,J=5Hz),4.
19−4.26(2H,m),4.26−4.36(3
H,m),5.84(1H,d,J=18Hz),6.
01(1H,d,J=11Hz),6.62(1H,d
d,J=18Hzおよび11Hz),6.85(1H,
d,J=3Hz),7.06(1H,dd,J=9Hz
および3Hz),8.17(1H,d,J=9Hz)。
【0248】(2)10−{2’−[2”−(t−ブト
キシカルボニル−L−プロリルオキシ)エチルオキシ]
エチルオキシ}−7−エチル−(20S)−カンプトテ
シンの合成 前記製造例34−(3)と同様にして淡黄色粉末状の1
0−{2’−[2”−(t−ブトキシカルボニル−L−
プロリルオキシ)エチルオキシ]エチルオキシ}−7−
エチル−(20S)−カンプトテシンを合成する。
【0249】IR(Nujol):νmax cm-1=337
0,1750,1700,1655Mass:m/z=
678(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.37(9H,s),1.6
9−1.85(4H,m),1.79−1.94(2
H,m),3.18(2H,q,J=7.5Hz),
3.24−3.39(2H,m),3.69−3.77
(2H,m),3.83−3.91(2H,m),4.
12−4.21(1H,m),4.21−4.28(2
H,m),4.30−4.38(2H,m),5.29
(2H,s),5.43(2H,s),7.27(1
H,s),7.47−7.54(2H,m),8.07
(1H,d,J=10Hz)。
【0250】(3)10−{2’−[2”−(L−プロ
リルオキシ)エチルオキシ]エチルオキシ}−7−エチ
ル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 前記製造例34−(4)と同様にして10−{2’−
[2”−(L−プロリルオキシ)エチルオキシ]エチル
オキシ}−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩を合成する。
【0251】融点:170℃以上分解 IR(Nujol):νmax cm-1=3370,175
0,1660 Mass:m/z=578[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.79−2.32(6H,
m),3.12−3.28(4H,m),3.79(2
H,m),3.89(2H,m),4.28−4.46
(5H,m),5.28(2H,s),5.43(2
H,s),7.30(1H,s),7.49−7.54
(2H,m),8.09(1H,d,J=9.5H
z),8.95−9.32(2H,m)。
【0252】製造例40 10−[3’−(O−エチル−L−β−アスパルチルオ
キシ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カ
ンプトテシン(下記式で表されるカンプトテシン誘導
体)塩酸塩の合成
【0253】
【化19】
【0254】(1)1−{5’−[3”−(N−t−ブ
トキシカルボニル−O−エチル−L−β−アスパルチル
オキシ)プロピルオキシ]−2’−ニトロフェニル}−
2−プロペン−1−オンの合成 前記製造例34−(1)および(2)と同様にして淡黄
色油状の1−{5’−[3”−(N−t−ブトキシカル
ボニル−O−エチル−L−β−アスパルチルオキシ)プ
ロピルオキシ]−2’−ニトロフェニル}−2−プロペ
ン−1−オンを合成する。
【0255】IR(Neat):νmax cm-1=337
0,1740,1715,1680 NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.26
(3H,t,J=7Hz),1.44(9H,s),
2.17(2H,quintet,J=6Hz),2.
84(1H,dd,J=16.5Hzおよび5Hz),
2.97(1H,dd,J=16.5Hzおよび5H
z),4.15(1H,t,J=5Hz),4.20
(4H,m),4.29(2H,t,J=6Hz),
4.53−4.57(1H,m),5.43(1H,
d,J=8Hz),5.85(1H,d,J=18H
z),6.02(1H,d,J=11Hz),6.63
(1H,dd,J=18Hzおよび11Hz),6.8
3(1H,d,J=3Hz),7.04(1H,dd,
J=9Hzおよび3Hz),8.18(1H,d,J=
9Hz)。
【0256】(2)10−[3’−(N−t−ブトキシ
カルボニル−O−エチル−L−β−アスパルチルオキ
シ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カン
プトテシンの合成 前記製造例34−(3)と同様にして10−[3’−
(N−t−ブトキシカルボニル−O−エチル−L−β−
アスパルチルオキシ)プロピルオキシ]−7−エチル−
(20S)−カンプトテシンを合成する。
【0257】融点:107−110℃ IR(Nujol):νmax cm-1=3260,175
0,1720,1660,1610 Mass:m/z=694(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.14(3H,
t,J=7Hz),1.32(3H,t,J=7.5H
z),1.36(9H,s),1.80−1.94(2
H,m),2.14(2H,quintet,J=6H
z),2.68(1H,dd,J=16Hzおよび8H
z),2.81(1H,dd,J=16Hzおよび6H
z),3.19(2H,q,J=7.5Hz),4.0
6(2H,q,J=7Hz),4.23−4.33(1
H,m),4.37(4H,m),5.29(2H,
s),5.43(2H,s),6.48(1H,s),
7.27(1H,s),7.31(1H,d,J=7H
z),7.50−7.53(2H,m),8.07(1
H,d,J=10Hz)。
【0258】(3)10−[3’−(O−エチル−L−
β−アスパルチルオキシ)プロピルオキシ]−7−エチ
ル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 前記製造例34−(4)と同様にして10−[3’−
(O−エチル−L−β−アスパルチルオキシ)プロピル
オキシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩を合成する。
【0259】融点:215℃以上(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3690,175
0,1660,1620Mass:m/z=594
[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.18(3H,
t,J=7Hz),1.32(3H,t,J=7.5H
z),1.80−1.94(2H,m),2.18(2
H,quintet,J=6Hz),3.00(1H,
dd,J=17.5Hzおよび6Hz),3.08(1
H,dd,J=17.5Hzおよび6Hz),3.20
(2H,q,J=7Hz),4.16(1H,m),
4.30(2H,t,J=6Hz),4.32(2H,
t,J=6Hz),5.30(2H,s),5.43
(2H,s),7.28(1H,s),7.50−7.
53(2H,m),8.09(1H,d,J=10H
z),8.65−8.78(3H,m)。
【0260】製造例41 10−[2’−(O−エチル−L−β−アスパルチルオ
キシ)エチルオキシ]−7−エチル−(20S)−カン
プトテシン(下記式で表されるカンプトテシン誘導体)
塩酸塩の合成
【0261】
【化20】
【0262】(1)1−{5’−[2”−(N−t−ブ
トキシカルボニル−O−エチル−L−β−アスパルチル
オキシ)エチルオキシ]−2’−ニトロフェニル}−2
−プロペン−1−オンの合成 前記製造例34−(1)および(2)と同様にして1−
{5’−[2”−(N−t−ブトキシカルボニル−O−
エチル−L−β−アスパルチルオキシ)エチルオキシ]
−2’−ニトロフェニル}−2−プロペン−1−オンを
合成する。
【0263】IR(Nujol):νmax cm-1=343
0,1720,1680 Mass:m/z=481(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.26
(3H,t,J=7Hz),1.44(9H,s),
2.88(1H,dd,J=17Hzおよび5Hz),
3.02(1H,dd,J=17Hzおよび5Hz),
4.20(2H,q,J=7Hz),4.27(2H,
m),4.48(2H,m),4.55−4.61(1
H,m),5.45(1H,brd,J=8Hz),
5.85(1H,d,J=17.5Hz),6.02
(1H,d,J=10.5Hz),6.63(1H,d
d,J=17.5Hzおよび10.5Hz),6.85
(1H,d,J=3Hz),7.07(1H,dd,J
=9Hzおよび3Hz),8.19(1H,d,J=9
Hz)。
【0264】(2)10−[2’−(N−t−ブトキシ
カルボニル−O−エチル−L−β−アスパルチルオキ
シ)エチルオキシ]−7−エチル−(20S)−カンプ
トテシンの合成 前記製造例34−(3)と同様にして10−[2’−
(N−t−ブトキシカルボニル−O−エチル−L−β−
アスパルチルオキシ)エチルオキシ]−7−エチル−
(20S)−カンプトテシンを合成する。
【0265】融点:111−114℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3310,174
5,1720,1655,1605 Mass:m/z=680(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.15(3H,
t,J=7Hz),1.31(3H,t,J=7.5H
z),1.37(9H,s),1.80−1.94(2
H,m),2.72(1H,dd,J=16Hzおよび
6Hz),2.84(1H,dd,J=16Hzおよび
6Hz),3.20(2H,q,J=7.5Hz),
4.07(2H,q),4.34−4.47(5H,
m),5.29(2H,s),5.43(2H,s),
6.48(1H,s),7.27(1H,s),7.2
9(1H,d,J=9Hz),7.50−7.54(2
H,m),8.08(1H,d,J=10Hz)。
【0266】(3)10−[2’−(O−エチル−L−
β−アスパルチルオキシ)エチルオキシ]−7−エチル
−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 前記製造例34−(4)と同様にして10−[2’−
(O−エチル−L−β−アスパルチルオキシ)エチルオ
キシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸
塩を合成する。
【0267】融点:160℃以上(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3680,175
0,1660,1615Mass:m/z=580
[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.19(3H,
t,J=7Hz),1.32(3H,t,J=7.5H
z),1.80−1.94(2H,m),3.03(1
H,dd,J=17.5Hzおよび6Hz),3.12
(1H,dd,J=17.5Hzおよび5.5Hz),
3.21(2H,q,J=7.5Hz),4.19(2
H,q,J=7.5Hz),4.36(1H,br
m),4.47−4.53(4H,m),5.30(2
H,s),5.43(2H,s),7.29(1H,
s),7.51−7.54(2H,m),8.11(1
H,d,J=10Hz),8.67−8.80(3H,
m)。
【0268】製造例42 10−{2’−[2”−(O−エチル−L−β−アスパ
ルチルオキシ)エチルオキシ]エチルオキシ}−7−エ
チル−(20S)−カンプトテシン(下記式で表される
カンプトテシン誘導体)塩酸塩の合成
【0269】
【化21】
【0270】(1)1−{5’−[2”−(2”’−
(N−t−ブトキシカルボニル−O−エチル−L−β−
アスパルチルオキシ)エチルオキシ)エチルオキシ]−
2’−ニトロフェニル}−2−プロペン−1−オンの合
成 前記製造例34−(1)および(2)と同様にして1−
{5’−[2”−(2”’−(N−t−ブトキシカルボ
ニル−O−エチル−L−β−アスパルチルオキシ)エチ
ルオキシ)エチルオキシ]−2’−ニトロフェニル}−
2−プロペン−1−オンを合成する。
【0271】IR(Neat):νmax cm-1=337
0,1740,1720,1680 Mass:m/z=525(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.26
(3H,t,J=7Hz),1.44(9H,s),
2.85(1H,dd,J=7Hzおよび5Hz),
3.01(1H,dd,J=7Hzおよび5Hz),
3.75(2H,m),3.86−3.90(2H,
m),4.22−4.31(4H,m),4.20(2
H,q,J=7Hz),4.50−4.62(1H,
m),5.51(1H,brd,J=8Hz),5.8
4(1H,d,J=17.5Hz),6.01(1H,
d,J=10.5Hz),6.62(1H,dd,J=
17.5Hzおよび10.5Hz),6.86(1H,
d,J=3Hz),7.08(1H,dd,J=9Hz
および3Hz),8.17(1H,d,J=9Hz)。
【0272】(2)10−[2’−(2”−(N−t−
ブトキシカルボニル−O−エチル−L−β−アスパルチ
ルオキシ)エチルオキシ)エチルオキシ]−7−エチル
−(20S)−カンプトテシンの合成 前記製造例34−(3)と同様にして10−[2’−
(2”−(N−t−ブトキシカルボニル−O−エチル−
L−β−アスパルチルオキシ)エチルオキシ)エチルオ
キシ]−7−エチル−(20S)−カンプトテシンを合
成する。
【0273】融点:164℃以上(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3365,175
0,1655 Mass:m/z=724(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.15(3H,
t,J=7Hz),1.31(3H,t,J=7.5H
z),1.37(9H,s),1.79−1.94(2
H,m),2.66(1H,dd,J=16Hzおよび
6Hz),2.78(1H,dd,J=16Hzおよび
6Hz),3.18(2H,q,J=7.5Hz),
3.73(2H,t,J=5Hz),3.87(2H,
m),4.07(2H,q,J=7.0Hz),4.2
0(2H,m),4.30−4.39(3H,m),
5.28(2H,s),5.42(2H,s),6.4
8(1H,s),7.26(1H,d,J=6Hz),
7.27(1H,s),7.49−7.54(2H,
m),8.07(1H,d,J=10Hz)。
【0274】(3)10−{2’−[2”−(O−エチ
ル−L−β−アスパルチルオキシ)エチルオキシ]エチ
ルオキシ}−7−エチル−(20S)−カンプトテシン
塩酸塩の合成 前記製造例34−(4)と同様にして10−{2’−
[2”−(O−エチル−L−β−アスパルチルオキシ)
エチルオキシ]エチルオキシ}−7−エチル−(20
S)−カンプトテシン塩酸塩を合成する。
【0275】融点:170℃以上(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3375,175
0,1660 Mass:m/z=624[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.19(3H,
t,J=7Hz),1.32(3H,t,J=7.5H
z),1.79−1.94(2H,m),2.99(1
H,dd,J=17.5Hzおよび6Hz),3.08
(1H,dd,J=17.5Hzおよび6Hz),3.
19(2H,q,J=7.5Hz),3.75(2H,
m),3.88(2H,m),4.19(2H,q,J
=7Hz),4.28−4.35(5H,m),5.2
9(2H,s),5.43(2H,s),7.29(1
H,s),7.50−7.55(2H,m),8.08
(1H,d,J=10Hz),8.66−8.82(3
H,m)。
【0276】製造例43 7−エチル−10−[3’−(グリシル−グリシル−グ
リシル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−(20
S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 (1)7−エチル−10−[3’−(t−ブトキシカル
ボニル−グリシル−グリシル−グリシル−グリシルアミ
ノ)プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシンの
合成 製造例8−(1)と同様にして7−エチル−10−
(3’−アミノプロピルオキシ)−(20S)−カンプ
トテシン塩酸塩200mgと、t−ブトキシカルボニル
−グリシル−グリシル−グリシル−グリシン2当量より
黄色粉末状の7−エチル−10−[3’−(t−ブトキ
シカルボニル−グリシル−グリシル−グリシル−グリシ
ルアミノ)プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテ
シン269mgを得る。
【0277】収率:84% IR(Nujol):νmax cm-1=3290,175
0,1710,1650,1625 Mass:m/z=778(M+H+) NMR(300MHz,CDCl3+d6−DMSO):
δTMS=1.01(3H,t,J=7Hz),1.40
(3H,t,J=7.5Hz),1.43(9H,
s),1.93(2H,dq,J=7.5Hzおよび3
Hz),2.01−2.16(2H,m),3.18
(2H,t,J=7.5Hz),3.47(2H,
m),3.74(2H,d,J=5.5Hz),3.8
3−3.89(6H,m),4.22(2H,t,J=
6Hz),5.24(2H,s),5.29(1H,
d,J=16Hz),5.64(1H,d,J=16H
z),5.88(1H,s),6.55(1H,m),
7.38(1H,d,J=3Hz),7.47(1H,
dd,J=9Hzおよび3Hz),7.56(1H,
s),7.85(1H,t),8.07(1H,d,J
=9Hz),8.07−8.17(3H,m)。
【0278】(2)7−エチル−10−[3’−(グリ
シル−グリシル−グリシル−グリシルアミノ)プロピル
オキシ]−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例8−(2)と同様にして7−エチル−10−
[3’−(t−ブトキシカルボニル−グリシル−グリシ
ル−グリシル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−
(20S)−カンプトテシン261mgより黄色粉末状
の7−エチル−10−[3’−(グリシル−グリシル−
グリシル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−(20
S)−カンプトテシン塩酸塩237mgを得る。
【0279】収率:99% 融点:>190℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3195,175
0,1655,1615Mass:m/z=678
[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.32(3H,
t,J=7.5Hz),1.80−2.02(4H,
m),3.20(2H,q,J=8Hz),3.31
(2H,q,J=7Hz),3.61(2H,q,J=
6Hz),3.70(2H,q,J=6Hz),3.7
6(2H,q,J=6Hz),3.84(2H,q,J
=6Hz),4.24(2H,t,J=6Hz),5.
31(2H,s),5.43(2H,s),7.29
(1H,s),7.51−7.55(2H,m),8.
01(1H,t,J=5.5Hz),8.09(1H,
d,J=9.5Hz),8.14(3H,br),8.
18(1H,t,J=6Hz),8.40(1H,t,
J=6Hz),8.74(1H,t,J=5.5H
z)。
【0280】製造例44 7−エチル−10−{2’−[2”−(グリシル−グリ
シル−L−フェニルアラニル−グリシルアミノ)エチル
オキシ]エチルオキシ}−(20S)−カンプトテシン
塩酸塩の合成 (1)7−エチル−10−{2’−[2”−(t−ブト
キシカルボニル−グリシル−グリシル−L−フェニルア
ラニル−グリシルアミノ)エチルオキシ]エチルオキ
シ}−(20S)−カンプトテシンの合成 製造例8−(1)と同様にして7−エチル−10−
(2’−(2”−アミノエチルオキシ)エチルオキシ)
−(20S)−カンプトテシン塩酸塩400mgと、t
−ブトキシカルボニル−グリシル−グリシル−L−フェ
ニルアラニルグリシン2当量より黄色粉末状の7−エチ
ル−10−{2’−[2”−(t−ブトキシカルボニル
−グリシル−グリシル−L−フェニルアラニルグリシル
アミノ)エチルオキシ]エチルオキシ}−(20S)−
カンプトテシン550mgを得る。
【0281】収率:79% 融点:>160℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3300,175
0,1655 Mass:m/z=898(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.27(3H,t,
J=7Hz),1.36(9H,s),1.83−1.
89(2H,m),2.78(1H,dd,J=14H
zおよび10Hz),3.04(1H,dd,J=14
Hzおよび4.5Hz),3.18(2H,q,J=
7.5Hz),3.11−3.80(8H,m),3.
29(2H,q,J=6Hz),3.84−3.87
(2H,m),4.34−4.36(2H,m),4.
45−4.53(1H,m),5.30(2H,s),
5.43(2H,s),6.51(1H,s),7.0
0(1H,t,J=5.5Hz),7.14−7.25
(5H,m),7.27(1H,s),7.52−7.
55(2H,m),7.83(1H,t,J=5.5H
z),7.93(1H,t,J=5Hz),8.08
(1H,d,J=9.5Hz),8.17(1H,d,
J=8Hz),8.29(1H,t,J=5.5H
z)。
【0282】(2)7−エチル−10−{2’−[2”
−(グリシル−グリシル−L−フェニルアラニル−グリ
シルアミノ)エチルオキシ]エチルオキシ}−(20
S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例8−(2)と同様にして7−エチル−10−
{2’−[2”−(t−ブトキシカルボニル−グリシル
−グリシル−L−フェニルアラニル−グリシルアミノ)
エチルオキシ]エチルオキシ}−(20S)−カンプト
テシン550mgより黄色粉末状の7−エチル−10−
{2’−[2”−(グリシル−グリシル−L−フェニル
アラニル−グリシルアミノ)エチルオキシ]エチルオキ
シ}−(20S)−カンプトテシン塩酸塩334mgを
得る。
【0283】収率:65% 融点:>165℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3225,175
0,1655 Mass:m/z=798[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.26−1.3
4(3H,m),1.80−1.94(2H,m),
2.82(1H,dd,J=14Hzおよび10H
z),3.06(1H,dd,J=14Hzおよび5.
5Hz),3.20(2H,q,J=7.5Hz),
3.29(2H,q,J=6Hz),3.55(2H,
t,J=6Hz),3.62−3.80(6H,m),
3.82−3.89(2H,m),4.33−4.37
(2H,m),4.51−4.58(1H,m),5.
30(2H,s),5.43(2H,s),7.14−
7.25(5H,m),7.30(1H,s),7.5
3−7.56(2H,m),7.94(1H,t,J=
5.5Hz),8.09(1H,d,J=9.5H
z),8.14(3H,br),8.32(1H,t,
J=6Hz),8.38(1H,d,J=8.5H
z),8.60(1H,t,J=5.5Hz)。
【0284】製造例45 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0285】
【化22】
【0286】製造例22と同様にしてCM−デキストラ
ン・ナトリウム塩(CM化度=0.5)2.3gと製造
例44で得た7−エチル−10−{2’−[2”−(グ
リシル−グリシル−L−フェニルアラニルグリシルアミ
ノ)エチルオキシ]エチルオキシ}−(20S)−カン
プトテシン塩酸塩310mgより所望のカンプトテシン
誘導体1.83gを淡黄色粉末状複合体として得る。3
80nmおける吸収により7−エチル−10−(2’−
アミノエチルオキシ−エチルオキシ)−(20S)−カ
ンプトテシン塩酸塩として求めた含量は1.6%であ
る。GPC分析による分析の結果、求められる平均分子
量は200,000、多分散度Mw/Mnは1.38で
ある。
【0287】製造例46 7−エチル−10−[3’−(グリシル−グリシル−L
−フェニルアラニル−グリシルオキシ)プロピルオキ
シ]−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 (1)7−エチル−10−[3’−(t−ブトキシカル
ボニル−グリシル−グリシル−L−フェニルアラニル−
グリシルオキシ)プロピルオキシ]−(20S)−カン
プトテシンの合成 7−エチル−10−(3’−ヒドロキシプロピルオキ
シ)−(20S)−カンプトテシン50mgと、t−ブ
トキシカルボニル−グリシル−グリシル−L−フェニル
アラニル−グリシン2当量並びに触媒量の4−ジメチル
アミノピリジンを乾燥ジメチルホルムアミド2.5ml
に混じ、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド3
当量を加える。室温一夜反応後、製造例8−(1)と同
様に処理して黄色粉末状の7−エチル−10−[3’−
(t−ブトキシカルボニル−グリシル−グリシル−L−
フェニルアラニル−グリシルオキシ)プロピルオキシ]
−(20S)−カンプトテシン71mgを得る。
【0288】収率:74% IR(Nujol):νmax cm-1=3300,175
0,1660 Mass:m/z=869(M+H+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.37(9H,s),1.8
0−1.94(2H,m),2.11−2.20(2
H,m),2.72(1H,dd,J=14Hzおよび
10Hz),3.02(1H,dd,J=14Hzおよ
び5Hz),3.18(2H,q,J=7Hz),3.
52−3.79(4H,m),3.88(2H,dd,
J=6Hzおよび2Hz),4.30(4H,t,J=
6Hz),4.50(1H,m),5.29(2H,
s),5.43(2H,s),6.50(1H,s),
6.98(1H,t,J=6Hz),7.12−7.2
5(5H,m),7.27(1H,s),7.51−
7.55(2H,m),7.88(1H,t,J=5H
z),8.08(1H,d,J=9.5Hz),8.3
2(1H,t,J=5Hz)。
【0289】(2)7−エチル−10−[3’−(グリ
シル−グリシル−L−フェニルアラニル−グリシルオキ
シ)プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩の合成 製造例8−(2)と同様にして7−エチル−10−
[3’−(t−ブトキシカルボニル−グリシル−グリシ
ル−L−フェニルアラニル−グリシルオキシ)プロピル
オキシ]−(20S)−カンプトテシン58mgより黄
色粉末状の7−エチル−10−[3’−(グリシル−グ
リシル−L−フェニルアラニル−グリシルオキシ)プロ
ピルオキシ]−(20S)−カンプトテシン塩酸塩39
mgを得る。
【0290】収率:72% 融点:>167℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3285,174
5,1655 Mass:m/z=769[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.31(3H,t,
J=7.5Hz),1.80−1.93(2H,m),
2.12−2.20(2H,m),2.72(1H,d
d,J=14Hzおよび10Hz),3.02(1H,
dd,J=14Hzおよび4.5Hz),3.18(2
H,q,J=7.5Hz),3.54−3.92(6
H,m),4.31(4H,t,J=6Hz),4.5
1−4.59(1H,m),5.29(2H,s),
5.43(2H,s),7.13−7.22(5H,
m),7.27(1H,s),7.51−7.56(2
H,m),8.03(3H,br),8.09(1H,
d,J=9.5Hz),8.35(1H,d,J=9H
z),8.51(1H,t,J=5.5Hz),8.6
0(1H,t,J=6Hz)。
【0291】製造例47 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0292】
【化23】
【0293】製造例22と同様にしてCM−デキストラ
ン・ナトリウム塩(CM化度=0.5)250mgと製
造例46で得た7−エチル−10−[3’−(グリシル
−グリシル−L−フェニルアラニル−グリシルオキシ)
プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシン塩酸塩
33mgより所望のカンプトテシン誘導体196mgを
淡黄色粉末状複合体として得る。380nmにおける吸
収により7−エチル−10−(3’−ヒドロキシプロピ
ルオキシ)−(20S)−カンプトテシンとして求めた
含量は3.6%である。GPC分析による分析の結果、
求められる平均分子量は182,000、多分散度Mw
/Mnは1.48ある。
【0294】製造例48 10−(4’−アミノブチルオキシ)−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例1と同様にして、黄色粉末状の10−(4’−ア
ミノブチルオキシ)−7−エチル−(20S)−カンプ
トテシン塩酸塩を得る。
【0295】融点:>200℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3410,174
5,1655,1615 Mass:m/z=464[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.32(3H,
t,J=7.5Hz),1.77−1.93(6H,
m),2.90(2H,t,J=7Hz),3.20
(2H,q,J=7.5Hz),4.24(2H,t,
J=6Hz),5.31(2H,s),5.43(2
H,s),7.28(1H,s),7.50−7.53
(2H,m),8.00(3H,br),8.09(1
H,d,J=10Hz)。
【0296】製造例49 10−[4’−(グリシル−グリシル−L−フェニルア
ラニル−グリシルアミノ)ブチルオキシ]−7−エチル
−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成製造例11
−(1)および製造例8−(2)と同様にして、黄色粉
末状の10−[4’−(グリシル−グリシル−L−フェ
ニルアラニル−グリシルアミノ)ブチルオキシ]−7−
エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩を得る。
【0297】融点:>156℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3270,174
5,1655,1615 Mass:m/z=782[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.60−1.94(6H,
m),2.79−2.87(1H,m),3.07(1
H,dd,J=14Hz,5Hz),3.15−3.2
3(4H,m),3.73−3.90(6H,m),
4.22(2H,t,J=6Hz),4.50−4.5
8(1H,m),5.30(2H,s),5.43(2
H,s),7.17−7.27(5H,m),7.28
(1H,s),7.50−7.53(2H,m),7.
87(1H,t,J=6Hz),8.07−8.12
(4H,br),8.39(1H,t,J=6Hz),
8.40(1H,d,J=8Hz),8.60(1H,
t,J=6Hz)。
【0298】製造例50 10−{3’−[N−(グリシル−L−フェニルアラニ
ル−グリシル−グリシル)−N−メチルアミノ]プロピ
ルオキシ}−7−エチル−(20S)−カンプトテシン
塩酸塩の合成 製造例8と同様にして、10−{3’−[N−(グリシ
ル−L−フェニルアラニル−グリシル−グリシル)−N
−メチルアミノ]プロピルオキシ}−7−エチル−(2
0S)−カンプトテシン塩酸塩を得る。
【0299】製造例51 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0300】
【化24】
【0301】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.45)1116mgと製造例9で得た7−エ
チル−10−[3’−(グリシルアミノ)プロピルオキ
シ]−(20S)−カンプトテシン塩酸塩95mgを製
造例23と同様に処理して淡黄色粉末状の所望のカンプ
トテシン誘導体1117mgを得る。380nmにおけ
る吸収により10−(3’−アミノプロピルオキシ)−
7−エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩(製造
例1−(8−1)の化合物)として求めた含量は4.8
%である。GPC分析による分析の結果、求められる平
均分子量は143,000、多分散度Mw/Mnは1.
53である。
【0302】製造例52 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0303】
【化25】
【0304】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.64)1400mgと製造例17で得た10
−[5’−(グリシル−グリシル−L−フェニルアラニ
ル−グリシルアミノ)ペンチルオキシ]−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩182mgを製造例
23と同様に処理して淡黄色粉末状の所望のカンプトテ
シン誘導体1330mgを得る。377nmにおける吸
収により10−(5’−アミノペンチルオキシ)−7−
エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩(製造例3
の化合物)として求めた含量は3.4%である。GPC
分析による分析の結果、求められる平均分子量は19
3,000、多分散度Mw/Mnは1.56である。
【0305】製造例53 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0306】
【化26】
【0307】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.64)1400mgと製造例49で得た10
−[4’−(グリシル−グリシル−L−フェニルアラニ
ル−グリシルアミノ)ブチルオキシ]−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩182mgを製造例
23と同様に処理して淡黄色粉末状の所望のカンプトテ
シン誘導体1390mgを得る。377nmにおける吸
収により10−(4’−アミノブチルオキシ)−7−エ
チル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩(製造例48
の化合物)として求めた含量は3.8%である。GPC
分析による分析の結果、求められる平均分子量は18
1,000、多分散度Mw/Mnは1.76である。
【0308】製造例54〜69 前記製造例22または23と同様にして、下記表3記載
の対応する原料化合物から下記表3記載のカンプトテシ
ン誘導体を得る。
【0309】
【表3】
【0310】製造例70 7−エチル−10−[3’−(グリシル−グリシルアミ
ノ)プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩の合成 製造例11と同様にして、黄色粉末状の7−エチル−1
0−[3’−(グリシル−グリシルアミノ)プロピルオ
キシ]−(20S)−カンプトテシン塩酸塩を得る。
【0311】融点:>181℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3300,175
0,1660,1615 Mass:m/z=564[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.32(3H,
t,J=7.5Hz),1.80−1.93(2H,
m),1.93−2.03(2H,m),3.15−
3.26(2H,m),3.27−3.36(2H,
m),3.57−3.64(2H,m),3.79(2
H,d,J=5.5Hz),4.25(2H,br
t),5.31(2H,s),5.43(2H,s),
7.28(1H,s),7.49−7.55(2H,
m),8.09(1H,d,J=9Hz),8.05−
8.25(3H,br),8.21(1H,brt),
8.71(1H,brd)。
【0312】製造例71 7−エチル−10−[3’−(D−フェニルアラニル−
グリシルアミノ)プロピルオキシ]−(20S)−カン
プトテシン塩酸塩の合成 製造例11と同様にして、黄色粉末状の7−エチル−1
0−[3’−(D−フェニルアラニル−グリシルアミ
ノ)プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩を得る。
【0313】融点:>180℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3250,174
5,1655,1610 Mass:m/z=654[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.32(3H,
t,J=7.5Hz),1.80−1.91(2H,
m),1.91−2.02(2H,m),2.97(1
H,dd,J=14Hz,7.5Hz),3.10(1
H,dd,J=14Hz,6Hz),3.15−3.2
9(2H,m),3.28−3.36(2H,m),
3.69(1H,dd,J=16Hz,6Hz),3.
80(1H,dd,J=16Hz,6Hz),4.09
(1H,m),4.25(2H,t,J=7Hz),
5.30(2H,s),5.43(2H,s),7.2
2−7.35(6H,m),7.47−7.55(2
H,m),8.08(1H,d,J=9.5Hz),
8.19(1H,brt),8.25−8.42(3
H,br)。
【0314】製造例72 7−エチル−10−[3’−(グリシル−グリシル−グ
リシルアミノ)プロピルオキシ]−(20S)−カンプ
トテシン塩酸塩の合成 製造例11と同様にして、黄色粉末状の7−エチル−1
0−[3’−(グリシル−グリシル−グリシルアミノ)
プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシン塩酸塩
を得る。
【0315】融点:>158℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3250,175
0,1655,1615 Mass:m/z=621[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.32(3H,t,
J=7Hz),1.80−2.20(4H,m),3.
20(2H,q,J=7Hz),3.31(2H,q,
J=7Hz),3.61(2H,q,J=6Hz),
3.71(2H,d,J=5.5Hz),3.84(2
H,d,J=6Hz),4.24(2H,t,J=6H
z),5.30(2H,s),5.43(2H,s),
6.56(1H,s),7.29(1H,s),7.5
1(1H,s),7.52(1H,d,J=9Hz),
8.06(1H,t,J=6Hz),8.19(1H,
d,J=9Hz),8.19(3H,br),8.36
(1H,t,J=6Hz),8.80(1H,t,J=
5.5Hz)。
【0316】製造例73 7−エチル−10−[3’−(グリシル−グリシル−グ
リシル−グリシル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]
−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例11−(1)および製造例8−(2)と同様にし
て、黄色粉末状の7−エチル−10−[3’−(グリシ
ル−グリシル−グリシル−グリシル−グリシルアミノ)
プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシン塩酸塩
を得る。
【0317】融点:>186℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3220,174
5,1655,1615 Mass:m/z=735[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.32(3H,
t,J=7.5Hz),1.83−1.91(2H,
m),1.94−2.02(2H,m),3.16−
3.34(2H,mt),3.30(2H,q,J=6
Hz),3.69(2H,d,J=5.5Hz),3.
74−3.78(4H,m),3.85(2H,d,J
=5.5Hz),4.24(2H,t,J=6Hz),
5.31(2H,s),5.43(2H,s),7.3
0(1H,s),7.51−7.55(2H,m),
8.00(1H,t,J=6Hz),8.10(1H,
d,J=9.5Hz),8.18(3H,br),8.
23(1H,t,J=6Hz),8.28(1H,t,
J=5.5Hz),8.43(1H,t,J=5.5H
z),8.82(1H,t,J=5.5Hz)。
【0318】製造例74 7−エチル−10−[3’−(グリシル−グリシル−D
−フェニルアラニル−グリシルアミノ)プロピルオキ
シ]−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例11−(1)および製造例8−(2)と同様にし
て、黄色粉末状の7−エチル−10−[3’−(グリシ
ル−グリシル−D−フェニルアラニル−グリシルアミ
ノ)プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩を得る。
【0319】融点:>136℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3220,174
5,1655 Mass:m/z=768[(M−Cl-+] NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.31(3H,
t,J=7.5Hz),1.80−1.93(2H,
m),1.92−2.04(2H,m),2.80(1
H,dd,J=14Hz,10Hz),3.04(1
H,dd,J=14Hz,4.5Hz),3.14−
3.24(2H,m),3.28−3.35(2H,
m),3.54−4.20(6H,m),4.25(2
H,brt),4.48−4.58(1H,m),5.
29(2H,s),5.43(2H,s),7.13−
7.27(5H,m),7.28(1H,s),7.5
1(1H,m),7.50−7.56(1H,m),
7.95(1H,brt),8.09(1H,d,J=
9Hz),8.04−8.17(3H,br),8.3
5(1H,brt),8.39(1H,brd),8.
59(1H,brt)。
【0320】製造例75〜78 製造例1の生成物から製造例8または製造例11と同様
にして、下記表4記載の化合物を得る。
【0321】
【表4】
【0322】製造例79〜80 製造例4または製造例5の生成物から製造例8または製
造例11と同様にして、下記表5記載の化合物を得る。
【0323】
【表5】
【0324】製造例81 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0325】
【化27】
【0326】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.65)2220mgと製造例70で得た7−
エチル−10−[3’−(グリシル−グリシルアミノ)
プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシン塩酸塩
222mgを製造例23と同様に処理して淡黄色粉末状
の所望のカンプトテシン誘導体2310mgを得る。3
80nmにおける吸収により10−(3’−アミノプロ
ピルオキシ)−7−エチル−(20S)−カンプトテシ
ン塩酸塩(製造例1−(8−1)の化合物)として求め
た含量は5.2%である。GPC分析による分析の結
果、求められる平均分子量は166,000、多分散度
Mw/Mnは1.55である。
【0327】製造例82 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0328】
【化28】
【0329】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.55)2320mgと製造例71で得た7−
エチル−10−[3’−(D−フェニルアラニル−グリ
シルアミノ)プロピルオキシ]−(20S)−カンプト
テシン塩酸塩291mgを製造例23と同様に処理して
淡黄色粉末状の所望のカンプトテシン誘導体1964m
gを得る。380nmにおける吸収により10−(3’
−アミノプロピルオキシ)−7−エチル−(20S)−
カンプトテシン塩酸塩(製造例1−(8−1)の化合
物)として求めた含量は6.7%である。GPC分析に
よる分析の結果、求められる平均分子量は184,00
0、多分散度Mw/Mnは1.57である。
【0330】製造例83 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0331】
【化29】
【0332】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.55)2240mgと製造例74で得た7−
エチル−10−[3’−(グリシル−グリシル−D−フ
ェニルアラニル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩291mgを製造例
23と同様に処理して淡黄色粉末状の所望のカンプトテ
シン誘導体2005mgを得る。380nmにおける吸
収により10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−
エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩(製造例1
−(8−1)の化合物)として求めた含量は5.5%で
ある。GPC分析による分析の結果、求められる平均分
子量は148,000、多分散度Mw/Mnは1.84
である。
【0333】製造例84 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0334】
【化30】
【0335】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.45)2000mgと製造例72で得た7−
エチル−10−[3’−(グリシル−グリシル−グリシ
ルアミノ)プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテ
シン塩酸塩260mgを製造例23と同様に処理して淡
黄色粉末状の所望のカンプトテシン誘導体1901mg
を得る。380nmにおける吸収により10−(3’−
アミノプロピルオキシ)−7−エチル−(20S)−カ
ンプトテシン塩酸塩(製造例1−(8−1)の化合物)
として求めた含量は5.3%である。GPC分析による
分析の結果、求められる平均分子量は138,000、
多分散度Mw/Mnは1.51である。
【0336】製造例85 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0337】
【化31】
【0338】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.45)1640mgと製造例73で得た7−
エチル−10−[3’−(グリシル−グリシル−グリシ
ル−グリシル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩230mgを製造例
23と同様に処理して淡黄色粉末状の所望のカンプトテ
シン誘導体1700mgを得る。380nmにおける吸
収により10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−
エチル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩(製造例1
−(8−1)の化合物)として求めた含量は4.7%で
ある。GPC分析による分析の結果、求められる平均分
子量は149,000、多分散度Mw/Mnは1.50
である。
【0339】製造例86〜92 対応原料化合物から製造例22または製造例23と同様
にして、下記表6記載の化合物を得る。なお、表中のC
M・Pullulan・Naはカルボキシメチルプルラ
ン・ナトリウム塩を表す。以下同様。
【0340】
【表6】
【0341】製造例93〜113 前記製造例11と同様にして、下記表5記載の対応する
原料化合物から下記表7記載の化合物を得る。
【0342】
【表7】
【0343】製造例114〜158 前記製造例22または製造例23と同様にして、下記表
8〜10記載の対応する原料化合物から下記表8〜10
記載の化合物を得る。
【0344】
【表8】
【0345】
【表9】
【0346】
【表10】
【0347】製造例159 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0348】
【化32】
【0349】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.55)5.0gと製造例16−(2)で得た
10−[3’−(グリシル−グリシル−L−フェニルア
ラニル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−7−エチ
ル−(20S)−カンプトテシン塩酸塩650mgを製
造例23と同様に処理して所望のカンプトテシン誘導体
4.989gを得る。380nmにおける吸収により1
0−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−エチル−
(20S)−カンプトテシン塩酸塩(製造例1−(8−
1)の化合物)として求めた含量は5.4%である。G
PC分析による分析の結果、求められる平均分子量は1
59000、多分散度Mw/Mnは1.4である。
【0350】製造例160 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0351】
【化33】
【0352】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.45)5.21gと製造例43で得た10−
[3’−(グリシル−グリシル−グリシル−グリシルア
ミノ)プロピルオキシ]−7−エチル−(20S)−カ
ンプトテシン塩酸塩679mgを製造例22と同様に処
理して所望のカンプトテシン誘導体5.22gを淡黄色
粉末状複合体として得る。380nmにおける吸収によ
り10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7−エチル
−(20S)−カンプトテシン塩酸塩(製造例1−(8
−1)の化合物)として求めた含量は5.6%である。
GPC分析による分析の結果、求められる平均分子量は
139000、多分散度Mw/Mnは1.6である。
【0353】参考例1 (1)デキストラン[ファルマシア社製、Dextra
n T−110、平均分子量:100,000(GPC
法)]29gを水290mlに溶解する。この溶液に0
〜5℃で水素化ホウ素ナトリウム1.45gを加え、5
℃で1夜撹拌する。反応液に酢酸を滴下してpH5と
し、室温で更に3時間撹拌する。2N水酸化ナトリウム
でpH7に調整し、激しく撹拌しながら、エタノール
1.2リットルを加える。静置して不溶物を沈殿させた
のち、デカンテーションにより上澄みを除去し、残渣を
遠心分離する。残渣を水0.5リットルに溶解して凍結
乾燥し、白色粉末26.3gを得る。
【0354】(2)上記(1)で得られる白色粉末10
0gを水1000mlに溶解し、この溶液に氷冷下で水
酸化ナトリウム400gを加え、30分間撹拌する。反
応液を室温に戻した後、モノクロロ酢酸220gの水溶
液660mlを滴下し、40℃で18時間撹拌する。反
応液を10℃以下に冷却し、酢酸でpH8〜9に調整す
る。反応液を激しく撹拌しながら、メタノール8リット
ルを加え、不溶物を沈殿させる。不溶物を濾取し、純水
5リットルに溶解し、限外濾過で脱塩する。残液を減圧
濃縮し、濃縮液を濾過する。濾液にエタノールを加え、
析出した沈殿物を濾取し、水性エタノール、アセトンで
洗浄後、室温および50℃で減圧乾燥することにより、
カルボキシメチルデキストラン(CM−デキストラン)
ナトリウム塩[カルボキシメチル化度(中和滴定法):
0.45]101gを得る。
【0355】参考例2〜8 モノクロロ酢酸の使用量を変え、参考例1と同様に実施
することにより、下記表11のCM−デキストラン・ナ
トリウム塩を得る。
【0356】
【表11】
【0357】参考例9 プルラン[林原生物化学研究所株式会社製、平均分子
量:150000(GPC法)]を参考例1と同様に処
理することにより、カルボキシメチルプルラン(CM−
プルラン)ナトリウム塩[カルボキシメチル化度(中和
滴定法):0.5]を得る。
【0358】
【効果】本発明の医薬組成物は、とりわけ抗腫瘍薬とし
て好適に用いることができる。すなわち、本発明の有効
成分であるカンプトテシン誘導体またはその薬理的に許
容しうる塩は、優れた抗腫瘍活性を有する。
【0359】このため、本発明の医薬組成物は、固形腫
瘍[例えば、肺癌、子宮癌、卵巣癌、乳癌、消化器癌
(大腸癌、胃癌、すい癌等)、肝癌、腎癌、前立腺癌、
頭けい部癌、悪性リンパ腫等]、液性腫瘍(例えば、白
血病等)の治療薬に適用することができる。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、R1は置換または非置換低級アルキル基、X1
    式:−NHR2(R2は水素原子または低級アルキル基を
    表す)または−OHで示される基、Alkは酸素原子が
    介在していることもある直鎖または分枝鎖アルキレン基
    を表す]で示される化合物とカルボキシル基を有する多
    糖類とがアミノ酸またはペプチドを介して結合してなる
    カンプトテシン誘導体またはその薬理学的に許容しうる
    塩を有効成分としてなる医薬組成物。
  2. 【請求項2】化合物[I]のX1とカルボキシル基を有
    する多糖類とがアミノ酸またはペプチドを介して結合し
    てなる請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 【請求項3】 多糖類のカルボキシル基の一部または全
    部とアミノ酸またはペプチドのアミノ基が酸アミド結合
    し、このアミノ酸またはペプチドにおけるカルボキシル
    基の全部または一部と化合物[I]のX1とが酸アミド
    結合またはエステル結合してなる請求項2に記載の医薬
    組成物。
  4. 【請求項4】 多糖類のカルボキシル基の一部または全
    部とアミノ酸またはペプチドのN末端アミノ基とが酸ア
    ミド結合し、このアミノ酸またはペプチドのC末端カル
    ボキシル基と化合物[I]のX1とが酸アミド結合また
    はエステル結合してなる請求項3に記載の医薬組成物。
  5. 【請求項5】 化合物[I]のX1が式:−NHR2(R
    2は前記に同じ)であり、カルボキシル基を有する多糖
    類がカルボキシメチル化されたデキストランまたはプル
    ランであり、両成分がペプチドを介して結合してなる請
    求項4に記載の医薬組成物。
  6. 【請求項6】 化合物[I]のR1が保護されていても
    よい水酸基、保護されていてもよいメルカプト基および
    保護されていてもよいアミノ基からなる基より選ばれる
    基で置換された低級アルキル基、または非置換低級アル
    キル基である請求項5に記載の医薬組成物。
  7. 【請求項7】 化合物[I]のR1が非置換低級アル
    キル基、X1がアミノ基、Alkが直鎖または分岐鎖ア
    ルキレン基(酸素原子が介在していない)である請求項
    6に記載の医薬組成物。
  8. 【請求項8】 Alkが直鎖アルキレン基(酸素原子が
    介在していない)である請求項7に記載の医薬組成物。
  9. 【請求項9】 該ペプチドがグリシル−グリシル−Lも
    しくはD−フェニルアラニル−グリシン、グリシル−グ
    リシン、グリシル−グリシル−グリシン、グリシル−グ
    リシル−グリシル−グリシン、グリシル−グリシル−グ
    リシル−グリシル−グリシンまたはLもしくはD−フェ
    ニルアラニル−グリシンである請求項8に記載の医薬組
    成物。
  10. 【請求項10】 化合物[I]のR1がエチル基、Al
    kがトリメチレン基、テトラメチレン基またはペンタメ
    チレン基である請求項9に記載の医薬組成物。
  11. 【請求項11】 該ペプチドがグリシル−グリシル−L
    −フェニルアラニル−グリシンであり、化合物[I]の
    1−Alk−O−が3−アミノプロピルオキシ基であ
    って、カンプトテシン骨格10位に結合している請求項
    10に記載の医薬組成物。
  12. 【請求項12】 該ペプチドがグリシル−グリシンであ
    り、化合物[I]のX1−Alk−O−が3−アミノプ
    ロピルオキシ基であって、カンプトテシン骨格10位に
    結合している請求項10に記載の医薬組成物。
  13. 【請求項13】 該ペプチドがグリシル−グリシル−グ
    リシンであり、化合物[I]のX1−Alk−O−が3
    −アミノプロピルオキシ基であって、カンプトテシン骨
    格10位に結合している請求項10に記載の医薬組成
    物。
  14. 【請求項14】 該ペプチドがグリシル−グリシル−グ
    リシル−グリシンであり、化合物[I]のX1−Alk
    −O−が3−アミノプロピルオキシ基であって、カンプ
    トテシン骨格10位に結合している請求項10に記載の
    医薬組成物。
  15. 【請求項15】 該ペプチドがLまたはD−フェニルア
    ラニル−グリシンであり、化合物[I]のX1−Alk
    −O−が3−アミノプロピルオキシ基であって、カンプ
    トテシン骨格10位に結合している請求項10に記載の
    医薬組成物。
  16. 【請求項16】 多糖類のカルボキシメチル化度が0.
    3以上0.8以下である請求項11、12、13、14
    または15記載の医薬組成物。
  17. 【請求項17】 抗腫瘍薬である請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、1
    4、15または16記載の医薬組成物。
  18. 【請求項18】 肺癌、子宮癌、卵巣癌、乳癌、消化器
    癌(大腸癌、胃癌、すい癌等)、肝癌、腎癌、前立腺
    癌、頭けい部癌、悪性リンパ腫、白血病の治療薬である
    請求項17記載の医薬組成物。
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