JPH10273842A - 未延伸糸の紡糸巻取り方法 - Google Patents
未延伸糸の紡糸巻取り方法Info
- Publication number
- JPH10273842A JPH10273842A JP8066397A JP8066397A JPH10273842A JP H10273842 A JPH10273842 A JP H10273842A JP 8066397 A JP8066397 A JP 8066397A JP 8066397 A JP8066397 A JP 8066397A JP H10273842 A JPH10273842 A JP H10273842A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- traverse
- guide
- traversing
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 title claims abstract description 25
- 239000000835 fiber Substances 0.000 title claims abstract description 6
- 238000009987 spinning Methods 0.000 title abstract description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 33
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 claims description 5
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 claims description 5
- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 9
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 7
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 4
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 3
- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N Chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920002292 Nylon 6 Polymers 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 2
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 2
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 229920002302 Nylon 6,6 Polymers 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011651 chromium Substances 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000000578 dry spinning Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000002074 melt spinning Methods 0.000 description 1
- 229920000620 organic polymer Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 1
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 綾振り支点の綾振り角が大きい場合或いは綾
振り速度が高速の場合であっても、延伸後の強伸度特性
を劣化させない未延伸糸の紡糸巻取り方法を提供する。 【解決手段】 紡糸された糸条を最終のゴデットローラ
2を離脱させたのち綾振り支点を中心に綾振りガイド4
により左右に綾振りしながらドラム5に巻き取る場合、
上記綾振り支点ガイドに自由回転ローラ13を配置し、
該自由回転ローラ13と綾振りガイド4との間に糸道を
横断する方向に延びるガイド14を配置し、該ガイド表
面に左右に綾振り運動する糸条を案内させながら巻き上
げる。
振り速度が高速の場合であっても、延伸後の強伸度特性
を劣化させない未延伸糸の紡糸巻取り方法を提供する。 【解決手段】 紡糸された糸条を最終のゴデットローラ
2を離脱させたのち綾振り支点を中心に綾振りガイド4
により左右に綾振りしながらドラム5に巻き取る場合、
上記綾振り支点ガイドに自由回転ローラ13を配置し、
該自由回転ローラ13と綾振りガイド4との間に糸道を
横断する方向に延びるガイド14を配置し、該ガイド表
面に左右に綾振り運動する糸条を案内させながら巻き上
げる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未延伸糸の紡糸巻
取方法に関し、さらに詳しくは綾振り支点の綾振り角度
や綾振り速度の如何にかかわらず、常に安定した強伸度
特性を得ることができる未延伸糸の紡糸巻取り方法に関
する。
取方法に関し、さらに詳しくは綾振り支点の綾振り角度
や綾振り速度の如何にかかわらず、常に安定した強伸度
特性を得ることができる未延伸糸の紡糸巻取り方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド繊維、ポリエステル繊維など
の合成繊維の生産では、溶融紡糸口金から紡糸した糸条
を冷風で冷却し、油剤を付与したのち実質的に延伸する
ことなく未延伸の状態で巻き取るようにする紡糸巻取り
方法が古くから実施されてきている。
の合成繊維の生産では、溶融紡糸口金から紡糸した糸条
を冷風で冷却し、油剤を付与したのち実質的に延伸する
ことなく未延伸の状態で巻き取るようにする紡糸巻取り
方法が古くから実施されてきている。
【0003】図2(A),(B)は、このような従来の
紡糸巻取り工程の一例を示し、図示しない溶融紡糸口金
から紡糸、冷却されて油剤を付与された糸条Yは、一定
の速度で回転する第1ゴデットローラ1と第2ゴデット
ローラ2を経るように引き取られる。次いで、最終の第
2ゴデットローラ2を離脱した4本の糸条fは、それぞ
れ綾振り支点ガイド3を支点にして、綾振りガイド4に
より左右に綾振りされつつ、駆動ローラ6により表面駆
動されるドラム5に未延伸糸としてそれぞれ巻き上げら
れる。その未延伸糸は、次いで延伸工程に供され、延伸
糸になる。
紡糸巻取り工程の一例を示し、図示しない溶融紡糸口金
から紡糸、冷却されて油剤を付与された糸条Yは、一定
の速度で回転する第1ゴデットローラ1と第2ゴデット
ローラ2を経るように引き取られる。次いで、最終の第
2ゴデットローラ2を離脱した4本の糸条fは、それぞ
れ綾振り支点ガイド3を支点にして、綾振りガイド4に
より左右に綾振りされつつ、駆動ローラ6により表面駆
動されるドラム5に未延伸糸としてそれぞれ巻き上げら
れる。その未延伸糸は、次いで延伸工程に供され、延伸
糸になる。
【0004】しかし、上記のようにして得られた延伸糸
は、紡糸巻取り工程における綾振り支点ガイド3の綾振
り角θが大きいほど、或いは綾振りガイド4の綾振り速
度が高速になるほど強伸度特性が劣化(低下)するとい
う問題があった。この強伸度特性の劣化傾向は、特に図
2の紡糸巻取り工程のように、同一の最終ゴデットロー
ラ2を離脱した複数の糸条を別々に巻き取る場合におい
て、その最終ゴデットローラ2と巻取位置のドラム5と
の間の距離が一定のために、綾振り支点ガイド3の綾振
り角θがますます大きくなりやすいことから顕著に発生
しやすいという問題があった。
は、紡糸巻取り工程における綾振り支点ガイド3の綾振
り角θが大きいほど、或いは綾振りガイド4の綾振り速
度が高速になるほど強伸度特性が劣化(低下)するとい
う問題があった。この強伸度特性の劣化傾向は、特に図
2の紡糸巻取り工程のように、同一の最終ゴデットロー
ラ2を離脱した複数の糸条を別々に巻き取る場合におい
て、その最終ゴデットローラ2と巻取位置のドラム5と
の間の距離が一定のために、綾振り支点ガイド3の綾振
り角θがますます大きくなりやすいことから顕著に発生
しやすいという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、綾振
り支点ガイドにおける綾振り角が大きい場合或いは綾振
り速度が高速の場合であっても、延伸後の強伸度特性を
劣化させない未延伸糸の紡糸巻取り方法を提供すること
にある。
り支点ガイドにおける綾振り角が大きい場合或いは綾振
り速度が高速の場合であっても、延伸後の強伸度特性を
劣化させない未延伸糸の紡糸巻取り方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、紡糸された糸条を最終のゴデットローラを離脱さ
せたのち綾振り支点を中心に綾振りガイドで左右に綾振
りしながらドラムに巻き取る未延伸糸の紡糸巻取り方法
において、前記綾振り支点に自由回転ローラを設け、該
自由回転ローラと前記綾振りガイドとの間に糸道を横断
する方向に延びるガイドを配置し、該ガイドの表面に左
右に綾振り運動する糸条を案内させながら巻き上げるこ
とを特徴とするものである。
明は、紡糸された糸条を最終のゴデットローラを離脱さ
せたのち綾振り支点を中心に綾振りガイドで左右に綾振
りしながらドラムに巻き取る未延伸糸の紡糸巻取り方法
において、前記綾振り支点に自由回転ローラを設け、該
自由回転ローラと前記綾振りガイドとの間に糸道を横断
する方向に延びるガイドを配置し、該ガイドの表面に左
右に綾振り運動する糸条を案内させながら巻き上げるこ
とを特徴とするものである。
【0007】本発明者らは、強伸度特性の劣化が発生す
る原因について詳細を検討した結果、それが綾振り支点
ガイドにおいて未延伸糸が大きな擦過抵抗を受けること
にあることを突き止め、綾振り角が大きくなるほど、或
いは綾振り速度が高速になるほど擦過抵抗が増大すると
いうことを知見した。このような知見を踏まえ、上記の
ように綾振り支点ガイドを自由回転ローラによって構成
することにより、綾振り支点における擦過抵抗を低減し
た。さらに自由回転ローラと綾振りガイドとの間にその
糸道を横断するガイドを配置し、このガイドに対して綾
振り運動中の糸条を案内させつつ巻き上げるようにする
ことにより巻取り張力の変動を抑制し、安定な巻き上げ
を可能にした。そして、この擦過抵抗の低減と巻取り張
力の安定化との協同作用により、たとえ綾振り角が大き
い場合や或いは綾振り速度が高速の場合であっても、延
伸後の強伸度特性の劣化を生じないようにすることがで
きる。
る原因について詳細を検討した結果、それが綾振り支点
ガイドにおいて未延伸糸が大きな擦過抵抗を受けること
にあることを突き止め、綾振り角が大きくなるほど、或
いは綾振り速度が高速になるほど擦過抵抗が増大すると
いうことを知見した。このような知見を踏まえ、上記の
ように綾振り支点ガイドを自由回転ローラによって構成
することにより、綾振り支点における擦過抵抗を低減し
た。さらに自由回転ローラと綾振りガイドとの間にその
糸道を横断するガイドを配置し、このガイドに対して綾
振り運動中の糸条を案内させつつ巻き上げるようにする
ことにより巻取り張力の変動を抑制し、安定な巻き上げ
を可能にした。そして、この擦過抵抗の低減と巻取り張
力の安定化との協同作用により、たとえ綾振り角が大き
い場合や或いは綾振り速度が高速の場合であっても、延
伸後の強伸度特性の劣化を生じないようにすることがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において適用される未延伸
糸とは、溶融紡糸或いは乾式紡糸などの紡糸巻取り工程
によって分子配向が実質的に無い状態に得られる糸、或
いは分子配向が不完全な状態に得られる糸をいう。した
がって、この未延伸糸には、高速紡糸によって得られる
部分的に分子配向した所謂POYも含まれる。
糸とは、溶融紡糸或いは乾式紡糸などの紡糸巻取り工程
によって分子配向が実質的に無い状態に得られる糸、或
いは分子配向が不完全な状態に得られる糸をいう。した
がって、この未延伸糸には、高速紡糸によって得られる
部分的に分子配向した所謂POYも含まれる。
【0009】未延伸糸を構成する有機重合体は特に限定
されないが、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの溶融紡糸可能な重合体が好ま
しく使用される。なかでも、特にナイロン6,ナイロン
66などのポリアミドが好しく使用される。ポリアミド
繊維の場合は、複屈折が40×10-3以下の未延伸糸に
適用する場合に有効である。
されないが、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの溶融紡糸可能な重合体が好ま
しく使用される。なかでも、特にナイロン6,ナイロン
66などのポリアミドが好しく使用される。ポリアミド
繊維の場合は、複屈折が40×10-3以下の未延伸糸に
適用する場合に有効である。
【0010】本発明の紡糸巻取り方法において、綾振り
支点に使用される自由回転ローラとしては、回転抵抗を
極力を小さくした構造のものが好ましく、例えばベアリ
ングを介して軸支した構造のものが好ましい。自由回転
ローラの直径としては、5〜30mmの範囲で使用する
のがよい。また、表面は耐摩耗性にするためにクロムメ
ッキを施し、さらに摩擦抵抗を小さくするため梨地加工
したものがよい。表面の耐摩耗性の手段としては、クロ
ムメッキを施す方法のほかに、アルミナやセラミックな
どのそれ自体が耐摩耗性に優れた材料を使用するように
してもよい。
支点に使用される自由回転ローラとしては、回転抵抗を
極力を小さくした構造のものが好ましく、例えばベアリ
ングを介して軸支した構造のものが好ましい。自由回転
ローラの直径としては、5〜30mmの範囲で使用する
のがよい。また、表面は耐摩耗性にするためにクロムメ
ッキを施し、さらに摩擦抵抗を小さくするため梨地加工
したものがよい。表面の耐摩耗性の手段としては、クロ
ムメッキを施す方法のほかに、アルミナやセラミックな
どのそれ自体が耐摩耗性に優れた材料を使用するように
してもよい。
【0011】また、自由回転ローラと綾振りガイドとの
間で綾振り運動する糸条を案内するために設けるガイド
としては、綾振り支点と綾振りガイドとの間の糸道を横
切る方向に延長するものであれば特に形状は限定されな
い。図1に例示するような複数糸条の糸道を横切るバー
ガイドのほか、1糸条の糸道の振り幅をカバーする長さ
をもった広幅ガイドであってもよい。広幅ガイドとして
は、図5のようなガイドを例示することができる。ま
た、バーガイドに代えて、板材の縁を円弧状に加工した
ものであってもよい。
間で綾振り運動する糸条を案内するために設けるガイド
としては、綾振り支点と綾振りガイドとの間の糸道を横
切る方向に延長するものであれば特に形状は限定されな
い。図1に例示するような複数糸条の糸道を横切るバー
ガイドのほか、1糸条の糸道の振り幅をカバーする長さ
をもった広幅ガイドであってもよい。広幅ガイドとして
は、図5のようなガイドを例示することができる。ま
た、バーガイドに代えて、板材の縁を円弧状に加工した
ものであってもよい。
【0012】これらガイドのガイド横断面の曲率半径と
しては、2〜10mmの範囲にすることが好ましい。ま
た、ガイドが糸道を横断する方向の形状としては、直線
状であってもよく、或いは曲線状であってもよい。特
に、綾振り運動中の糸条張力は、左右の綾振り域の中央
で低く、両端部で高くなるので、糸道横断方向のガイド
形状としては、好ましくは曲線状にする方がよい。ま
た、その曲線形状としては、横断方向の中央部ほど綾振
りガイド側に向けて凸の曲線になるように形成すること
が好ましい。
しては、2〜10mmの範囲にすることが好ましい。ま
た、ガイドが糸道を横断する方向の形状としては、直線
状であってもよく、或いは曲線状であってもよい。特
に、綾振り運動中の糸条張力は、左右の綾振り域の中央
で低く、両端部で高くなるので、糸道横断方向のガイド
形状としては、好ましくは曲線状にする方がよい。ま
た、その曲線形状としては、横断方向の中央部ほど綾振
りガイド側に向けて凸の曲線になるように形成すること
が好ましい。
【0013】また、この綾振り運動中の糸条を案内する
ガイドの材質としては、耐摩耗性に優れたものを使用す
ることが好ましく、特にアルミナやセラミックが好適で
ある。また、表面を梨地加工して摩擦係数を低減したも
のが好ましい。以下に、本発明を図に示す実施例によっ
て具体的に説明する。図1(A),(B)は、本発明を
実施する紡糸巻取り工程の一例を示す。
ガイドの材質としては、耐摩耗性に優れたものを使用す
ることが好ましく、特にアルミナやセラミックが好適で
ある。また、表面を梨地加工して摩擦係数を低減したも
のが好ましい。以下に、本発明を図に示す実施例によっ
て具体的に説明する。図1(A),(B)は、本発明を
実施する紡糸巻取り工程の一例を示す。
【0014】図1において、不図示の溶融紡糸口金から
紡糸され、冷却チムニーの冷風によって冷却され、油材
を付与された糸条Yは、第1ゴデットローラ1を経たの
ち第2ゴデットローラ2に引き取られる。最終の第2ゴ
デットローラ2から4本の糸条fが離脱する。最終の第
2ゴデットローラ2の下流側には、4本の糸条fに対応
してそれぞれ4個の自由回転ローラ13が綾振り支点と
して設けられ、さらにその下流側にバーガイド14が設
けられ、最後の巻取位置に綾振りガイド4、ドラム5、
駆動ローラ6が設けられている。
紡糸され、冷却チムニーの冷風によって冷却され、油材
を付与された糸条Yは、第1ゴデットローラ1を経たの
ち第2ゴデットローラ2に引き取られる。最終の第2ゴ
デットローラ2から4本の糸条fが離脱する。最終の第
2ゴデットローラ2の下流側には、4本の糸条fに対応
してそれぞれ4個の自由回転ローラ13が綾振り支点と
して設けられ、さらにその下流側にバーガイド14が設
けられ、最後の巻取位置に綾振りガイド4、ドラム5、
駆動ローラ6が設けられている。
【0015】自由回転ローラ13は、ベアリングで軸支
され、殆ど抵抗なく回転するようになっている。また、
バーガイド14は、自由回転ローラ13と綾振りガイド
4との間の糸道を横断するように設けられており、綾振
り運動する糸条Yを綾振りガイド4側へ押し込むように
案内しながら糸条張力を一定の安定した張力にするよう
に作用している。バーガイド14以後の綾振りガイド
4、ドラム5、表面駆動ローラ6は、従来の工程と同様
の構成である。
され、殆ど抵抗なく回転するようになっている。また、
バーガイド14は、自由回転ローラ13と綾振りガイド
4との間の糸道を横断するように設けられており、綾振
り運動する糸条Yを綾振りガイド4側へ押し込むように
案内しながら糸条張力を一定の安定した張力にするよう
に作用している。バーガイド14以後の綾振りガイド
4、ドラム5、表面駆動ローラ6は、従来の工程と同様
の構成である。
【0016】第2ゴデットローラ2から離脱した各糸条
fは、それぞれ各自由回転ローラ13を綾振り支点とし
て、綾振り角θで左右に綾振り運動しながら走行する。
しかし、この綾振り支点は、自由に抵抗なく回転する自
由回転ローラ13であるので、糸条fに殆ど擦過抵抗を
与えることがない。自由回転ローラ13から離脱した糸
条fは、さらにバーガイド14の表面を左右に綾振られ
ながら摺動することにより張力が一定に調整され、ドラ
ム5には安定な巻取り張力になって巻き上げられる。
fは、それぞれ各自由回転ローラ13を綾振り支点とし
て、綾振り角θで左右に綾振り運動しながら走行する。
しかし、この綾振り支点は、自由に抵抗なく回転する自
由回転ローラ13であるので、糸条fに殆ど擦過抵抗を
与えることがない。自由回転ローラ13から離脱した糸
条fは、さらにバーガイド14の表面を左右に綾振られ
ながら摺動することにより張力が一定に調整され、ドラ
ム5には安定な巻取り張力になって巻き上げられる。
【0017】このように未延伸糸が綾振り支点で殆ど擦
過抵抗を受けることがなく、かつ安定した巻取り張力で
ドラム上に巻き上げられるので、未延伸糸は実質的に損
傷を受けることがなく、延伸後の強伸度特性が劣化すこ
とがない。このような強伸度特性の劣化防止効果は、後
述する実施例から明らかなように、綾振り支点の綾振り
角θが大きくなっても、或いは綾振りガイド4の綾振り
速度が高速になっても殆ど変わらないようにすることが
できる。
過抵抗を受けることがなく、かつ安定した巻取り張力で
ドラム上に巻き上げられるので、未延伸糸は実質的に損
傷を受けることがなく、延伸後の強伸度特性が劣化すこ
とがない。このような強伸度特性の劣化防止効果は、後
述する実施例から明らかなように、綾振り支点の綾振り
角θが大きくなっても、或いは綾振りガイド4の綾振り
速度が高速になっても殆ど変わらないようにすることが
できる。
【0018】本発明の紡糸巻取り方法では、このように
強伸度特性の劣化防止効果が高いため、本発明において
採用可能な綾振り角θとして、5°から最大30°にわ
たる幅広い範囲を採用することが可能である。また、綾
振りガイドの綾振り速度としては、200cpmから6
00cpmにわたる幅広い範囲が採用可能である。
強伸度特性の劣化防止効果が高いため、本発明において
採用可能な綾振り角θとして、5°から最大30°にわ
たる幅広い範囲を採用することが可能である。また、綾
振りガイドの綾振り速度としては、200cpmから6
00cpmにわたる幅広い範囲が採用可能である。
【0019】
実施例1 ナイロン6を紡糸速度900m/分で溶融紡糸し、一旦
未延伸糸として巻き取った後、延伸工程で3.5倍に延
伸して40D−10Fの延伸糸を製造するに当たり、紡
糸巻取り工程として下記構成からなる本発明の工程と従
来の工程とをそれぞれ使用し、それぞれの工程において
綾振り支点ガイドの綾振り角θを5°〜30°の範囲で
変化させて得た各未延伸糸から製造した延伸糸につい
て、綾振り角θ=5°の糸を基準にしたときの強伸度劣
化率を調べた。図3にその結果を示す。
未延伸糸として巻き取った後、延伸工程で3.5倍に延
伸して40D−10Fの延伸糸を製造するに当たり、紡
糸巻取り工程として下記構成からなる本発明の工程と従
来の工程とをそれぞれ使用し、それぞれの工程において
綾振り支点ガイドの綾振り角θを5°〜30°の範囲で
変化させて得た各未延伸糸から製造した延伸糸につい
て、綾振り角θ=5°の糸を基準にしたときの強伸度劣
化率を調べた。図3にその結果を示す。
【0020】本発明の工程: 工程 図1 自由回転ローラ(綾振り支点ガイド) 直径21mm,表面にクロムメッキ,梨地加工 バーガイド 直径6mm,アルミナ製 従来の工程: 工程 図2 綾振り支点ガイド アルミナ製スネールワイヤ 図3の結果から、本発明の工程の場合は、綾振り角θの
大きさ如何にかかわらず強伸度特性が殆ど劣化していな
いが、従来の工程の場合には、綾振り角θが大きくなる
ほど著しい劣化が見られることがわかる。
大きさ如何にかかわらず強伸度特性が殆ど劣化していな
いが、従来の工程の場合には、綾振り角θが大きくなる
ほど著しい劣化が見られることがわかる。
【0021】実施例2 実施例1において、本発明の工程および従来の工程と
も、それぞれ綾振り角θを一定の10°に固定し、綾振
り速度だけを450〜500cpmの範囲で変化させて
得た未延伸糸から延伸糸を作り、各延伸糸について綾振
り速度=450cpmの糸を基準にしたときの強伸度劣
化率を調べた。その結果を図4に示す。
も、それぞれ綾振り角θを一定の10°に固定し、綾振
り速度だけを450〜500cpmの範囲で変化させて
得た未延伸糸から延伸糸を作り、各延伸糸について綾振
り速度=450cpmの糸を基準にしたときの強伸度劣
化率を調べた。その結果を図4に示す。
【0022】図4の結果から、本発明の工程では、綾振
り速度の如何にかかわらず強伸度特性が殆ど劣化してい
ないが、従来の工程では、綾振り速度が高速になるほど
著しい劣化が見られることがわかる。 実施例3 実施例1において、本発明の工程と従来の工程とにおけ
る綾振り角θを、それぞれ15°と25°にした場合に
得られる未延伸糸からの延伸糸の強力,伸度を調べ、そ
の結果を表1に示す。
り速度の如何にかかわらず強伸度特性が殆ど劣化してい
ないが、従来の工程では、綾振り速度が高速になるほど
著しい劣化が見られることがわかる。 実施例3 実施例1において、本発明の工程と従来の工程とにおけ
る綾振り角θを、それぞれ15°と25°にした場合に
得られる未延伸糸からの延伸糸の強力,伸度を調べ、そ
の結果を表1に示す。
【0023】表1の結果から、本発明で得られた延伸糸
の強力及び伸度は、綾振り角θが15°と25°のいず
れの場合にも変わらなかったが、従来の工程では、綾振
り角θを25°にしたときの強力及び伸度がいずれも低
下していることがわかる。
の強力及び伸度は、綾振り角θが15°と25°のいず
れの場合にも変わらなかったが、従来の工程では、綾振
り角θを25°にしたときの強力及び伸度がいずれも低
下していることがわかる。
【0024】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、綾振
り支点を自由回転ローラで構成することにより、綾振り
支点での擦過抵抗を低減させ、さらに自由回転ローラと
綾振りガイドとの間にその糸道を横断するガイドを配置
し、このガイドに対して綾振り運動中の糸条を案内させ
つつ巻き上げることにより、巻取り張力を安定させ、上
記両作用の協同により、たとえ綾振り支点の綾振り角が
大きかったり、綾振り速度が高速であっても、延伸後の
強伸度特性の劣化を殆ど生じないようにすることができ
る。
り支点を自由回転ローラで構成することにより、綾振り
支点での擦過抵抗を低減させ、さらに自由回転ローラと
綾振りガイドとの間にその糸道を横断するガイドを配置
し、このガイドに対して綾振り運動中の糸条を案内させ
つつ巻き上げることにより、巻取り張力を安定させ、上
記両作用の協同により、たとえ綾振り支点の綾振り角が
大きかったり、綾振り速度が高速であっても、延伸後の
強伸度特性の劣化を殆ど生じないようにすることができ
る。
【図1】(A),(B)は、本発明を実施する紡糸巻取
り工程の正面図及び側面図である。
り工程の正面図及び側面図である。
【図2】(A),(B)は、従来の紡糸巻取り工程の正
面図及び側面図である。
面図及び側面図である。
【図3】綾振り角と強伸度劣化率との関係を示すグラフ
図である。
図である。
【図4】綾振り速度と強伸度劣化率との関係を示すグラ
フ図である。
フ図である。
【図5】バーガイドの別の実施形態を示す上面図であ
る。
る。
1 第1ゴデットローラ 2 第2ゴデットローラ 4 綾振りガイド 5 ドラム 13 自由回転ローラ 14 バーガイド F、f 糸条
Claims (3)
- 【請求項1】 紡糸された糸条を最終のゴデットローラ
を離脱させたのち綾振り支点を中心に綾振りガイドで左
右に綾振りしながらドラムに巻き取る未延伸糸の紡糸巻
取り方法において、 前記綾振り支点に自由回転ローラを設け、該自由回転ロ
ーラと前記綾振りガイドとの間に糸道を横断する方向に
延びるガイドを配置し、該ガイドの表面に左右に綾振り
運動する糸条を案内させながら巻き上げる未延伸糸の紡
糸巻取り方法。 - 【請求項2】 前記最終のゴデットローラから離脱した
複数本の糸条をそれぞれ個別に設けた自由回転ローラを
綾振り支点にして綾振させつつ個別に巻き取る請求項1
に記載の未延伸糸の紡糸巻取り方法。 - 【請求項3】 前記未延伸糸が複屈折40×10-3以下
のポリアミド繊維糸条である請求項1または2に記載の
未延伸糸の紡糸巻取り方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8066397A JPH10273842A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 未延伸糸の紡糸巻取り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8066397A JPH10273842A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 未延伸糸の紡糸巻取り方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10273842A true JPH10273842A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13724613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8066397A Pending JPH10273842A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 未延伸糸の紡糸巻取り方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10273842A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008531438A (ja) * | 2005-03-01 | 2008-08-14 | エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 巻取機 |
| JP2010111964A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Tmt Machinery Inc | 紡糸巻取機 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP8066397A patent/JPH10273842A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008531438A (ja) * | 2005-03-01 | 2008-08-14 | エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 巻取機 |
| JP2010111964A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Tmt Machinery Inc | 紡糸巻取機 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7802977B2 (en) | Apparatus for melt spinning and windup of synthetic yarn | |
| CN102713032B (zh) | 聚酯单丝卷体 | |
| JP2008531438A (ja) | 巻取機 | |
| JP2012021241A (ja) | 紡糸巻取装置 | |
| CN1680181A (zh) | 连续纤维束的导向装置、卷绕机、碳纤维绕线筒及其制法 | |
| JPH10273842A (ja) | 未延伸糸の紡糸巻取り方法 | |
| AU2187392A (en) | Process for the production of uniform yarns via reduced tension-induced slippage | |
| JP3643456B2 (ja) | ポリエステル繊維の製造方法 | |
| JPS5822565B2 (ja) | 高速紡糸法 | |
| EP1463852B1 (en) | Yarn making process and apparatus | |
| JP2007063679A (ja) | 糸条冷却装置 | |
| JP2000282321A (ja) | 糸条の巻取方法 | |
| JPS60209013A (ja) | ポリエステル繊維の製造方法 | |
| JPH09175731A (ja) | 合成繊維の高速巻取り方法及び合成繊維チーズ状パッケージ | |
| JP2567213B2 (ja) | 熱可塑性合成重合体の多錘紡糸方法 | |
| JP4563849B2 (ja) | 合成繊維の紡糸直接延伸装置および方法 | |
| JPH11247021A (ja) | 油剤付与装置 | |
| KR100211140B1 (ko) | 폴리에스터 극세멀티 필라멘트사의 제조방법 | |
| JPS6242828B2 (ja) | ||
| US20050029700A1 (en) | Yarn making process and apparatus | |
| JPH03161546A (ja) | 合成繊維の直接紡糸延伸方法 | |
| JPS60128167A (ja) | ポリアミド繊維の製造法 | |
| JPS6151463A (ja) | 糸条引取装置 | |
| JPS6061467A (ja) | 綾振りガイド装置 | |
| JPS5817289B2 (ja) | ヨウユウボウシホウホウ |