JPH10273886A - 刺繍されたスエード調人工皮革 - Google Patents
刺繍されたスエード調人工皮革Info
- Publication number
- JPH10273886A JPH10273886A JP8154997A JP8154997A JPH10273886A JP H10273886 A JPH10273886 A JP H10273886A JP 8154997 A JP8154997 A JP 8154997A JP 8154997 A JP8154997 A JP 8154997A JP H10273886 A JPH10273886 A JP H10273886A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suede
- fiber
- woven fabric
- artificial leather
- denier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002649 leather substitute Substances 0.000 title claims abstract description 27
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 54
- 229920001410 Microfiber Polymers 0.000 claims abstract description 25
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 claims abstract description 23
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 12
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 claims abstract description 12
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 claims abstract description 11
- 125000002091 cationic group Chemical group 0.000 claims abstract description 7
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 claims abstract description 7
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 claims abstract description 7
- 229920001634 Copolyester Polymers 0.000 claims abstract description 6
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 claims description 42
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 16
- 239000000975 dye Substances 0.000 claims description 13
- 239000010985 leather Substances 0.000 claims description 9
- 239000000980 acid dye Substances 0.000 claims description 4
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 claims description 3
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 claims description 2
- 238000009956 embroidering Methods 0.000 abstract description 3
- 230000002378 acidificating effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 abstract 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 10
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 9
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 6
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 6
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000000859 sublimation Methods 0.000 description 4
- 230000008022 sublimation Effects 0.000 description 4
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 3
- 239000004793 Polystyrene Substances 0.000 description 3
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 3
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 3
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 3
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 3
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 3
- 229920002223 polystyrene Polymers 0.000 description 3
- SJEYSFABYSGQBG-UHFFFAOYSA-M Patent blue Chemical compound [Na+].C1=CC(N(CC)CC)=CC=C1C(C=1C(=CC(=CC=1)S([O-])(=O)=O)S([O-])(=O)=O)=C1C=CC(=[N+](CC)CC)C=C1 SJEYSFABYSGQBG-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 2
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 2
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 description 2
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 2
- 239000002657 fibrous material Substances 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 239000003658 microfiber Substances 0.000 description 2
- 229920006149 polyester-amide block copolymer Polymers 0.000 description 2
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 2
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 2
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 2
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 2
- NLHHRLWOUZZQLW-UHFFFAOYSA-N Acrylonitrile Chemical compound C=CC#N NLHHRLWOUZZQLW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920002292 Nylon 6 Polymers 0.000 description 1
- 229920002302 Nylon 6,6 Polymers 0.000 description 1
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 239000003522 acrylic cement Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000001112 coagulating effect Effects 0.000 description 1
- 238000004581 coalescence Methods 0.000 description 1
- 238000011284 combination treatment Methods 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000001627 detrimental effect Effects 0.000 description 1
- VVTXSHLLIKXMPY-UHFFFAOYSA-L disodium;2-sulfobenzene-1,3-dicarboxylate Chemical compound [Na+].[Na+].OS(=O)(=O)C1=C(C([O-])=O)C=CC=C1C([O-])=O VVTXSHLLIKXMPY-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 239000000986 disperse dye Substances 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 239000000839 emulsion Substances 0.000 description 1
- 210000002615 epidermis Anatomy 0.000 description 1
- 239000004816 latex Substances 0.000 description 1
- 229920000126 latex Polymers 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 229920001707 polybutylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
- 238000005979 thermal decomposition reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】表面に刺繍されたスエード調人工皮革で、縫い
目で裂けるといった欠点の発生もなく、基材または刺繍
糸からの染料移行による汚れの発生しない、物性に優れ
た高品位のスエード調立毛シ−ト状物を得ること。 【解決手段】0.8デニール以下の極細繊維と撚り数が
1200T/m〜4000T/mである強撚糸織物とが
不離一体絡合されてなり、かつ弾性重合体により保持さ
れ、立毛、染色処理された立毛シート状物の立毛面表面
に刺繍がなされていることを特徴とするスエード調人工
皮革。
目で裂けるといった欠点の発生もなく、基材または刺繍
糸からの染料移行による汚れの発生しない、物性に優れ
た高品位のスエード調立毛シ−ト状物を得ること。 【解決手段】0.8デニール以下の極細繊維と撚り数が
1200T/m〜4000T/mである強撚糸織物とが
不離一体絡合されてなり、かつ弾性重合体により保持さ
れ、立毛、染色処理された立毛シート状物の立毛面表面
に刺繍がなされていることを特徴とするスエード調人工
皮革。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刺繍されたスエード調
人工皮革に関するものである。
人工皮革に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から天然皮革、人工皮革等に刺繍を
施すことは、それらの商品価値、デザイン価値を上げる
ための一手段として試みられてきている。
施すことは、それらの商品価値、デザイン価値を上げる
ための一手段として試みられてきている。
【0003】しかし、刺繍をスルにしても、従来の人工
皮革では、一般に極細繊維からなる不織布ウェブとそれ
を支持する弾性重合体からなるため、刺繍といった狭い
面積に多くの糸密度、言い換えれば針によって孔をあけ
る処理を行うと、縫い目部分での構造が破壊され、該部
分から裂けるか、著しく強力が低下するといった欠点を
招くものであった。
皮革では、一般に極細繊維からなる不織布ウェブとそれ
を支持する弾性重合体からなるため、刺繍といった狭い
面積に多くの糸密度、言い換えれば針によって孔をあけ
る処理を行うと、縫い目部分での構造が破壊され、該部
分から裂けるか、著しく強力が低下するといった欠点を
招くものであった。
【0004】特に、この欠点は、資材用では椅子、自動
車用シート等、衣料用ではズボンやスカート、手袋など
という強度が要求される用途、部位には刺繍ができなか
ったものである。
車用シート等、衣料用ではズボンやスカート、手袋など
という強度が要求される用途、部位には刺繍ができなか
ったものである。
【0005】また、基材あるいは刺繍糸からの染料が、
刺繍糸あるいは基材へと刺繍された部分に移行昇華し、
該刺繍の品位が損なわれるという欠点があった。
刺繍糸あるいは基材へと刺繍された部分に移行昇華し、
該刺繍の品位が損なわれるという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、刺繍と
いう一般的に用いられている手段が、人工皮革には容易
には採用できないという問題に対して、これを満足する
解決手段がなかったのが実状である。
いう一般的に用いられている手段が、人工皮革には容易
には採用できないという問題に対して、これを満足する
解決手段がなかったのが実状である。
【0007】本発明は、従来の人工皮革に刺繍すると縫
い目部分で裂けるか、著しく強力が低下し、基材あるい
は刺繍糸からの染料の移行昇華により刺繍された部分の
品位が損なわれるという問題を解決し、強力と移行昇華
問題を満足できる刺繍されたスエード調人工皮革を提供
せんとするものである。
い目部分で裂けるか、著しく強力が低下し、基材あるい
は刺繍糸からの染料の移行昇華により刺繍された部分の
品位が損なわれるという問題を解決し、強力と移行昇華
問題を満足できる刺繍されたスエード調人工皮革を提供
せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
を解決するため鋭意研究した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明の要旨は次の通りである。
を解決するため鋭意研究した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明の要旨は次の通りである。
【0009】(1)0.8デニール以下の極細繊維と撚
り数が1200T/m〜4000T/mである強撚糸織
物とが不離一体絡合されてなり、かつ弾性重合体により
保持され、立毛、染色処理された立毛シート状物の立毛
面表面に刺繍がなされていることを特徴とするスエード
調人工皮革である。
り数が1200T/m〜4000T/mである強撚糸織
物とが不離一体絡合されてなり、かつ弾性重合体により
保持され、立毛、染色処理された立毛シート状物の立毛
面表面に刺繍がなされていることを特徴とするスエード
調人工皮革である。
【0010】また、かかる本発明のスエード調人工皮革
において、その好ましい実施態様として以下の(2)〜
(13)の態様をとるものである。
において、その好ましい実施態様として以下の(2)〜
(13)の態様をとるものである。
【0011】(2)極細繊維、該刺繍糸の両方又はどち
らか一方が、酸性染料に可染のポリアミドまたはカチオ
ン染料可染のスルホン化共重合ポリエステルを含む繊維
よりなることを特徴とする(1)記載のスエード調人工
皮革である。
らか一方が、酸性染料に可染のポリアミドまたはカチオ
ン染料可染のスルホン化共重合ポリエステルを含む繊維
よりなることを特徴とする(1)記載のスエード調人工
皮革である。
【0012】(3)立毛表面に、針本数10本/cm2
〜250本/cm2 で、刺繍面積が0.25cm2 以上
の刺繍がされていること特徴とする(1)または(2)
記載のスエード調人工皮革である。
〜250本/cm2 で、刺繍面積が0.25cm2 以上
の刺繍がされていること特徴とする(1)または(2)
記載のスエード調人工皮革である。
【0013】(4)繊維立毛シートを構成する繊維/弾
性重合体の重量比率が95/5ないし35/65で構成
される(1)、(2)または(3)記載のスエード調人
工皮革である。
性重合体の重量比率が95/5ないし35/65で構成
される(1)、(2)または(3)記載のスエード調人
工皮革である。
【0014】(5)繊維立毛シートにシリコーン系油剤
が、対繊維重量比0.05%〜2.5%付与されてなる
ことを特徴とする(1)、(2)、(3)または(4)
記載のスエード調人工皮革である。
が、対繊維重量比0.05%〜2.5%付与されてなる
ことを特徴とする(1)、(2)、(3)または(4)
記載のスエード調人工皮革である。
【0015】(6)強撚糸織物を構成する糸が、少なく
とも30デニールの総繊度を有する強撚糸であることを
特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)または
(5)記載のスエード調人工皮革である。
とも30デニールの総繊度を有する強撚糸であることを
特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)または
(5)記載のスエード調人工皮革である。
【0016】(7)強撚糸織物を構成する糸が、50デ
ニール以上、90デニール以下の総繊度を有する強撚糸
であることを特徴とする(6)記載のスエード調人工皮
革である。
ニール以上、90デニール以下の総繊度を有する強撚糸
であることを特徴とする(6)記載のスエード調人工皮
革である。
【0017】(8)強撚糸織物が、少なくとも0.6デ
ニール以上の単繊維繊度からなる糸で構成されている
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)また
は(7)記載のスエード調人工皮革である。
ニール以上の単繊維繊度からなる糸で構成されている
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)また
は(7)記載のスエード調人工皮革である。
【0018】(9)強撚糸織物が、200g/m2 以下
の目付を有するものであることを特徴とする(1)、
(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)また
は(8)記載のスエード調人工皮革である。
の目付を有するものであることを特徴とする(1)、
(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)また
は(8)記載のスエード調人工皮革である。
【0019】(10)強撚糸織物が、100g/m2 以
下の目付を有するものであることを特徴とする(9)記
載のスエード調人工皮革である。
下の目付を有するものであることを特徴とする(9)記
載のスエード調人工皮革である。
【0020】(11)強撚糸織物が、40g/m2以上
80g/m2 以下の目付を有するものであることを特徴
とする(10)記載のスエード調人工皮革である。
80g/m2 以下の目付を有するものであることを特徴
とする(10)記載のスエード調人工皮革である。
【0021】(12)繊維立毛シート状物の表皮側が、
バフィング起毛により立毛処理加工がされていることを
特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、
(6)、(7)、(8)、(9)、(10)または(1
1)記載のスエード調人工皮革である。
バフィング起毛により立毛処理加工がされていることを
特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、
(6)、(7)、(8)、(9)、(10)または(1
1)記載のスエード調人工皮革である。
【0022】(13)弾性重合体が、ポリウレタンを含
むものであることを特徴とする(1)、(2)、
(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、
(9)、(10)、(11)または(12)記載のスエ
ード調人工皮革である。
むものであることを特徴とする(1)、(2)、
(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、
(9)、(10)、(11)または(12)記載のスエ
ード調人工皮革である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
する。
【0024】本発明を実施するための具体的な一手段と
しては、先ず0.8デニール以下の極細繊維ウェブもし
くは極細繊維化可能型繊維ウェブを形成する。このウェ
ブと強撚糸織物と重ねてニードルパンチし、ウェブ自体
の絡合とウェブおよび強撚糸織物との絡合を十分に高め
て不離一体の構造を形成する。その後、弾性重合体を付
与する工程、極細繊維化可能型繊維ウェブの場合には極
細繊維化工程の組み合わせ処理を行い、さらにバフィン
グ、染色工程を経てスエード調人工皮革に仕上げる。し
かる後、該人工皮革表面に刺繍を施すことを骨子とする
ものである。
しては、先ず0.8デニール以下の極細繊維ウェブもし
くは極細繊維化可能型繊維ウェブを形成する。このウェ
ブと強撚糸織物と重ねてニードルパンチし、ウェブ自体
の絡合とウェブおよび強撚糸織物との絡合を十分に高め
て不離一体の構造を形成する。その後、弾性重合体を付
与する工程、極細繊維化可能型繊維ウェブの場合には極
細繊維化工程の組み合わせ処理を行い、さらにバフィン
グ、染色工程を経てスエード調人工皮革に仕上げる。し
かる後、該人工皮革表面に刺繍を施すことを骨子とする
ものである。
【0025】ここでいう不離一体の構造を形成すると
は、例えば極細繊維が織物組織に十分に入り込みランダ
ムに絡まっていて、かつ極細繊維どうしもその形態を維
持しながら絡み合っているために、相当の応力で剥離し
ようとしても織物と不織布ウェブは剥離できず、さらに
応力が強くなると剥離よりも皮革状物自体が破壊される
ような強い構造をいう。この構造は摩耗性や強伸度特性
の向上に大きな効果をもたらすだけでなく、刺繍された
際の強力低下に著しい効果を与える。
は、例えば極細繊維が織物組織に十分に入り込みランダ
ムに絡まっていて、かつ極細繊維どうしもその形態を維
持しながら絡み合っているために、相当の応力で剥離し
ようとしても織物と不織布ウェブは剥離できず、さらに
応力が強くなると剥離よりも皮革状物自体が破壊される
ような強い構造をいう。この構造は摩耗性や強伸度特性
の向上に大きな効果をもたらすだけでなく、刺繍された
際の強力低下に著しい効果を与える。
【0026】本発明において、不織布ウェブを形成する
極細繊維の重合体としては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリエステルエラス
トマ等のポリエステル系、ナイロン6、ナイロン66、
ポリアミドエラストマ等のポリアミド系、ポリウレタン
系、ポリオレフィン系、アクリルニトリル系など繊維形
態を有する重合体ならば、特別に限定されることなく使
用が可能である。中でも実用性能の点からはポリエステ
ル系、ポリアミド系が特に望ましい。とりわけ、刺繍糸
への染料の移行昇華の問題から、酸性染料に可染のポリ
アミドまたはカチオン染料可染のスルホン化共重合ポリ
エステルを含む繊維が望ましい。
極細繊維の重合体としては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリエステルエラス
トマ等のポリエステル系、ナイロン6、ナイロン66、
ポリアミドエラストマ等のポリアミド系、ポリウレタン
系、ポリオレフィン系、アクリルニトリル系など繊維形
態を有する重合体ならば、特別に限定されることなく使
用が可能である。中でも実用性能の点からはポリエステ
ル系、ポリアミド系が特に望ましい。とりわけ、刺繍糸
への染料の移行昇華の問題から、酸性染料に可染のポリ
アミドまたはカチオン染料可染のスルホン化共重合ポリ
エステルを含む繊維が望ましい。
【0027】繊維構造としてはポリアミドまたはポリエ
ステル、特にカチオン染料可染のスルホン化共重合ポリ
エステルからなる極細繊維でも問題ないが、ポリアミド
/ポリエステル、ポリエステル/ポリエステルからなる
芯鞘あるいは鞘芯構造の複合構造繊維であってもよい。
ステル、特にカチオン染料可染のスルホン化共重合ポリ
エステルからなる極細繊維でも問題ないが、ポリアミド
/ポリエステル、ポリエステル/ポリエステルからなる
芯鞘あるいは鞘芯構造の複合構造繊維であってもよい。
【0028】また、海島型繊維のように複合繊維を構成
する一部の重合体を除去または相互に剥離することによ
って極細繊維化されるものについては、被除去成分とし
て例えばポリスチレン、およびその共重合体、PVA、
共重合ポリエステル、共重合ポリアミド等の1種または
2種を用いることができる。
する一部の重合体を除去または相互に剥離することによ
って極細繊維化されるものについては、被除去成分とし
て例えばポリスチレン、およびその共重合体、PVA、
共重合ポリエステル、共重合ポリアミド等の1種または
2種を用いることができる。
【0029】本発明に用いられる極細繊維の太さは、皮
革状シートとしての性能、すなわち柔軟性、触感、外観
品位、強力特性などを高めるために0.8デニール以下
が好ましい。このような極細繊維は、2種類以上の重合
体からなる高分子配列体繊維、互いに相溶性の小さい2
種の重合体が隣接してなる易分割型複合繊維などがあ
る。本発明は、極細繊維を発生するものであれば、上記
の形態にとらわれることなく使用することが可能であ
る。
革状シートとしての性能、すなわち柔軟性、触感、外観
品位、強力特性などを高めるために0.8デニール以下
が好ましい。このような極細繊維は、2種類以上の重合
体からなる高分子配列体繊維、互いに相溶性の小さい2
種の重合体が隣接してなる易分割型複合繊維などがあ
る。本発明は、極細繊維を発生するものであれば、上記
の形態にとらわれることなく使用することが可能であ
る。
【0030】本発明で使用する弾性重合体としては、ポ
リウレタン、SBR、NBR、ポリアミノ酸、アクリル
系の接着剤などゴム弾性を有するものならば使用できる
ものであるが、実用性能の面でポリウレタンが望まし
い。付与工程としては弾性重合体を塗布あるいは含浸後
凝固する方法、あるいはエマルジョン、ラテックス状で
塗布あるいは含浸して乾燥、固着させる方法等種々の方
法を用いることができる。
リウレタン、SBR、NBR、ポリアミノ酸、アクリル
系の接着剤などゴム弾性を有するものならば使用できる
ものであるが、実用性能の面でポリウレタンが望まし
い。付与工程としては弾性重合体を塗布あるいは含浸後
凝固する方法、あるいはエマルジョン、ラテックス状で
塗布あるいは含浸して乾燥、固着させる方法等種々の方
法を用いることができる。
【0031】極細化可能繊維ウェブ、または極細繊維ウ
ェブと強撚糸織物の組合せにはカード、クロスラッパ
ー、ランダムウェブ等を用いてシート化したウェブの間
に強撚糸織物を積層し、ニードルパンチにより繊維を互
いに絡ませるのが最も良いが、片面のみでも良い。
ェブと強撚糸織物の組合せにはカード、クロスラッパ
ー、ランダムウェブ等を用いてシート化したウェブの間
に強撚糸織物を積層し、ニードルパンチにより繊維を互
いに絡ませるのが最も良いが、片面のみでも良い。
【0032】また、本発明の繊維立毛シート状物の断面
中間から表層の間に存在させる強撚糸織物を構成する強
撚糸の撚数は1200T/m以上であることが好ましく
は、さらに好ましくは2000T/m以上、4000T
/m以下であり、最も好ましくは2500T/m以上、
3000T/m以下である。撚数が1200T/mより
も小さい場合には糸を構成する単繊維どうしのしまりが
不十分であるために、ニードルパンチした際に、針のバ
ーブに糸または単繊維が引掛り、糸が切断あるいは損傷
するケースが発生し好ましくない。糸の切断、損傷が発
生すると織組織が破壊され、パンチ数増加とともに織物
の強力も著しく低下し、全体としても強力が低下するこ
ととなり、また切断された破断端が表面に露出し外観を
著しく損なうこととなり、望ましくないのである。ま
た、撚数が大きすぎても繊維が硬くなりすぎるため好ま
しくなく、風合いの硬化防止の点から4000T/mを
超えるものは好ましくない。
中間から表層の間に存在させる強撚糸織物を構成する強
撚糸の撚数は1200T/m以上であることが好ましく
は、さらに好ましくは2000T/m以上、4000T
/m以下であり、最も好ましくは2500T/m以上、
3000T/m以下である。撚数が1200T/mより
も小さい場合には糸を構成する単繊維どうしのしまりが
不十分であるために、ニードルパンチした際に、針のバ
ーブに糸または単繊維が引掛り、糸が切断あるいは損傷
するケースが発生し好ましくない。糸の切断、損傷が発
生すると織組織が破壊され、パンチ数増加とともに織物
の強力も著しく低下し、全体としても強力が低下するこ
ととなり、また切断された破断端が表面に露出し外観を
著しく損なうこととなり、望ましくないのである。ま
た、撚数が大きすぎても繊維が硬くなりすぎるため好ま
しくなく、風合いの硬化防止の点から4000T/mを
超えるものは好ましくない。
【0033】強撚糸織物に使用される強撚糸の糸種とし
ては、フィラメントヤーン、紡績糸、フィラメントヤー
ンと紡績糸の組合せなどが使用でき、特に限定されるも
のではない。
ては、フィラメントヤーン、紡績糸、フィラメントヤー
ンと紡績糸の組合せなどが使用でき、特に限定されるも
のではない。
【0034】強撚糸織物の目付は、200g/m2 以下
のものを使用するのが好ましく、さらに好ましくは10
0g/m2 以下、最も好ましくは40m2 以上で80g
/m2 以下の範囲である。目付が20g/m2 程度にな
ると、形態が極めてルーズになり不織布と重ねる際にシ
ワが発生し均一に張り合わせることが困難になる。ま
た、目付が200g/m2 を超えると織物組織が密にな
り、不織布ウェブの貫通が不十分で不織布ウェブの高絡
合化が進まず不離一体化した構造物を作るのが難かしく
なり望ましくない。強撚糸織物の種類については、平
織、綾織、朱子織及びそれらの織り方を基本とした各種
の織物などが使用でき、特に限定されるものではない。
のものを使用するのが好ましく、さらに好ましくは10
0g/m2 以下、最も好ましくは40m2 以上で80g
/m2 以下の範囲である。目付が20g/m2 程度にな
ると、形態が極めてルーズになり不織布と重ねる際にシ
ワが発生し均一に張り合わせることが困難になる。ま
た、目付が200g/m2 を超えると織物組織が密にな
り、不織布ウェブの貫通が不十分で不織布ウェブの高絡
合化が進まず不離一体化した構造物を作るのが難かしく
なり望ましくない。強撚糸織物の種類については、平
織、綾織、朱子織及びそれらの織り方を基本とした各種
の織物などが使用でき、特に限定されるものではない。
【0035】これら織物のうち好ましいものとしては、
少なくともたて、よこいずれかに強撚糸を用いたものが
よく、特に好ましいのは、たて、よこともに強撚糸を用
いた織物がよい。
少なくともたて、よこいずれかに強撚糸を用いたものが
よく、特に好ましいのは、たて、よこともに強撚糸を用
いた織物がよい。
【0036】織物用糸については、使用目的等により適
宜変更可能であるが、糸総デニールで30デニールから
150デニールの範囲内のものが一つの目安となる。強
撚糸としての繊維との一体化効果と太さとのバランスと
して最も好ましい範囲としては、50デニール〜90デ
ニールである。強撚糸織物の単繊維繊度は、少なくとも
0.6デニール以上からなる糸が望ましい。0.6デニ
ール以下であるとニードルのバーブによる引っかかりの
ために繊維が切断され表面に露出するために品位の低下
という欠陥が起こる。
宜変更可能であるが、糸総デニールで30デニールから
150デニールの範囲内のものが一つの目安となる。強
撚糸としての繊維との一体化効果と太さとのバランスと
して最も好ましい範囲としては、50デニール〜90デ
ニールである。強撚糸織物の単繊維繊度は、少なくとも
0.6デニール以上からなる糸が望ましい。0.6デニ
ール以下であるとニードルのバーブによる引っかかりの
ために繊維が切断され表面に露出するために品位の低下
という欠陥が起こる。
【0037】織物を構成する繊維はポリエステル、ポリ
アミド等の合成繊維、木綿等の天然繊維など製織が可能
な繊維ならば、特に限定されることなく使用可能であ
る。
アミド等の合成繊維、木綿等の天然繊維など製織が可能
な繊維ならば、特に限定されることなく使用可能であ
る。
【0038】極細繊維と織物からなる繊維状物と弾性重
合体との重量比(繊維状物/弾性重合体)は、90/1
0ないし35/65で構成されることが望ましく、さら
には極細繊維ウェブに対する織物の重量比は80%以下
であることが望ましく、最も好適には10〜50%であ
る。極細繊維ウェブに対する織物の重量比が80%を越
えると表面に織物が露出しやすくなる。
合体との重量比(繊維状物/弾性重合体)は、90/1
0ないし35/65で構成されることが望ましく、さら
には極細繊維ウェブに対する織物の重量比は80%以下
であることが望ましく、最も好適には10〜50%であ
る。極細繊維ウェブに対する織物の重量比が80%を越
えると表面に織物が露出しやすくなる。
【0039】極細化可能タイプの繊維では、特に、例え
ば海島型繊維では、海成分を除去する場合、その方法は
溶剤で抽出する方法、熱分解させる方法など種々ある
が、一般には、溶剤で抽出する方法が簡単である。この
操作は、弾性体を付与する前、または後で行うとよい。
立毛処理はサンドペーパーを使用して行うのが一般的で
ある。
ば海島型繊維では、海成分を除去する場合、その方法は
溶剤で抽出する方法、熱分解させる方法など種々ある
が、一般には、溶剤で抽出する方法が簡単である。この
操作は、弾性体を付与する前、または後で行うとよい。
立毛処理はサンドペーパーを使用して行うのが一般的で
ある。
【0040】特に本発明では弾性体付与後表面をサンド
ペーパーを使用した起毛によって立毛処理をすることに
より良好な立毛となし得る。かかる場合、極細繊維と織
物との強固な絡合のために耐摩耗性も極めて強く立毛の
脱落も容易なことでは発生しない。
ペーパーを使用した起毛によって立毛処理をすることに
より良好な立毛となし得る。かかる場合、極細繊維と織
物との強固な絡合のために耐摩耗性も極めて強く立毛の
脱落も容易なことでは発生しない。
【0041】刺繍を構成する繊維は、ポリエステル、ポ
リアミド等の合成繊維、木綿等の天然繊維など製織が可
能な繊維ならば使用可能であるが、とりわけ基材への染
料の移行昇華の問題から、酸性染料に可染のポリアミド
またはカチオン染料可染のスルホン化共重合ポリエステ
ルを含む繊維を使用することが特に望ましい。
リアミド等の合成繊維、木綿等の天然繊維など製織が可
能な繊維ならば使用可能であるが、とりわけ基材への染
料の移行昇華の問題から、酸性染料に可染のポリアミド
またはカチオン染料可染のスルホン化共重合ポリエステ
ルを含む繊維を使用することが特に望ましい。
【0042】また、繊維立毛シート状物の立毛表面にさ
れる刺繍針本数は10本/cm2 〜250本/cm2 で
あるのが好ましく、本発明によれば、このような密度で
かつ刺繍面積が0.25cm2 以上の刺繍がなされてい
ても強撚糸織物が存在しているがために顕著な物性の低
下は生じないのである。
れる刺繍針本数は10本/cm2 〜250本/cm2 で
あるのが好ましく、本発明によれば、このような密度で
かつ刺繍面積が0.25cm2 以上の刺繍がなされてい
ても強撚糸織物が存在しているがために顕著な物性の低
下は生じないのである。
【0043】該繊維立毛シートは、極細の繊維が絡まり
合い重合体によって支持されているため、刺繍の際の針
抵抗が上昇し、本来、刺繍糸が切れやすい。この点を防
止するためと、刺繍糸による織物構造破壊を押さえるた
めに、基材である立毛シートにはシリコーン系油剤が
0.05重量%〜2.5重量%付与せしめられているこ
とが望ましい。
合い重合体によって支持されているため、刺繍の際の針
抵抗が上昇し、本来、刺繍糸が切れやすい。この点を防
止するためと、刺繍糸による織物構造破壊を押さえるた
めに、基材である立毛シートにはシリコーン系油剤が
0.05重量%〜2.5重量%付与せしめられているこ
とが望ましい。
【0044】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて、本発明を更
に詳細に説明する。なお、物性測定は次の方法によっ
た。
に詳細に説明する。なお、物性測定は次の方法によっ
た。
【0045】立毛シート状物表面に、針本数70本/c
m2 でかつ刺繍面積が2cm2 の刺繍を施し、下記方法
で物性測定を行った。
m2 でかつ刺繍面積が2cm2 の刺繍を施し、下記方法
で物性測定を行った。
【0046】 引張強力:JISーL1096の6.12.1 引裂強力:JISーL1096の6.15.1 実施例1 島成分としてポリエチレンテレフタレートを芯に、5−
ナトリウムスルホイソフタレート共重合ポリエステルを
鞘にした繊維と、海成分としてポリスチレンからなる成
分比60/40、島数16、複合デニール3d、繊維長
51mmの海島型複合繊維の原綿を用いて、カード、ク
ロスラッパー工程を経て積層ウェブを作成し、次いでプ
レパンチで100本/cm2 のニードルパンチを行って
不織布にした。
ナトリウムスルホイソフタレート共重合ポリエステルを
鞘にした繊維と、海成分としてポリスチレンからなる成
分比60/40、島数16、複合デニール3d、繊維長
51mmの海島型複合繊維の原綿を用いて、カード、ク
ロスラッパー工程を経て積層ウェブを作成し、次いでプ
レパンチで100本/cm2 のニードルパンチを行って
不織布にした。
【0047】その一方側に75d(デニール)−70f
(フィラメント)、撚数2000T/mの強撚糸使いの
平織物(目付50g/m2 )を均一に広げて重ねた。次
にこのシートの上下からニードルパンチし2500本/
m2 のニードルパンチング加工を行って、目付305g
/m2 の不織布にした。使用した強撚糸織物はバーブに
よる損傷がなく、不織布ウェブと強撚糸織物が不離一体
化構造となっていたものである。このシートを極細繊維
化し、さらに、ポリウレタン溶液を含浸させ水中でポリ
ウレタンを凝固させて、シリコーン溶液を繊維成分に対
して0.1重量%付与して乾燥した後、このシートをバ
フ機にかけて立毛を形成させた。その後、カチオン可染
染料を用いて染色し、厚さ0.6mm、目付200g/
m2 、繊維/ウレタン(弾性重合体)の比率が70/3
0のスエード調人工皮革を得た。
(フィラメント)、撚数2000T/mの強撚糸使いの
平織物(目付50g/m2 )を均一に広げて重ねた。次
にこのシートの上下からニードルパンチし2500本/
m2 のニードルパンチング加工を行って、目付305g
/m2 の不織布にした。使用した強撚糸織物はバーブに
よる損傷がなく、不織布ウェブと強撚糸織物が不離一体
化構造となっていたものである。このシートを極細繊維
化し、さらに、ポリウレタン溶液を含浸させ水中でポリ
ウレタンを凝固させて、シリコーン溶液を繊維成分に対
して0.1重量%付与して乾燥した後、このシートをバ
フ機にかけて立毛を形成させた。その後、カチオン可染
染料を用いて染色し、厚さ0.6mm、目付200g/
m2 、繊維/ウレタン(弾性重合体)の比率が70/3
0のスエード調人工皮革を得た。
【0048】かかるスエード調人工皮革に上述の方法に
より、刺繍を施し評価した。この結果、引張強力の低下
は20%以下であり、シートなど力がかかる部位に十分
使用できる強度を持ったものであった。
より、刺繍を施し評価した。この結果、引張強力の低下
は20%以下であり、シートなど力がかかる部位に十分
使用できる強度を持ったものであった。
【0049】また、得られた製品は6ヶ月放置しても染
料の移行による刺繍糸への汚染は発生しなかった。
料の移行による刺繍糸への汚染は発生しなかった。
【0050】比較例1 実施例1のプレパンチ上がり不織布に重ねる強撚糸織物
の代わりに、75d−70f、撚数500T/mのポリ
エステルタフタ織物を均一に広げて重ね、以下の加工は
全て実施例1と同様に行った。得られた立毛シートは、
ニードルパンチの際のバーブによる織物損傷が大きく、
強力低下と共に表面に刺繍を施すとその部分で裂けると
いった欠点が発生した。
の代わりに、75d−70f、撚数500T/mのポリ
エステルタフタ織物を均一に広げて重ね、以下の加工は
全て実施例1と同様に行った。得られた立毛シートは、
ニードルパンチの際のバーブによる織物損傷が大きく、
強力低下と共に表面に刺繍を施すとその部分で裂けると
いった欠点が発生した。
【0051】比較例2 実施例1のプレパンチ上がり不織布に強撚糸織物を重ね
ず、以下の加工は全て実施例1と同様に行った。得られ
た立毛シートは刺繍部分での強力低下が著しかった。
ず、以下の加工は全て実施例1と同様に行った。得られ
た立毛シートは刺繍部分での強力低下が著しかった。
【0052】比較例3 実施例1の島成分としてポリエチレンテレフタレートの
繊維と、海成分としてポリスチレンからなる成分比60
/40、島数16、複合デニール3d、繊維長51mm
の海島型複合繊維の原綿を用いた。染色は、分散染料を
用いて染色した。その他の加工方法は実施例1と同様に
行った。得られた製品は6ヶ月放置すると染料の移行に
より刺繍糸への汚染が発生した。
繊維と、海成分としてポリスチレンからなる成分比60
/40、島数16、複合デニール3d、繊維長51mm
の海島型複合繊維の原綿を用いた。染色は、分散染料を
用いて染色した。その他の加工方法は実施例1と同様に
行った。得られた製品は6ヶ月放置すると染料の移行に
より刺繍糸への汚染が発生した。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が得られ
る。
る。
【0055】強撚糸織物と極細繊維ウェブからなる立毛
シートに刺繍を施すことで、縫い目で裂けるといった欠
点の発生もなく、基材または刺繍糸から染料移行による
汚れの発生しない、物性に優れた高品位のスエード調立
毛シート状物を実現することができる。
シートに刺繍を施すことで、縫い目で裂けるといった欠
点の発生もなく、基材または刺繍糸から染料移行による
汚れの発生しない、物性に優れた高品位のスエード調立
毛シート状物を実現することができる。
Claims (13)
- 【請求項1】0.8デニール以下の極細繊維と撚り数が
1200T/m〜4000T/mである強撚糸織物とが
不離一体絡合されてなり、かつ弾性重合体により保持さ
れ、立毛、染色処理された立毛シート状物の立毛面表面
に刺繍がなされていることを特徴とするスエード調人工
皮革。 - 【請求項2】極細繊維、該刺繍糸の両方又はどちらか一
方が、酸性染料に可染のポリアミドまたはカチオン染料
可染のスルホン化共重合ポリエステルを含む繊維よりな
ることを特徴とする請求項1記載のスエード調人工皮
革。 - 【請求項3】立毛表面に、針本数10本/cm2 〜25
0本/cm2 で、刺繍面積が0.25cm2 以上の刺繍
がされていること特徴とする請求項1または2記載のス
エード調人工皮革。 - 【請求項4】繊維立毛シートを構成する繊維/弾性重合
体の重量比率が95/5ないし35/65で構成される
請求項1、2または3記載のスエード調人工皮革。 - 【請求項5】繊維立毛シートにシリコーン系油剤が、対
繊維重量比0.05%〜2.5%付与されてなることを
特徴とする請求項1、2、3または4記載のスエード調
人工皮革。 - 【請求項6】強撚糸織物を構成する糸が、少なくとも3
0デニールの総繊度を有する強撚糸であることを特徴と
する請求項1、2、3、4または5記載のスエード調人
工皮革。 - 【請求項7】強撚糸織物を構成する糸が、50デニール
以上、90デニール以下の総繊度を有する強撚糸である
ことを特徴とする請求項6記載のスエード調人工皮革。 - 【請求項8】強撚糸織物が、少なくとも0.6デニール
以上の単繊維繊度からなる糸で構成されている請求項
1、2、3、4、5、6または7記載の強撚糸織物。 - 【請求項9】強撚糸織物が、200g/m2 以下の目付
を有するものであることを特徴とする請求項1、2、
3、4、5、6、7または8記載のスエード調人工皮
革。 - 【請求項10】強撚糸織物が、100g/m2 以下の目
付を有するものであることを特徴とする請求項9記載の
スエード調人工皮革。 - 【請求項11】強撚糸織物が、40g/m2以上80g
/m2 以下の目付を有するものであることを特徴とする
請求項10記載のスエード調人工皮革。 - 【請求項12】繊維立毛シート状物の表皮側が、バフィ
ング起毛により立毛処理加工がされていることを特徴と
する請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
または11記載のスエード調人工皮革。 - 【請求項13】弾性重合体が、ポリウレタンを含むもの
であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
6、7、8、9、10、11または12記載のスエード
調人工皮革。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8154997A JPH10273886A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 刺繍されたスエード調人工皮革 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8154997A JPH10273886A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 刺繍されたスエード調人工皮革 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10273886A true JPH10273886A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13749386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8154997A Pending JPH10273886A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 刺繍されたスエード調人工皮革 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10273886A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011153389A (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-11 | Toray Ind Inc | 人工皮革およびその製造方法 |
| WO2012062020A1 (zh) * | 2010-11-11 | 2012-05-18 | Tang Weiren | 一种超细纤维人工皮革及其制造方法 |
| WO2012094793A1 (zh) * | 2011-01-13 | 2012-07-19 | Tang Weiren | 一种直纺超细纤维人工皮革及其制造方法 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP8154997A patent/JPH10273886A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011153389A (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-11 | Toray Ind Inc | 人工皮革およびその製造方法 |
| WO2012062020A1 (zh) * | 2010-11-11 | 2012-05-18 | Tang Weiren | 一种超细纤维人工皮革及其制造方法 |
| KR101307335B1 (ko) * | 2010-11-11 | 2013-09-10 | 웨이렌 탕 | 극세사 인조피혁 및 그 제조방법 |
| US9085835B2 (en) | 2010-11-11 | 2015-07-21 | Weiren Tang | Kind of microfiber artificial leather and its manufacturing methods |
| WO2012094793A1 (zh) * | 2011-01-13 | 2012-07-19 | Tang Weiren | 一种直纺超细纤维人工皮革及其制造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7132024B2 (en) | Artificial leather composite reinforced with ultramicrofiber nonwoven fabric | |
| US4145468A (en) | Composite fabric comprising a non-woven fabric bonded to woven or knitted fabric | |
| US5112421A (en) | Method for the production of a composite sheet for artificial leather | |
| US8202600B2 (en) | Artificial leather, base to be used in the leather, and processes for production of both | |
| EP1806448B1 (en) | Nonwoven fabric for artificial leather and process for producing artificial leather substrate | |
| US20040241346A1 (en) | Artificial leather excellent in elasticity and method of manufacturing the same | |
| US5256429A (en) | Composite sheet for artificial leather | |
| JP2000336581A (ja) | 伸縮性皮革様物 | |
| US20080173387A1 (en) | Method of manufacturing artificial leather excellent in elasticity | |
| JPH10273886A (ja) | 刺繍されたスエード調人工皮革 | |
| JP3428425B2 (ja) | 人工皮革 | |
| JP3997592B2 (ja) | 人工皮革およびその製造方法 | |
| JPH10273885A (ja) | 繊維立毛シート状物およびその製造方法 | |
| JP3008414B2 (ja) | 立毛繊維シートおよびその製造方法 | |
| JPH0713344B2 (ja) | シート状物の製造方法 | |
| JPS62191554A (ja) | 高発色性、高強力及び柔軟性に優れた皮革様物の製法 | |
| JP2844757B2 (ja) | 制電性高強力スエード調人工皮革およびその製造方法 | |
| JP4097933B2 (ja) | 皮革様シート基材およびその製造方法 | |
| JPS5813661B2 (ja) | 不織布布帛構造物の製造方法 | |
| JP3484598B2 (ja) | 立毛シートの製造方法 | |
| TW479086B (en) | Nonwoven fabric made from filaments and artificial leather containing it | |
| JP2002285479A (ja) | 立毛人工皮革の製造方法 | |
| JPH0370028B2 (ja) | ||
| JP2001271274A (ja) | 強力に優れた立毛を有する人工皮革 | |
| JPH0726338B2 (ja) | 高強力柔軟皮革様物 |