JPH10275501A - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
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- JPH10275501A JPH10275501A JP9080446A JP8044697A JPH10275501A JP H10275501 A JPH10275501 A JP H10275501A JP 9080446 A JP9080446 A JP 9080446A JP 8044697 A JP8044697 A JP 8044697A JP H10275501 A JPH10275501 A JP H10275501A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両用灯具において、電球の点滅などにより
生じる圧力差の緩和を計るときに、灯室に直接に呼吸口
を設けた場合でも、灯室を密閉して容積を可変する部分
を設けた場合にも最終的には曇りを生じ解決できないも
のであった。 【解決手段】 本発明により、灯室4に対し外気が流出
入するときの通気抵抗を適宜として設定した主呼吸口6
と、主呼吸口6に対し通気抵抗を高く設定した副呼吸口
7とが設けられ、主呼吸口6には柔軟なフィルム状部材
で形成され灯室4内に設けられる伸縮袋8が接続されて
密閉状態とされ、副呼吸口7は灯室4を外気に連通させ
ている車両用灯具1としたことで、主呼吸口6と副呼吸
口7とを設け、副呼吸口7より灯室4内の換気を直接に
行わせ、且つ、その換気量を小さく設定したことで、灯
室4内に水分を吸引してもその絶対量が少ないものとす
ると共に、排気の際には換気が行われるものとして課題
を解決するものである。
生じる圧力差の緩和を計るときに、灯室に直接に呼吸口
を設けた場合でも、灯室を密閉して容積を可変する部分
を設けた場合にも最終的には曇りを生じ解決できないも
のであった。 【解決手段】 本発明により、灯室4に対し外気が流出
入するときの通気抵抗を適宜として設定した主呼吸口6
と、主呼吸口6に対し通気抵抗を高く設定した副呼吸口
7とが設けられ、主呼吸口6には柔軟なフィルム状部材
で形成され灯室4内に設けられる伸縮袋8が接続されて
密閉状態とされ、副呼吸口7は灯室4を外気に連通させ
ている車両用灯具1としたことで、主呼吸口6と副呼吸
口7とを設け、副呼吸口7より灯室4内の換気を直接に
行わせ、且つ、その換気量を小さく設定したことで、灯
室4内に水分を吸引してもその絶対量が少ないものとす
ると共に、排気の際には換気が行われるものとして課題
を解決するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドランプ、テ
ールランプなど車両用灯具に関するものであり、詳細に
は電球を点灯したときの発熱で密閉された灯室内の気体
が膨張して内部圧力が上昇し、これにより、レンズなど
に変形が生じるのを緩和するために呼吸口が設けられて
いる構成とされた車両用灯具に係るものである。
ールランプなど車両用灯具に関するものであり、詳細に
は電球を点灯したときの発熱で密閉された灯室内の気体
が膨張して内部圧力が上昇し、これにより、レンズなど
に変形が生じるのを緩和するために呼吸口が設けられて
いる構成とされた車両用灯具に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用灯具の構成の例と
しては、例えば、実開平2―123005号公報に示さ
れるものがあり、その構成を要約すれば、ハウジングお
よびレンズにより灯室内を密閉構造として形成しておく
と共に、光源バルブを交換するための開口部をベローズ
状に形成したゴム弾性を有するリヤカバーで密閉するも
のである。
しては、例えば、実開平2―123005号公報に示さ
れるものがあり、その構成を要約すれば、ハウジングお
よびレンズにより灯室内を密閉構造として形成しておく
と共に、光源バルブを交換するための開口部をベローズ
状に形成したゴム弾性を有するリヤカバーで密閉するも
のである。
【0003】そして、その作用は、完全密閉構造とされ
たことで、外気温が上昇した際、或いは前記光源バルブ
を点灯したときの発熱により灯室内の空気など気体が膨
張して内圧が上昇し、例えばハウジング、レンズなどが
変形するのを防止するために、前記リヤカバーをその形
成された部材の弾性により伸長させ、灯室内の体積を増
加させることで緩和しようと言うものである。
たことで、外気温が上昇した際、或いは前記光源バルブ
を点灯したときの発熱により灯室内の空気など気体が膨
張して内圧が上昇し、例えばハウジング、レンズなどが
変形するのを防止するために、前記リヤカバーをその形
成された部材の弾性により伸長させ、灯室内の体積を増
加させることで緩和しようと言うものである。
【0004】尚、前記光源バルブが点灯から消灯に移行
した際、或いは、外気温が低下した際には、灯室内の気
体の体積は減少するので内圧も低下するものとなり、こ
れに対応して前記リヤカバーが短縮し灯室内の体積を減
少させて、上記と同様に灯室内の外気圧に対する気圧差
を緩和するとされている。
した際、或いは、外気温が低下した際には、灯室内の気
体の体積は減少するので内圧も低下するものとなり、こ
れに対応して前記リヤカバーが短縮し灯室内の体積を減
少させて、上記と同様に灯室内の外気圧に対する気圧差
を緩和するとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成の車両用灯具においては、前記リヤカバー
がゴム弾性を有する部材で形成されていることで、この
リヤカバーを伸縮させ内容積を変化させるためには、前
記ゴム弾性に対向してリヤカバーを変形するに充分な圧
力が必要となる。
た従来の構成の車両用灯具においては、前記リヤカバー
がゴム弾性を有する部材で形成されていることで、この
リヤカバーを伸縮させ内容積を変化させるためには、前
記ゴム弾性に対向してリヤカバーを変形するに充分な圧
力が必要となる。
【0006】所で、上記した光源バルブの点灯、消灯に
より生じる圧力差は、高々0.2気圧であり、前記リヤ
カバーとして形状を保てる程度の肉厚として形成した場
合には、上記の程度の気圧差では効果を生じる程の変形
を生じることがなく、よって、依然として灯室内の気圧
に変化を生じるものとなり目的を達成させることが困難
となる問題点を生じている。
より生じる圧力差は、高々0.2気圧であり、前記リヤ
カバーとして形状を保てる程度の肉厚として形成した場
合には、上記の程度の気圧差では効果を生じる程の変形
を生じることがなく、よって、依然として灯室内の気圧
に変化を生じるものとなり目的を達成させることが困難
となる問題点を生じている。
【0007】また、例えば前記車両用灯具がヘッドラン
プである場合、標準的な容積を持つものであっても、環
境条件などを考慮してリヤカバーで吸収するべき気体容
積を求めると、略600ml程度が必要になり、到底、上
記したリヤカバー程度の容積では収納することができな
い問題点を生じる。
プである場合、標準的な容積を持つものであっても、環
境条件などを考慮してリヤカバーで吸収するべき気体容
積を求めると、略600ml程度が必要になり、到底、上
記したリヤカバー程度の容積では収納することができな
い問題点を生じる。
【0008】更には、上記のように灯室を完全に密閉し
た場合、ある程度の時間が経過すると、車両用灯具を構
成する部材、例えばレンズなどに含まれていた水分の放
出、或いは、上記部材の有する浸透性により侵入する水
分により、灯室内の湿度が次第に上昇するものとなり、
密閉状態としたことでこの湿度の排出手段がなく、曇り
の発生に到る問題点も生じ、これらの点の解決が課題と
されるものとなっていた。
た場合、ある程度の時間が経過すると、車両用灯具を構
成する部材、例えばレンズなどに含まれていた水分の放
出、或いは、上記部材の有する浸透性により侵入する水
分により、灯室内の湿度が次第に上昇するものとなり、
密閉状態としたことでこの湿度の排出手段がなく、曇り
の発生に到る問題点も生じ、これらの点の解決が課題と
されるものとなっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した従来
の課題を解決するための具体的な手段として、灯室に外
気に対する呼吸口が設けられて成る車両用灯具におい
て、前記呼吸口としては、前記灯室に対し外気が流出入
するときの通気抵抗を適宜として設定した主呼吸口と、
該主呼吸口に対し通気抵抗を高く設定した副呼吸口とが
設けられ、前記主呼吸口には柔軟な薄いフィルム状部材
で袋状に形成され灯室内に設けられる伸縮袋が接続され
て灯室内が外気に対して密閉状態とされ、前記副呼吸口
は灯室を直接に外気に連通させていることを特徴とする
車両用灯具を提供することで課題を解決するものであ
る。
の課題を解決するための具体的な手段として、灯室に外
気に対する呼吸口が設けられて成る車両用灯具におい
て、前記呼吸口としては、前記灯室に対し外気が流出入
するときの通気抵抗を適宜として設定した主呼吸口と、
該主呼吸口に対し通気抵抗を高く設定した副呼吸口とが
設けられ、前記主呼吸口には柔軟な薄いフィルム状部材
で袋状に形成され灯室内に設けられる伸縮袋が接続され
て灯室内が外気に対して密閉状態とされ、前記副呼吸口
は灯室を直接に外気に連通させていることを特徴とする
車両用灯具を提供することで課題を解決するものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係る車両用灯具であり、この車両用灯具1は
ハウジング2とレンズ3とで灯室4が形成され、この灯
室4には呼吸口が設けられて電球5の点滅により生じる
灯室4内の圧力変化を外気に連通し緩和するものである
点は従来例のものと同様である。
態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すもの
は本発明に係る車両用灯具であり、この車両用灯具1は
ハウジング2とレンズ3とで灯室4が形成され、この灯
室4には呼吸口が設けられて電球5の点滅により生じる
灯室4内の圧力変化を外気に連通し緩和するものである
点は従来例のものと同様である。
【0011】ここで、本発明においては、前記した呼吸
口として主呼吸口6と副呼吸口7とを設けるものであ
り、このときに、図2にも示すように、前記主呼吸口6
の灯室4側の端部には高密度ポリエチレン、ポリプロピ
レンなど柔軟で且つ薄いフィルム状部材を用いて袋状に
形成された伸縮袋8が接続され、この主呼吸口6が吸引
する外気は全てが伸縮袋8内に収納されるものとされて
いる。
口として主呼吸口6と副呼吸口7とを設けるものであ
り、このときに、図2にも示すように、前記主呼吸口6
の灯室4側の端部には高密度ポリエチレン、ポリプロピ
レンなど柔軟で且つ薄いフィルム状部材を用いて袋状に
形成された伸縮袋8が接続され、この主呼吸口6が吸引
する外気は全てが伸縮袋8内に収納されるものとされて
いる。
【0012】よって、伸縮袋8は従来例のものの如くに
ゴム弾性を有することなく、極めて僅かな圧力差でも応
動するものと成る。尚、実際の実施に当たってはハウジ
ング2への組み込み時に容易となるように、図示のよう
に折り畳んだ状態としておき、組付けが終わった時点で
主呼吸口6から適宜量の空気を送り膨らませるものとす
れば良い。
ゴム弾性を有することなく、極めて僅かな圧力差でも応
動するものと成る。尚、実際の実施に当たってはハウジ
ング2への組み込み時に容易となるように、図示のよう
に折り畳んだ状態としておき、組付けが終わった時点で
主呼吸口6から適宜量の空気を送り膨らませるものとす
れば良い。
【0013】これに対して、前記副呼吸口7は灯室4内
を直接に外気に連通させるものとして形成されている。
このときに、前記副呼吸口7の灯室4外側と成る部分に
従来から用いられている防水チューブ9を取付け、例え
ば雨滴など外部の水分が直接に達することを防止するな
どは自在である。
を直接に外気に連通させるものとして形成されている。
このときに、前記副呼吸口7の灯室4外側と成る部分に
従来から用いられている防水チューブ9を取付け、例え
ば雨滴など外部の水分が直接に達することを防止するな
どは自在である。
【0014】従って、灯室4内が外気に対して負圧と成
った場合には、本発明の構成では前記主呼吸口6からも
副呼吸口7からも外気が吸引されるものとなる。ここ
で、本発明では、前記主呼吸口6と副呼吸口7との開口
径に差を設けるなどして、両口6、7の通気抵抗に主呼
吸口6が低く、副呼吸口7が高く成るように差を設け、
主呼吸口6と副呼吸口7とからの外気の吸引量に差を設
けるものである。
った場合には、本発明の構成では前記主呼吸口6からも
副呼吸口7からも外気が吸引されるものとなる。ここ
で、本発明では、前記主呼吸口6と副呼吸口7との開口
径に差を設けるなどして、両口6、7の通気抵抗に主呼
吸口6が低く、副呼吸口7が高く成るように差を設け、
主呼吸口6と副呼吸口7とからの外気の吸引量に差を設
けるものである。
【0015】ここで、開口径と通気抵抗との関係につい
て具体的に説明を行うと、通気量はハーゲンポアゾイエ
の法則によると半径rの4乗に比例するので、基本的に
は所望の比となるように主呼吸口6からも副呼吸口7と
の開口径を定めれば良いものとなる。尚、実際の実施に
当たっては、例えば両呼吸口5、6に到る経路の抵抗な
ども影響するので適宜の調整が必要である。
て具体的に説明を行うと、通気量はハーゲンポアゾイエ
の法則によると半径rの4乗に比例するので、基本的に
は所望の比となるように主呼吸口6からも副呼吸口7と
の開口径を定めれば良いものとなる。尚、実際の実施に
当たっては、例えば両呼吸口5、6に到る経路の抵抗な
ども影響するので適宜の調整が必要である。
【0016】このとき、前記伸縮袋8は、車両用灯具1
を車両に取付けた状態での灯室4の下方となる位置に設
けられ、加えて、主呼吸口6は灯室4の最も下端と成る
位置の近傍に下方に向かい設けられていることが好まし
い。これは、上記にも説明したように主呼吸口6は通気
抵抗が低く設定されているので、外気の吸引を行うとき
にはその大量を吸引するものとなり、水分を一緒に吸引
する可能性が高いからである。
を車両に取付けた状態での灯室4の下方となる位置に設
けられ、加えて、主呼吸口6は灯室4の最も下端と成る
位置の近傍に下方に向かい設けられていることが好まし
い。これは、上記にも説明したように主呼吸口6は通気
抵抗が低く設定されているので、外気の吸引を行うとき
にはその大量を吸引するものとなり、水分を一緒に吸引
する可能性が高いからである。
【0017】即ち、水分を一緒に吸引し、その水分が伸
縮袋8内に滞留するものとなれば、ついには伸縮袋8は
水で満たされ後にも説明する伸縮袋8の体積の変化によ
る内圧の緩和の機能を奏し得なくなる可能性があるから
であり、上記のようにして主呼吸口6を設けることで、
伸縮袋8に侵入した水は重力で排出され伸縮袋8内に滞
留することを防止できるものと成る。
縮袋8内に滞留するものとなれば、ついには伸縮袋8は
水で満たされ後にも説明する伸縮袋8の体積の変化によ
る内圧の緩和の機能を奏し得なくなる可能性があるから
であり、上記のようにして主呼吸口6を設けることで、
伸縮袋8に侵入した水は重力で排出され伸縮袋8内に滞
留することを防止できるものと成る。
【0018】また、前記副呼吸口7については、上記し
た主呼吸口6との通気抵抗の差に加えて、後に作用、効
果について詳細に説明を行うが、灯室4内への外気の吸
引を行うときには通気抵抗をより高くし、灯室4内から
外気への排気を行うときには通気抵抗を低くするような
特性を持たせることが好ましい。
た主呼吸口6との通気抵抗の差に加えて、後に作用、効
果について詳細に説明を行うが、灯室4内への外気の吸
引を行うときには通気抵抗をより高くし、灯室4内から
外気への排気を行うときには通気抵抗を低くするような
特性を持たせることが好ましい。
【0019】よって、この実施形態では前記副呼吸口7
には、外気の吸引を行う際には副呼吸口7を閉止する方
向に作動し、排気を行う際には副呼吸口7を開放する方
向に作動する、例えばゴムの薄板で形成された薄膜弁7
aが設けられ、上記の目的を達するものとされている。
には、外気の吸引を行う際には副呼吸口7を閉止する方
向に作動し、排気を行う際には副呼吸口7を開放する方
向に作動する、例えばゴムの薄板で形成された薄膜弁7
aが設けられ、上記の目的を達するものとされている。
【0020】但し、閉止する方向に作動した場合にも副
呼吸口7が完全に閉止されることのないように前記薄膜
弁7aには溝などによる適宜のバイパス手段が設けられ
ている。尚、前記薄膜弁7aは副呼吸口7に接して設け
られなくとも良く、例えば、防水チューブ9に設けられ
ていても良いものである。尚、図1中に符号10で示す
ものは反射鏡であり、符号11で示すものはエクステン
ションであり、これらの部品により車両用灯具1が形成
されている。
呼吸口7が完全に閉止されることのないように前記薄膜
弁7aには溝などによる適宜のバイパス手段が設けられ
ている。尚、前記薄膜弁7aは副呼吸口7に接して設け
られなくとも良く、例えば、防水チューブ9に設けられ
ていても良いものである。尚、図1中に符号10で示す
ものは反射鏡であり、符号11で示すものはエクステン
ションであり、これらの部品により車両用灯具1が形成
されている。
【0021】次いで、上記の構成とした本発明の車両用
灯具1の作用および効果について説明する。まず、電球
5が消灯、或いは、外気温が低下し灯室4の内圧が低下
したときには、前記主呼吸口6および副呼吸口7を通じ
て外気が灯室4内へ吸引されるものと成る。
灯具1の作用および効果について説明する。まず、電球
5が消灯、或いは、外気温が低下し灯室4の内圧が低下
したときには、前記主呼吸口6および副呼吸口7を通じ
て外気が灯室4内へ吸引されるものと成る。
【0022】このときには、上記にも説明したように主
呼吸口6と副呼吸口7とには、通気抵抗の差が設けら
れ、更に副呼吸口7には吸引時には通気抵抗を増すよう
に作動する薄膜弁7aが設けられているので一層に通気
抵抗が高くなり、例えば主呼吸口6からの99%に対し
て、副呼吸口7からの1%など、通気抵抗の差に応じる
量の外気を吸引するものとなる。
呼吸口6と副呼吸口7とには、通気抵抗の差が設けら
れ、更に副呼吸口7には吸引時には通気抵抗を増すよう
に作動する薄膜弁7aが設けられているので一層に通気
抵抗が高くなり、例えば主呼吸口6からの99%に対し
て、副呼吸口7からの1%など、通気抵抗の差に応じる
量の外気を吸引するものとなる。
【0023】そして、主呼吸口6から吸引された外気は
伸縮袋8を膨張させ、その中に蓄えられるものとなる
が、この伸縮袋8は灯室4とは分離しているので、例え
吸引時の外気が大量の水分を含むものであっても、その
水分が灯室4内に侵入することはなく、灯室4内には副
呼吸口7を経由した僅かな量の水分が侵入するものとな
り、即ち、灯室4内に吸引される水分の絶対量を大幅に
低減させることが可能と成る。
伸縮袋8を膨張させ、その中に蓄えられるものとなる
が、この伸縮袋8は灯室4とは分離しているので、例え
吸引時の外気が大量の水分を含むものであっても、その
水分が灯室4内に侵入することはなく、灯室4内には副
呼吸口7を経由した僅かな量の水分が侵入するものとな
り、即ち、灯室4内に吸引される水分の絶対量を大幅に
低減させることが可能と成る。
【0024】また、電球5が点灯、或いは、外気温が上
昇し灯室4の内圧が上昇したときには、その内圧は伸縮
袋8を圧縮し、主呼吸口6を通じて伸縮袋8内部の気体
を外気に放出すると同時に、副呼吸口7を通じても灯室
4内の気体を外気に放出するものと成る。
昇し灯室4の内圧が上昇したときには、その内圧は伸縮
袋8を圧縮し、主呼吸口6を通じて伸縮袋8内部の気体
を外気に放出すると同時に、副呼吸口7を通じても灯室
4内の気体を外気に放出するものと成る。
【0025】このときには、副呼吸口7に設けられた薄
膜弁7aは通気抵抗を減らすように作動するので、通気
抵抗は開口径の差など設定された値に近くなり、例えば
主呼吸口6からの90%に対して、副呼吸口7からの1
0%など、吸引時よりも多い量が副呼吸口7を通じて排
出されるものとなり、従って、灯室4内は換気が行わ
れ、内部に水分が存在していたとしても、点灯と消灯と
を繰り返す過程で順次に外部に放出される。
膜弁7aは通気抵抗を減らすように作動するので、通気
抵抗は開口径の差など設定された値に近くなり、例えば
主呼吸口6からの90%に対して、副呼吸口7からの1
0%など、吸引時よりも多い量が副呼吸口7を通じて排
出されるものとなり、従って、灯室4内は換気が行わ
れ、内部に水分が存在していたとしても、点灯と消灯と
を繰り返す過程で順次に外部に放出される。
【0026】図3に示すものは、本発明の別な実施形態
であり、前の実施形態では副呼吸口7は、例えばハウジ
ング2に設けられた一箇所のものであったが、この実施
形態では副呼吸口12は外気の流出入する方向に沿い、
それぞれの間に適宜の距離を有して設けられる第一副呼
吸口12a、第二副呼吸口12bの二箇所のものとされ
ている。
であり、前の実施形態では副呼吸口7は、例えばハウジ
ング2に設けられた一箇所のものであったが、この実施
形態では副呼吸口12は外気の流出入する方向に沿い、
それぞれの間に適宜の距離を有して設けられる第一副呼
吸口12a、第二副呼吸口12bの二箇所のものとされ
ている。
【0027】そして、第一副呼吸口12aと第二副呼吸
口12bとの間には、前記副呼吸口12a、12bに対
して断面積を増し適宜な容積を確保した外気滞留室12
cが設けられるものとされている。また、第一副呼吸口
12aと第二副呼吸口12bとの何れかに前の実施形態
で説明したような薄膜弁12dを設けられている。尚、
この実施形態においても防水チューブ9を接続するなど
は自在である。
口12bとの間には、前記副呼吸口12a、12bに対
して断面積を増し適宜な容積を確保した外気滞留室12
cが設けられるものとされている。また、第一副呼吸口
12aと第二副呼吸口12bとの何れかに前の実施形態
で説明したような薄膜弁12dを設けられている。尚、
この実施形態においても防水チューブ9を接続するなど
は自在である。
【0028】このようにしたことで、この実施形態の副
呼吸口12においては、吸引するときの薄膜弁12dの
作動により少ない量となる外気は外気滞留室12c内に
留置されるものとなり、灯室4内までは達しないものと
なる。従って、外気に如何に多量の水分が含まれていて
も、その水分が灯室4内に侵入することはないものとな
る。
呼吸口12においては、吸引するときの薄膜弁12dの
作動により少ない量となる外気は外気滞留室12c内に
留置されるものとなり、灯室4内までは達しないものと
なる。従って、外気に如何に多量の水分が含まれていて
も、その水分が灯室4内に侵入することはないものとな
る。
【0029】そして、電球5の点灯が行われれば、灯室
4の気体は膨張し排出されるものとなるが、このときに
は前の実施形態でも説明したように吸引した以上の量の
気体が排出されるので、外気滞留室12c内の外気は灯
室4の気体で完全に置換され、この外気滞留室12c内
に水分が残留することもないものとなる。よって、一層
の灯室4に対する防湿性能が期待できるものとなる。
尚、上記以外の作用、効果については前の実施形態と全
く同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
4の気体は膨張し排出されるものとなるが、このときに
は前の実施形態でも説明したように吸引した以上の量の
気体が排出されるので、外気滞留室12c内の外気は灯
室4の気体で完全に置換され、この外気滞留室12c内
に水分が残留することもないものとなる。よって、一層
の灯室4に対する防湿性能が期待できるものとなる。
尚、上記以外の作用、効果については前の実施形態と全
く同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0030】尚、本発明では何れの実施形態において
も、車両用灯具1がヘッドランプである例で説明した
が、これは、例えばフォグランプなど他の照明用ランプ
であっても良く、或いは、テールランプなど信号用のラ
ンプであっても良く、更には街路灯など車両用灯具以外
の用途のランプにおいても内圧の調整が必要とされるラ
ンプであれば実施が可能である。
も、車両用灯具1がヘッドランプである例で説明した
が、これは、例えばフォグランプなど他の照明用ランプ
であっても良く、或いは、テールランプなど信号用のラ
ンプであっても良く、更には街路灯など車両用灯具以外
の用途のランプにおいても内圧の調整が必要とされるラ
ンプであれば実施が可能である。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、呼
吸口としては、灯室に対し外気が流出入するときの通気
抵抗を適宜として設定した主呼吸口と、該主呼吸口に対
し通気抵抗を高く設定した副呼吸口とが設けられ、前記
主呼吸口には柔軟な薄いフィルム状部材で袋状に形成さ
れ灯室内に設けられる伸縮袋が接続されて灯室内が外気
に対して密閉状態とされ、前記副呼吸口は灯室を直接に
外気に連通させている車両用灯具としたことで、伸縮袋
をゴム弾性を持たない柔軟な薄いフィルム状部材で形成
したことで、伸縮を行わせる際に僅かな圧力差で応動す
るものとし高精度の内圧調整を可能とし、変形などが生
じるのを確実に防止できるものとして、車両用灯具の性
能の向上に極めて優れた効果を奏するものである。
吸口としては、灯室に対し外気が流出入するときの通気
抵抗を適宜として設定した主呼吸口と、該主呼吸口に対
し通気抵抗を高く設定した副呼吸口とが設けられ、前記
主呼吸口には柔軟な薄いフィルム状部材で袋状に形成さ
れ灯室内に設けられる伸縮袋が接続されて灯室内が外気
に対して密閉状態とされ、前記副呼吸口は灯室を直接に
外気に連通させている車両用灯具としたことで、伸縮袋
をゴム弾性を持たない柔軟な薄いフィルム状部材で形成
したことで、伸縮を行わせる際に僅かな圧力差で応動す
るものとし高精度の内圧調整を可能とし、変形などが生
じるのを確実に防止できるものとして、車両用灯具の性
能の向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【0032】また、主呼吸口と副呼吸口とを設け、副呼
吸口により灯室内の換気を直接に行わせるものとし、尚
且つ、その換気量を小さく設定したことで、灯室内に水
分を吸引した場合でもその絶対量が少ないものとすると
共に、排気の際には換気が行われるものとして恒久的に
灯室内に水分が滞留するのを防止し、使用過程で次第に
曇りを生じるなどを防止して、車両用灯具の信頼性の向
上にも極めて優れた効果を奏するものである。
吸口により灯室内の換気を直接に行わせるものとし、尚
且つ、その換気量を小さく設定したことで、灯室内に水
分を吸引した場合でもその絶対量が少ないものとすると
共に、排気の際には換気が行われるものとして恒久的に
灯室内に水分が滞留するのを防止し、使用過程で次第に
曇りを生じるなどを防止して、車両用灯具の信頼性の向
上にも極めて優れた効果を奏するものである。
【図1】 本発明に係る車両用灯具の実施形態を示す断
面図である。
面図である。
【図2】 同じ実施形態の要部を示す斜視図である。
【図3】 同じく本発明に係る車両用灯具の別の実施形
態を要部で示す断面図である。
態を要部で示す断面図である。
1……車両用灯具 2……ハウジング 3……レンズ 4……灯室 5……電球 6……主呼吸孔 7……副呼吸孔 7a……薄膜弁 8……伸縮袋 9……防水チューブ 10……反射鏡 11……エクステンション 12……副呼吸孔 12a……第一副呼吸孔 12b……第二副呼吸孔 12c……外気滞留室 12d……薄膜弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
フロントページの続き (72)発明者 中田 祥弘 東京都目黒区中目黒二丁目9番13号 スタ ンレー電気株式会社内 (72)発明者 梅山 辰也 東京都目黒区中目黒二丁目9番13号 スタ ンレー電気株式会社内 (72)発明者 河内 正 東京都目黒区中目黒二丁目9番13号 スタ ンレー電気株式会社内 (72)発明者 座間 孝夫 東京都目黒区中目黒二丁目9番13号 スタ ンレー電気株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 灯室に外気に対する呼吸口が設けられて
成る車両用灯具において、前記呼吸口としては、前記灯
室に対し外気が流出入するときの通気抵抗を適宜として
設定した主呼吸口と、該主呼吸口に対し通気抵抗を高く
設定した副呼吸口とが設けられ、前記主呼吸口には柔軟
な薄いフィルム状部材で袋状に形成され灯室内に設けら
れる伸縮袋が接続されて灯室内が外気に対して密閉状態
とされ、前記副呼吸口は灯室を直接に外気に連通させて
いることを特徴とする車両用灯具。 - 【請求項2】 前記副呼吸口は外気の流出入する方向に
沿い適宜の距離を設けて二箇所に設けられ、この二箇所
の副呼吸口間には外気滞留室が設けられていることを特
徴とする請求項1記載の車両用灯具。 - 【請求項3】 前記副呼吸口若しくは副呼吸口にいたる
流路には、前記灯室内に外気の吸引を行うときには通気
抵抗を高くし、前記灯室内から外気への排気を行うとき
には通気抵抗を低くするように薄膜弁が設けられている
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用
灯具。 - 【請求項4】 前記主呼吸口および伸縮袋は、前記車両
用灯具を車両に取付けた状態での前記灯室の下方に設け
られ、前記主呼吸口は前記灯室の最も下端と成る位置の
近傍に下方に向かい設けられていることを特徴とする請
求項1、請求項2または請求項3記載の車両用灯具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9080446A JPH10275501A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9080446A JPH10275501A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 車両用灯具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10275501A true JPH10275501A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13718497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9080446A Pending JPH10275501A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10275501A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100850675B1 (ko) | 2008-01-07 | 2008-08-07 | 주식회사 성훈이엔지 | 등기구 |
| JPWO2023090169A1 (ja) * | 2021-11-22 | 2023-05-25 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP9080446A patent/JPH10275501A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100850675B1 (ko) | 2008-01-07 | 2008-08-07 | 주식회사 성훈이엔지 | 등기구 |
| JPWO2023090169A1 (ja) * | 2021-11-22 | 2023-05-25 | ||
| WO2023090169A1 (ja) * | 2021-11-22 | 2023-05-25 | 株式会社小糸製作所 | 光学装置 |
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