JPH10275717A - チップ抵抗器の製造方法 - Google Patents

チップ抵抗器の製造方法

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JPH10275717A
JPH10275717A JP9080634A JP8063497A JPH10275717A JP H10275717 A JPH10275717 A JP H10275717A JP 9080634 A JP9080634 A JP 9080634A JP 8063497 A JP8063497 A JP 8063497A JP H10275717 A JPH10275717 A JP H10275717A
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JP
Japan
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film
resistance value
resistance
powder
chip resistor
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Pending
Application number
JP9080634A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Tanaka
博敏 田中
Masataka Obara
将孝 小原
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カット溝を形成することなく抵抗膜の抵抗値
調整を行えるチップ抵抗器の製造方法を提供する。 【解決手段】 粉末供給機13から供給された粉末P1
を、絶縁基板1上に形成された抵抗膜3に付着させるこ
とによってその抵抗値調整を行っているので、従来のよ
うなカット溝を抵抗膜に形成することなく抵抗値調整を
行うことができる。依って、カット溝の影響で抵抗膜が
絶縁基板から剥離したり抵抗膜の強度が低下してクラッ
クを生じることを回避して、高品質で信頼性の高いチッ
プ抵抗器を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抵抗値調整に改良
を施したチップ抵抗器の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のチップ抵抗器は、取り数
に応じた大きさを有する絶縁基板上に引出電極用導体膜
及び抵抗膜を所定配列で形成し、各抵抗膜をトリミング
してその抵抗値調整を行った後、引出電極用導体膜及び
抵抗膜を覆う保護膜を形成して、これを個々のチップに
切断し、チップ両端部に外部電極を形成することにより
製造されている。
【0003】上記の抵抗値調整工程は、引出電極用導体
膜を検出電極として抵抗膜の抵抗値を検出しながら、Y
AG等のレーザ光によって該抵抗膜にL字状や直線状の
カット溝を形成することにより実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の抵抗値調整
方法では、抵抗膜自体にL字状や直線状のカット溝が形
成されてしまうため、抵抗膜のカット溝周辺部分が絶縁
基板から剥離する恐れがあり、また、カット溝寸法が長
くなると抵抗膜の強度が低下してクラックを生じる恐れ
がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、カット溝を形成すること
なく抵抗膜の抵抗値調整を行えるチップ抵抗器の製造方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、絶縁体上に抵抗膜を形成した後、その抵
抗値調整を行うチップ抵抗器の製造方法において、絶縁
体上に形成された抵抗膜に金属成分を含む粒子を付着さ
せることで該抵抗膜の抵抗値を変動させてその調整を行
う、ことをその主たる特徴としている。
【0007】本発明によれば、絶縁体上に形成された抵
抗膜に金属成分を含む粒子を付着させることで該抵抗膜
の抵抗値を変動させてその調整を行うので、従来のよう
なカット溝を抵抗膜に形成することなく抵抗値調整を行
うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図7は本発明の一実施形
態を示すもので、以下、図を参照して本実施形態に係る
チップ抵抗器の製造方法について説明する。
【0009】製造に際しては、まず、図1に示すような
取り数に応じた大きさを有する絶縁基板1を用意する。
この絶縁基板1は、Al23等のセラミクス粉末とバイ
ンダと溶剤等を混合して調製したセラミクススラリー
を、ドクターブレード法やスクリーン印刷法等の手法に
よってシート状に塗工し、これを乾燥し焼成することに
より作成される。
【0010】次に、上記の絶縁基板1の上面に、図2に
示すように、取り数に応じた数及び配列で矩形状の引出
電極用導体膜2を形成する。この引出電極用導体膜2
は、Ag,Ni等の金属成分を含む粉末とバインダと溶
剤等を混合して調製した電極ペーストを、スクリーン印
刷法等の手法によって所定形状で塗工し、これを乾燥し
焼成することにより作成される。勿論、不要部分をマス
キングしながら蒸着やスパッタリングや無電解・電解メ
ッキ等の薄膜法により同様の導体膜を形成するようにし
てもよい。
【0011】次に、導体膜形成後の絶縁基板1の上面
に、図3に示すように、長手方向両端部が引出電極用導
体膜2と重なるように、取り数に応じた数及び配列で矩
形状の抵抗膜3を形成する。この抵抗膜3は、酸化ルテ
ニウム等の金属成分を含む粉末とバインダと溶剤等を混
合して調製した抵抗ペーストを、スクリーン印刷法等の
手法によって所定形状で塗工し、これを乾燥し焼成する
ことにより作成される。勿論、不要部分をマスキングし
ながら蒸着やスパッタリングや無電解・電解メッキ等の
薄膜法により同様の抵抗膜を形成するようにしてもよ
い。
【0012】次に、絶縁基板1上に形成された各抵抗膜
3の抵抗値調整を、図4に示すような装置を用いて実施
する。ちなみに、図中の11は抵抗値検出器、12は抵
抗値検出器11の検出端子、13は粉末供給機である。
この粉末供給機13は、金属成分を含む粉末P1(以下
単に粉末P1という)、例えば、酸化ルテニウム等の金
属成分を含む粉末、または同粉末とPbO+MgO等の
セラミック粉末との混合粉末を貯えた粉末貯留部13a
と、該粉末貯留部13a内の粉末P1を単位量宛導出す
る粉末導出部13bと、該粉末導出部13bによって導
出された粉末P1を抵抗膜3に向けて供給するノズル1
3cとを備えており、粉末導出部13bは抵抗値検出器
11で検出された抵抗値に基づいて制御される。
【0013】抵抗値を調整するときには、抵抗膜3の両
側に位置する引出電極用導体膜2に検出端子12をそれ
ぞれ接触させて該抵抗膜3の抵抗値を検出しながら、抵
抗膜3をヒータ熱等によって加熱した状態で、粉末供給
機13から粉末P1を抵抗膜3に向けて供給する。これ
により、供給された単位量の粉末P1が抵抗膜3の表面
に接合してその抵抗値が変動する。この粉末供給は抵抗
値検出器11における検出値が所定値に達するまで断続
的に繰り返される。ここでは、粉末P1の付着によって
抵抗膜3の抵抗値を減少させることでその抵抗値調整が
図られるため、絶縁基板1上に形成される抵抗膜3の初
期抵抗値はこの減少分を見込んだ値に設定しておくこと
が望ましい。
【0014】次に、抵抗値調整後の絶縁基板1の上面全
体に、図5に示すように、絶縁性の保護膜4を形成す
る。この保護膜4は、SiO2 等を主成分とするガラス
ペーストをスクリーン印刷法等の手法によって層状に塗
工して焼き付けるか、或いはエポキシ等の樹脂ペースト
を同様に塗工して硬化させることにより作成される。
【0015】次に、保護膜形成後の絶縁基板1を、仮想
切断ラインに沿って切断し、図6に示すような単位チッ
プ5を得る。この切断には、ダイヤモンドホイール等の
回転ブレードによる切断を可能としたダイシング装置
や、照射レーザ光による切断を可能としたスクライビン
グ装置等が利用される。この単位チップ5は、平角状の
絶縁素子5aの上面に抵抗膜5bを有し、その長手方向
両側に引出電極5cを有すると共に、抵抗膜5b及び引
出電極5cを表面が平らな保護膜5dによって覆われて
いる。また、単位チップ5の長手方向端面それぞれに
は、引出電極5cの端縁が露出している。
【0016】次に、単位チップ5を多数個一括でバレル
研磨する。この研磨によって単位チップ5の角及び稜線
に丸みが形成されると共に、絶縁素子5a及び引出電極
5cに比べて研磨され易い保護膜5dが全体的に研磨さ
れ、引出電極5cの端縁の露出が顕著なものとなる。
【0017】次に、図7(a)(b)に示すように、研
磨後の単位チップ5の長手方向両端部に外部電極6を形
成して、引出電極5cの端縁露出部分と接続する。この
外部電極6は、Ag,Ni等の金属成分を含む粉末とバ
インダと溶剤等を混合して調製した電極ペーストを、デ
ィップ法等の手法によって所定形状で塗布し、これを乾
燥し焼成することにより作成される。勿論、不要部分を
マスキングしながら蒸着やスパッタリングや無電解・電
解メッキ等の薄膜法により同様の導体膜を形成するよう
にしてもよい。
【0018】以上で所定の抵抗値を有するチップ抵抗器
が製造されるが、外部電極6の表面には必要に応じて半
田膜を外部電極9と同様の手法で形成するようにしても
よい。また、保護層4を形成する工程を2度繰り返すこ
とで、2層構造の保護膜、例えば下層がガラスで上層が
樹脂の保護膜を形成することもできる。
【0019】このように上述の製造方法によれば、絶縁
基板1上に形成された抵抗膜3に粉末P1を付着させる
ことによってその抵抗値調整を行っているので、従来の
ようなカット溝を抵抗膜に形成することなく抵抗値調整
を行うことができる。依って、カット溝の影響で、抵抗
膜が絶縁基板から剥離したり抵抗膜の強度が低下してク
ラックを生じることを回避して、高品質で信頼性の高い
チップ抵抗器を提供することができる。
【0020】尚、上記実施形態では、高抵抗の金属成分
を含む粉末P1を抵抗膜3に付着させるものを例示した
が、低抵抗の金属成分を含む粉末を材料として用いても
同様の抵抗値調整を行うことできる。
【0021】また、上記実施形態では粉末P1を抵抗膜
3に付着させることでその抵抗値調整を行うものを例示
したが、金属成分を含む粒子を抵抗膜に付着できるもの
であればこれ以外の方法でも抵抗値調整は可能である。
以下にその具体例を図8と図9を参照して説明する。
【0022】図8に示した方法は、金属溶液Fを蒸発さ
せ、その蒸発粒子P2を抵抗膜3に付着させることでそ
の抵抗値調整を行うようにしたもので、図中の21は抵
抗値検出器、22は抵抗値検出器21の検出端子、23
は蒸発粒子供給機である。この蒸発粒子供給機23は、
酸化ルテニウム等の高抵抗金属成分を含む粉末を有機溶
剤に加えて調製した金属溶液Fを貯えた溶液貯留部23
aと、金属溶液Fを加熱して蒸発させるヒータ23b
と、蒸発粒子P2を抵抗膜3に向けて導くダクト23c
と、ダクト23cの開口を開閉するシャッター部23d
とを備えており、シャッター部23dは抵抗値検出器2
1で検出された抵抗値に基づいて制御される。
【0023】抵抗値を調整するときには、抵抗膜3の両
側に位置する引出電極用導体膜2に検出端子22をそれ
ぞれ接触させて該抵抗膜3の抵抗値を検出しながら、抵
抗膜3をヒータ熱等によって加熱した状態で、蒸発粒子
供給機23から蒸発粒子P2を抵抗膜3に向けて供給す
る。これにより、供給された蒸発粒子P2が抵抗膜3の
表面に接合してその抵抗値が変動する。この蒸発粒子供
給は抵抗値検出器21における検出値が所定値に達する
まで継続される。ここでは、蒸発粒子P2の付着によっ
て抵抗膜3の抵抗値を減少させることでその抵抗値調整
が図られるため、絶縁基板1上に形成される抵抗膜3の
初期抵抗値はこの減少分を見込んだ値に設定しておくこ
とが望ましい。勿論、低抵抗の金属成分を含む溶液を蒸
発させるようにしても同様の抵抗値調整を行うことがで
きる。
【0024】図9に示した方法は、材料板Tにレーザ光
LBを照射し、レーザアブレーションで発生した金属粒
子(分子または原子)P3を抵抗膜3に付着させること
でその抵抗値調整を行うようにしたもので、図中の31
は抵抗値検出器、32は抵抗値検出器31の検出端子、
33はYAGやエキシマ等のパルスレーザから成るレー
ザ発振器、LBはレーザ光、Tはレーザアブレーション
のターゲットと成る酸化ルテニウム等の高抵抗金属成分
を含む材料板であり、レーザ発振器33は抵抗値検出器
31で検出された抵抗値に基づいて制御される。
【0025】抵抗値を調整するときには、抵抗膜3の両
側に位置する引出電極用導体膜2に検出端子32をそれ
ぞれ接触させて該抵抗膜3の抵抗値を検出しながら、抵
抗膜3をヒータ熱等で加熱した状態で、レーザ発振器3
3から材料板Tに向けてレーザ光LBを照射する。これ
により、照射レーザ光LBのエネルギーによって材料板
Tにアブレーションが起こり、アブレーションされた金
属粒子(分子または原子)P3が抵抗膜3の表面に接合
してその抵抗値が変動する。このレーザアブレーション
は抵抗値検出器31における検出値が所定値に達するま
で継続される。ここでは、金属粒子P3の付着によって
抵抗膜3の抵抗値を減少させることでその抵抗値調整が
図られるため、絶縁基板1上に形成される抵抗膜3の初
期抵抗値はこの減少分を見込んだ値に設定しておくこと
が望ましい。勿論、低抵抗の金属成分を含む材料板にレ
ーザ光を照射してアブレーションを発生させるようにし
ても同様の抵抗値調整を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
カット溝を抵抗膜に形成することなく抵抗値調整を行う
ことができるので、カット溝の影響で抵抗膜が絶縁体か
ら剥離したり抵抗膜の強度が低下してクラックを生じる
ことを回避して、高品質で信頼性の高いチップ抵抗器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る絶縁基板の斜視図
【図2】本発明に係る導体膜形成工程を示す図
【図3】本発明に係る抵抗膜形成工程を示す図
【図4】本発明に係る抵抗値調整工程を示す図
【図5】本発明に係る保護膜調整工程を示す図
【図6】本発明に係る切断チップの斜視図
【図7】本発明に係る外部電極形成工程を示す図とチッ
プ抵抗器の縦断面図
【図8】他の抵抗値調整方法を示す図
【図9】他の抵抗値調整方法を示す図
【符号の説明】
1…絶縁基板、2…引出電極用導体膜、3…抵抗膜、4
…保護膜、5…単位チップ、6…外部電極、11…抵抗
値検出器、12…検出端子、13…粉末供給機、P1…
金属成分を含む粉末、21…抵抗値検出器、22…検出
端子、23…蒸発粒子供給機、P2…蒸発粒子、31…
抵抗値検出器、32…検出端子、33…レーザ発振器、
LB…レーザ光、T…材料板、P3…金属粒子。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体上に抵抗膜を形成した後、その抵
    抗値調整を行うチップ抵抗器の製造方法において、 絶縁体上に形成された抵抗膜に金属成分を含む粒子を付
    着させることで該抵抗膜の抵抗値を変動させてその調整
    を行う、 ことを特徴とするチップ抵抗器の製造方法。
  2. 【請求項2】 金属成分を含む粒子が、金属成分を含む
    粉末である、 ことを特徴とする請求項1記載のチップ抵抗器の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 金属成分を含む粒子が、金属溶液の蒸発
    粒子である、 ことを特徴とする請求項1記載のチップ抵抗器の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 金属成分を含む粒子が、レーザアブレー
    ションで発生した粒子である、 ことを特徴とする請求項1記載のチップ抵抗器の製造方
    法。
JP9080634A 1997-03-31 1997-03-31 チップ抵抗器の製造方法 Pending JPH10275717A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006165117A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Toppan Printing Co Ltd 抵抗素子内蔵基板およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006165117A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Toppan Printing Co Ltd 抵抗素子内蔵基板およびその製造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030729