JPH10276332A - 画像処理方法および装置 - Google Patents
画像処理方法および装置Info
- Publication number
- JPH10276332A JPH10276332A JP9079882A JP7988297A JPH10276332A JP H10276332 A JPH10276332 A JP H10276332A JP 9079882 A JP9079882 A JP 9079882A JP 7988297 A JP7988297 A JP 7988297A JP H10276332 A JPH10276332 A JP H10276332A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- image
- filtered signal
- mixing ratio
- pixel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像のエッジを劣化させることなく、良好に
画質の劣化を抑え、またモアレを除去すること。 【解決手段】 注目画素についての主信号Sは平均濃度
値抽出部10,積算器51,フィルタ演算部30に導か
れる。フィルタ演算部30では、網点サイズよりも大き
いサイズの画像フィルタに基づいて演算を行いフィルタ
済信号S’を生成する。そして、平均濃度値抽出部10
においては、網点サイズよりも大きい領域で平均濃度値
Dが抽出されて、テーブル参照部20に送られる。テー
ブル参照部20では、平均濃度値Dに応じて主信号Sの
混合率Mとフィルタ済信号S’の混合率(1−M)とを
導く。積算器51では信号Sa(=M・S)が生成さ
れ、積算器52では信号Sb(=(1−M)・S’)が
生成される。そして、加算器53において信号Saと信
号Sbとが混合されて出力信号S''が生成される。
画質の劣化を抑え、またモアレを除去すること。 【解決手段】 注目画素についての主信号Sは平均濃度
値抽出部10,積算器51,フィルタ演算部30に導か
れる。フィルタ演算部30では、網点サイズよりも大き
いサイズの画像フィルタに基づいて演算を行いフィルタ
済信号S’を生成する。そして、平均濃度値抽出部10
においては、網点サイズよりも大きい領域で平均濃度値
Dが抽出されて、テーブル参照部20に送られる。テー
ブル参照部20では、平均濃度値Dに応じて主信号Sの
混合率Mとフィルタ済信号S’の混合率(1−M)とを
導く。積算器51では信号Sa(=M・S)が生成さ
れ、積算器52では信号Sb(=(1−M)・S’)が
生成される。そして、加算器53において信号Saと信
号Sbとが混合されて出力信号S''が生成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スキャナ,ディ
ジタルカメラ,又はその他の装置から得られるディジタ
ル画像の画像処理方法および装置に関する。
ジタルカメラ,又はその他の装置から得られるディジタ
ル画像の画像処理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷物を生成する際には、網
点による印刷が行われている。このような、網点によっ
て印刷された印刷物は、例えば65dpi〜200dp
i程度の解像度を有している。
点による印刷が行われている。このような、網点によっ
て印刷された印刷物は、例えば65dpi〜200dp
i程度の解像度を有している。
【0003】そして、このような網点で記録された印刷
物を、スキャナ等の画像入力部で読み取る場合を図7に
示す。図7は、網点と読み取りを行う画素との位置関係
を示す図であり、原画像である網点画像は50%の濃度
を示している。すなわち、図に示す斜線領域は、網点に
よる記録が行われている部分である。このような原画像
を点線枠で示す大きさの画素P1〜P8で読み取る場合
について説明する。
物を、スキャナ等の画像入力部で読み取る場合を図7に
示す。図7は、網点と読み取りを行う画素との位置関係
を示す図であり、原画像である網点画像は50%の濃度
を示している。すなわち、図に示す斜線領域は、網点に
よる記録が行われている部分である。このような原画像
を点線枠で示す大きさの画素P1〜P8で読み取る場合
について説明する。
【0004】図7に示す1個の画素サイズは、1個の網
点サイズの約87.5%となっている。このような場
合、画素P4とP5において測定される濃度は50%と
なり、原画像の示す濃度と等しいため整合性は保たれて
いるが、画素P1,P8において測定される濃度は、そ
の画素領域に網点の黒化領域を多く含むため50%より
も大きくなる。実際には、画素P1とP8の濃度は約6
2%となっている。また、画素P2,P3,P6,P7
において測定される濃度についても、50%よりも大き
くなっている。このように画素P1,…,P8において
測定される濃度は50%〜約62%の間で周期的に変動
する。これは、原画像が50%の濃度であることについ
て考えれば、画質が劣化していることになる。
点サイズの約87.5%となっている。このような場
合、画素P4とP5において測定される濃度は50%と
なり、原画像の示す濃度と等しいため整合性は保たれて
いるが、画素P1,P8において測定される濃度は、そ
の画素領域に網点の黒化領域を多く含むため50%より
も大きくなる。実際には、画素P1とP8の濃度は約6
2%となっている。また、画素P2,P3,P6,P7
において測定される濃度についても、50%よりも大き
くなっている。このように画素P1,…,P8において
測定される濃度は50%〜約62%の間で周期的に変動
する。これは、原画像が50%の濃度であることについ
て考えれば、画質が劣化していることになる。
【0005】この原因は、原画像の網点サイズと読み取
る画素サイズとが異なるために、干渉が起こっているか
らである。従って、画素サイズが網点サイズに比べて小
さくなるに従って、原画像の濃度を読み取るというより
はむしろ網点の濃度を読み取ることになり、画素間での
濃度の変動は大きくなる。また、画素サイズが網点サイ
ズに近い場合等には、変動する周期が長くなり、モアレ
として視覚的に目立つようになる。
る画素サイズとが異なるために、干渉が起こっているか
らである。従って、画素サイズが網点サイズに比べて小
さくなるに従って、原画像の濃度を読み取るというより
はむしろ網点の濃度を読み取ることになり、画素間での
濃度の変動は大きくなる。また、画素サイズが網点サイ
ズに近い場合等には、変動する周期が長くなり、モアレ
として視覚的に目立つようになる。
【0006】このようなモアレは、濃度レベルが平坦な
部分で目立ちやすく、実際には、濃度が50%の中間濃
度域ではあまり目立たないが、それよりも濃度の高い高
濃度域や濃度の低い低濃度域で顕著に現れ、画質の劣化
をもたらしている。
部分で目立ちやすく、実際には、濃度が50%の中間濃
度域ではあまり目立たないが、それよりも濃度の高い高
濃度域や濃度の低い低濃度域で顕著に現れ、画質の劣化
をもたらしている。
【0007】以上のような現象は、網点以外の方法で表
現されている一般原画像における模様や被写体の模様等
と画素サイズとの関係が上記と同様な状態となる場合に
も発生する。すなわち、透過原稿や反射原稿をスキャナ
で読み取った画像やディジタルカメラで得られた画像に
ついてもモアレが発生する場合がある。
現されている一般原画像における模様や被写体の模様等
と画素サイズとの関係が上記と同様な状態となる場合に
も発生する。すなわち、透過原稿や反射原稿をスキャナ
で読み取った画像やディジタルカメラで得られた画像に
ついてもモアレが発生する場合がある。
【0008】そして従来より、このようなモアレを除去
し、画質の劣化を防止するために、画像フィルタを使用
した画像処理が行われている。
し、画質の劣化を防止するために、画像フィルタを使用
した画像処理が行われている。
【0009】図8は、従来の画像処理装置の概略構成図
である。処理対象の画素(以下、「注目画素」という)
についての主信号Sは、入力するとフィルタ演算部40
1と主信号調整部402に送られる。フィルタ演算部4
01において主信号Sは2次元的な画像フィルタによる
演算が行われてフィルタ済信号S’が生成される。そし
て、主信号調整部402においては、予め設定されてい
る主信号Sの混合率Mに基づいて、主信号SがM倍され
た信号Sa(=M・S)が生成される。ただし、Mは
「0≦M<1」を満たす数値である。一方、フィルタ演
算部401により生成されたフィルタ済信号S’は、フ
ィルタ済信号調整部403において予め設定されている
フィルタ済信号S’の混合率(1−M)によりフィルタ
済信号S’が(1−M)倍された信号Sb(=(1−
M)・S’)となる。そして、主信号調整部402から
の信号Saとフィルタ済信号調整部403からの信号S
bとを加算器404で混合(加算)することにより出力
信号S''を生成する。
である。処理対象の画素(以下、「注目画素」という)
についての主信号Sは、入力するとフィルタ演算部40
1と主信号調整部402に送られる。フィルタ演算部4
01において主信号Sは2次元的な画像フィルタによる
演算が行われてフィルタ済信号S’が生成される。そし
て、主信号調整部402においては、予め設定されてい
る主信号Sの混合率Mに基づいて、主信号SがM倍され
た信号Sa(=M・S)が生成される。ただし、Mは
「0≦M<1」を満たす数値である。一方、フィルタ演
算部401により生成されたフィルタ済信号S’は、フ
ィルタ済信号調整部403において予め設定されている
フィルタ済信号S’の混合率(1−M)によりフィルタ
済信号S’が(1−M)倍された信号Sb(=(1−
M)・S’)となる。そして、主信号調整部402から
の信号Saとフィルタ済信号調整部403からの信号S
bとを加算器404で混合(加算)することにより出力
信号S''を生成する。
【0010】このような従来の画像処理装置において、
モアレを除去し、画質の劣化を防止するために、フィル
タ演算部401では、所定のサイズの画像フィルタによ
ってフィルタ演算処理が行われる。このとき、使用され
る画像フィルタの一例を図9に示す。このような従来の
画像処理装置では、画像フィルタのサイズは、1個の網
点の約2倍以上のサイズとなるように設定されている。
従って、例えば、図9の画像フィルタの例の場合である
と、1個の画素サイズは網点サイズの約「2/5」以上
の大きさとなっている。そして、従来の画像処理装置で
は、フィルタ演算部401において画像フィルタの中心
を注目画素に位置させ、注目画素とその近傍画素に割り
当てられた重み付け係数を基に各濃度値の加重平均を行
いフィルタ済信号S’として出力している。すなわち、
網点サイズよりも大きい領域で加重平均を算出するため
に、フィルタ済信号S’は、網点パターンの有する周波
数成分が除去されており、網点による影響が取り除かれ
た濃度値となる。従って、フィルタ済信号S’は、モア
レや画質劣化の要因が除去されている。
モアレを除去し、画質の劣化を防止するために、フィル
タ演算部401では、所定のサイズの画像フィルタによ
ってフィルタ演算処理が行われる。このとき、使用され
る画像フィルタの一例を図9に示す。このような従来の
画像処理装置では、画像フィルタのサイズは、1個の網
点の約2倍以上のサイズとなるように設定されている。
従って、例えば、図9の画像フィルタの例の場合である
と、1個の画素サイズは網点サイズの約「2/5」以上
の大きさとなっている。そして、従来の画像処理装置で
は、フィルタ演算部401において画像フィルタの中心
を注目画素に位置させ、注目画素とその近傍画素に割り
当てられた重み付け係数を基に各濃度値の加重平均を行
いフィルタ済信号S’として出力している。すなわち、
網点サイズよりも大きい領域で加重平均を算出するため
に、フィルタ済信号S’は、網点パターンの有する周波
数成分が除去されており、網点による影響が取り除かれ
た濃度値となる。従って、フィルタ済信号S’は、モア
レや画質劣化の要因が除去されている。
【0011】そして、主信号Sとフィルタ済信号S’と
が混合比「M:(1−M)」で混合されるため、混合率
Mの値が小さい程、フィルタ済信号S’の混合率(1−
M)が大きくなり、出力信号S''にフィルタ済信号S’
が反映される割合が高くなる。換言すれば、画像フィル
タを使用した画像処理の効果は、予め設定されている混
合率Mに依存していることになる。
が混合比「M:(1−M)」で混合されるため、混合率
Mの値が小さい程、フィルタ済信号S’の混合率(1−
M)が大きくなり、出力信号S''にフィルタ済信号S’
が反映される割合が高くなる。換言すれば、画像フィル
タを使用した画像処理の効果は、予め設定されている混
合率Mに依存していることになる。
【0012】なお、この混合率Mの値は、画像処理を開
始する前にオペレータが設定することが可能であるが、
原画像に対する処理が開始されてから処理が終了するま
で固定の値である。
始する前にオペレータが設定することが可能であるが、
原画像に対する処理が開始されてから処理が終了するま
で固定の値である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に網点
で記録された印刷物の画像のエッジ部分は、網点サイズ
よりも高い解像度で再現されている。図10は、従来か
らの1個の網点を生成する方法を示す説明図である。図
10(a)に示すように1個の網点サイズを示す領域が
4個のブロックB1,…,B4に分割されており、各ブ
ロックはさらに黒化領域ごとに細分されている。そし
て、各黒化領域には、図10(a)に示すように対応す
る閾値が設定されている。一方、原画像を読み取って得
られた濃度値が、図10(b)に示すようにブロックB
1,B4に対応する位置が「20」であり、ブロックB
2,B3に対応する位置が「10」である場合には、図
10(a)に示す閾値と比較して網点の中心から順次に
黒化されていく。そして、図10(c)に示すような網
点が記録される。
で記録された印刷物の画像のエッジ部分は、網点サイズ
よりも高い解像度で再現されている。図10は、従来か
らの1個の網点を生成する方法を示す説明図である。図
10(a)に示すように1個の網点サイズを示す領域が
4個のブロックB1,…,B4に分割されており、各ブ
ロックはさらに黒化領域ごとに細分されている。そし
て、各黒化領域には、図10(a)に示すように対応す
る閾値が設定されている。一方、原画像を読み取って得
られた濃度値が、図10(b)に示すようにブロックB
1,B4に対応する位置が「20」であり、ブロックB
2,B3に対応する位置が「10」である場合には、図
10(a)に示す閾値と比較して網点の中心から順次に
黒化されていく。そして、図10(c)に示すような網
点が記録される。
【0014】このような記録方法によって画像のエッジ
部分を記録した場合を図11に示す。図11は、網点画
像のエッジ部分を示す図であり、図の点線が画像のエッ
ジである。そして、点線よりも右側が濃度50%を示し
ており、左側が濃度0%を示している。また、格子によ
って区切られている四角形の各領域は、個々の網点領域
を示している。図11に示すように、網点画像のエッジ
部分では4分割された各ブロックに対応する濃度値に応
じて網点が記録されているため、高い解像度で再現が行
われている。また、このように高い解像度で再現された
網点画像のエッジ部分は、原画像の比較的中間濃度域に
多く分布している。
部分を記録した場合を図11に示す。図11は、網点画
像のエッジ部分を示す図であり、図の点線が画像のエッ
ジである。そして、点線よりも右側が濃度50%を示し
ており、左側が濃度0%を示している。また、格子によ
って区切られている四角形の各領域は、個々の網点領域
を示している。図11に示すように、網点画像のエッジ
部分では4分割された各ブロックに対応する濃度値に応
じて網点が記録されているため、高い解像度で再現が行
われている。また、このように高い解像度で再現された
網点画像のエッジ部分は、原画像の比較的中間濃度域に
多く分布している。
【0015】しかし、従来の画像処理装置において、モ
アレや画質の劣化の対策として図9に示すような画像フ
ィルタを使用して平滑化しても、出力信号S''を生成す
る際の、主信号Sとフィルタ済信号S’との混合比
「M:(1−M)」は、画像の濃度域に関わらず常に一
定であるため、上記のような高い解像度で再現されてい
る画像のエッジ部分も平滑化され、暈けてしまうという
問題がある。
アレや画質の劣化の対策として図9に示すような画像フ
ィルタを使用して平滑化しても、出力信号S''を生成す
る際の、主信号Sとフィルタ済信号S’との混合比
「M:(1−M)」は、画像の濃度域に関わらず常に一
定であるため、上記のような高い解像度で再現されてい
る画像のエッジ部分も平滑化され、暈けてしまうという
問題がある。
【0016】そこで、この発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであって、画像のエッジを劣化させることな
く、良好に画質の劣化を抑え、またモアレを除去する画
像処理方法および装置を提供することを目的とする。
されたものであって、画像のエッジを劣化させることな
く、良好に画質の劣化を抑え、またモアレを除去する画
像処理方法および装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、原画像に対して画素ごと
に所定の処理を施す方法であって、(a)注目画素の主信
号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用してフィ
ルタ済信号を生成する工程と、(b)注目画素とその近傍
画素とを含む画素群から平均濃度値を求める工程と、
(c)平均濃度値に応じて主信号とフィルタ済信号との混
合比を導く工程と、(d)混合比に基づいて主信号とフィ
ルタ済信号とを混合することにより出力信号を生成する
工程とを有している。
に、請求項1に記載の発明は、原画像に対して画素ごと
に所定の処理を施す方法であって、(a)注目画素の主信
号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用してフィ
ルタ済信号を生成する工程と、(b)注目画素とその近傍
画素とを含む画素群から平均濃度値を求める工程と、
(c)平均濃度値に応じて主信号とフィルタ済信号との混
合比を導く工程と、(d)混合比に基づいて主信号とフィ
ルタ済信号とを混合することにより出力信号を生成する
工程とを有している。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の方法において、混合比は、平均濃度値が高濃度域又は
低濃度域となる場合においてはフィルタ済信号に対応す
る割合が大きくなり、平均濃度値が中間濃度域となる場
合においては主信号に対応する割合が大きくなるように
決定されることを特徴としている。
の方法において、混合比は、平均濃度値が高濃度域又は
低濃度域となる場合においてはフィルタ済信号に対応す
る割合が大きくなり、平均濃度値が中間濃度域となる場
合においては主信号に対応する割合が大きくなるように
決定されることを特徴としている。
【0019】請求項3に記載の発明は、原画像に対して
画素ごとに所定の処理を施す方法であって、(a)注目画
素の主信号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用
してフィルタ済信号を生成する工程と、(b)フィルタ済
信号に応じて主信号とフィルタ済信号との混合比を導く
工程と、(c)混合比に基づいて主信号とフィルタ済信号
とを混合することにより出力信号を生成する工程とを有
している。
画素ごとに所定の処理を施す方法であって、(a)注目画
素の主信号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用
してフィルタ済信号を生成する工程と、(b)フィルタ済
信号に応じて主信号とフィルタ済信号との混合比を導く
工程と、(c)混合比に基づいて主信号とフィルタ済信号
とを混合することにより出力信号を生成する工程とを有
している。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の方法において、混合比は、フィルタ済信号が高濃度域
又は低濃度域となる場合においてはフィルタ済信号に対
応する割合が大きくなり、フィルタ済信号が中間濃度域
となる場合においては主信号に対応する割合が大きくな
るように決定されることを特徴としている。
の方法において、混合比は、フィルタ済信号が高濃度域
又は低濃度域となる場合においてはフィルタ済信号に対
応する割合が大きくなり、フィルタ済信号が中間濃度域
となる場合においては主信号に対応する割合が大きくな
るように決定されることを特徴としている。
【0021】請求項5に記載の発明は、原画像に対して
画素ごとに所定の処理を施す装置であって、(a)注目画
素の主信号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用
してフィルタ済信号を生成する手段と、(b)注目画素と
その近傍画素とを含む画素群から平均濃度値を求める手
段と、(c)平均濃度値に応じて主信号とフィルタ済信号
との混合比を導く手段と、(d)混合比に基づいて主信号
とフィルタ済信号とを混合することにより出力信号を生
成する手段とを備えている。
画素ごとに所定の処理を施す装置であって、(a)注目画
素の主信号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用
してフィルタ済信号を生成する手段と、(b)注目画素と
その近傍画素とを含む画素群から平均濃度値を求める手
段と、(c)平均濃度値に応じて主信号とフィルタ済信号
との混合比を導く手段と、(d)混合比に基づいて主信号
とフィルタ済信号とを混合することにより出力信号を生
成する手段とを備えている。
【0022】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の装置において、混合比は、平均濃度値が高濃度域又は
低濃度域となる場合においてはフィルタ済信号に対応す
る割合が大きくなり、平均濃度値が中間濃度域となる場
合においては主信号に対応する割合が大きくなるように
決定されることを特徴としている。
の装置において、混合比は、平均濃度値が高濃度域又は
低濃度域となる場合においてはフィルタ済信号に対応す
る割合が大きくなり、平均濃度値が中間濃度域となる場
合においては主信号に対応する割合が大きくなるように
決定されることを特徴としている。
【0023】請求項7に記載の発明は、原画像に対して
画素ごとに所定の処理を施す装置であって、(a)注目画
素の主信号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用
してフィルタ済信号を生成する手段と、(b)フィルタ済
信号に応じて主信号とフィルタ済信号との混合比を導く
手段と、(c)混合比に基づいて主信号とフィルタ済信号
とを混合することにより出力信号を生成する手段とを備
えている。
画素ごとに所定の処理を施す装置であって、(a)注目画
素の主信号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用
してフィルタ済信号を生成する手段と、(b)フィルタ済
信号に応じて主信号とフィルタ済信号との混合比を導く
手段と、(c)混合比に基づいて主信号とフィルタ済信号
とを混合することにより出力信号を生成する手段とを備
えている。
【0024】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の装置において、混合比は、フィルタ済信号が高濃度域
又は低濃度域となる場合においてはフィルタ済信号に対
応する割合が大きくなり、フィルタ済信号が中間濃度域
となる場合においては主信号に対応する割合が大きくな
るように決定されることを特徴としている。
の装置において、混合比は、フィルタ済信号が高濃度域
又は低濃度域となる場合においてはフィルタ済信号に対
応する割合が大きくなり、フィルタ済信号が中間濃度域
となる場合においては主信号に対応する割合が大きくな
るように決定されることを特徴としている。
【0025】
<1.装置の全体構成>まず、この発明の実施の形態が
適用される装置の全体構成の一例について説明する。図
1は、この発明の実施の形態が適用される装置の全体構
成の一例を示す概略図である。画像入力部100は、入
力スキャナなどのように原稿を光学的に読み取り、画素
ごとに多値の濃度値を示す原画像データを生成する。そ
して生成された原画像データは画像処理部200に転送
される。この画像処理部200は、この発明の実施の形
態である画像処理装置が適用される処理部である。画像
処理部200において、この発明の実施の形態である画
像フィルタを使用した画像処理の他にも原画像データに
対して所定の処理が施された後に、出力スキャナ等のよ
うな画像出力部300に出力される。そして画像出力部
300においては、フィルムなどの記録媒体に対して記
録される。なお、画像入力部100,画像処理部20
0,および画像出力部300に対してオペレータの所望
の動作を行わせるために、キーボードやマウス等の操作
入力部201とディスプレイ表示器等の情報表示部20
2とが設けられている。
適用される装置の全体構成の一例について説明する。図
1は、この発明の実施の形態が適用される装置の全体構
成の一例を示す概略図である。画像入力部100は、入
力スキャナなどのように原稿を光学的に読み取り、画素
ごとに多値の濃度値を示す原画像データを生成する。そ
して生成された原画像データは画像処理部200に転送
される。この画像処理部200は、この発明の実施の形
態である画像処理装置が適用される処理部である。画像
処理部200において、この発明の実施の形態である画
像フィルタを使用した画像処理の他にも原画像データに
対して所定の処理が施された後に、出力スキャナ等のよ
うな画像出力部300に出力される。そして画像出力部
300においては、フィルムなどの記録媒体に対して記
録される。なお、画像入力部100,画像処理部20
0,および画像出力部300に対してオペレータの所望
の動作を行わせるために、キーボードやマウス等の操作
入力部201とディスプレイ表示器等の情報表示部20
2とが設けられている。
【0026】<2.画像処理の概要>次に、この発明の
実施の形態である画像処理装置における処理形態につい
て説明する。この発明の実施の形態である画像処理装置
においては、モアレや画質の劣化を防止するために画像
フィルタを使用した画像処理が行われる。すなわち、M
×N(M,Nは3以上の奇数)のマトリクス状の画像フ
ィルタを画像平面内に走査させることによって画像の平
滑化等の処理を行う。
実施の形態である画像処理装置における処理形態につい
て説明する。この発明の実施の形態である画像処理装置
においては、モアレや画質の劣化を防止するために画像
フィルタを使用した画像処理が行われる。すなわち、M
×N(M,Nは3以上の奇数)のマトリクス状の画像フ
ィルタを画像平面内に走査させることによって画像の平
滑化等の処理を行う。
【0027】図2は、この発明の実施の形態における画
像処理の概要を示す説明図である。図2(a)に示す画
像Iに対してX方向(横方向)を主走査方向とし、Y方
向(縦方向)を副走査方向として1画素ごとに注目画素
OPを走査しながら順次に処理を行っていく。画像フィ
ルタによる処理の際は、図2(b)に示すように注目画
素OPを画像フィルタFの中心に位置させる。図2
(b)の例では、5×5(M=N=5)のマトリクス状
の画像フィルタFが使用されている。そして画像フィル
タFの各成分に割り当てられた重み付け係数に基づいて
注目画素OPの濃度値とその近傍画素の濃度値との加重
平均を演算により導き、得られた値を注目画素OPのフ
ィルタ済信号とする。
像処理の概要を示す説明図である。図2(a)に示す画
像Iに対してX方向(横方向)を主走査方向とし、Y方
向(縦方向)を副走査方向として1画素ごとに注目画素
OPを走査しながら順次に処理を行っていく。画像フィ
ルタによる処理の際は、図2(b)に示すように注目画
素OPを画像フィルタFの中心に位置させる。図2
(b)の例では、5×5(M=N=5)のマトリクス状
の画像フィルタFが使用されている。そして画像フィル
タFの各成分に割り当てられた重み付け係数に基づいて
注目画素OPの濃度値とその近傍画素の濃度値との加重
平均を演算により導き、得られた値を注目画素OPのフ
ィルタ済信号とする。
【0028】すなわち、画像フィルタFが図3に示すよ
うな(2m+1)×(2n+1)のサイズのマトリクス
状であり、各成分にはk-m-n〜kmnの重み付け係数が割
り当てられているとする。この画像フィルタFを用いて
画像平面上の座標(x,y)に位置する注目画素OPに
対するフィルタ演算を行って得られるフィルタ済信号
S'xyは、
うな(2m+1)×(2n+1)のサイズのマトリクス
状であり、各成分にはk-m-n〜kmnの重み付け係数が割
り当てられているとする。この画像フィルタFを用いて
画像平面上の座標(x,y)に位置する注目画素OPに
対するフィルタ演算を行って得られるフィルタ済信号
S'xyは、
【0029】
【数1】
【0030】となる。ここで、Sxyは原画像の画像平面
上の座標(x,y)に位置する画素の濃度値である。
上の座標(x,y)に位置する画素の濃度値である。
【0031】なお、図3に示す画像フィルタにおいて、
注目画素およびその近傍画素に対応する重み付け係数が
全て正数である場合は、画像の平滑化を行うための画像
フィルタであり、重み付け係数の有する周波数特性が画
像フィルタの特性となる。
注目画素およびその近傍画素に対応する重み付け係数が
全て正数である場合は、画像の平滑化を行うための画像
フィルタであり、重み付け係数の有する周波数特性が画
像フィルタの特性となる。
【0032】<3.第1の実施の形態>次に、この発明
の第1の実施の形態である画像処理装置について説明す
る。図4は、第1の実施の形態である画像処理装置を示
す概略構成図である。注目画素についての濃度値である
主信号Sは、平均濃度値抽出部10,積算器51,およ
びフィルタ演算部30に導かれる。
の第1の実施の形態である画像処理装置について説明す
る。図4は、第1の実施の形態である画像処理装置を示
す概略構成図である。注目画素についての濃度値である
主信号Sは、平均濃度値抽出部10,積算器51,およ
びフィルタ演算部30に導かれる。
【0033】平均濃度値抽出部10においては、注目画
素とその近傍画素とを含む画素群から平均濃度値Dを求
める。ここで、平均濃度値Dを求めるための注目画素と
その近傍画素とで形成される領域は、網点形状を検出し
ないように原画像の個々の網点サイズ(厳密には、10
0%網点に相当するサイズ)よりも大きい領域に設定さ
れることが好ましい。平均化される領域が十分に広くな
いと網点の中心位置に近い場合とそうでない場合とで、
本来の原画像の示す濃度値と異なる濃度値となることが
あるからである。そして、この平均化により、平均濃度
値Dは、網点の影響を受けていない原画像が本来示す濃
度値となる。また、平均濃度値Dの求める方法は、注目
画素とその近傍画素とを含む画素群の単純平均であって
も良いし、加重平均であっても良い。そして、平均濃度
抽出部10で得られた平均濃度値Dはテーブル参照部2
0に送られる。
素とその近傍画素とを含む画素群から平均濃度値Dを求
める。ここで、平均濃度値Dを求めるための注目画素と
その近傍画素とで形成される領域は、網点形状を検出し
ないように原画像の個々の網点サイズ(厳密には、10
0%網点に相当するサイズ)よりも大きい領域に設定さ
れることが好ましい。平均化される領域が十分に広くな
いと網点の中心位置に近い場合とそうでない場合とで、
本来の原画像の示す濃度値と異なる濃度値となることが
あるからである。そして、この平均化により、平均濃度
値Dは、網点の影響を受けていない原画像が本来示す濃
度値となる。また、平均濃度値Dの求める方法は、注目
画素とその近傍画素とを含む画素群の単純平均であって
も良いし、加重平均であっても良い。そして、平均濃度
抽出部10で得られた平均濃度値Dはテーブル参照部2
0に送られる。
【0034】テーブル参照部20では、入力する平均濃
度値Dに応じて混合率Mが導かれる。ここで平均濃度値
Dと混合率Mの関係を図5に示す。図5に示すように、
混合率Mがとり得る値は、「0≦M<1」である。そし
て平均濃度値Dが高濃度域又は低濃度域となるに従っ
て、混合率Mの値は小さくなり、平均濃度値Dが中間濃
度域となる場合には混合率Mは大きな値となる。そして
テーブル参照部20では、図5の関係を対応付けたテー
ブルをメモり等の記憶部材に記憶しておき、平均濃度値
Dを入力するとそのテーブルを参照することによって対
応する混合率Mを獲得する。この混合率Mは、出力信号
に対する主信号Sの混合割合を示すものであるため、テ
ーブル参照部20においては、この混合率Mを基に、フ
ィルタ済信号の混合率(1−M)を導く。従って、混合
率(1−M)のとり得る値は、「0<(1−M)≦1」
となる。そして混合率Mは積算器51に送られ、混合率
(1−M)は積算器52に送られる。
度値Dに応じて混合率Mが導かれる。ここで平均濃度値
Dと混合率Mの関係を図5に示す。図5に示すように、
混合率Mがとり得る値は、「0≦M<1」である。そし
て平均濃度値Dが高濃度域又は低濃度域となるに従っ
て、混合率Mの値は小さくなり、平均濃度値Dが中間濃
度域となる場合には混合率Mは大きな値となる。そして
テーブル参照部20では、図5の関係を対応付けたテー
ブルをメモり等の記憶部材に記憶しておき、平均濃度値
Dを入力するとそのテーブルを参照することによって対
応する混合率Mを獲得する。この混合率Mは、出力信号
に対する主信号Sの混合割合を示すものであるため、テ
ーブル参照部20においては、この混合率Mを基に、フ
ィルタ済信号の混合率(1−M)を導く。従って、混合
率(1−M)のとり得る値は、「0<(1−M)≦1」
となる。そして混合率Mは積算器51に送られ、混合率
(1−M)は積算器52に送られる。
【0035】そして、積算器51においては、主信号S
と混合率Mとの積算が行われ、信号Sa(=M・S)が
生成される。この信号Saは、加算器53に送られる。
と混合率Mとの積算が行われ、信号Sa(=M・S)が
生成される。この信号Saは、加算器53に送られる。
【0036】一方、フィルタ演算部30では、所定のサ
イズの画像フィルタによってフィルタ演算処理が行われ
る。このとき、使用される画像フィルタは、例えば、従
来の画像処理装置と同様の図9に示すような画像フィル
タである。この実施の形態の画像処理装置においても、
フィルタ演算部30で適用される画像フィルタのサイズ
は、1個の網点の約2倍以上のサイズとなるように設定
されることが好ましい。例えば、図9の画像フィルタの
例の場合であると、1個の画素サイズは網点サイズの約
「2/5」以上の大きさとなっている。そして、このフ
ィルタ演算部30では、画像フィルタの中心を注目画素
に位置させ、注目画素とその近傍画素に割り当てられた
重み付け係数を基に数1に示した演算を行って加重平均
を行いフィルタ済信号S’として出力している。そし
て、網点サイズよりも大きい領域で加重平均を算出する
ために、フィルタ済信号S’は、網点パターンの有する
周波数成分が除去されており、網点による影響が取り除
かれた濃度値となっている。従って、フィルタ済信号
S’は、モアレや画質劣化の要因が除去されている。こ
のようにして得られたフィルタ済信号S’は、積算器5
2に送られる。
イズの画像フィルタによってフィルタ演算処理が行われ
る。このとき、使用される画像フィルタは、例えば、従
来の画像処理装置と同様の図9に示すような画像フィル
タである。この実施の形態の画像処理装置においても、
フィルタ演算部30で適用される画像フィルタのサイズ
は、1個の網点の約2倍以上のサイズとなるように設定
されることが好ましい。例えば、図9の画像フィルタの
例の場合であると、1個の画素サイズは網点サイズの約
「2/5」以上の大きさとなっている。そして、このフ
ィルタ演算部30では、画像フィルタの中心を注目画素
に位置させ、注目画素とその近傍画素に割り当てられた
重み付け係数を基に数1に示した演算を行って加重平均
を行いフィルタ済信号S’として出力している。そし
て、網点サイズよりも大きい領域で加重平均を算出する
ために、フィルタ済信号S’は、網点パターンの有する
周波数成分が除去されており、網点による影響が取り除
かれた濃度値となっている。従って、フィルタ済信号
S’は、モアレや画質劣化の要因が除去されている。こ
のようにして得られたフィルタ済信号S’は、積算器5
2に送られる。
【0037】そして、積算器52においては、フィルタ
済信号S’と混合率(1−M)との積算が行われ、信号
Sb(=(1−M)・S’)が生成される。そして、得
られた信号Sbは、加算器53に送られる。
済信号S’と混合率(1−M)との積算が行われ、信号
Sb(=(1−M)・S’)が生成される。そして、得
られた信号Sbは、加算器53に送られる。
【0038】加算器53では、信号Saと信号Sbとが
混合(加算)されて出力信号S''が生成される。この出
力信号S''は、この実施の形態の画像処理装置の出力信
号である。
混合(加算)されて出力信号S''が生成される。この出
力信号S''は、この実施の形態の画像処理装置の出力信
号である。
【0039】この実施の形態の画像処置装置では、主信
号Sとフィルタ済信号S’とが混合比「M:(1−
M)」で混合される。そして、その混合比は、注目画素
とその近傍画素とを含む画素群から得られる平均濃度値
Dに応じて決定される。これにより、原画像の濃度域に
応じて混合比を変更することが可能となるため、画像フ
ィルタを使用した画像処理の効果を、原画像の濃度域に
応じて変更することが可能となる。
号Sとフィルタ済信号S’とが混合比「M:(1−
M)」で混合される。そして、その混合比は、注目画素
とその近傍画素とを含む画素群から得られる平均濃度値
Dに応じて決定される。これにより、原画像の濃度域に
応じて混合比を変更することが可能となるため、画像フ
ィルタを使用した画像処理の効果を、原画像の濃度域に
応じて変更することが可能となる。
【0040】そして、この実施の形態の画像処理装置
は、モアレの目立たない中間濃度域において主信号Sの
混合される割合を大きく設定しているため、出力される
出力信号S''には主信号Sの成分が比較多く含まれ、画
像のエッジ部分を劣化させることがない。また、モアレ
や画質の劣化が顕著に目立つ高濃度域又は低濃度域にお
いてはフィルタ済信号S’の混合される割合を大きく設
定しているため、出力される出力信号S''にはフィルタ
済信号S’の成分が比較多く含まれ、高濃度域又は低濃
度域のモアレの発生や画質の劣化を防ぐことができる。
は、モアレの目立たない中間濃度域において主信号Sの
混合される割合を大きく設定しているため、出力される
出力信号S''には主信号Sの成分が比較多く含まれ、画
像のエッジ部分を劣化させることがない。また、モアレ
や画質の劣化が顕著に目立つ高濃度域又は低濃度域にお
いてはフィルタ済信号S’の混合される割合を大きく設
定しているため、出力される出力信号S''にはフィルタ
済信号S’の成分が比較多く含まれ、高濃度域又は低濃
度域のモアレの発生や画質の劣化を防ぐことができる。
【0041】なお、図5において、平均濃度値Dが中間
濃度域である場合に、混合率Mが「1」となっていない
理由は、エッジの劣化をさせることのない程度に、網点
の影響を除去するために、フィルタ済信号S’を出力信
号S''に含ませるようにしているためである。これによ
って、視覚的に目立つ程ではないが、中間濃度域に存在
しているモアレを除去することができる。
濃度域である場合に、混合率Mが「1」となっていない
理由は、エッジの劣化をさせることのない程度に、網点
の影響を除去するために、フィルタ済信号S’を出力信
号S''に含ませるようにしているためである。これによ
って、視覚的に目立つ程ではないが、中間濃度域に存在
しているモアレを除去することができる。
【0042】<4.第2の実施の形態>次に、この発明
の第2の実施の形態である画像処理装置について説明す
る。図6は、第2の実施の形態である画像処理装置を示
す概略構成図である。注目画素についての濃度値である
主信号Sは、フィルタ演算部30と積算器51に導かれ
る。
の第2の実施の形態である画像処理装置について説明す
る。図6は、第2の実施の形態である画像処理装置を示
す概略構成図である。注目画素についての濃度値である
主信号Sは、フィルタ演算部30と積算器51に導かれ
る。
【0043】フィルタ演算部30では、第1の実施の形
態と同様に、所定のサイズの画像フィルタによってフィ
ルタ演算処理が行われる。このとき、使用される画像フ
ィルタは、例えば、従来の画像処理装置と同様の図9に
示すような画像フィルタである。この実施の形態の画像
処理装置においても、フィルタ演算部30で適用される
画像フィルタのサイズは、1個の網点の約2倍以上のサ
イズとなるように設定されることが好ましい。そして、
このフィルタ演算部30では、注目画素とその近傍画素
に割り当てられた重み付け係数を基に数1に示した演算
を行って加重平均を行いフィルタ済信号S’として出力
している。そして、網点サイズよりも大きい領域で加重
平均を算出するために、フィルタ済信号S’は、網点パ
ターンの有する周波数成分が除去されており、網点によ
る影響が取り除かれた濃度値となっている。従って、フ
ィルタ済信号S’は、モアレや画質劣化の要因が除去さ
れている。このようにして得られたフィルタ済信号S’
は、テーブル参照部20と積算器52に送られる。
態と同様に、所定のサイズの画像フィルタによってフィ
ルタ演算処理が行われる。このとき、使用される画像フ
ィルタは、例えば、従来の画像処理装置と同様の図9に
示すような画像フィルタである。この実施の形態の画像
処理装置においても、フィルタ演算部30で適用される
画像フィルタのサイズは、1個の網点の約2倍以上のサ
イズとなるように設定されることが好ましい。そして、
このフィルタ演算部30では、注目画素とその近傍画素
に割り当てられた重み付け係数を基に数1に示した演算
を行って加重平均を行いフィルタ済信号S’として出力
している。そして、網点サイズよりも大きい領域で加重
平均を算出するために、フィルタ済信号S’は、網点パ
ターンの有する周波数成分が除去されており、網点によ
る影響が取り除かれた濃度値となっている。従って、フ
ィルタ済信号S’は、モアレや画質劣化の要因が除去さ
れている。このようにして得られたフィルタ済信号S’
は、テーブル参照部20と積算器52に送られる。
【0044】テーブル参照部20では、入力するフィル
タ済信号S’に応じて混合率Mが導かれる。ここでフィ
ルタ済信号S’と混合率Mとの関係は、図5に示した平
均濃度値Dと混合率Mとの関係と同様であり、図5の
「平均濃度値D」を「フィルタ済信号S’」と読み替え
ればよい。すなわち、フィルタ済信号S’が高濃度域又
は低濃度域となるに従って、混合率Mの値は小さくな
り、フィルタ済信号S’が中間濃度域となる場合には混
合率Mは大きな値となるように設定されている。そして
テーブル参照部20では、上記のような関係を対応付け
たテーブルをメモり等の記憶部材に記憶しておき、フィ
ルタ済信号S’を入力するとそのテーブルを参照するこ
とによって対応する混合率Mを獲得する。この混合率M
は、出力信号に対する主信号Sの混合割合を示すもので
あるため、テーブル参照部20においては、この混合率
Mを基に、フィルタ済信号S’の混合率(1−M)を導
く。そして混合率Mは積算器51に送られ、混合率(1
−M)は積算器52に送られる。
タ済信号S’に応じて混合率Mが導かれる。ここでフィ
ルタ済信号S’と混合率Mとの関係は、図5に示した平
均濃度値Dと混合率Mとの関係と同様であり、図5の
「平均濃度値D」を「フィルタ済信号S’」と読み替え
ればよい。すなわち、フィルタ済信号S’が高濃度域又
は低濃度域となるに従って、混合率Mの値は小さくな
り、フィルタ済信号S’が中間濃度域となる場合には混
合率Mは大きな値となるように設定されている。そして
テーブル参照部20では、上記のような関係を対応付け
たテーブルをメモり等の記憶部材に記憶しておき、フィ
ルタ済信号S’を入力するとそのテーブルを参照するこ
とによって対応する混合率Mを獲得する。この混合率M
は、出力信号に対する主信号Sの混合割合を示すもので
あるため、テーブル参照部20においては、この混合率
Mを基に、フィルタ済信号S’の混合率(1−M)を導
く。そして混合率Mは積算器51に送られ、混合率(1
−M)は積算器52に送られる。
【0045】そして、積算器51においては、主信号S
と混合率Mとの積算が行われ、信号Sa(=M・S)が
生成されて、加算器53に送られる。また、積算器52
においては、フィルタ済信号S’と混合率(1−M)と
の積算が行われ、信号Sb(=(1−M)・S’)が生
成され、得られた信号Sbは、加算器53に送られる。
と混合率Mとの積算が行われ、信号Sa(=M・S)が
生成されて、加算器53に送られる。また、積算器52
においては、フィルタ済信号S’と混合率(1−M)と
の積算が行われ、信号Sb(=(1−M)・S’)が生
成され、得られた信号Sbは、加算器53に送られる。
【0046】加算器53では、信号Saと信号Sbとが
混合されて出力信号S''が生成される。この出力信号
S''は、この実施の形態の画像処理装置の出力信号とな
る。
混合されて出力信号S''が生成される。この出力信号
S''は、この実施の形態の画像処理装置の出力信号とな
る。
【0047】この実施の形態の画像処理装置において
は、フィルタ済信号S’をテーブル参照部20に導い
て、混合率M,(1−M)を生成している。フィルタ済
信号S’は、図9に示すような画像フィルタに基づいて
数1に示すように加重平均が行われた信号である。従っ
て、この加重平均されたフィルタ済信号S’を、第1の
実施の形態で示した平均濃度値Dに代えて使用しても、
出力信号S''に得られる効果は同じである。また、この
実施の形態のように、フィルタ済信号S’をテーブル参
照部20に入力した方が、第1の実施の形態で示した平
均濃度値抽出部10(図4参照)を設ける必要がなく、
効率的な構成となる点で有益である。
は、フィルタ済信号S’をテーブル参照部20に導い
て、混合率M,(1−M)を生成している。フィルタ済
信号S’は、図9に示すような画像フィルタに基づいて
数1に示すように加重平均が行われた信号である。従っ
て、この加重平均されたフィルタ済信号S’を、第1の
実施の形態で示した平均濃度値Dに代えて使用しても、
出力信号S''に得られる効果は同じである。また、この
実施の形態のように、フィルタ済信号S’をテーブル参
照部20に入力した方が、第1の実施の形態で示した平
均濃度値抽出部10(図4参照)を設ける必要がなく、
効率的な構成となる点で有益である。
【0048】このように、この実施の形態の画像処置装
置においても、主信号Sとフィルタ済信号S’とが混合
比「M:(1−M)」で混合され、出力信号S''が生成
される。そして、その混合比は、フィルタ済信号S’に
応じて決定される。これにより、網点の影響を受けてい
ない原画像の濃度域に応じて混合比を変更することが可
能となるため、画像フィルタを使用した画像処理の効果
を、原画像の濃度域に応じて変更することが可能とな
る。
置においても、主信号Sとフィルタ済信号S’とが混合
比「M:(1−M)」で混合され、出力信号S''が生成
される。そして、その混合比は、フィルタ済信号S’に
応じて決定される。これにより、網点の影響を受けてい
ない原画像の濃度域に応じて混合比を変更することが可
能となるため、画像フィルタを使用した画像処理の効果
を、原画像の濃度域に応じて変更することが可能とな
る。
【0049】そして、この実施の形態の画像処理装置
は、モアレの目立たない中間濃度域において主信号Sの
混合される割合を大きく設定しているため、出力される
出力信号S''には主信号Sの成分が比較多く含まれ、画
像のエッジ部分を劣化させることがない。また、モアレ
や画質の劣化が顕著に目立つ高濃度域又は低濃度域にお
いてはフィルタ済信号S’の混合される割合を大きく設
定しているため、出力される出力信号S''にはフィルタ
済信号S’の成分が比較多く含まれ、高濃度域又は低濃
度域のモアレの発生や画質の劣化を防ぐことができる。
は、モアレの目立たない中間濃度域において主信号Sの
混合される割合を大きく設定しているため、出力される
出力信号S''には主信号Sの成分が比較多く含まれ、画
像のエッジ部分を劣化させることがない。また、モアレ
や画質の劣化が顕著に目立つ高濃度域又は低濃度域にお
いてはフィルタ済信号S’の混合される割合を大きく設
定しているため、出力される出力信号S''にはフィルタ
済信号S’の成分が比較多く含まれ、高濃度域又は低濃
度域のモアレの発生や画質の劣化を防ぐことができる。
【0050】<5.変形例>第1および第2の実施の形
態に示した画像処理装置のフィルタ演算部30で適用さ
れる画像フィルタのサイズは、網点サイズよりも大きい
ことは説明したが、この網点サイズは原画像によって異
なる場合がある。そこで、原画像の網点サイズが変更に
なった場合に、画像フィルタのサイズを適切なサイズに
変更することが必要となる。
態に示した画像処理装置のフィルタ演算部30で適用さ
れる画像フィルタのサイズは、網点サイズよりも大きい
ことは説明したが、この網点サイズは原画像によって異
なる場合がある。そこで、原画像の網点サイズが変更に
なった場合に、画像フィルタのサイズを適切なサイズに
変更することが必要となる。
【0051】画像入力部100が原画像を読み取った際
に網点サイズを測定して検出したり、オペレータが原画
像を画像入力部100にセットした際に、オペレータ自
身が操作入力部201より網点サイズを設定入力するこ
とにより、網点サイズについての網点情報を獲得する。
そして、このようにして得られた網点情報を画像処理装
置に送るように構成する。そして、画像処理装置におい
て、入力された網点情報に基づいて、フィルタ演算部は
適用する画像フィルタのサイズを変更するようにすれ
ば、原画像の網点サイズが変更になっても、直ちに変更
された網点サイズに対応することが可能となる。
に網点サイズを測定して検出したり、オペレータが原画
像を画像入力部100にセットした際に、オペレータ自
身が操作入力部201より網点サイズを設定入力するこ
とにより、網点サイズについての網点情報を獲得する。
そして、このようにして得られた網点情報を画像処理装
置に送るように構成する。そして、画像処理装置におい
て、入力された網点情報に基づいて、フィルタ演算部は
適用する画像フィルタのサイズを変更するようにすれ
ば、原画像の網点サイズが変更になっても、直ちに変更
された網点サイズに対応することが可能となる。
【0052】また、実施の形態では、一例として、平均
濃度値D又はフィルタ済信号S’が高濃度域又は低濃度
域である場合は混合率Mの値は小さくなり、中間濃度域
である場合は混合率Mの値は大きくなる場合を説明した
が、このような関係とすることに限定するものではな
く、結果的に、平均濃度値D又はフィルタ済信号S’が
高濃度域又は低濃度域を示すときにフィルタ済信号S’
の混合される割合を大きくし、中間濃度域を示すときに
主信号Sの混合される割合を大きくするように設定すれ
ば良い。
濃度値D又はフィルタ済信号S’が高濃度域又は低濃度
域である場合は混合率Mの値は小さくなり、中間濃度域
である場合は混合率Mの値は大きくなる場合を説明した
が、このような関係とすることに限定するものではな
く、結果的に、平均濃度値D又はフィルタ済信号S’が
高濃度域又は低濃度域を示すときにフィルタ済信号S’
の混合される割合を大きくし、中間濃度域を示すときに
主信号Sの混合される割合を大きくするように設定すれ
ば良い。
【0053】さらに、テーブル参照部20において図5
に示した関係を他の関係にすることによって、任意の濃
度域について画像フィルタによる処理の効果を変更する
ことができる。従って、この実施の形態の画像処理装置
を適用すれば任意の濃度域の画質の劣化やモアレの発生
を除去することが可能となる。
に示した関係を他の関係にすることによって、任意の濃
度域について画像フィルタによる処理の効果を変更する
ことができる。従って、この実施の形態の画像処理装置
を適用すれば任意の濃度域の画質の劣化やモアレの発生
を除去することが可能となる。
【0054】なお、以上説明した画像処理装置で適用さ
れる画像フィルタは、一般的に表現すると、M×N
(M,Nは3以上の奇数)の画像フィルタであって、注
目画素が当該画像フィルタの中央部に位置するような構
成となる。
れる画像フィルタは、一般的に表現すると、M×N
(M,Nは3以上の奇数)の画像フィルタであって、注
目画素が当該画像フィルタの中央部に位置するような構
成となる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、注目画素の主信号に対して所定のサイズ
の画像フィルタを適用してフィルタ済信号を生成し、注
目画素とその近傍画素とを含む画素群から平均濃度値を
求め、その平均濃度値に応じて主信号とフィルタ済信号
との混合比を導き、得られた混合比に基づいて主信号と
フィルタ済信号とを混合することにより出力信号を生成
するため、画像フィルタを使用した画像処理の効果を、
原画像の濃度域に応じて変更することが可能となり、画
像のエッジを劣化させることなく、良好に画質の劣化を
抑え、モアレを除去することができる。
発明によれば、注目画素の主信号に対して所定のサイズ
の画像フィルタを適用してフィルタ済信号を生成し、注
目画素とその近傍画素とを含む画素群から平均濃度値を
求め、その平均濃度値に応じて主信号とフィルタ済信号
との混合比を導き、得られた混合比に基づいて主信号と
フィルタ済信号とを混合することにより出力信号を生成
するため、画像フィルタを使用した画像処理の効果を、
原画像の濃度域に応じて変更することが可能となり、画
像のエッジを劣化させることなく、良好に画質の劣化を
抑え、モアレを除去することができる。
【0056】請求項2に記載の発明によれば、混合比
は、平均濃度値が高濃度域又は低濃度域となる場合にお
いてはフィルタ済信号に対応する割合が大きくなり、平
均濃度値が中間濃度域となる場合においては主信号に対
応する割合が大きくなるように決定されるため、モアレ
の目立たない中間濃度域において出力信号には主信号の
成分が比較多く含まれ、画像のエッジ部分を劣化させる
ことがないとともに、モアレや画質の劣化が顕著に目立
つ高濃度域又は低濃度域においては、出力信号にはフィ
ルタ済信号の成分が比較多く含まれ、高濃度域又は低濃
度域のモアレの発生や画質の劣化を防ぐことができる。
は、平均濃度値が高濃度域又は低濃度域となる場合にお
いてはフィルタ済信号に対応する割合が大きくなり、平
均濃度値が中間濃度域となる場合においては主信号に対
応する割合が大きくなるように決定されるため、モアレ
の目立たない中間濃度域において出力信号には主信号の
成分が比較多く含まれ、画像のエッジ部分を劣化させる
ことがないとともに、モアレや画質の劣化が顕著に目立
つ高濃度域又は低濃度域においては、出力信号にはフィ
ルタ済信号の成分が比較多く含まれ、高濃度域又は低濃
度域のモアレの発生や画質の劣化を防ぐことができる。
【0057】請求項3に記載の発明によれば、注目画素
の主信号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用し
てフィルタ済信号を生成し、そのフィルタ済信号に応じ
て主信号とフィルタ済信号との混合比を導き、得られた
混合比に基づいて主信号とフィルタ済信号とを混合する
ことにより出力信号を生成するため、構成を簡単にする
ことができるとともに、画像フィルタを使用した画像処
理の効果を、原画像の濃度域に応じて変更することが可
能となり、画像のエッジを劣化させることなく、良好に
画質の劣化を抑え、モアレを除去することができる。
の主信号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用し
てフィルタ済信号を生成し、そのフィルタ済信号に応じ
て主信号とフィルタ済信号との混合比を導き、得られた
混合比に基づいて主信号とフィルタ済信号とを混合する
ことにより出力信号を生成するため、構成を簡単にする
ことができるとともに、画像フィルタを使用した画像処
理の効果を、原画像の濃度域に応じて変更することが可
能となり、画像のエッジを劣化させることなく、良好に
画質の劣化を抑え、モアレを除去することができる。
【0058】請求項4に記載の発明によれば、混合比
は、フィルタ済信号が高濃度域又は低濃度域となる場合
においてはフィルタ済信号に対応する割合が大きくな
り、フィルタ済信号が中間濃度域となる場合においては
主信号に対応する割合が大きくなるように決定されるた
め、モアレの目立たない中間濃度域において出力信号に
は主信号の成分が比較多く含まれ、画像のエッジ部分を
劣化させることがないとともに、モアレや画質の劣化が
顕著に目立つ高濃度域又は低濃度域においては、出力信
号にはフィルタ済信号の成分が比較多く含まれ、高濃度
域又は低濃度域のモアレの発生や画質の劣化を防ぐこと
ができる。
は、フィルタ済信号が高濃度域又は低濃度域となる場合
においてはフィルタ済信号に対応する割合が大きくな
り、フィルタ済信号が中間濃度域となる場合においては
主信号に対応する割合が大きくなるように決定されるた
め、モアレの目立たない中間濃度域において出力信号に
は主信号の成分が比較多く含まれ、画像のエッジ部分を
劣化させることがないとともに、モアレや画質の劣化が
顕著に目立つ高濃度域又は低濃度域においては、出力信
号にはフィルタ済信号の成分が比較多く含まれ、高濃度
域又は低濃度域のモアレの発生や画質の劣化を防ぐこと
ができる。
【0059】請求項5に記載の発明によれば、注目画素
の主信号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用し
てフィルタ済信号を生成し、注目画素とその近傍画素と
を含む画素群から平均濃度値を求め、得られた平均濃度
値に応じて主信号とフィルタ済信号との混合比を導き、
その混合比に基づいて主信号とフィルタ済信号とを混合
することにより出力信号を生成するため、画像フィルタ
を使用した画像処理の効果を、原画像の濃度域に応じて
変更することが可能となり、画像のエッジを劣化させる
ことなく、良好に画質の劣化を抑え、モアレを除去する
ことができる。
の主信号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用し
てフィルタ済信号を生成し、注目画素とその近傍画素と
を含む画素群から平均濃度値を求め、得られた平均濃度
値に応じて主信号とフィルタ済信号との混合比を導き、
その混合比に基づいて主信号とフィルタ済信号とを混合
することにより出力信号を生成するため、画像フィルタ
を使用した画像処理の効果を、原画像の濃度域に応じて
変更することが可能となり、画像のエッジを劣化させる
ことなく、良好に画質の劣化を抑え、モアレを除去する
ことができる。
【0060】請求項6に記載の発明によれば、混合比
は、平均濃度値が高濃度域又は低濃度域となる場合にお
いてはフィルタ済信号に対応する割合が大きくなり、平
均濃度値が中間濃度域となる場合においては主信号に対
応する割合が大きくなるように決定されるため、モアレ
の目立たない中間濃度域において出力信号には主信号の
成分が比較多く含まれ、画像のエッジ部分を劣化させる
ことがないとともに、モアレや画質の劣化が顕著に目立
つ高濃度域又は低濃度域においては、出力信号にはフィ
ルタ済信号の成分が比較多く含まれ、高濃度域又は低濃
度域のモアレの発生や画質の劣化を防ぐことができる。
は、平均濃度値が高濃度域又は低濃度域となる場合にお
いてはフィルタ済信号に対応する割合が大きくなり、平
均濃度値が中間濃度域となる場合においては主信号に対
応する割合が大きくなるように決定されるため、モアレ
の目立たない中間濃度域において出力信号には主信号の
成分が比較多く含まれ、画像のエッジ部分を劣化させる
ことがないとともに、モアレや画質の劣化が顕著に目立
つ高濃度域又は低濃度域においては、出力信号にはフィ
ルタ済信号の成分が比較多く含まれ、高濃度域又は低濃
度域のモアレの発生や画質の劣化を防ぐことができる。
【0061】請求項7に記載の発明によれば、注目画素
の主信号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用し
てフィルタ済信号を生成し、そのフィルタ済信号に応じ
て主信号とフィルタ済信号との混合比を導き、得られた
混合比に基づいて主信号とフィルタ済信号とを混合する
ことにより出力信号を生成するため、構成を簡単にする
ことができるとともに、画像フィルタを使用した画像処
理の効果を、原画像の濃度域に応じて変更することが可
能となり、画像のエッジを劣化させることなく、良好に
画質の劣化を抑え、モアレを除去することができる。
の主信号に対して所定のサイズの画像フィルタを適用し
てフィルタ済信号を生成し、そのフィルタ済信号に応じ
て主信号とフィルタ済信号との混合比を導き、得られた
混合比に基づいて主信号とフィルタ済信号とを混合する
ことにより出力信号を生成するため、構成を簡単にする
ことができるとともに、画像フィルタを使用した画像処
理の効果を、原画像の濃度域に応じて変更することが可
能となり、画像のエッジを劣化させることなく、良好に
画質の劣化を抑え、モアレを除去することができる。
【0062】請求項8に記載の発明によれば、混合比
は、フィルタ済信号が高濃度域又は低濃度域となる場合
においてはフィルタ済信号に対応する割合が大きくな
り、フィルタ済信号が中間濃度域となる場合においては
主信号に対応する割合が大きくなるように決定されるた
め、モアレの目立たない中間濃度域において出力信号に
は主信号の成分が比較多く含まれ、画像のエッジ部分を
劣化させることがないとともに、モアレや画質の劣化が
顕著に目立つ高濃度域又は低濃度域においては、出力信
号にはフィルタ済信号の成分が比較多く含まれ、高濃度
域又は低濃度域のモアレの発生や画質の劣化を防ぐこと
ができる。
は、フィルタ済信号が高濃度域又は低濃度域となる場合
においてはフィルタ済信号に対応する割合が大きくな
り、フィルタ済信号が中間濃度域となる場合においては
主信号に対応する割合が大きくなるように決定されるた
め、モアレの目立たない中間濃度域において出力信号に
は主信号の成分が比較多く含まれ、画像のエッジ部分を
劣化させることがないとともに、モアレや画質の劣化が
顕著に目立つ高濃度域又は低濃度域においては、出力信
号にはフィルタ済信号の成分が比較多く含まれ、高濃度
域又は低濃度域のモアレの発生や画質の劣化を防ぐこと
ができる。
【図1】この発明の実施の形態が適用される装置の全体
構成の一例を示す概略図である。
構成の一例を示す概略図である。
【図2】この発明の実施の形態における画像処理の概要
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図3】画像フィルタの各成分の重み付け係数を示す図
である。
である。
【図4】この発明の第1の実施の形態である画像処理装
置を示す概略構成図である。
置を示す概略構成図である。
【図5】この発明の実施の形態における平均濃度値Dと
混合率Mの関係を示す図である。
混合率Mの関係を示す図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態である画像処理装
置を示す概略構成図である。
置を示す概略構成図である。
【図7】網点と読み取りを行う画素との位置関係を示す
図である。
図である。
【図8】従来の画像処理装置を示す概略構成図である。
【図9】従来の画像フィルタの一例を示す図である。
【図10】従来からの1個の網点を生成する方法を示す
説明図である。
説明図である。
【図11】網点画像のエッジ部分を示す図である。
10 平均濃度値抽出部 20 テーブル参照部 30 フィルタ演算部 51,52 積算器 53 加算器 100 画像入力部 200 画像処理部 201 操作入力部 202 情報表示部 300 画像出力部 S 主信号 S’ フィルタ済信号 S'' 出力信号 M,(1−M) 混合率 D 平均濃度値
Claims (8)
- 【請求項1】 原画像に対して画素ごとに所定の処理を
施す方法であって、 (a) 注目画素の主信号に対して所定のサイズの画像フィ
ルタを適用してフィルタ済信号を生成する工程と、 (b) 注目画素とその近傍画素とを含む画素群から平均濃
度値を求める工程と、 (c) 前記平均濃度値に応じて前記主信号と前記フィルタ
済信号との混合比を導く工程と、 (d) 前記混合比に基づいて前記主信号と前記フィルタ済
信号とを混合することにより出力信号を生成する工程
と、を有することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、 前記混合比は、前記平均濃度値が高濃度域又は低濃度域
となる場合においては前記フィルタ済信号に対応する割
合が大きくなり、前記平均濃度値が中間濃度域となる場
合においては前記主信号に対応する割合が大きくなるよ
うに決定されることを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項3】 原画像に対して画素ごとに所定の処理を
施す方法であって、 (a) 注目画素の主信号に対して所定のサイズの画像フィ
ルタを適用してフィルタ済信号を生成する工程と、 (b) 前記フィルタ済信号に応じて前記主信号と前記フィ
ルタ済信号との混合比を導く工程と、 (c) 前記混合比に基づいて前記主信号と前記フィルタ済
信号とを混合することにより出力信号を生成する工程
と、を有することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、 前記混合比は、前記フィルタ済信号が高濃度域又は低濃
度域となる場合においては前記フィルタ済信号に対応す
る割合が大きくなり、前記フィルタ済信号が中間濃度域
となる場合においては前記主信号に対応する割合が大き
くなるように決定されることを特徴とする画像処理方
法。 - 【請求項5】 原画像に対して画素ごとに所定の処理を
施す装置であって、 (a) 注目画素の主信号に対して所定のサイズの画像フィ
ルタを適用してフィルタ済信号を生成する手段と、 (b) 注目画素とその近傍画素とを含む画素群から平均濃
度値を求める手段と、 (c) 前記平均濃度値に応じて前記主信号と前記フィルタ
済信号との混合比を導く手段と、 (d) 前記混合比に基づいて前記主信号と前記フィルタ済
信号とを混合することにより出力信号を生成する手段
と、を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の装置において、 前記混合比は、前記平均濃度値が高濃度域又は低濃度域
となる場合においては前記フィルタ済信号に対応する割
合が大きくなり、前記平均濃度値が中間濃度域となる場
合においては前記主信号に対応する割合が大きくなるよ
うに決定されることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項7】 原画像に対して画素ごとに所定の処理を
施す装置であって、 (a) 注目画素の主信号に対して所定のサイズの画像フィ
ルタを適用してフィルタ済信号を生成する手段と、 (b) 前記フィルタ済信号に応じて前記主信号と前記フィ
ルタ済信号との混合比を導く手段と、 (c) 前記混合比に基づいて前記主信号と前記フィルタ済
信号とを混合することにより出力信号を生成する手段
と、を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の装置において、 前記混合比は、前記フィルタ済信号が高濃度域又は低濃
度域となる場合においては前記フィルタ済信号に対応す
る割合が大きくなり、前記フィルタ済信号が中間濃度域
となる場合においては前記主信号に対応する割合が大き
くなるように決定されることを特徴とする画像処理装
置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9079882A JPH10276332A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 画像処理方法および装置 |
| US09/045,046 US6178268B1 (en) | 1997-03-27 | 1998-03-20 | Method of and apparatus for processing image |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9079882A JPH10276332A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 画像処理方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10276332A true JPH10276332A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13702628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9079882A Pending JPH10276332A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-31 | 画像処理方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10276332A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010526373A (ja) * | 2007-04-30 | 2010-07-29 | ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. | 自動画像強調 |
| JP2015035800A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-02-19 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP9079882A patent/JPH10276332A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010526373A (ja) * | 2007-04-30 | 2010-07-29 | ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. | 自動画像強調 |
| JP2015035800A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-02-19 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2097508C (en) | Method and apparatus for halftone rendering of a gray scale image using a blue noise mask | |
| JP4053185B2 (ja) | 画像処理方法および装置 | |
| JP2577748B2 (ja) | 画像信号の補間方法及びそれを実施する画像信号処理装置 | |
| JPH02127782A (ja) | 画像の輪郭強調方法 | |
| JP3738791B2 (ja) | 画像処理方法および装置 | |
| US6301395B1 (en) | Image processing apparatus that can appropriately enhance contour of an image | |
| EP1073014A2 (en) | Method for enhancing image data with compression artifacts by selective sharpening | |
| JP3965302B2 (ja) | 空間フィルタリング処理方法 | |
| US6178268B1 (en) | Method of and apparatus for processing image | |
| JPH10271340A (ja) | 画像処理方法および装置 | |
| JP4138126B2 (ja) | 画像処理装置 | |
| JP3137702B2 (ja) | 画像処理装置 | |
| JPH10276331A (ja) | 画像処理方法および装置 | |
| JP3476649B2 (ja) | 画像処理方法および装置 | |
| JP2746772B2 (ja) | 画像信号処理方法および装置 | |
| JP4063971B2 (ja) | 画像処理方法および装置 | |
| JPH10210298A (ja) | 画像処理方法及び装置 | |
| JP4067538B2 (ja) | 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体 | |
| JP3222570B2 (ja) | 像域識別装置 | |
| JP2000137807A (ja) | 階段効果を平滑化する方法 | |
| JP3146576B2 (ja) | 画像処理装置 | |
| JP2682986B2 (ja) | 画像処理方法 | |
| JPH065879B2 (ja) | 画像処理装置 | |
| JP2777380B2 (ja) | 網点領域検出方法 | |
| JPS6120949A (ja) | コンピユ−タ−グラフイツクス画像処理方法 |