JPH10276657A - 食品の多面焼成方法とその装置 - Google Patents

食品の多面焼成方法とその装置

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JPH10276657A JP9084166A JP8416697A JPH10276657A JP H10276657 A JPH10276657 A JP H10276657A JP 9084166 A JP9084166 A JP 9084166A JP 8416697 A JP8416697 A JP 8416697A JP H10276657 A JPH10276657 A JP H10276657A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 和菓子きんつばの衣焼成や焼おにぎり等の焼
成処理を多面同時に能率良く行うことのできる食品の多
面焼成方法とその装置を提供すること。 【解決手段】 マニピュレータ2により食品材料Fを高
温状態の火床4上に載置して当該食品材料Fの載置面を
焼成すると同時に、この火床4からの伝熱により加熱さ
れた押圧鈑5を同火床4面上の食品材料Fへ向けて進退
させて当該食品材料Fの側面に押し当てることにより食
品側面を焼成するようにした。 【効果】 従来のように火床上で食品材料の載置面だけ
を焼成するのではなく、進退往復する押圧鈑を押し当て
て食品側面をも同時に焼成できるので、従来よりも格段
に焼成処理能率を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品の多面焼成方
法とその装置、より詳しくは、和菓子きんつばの衣焼成
や焼おにぎり等の焼成処理を多面同時に能率良く行なう
ことのできる食品の多面焼成方法と同方法に使用する焼
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高温鉄鈑、高温銅鈑などの火床を前にす
る各種食品の焼成作業は、長期間に亙り火床からの輻射
熱と蒸発する油脂雰囲気の中で立ち続けねばならぬとこ
ろから総じて厳しい作業環境下での労働となるが、なか
でも和菓子きんつばの衣焼成は特に過酷な作業を強いら
れる。冬季でも汗をかくような作業環境に加え、寸時の
休みもなく常に素早く微妙な手捌きが要求されるからで
ある。
【0003】このような事情から、本件出願人は嘗て、
和菓子きんつばの衣焼成を自動的に行うことのできる多
面体食品焼成装置を開発した(特開平7-87876号公報;
特許第 2110454号参照)。この装置は、焼成処理すべき
多面体食品をマニピュレータを利用して摘み上げ、食品
の姿勢を適宜に変えながら食品各面を順序良く火床上に
載置して焼成してゆくというものであり、この装置によ
って職人が過酷な労働から解放され、和菓子きんつばの
安定供給が可能になった。
【0004】ところが、この多面体食品焼成装置(特開
平7-87876号公報;特許第 2110454号参照)は、偏平六
面体形状のきんつばの衣を、手作業と同様に、逐次的に
一面ずつ焼いてゆく構成を持っていたため、焼成自動化
により和菓子きんつばの安定供給は実現できたとは言い
得るものの、全面が焼き上がるのに時間が掛かって需要
側の要求に十分に応えることができず、処理スピードの
更なる向上が求められているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の多面
体食品焼成装置に上記の如き難点があったことに鑑みて
為されたもので、食品材料の焼成処理能率を大幅に向上
させることのできる食品の多面焼成方法と、この多面焼
成方法に用いる構造簡素でコンパクトな多面焼成装置を
提供することを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術的課
題を解決するために、マニピュレータ2により食品材料
Fを高温状態の火床4上に載置して当該食品材料Fの載
置面を焼成すると共に、この火床4からの伝熱により加
熱された高温状態の押圧鈑5を同火床4面上の食品材料
Fへ向けて進退させて食品材料Fの側面に押し当てるこ
とにより前記押圧鈑5が当接した食品材料Fの側面を焼
成するという手段を採用した。
【0007】また、本発明は、上記課題を解決するため
に、食品材料Fを摘み上げ、その姿勢を変化させながら
所定位置に搬送し其処に載置するマニピュレータ2と;
このマニピュレータ2により載置された食品材料Fを焼
成する火床4と;この火床4からの伝熱により加熱され
ながら同火床4面上を食品材料Fへ向けて進退往復移動
する押圧鈑5と;を備えて成り、前記火床4上で食品材
料Fの載置面を焼成すると共に、前記押圧鈑5を食品材
料Fの側面に押し当てることにより当該押圧鈑5が当接
した食品材料Fの側面を焼成するという手段を採用し
た。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づき詳しく説明する。なお、図1は本実施形
態の食品多面焼成装置の全体側面図、図2は同装置の全
体平面図、図3及び図4は同装置の押圧鈑の進退移動機
構を説明する部分破断斜視図、図5〜図26は同装置の多
面焼成動作を説明する要部側面図、図27及び図28は本発
明に係る多面焼成装置の押圧鈑の実施変形例の要部斜視
図、図29及び図30は本発明に係る多面焼成装置の押圧鈑
の他の実施変形例の要部斜視図である。
【0009】本実施形態の食品多面焼成装置は、図1及
び図2に示すように、主として、 偏平六面体形状の食品材料(羊羹)を供給可能な供給
コンベヤ1と; 供給された食品材料(羊羹)を摘み上げ、衣液付着機
3を経由して火床4まで搬送し、其処に載置する計6つ
のマニピュレータ2・2…と; 火床4面上を食品材料に向かって進退往復移動して食
品の側面の衣焼成を行う計6対の押圧鈑5・5…と; 衣焼成し終えた食品材料(きんつば)を火床4上から
摘み上げ、取出コンベヤ9まで搬送する計6つの取出ハ
ンド8・8…と;から構成されている。以下、各主要構
成部について順に詳しく説明する。
【0010】本実施形態のマニピュレータ2は、図1及
び図2に示すように、装置側面から片持ち式に持ち出さ
れたアーム20に下向きに垂設されている。このアーム20
は、装置側面に内蔵された図示しない送りネジ機構によ
り供給コンベヤ1の搬送下流端部と火床4の間をその行
程間隔を変更しながら水平往復移動すると共に、図示し
ないエアシリンダ機構により上下動可能に構成されてい
る。このアーム20の下方に、当該アーム20に内蔵された
図示しないラック−ピニオン機構によって回旋可能なリ
スト21を介して、計6つのマニピュレータ2・2…が列
設されている。
【0011】そして、各マニピュレータ2の先端には、
前記リスト21に内蔵された図示しないラック−ピニオン
機構により開閉運動を行う一対のハンド22・22が備えら
れていると共に、これら一対のハンド22・22の各先端に
は当該ハンド22に内蔵された図示しないベルト機構によ
り回転運動するフィンガ23・23(図5参照)が設けられ
ている。
【0012】かかる構成のマニピュレータ2・2…が、
供給コンベヤ1の搬送下流端部から食品材料(羊羹)を
摘み上げ、摘み上げた食品材料の姿勢を適宜に変えなが
ら衣液付着機3で衣液を付け、その後、食品材料を火床
4面上の所定位置に載置する動作を繰り返すのである。
本実施形態ではアーム20に計6つのマニピュレータ2・
2…を設けているので、同時に6個の食品材料を取り扱
うことが可能である。この食品材料の焼成処理手順につ
いては、図5〜図26を参照しながら改めて詳しく後述す
る。
【0013】本実施形態の押圧鈑5・5…は、図3及び
図4に示すように、両端に長孔50・50を開設した真鍮製
の角棒材から構成されており、2本の押圧鈑5・5が対
を成し、その平行関係を保ったまま火床4面上を食品材
料Fへ向けて対称的に進退往復移動するように構成され
ている。
【0014】即ち、これら対を成す押圧鈑5・5は、支
点65によりX字状に軸支されたリンク棒材64・64の端部
の垂直棒材62・62・62・62の各上端に前記長孔50・50・
50・50を着脱自在に被嵌した状態で火床4上に載置され
ており、平行関係を保ったまま摺動移動可能に配設され
ている。そして、このX字状リンク棒材64・64の片側の
垂直棒材62・62の間には、引張状態のコイルバネ63が張
架されていると共に、同じ垂直棒材62・62の下端のロー
ラ61・61の間には、エアシリンダ60により進退運動する
円錐楔材6が介在されている。
【0015】この円錐楔材6がコイルバネ63の引張力に
抗して前進することにより、これら垂直棒材62・62の間
隔が拡がり、その結果、火床4面上において各対の押圧
鈑5・5が平行関係を保って拡開することになり(図3
参照)、逆に、円錐楔材6が後退すれば、コイルバネ63
の引張力により垂直棒材62・62の間隔が狭まり、その結
果、火床4面上で各対の押圧鈑5・5が食品材料Fを挟
むように食品材料方向へ対称的に摺動移動して食品材料
Fの両側面に当接するのである(図4参照)。
【0016】これら真鍮製の押圧鈑5・5は、ガスレン
ジ40(図1参照)により高温に維持された火床4面上を
摺動状態で往復移動するように構成されているため、こ
れら押圧鈑5・5は、火床4により加熱され火床4とほ
ゞ同温度に維持されることになる。この高温状態の押圧
鈑5・5を食品材料Fの側面に押し当てることにより火
床4面で食品の載置面を焼成すると同時に食品側面を焼
成処理するのである。
【0017】本実施形態の取出ハンド8は、図1及び図
2に示すように、装置側面から片持ち式に持ち出された
アーム80に下向きに計6対垂設されている。このアーム
80は装置側面に内蔵された図示しない送りネジ機構によ
り、火床4とレストテーブル7の間、及び火床4と取出
コンベヤ9の間を、その行程間隔を変更しながら水平往
復移動すると共に、図示しないエアシリンダ機構により
上下動可能に構成されている。
【0018】このアーム80の下方に取出ハンド8・8…
が計6対列設されており、各取出ハンド8・8…の摘み
部81によって、火床4上で焼成処理を終えた食品材料を
挟んで持ち上げ、レストテーブル7又は取出コンベヤ9
へ搬送するのである。なお、図1に示すように、このア
ーム80の下方にはまた、油ひき体82が火床4の幅方向へ
往復移動可能に垂設されており、食品材料を取り出した
後、直ぐさま火床4の表面、及び押圧鈑5・5の対向側
面に油をひく。
【0019】なお、本実施形態のレストテーブル7は、
図1及び図2に示すように、水平姿勢を保ったまま支軸
70で回転循環する計6枚の長板状テーブル71・71…から
構成されており、食品材料を火床4から一時的に退避さ
せる。例えば、火床4上で焼成処理を半分終えた食品材
料を、前記取出ハンド8・8…により各テーブル71上に
載置して、支軸70を中心に各テーブル71を一回転させ
て、当該食品材料を残り半分の焼成作業開始時まで待機
させることも可能なのである。本実施形態の各テーブル
71には計6つの食品材料を載置することができる。
【0020】また、図中、符号24および符号83で指示す
るものは、各々計6つの回転ブラシを備えた清掃機であ
る。前記マニピュレータ2が清掃機24の位置に移動して
下降することにより当該清掃機24の回転ブラシでマニピ
ュレータ2のフィンガ23・23が清掃され、また、前記取
出ハンド8が清掃機83の位置に移動して下降することに
より当該清掃機83の回転ブラシで取出ハンド8の摘み部
81が清掃される。図中符号91で指示するものは前記アー
ム20・80の水平・上下動作の安全を確保するためのガイ
ド棒であり、符号92で指示するものは装置操作の制御盤
である。
【0021】次に、図5〜図26を参照しながら、本実施
形態装置の多面焼成動作について説明する。なお、図5
〜図26にはマニピュレータ2を支持するアーム20は図示
していない。
【0022】本実施形態において焼成されるべき食品材
料Fは、計4つの長方形面(以後、側面と呼ぶ)と、こ
れら側面と直角な計2つの正方形面(以後、端面と呼
ぶ)とから成る偏平六面体形状の羊羹である。この六面
体形状の羊羹の全表面に衣液を付け、この衣液を火床4
上で焼成処理して和菓子きんつばを製造する。
【0023】まず、供給コンベヤ1により順次ベルト搬
送されてくる食品材料F(羊羹)をマニピュレータ2に
より摘み上げ、衣液付着機3まで搬送し、其処で六面体
形状の食品材料Fの全表面のうちの3面に衣液を付ける
(図5〜図10参照)。
【0024】即ち、ある側面を底にして立てた状態で供
給された食品材料Fを、その姿勢のままマニピュレータ
2のフィンガ23・23で挟んで摘み上げ(図5参照)、衣
液付着機3の上方位置でフィンガ23・23を90°回転さ
せることにより食品材料Fを横向き姿勢にする(図6参
照)。そして、マニピュレータ2を下降させると同時に
衣液付着機3の樋状の付着部材31を衣液中から上昇させ
て食品材料Fの下向き端面に衣液を付け(図7参照)、
さらに食品材料Fと付着部材31とを接触させたまま、マ
ニピュレータ2を衣液付着機3に対し若干程度、水平往
復移動させることにより樋状の付着部材31の両壁面を利
用して食品材料Fの両側面に衣液を付けるのである(図
8〜図10参照)。
【0025】次いで、この衣液を付けた食品材料Fをマ
ニピュレータ2により火床4まで搬送し、其処で衣液の
焼成処理を3面同時に行なう(図11〜図14参照)。
【0026】即ち、各対の押圧鈑5・5が拡開している
ときに、マニピュレータ2を下降させて食品材料Fを火
床4面上に載置し(図12参照)、然る後、これら押圧鈑
5・5を食品材料Fへ向けて接近移動させることにより
食品材料Fの両側面を押圧鈑5・5で挟む(図13参
照)。こうして、食品材料Fの下向端面(載置面)を火
床4面で焼成すると同時に、各対の押圧鈑5・5で両側
面を焼成して3面同時の衣焼成を行なうのである。な
お、本実施形態では、図14に示すように、食品材料Fの
リリースを押圧鈑5・5で食品材料Fを挟んだ後に行っ
ている。したがって、たとえ食品材料が羊羹のように粘
着質を有していても、食品材料とフィンガ23・23とが付
着してリリース時に食品材料が位置ずれを起すこともな
いのである。
【0027】このように、本実施形態装置にあっては、
従来装置のように火床上で食品材料の載置面だけを焼成
するのではなく、火床4面上を進退往復する押圧鈑5を
当接させて食品側面をも同時に焼成することができるの
で、六面体形状の食品材料Fを一度に3面ずつ焼成する
ことが可能となり、従来品に比して焼成処理能率を大幅
に向上できるのである。
【0028】また、本実施形態装置は、前述したように
楔材6の進退動作を巧みに利用して各対の押圧鈑5・5
を開閉させているので、焼成処理すべき食品材料のサイ
ズが変わった場合にも、この楔材6の進退移動量を変更
するだけで簡単に対応することができ、サイズ変更のた
めに部品交換等を行なう必要も全くない。
【0029】こうして火床4及び押圧鈑5・5により3
面の衣焼成を終えた食品材料Fは、再びマニピュレータ
2によって摘み上げられ、衣液付着機3まで搬送され、
食品材料Fの残り3面に衣液が付けられる(図15〜図22
参照)。
【0030】この際、マニピュレータ2は、図15〜図17
に示すように、そのリスト21を予め90°回旋させた状
態で食品材料Fを摘み上げる。つまり、食品材料Fにお
ける既に焼成された側面部分をフィンガ23・23で挟んで
摘み上げるのである。
【0031】その後、食品材料Fを衣液付着機3まで搬
送し、衣液付着機3の上方位置で、リスト21を逆方向に
90°回旋させると共にフィンガ23・23を180°回転
させることにより、食品材料Fを裏返しすると同時に食
品材料Fの方向を90°回転させる(図18参照)。そし
て、マニピュレータ2を下降させると同時に衣液付着機
3の樋状の付着部材31を衣液中から上昇させて食品材料
Fの下向き端面に衣液を付け(図19参照)、さらに食品
材料Fと付着部材31とを接触させたまま、マニピュレー
タ2を衣液付着機3に対し若干程度、水平往復移動させ
ることによって樋状の付着部材31の両壁面を利用して食
品材料Fの両側面に衣液を付けるのである(図20〜図22
参照)。
【0032】こうして、残りの3面に衣液が付けられた
食品材料Fは、再びマニピュレータ2により火床4まで
搬送され、其処で残り3面の同時焼成が行なわれる(図
23〜図26参照)。
【0033】即ち、各対の押圧鈑5・5が拡開している
ときにマニピュレータ2を下降させて食品材料Fを火床
4面上に載置し(図24参照)、然る後、これら押圧鈑5
・5を食品材料Fへ向けて接近移動させて食品材料Fの
両側面を押圧鈑5・5で挟むことにより(図25参照)、
食品材料Fの下向端面(載置面)を火床4面で焼成する
と同時に押圧鈑5・5で両側面を焼成して、残り3面の
衣焼成を同時に行なうのである。
【0034】このように、本実施形態装置にあっては、
3面ずつ2回分の衣焼成処理だけで六面体形状の和菓子
きんつばを製することができるので、1面ずつ6回の衣
焼成を行わねばならなかった従来品よりも格段に処理能
力を向上できるのである。
【0035】なお、食品全面の衣焼成を終えた食品材料
F(きんつば)は、取出ハンド8により火床4上から取
出コンベヤ9へ搬送されて取り出されるわけであるが、
前述したように、焼成処理を半分終えた段階(図14参
照)で、一旦、取出ハンド8・8…により食品材料Fを
火床4上から取り出してレストテーブル7上に載置し、
焼成処理した部分の冷却を図るようにしても良い。この
場合、レストテーブル7上で食品材料Fの方向を90°
回転させておくようにしても良い。
【0036】本発明の具体例である実施形態は概ね上記
の如く構成されているが、本発明はこの実施形態に限定
されるものではなく『特許請求の範囲』の記載内におい
て、種々の変更が可能である。
【0037】例えば、上記実施形態では、食品の側面を
焼成する押圧鈑5を単に角棒状に形成しているが、これ
に限定されるものではなく、図27及び図28に示すように
この押圧鈑5の食品接触部分に、食品材料(F′、
F″)の側面に所望の塑性変形を付与する型部(51、5
2)を形成することも可能である。このことにより、食
品材料の側面焼成と同時に、これら型部(51、52)によ
る食品材料(F′、F″)の側面の整形も行うことが可
能になる。
【0038】なお、この場合、前記マニピュレータ2の
フィンガ23の摘み面の形状を、これら食品材料(F′、
F″)の側面形状に合わせて変更すれば、食品材料
(F′、F″)の搬送確実性を高めることができること
は勿論のこと、更にマニピュレータ2による食品材料
(F′、F″)のリリースを、押圧鈑5・5で食品材料
を挟む前に行なうことも勿論可能である。
【0039】また、図29及び図30に示すように、この押
圧鈑5の食品接触部分に、スプリング55により付勢され
た状態でストッパ54・54により進退動可能に止着された
緩衝部材53を設けることもできる。このことにより、同
時処理する複数の食品材料F・F…(上記実施形態では
計6つ)の間で、多少のサイズ差があっても緩衝部材53
により確実に側面焼成を行うことが可能になる。
【0040】
【発明の効果】以上、実施形態をもって説明したとお
り、本発明に係る食品の多面焼成装置にあっては、従来
のように火床上で食品材料の載置面だけを焼成するので
はなく、火床面上を進退往復する押圧鈑を接触させて食
品側面をも同時に焼成することができるので、食品材料
を多面同時に焼成することが可能となり、従来よりも格
段に焼成処理能率を向上できる。
【0041】また、本発明の食品多面焼成装置は、食品
側面を焼成する押圧鈑が火床面上を摺動状態で往復移動
するように構成されているので、この高温状態の火床に
よって押圧鈑を十分に加熱することができ、押圧鈑専用
の加熱源を別途設ける必要もなく、構造簡素でコンパク
トな装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の食品多面焼成装置の全体側面図で
ある。
【図2】本実施形態の食品多面焼成装置の全体平面図で
ある。
【図3】同装置の押圧鈑の進退移動機構を説明する部分
破断斜視図である。
【図4】同装置の押圧鈑の進退移動機構を説明する部分
破断斜視図である。
【図5】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図で
ある。
【図6】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図で
ある。
【図7】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図で
ある。
【図8】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図で
ある。
【図9】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図で
ある。
【図10】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図11】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図12】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図13】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図14】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図15】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図16】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図17】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図18】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図19】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図20】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図21】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図22】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図23】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図24】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図25】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図26】同装置の多面焼成動作を説明する要部側面図
である。
【図27】本発明に係る多面焼成装置の押圧鈑の実施変
形例の要部斜視図である。
【図28】本発明に係る多面焼成装置の押圧鈑の実施変
形例の要部斜視図である。
【図29】本発明に係る多面焼成装置の押圧鈑の他の実
施変形例を説明する要部斜視図である。
【図30】本発明に係る多面焼成装置の押圧鈑の他の実
施変形例を説明する要部斜視図である。
【符号の説明】
1 供給コンベヤ 2 マニピュレータ 4 火床 5 押圧鈑 51、52 (押圧鈑の)型部 53 緩衝部材 55 スプリング F 食品材料

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニピュレータ2により食品材料Fを高
    温状態の火床4上に載置して当該食品材料Fの載置面を
    焼成すると共に、 この火床4からの伝熱により加熱された高温状態の押圧
    鈑5を同火床4面上の食品材料Fへ向けて進退させて食
    品材料Fの側面に押し当てることにより前記押圧鈑5が
    当接した食品材料Fの側面を焼成することを特徴とした
    食品の多面焼成方法。
  2. 【請求項2】 マニピュレータ2により食品材料Fを高
    温状態の火床4上に載置して当該食品材料Fの載置面を
    焼成すると共に、 この火床4からの伝熱により加熱された高温状態の少な
    くとも一対の押圧鈑5・5を同火床4面上の食品材料F
    の両側面へ向けて進退させて食品材料Fを両側から挟む
    ように当該食品材料Fの両側面に押し当てることにより
    前記押圧鈑5が当接した食品材料Fの両側面を焼成する
    ことを特徴とした食品の多面焼成方法。
  3. 【請求項3】 押圧面に食品材料の側面に塑性変形を与
    える型部(51、52)を形成した押圧鈑5を食品材料の側
    面へ向けて進退させることにより当該食品材料の側面を
    焼成すると同時に食品材料の側面形状を整形することを
    特徴とした請求項1または請求項2記載の食品の多面焼
    成方法。
  4. 【請求項4】 食品材料Fを摘み上げ、その姿勢を変化
    させながら所定位置に搬送し其処に載置するマニピュレ
    ータ2と;このマニピュレータ2により載置された食品
    材料Fを焼成する火床4と;この火床4からの伝熱によ
    り加熱されながら同火床4面上を食品材料Fへ向けて進
    退往復移動する押圧鈑5と;を備えて成り、 前記火床4上で食品材料Fの載置面を焼成すると共に、
    前記押圧鈑5を食品材料Fの側面に押し当てることによ
    り当該押圧鈑5が当接した食品材料Fの側面を焼成する
    ことを特徴とした食品の多面焼成装置。
  5. 【請求項5】 食品材料Fを摘み上げ、その姿勢を変化
    させながら所定位置に搬送し其処に載置するマニピュレ
    ータ2と;このマニピュレータ2により載置された食品
    材料Fを焼成する火床4と;この火床4からの伝熱によ
    り加熱されながら同火床4面上を食品材料Fへ向けて対
    称的に進退往復移動する少なくとも一対の押圧鈑5・5
    と;を備えて成り、 前記火床4上で食品材料Fの載置面を焼成すると共に、
    前記少なくとも一対の押圧鈑5・5を食品材料Fの両側
    面に押し当てることにより当該押圧鈑5が当接した食品
    材料Fの両側面を焼成することを特徴とした食品の多面
    焼成装置。
  6. 【請求項6】 押圧鈑5の食品接触部分に食品材料の側
    面に所望の塑性変形を付与する型部(51、52)が形成さ
    れていることを特徴とした請求項4または請求項5記載
    の食品の多面焼成装置。
  7. 【請求項7】 押圧鈑5の食品接触部分にスプリング55
    を介して緩衝部材53が設けられていることを特徴とした
    請求項4または請求項5記載の食品の多面焼成装置。
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