JPH10276716A - 醤油の製造方法 - Google Patents
醤油の製造方法Info
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Landscapes
- Soy Sauces And Products Related Thereto (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】大豆と小麦を主原料とする一般の醤油の製造方
法において、該小麦の全てを米に代えて、マイルドな風
味で、しかも旨味に富む淡色な醤油を得る。 【解決手段】澱粉質原料として米類を、蛋白質原料とし
て大豆類を用いる醤油の製造方法において、米類/大豆
類の原料重量配合比が25/75〜40/60となるよ
うに該米類と該大豆類を混和し、以下通常の醤油の製造
方法を行う。
法において、該小麦の全てを米に代えて、マイルドな風
味で、しかも旨味に富む淡色な醤油を得る。 【解決手段】澱粉質原料として米類を、蛋白質原料とし
て大豆類を用いる醤油の製造方法において、米類/大豆
類の原料重量配合比が25/75〜40/60となるよ
うに該米類と該大豆類を混和し、以下通常の醤油の製造
方法を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大豆と小麦を主原
料とする通常の醤油の製造方法において、該小麦の全て
を米に代えて、風味がマイルドで、しかも旨味に富む淡
色な醤油を得る、醤油の製造方法に関する。
料とする通常の醤油の製造方法において、該小麦の全て
を米に代えて、風味がマイルドで、しかも旨味に富む淡
色な醤油を得る、醤油の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】醤油は一般に蒸煮した大豆(脱脂加工大
豆を含む)と炒煎割砕した小麦を、原料重量比でほぼ5
0対50(以下50/50と表現する)となるように配
合し、これに種麹菌を接種し製麹を行って醤油麹を得、
これを食塩水と混和して醤油諸味を得て、これを発酵熟
成し、圧搾して、清澄な液体部分を採取することにより
得られる。このように、一般に醤油は、大豆と小麦を主
たる原料とし、アミノ酸を主体とする旨味に富んだ調味
料であるが、塩辛く、色調が濃いため、近年の消費者の
マイルドな風味を有し淡色な醤油を希望する嗜好にそわ
ない欠点を有する。このため、上記一般の醤油の製造方
法において、小麦の一部を米に代える方法及び小麦の全
てを米で代替する方法が検討された。しかしながら、前
者の場合は淡色な醤油を得ることはできるがマイルドな
風味の醤油を得ることはできない。また後者の場合は、
マイルドな風味で淡色な醤油を得ることはできるが、旨
味に富む醤油が得られない欠点を有する。
豆を含む)と炒煎割砕した小麦を、原料重量比でほぼ5
0対50(以下50/50と表現する)となるように配
合し、これに種麹菌を接種し製麹を行って醤油麹を得、
これを食塩水と混和して醤油諸味を得て、これを発酵熟
成し、圧搾して、清澄な液体部分を採取することにより
得られる。このように、一般に醤油は、大豆と小麦を主
たる原料とし、アミノ酸を主体とする旨味に富んだ調味
料であるが、塩辛く、色調が濃いため、近年の消費者の
マイルドな風味を有し淡色な醤油を希望する嗜好にそわ
ない欠点を有する。このため、上記一般の醤油の製造方
法において、小麦の一部を米に代える方法及び小麦の全
てを米で代替する方法が検討された。しかしながら、前
者の場合は淡色な醤油を得ることはできるがマイルドな
風味の醤油を得ることはできない。また後者の場合は、
マイルドな風味で淡色な醤油を得ることはできるが、旨
味に富む醤油が得られない欠点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、大豆と小麦
を主原料とする一般の醤油の製造方法において、該小麦
の全てを米に代えて、マイルドな風味を有し、しかも旨
味に富む淡色な醤油を得ることを目的とする。
を主原料とする一般の醤油の製造方法において、該小麦
の全てを米に代えて、マイルドな風味を有し、しかも旨
味に富む淡色な醤油を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究した結果、澱粉質原料の米類
と蛋白質原料の大豆類との原料重量配合比を25/75
〜40/60とすることにより、マイルドな風味を有
し、しかも旨味に富む淡色な醤油が得られることを知
り、この知見に基づいて本発明を完成した。すなわち、
本発明は澱粉質原料として米類を、蛋白質原料として大
豆類を用いる醤油の製造方法において、米類/大豆類の
原料重量配合比が25/75〜40/60であることを
特徴とする醤油の製造方法である。
を解決するために鋭意研究した結果、澱粉質原料の米類
と蛋白質原料の大豆類との原料重量配合比を25/75
〜40/60とすることにより、マイルドな風味を有
し、しかも旨味に富む淡色な醤油が得られることを知
り、この知見に基づいて本発明を完成した。すなわち、
本発明は澱粉質原料として米類を、蛋白質原料として大
豆類を用いる醤油の製造方法において、米類/大豆類の
原料重量配合比が25/75〜40/60であることを
特徴とする醤油の製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。先
ず、本発明で用いる米類としては、精白米、未熟米、死
米、被害米、玄米、破砕精米、米粉、白糠等の一種又は
二種以上が挙げられる。
ず、本発明で用いる米類としては、精白米、未熟米、死
米、被害米、玄米、破砕精米、米粉、白糠等の一種又は
二種以上が挙げられる。
【0006】これらは、膨化、蒸煮、焙炒、又は炒煎等
の加熱による変性を行った後使用される。市販のα化処
理米、パフ化米、アルファ−米等は加熱変性を行うこと
なくそのままで、あるいは必要により割砕、粉砕して使
用される。
の加熱による変性を行った後使用される。市販のα化処
理米、パフ化米、アルファ−米等は加熱変性を行うこと
なくそのままで、あるいは必要により割砕、粉砕して使
用される。
【0007】次に、本発明で用いる大豆類としては、通
常の加熱変性した大豆(適度に吸水した大豆、脱脂大豆
等を通常の醤油醸造法に従い煮熟、蒸煮したもの)、あ
るいは飽和水蒸気処理、過熱水蒸気処理などにより膨化
処理したものが挙げられる。
常の加熱変性した大豆(適度に吸水した大豆、脱脂大豆
等を通常の醤油醸造法に従い煮熟、蒸煮したもの)、あ
るいは飽和水蒸気処理、過熱水蒸気処理などにより膨化
処理したものが挙げられる。
【0008】上記米類と大豆類の配合は、原料重量比で
25/75〜40/60となるように配合することが重
要である。すなわち、米類と大豆類の配合において、米
類の配合比が上記下限値25より少ない場合は、淡色な
醤油を得ることができなくなり、反対に上記上限値40
より多い場合は、旨味に富んだ醤油を得ることができな
い。例えば、米類と大豆類の配合が原料重量換算で50
/50の場合は、マイルドな風味で淡色な醤油を得るこ
とはできるが、旨味に富む醤油を得ることができない。
25/75〜40/60となるように配合することが重
要である。すなわち、米類と大豆類の配合において、米
類の配合比が上記下限値25より少ない場合は、淡色な
醤油を得ることができなくなり、反対に上記上限値40
より多い場合は、旨味に富んだ醤油を得ることができな
い。例えば、米類と大豆類の配合が原料重量換算で50
/50の場合は、マイルドな風味で淡色な醤油を得るこ
とはできるが、旨味に富む醤油を得ることができない。
【0009】本発明は、米類/大豆類の原料重量配合比
が25/75〜40/60であることを特徴とし、その
他の処理は、通常の醤油の製造方法に従って行われる。
すなわち、加熱変性(例えば蒸煮)した大豆(脱脂加工
大豆を含む)と加熱変性(例えば、蒸煮又はアルファ−
化)した米類を、上記配合割合となるように混和し、こ
れに種麹菌を接種し製麹を行って醤油麹を得、これを8
〜20の仕込み水となるように食塩水と混和して醤油諸
味を得、これに必要に応じて醤油乳酸菌、醤油酵母を適
量添加して3〜12ヵ月発酵熟成を行い、圧搾して、清
澄な液体部分を採取し、火入れ等を行うことにより得ら
れる。以下、実施例を示して本発明を更に具体的に説明
する。
が25/75〜40/60であることを特徴とし、その
他の処理は、通常の醤油の製造方法に従って行われる。
すなわち、加熱変性(例えば蒸煮)した大豆(脱脂加工
大豆を含む)と加熱変性(例えば、蒸煮又はアルファ−
化)した米類を、上記配合割合となるように混和し、こ
れに種麹菌を接種し製麹を行って醤油麹を得、これを8
〜20の仕込み水となるように食塩水と混和して醤油諸
味を得、これに必要に応じて醤油乳酸菌、醤油酵母を適
量添加して3〜12ヵ月発酵熟成を行い、圧搾して、清
澄な液体部分を採取し、火入れ等を行うことにより得ら
れる。以下、実施例を示して本発明を更に具体的に説明
する。
【0010】
(実施例1) (米/大豆の配合比が35/65である醤油の製造例)
精白米を高温度に加熱した砂と共に接触させつつ炒煎
し、α化した後割砕し、炒煎割砕米を得た。一方、一
晩、水浸漬し、水切りした膨潤大豆をオートクレーブに
入れ、飽和水蒸気で5分間、加圧(2kg/cm2・
G)蒸煮し、蒸煮丸大豆を得た。次いで、上記米類/大
豆類の原料重量配合比が35/65となるように均一に
混和し、これに麹菌を接種し、湿度95%、温度30℃
で、42時間製麹し、醤油麹を得た。次に食塩濃度23
%の食塩水を仕込水として用いて、これに上記で得られ
た醤油麹を12水の割合で仕込み、以下15〜30℃、
6ヵ月発酵熟成を行い、圧搾して本発明の醤油を得た。
精白米を高温度に加熱した砂と共に接触させつつ炒煎
し、α化した後割砕し、炒煎割砕米を得た。一方、一
晩、水浸漬し、水切りした膨潤大豆をオートクレーブに
入れ、飽和水蒸気で5分間、加圧(2kg/cm2・
G)蒸煮し、蒸煮丸大豆を得た。次いで、上記米類/大
豆類の原料重量配合比が35/65となるように均一に
混和し、これに麹菌を接種し、湿度95%、温度30℃
で、42時間製麹し、醤油麹を得た。次に食塩濃度23
%の食塩水を仕込水として用いて、これに上記で得られ
た醤油麹を12水の割合で仕込み、以下15〜30℃、
6ヵ月発酵熟成を行い、圧搾して本発明の醤油を得た。
【0011】(実施例2) (米/大豆の配合比が25/75である醤油の製造例)
実施例1の醤油の製造例において、米類/大豆類の原料
重量配合比を25/75とする、以外は全く同様にして
本発明の醤油を得た。
実施例1の醤油の製造例において、米類/大豆類の原料
重量配合比を25/75とする、以外は全く同様にして
本発明の醤油を得た。
【0012】(比較例) (米/大豆の配合比が50/50である醤油の製造例)
実施例1の醤油の製造例において、米/大豆の原料重量
配合比を50/50とする、以外は全く同様にして比較
例の醤油を得た。
実施例1の醤油の製造例において、米/大豆の原料重量
配合比を50/50とする、以外は全く同様にして比較
例の醤油を得た。
【0013】(対照例) (小麦/大豆の配合比が50/50である醤油の製造
例)上記実施例1の本発明の醤油の製造例において、
「精白米を高温度に加熱した砂と共に接触させつつ炒煎
し、α化した後割砕し、得た炒煎割砕米」に代えて、
「小麦を高温度に加熱した砂と共に接触させつつ炒煎し
α化した後、割砕し、得た炒煎割砕小麦」を用い、ま
た、麦/大豆の原料重量配合比を50/50とする以外
は全く同様にして、対照の醤油を得た。
例)上記実施例1の本発明の醤油の製造例において、
「精白米を高温度に加熱した砂と共に接触させつつ炒煎
し、α化した後割砕し、得た炒煎割砕米」に代えて、
「小麦を高温度に加熱した砂と共に接触させつつ炒煎し
α化した後、割砕し、得た炒煎割砕小麦」を用い、ま
た、麦/大豆の原料重量配合比を50/50とする以外
は全く同様にして、対照の醤油を得た。
【0014】上記実施例1、実施例2、比較例及び対照
例で得られた各種醤油について、財団法人、日本醤油研
究所の「しょうゆ試験法」により成分の分析を行い、ま
た上記各種醤油を通常の火入れを行った後官能検査を行
った。なお、官能検査については識別能力を有する10
名のパネラ−により行ない、実施例1、実施例2及び比
較例で得られた各種醤油について、対照例で得られた醤
油(対照)と比較し、醤油特有の香り及び旨味につい
て、差がないを「0」、やや差があるを「1」、差があ
るを「2」と評価し、対照に較べて優れている場合は
「+」、劣る場合を「−」として、その平均値を示し
た。また総合評価として、マイルドな風味(マイルド
度)で旨味に富む順に順位法にて評価を行い順位和で表
示した。これらの結果をそれぞれ表1、表2に示す。
例で得られた各種醤油について、財団法人、日本醤油研
究所の「しょうゆ試験法」により成分の分析を行い、ま
た上記各種醤油を通常の火入れを行った後官能検査を行
った。なお、官能検査については識別能力を有する10
名のパネラ−により行ない、実施例1、実施例2及び比
較例で得られた各種醤油について、対照例で得られた醤
油(対照)と比較し、醤油特有の香り及び旨味につい
て、差がないを「0」、やや差があるを「1」、差があ
るを「2」と評価し、対照に較べて優れている場合は
「+」、劣る場合を「−」として、その平均値を示し
た。また総合評価として、マイルドな風味(マイルド
度)で旨味に富む順に順位法にて評価を行い順位和で表
示した。これらの結果をそれぞれ表1、表2に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】表1、2の結果より、本発明の醤油はマイ
ルドな風味で、しかも旨味に富む淡色な醤油であること
が判る。
ルドな風味で、しかも旨味に富む淡色な醤油であること
が判る。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、マイルドな風味で、し
かも旨味に富む淡色な醤油を得ることができる。
かも旨味に富む淡色な醤油を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 修三 千葉県野田市野田339番地 キッコーマン 株式会社内 (72)発明者 橋本 彦尭 千葉県野田市野田339番地 キッコーマン 株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】澱粉質原料として米類を、蛋白質原料とし
て大豆類を用いる醤油の製造方法において、米類/大豆
類の原料重量配合比が25/75〜40/60であるこ
とを特徴とする醤油の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9100830A JPH10276716A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 醤油の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9100830A JPH10276716A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 醤油の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10276716A true JPH10276716A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14284245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9100830A Pending JPH10276716A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 醤油の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10276716A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009081495A1 (ja) | 2007-12-26 | 2009-07-02 | Kikkoman Corporation | 澱粉質原料としてα化玄米を用いる醤油の製造法 |
| CN112042919A (zh) * | 2019-06-06 | 2020-12-08 | 张红 | 一种保健酱油和其副产调味酱及制备方法 |
| CN113575914A (zh) * | 2021-08-05 | 2021-11-02 | 长沙老谭味道食品有限公司 | 一种白酱油及其制备方法 |
-
1997
- 1997-04-04 JP JP9100830A patent/JPH10276716A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009081495A1 (ja) | 2007-12-26 | 2009-07-02 | Kikkoman Corporation | 澱粉質原料としてα化玄米を用いる醤油の製造法 |
| US20100278969A1 (en) * | 2007-12-26 | 2010-11-04 | Kikkoman Corporation | Process for producing soy sauce using gelatinized brown rice as starch material |
| CN101909465A (zh) * | 2007-12-26 | 2010-12-08 | 龟甲万株式会社 | 使用α化糙米作为淀粉质原料的酱油的制造法 |
| JP5271276B2 (ja) * | 2007-12-26 | 2013-08-21 | キッコーマン株式会社 | 澱粉質原料としてα化玄米を用いる醤油の製造法 |
| CN112042919A (zh) * | 2019-06-06 | 2020-12-08 | 张红 | 一种保健酱油和其副产调味酱及制备方法 |
| CN113575914A (zh) * | 2021-08-05 | 2021-11-02 | 长沙老谭味道食品有限公司 | 一种白酱油及其制备方法 |
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