JPH10276868A - シート用クッション体およびその製造方法 - Google Patents

シート用クッション体およびその製造方法

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JPH10276868A
JPH10276868A JP8368697A JP8368697A JPH10276868A JP H10276868 A JPH10276868 A JP H10276868A JP 8368697 A JP8368697 A JP 8368697A JP 8368697 A JP8368697 A JP 8368697A JP H10276868 A JPH10276868 A JP H10276868A
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cushion
fiber mat
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Daisuke Susa
大輔 須佐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体圧分布に応じたクッション性を得ることが
可能なシート用クッション体を提供する。 【解決手段】 クッション体1は、内部に厚さ方向に延
びる複数の筒状セル2を有する繊維マット3と、各筒状
セル2内に浸透するように繊維マット3に付与して硬化
させた軟質弾性体4とよりなる。軟質弾性体4の付与量
はシート13における体圧分布に応じて変化している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート用クッション
体、特に、シートおよびシートバックの少なくとも一方
に用いられるクッション体およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、硬さの異なる複数の素材を用いて
部分的にクッション性を変えたシート用クッション体が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のク
ッション体は、クッション性の変化範囲が比較的狭く、
そのため体圧分布に応じたクッション性を得ることが困
難である。また複数の素材を用いることから材料費が嵩
むと共に製造工程が複雑となり、クッション体の製造コ
ストが高い、という問題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は体圧分布に応じ
たクッション性を得ることが可能であり、且つ製造コス
トを低減し得る前記クッション体を提供することを目的
とする。
【0005】前記目的を達成するため本発明によれば、
シートおよびシートバックの少なくとも一方に用いられ
るシート用クッション体であって、内部に厚さ方向に延
びる複数の筒状セルを有する繊維マットと、前記筒状セ
ル内に浸透するように前記繊維マットに付与して硬化さ
せた軟質弾性体とよりなり、前記シートおよびシートバ
ックの少なくとも一方における体圧分布に応じて前記軟
質弾性体の付与量を変化させたシート用クッション体が
提供される。
【0006】繊維マットに対する軟質弾性体の付与量を
変化させると、クッション体のクッション性が変化す
る。そこで、体圧分布に応じて軟質弾性体の付与量を変
化させれば、体圧分布に応じた最適なクッション性を得
ることが可能である。
【0007】また各セル内には、軟質弾性体よりなる柱
状体が形成されると共にその柱状体の周囲にはセルを形
成する隔壁と軟質弾性体とよりなる複合体が存在するの
で、クッション体はその厚さ方向と直交する方向におい
て形状保持性を発揮し、これによりクッション体の使用
に伴って発生するクリープ等の弊害を軽減することがで
きる。
【0008】さらに、使用する軟質弾性体は一種のみで
よく、これは製造工程の簡素化をもたらす。これにより
クッション体の製造コストを低減することができる。
【0009】本発明は前記クッション体を容易に量産し
得る前記製造方法を提供することを目的とする。
【0010】前記目的を達成するため本発明によれば、
複数のノズルと、各ノズルに設けられた開閉弁とを有す
る射出機を用いて、未硬化の前記軟質弾性体を前記繊維
マットに付与するクッション体の製造方法が提供され
る。
【0011】前記射出機によれば、繊維マットに対する
軟質弾性体の付与を効率良く行うと共に開閉弁の開放時
間を調節することにより軟質弾性体の付与量を容易に変
化させることが可能である。これにより前記クッション
体を容易に量産することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜3において、車両用バケッ
ト型シートに用いられるクッション体1は、内部に厚さ
方向に延びる複数の筒状セル2を有する繊維マット3
と、それら筒状セル2内に浸透するように繊維マット3
に付与して硬化させた軟質弾性体4とよりなる。
【0013】繊維マット3としては、ポリエステル、ナ
イロン等の合成繊維を用いて編成または製織されたもの
であって、図3に明示するように、第1層5と、それと
対向する第2層6とそれら両層5,6間を繋ぐと共に複
数の筒状セル2を形成する隔壁7とよりなる三次元構造
体が適している。
【0014】この場合、軟質弾性体4の付与量は、繊維
マット3全体に亘り一定ではなく変化させてある。
【0015】例えば、図4(a)に示すように、第1ク
ッション部81 では軟質弾性体4が各筒状セル2一杯に
充填されている。また図4(b)に示すように、第2ク
ッション部82 では、第1クッション部81 と同一構造
のもの9の受圧面10側に、軟質弾性体4よりなる複数
の突起11が設けられている。さらに図4(c)に示す
ように、第3クッション部83 では、第1クッション部
1 と同一構造のもの9の受圧面10側に軟質弾性体4
のみからなる積層部12が設けられ、その積層部12の
表面に、軟質弾性体4よりなる複数の突起11が設けら
れている。
【0016】図5は、第1〜第3クッション部81 〜8
3 における荷重とストローク(縮み量)との関係を示
す。図5において、線L1 〜L3 はそれぞれ第1〜第3
クッション部81 〜83 に該当し、また線L4 は軟質弾
性体4のみからなるものに該当する。図5より、同一ス
トロークに対する荷重は第1〜第3クッション部81
3 の順に低くなり、軟質弾性体4のみの場合が最低と
なる。つまり、各クッション部81 〜83 のばね性につ
いては、第1クッション部81 >第2クッション部82
>第3クッション部83 の関係が成立する。第3クッシ
ョン部83 の変形例として積層部12の厚さを変化させ
たものを挙げることができ、この場合、積層部12の厚
さが厚くなる程ばね性が低くなる。
【0017】このように、繊維マット3に対して軟質弾
性体4の付与量を変化させることにより、各クッション
部81 〜83 のクッション性を変化させることができ
る。これに基づいて、軟質弾性体4の付与量をシートに
おける体圧分布に応じて変化させる。
【0018】図6はシート13における体圧分布図であ
り、図7(a)は図6、a−a線上における、シート1
3とダミー14との関係を示し、図7(b)はクッショ
ン体1の断面図で、図6、b−b線断面図に相当する。
【0019】図7(b)において、クッション体1の前
後方向構造について言えば、最大荷重が作用する部分、
つまりダミー14の臀部15の支持部分は第1クッショ
ン部81 より構成され、その前側には第2,第3,第2
および第3クッション部82,83 ,82 ,83 が順次
配置される。また第1クッション部81 の後側には第2
および第3クッション部82 ,83 が順次配置される。
【0020】つまり、原則的には荷重の最も高い部分に
第1クッション部81 が配置され、その荷重減少に伴い
ばね性の低いクッション部が配置される。
【0021】ただし、膝部16の支持部分は荷重が最も
低いにもかかわらずばね性の高い第2クッション部82
が配置されている。これは、第1クッション部81 との
協働で、臀部15の座りを安定化するためである。
【0022】前記のように構成することにより、クッシ
ョン体1において体圧分布に応じたクッション性を得る
ことができる。
【0023】図8は他の実施例を示し、同図(a),
(b)は図7(a),(b)にそれぞれ対応する。この
クッション体1において、繊維マット3としては前記の
ものよりも厚いものが用いられ、また部分的に空隙17
が存在する。この場合、軟質弾性体4の付与量が多い程
ばね性が高い。したがって図8(b)において、図7
(b)と同一のクッション部には同一符号を付す。クッ
ション体1の外周部は第1クッション部81 より枠状に
構成される。なお、軟質弾性体4の量を図8(b)鎖線
示のように連続的に変化させることも可能である。
【0024】図9に示す射出機18は、クッション体1
を製造すべく、繊維マット3に未硬化の軟質弾性体4を
付与するために用いられる。その射出機18は、軸線を
上下方向に向け、且つスクリュ19を有する射出シリン
ダ20と、射出シリンダ20の下部シリンダヘッド21
に連なる分配ボックス22と、分配ボックス22の下面
に取付けられた複数のノズル23と、各ノズル23に設
けられた開閉弁24とを備えている。射出シリンダ2
0、分配ボックス22および各ノズル23にはそれぞれ
ヒータ(図示せず)が設けられている。
【0025】射出機18は上下、左右方向に移動自在で
あり、また各ノズル23を繊維マット3の第1または第
2層5,6に刺通すことができる。さらに各開閉弁24
はコンピュータによりその開放時間を調節され、これに
より繊維マット3への各ノズル23による未硬化の軟質
弾性体4の付与量が制御される。
【0026】未硬化の軟質弾性体4の付与は、図7
(b)の例では上方から行われ、また図8(b)の例で
はその繊維マット3の下面を上方に向けた状態において
上方から、つまり空隙17が存する側から行われる。
【0027】軟質弾性体4としては、弾性効果を有する
熱可塑性素材が用いられる。その未硬化の素材の硬度域
は、アスカーC硬度で0〜70程度またはJIS A硬
度で40以下が適当である。 〔実施例〕縦300mm、横300mm、厚さ5mm、筒状セ
ル2の直径5〜10mmのポリエステル製繊維マットを用
意した。また未硬化の軟質弾性体として、アスカーC硬
度40のコスモゲルMC04(商品名、コスモ計器社
製)を用意した。コスモゲルMC04を射出機18に装
入し、また繊維マット3を金型内に設置して作業を行
い、図7(b)に示したものと同様のクッション体1を
製造した。
【0028】なお、本発明はシートに限らず、シートバ
ックにも適用される。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、前記のように構成する
ことによって、体圧分布に応じた最適なクッション性
と、良好な形状維持性とを備え、且つ製造コストの安価
なシート用クッション体を提供することができる。
【0030】また本発明によれば、前記クッション体を
容易に量産し得る製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クッション体の斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】繊維マットの要部斜視図である。
【図4】クッション体の各部の構造を示す断面図であ
る。
【図5】ストロークと荷重との関係を示すグラフであ
る。
【図6】シートにおける体圧分布図である。
【図7】(a)は図6、a−a線上におけるシートとダ
ミーとの関係を示す説明図、(b)はクッション体の一
例の断面図で、図6、b−b線断面図に相当する。
【図8】(a)は図6、a−a線上におけるシートとダ
ミーとの関係を示す説明図、(b)はクッション体の他
例の断面図で、図6、b−b線断面図に相当する。
【図9】射出機の概略図である。
【符号の説明】
1 クッション体 2 筒状セル 3 繊維マット 4 軟質弾性体 13 シート 18 射出機 23 ノズル 24 開閉弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート(13)およびシートバックの少
    なくとも一方に用いられるシート用クッション体(1)
    であって、内部に厚さ方向に延びる複数の筒状セル
    (2)を有する繊維マット(3)と、前記筒状セル
    (2)内に浸透するように前記繊維マット(3)に付与
    して硬化させた軟質弾性体(4)とよりなり、前記シー
    ト(13)およびシートバックの少なくとも一方におけ
    る体圧分布に応じて前記軟質弾性体(4)の付与量を変
    化させたことを特徴とするシート用クッション体。
  2. 【請求項2】 内部に厚さ方向に延びる複数の筒状セル
    (2)を有する繊維マット(3)と、前記筒状セル
    (2)内に浸透するように前記繊維マット(3)に付与
    して硬化させた軟質弾性体(4)とよりなり、シート
    (13)およびシートバックの少なくとも一方に用いら
    れるシート用クッション体(1)を製造するに当り、複
    数のノズル(23)と、各ノズル(23)に設けられた
    開閉弁(24)とを有する射出機(18)を用いて、未
    硬化の前記軟質弾性体(4)を前記繊維マット(3)に
    付与することを特徴とするシート用クッション体の製造
    方法。
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CN103142063A (zh) * 2013-03-29 2013-06-12 周升忠 具有非金属弹力件的床垫

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EP1269892A2 (en) 2001-06-22 2003-01-02 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Body pressure disperse-type seat
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